JP2014227279A - シート処理装置および画像形成システム - Google Patents

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Akira Kunieda
晶 國枝
朋裕 古橋
Tomohiro Furuhashi
朋裕 古橋
永迫 秀也
Hideya Nagasako
秀也 永迫
道貴 鈴木
Michitaka Suzuki
道貴 鈴木
亨育 中田
Kyosuke Nakada
亨育 中田
賢裕 渡邉
Kenhiro Watanabe
賢裕 渡邉
裕史 鈴木
Yasushi Suzuki
裕史 鈴木
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Abstract

【課題】連続して折り加工位置に導入されるシートの搬送形態を変更しないようにして生産性の低下を防止できる構成を備えたシート処理装置を提供する。【解決手段】導入されてくるシートP1が導入位置から折り目付け位置に達した時点で導入側に位置する第2搬送ローラ対2の近傍に配置されている第1案内手段G1をシートの搬送路長を通常時での搬送路長よりも長くしてシートの一部に撓みP2Wを生じさせる第1位置(G1−2)に切り換える第1パターンと、第2搬送ローラ対2の搬送速度を変更することなくシートの一部を撓ませて先行シートP1との間に搬送間隔L1を設けたと同じ作用を得させて先行シートP1の折り目付け位置での干渉を防止する第2位置(G1−2)に切り換える第2パターンの制御が実行されることを特徴とする。【選択図】図11

Description

本発明は、シート処理装置および画像形成システムに関し、さらに詳しくは、画像形成後の用紙等のシートを対象とした綴じ処理機構に関する。
複写機やプリンタあるいは印刷機などの画像形成装置によりプリントアウトされた用紙等のシートは、画像形成装置から排出される場合の他に、所定枚数のシートを纏めた状態で一部をステープラによる綴じ処理等の後処理を施される場合がある。このための装置として、画像形成装置の排出部に連設されたシート処理装置が用いられる。
シート処理装置では、排出されたシートの排出方向先端隅部や片側を対象とした綴じ処理や用紙の中央を綴じる中綴じ処理だけでなく、中綴じされたシートの中綴じ部分から二つ折りして製本する折り加工処理を行う場合がある。
折り加工を行う構成としては、折り加工の対象となるシートを搬送する搬送ローラとシート先端を衝止する堰き止め部材とを備えた構成が知られている(例えば、特許文献1)。
この構成では、堰き止め部材に先端が突き当たった状態で継続してシートが搬送される際に生じる座屈変形部を搬送ローラによって挟持搬送する際に折り畳む工程を繰り返すようになっている
シート先端を衝止した上でシートに生じる撓み位置を折り加工に用いる場合には、上述したような堰き止め部材を用いるが、シートの折り加工位置に応じてシート先端の衝止位置を変更しなければならない。このため、堰き止め部材を設けた構成では、堰き止め部材の移動が可能なスペースを設ける必要があることが原因となって、装置の大型化を招く虞がある。
そこで、堰き止め部材を備えた専用搬送路を設けないでシートの折り加工位置を撓ませて折り加工を行う構成が提案されている(例えば、特許文献2)。
この構成では、シート処理装置に導入されるシートの挟持搬送に用いられる搬送ローラをそれまでの搬送時での回転方向から逆転させることによりシートに撓みを形成し、撓みを搬送ローラにより挟持しながら搬送することで折り加工を施すようになっている。
しかし、特許文献2に開示されている構成では、シート処理装置内へのシートの導入方向に正転している搬送ローラを逆転に切り換えた上で折り加工を行うことから、シートの導入から逆転およびその状態で折り加工のための作業時間が必要となる。
折り加工されるシートは、連続して導入されることから、上述した逆転および折り加工が行われている段階で次のシートが導入されてくると折り加工に供されているシートに対して次のシートが干渉すると折り加工ができなくなる。
