JPH1182512A - 割り形すべり軸受およびその製造方法 - Google Patents

割り形すべり軸受およびその製造方法

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JPH1182512A
JPH1182512A JP9242603A JP24260397A JPH1182512A JP H1182512 A JPH1182512 A JP H1182512A JP 9242603 A JP9242603 A JP 9242603A JP 24260397 A JP24260397 A JP 24260397A JP H1182512 A JPH1182512 A JP H1182512A
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Hiroshi Murakami
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Tadashi Tanaka
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半割り軸受において、油膜圧力の変動によっ
て潤滑油中に含まれる気泡が潰されて異音を発する現象
を抑止する。 【解決手段】 半割り軸受13のすべり面の周方向両端
部に部分溝16を形成し、これら両部分溝16間のすべ
り面に細溝17を形成する。この軸受13によれば、油
膜圧力が上昇すると、潤滑油が細溝17に逃げ出るの
で、油膜圧力の異常上昇を防止でき、気泡が潰されて異
音を発する現象を抑止できる。このような部分溝16と
細溝17とは、部分溝16を切削する刃部に細溝17を
切削する刃部を突設したミーリングカッタを回転させな
がら公転円運動を行わせることにより加工する。この加
工は、ミーリングカッタの公転円運動の中心に対し半割
り軸受13の曲率中心を偏心させた状態で行う。これに
より、部分溝16と細溝17とが同時に加工される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、円筒状のすべり軸
受の一部を構成する割り形すべり軸受に係り、特にすべ
り面に細溝を形成して軸荷重の変動によって発生する異
音を防止するようにした割り形すべり軸受およびその製
造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば自動車用エンジンのクランク軸を
受ける主軸受1は、図12に示すように、二つ割りされ
た割り形すべり軸受(以下、半割り軸受)2,3により
構成され、一方の半割り軸受2はシリンダブロックに取
り付けられ、他方の半割り軸受3は軸受キャップに取り
付けられる。そして、軸受キャップをシリンダブロック
に固定することによって2個の半割り軸受2,3は円筒
状の主軸受1として構成され、クランク軸を受ける。
【0003】このような主軸受1に対しては、通常、シ
リンダブロック側の半割り軸受2に穿設された油孔4か
ら潤滑油が供給される。油孔4に供給された潤滑油は、
シリンダブロック側の半割り軸受2のすべり面の周方向
全体に形成された油溝5、軸受キャップ側の半割り軸受
3の周方向の両端部に形成された部分溝6を通じて、半
割り軸受2,3のすべり面に流れ入る。これにより、す
べり面は油切れやこれに起因する金属接触を起こすこと
なく良好に潤滑される。
【0004】上記軸受キャップ側の半割り軸受3の両端
部に設けられた部分溝6は、シリンダブロック側の半割
り軸受2に形成された油溝5の終端部を構成する。この
ように、軸受キャップ側の半割り軸受3の油溝を部分溝
6とし、周方向全体に延びる油溝としない理由は次の通
りである。
【0005】上記2個の半割り軸受2,3のうち、軸受
キャップ側の半割り軸受3には、シリンダ内で生ずる燃
料の爆発力が伝達されるため、そのすべり面には、シリ
ンダブロック側の半割り軸受2に比べて大きな荷重が加
わる。しかしながら、2個の半割り軸受2,3の幅は全
周に渡って一定であり、その幅寸法は主軸受1に加わる
