JP2014227199A - 飲料用容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 内容物の味覚悪化が少ない飲料用容器を提供する。
【解決手段】 エチレンと炭素数3〜6のα−オレフィンを共重合してなり、下記要件(1)〜(4)を満たすエチレン−α−オレフィン共重合体(A)50〜100重量%及び密度915kg/m以上930kg/m以下、メルトフローレート1.0g/10分以上10.0g/10分以下の高圧法低密度ポリエチレン(B)0〜50重量%((A)と(B)の合計は100重量%)を含むエチレン系樹脂組成物(C)の層を少なくとも1層有する積層体からなり、エチレン系樹脂組成物(C)の層が内容物と接触する層となる飲料用容器。
(1)密度920kg/m以上955kg/m以下
(2)メルトフローレート10.0g/10分以上50.0g/10分以下
(3)炭素数6以上の長鎖分岐を、炭素数1000個あたり0.01〜0.20個有する
(4)重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)の比Mw/Mnが2.0以上5.0未満
【選択図】 なし

Description

本発明は、内容物と接触する層にエチレン系樹脂組成物を有する飲料用容器に関するものである。
押出ラミネート加工によって得られる積層体のうち、ポリエチレン系樹脂を少なくとも一層積層してなる積層体は、クラフト包装、軟包装、印画紙支持体、テープ、各種容器など幅広い用途分野で用いられている。とりわけ食品包装、特に液体容器等の用途においては、低臭化処理を施した低臭ポリエチレン樹脂を最内層に配した積層体が用いられている(例えば、特許文献1参照。)。
押出ラミネート成形では押出樹脂を基材となるフィルムに接着させるために樹脂表面を酸化させて含酸素官能基を形成させる必要があり、300℃前後の高温で成形されるのが一般的である。この操作により基材への接着性は向上するものの、同時に発生するアルデヒド、ケトン、カルボン酸などの低分子量の含酸素化合物が多数発生し、フィルム表面および内部に残留する。これらの低分子量の含酸素化合物は、押出ラミネート成形体が飲料容器に成形されて飲料が充填された際に飲料中に溶解し、飲料の味覚・風味を著しく損なうことがある。
押出ラミネート加工中の酸化を抑制するためには、成形加工温度を低下させる、酸化防止剤を添加するなとの方策が考えられるが、樹脂と基材の接着性は著しく低下するため、樹脂の基材接着性と成形品内容物の味覚悪化防止は両立することが難しかった。
特開平10−193436号公報
本発明は、上記のような状況を鑑みなされたものであって、内容物の味覚悪化が少ない飲料用容器を提供することを目的とするものである。
本発明者らは前記課題を解決すべく鋭意検討した結果、特定の性状を有するエチレン系重合体を内容物と接触する層に配置した積層体からなる飲料用容器が、成形品内容物の味覚悪化が少ないことを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、エチレンと炭素数3〜6のα−オレフィンを共重合してなり、下記要件(1)〜(4)を満たすエチレン−α−オレフィン共重合体(A)50〜100重量%及び密度915kg/m以上930kg/m以下、メルトフローレート1.0g/10分以上10.0g/10分以下の高圧法低密度ポリエチレン(B)0〜50重量%((A)と(B)の合計は100重量%)を含むエチレン系樹脂組成物(C)の層を少なくとも1層有する積層体からなり、エチレン系樹脂組成物(C)の層が内容物と接触する層となる飲料用容器に関するものである。
(1)密度920kg/m以上955kg/m以下
(2)メルトフローレート10.0g/10分以上50.0g/10分以下
(3)炭素数6以上の長鎖分岐を、炭素数1000個あたり0.01〜0.20個有する
(4)重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)の比Mw/Mnが2.0以上5.0未満
以下に、本発明を詳細に説明する。
本発明の飲料用容器を構成するエチレン系樹脂組成物(C)の成分であるエチレン−α−オレフィン共重合体(A)は、エチレンから導かれる繰り返し単位と炭素数3〜6のα−オレフィンから導かれる繰り返し単位からなるエチレン−α−オレフィン共重合体である。炭素数3〜6のα−オレフィンとしては、例えばプロピレン、1−ブテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン、3−メチル−1−ブテン等が挙げられる。これら炭素数3〜6のα−オレフィンの少なくとも2種類を併用してもよい。
本発明の飲料用容器を構成するエチレン系樹脂組成物(C)の成分であるエチレン−α−オレフィン共重合体(A)は、密度が920kg/m以上955kg/m以下であり、好ましくは920kg/m以上945kg/m以下、最も好ましくは920kg/m以上935kg/m以下のものである。ここで、密度が920kg/m未満の場合、エチレン−α−オレフィン共重合体(A)の耐熱性が低下し成形加工時の熱履歴により飲料用容器の臭気および飲料用容器に内容物を充填した際の内容物の味覚が悪化するため好ましくない。一方、密度が955kg/mより大きい場合、エチレン系樹脂組成物(C)の層を有する積層体を飲料用容器に成形する際に必要なヒートシール温度が高くなり、飲料用容器の臭気を悪化させる恐れがあるため好ましくない。
なお密度の測定は、JIS K6760(1995)に準拠して密度勾配管法で測定することができる。
また、本発明の飲料用容器を構成するエチレン系樹脂組成物(C)の成分であるエチレン−α−オレフィン共重合体(A)は、メルトフローレート(以下MFRと記す)が、10.0g/10分以上50.0g/10分以下であり、好ましくは20.0g/10分以上40.0g/10分以下のものである。ここで、MFRが10.0g/10分未満である場合、エチレン系樹脂組成物(C)を成形加工する際の押出機の負荷が大きくなり、生産性が低下するため好ましくない。一方、50.0g/10分を超える場合、エチレン−α−オレフィン共重合体(A)に含まれる低分子量成分が増加するため成形加工時の熱履歴によって揮発成分が増加する恐れがあり、飲料用容器の臭気および飲料用容器に内容物を充填した際の内容物の味覚が悪化するため好ましくない。
なおMFRは、JIS K6760(1995)に準拠して190℃、2.16kg荷重の条件でメルトインデクサーにより測定することができる。