このため、連続してシートが搬送される場合、先行するシートの折り目付けによる折り加工が行われる間、後続シートがシート処理装置内に導入されるのを防ぐために、シート同士の搬送間隔を折り加工を行わない場合よりも大きくすることがある。また、これとは別に、先行シートの折り目付け作業中は後続シートの搬送を停止して待機させることもある。
しかし、シート同士の搬送間隔を変更することや待機する場合には、折り加工を行わない場合を対象とした搬送時よりも搬送時間が長くなり、シート処理のための生産性が低下する。
本発明の目的は、上記従来のシート処理装置における問題に鑑み、連続して折り加工位置に導入されるシートの搬送形態を変更しないようにして生産性の低下を防止できる構成を備えたシート処理装置および画像形成システムを提供することにある。
この目的を達成するため、本発明は、シートを搬送する第1搬送ローラ対と、前記第1搬送ローラ対によって搬送されたシートを案内する第1案内手段と、前記第1案内手段によって案内されたシートを搬送する第2搬送ローラ対と、前記第2搬送ローラ対によって搬送されたシートを案内する第2案内手段と、前記第2案内手段によって案内されたシートを搬送する正逆回転可能な第3搬送ローラ対と、前記第2搬送ローラ対と前記第3搬送ローラ対に前記シートが保持された状態で、前記第3搬送ローラ対を逆回転させて当該シートを撓ませて、折りローラ対によって折り処理する折り手段と、前記第1案内手段を第1の位置と当該第1の位置よりシート厚さ方向に大きい第2の位置に切り換える第1切換手段と、前記第2案内手段を前記折りローラ対から離間した第1の位置と当該折りローラ対に近接した第2の位置に切り換える第2切換手段と、を備えたシート処理装置において、前記第3搬送ローラ対を正回転させてシートを搬送する場合は、第1切換手段によって前記第1案内手段を前記第1の位置に切り換え、前記第2切換手段によって前記第2案内手段を第1の位置に切り換える第1パターンと、前記第3搬送ローラ対を逆回転させてシートを折り処理する場合は、前記第1切換手段によって前記第1案内手段を第2の位置に切り換え、第2切換手段によって前記第2案内手段を前記第2の位置に切り換える第2パターンと、を備えたことを特徴とするシート処理装置にある。
本発明によれば、第1,第2案内手段がシートのガイド位置を各パターンに切り換えることができるので、先行するシートの折り目付け時に生じる搬送タイムラグの間、後続シートは搬送路長を長くされた状態でガイドできる。
搬送路長が長くされたことにより、折り目付け時にシートが逆送されるタイミングに後続シートの搬送タイミングが合致するのをずらすことができ、後続シートの待機や搬送間隔を長くしないままでシートを導入することによって生産性の低下を抑えることができる。
本発明の実施形態に係るシート処理装置の一例を用いる画像形成システムを説明するための模式図である。 本発明の実施形態に係るシート処理装置の一例についての構成を説明する模式図である。 図2に示したシート処理装置に用いられる制御部の構成を説明するためのブロック図である。 図3に示した制御部による搬送手段の搬送方向切り換えタイミングおよび搬送ガイドの位置切り換えタイミングを説明するためのタイミングチャートである。 図2に示したシート処理装置でのシート導入前の状態を示す図である。 図2に示したシート処理装置にシートが導入された状態を示す図である。 図6に示したシートが第1,第2の搬送手段により搬送される状態を示す図である。 導入されたシートが折り目付けされる状態を示す図である。 図8に示したシートの折り目付け状態時に後続シートが導入される状態を示す図である。 折り目付けされたシートの排出状態および後続シートの搬送状態を示す図である。 図3に示した制御部の作用を説明するためのフローチャートである。 図2に示した構成の要部変形例を説明するための図である。
以下、図面に示す実施例により本発明を実施するための形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るシート処理装置の一例を用いる画像形成システムを説明するための模式図である。
