JP2014224785A - ハンドラーおよび検査装置 - Google Patents

ハンドラーおよび検査装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2014224785A
JP2014224785A JP2013104802A JP2013104802A JP2014224785A JP 2014224785 A JP2014224785 A JP 2014224785A JP 2013104802 A JP2013104802 A JP 2013104802A JP 2013104802 A JP2013104802 A JP 2013104802A JP 2014224785 A JP2014224785 A JP 2014224785A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
temperature
holding
inspection
holding unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013104802A
Other languages
English (en)
Inventor
清水 博之
Hiroyuki Shimizu
博之 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2013104802A priority Critical patent/JP2014224785A/ja
Priority to TW103109802A priority patent/TWI621858B/zh
Publication of JP2014224785A publication Critical patent/JP2014224785A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Testing Of Individual Semiconductor Devices (AREA)

Abstract

【課題】第1対象物および第2対象物に対する加熱を行なう際に、その加熱に先立って、第1温度検出部および第2温度検出部が適正に作動するものであることを確認することができるハンドラーおよび検査装置を提供すること。【解決手段】ハンドラーは、第1加熱プレート上のICデバイスごと加熱して、ICデバイスの温度を調整する第1温度調整部と、第2加熱プレート上のICデバイスごと加熱して、ICデバイスの温度を調整する第2温度調整部と、第1加熱プレートの温度THotPlate1を検出する第1温度検出部と、第2加熱プレートの温度THotPlate2を検出する第2温度検出部と、絶対値|THotPlate1−THotPlate2|が閾値αHotPlate以上か否かを判断する制御部と、制御部が絶対値|THotPlate1−THotPlate2|が閾値αHotPlate以上であると判断した場合に、その旨を報知する報知部とを備える。【選択図】図6

Description

本発明は、ハンドラーおよび検査装置に関する。
従来から、例えばICデバイスなどの電子部品の電気的特性を検査する(以下「電気的検査」と言う)電子部品試験装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の電子部品試験装置では、電気的検査を行なうに際し、電子部品を加熱して、すなわち、高温環境下で、その電気的検査を行なう場合がある。この電子部品を加熱する構成としては、当該電子部品を保持する吸着チャックに設けられたチャンバーと、チャンバー内に配置された熱伝導板とを有する構成となっている。チャンバーには、当該チャンバー内に流入する以前に予め加熱された高温エアーが流入する。そして、この高温エアーは、前記保持された電子部品に直接的に吹き付けられて、当該電子部品を加熱する。このときの加熱温度は、温度センサーによって検出される。
しかしながら、このような加熱構成を有する電子部品試験装置では、例えば温度センサーが不良品である場合には、加熱温度が実際の温度と異なって検出される。この場合、所望の高温環境下での電気的検査を正確に行なうことができなかったり、ICデバイスに対する過度の加熱がされたりする等の問題が生じる。
特開平3−137579号公報
本発明の目的は、各対象物に対する加熱を行なう際に、その加熱に先立って、第1温度検出部および第2温度検出部が適正に作動するものであることを確認することができるハンドラーおよび検査装置を提供することにある。
このような目的は、下記の本発明により達成される。
本発明のハンドラーは、搬送対象物を保持する第1保持ユニットが設置される第1ユニット設置部と、
搬送対象物を保持し、前記第1保持ユニットに保持された搬送対象物に対する動作と同じ動作を施す第2保持ユニットが設置される第2ユニット設置部と、
前記第1保持ユニットを加熱または冷却して、該第1保持ユニットに保持された搬送対象物の温度を調整する第1温度調整部と、
前記第2保持ユニットを加熱または冷却して、該第2保持ユニットに保持された搬送対象物の温度を調整する第2温度調整部と、
前記第1保持ユニットの温度を検出する第1温度検出部と、
前記第2保持ユニットの温度を検出する第2温度検出部と、
前記第1温度調整部および前記第2温度調整部が作動する以前に、前記第1温度検出部により検出された前記第1保持ユニットの温度と、前記第2温度検出部により検出された前記第2保持ユニットの温度との差の絶対値が閾値以上か否かを判断する制御部と、
前記絶対値が前記閾値以上である場合に、その旨を報知する報知部と、を備えることを特徴とする。
これにより、各搬送対象物に対する加熱を行なう際に、その加熱に先立って、第1温度検出部および第2温度検出部が適正に作動するものであることを確認することができる。
本発明のハンドラーは、搬送対象物を保持する第1保持ユニットを加熱または冷却して、該第1保持ユニットに保持された搬送対象物の温度を調整する第1温度調整部と、
搬送対象物を保持し、前記第1保持ユニットに保持された搬送対象物に対する動作と同じ動作を施す第2保持ユニットを加熱または冷却して、該第2保持ユニットに保持された搬送対象物の温度を調整する第2温度調整部と、
前記第1保持ユニットの温度を検出する第1温度検出部と、
前記第2保持ユニットの温度を検出する第2温度検出部と、
前記第1温度調整部および前記第2温度調整部が作動する以前に、前記第1温度検出部により検出された前記第1保持ユニットの温度と、前記第2温度検出部により検出された前記第2保持ユニットの温度との差の絶対値が閾値以上か否かを判断する制御部と、
前記絶対値が前記閾値以上である場合に、その旨を報知する報知部と、を備えることを特徴とする。
これにより、各搬送対象物に対する加熱を行なう際に、その加熱に先立って、第1温度検出部および第2温度検出部が適正に作動するものであることを確認することができる。
本発明のハンドラーでは、前記第1保持ユニットが設置される第1ユニット設置部と、
前記第2保持ユニットが設置される第2ユニット設置部と、を備えるのが好ましい。
これにより、第1保持ユニットおよび第2保持ユニットがそれぞれ着脱自在である場合に、各ユニットに対する着脱操作を正確かつ容易に行なうことができる。
本発明のハンドラーでは、前記第1温度調整部は、前記第1ユニット設置部に内蔵され、通電により発熱するヒーターを有し、前記第2温度調整部は、前記第2ユニット設置部に内蔵され、通電により発熱するヒーターを有するのが好ましい。
これにより、第1温度調整部からの熱が第1保持ユニットを介して搬送対象物に伝達され、当該搬送対象物を十分に加熱することができるとともに、第2温度調整部からの熱が第2保持ユニットを介して搬送対象物に伝達され、当該搬送対象物を十分に加熱することができる。
本発明のハンドラーでは、前記第1温度検出部は、前記第1ユニット設置部に内蔵されたサーミスターであり、前記第2温度検出部は、前記第2ユニット設置部に内蔵されたサーミスターであるのが好ましい。
このサーミスターは、比較的広範囲(通常、−50〜1000℃)での温度検出が可能であるため好ましい。
本発明のハンドラーでは、前記第1ユニット設置部は、搬送対象物を前記第1保持ユニットに保持したまま一時的に静止した状態を維持し、前記第2ユニット設置部は、搬送対象物を前記第2保持ユニットに保持したまま一時的に静止した状態を維持するのが好ましい。
これにより、第1保持ユニット上の搬送対象物を安定して加熱することができるとともに、第2保持ユニット上の搬送対象物を安定して加熱することができる。
本発明のハンドラーでは、前記第1ユニット設置部は、搬送対象物を前記第1保持ユニットに保持したまま搬送し、前記第2ユニット設置部は、搬送対象物を前記第2保持ユニットに保持したまま搬送するのが好ましい。
これにより、各搬送対象物を目的地まで安定して搬送することができる。
本発明のハンドラーでは、水平面上の互いに直交するX、Y方向を想定したとき、
前記第1ユニット設置部は、搬送対象物を前記第1保持ユニットに保持したまま前記X方向または前記Y方向に搬送し、前記第2ユニット設置部は、搬送対象物を前記第2保持ユニットに保持したまま搬送するのが好ましい。
これにより、各搬送対象物を目的地まで安定して搬送することができる。
本発明のハンドラーでは、前記制御部が、前記絶対値が前記閾値以上か否かを判断するときの前記第1保持ユニットの温度と前記第2保持ユニットの温度は、同じタイミングで検出された値であるのが好ましい。
これにより、第1温度検出部および第2温度検出部が適正に作動するものであることを正確に確認することができる。なお、ここでいう「同じタイミング」とは、厳密な意味での同じ時刻という意味ではなく、一定の周期で温度を検出しており、温度を検出した周期が同じという意味である。
本発明のハンドラーでは、前記制御部が前記絶対値が閾値以上ではないと判断した場合には、前記第1温度調整部および前記第2温度調整部が作動するのが好ましい。
これにより、第1対象物および第2対象物に対する加熱を行なう際に、その加熱に先立って、温度検出部が適正に作動するものであることを確認することができ、その確認後に加熱を安心して行なうことができる。
本発明のハンドラーでは、前記報知部は、画像を表示することにより前記旨を報知する画像表示部、音声を発することにより前記旨を報知する発音部、光を発することにより前記旨を報知する発光部のうちの少なくとも1つを有するのが好ましい。
これにより、ハンドラーの操作者(オペレーター)は、報知部での報知状態を視覚または聴覚により確認することができる。
本発明の検査装置は、本発明のハンドラーと、
検査対象物を保持する第1保持ユニットと、
検査対象物を保持する第2保持ユニットと、を備えることを特徴とする。
これにより、各検査対象物に対する加熱を行なう際に、その加熱に先立って、第1温度検出部および第2温度検出部が適正に作動するものであることを確認することができる。