本発明の飲料用容器を構成するエチレン系樹脂組成物(C)の成分であるエチレン−α−オレフィン共重合体(A)は、構造中に炭素数6以上の長鎖分岐を炭素数1000個あたり0.01〜0.20個有するものである。構造中に長鎖分岐を炭素数1000個あたり0.01〜0.20個有することでエチレン−α−オレフィン共重合体(A)の溶融弾性が高くなり、エチレン系樹脂組成物(C)の成形加工性が向上する。長鎖分岐の数が炭素数1000個あたり0.01個未満である場合、エチレン系樹脂組成物の溶融弾性が低く、成形加工性が悪化(例えば押出ラミネート加工時のネックイン(溶融膜の幅落ち)が増大)し好ましくない。また長鎖分岐の数が炭素数1000個あたり0.20個より多い場合、エチレン系樹脂組成物(C)の溶融弾性が高くなりすぎ、成形加工性が悪化(例えば押出ラミネート加工時のドローダウン(高速成形性)が低下)するため好ましくない。
なお、長鎖分岐数とは、13C−NMR測定で検出されるヘキシル基以上(炭素数6以上)の分岐の数である。
さらに本発明の飲料用容器を構成するエチレン系樹脂組成物(C)の成分であるエチレン−α−オレフィン共重合体(A)は、エチレンと炭素数3〜6のオレフィンを共重合し数平均分子量(Mn)が2000以上であるマクロモノマーを合成し、当該マクロモノマーの存在下またはマクロモノマーの合成と同時に、エチレンおよび炭素数3〜6のオレフィンを重合することにより得られるポリエチレン系重合体であることが望ましい。マクロモノマーとは、末端にビニル基を有するオレフィン重合体であり、好ましくはエチレンを重合することによって得られる末端にビニル基を有するエチレン重合体、またはエチレンと炭素数3〜6のオレフィンを共重合することによって得られる末端にビニル基を有するエチレン共重合体である。
炭素数3〜6のオレフィンとしては、プロピレン、1−ブテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン、3−メチル−1−ブテンもしくはビニルシクロアルカン等のα−オレフィン、ブタジエンもしくは1,4−ヘキサジエン等のジエンを例示することができる。また、これらのオレフィンを2種類以上混合して用いることもできる。
マクロモノマーの直鎖状ポリエチレン換算の数平均分子量(Mn)は、2000以上であることが好ましく、さらに好ましくは5000以上であり、最も好ましくは10000以上である。直鎖状ポリエチレン換算の重量平均分子量(Mw)は、4000以上であり、好ましくは10000以上であり、さらに好ましくは15000より大きい。マクロモノマーの分子量を大きくすることでエチレン−α−オレフィン共重合体(A)に導入される長鎖分岐の長さが長くなり、溶融張力が向上する。
本発明の飲料用容器を構成するエチレン系樹脂組成物(C)の成分であるエチレン−α−オレフィン共重合体(A)は、重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)の比Mw/Mnが2.0以上5.0未満である。Mw/Mnが2.0未満の場合、成形加工時に押出機の押出負荷が高くなり、押出量が制限されることによって生産効率の低下を招くため好ましくない。またMw/Mnが5.0以上の場合、エチレン−α−オレフィン共重合体(A)に含まれる低分子量成分が増加するため成形加工時の熱履歴によって揮発成分が増加する恐れがあり、飲料用容器の臭気および飲料用容器に内容物を充填した際の内容物の味覚が悪化するため好ましくない。
なお、Mw/Mnは、ゲル・パーミエーション・クロマトグラフィー(GPC)によって標準ポリエチレン換算値である重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)を測定することにより算出することが可能である。
本発明の飲料用容器を構成するエチレン系樹脂組成物(C)の成分であるエチレン−α−オレフィン共重合体(A)を製造する方法に制限はなく、チーグラー触媒を用いる方法、フィリップス触媒を用いる方法、メタロセン触媒を用いる方法などで製造可能であるが、メタロセン触媒を用いる方法で製造することが好ましい。
メタロセン触媒を用いて、エチレン−α−オレフィン共重合体(A)を製造する場合、用いるメタロセン触媒は、メタロセン錯体、活性化助触媒、および必要に応じて有機アルミニウム化合物を構成成分として有し、特定のメタロセン触媒によりマクロモノマーを合成し、マクロモノマーの合成と同時に、特定のメタロセン触媒によりマクロモノマーとエチレンの共重合またはマクロモノマーとエチレンと炭素数3〜6のオレフィンの共重合とエチレンと炭素数3〜6のオレフィンの共重合を行うことが好ましい。
マクロモノマーを合成する特定のメタロセン触媒は、メタロセン錯体に、非架橋型ビス(インデニル)ジルコニウム錯体、非架橋型ビス(シクロペンタジエニル)ジルコニウム錯体、架橋型ビス(シクロペンタジエニル)ジルコニウム錯体、もしくは架橋型(シクロペンタジエニル)(インデニル)ジルコニウム錯体(以下、成分(j)と記す。)を用いた触媒であることが好ましい。
成分(j)の具体例として、例えばビス(インデニル)ジルコニウムジクロライド、ビス(シクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロライド、1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン−1,3−ジイル−ビス(シクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロライド、1,1−ジメチル−1−シラエタン−1,2−ジイル−ビス(シクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロライド、プロパン−1,3−ジイル−ビス(シクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロライド、ジメチルシランジイル(シクロペンタジエニル)(インデニル)ジルコニウムジクロライド、ジメチルシランジイル(シクロペンタジエニル)(2−メチルインデニル)ジルコニウムジクロライド、ジメチルシランジイル(シクロペンタジエニル)(4,7−ジメチルインデニル)ジルコニウムジクロライド、ジメチルシランジイル(シクロペンタジエニル)(2,4,7−トリメチルインデニル)ジルコニウムジクロライド等のジクロライドおよび上記遷移金属化合物のジメチル体、ジエチル体、ジヒドロ体、ジフェニル体、ジベンジル体を例示することができるが、これらに限定されるこのではない。
また、マクロモノマーの合成と同時に、マクロモノマーの共重合を行う特定のメタロセン触媒は、メタロセン錯体に、架橋型(シクロペンタジエニル)(フルオレニル)ジルコニウム錯体もしくは架橋型(インデニル)(フルオレニル)ジルコニウム錯体(以下、成分(k)と記す。)を用いた触媒であることが好ましい。
