JP6390350B2 - 支承装置の据付方法および支承装置 - Google Patents

支承装置の据付方法および支承装置 Download PDF

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本発明は、支承装置の据付方法および支承装置に関し、さらに詳しくは、多点固定構造の橋梁を構成する橋桁と橋脚との間に支承装置を固定して据付ける場合に、据付施工中は橋桁の橋軸方向の変動を吸収する状態で支承装置を仮置きすることができ、仮置き期間の経過後には上沓と下沓の相対的な橋軸方向のずれ移動を容易に阻止することができる支承装置の据付方法およびこの据付方法に用いる支承装置に関するものである。
橋梁を構成する橋桁と橋脚との間には、橋桁を支持する支承装置が設置される(例えば特許文献1参照)。図1に例示するように多点固定構造の橋梁11を構築する際には、温度変化等に起因する橋桁12の橋軸方向の変動(伸縮)を吸収するために、橋桁12と橋脚13との間に支承装置14を橋軸方向Xに移動可能に仮置きした状態で施工を進める。施工中の橋桁12の橋軸方向Xの変動は、仮置きした支承装置14の上沓が下沓に対して橋軸方向Xに移動することにより吸収される。このような支承装置14の中には、仮置き期間の経過後に、下沓に対する上沓の橋軸方向のずれ移動が阻止された状態で橋桁12と橋脚13との間に固定されるものがある。このようにずれ移動が阻止された支持装置14は、施工後の供用に際しては、橋桁12の上下回転だけを許容して橋桁12を支持する。
上記のようにずれ移動が阻止された状態で使用される支承装置14は例えば、据付施工中においては、上沓に形成された切り欠き部にサイドブロックの上方突出部を橋軸方向にすき間をあけて配置して仮置きする。これにより、上沓と下沓の相対的な橋軸方向のずれ移動が可能になり、施工中の橋桁12の橋軸方向Xの変動が吸収される。仮置き期間の経過後には、切り欠き部と上方突出部との橋軸方向のすき間を埋めるスペーサを設置すれば上沓と下沓の相対的な橋軸方向のずれ移動を阻止することが可能になる。ところが、スペーサを取付けて固定する作業を行なうための十分なスペースが無いため、この作業に多大な工数を要するという問題があった。
特開2010−275779号公報
本発明の目的は、橋梁を構成する橋桁と橋脚との間に支承装置を固定して据付ける場合に、据付施工中は橋桁の橋軸方向の変動を吸収する状態で支承体装置を仮置きすることができ、仮置き期間の経過後には上沓と下沓の相対的な橋軸方向のずれ移動を容易に阻止することができる支承装置の据付方法およびこの据付方法に用いる支承装置を提供することにある。
上記目的を達成するため本発明の支承装置の据付方法は、上沓と下沓とに挟まれた支持部を有する支承体と、この支承体の橋軸直角方向両側に設置され、前記下沓に直接または間接的に固定されるサイドブロックとを備えて、このサイドブロックに形成された上方突出部が、前記上沓に形成された切り欠き部に配置される支承装置を、橋桁と橋脚との間に、前記上沓と前記下沓の相対的な橋軸方向のずれ移動を阻止して固定する支承装置の据付方法であって、前記下沓を前記橋脚側に固定し、前記上方突出部が前記切り欠き部の橋軸方向両端とすき間を有する状態にして前記上沓を前記橋桁側に固定することにより、前記上沓と前記下沓が相対的に橋軸方向に移動可能な状態で前記支承装置を前記橋桁と前記橋脚との間に仮置きし、この仮置き状態にする仮置き期間の経過後に、前記すき間にスペーサを橋軸直角方向外側から挿入することにより、前記上沓と前記下沓の相対的な橋軸方向の移動を阻止し、このスペーサの橋軸直角方向外側からこのスペーサを橋軸直角方向に貫通して前記サイドブロックに連結する固定部材によって、このスペーサと前記サイドブロックとを一体化することを特徴とする。
