JP2014224578A - すべり軸受の製造方法及びすべり軸受 - Google Patents

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【課題】細溝を形成したすべり軸受の製造方法及びすべり軸受であって、細溝の加工時間及び加工コストを低減し、生産性を向上させることができる細溝を形成したすべり軸受の製造方法及びすべり軸受を提供する。【解決手段】すべり軸受1の製造方法は、円形のカッター20を用いて切削加工することにより細溝3を形成する工程を含み、細溝3の最大深さtは、細溝3の長さ方向中央3dに対応する軸受角度θ+α/2における深さdであり、前記工程において、円形のカッター20の中心位置P(x、y)が細溝3の長さ方向中央3dの位置Cと、軸受中心Oとを結ぶ軸受半径上を移動するように、かつ、円形のカッター20の中心位置P(x、y)が、最大深さtと同じ長さだけ移動するように切削加工することにより細溝3を形成するものである。【選択図】図2

Description

本発明は、すべり軸受の製造方法及びすべり軸受の技術に関し、円筒を軸方向と平行に二分割した半割部材を上下に配置したすべり軸受の製造方法及びすべり軸受の技術に関する。
従来、エンジンのクランクシャフトを軸支するための軸受であって、円筒形状を二分割した二つの部材を合わせる半割れ構造のすべり軸受が公知となっている。また、前記軸受の摺動面積を減らし、フリクション低減効果を得るために、前記軸受の幅を狭くする構造がある。しかし、軸受の幅を狭くすると、流出油量が増加していた。そこで、前記軸受の軸方向両端部に、逃げ部分(細溝)を形成したすべり軸受が公知となっている(例えば、特許文献1参照)。
また、前記細溝を下側の半割部材に設け、前記細溝の回転方向下流側端部は、回転方向下流側合わせ面に近接しており、前記回転方向下流側端部と回転方向下流側合わせ面とは連通しない位置に設定する構成としたすべり軸受がある。
前記細溝は、細溝の回転方向下流側端部と合わせ面とが連通していないため、合わせ面付近の油膜圧力の低下が軽減されるため、下側の半割部材の上流側合わせ面と下流側合わせ面とを逆に組み付けた場合であっても最低限の油膜圧力を保持することができる。
特表2003−532036号公報
前記細溝を形成する方法として、円形のカッターを用いて切削加工を行う工程を含む方法があった。しかし、従来は、小型のカッターを用いて細溝長さ方向に移動させることにより切削加工を行っていたため、加工時間及び加工コストが増加していた。
そこで、本発明は係る課題に鑑み、細溝を形成したすべり軸受の製造方法及びすべり軸受であって、細溝の加工時間及び加工コストを低減し、生産性を向上させることができる細溝を形成したすべり軸受の製造方法及びすべり軸受を提供する。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、円筒を軸方向と平行に二分割した半割部材を上下に配置し、前記下側の半割部材の軸方向端部に、円周方向に細溝を設け、前記細溝の回転方向下流側端部は、回転方向下流側合わせ面に近接しており、前記回転方向下流側端部と回転方向下流側合わせ面とは連通しない位置に設定するすべり軸受の製造方法であって、前記すべり軸受の製造方法は、円形のカッターを用いて切削加工することにより前記細溝を形成する工程を含み、前記細溝の最大深さは、前記細溝の長さ方向中央における深さであり、前記工程において、前記円形のカッターの中心位置が前記細溝の長さ方向中央の位置と、軸受中心とを結ぶ軸受半径上を移動するように、かつ、前記円形のカッターの中心位置が、最大深さと同じ長さだけ移動するように切削加工することにより細溝を形成するものである。
