JP2014219768A - 情報処理装置及び情報処理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】外部の表示装置だけを見て自然な感覚で手元のタッチパネルをタッチすることが可能な情報処理装置、及びこれを用いた情報処理システムを提供する。【解決手段】指先の座標位置を利用する第1座標生成モードを含む複数の座標生成モードを有する座標情報生成部116と、ある座標生成モードから別の座標生成モードに切り替える特定操作を受け付ける受付部116Bを有し、タッチパネル101にタッチされた位置の平面上の二次元座標と、高さ情報(Z)と、を座標生成モードに応じて生成する座標情報生成部116を備え、タッチパネル101は透明であり、表示部10と一体的に構成されることによってタッチスクリーンディスプレイ1000として機能し、演算処理部108は、タッチパネル101のタッチ操作に連動して、座標生成モードに応じたカーソル画像を画像に重畳させ、カーソル画像が重畳された画像を表示装置に出力する。【選択図】図2

Description

本発明は、タッチパネルを有する情報処理装置、及びこれを用いた情報処理システムに関する。
近時、タッチパネルを操作対象として、タッチパネルにおける操作を表示画面に反映させる技術が存在する。
特許文献1には、操作キーを表す画像が表示された表示画面に指を対向させると、表示画面の指と対向する位置に、表示画面と指との間の距離に応じたカーソルを表示させる技術が開示されている。
また、特許文献2では、表示機能を兼ね備えたタッチパネルにおいてペン先をタッチさせると、タッチされた位置を、タッチパネルと外部の表示装置に表示させている。
特開2010−61224号公報 特許第4044255号公報
ところが、特許文献1記載の技術では、表示画面に表示されたオブジェクトを選択して移動させる際には、指先を表示画面から常に一定の高さの範囲を保持しながら動かさないといけない。このように、指先を表示画面から常に一定の高さの範囲を保持しながら動かすには熟練を要し、操作性が良いとはいえない。
また、特許文献2記載の技術では、タッチパネルにおけるペン先のタッチ位置は外部の表示装置に表示されるが、タッチ直前の位置は外部の表示装置に表示されないため、ユーザは、ペン先のタッチ操作を、外部の表示装置ではなく手元のタッチパネルを見ながら行う必要があった。よって、特許文献1と同様に使い勝手が良いとはいえない。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、外部の表示装置だけを見て自然な感覚で手元のタッチパネルをタッチすることが可能な情報処理装置、及びこれを用いた情報処理システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る情報処理装置は、タッチされた平面上の座標位置を検出するタッチパネルと、表示部と、前記表示部に表示されている画像を外部の表示装置に出力する画像出力部と、演算処理部と、前記外部の表示装置を前記画像出力部に接続して前記画像を出力させる場合に、前記タッチパネルにおける指先の座標位置を表す平面座標情報を利用する第1座標生成モードを含む複数の座標生成モードを有する座標情報生成部と、ある座標生成モードから別の座標生成モードに切り替えるための特定操作を受け付ける受付部を有し、前記タッチパネルにタッチされた位置の平面上の二次元座標と、前記座標生成モードに応じて予め定められた高さ情報である、前記タッチパネルのタッチパネル面に対して垂直方向の高さ情報(Z)と、を前記座標生成モードに応じて生成する座標情報生成部と、を備え、前記タッチパネルは透明であり、前記表示部と一体的に構成されることによってタッチスクリーンディスプレイとして機能し、前記演算処理部は、前記外部の表示装置を前記画像出力部に接続して画像出力させる場合に、前記タッチパネルのタッチ操作に連動して、前記座標生成モードに応じたカーソル画像を前記画像に重畳させ、前記カーソル画像が重畳された前記画像を前記表示装置に出力する。
この構成によると、指先をタッチパネル上に置いたままで、タッチパネル面におけるタッチ位置の平面上の二次元座標と、タッチパネル面に対して垂直方向の高さ情報(Z
とを、座標生成モードに応じて生成するので、ユーザは、指先を表示画面から常に一定の高さの範囲を保持しながら動かす必要がない。
そのため、ユーザは、表示画面と指との距離に惑わされることなく、ストレスなく、情報処理装置を操作することができる。
また、外部の表示装置を画像出力部に接続して画像出力させる場合に、タッチパネルのタッチ操作に連動して、画像生成モードに応じたカーソル画像を重畳させるので、タッチパネルにおけるタッチ操作を、あたかも、表示装置側で行っているように感じさせることができる。
その結果、外部の表示装置だけを見て自然な感覚で手元のタッチパネルをタッチすることが可能な情報処理装置を提供することができる。
また、本発明の他の態様に係る情報処理装置は、タッチされた平面上の座標位置を検出するタッチパネルと、表示部と、前記表示部に表示される画像を外部の表示装置に出力する画像出力部と、演算処理部と、前記外部の表示装置を前記画像出力部に接続して前記画像を出力させる場合に、前記タッチパネルにおける指先の座標位置を表す平面座標情報を利用する第1座標生成モードを含む複数の座標生成モードを有する座標情報生成部と、ある座標生成モードから別の座標生成モードに切り替えるための特定操作を受け付ける受付部を有し、前記タッチパネルにタッチされた位置の平面上の二次元座標と、前記座標生成モードに応じて予め定められた高さ情報である、前記タッチパネルのタッチパネル面に対して垂直方向の高さ情報(Z)と、を前記座標生成モードに応じて生成する座標情報生成部と、を備え、前記タッチパネルは透明であり、前記表示部と一体的に構成されることによってタッチスクリーンディスプレイとして機能するとともに、マウス操作相当機能を実現するタッチパッドとして機能し、前記演算処理部は、前記外部の表示装置を前記画像出力部に接続して画像出力させる場合に、前記タッチパネルのタッチ操作に連動してマウスカーソル画像を前記画像に重畳させ、前記マウスカーソル画像が重畳された前記画像を前記表示装置に出力する。
この構成によると、外部の表示装置を画像出力部に接続して画像出力させる場合に、タッチパネルのタッチ操作に連動してマウスカーソル画像を重畳させるので、外部の表示装置だけを見て自然な感覚で手元のタッチパネルを操作してマウスカーソル画像を移動させることができる。
また、前記タッチパネルは、タッチパネル面における指先のタッチ位置を検出する機能と共に、前記タッチパネル面の上空に存在する指先の前記タッチパネル面に対する高さを検出する機能を併せ持ち、前記タッチパネル面の上空の前記指先の三次元位置情報を三次元座標情報として生成する3D操作モードと、前記タッチパネル面の上空に指先が存在する場合に検出される前記三次元位置情報を利用せずに、前記タッチパネル面における指先の座標位置を表す平面座標情報を利用する第1座標生成モードを含む複数の座標生成モードを有する2D操作モードとの2つの操作モードを持つ座標情報生成部を備え、前記座標情報生成部は、(1)前記3D操作モードの場合、前記指先が、前記タッチパネル面にタッチしている場合も含め、前記タッチパネル面上から一定高さ以内の三次元空間内に存在する場合に、前記指先の検出位置を三次元座標として生成し、(2)前記2D操作モードの場合、前記タッチパネルにタッチされた位置の平面上の二次元座標と、前記タッチパネル面に対して垂直方向の高さ情報(Z)とを座標生成モードに応じて生成してもよい。
この構成によると、指先が、タッチパネル面上から一定の高さの範囲以内の三次元空間内に存在する場合に、指先の検出位置を三次元座標として生成する3D操作モードを有する。
3D操作モードとは、言い換えれば、指先をタッチパネル面から一定の高さの範囲内に位置させると、指先のタッチパネル面における二次元座標を表す平面位置情報と、指先とタッチパネル面からの高さを表す高さ情報と、を含む三次元位置情報を、外部の処理装置に出力するモードである。このモードでは、外部の処理装置は、指先とタッチパネル面との間の距離に応じたカーソルを、平面位置情報で表される座標位置に表示させる。
このような3D操作モードを有する操作装置は、2D操作モードでは、タッチパネルにタッチされた位置の平面上の二次元座標と、タッチパネル面に対して垂直方向の高さ情報(Z)とを座標生成モードに応じて生成する。
これにより、先述の2D操作モードと、従来から存在する3D操作モードとを兼ね備えた操作装置を提供することができるので、ユーザは、操作装置を使用するケースに応じて、3D操作モードと2D操作モードとを切り分けることができるので、利便性で優れている。
また、前記座標情報生成部は、少なくとも、第1座標生成モードと第2座標生成モードとを有し、前記受付部は、前記第1座標生成モードから前記第2座標生成モードに切り替えるための第1特定操作を受け付け、前記座標情報生成部は、前記第1座標生成モードでは、前記高さ情報として、正値を与え、前記第2座標生成モードでは、前記高さ情報として、零値を与えてもよい。
この構成によると、第1座標生成モードでは高さ情報Zとして、正値を与え、第2座標生成モードでは高さ情報Zとして、零値を与えるので、平面座標位置を検出可能なタッチパネルを使用して、立体座標及び平面座標の両方を得ることができる。
また、前記座標情報生成部は、少なくとも、前記第1座標生成モード、第2座標生成モード、及び第3座標生成モードを有し、前記受付部は、少なくとも、前記第1座標生成モードから前記第3座標生成モードに切り替えるための第2特定操作と、前記第3座標生成モードから前記第2座標生成モードに切り替えるための第3特定操作とを受け付け、前記座標情報生成部は、前記第1座標生成モードでは、前記高さ情報として、一定値以上の正値を与え、前記第2座標生成モードでは、前記高さ情報として、零値を与え、前記第3座標生成モードでは、前記高さ情報として、一定値未満の正値を与えてもよい。
2D操作モードの場合、第1座標生成モードでは高さ情報Zとして、一定値以上の正値を与え、第2座標生成モードでは高さ情報Zとして、零値を与え、第3座標生成モードでは高さ情報Zとして、一定値未満の正値を与える。
この構成によると、第3座標生成モードは、第1座標生成モード及び第2座標生成モードとは異なる値の高さ情報を与えるので、第1座標生成モードと第2座標生成モードとの間の中間モードになることができる。
よって、第1座標生成モードからいきなり第2座標生成モードに遷移する場合と比べて、第1座標生成モードと第2座標生成モードとの間に、中間モードである第3座標生成モードが挟まれるので、ユーザは、きめ細かい操作感覚を得ることができる。
