JP2014219456A - カラオケシステム - Google Patents

Abstract

【課題】カラオケで特定の歌唱者が多く予約したり、カラオケ開始後遅れて到着した参加者がいても、すべての参加者が平等に歌唱できるカラオケシステムを提供する。【解決手段】予約曲の曲順を決めるにあたって、曲目全体の予約順ではなく、予約済みの全参加者が１曲ずつ一順するようなロジックを構成するため、歌唱者毎の予約を予約順に保持する待機用待ち行列と、各歌唱者につき１曲ずつまでしか保持しない歌唱待ち行列を組み合わせることにより、同一歌唱者が続かないよう、また途中参加者も早い機会に歌唱できる。【選択図】図６

Description

この発明は、リモコン端末装置から選曲予約が可能な機能を備えたカラオケ装置に関するものである。

一般的なカラオケ装置は、利用者のリクエスト曲を受け付けると演奏の予約を待ち行列で管理し、その順に取り出してカラオケ演奏するが、カラオケ演奏の際は、得てして特定の人だけが曲をどんどんリクエストする傾向があり、歌唱する機会にばらつきが生じることが多い。また遅れて参加した人は、すでに多くの予約の後に自分の予約を入れることになり、歌い始めるのがずっと後になってしまうことも多かった。

この問題を解決するために各種提案がなされている。

特開２００６−３３７４０４号公報 特許４５４７３０５号公報 特許４２３０４２２号公報

特許文献１は、各利用者毎に効率的に速やかに予約変更および／または予約順番の入換えを行い、利用者はその場の雰囲気や歌唱時間がなかった等の各自の予約変更を簡単明瞭に行えるカラオケシステムの提供を目的としている。

特許文献２は、一般的にカラオケ装置は、演奏曲を予約された順番に順次演奏をするものであり、すでにある待ち行列は個人毎に変更できなかった。そこで本発明は、利用者毎の括りの中で演奏曲の変更および入換えを行うことができ、かつ当初の待ち行列の順番を変えずに登録できるカラオケ演奏装置の構築を目的とし、各利用者が演奏予約した楽曲を、利用者ＩＤ識別機能を用いて、演奏予約待ち行列から、各利用者毎の個別の予約曲を登録順に抽出し、予約曲変更および／または予約順番の入換えを行い、変更後、演奏予約待ち行列に戻し再編することにより上記課題を解決する。

特許文献３は、演奏予約の有無に関わらず参加者全員に歌唱機会を平等に与えることを目的としており、予約がない参加者に予約を促すことが発明の趣旨である。

特許文献１乃至２の発明においては、手動で演奏順を変更する提案であり、特許文献３は予約していない参加者に予約を促すことが目的である。しかし遅れて参加した人は、すでに多くの予約の後に自分の予約を入れることになり、歌い始めるのがずっと後になってしまうことも多いという課題は解決されていない。

本発明では、カラオケ装置と、カラオケ装置を操作する任意数の１アカウント１台、あるいは複数アカウントで１台のリモコン端末装置とを接続し、複数のアカウントを持つことができるカラオケシステムであって、
歌唱予約の管理において、
各アカウント毎に予約した順で任意数の曲を持つことができる待機用待ち行列と、
ひとつの歌唱待ち行列と
を持ち、
あるアカウントから楽曲が入力された場合、当該楽曲をそのアカウントの待機用待ち行列の最後尾に登録する楽曲登録手段と、
待機用待ち行列から歌唱待ち行列に楽曲を移動させる楽曲移動手段と、
歌唱待ち行列から曲を取り出す楽曲取り出し手段と、
取り出した楽曲を演奏する楽曲演奏手段と、
歌唱待ち行列から楽曲を削除する楽曲削除手段と
を持ち、
前記楽曲登録手段は、上記選曲入力手段よりあるアカウントで楽曲が入力された場合、当該楽曲を当該アカウントの待機用待ち行列の最後尾に登録する。なおそのアカウントの待機用待ち行列がない場合は、これを作成した上でその待機用待ち行列に楽曲を登録し、
前記楽曲移動手段は、歌唱待ち行列に楽曲が登録されていないアカウントがあるときは、そのアカウントの待機用待ち行列の最先の楽曲を歌唱待ち行列の最後尾に移動し、
前記楽曲取り出し手段は、歌唱待ち行列の最先に登録の楽曲を取り出して、前記楽曲演奏手段に渡し、
前記楽曲削除手段は、楽曲演奏手段に渡された楽曲を歌唱待ち行列から削除することを特徴としている。

本発明によれば、カラオケで特定の歌唱者が多く予約したり、カラオケ開始後遅れて到着した参加者がいても、すべての参加者が平等に歌唱できる。

本発明の一実施例によるネットワーク接続を示す説明図。 本発明の一実施例による歌唱待ち行列と待機用待ち行列（１曲目演奏中）。 本発明の一実施例による歌唱待ち行列と待機用待ち行列（１曲目終了時）。 本発明の一実施例による歌唱待ち行列と待機用待ち行列（２曲目演奏中）。 本発明の一実施例による歌唱待ち行列と待機用待ち行列（新規アカウント予約時）。 本発明の一実施例による歌唱待ち行列と待機用待ち行列（新規アカウントを加味した再生順特定時）。