本発明の検査装置では、前記第1保持ユニットは、検査対象物を吸着する吸着部材を有するか、または、表側の面に検査対象物が載置される凹部が形成された板状をなす部材を有し、
前記第2保持ユニットは、検査対象物を吸着する吸着部材を有するか、または、表側の面に検査対象物が載置される凹部が形成された板状をなす部材を有するのが好ましい。
これにより、各検査対象物に対する加熱を確実に行なうことができる。
本発明の検査装置(ハンドラー)の実施形態を示す概略平面図である。 図1に示す検査装置の主要部のブロック図である。 図1に示す検査装置の表示装置とその周辺部の正面図である。 図1に示す検査装置での種々の報知部が作動した状態を示す正面図である。 図1に示す検査装置での種々の報知部が作動した状態を示す正面図である。 図1に示す検査装置に内蔵された制御装置の制御プログラムを示すフローチャートである。 図1に示す検査装置に内蔵された制御装置の制御プログラムを示すフローチャートである。 図1に示す検査装置に内蔵された制御装置の制御プログラムを示すフローチャートである。 図1に示す検査装置に内蔵された制御装置の制御プログラムを示すフローチャートである。 図1に示す検査装置による電子部品の検査手順を説明する平面図である。 図1に示す検査装置による電子部品の検査手順を説明する平面図である。 図1に示す検査装置による電子部品の検査手順を説明する平面図である。 図1に示す検査装置による電子部品の検査手順を説明する平面図である。 図1に示す検査装置による電子部品の検査手順を説明する平面図である。 図1に示す検査装置による電子部品の検査手順を説明する平面図である。 図1に示す検査装置による電子部品の検査手順を説明する平面図である。 図1に示す検査装置による電子部品の検査手順を説明する平面図である。 図1に示す検査装置による電子部品の検査手順を説明する平面図である。 図1に示す検査装置による電子部品の検査手順を説明する平面図である。
以下、本発明のハンドラーおよび検査装置を添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の検査装置(ハンドラー)の実施形態を示す概略平面図、図2は、図1に示す検査装置の主要部のブロック図、図3は、図1に示す検査装置の表示装置とその周辺部の正面図、図4および図5は、それぞれ、図1に示す検査装置での種々の報知部が作動した状態を示す正面図、図6〜図9は、それぞれ、図1に示す検査装置に内蔵された制御装置の制御プログラムを示すフローチャート、図10〜図19は、それぞれ、図1に示す検査装置による電子部品の検査手順を説明する平面図である。
なお、以下では、説明の便宜上、図1に示すように、互いに直交する3軸をX軸(第1軸)、Y軸(第2軸)およびZ軸(第3軸)とする。また、水平面上でのX軸に平行な方向を「X方向(第1方向)」と言い、Y軸に平行な方向を「Y方向(第2方向)」と言う。また、Z軸に平行な方向(鉛直方向)を「Z方向(第3方向)」と言う。また、X方向、Y方向およびZ方向の各方向において、矢印が向く方向を「+」、その反対方向を「−」と言う。また、+Z方向を「上」または「上方」、−Z方向を「下」または「下方」と言う。
図1、図2、図10〜図19に示す検査装置1は、検査対象物(搬送対象物)として、例えば、IC(Integrated Circuit)デバイス、LCD(Liquid Crystal Display)、CIS(Contact Image Sensor)などの試験部品(電子部品)の電気的特性を検査(試験)するための装置である。なお、以下では、説明の便宜上、試験部品として、ICデバイス100を用いる場合について代表して説明する。また、ICデバイス100に対する電気的特性の検査を「電気的検査」と言う。この電気的検査では、ICデバイス100を加熱して、すなわち、高温環境下で検査が行なわれる場合がある。このICデバイス100を加熱する構成については、後述する。
検査装置1は、供給トレイ2と、回収トレイ3と、第1シャトル(シャトル1)4と、第2シャトル(シャトル2)5と、検査部である検査用ソケット(ソケット)6と、供給ロボット7と、回収ロボット8と、検査用ロボット(搬送部)9と、第1加熱プレート(ホットプレート1)12aと、第2加熱プレート(ホットプレート2)12bと、表示装置(表示部)800と、シグナルランプ900と、これら各部の制御を行う制御装置(制御部)10とを有している。
このような検査装置1では、検査対象物の種類に応じて交換される、いわゆる「チェンジキット」を除いた構成が、ICデバイス100の搬送を実行するハンドラー20(本発明のハンドラー)となっている。チェンジキットは、検査対象物を保持する保持ユニットであり、実施形態ではICデバイス100に適したものとなっている。このようなチェンジキットには、例えば、第1シャトル4のトレイ42および43、第2シャトル5のトレイ52および53、検査用ソケット6、第1加熱プレート12a、第2加熱プレート12b、検査用ロボット9の第1ハンドユニット92および第2ハンドユニット93等がある。
図1、図5に示すように、検査装置1(ハンドラー20)は、上記各部を搭載する台座11と、上記各部を収容するように台座11に被せられた安全カバー13とを有しており、この安全カバー13の内側(以下「領域S」と言う)に、第1シャトル4、第2シャトル5、検査用ソケット6、供給ロボット7、回収ロボット8、検査用ロボット9、第1加熱プレート12aと、第2加熱プレート12bが配置されているとともに、領域Sの内外に移動可能なように、供給トレイ2および回収トレイ3が配置されている。また、安全カバー13の上部には、シグナルランプ900が設置、固定されている(図5参照)。
以下、これら各部について、順次詳細に説明する。
供給トレイ2は、検査を行うICデバイス100を領域S外から領域S内に搬送するためのトレイである。図1に示すように、供給トレイ2は、板状をなしており、その上面には、ICデバイス100を保持するための複数のポケット21がX方向およびY方向に行列状に形成されている。
このような供給トレイ2は、領域Sの内外を跨るようにY方向へ延びるレール23上を移動する図示しないステージに載置されている。そして、供給トレイ2は、例えばリニアモーターを駆動源とする図示しない駆動手段によって前記ステージが移動することにより、レール23に沿って±Y方向に往復移動可能となっている。そのため、ICデバイス100が収容された供給トレイ2を領域S外にあるステージに載置し、ステージとともに供給トレイ2を領域S内に移動させ、供給トレイ2からすべてのICデバイス100が取り除かれたら、再び、ステージとともに供給トレイ2を領域S外へ移動させるといった動作を繰り返し行うことができる。
回収トレイ3は、電気的検査が完了したICデバイス100を収容し、領域S内から領域S外に搬送するためのトレイである。図1に示すように、回収トレイ3は、板状をなしており、その上面には、ICデバイス100を保持するための複数のポケット31がX方向およびY方向に行列状に形成されている。
このような回収トレイ3は、領域Sの内外を跨るようにY方向へ延びるレール33上を移動する図示しないステージに載置されている。そして、回収トレイ3は、例えばリニアモーターを駆動源とする図示しない駆動手段によって前記ステージが移動することにより、レール33に沿って±Y方向に往復移動可能となっている。そのため、領域S内にて、検査済みのICデバイス100を回収トレイ3に収容し、回収トレイ3を領域S外に移動させ、ステージ上の回収トレイ3を空のトレイと交換したら、再び、回収トレイ3を領域S内へ移動させるといった動作を繰り返し行うことができる。
このような回収トレイ3は、前述した供給トレイ2に対して+X方向に離間して設けられており、供給トレイ2と回収トレイ3の間に、第1シャトル4、第2シャトル5および検査用ソケット6が配置されている。
図1に示すように、ICデバイス100(第1検査対象物(第1搬送対象物))を保持する第1加熱プレート12aは、領域S内に移動して停止した状態の供給トレイ2に対し、−X方向に隣接して配置され、ICデバイス100(第2検査対象物(第2搬送対象物))を保持する第2加熱プレート12bは、第1加熱プレート12aに対し、+Y方向に隣接して配置されている。台座11上では、第1加熱プレート(第1保持ユニット)12aが着脱自在に設置される第1加熱プレート設置部(第1ユニット設置部)111aと、第2加熱プレート(第2保持ユニット)12bが着脱自在に設置される第2加熱プレート設置部(第2ユニット設置部)111bとが設けられている。第1加熱プレート12aと第2加熱プレート12bとは、配置位置が異なること以外は同じ構成であり、第1加熱プレート設置部111aと第2加熱プレート設置部111bも配置位置が異なること以外は同じ構成であるため、以下、第1加熱プレート12a、第1加熱プレート設置部111aについて代表的に説明する。
第1加熱プレート12aは、板状をなしており、その上面(表側の面)には、ICデバイス100を保持する(載置する)ための複数のポケット(凹部)121がX方向およびY方向に行列状に形成されている。これにより、電気的検査を行なう前に、複数のICデバイス100を一括して予備加熱することができる。なお、第1加熱プレート12aは、無電解ニッケルメッキが施されているのが好ましい。
第1加熱プレート設置部111aは、第1加熱プレート12aが着脱自在に設置され、その装着状態で、複数のICデバイス100を第1加熱プレート12aに保持されたまま一時的に静止した状態を維持することができる。これにより、第1加熱プレート12a上の複数のICデバイス100を安定して加熱することができる。なお、第1加熱プレート12aの第1加熱プレート設置部111aに対する着脱方法としては、特に限定されず、例えば、ボルトによる締結方法等が挙げられる。
第1加熱プレート設置部111aには、温度調整部30a(第1温度調整部)と、温度検出部30b(第1温度検出部)とが内蔵されている(図1参照)。なお、第2加熱プレート設置部111bにも、温度調整部30aと同様の構成の温度調整部30a’(第2温度調整部)と、温度検出部30bと同様の構成の温度検出部30b’(第2温度検出部)とが内蔵されている(図1参照)。
温度調整部30aは、第1加熱プレート設置部111a上の第1加熱プレート12aを、当該第1加熱プレート12aに保持されたICデバイス100ごと加熱して、ICデバイス100の温度を調整するよう構成されたものである。このような温度調整部30aとしては、特に限定されず、例えば、通電により発熱するシリコンラバーヒーターを用いることができる。このシリコンラバーヒーターに、第1加熱プレート12aよりも面積が大きいものを用いることにより、第1加熱プレート12a全体を均一に加熱することができる。その結果、ICデバイス100は、第1加熱プレート12a上のポケット121の位置によらず確実に加熱されることとなる。