請求項2においては、円筒を軸方向と平行に二分割した半割部材を上下に配置し、前記下側の半割部材の軸方向端部に、円周方向に細溝を設け、前記細溝の回転方向下流側端部は、回転方向下流側合わせ面に近接しており、前記回転方向下流側端部と回転方向下流側合わせ面とは連通しない位置に設定するすべり軸受の製造方法であって、前記すべり軸受の製造方法は、円形のカッターを用いて切削加工することにより前記細溝を形成する工程を含み、前記工程で用いられる円形のカッターの中心位置は、軸受半径と、前記細溝の回転方向下流側端部の位置する軸受角度と、前記細溝の回転方向上流側端部の位置する軸受角度と、前記細溝の長さ方向中央の位置する軸受角度と、最大深さとから、算出され、前記円形のカッターの半径は、前記円形のカッターの中心位置と、軸受半径と、前記細溝の回転方向下流側端部の位置する軸受角度とから、算出されるものである。
請求項3においては、円筒を軸方向と平行に二分割した半割部材を上下に配置したすべり軸受であって、前記下側の半割部材の軸方向端部に、円周方向に細溝を設け、前記細溝の回転方向下流側端部は、回転方向下流側合わせ面に近接しており、前記回転方向下流側端部と回転方向下流側合わせ面とは連通しない位置に設定し、前記細溝は、円形のカッターによって切削加工を行う形成方法により形成され、前記細溝の底面は、前記細溝の長さ方向中央において最大深さとなり、前記細溝の回転方向上流側端部および回転方向下流側端部においてすべり軸受の内周面と同じ位置となるように形成されるものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
すなわち、油膜圧力の発生を妨げない程度の細溝を設けることで、摺動面積を減らしつつ、フリクション低減効果を得ることができ、かつ、総和の流出油量を抑えることができる。
また、細溝の回転方向下流側端部と合わせ面とが連通していないため、細溝加工時にバリが発生せず、加工が容易となる。また、円形のカッターを軸受の内周面方向に押し付けるだけで細溝を形成することができるため、円形のカッターを円周方向へ移動させることなく細溝を形成することができ、バリの発生を防ぐことができる。結果として、細溝を容易に形成することができ、生産性が向上し、加工コストを低減することができる。
本発明の実施形態に係るすべり軸受を示す正面図。 (a)本発明の実施形態に係るすべり軸受を構成する半割部材を示す平面図。(b)同じくA−A線断面図。(c)同じくB−B線断面図。 本発明の実施形態に係るすべり軸受及び円形のカッターを示すA−A線断面図。 本発明の実施形態に係るすべり軸受及び円形のカッターを示す正面図。
次に、発明の実施の形態を説明する。なお、図1はすべり軸受1の正面図であり、画面の上下を上下方向、画面の手前方向及び奥方向を軸方向(前後方向)とする。
まず、第一の実施形態に係るすべり軸受1を構成する半割部材2について図1及び図2を用いて説明する。
すべり軸受1は円筒状の部材であり、図1に示すように、エンジンのクランクシャフト11のすべり軸受構造に適用される。すべり軸受1は、二つの半割部材2・2で構成されている。二つの半割部材2・2は、円筒を軸方向と平行に二分割した形状であり、断面が半円状となるように形成されている。本実施形態においては、半割部材2・2は上下に配置されており、左右に合わせ面2a・2bが配置されている。クランクシャフト11をすべり軸受1で軸支する場合、所定の隙間が形成され、この隙間に対し図示せぬ油路から潤滑油が供給される。
図2(a)においては、上側および下側の半割部材2を示している。なお、本実施形態においては、クランクシャフト11の回転方向を図1の矢印に示すように正面視時計回り方向とする。また、軸受角度ωは、図2(b)における右端の位置を0度とし、図2(b)において、反時計回り方向を正とする。すなわち、図2(b)において、左端の位置の軸受角度ωが180度となり、下端の位置の軸受角度ωが270度となるように定義する。
上側の半割部材2の内周には円周方向に溝が設けられており、中心に円形の孔が設けられている。また、上側の半割部材2の左右に合わせ面2a・2bが配置されている。
下側の半割部材2の内周の摺動面において、その軸方向の端部に細溝3が形成されている。
