JP2014218172A - ハイブリッド車両 - Google Patents

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伸岳 鈴木
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Abstract

【課題】ブレーキペダルとアクセルペダルの双方の踏み込みをゼロとするような場合において、運転性を損なうことなく燃料噴射量を抑制する。【解決手段】ハイブリッド車両1は、エンジン10と、エンジン10の駆動力を駆動輪4bに伝達するクラッチ12と、エンジン10に連結された電動発電機13と、エンジン10の燃料噴射量を制御するエンジン制御手段11と、クラッチ12を接断制御するクラッチ制御手段18と、電動発電機13を制御する電動機制御手段17とを備える。エンジン制御手段11は、ブレーキペダル31及びアクセルペダル2の双方の踏み込み量がゼロの慣性走行時に燃料噴射量をゼロにするように構成され、クラッチ制御手段18は、慣性走行時にクラッチ12を接続させるように構成され、電動機制御手段17は、慣性走行時に電動発電機13により所定の値のトルクでエンジン10を駆動させるように構成される。【選択図】 図1

Description

本発明は、エンジンと電動発電機のいずれか一方又は双方の駆動力により走行するハイブリッド車両に関するものである。
従来、エンジンの出力軸に電動発電機を結合し、この電動発電機にトランスミッションを連結させたハイブリッド車両が提案されている(例えば、特許文献1及び2参照。)。このようなハイブリッド車両では、その電動発電機の回転駆動力を駆動出力としてトランスミッションに伝達し、トランスミッションの駆動出力をディファレンシャル装置から駆動輪に伝達するように構成される。このため、このようなハイブリッド車両では、エンジン又は電動発電機のいずれか一方又は双方の回転駆動力により走行するとともに、ブレーキペダルを踏み込む減速操作時には、回転する駆動輪により電動発電機が駆動されて、走行する車両の運動エネルギーを電気エネルギーとして回収している。このように、運動エネルギーを電気エネルギーとして回収し、その後の走行に利用することによりエネルギーの有効活用がなされ、燃料消費量を抑制し得るとしている。
特開2002−67706号公報 特開2004−116363号公報
ここで、このようなハイブリッド車両を走行させると、減速させる積極的な意思はないのでブレーキペダルを踏み込むことはしないけれども、加速させる意思もないのでアクセルペダルの踏み込み量をゼロにして、車両をその慣性により走行させるような場合がある。このようにブレーキペダルとアクセルペダルの双方の踏み込みをゼロとするような操作は、特に車両を比較的高速で継続的に走行させる高速道路において、その頻度が高い。このため、このような操作が行われた慣性走行時には、エンジンと電動発電機の間に設けられたクラッチ、又は電動発電機とトランスミッションの間に設けられたクラッチを切断して、その車両を慣性により走行させるとともに、その慣性走行時における燃料噴射量を抑制することが考えられる。
しかし、慣性走行時にクラッチを切断すると、その後にアクセルペダルが踏み込まれるとクラッチを再び接続することになり、このクラッチの接断に伴うエネルギ消費によって、燃料消費量が悪化する不具合がある。
また、慣性走行時にクラッチを切断して燃料噴射量を抑制すると、エンジンの回転数は低下することになる。すると、駆動輪の回転に伴ってクラッチが接続された場合にあるべきエンジンの回転速度と、エンジンの実際の回転速度とが異なる事態となる。このため、その慣性走行時から車両を加速すべきアクセルペダルが再び踏み込まれると、エンジンの実際の回転速度を、駆動輪の回転に伴ってクラッチが接続された場合にあるべきエンジンの回転速度に一致させた後に、再びクラッチを接続して、エンジンの駆動力を駆動輪に伝達する必要が生じる。よって、車両を加速すべきアクセルペダルを再び踏み込んだとしても、クラッチを直ちに接続することはできずに、クラッチの応答性が損なわれる不具合もある。
本発明の目的は、ブレーキペダルとアクセルペダルの双方の踏み込みをゼロとするような場合において、クラッチの応答性を損なうことなく燃料噴射量を抑制し得るハイブリッド車両を提供することにある。
