JP2014218043A - 印刷装置、印刷装置の制御方法、及びプログラム - Google Patents

印刷装置、印刷装置の制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 シートの取り出し前後で印刷状態の変化を確認できる印刷物を出力する。【解決手段】シートに印刷を行う印刷手段と、要求されるジョブで印刷されたシートを積載する積載手段と、積載されたシートの取り出しを指示する指示手段と、取り出し指示を受け付けることに応じて、最後に印刷したページと同じページを印刷して特定の排紙手段に排紙し、印刷されたシートの取り出し後、前記ジョブの印刷を再開する前に、前記最後に印刷したページと同じページを印刷して前記特定の排紙手段に排紙する制御手段と、を備えることを特徴とする。【選択図】 図17

Description

本発明は、印刷装置、印刷装置の制御方法、及びプログラムに関するものである。
近年、プロダクションプリント市場などの拡大により、例えばデジタル複写機やデジタル複合機等の印刷装置を使用して、大量の印刷物を生成する機会が増えている。
デジタル複写機やデジタル複合機を使った印刷では、印刷エンジンは、印刷物の品質を高めるために、次に記載するような処理を自動的に実施する。例えば、印刷エンジンは、印刷用紙(以後、メディアと表記する)にトナーを定着させる時の定着温度を、最適な温度に保つために自動的に温度調整を行う。また、印刷ジョブの間隔が空いたり、印刷ジョブが中断したりすると、印刷エンジンは、残存トナーの吐き出しなどのクリーニング動作を自動的に行う。
上記のような処理は、印刷物の画質を高めるために必要な処理ではあるが、印刷エンジンの自動的な温度調整やクリーニング動作の前後で、印刷条件が変わり、微妙な色味の変動が発生することがある。このような色味の変動を確認する方法として、従来、サンプルプリントを行うことで印刷物の色味の変動を目視で確認する方法がある(特許文献1参照)。また、サンプルプリントの可否を判定する方法がある(特許文献2参照)。
例えば、特許文献1には、まず、サンプルプリントを必要とする要因を定義しておき、サンプルプリント要因が影響する印刷ジョブが、最初に流されたときにサンプルプリントを自動的に実行する方法について記載されている。具体的には、シアントナーを補給した場合には、トナー補給後の最初のカラー印刷ジョブを印刷する際にサンプルプリントを行う方法である。
また、特許文献2には、サンプルプリントの実行権限を管理し、オペレータの権限により、サンプルプリントの可否を判定するものが記載されている。特許文献2の方法を用いれば、オペレータの権限によりサンプルプリントの可否を制御できるため、サンプルプリントの実行により、機密情報が漏えいすることを防ぐことができる。
特開2009−216780号公報 特開2009−200647号公報
しかしながら、特許文献1の方法は、印刷開始時にサンプルプリントを実施する方法であるため、大量の印刷物を生成するような印刷ジョブに対して、印刷の途中で色味の変動が発生したか否かを確認するのに適した方法ではない。
また、大量の印刷物を生成する運用では、オペレータが、大容量スタッカ内部に積載された印刷物を取り出した後、台車を使って、後工程(フィニッシング処理など)に印刷物を移動することが多い。そして、印刷物を大容量スタッカ内部から取り出す際には、一度、印刷を停止するため、取り出しの前後で微妙な色味変動が発生することがある。
このような運用においては、通常、オペレータは、後工程に印刷物を運ぶ前に、色味変動が発生していないことを確認する。そして、もし、色味変動が発生していた場合は、オペレータは、現在印刷中のジョブを停止するなどして、均一の画質でない印刷物が大量に発生することを防ぐ必要がある。
また、特許文献2の方法では、オペレータの権限に対して、サンプルプリントの実行可否を自動判定できるものの、オペレータの操作の意図を汲んで、サンプルプリントの実行可否を決定するものではない。
具体的には、オペレータが、後工程(フィニッシング処理など)に印刷物を移動することを目的として、大容量スタッカ内部に積載された印刷物を取り出す場合は、オペレータは、サンプルプリントを実行して色味の変動を確認する必要がある。しかし、オペレータが、緊急停止の意味で、大容量スタッカ内部に積載された印刷物を取り出す場合は、サンプルプリントの実行は必要がない。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、本発明の目的は、シートの取り出し前後で印刷状態の変化を容易に確認できる印刷物を出力できる仕組みを提供することである。
上記目的を達成する本発明の印刷装置は以下に示す構成を備える。