成分(k)の具体例として、例えばジフェニルメチレン(1−シクロペンタジエニル)(9−フルオレニル)ジルコニウムジクロリド、ジフェニルメチレン(2−トリメチルシリル−1−シクロペンタジエニル)(9−フルオレニル)ジルコニウムジクロリド、ジフェニルメチレン(1−シクロペンタジエニル)(2,7−ジメチル−9−フルオレニル)ジルコニウムジクロリド、ジフェニルメチレン(1−シクロペンタジエニル)(2,7−ジ−t−ブチル−9−フルオレニル)ジルコニウムジクロリド、イソプロピリデン(1−シクロペンタジエニル)(9−フルオレニル)ジルコニウムジクロリド、イソプロピリデン(1−シクロペンタジエニル)(2,7−ジ−t−ブチル−9−フルオレニル)ジルコニウムジクロリド、ジフェニルシランジイル(1−シクロペンタジエニル)(9−フルオレニル)ジルコニウムジクロリド、ジメチルシランジイル(1−シクロペンタジエニル)(9−フルオレニル)ジルコニウムジクロリド、ジフェニルメチレン(1−インデニル)(9−フルオレニル)ジルコニウムジクロリド、ジフェニルメチレン(2−フェニル−1−インデニル)(9−フルオレニル)ジルコニウムジクロリド、ジフェニルメチレン(2−フェニル−1−インデニル)(2,7−ジ−t−ブチル−9−フルオレニル)ジルコニウムジクロリド等のジクロライドおよび上記遷移金属化合物のジメチル体、ジエチル体、ジヒドロ体、ジフェニル体、ジベンジル体を例示することができる。また上記遷移金属化合物のジルコニウム原子をチタン原子またはハフニウム原子に置換した化合物も例示することもできるが、これらに限定されるものではない。
成分(j)に対する成分(k)の量は、特に制限はなく、0.0001〜100倍モルであることが好ましく、特に好ましくは0.001〜10倍モルである。
メタロセン触媒の構成成分として用いる活性化助触媒は、メタロセン錯体、またはメタロセン錯体と有機アルミニウム化合物の反応物を、オレフィンの重合が可能な活性種に変換する役割を果たす化合物を示し、メタロセン錯体からカチオン性化合物を生成させる化合物であることが好ましく、生成したカチオン性化合物は、オレフィンを重合することが可能な重合活性種として作用する。活性化助触媒は、重合活性種を形成した後、生成したカチオン性化合物に対して弱く配位または相互作用するものの、該活性種と直接反応しない化合物を提供する化合物である。
活性化助触媒の具体的な例として、メチルアルミノキサンなどのアルキルアルミノキサン、シリカゲル担持アルキルアルミノキサン、トリス(ペンタフルオエオフェニル)ホウ素などのトリス(フッ素化アリール)ホウ素、N,N−ジメチルアンモニウム−テトラキス(ペンタフルオロフェニル)ホウ素などのテトラキス(フッ素化アリール)ホウ素塩などのホウ素化合物、これらのシリカゲル担持物、および粘土鉱物、有機化合物で処理した粘土鉱物などを挙げることができるが、これら活性化助触媒の中で有機化合物で処理した粘土鉱物を用いることが好ましい。
活性化助触媒として、有機化合物で処理した粘土鉱物を用いる場合、用いる粘土鉱物は、スメクタイト群に属する粘土鉱物が好ましく、具体例としてモンモリロナイト、バイデライト、サポナイト、ヘクトライトなどを挙げることができる。また、これら粘土鉱物を複数混合して用いることも可能である。
なお、有機化合物処理とは、粘土鉱物層間に有機イオンを導入し、イオン複合体を形成することを示す。
有機化合物処理で用いられる有機化合物としては、N,N−ジメチル−n−オクタデシルアミン塩酸塩、N,N−ジメチル−n−エイコシルアミン塩酸塩、N,N−ジメチル−n−ドコシルアミン塩酸塩、N,N−ジメチルオレイルアミン塩酸塩、N,N−ジメチルベヘニルアミン塩酸塩、N−メチル−ビス(n−オクタデシル)アミン塩酸塩、N−メチル−ビス(n−エイコシル)アミン塩酸塩、N−メチル−ジオレイルアミン塩酸塩、N−メチル−ジベヘニルアミン塩酸塩、N,N−ジメチルアニリン塩酸塩などのアルキルアンモニウム塩を例示することができる。
メタロセン触媒は、成分(j)と成分(k)の混合物を活性化助触媒と反応させる方法、成分(j)と活性化助触媒を反応させた後、成分(k)を反応させる方法、成分(j)と成分(k)を別々に反応させる方法などで調製されるが、メタロセン触媒の調製方法に特に制限はない。
なお、メタロセン触媒は、触媒の調製時、メタロセン錯体の活性化や溶媒中の不純物の除去など、必要に応じてトリエチルアルミニウムやトリイソブチルアルミニウムなどのアルキルアルミニウムを用いてもよい。
本発明の飲料用容器を構成するエチレン系樹脂組成物(C)の成分であるエチレン−α−オレフィン共重合体(A)を製造する際には、重合温度−100〜120℃で行うことが好ましく、特に生産性を考慮すると20〜120℃が好ましく、さらには60〜120℃の範囲で行うことが好ましい。また、重合時間は10秒〜20時間の範囲が好ましく、重合圧力は常圧〜300MPaの範囲で行うことが好ましい。重合性単量体としては、エチレンと炭素数3〜6のα−オレフィンであり、エチレンと炭素数3〜6のα−オレフィンの供給割合として、エチレン/炭素数3〜6のα−オレフィン(モル比)が、1〜200、好ましくは3〜100、さらに好ましくは5〜50の供給割合を用いることができる。また、重合時に水素などを用いて分子量の調節を行うことも可能である。重合はバッチ式、半連続式、連続式のいずれの方法でも行うことが可能であり、重合条件を変えて2段階以上に分けて行うことも可能である。また、エチレン系共重合体は、重合終了後に従来既知の方法により重合溶媒から分離回収され、乾燥して得ることができる。
重合はスラリー状態、溶液状態または気相状態で実施することができ、特に、重合をスラリー状態で行う場合にはパウダー粒子形状の整ったエチレン系共重合体を効率よく、安定的に生産することができる。
本発明の飲料用容器を構成するエチレン系樹脂組成物(C)の成分であるエチレン−α−オレフィン共重合体(A)の長鎖分岐数は、マクロモノマーの末端ビニル数を増加させることによって増加できる。マクロモノマーの末端ビニル数は、マクロモノマー合成用のメタロセン化合物の選択により制御することができる。例えば、非架橋型メタロセン化合物を架橋型メタロセン化合物に変更することによって増加させることができる。
本発明の飲料用容器を構成するエチレン系樹脂組成物(C)の成分であるエチレン−α−オレフィン共重合体(A)のMw/Mnは、マクロモノマーのMnを減少させることによって増加できる。マクロモノマーのMnは、マクロモノマー合成用のメタロセン化合物の選択により制御することができる。例えば、非架橋型メタロセン化合物を架橋型メタロセン化合物に変更することによって減少させることができる。
本発明の飲料用容器を構成するエチレン系樹脂組成物(C)の成分である高圧法低密度ポリエチレン(B)は、従来公知の高圧ラジカル重合法により得ることができ、本発明の範囲において適宜選択される。