最大荷重を基にして定められている。
【0006】このため、軸受キャップ側の半割り軸受3
については、シリンダブロック側の半割り軸受2と同様
の油溝5を形成すると、すべり面の面積が小さくなって
しまい、面圧が異常に高くなる。そこで、高荷重が加わ
る軸受キャップ側の半割り軸受3について、すべり面を
狭くする結果となる油溝を全周に渡り形成することは避
けるようにしているのである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】クランク軸が上述の主
軸受1により支えられた自動車用エンジンでは、アイド
リング時、或いは発進時などに、「パチパチ」という高
周波音が発生することがあった。本発明者の試験によれ
ば、このパチパチ音は、主軸受1部分で発生し、しか
も、シリンダブロック側の半割り軸受2ではほとんど発
生せず、軸受キャップ側の半割り軸受3において発生す
ることが分かった。これは、次のような理由によるもの
と思われる。
【0008】すなわち、クランク軸と主軸受1との間に
は、僅かではあるがオイルクリアランスが設けられてい
るため、特に、アイドリング時、或いは発進時などで
は、クランク軸がそのクリアランスの範囲内で上下左右
(径方向)に動き易く、そのクランク軸の径方向の移動
により、すべり面の油膜圧力が変動するという事情があ
る。このとき、シリンダブロック側の半割り軸受2で
は、周方向全体に油溝5が形成されているため、油膜圧
力が高くなると、すべり面の潤滑油が油溝5に逃げ出る
ようになり、油膜の圧力上昇が防止される。従って、シ
リンダブロック側の半割り軸受2では、油膜圧力の変動
幅はそれ程大きくはない。
【0009】ところが、軸受キャップ側の半割り軸受3
では、シリンダブロック側の半割り軸受2のような油溝
5が設けられておらず、潤滑油の逃げ場所がないため、
クランク軸の移動によって油膜圧力が大きく上昇する。
それ故に、シリンダブロック側の半割り軸受2よりも軸
受キャップ側の半割り軸受3の方が、油膜の圧力変動幅
は大きい。
【0010】一方、すべり面に供給される潤滑油中に
は、微細な気泡がたくさん含まれており、油膜圧力の変
動の度合いによっては、潤滑油中に含まれる気泡が膨脹
し、続く油膜圧力の上昇時には、潤滑油中の気泡が潰さ
れるというキャビテーション現象を生ずる。上述のよう
にシリンダブロック側の半割り軸受2では、油膜圧力の
変動が小さいので、このキャビテーション現象は起き難
い。これに対し、軸受キャップ側の半割り軸受3では、
シリンダ内の爆発力を受けるため、本来的に面圧が大き
いことに加え、上述のように油膜圧力の変動幅が大きい
ため、キャビテーション現象を生じ易く、潤滑油中の気
泡が潰れる際にパチパチという異音が出るものと思われ
る。
【0011】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
で、その第1の目的は、異音の発生を防止できる割り形
すべり軸受を提供するにあり、第2の目的は、その割り
形すべり軸受を少ない工程数で製造することができる割
り形すべり軸受の製造方法を提供するにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】パチパチ音の発生を防止
するために、本発明は、軸との相対回転に伴い、すべり
面に受ける荷重が周方向で大小異なる円筒状の割り形す
べり軸受の一部を構成するものであって、高荷重側のす
べり面を構成する割り形すべり軸受において、すべり面
の周方向端部に反対側の端部に向かって次第に浅くなる
部分溝を形成し、この部分溝の形成部位以外のすべり面
の全体には前記部分溝に連通して周方向に延びる細溝を
形成したことを特徴とするものである。
【0013】この手段によれば、軸が動いて、すべり面
の油膜圧力が変動すると、すべり面の潤滑油は細溝に逃
げ出る。このため、油膜圧力の上昇が防止され、従っ
て、潤滑油に含まれる気泡が潰されるというキャビテー
ションが発生し難くなるので、パチパチという異音の発
生を防止できる。
【0014】このような割り形すべり軸受を製造するた