温度検出部30bは、第1加熱プレート12aの温度を経時的に検出するサーミスターである。サーミスターは、比較的広範囲(通常、−50〜1000℃)での温度検出が可能であるため好ましい。
第1シャトル4は、供給トレイ2によって領域S内に搬送されてきたICデバイス100をさらに検査用ソケット6の近傍まで搬送するため、さらには、検査用ソケット6で電気的検査がなされた検査済みのICデバイス100を回収トレイ3の近傍まで搬送するためのものである。
図1に示すように、第1シャトル4は、ベース部材(第1ユニット設置部)41と、ベース部材41に着脱自在に設置される2つのトレイ(第1保持ユニット)42、43とを有している。これら2つのトレイ42、43は、X方向に並んで設けられている。また、トレイ42、43は、板状をなし、その上面(表側の面)には、それぞれ、ICデバイス100を保持する(載置する)ための4つのポケット(凹部)421、431がX方向に2列、Y方向に2行の行列状に形成されている。これにより、複数(本実施形態では最大8つ)のICデバイス100(第1対象物)を一括して搬送することができる。
トレイ42、43のうち、供給トレイ2側に位置するトレイ42は、供給トレイ2に収容され、その後、第1加熱プレート12aまたは第2加熱プレート12bに一旦載置されたICデバイス100を移し替えて収容するためのトレイであり、回収トレイ3側に位置するトレイ43は、検査用ソケット6での電気的特性の検査を終えたICデバイス100を収容するためのトレイである。すなわち、トレイ42は、未検査のICデバイス100を収容するためのトレイであり、トレイ43は、検査済みのICデバイス100を収容するためのトレイである。
このような第1シャトル4は、ベース部材41がX方向へ延びるレール44に支持されており、例えばリニアモーターを駆動源とする図示しない駆動手段によって、レール44に沿って±X方向に往復移動可能となっている。これにより、ICデバイス100をトレイ42、43のいずれかに保持したまま、ベース部材41の移動方向と同方向に搬送することができる。そして、第1シャトル4が−X方向側に移動し、トレイ42が供給トレイ2に対して+Y方向側に並ぶとともに、トレイ43が検査用ソケット6に対して+Y方向側に並んだ状態(図1、図10〜図12、図15、図16参照)と、第1シャトル4が+X方向側に移動し、トレイ43が回収トレイ3に対して+Y方向側に並ぶとともに、トレイ42が検査用ソケット6に対して+Y方向側に並んだ状態(図13、図14、図17〜図19参照)とをとることができる。
また、図1に示すように、ベース部材41には、温度調整部(第1温度調整部)45と、温度検出部(第1温度検出部)46とが内蔵されている。
温度調整部45は、ベース部材41上のトレイ42、43を、当該トレイ42、43に保持されたICデバイス100ごと加熱して、ICデバイス100の温度を調整するよう構成されたものである。このような温度調整部45としては、特に限定されず、例えば、通電により発熱するシリコンラバーヒーターを用いることができる。このシリコンラバーヒーターに、トレイ42、43よりも面積が大きいものを用いることにより、トレイ42、43全体を均一に加熱することができる。その結果、ICデバイス100は、トレイ42、43上の位置によらず確実に加熱されることとなる。また、温度調整部30aや温度調整部30a’との相乗効果により、折角加熱したICデバイス100が検査用ソケット6に到達する前に冷めてしまうのを防止することができる。
温度検出部46は、トレイ42、43の温度を経時的に検出するものであり、温度検出部30bと同様に、サーミスターを用いることができる。
第2シャトル5は、前述した第1シャトル4と同様の機能および構成を有している。すなわち、第2シャトル5は、供給トレイ2によって領域S内に搬送されてきたICデバイス100をさらに検査用ソケット6の近傍まで搬送するため、さらには、検査用ソケット6によって検査された検査済みのICデバイス100を回収トレイ3の近傍まで搬送するためのものである。
図1に示すように、第2シャトル5は、ベース部材(第2ユニット設置部)51と、ベース部材51に着脱自在に設置される2つのトレイ(第2保持ユニット)52、53とを有している。これら2つのトレイ52、53は、X方向に並んで設けられている。また、トレイ52、53は、板状をなし、その上面(表側の面)には、それぞれ、ICデバイス100を保持する(載置する)ための4つのポケット(凹部)521、531がX方向に2列、Y方向に2行の行列状に形成されている。これにより、複数(本実施形態では最大8つ)のICデバイス100を一括して搬送することができる。
トレイ52、53のうち、供給トレイ2側に位置するトレイ52は、供給トレイ2に収容され、その後、第1加熱プレート12aまたは第2加熱プレート12bに一旦載置されたICデバイス100を移し替えて収容するトレイであり、回収トレイ3側に位置するトレイ43は、検査用ソケット6での電気的特性の検査を終えたICデバイス100を収容するためのトレイである。すなわち、トレイ52は、未検査のICデバイス100を収容するためのトレイであり、トレイ53は、検査済みのICデバイス100を収容するためのトレイである。
このような第2シャトル5は、ベース部材51がX方向へ延びるレール54に支持されており、例えばリニアモーターを駆動源とする図示しない駆動手段によって、レール54に沿って±X方向に往復移動可能となっている。これにより、ICデバイス100をトレイ52、53のいずれかに保持したまま、ベース部材51の移動方向と同方向に搬送することができる。そして、第2シャトル5が−X方向側に移動し、トレイ52が供給トレイ2に対して+Y方向側に並ぶとともに、トレイ53が検査用ソケット6に対して−Y方向側に並んだ状態(図10〜図12、図16〜図18参照)と、第2シャトル5が+X方向側に移動し、トレイ53が回収トレイ3に対して+Y方向側に並ぶとともに、トレイ52が検査用ソケット6に対して−Y方向側に並んだ状態(図1、図13〜図15、図19参照)とをとることができる。
なお、第2シャトル5は、前述した第1シャトル4に対して−Y方向に離間して設けられており、第1シャトル4と第2シャトル5の間に、検査用ソケット6が配置されている。
また、図1に示すように、ベース部材51には、温度調整部(第2温度調整部)55と、温度検出部(第2温度検出部)56とが内蔵されている。
温度調整部55は、ベース部材51上のトレイ52、53を、当該トレイ52、53に保持されたICデバイス100ごと加熱して、ICデバイス100の温度を調整するよう構成されたものである。このような温度調整部55としては、特に限定されず、例えば、通電により発熱するシリコンラバーヒーターを用いることができる。このシリコンラバーヒーターに、トレイ52、53よりも面積が大きいものを用いることにより、トレイ52、53全体を均一に加熱することができる。その結果、ICデバイス100は、トレイ52、53上の位置によらず確実に加熱されることとなる。また、温度調整部30aとの相乗効果により、折角加熱したICデバイス100が検査用ソケット6に到達する前に冷めてしまうのを防止することができる。
温度検出部56は、トレイ52、53の温度を経時的に検出するものであり、温度検出部30bと同様に、サーミスターを用いることができる。
図1に示すように、検査用ソケット6は、ハンドラー20の領域S(台座11)のほぼ中央部に位置するソケット設置部112に着脱自在に設置され、その設置状態でICデバイス100の電気的特性を検査するためのソケットである。検査用ソケット6は、平面視で正方形状をなす板状の部材である。
この検査用ソケット6は、4つのICデバイス100を1つずつ収納可能(載置可能な)な凹部で構成された検査用個別ソケット(載置部)61を4つ有している。本実施形態では、4つの検査用個別ソケット61は、X方向に2列、Y方向に2行の行列状に形成されている。
なお、4つの検査用個別ソケット61の配列ピッチは、各トレイ42、43、52、53に形成された4つのポケットの配列ピッチとほぼ等しい。これにより、トレイ42、43、52、53と検査用個別ソケット61との間のICデバイス100の搬送を円滑に行うことができる。
また、検査用個別ソケット61の底部には、複数のプローブピン(図示せず)が設けられている。各プローブピンは、検査用個別ソケット61にICデバイス100が収納、配置されると、そのICデバイス100が有する外部端子と接触する。これにより、プローブピンを介してICデバイス100と制御装置10(後述する検査制御部101)とが電気的に接続された状態、すなわち、ICデバイス100の電気的特性の検査(試験)を行うことのできる状態となる。
供給ロボット7は、供給トレイ2に収容されたICデバイス100を、第1加熱プレート12aまたは第2加熱プレート12bに搬送したり、第1加熱プレート12aまたは第2加熱プレート12bに収容され、予備加熱されたICデバイス100を、トレイ42または52に搬送するロボットである。
供給ロボット7は、台座11に支持された支持フレーム72と、支持フレーム72に支持され、支持フレーム72に対して±Y方向に往復移動可能な移動フレーム73と、移動フレーム73に支持され、移動フレーム73に対して±X軸方向に往復移動可能なハンドユニット支持部74と、ハンドユニット支持部74に支持された4つのハンドユニット75とを有している。
支持フレーム72には、Y方向に延在するレール721が形成されており、このレール721に沿って移動フレーム73がY方向に往復移動する。また、移動フレーム73には、X方向に延在する図示しないレールが形成されており、このレールに沿ってハンドユニット支持部74がX方向に往復移動する。なお、支持フレーム72に対する移動フレーム73の移動、移動フレーム73に対するハンドユニット支持部74の移動は、例えばリニアモーターを駆動源とする図示しない駆動手段によって行われる。
4つのハンドユニット75は、X方向およびY方向にそれぞれ2つずつ並ぶように行列状に配置されている。各ハンドユニット75は、ICデバイス100を保持する保持部と、この保持部をZ方向に昇降させる昇降装置とを有している。保持部は、例えば、吸着ノズルで構成されており、ICデバイス100を吸着保持することができる。また、昇降装置は、例えば、リニアモーターを駆動源とする駆動手段を利用した装置とすることができる。