本発明の飲料用容器を構成するエチレン系樹脂組成物(C)の成分である高圧法低密度ポリエチレン(B)は、密度が915kg/m以上930kg/m以下、好ましくは915kg/m以上925kg/m以下のものである。密度が915kg/m未満の場合は、
高圧法低密度ポリエチレン(B)の耐熱性が低下して成形加工時の熱履歴により飲料用容器の臭気および飲料用容器に内容物を充填した際の内容物の味覚が悪化するため好ましくない。また密度が930kg/mを超える場合は、エチレン系樹脂組成物(C)の層を有する積層体を飲料用容器に成形する際に必要なヒートシール温度が高くなり、飲料用容器の臭気を悪化させる恐れがあるため好ましくない。
本発明の飲料用容器を構成するエチレン系樹脂組成物(C)の成分である高圧法低密度ポリエチレン(B)は、MFRが1.0g/10分以上10.0g/10分以下、好ましくは1.0g/10分以上5.0g/10分以下のものである。ここで、MFRが1.0g/10分未満である場合、エチレン系樹脂組成物(C)を成形加工する際に押出機の押出負荷が高くなり、押出量が制限されることによって生産効率の低下を招くため好ましくない。一方、10.0g/10分を超える場合、エチレン系樹脂組成物(C)の溶融弾性が小さくなり成形加工時の成形性が悪化するため好ましくない。
本発明の飲料用容器を構成するエチレン系樹脂組成物(C)は、エチレン−α−オレフィン共重合体(A)50〜100重量%、好ましくは60〜80重量%と高圧法低密度ポリエチレン(B)0〜50重量%、好ましくは20〜40重量%((A)と(B)の合計は100重量%)を含むものである。高圧法低密度ポリエチレン(B)の配合量が50重量%を超える場合は、エチレン系樹脂組成物(C)に含有される低分子量成分および二重結合量が多くなり、成形加工時に酸化を受けやすくなるために成形加工品の臭気や味覚が悪化する恐れがある。
混合の方法には特に制限はなく、単軸押出機、二軸押出機、ニーダー、バンバリー等で溶融混練する方法が例示される。溶融混練装置を用いる場合、溶融温度はポリエチレン系樹脂の融点〜300℃程度が好ましい。
本発明の飲料用容器を構成するエチレン系樹脂組成物(C)は、50℃のn−ヘプタンに対する可溶分が0.80重量%以下であることが好ましく、さらに好ましくは0.50重量%以下である。50℃のn−ヘプタンに対する可溶分が0.80重量%以下の場合は、エチレン系樹脂組成物(C)に含有される低分子量成分が少なく、これらの低分子量成分が成形加工中に熱分解して発生する低分子量の揮発成分量も少なくなることから、成形加工品の臭気や味覚が良好になるため好ましい。
なお、n−ヘプタンに対する可溶分は、樹脂を微粉状に粉砕して50℃のn−ヘプタン中に浸漬し、濾液を乾燥させた後に残留する成分の重量から測定することが可能である。
本発明の飲料用容器を構成するエチレン系樹脂組成物(C)は、二重結合の総含有量が炭素数1000個あたり0.20個以下であることが好ましく、さらに好ましくは炭素数1000個あたり0.18個以下、最も好ましくは炭素数1000個あたり0.15個以下である。二重結合の総含有量が炭素数1000個あたり0.20個以下の場合は、成形加工中の熱エネルギーによって二重結合を起点として発生するラジカルの発生量が少なくなり、ラジカルの反応によってポリエチレンが分解して生成する低分子量の揮発成分が少なくなることから、成形加工品の臭気や味覚が良好になるため好ましい。
本発明の飲料用容器を構成するエチレン系樹脂組成物(C)は、毛管粘度計で測定した130℃における溶融張力が20〜300mNの範囲であることが、良好な押出ラミネート加工性を得るためには好ましい。溶融張力が20mN未満では、ラミネート成形時のネックイン(幅落ち)が大きくなり、製品の歩留まりが悪化する恐れがある。一方溶融張力が300mNを超えると、ラミネート成形時の溶融膜が破断しやすくなり、加工速度が制限されることで生産性が悪化する恐れがある。
本発明の飲料用容器を構成するエチレン系樹脂組成物(C)には、必要に応じて、酸化防止剤、光安定剤、帯電防止剤、滑剤、ブロッキング防止剤等、ポリオレフィン樹脂に一般的に用いられている添加剤を本発明の目的を損なわない範囲で添加してもかまわない。
本発明の飲料用容器を構成する積層体は、エチレン系樹脂組成物(C)の層を少なくとも1層有する。積層体の構成は、エチレン系樹脂組成物(C)の層を積層体の最外層に配置したものであり、積層体は、基材を有していても良い。積層体の構成例としては、エチレン系樹脂組成物(C)層/基材層の2層構成、エチレン系樹脂組成物(C)層/基材層/エチレン系樹脂組成物(C)の3層構成、あるいは2種以上の基材を使用した多層構成などが例示できる。
基材については特に制限はなく、合成高分子重合体フィルムおよびシート、織布、不織布、金属箔、紙類、セロファン等が挙げられる。例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリアミド、ポリビニルアルコール、ポリカーボネート、ポリエチレン、ポリプロピレン等の合成高分子重合体からなるフィルムおよびシート等が挙げられる。さらに、これらの高分子重合体フィルムおよびシートは、さらにアルミ蒸着、アルミナ蒸着、二酸化珪素蒸着されたものでもよい。また、これらの高分子重合体フィルムおよびシートは、さらにウレタン系インキ等を用いて印刷されたものでもよい。金属箔としては、アルミ箔、銅箔などが例示でき、また、紙類としてはクラフト紙、伸張紙、上質紙、グラシン紙、カップ原紙や印画紙原紙等の板紙などが挙げられる。
本発明の飲料用容器を構成する積層体において、エチレン系樹脂組成物(C)と基材の間には1層もしくは2層以上の層を設けることができる。当該層を構成する材料については特に制限はなく、合成高分子重合体フィルムおよびシート、織布、不織布、金属箔、紙類、セロファン等が挙げられる。合成高分子重合体としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリアミド、ポリビニルアルコール、ポリカーボネート、ポリエチレン、ポリプロピレン等を例示できる。また当該層を積層する方法については特に制限はなく、シングルラミネート加工法、タンデムラミネート加工法、サンドウィッチラミネート加工法、共押出ラミネート加工法などの各種押出ラミネート加工法やドライラミネート加工法等を例示できる。
本発明の飲料用容器において、エチレン系樹脂組成物(C)層の厚みは、本発明の目的が達成される限りにおいて特に制限はないが、製函などの二次加工がしやすいことから、5μm〜5mmの厚みであることが好ましく、経済性の観点から7μm〜150μmの範囲が最も好適である。