本発明の支承装置は、上沓と下沓とに挟まれた支持部を有する支承体と、この支承体の橋軸直角方向両側に設置され、前記下沓に直接または間接的に固定されるサイドブロックとを備えて、このサイドブロックに形成された上方突出部が、前記上沓に形成された切り欠き部に配置されて、橋桁と橋脚との間に、前記上沓と前記下沓の相対的な橋軸方向のずれ移動が阻止されて固定して据え付けられる支承装置であって、前記下沓が前記橋脚側に固定され、前記上方突出部が前記切り欠き部の橋軸方向両端とすき間を有する状態にして前記上沓が前記橋桁側に固定されることにより、前記上沓と前記下沓が相対的に橋軸方向に移動可能な状態で前記橋桁と前記橋脚との間に仮置きされ、この仮置き状態にする仮置き期間の経過後に前記すき間に挿入されるスペーサと、このスペーサと前記サイドブロックとを一体化する固定部材とを備え、前記スペーサが橋軸直角方向外側から前記すき間に挿入されることにより、前記上沓と前記下沓の相対的な橋軸方向の移動が阻止され、前記スペーサに橋軸直角方向に貫通する貫通穴が形成されていて、前記固定部材が前記スペーサの橋軸直角方向外側から前記貫通穴を貫通して前記サイドブロックに連結する構成にしたことを特徴とする。
本発明によれば、据付施工中にサイドブロックの上方突出部が、上沓に形成された切り欠き部の橋軸方向両端とすき間を有する状態に配置して支承装置を仮置きすることで、上沓と下沓が相対的に橋軸方向にずれ移動可能にできる。これに伴い、据付施工中は橋桁の橋軸方向の変動を吸収することができる。一方、仮置き期間の経過後には橋軸直角方向外側から前記すき間にスペーサを挿入して、このスペーサの橋軸直角方向外側から固定部材を貫通させて前記サイドブロックに連結することで、このスペーサと前記サイドブロックとを一体化する。これにより、上沓と下沓の相対的な橋軸方向のずれ移動を阻止することができる。そして、スペーサを取り付けて固定する作業は、施工現場において比較的広いスペースを確保できるサイドブロックの橋軸直角方向外側から行なうことができるので、多大な工数を要することがない。
ここで、前記サイドブロックの前記上方突出部の橋軸直角方向外側および橋軸方向両側に載置部を形成し、前記固定部材によって、この載置部に載置した前記スペーサと前記サイドブロックとを一体化することもできる。この場合、前記スペーサを前記載置部に載置した状態で前記スペーサをサイドブロックに固定する作業を行なうことができるので、作業を軽労化するには有利になる。
前記スペーサとしては様々な形状を採用することができるが、例えば、橋軸直角方向に延びる挿入部とこの挿入部から橋軸方向に延びる取付部とを有するスペーサを使用し、前記挿入部を前記すき間に挿入するとともに、前記取付部を前記上方突出部の橋軸直角方向外側にして前記スペーサを配置し、前記取付部を橋軸直角方向に貫通する前記固定部材によって、前記スペーサと前記サイドブロックと一体化する。
前記スペーサを複数用いて、それぞれの前記挿入部を橋軸方向に重ねて前記すき間に挿入するとともに、それぞれの前記取付部を橋軸直角方向に重ねた状態にしてこれらスペーサを配置することもできる。この場合、複数のスペーサの前記挿入部の厚さを組み合わせて前記すき間の寸法に合わせることができる。そのため、前記すき間の寸法に合致した挿入部を有するスペーサを用意する必要がなくなる。
橋脚と橋桁との間に固定される支承装置を例示する説明図である。 本発明の支承装置を橋桁と橋脚の間に仮置きした状態を例示する正面図である。 図2のA−A断面図である。 図2に示した支承装置の上沓が下沓に対して橋軸方向にずれ移動した状態を正面視で例示する説明図である。 図4のB−B断面図である。 図5の支承装置にスペーサを取り付けた状態を正面視で例示する説明図である。 本発明の支承装置の別の実施形態を平面視で例示する説明図である。
以下、本発明の支承装置の据付方法および支承装置を、図に示した実施形態に基づいて説明する。尚、図面では、橋軸方向をX方向で示し、橋軸直角方向をY方向で示している。
