JP2014227287A - エレベーター制御装置およびエレベーター制御方法 - Google Patents

エレベーター制御装置およびエレベーター制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】他階からの戸閉操作を可能にし、エレベーター全体の運転効率の向上を図る。【解決手段】かご20内および乗降客を撮影するかご内カメラ4と、各階の乗場に設置され、かご内カメラ4で撮影した映像を表示する乗場設置モニター5と、各階の乗場に設置され、他階で戸開停止しているかご20に対する戸閉指示が入力される特設戸閉釦6と、特設戸閉釦6に対して戸閉指示の入力があったときに、エレベーター制御部2から取得したエレベーターの運行状況に関する情報に基づいて、特設戸閉釦6に入力された戸閉指示が有効か否かを判定し、有効であると判定した場合には、かご20上の戸開閉制御部3に対してエレベーター扉の戸閉を指令し、一方、有効でないと判定した場合には、特設戸閉釦6の戸閉指示を無効にする戸開閉管理部1を備えている。【選択図】図1

Description

この発明はエレベーター制御装置およびエレベーター制御方法に関し、特に、戸閉動作を促進させるエレベーター制御装置およびエレベーター制御方法に関する。
従来のエレベーター装置において、ドア開放時間を調整することで、エレベーター全体の運行効率を向上させることが提案されている(例えば、特許文献1,2参照)。
特許文献1では、乗場に設けた乗場釦の近傍に戸閉釦を設けると共に、かご内の適切な位置に戸閉釦を設け、乗場に設けられた戸閉釦とかご内に設けた戸閉釦を戸開閉制御装置に接続し、乗場及びかご内から戸を閉めるがことができるようにして、エレベーター全体の運転効率を向上させるという構成になっている。
特許文献2では、乗りかごがドア開放時に所定時間を経過すると自動的にドア閉を行うドア開閉制御手段を備えたエレベーター制御システムにおいて、乗りかごのサービス停止階における乗降人数に基づいてその階での予測乗降時間を算出する手段を備え、算出した予測乗降時間に応じてドア開閉制御手段の所定時間の長さを調整する構成になっている。
特開平9−208163号公報 特開2009−215040号公報
特許文献1に記載の従来装置では、かご停止階設置の戸閉釦のみが有効という構成と成っていることから、かごから降車した人が戸閉釦を操作しない場合、所定時間経過しないと戸が閉まらないため、他階から乗車する人は待たされてしまうという問題点があった。
特許文献2に記載の従来装置では、戸閉釦がかご内のみに設置されているという構成と成っていることから、かごから降車する人が、降りる間際に戸閉釦を操作しない限り、所定時間経過しないと戸が閉まらないため、他階から乗車する人は待たされてしまうという問題点があった。また、降りる間際に、かごから降車する人が、かご内の戸閉釦を押すという操作は、操作がしづらいだけでなく、降車する人にドアがぶつかる場合も想定でき、操作性があまり良くないという問題点があった。
この発明は、かかる問題点を解決するためになされたもので、他階からの戸閉操作を可能にして、エレベーターの待ち時間を短縮し、エレベーター全体の運転効率の向上を図るエレベーター制御装置およびエレベーター制御方法を得ることを目的とする。
この発明は、エレベーターの運行状況に関する情報を取得する運行情報取得部と、かご内に設置され、前記かご内および乗降するエレベーター利用客を撮影するかご内カメラと、各階の乗場に設置され、前記かご内カメラで撮影した映像を表示する乗場設置モニターと、各階の乗場に設置され、他階で戸開停止している前記かごに対する戸閉指示が入力される特設戸閉釦と、前記かごに設置され、エレベーター扉の開閉動作を制御する戸開閉制御部と、前記特設戸閉釦に対して前記戸閉指示の入力があったときに、前記運行情報取得部により取得した前記エレベーターの運行状況に関する情報に基づいて、前記特設戸閉釦に入力された前記戸閉指示が有効か否かを判定し、有効であると判定した場合には、前記戸開閉制御部に対してエレベーター扉の戸閉を指令し、有効でないと判定した場合には、前記特設戸閉釦に入力された前記戸閉指示を無効にする判定部とを備えたエレベーター制御装置である。