積層体を得る手法としては特に制限はなく、溶融させたエチレン系樹脂組成物(C)を基材上に押し出して積層するシングルラミネート加工法、タンデムラミネート加工法、サンドウィッチラミネート加工法、共押出ラミネート加工法などの各種押出ラミネート加工法、インフレーション成形機やTダイ成形機などであらかじめフィルム化したエチレン系樹脂組成物(C)を基材と接着剤で貼り合わせるドライラミネート加工法、ウェットラミネート加工法などを例示することができる。押出ラミネート法によって積層する場合はエチレン系樹脂組成物(C)の温度は260〜350℃の範囲が好ましく、冷却ロールの表面温度は10〜50℃の範囲が好ましい。
本発明の飲料用容器の形状については特に制限はなく、基材に板紙を用いエチレン系樹脂組成物(C)層が容器の内面になるよう成型された箱型紙容器あるいは紙カップ、基材にポリエチレンテレフタレートやポリアミド等の合成高分子重合体フィルムを用い、エチレン系樹脂組成物(C)層が容器の内面になるように成形された袋状容器などを例示することができる。
本発明の飲料用容器の成形方法については特に制限はなく、従来公知の方法により成形を行うことができ、本発明の範囲において適宜選択される。
本発明の飲料用容器は、内容物の味覚悪化が少ないことから、ミネラルウォーターやアルコール飲料など臭気や味覚および風味の変化に敏感な内容物に対しても、飲料本来の特徴を損なわずに消費者に提供することが可能となる。
以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
以下に、各物性の評価方法を示す。
(1)メルトマスフローレート(MFR)
JIS K6922−1(1997年)に準拠し、測定した。
(2)密度
JIS K6922−1(1997年)に準拠し、測定した。
(3)n−ヘプタン可溶分
測定対象の樹脂を液体窒素で凍結させた後、ウィレー粉砕機((株)池田理化製 W−50)により機械的に粉砕して微粉状にした。微粉状の樹脂4gを精密に秤量し、これにn−ヘプタン400mLを加えてウォーターバス中で50℃に加熱しながら2時間抽出を行った。抽出終了後に濾過し、濾液を蒸発乾固させた後、さらにイナートオーブンで1時間乾燥した。蒸発残分の重量を測定し、抽出に用いた樹脂の重量との比から抽出率を求めた。
(4)重量平均分子量(Mw)および数平均分子量(Mn)
重量平均分子量(Mw)、数平均分子量(Mn)および重量平均分子量と数平均分子量の比(Mw/Mn)は、ゲル・パーミエーション・クロマトグラフィー(GPC)によって測定した。GPC装置としては東ソー(株)製 HLC−8121GPC/HTを用い、カラムとしては東ソー(株)製 TSKgel GMHhr−H(20)HTを用い、カラム温度を140℃に設定し、溶離液として1,2,4−トリクロロベンゼンを用いて測定した。測定試料は1.0mg/mlの濃度で調製し、0.3ml注入して測定した。分子量の検量線は、分子量既知のポリスチレン試料を用いて校正されている。なお、MwおよびMnは直鎖状ポリエチレン換算の値として求めた。
(5)長鎖分岐数
樹脂中の長鎖分岐数は、Varian製 VNMRS−400型核磁気共鳴装置を用いて、13C−NMRによってヘキシル基以上の長鎖分岐の数を測定した。溶媒はテトラクロロエタン−d2である。主鎖メチレン炭素1,000個当たりの個数として、「マクロモレキュールズ(Macromolecules)」第31巻、25号、8677〜8683ページ(1998年)に記載の下記式(4)から求めた。
長鎖分岐数=IAα/(3×IAtot) (4)
[式中、IAαはヘキシル基以上の長鎖分岐のα−炭素ピーク(化学シフト:34.6ppm)の積分強度であり、IAtotは主鎖メチレン炭素のピーク(30.0ppm)の積分強度である。]
(6)二重結合量
樹脂中の二重結合量は、評価用樹脂を150℃、2分間のプレス成形により厚み0.2mmのプレスシートを作製し、これを赤外分光光度計(パーキンエルマー社製Spectrum One)を用いて吸光スペクトルを測定した。二重結合(末端ビニル基、トランスビニレン基、ビニリデン基)に相当する吸収ピークの面積を測定し、これを二重結合量既知の試料を用いて作成した検量線によって炭素数1000個あたりの二重結合量に変換した。
(7)飲料用容器内容物の味覚
バレル温度340℃、ダイ温度335℃に設定した、スクリュー径90mmの押出ラミネーターを用い、エアギャップ長130mm、引取速度100m/分、吐出量60kg/hの条件で、評価用樹脂を20μmの厚さでPETフィルム(厚み25μm)上に押出ラミネートして積層体を得た。得られた積層体を評価用樹脂層が内側となるように二つ折りにし三方をヒートシールすることで、内表面積0.12mの袋状飲料用容器を作製した。これに市販の瓶入りミネラルウォーター50mLを封入した。これを60℃で48時間加熱処理して得られた処理水をミネラルウォーターで100倍に希釈して評価用試料とした。
味覚の評価は5名のパネラーによる官能試験で行った。評価用試料と未処理のミネラルウォーターの味覚を比較して差があると答えたパネラーの人数により以下のように決定した。
○:差があると答えたパネラー0〜1名
△:差があると答えたパネラー2〜3名
×:差があると答えたパネラー4名以上
本方法では、評価結果が○の場合に、味覚が良好であると判断した。
(8)溶融張力
バレル直径9.55mmの毛管粘度計(東洋精機製作所、商品名:キャピログラフ)に、長さが8mm、直径が2.095mm、流入角が90°のダイスを装着した。バレル温度を130℃、ピストン降下速度を10mm/分、引取速度を48に設定し、引き取りに必要な荷重(mN)を溶融張力とした。なお、測定は23℃に設定した恒温室内で行った。
合成例1
[変性ヘクトライトの調製]
水3Lにエタノール3Lと37%濃塩酸100mLを加えた後、得られた溶液にN−メチル−ジオレイルアミン585g(1.1mol)を添加し、60℃に加熱することによって、塩酸塩溶液を調製した。この溶液にヘクトライト1kgを加えた。この懸濁液を60℃で、3時間撹拌し、上澄液を除去した後、60℃の水50Lで洗浄した。その後、60℃、10−3torrで24時間乾燥し、ジェットミルで粉砕することによって、平均粒径5.2μmの変性ヘクトライトを得た。
[ポリエチレン系樹脂製造触媒の調製]
前記変性ヘクトライト500gをヘキサン1.7Lに懸濁させ、ジメチルシランジイル(シクロペンタジエニル)(2−メチルインデニル)ジルコニウムジクロライド8.25g(20.0mmol)とトリイソブチルアルミニウムのヘキサン溶液(0.714M)2.8L(2mol)の混合液を添加し、60℃で3時間攪拌した後、静置して上澄み液を除去、さらにトリイソブチルアルミニウムのヘキサン溶液(0.15M)を添加してマクロモノマー合成触媒(100g/L)とした。
上記で調製したマクロモノマー合成触媒にジメチルシランジイル(シクロペンタジエニル)(2−メチルインデニル)ジルコニウムジクロライドに対して10mol%のイソプロピリデン(1−シクロペンタジエニル)(2,7−ジ−t−ブチル−9−フルオレニル)ジルコニウムジクロリド1.21g(2.22mmol)を添加して室温で6時間撹拌した。静置して上澄み液を除去、さらにトリイソブチルアルミニウムのヘキサン溶液(0.15M)を添加して最終的に100g/Lのポリエチレン系樹脂製造触媒を得た。