また、前記座標情報生成部は、前記タッチパネルが少なくとも2本の指先によってタッチされたことが検出された場合には、タッチ位置のそれぞれの座標を生成してもよい。
この構成によると、タッチパネルが少なくとも2本の指先によってタッチされたとき、タッチ位置のそれぞれの座標情報を生成するので、少なくとも2本の指での操作を伴うマルチタッチジェスチャが、実現できる。そのため、情報処理装置では、ピンチインやピンチアウトなどといったマルチフィンガージェスチャーを実現できるようになる。
また、前記座標情報生成部は、少なくとも前記情報処理装置が起動後は何れの座標生成モードでもない待機状態であり、前記待機状態から、前記タッチパネルが少なくとも1本の指先でタッチされたことを検出した場合には、第1座標生成モードに遷移してもよい。
この構成によると、待機状態からタッチパネルが少なくとも1本の指先でタッチされたことを検出した場合には、第1座標生成モードに遷移するので、待機状態においてタッチパネルを1本の指でタッチすれば、指先のタッチパネル面におけるタッチが、指先がタッチパネル面の上空に存在しているのと等価な状態となる。これにより、二次元情報しか出力できないタッチパネルを用いた場合であっても、第1座標生成モードに遷移することによって、高さ情報を含む三次元位置情報を出力することができる。
また、前記座標情報生成部は、前記第1座標生成モードで前記受付部が第1特定操作を受け付けた場合には、前記第2座標生成モードに遷移してもよい。
この構成によると、第1座標生成モードで第1特定操作を受け付けた場合には、第2座標生成モードに遷移する。
この構成によると、第1特定操作を受け付けた場合には、指先がタッチパネル面上空に位置すると仮定した状態から、指先がタッチパネル面にタッチしている状態に遷移できるので、二次元情報しか出力できないタッチパネルを用いた場合であっても、上記2つの状態を実現することができる。
また、前記座標情報生成部は、前記第1座標生成モードで前記受付部が第2特定操作を受け付けた場合には、前記第3座標生成モードに遷移してもよい。
この構成によると、第1座標生成モードで第2特定操作を受け付けた場合には、第3座標生成モードに遷移する。
このように、情報処理装置のモードを、第2特定操作によって、第1座標生成モードと第2座標生成モードとの中間モードである第3座標生成モードに遷移させることができる。よって、情報処理装置に対して高さ情報をきめ細かく与える操作を実現することができる。
また、前記座標情報生成部は、前記第3座標生成モードで前記受付部が前記第3特定操作を受け付けた場合には、前記第2座標生成モードに遷移してもよい。
この構成によると、第3座標生成モードで第3特定操作を受け付けた場合には、第2座標生成モードに遷移する。
このように、情報処理装置のモードを、第1座標生成モードと第2座標生成モードとの中間モードである第3座標生成モードにおいて、第3特定操作によって、中間モードから第2座標生成モードに遷移させることができる。よって、情報処理装置に対して高さ情報をきめ細かく与える操作を実現することができる。
また、前記座標情報生成部は、前記第1座標生成モード、前記第2座標生成モード、及び前記第3座標生成モードのいずかにおいて、前記タッチパネルにおいて一定時間の間継続してタッチを検出しない場合には、待機状態となってもよい。
この構成によると、第1座標生成モード〜第3座標生成モードのいずかにおいて、タッチパネルにおいて一定時間の間継続してタッチを検出しない場合には、待機状態となるので、第1座標生成モード〜第3座標生成モードのいずれかから待機状態にするのに特別な操作を必要としない。よって、自然な操作感覚を実現することができる。
さらに、前記座標情報生成部を前記第1座標生成モードから前記第2座標生成モードに遷移させることができる第1操作キーを備え、前記座標情報生成部は、前記受付部が前記第1特定操作として前記第1操作キーが操作されたことを受け付けた場合には、前記第2座標生成モードに遷移し、前記第1操作キーの操作を受け付けなくなった場合には、第1座標生成モードに遷移してもよい。
この構成によると、第1操作キーの操作によって、指先がタッチパネル面に位置するように扱う第2座標生成モードに遷移し、第1操作キーの操作を解除することによって、指先がタッチパネル面の上空に存在するかのように扱う第1座標生成モードに遷移する。
このように、第1操作キーの操作と、座標生成モードの遷移とが対応しているので、自然な操作感覚を実現することができる。
さらに、前記座標情報生成部は、前記第1座標生成モードにおいて、前記第1特定操作として、前記タッチパネルが、当該タッチパネルの同一位置における一定時間の継続したタッチを検出した場合には、前記第2座標生成モードに遷移し、前記タッチが解除された場合には、前記第1座標生成モードに遷移してもよい。
この構成によると、タッチパネルの同一位置における一定時間の継続したタッチの有無によって、第1座標生成モードか第2座標生成モードかになる。これにより、タッチパネル面におけるタッチ位置の保持という意思を伴う操作によって座標生成モードが変化するので、自然な操作感覚を実現することができる。
また、前記第1特定操作は、前記タッチパネル上においてユーザの指を同一位置で静止させる操作を継続した後、さらに一定時間以内のタッチ解除後に前記タッチパネル上において前記平面を再度タッチする一連の操作であり、前記座標情報生成部は、前記第1座標生成モードで前記受付部が前記第1特定操作を受け付けたときには、前記第2座標生成モードに遷移し、前記タッチが解除された場合には、前記第1座標生成モードに遷移してもよい。
この構成によると、タッチパネル上において指先を同一位置で静止させている間、及びその後の一定時間以内のタッチ解除中には第1座標生成モードが継続され、その後の再タッチによって第2座標生成モードに遷移する。
そのため、指先をタッチパネル上において同一位置で静止させ、その後の一定時間の間は、タッチパネルをタッチしていても高さ情報が出力される、仮想的なタッチ操作が実現され、その後の再タッチによって、高さ情報が出力されない、現実のタッチ相当状態に遷移するので、より自然な操作感覚を実現できる。
また、前記第1特定操作は、前記第1座標生成モードへの遷移の要因となったタッチをしている指とは別の指による前記平面へのタッチ操作であり、前記座標情報生成部は、前記第2座標生成モードへの遷移の要因となったタッチをしている指のタッチ位置を示す平面座標を元に平面座標情報を生成し、前記第2座標生成モードへの遷移の要因となっている指先のタッチの解除によって、前記第1座標生成モードに遷移し、前記第2座標生成モードへの遷移の要因となっている指先のタッチの一定時間以上の解除によって、待機状態に遷移してもよい。
この構成によると、第1特定操作は、第1座標生成モードへの遷移の要因となったタッチをしている指とは別の指による平面へのタッチ操作であるので、 そのため、第1座標生成モードへの遷移の要因となった指先は連続してタッチしたまま、その指先とは別の指のタッチ操作によって第2座標生成モードに遷移させることができる。
その結果、第1座標生成モードへの要因となった指先を静止させたまま、動きのあるオブジェクトの座標を追跡して、そのオブジェクトの座標に対して座標生成モードをタッチ相当状態に変化させたいような場合に効果的である。
また、第2座標生成モードの原因となった指のタッチの解除によって、連続的に第1座標生成モードに復帰することができるので、第1座標生成モードへの遷移の要因となった指先によって、継続してオブジェクトを追跡するような場合に尚さら有効である。
また、前記座標情報生成部は、前記第1座標生成モードにおいて、前記第2特定操作として、前記タッチパネルが、当該タッチパネルの同一位置における一定時間の継続したタッチを検出した場合には、前記第3座標生成モードに遷移し、タッチ位置が変化した場合、或いは前記タッチが解除された場合には、前記第1座標生成モードに遷移してもよい。
この構成によると、第2特定操作は、タッチパネルの同一位置における一定時間の継続したタッチである。そのため、タッチ位置の静止継続という意思を伴う操作によって第1座標生成モードと第3座標生成モードとを行き来出来るので、自然な操作感覚を実現することができる。
さらに、前記座標情報生成部を前記第3座標生成モードから前記第2座標生成モードに遷移させることができる第2操作キーを備え、前記座標情報生成部は、前記受付部が前記第3特定操作として前記第2操作キーが操作されたことを受け付けた場合には、前記第2座標生成モードに遷移し、その後、前記第2操作キーの操作を受け付けなくなった場合には、前記第3座標生成モードに遷移してもよい。
この構成によると、第2操作キーの操作によって、指先がタッチパネル面に位置するように扱う第2座標生成モードに遷移し、第2操作キーの操作を解除することによって、第1座標生成モードと第2座標モーとの間の中間モードである第3座標生成モードに遷移する。
このように、第2操作キーの操作と、座標生成モードの遷移とが対応しているので、自然な操作感覚を実現することができる。
また、前記座標情報生成部は、さらに、前記第3座標生成モードにおいて、前記第3特定操作として、前記タッチパネルが、当該タッチパネルの同一位置における一定時間の継続したタッチを検出した場合には、前記第2座標生成モードに遷移し、その後、前記タッチが解除された場合には、前記第3座標生成モードに遷移してもよい。
この構成によると、タッチパネルの同一位置における一定時間の継続したタッチの有無によって、第3座標生成モードか第2座標生成モードとなる。これにより、タッチパネル面におけるタッチ位置の保持という意思を伴う操作によって座標生成モードが変化するので、自然な操作感覚を実現することができる。
また、前記第3特定操作は、一定時間以内のタッチ解除後に前記タッチパネル上において前記平面を再度タッチする一連の操作であり、前記座標情報生成部は、前記第3座標生成モードで前記受付部が前記第3特定操作を受け付けたときには、前記第2座標生成モードに遷移し、その後、前記タッチが解除された場合には、前記第3座標生成モードに遷移してもよい。
この構成によると、タッチパネル上において指先を同一位置で静止させている間、及びその後の一定時間以内のタッチ解除中には第3座標生成モードが継続され、その後の再タッチによって第2座標生成モードに遷移する。
そのため、指先をタッチパネル上において同一位置で静止させ、その後の一定時間の間は、タッチパネルをタッチしていても高さ情報が出力される、仮想的なタッチ操作が実現され、その後の再タッチによって、高さ情報が出力されない、現実のタッチ相当状態に遷移するので、より自然な操作感覚を実現できる。