図1において、画像形成システム100は、後で説明する折り目付け位置を有するシート処理装置1に対するシート搬送方向上流側の前段装置として画像形成装置101が接続され、シート搬送方向下流側の後段装置として後処理装置102が接続されている。
画像形成装置101は、一例として電子写真方式を用いる装置であり、後処理装置102は、折り目付けされたシート束の折り加工あるいは折り加工後のシート束を綴じるステープル装置である。なお、本実施形態では、後で説明するが、シート処理装置において折り加工が実行できる構成を備えているので、後段装置としては、後処理装置の一つであるステープル装置が該当している。
図1(A)は、画像形成装置101のシート排出位置にシート処理装置1を接続した例を示している。そして、図1(B)は、画像形成装置101の内部におけるシート排出位置にシート処理装置1を組み込み、シート処理装置1のシート排出部に後処理装置102を接続した例を示している。
図2は、本実施形態に係るシート処理装置1の要部を示す図である。
同図においてシート処理装置1は、複数のシート同士の折り目付けを行う装置として用いられる。
シート処理装置1は、後段装置102として用いられるステープラ装置に向けた画像形成装置101から延長された搬送路に配置されている。これにより、折り目付け処理のための専用搬送路を特別に設けないで画像形成処理システムの占有スペースが大きくなるのを防止できるようになっている。
シート処理装置1は、符号Pで示す折り目付け位置を境にして矢印で示すシートの搬送方向上流側に、図5において符号8で示す第1搬送ローラ対により搬送されるシートを挟持搬送可能な第2搬送ローラ対2を備えている。またシート処理装置1には、折り目付け位置Pを境にしてシートSの搬送方向下流側にシートの搬送および挟持を行う正逆回転可能な第3搬送ローラ対3が備えられている。
第2,第3搬送ローラ対2,3はシートSの搬送路を挟んでローラが対向配置され、その対の一方のローラ2A、3Aが駆動モータM1、M2により正逆方向への移動、つまり正逆回転できるようになっている。第2,第3搬送ローラ対2,3は、搬送路を挟んで対向するローラ2A,2B,3A,3Bによりシートを挟持搬送可能な部材として用いられる。
第2,第3搬送ローラ対2,3では、他方のローラ2B,3Bに配置されている弾性体4を用いて一方のローラ2A、3Aに当接してシートの挟持および搬送が可能な状態を維持されている。
シート処理装置1では、折り目付け作業を行わないままシートSを排出する場合、上述した第1搬送ローラ対8から繰り出されるシートSが第2搬送ローラ対2および第3搬送ローラ対3により搬送される。またこれとは別に、折り加工のための折り目付け作業を行う場合に第4の搬送手段5が用いられる。
第4の搬送手段5は、第3搬送ローラ対3に連動可能な折り加工用折りローラであり、具体的には、第3搬送ローラ対3の一方のローラ3Aと対峙してシートSを挟持可能なローラが用いられている。
第4の搬送手段5を用いた折り目付け加工は、まず、第2,第3搬送ローラ対2,3が位置するシートSの搬送路においてシートを停止させた状態で第2搬送ローラ対2での搬送が継続される。搬送継続時の所定タイミングにおいて第3搬送ローラ対3を逆転させることでシートSの一部に生じる撓みを折り目付け位置Pに向け移動させる手順で行われる。つまり、シートの導入方向先端側を停止させる一方、導入方向後端を継続して繰り出し、所定タイミングで第3搬送ローラ対3を逆転させることにより、シートの一部に生じる撓みを折り目付け位置に向け移動させる。
折り目付け位置Pでは、シートの一部に生じている撓みが第3搬送ローラ対3の一方のローラ3Aの逆転に連動する第4の搬送手段5により挟持されて搬送されることで折り目を付けられて折り加工される。上述したシートの停止は、シートの搬送方向下流側に位置する第3搬送ローラ対3がシートを挟持した状態で停止された状態をいう。この場合、第3搬送ローラ対3の一方3Aに対峙する第4の搬送手段5は一方3Aと協働して折り処理する折りローラ対として機能する。