めに、本発明は、割り形すべり軸受の内径寸法より小な
る外径寸法の回転カッタに、部分溝を切削する第1刃部
を設けると共に、細溝を切削する第2刃部を前記第1刃
部よりも径方向外側に突出して設け、この回転カッタ
を、回転させながら、割り形すべり軸受のすべり面の曲
率中心からずれた点を中心にして公転運動させることに
より、すべり面に対する回転カッタの切り込み深さが部
分溝を形成する端部では深く、当該端部から離れるに従
って次第に浅くなるようにして、部分溝を形成する端部
では、第1および第2刃部によりすべり面を切削し、そ
れ以外では第2刃部のみによってすべり面を切削するよ
うに構成したものである。
【0015】また、別の製造方法として、割り形すべり
軸受の内径寸法より大なる外径寸法の回転カッタに、部
分溝を切削する第1刃部を設けると共に、細溝を切削す
る第2刃部を第1刃部よりも径方向外側に突出するよう
に設け、この回転カッタを、割り形すべり軸受のすべり
面の曲率中心からずれた点を中心にして回転させること
により、すべり面に対する回転カッタの切り込み深さが
部分溝を形成する端部では深く、当該端部から離れるに
従って次第に浅くなるようにして、部分溝を形成する端
部では、第1および第2刃部によりすべり面を切削し、
それ以外では第2刃部のみによって前記すべり面を切削
するように構成したものである。
【0016】このような製造方法によれば、幅寸法が異
なるため、本来、部分溝と細溝とは別工程で別のカッタ
で加工しなければならないところ、同一の回転カッタで
同時加工することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を自動車用エンジン
のクランク軸を受ける主軸受に適用した一実施例につき
図1〜図9を参照しながら説明する。この主軸受11
は、図1に示すように、複数分割、この実施例では、二
つ割りされた割り形すべり軸受(以下、半割り軸受)1
2,13により構成され、一方の半割り軸受12はシリ
ンダブロックに取り付けられ、他方の半割り軸受13は
軸受キャップに取り付けられる。そして、軸受キャップ
をシリンダブロックに固定することによって2個の半割
り軸受12,13は円筒状の主軸受11として構成さ
れ、クランク軸を受ける。
【0018】上記半割り軸受12,13のうち、軸受キ
ャップ側の半割り軸受13には、シリンダ内で生ずる燃
料の爆発力がクランク軸を介して伝達されるため、キャ
ップ側の半割り軸受12よりも大きな荷重が加わる。従
って、軸受キャップ側の半割り軸受13は、本発明が対
象とする高荷重側のすべり面を構成する割り形すべり軸
受に相当する。
【0019】さて、シリンダブロック側の半割り軸受1
2のすべり面には、その幅方向中央部に位置して周方向
の一端から他端まで延びる油溝14が形成され、その油
溝14は、油孔15によって半割り軸受12の外周面に
開放されている。また、軸受キャップ側の半割り軸受1
3のすべり面には、その周方向両端部の幅方向中央部に
位置して部分溝16が形成されており、この部分溝16
は両半割り軸受12,13を突き合わせて主軸受11と
して構成したとき、油溝14に連続して当該油溝14の
終端部を構成するようになっている。
【0020】このように、シリンダブロック側の半割り
軸受12に比べて大きな荷重を受ける軸受キャップ側の
半割り軸受13には、すべり面の面積を狭めるような幅
広の油溝は形成されていないが、そのすべり面には、幅
方向の中央部に位置して両端部の部分溝16を繋ぐよう
に周方向に延びる細溝17が形成されている。この細溝
17は1mm程度の非常に狭い幅寸法に設定され、これ
によりすべり面の面積減少を最小限に止めるようにして
いる。なお、半割り軸受13は、内径約80mm、幅約
37mmのものである。
【0021】両半割り軸受12,13によって構成され
る主軸受11には、油孔15から潤滑油が供給される。
油孔15に供給された潤滑油は、油溝14から部分溝1
6へ、更に少量ではあるが細溝17へと流れ、両半割り
軸受12,13のすべり面に供給される。このようにし