図1に例示する本発明の支承装置1は、多点固定構造の橋梁11を構成する橋桁12と橋脚13との間に据付けられるが、据付施工中は橋脚13の上に仮置きされ、仮置き期間の経過後に橋脚13の上の所定位置に固定される。この支承装置1は、図2、3に例示するように支承体2とサイドブロック8とを備えている。さらに、スペーサ9と、このスペーサ9とサイドブロック8とを一体化する固定部材10(取付ボルト10)とを備えている。スペーサ9および固定部材10の詳細については後述する。
支承体2は、支持部3と上沓4と下沓5とで構成されている。この実施形態では支持部3は上沓4と下沓5とに挟まれてこれらに接合(加硫接着)されている。この支持部3はゴム層と鋼板とが上下に積層して一体化して形成されている。
支持部3はゴム層と鋼板との積層体に限らず、金属製の中間プレートや単純なゴムプレート等の他の構成にすることもできる。支承体2としては例えば、上沓4、中間プレート、ゴムプレート、下沓5の順に積層して構成された密閉型支承体など、種々のタイプを用いることができる。支持部3の形状は四角柱状に限らず、例えば、円柱状や四角柱以外の多角柱状を採用することもできる。上沓4および下沓5は四角形状に限らず、円形状等他の形状にすることもできる。
サイドブロック8は支承体2の橋軸直角方向両側に設置されている。サイドブロック8は、橋軸方向中央部に上方突出部8aを有している。この実施形態では、上方突出部8aがサイドブロック8の橋軸直角方向で支承体2側に偏って形成されている。これにより、上方突出部8aの橋軸直角方向外側および橋軸方向両側に平坦な載置部8cが形成されている。サイドブロック8には、橋軸直角方向外側から内側に延びるボルト穴8bが形成されている。
サイドブロック8は、下沓5に直接または間接的に固定されている。この実施形態では、サイドブロック8が下沓5の上に載置されて、サイドブロック8を上下に貫通する貫通穴8dを挿通する固定ボルト8eによって下沓5に直接固定されている。
下沓5はベースプレート7の上に載置されてベースプレート7に固定されている。ベースプレート7は、橋脚13の上端部に固定されている。
上沓4はソールプレート6の下面に固定されている。ソールプレート6は、橋桁12の下端部に固定されている。
上沓4の橋軸直角方向両側の橋軸方向中央部には切り欠き部4aが形成されている。この切り欠き部4aに上方突出部8aが配置されている。切り欠き部4aの橋軸方向長さは上方突出部8aの橋軸方向長さよりも長く設定されている。支承装置1の仮置き状態では、上方突出部8aが切り欠き部4aの橋軸方向両端とすき間S、Sを有する状態で上沓4がソールプレート6に固定されている。このすき間S、Sを設けることにより、上沓4と下沓5が相対的に橋軸方向に移動可能な状態になっている。
次に、支承装置1を据え付ける手順を以下に説明する。
支承装置1の据え付け施工が完了するまで、支承装置1は図2、図3に例示するように仮置き状態にされる。支承装置1の仮置き中に、橋桁12等の上部工が温度変化等に起因して橋軸方向に伸縮するが、上方突出部8aが切り欠き部4aの橋軸方向両端とすき間S、Sを有しているので、支持部3がせん断変形することによって、図4、図5に例示するように上沓4と下沓5が相対的に橋軸方向にずれ移動する。これに伴い、据付施工中は橋桁12の橋軸方向の変動を吸収することができる。すき間S、Sの大きさはすき間S1、S2に変化する。
支承装置1の仮置き期間の経過後には図5、図6に例示するように、スペーサ9を橋軸直角方向外側からすき間S1、S2に挿入する。例えば、すき間S1、S2を測定した後、このすき間S1、S2と同等の厚さ(橋軸方向寸法)の挿入部9bを有するスペーサ9を用意する。この実施形態では、2つの挿入部9bが取付部9cの橋軸方向両端部に接合されていて、平面視でC字形状のスペーサ9になっている。このスペーサ9の取付部9cには、橋軸直角方向に貫通する貫通穴9aが形成されている。そして、挿入部9bをすき間S1、S2に挿入するとともに、取付部9cを上方突出部8aの橋軸直角方向外側にしてスペーサ9を配置する。この実施形態では、すき間S1、S2に合致した挿入部9bを備えたスペーサ9を用意できるので、精度よく挿入部9bをすき間S1、S2に挿入することができる。