また、前記第3特定操作は、前記第1座標生成モード及び前記第3座標生成モードへの遷移の要因となったタッチをしている指とは別の指による前記平面へのタッチ操作であり、 前記座標情報生成部は、前記第3座標生成モードへの遷移の要因となったタッチをしている指のタッチ位置を示す平面座標を元に平面座標情報を生成し、前記第3座標生成モードの要因となっている指先のタッチの解除によって、前記第1座標生成モードに遷移し、第3座標生成モードの要因となっている指先のタッチの一定時間以上の解除によって、待機状態に遷移してもよい。
この構成によると、第3特定操作は、第3座標生成モードへの遷移の要因となったタッチをしている指とは別の指による平面へのタッチ操作である。
そのため、第3座標生成モードへの遷移の要因となった指先は連続してタッチしたまま、その指先とは別の指のタッチ操作によって第1座標生成モードに遷移させることができる。
その結果、第3座標生成モードへの要因となった指先を静止させたまま、動きのあるオブジェクトの座標を追跡して、そのオブジェクトの座標に対して座標生成モードを仮想的なタッチ相当状態に変化させたいような場合に効果的である。
また、第3座標生成モードへの遷移の原因となった指のタッチの解除によって、連続的に第1座標モードに復帰することができるので、第3座標モードへの遷移の要因となった指先によって、継続してオブジェクトを追跡するような場合に尚さら有効である。
また、前記座標情報生成部は、さらに、マウス操作モードを有しており、前記マウス操作モードでは、前記タッチパネルの特定領域に、マウスの左ボタン、及び右ボタンのそれぞれを割り当ててもよい。
この構成によると、マウス操作モードでは、タッチパネルの特定領域に、マウスの左ボタン、及び右ボタンのそれぞれを割り当てるので、タッチパネルをあたかもマウスの左ボタン及び右ボタンのそれぞれのように使用することができるので、情報処理装置の使い勝手が向上する。
また、前記座標情報生成部は、さらに、マウス操作モードを有しており、前記マウス操作モードでは、前記タッチパネルに対する特定操作を、マウスの左ボタン操作、及び、右ボタン操作のそれぞれとして取り扱ってもよい。
この構成によると、マウス操作モードでは、タッチパネルにおける特定操作を、マウスの左ボタン操作、及び、右ボタン操作のそれぞれとして取り扱うので、タッチパネルをいかにもマウスのように使用することができ、利便である。
例えば、前記特定操作は、前記タッチパネルに対するシングルタップとダブルタップとであり、前記シングルタップが前記左ボタンのクリックに相当し、前記ダブルタップが前記右ボタンのクリックに相当してもよい。
この構成によると、タッチパネルにおけるシングルタップが、マウスの左ボタンのクリックに相当し、ダブルタップが、マウスの右ボタンのクリックに相当するので、タッチパネルをあたかもマウスの左ボタン及び左ボタンのそれぞれと見立てて使用することができる。よって、利便である。
また、前記演算処理部は、前記画像出力部によって、前記外部の表示装置に前記画像を出力させる場合に、前記座標情報生成部から平面座標情報及び前記高さ情報を受信したときには、前記高さ情報が設定値以上の正値であれば第1カーソルを表す画像を前記画像出力部によって出力させ、前記高さ情報が零値であれば第2カーソルを表す画像を前記画像出力部によって出力させ、前記高さ情報が設定値未満の正値であれば第3カーソルを表す画像を前記画像出力部によって出力させてもよい。
この構成によると、高さ情報が設定値以上の正値の座標値を受信した際に第1カーソルを表示させ、高さ情報が零値を受信した際に第2カーソルを表示させ、高さ情報が設定値未満の正値の座標値を受信した際に第3カーソルを表示させる。
これにより、情報処理装置が、第1座標生成モード、第2座標生成モード、及び第3座標生成モードのいずれにあるかを、容易に区別することができる。
また、ユーザ自身が、同じタッチ面上での操作であるにも拘わらず、自らの操作に応じて高さ座標Zが変化していることをカーソル表示の差によって直感的に認識することができる。
また、前記第1カーソルの画像、前記第2カーソルの画像、及び前記第3カーソルの画像の各々は、形状及び色の少なくとも一方が異なっていてもよい。
この構成によると、第1カーソル画像、第2カーソル画像、及び第3カーソル画像の各々は、形状及び色の少なくとも一方が異なっているので、各々のカーソル画像をより簡単に区別することができる。
また、前記演算処理部は、前記座標情報生成部が前記マウス操作モードを実行している際には、前記画像出力部によって、マウスカーソル画像を出力させてもよい。
この構成によると、マウス操作モードでは、マウスカーソル画像を表示させるので、マウス操作モードであることが一目で判る。
また、前記演算処理部は、前記座標情報生成部が、前記タッチパネル面の上空の前記指先の三次元位置情報を三次元座標情報として生成する3D操作モードの際と、前記タッチパネル面の上空に指先が存在する場合に検出される前記三次元位置情報を利用せずに、前記タッチパネル面における指先の座標位置を表す平面座標情報を利用する第1座標生成モードを含む複数の座標生成モードを有する2D操作モードの際との間では、前記画像出力部によって出力される前記カーソル画像の形状及び色のいずれか一方を異ならせてもよい。
この構成によると、3D操作モードの際と、2D操作モードの際との間では、表示装置に表示させるカーソル画像の形状及び色を異ならせるので、3D操作モードか2D操作モードかの区別が容易につく。
また、前記演算処理部には、前記タッチパネルによる操作を受け付ける複数のプログラムが予めインストールされており、前記演算処理部は、前記外部の表示装置に前記画像出力部を接続して前記画像を出力させる場合、前記各プログラムの実行中に、当該プログラムの実行状態、又は、実行されている個別のプログラムに応じて、前記タッチパネル面の上空の前記指先の三次元位置情報を三次元座標情報として生成する3D操作モード、前記タッチパネル面の上空に指先が存在する場合に検出される前記三次元位置情報を利用せずに、前記タッチパネル面における指先の座標位置を表す平面座標情報を利用する第1座標生成モードを含む複数の座標生成モードを有する2D操作モード、及びマウス操作モードのいずれかを表す操作モード情報を前記座標情報生成部に出力してもよい。
この構成によると、演算処理部が実行しているプログラムの実行状態、または実行されている個別のプログラムに応じて、操作モード情報を情報処理装置に送信するので、以下の効果が期待できる。
例えば、特定のゲームアプリケーションでは3D操作モードが適しているので、演算処理部は3D操作モード情報を座標情報生成部に出力して3D操作モードに遷移させることができる。
或いは、細かな画面オブジェクトを扱うことが多いWEBブラウザではマウス操作モードが適しているので、演算処理部はマウス操作モード情報を座標情報生成部に出力してマウス操作モードに遷移させることができる。
或いは、ソフトウェアキーボードの実行時には、2D操作モードが適しているので、演算処理部は2D操作モード情報を座標情報生成部に出力して2D操作モードに遷移させることができる。
また、前記座標情報生成部は、前記情報処理装置の姿勢を表す姿勢情報によって、3D操作モード、2D操作モード、及びマウス操作モードのいずれかの操作モードとなってもよい。
この構成によると、情報処理装置の姿勢を表す姿勢情報によって、3D操作モード、2D操作モード、及びマウス操作モードのいずれかとなるので、利便である。
例えば、前記情報処理装置の姿勢を検出し、検出した姿勢を表す前記姿勢情報を出力する加速度センサを備えていてもよい。
この構成によると、姿勢情報は、加速度センサにより得られるので、三次元空間におけるあらゆる方向の姿勢を知ることができ、かつ加速度の変化から姿勢的な変化も知ることができる。
さらに、所定のタイミングで振動する振動部を備えていてもよい。
この構成によると、情報処理装置は振動部を備えるので、所定のタイミングで振動することにより、ユーザに所定の事項を触覚により伝えることができる。
さらに、所定のタイミングで発光する発光部を備えていてもよい。
この構成によると、情報処理装置は発光部を備えるので、所定のタイミングで発光することにより、ユーザに所定の事項を視覚により伝えることができる。
また、本発明の他の態様に係る情報処理システムは、請求項1〜32のいずれか1項に記載の情報処理装置と、前記情報処理装置から出力された、前記カーソル画像が重畳された前記画像を表示する表示装置と、を備える。
この構成によると、先述の情報処理装置を備えるので、先述の効果を奏することができる。
本発明によると、外部の表示装置だけを見て自然な感覚で手元のタッチパネルをタッチすることが可能な情報処理装置、及びこれを用いた情報処理システムを提供することができる。
本発明の実施の形態1に係る情報処理システムの一例を表したシステム構成図である。 発明の実施の形態1に係る情報処理装置の機能ブロックの一例を示したブロック図である。 操作モードテーブルの構成例を示した図である。 特定操作テーブルの構成の一例を示した図である。 中継装置の機能構成の一例を示したブロック図である。 表示装置の機能構成の一例を示したブロック図である。 情報処理装置の座標情報生成部の基本動作の一例について示したフローチャートである。 情報処理装置の座標情報生成部の基本動作の一例について示したフローチャートである。 座標情報生成部がマウス操作モードのときのタッチパネルの機能構成の一例を示した図である。 座標情報生成部がマウス操作モードのときの基本動作の他の例を示したフローチャートである。 座標情報生成部がマウス操作モードのときの基本動作のさらに他の例を示したフローチャートである。 座標情報生成部における座標生成モード遷移処理について示したフローチャートである。 演算処理部の基本動作の一例について示したフローチャートである。 表示装置に表示されている画像にカーソル画像を重畳させる動作について説明するための図である。 表示装置に表示されている画像にカーソル画像を重畳させる動作について説明するための図である。 マウスカーソル画像の一例を示した図である。 本発明の実施の形態2に係る情報処理装置の座標情報生成部の基本動作の一例を示したフローチャートである。 本発明の実施の形態2において表示装置に表示されるカーソル画像の一例を示した図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
(実施の形態1)
<情報処理システムの構成>
図1は、本発明の実施の形態1に係る情報処理システムの一例を表したシステム構成図である。図2は、本発明の実施の形態1に係る情報処理装置の機能ブロックの一例を示したブロック図である。
図1に示す情報処理システムは、情報処理装置1と、表示装置2と、中継装置3とを備える。