[エチレン−α−オレフィン共重合体(A−1)の製造]
内容積540Lの重合器に、ヘキサンを145kg/時、エチレンを33.0kg/時、ブテン−1を4.9kg/時、水素を20NL/時およびポリマー生産量が30kg/時になるように上記[ポリエチレン系樹脂製造触媒の調製]で調製したポリエチレン系樹脂製造触媒を連続的に供給し、全圧を3,000kPa、重合器内温を60℃に保ちながら連続的に重合反応を行った。重合器から連続的にスラリー抜き出し、未反応の水素、エチレン、ブテン−1を除去した後、分離、乾燥の工程を経てエチレン−α−オレフィン共重合体(A−1)粉末を得た。これを200℃に設定した50mm径の単軸押出機を使用して溶融混練し、ペレタイズすることでエチレン−α−オレフィン共重合体(A−1)ペレットを得た。得られたエチレン−α−オレフィン共重合体(A−1)ペレットの密度は925kg/m、MFRは24.1g/10分、長鎖分岐数は1000炭素原子当り0.13個、重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)の比Mw/Mnは3.8であった。またn−ヘプタン可溶分は0.12重量%であった。
なお、この合成例では、下記参考例1に示すマクロモノマーの製造と同時に、エチレンおよび1−ブテンの重合が行われている。
参考例1
[マクロモノマーの合成]
合成例1[エチレン−α−オレフィン共重合体(A−1)の製造]において、ポリエチレン系樹脂製造触媒の代わりに合成例1[ポリエチレン系樹脂製造触媒の調製]で調製したマクロモノマー合成触媒を用いたこと以外は、合成例1と同様に行い、マクロモノマーペレットを得た。得られたマクロモノマーペレットのMn=15000であり、Mw/Mn=2.5であった。また、マクロモノマーペレットの末端構造を解析したところ、1000炭素当りの末端ビニル数は0.07個であった。
合成例2
[ポリエチレン系樹脂製造触媒の調製]
合成例1[変性ヘクトライトの調製]で調製した変性ヘクトライト500gをヘキサン1.7Lに懸濁させ、ジメチルシランジイル(シクロペンタジエニル)(2,4,7−トリメチルインデニル)ジルコニウムジクロライド8.81g(20.0mmol)とトリイソブチルアルミニウムのヘキサン溶液(0.714M)2.8L(2mol)の混合液を添加し、60℃で3時間攪拌した後、静置して上澄み液を除去、さらにトリイソブチルアルミニウムのヘキサン溶液(0.15M)を添加してマクロモノマー合成触媒(100g/L)とした。
上記で調製したマクロモノマー合成触媒にジメチルシランジイル(シクロペンタジエニル)(2,4,7−トリメチルインデニル)ジルコニウムジクロライドに対して5mol%のジフェニルメチレン(1−シクロペンタジエニル)(9−フルオレニル)ジルコニウムジクロリド0.58g(1.05mmol)を添加して室温で6時間撹拌した。静置して上澄み液を除去、さらにトリイソブチルアルミニウムのヘキサン溶液(0.15M)を添加して最終的に100g/Lのポリエチレン系樹脂製造触媒を得た。
[エチレン−α−オレフィン共重合体(A−2)の製造]
合成例1[エチレン−α−オレフィン共重合体(A−1)の製造]において、ブテン−1を4.9kg/時から5.3kg/時、水素供給量を20NL/時から5NL/時に変え、触媒を上記[ポリエチレン系樹脂製造触媒の調製]で調製したポリエチレン系樹脂製造触媒に変更したこと以外は、合成例1と同様に行い、エチレン−α−オレフィン共重合体(A−2)を得た。得られたエチレン−α−オレフィン共重合体(A−2)の密度は920kg/m、MFRは12.7g/10分、長鎖分岐数は1000炭素原子当り0.10個、重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)の比Mw/Mnは4.2であった。またn−ヘプタン可溶分は0.18重量%であった。
参考例2
[マクロモノマーの合成]
合成例2[エチレン−α−オレフィン共重合体(A−2)の製造]において、ポリエチレン系樹脂製造触媒の代わりに合成例2[ポリエチレン系樹脂製造触媒の調製]で調製したマクロモノマー合成触媒を用いたこと以外は、合成例2と同様に行い、マクロモノマーペレットを得た。得られたマクロモノマーペレットのMn=20000であり、Mw/Mn=2.8であった。また、マクロモノマーペレットの末端構造を解析したところ、1000炭素当りの末端ビニル数は0.05個であった。
合成例3
[エチレン−α−オレフィン共重合体(A−3)の製造]
合成例1[エチレン−α−オレフィン共重合体(A−1)の製造]において、ブテン−1を4.9kg/時から5.3kg/時、水素供給量を20NL/時から30NL/時に変え、触媒を合成例2[ポリエチレン系樹脂製造触媒の調製]で調製したポリエチレン系樹脂製造触媒に変更したこと以外は、合成例1と同様に行い、エチレン−α−オレフィン共重合体(A−3)を得た。得られたエチレン−α−オレフィン共重合体(A−3)の密度は920kg/m、MFRは39.2g/10分、長鎖分岐数は1000炭素原子当り0.12個、重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)の比Mw/Mnは4.1であった。また、n−ヘプタン可溶分は0.25重量%であった。
参考例3
[マクロモノマーの合成]
合成例3[エチレン−α−オレフィン共重合体(A−3)の製造]において、ポリエチレン系樹脂製造触媒の代わりに合成例2[ポリエチレン系樹脂製造触媒の調製]で調製したマクロモノマー合成触媒を用いたこと以外は、合成例3と同様に行い、マクロモノマーペレットを得た。得られたマクロモノマーペレットのMn=10000であり、Mw/Mn=3.0であった。また、マクロモノマーペレットの末端構造を解析したところ、1000炭素当りの末端ビニル数は0.05個であった。
合成例4
[ポリエチレン系樹脂製造触媒の調製]
合成例1[変性ヘクトライトの調製]で調製した変性ヘクトライト500gをヘキサン1.7Lに懸濁させ、ビス(インデニル)ジルコニウムジクロライド7.85g(20.0mmol)とトリイソブチルアルミニウムのヘキサン溶液(0.714M)2.8L(2mol)の混合液を添加し、60℃で3時間攪拌した後、静置して上澄み液を除去、さらにトリイソブチルアルミニウムのヘキサン溶液(0.15M)を添加してマクロモノマー合成触媒(100g/L)とした。