これにより、図2において二点鎖線で示すように、シートSの一部が撓み変形して第3搬送ローラ対3のローラの一方3Aと第4の搬送手段5とが対峙して折り目付け用搬送路(図2において符号Pで示す位置)内に折り畳まれた部分が導入されて折り目が付けられる。なお、折り目付け用搬送路Pは、前述した折り目付け位置に対応している関係で同じ符号Pを用いて表現する場合もある。
第3搬送ローラ対3の一方3Aには、第4の搬送手段5とは別に排出ローラ6が対峙しており、折り目付け加工を施されるために折り目付け用搬送路P内に導入されたシートSを排出するようになっている。
折り目付け用搬送路P内に導入されたシートSの引き込みおよび排出のためには、上記排出ローラ6に加えて、排出補助ローラ対7も用いられる。
一方、第2,第3搬送ローラ対2,3が配置されているシートSの搬送路には、シートの搬送方向上流側および下流側にそれぞれシートSの通過タイミングを検知可能な第1,第2のシート検知手段SN1、SN2が配置されている。
第1のシート検知手段SN1は、第1の搬送手段2よりも搬送方向上流側に位置し、第2のシート検知手段SN2は、第2の搬送手段3よりも搬送方向下流側に位置している。
図2において、第2搬送ローラ対2に対してシートの搬送方向上流側には、前段装置に相当する画像形成装置101の排出部が隣り合っている。その排出部からシート処理装置内に導入されるシートは、図5に示すように、シートSの搬送方向において第2搬送ローラ対2の上流側に位置する第1案内手段に相当する第1の搬送ガイドによりガイドされる。
図5は、第2搬送ローラ対2の近傍に位置する第1の搬送ガイドG1の構成を示す図である。
同図において、シートの搬送方向における第1の搬送ガイドG1の始端側は、前段装置の第1搬送ローラ対8に連続して第2搬送ローラ対2に至る経路を構成している。
第1の搬送ガイドG1の始端側の一部は、符号G1−1で示すように、シートを導入方向に沿ってガイドする第1の位置と、符号G1−2で示すように、第1の位置に対してシート厚さ方向に大きい第2の位置とに切り換えることができる。第2の位置は、シートの導入方向に沿った搬送路長を長くできる位置に相当している。第1のガイドG1において符号G1−2で示す第2の位置は、搬送路長を長くした状態であるのでこの長くなった部分でシートに撓みを生じさせることができ、撓み量に対応してシートの移動距離が長くなることなる。
一方、案内手段に用いられる搬送ガイドとしては、上述した第1の搬送ガイドG1に加えて、第2の搬送手段3のシート搬送方向上流側で第3の搬送手段5近傍に設けられて第2案内手段に相当する第2の搬送ガイドG2が用いられている。
第2の搬送ガイドG2は、符号G2−1,G2−2で示す位置に切り換えることができる部材である。
つまり、符号G2−1で示す第1の位置は、折り加工しないシートを第3搬送ローラ対3に向けガイドする位置に相当し、符号G2−2で示す第2の位置は、折り加工される位置に向けシートをガイドする位置に相当している。
また、第1,第2案内手段として用いられる第1及び第2の搬送ガイドG1,G2は、図3に示す制御部200で制御される駆動部201,201’を第1,第2切換手段として備えている。第1切換手段201は、第1案内手段である第1のガイドG1を第1の位置と当該第1の位置よりシート厚さ方向に大きい第2の位置に切り換える機能を持っている。
また、第2切換手段201’は、第2案内手段である第2のガイドG2を折りローラ対(第3搬送ローラ対の一方3Aと第4の搬送手段5)から離間した第1の位置と該折りローラ対に近接した第2の位置に切り換える機能を持っている。
なお、第1,第2切換手段は、個別に設けることに限らず、単一として同一駆動源により第1,第2案内手段である第1の搬送ガイドG1第2の搬送ガイドG2を相対的に位置切り換えする構成とすることも可能である。この場合の構成としては、図12に示すように、単一駆動源(便宜上、符号M3で示す)に対して第1,第2の搬送ガイドG1,G2をベルト伝達機構による駆動する構成を用いる。第1,第2の搬送ガイドG1,G2第1の位置が搬送路を挟んで相対位置にあるので、単一駆動源M3の回転方向に応じて各搬送ガイドG1,G2が相対方向に位置切り換えされる。この構成においては、部品点数の低減および省スペース化、さらには省電力化が図れる。