この情報処理システムは、情報処理装置1に表示されている画像100にカーソル画像CU1を重畳させた画像を、中継装置3を介して表示装置2に送信することによって、表示装置2の表示画面20に画像200として表示させるシステムである。
また、情報処理装置1が後述するマウス操作モードのときには、情報処理装置1のタッチパネル101をあたかもマウスのように使用して、タッチパネル101におけるタッチ、ドラッグアンドドロップ、ダブルクリックなどの操作が、表示装置2の表示画面上で反映されるシステムである。
換言すれば、この情報処理システムは、表示装置2の表示画面20を仮想タッチパネル及び仮想マウスとしてユーザに提供するシステムである。
情報処理装置1では、透明なタッチパネル101の背面に液晶ディスプレイ(表示部)10が配置されることによって、タッチスクリーンディスプレイ1000が構成されている。
このタッチスクリーンディスプレイ1000は、ユーザのタッチ操作を検出する機能に加えて、マウス操作相当機能を実現するタッチパッドとしても機能する。タッチスクリーンディスプレイ1000は、マウス操作相当機能として、ユーザのドラッグアンドドロップ、ダブルクリックなどといった、通常マウスで行われている操作を受け付ける。
情報処理装置1では、タッチスクリーンディスプレイ1000のほかに、後述する各種操作キー11A及び11Bを備える。情報処理装置1は、例えば、プラットフォームの1つであるアンドロイド(登録商標)に従った処理を行う。
表示装置2は、先述のように表示画面20を有する。中継装置3は、情報処理装置1との間で、例えば、近距離無線通信規格の1つであるBluetooth(登録商標)に従って無線通信を行い、所定の情報を送受する。
また、中継装置3は、表示装置2に、ケーブルCを介して接続されており、表示装置2に、情報処理装置1から送信された画像情報を中継する。
以上のように、情報処理装置1と中継装置3とは無線を介して接続されており、中継装置3と表示装置2とはケーブルCを介して接続されている。情報処理装置1には、図2に示すように、画像出力部119が、内部バス210を介して、アンテナ112を通じて中継装置3との間で無線通信を行うための無線通信インタフェース111に接続されている。
これにより、画像出力部119は、無線を介して中継装置3に接続されることになる。そして、中継装置3は表示装置2に有線で接続されているから、画像出力部119は、表示装置2に接続されることとなる。
なお、中継装置3と表示装置2とは、無線通信を行うことができるようにしてもよい。また、本実施の形態1では、情報処理装置1と中継装置3とが別個に設けられているが、この例には限られず、情報処理装置1及び中継装置3の各々の機能を有する装置単体としてもよい。
<情報処理装置1の構成>
情報処理装置1は、図2に示すように、タッチパネル101の背面に液晶ディスプレイ(LCD;Liquid Crystal Display)10が配置されることによって構成されたタッチスクリーンディスプレイ1000を備える。
また、情報処理装置1は、図2に示すように、SOC(System-On-a-Chip)300と、第1操作キー11Aと、第2操作キー11Bと、マイクMI及びスピーカSPを制御するオーディオ制御回路106と、無線通信インタフェース111と、アンテナ112と、外部電源コネクタ113と、電源制御回路114と、充電池115と、加速度センサSと、振動部117と、発光部118と、を備える。
SOC300は、タッチパネルインタフェース102と、表示制御回路103と、操作キーインタフェース104と、オーディオインタフェース105と、メモリ107と、演算処理部108と、特定操作テーブル116A及び受付部116Bを有する座標情報生成部116と、クロック出力部109と、通信インタフェース110と、画像出力部119と、を備える。
タッチパネルインタフェース102は、タッチパネル101をSOC300に接続するためのインタフェースである。表示制御回路103は、液晶ディスプレイ10に画像を表示させるための制御を行う回路である。表示制御回路103は、画像を表す画像情報に基づいて、液晶分子の向きを制御することにより、画像を液晶ディスプレイ10に表示させる。
操作キーインタフェース104は、操作キー11A及び11BをSOC300に接続するためのインタフェースである。操作キーインタフェース104は、操作キー11A及び11Bが操作されたことを表す情報(例えば信号のオン期間を表す情報)を受け付け、当該情報を演算処理部108に出力する。オーディオインタフェース105は、オーディオ制御回路106をSOC300に接続するためのインタフェースである。
メモリ107は、この情報処理装置1が動作するために必要な各種の演算処理プログラムが格納されている記憶媒体である。メモリ107には、演算処理プログラムの1つとして、先述のアンドロイド(登録商標)を構成するプログラムが予めインストールされている。
演算処理部108は、CPU(Central Processing Unit)、RAM、ROMなどを組み合わせて構成されており、CPUが所定の演算処理プログラムを実行することによって実現される。例えば、演算処理部108は、メモリ107に格納された演算処理プログラム、例えば、アンドロイド(登録商標)によって作動することにより演算処理部としての機能を果たす。
演算処理部108は、操作モードテーブル108Aを有する。この操作モードテーブル108Aは、演算処理部108を構成するRAM内に記憶されている。図3は、操作モードテーブル108Aの構成例を示した図である。
操作モードテーブル108Aには、演算処理部108が実行するアプリケーションプログラム1080と、アプリケーションプログラム1080に対応する操作モード情報とが記憶されている。図3では、アプリケーションプログラム1080Aに対応して3D操作モード情報1081Aが記憶されている。また、アプリケーションプログラム1080Bに対応して2D操作モード情報1081Bが記憶されている。さらに、アプリケーションプログラム1080Cに対応してマウス操作モード情報1081Cが記憶されている。
なお、3D操作モード情報1081A、2D操作モード情報1081B、及び、マウス操作モード情報1081Cの詳細については後述する。
図2に戻り、クロック出力部109は、演算処理部108が動作するためのクロック信号を出力するユニットである。
通信インタフェース110は、無線通信インタフェース111をSOC300に接続するためのインタフェースである。
座標情報生成部116は、第1座標生成モード、第2座標生成モード、及び、第3座標生成モードを有している。なお、これらの座標生成モードの詳細については後述する。また、座標情報生成部116は、特定操作テーブル116Aと、受付部116Bとを備える。
図4は、特定操作テーブル116Aの構成の一例を示した図である。特定操作テーブル116Aには、特定操作1160と、特定操作1160に対応した操作手法1161とが記憶されている。
本実施の形態1では、特定操作1160として、第1特定操作1160A、第2特定操作1160B、及び、第3特定操作1160Cが記憶されている。
そして、第1特定操作1160Aに対応して、(1)“操作キー11Aの押し操作”、(2)“タッチパネル101における一定時間の継続したタッチ操作”、(3)“タッチパネル101上においてユーザの指を同一位置で静止させる操作を継続した後、一定時間以内のタッチ解除後に、再度タッチパネル101をタッチする一連の操作”、及び、(4)“第1座標生成モードへの遷移の要因となったタッチとは別の指によるタッチ操作”が記憶されている。
また、第2特定操作1160Bに対応して、(5)“タッチパネル101の同一位置における一定時間の継続したタッチ操作”、及び(6)“タッチパネル101におけるタッチ位置の変化を遅くする操作”が記憶されている。
さらに、第3特定操作1160Cに対応して、(7)“操作キー11Bの押し操作”、(8)“タッチパネル101の同一位置における一定時間の継続したタッチ操作”、(9)“タッチパネル101における一定時間以内のタッチ解除後に再度タッチする一連の操作”、及び(10)“第1座標生成モード、第3座標生成モードへの遷移の要因となったタッチをしている指とは別の指によるタッチ操作”が記憶されている。
再び図2に戻り、画像出力部119は、メモリ107に記憶されている画像情報、つまりは、液晶ディスプレイ10に表示されている画像を表す画像情報を、通信インタフェース110を介して中継装置3に出力するユニットである。
受付部116Bは、後述する、第1特定操作、第2特定操作、及び第3特定操作を受け付ける。
液晶ディスプレイ10には先述のようにタッチパネル101が組み込まれている。タッチパネル101は、タッチパネル面を有し、当該タッチパネル面にタッチされた平面状の座標位置を検出する。
操作キー11Aは後述する第1特定操作を行うための操作キーである。第2キー11Bは後述する第2特定操作を行うための操作キーである。なお、本実施の形態では、第1キー11A及び第2キー11Bの各々に、専用の機能を割り当てているが、本発明ではこの例には限られず、第1キー11A及び第2キー11Bの各々に、演算処理部108が実行している演算処理プログラムに応じた機能を割り当ててもよい。
オーディオ制御回路106は、マイクMI及びスピーカSPを通じた、相手先(例えば、携帯電話機)との通話を行うための回路である。つまり、情報処理装置1は、携帯電話機としても機能する。
無線通信インタフェース111は、アンテナ112を通じて中継装置3との間で無線通信を行うためのインタフェースである。
外部電源コネクタ113は、充電器(図示せず)からの電源供給を受ける。電源制御回路114は、充電器から充電池115への充電を制御する。
加速度センサSは、例えば、3軸加速度センサからなり、情報処理装置1の姿勢を表す姿勢情報を演算処理部108に出力する。
振動部117は、例えば、モーターやピエゾ素子で構成されており、所定のタイミングで振動する。発光部118は、例えば、発光ダイオードで構成されており、所定のタイミングで発光する。なお、所定のタイミングの例については後述する。
<中継装置3の構成>
表示装置2には、情報処理装置1が提供した画像が表示される。そのために、中継装置3は、情報処理装置1から画像を受信し、表示装置2へ中継する装置とされている。図5は、中継装置3の機能構成の一例を示したブロック図である。
中継装置3は、無線情報送受信部31と、情報中継部32と、CPU33と、インタフェース34と、を備える。
無線情報送受信部31は、情報処理装置1との間で、各種の情報を、無線を通じて送受するユニットである。なお、情報の種類は後述する。情報中継部32は、情報処理装置1から受信した各種の情報を表示装置2に中継するユニットである。