本発明は、エンジンと、電動発電機と、エンジンの駆動力を駆動輪に伝達するクラッチと、エンジンの燃料噴射量を制御するエンジン制御手段と、クラッチを接断制御するクラッチ制御手段と、電動発電機を制御する電動機制御手段とを備えたハイブリッド車両の改良である。
その特徴ある構成は、エンジン制御手段は、ブレーキペダル及びアクセルペダルの双方の踏み込み量がゼロの慣性走行時に燃料噴射量をゼロにするように構成され、クラッチ制御手段は、慣性走行時にクラッチを接続させるように構成され、電動機制御手段は、慣性走行時に電動発電機により所定の値のトルクでエンジンを駆動させるように構成されたところにある。
エンジンの回転速度と回転抵抗トルクとの関係を示すマップを有する場合、アクセルペダルの踏み込み量がゼロに至ったときのエンジンの回転速度に対応する回転抵抗トルクを所定の値のトルクとすることが好ましい。
本発明のハイブリッド車両では、ブレーキペダル及びアクセルペダルの双方の踏み込み量がゼロの慣性走行時の燃料噴射量をゼロとするので、その慣性走行時における燃料消費量を確実に抑制することが可能になる。その一方で、電動機制御手段は、慣性走行時に電動発電機によりエンジンを駆動させるので、燃料噴射量をゼロとすることに起因して、エンジンの回転数が低下することを防止できる。そして、クラッチ制御手段は、慣性走行時にクラッチを接続させるので、その慣性走行から、その後のアクセルペダル又はブレーキペダルが踏み込まれた場合に、エンジンの駆動力を駆動輪に直ちに伝達したり、回転する駆動輪により電動発電機を直ちに駆動することができる。よって、本発明では、慣性走行時からアクセルペダル又はブレーキペダルが踏み込まれた場合に、クラッチの応答性を損なうことなく燃料噴射量を抑制することが可能になるのである。
ここで、慣性走行時に、アクセルペダルの踏み込み量がゼロに至ったときのエンジンの回転速度に対応する回転抵抗トルクを所定の値のトルクとして電動発電機によりエンジンを駆動させれば、その慣性走行時に、アクセルペダルの踏み込み量がゼロに至ったときのエンジンの回転速度を維持することができ、慣性走行時の車両の速度を略一定に保つこともできる。
本発明実施形態のハイブリッド車両の構成図である。 その車両が慣性走行して電動発電機がエンジンをアシストするまでのフローチャートである。 そのエンジンの回転速度と抵抗トルクとの関係を示す図である。
次に、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明のハイブリッド車両1の構成の例を示すブロック図である。このハイブリッド車両1は、エンジン10の出力軸に電動発電機13及びクラッチ12を介してトランスミッション16が連結される。トランスミッション16からはプロペラシャフト4aを介して駆動輪4bが連結される。トランスミッション16は半自動のものであり、このトランスミッション16はエンジン10及び電動発電機13のいずれか一方又は双方によって駆動され、減速時には、電動発電機13の回生トルクによってエンジン10のエンジンブレーキのような制動力(回生制動力)を発生させることができるものである。
即ち、このハイブリッド車両1は、これを走行させる動力を発生させるエンジン10と、そのエンジン10をアクセルペダル2の踏み込み量から求められるドライバ要求トルクに従って制御するエンジン制御手段であるエンジンECU(Electronic Control Unit)11と、そのエンジン10又は回転する駆動輪4bにより駆動される電動発電機13と、クラッチ12と、トランスミッション16と、その電動発電機13からの発電電力を後述するバッテリ15に供給するインバータ14と、そのインバータ14を介して電動発電機13を制御する電動機制御手段である電動発電機ECU17と、クラッチ制御手段を構成するハイブリッドECU18とを有する。
エンジン10は、内燃機関の一例であり、エンジンECU11によって制御され、ガソリン、軽油、CNG(Compressed Natural Gas)、LPG(Liquefied Petroleum Gas)、又は代替燃料等を内部で燃焼させて、軸を回転させる動力を発生させ、発生した動力を電動発電機13を介してクラッチ12に伝達するように構成される。図におけるエンジン10は軽油を燃料とするディーゼルエンジンである場合を示し、符号10aは、その燃料である軽油を噴射する燃料噴射装置10aを示す。