第2の搬送ガイドG1,G2の位置切り換えは、連続して搬送されるシートのうちで先行シートが折り加工されるときに後続シートが折り目付け位置に到達するような場合を対象として制御されるようになっている。この制御は、図3に示す制御部200により実行される。
制御部200は、第1,第2案内手段の位置切換を含むシートの搬送制御を行う部分である。そして制御部200の入力側には、第1,第2のシート検知センサSN1,SN2および画像形成装置が接続され、出力側には、第1,第2の搬送ガイド駆動部201、201’が接続されている。
制御部200は、画像形成装置と通信ラインを介して接続されており、シートの排出信号、つまり、折り目付を行う場合および行わない場合のモード指定信号などが入力されるようになっている。
制御部200では、先行シートが折り目付け作業を開始している時点で後続シートが折り目付け位置に到達するのを防止する制御が実行される。
具体的には、第3搬送ローラ対3を正回転させてシートを搬送する場合、第1切換手段201および第2切換手段201’によって第1の搬送ガイドG1および第2の搬送ガイドG2をそれぞれ第1の位置に切り換える第1パターンを設定する。
また、この第1パターンとは別に、第3搬送ローラ対3を逆回転させてシート折り処理する場合には、第1,第2切換手段201,201’によって、第1の搬送ガイドG1および第2の搬送ガイドG2をそれぞれ第2の位置に切り換える第2パターンを設定する。
さらに、先行シートの折り目付け作業を行われる際には、折り目付用の撓み形成のために搬送方向を逆方向とした際に生じる搬送時間の間、後続シートの搬送距離を長くできるようになっている。これにより、導入される後続シートの搬送速度を変えることなく先行シートとの干渉を防止するようになっている。
図4は、シートの搬送状態に応じた第2,第3搬送ローラ対2,3の回転状態および第1,第2の搬送ガイドG1,G2の設定位置に関する関係を示すタイミングチャートである。なお、図4中、迂回させた一点鎖線の矢印は、繰り返し状態であることを意味している。
同図において、前段装置から排出されてシート処理装置に導入されたシートがその先端を第2のシート検知手段SN2により検知されると、折り目付け位置に応じた第2の搬送手段3からの繰り出し量(ΔL)によってシートが搬送を継続される。
シートの搬送が継続される間、第1,第2の搬送ガイドは、符号G1−1およびG2−1で示す第1の位置および搬送位置に保持され、シートを導入方向に沿ってガイドする状態とされている。これが制御部200で実行される第1パターンに相当している。
一方、第3搬送ローラ対3を通過して時点からの繰り出し量(ΔL)が得られた時点で第3搬送ローラ対3は停止し、シートを挟持した状態となる。
第3搬送ローラ対3により挟持された状態のシートは、第2搬送ローラ対2の正転が継続されることにより、折り目付け位置において撓みが形成され、第4の搬送手段5との間のニップ部に向け移動する(図4中、符号T1で示す期間)。
シートに撓みが形成されるタイミングに基づき第3搬送ローラ対3が逆転を開始され、これに連動する第4の搬送手段5と協働してシートを挟持搬送しながら折り目付け位置に向けシートを搬送する第2の位置に切り換えられて折り加工を行う。これが制御部200で実行される第2パターンに相当している。
折り目付け作業のタイミングに応じて第2の搬送ガイドG2は、初期態位である搬送位置から第2の位置である折り位置に向けシートを搬送する位置に切り換えられ、シートの進行を邪魔しないようにしている。
第1の搬送ガイドG1は、シートの撓み形成までの間、第1の位置に位置決めされているが、上述した符号T1で示すタイミングにより撓み形成が完了すると、第2の位置に切り換えられる。
第2の位置に切り換えられると、図9に示すように、シートの一部に撓みを形成できるように搬送路長が長くされることになる。