細溝3は下側の半割部材2に設けられる。本実施形態においては、細溝3は軸方向に並列して二本設けられている。細溝3の回転方向下流側端部3aは、クランクシャフト11の回転方向下流側合わせ面2aに近接しており、回転方向下流側端部3aと回転方向下流側合わせ面2aとは連通することなく設けられている。
詳細には、図3に示すように、細溝3の回転方向下流側端部3aが、クランクシャフト11の回転方向下流側合わせ面2aがある180度よりも大きい軸受角度θに配置されている。すなわち、細溝3は、クランクシャフト11の回転方向下流側合わせ面2a(軸受角度ωが180度)よりも大きい軸受角度θから軸受角度ωが増加する方向(反時計回り方向)に向けて円周方向に設けられる。
下側の半割部材2においては、図2(b)の右側の合わせ面が回転方向上流側合わせ面2b、図2(b)の左側の合わせ面が回転方向下流側合わせ面2aとなる。
細溝3の長さlは、回転方向下流側端部3a(軸受角度ωがθ)から回転方向上流側端部3b(軸受角度ωがθ+α)までの長さに形成したものである。なお、αは、0よりも大きく(270°−θ)よりも小さい。
細溝3の底面3cは、図2(b)及び(c)にしめすように、A−A線断面視において、略円弧状に形成される。ここで、図2(c)に示すように、ある軸受角度ωにおける半割部材2の内周面から底面3cまでの深さを底面3cの深さdとする。回転方向下流側端部3a(軸受角度ωがθ)及び回転方向上流側端部3b(軸受角度ωがθ+α)においては、底面3cの深さdは約0mmとなり、細溝3の長さ方向中央3d(軸受角度ωがθ+2/α)においては、細溝3の深さdは最大深さtとなるように形成される。
また、図2(c)に示すように、細溝3の幅はwとなる。
次に、本実施形態に係る細溝3の形成方法について説明する。
細溝3は、半割部材2の内側面に円形のカッター20を用いて切削加工を施すことにより設けられる。
ここで、円形のカッター20の中心位置をPとする。円形のカッター20を移動させることにより、中心位置Pも移動する。
円形のカッター20の外周端は、図3に示すように、回転方向下流側端部3a、回転方向上流側端部3b及び長さ方向中央3dにおける底面3cと接する位置まで移動可能とする。ここで、回転方向下流側端部3aにおける底面3cの位置をA、回転方向上流側端部における底面3cの位置をB、長さ方向中央3dにおける底面3cの位置をCと定義する。円形のカッター20の外周端がA、B、及びCと接する位置に移動したときの円形のカッター20の中心位置PをPとする。
細溝3の形成工程においては、まず、円形のカッター20の中心位置Pを次の通り求める。
図3に示すように、すべり軸受1の半径をRとし、細溝3の回転方向下流側端部の位置する軸受角度ωをθとし、細溝3の回転方向上流側端部3bの位置する軸受角度ωをθ+αとし、細溝3の最大深さをtとする。このとき、細溝3の最大深さtが形成される細溝3の長さ方向中央3dにおける軸受角度ωはθ+α/2で表される。
ここで細溝3の回転方向下流側端部3aの位置をAとすると、Aは以下の座標で表される。
Figure 2014224578
また、細溝3の回転方向上流側端部3bの位置をBとすると、Bは以下の座標で表される。
Figure 2014224578
また、細溝3の最大深さtが形成される細溝3の長さ方向中央3dの位置をCとすると、Cは以下の座標で表される。
Figure 2014224578
ここで、円形のカッター20の半径をRとすると、Rと位置A、B及びCとの間には以下のような関係が成立する。
Figure 2014224578
Figure 2014224578
Figure 2014224578
ここで、x、yは円形のカッター20の外周端がA、B、及びCと接する位置に移動したときの円形のカッター20の中心位置Pの座標である。また、RはRとtとの和である。
前記Rと位置A、B及びCとの関係から、x、yは、R、θ、α及びtを用いて次のように表される。
Figure 2014224578
Figure 2014224578
ここで、θは、Aにおける軸受角度ωであり、θである。
また、θは、Bにおける軸受角度ωであり、θ+αである。