このような供給ロボット7は、次のようにして、供給トレイ2から一旦第1加熱プレート12aまたは第2加熱プレート12b(代表的に第1加熱プレート12a)を介してトレイ42へICデバイス100を搬送する。まず、ハンドユニット75を供給トレイ2上に位置させる。次に、各ハンドユニット75の保持部を降下させて、保持部で供給トレイ2に収容されたICデバイス100を保持する。次に、各保持部を上昇させた後、各ハンドユニット75が第1加熱プレート12a上に移動させる。次に、各ハンドユニット75の保持部を降下させて、ICデバイス100を第1加熱プレート12aのポケット121内に配置する。次に、各保持部の吸着状態を解除するとともに、各保持部を上昇させることにより、ICデバイス100をリリースする。これにより、供給トレイ2から第1加熱プレート12aへのICデバイス100の搬送が完了する。その後、所定時間経過後に、ハンドユニット75を第1加熱プレート12a上に位置させる。次に、各ハンドユニット75の保持部を降下させて、保持部で第1加熱プレート12aに収容されたICデバイス100を保持する。次に、各保持部を上昇させた後、各ハンドユニット75がトレイ42上に移動させる。次に、各ハンドユニット75の保持部を降下させて、ICデバイス100をトレイ42のポケット421内に配置する。次に、各保持部の吸着状態を解除するとともに、各保持部を上昇させることにより、ICデバイス100をリリースする。これにより、第1加熱プレート12aからトレイ42へのICデバイス100の搬送が完了する。なお、供給トレイ2から一旦第1加熱プレート12aまたは第2加熱プレート12bを介してトレイ52へICデバイス100を搬送する動作も同様に行うことができる。
検査用ロボット9は、検査用ソケット6に対して供給動作と除去動作とを行うロボットである。
供給動作は、トレイ42、52に収容され、未だ電気的検査が行われていないICデバイス100を、検査用ソケット6の空の検査用個別ソケット61へ搬送して供給する動作である。
除去動作は、電気的検査を終えたICデバイス100を検査用ソケット6の検査用個別ソケット61から除去して、トレイ43または53へ搬送する動作である。
また、検査用ロボット9は、トレイ42、52から検査用ソケット6へICデバイス100を搬送する際に、検査用ソケット6(検査用個別ソケット61)に対するICデバイス100の位置決めを行うことができ、さらには、ICデバイス100を検査用ソケット6に配置し、電気的特性の検査を行う際、ICデバイス100を検査用ソケット6のプローブピンに押し付け、ICデバイス100に所定の検査圧を印加することができる。
図1に示すように、検査用ロボット9は、台座11に対して固定的に設けられた第1フレーム911と、第1フレーム911に支持され、第1フレーム911に対してY方向へ往復移動可能な第2フレーム912aおよび912bと、第2フレーム912aに支持され、第2フレーム912aに対してZ方向に昇降可能な第1ハンドユニット支持部(第1ユニット設置部)913と、第2フレーム912bに支持され、第2フレーム912bに対してZ方向に昇降可能な第2ハンドユニット支持部914と、第1ハンドユニット支持部913に支持された4つの第1ハンドユニット92と、第2ハンドユニット支持部(第2ユニット設置部)914に支持された4つの第2ハンドユニット93とを有している。
第1フレーム911には、Y方向に延在するレール911aが形成されており、このレール911aに沿って第2フレーム912a、912bが互いに独立して±Y方向に往復移動する。また、第2フレーム912aには、Z方向に延在するレール9121が形成されており、レール9121に沿って第1ハンドユニット支持部913が±Z方向に往復移動する。また、第2フレーム912bには、Z方向に延在するレール9122が形成されており、レール9122に沿って第2ハンドユニット支持部914が±Z方向に往復移動する。なお、第1ハンドユニット支持部913、第2ハンドユニット支持部914の移動は、例えばリニアモーターを駆動源とする図示しない駆動手段によって行われる。
4つの第1ハンドユニット(第1保持ユニット)92は、第1ハンドユニット支持部913の下側に着脱自在に設置され、その装着状態でICデバイス100を上方から保持して、そのまま第1シャトル4の各トレイ42、43と検査用ソケット6との間をY方向に搬送することができる。
また、4つの第1ハンドユニット92は、X方向およびY方向にそれぞれ2つずつ並ぶように行列状に配置されている。4つの第1ハンドユニット92の配設ピッチは、トレイ42、43に形成された4つのポケット421、431および検査用ソケット6に設けられた4つの検査用個別ソケット61の配設ピッチとほぼ等しい。このように、第1ハンドユニット92をポケット421、431および検査用個別ソケット61の配列に対応するように配置することにより、トレイ42、43と検査用ソケット6との間でのICデバイス100の搬送をより円滑に行うことができる。なお、4つの第1ハンドユニット92のうちY方向に隣接した1組の第1ハンドユニット92を一括して「ヘッド94(ヘッド1−1)」と言い、残りの1組の第1ハンドユニット92を一括して「ヘッド95(ヘッド1−2)」と言うことがある(図1参照)。
4つの第2ハンドユニット(第2保持ユニット)93は、第2ハンドユニット支持部914の下側に着脱自在に設置され、その装着状態でICデバイス100を上方から保持して、そのまま第2シャトル5の各トレイ52、53と検査用ソケット6との間をY方向に搬送することができる。
また、4つの第2ハンドユニット93は、X方向およびY方向にそれぞれ2つずつ並ぶように行列状に配置されている。4つの第2ハンドユニット93の配設ピッチは、前述した4つの第1ハンドユニット92と同様である。このように、第2ハンドユニット93をポケット521、531および検査用個別ソケット61の配列に対応するように配置することにより、トレイ52、53と検査用ソケット6との間でのICデバイス100の搬送をより円滑に行うことができる。なお、4つの第2ハンドユニット93のうちY方向に隣接した1組の第2ハンドユニット93を一括して「ヘッド96(ヘッド2−1)」と言い、残りの1組の第2ハンドユニット93を一括して「ヘッド97(ヘッド2−2)」と言うことがある(図1参照)。
第1ハンドユニット92および第2ハンドユニット93は、それぞれ、ICデバイス100を吸着することにより保持する吸着部材を有する構成とするのが好ましい。この吸着部材は、筒状をなし、その内腔部が検査用ロボット9に内蔵されているエジェクターに気密的に接続されている。これにより、吸着部材によりICデバイス100を確実に吸着することができ、その吸着状態のまま温度調整部913a、913b、914aまたは914bによりICデバイス100を加熱することができる。
また、図1に示すように、第1ハンドユニット支持部913には、温度調整部(第1温度調整部)913a、913bと、温度検出部(第1温度検出部)913c、913dとが内蔵されている。
温度調整部913aは、第1ハンドユニット支持部913に装着されたヘッド94(第1ハンドユニット92)を、当該ヘッド94に保持されたICデバイス100ごと加熱して、ICデバイス100の温度を調整するよう構成されたものである。一方、温度調整部913bは、第1ハンドユニット支持部913に装着されたヘッド95(第1ハンドユニット92)を、当該ヘッド95に保持されたICデバイス100ごと加熱して、ICデバイス100の温度を調整するよう構成されたものである。このような温度調整部913a、913bとしては、特に限定されず、例えば、通電により発熱するコイルヒーターを用いることができる。コイルヒーターには比較的小型のものがあり、これにより、第1ハンドユニット支持部913に搭載するのに好ましい。また、検査用ソケット6にICデバイス100を移載する直前まで、当該ICデバイス100に対する加熱状態を維持するこができる。
温度検出部913cは、ヘッド94の温度を経時的に検出するものであり、温度検出部913dは、ヘッド95の温度を経時的に検出するものであり、温度検出部30bと同様に、サーミスターを用いることができる。
第2ハンドユニット支持部914には、温度調整部(第2温度調整部)914a、914bと、温度検出部(第2温度検出部)914c、914dとが内蔵されている。
温度調整部914aは、第2ハンドユニット支持部914に装着されたヘッド96(第2ハンドユニット93)を、当該ヘッド96に保持されたICデバイス100ごと加熱して、ICデバイス100の温度を調整するよう構成されたものである。一方、温度調整部914bは、第2ハンドユニット支持部914に装着されたヘッド97(第2ハンドユニット93)を、当該ヘッド97に保持されたICデバイス100ごと加熱して、ICデバイス100の温度を調整するよう構成されたものである。このような温度調整部914a、914bとしては、温度調整部914a、914bと同様に、コイルヒーターを用いることができる。
温度検出部914cは、ヘッド96の温度を経時的に検出するものであり、温度検出部914dは、ヘッド97の温度を経時的に検出するものであり、温度検出部30bと同様に、サーミスターを用いることができる。
回収ロボット8は、供給ロボット7と同様の構成をなしている。すなわち、回収ロボット8は、台座11に支持され、レール821が形成された支持フレーム82と、支持フレーム82に支持され、支持フレーム82に対してY方向に往復移動可能な移動フレーム83と、移動フレーム83に支持され、移動フレーム83に対してX方向に往復移動可能なハンドユニット支持部84と、ハンドユニット支持部84に支持された複数のハンドユニット85とを有している。これら各部の構成は、供給ロボット7の対応する各部の構成と同様であるため、その説明を省略する。
このような回収ロボット8は、次のようにして、トレイ43から回収トレイ3へICデバイス100を搬送する。まず、ハンドユニット85をトレイ43上に位置させる。次に、各ハンドユニット85の保持部を降下させて、保持部でトレイ43に収容されたICデバイス100を保持する。次に、各保持部を上昇させた後、各ハンドユニット85を回収トレイ3上に移動させる。次に、各ハンドユニット85の保持部を降下させて、ICデバイス100を回収トレイ3のポケット31内に配置する。次に、各保持部の吸着状態を解除するとともに、各保持部を上昇させることにより、ICデバイス100をリリースする。これにより、トレイ43から回収トレイ3へのICデバイス100の搬送が完了する。なお、トレイ53から回収トレイ3へICデバイス100の搬送も同様に行うことができる。
ここで、トレイ43(またはトレイ53)に収容された検査済みのICデバイス100の中には、所定の電気的特性を発揮することのできなかった不良品が存在する場合がある。そのため、例えば、回収トレイ3を2つ用意し、一方を、所定の電気的特性を満たした良品を収容するためのトレイとして用い、他方を、前記不良品を回収するためのトレイとして用いてもよい。また、1つの回収トレイ3を用いる場合には、所定のポケット31を前記不良品を収容するためのポケットとして利用してもよい。これにより、良品と不良品を明確に分別することができる。
図1に示すように、表示装置800は、検査装置1(ハンドラー20)の前面側となる−Y方向側に配置されている。図3、図4に示すように、表示装置800は、液晶モニター(画像表示部)801と、スピーカー(発音部)802とを有している。