このスペーサ9の橋軸直角方向外側から、取付ボルト10を貫通穴9aを貫通させてサイドブロック8(上方突出部8a)のボルト穴8bに螺合させて連結させる。この取付ボルト10によってスペーサ9とサイドブロック8とが一体化する。すき間S1、S2にスペーサ9の挿入部9bが挿入されることにより、上沓4と下沓5の相対的な橋軸方向の移動が阻止される。これにより支承装置1の据付施工が完了し、この支承装置1は供用に際しては、橋桁12の上下回転だけを許容して橋桁12を支持する。
施工現場では上下方向は橋桁12と橋脚13とに挟まれてスペース的な余裕がない。しかし、本発明によれば、スペーサ9を取り付けて固定する作業は、施工現場において比較的広いスペース9を確保できるサイドブロック8の橋軸直角方向外側から行なうことができる。それ故、この作業に多大な工数を要することがなく、作業が容易になって軽労化には非常に有利になる。
この実施形態のように、サイドブロック8の上方突出部8aの橋軸直角方向外側および橋軸方向両側に載置部8cが形成されている仕様にするだけでなく、上方突出部8aをサイドブロック8の橋軸直角方向寸法と同一に形成して上方突出部8aの橋軸直角方向外側に載置部8cがない仕様にすることもできる。しかしながら、この実施形態のように載置部8cが形成されていると、スペーサ9を載置部8cに安定して載置した状態で取付ボルト10によってサイドブロック8に取り付けることができる。これにより、スペーサ9の取付作業がより一層容易になる。
スペーサ9はこの実施形態に例示したものに限らず様々な形状のものを採用することができる。例えば、図7に示す実施形態のように複数のスペーサ9、スペーサ9A、9Bを用いることができる。
この実施形態の場合、スペーサ9、9A、9Bの挿入部9bを橋軸方向に重ねてすき間S1、S2に挿入するとともに、それぞれの取付部9cを橋軸直角方向に重ねた状態にしてこれらスペーサ9、9A、9Bを配置する。この実施形態ではそれぞれのスペーサ9A、9Bは、貫通穴9aを有する取付部9cと、取付部9aの橋軸方向一端部に挿入部9bとを備えていて、平面視でL字形状になっている。
このように橋軸直角方向に重ねたスペーサ9、9A、9Bの橋軸直角方向外側から、取付ボルト10をそれぞれのスペーサ9、9A、9Bの貫通穴9aを貫通させてサイドブロック8(上方突出部8a)のボルト穴8bに螺合させて連結させる。この取付ボルト10によってスペーサ9、9A、9Bとサイドブロック8とが一体化する。
この実施形態によっても、スペーサ9を取り付けて固定する作業は、サイドブロック8の橋軸直角方向外側から行なうことができる。それ故、この作業に多大な工数を要することがなく、作業が容易になって軽労化には非常に有利になる。
この実施形態の場合、複数のスペーサ9、9A、9Bの挿入部9bの厚さを組み合わせてすき間S1、S2の寸法に合わせることができる。そのため、すき間S1、S2の寸法に合致した挿入部9bを有するスペーサ9をその都度、用意する必要がなくなる。即ち、予め複数種類のスペーサ9(9A、9B)を用意しておけばよい。
この実施形態では、平面視でC字形状のスペーサ9とL字形状のスペーサ9A、9Bとを組み合わせているが、C字形状だけ、或いは、L字形状だけを組み合わせることもできる。組み合わせるスペーサ9の数は2個、3個に限らず適切な個数にすることができる。
1 支承装置
2 支承体
3 支持部
4 上沓
4a 切り欠き部
5 下沓
6 ソールプレート
7 ベースプレート
8 サイドブロック
8a 上方突出部
8b ボルト穴
8c 載置部
8d 貫通穴
8e 固定ボルト
9、9A、9B スペーサ
9a 貫通穴
9b 挿入部
9c 取付部
10 取付ボルト(固定部材)
11 橋梁
12 橋桁
13 橋脚
14 従来の支承体
S、S1、S2 すき間

Claims (8)