て主軸受11の潤滑が行なわれる。
【0022】さて、部分溝16は、図2(a)にも示す
ように、半割り軸受13の端面から反対側の端面に向か
って次第に幅狭となる略三角形状に形成され、その深さ
も、図2(b)に示すように、半割り軸受13の端面か
ら反対側の端面に向かって次第に浅くなるように形成さ
れている。なお、部分溝16の幅方向の断面形状は、図
3(a)および(b)に示すように、中央部が深い円弧
凹面状をなしている。
【0023】細溝17は、半割り軸受13の両端部の部
分溝16間のすべり面だけでなく、それら部分溝16の
底面部にも形成されている。そして、その細溝17の深
さは、部分溝16内に存在する部分については一定の深
さ寸法に形成され、部分溝16から周方向中央に向かっ
て次第に浅くなるように形成されている。なお、細溝1
7の底部は、図3(c)に示すように断面半円状をなし
ている。
【0024】軸受キャップ側の半割り軸受13を上述の
ように構成した主軸受11では、エンジンのアイドリン
グ時、或いは自動車の発進時などにクランク軸が主軸受
11内で上下左右に動くと、すべり面の油膜圧力が大小
変化する。エンジンブロック側の半割り軸受12では、
中央に油溝15が形成されているので、油膜圧力が上昇
すると、すべり面の潤滑油は油溝15内に逃げ出る。ま
た、軸受キャップ側の半割り軸受13についても、中央
に細溝17が形成されているので、油膜圧力が上昇する
と、すべり面の潤滑油はその細溝17内に逃げ出るよう
になる。
【0025】この結果、比較的面圧の低いシリンダブロ
ック側の半割り軸受12はもちろん、シリンダ内での燃
料の爆発力が伝達される関係上、面圧が本来的に高い軸
受キャップ側の半割り軸受13についても、油膜圧力の
異常上昇ないし油膜圧力の大きな変動が防止される。こ
の結果、潤滑油に含まれている気泡が潰されるというキ
ャビテーションの発生を防止でき、従って、気泡潰れに
よるパチパチ音の発生を効果的に防止できる。
【0026】ところで、ディーゼルエンジンでは、もと
もと燃料の爆発圧力が高く、また、ディーゼルエンジ
ン、ガソリンエンジンを問わず、最近ではエンジンの高
出力化が要求されてきている。このようなことを考慮す
ると、本発明は、上述したように、すべり面の面積をそ
れ程減少することのない細溝17によりキャビテーショ
ンの発生を防止できるので、ディーゼルエンジン、高出
力エンジンにおいて、キャビテーションを抑止するため
の構造として最適のものとなる。
【0027】次に、軸受キャップ側の半割り軸受13の
製造方法、特に、部分溝16および細溝17の製造方法
につき説明する。部分溝16および細溝17は、予め半
円に加工された半割り軸受13のすべり面を切削加工す
ることにより形成される。これら部分溝16と細溝17
は、幅寸法が異なるので、通常、別々のカッタを用い
て、別工程で加工されるが、これでは、製造コストがか
さみ、不利である。
【0028】しかしながら、本発明の製造方法によれ
ば、部分溝16と細溝17とを1工程で切削加工でき、
製造コストの上昇を抑制することができる。部分溝16
と細溝17とは、図7に示す回転カッタとしてのミーリ
ングカッタ18によって切削加工される。このミーリン
グカッタ18は、外周部に多数の刃部19を有してお
り、その刃部19は、図8に示すように、部分溝16の
幅方向の断面形状に合致した形状の第1刃部19aと、
この第1刃部19aの幅方向中央部に該第1刃部19a
よりも径方向外側に突出して設けられ細溝17の幅方向
の断面形状に合致した形状の第2刃部19bとを有して
いる。
【0029】なお、円弧凸面状の第1刃部19aの幅寸
法は、部分溝16の最大幅寸法よりも大きく設定され、
これにより、部分溝16とすべり面との間に段差が形成
されることのないようにしている。
【0030】このミーリングカッタ18を用いて部分溝
16と細溝17とを加工する工作機械は、図9に示すよ
うに、半割り軸受13をテーブル20上に固定するクラ
ンプ21と、このクランプ21に固定された半割り軸受
13の周方向に沿う方向に回転運動する刃物台22と、