シートに印刷を行う印刷手段と、要求されるジョブで印刷されたシートを積載する積載手段と、積載されたシートの取り出しを指示する指示手段と、取り出し指示を受け付けることに応じて、最後に印刷したページと同じページを印刷して特定の排紙手段に排紙し、印刷されたシートの取り出し後、前記ジョブの印刷を再開する前に、前記最後に印刷したページと同じページを印刷して前記特定の排紙手段に排紙する制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、シートの取り出し前後で印刷状態の変化を容易に確認できる印刷物を出力できる。
印刷装置を適用する印刷システムの構成を説明する図である。 図1に示した印刷装置の構成を示す図である。 図2に示した外部給紙装置と外部給紙装置の断面図である。 図2に示した画像形成装置本体の構成を説明する断面図である。 図2に示した大容量スタッカの構成を説明する図である。 図1に示した印刷装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 図6に示したスタッカ制御部の詳細な構成を示すブロック図である。 図1に示した情報処理装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 図1に示した印刷システムのソフトウェア構成を示すブロック図である。 情報処理装置の表示装置に表示されるUI画面の一例を示す図である。 情報処理装置の表示装置に表示されるUI画面の一例を示す図である。 情報処理装置の表示装置に表示されるUI画面の一例を示す図である。 情報処理装置の制御方法を説明するフローチャートである。 印刷装置の制御方法を説明するフローチャートである。 情報処理装置の表示装置に表示されるUI画面の一例を示す図である。 情報処理装置の制御方法を説明するフローチャートである。 印刷装置の制御方法を説明するフローチャートである。 情報処理装置の表示装置に表示されるUI画面の一例を示す図である。 印刷装置の制御方法を説明するフローチャートである。 印刷装置の制御方法を説明するフローチャートである。 情報処理装置の表示装置に表示されるUI画面の一例を示す図である。 印刷装置の制御方法を説明するフローチャートである。 印刷装置の制御方法を説明するフローチャートである。 印刷装置の表示装置に表示されるUI画面の一例を示す図である。 情報処理装置の表示装置に表示されるUI画面の一例を示す図である。 印刷装置の制御方法を説明するフローチャートである。
次に本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
<システム構成の説明>
〔第1実施形態〕
図1は、本実施形態を示す印刷装置を適用する印刷システムの構成を説明する図である。なお、本実施形態に示す印刷装置の一例として、複合機能処理を実行するMFP(Multi Function Peripheral)を用いて説明する。本印刷システムは、印刷装置101、情報処理装置102、情報処理装置103、ネットワーク104により構成される。
図1において、情報処理装置103はクライアントであり、オペレータの要望に応じて印刷ジョブ設定などの処理を行い、印刷ジョブを情報処理装置102に送信する役割を担う。情報処理装置102はサーバであり、印刷ジョブの受信、ジョブ管理、およびRIPや面付けなどの処理を行い、印刷装置101を使って印刷を行う役割を担う。104はネットワークであり、ネットワーク104通じて、印刷装置101、情報処理装置102、および情報処理装置103は接続されている。
図2は、図1に示した印刷装置101の構成を示す図である。
図2において、印刷装置101は、外部給紙装置201、外部給紙装置202、画像形成装置203、大容量スタッカ204により構成される。
外部給紙装置201および外部給紙装置202は、大量の印刷用紙(以下、シートと表記)を画像形成装置203に提供するためのものである。画像形成装置203は外部給紙装置201、外部給紙装置202、および画像形成装置203に付属する給紙トレイから給紙した印刷するためのシートに印刷を行う。大容量スタッカ204は、印刷物を大量に溜めておくことができる排紙装置であり、主に外部給紙装置201および外部給紙装置202を使った大量印刷を溜めておくために利用される。なお、図示していないが、大容量スタッカ204の下流に、くるみ製本装置や中綴じ製本装置が接続されていてもよい。
図3は、図2に示した外部給紙装置201と外部給紙装置202の断面図である。
図3において、ストレートパス307は、給紙トレイ301、給紙トレイ302、給紙トレイ303、および上流側から搬送されてきたメディア(シートとも呼ぶ)を下流側へ搬送するパスである。
本実施形態においては、外部給紙装置202は、上流側に外部給紙装置201、下流側に画像形成装置203が配置されている。そのため、外部給紙装置202は、ストレートパス307を通じて、給紙トレイ301、給紙トレイ302、給紙トレイ303に入っているメディア、および外部給紙装置201から搬送されてきたメディアを画像形成装置203へ搬送する。