上記で調製したマクロモノマー合成触媒にビス(インデニル)ジルコニウムジクロライドに対して5mol%のイソプロピリデン(1−シクロペンタジエニル)(2,7−ジ−t−ブチル−9−フルオレニル)ジルコニウムジクロリド0.57g(1.05mmol)を添加して室温で6時間撹拌した。静置して上澄み液を除去、さらにトリイソブチルアルミニウムのヘキサン溶液(0.15M)を添加して最終的に100g/Lのポリエチレン系樹脂製造触媒を得た。
[エチレン−α−オレフィン共重合体(A−4)の製造]
合成例1[エチレン−α−オレフィン共重合体(A−1)の製造]において、ブテン−1を4.9kg/時から0.5kg/時、水素供給量を20NL/時から5NL/時、重合温度を60℃から85℃に変え、触媒を上記[ポリエチレン系樹脂製造触媒の調製]で調製したポリエチレン系樹脂製造触媒に変更したこと以外は、合成例1と同様に行い、エチレン−α−オレフィン共重合体(A−4)を得た。得られたエチレン−α−オレフィン共重合体(A−4)の密度は955kg/m、MFRは11.3g/10分、長鎖分岐数は1000炭素原子当り0.03個、重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)の比Mw/Mnは2.4であった。また、n−ヘプタン可溶分は0.09重量%であった。
参考例4
[マクロモノマーの合成]
合成例4[エチレン−α−オレフィン共重合体(A−4)の製造]において、ポリエチレン系樹脂製造触媒の代わりに合成例4[ポリエチレン系樹脂製造触媒の調製]で調製したマクロモノマー合成触媒を用いたこと以外は、合成例4と同様に行い、マクロモノマーペレットを得た。得られたマクロモノマーペレットのMn=20000であり、Mw/Mn=2.2であった。また、マクロモノマーペレットの末端構造を解析したところ、1000炭素当りの末端ビニル数は0.02個であった。
合成例5
[エチレン−α−オレフィン共重合体(A−5)の製造]
合成例1[エチレン−α−オレフィン共重合体(A−1)の製造]において、ブテン−1を4.9kg/時から0.5kg/時、水素供給量を20NL/時から30NL/時、重合温度を60℃から85℃に変え、触媒を合成例4[ポリエチレン系樹脂製造触媒の調製]で調製したポリエチレン系樹脂製造触媒に変更したこと以外は、合成例1と同様に行い、エチレン−α−オレフィン共重合体(A−5)を得た。得られたエチレン−α−オレフィン共重合体(A−5)の密度は955kg/m、MFRは38.4g/10分、長鎖分岐数は1000炭素原子当り0.03個、重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)の比Mw/Mnは2.3であった。また、n−ヘプタン可溶分は0.11重量%であった。
参考例5
[マクロモノマーの合成]
合成例5[エチレン−α−オレフィン共重合体(A−5)の製造]において、ポリエチレン系樹脂製造触媒の代わりに合成例4[ポリエチレン系樹脂製造触媒の調製]で調製したマクロモノマー合成触媒を用いたこと以外は、合成例5と同様に行い、マクロモノマーペレットを得た。得られたマクロモノマーペレットのMn=17000であり、Mw/Mn=2.3であった。また、マクロモノマーペレットの末端構造を解析したところ、1000炭素当りの末端ビニル数は0.02個であった。
合成例6
[エチレン−α−オレフィン共重合体(A−6)の製造]
高温高圧重合用に装備された反応器を用いて重合を行った。まずエチレン、1−ブテンを連続的に反応器内に圧入し、全圧を900kg/cm2に、1−ブテン濃度を39.4モル%になるように設定した。そして、反応器を1500rpmで撹拌した。
別の容器でジフェニルメチレン(シクロペンタジエニル)(フルオレニル)ジルコニウムジクロライドのトルエン溶液にトリイソブチルアルミニウムのトルエン溶液をアルミニウムがジルコニウム当り250倍モルになるように加えた。更に、そこにN,N−ジメチルアニリニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレートのトルエン溶液をホウ素がジルコニウム当り1倍モルになるように加えて触媒溶液を得た。
その後、得られた触媒溶液を反応器に供給し、反応器の温度を190℃になるように設定して連続的に重合を行い、エチレン−α−オレフィン共重合体(A−6)を得た。得られたエチレン−α−オレフィン共重合体(A−6)の密度は923kg/m、MFRは20.4g/10分、重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)の比Mw/Mnは1.5であった。長鎖分岐は検出されなかった。また、n−ヘプタン可溶分は0.44重量%であった。
Figure 2014227199
下記実施例および比較例で用いた高密度ポリエチレンおよび高圧法低密度ポリエチレンの特性を表2に示す。
Figure 2014227199
実施例1
合成例1に示したエチレン−α−オレフィン共重合体(A−1)75重量%、高圧ラジカル重合法で得られた低密度ポリエチレン(東ソー(株)製 商品名ペトロセン 360;密度919kg/m、MFR1.6g/10分)(以下、(B−1)という。)25重量%をタンブラーミキサーにて予備混合した後、シリンダー温度180℃に調整した単軸押出機((株)プラコー製、型式 PDA−50)で溶融混練してペレット化することで、エチレン系樹脂組成物(C)を得た。これについて、n−ヘプタン可溶分、二重結合量を測定した。また、このエチレン系樹脂組成物(C)をPETフィルムに押出ラミネートして得られた積層体を用いた飲料用容器について、「(7)飲料用容器内容物の味覚」に記載の方法により、内容物の味覚を評価した。これらの評価結果を表3に示す。
実施例2
配合比率を、A−1 50重量%、B−1 50重量%に変更した以外は実施例1と同様にしてエチレン系樹脂組成物(C)を得た。これについて、n−ヘプタン可溶分、二重結合量を測定した。また、このエチレン系樹脂組成物(C)をPETフィルムに押出ラミネートして得られた積層体を用いた飲料用容器について、「(7)飲料用容器内容物の味覚」に記載の方法により、内容物の味覚を評価した。これらの評価結果を表3に示す。
実施例3
配合比率を、A−1 100重量%、B−1 0重量%に変更した以外は実施例1と同様にしてエチレン系樹脂組成物(C)を得た。これについて、n−ヘプタン可溶分、二重結合量を測定した。また、このエチレン系樹脂組成物(C)をPETフィルムに押出ラミネートして得られた積層体を用いた飲料用容器について、「(7)飲料用容器内容物の味覚」に記載の方法により、内容物の味覚を評価した。これらの評価結果を表3に示す。
実施例4
エチレン−α−オレフィン共重合体としてA−1の代わりに合成例2に示したエチレン−α−オレフィン共重合体A−2を使用した以外は実施例1と同様にしてエチレン系樹脂組成物(C)を得た。これについて、n−ヘプタン可溶分、二重結合量を測定した。また、このエチレン系樹脂組成物(C)をPETフィルムに押出ラミネートして得られた積層体を用いた飲料用容器について、「(7)飲料用容器内容物の味覚」に記載の方法により、内容物の味覚を評価した。これらの評価結果を表3に示す。