この発明は、エレベーターの運行状況に関する情報を取得する運行情報取得部と、かご内に設置され、前記かご内および乗降するエレベーター利用客を撮影するかご内カメラと、各階の乗場に設置され、前記かご内カメラで撮影した映像を表示する乗場設置モニターと、各階の乗場に設置され、他階で戸開停止している前記かごに対する戸閉指示が入力される特設戸閉釦と、前記かごに設置され、エレベーター扉の開閉動作を制御する戸開閉制御部と、前記特設戸閉釦に対して前記戸閉指示の入力があったときに、前記運行情報取得部により取得した前記エレベーターの運行状況に関する情報に基づいて、前記特設戸閉釦に入力された前記戸閉指示が有効か否かを判定し、有効であると判定した場合には、前記戸開閉制御部に対してエレベーター扉の戸閉を指令し、有効でないと判定した場合には、前記特設戸閉釦に入力された前記戸閉指示を無効にする判定部とを備えたエレベーター制御装置であるので、他階からの戸閉操作を可能にして、エレベーターの待ち時間を短縮し、エレベーター全体の運転効率の向上を図ることができる。
この発明の実施の形態1に係るエレベーター制御装置の構成を示す構成図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベーター制御装置が設けられたエレベーター装置全体の構成を模式的に示した模式図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベーター制御装置の動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態2に係るエレベーター制御装置の構成を示す構成図である。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係るエレベーター制御装置の構成を示す図である。また、図2はこの発明の実施の形態1に係るエレベーター制御装置が設けられたエレベーター装置全体の構成を模式的に示した図である。
図1,2に示すように、かご20が昇降するエレベーターの昇降路の上部に、戸開閉管理部1とエレベーター制御部2とが設けられている。また、かご20上には、エレベーター扉の開閉を行う戸開閉制御部3が設けられている。戸開閉管理部1は、エレベーターの運行状況を管理するエレベーター制御部2からエレベーターの運行に関する情報を取得して、当該情報に基づいて、エレベーター扉の戸開閉を行うか否かを決定し、かご20上に設けられた戸開閉制御部3に対して、戸開閉指令を出力する。戸開閉制御部3は戸開閉指令に合わせてエレベーター扉を開閉する。
また、かご20内には、かご内カメラ4と、行先釦7と、戸開釦および戸閉釦からなる戸開閉釦13とが、設けられている。かご内カメラ4は、かご20内に設けられ、かご20内および乗降するエレベーター利用客を撮影するためのカメラである。従って、かご内カメラ4の撮影範囲は、かご20内だけでなく、停止階の乗場21の扉付近も含む。行先釦7は、図2に示すように、各階に対応した複数の登録釦から構成され、エレベーター利用客が行先階に対応する登録釦を押釦して、希望する行先階を登録するための釦である。以下、当該登録を行うことを「かご呼び」と呼ぶこととする。「かご呼び」は、エレベーター制御部2に登録され、エレベーター制御部2は、当該登録に基づいて、エレベーターの運行を行う。また、戸開閉釦13は、エレベーター利用客が戸開釦か戸閉釦のいずれか一方の釦を押釦することにより、エレベーター扉の開閉を指示するための釦である。
また、乗場21には、乗場設置モニター5と特設戸閉釦6と乗場釦8とが設けられている。乗場釦8は、図2に示すように、エレベーターの移動方向を示す上方向釦と下方向釦の2つから構成され、乗場21でエレベーターを待つエレベーター利用客30が、希望する行先方向の釦を押釦することにより、希望する行先方向へ移動するかごを呼ぶための登録を行うための釦である。以下、当該登録を行うことを「乗場呼び」と呼ぶこととする。「乗場呼び」は、エレベーター制御部2に登録され、エレベーター制御部2は、当該登録に基づいて、エレベーターの運行を行う。また、かご停止階においては、かご20の戸開状態時、および、戸閉動作中(戸閉動作開始後で、戸閉動作完了前)に、乗場釦8が押釦された場合には、当該押釦操作は、戸開閉管理部1により、エレベーター利用客による戸開操作と認識される。また、乗場設置モニター5は、特設戸閉釦6と乗場釦8の近傍に設置され、かご内カメラ4で撮影された映像を表示するためのモニターである。また、特設戸閉釦6は、乗場設置モニター5および乗場釦8の近傍に設置され、乗場21のエレベーター利用客30が、他階で戸開停止中のエレベーターの扉を閉めるために押釦する釦である。当該押釦により、戸閉指示が入力される。