以上のタイミングに基づき、シートの搬送状態を図5乃至図10において説明すると次の通りである。
図5は、前段装置からの排出されるシートがシート処理装置に導入される前の状態であり、このときには、第1の搬送ガイドG1が第1の位置(G1−1)に位置決めされ、第2の搬送ガイドG2は搬送位置(G2−1)に位置決めされている。
制御部200では、前段装置である画像形成装置から排出されたシートが第1の搬送ローラ対8により導入されるシートが折り目付けされる折り加工モードにないとした場合、第1,第2の搬送ガイドG1,G2が図5に示した第1パターンの状態を維持される。
これにより、シートは、図6に示すように、第1搬送ローラ対8から導入されると第2搬送ローラ対2から第3搬送ローラ対3に向け搬送され、そのまま排出される。
シートは、第3搬送ローラ対3を通過すると、図7に示すように、その先端が第2のシート検知手段SN2により検知される。シート検知手段SN2は、シート先端の通過を検知した信号を制御部200に出力する。制御部200では、上述した折り加工モードにない場合には、シートの先端が検知された場合に第3搬送ローラ対3の駆動状態を導入方向に沿った搬送方向となるように正回転状態を維持させてシートを排出する。
一方、制御部200においてシートの折り加工モードであることが判断された場合には、シート先端が第2のシート検知手段SN2により検知された時点で第3搬送ローラ対3における駆動態位が変更される。そして、第1,第2の搬送ガイドG1,G2の位置も切り換えられる。
つまり、図7において、シートP1の先端が第2のシート検知手段SN2により検知されると、第3搬送ローラ対3におけるローラ3Aと第4の搬送手段5とが対峙する折り目付け位置Pにシートの一部が対向するまで第3搬送ローラ対3による搬送が継続される。この状態は、図4に示したタイミングチャートでの符号ΔLに相当する期間である。
第3搬送ローラ対3による搬送が継続されてシートP1の一部が折り目付け位置に対向すると、図8に示すように、第3搬送ローラ対3は停止されると共に、第1,第2の搬送ガイドG1,G2が符号G1−2、G2−2で示す第2の位置に切り換えられる。
第2搬送ローラ対2は正転を継続するので、第3搬送ローラ対3の停止により挟持された状態のシートP1は、図8に示すように、折り目付け位置Pと対向する部分に撓みを生じる。撓みを生じさせる期間は、図4においてT1で示す期間である。
撓みを生じさせる期間が経過すると、図9に示すように、第3搬送ローラ対3が逆回転に切り換えられると共にこれに連動する第4の搬送手段5が連れ回りを開始されてシートを折り処理位置に向け搬送する。
第3搬送ローラ対3のローラ3Aとこれに対峙する第4の搬送手段5により挟持されたシートは、第3搬送ローラ対3のローラ3Aおよびこれに連動する第4の搬送手段5により挟持搬送されることで折り加工が施される。
一方、後続のシートP2が排紙ローラ8から第1の搬送手段2に向け導入される時には、第1の搬送ガイドG1が、図9中、符号G1−1で示すシートの通常搬送時とは違ってシートの搬送路長を長くすることができる第2の位置(G1−2)に位置決めされる。これにより、シートは、図9に示すように、撓み(便宜上、図9中、符号P2Wで示す)を生じながら第2搬送ローラ対2に向け移動することになる。
このように、第1搬送ローラ対8から第2搬送ローラ対2に向けたシートの搬送路長が長いと、シート先端が折り目付け位置Pに向け移動する搬送時間が長くなるのと同じ作用が得られる。
従って、第2搬送ローラ対2の搬送速度を変更しなくても、第2搬送ローラ対2の搬送速度よりも速い速度でシートを搬送する第1搬送ローラ対8との速度差を利用して、先行シートの折り目付け位置Pに後続シートの先端が到達するまでの時間が遅延される。
上述した後続シートの先端が先行シートの折り目付け位置Pに達するまでの時間の遅延作用は、通常時でのシート搬送においてシート同士に搬送間隔(図9において符号L1で示す間隔)を設けたと同じ意味があり、搬送間隔L1は、撓み量に比例した量となる。
先行シートP1の折り加工が完了する時期は、予め、制御部200において第1のシート検知手段SN1による先端検知が行われた後の経過時間から割り出すようになっている。