CPU33は、所定の制御プログラムに従って、この中継装置3を制御する。インタフェース34は、表示装置2を中継装置3に接続するためのインタフェースである。
<表示装置2の構成>
図6は、表示装置2の機能構成の一例を示したブロック図である。表示装置2は、表示画面20と、表示制御部21と、情報受付部22と、インタフェース23とを備える。表示画面20は、例えば、液晶ディスプレイによって構成されている。表示制御部21は、表示画面20における画像の表示を制御する。例えば、表示制御部21は、液晶分子の向きを制御することにより、表示画面20に画像を表示する。情報受付部22は、インタフェース23を通じて中継装置3から送られてきた各種の情報を受け付ける。なお、情報の種類については後述する。
インタフェース23は、表示装置2を中継装置3に接続するためのインタフェースである。
<座標情報生成部116の動作>
図7及び図8は、情報処理装置1の座標情報生成部116の基本動作の一例について示したフローチャートである。図9は、座標情報生成部116がマウス操作モードのときのタッチパネル101の機能構成の一例を示した図である。
まず、情報処理装置1の電源を立ち上げたときには座標情報生成部116は待機状態となる(ステップS10)。
そして、タッチパネル101がタッチパネル面上のタッチ操作を検出した際には、(ステップS11でYES)、座標情報生成部116は、当該座標情報生成部116が、第1座標生成モード、第2座標生成モード、及び第3座標生成モードのいずれにあるかに応じて、以下の処理を行う。
すなわち、座標情報生成部116は、第1座標生成モードであるときには(ステップS12でYES)、タッチされた位置の二次元座標情報と、Z1(但しZ1は正の数値)以上の高さ情報とを生成し、演算処理部108に出力する(ステップS13)。
また、座標情報生成部116は、第2座標生成モードであるときには(ステップS14でYES)、タッチされた位置の二次元座標情報と、零値の高さ情報とを生成し、演算処理部108に出力する(ステップS15)。
さらに、座標情報生成部116は、第3座標生成モードであるときには(ステップS14でNO)、タッチされた位置の二次元座標情報と、Z1未満の正の値の高さ情報とを生成し、演算処理部108に出力する(ステップS16)。
そして、座標情報生成部116は、マウス操作モードに遷移したとき(ステップS17でYES)、演算処理部108にマウス操作モード情報を出力した後(ステップS19)、以下の処理を行う。なお、座標情報生成部116が、マウス操作モードに遷移するイベントとしては、例えば、ドラッグなどによる、一定時間内のタッチパネル101におけるタッチ位置の変化が挙げられる。
座標情報生成部116は、マウス操作モードでは、タッチパネル101の左半分の領域の操作を、マウスの左ボタンの操作として扱う。具体的には、座標情報生成部116は、タッチパネル101の左半分の領域がタッチされたときには(ステップS100でYES)、マウスの左ボタンがクリックされたことを表す左クリック情報を生成し、当該左クリック情報をマウス操作情報として演算処理部108に出力する(ステップS101)。
一方で、座標情報生成部116は、タッチパネル101の右半分の領域の操作を、マウスの右ボタンの操作として扱う。具体的には、座標情報生成部116は、タッチパネル101の右半分の領域がタッチされたときには(ステップS102でYES)、マウスの右ボタンがクリックされたことを表す右クリック情報を生成し、当該右クリック情報をマウス操作情報として演算処理部108に出力する(ステップS103)。
その後、座標情報生成部116は、一定時間の間、継続してタッチパネル101のタッチ操作が検出されない場合には(ステップS104でYES)、待機状態に戻る(ステップS105)。
図10は、座標情報生成部116がマウス操作モードのときの基本動作の他の例を示したフローチャートである。座標情報生成部116は、タッチパネル101における特定操作としてシングルタップがあったときには(ステップS200でYES)、左クリックされたことを表す左クリック情報を生成し、当該左クリック情報を演算処理部108に出力する(ステップS201)。
一方で、座標情報生成部116は、タッチパネル101における特定操作としてダブルタップがあったときには(ステップS202でYES)、右クリックされたことを表す右クリック情報を生成し、当該右クリック情報を演算処理部108に出力する(ステップS203)。
その後、一定時間の間、継続してタッチパネル101のタッチ操作が検出されない場合には(ステップS204でYES)、座標情報生成部116は待機状態に戻る(ステップS205)。
図11は、座標情報生成部116がマウス操作モードのときの基本動作のさらに他の例を示したフローチャートである。座標情報生成部116は、タッチパネル101におけるタッチ位置が変化した場合には(ステップS300のYES)、その変化量を表す変化量情報をマウス操作情報として演算処理部108に出力する(ステップS301)。
そして、座標情報生成部116は、一定時間の間、継続してタッチパネル101のタッチ操作が検出されない場合には(ステップS302でYES)、待機状態に戻る(ステップS303)。
次に、座標情報生成部116における座標生成モード遷移処理について説明する。図12は、座標情報生成部116における座標生成モード遷移処理について示したフローチャートである。
座標情報生成部116は、待機状態において(ステップS300)、タッチパネル101のタッチパネル面が1本の指で操作されたときには(ステップS301でYES)、第1座標生成モードとなる(ステップS302)。一方で、待機状態でタッチパネル面が2本の指で操作されたときには(ステップS301でNO、ステップS303でYES)、座標情報生成部116は、タッチされた位置のそれぞれの平面座標情報を生成して、演算処理部108に出力する(ステップS304)。
このとき、演算処理部108は、画像出力部119から出力されている画像に、タッチされた位置のそれぞれの平面座標情報で表される2つの座標位置にカーソル画像(例えば、カーソル画像CU2;図13B参照)を重畳させる。
その後、受付部116Bが第1特定操作1160A(図4参照)を受け付けたとき(ステップS305でYES)、座標情報生成部116は、第2座標生成モードに遷移する(ステップ306)。
このとき、第1特定操作1160Aが、“第1座標生成モードへの遷移の要因となったタッチとは別の指によるタッチ操作”である場合には、別の指によるタッチ位置を示す平面座標を元に平面座標情報を生成し、演算処理部108に出力する。
一方、受付部116Bが第2特定操作1180B(図4参照)を受け付けたとき(ステップS309でYES)、第3座標生成モードに遷移する(ステップS310)。
座標情報生成部116は、第2座標生成モードになってから(ステップS306)、第1座標生成モードへの遷移条件が成立した場合には(ステップS307でYES)、第1座標生成モードに遷移する(ステップS302)。
ここにおいて、“第2座標生成モードから第1座標生成モードへの遷移条件”としては、例えば、“第1操作キー11Aの押し操作の中止”、“タッチパネル101の同一位置における一定時間の継続したタッチの後、当該タッチが解除されたこと”、“タッチパネル101上においてユーザの指を同一位置で静止させる操作を継続した後、さらに一定時間以内のタッチ解除後にタッチパネル101を再度タッチする一連の操作の後にタッチが解除されたこと”、及び、“第2座標生成モードへの遷移の要因となっている指先のタッチの解除”が挙げられる。
また、第2座標生成モードにおいて、第1座標生成モードへの遷移条件が成立しない場合には(ステップS307でNO)、待機状態への遷移条件が成立すれば(ステップS308でYES)、座標情報生成部116は待機状態へ戻る(ステップS300)。
ここにおいて、“待機状態への遷移条件”としては、例えば、“タッチパネル101が一定時間の間継続してタッチされないこと”、及び、“第2座標生成モードへの遷移の要因となっている指先のタッチの一定時間以上の解除”が挙げられる。
座標情報生成部116は、第3座標生成モードに遷移してから(ステップS310)、受付部116Bが第3特定操作1160C(図4参照)を受け付けたときには(ステップS311でYES)、第2座標生成モードに遷移する(ステップS314)。
このとき、第3特定操作1160Cが、“第3座標生成モードへの遷移の要因となったタッチをしている指とは別の指によるタッチ操作”である場合には、別の指によるタッチ位置を示す平面座標を元に平面座標情報を生成し、演算処理部108に出力する。
一方で、座標情報生成部116は、第3座標生成モードに遷移してから(ステップS310)、第1座標生成モードへの遷移条件が成立したときには(ステップS312でYES)、第1座標生成モードに遷移する(ステップS302)。
ここにおいて、“第3座標生成モードから第1座標生成モードへの遷移条件”としては、例えば、“タッチパネル101の同一位置における一定時間の継続したタッチを検出した後、タッチ位置が変化した場合、或いはタッチが解除された場合”、“第3座標生成モードの要因となっている指先の解除”、及び“タッチパネル101上におけるタッチ位置の変化を早くする操作”が挙げられる。
そして、座標情報生成部116は、第3座標生成モードに遷移してから(ステップS310)、待機状態への遷移条件が成立したときには(ステップS313でYES)、待機状態に戻る(ステップS300)。
ここにおいて、“第3座標生成モードから待機状態への遷移条件”としては、例えば、“一定時間の間継続してタッチが検出されないこと”、及び、“第3座標生成モードの要因となっている指先のタッチの一定時間以上の解除”が挙げられる。
また、座標情報生成部116は、第2座標生成モードになってから(ステップS314)、第3座標生成モードへの遷移条件が成立したときには(ステップS315でYES)、第3座標生成モードに遷移する(ステップS310)。
ここにおいて、“第2座標生成モードから第3座標生成モードへの遷移条件”としては、例えば、“第2操作キー11Bの押し操作の停止”、“タッチパネル101の同一位置における一定時間の継続したタッチを検出した後、前記タッチが解除されたこと”、及び、“一定時間以内のタッチ解除後にタッチパネル101を再度タッチする操作がなされ、当該タッチが解除されたこと”が挙げられる。
そして、座標情報生成部116は、第2座標生成モードに遷移してから(ステップS314)、待機状態への遷移条件が成立したときには(ステップS316でYES)、待機状態に戻る(ステップS300)。
ここにおいて、“第2座標生成モードから待機状態への遷移条件”としては、“一定時間の間、継続してタッチパネル101がタッチされないこと”、及び“第2座標生成モードへの遷移の要因となっている指先のタッチの一定時間以上の解除”が挙げられる。