さらに、本実施の形態1においては、図1に示すように、かご20に、かご内荷重検出器等から構成された、かご20内のエレベーター利用客の有無を検出するためのかご内乗客検出装置9を設けられている。また、各階の乗場21に、乗場センサまたは乗場カメラ等から構成された、当該乗場21のエレベーター利用客の有無を検出するための乗場待客検出装置10が設けられている。
次に、動作について説明する。
本実施の形態1に係るエレベーター制御装置は、以上のように構成されているので、乗場21でエレベーターを待っているエレベーター利用客30は、乗場設置モニター5に表示された映像から、他階で戸開停止しているエレベーターのかご20内の状態および乗降客の様子を確認して、乗場21に設置される特設戸閉釦6を押すことができる。すなわち、図3を例にして説明すると、5階で戸開停止しているエレベーターのかご20内に設置されたかご内カメラ4は、かご20内および5階の乗場21の扉付近を撮影し、かご20内の状態や乗降客の様子を示す映像を各階の乗場設置モニター5に送信する。各階の乗場設置モニター5は、当該映像をモニター画面に映す。このとき、例えば3階でエレベーターを待っているエレベーター利用客30は、3階に設置された乗場設置モニター5の映像から、5階に停止しているかご20のかご内の状態および乗降客の様子を確認して、乗降客がいないと判断した場合に、3階の乗場21に設置された特設戸閉釦6を押釦する。なお、当然のことながら、他の階でも同様に、特設戸閉釦6の操作を行うことができる。特設戸閉釦6は操作されると、戸開閉管理部1に、戸閉要求信号を出力する。戸開閉管理部1は、これを受けると、エレベーター制御部2からのエレベーターの運行状況に関する情報に基づいて、特設戸閉釦6からの戸閉要求の有効/無効を判定する。ここで、エレベーターの運行状況に関する情報とは、かご20内の戸開閉釦13のうちの戸開釦の操作の有無、および、かご停止階の乗場釦8の操作の有無の情報が含まれる。すなわち、戸開閉管理部1は、かご20内のエレベーター利用客がかご20内の戸開閉釦13の戸開釦が操作して戸開操作を行っているか、および、停止階の乗場21にいるエレベーター利用客が乗場釦8を操作して戸開操作を行っているか、を判定し、少なくともそのいずれか一方の場合には、戸開閉管理部1は、当該かご停止階でエレベーター利用客が乗降中であると判断し、乗降時のドアへの接触または挟まれ等を防止する目的で、特設戸閉釦6からの戸閉要求を無効にする。すなわち、かご停止階のエレベーター利用客の戸開操作が、特設戸閉釦6からの戸閉要求よりも優先される。
また、エレベーターの運行状況に関する情報として、かご20内の行先釦7によるかご呼び登録の有無、および、乗場21の乗場釦8によるかご停止階の乗場呼びの登録の有無の情報を用いてもよい。すなわち、かご20内の行先釦7によるかご呼び登録が現在あるということは、それを登録したエレベーター利用客がかご20内にいると判断することができる。また、かご停止階で乗場呼びが登録されているということは、それを登録したエレベーター利用客が、かご停止階の乗場21にいてエレベーターを待っていると判断することができる。従って、この場合には、戸開閉管理部1は、かご20内の行先釦7によりいずれかの階へのかご呼びが登録されているか、及び、現在のかご20の停車が、かご停止階の乗場釦8による乗場呼びに応答している場合であるかを判定し、少なくともそのいずれか一方の場合は、エレベーター利用客が、かご内またはかご停止階にいて、当該かご停止階においてエレベーター利用客の乗降があると判断して、乗降時のドアへの接触または挟まれ等を防止する目的で、特設戸閉釦6からの戸閉要求を無効にする。
また、エレベーターの運行状況に関する情報として、かご内乗客検出装置9で検出したかご20内のエレベーター利用客の有無、および、乗場待客検出装置10で検出したかご停止階の乗場21のエレベーター利用客の有無の情報を用いてもよい。この場合には、戸開閉管理部1は、特設戸閉釦6から戸閉要求信号を受けたときに、かご内乗客検出装置9がエレベーター利用客を検出したか、および、乗場待客検出装置10がかご停止階のエレベーター利用客を検出したかを判定し、少なくともそのいずれか一方の場合には、当該かご停止階で乗降があると判断し、乗降時のドアへの接触または挟まれ等を防止する目的で、特設戸閉釦6からの戸閉要求を無効にする。