この刃物台22に偏心して設けられた回転軸23とを備
えている。なお、回転軸23は刃物台22の回転中心O
1 からの距離(偏心量)Eを変えることができるように
なっている。
【0031】この工作機械により部分溝16と細溝17
とを加工するには、図4に示すように、半割り軸受13
を刃物台22の回転運動の中心O1 に対して偏心させて
固定し、そして、回転軸23を回転させながら刃物台2
2を低速度で回転させることにより、ミーリングカッタ
18を回転させつつ刃物台22の回転中心O1 を中心に
公転円運動を行わせる。
【0032】このとき、回転軸23を刃物台22の回転
中心O1 からの偏心量は、ミーリングカッタ18が回転
しながら公転円運動するとき、その第1刃部19aの回
転軌跡の外接包絡線C1 の半径が半割り軸受13のすべ
り面の半径よりも若干大きくなるように(部分溝16の
幅や長さ等を考慮して)定めるものとする。
【0033】ところで、ミーリングカッタ18を回転さ
せながら公転円運動させるとき、仮に半割り軸受13が
すべり面の曲率中心O2 をミーリングカッタ18の公転
中心O1 と一致させる位置に固定されていたとすると、
ミーリングカッタ18の刃部19は半割り軸受13のす
べり面を周方向全体に渡り一定の切り込み深さで切削し
て行くようになり、この結果、すべり面の幅方向中央部
にはその周方向全体に渡って第1刃部19aによって切
削される幅広の溝と、この幅広の溝の底部に第2刃部1
9bによって切削される幅狭の溝とが形成される。
【0034】これに対し、半割り軸受13をミーリング
カッタ18の公転円運動の中心O1に対して所定量偏心
させると、図4に示すように、ミーリングカッタ18の
すべり面への切り込み深さが公転位置によって変化する
ようになる。具体的には、半割り軸受13の曲率中心O
2 を公転円運動の中心O1 に一致させた位置から、半割
り軸受13を、その曲率中心O2 を通って半割り軸受1
3を二等分する直線Sに沿って公転円運動の中心O1 が
半割り軸受13の外側にずれる方向に所定量偏心させ
る。
【0035】本実施例では、このようにして半割り軸受
13を偏心させた状態でミーリングカッタ18を回転さ
せながら例えば矢印D方向に公転円運動させるものであ
る。すると、半割り軸受13のすべり面に対するミーリ
ングカッタ18の切り込み量は、切削開始側の端部から
すべり面の周方向中心に向かって次第に浅く、そして周
方向中心から切削終了側の端部に向かって次第に深くな
るように変化するようになる。
【0036】すなわち、第1刃部19aの包絡線C1
は、半割り軸受13のすべり面に対しその両端部におい
てだけ重なり、第2刃部19bの包絡線C2 は半割り軸
受13のすべり面にその周方向全体において重なるよう
になる。このため、ミーリングカッタ18を矢印D方向
に公転円運動させると、まず、図5に示すように、半割
り軸受13の一端部に反対側の端部に向かって次第に浅
くなる部分溝16が切削されると同時にその部分溝16
の底部に細溝17が形成され始める。
【0037】そして、ミーリングカッタ18が所定の位
置まで公転すると、第1刃部19aがすべり面から離れ
るため、図6に示すように、すべり面には細溝17だけ
が切削形成されるようになり、その細溝17の切削深さ
は次第に浅くなっていく。ミーリングカッタ18が半割
り軸受13の周方向中央部まで公転すると、第2刃部1
9bによる細溝17の切削深さは最も浅くなり、この位
置からミーリングカッタ18が半割り軸受13の他端部
近くに公転するまで第2刃部19bによる細溝17の切
削深さは次第に深くなってゆく。
【0038】ミーリングカッタ18が半割り軸受13の
他端部近くまで公転すると、再び第1刃部19aがすべ
り面を切削して他端部の部分溝16を加工し始めるよう
になると同時に、第2刃部19bが部分溝16の底部に
細溝17を形成してゆく。そして、ミーリングカッタ1
8が半割り軸受13の他端部から離れると、部分溝1
6、細溝17の加工が終了する。本実施例では以上のよ
うな切削方法によって部分溝16、細溝17の加工を行
うので、両溝16,17を同時に加工でき、生産性が向