液晶モニター801は、例えば、電気的検査の結果等を画像により表示することができる。この液晶モニターは、タッチパネル機能を有しており、検査装置1に対する動作の設定を行う操作部としても用いられる。
スピーカー802は、アラーム等の音声を発することができる。
図5に示すように、シグナルランプ900は、本実施形態では、赤色の光を発するLED(発光部)901と、黄色の光を発するLED(発光部)902と、青色の光を発するLED(発光部)903とを有している。シグナルランプ900では、検査装置1の作動状態に応じて、LED901〜903が適宜選択されて作動する。
なお、検査装置1では、液晶モニター801、スピーカー802、シグナルランプ900が、後述する温度異常を報知する報知部として機能する。
図2に示すように、制御装置10は、駆動制御部102と、検査制御部101と、記憶部103とを有している。
駆動制御部102は、例えば、供給トレイ2、回収トレイ3、第1シャトル4および第2シャトル5の移動や、供給ロボット7、回収ロボット8、検査用ロボット9等の機械的な駆動を制御する。
一方の検査制御部101は、記憶部103内に記憶されたプログラムに基づいて、検査用ソケット6に配置されたICデバイス100の電気的特性の検査を行う。
なお、検査装置1では、当該検査装置1に内蔵されているCPU(Central Processing Unit)が検査制御部101や駆動制御部102としての機能を発揮している。
記憶部103は、プログラムやデーター等を記憶(記録)する、前記CPUに読み取り可能な記憶媒体(記録媒体)を有している。この記憶媒体は、例えば、HD(Hard Disk)、CD−ROM(Compact Disc Read−Only Memory)等のような、磁気的、光学的記録媒体、もしくは半導体メモリで構成されている。
次に、検査装置1の作動状態の一例について、図10〜図19を参照しつつ説明する。なお、ここでの電気的検査は、ICデバイス100を加熱して、すなわち、高温環境下で検査が行なわれる場合となっている。このため、第1加熱プレート12aでの温度調整部30a、第2加熱プレート12bでの温度調整部30a’、第1シャトル4での温度調整部45、第2シャトル5での温度調整部55、検査用ロボット9での温度調整部913a、913b、914a、914bは、それぞれ、既に作動して、すなわち、通電されており、加熱可能状態となっている。
まず、図10に示すように、各ポケット21にICデバイス100が収容された供給トレイ2を領域S内へ搬送するとともに、第1シャトル4、第2シャトル5を−X方向側に移動させ、トレイ42、52がそれぞれ供給トレイ2に対して+Y方向側に並んだ状態とする。
次に、図11に示すように、供給ロボット7によって、供給トレイ2に収容されたICデバイス100を第1加熱プレート12aに移し替え、第1加熱プレート12aの各ポケット121にICデバイス100を収容する。これにより、各ICデバイス100がそれぞれ予備加熱される。
次に、図12に示すように、供給ロボット7によって、第1加熱プレート12aに収容されたICデバイス100をトレイ42、52に移し替え、トレイ42、52の各ポケット421、521にICデバイス100を収容する。ここでも、各ICデバイス100がそれぞれ加熱され、よって、各ICデバイス100に対する第1加熱プレート12aからの加熱状態がそのまま維持される。
次に、図13に示すように、第1シャトル4、第2シャトル5とともに+X方向側に移動し、トレイ42が検査用ソケット6に対して+Y方向側に、トレイ52が検査用ソケット6に対して−Y方向側に並んだ状態とする。
次に、第1ハンドユニット支持部913を+Y方向側に移動させ、第1ハンドユニット支持部913がトレイ42の直上に位置する。その後、各第1ハンドユニット92によって、トレイ42に収容されたICデバイス100を保持して、図14に示すように、当該ICデバイス100を検査用ソケット6の直上に位置する状態とする。
このような第1ハンドユニット支持部913の移動と並行して、次のような作業も行う。まず、図15に示すように、第1シャトル4を−X方向側に移動させ、トレイ43が検査用ソケット6に対して+Y方向に並んだ状態とするとともに、トレイ42が供給トレイ2に対して+Y方向に並んだ状態とする。次に、供給ロボット7により、第1加熱プレート12aに収容されたICデバイス100をトレイ42に移し替え、トレイ42の各ポケット421にICデバイス100を収容する。
次に、第1ハンドユニット支持部913を降下させ、各第1ハンドユニット92で保持したICデバイス100を、検査用ソケット6の各検査用個別ソケット61内に配置する。すなわち、供給動作が行われる。この際、各第1ハンドユニット92は、所定の検査圧(圧力)でICデバイス100を検査用個別ソケット61に押し当てる。これにより、ICデバイス100の外部端子と検査用個別ソケット61に設けられたプローブピンとが電気的に接続された状態となり、この状態にて、制御装置10の検査制御部101によって各検査用個別ソケット61内のICデバイス100に対して電気的特性の検査が実施される。
そして、電気的検査が終了すると、第1ハンドユニット支持部913を上昇させ、各第1ハンドユニット92で保持したICデバイス100を検査用個別ソケット61から取り出す。すなわち、除去動作が行われる。
このような作業(ICデバイス100に対する電気的検査)と並行して、第2ハンドユニット支持部914に支持された各第2ハンドユニット93がトレイ52に収容されたICデバイス100を保持し、ICデバイス100をトレイ52から取り出す。
次に、図16に示すように、第1ハンドユニット支持部913、第2ハンドユニット支持部914を+Y方向側に移動させ、第1ハンドユニット支持部913が第1シャトル4のトレイ43の直上に位置するとともに、第2ハンドユニット支持部914が検査用ソケット6の直上(検査用原点位置)に位置する状態とする。
このような第1ハンドユニット支持部913、第2ハンドユニット支持部914の移動と並行して、次のような作業も行う。まず、第2シャトル5を−X方向側に移動させ、トレイ53が検査用ソケット6に対して−Y方向に並んだ状態とするとともに、トレイ52が供給トレイ2に対して+Y方向に並んだ状態とする。次に、供給ロボット7によって、第1加熱プレート12aに収容されたICデバイス100をトレイ52に移し替え、トレイ52の各ポケット521にICデバイス100を収容する。
次に、図17に示すように、第2ハンドユニット支持部914を降下させ、各第2ハンドユニット93で保持したICデバイス100を検査用ソケット6の各検査用個別ソケット61内に配置する。すなわち、供給動作が行われる。そして、検査制御部101によって、各検査用個別ソケット61内のICデバイス100に対して電気的特性の検査が実施される。
そして、電気的検査が終了すると、第2ハンドユニット支持部914を上昇させ、第2ハンドユニット93で保持したICデバイス100を検査用個別ソケット61から取り出す。すなわち、除去動作を行なう。
このような作業と並行して次のような作業を行う。まず、各第1ハンドユニット92が保持する検査済みのICデバイス100をトレイ43の各ポケット431に収容する。次に、第1シャトル4を+X方向側に移動させ、トレイ42が検査用ソケット6に対して+Y方向に並ぶとともに、トレイ43が回収トレイ3に対して+Y方向に並んだ状態とする。次に、回収ロボット8により、トレイ43に収容された検査済みのICデバイス100を回収トレイ3に移し替える。
次に、図18に示すように、前記と同様に、第2ハンドユニット93により、電気的検査が終了したICデバイス100をトレイ53に移し換える。その後、第1ハンドユニット92により、トレイ43に収容されたICデバイス100を検査用ソケット6内に移し換え、電気的検査を行なう。
次に、図19に示すように、前記と同様に、トレイ53上のICデバイス100を回収トレイ3に回収し、さらに、その後、電気的検査が終了した検査用ソケット6内の残りのICデバイス100も回収トレイ3に回収する。
これ以降は、図10〜図19に示す動作を繰り返すことができる。なお、この繰り返しの途中にて、供給トレイ2に収容されたICデバイス100のすべてを移し終えると、供給トレイ2が領域S外に移動する。そして、供給トレイ2に新たなICデバイス100を供給するか、既にICデバイス100が収容されている別の供給トレイ2と交換した後、供給トレイ2が再び領域S内に移動する。同様に、繰り返しの途中にて、回収トレイ3の全てのポケット31にICデバイス100が収容されると、回収トレイ3が領域S外に移動する。そして、回収トレイ3に収容されたICデバイス100を取り除くか、回収トレイ3を別の空である回収トレイ3を交換した後、回収トレイ3が再び領域S内に移動する。
以上のような方法によれば、効率よく加熱しつつICデバイス100に対する電気的検査を行うことができる。具体的には、検査用ロボット9が第1ハンドユニット92と第2ハンドユニット93とを有しており、例えば、第1ハンドユニット92(第2ハンドユニット93についても同様)が保持したICデバイス100が検査用ソケット6にて電気的検査がされている状態にて、これと並行して第2ハンドユニット93が電気的検査を終えたICデバイス100をトレイ53に収容するとともに、次に検査対象となるICデバイス100を保持してスタンバイしている。このように、2つのハンドユニットを用いて、それぞれ、異なる作業を行うことにより、無駄な時間を削減でき、効率的にICデバイス100の電気的検査を行うことができる。
ところで、例えば、第1加熱プレート12aでの温度調整部30a(第1温度調整部)が正確に作動したとしても、第1加熱プレート12aでの温度検出部30b(第1温度検出部)が不良品である場合には、第1加熱プレート12aの加熱温度が実際の温度と異なって検出される。これと同様に、第2加熱プレート12bでの温度調整部30a’(第2温度調整部)が正確に作動したとしても、第2加熱プレート12bでの温度検出部30b’(第2温度検出部)が不良品である場合には、第2加熱プレート12bの加熱温度が実際の温度と異なって検出される。
また、第1シャトル4での温度調整部(第1温度調整部)45が正確に作動したとしても、第1シャトル4での温度検出部(第1温度検出部)46が不良品である場合には、第1シャトル4の加熱温度が実際の温度と異なって検出される。また、第2シャトル5での温度調整部(第2温度調整部)55が正確に作動したとしても、第2シャトル5での温度検出部(第2温度検出部)56が不良品である場合には、第2シャトル5の加熱温度が実際の温度と異なって検出される。