<演算処理部108の動作>
図13は、演算処理部108の基本動作の一例について示したフローチャートである。
図14A及び図14Bは、表示装置2に表示されている画像にカーソル画像を重畳させる動作について説明するための図である。なお、図14Aはカーソル画像が重畳されていない画像を表し、図14Bはカーソル画像が重畳されている画像を表している。図15は、マウスカーソル画像の一例を示した図である。
まず、演算処理部108は、メモリ107に予め記憶されており、且つ情報処理装置1の液晶ディスプレイ10に表示されている画像(例えば、図14Aに示す画像)を表す画像情報の出力を開始する(ステップS400)。
そして、座標情報生成部116からは、図7のフローチャートに示すように、演算処理部108に対して、二次元座標情報と高さ情報(Z)とが出力されているので、演算処理部108は、これらを受けたとき(ステップS401でYES)、以下のように動作する。
すなわち、演算処理部108は、一定値Z1(但しZ1は正の値)以上の高さ情報を受信したときには(ステップS402でYES)、出力中の画像に、受信した二次元座標情報で表される座標位置に第1カーソル画像CU1を重畳させた画像を、中継装置3を介して表示装置2に出力する(ステップ403)。このとき、表示装置2の表示画面20には、図14Bの(a)に示されるように、第1カーソル画像CU1が重畳された画像が表示される。
また、演算処理部108は、零値の高さ情報を受信したときには(ステップS404でYES)、出力中の画像に、受信した二次元座標情報で表される座標位置に第2カーソル画像CU2を重畳させた画像を、中継装置3を介して、表示装置2に出力する(ステップS405)。このとき、表示装置2の表示画面20には、図14Bの(b)に示されるように、第2カーソル画像CU2が重畳された画像が表示される。
さらに、演算処理部108は、0を超え一定値Z1(但しZ1は正の値)未満の高さ情報を受信したときには(ステップS406でYES)、出力中の画像に、受信した二次元座標情報で表される座標位置に第3カーソル画像CU3を重畳させた画像を、中継装置3を介して、表示装置2に出力する(ステップS407)。このとき、表示装置2の表示画面20には、図14Bの(c)に示されるように、第3カーソル画像CU3が重畳された画像が表示される。
そして、演算処理部108は、座標情報生成部116から先述したマウス操作モード情報を受信したときには(ステップS408でYES)、出力中の画像に、マウスカーソル画像CU4(図15参照)を重畳させた画像を、中継装置3を介して、表示装置2に出力する(ステップS409)。
そして、演算処理部108は、座標情報生成部116から先述したマウス操作情報を受信したときには(ステップS410でYES)、当該マウス操作情報に基づいた処理を行う(ステップS411)。
例えば、演算処理部108は、マウス操作情報に基づいた処理として、座標情報生成部116から左クリック情報が出力されてきた場合には、左クリックがなされたものとして所定の処理を行う。一方、座標情報生成部116から右クリック情報が出力されてきた場合には、演算処理部108は、右クリックがなされたものとして所定の処理を行う。
或いは、演算処理部108は、座標情報生成部116からマウス操作情報として、タッチパネル101におけるタッチ位置の変化量を表す変化量情報を受信したときには、当該変化量情報で表される変化量の分だけ座標位置を移動させたマウスカーソル画像CU4を、出力中の画像に重畳させる。
なお、演算処理部108は、図14Bに示すように、第1カーソル画像CU1、第2カーソル画像CU2、及び、第3カーソル画像CU3の各々の形状及び色を異ならせている。図14Bの(a)に示す第1カーソル画像CU1は丸で表されており、図14Bの(b)に示す第2カーソル画像CU2はハッチング入りの四角形で表されており、図14の(c)に示す第3カーソル画像CU3は白抜きの四角形で表されている。
<効果>
以上に説明したように、本実施の形態1によると、タッチパネル101をタッチ操作すると、このタッチ操作に連動して、表示装置2における画像にカーソル画像CU1〜CU3が重畳される。
そのため、ユーザに、情報処理装置1における液晶ディスプレイ10が、あたかも表示装置2に存在するかのように思わせることができる。また、情報処理装置1におけるタッチパネル101が、あたかも表示装置2に存在するかのように思わせることもできる。
その結果、ユーザは、情報処理装置1に目を落とすことなく、表示装置2の表示画面20を見ながら、表示装置2の画像中にカーソル画像CU1〜CU3を表示させることができる。これにより、使い勝手の良い情報処理装置1を提供することができる。
また、この構成によると、タッチパネル101は液晶ディスプレイ10と一体的に構成されることによってマウス操作相当機能を実現するので、情報処理装置1のタッチパネル面においてタッチ位置を移動させれば、これに連動して、表示装置2におけるマウスカーソルCU4が移動する。
そのため、タッチパネル101におけるタッチ位置の移動操作を、あたかも、表示装置2の表示画面20上で行っているように、ユーザに思わせることができる。
その結果、ストレスなくマウスカーソルCU4を移動させることができるので、使い勝手の良い情報処理装置1を提供することができる。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2について説明する。なお、情報処理装置1、表示装置2、及び中継装置3の基本構成は、先述の構成と同様である。ただし、タッチパネル101(図2参照)の機能が異なる。
実施の形態2では、タッチパネル101は、タッチパネル面における指先のタッチ位置を検出する機能と共に、タッチパネル面の上空に存在する指先のタッチパネル面に対する高さを検出する機能を有する。
すなわち、タッチパネル101は、タッチパネル面の上空の一定高さ以内の三次元空間内に指先が位置している場合には、指先の三次元位置情報を座標情報生成部116に出力する。
また、座標情報生成部116は、先述の、第1座標生成モード、第2座標生成モード、及び第3座標生成モードのほかに、3D操作モード、及び、2D操作モードを有している。
さらに、演算処理部108は、以下に示すように、3D操作モード情報1081A、2D操作モード情報1081B、及びマウス操作モード情報1081Cのいずれかを、座標情報生成部116に出力する。
<座標情報生成部116の動作>
図16は、本発明の実施の形態2に係る情報処理装置1の座標情報生成部116の基本動作の一例を示したフローチャートである。図17は、本発明の実施の形態2において表示装置2に表示されるカーソル画像の一例を示した図である。
座標情報生成部116は、演算処理部108から3D操作モード情報1081A(図3参照)を受信したときには(ステップS500でYES)、3D操作モードとなる(ステップS501)。ここにおいて、演算処理部108が3D操作モード情報1081Aを出力するのは、例えば、演算処理部108がアプリケーションプログラム1080A(図3参照)を実行しているときが挙げられる。
座標情報生成部116は、3D操作モードでは、タッチパネル101上空の一定高さ以内の三次元空間内の指先の三次元位置情報を表す立体座標情報を生成し、演算処理部108に出力する。演算処理部108は、タッチパネル101上空の指先のX−Y座標位置情報を認識し、その座標位置情報で表される座標位置を判断する。また、演算処理部108は、立体座標位置を用いて、指先のタッチパネル101からの高さ情報を認識する。
演算処理部108は、画像出力部119が出力中の画像中に、高さ情報に応じたカーソル画像を、判断済みの座標位置に重畳させる。
なお、3D操作モードで表示するカーソル画像CU5は、図16に示すように、2D操作モードにおけるカーソル画像CU1〜CU3とは異なる色及び形状であることが望ましい。
また、座標情報生成部116は、演算処理部108から2D操作モード情報1081B(図3参照)を受信したとき(ステップS502のYES)、2D操作モードとなる(ステップS503)。ここにおいて、演算処理部108が2D操作モード情報1081Bを出力するのは、例えば、演算処理部108がアプリケーションプログラム1080B(図3参照)を実行しているときが挙げられる。
座標情報生成部116は、2D操作モードとなった場合には、タッチパネル101から出力された指先の三次元位置情報を利用せずに、タッチパネル101のタッチパネル面における指先の座標位置を表す平面座標情報を利用して、先述した実施の形態1と同様の処理を行う。
さらに、座標情報生成部116は、演算処理部108からマウス操作モード情報1081C(図3参照)を受信したときには(ステップS504でYES)、マウス操作モードとなる(ステップS505)。ここにおいて、演算処理部108がマウス操作モード情報1081Cを出力するのは、例えば、演算処理部108がアプリケーションプログラム1080C(図3参照)を実行しているときが挙げられる。
座標情報生成部116は、マウス操作モードとなった場合には、先述した実施の形態1と同様の処理を行う。
<効果>
以上説明したように、本実施の形態2によると、三次元位置情報を検出可能なタッチパネル101を用いても、座標情報生成部116が2D操作モードの際には、演算処理部108及び座標情報生成部116は、実施の形態1と同様の動作を行う。
よって、三次元位置情報を検出可能なタッチパネルを使用しても、実施の形態1と同様の効果を奏することができる。
(その他の実施例等)
なお、本実施の形態1及び2では、演算処理部108を情報処理装置1に設けているが、本発明ではこの例には限られず、中継装置3や表示装置2にあってもよい。この場合は、中継装置3や表示装置2が、情報処理装置1の座標情報生成部から先述した各種の情報を受信して、当該情報に基づいて、表示装置2に表示中の画像にカーソル画像を重畳させる。
また、座標情報生成部116は、加速度センサSから出力された姿勢情報に基づいて、3D操作モード、2D操作モード、及びマウス操作モードのいずれかのモードになってもよい。なお、加速度センサSが検出する姿勢としては、例えば、把持姿勢、据え置き姿勢、水平方向での把持姿勢、縦方向での把持姿勢などが挙げられる。
また、情報処理装置1は、所定のタイミングで、振動部117(図2参照)或いは発光部118(図2参照)を作動させてもよい。なお、作動タイミングとしては、例えば、第2座標生成モードに切り替わったタイミング、第2座標生成モード中のタイミング、3D操作モードにおけるタッチ面へのタッチ中のタイミング、マウス操作モード中のタッチ面にタッチ中のタイミング、操作モードが切り替わったタイミング、情報処理装置1と中継装置3間の通信が確立したタイミング等が挙げられる。