このエンジン10を制御するエンジンECU11は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、マイクロプロセッサ(マイクロコンピュータ)、DSP(Digital Signal Processor)などにより構成され、内部に、演算部、メモリ11a、及びI/O(Input/Output)ポートなどを有するコンピュータである。このエンジンECU11には、アクセルペダル2の踏み込み量を検出するアクセルセンサ3の検出出力が接続され、このエンジンECU11の制御出力は、エンジン10の燃料噴射装置10aに連結される。このエンジンECU11のメモリ11aには、エンジン10の回転速度と回転抵抗トルクとの関係を示す図3に示すようなマップが記憶される。
そして、このコンピュータから成るエンジンECU11は、アクセルペダル2の踏み込み量から要求されるドライバ要求トルクに従って、電動発電機ECU17やハイブリッドECU18と連携動作し、燃料噴射装置10aにおける燃料噴射量やバルブタイミングなどを調整し、エンジン10を制御するように構成される。
電動発電機13は、いわゆる、モータジェネレータであり、エンジン10からの動力により発電して、その電力をインバータ14に供給するものである。けれども、この実施の形態における電動発電機13は、クラッチ12を介してトランスミッション16から供給された軸を回転させる動力によっても発電可能なものとする。その一方で、この電動発電機13は、インバータ14から電力が供給されると、軸を回転させる動力を発生させて、その軸出力をトランスミッション16に供給して車両1を走行させるか、又はその軸出力をエンジン10に供給してそのエンジン10を駆動可能に構成されるものとする。
インバータ14は、電動発電機ECU17によって制御され、バッテリ15からの直流電力を交流電力に変換するか、又は電動発電機13からの交流電力を直流電力に変換するものである。電動発電機13が動力を発生させる場合、インバータ14は、バッテリ15の直流電力を交流電力に変換して、電動発電機13に電力を供給し、電動発電機13が発電する場合、インバータ14は、電動発電機13からの交流電力を直流電力に変換するように構成される。即ち、インバータ14は、バッテリ15に直流電力を供給するための整流器及び電圧調整装置としての役割を果たすものである。
バッテリ15は、充放電可能な二次電池であり、電動発電機13が動力を発生させるとき、電動発電機13にインバータ14を介して電力を供給するか、又は電動発電機13が発電しているとき、電動発電機13が発電する電力によって充電されるものである。
電動発電機ECU17は、ハイブリッドECU18からの指示に従うことにより、エンジンECU11と連携動作するコンピュータであり、インバータ14を制御することによって電動発電機13を制御するように構成される。そして、この電動発電機ECU17は、例えば、CPU、ASIC、マイクロプロセッサ(マイクロコンピュータ)、DSPなどにより構成され、内部に、演算部、メモリ、及びI/Oポートなどを有するものが使用される。
クラッチ12は、図1の左側にある電動発電機13に連結されて、電動発電機13の出力軸とともに回転するフライホイール12aと、そのフライホイール12aに対向配置されてトランスミッション16のインプットシャフトと一体的に回転するクラッチディスク12bを備える。そして、クラッチ12にはクラッチレバー12cが設けられ、このクラッチレバー12cをクラッチブースタ22が傾動可能に構成される。クラッチブースタ22はクラッチアクチュエータ21により制御される油圧によりそのロッド22aを出没させてクラッチレバー12cを動かすものを例示する。
クラッチアクチュエータ21はハイブリッドECU18からの電気信号により制御され、クラッチ12は、エンジン10からの出力を、電動発電機13及びトランスミッション16を介してプロペラシャフト4aに伝達し、プロペラシャフト4aの回転により駆動輪4bを回転させて、ハイブリッド車両1を走行させるように構成される。
即ち、クラッチ12は、ハイブリッドECU18の制御によって、エンジン10に連結された電動発電機13の回転軸をトランスミッション16のインプットシャフトと機械的に接続することにより、エンジン10及び電動発電機13の軸出力を駆動輪4bに伝達したり、又は、電動発電機13とトランスミッション16との機械的な接続を切断することにより、エンジン10の回転速度に係らず、駆動輪4bの自由な回転を許容して、トランスミッション16の変速操作を可能にするものである。