また、検査用ロボット9(第1ハンドユニット支持部913)のヘッド94での温度調整部(第1温度調整部)913aが正確に作動したとしても、ヘッド94での温度検出部(第1温度検出部)913cが不良品である場合には、ヘッド94の加熱温度が実際の温度と異なって検出される。また、検査用ロボット9(第1ハンドユニット支持部913)のヘッド95での温度調整部(第2温度調整部)913bが正確に作動したとしても、ヘッド95での温度検出部(第2温度検出部)913dが不良品である場合には、ヘッド95の加熱温度が実際の温度と異なって検出される。
また、検査用ロボット9(第2ハンドユニット支持部914)のヘッド96での温度調整部(第1温度調整部)914aが正確に作動したとしても、ヘッド96での温度検出部(第1温度検出部)914cが不良品である場合には、ヘッド96の加熱温度が実際の温度と異なって検出される。また、検査用ロボット9(第2ハンドユニット支持部914)のヘッド97での温度調整部(第2温度調整部)914bが正確に作動したとしても、ヘッド97での温度検出部(第2温度検出部)914dが不良品である場合には、ヘッド97の加熱温度が実際の温度と異なって検出される。
検査装置1では、このような不具合が生じるのを防止することができる制御プログラム(図6〜図9参照)が記憶部103に予め記憶されており、ICデバイス100に対する加熱を行なう際に、その加熱に先立って、前記各温度検出部が適正に作動するものであることを確認することができる。以下、これについて説明する。
前述したように、検査装置1では、CPUが内蔵されており、検査制御部101や駆動制御部102としての機能を発揮している。そして、このCPUは、演算部104、判断部105としての機能も発揮することができる。
第1加熱プレート12aと第2加熱プレート12bでは、ICデバイス100に対して同じ動作を施す、すなわち、ICデバイス100に対して静止状態で加熱を施す。このため、第1加熱プレート12aでの温度検出部30bと、第2加熱プレート12bでの温度検出部30b’とが正常に作動するものであれば、第1加熱プレート12aの温度THot Plate1と、第2加熱プレート12bの温度THot Plate2とは、互いにほぼ同じ温度として検出されると考えることができる(みなすことができる)。
これと同様に、第1シャトル4と第2シャトル5も、ICデバイス100に対して同じ動作を施す、すなわち、X方向に搬送しつつ加熱を施す。このため、第1シャトル4での温度検出部46と、第2シャトル5での温度検出部56とが正常に作動するものであれば、第1シャトル4の温度TShuttle1と、第2シャトル5の温度TShuttle2とは、互いにほぼ同じ温度として検出されると考えることができる。
また、検査用ロボット9(第1ハンドユニット支持部913)のヘッド94とヘッド95も、ICデバイス100に対して同じ動作を施す、すなわち、Y方向に搬送しつつ加熱を施す。このため、ヘッド94での温度検出部913cと、ヘッド95での温度検出部913dとが正常に作動するものであれば、ヘッド94の温度THead1-1と、ヘッド95の温度THead1-2とは、互いにほぼ同じ温度として検出されると考えることができる。
また、検査用ロボット9(第2ハンドユニット支持部914)のヘッド96とヘッド97も、ICデバイス100に対して同じ動作を施す、すなわち、Y方向に搬送しつつ加熱を施す。このため、ヘッド96での温度検出部914cと、ヘッド97での温度検出部914dとが正常に作動するものであれば、ヘッド96の温度THead2-1と、ヘッド97の温度THead2-2とは、互いにほぼ同じ温度として検出されると考えることができる。
第1加熱プレート12aの温度検出部30bは、第1加熱プレート12aの温度THot Plate1を検出しており、例えば図3に示すように温度THot Plate1が25.0℃であった。これと同じタイミングで、第2加熱プレート12bの温度検出部30b’は、第2加熱プレート12bの温度THot Plate2を検出しており、例えば図3に示すように温度THot Plate2が35.0℃であった。温度THot Plate1およびTHot Plate2は、記憶部103に一旦記憶される。
この場合、まず、図6のフローチャートに示すように、第1加熱プレート12aの温度調整部30aの作動が停止しており(ステップS301)、第2加熱プレート12bの温度調整部30a’の作動も停止している(ステップS302)。そして、この状態から温度THot Plate1を取得するとともに(ステップS303)、温度THot Plate2を取得する(ステップS304)。
次に、演算部104により、温度THot Plate1と温度THot Plate2との差の絶対値|THot Plate1−THot Plate2|を算出する(ステップS305)。次に、絶対値|THot Plate1−THot Plate2|が閾値αHot Plate以上か否かを判断する(ステップS306)。この「閾値αHot Plate」とは、温度検出部30bおよび30b’のうちの少なくとも一方の温度検出部での検出が異常(温度異常)とみなすことができる値である。
ステップS306においては、絶対値|THot Plate1−THot Plate2|が閾値αHot Plate以上ではないと判断する場合がある。この場合、第1加熱プレート12aでの温度調整部30aが作動を開始するとともに(ステップS307)、第2加熱プレート12bでの温度調整部30a’が作動を開始する(ステップS308)。これにより、第1加熱プレート12aおよび第2加熱プレート12bがそれぞれ加熱される。
一方、ここでは、温度THot Plate1と温度THot Plate2とは互いに異なり、これら温度の間に差がある、すなわち、絶対値|THot Plate1−THot Plate2|が閾値αHot Plate以上であると判断することができる。この場合、温度検出部30b、30b’のいずれかが不良品である、配線に異常がある、等の不具合が予想される。そこで、「絶対値|THot Plate1−THot Plate2|が閾値αHot Plate以上である」旨、すなわち、「温度検出部30bおよび30b’のうちの少なくとも一方の温度検出部の検出が異常である」旨を報知する(ステップS309)。この報知には、図4に示すように表示装置800の液晶モニター801およびスピーカー802による報知と、図5に示すようにシグナルランプ900による報知とがある。これにより、検査装置1の操作者(オペレーター)は、報知状態を視覚または聴覚により確認することができる。そして、検査装置1に現在搭載されている温度検出部30bおよび30b’のうちの不良品である方の温度検出部を新しい温度検出部に交換する等の処置を施すことができる。検査装置1では、液晶モニター801、スピーカー802およびシグナルランプ900は、異常を報知する報知部として機能する。
このように、第1加熱プレート12aでICデバイス100に対する加熱と、第2加熱プレート12bでICデバイス100に対する加熱とを行なう際に、その加熱に先立って、温度検出部30bおよび30b’がそれぞれ適正に作動するものであることを確認することができる。
第1シャトル4の温度検出部46は、第1シャトル4の温度TShuttle1を検出しており、例えば図3に示すように温度TShuttle1が25.0℃であった。これと同じタイミングで、第2シャトル5の温度検出部56は、第2シャトル5の温度TShuttle2を検出しており、例えば図3に示すように温度TShuttle2も25.0℃であった。温度TShuttle1およびTShuttle2は、記憶部103に一旦記憶される。
この場合、まず、図7のフローチャートに示すように、第1シャトル4の温度調整部45の作動が停止しており(ステップS311)、第2シャトル5の温度調整部55の作動も停止している(ステップS312)。そして、この状態から温度TShuttle1を取得するとともに(ステップS313)、温度TShuttle2を取得する(ステップS314)。
次に、演算部104により、温度TShuttle1と温度TShuttle2との差の絶対値|TShuttle1−TShuttle2|を算出する(ステップS315)。次に、絶対値|TShuttle1−TShuttle2|が閾値αShuttle以上か否かを判断する(ステップS316)。この「閾値αShuttle」とは、温度検出部46および56のうちの少なくとも一方の温度検出部での検出が異常(温度異常)とみなすことができる値である。
ここでは、温度TShuttle1と温度TShuttle2とは同じ値であり、絶対値|TShuttle1−TShuttle2|が零であるため、当該絶対値|TShuttle1−TShuttle2|が閾値αShuttle以上ではないと判断することができる、すなわち、温度検出部46および56での検出が異常ではないと判断することができる。この場合、第1シャトル4での温度調整部45が作動を開始するとともに(ステップS317)、第2シャトル5での温度調整部55が作動を開始する(ステップS318)。これにより、第1シャトル4および第2シャトル5がそれぞれ加熱される。
一方、絶対値|TShuttle1−TShuttle2|が閾値αShuttle以上であると判断した場合には、その旨、すなわち、「温度検出部46および56のうちの少なくとも一方の温度検出部の検出が異常である」旨を報知する(ステップS319)。
このように、第1シャトル4でICデバイス100に対する加熱と、第2シャトル5でICデバイス100に対する加熱とを行なう際に、その加熱に先立って、第1シャトル4での温度検出部46と、第2シャトル5での温度検出部56とがそれぞれ適正に作動するものであることを確認することができる。
検査用ロボット9(第1ハンドユニット支持部913)のヘッド94の温度検出部913cは、ヘッド94の温度THead1-1を検出しており、例えば図3に示すように温度THead1-1が25.0℃であった。これと同じタイミングで、検査用ロボット9(第1ハンドユニット支持部913)のヘッド95の温度検出部913dは、ヘッド95の温度THead1-2を検出しており、例えば図3に示すように温度THead1-2も25.0℃であった。温度THead1-1およびTHead1-2は、記憶部103に一旦記憶される。
この場合、まず、図8のフローチャートに示すように、ヘッド94の温度調整部913aの作動が停止しており(ステップS321)、ヘッド95の温度調整部913bの作動も停止している(ステップS322)。そして、この状態から温度THead1-1を取得するとともに(ステップS323)、温度THead1-2を取得する(ステップS324)。
次に、演算部104により、温度THead1-1と温度THead1-2との差の絶対値|THead1-1−THead1-2|を算出する(ステップS325)。次に、絶対値|THead1-1−THead1-2|が閾値αHead1以上か否かを判断する(ステップS326)。この「閾値αHead1」とは、温度検出部913cおよび913dのうちの少なくとも一方の温度検出部での検出が異常(温度異常)とみなすことができる値である。