このように、本実施の形態1に係るエレベーター制御装置は、かご20内に設置され、かご20内および乗降するエレベーター利用客を撮影するかご内カメラ4と、各階の乗場21に設置され、かご内カメラ4で撮影した映像を表示する乗場設置モニター5と、各階の乗場21に設置され、他階で戸開停止しているかご20に対する戸閉指示が入力される特設戸閉釦6と、かご20に設置され、エレベーター扉の開閉動作を制御する戸開閉制御部3と、エレベーターの運行状況に関する情報を取得する運行情報取得部と、特設戸閉釦6に対して戸閉指示の入力があったときに、運行情報取得部により取得したエレベーターの運行状況に関する情報に基づいて、特設戸閉釦6に入力された戸閉指示が有効か否かを判定し、有効であると判定した場合には、戸開閉制御部3に対してエレベーター扉の戸閉を指令し、有効でないと判定した場合には、特設戸閉釦6に入力された戸閉指示を無効にする判定部とからなる戸開閉管理部1とを備えている。これにより、本実施の形態1に係るエレベーター制御装置は、エレベーター運行状況と特設戸閉釦6の操作に応じて、他階からでもエレベーター扉の戸閉を行うことが出来る。また、特設戸閉釦6は乗場21に設置されており、かつ、乗場設置モニター5の近傍に配置されているため、乗場21にいるエレベーター利用客は、乗場設置モニター5の映像を見ながら、特設戸閉釦6の操作ができるので、操作がしやすく、操作性に優れている。
次に、本実施の形態1のエレベーター制御装置の動作について、図3のフローチャートを用いて説明する。まず、ステップS1では、戸開閉管理部1は、いずれかの階で特設戸閉釦6が押されたか否かを判断し、押された場合には、ステップS2に進む。また、押されていない場合には、そのまま処理を終了し、ステップS1に戻る。
ステップS2では、戸開閉管理部1は、戸開操作がないか判定する。すなわち、戸開閉管理部1は、かご20内の戸開閉釦13のうちの戸開釦の操作の有無、および、かご停止階の乗場釦8の操作の有無の情報に基づいて、かご20内のエレベーター利用客がかご20内の戸開閉釦13のうちの戸開釦が操作して戸開操作を行っているか、および、停止階の乗場21にいるエレベーター利用客が乗場釦8を操作して戸開操作を行っているか、を判定する。戸開操作がない場合は、ステップS3に進む。また、戸開操作がある場合は、特設戸閉釦6からの戸閉要求を無効にし、ステップS1に戻る。
ステップS3では、戸開閉管理部1は、かご呼び登録がないか判定する。すなわち、戸開閉管理部1は、行先釦7によりいずれかの階へのかご呼び登録がされているか否かを判定する。かご呼び登録の有無により、現在のかご20内のエレベーター利用客の有無が判定できる。すなわち、かご呼びが登録されていれば、現在、かご20内にエレベーター利用客がいると推測でき、かご呼び登録がされていなければ、現在、かご20内は無人であると推測できる。従って、戸開閉管理部1は、かご呼び登録がないか判定し、かご呼び登録がない場合には、ステップS4に進む。また、かご呼び登録がある場合には、特設戸閉釦6からの戸閉要求を無効にし、ステップS1に戻る。
ステップS4では、戸開閉管理部1は、かご20の戸開停止が、かご停止階の乗場呼びに応答していないか判定する。すなわち、戸開閉管理部1は、乗場釦8によりかご停止階への乗場呼び登録がされていて、現在のかご20の戸開停止が、当該乗場呼びに応答している場合であるか否かを判定する。かご停止階の乗場呼びに応答したか否かで、現在、そのかご停止階の乗場21にエレベーター利用客がいるか否かを判定できる。すなわち、かご停止階の乗場呼びに応答してエレベーターが戸開停止したのであれば、そのかご停止階の乗場21に、現在、エレベーターを待っているエレベーター利用客がいると推測でき、一方、かご停止階の乗場呼びに応答してエレベーターが戸開停止したのでなければ、そのかご停止階の乗場21には、エレベーターを待っているエレベーター利用客がいないと推測できる。従って、戸開閉管理部1は、かご20の戸開停止が、かご停止階の乗場呼びに応答していないか判定し、乗場呼びに応答していない場合には、ステップS5に進む。また、乗場呼びに応答している場合には、特設戸閉釦6からの戸閉要求を無効にし、ステップS1に戻る。