ここで、ハイブリッドECU18と、ハイブリッドECU18により制御されるクラッチアクチュエータ21と、クラッチアクチュエータ21により制御される油圧によりそのロッド22aを出没させるクラッチブースタ22は、クラッチレバー12cを動かしてクラッチ12を接断動作させることから、本発明のクラッチ制御手段を構成するものである。
ハイブリッドECU18は、コンピュータの一例であり、CPU、ASIC、マイクロプロセッサ(マイクロコンピュータ)、DSPなどにより構成され、内部に、演算部、メモリ、及びI/Oポートなどを有するものが使用される。このハイブリッドECU18、エンジンECU11及び電動発電機ECU17は、CAN(Control Area Network)などの規格に準拠したバスなどにより相互に接続される。
また、このハイブリッド車両1には、油圧により車両1を制動させる油圧ブレーキシステム30が設けられる。この油圧ブレーキシステム30は、ブレーキペダル31と、そのブレーキペダル31を踏み込むとブレーキ液圧を発生させるマスタシリンダ32と、ブレーキ液圧によって図示しないブレーキパッドをディスクロータ4cに押圧するキャリパ33とを備える。ここで、ディスクロータ4cは、駆動輪4bを支持する車軸4dにその駆動輪4bと同軸になるように設けられ、キャリパ33では図示しないブレーキパッドを回転するディスクロータ4cに押圧することによる摩擦制動力が生じ、車両1を減速させるように構成される。
また、このハイブリッド車両1には、ブレーキペダル31の操作量を検出するブレーキセンサ36が設けられ、このブレーキセンサ36の検出出力は上述したハイブリッドECU18に入力される。ハイブリッドECU18には、上述したブレーキセンサ36から入力されるブレーキペダル31の踏み込み操作情報等から、油圧ブレーキシステム30によりハイブリッド車両1が減速状態である時には、電動発電機ECU17に対して電動発電機13及びインバータ14の制御指示を与え、その減速時における運動エネルギーにより電動発電機13を発電させて、その電気エネルギーをバッテリ15に充電して回収するように構成される。
そして、本発明の特徴ある構成は、エンジン制御手段であるエンジンECU11は、ブレーキペダル31及びアクセルペダル2の双方の踏み込み量がゼロの慣性走行時にエンジン10における燃料噴射量をゼロにするように構成され、クラッチ制御手段を構成するハイブリッドECU18は、その慣性走行時に、クラッチ12を接続するように構成され、電動機制御手段である電動発電機ECU17は、その慣性走行時に電動発電機13により所定の値のトルクでエンジン10を駆動させるように構成されたところにある。
即ち、ブレーキペダル31を踏み込むことはしないけれども、アクセルペダル2の踏み込み量をゼロにして車両1を慣性走行させるような場合に、エンジンECU11は、燃料噴射量をゼロにし、電動発電機ECU17は、電動発電機13によりエンジン10を所定の値のトルクで駆動させ、更に、ハイブリッドECU18は、クラッチ12を接続させた状態で車両1を慣性走行させるものである。
そして、エンジンECU11のメモリ11aに、エンジン10の回転速度と回転抵抗トルクとの関係を示す図3に示すようなマップが記憶されたこの実施の形態では、その慣性走行時に、電動機制御手段である電動発電機ECU17は、アクセルペダル2の踏み込み量がゼロに至ったときのエンジンの回転速度に対応する回転抵抗トルクを所定の値のトルクとして、電動発電機13によりエンジン10を駆動させるものとする。
このように構成されたハイブリッド車両における動作を説明する。
このハイブリッド車両1では、アクセルペダル2が踏み込まれる走行中において、ハイブリッドECU18は、エンジンECU11を介して得られるアクセルペダル2の踏み込み量、即ち、アクセル開度情報や、車速情報、及びトランスミッション16から取得したギア位置情報、エンジンECU11から取得したエンジン10の回転速度情報等を取得する。そして、これらを参照して、エンジン10又は電動発電機13、若しくはエンジン10と電動発電機13とが協働して走行させるパラレル走行と、エンジン10により電動発電機13を駆動して発電させながら走行する発電走行をとる。このパラレル走行にあって、ハイブリッドECU18は、取得したアクセル開度情報やその他の情報に基づき電動発電機ECU17に対して電動発電機13及びインバータ14の制御指示を与え、エンジンECU11に対してエンジン10の制御指示を与えることになる。