  1. 上沓と下沓とに挟まれた支持部を有する支承体と、この支承体の橋軸直角方向両側に設置され、前記下沓に直接または間接的に固定されるサイドブロックとを備えて、このサイドブロックに形成された上方突出部が、前記上沓に形成された切り欠き部に配置される支承装置を、橋桁と橋脚との間に、前記上沓と前記下沓の相対的な橋軸方向のずれ移動を阻止して固定する支承装置の据付方法であって、
    前記下沓を前記橋脚側に固定し、前記上方突出部が前記切り欠き部の橋軸方向両端とすき間を有する状態にして前記上沓を前記橋桁側に固定することにより、前記上沓と前記下沓が相対的に橋軸方向に移動可能な状態で前記支承装置を前記橋桁と前記橋脚との間に仮置きし、この仮置き状態にする仮置き期間の経過後に、前記すき間にスペーサを橋軸直角方向外側から挿入することにより、前記上沓と前記下沓の相対的な橋軸方向の移動を阻止し、このスペーサの橋軸直角方向外側からこのスペーサを橋軸直角方向に貫通して前記サイドブロックに連結する固定部材によって、このスペーサと前記サイドブロックとを一体化することを特徴とする支承装置の据付方法。
  2. 前記サイドブロックの前記上方突出部の橋軸直角方向外側および橋軸方向両側に載置部を形成し、前記固定部材によって、この載置部に載置した前記スペーサと前記サイドブロックとを一体化する請求項1に記載の支承装置の据付方法。
  3. 前記スペーサが、橋軸直角方向に延びる挿入部とこの挿入部から橋軸方向に延びる取付部とを有し、前記挿入部を前記すき間に挿入するとともに、前記取付部を前記上方突出部の橋軸直角方向外側にして前記スペーサを配置し、前記取付部を橋軸直角方向に貫通する前記固定部材によって、前記スペーサと前記サイドブロックと一体化する請求項1または2に記載の支承装置の据付方法。
  4. 前記スペーサを複数用いて、それぞれの前記挿入部を橋軸方向に重ねて前記すき間に挿入するとともに、それぞれの前記取付部を橋軸直角方向に重ねた状態にしてこれらスペーサを配置する請求項3に記載の支承装置の据付方法。
  5. 上沓と下沓とに挟まれた支持部を有する支承体と、この支承体の橋軸直角方向両側に設置され、前記下沓に直接または間接的に固定されるサイドブロックとを備えて、このサイドブロックに形成された上方突出部が、前記上沓に形成された切り欠き部に配置されて、橋桁と橋脚との間に、前記上沓と前記下沓の相対的な橋軸方向のずれ移動が阻止されて固定して据え付けられる支承装置であって、
    前記下沓が前記橋脚側に固定され、前記上方突出部が前記切り欠き部の橋軸方向両端とすき間を有する状態にして前記上沓が前記橋桁側に固定されることにより、前記上沓と前記下沓が相対的に橋軸方向に移動可能な状態で前記橋桁と前記橋脚との間に仮置きされ、
    この仮置き状態にする仮置き期間の経過後に前記すき間に挿入されるスペーサと、このスペーサと前記サイドブロックとを一体化する固定部材とを備え、
    前記スペーサが橋軸直角方向外側から前記すき間に挿入されることにより、前記上沓と前記下沓の相対的な橋軸方向の移動が阻止され、前記スペーサに橋軸直角方向に貫通する貫通穴が形成されていて、前記固定部材が前記スペーサの橋軸直角方向外側から前記貫通穴を貫通して前記サイドブロックに連結する構成にしたことを特徴とする支承装置。
  6. 前記サイドブロックの前記上方突出部の橋軸直角方向外側および橋軸方向両側に、前記スペーサが載置される載置部が形成された請求項5に記載の支承装置。
  7. 前記スペーサが、橋軸直角方向に延びる挿入部とこの挿入部から橋軸方向に延びる取付部とを有し、前記挿入部が前記すき間に挿入され、前記取付部を前記上方突出部の橋軸直角方向外側にして前記スペーサが配置され、前記取付部に前記貫通穴が形成された請求項5または6に記載の支承装置。
  8. 前記スペーサを複数備え、それぞれの前記挿入部が橋軸方向に重なって前記すき間に挿入されるとともに、それぞれの前記取付部が橋軸直角方向に重なった状態でこれらスペーサが配置される請求項7に記載の支承装置。
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