ステップS5では、戸開閉管理部1は、かご20内にエレベーター利用客がいないか判定する。すなわち、戸開閉管理部1は、かご内乗客検出装置9により、かご20内のエレベーター利用客が検出されたか否かを判定する。エレベーター利用客が検出されていない場合には、ステップS6に進む。また、エレベーター利用客が検出された場合には、特設戸閉釦6からの戸閉要求を無効にし、ステップS1に戻る。
ステップS6では、戸開閉管理部1は、乗場21にエレベーター利用客がいないか判定する。すなわち、戸開閉管理部1は、乗場待客検出装置10により、エレベーター停止階の乗場21にいるエレベーター利用客が検出されたか否かを判定する。エレベーター利用客が検出されていない場合には、ステップS7に進む。また、エレベーター利用客が検出された場合には、特設戸閉釦6からの戸閉要求を無効にし、ステップS1に戻る。
ステップS7では、戸開閉管理部1は、特設戸閉釦6からの戸閉要求に従って、戸閉指令を、かご20上に設けられた戸開閉制御部3に送信する。
このように、ステップS2〜ステップS6では、エレベーターの運行状況に関する情報として下記の条件を用いて判断し、これらの条件が全て満たされている場合に、かご20内、および、かご停止階の乗場21に、エレベーター利用客がいないと判断し、ステップS7に進み、戸閉指令を出力する。一方、下記の条件のうち少なくとも1つが満たされていない場合は、ステップS1に戻る。
<ステップS2〜ステップS6の条件>
・ステップS2:戸開操作なし
・ステップS3:かご呼びなし
・ステップS4:かご停止階の乗場呼びに応答していない
・ステップS5:かご内乗客検出装置9によりかご20内にエレベーター利用客がいないと検出された
・ステップS6:乗場待客検出装置10によりかご停止階の乗場21にエレベーターを待つエレベーター利用客がいないと検出された
以上のように、本実施の形態1に係るエレベーター制御装置においては、各階の乗場21に、かご20内や乗降の状態を撮影した映像を映す乗場設置モニター5と、乗場21のエレベーター利用客が戸閉操作を行うための特設戸閉釦6とを設置することで、乗場21のエレベーター利用客は、乗場設置モニター5の映像から、他階で戸開停止中のかご20内、および、その階の乗場21に乗降客がいないことを確認した上で、特設戸閉釦6を操作することができる。特設戸閉釦6が操作されると、特設戸閉釦6は、戸開閉管理部1に、戸閉要求信号を出力し、戸開閉管理部1は、エレベーターの運行状況に応じて、当該戸閉要求の有効/無効を判定し、有効と判定した場合に、かご20上に設けられた戸開閉制御部3に戸閉指令を出力する。この構成により、かご停止階以外の他階の待ち客は乗場設置モニター5によりかご20内と戸開停止している乗場21とにエレベーター利用客がいないことを確認した上で、特設戸閉釦6を操作することで戸閉を行うことができるので、乗降客がいないにもかかわらず、所定時間の間、エレベーターが不要に戸開停止することがなくなり、結果として、待ち時間の短縮とエレベーター運転効率の向上が出来る。
また、本実施の形態1においては、かご呼び登録状況から、かご20内にエレベーター利用客がいるか否かを判断し、更に、乗場呼び登録状況から、かご20が戸開停止している乗場21にエレベーター利用客がいるか否かを判断し、かご20内又はかご停止階の乗場21にエレベーター利用客がいる場合は、戸開閉管理部1が、特設戸閉釦6からの戸閉要求を無効にするようにしたので、乗降客が乗降時にエレベータードアにぶつかったり挟まれたりすることを防ぐことができる。
また、本実施の形態1においては、かご20内にエレベーター利用客がいるか判断するためのかご内乗客検出装置9を備え、かご内乗客検出装置9の検出結果(および、かご呼び登録状況)から、かご20内にエレベーター利用客がいるか否かを判断し、更に、乗場21にエレベーター利用客がいるか否かを判断するための乗場待客検出装置10を備え、乗場待客検出装置10の検出結果(および、乗場呼び登録状況)から、戸開停止している乗場21にエレベーター利用客がいるか否かを判断し、かご20内又は戸開停止階の乗場21にエレベーター利用客がいる場合は、戸開閉管理部1が、特設戸閉釦6からの戸閉要求を無効にするようにしたので、乗降客が乗降時にエレベータードアにぶつかったり挟まれたりすることを防ぐことができる。
実施の形態2.