また、θは、Cにおける軸受角度ωであり、θ+α/2である。
また、円形のカッター20の半径Rは、R、θ及びtを用いて次のように表される。
Figure 2014224578
例えば、Rが24mmであり、tが0.2mmであり、θが181度でありαが45度である場合には、上記数式7、8及び9から円形のカッター20の半径Rは16.3mmであり、中心位置Pを表す座標(x、y)は(−6.52、−4.47)となる。
回転方向下流側端部3aと回転方向下流側合わせ面2aとが連通しないことにより、バリが発生しない。すなわち、回転方向下流側端部3aと下流側合わせ面2aとが連通するように細溝3を設けた場合には、細溝3の回転方向下流側端部3a付近に切削加工の際に発生するバリが固着することがあり、バリ取り加工が必要となるが、回転方向下流側端部3aと回転方向下流側合わせ面2aとが連通しないことにより、バリが発生しないため、バリ取り加工を省くことが可能となる。
また、細溝3の形成工程において、円形のカッター20を用いて切削加工を行い、円形のカッター20の半径R及び中心位置Pを前記数式によって算出することにより、円形のカッター20をすべり軸受1の内周面方向に押し付けるだけで細溝3を形成することができるため、円形のカッター20を円周方向へ移動させることなく細溝3を形成することができ、バリの発生を防ぐことができる。結果として、細溝3を容易に形成することができ、生産性が向上し、加工コストを低減することができる。
また、図4に示すように、円形のカッター20の中心位置Pは、細溝3の長さ方向中央3dの位置Cと、軸受中心Oとを結ぶ軸受半径R上を移動するように、かつ、円形のカッター20の中心位置が、最大深さtと同じ長さだけ移動するように切削加工する。すなわち、円形のカッター20は、半割部材2の内周面に対して、直交する方向にのみ移動する。図4においては、中心位置Pから細溝3の長さ方向中央3dの位置Cと、軸受中心Oとを結ぶ軸受半径R上を最大深さtだけ中心方向に移動させた位置が、円形のカッター20の始動位置Pとなる。切削加工を行う際は、円形のカッター20の中心位置PをPからPまで移動させることで、円形のカッター20を二点鎖線の位置から実線の位置まで移動させて細溝3を形成する。
このように構成することにより、円形のカッター20をすべり軸受1の内周面方向に押し付けるだけで細溝3を形成することができるため、円形のカッター20を円周方向へ移動させることなく細溝3を形成することができ、バリの発生を防ぐことができる。結果として、細溝3を容易に形成することができ、生産性が向上し、加工コストを低減することができる。
以上のように、円筒を軸方向と平行に二分割した半割部材2・2を上下に配置し、下側の半割部材2の軸方向端部に、円周方向に細溝3を設け、細溝3の回転方向下流側端部3aは、回転方向下流側合わせ面2aに近接しており、回転方向下流側端部3aと回転方向下流側合わせ面2aとは連通しない位置に設定するすべり軸受1の製造方法であって、すべり軸受1の製造方法は、円形のカッター20を用いて切削加工することにより細溝3を形成する工程を含み、細溝3の最大深さtは、細溝3の長さ方向中央3dに対応する軸受角度θ+α/2における深さdであり、前記工程において、円形のカッター20の中心位置P(x、y)が細溝3の長さ方向中央3dの位置Cと、軸受中心Oとを結ぶ軸受半径上を移動するように、かつ、円形のカッター20の中心位置(x、y)が、最大深さtと同じ長さだけ移動するように切削加工することにより細溝3を形成するものである。