ここでは、温度THead1-1と温度THead1-2とは同じ値であり、絶対値|THead1-1−THead1-2|が零であるため、当該絶対値|THead1-1−THead1-2|が閾値αHead1以上ではないと判断することができる、すなわち、温度検出部913cおよび913dでの検出が異常ではないと判断することができる。この場合、ヘッド94での温度調整部913aが作動を開始するとともに(ステップS327)、ヘッド95での温度調整部913bが作動を開始する(ステップS328)。これにより、ヘッド94および95がそれぞれ加熱される。
一方、絶対値|THead1-1−THead1-2|が閾値αHead1以上であると判断した場合には、その旨、すなわち、「温度検出部913cおよび913dのうちの少なくとも一方の温度検出部の検出が異常である」旨を報知する(ステップS329)。
このように、ヘッド94でICデバイス100に対する加熱と、ヘッド95でICデバイス100に対する加熱とを行なう際に、その加熱に先立って、ヘッド94での温度検出部913cと、ヘッド95での温度検出部913dとがそれぞれ適正に作動するものであることを確認することができる。
検査用ロボット9(第2ハンドユニット支持部914)のヘッド96の温度検出部914cは、ヘッド96の温度THead2-1を検出しており、例えば図3に示すように温度THead2-1が25.0℃であった。これと同じタイミングで、検査用ロボット9(第2ハンドユニット支持部914)のヘッド97の温度検出部914dは、ヘッド97の温度THead2-2を検出しており、例えば図3に示すように温度THead2-2も25.0℃であった。温度THead2-1およびTHead2-2は、記憶部103に一旦記憶される。
この場合、まず、図9のフローチャートに示すように、ヘッド96の温度調整部914aの作動が停止しており(ステップS331)、ヘッド97の温度調整部914bの作動も停止している(ステップS332)。そして、この状態から温度THead2-1を取得するとともに(ステップS333)、温度THead2-2を取得する(ステップS334)。
次に、演算部104により、温度THead2-1と温度THead2-2との差の絶対値|THead2-1−THead2-2|を算出する(ステップS335)。次に、絶対値|THead2-1−THead2-2|が閾値αHead2以上か否かを判断する(ステップS336)。この「閾値αHead2」とは、温度検出部914cおよび914dのうちの少なくとも一方の温度検出部での検出が異常(温度異常)とみなすことができる値である。
ここでは、温度THead2-1と温度THead2-2とは同じ値であり、絶対値|THead2-1−THead2-2|が零であるため、当該絶対値|THead2-1−THead2-2|が閾値αHead2以上ではないと判断することができる、すなわち、温度検出部914cおよび914dでの検出が異常ではないと判断することができる。この場合、ヘッド96での温度調整部914aが作動を開始するとともに(ステップS337)、ヘッド97での温度調整部914bが作動を開始する(ステップS338)。これにより、ヘッド96および97がそれぞれ加熱される。
一方、絶対値|THead2-1−THead2-2|が閾値αHead2以上であると判断した場合には、その旨、すなわち、「温度検出部914cおよび914dのうちの少なくとも一方の温度検出部の検出が異常である」旨を報知する(ステップS339)。
このように、ヘッド96でICデバイス100に対する加熱と、ヘッド97でICデバイス100に対する加熱とを行なう際に、その加熱に先立って、ヘッド96での温度検出部914cと、ヘッド97での温度検出部914dとがそれぞれ適正に作動するものであることを確認することができる。
以上、本発明のハンドラーおよび検査装置を図示の実施形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、ハンドラーおよび検査装置を構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。
また、第1温度調整部および第2温度調整部は、前記各実施形態では加熱するよう構成されたものであるが、これに限定されず、冷却するよう構成されたものであってもよい。
さらに、制御部は、第1温度調整部および第2温度調整部が作動する以前に、第1温度検出部により検出された第1保持ユニットの温度と第2検出部により検出された第2保持ユニットの温度との差の絶対値が閾値以上であるか否かを判断する実施形態について説明したが、第1温度調整部および第2温度調整部が作動を開始した後も、第1保持ユニットの温度と第2保持ユニットの温度との差を計測し、かかる差の絶対値が閾値か否かの判断を継続する構成としてもよい。
また、報知部は、前記各実施形態では液晶モニター、スピーカー、シグナルランプの全てを有するものとなっているが、これに限定されず、例えば、画像表示部、発音部、発光部のうちの1つまたは2つを省略したものとすることができる。
1……検査装置 11……台座 111a……第1加熱プレート設置部(第1ユニット設置部) 111b……第2加熱プレート設置部(第2ユニット設置部) 112……ソケット設置部 12a……第1加熱プレート(ホットプレート1) 12b……第2加熱プレート(ホットプレート2) 121……ポケット(凹部) 13……安全カバー 2……供給トレイ 21……ポケット 23……レール 3……回収トレイ 31……ポケット 33……レール 4……第1シャトル(シャトル1) 41……ベース部材(第1ユニット設置部) 42、43……トレイ(第1保持ユニット) 421、431……ポケット(凹部) 44……レール 45……温度調整部(第1温度調整部) 46……温度検出部(第1温度検出部) 5……第2シャトル(シャトル2) 51……ベース部材(第2ユニット設置部) 52、53……トレイ(第2保持ユニット) 521、531……ポケット(凹部) 54……レール 55……温度調整部(第2温度調整部) 56……温度検出部(第2温度検出部) 6……検査用ソケット 61……検査用個別ソケット(載置部) 7……供給ロボット 72……支持フレーム 721……レール 73……移動フレーム 74……ハンドユニット支持部 75……ハンドユニット 8……回収ロボット 82……支持フレーム 821……レール 83……移動フレーム 84……ハンドユニット支持部 85……ハンドユニット 9……検査用ロボット(搬送部) 911……第1フレーム 911a……レール 912a、912b……第2フレーム 9121、9122……レール 913……第1ハンドユニット支持部(第1ユニット設置部) 913a、913b……温度調整部 913c、913d……温度検出部 914……第2ハンドユニット支持部(第2ユニット設置部) 914a、914b……温度調整部 914c、914d……温度検出部 92……第1ハンドユニット(第1保持ユニット) 93……第2ハンドユニット(第2保持ユニット) 94、95、96、97……ヘッド 10……制御装置(制御部) 101……検査制御部 102……駆動制御部 103……記憶部 104……演算部 105……判断部 20……ハンドラー 30a、30a’……温度調整部 30b、30b’……温度検出部 100……ICデバイス 800……表示装置 801……液晶モニター(画像表示部) 802……スピーカー(発音部) 900……シグナルランプ 901、902、903……LED(発光部) S……領域 THot Plate1、THot Plate2、TShuttle1、TShuttle2、THead1-1、THead1-2、THead2-1、THead2-2……温度 |THot Plate1−THot Plate2|、|TShuttle1−TShuttle2|、|THead1-1−THead1-2|、|THead2-1−THead2-2|、|THead2-1−THead2-2|……絶対値 αHot Plate、αShuttle、αHead1、αHead2……閾値 S301〜S309、S311〜S319、S321〜S329、S331〜S339……ステップ

Claims (13)

  1. 搬送対象物を保持する第1保持ユニットが設置される第1ユニット設置部と、
    搬送対象物を保持し、前記第1保持ユニットに保持された搬送対象物に対する動作と同じ動作を施す第2保持ユニットが設置される第2ユニット設置部と、
    前記第1保持ユニットを加熱または冷却して、該第1保持ユニットに保持された搬送対象物の温度を調整する第1温度調整部と、
    前記第2保持ユニットを加熱または冷却して、該第2保持ユニットに保持された搬送対象物の温度を調整する第2温度調整部と、
    前記第1保持ユニットの温度を検出する第1温度検出部と、
    前記第2保持ユニットの温度を検出する第2温度検出部と、
    前記第1温度調整部および前記第2温度調整部が作動する以前に、前記第1温度検出部により検出された前記第1保持ユニットの温度と、前記第2温度検出部により検出された前記第2保持ユニットの温度との差の絶対値が閾値以上か否かを判断する制御部と、
    前記絶対値が前記閾値以上である場合に、その旨を報知する報知部と、を備えることを特徴とするハンドラー。
  2. 搬送対象物を保持する第1保持ユニットを加熱または冷却して、該第1保持ユニットに保持された搬送対象物の温度を調整する第1温度調整部と、
    搬送対象物を保持し、前記第1保持ユニットに保持された搬送対象物に対する動作と同じ動作を施す第2保持ユニットを加熱または冷却して、該第2保持ユニットに保持された搬送対象物の温度を調整する第2温度調整部と、
    前記第1保持ユニットの温度を検出する第1温度検出部と、
    前記第2保持ユニットの温度を検出する第2温度検出部と、
    前記第1温度調整部および前記第2温度調整部が作動する以前に、前記第1温度検出部により検出された前記第1保持ユニットの温度と、前記第2温度検出部により検出された前記第2保持ユニットの温度との差の絶対値が閾値以上か否かを判断する制御部と、
    前記絶対値が前記閾値以上である場合に、その旨を報知する報知部と、を備えることを特徴とするハンドラー。
  3. 前記第1保持ユニットが設置される第1ユニット設置部と、
    前記第2保持ユニットが設置される第2ユニット設置部と、を備える請求項2に記載のハンドラー。
  4. 前記第1温度調整部は、前記第1ユニット設置部に内蔵され、通電により発熱するヒーターを有し、前記第2温度調整部は、前記第2ユニット設置部に内蔵され、通電により発熱するヒーターを有する請求項1または3に記載のハンドラー。