先行シートP1の折り加工が完了する時期に応じて、図10に示すように、第1,第2の搬送ガイドG1,G2が、通常の搬送時に相当する第1の位置(G1−1),搬送位置(G2−1)に位置を切り換えられる。
第1の搬送ガイドG1が第1の位置(G1−1)に位置を切り換えられる際には、第2搬送ローラ対2が増速される。このときの増速は、第1搬送ローラ対8の速度以上とされる。これにより、第1の搬送ガイドG1の変位によるシートの撓み押圧と第2搬送ローラ対2の増速による牽引作用によりシートに生じていた撓み(S1)が解消される。増速時には、第1搬送ローラ対8により挟持された状態で第2搬送ローラ対2によるシートの牽引が行われると効果的に撓みが解消されることになる。
なお、第2搬送ローラ対2を増速させる期間としては、撓みを生じさせるために長くされた搬送路長を移動する時間よりも短い時間で移動する時間に相当させる。この条件により、撓みが解消されないまま搬送された場合に生じる斜行などが解消される。
なお、上述した構成では、第1,第2の搬送ガイドG1,G2を切り換えるタイミングを、第3搬送ローラ対3が正転から逆転に変化されるタイミングに同期させたが、これに限るものではない。例えば、第3搬送ローラ対3が正転から逆転に変化した時点から第3搬送ローラ対3の駆動源へのパルス印加数を用いてタイミングを設定することも可能である。
さらに、折り目付け位置Pに対して停止しているシートの一部に撓みを生じさせる際には、第2搬送ローラ対2での正転速度、第3搬送ローラ対3での逆転速度を増速して撓み形成に要する時間を短縮することも可能である。また、第2搬送ローラ対2の駆動系にワンウエイクラッチを装備させて第3搬送ローラ対3の逆転の影響を受けないようにして第3搬送ローラ対3のみを増速することも可能である。
一方、第1,第2搬送ローラ対2,3を増速した際には、第2搬送ローラ対2をシートが通過し終わった段階で前段装置の第1搬送ローラ対8の速度以下に設定して後続シートの撓みを生じさせやすくする態勢を取ることが望ましい。
図11は、上述したシートの搬送状態を得るために制御部200で実行される手順を示すフローチャートである。
同図に示す手順は、折り加工対象のシート群のうちで先行シートと後続シートとの関係を対象として説明している。
同図において、前段装置である画像形成装置の排出部に装備されている排紙ローラ8からシート排出が開始されると、図5乃至図7に示した搬送状態が設定され、図7に示したように、シートが折り目付け位置Pを得られる位置に先端が到達した時点で停止する。
シートが第2のシート検知手段SN2により検知された時点では、シートが第2の搬送ガイドG2の位置を通過しているので、第1,第2の搬送ガイドG1,G2が第2の位置(G2)および折り位置(G2−2)にそれぞれ切り換えられる。
図11において、折り処理動作開始の意味は、図8、図9に示す搬送状態に相当しており、停止されたシートを第3搬送ローラ対3が逆転することで折り目付け位置Pに向け第4の搬送手段5と共に挟持搬送される動作を指している。
この状態では、後続シートP2がその一部に撓みP2Wを生じた状態で搬送される。
折り処理動作が完了すると、図10に示す状態とされ、第1,第2の搬送ガイドG1,G2が第1の位置(G1−1)、搬送位置(G2−1)にそれぞれ切り換えられると共に、第2搬送ローラ対2が増速される。
これにより、後続シートP2は、撓みが解消された状態で第3搬送ローラ対3に向け搬送され、折り目付けのための位置に到達した時点で停止される。この後、上述した折り処理動作が継続して行われる。
以上の構成においては、先行シートP1が折り目付けされている位置に後続のシートP2が到来するのを後続シートP2の搬送路長を長くするだけで防止することができる。これにより、既存構成を利用するだけでシート同士の干渉によって折り目付け作業が阻害されるのを防止することが可能となる。この結果、特別な構成を用いることなく、後続シートの待機等の処置を行わなくても搬送時間の長大化による生産性の低下を防止することが可能となる。