図4は、この発明の実施の形態2に係るエレベーター制御装置の構成を示す図である。また、本実施の形態2に係る、エレベーター制御装置が設けられたエレベーター装置全体の構成については、図2に示す上記の実施の形態1と同じであるため、ここでは、図2を参照し、その説明は省略する
図4に示すように、本実施の形態2に係るエレベーター制御装置の構成は、図1に示した実施の形態1の構成に、さらに、報知指令出力部11と報知器12とを追加したものである。報知器12は、かご20内に設置され、かご20内およびかご停止階の乗場21にいるエレベーター利用客に対して、アナウンス発報や警報音(警報ブザー)等の音声出力を行うものである。また、報知指令出力部11は、エレベーター制御部2からの情報に従って、報知器12に対し、報知指令を出力するものである。他の構成については、図1の各構成と同じであるため、同一符号を付して示し、ここでは説明を省略する。
報知指令出力部11は、エレベーター制御部2に接続され、エレベーター制御部2から、特設戸閉釦6からの戸閉要求に応じて戸閉動作を行う時を検出し、かご20内に設置された報知器12に対し、報知指令を出力する。報知器12は、報知指令に従い、「エレベーターのドアが閉まります。御注意下さい。」などのアナウンス発報等を行い、エレベーター利用客に戸閉を通知し、注意喚起する。他の動作は、実施の形態1と同様である。
なお、上記の説明においては、報知指令出力部11が、エレベーター制御部2に接続され、エレベーター制御部2から、特設戸閉釦6からの戸閉要求に応じて戸閉動作を行う時を検出すると説明したが、その場合に限らず、報知指令出力部11が、戸開閉管理部1に接続され、戸開閉管理部1からの信号に基づいて、特設戸閉釦6からの戸閉要求に応じて戸閉動作を行う時を検出するようにしてもよい。
以上のように、本実施の形態2においては、実施の形態1と同様の効果が得られるとともに、さらに、本実施の形態2においては、特設戸閉釦6の操作により戸閉する場合には、当該戸閉動作が開始される前に、乗場21やかご20内にいるエレベーター利用客に、戸が閉まること報知器12により知らせて注意を促すことができるので、乗降客が乗降時にエレベータードアにぶつかったり挟まれたりすることを防ぐことができる。
なお、上記の実施の形態1および2の説明は一例であり、下記のように変更しても良いものとする。
特設戸閉釦6と記載しているが、釦でなくても良く、タッチパネルやレバーあるいはスイッチ等から構成してもよい。
特設戸閉釦6と乗場設置モニター5を乗場21に設置すると記載しているが、乗場に限らず、管理人室等の別の場所でも良い。
かご内乗客検出装置9や乗場待客検出装置10は、必ずしも設置する必要はなく、必要に応じて適宜設置するものとする。
図3のフローチャートでは、ステップS2〜S6の条件が成立するかをすべて判定するフローを示したが、この場合に限らず、これらの条件のうちの少なくとも1つのみを判定するようにしてもよい(例えば、ステップS2の条件のみ、あるいは、ステップS4のみ、あるいは、ステップS6のみでもよい)。また、ステップS3では、いずれかの階へのかご呼びの登録があるか否かを判定したが、その場合に限らず、かご停止階へのかご呼び登録の有無を判定するようにしてもよい(これは、他の階へのかご呼び登録では、かご20内にエレベーター利用客がいるものの、そのエレベーター利用客はかご停止階では降車しないと判断できるためである。)。
特設戸閉釦6が安易にまたは間違って押釦されることを防止するために、特設戸閉釦6をフールプルーフ構造にしておいてもよい。すなわち、通常時は、特設戸閉釦6にはロックがかかっていて、当該ロックを解消しなければ、押釦できない構成としておく。ロック解消の方法としては、例えば、乗場設置モニター5の近傍に、ロック解除用の確認釦を設置しておき、エレベーター利用客が、当該確認釦を押釦することにより、特設戸閉釦6のロックを解消する。その後、所定時間(例えば、30秒など予め設定された時間)以内に、特設戸閉釦6を押釦した場合にのみ、戸閉指示の入力が行えるようにしておく。これにより、エレベーター利用客が特設戸閉釦6を安易にまたは間違って押釦することを防止することができる。