  5. 前記第1温度検出部は、前記第1ユニット設置部に内蔵されたサーミスターであり、前記第2温度検出部は、前記第2ユニット設置部に内蔵されたサーミスターである請求項1、3または4に記載のハンドラー。
  6. 前記第1ユニット設置部は、搬送対象物を前記第1保持ユニットに保持したまま一時的に静止した状態を維持し、前記第2ユニット設置部は、搬送対象物を前記第2保持ユニットに保持したまま一時的に静止した状態を維持する請求項1、3ないし5のいずれか1項に記載のハンドラー。
  7. 前記第1ユニット設置部は、搬送対象物を前記第1保持ユニットに保持したまま搬送し、前記第2ユニット設置部は、搬送対象物を前記第2保持ユニットに保持したまま搬送する請求項1、3ないし6のいずれか1項に記載のハンドラー。
  8. 水平面上の互いに直交するX、Y方向を想定したとき、
    前記第1ユニット設置部は、搬送対象物を前記第1保持ユニットに保持したまま前記X方向または前記Y方向に搬送し、前記第2ユニット設置部は、搬送対象物を前記第2保持ユニットに保持したまま搬送する請求項7に記載のハンドラー。
  9. 前記制御部が、前記絶対値が前記閾値以上か否かを判断するときの前記第1保持ユニットの温度と前記第2保持ユニットの温度は、同じタイミングで検出された値である請求項1ないし8のいずれか1項に記載のハンドラー。
  10. 前記制御部が前記絶対値が閾値以上ではないと判断した場合には、前記第1温度調整部および前記第2温度調整部が作動する請求項1ないし9いずれか1項に記載のハンドラー。
  11. 前記報知部は、画像を表示することにより前記旨を報知する画像表示部、音声を発することにより前記旨を報知する発音部、光を発することにより前記旨を報知する発光部のうちの少なくとも1つを有する請求項1ないし10のいずれか1項に記載のハンドラー。
  12. 請求項1ないし11のいずれか1項に記載のハンドラーと、
    検査対象物を保持する第1保持ユニットと、
    検査対象物を保持する第2保持ユニットと、を備えることを特徴とする検査装置。
  13. 前記第1保持ユニットは、検査対象物を吸着する吸着部材を有するか、または、表側の面に検査対象物が載置される凹部が形成された板状をなす部材を有し、
    前記第2保持ユニットは、検査対象物を吸着する吸着部材を有するか、または、表側の面に検査対象物が載置される凹部が形成された板状をなす部材を有する請求項12に記載の検査装置。
JP2013104802A 2013-05-17 2013-05-17 ハンドラーおよび検査装置 Pending JP2014224785A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013104802A JP2014224785A (ja) 2013-05-17 2013-05-17 ハンドラーおよび検査装置
TW103109802A TWI621858B (zh) 2013-05-17 2014-03-14 Processor and inspection device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013104802A JP2014224785A (ja) 2013-05-17 2013-05-17 ハンドラーおよび検査装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014224785A true JP2014224785A (ja) 2014-12-04

Family

ID=52123543

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013104802A Pending JP2014224785A (ja) 2013-05-17 2013-05-17 ハンドラーおよび検査装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2014224785A (ja)
TW (1) TWI621858B (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016129208A1 (ja) * 2015-02-13 2016-08-18 セイコーエプソン株式会社 電子部品搬送装置および電子部品検査装置
WO2017056461A1 (ja) * 2015-09-30 2017-04-06 セイコーエプソン株式会社 電子部品搬送装置および電子部品検査装置
CN107889527A (zh) * 2015-07-24 2018-04-06 泰连德国有限公司 用于测量通过汇流条的电流的设备
KR20190019529A (ko) * 2017-08-18 2019-02-27 (주)센트롤 삼차원 프린터
TWI657252B (zh) * 2015-02-13 2019-04-21 日商精工愛普生股份有限公司 電子零件搬送裝置及電子零件檢查裝置

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016024511A (ja) * 2014-07-16 2016-02-08 セイコーエプソン株式会社 電子部品搬送装置および電子部品検査装置
CN106483399A (zh) * 2015-08-31 2017-03-08 精工爱普生株式会社 电子部件输送装置以及电子部件检查装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TW533316B (en) * 1998-12-08 2003-05-21 Advantest Corp Testing device for electronic device
JP4458447B2 (ja) * 2000-11-10 2010-04-28 株式会社アドバンテスト 電子部品試験用保持装置、電子部品試験装置および電子部品試験方法
US7355428B2 (en) * 2004-01-14 2008-04-08 Delta Design, Inc. Active thermal control system with miniature liquid-cooled temperature control device for electronic device testing
JPWO2008041334A1 (ja) * 2006-10-04 2010-02-04 株式会社アドバンテスト 電子部品試験装置
TWI393901B (zh) * 2006-11-08 2013-04-21 Hirata Spinning 工件搬運裝置
US8274300B2 (en) * 2008-01-18 2012-09-25 Kes Systems & Service (1993) Pte Ltd. Thermal control unit for semiconductor testing

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016129208A1 (ja) * 2015-02-13 2016-08-18 セイコーエプソン株式会社 電子部品搬送装置および電子部品検査装置
TWI657252B (zh) * 2015-02-13 2019-04-21 日商精工愛普生股份有限公司 電子零件搬送裝置及電子零件檢查裝置
CN107889527A (zh) * 2015-07-24 2018-04-06 泰连德国有限公司 用于测量通过汇流条的电流的设备
WO2017056461A1 (ja) * 2015-09-30 2017-04-06 セイコーエプソン株式会社 電子部品搬送装置および電子部品検査装置
CN108012563A (zh) * 2015-09-30 2018-05-08 精工爱普生株式会社 电子元器件输送装置及电子元器件检查装置
KR20190019529A (ko) * 2017-08-18 2019-02-27 (주)센트롤 삼차원 프린터
KR101990306B1 (ko) 2017-08-18 2019-06-18 (주)센트롤 삼차원 프린터

Also Published As

Publication number Publication date
TW201445148A (zh) 2014-12-01
TWI621858B (zh) 2018-04-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2014224785A (ja) ハンドラーおよび検査装置
TWI554766B (zh) 處理器及檢查裝置
JP4327335B2 (ja) コンタクトアームおよびこれを用いた電子部品試験装置
US9910084B2 (en) Flexible circuit board inspecting apparatus
TWI614509B (zh) 元件檢查裝置及用於該元件檢查裝置的元件加壓工具
JP3194991U (ja) 改良した自動プローブ構成ステーション及びその運用方法
JP6331271B2 (ja) 電子部品押圧ユニット、電子部品搬送装置および電子部品検査装置
JP2014196908A (ja) ハンドラーおよび検査装置
JP2014190708A (ja) 電子部品押圧装置、電子部品の温度制御方法、ハンドラーおよび検査装置
TW202030486A (zh) 檢查裝置、溫度控制裝置及溫度控制方法
TWI649567B (zh) 電子零件搬送裝置及電子零件檢查裝置
JP2009300231A (ja) バッテリーセルの検査装置
KR101150865B1 (ko) 엘이디 검사장치
KR20150129935A (ko) 기판 검사 장치 및 기판 검사 방법
TWI669517B (zh) IC test system
TWI548877B (zh) 半導體元件測試連接機構
JP6418394B2 (ja) プローバ及びプローブカードのプリヒート方法
TWI641847B (zh) Processor and inspection device
TW201913863A (zh) 電子零件搬送裝置及電子零件檢查裝置
TWI626447B (zh) Electronic component conveying device and electronic component inspection device
KR20170106706A (ko) 온돌난방용 발열봉의 저항핀 검사장치
KR101711111B1 (ko) 웨이퍼 프로버용 카트리지 조립 및 분해 장치 및 그 제어 방법
KR20200033753A (ko) 검사 장치 및 검사 방법
KR101070698B1 (ko) 엘이디 웨이퍼 검사장치
JP2008170224A (ja) 温度試験装置及び温度試験方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20150113