JP2014224402A - 免震積層ゴム取付構造 - Google Patents

免震積層ゴム取付構造 Download PDF

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【課題】積層ゴムの載置位置の精度が悪い場合でも、ボルトが螺合し易いベースプレートを提供すること。【解決手段】従来はナットが固定されていてボルトがずらせなかったために、ベースプレートを移動させるしか調整方法が無かったが、本発明によれば、ナット周りにもクリアランスがあってボルトが移動可能であるため、ナットを個別に移動させることで調整の幅が広がり容易になった。その結果、積層ゴムの載置精度が悪く、フランジプレート位置がベースプレート位置より若干ずれた場合であっても、ボルトを容易にナットに螺合することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、水平に延在するフランジプレートを上端と下端とに夫々に備えた免震積層ゴムを構造物に取り付けるための免震積層ゴム取付構造に関する。
建物等の構造物を地震等による揺れからまもるための構造として、免震積層ゴムを使用した免震構造が広く採用されている。免震積層ゴムは、水平に延在する多数のゴム層と鋼板層とを交互に上下方向に積層して構成されており、通常、その上端と下端とに、夫々、構造物の上部構造と下部構造とに連結するための水平に延在するフランジプレートを備えている。
このような免震積層ゴムを構造物に取り付けるには、免震積層ゴムの上フランジプレートを構造物の上部構造に連結し、下フランジプレートを下部構造に連結するが、従来の免震積層ゴム取付構造では、それらを連結するのにベースプレートに固定したナット部材17にボルトで緊結するようにしていた。図3、4に、そのような従来の免震積層ゴム取付構造の一例を示した。図3、4に示した取付構造は、下フランジプレートと下部構造との間の連結部分に適用したものである。この従来の取付構造では、先ず下部構造10に、複数のナット部材17を溶接した下ベースプレート11をコンクリート等で固定し、免震積層ゴム30の下フランジプレート32をその下ベースプレート11上にクレーン等で吊り込んで載置し、下フランジプレート32の周縁部の複数箇所に形成した貫通孔50に挿通したボルト39を夫々対応したナット部材17に螺合させて締め付けることで、下フランジプレート32を下ベースプレート11に緊締している。そして、免震積層ゴム30の上フランジプレートも、同様にして上部構造に緊締する。
この従来の取付構造では、複数のナット部材17を溶接した下ベースプレート11上に、免震積層ゴム30をクレーン等で吊り込んで載置する際に、下フランジプレート32の周縁部の複数箇所に形成した全ての貫通孔50と下ベースプレート11の全ての取付孔52の位置を合わせておかないと、ボルト39を夫々対応したナット部材17に螺合させることができない。ナット部材17は下ベースプレート11に固定されているために、下ベースプレート11を固定した後は、ボルトの位置をずらすことはできない。積層ゴムの下ベースプレート11の載置位置の精度が厳しく要求され、積層ゴムの下ベースプレート11の載置位置が悪かったりするとボルト39を螺合させることが困難な場合があった。
図5は、貫通孔と取付孔とボルトの平面的な位置関係を原理的に示すために、クリアランスを実際より拡大して示した図である。図5(a)のようにフランジの貫通孔50とベースプレートの取付孔52が完全に一致するのが理想であるが、積層ゴムの載置位置がずれて、図5(b)のようにフランジの貫通孔50とベースプレートの取付孔52が一致していない場合であって、従来の取付構造のようにボルト39と螺号するナット部材17位置の取付孔52に対する相対的な位置が固定されており、ずらすことができなければ、図5(b)以上にフランジの貫通孔50が右側にずれるとボルト39が挿入できなくなり、ボルトをナット部材17に螺号させることができない。
本発明は、積層ゴムの載置位置の精度が悪い場合でも、ボルトが螺合し易いベースプレートを提供することを目的とする。
請求項1に記載の免震積層ゴム取付構造は、水平に延在するフランジプレートを上端と下端とに夫々に備えた免震積層ゴムを構造物に取り付けるための免震積層ゴム取付構造であって、