以上、本発明の実施の形態に係る情報処理システム及び情報処理装置について説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。
例えば、また、上記の装置は、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM、RAM、ハードディスクドライブ、ディスプレイユニット、キーボード、マウスなどから構成されるコンピュータシステムとして構成されても良い。RAMまたはハードディスクドライブには、コンピュータプログラムが記憶されている。マイクロプロセッサが、コンピュータプログラムに従って動作することにより、各装置は、その機能を達成する。ここでコンピュータプログラムは、所定の機能を達成するために、コンピュータに対する指令を示す命令コードが複数個組み合わされて構成されたものである。
さらに、上記の各装置を構成する構成要素の一部または全部は、1個のシステムLSI(Large Scale Integration:大規模集積回路)から構成されているとしても良い。システムLSIは、複数の構成部を1個のチップ上に集積して製造された超多機能LSIであり、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM、RAMなどを含んで構成されるコンピュータシステムである。RAMには、コンピュータプログラムが記憶されている。マイクロプロセッサが、コンピュータプログラムに従って動作することにより、システムLSIは、その機能を達成する。
さらにまた、上記の各装置を構成する構成要素の一部または全部は、各装置に脱着可能なICカードまたは単体のモジュールから構成されているとしても良い。ICカードまたはモジュールは、マイクロプロセッサ、ROM、RAMなどから構成されるコンピュータシステムである。ICカードまたはモジュールは、上記の超多機能LSIを含むとしても良い。マイクロプロセッサが、コンピュータプログラムに従って動作することにより、ICカードまたはモジュールは、その機能を達成する。このICカードまたはこのモジュールは、耐タンパ性を有するとしても良い。
また、本発明は、上記に示す方法であるとしても良い。また、本発明は、これらの方法をコンピュータにより実現するコンピュータプログラムであるとしても良いし、上記コンピュータプログラムからなるデジタル信号であるとしても良い。
さらに、本発明は、上記コンピュータプログラムまたは上記デジタル信号をコンピュータ読み取り可能な非一時的な記録媒体、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、CD−ROM、MO、DVD、DVD−ROM、DVD−RAM、BD(Blu−ray(登録商標) Disc)、半導体メモリなどに記録したものとしても良い。また、これらの非一時的な記録媒体に記録されている上記デジタル信号であるとしても良い。
また、本発明は、上記コンピュータプログラムまたは上記デジタル信号を、電気通信回線、無線または有線通信回線、インターネットを代表とするネットワーク、データ放送等を経由して伝送するものとしても良い。
また、本発明は、マイクロプロセッサとメモリを備えたコンピュータシステムであって、上記メモリは、上記コンピュータプログラムを記憶しており、上記マイクロプロセッサは、上記コンピュータプログラムに従って動作するとしても良い。
また、上記プログラムまたは上記デジタル信号を上記非一時的な記録媒体に記録して移送することにより、または上記プログラムまたは上記デジタル信号を上記ネットワーク等を経由して移送することにより、独立した他のコンピュータシステムにより実施するとしても良い。
さらに、上記実施の形態及び上記変形例をそれぞれ組み合わせるとしても良い。
本発明は、例えば、スマートフォンと、当該スマートフォンとの間でプラットフォームに基づいた処理を行う処理装置とを含む情報処理システム、又は当該スマートフォン等に適用できる。
1 情報処理装置
2 表示装置
10 液晶ディスプレイ
11A 第1操作キー
11B 第2操作キー
20 表示画面
3 処理装置
101 タッチパネル
108 演算処理部
108A 操作モードテーブル
116 座標情報生成部
116A 特定操作テーブル
116B 受付部
117 振動部
118 発光部
1000 タッチスクリーンディスプレイ
1080A アプリケーションプログラムA
1080B アプリケーションプログラムB
1080C アプリケーションプログラムC
1081A 3D操作モード情報
1081B 2D操作モード情報
1081C マウス操作モード情報
1160A 第1特定操作
1160B 第2特定操作
1160C 第3特定操作
CU1 第1カーソル画像
CU2 第2カーソル画像
CU3 第3カーソル画像
CU4 マウスカーソル画像
CU5 3D操作モードにおけるカーソル画像
S 加速度センサ

Claims (33)

  1. タッチされた平面上の座標位置を検出するタッチパネルと、
    表示部と、
    前記表示部に表示されている画像を外部の表示装置に出力する画像出力部と、
    演算処理部と、
    前記外部の表示装置を前記画像出力部に接続して前記画像を出力させる場合に、前記タッチパネルにおける指先の座標位置を表す平面座標情報を利用する第1座標生成モードを含む複数の座標生成モードを有する座標情報生成部と、
    ある座標生成モードから別の座標生成モードに切り替えるための特定操作を受け付ける受付部を有し、前記タッチパネルにタッチされた位置の平面上の二次元座標と、前記座標生成モードに応じて予め定められた高さ情報である、前記タッチパネルのタッチパネル面に対して垂直方向の高さ情報(Z)と、を前記座標生成モードに応じて生成する座標情報生成部と、を備え、
    前記タッチパネルは透明であり、前記表示部と一体的に構成されることによってタッチスクリーンディスプレイとして機能し、
    前記演算処理部は、前記外部の表示装置を前記画像出力部に接続して画像出力させる場合に、前記タッチパネルのタッチ操作に連動して、前記座標生成モードに応じたカーソル画像を前記画像に重畳させ、前記カーソル画像が重畳された前記画像を前記表示装置に出力する
    情報処理装置。
  2. タッチされた平面上の座標位置を検出するタッチパネルと、
    表示部と、
    前記表示部に表示される画像を外部の表示装置に出力する画像出力部と、
    演算処理部と、
    前記外部の表示装置を前記画像出力部に接続して前記画像を出力させる場合に、前記タッチパネルにおける指先の座標位置を表す平面座標情報を利用する第1座標生成モードを含む複数の座標生成モードを有する座標情報生成部と、
    ある座標生成モードから別の座標生成モードに切り替えるための特定操作を受け付ける受付部を有し、前記タッチパネルにタッチされた位置の平面上の二次元座標と、前記座標生成モードに応じて予め定められた高さ情報である、前記タッチパネルのタッチパネル面に対して垂直方向の高さ情報(Z)と、を前記座標生成モードに応じて生成する座標情報生成部と、を備え、
    前記タッチパネルは透明であり、前記表示部と一体的に構成されることによってタッチスクリーンディスプレイとして機能するとともに、マウス操作相当機能を実現するタッチパッドとして機能し、
    前記演算処理部は、前記外部の表示装置を前記画像出力部に接続して画像出力させる場合に、前記タッチパネルのタッチ操作に連動してマウスカーソル画像を前記画像に重畳させ、前記マウスカーソル画像が重畳された前記画像を前記表示装置に出力する
    情報処理装置。
  3. 前記タッチパネルは、タッチパネル面における指先のタッチ位置を検出する機能と共に、前記タッチパネル面の上空に存在する指先の前記タッチパネル面に対する高さを検出する機能を併せ持ち、
    前記タッチパネル面の上空の前記指先の三次元位置情報を三次元座標情報として生成する3D操作モードと、前記タッチパネル面の上空に指先が存在する場合に検出される前記三次元位置情報を利用せずに、前記タッチパネル面における指先の座標位置を表す平面座標情報を利用する第1座標生成モードを含む複数の座標生成モードを有する2D操作モードとの2つの操作モードを持つ座標情報生成部を備え、
    前記座標情報生成部は、
    (1)前記3D操作モードの場合、前記指先が、前記タッチパネル面にタッチしている場合も含め、前記タッチパネル面上から一定高さ以内の三次元空間内に存在する場合に、前記指先の検出位置を三次元座標として生成し、
    (2)前記2D操作モードの場合、前記タッチパネルにタッチされた位置の平面上の二次元座標と、前記タッチパネル面に対して垂直方向の高さ情報(Z)とを座標生成モードに応じて生成する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記座標情報生成部は、少なくとも、第1座標生成モードと第2座標生成モードとを有し、
    前記受付部は、前記第1座標生成モードから前記第2座標生成モードに切り替えるための第1特定操作を受け付け、
    前記座標情報生成部は、
    前記第1座標生成モードでは、前記高さ情報として、正値を与え、
    前記第2座標生成モードでは、前記高さ情報として、零値を与える
    請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記座標情報生成部は、少なくとも、前記第1座標生成モード、第2座標生成モード、及び第3座標生成モードを有し、
    前記受付部は、少なくとも、前記第1座標生成モードから前記第3座標生成モードに切り替えるための第2特定操作と、前記第3座標生成モードから前記第2座標生成モードに切り替えるための第3特定操作とを受け付け、
    前記座標情報生成部は、
    前記第1座標生成モードでは、前記高さ情報として、一定値以上の正値を与え、
    前記第2座標生成モードでは、前記高さ情報として、零値を与え、
    前記第3座標生成モードでは、前記高さ情報として、一定値未満の正値を与える
    請求項3に記載の情報処理装置。
  6. 前記座標情報生成部は、
    前記タッチパネルが少なくとも2本の指先によってタッチされたことが検出された場合には、タッチ位置のそれぞれの座標を生成する
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記座標情報生成部は、
    少なくとも前記情報処理装置が起動後は何れの座標生成モードでもない待機状態であり、
    前記待機状態から、前記タッチパネルが少なくとも1本の指先でタッチされたことを検出した場合には、第1座標生成モードに遷移する
