JP2014220628A - 伝送線路 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】サスペンデッド線路を接続する層間接続を、サスペンデッド線路から一旦マイクロストリップ線路へ変換し、変換後のマイクロストリップ線路間の結合を利用することで実現する。これにより、部品点数の削減によるコスト低減、作業性改善、および合成分配回路の小型化が図れる。
【選択図】図1
Description
しかしながら、サスペンデッド線路間の接続は、通常、RFコネクタとRFケーブルにより行われており、例えばフェーズドアレイアンテナの給電回路のような、複数の給電回路層で構成される大規模な合成分配回路を、サスペンデッド線路を用いて形成しようとした場合、多数のRFコネクタとRFケーブルを用いて給電回路層間を接続することとなり、構成が非常に複雑になるとともに給電回路が大型化するという課題があった。
これにより、RFコネクタやRFケーブル等の部品削減による伝送線路のコスト低減、サスペンデッド線路間を接続する接続作業性の改善、更に、サスペンデッド線路間の層間接続部を有する伝送線路の小型化を図ることができる。
以下、この発明の実施の形態1に係る伝送線路について図を用いて説明する。ここでは伝送線路の一例として、2層のサスペンデッド線路からなる伝送線路について説明する。
また、サスペンデッド線路(第1層)12の入出力端子を、入出力端子P1とする。
また、誘電体基板1と、ストリップ導体2と、金属板7と、金属板9により構成されるマイクロストリップ線路を、マイクロストリップ線路13とする。
また、誘電体基板4と、スルーホール11により接続されたストリップ導体5およびストリップ導体6と、金属板8と、金属板9により構成されるサスペンデッド線路を、サスペンデッド線路(第1層)14とする。
また、サスペンデッド線路(第2層)14の入出力端子を、入出力端子P2とする。
また、誘電体基板4と、ストリップ導体6と、金属板8と、金属板9により構成されるマイクロストリップ線路を、マイクロストリップ線路15とする。
入出力端子P1から入力されたマイクロ波もしくはミリ波帯のRF信号は、サスペンデッド線路(第1層)12を伝搬した後、マイクロストリップ線路13の伝搬モードにモード変換されて、マイクロストリップ線路13を伝搬する。
マイクロストリップ線路13とマイクロストリップ線路15は、結合孔10により電磁結合されており、マイクロストリップ線路13を伝搬するRF信号は、マイクロストリップ線路15に移行して伝搬する。
マイクロストリップ線路15を伝搬するRF信号は、サスペンデッド線路(第2層)14の伝搬モードに変換されてサスペンデッド線路(第2層)14を伝搬し、入出力端子P2から出力される。
これによって、RFコネクタやRFケーブル等の伝送部品が不要となって部品点数の削減によるコスト低減が図れ、また、層間接続に係る作業性の改善や、伝送線路自体の小型化を図ることができる。
図3は実施の形態2に係る2層サスペンデッド線路101の構造を表した斜視図である。図4は2層サスペンデッド線路101の断面図であり、図3のストリップ導体2、3、5、6を含む幅狭面に沿って切断をした断面図である。
入出力端子P1から入力されたマイクロ波もしくはミリ波帯のRF信号は、サスペンデッド線路(第1層)12を伝搬した後、マイクロストリップ線路13の伝搬モードにモード変換されて、マイクロストリップ線路13を伝搬する。
マイクロストリップ線路13とマイクロストリップ線路15は、導体17によって電気的に接続されているため、RF信号は、マイクロストリップ線路13からマイクロストリップ線路15に、さらに、マイクロストリップ線路15からサスペンデッド線路(第2層)14に伝搬し、入出力端子P2から出力される。
なお、導体17と誘電体16で構成される同軸部のインピーダンスをマイクロストリップ線路13及び15のインピーダンスと同程度となるような寸法としておく。
これによって、RFコネクタやRFケーブル等の伝送部品が不要となって部品点数の削減によるコスト低減が図れ、また、層間接続に係る作業性の改善や、伝送線路自体の小型化を図ることができる。
Claims (4)
- 第1のサスペンデッド線路と第2のサスペンデッド線路を積層した伝送線路であって、
前記第1のサスペンデッド線路と接続され、前記第1のサスペンデッド線路から伝送モードが変換された第1のマイクロストリップ線路と、
前記第2のサスペンデッド線路と接続され、前記第2のサスペンデッド線路から伝送モードが変換された第2のマイクロストリップ線路と、
前記第1のマイクロストリップ線路と前記第2のマイクロストリップ線路を結合する結合構造と、
を備えることを特徴とする伝送線路。 - 前記第1のサスペンデッド線路は、第1の誘電体基板と、前記第1の誘電基板の片方の面に設けられた第1のストリップ導体と、前記第1の誘電基板の他方の面に設けられ、前記第1のストリップ導体とスルーホールで電気的に接続された第2のストリップ導体と、前記第1のストリップ導体の上部に空気層が設けられるように一部を切削された第1の金属板と、前記第2のストリップ導体の上部に空気層が設けられるように一部を切削された第2の金属板からなり、
前記第1のマイクロストリップ線路は、前記第1の誘電体基板と、前記第1のストリップ導体と、前記第1のストリップ導体の上部に空気層が設けられるように一部を切削された前記第1の金属板と、前記第1の誘電体基板の前記他方の面に設けられた前記第2の金属板からなり、
前記第2のサスペンデッド線路は、第2の誘電体基板と、前記第2の誘電基板の片方の面に設けられた第3のストリップ導体と、前記第2の誘電基板の他方の面に設けられ、前記第3のストリップ導体とスルーホールで電気的に接続された第4のストリップ導体と、前記第3のストリップ導体の上部に空気層が設けられるように一部を切削された第3の金属板と、前記第4のストリップ導体の上部に空気層が設けられるように一部を切削された前記第2の金属板からなり、
前記第2のマイクロストリップ線路は、前記第2の誘電体基板と、前記第3のストリップ導体と、前記第3のストリップ導体の上部に空気層が設けられるように一部を切削された前記第3の金属板と、前記第2の誘電体基板の前記他方の面に設けられた前記第2の金属板からなり、からなり、
前記第1のマイクロストリップ線路と前記第2のマイクロストリップ線路とは前記第2の金属板を間に介して対向することを特徴とする請求項1記載の伝送線路。 - 前記第1のマイクロストリップ線路と前記第2のマイクロストリップ線路とは、対向する前記第1のマイクロストリップ線路と前記第2のマイクロストリップ線路の間の前記第2の金属板を貫通する結合孔により結合することを特徴とする請求項2記載の伝送線路。
- 前記第1のマイクロストリップ線路と前記第2のマイクロストリップ線路とは、対向する前記第1のマイクロストリップ線路と前記第2のマイクロストリップ線路の間の前記第2の金属板を貫通する穴に埋め込まれた誘電体と導体からなる同軸線路により結合することを特徴とする請求項2記載の伝送線路。
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CN109524182A (zh) * | 2018-11-14 | 2019-03-26 | 北京遥感设备研究所 | 一种应用于Ka波段的垂直玻璃绝缘子互连组件 |
EP4362217A1 (en) | 2022-10-27 | 2024-05-01 | Furuno Electric Company Limited | High frequency circuit and radar device |
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