前記構造物の前記免震積層ゴム取付部は前記フランジプレート(例えば、後述の下フランジプレート32)の外側面と当接するベースプレート(例えば、後述の下ベースプレート11)を含んでおり、前記ベースプレートには上下方向に延在する複数の筒状部材12が固定されており、前記筒状部材の内部には該筒状部材に対して水平方向移動可能かつ相対回転不能なクリアランスを有するナット38が配設されていることを特徴とする免震積層ゴム取付構造。
従来はナットが固定されていてボルトがずらせなかったために、ベースプレートを移動させるしか調整方法が無かったが、本発明によれば、ナット周りにもクリアランスがあってボルトが移動可能であるため、ナットを個別に移動させることで調整の幅が広がった。その結果、積層ゴムの載置精度が悪く、フランジプレート位置がベースプレート位置より若干ずれた場合であっても、ボルトを容易にナットに螺合することができる。
本発明の一実施形態に係る免震積層ゴム取付構造の一部の縦断面図である。 図1のA−A断面図である。 従来の免震積層ゴム取付構造の一例を示す縦断面図である。 図3のB−B断面図である。 貫通孔と取付孔とボルトの関係を示す原理図である。
本発明の免震積層ゴム取付構造は、水平に延在するフランジプレートを上端と下端とに夫々に備えた免震積層ゴム(以下、単に積層ゴムという)を建物等の構造物に取り付けてその構造物を免震化するための取付構造である。積層ゴムの上端のフランジプレート(上フランジプレート)は、構造物の上部構造の免震積層ゴム取付部に連結され、一方、下端のフランジプレート(下フランジプレート)は、構造物の下部構造の免震積層ゴム取付部に連結される。
図1、図3において、10は下部構造、30は下部構造上に設置された積層ゴムを示す。積層ゴム30は、水平に延在する多数のゴム層と鋼板層とを交互に上下方向に積層して構成されており、その上端に頑丈な鋼板製の円板形状の上フランジプレートを備え、その下端に同じく頑丈な鋼板製の円板形状の下フランジプレート32を備えている。下フランジプレート32が下部構造10に連結されることで、この積層ゴム30が下部構造10に取り付けられる。また、その取付のために、下のフランジプレート32には、その周縁部に複数の貫通孔50が形成されている。図1、図3に示すように、下部構造10の積層ゴム取付部は、積層ゴム30の下フランジプレート32の外側面(下フランジプレートの場合、外側面とは下面である)と当接する矩形形状の頑丈な鋼板製の下ベースプレート11を含んでおり、この下ベースプレート11は下部構造10に固定されている。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1、図2に、本発明の一実施形態を示した。
図1に示すように、下ベースプレート11には、積層ゴム30の下フランジプレート32の周縁部に形成されている複数の貫通孔50の夫々に対応する位置に取付孔52が形成されている。また、下ベースプレート11には、各々の取付孔52に夫々に筒状部材12が設けられており、各筒状部材12は、対応する取付孔52と同心的に配設され、下ベースプレート11の下面に溶接によって固着されて上下方向に延在している。筒状部材12の上端には取付孔52と同径の取付孔53があいており、筒状部材12の下端には閉塞板18が固着されている。ただしこの閉塞板18は、以下に説明する筒状部材12の内部に配設する部材を全て組み付けた後に、その筒状部材12に溶接によって取り付けられる。
筒状部材12の内部は断面六角形状のガイド孔13として形成されている。ガイド孔13には、その断面形状に対応した外形形状を有する六角ナット38が遊嵌されている。この六角ナット38は、筒状部材12に対して上下方向摺動可能な状態であり、該筒状部材に対して水平方向移動可能かつ相対回転不能なだけのクリアランスを有するナット38が配設されていることを特徴とする。ガイド孔13とナット38の間のクリアランスは、ナット38の最大径e(対角幅)をガイド孔の最小径S(二面幅)より大きくしておけば、ボルト39を回転させた場合にナット38が供回りせずにボルト39を頭側から締結することができる。実際にはナット周りのクリアランスも、貫通孔50や取付孔52や取付孔53のクリアランスと同程度(2mm以下または3mm以下など)としておくのが望ましい。例えば、JIS規格のM30ボルトナットを使う場合、ナットの最小径(二面幅)、最大径e(対角幅)はそれぞれ46mm、約53mmであるので、クリアランスを3mmとしてガイド孔の最小径S(二面幅)を49〜50mmとする。