一方、ハイブリッド車両1を走行させている状態において、ブレーキペダル31を踏み込むことをせずに、アクセルペダル2の踏み込みを解消させて、車両1を慣性走行させるような場合がある。このような慣性走行は、特に車両1を比較的高速で継続的に走行させる高速道路において、その頻度が高い。このため、このような操作時には、アクセルセンサ3及びブレーキセンサ36の検出出力によりアクセルペダル2及びブレーキペダル31の双方の踏み込み量がゼロとなることが検出され、この検出出力により、エンジン制御手段であるエンジンECU11は、その慣性走行時に燃料噴射量をゼロにする。即ち、燃料噴射ポンプ10aに指令を発して、燃料の噴射量をゼロにする。これにより、慣性走行時に燃料が消費されることを禁止して、燃料消費量の更なる抑制を可能にするものである。
また、この慣性走行状態では、電動機制御手段である電動発電機ECU17は、所定の条件下で、電動発電機13により所定の値のトルクでエンジン10を駆動し、そのエンジン10の出力軸を所定の回転速度で回転させる。それとともに、クラッチ制御手段であるハイブリッドECU18は、クラッチ12を接続するように制御する。図1に示すように、このクラッチ12の接続は、クラッチアクチュエータ21に指令を発してクラッチブースタ22のロッド22aを没入させてフライホイール12a及びクラッチディスク12bを互いに接触させることにより行われる。
ここで、図3に示すように、エンジン10にはその回転に伴う抵抗がある。このため、アクセルペダル2の踏み込みに伴う燃料噴射によりエンジン10が回転していた状態から、アクセルペダル2の踏み込みの解消によりその燃料噴射が停止されると、その抵抗トルクによりエンジン10の回転速度は低下することになる。
けれども、電動機制御手段である電動発電機ECU17は、慣性走行時に電動発電機13により所定の値のトルクでエンジン10を駆動させることにより、燃料噴射量をゼロとすることに起因して、エンジン10の回転数が低下することを防止する。そして、クラッチ制御手段であるハイブリッドECU18は、慣性走行時にクラッチ12を接続させるので、駆動輪4bの回転に伴ってクラッチ12が接続された場合にあるべきエンジン10の回転速度と、エンジン10の実際の回転速度とが異なるような事態は生じさせない。
このため、この慣性走行からその後のアクセルペダル2又はブレーキペダル31が踏み込まれた場合に、クラッチ12を再び接続させるようなことはなく、クラッチの応答性が損なわれるようなことはない。よって、エンジン10の駆動力を駆動輪4bに直ちに伝達したり、回転する駆動輪4bにより電動発電機13を直ちに駆動することができる。即ち、本発明におけるハイブリッド車両1では、アクセルペダル2及びブレーキペダル31のいずれも踏み込まれていない慣性走行時から、そのアクセルペダル2又はブレーキペダル31が踏み込まれた場合に、実際の加速又は減速が開始されるまでの時間的ずれの発生は防止され、クラッチの応答性を損なうことなく燃料噴射量を抑制することが可能になるのである。
ここで、慣性走行時に電動発電機13がエンジン10をアシストするまでのフローチャートを図2に示す。
図2に示すように、ハイブリッドECU18は常にそのシステムが故障していないかを検出しており、何らかの故障が検出されると(S01)、電動発電機13によりエンジン10のアシストは行わずに、この明細書では説明していないけれども、その故障が検出された場合の通常の処理がなされる(S06)。
また、システムが故障していないけれども(S01)、アクセルペダル2の踏み込みが解除されていなければ、慣性走行も行われない(S02)。すると、エンジン10又は電動発電機13、若しくはエンジン10と電動発電機13とが協働して走行させるパラレル走行や、発電走行のような通常の処理がなされる(S06)。
更に、システムが故障していない状態で(S01)、アクセルペダル2及びブレーキペダル31の双方の踏み込み量がゼロとなって慣性走行が行われると、次にハイブリッドECU18は、バッテリ15の残容量(SOC)が一定値以上であるか否かを判断し、残容量が一定値に満たずに不足している場合には(S03)、電動発電機13によりエンジン10のアシストは行わずに、通常の処理がなされる(S06)。