また、円筒を軸方向と平行に二分割した半割部材2・2を上下に配置し、下側の半割部材2の軸方向端部に、円周方向に細溝3を設け、細溝3の回転方向下流側端部3aは、回転方向下流側合わせ面2aに近接しており、回転方向下流側端部3aと回転方向下流側合わせ面2aとは連通しない位置に設定するすべり軸受1の製造方法であって、すべり軸受1の製造方法は、円形のカッター20を用いて切削加工することにより細溝3を形成する工程を含み、前記工程で用いられる円形のカッター20の中心位置P(x、y)は、軸受半径Rと、細溝3の回転方向下流側端部3aの位置する軸受角度θと、細溝3の回転方向上流側端部3bの位置する軸受角度θ+αと、細溝3の長さ方向中央の位置する軸受角度θ+α/2と、最大深さtとから、算出され、円形のカッター20の半径Rは、円形のカッター20の中心位置P(x、y)と、軸受半径Rと、細溝3の回転方向下流側端部3aの位置する軸受角度θとから、算出されるものである。
また、円筒を軸方向と平行に二分割した半割部材2・2を上下に配置したすべり軸受1であって前記下側の半割部材2の軸方向端部に、円周方向に細溝3を設け、細溝3の回転方向下流側端部3aは、回転方向下流側合わせ面2aに近接しており、回転方向下流側端部3aと回転方向下流側合わせ面2aとは連通しない位置に設定し、細溝3は、円形のカッター20によって切削加工を行う形成方法により形成され、細溝3の底面3cは、細溝3の長さ方向中央3dにおいて最大深さt(位置C)となり、細溝3の回転方向上流側端部3bおよび回転方向下流側端部3aにおいてすべり軸受1の内周面と同じ位置A・Bとなるように形成されるものである。
1 すべり軸受
2 半割部材
2a 回転方向下流側合わせ面
3 細溝
3a 回転方向下流側端部
3b 回転方向上流側端部
3c 底面
3d 長さ方向中央
11 クランクシャフト
20 カッター

Claims (3)

  1. 円筒を軸方向と平行に二分割した半割部材を上下に配置し、前記下側の半割部材の軸方向端部に、円周方向に細溝を設け、前記細溝の回転方向下流側端部は、回転方向下流側合わせ面に近接しており、前記回転方向下流側端部と回転方向下流側合わせ面とは連通しない位置に設定するすべり軸受の製造方法であって、
    前記すべり軸受の製造方法は、円形のカッターを用いて切削加工することにより前記細溝を形成する工程を含み、
    前記細溝の最大深さは、前記細溝の長さ方向中央における深さであり、
    前記工程において、前記円形のカッターの中心位置が前記細溝の長さ方向中央の位置と、軸受中心とを結ぶ軸受半径上を移動するように、かつ、前記円形のカッターの中心位置が、最大深さと同じ長さだけ移動するように切削加工することにより細溝を形成するすべり軸受の製造方法。
  2. 円筒を軸方向と平行に二分割した半割部材を上下に配置し、前記下側の半割部材の軸方向端部に、円周方向に細溝を設け、前記細溝の回転方向下流側端部は、回転方向下流側合わせ面に近接しており、前記回転方向下流側端部と回転方向下流側合わせ面とは連通しない位置に設定するすべり軸受の製造方法であって、
    前記すべり軸受の製造方法は、円形のカッターを用いて切削加工することにより前記細溝を形成する工程を含み、
    前記工程で用いられる円形のカッターの中心位置は、軸受半径と、前記細溝の回転方向下流側端部の位置する軸受角度と、前記細溝の回転方向上流側端部の位置する軸受角度と、前記細溝の長さ方向中央の位置する軸受角度と、最大深さとから、算出され、
    前記円形のカッターの半径は、前記円形のカッターの中心位置と、軸受半径と、前記細溝の回転方向下流側端部の位置する軸受角度とから、算出されることを特徴とするすべり軸受の製造方法。
  3. 円筒を軸方向と平行に二分割した半割部材を上下に配置したすべり軸受であって、
    前記下側の半割部材の軸方向端部に、円周方向に細溝を設け、
    前記細溝の回転方向下流側端部は、回転方向下流側合わせ面に近接しており、前記回転方向下流側端部と回転方向下流側合わせ面とは連通しない位置に設定し、
    前記細溝は、円形のカッターによって切削加工を行う形成方法により形成され、
    前記細溝の底面は、前記細溝の長さ方向中央において最大深さとなり、前記細溝の回転方向上流側端部および回転方向下流側端部においてすべり軸受の内周面と同じ位置となるように形成されることを特徴とするすべり軸受。
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