ボルト39が、積層ゴム30の下フランジプレート32の貫通孔50と下ベースプレート32の取付孔52と筒状部材の取付孔53とに挿通されており、その先端の雄ネジ部が六角ナット38と螺合している。ボルト39の頭部は座金を介して下フランジプレート32の内側面(即ち、上面)に係合している。
筒状部材12のガイド孔13には、このガイド孔13の閉塞板18と六角ナット38との間に弾性体であるコイルスプリング37が介装されている。このコイルスプリング37が六角ナット38を上方に付勢することで、ナット38が筒状部材12の底に落下せず、ボルト39を上側から挿入した場合にナット38が接触するようにしてある。
以上の構成において、免震積層ゴムの下フランジプレートを下部構造に連結する場合において、下ベースプレート11上に、免震積層ゴム30をクレーン等で吊り込んで載置する。下フランジプレート32の周縁部の複数箇所に形成した全ての貫通孔50と下ベースプレート11の全ての取付孔52の位置を合わせて、ボルト39を上側から挿入し回転させる。コイルスプリング37が六角ナット38を上方に付勢することで、ナット38が筒状部材12の底に落下せず、ボルト39を上側から挿入した場合にナット38が接触するようにしてある。ナット38は断面六角形状のガイド孔13により相対回転不能となっており、ボルト39を回転させた場合にナット38が供回りせずにボルト39を頭側から締結することができる。従来はナットが固定されていてボルトがずらせなかったために、下ベースプレートを移動させるしか調整方法が無かったが、ナット周りにもクリアランスがあってボルトが移動可能であると、ナットを個別に移動させることで調整の幅が広がり容易になった。その結果、積層ゴムの載置精度が悪く、フランジプレート位置がベースプレート位置より若干ずれた場合であっても、ボルトを容易にナットに螺合することができる。
図5は、貫通孔と取付孔とボルトの平面的な位置関係を原理的に示すために、クリアランスを実際より拡大して示した図である。図5(a)のようにフランジの貫通孔50とベースプレートの取付孔52が完全に一致するのが理想であるが、積層ゴムの載置位置がずれて、図5(b)のようにフランジの貫通孔50とベースプレートの取付孔52が一致していない場合であって、従来の取付構造のようにボルト39と螺号するナット部材17位置の取付孔52に対する相対的な位置が固定されており、ずらすことができなければ、図5(b)以上にフランジの貫通孔50が右側にずれるとボルト39が挿入できなくなり、ボルトをナット部材17に螺号させることができなかったが、本発明では図5(c)のようにボルト39をすらすことができ、ボルト周りの有効なクリアランスが増大することにより、図5(c)の位置まではフランジの貫通孔50がずれてもボルト39が挿入できる。
10 下部構造
11 下ベースプレート
12 筒状部材
13 ガイド孔(筒状部材)
17 ナット部材
23 滑り材
30 積層ゴム
32 下フランジプレート
37 コイルスプリング(弾性体)
38 ナット
39 ボルト
50 貫通孔(フランジ)
52 取付孔(ベースプレート)
53 取付孔(筒状部材)
S ガイド孔の最小径(二面幅)
e ナットの最大径(対角幅)

Claims (1)

  1. 水平に延在するフランジプレートを上端と下端とに夫々に備えた免震積層ゴムを構造物に取り付けるための免震積層ゴム取付構造において、
    前記構造物の前記免震積層ゴム取付部は前記フランジプレートの外側面と当接するベースプレートを含んでおり、前記ベースプレートには上下方向に延在する複数の筒状部材が固定されており、前記前記筒状部材の内部には該筒状部材に対して水平方向移動可能かつ相対回転不能なクリアランスを有するナットが配設されていることを特徴とする免震積層ゴム取付構造。
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JPH11182091A (ja) * 1997-12-18 1999-07-06 Fujita Corp 免震積層ゴム取付構造

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