一方、システムが故障していない状態で(S01)、アクセルペダル2及びブレーキペダル31の双方の踏み込み量がゼロとなって慣性走行が行われ(S02)、バッテリ15の残容量(SOC)が一定値以上であれば(S03)、電動発電機13によりエンジン10を駆動するために必要な所定の値のトルクを演算した後(S04)、電動発電機13によりエンジン10の実際のアシストが開始される(S05)。
所定の値のトルクを演算する(S04)のは、電動発電機13によりアシストされて駆動されたエンジン10の回転速度を所定の回転速度に維持させるためであり、この実施の形態における所定の回転速度とは、アクセルペダルの踏み込み量がゼロに至ったときのエンジンの回転速度である。
具体的には、メモリ11aに記憶されたエンジン10の回転速度と回転抵抗トルクとの関係を示すマップ(図3)から、電動機制御手段である電動発電機制御ECU17は、アクセルペダル2の踏み込み量がゼロに至ったときのエンジン10の回転速度に対応する回転抵抗トルクを所定の値のトルクとする。図3に示すように、エンジン10の回転速度と回転抵抗トルクは比例関係にあり、回転抵抗トルクを所定の値のトルクとして電動発電機13によりエンジン10を駆動させると、その回転抵抗トルクに対応する回転速度でエンジン10は駆動されることになる。
このため、その回転抵抗トルクに対応する回転速度が、アクセルペダル2の踏み込み量がゼロに至ったときのエンジン10の回転速度であれば、電動発電機13により所定の値のトルクでアシストされて駆動されたエンジン10の回転速度は、アクセルペダル2の踏み込み量がゼロに至ったときのエンジン10の回転速度で維持されることになる。このように、その慣性走行時に、アクセルペダルの踏み込み量がゼロに至ったときのエンジンの回転速度を維持することにより、ハイブリッド車両1が慣性走行を行っているときの速度を略一定に保つことが可能になるのである。
なお、上述した実施の形態では、エンジンECU11のメモリ11aにエンジンの回転速度と回転抵抗トルクとの関係を示すマップが記憶される場合を説明したけれども、エンジンの回転速度と回転抵抗トルクとの関係を示すマップが記憶される場所はエンジンECU11でなくても良い。
また、上述した実施の形態では、ハイブリッドECU18と、ハイブリッドECU18により制御されるクラッチアクチュエータ21と、クラッチアクチュエータ21により制御される油圧によりそのロッド22aを出没させるクラッチブースタ22が、クラッチ制御手段を構成するものとしたけれども、クラッチ制御手段は、クラッチ12を接断動作させ得る限り、この構造のものに限られるものではなく、クラッチ12を接断させる他の構造のものであっても良い。
更に、上述した実施の形態では、電動発電機13とトランスミッション16の間にクラッチ12が設けられた車両1を用いて説明したけれども、電動発電機13によりエンジン10を駆動しうる限り、クラッチはエンジン10と電動発電機13の間に設けても良い。
1 ハイブリッド車両
2 アクセルペダル
4b 駆動輪
10 エンジン
11 エンジンECU(エンジン制御手段)
12 クラッチ
13 電動発電機
17 電動発電機ECU(電動機制御手段)
18 ハイブリッドECU(クラッチ制御手段)
31 ブレーキペダル

Claims (2)

  1. エンジン(10)と、電動発電機(13)と、前記エンジン(10)の駆動力を駆動輪(4b)に伝達するクラッチ(12)と、前記エンジン(10)の燃料噴射量を制御するエンジン制御手段(11)と、前記クラッチ(12)を接断制御するクラッチ制御手段(18)と、前記電動発電機(13)を制御する電動機制御手段(17)とを備えたハイブリッド車両において、
    前記エンジン制御手段(11)は、ブレーキペダル(31)及びアクセルペダル(2)の双方の踏み込み量がゼロの慣性走行時に燃料噴射量をゼロにするように構成され、
    前記クラッチ制御手段(18)は、前記慣性走行時に前記クラッチ(12)を接続させるように構成され、
    前記電動機制御手段(17)は、前記慣性走行時に前記電動発電機(13)により所定の値のトルクで前記エンジン(10)を駆動させるように構成された
    ことを特徴とするハイブリッド車両。
  2. エンジン(10)の回転速度と回転抵抗トルクとの関係を示すマップを有し、
    アクセルペダル(2)の踏み込み量がゼロに至ったときのエンジン(10)の回転速度に対応する回転抵抗トルクを所定の値のトルクとする請求項1記載のハイブリッド車両。
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