本発明の実施例を請求項２の例で示す。歌唱予約の管理において、各アカウント毎に予約した順で任意数の曲を持つことができる待機用待ち行列と、
ひとつの歌唱待ち行列とをもち、
上記選曲入力手段より楽曲が入力された場合、楽曲をそのアカウントの待機用待ち行列の最後尾に登録する楽曲登録手段をもつ。図２の例では、アカウント甲、乙、丙が選曲予約を行い、選曲順は、Ａ→Ｂ→Ｃ→Ｄ→Ｅ→Ｆ→Ｇ→Ｈ→Ｉであった。
ここで、Ａ、Ｂ、Ｃはアカウント甲の選曲、
Ｄ、Ｆ、Ｇはアカウント乙の選曲、
Ｅ、Ｈ、Ｉはアカウント丙の選曲とする。
待機用待ち行列１１、１２、１３には各アカウントの予約曲がアカウント毎の予約順に登録され、歌唱待ち行列１０には、各アカウントの最先の予約曲が登録されている。
ここで、甲が予約した楽曲Ｂ、Ｃは、乙や丙が予約した楽曲よりも先に予約されているが、歌唱待ち行列１０は各アカウント１曲しか保持することができないので、甲の２曲目以降よりも乙、丙の１曲目が先に演奏されるので、歌唱順はＡ→Ｄ→Ｅとなる。
楽曲取り出し手段は、歌唱待ち行列１０の最先の曲Ａを取り出し、楽曲演奏手段へ渡し、楽曲の演奏を開始する。
曲Ａの演奏を終了すると、楽曲削除手段は歌唱待ち行列１０から曲Ａを削除する。（図３）
このため、歌唱待ち行列１０中の先頭の曲は曲Ｄとなり、楽曲取り出し手段は曲Ｄを取り出して楽曲演奏手段へ渡し、曲Ｄの演奏が開始される。このとき歌唱待ち行列１０にアカウント甲の曲がなくなるため、楽曲移動手段はアカウント甲の待機用待ち行列１１の先頭にある曲Ｂを歌唱待ち行列１０の最後尾へ移動させる。同時に曲Ｃがアカウント甲の待機用待ち行列１１の次の先頭曲となる。（図４）
ここで、新規の歌唱者が加わり、新規に曲Ｊを予約したとすると、楽曲登録手段は、新規アカウント丁の待機用待ち行列１４を作成し、曲Ｊをその最後尾（アカウント丁としては初めての予約なので先頭）に登録する。（図５）
この時、歌唱待ち行列１０にはアカウント丁の楽曲は入っていないため、楽曲移動手段は、アカウント丁の待機用待ち行列１４の最先の曲Ｊを歌唱待ち行列１０の最後尾に移動する。
これにより、曲Ｄの歌唱終了後の歌唱順は、（Ａ→Ｄ）→Ｅ→Ｂ→Ｊと特定される。（図６）

なお、カラオケ店においてユーザアカウントの運用は、個人ごと・テーブルごと等様々なケースがあり、ユーザアカウントとカラオケ装置の組み合わせも多岐に渡り、アカウントに関係なく予約順に楽曲演奏する従来型がよいとするケースも考えられるため、通常の予約順で演奏するカラオケシステムにおいて、本発明をひとつのモードとして機能を組み込むものであってもよい。

１…カラオケ装置
２、３、４…リモコン端末装置
５、６、７、８、９…利用者
１０…歌唱待ち行列
１１…甲の待機用待ち行列
１２…乙の待機用待ち行列
１３…丙の待機用待ち行列
１４…丁の待機用待ち行列

Claims (2)

1. １台で複数アカウントを持つことのできるリモコン端末装置／アプリを使用し、カラオケ装置と、カラオケ装置を操作する任意数の１アカウント１台、あるいは複数アカウントで１台のリモコン端末装置とを接続し、複数のアカウントを持つことができるカラオケシステムであって、
   歌唱予約の管理において、
   各アカウント毎に予約した順で任意数の曲を持つことができる待機用待ち行列と、
   ひとつの歌唱待ち行列とをもち、
   あるアカウントから楽曲が予約された場合、当該楽曲をそのアカウントの待機用待ち行列の最後尾に登録する楽曲登録手段と、
   待機用待ち行列から歌唱待ち行列に楽曲を移動させる楽曲移動手段と、
   歌唱待ち行列から曲を取り出す楽曲取り出し手段と
   取り出した楽曲を演奏する楽曲演奏手段と、
   歌唱待ち行列から楽曲を削除する楽曲削除手段とを持ち、
   前記楽曲移動手段は、歌唱待ち行列に楽曲が登録されていないアカウントがあるときは、そのアカウントの待機用待ち行列の中の最先の楽曲を歌唱待ち行列の最後尾に移動し、
   前記楽曲取り出し手段は、歌唱待ち行列の最先の楽曲を取り出して、前記楽曲演奏手段に渡し、
   前記楽曲削除手段は、楽曲演奏手段に渡された楽曲を歌唱待ち行列から削除することを特徴とするカラオケシステム。
2. 前記楽曲削除手段は、楽曲演奏手段に渡された楽曲を当該楽曲の演奏が終了したときに、歌唱待ち行列から削除することを特徴とする請求項１のカラオケシステム。

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