1 シート処理装置
2 第2搬送ローラ対
3 第3搬送ローラ対
5 第4の搬送手段
100 画像形成システム
101 前段装置に相当する画像形成装置
200 制御部
G1 第1の搬送ガイド
G1−1 第1の位置
G1−2 第2の位置
G2 第2の搬送ガイド
G2−1 搬送位置(第1の位置)
G2−2 折り位置(第2の位置)
SN1 第1のシート検知手段
SN2 第2のシート検知手段
特開2007−277006号公報

Claims (7)

  1. シートを搬送する第1搬送ローラ対と、
    前記第1搬送ローラ対によって搬送されたシートを案内する第1案内手段と、
    前記第1案内手段によって案内されたシートを搬送する第2搬送ローラ対と、
    前記第2搬送ローラ対によって搬送されたシートを案内する第2案内手段と、
    前記第2案内手段によって案内されたシートを搬送する正逆回転可能な第3搬送ローラ対と、
    前記第2搬送ローラ対と前記第3搬送ローラ対に前記シートが保持された状態で、
    前記第3搬送ローラ対を逆回転させて当該シートを撓ませて、折りローラ対によって折り処理する折り手段と、
    前記第1案内手段を第1の位置と当該第1の位置よりシート厚さ方向に大きい第2の位置に切り換える第1切換手段と、
    前記第2案内手段を前記折りローラ対から離間した第1の位置と当該折りローラ対に近接した第2の位置に切り換える第2切換手段と、
    と、
    を備えたシート処理装置において、
    前記第3搬送ローラ対を正回転させてシートを搬送する場合は、第1切換手段によって前記第1案内手段を前記第1の位置に切り換え、
    前記第2切換手段によって前記第2案内手段を第1の位置に切り換える第1パターンと、
    前記第3搬送ローラ対を逆回転させてシートを折り処理する場合は、前記第1切換手段によって前記第1案内手段を第2の位置に切り換え、
    第2切換手段によって前記第2案内手段を前記第2の位置に切り換える第2パターンと、
    を備えたことを特徴とするシート処理装置。
  2. 前記第1切換手段と前記第2切換手段は同一駆動であることを特徴とする請求項1記載のシート処理装置。
  3. 前記第1,第2案内手段は、切り換え制御に用いられる制御部の出力側に接続され、該制御部は、入力側に前記第1,第2の搬送手段による前記シートの搬送位置を検知可能な第1,第2のシート検知手段が接続され、連続してシートが導入される際の搬送速度において前記第2の搬送手段よりも第1の搬送手段での搬送速度が大きい場合に前記第1の搬送ガイドを前記第2の位置に切り換え、前記第2の搬送ガイドを折り目付け位置に切り換えることを特徴とする請求項1記載のシート処理装置。
  4. 前記制御部は、前記第1案内手段が前記第2の位置から第1の位置に切り換えられる際に前記第2搬送ローラ対での搬送速度を前記第1案内手段が前記第2の位置に切り換えられているときよりも増速することを特徴とする請求項3に記載のシート処理装置。
  5. 前記制御部は、前記導入されるシートの折り目付を行う場合、該当するシートが前記第3搬送ローラ対に到達した時点で前記第3搬送ローラ対およびこれに連動する折り手段を逆転して前記折り目付け位置に向けて前記シートの一部に撓み変形を生じさせることを特徴とする請求項3または4に記載のシート処理装置。
  6. 前記第2搬送ローラ対にはクラッチが装備され、前記第3搬送ローラ対の駆動力による前記シートの搬送が可能であることを特徴とする請求項1乃至5のうちのいずれか一つに記載のシート処理装置。
  7. 請求項1乃至6のうちのいずれか一つに記載のシート処理装置を用いる画像形成システムであって、
    前記シートの折り目付けを行う位置を境にして前記第1搬送ローラ対に対する前段装置として画像形成装置が、そして前記第3搬送ローラ対に対する後段装置として後処理装置がそれぞれ接続されることを特徴とする画像形成システム。
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