上する。
【0039】図10は部分溝16、細溝17の他の加工
方法に関する他の実施例を示すものである。この実施例
では、回転カッタとして、半割り軸受13のすべり面の
径寸法より大なる径寸法のミーリングカッタ24を使用
して両溝16,17を同時加工する。
【0040】上記ミーリングカッタ24の外周部には、
多数の刃部25が設けられ、その刃部25は、前記一実
施例のミーリングカッタ18の刃部19と同様に、部分
溝16との幅方向の断面形状に合致した形状の第1刃部
25aと、この第1刃部25aの幅方向中央部に該第1
刃部25aよりも径方向外側に突出して設けられ細溝1
7の幅方向断面に合致した形状の第2刃部25bとを有
している。そして、第1刃部25aの径寸法は、上記一
実施例における第1刃部19aの包絡線C1 と同一の径
寸法に設定され、第2刃部25bの径寸法は、同じく上
記一実施例における第1刃部19bの包絡線C2 と同一
の径寸法に設定されている。
【0041】このミーリングカッタ24により両溝1
6,17を切削加工する場合、半割り軸受13を工作機
械のテーブルに固定され、ミーリングカッタ24は刃物
台の回転軸に取り付けられる。刃物台は回転軸を半割り
軸受13の曲率中心O2 を通って半割り軸受13を二等
分する直線Sに沿って移動させるように直線移動するよ
うに構成されている。
【0042】この状態で、ミーリングカッタ24を回転
させながら刃物台を直線移動させる。すると、ミーリン
グカッタ24は次第に半割り軸受13に接近し、まず、
すべり面の周方向両端部を第2刃部25bにより切削し
て細溝17を加工し始め、その第2刃部25bによる細
溝17の切削加工領域は刃物台の直線移動に伴って次第
に半割り軸受13の周方向中央に向かって拡大されてゆ
く。
【0043】このようにして細溝17が切削され、その
切削加工領域の拡大と共にその深さが次第に増加してゆ
くと、やがて第1刃部25aが半割り軸受13のすべり
面の周方向両端部を切削して部分溝16を加工し始める
ようになる。そして、ミーリングカッタ24の回転中心
O3 が半割り軸受13の曲率中心O2 に一致する手前の
所定量偏心した位置に至ったところで刃物台の送り移動
を停止する。これにより、半割り軸受13の両端部に反
対側の端部に向かって次第に浅くなる部分溝16が形成
される共に、それら両部分溝16間のすべり面に細溝1
7が形成されるのである。このようにしても両溝16,
17を同時に形成することができる。
【0044】なお、本発明は上記し且つ図面に示す実施
例に限定されるものではなく、以下のような拡張或いは
変更が可能である。部分溝16は周方向両端部のうち、
いずれか一方(軸の回転方向に向かって先頭側の端部)
にだけ設けるようにしても良い。この場合、図4の例で
は、同図の状態から半割り軸受13を更に直線Sに直交
する方向にも偏心させ、或いは、半割り軸受13の曲率
中心O2 を通って両端を結ぶ直線上でミーリングカッタ
18の公転円運動の中心O1 を偏心させることにより、
第1刃部19aがすべり面の一方の端部だけを切削する
ように構成し、図10の例では、同図の状態から半割り
軸受13を更に直線Sに直交する方向にも偏心させ、或
いは、半割り軸受13の曲率中心O2 を通って両端を結
ぶ直線上でミーリングカッタ24の回転中心O3 を偏心
させることにより、第1刃部25aがすべり面の一方の
端部だけを切削するように構成すれば、部分溝16と細
溝17とを同時に加工できる。
【0045】部分溝16と細溝17とを別々に切削加工
するものであれば、本発明の更に異なる他の実施例を示
す図11のように、軸受キャップ側の半割り軸受13の
すべり面の周方向端部に従来と同様の部分溝26を形成
し、その部分溝26間のすべり面に周方向に延びる細溝
17を形成するようにしても良い。
【0046】本発明はエンジンの主軸受に限られず、複
数の割り形すべり軸受によって円筒状に構成されるすべ
り軸受において、軸の回転に伴って周方向に荷重が大小
異なる場合、その高荷重を受ける割り形すべり軸受に広