実施例5
エチレン−α−オレフィン共重合体としてA−1の代わりに合成例3に示したエチレン−α−オレフィン共重合体A−3を使用した以外は実施例1と同様にしてエチレン系樹脂組成物(C)を得た。これについて、n−ヘプタン可溶分、二重結合量を測定した。また、このエチレン系樹脂組成物(C)をPETフィルムに押出ラミネートして得られた積層体を用いた飲料用容器について、「(7)飲料用容器内容物の味覚」に記載の方法により、内容物の味覚を評価した。これらの評価結果を表3に示す。
実施例6
エチレン−α−オレフィン共重合体としてA−1の代わりに合成例4に示したエチレン−α−オレフィン共重合体A−4を使用した以外は実施例1と同様にしてエチレン系樹脂組成物(C)を得た。これについて、n−ヘプタン可溶分、二重結合量を測定した。また、このエチレン系樹脂組成物(C)をPETフィルムに押出ラミネートして得られた積層体を用いた飲料用容器について、「(7)飲料用容器内容物の味覚」に記載の方法により、内容物の味覚を評価した。これらの評価結果を表3に示す。
実施例7
エチレン−α−オレフィン共重合体としてA−1の代わりに合成例5に示したエチレン−α−オレフィン共重合体A−5を使用した以外は実施例1と同様にしてエチレン系樹脂組成物(C)を得た。これについて、n−ヘプタン可溶分、二重結合量を測定した。また、このエチレン系樹脂組成物(C)をPETフィルムに押出ラミネートして得られた積層体を用いた飲料用容器について、「(7)飲料用容器内容物の味覚」に記載の方法により、内容物の味覚を評価した。これらの評価結果を表3に示す。
実施例8
高圧法低密度ポリエチレンとしてB−1の代わりに高圧法低密度ポリエチレンB−2(東ソー(株)製 商品名ペトロセン 205;密度924kg/m、MFR3.1g/10分)を使用した以外は実施例1と同様にしてエチレン系樹脂組成物(C)を得た。これについて、n−ヘプタン可溶分、二重結合量を測定した。また、このエチレン系樹脂組成物(C)をPETフィルムに押出ラミネートして得られた積層体を用いた飲料用容器について、「(7)飲料用容器内容物の味覚」に記載の方法により、内容物の味覚を評価した。これらの評価結果を表3に示す。
実施例9
高圧法低密度ポリエチレンとしてB−1の代わりに高圧法低密度ポリエチレンB−3(東ソー(株)製 商品名ペトロセン 203;密度919kg/m、MFR7.9g/10分)を使用した以外は実施例1と同様にしてエチレン系樹脂組成物(C)を得た。これについて、n−ヘプタン可溶分、二重結合量を測定した。また、このエチレン系樹脂組成物(C)をPETフィルムに押出ラミネートして得られた積層体を用いた飲料用容器について、「(7)飲料用容器内容物の味覚」に記載の方法により、内容物の味覚を評価した。これらの評価結果を表3に示す。
Figure 2014227199
比較例1
エチレン−α−オレフィン共重合体(A)を配合せず、配合比率をB−3 100重量%に変更した以外は実施例1と同様にしてエチレン系樹脂組成物(C)を得た。これについて、n−ヘプタン可溶分、二重結合量を測定した。また、このエチレン系樹脂組成物(C)をPETフィルムに押出ラミネートして得られた積層体を用いた飲料用容器について、「(7)飲料用容器内容物の味覚」に記載の方法により、内容物の味覚を評価した。これらの評価結果を表4に示す。
エチレン系樹脂組成物(C)はn−ヘプタン可溶分と二重結合量がいずれも多いため、得られた飲料用容器は内容物の味覚が不良であった。
比較例2
高圧法低密度ポリエチレン(B)を配合せず、エチレン−α−オレフィン共重合体としてA−1の代わりに合成例6に示したエチレン−α−オレフィン共重合体A−6を使用した以外は実施例1と同様にしてエチレン系樹脂組成物(C)を得た。これについて、n−ヘプタン可溶分、二重結合量を測定した。また、このエチレン系樹脂組成物(C)をラミネートした積層体を用いた飲料用容器を作製するために、押出ラミネート成形を試みたが、溶融膜が非常に不安定であり積層体を得ることができなかった。
比較例3
エチレン−α−オレフィン共重合体としてA−1の代わりに合成例6に示したエチレン−α−オレフィン共重合体A−6を使用した以外は実施例1と同様にしてエチレン系樹脂組成物(C)を得た。これについて、n−ヘプタン可溶分、二重結合量を測定した。また、このエチレン系樹脂組成物(C)をPETフィルムに押出ラミネートして得られた積層体を用いた飲料用容器について、「(7)飲料用容器内容物の味覚」に記載の方法により、内容物の味覚を評価した。これらの評価結果を表4に示す。
エチレン系樹脂組成物(C)は二重結合量が多いため、得られた飲料用容器は内容物の味覚が不良であった。
Figure 2014227199

Claims (3)

  1. エチレンと炭素数3〜6のα−オレフィンを共重合してなり、下記要件(1)〜(4)を満たすエチレン−α−オレフィン共重合体(A)50〜100重量%及び密度915kg/m以上930kg/m以下、メルトフローレート1.0g/10分以上10.0g/10分以下の高圧法低密度ポリエチレン(B)0〜50重量%((A)と(B)の合計は100重量%)を含むエチレン系樹脂組成物(C)の層を少なくとも1層有する積層体からなり、エチレン系樹脂組成物(C)の層が内容物と接触する層となる飲料用容器。
    (1)密度920kg/m以上955kg/m以下
    (2)メルトフローレート10.0g/10分以上50.0g/10分以下
    (3)炭素数6以上の長鎖分岐を、炭素数1000個あたり0.01〜0.20個有する
    (4)重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)の比Mw/Mnが2.0以上5.0未満
  2. エチレン系樹脂組成物(C)が、下記要件(5)〜(6)を満たすことを特徴とする請求項1に記載の飲料用容器。
    (5)50℃のn−ヘプタンに対する可溶分が0.80重量%以下
    (6)二重結合の総含有量が、炭素数1000個あたり0.20個以下
  3. エチレン−α−オレフィン共重合体(A)が、エチレンと炭素数3〜6のオレフィンを共重合し数平均分子量(Mn)が2000以上であるマクロモノマーを合成し、当該マクロモノマーの存在下またはマクロモノマーの合成と同時に、エチレンおよび炭素数3〜6のオレフィンを重合することにより得られるポリエチレン系重合体であることを特徴とする請求項1または2に記載の飲料用容器。
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