    請求項4〜6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  8. 前記座標情報生成部は、
    前記第1座標生成モードで前記受付部が第1特定操作を受け付けた場合には、前記第2座標生成モードに遷移する
    請求項4〜7のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  9. 前記座標情報生成部は、
    前記第1座標生成モードで前記受付部が第2特定操作を受け付けた場合には、前記第3座標生成モードに遷移する
    請求項5に記載の情報処理装置。
  10. 前記座標情報生成部は、
    前記第3座標生成モードで前記受付部が前記第3特定操作を受け付けた場合には、前記第2座標生成モードに遷移する
    請求項5に記載の情報処理装置。
  11. 前記座標情報生成部は、
    前記第1座標生成モード、前記第2座標生成モード、及び前記第3座標生成モードのいずかにおいて、前記タッチパネルにおいて一定時間の間継続してタッチを検出しない場合には、待機状態となる
    請求項5に記載の情報処理装置。
  12. さらに、
    前記座標情報生成部を前記第1座標生成モードから前記第2座標生成モードに遷移させることができる第1操作キーを備え、
    前記座標情報生成部は、前記受付部が前記第1特定操作として前記第1操作キーが操作されたことを受け付けた場合には、前記第2座標生成モードに遷移し、前記第1操作キーの操作を受け付けなくなった場合には、第1座標生成モードに遷移する
    請求項8に記載の情報処理装置。
  13. さらに、
    前記座標情報生成部は、
    前記第1座標生成モードにおいて、前記第1特定操作として、前記タッチパネルが、当該タッチパネルの同一位置における一定時間の継続したタッチを検出した場合には、前記第2座標生成モードに遷移し、前記タッチが解除された場合には、前記第1座標生成モードに遷移する
    請求項8に記載の情報処理装置。
  14. 前記第1特定操作は、前記タッチパネル上においてユーザの指を同一位置で静止させる操作を継続した後、さらに一定時間以内のタッチ解除後に前記タッチパネル上において前記平面を再度タッチする一連の操作であり、
    前記座標情報生成部は、前記第1座標生成モードで前記受付部が前記第1特定操作を受け付けたときには、前記第2座標生成モードに遷移し、前記タッチが解除された場合には、前記第1座標生成モードに遷移する
    請求項8に記載の情報処理装置。
  15. 前記第1特定操作は、前記第1座標生成モードへの遷移の要因となったタッチをしている指とは別の指による前記平面へのタッチ操作であり、
    前記座標情報生成部は、
    前記第2座標生成モードへの遷移の要因となったタッチをしている指のタッチ位置を示す平面座標を元に平面座標情報を生成し、
    前記第2座標生成モードへの遷移の要因となっている指先のタッチの解除によって、前記第1座標生成モードに遷移し、
    前記第2座標生成モードへの遷移の要因となっている指先のタッチの一定時間以上の解除によって、待機状態に遷移する、
    請求項8に記載の情報処理装置。
  16. 前記座標情報生成部は、
    前記第1座標生成モードにおいて、前記第2特定操作として、前記タッチパネルが、当該タッチパネルの同一位置における一定時間の継続したタッチを検出した場合には、前記第3座標生成モードに遷移し、
    タッチ位置が変化した場合、或いは前記タッチが解除された場合には、前記第1座標生成モードに遷移する
    請求項5に記載の情報処理装置。
  17. さらに、
    前記座標情報生成部を前記第3座標生成モードから前記第2座標生成モードに遷移させることができる第2操作キーを備え、
    前記座標情報生成部は、
    前記受付部が前記第3特定操作として前記第2操作キーが操作されたことを受け付けた場合には、前記第2座標生成モードに遷移し、その後、前記第2操作キーの操作を受け付けなくなった場合には、前記第3座標生成モードに遷移する
    請求項5又は10に記載の情報処理装置。
  18. 前記座標情報生成部は、さらに、
    前記第3座標生成モードにおいて、前記第3特定操作として、前記タッチパネルが、当該タッチパネルの同一位置における一定時間の継続したタッチを検出した場合には、前記第2座標生成モードに遷移し、その後、前記タッチが解除された場合には、前記第3座標生成モードに遷移する
    請求項5に記載の情報処理装置。
  19. 前記第3特定操作は、一定時間以内のタッチ解除後に前記タッチパネル上において前記平面を再度タッチする一連の操作であり、
    前記座標情報生成部は、前記第3座標生成モードで前記受付部が前記第3特定操作を受け付けたときには、前記第2座標生成モードに遷移し、その後、前記タッチが解除された場合には、前記第3座標生成モードに遷移する
    請求項5又は10に記載の情報処理装置。
  20. 前記第3特定操作は、前記第1座標生成モード及び前記第3座標生成モードへの遷移の要因となったタッチをしている指とは別の指による前記平面へのタッチ操作であり、
    前記座標情報生成部は、
    前記第3座標生成モードへの遷移の要因となったタッチをしている指のタッチ位置を示す平面座標を元に平面座標情報を生成し、
    前記第3座標生成モードの要因となっている指先のタッチの解除によって、前記第1座標生成モードに遷移し、
    第3座標生成モードの要因となっている指先のタッチの一定時間以上の解除によって、待機状態に遷移する
    請求項5に記載の情報処理装置。
  21. 前記座標情報生成部は、さらに、マウス操作モードを有しており、
    前記マウス操作モードでは、前記タッチパネルの特定領域に、マウスの左ボタン、及び右ボタンのそれぞれを割り当てる
    請求項1〜20のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  22. 前記座標情報生成部は、さらに、マウス操作モードを有しており、
    前記マウス操作モードでは、前記タッチパネルに対する特定操作を、マウスの左ボタン操作、及び、右ボタン操作のそれぞれとして取り扱う
    請求項1〜21のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  23. 前記特定操作は、前記タッチパネルに対するシングルタップとダブルタップとであり、
    前記シングルタップが前記左ボタンのクリックに相当し、
    前記ダブルタップが前記右ボタンのクリックに相当する
    請求項22に記載の情報処理装置。
  24. 前記演算処理部は、前記画像出力部によって、前記外部の表示装置に前記画像を出力させる場合に、前記座標情報生成部から平面座標情報及び前記高さ情報を受信したときには、
    前記高さ情報が設定値以上の正値であれば第1カーソルを表す画像を前記画像出力部によって出力させ、
    前記高さ情報が零値であれば第2カーソルを表す画像を前記画像出力部によって出力させ、
    前記高さ情報が設定値未満の正値であれば第3カーソルを表す画像を前記画像出力部によって出力させる
    請求項1に記載の情報処理装置。
  25. 前記第1カーソルの画像、前記第2カーソルの画像、及び前記第3カーソルの画像の各々は、形状及び色の少なくとも一方が異なっている
    請求項24に記載の情報処理装置。
  26. 前記演算処理部は、
    前記座標情報生成部が前記マウス操作モードを実行している際には、前記画像出力部によって、マウスカーソル画像を出力させる
    請求項21〜25のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  27. 前記演算処理部は、前記座標情報生成部が、前記タッチパネル面の上空の前記指先の三次元位置情報を三次元座標情報として生成する3D操作モードの際と、前記タッチパネル面の上空に指先が存在する場合に検出される前記三次元位置情報を利用せずに、前記タッチパネル面における指先の座標位置を表す平面座標情報を利用する第1座標生成モードを含む複数の座標生成モードを有する2D操作モードの際との間では、前記画像出力部によって出力される前記カーソル画像の形状及び色のいずれか一方を異ならせる
    請求項24又は25に記載の情報処理装置。
  28. 前記演算処理部には、前記タッチパネルによる操作を受け付ける複数のプログラムが予めインストールされており、
    前記演算処理部は、前記外部の表示装置に前記画像出力部を接続して前記画像を出力させる場合、前記各プログラムの実行中に、当該プログラムの実行状態、又は、実行されている個別のプログラムに応じて、前記タッチパネル面の上空の前記指先の三次元位置情報を三次元座標情報として生成する3D操作モード、前記タッチパネル面の上空に指先が存在する場合に検出される前記三次元位置情報を利用せずに、前記タッチパネル面における指先の座標位置を表す平面座標情報を利用する第1座標生成モードを含む複数の座標生成モードを有する2D操作モード、及びマウス操作モードのいずれかを表す操作モード情報を前記座標情報生成部に出力する
    請求項1〜27のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  29. 前記座標情報生成部は、前記情報処理装置の姿勢を表す姿勢情報によって、3D操作モード、2D操作モード、及びマウス操作モードのいずれかの操作モードとなる
    請求項1〜28のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  30. さらに、
    前記情報処理装置の姿勢を検出し、検出した姿勢を表す前記姿勢情報を出力する加速度センサを備える
    請求項29に記載の情報処理装置。
  31. さらに、所定のタイミングで振動する振動部を備える
    請求項1〜30のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  32. さらに、所定のタイミングで発光する発光部を備える
    請求項1〜31のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  33. 請求項1〜32のいずれか1項に記載の情報処理装置と、
    前記情報処理装置から出力された、前記カーソル画像が重畳された前記画像を表示する表示装置と、を備える
    情報処理システム。
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