く適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図
【図2】軸受キャップ側の半割り軸受を示すもので、
(a)は平面図、(b)は断面図
【図3】(a),(b),(c)は図2(b)のa−
a,b−b,c−cの各線に沿う断面図
【図4】部分溝と細溝との同時加工方法を示す断面図
【図5】部分溝を切削加工する状態を示す断面図
【図6】細溝だけを切削加工する状態を示す断面図
【図7】ミーリングカッタの片側半分の側面図
【図8】同刃部の断面図
【図9】溝加工のための工作機械の概略構成を示す断面
【図10】本発明の他の実施例を示す図4相当図
【図11】本発明の更に異なる他の実施例を示す図1相
当図
【図12】従来例を示す図1相当図
【符号の説明】
図中、13は半割り軸受(割り形すべり軸受)、16は
部分溝、17は細溝、18,25はミーリングカッタ
(回転カッタ)、26は部分溝である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村上 浩史 名古屋市北区猿投町2番地 大同メタル工 業株式会社内 (72)発明者 伊藤 則義 名古屋市北区猿投町2番地 大同メタル工 業株式会社内 (72)発明者 田中 正 名古屋市北区猿投町2番地 大同メタル工 業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸との相対回転に伴い、すべり面に受け
    る荷重が周方向で大小異なる円筒状の割り形すべり軸受
    の一部を構成するものであって、高荷重側のすべり面を
    構成する割り形すべり軸受において、 すべり面の周方向端部に反対側の端部に向かって次第に
    浅くなる部分溝を形成し、この部分溝の形成部位以外の
    すべり面の全体には前記部分溝に連通して周方向に延び
    る細溝を形成したことを特徴とする割り形すべり軸受。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の割り形すべり軸受を製造
    する方法であって、 前記割り形すべり軸受の内径寸法より小なる外径寸法の
    回転カッタに、前記部分溝を切削する第1刃部を設ける
    と共に、前記細溝を切削する第2刃部を前記第1刃部よ
    りも径方向外側に突出して設け、 この回転カッタを、回転させながら、前記割り形すべり
    軸受のすべり面の曲率中心からずれた点を中心にして公
    転運動させることにより、前記すべり面に対する前記回
    転カッタの切り込み深さが前記部分溝を形成する端部で
    は深く、当該端部から離れるに従って次第に浅くなるよ
    うにして、前記部分溝を形成する端部では、前記第1お
    よび第2刃部により前記すべり面を切削し、それ以外で
    は前記第2刃部のみによって前記すべり面を切削するよ
    うに構成したことを特徴とする割り形すべり軸受の製造
    方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の割り形すべり軸受を製造
    する方法であって、 前記割り形すべり軸受の内径寸法より大なる外径寸法の
    回転カッタに、前記部分溝を切削する第1刃部を設ける
    と共に、前記細溝を切削する第2刃部を前記第1刃部よ
    りも径方向外側に突出するように設け、 この回転カッタを、前記割り形すべり軸受のすべり面の
    曲率中心からずれた点を中心にして回転させることによ
    り、前記すべり面に対する前記回転カッタの切り込み深
    さが前記部分溝を形成する端部では深く、当該端部から
    離れるに従って次第に浅くなるようにして、前記部分溝
    を形成する端部では、前記第1および第2刃部により前
    記すべり面を切削し、それ以外では前記第2刃部のみに
    よって前記すべり面を切削するように構成したことを特
    徴とする割り形すべり軸受の製造方法。
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