1 戸開閉管理部、2 エレベーター制御部、3 戸開閉制御部、4 かご内カメラ、5 乗場設置モニター、6 特設戸閉釦、7 行先釦、8 乗場釦、9 かご内乗客検出装置、10 乗場待客検出装置、11 報知指令出力部、12 報知器。

Claims (5)

  1. エレベーターの運行状況に関する情報を取得する運行情報取得部と、
    かご内に設置され、前記かご内および乗降するエレベーター利用客を撮影するかご内カメラと、
    各階の乗場に設置され、前記かご内カメラで撮影した映像を表示する乗場設置モニターと、
    各階の乗場に設置され、他階で戸開停止している前記かごに対する戸閉指示が入力される特設戸閉釦と、
    前記かごに設置され、エレベーター扉の開閉動作を制御する戸開閉制御部と、
    前記特設戸閉釦に対して前記戸閉指示の入力があったときに、前記運行情報取得部により取得した前記エレベーターの運行状況に関する情報に基づいて、前記特設戸閉釦に入力された前記戸閉指示が有効か否かを判定し、有効であると判定した場合には、前記戸開閉制御部に対してエレベーター扉の戸閉を指令し、有効でないと判定した場合には、前記特設戸閉釦に入力された前記戸閉指示を無効にする判定部と
    を備えたエレベーター制御装置。
  2. 前記判定部は、前記エレベーターの運行状況に関する情報として、前記かごに設置された行先釦によるかご呼び登録の情報と各階の前記乗場に設置された乗場釦による乗場呼び登録の情報とを用いて前記判定を行い、前記かご呼び登録が無い場合、かつ、前記かごの戸開停止が当該戸開停止階への乗場呼びに応答したものでない場合は、前記特設戸閉釦に入力された前記戸閉指示を有効であると判定し、前記かご呼び登録が有る場合および前記かごの戸開停止が当該戸開停止階への乗場呼びに応答したものである場合の少なくともいずれか一方の場合は、前記特設戸閉釦に入力された前記戸閉指示を無効にする
    請求項1に記載のエレベーター制御装置。
  3. 前記かごに設置され、前記かご内のエレベーター利用客を検出するかご内乗客検出装置と、
    各階の前記乗場に設置され、前記乗場のエレベーター利用客を検出する乗場待客検出装置と
    をさらに備え、
    前記判定部は、前記エレベーターの運行状況に関する情報として前記かご内乗客検出装置および前記乗場待客検出装置の検出結果を用いて前記判定を行い、前記かご内および戸開停止階の前記乗場にエレベーター利用客がいない場合は、前記特設戸閉釦に入力された前記戸閉指示を有効であると判定し、前記かご内および戸開停止階の前記乗場の少なくともいずれか一方にエレベーター利用客がいる場合は、前記特設戸閉釦に入力された前記戸閉指示を無効にする
    請求項1または2に記載のエレベーター制御装置。
  4. 前記かご内設置され、前記かご内および戸開停止階の前記乗場のエレベーター利用客に対する報知を行う報知器と、
    前記判定部が前記特設戸閉釦に入力された前記戸閉指示が有効であると判定して前記戸開閉制御部に対してエレベーター扉の戸閉を指令した場合に、前記報知器に対して報知指令を出力する報知指令出力部と
    をさらに備えた請求項1から3までのいずれか1項に記載のエレベーター制御装置。
  5. かご内に設置されたかご内カメラを用いて、前記かご内および乗降するエレベーター利用客を撮影する撮影ステップと、
    各階の乗場に設置された乗場設置モニターに、前記かご内カメラで撮影した映像を表示する映像表示ステップと、
    各階の乗場に設置されて他階で戸開停止している前記かごに対する戸閉指示が入力される特設戸閉釦に対して前記戸閉指示の入力があったときに、エレベーターの運行状況に関する情報を取得して、当該情報に基づいて、前記特設戸閉釦に入力された前記戸閉指示が有効か否かを判定し、有効であると判定した場合には、前記かごに設けられた戸開閉制御部に対してエレベーター扉の戸閉を指令し、有効でないと判定した場合には、前記特設戸閉釦に入力された前記戸閉指示を無効にする判定ステップと
    を備えたエレベーター制御方法。
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