給紙トレイ301、給紙トレイ302、給紙トレイ303は、メディアを給紙するトレイである。リフトアップモータ(不図示)を使って、給紙トレイ下部をリフトアップすることで、給紙されたメディアを給紙モータ304、給紙モータ305、給紙モータ306に接触させることができる。この仕組みにより、メディア量に関係なく給紙を行うことが可能となる。
給紙モータ304、給紙モータ305、給紙モータ306は、それぞれ、給紙トレイ301、給紙トレイ302、給紙トレイ303に入っているメディアを1枚単位で引き出すモータである。給紙トレイ301、給紙トレイ302、給紙トレイ303に入っているメディアは、それぞれ、給紙モータ304、給紙モータ305、給紙モータ306により搬送経路に送り出されることで、ストレートパス307まで搬送される。
図4は、図2に示した画像形成装置203の構成を説明する断面図である。
図4において、自動原稿搬送装置(ADF)401は、原稿トレイの積載面にセットされた原稿束を1頁目の原稿から、ページ順に、順番に分離して、スキャナ402によって原稿走査するために原稿台ガラス上へ搬送する。スキャナ402は、原稿台ガラス上に搬送された原稿の画像を読み取り、CCDによって画像データに変換する。
回転多面鏡(ポリゴンミラー等)403は、画像データに応じて変調された、例えばレーザ光などの光線を入射させ、反射ミラーを介して反射走査光として感光ドラム404に照射する。感光ドラム404上に前記レーザ光によって形成された潜像はトナーによって現像され、転写ドラム405上に貼り付けられたメディアに対してトナー像を転写する。
この一連の画像形成プロセスをイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のトナーに対して順次実行することによりフルカラー画像が形成される。4回の画像形成プロセスの後に、フルカラー画像形成された転写ドラム405上のメディアは、分離爪406によって分離され、定着前搬送器407によって定着器408へ搬送される。
定着器408は、ローラやベルトの組み合わせによって構成され、ハロゲンヒータなどの熱源を内蔵し、トナー像が転写されたメディア上のトナーを、熱と圧力によって溶解、定着させる。排紙フラッパ409は、揺動軸を中心に揺動可能に構成され、メディアの搬送方向を規定する。排紙フラッパ409が図中時計回りの方向に揺動しているときには、メディアは真直ぐに搬送され、排紙ローラ410によって機外へ排出される。
一方、メディアの両面に画像を形成する際には、排紙フラッパ409が図中反時計回りの方向に揺動し、メディアは下方向に進路を変更され両面搬送部へと送り込まれる。両面搬送部は、反転フラッパ411、反転ローラ412、反転ガイド413および両面トレイ414を具備する。反転フラッパ411は、揺動軸を中心に揺動可能に構成され、メディアの搬送方向を規定する。
両面印刷ジョブを処理する場合は、反転フラッパ411を図中反時計回りの方向に揺動させることで、シートの第1面にプリント済みのシートが、反転ローラ412を介して、反転ガイド413へと送り込まれる。そして、メディア後端が反転ローラ412に狭持された状態で反転ローラ412を一旦停止させ、引き続き反転フラッパ411が図中時計回りの方向に揺動させる。且つ、反転ローラ412を逆方向に回転させる。これにより、該シートスイッチバックして搬送させ、シートの後端と先端が入れ替わった状態で、該シートが両面トレイ414へと導かれる。
両面トレイ414ではメディアを一旦積載し、その後、再給紙ローラ415によってメディアは再びレジストローラ416へと送り込まれる。このときメディアは、1面目の転写工程とは反対の面が感光ドラムと対向する側になって送られてきている。そして、上述したプロセスと同様にして該シートの第2面に対して2面目の画像を形成させる。
そして、メディアの両面に画像が形成され、定着工程を経て排紙ローラ410を介して印刷装置本体内部から機外へと該シートを排出させる。以上のような一連の両面印刷シーケンスを実行することで、両面印刷ジョブのシートの第1面と第2面の各面に対する両面印刷を本印刷装置により実行可能にする。
給紙トレイ417は、メディアを給紙するトレイである。リフトアップモータ(不図示)を使って、給紙トレイ下部をリフトアップすることで、給紙されたメディアを給紙モータ418に接触させることができる。この仕組みより、メディア量に関係なく給紙を行うことが可能となる。
給紙モータ418は、給紙トレイ417に入っているメディアを1枚単位で引き出すモータである。給紙トレイ417に入っているメディアは、給紙モータ418により搬送経路に送り出される。
給紙トレイ417から送り出されたメディアは搬送ガイドの間を案内され、複数の搬送ローラによってレジストローラ416まで搬送される。このときレジストローラ416は停止しており、メディアの先端がレジストローラ416対で形成されるニップ部に突き当たり、メディアがループを形成し斜行が補正される。
その後、画像形成部において感光ドラム404上に形成されるトナー像のタイミングに合わせて、レジストローラ416は回転を開始してメディアを搬送する。レジストローラ416により送られたメディアは、吸着ローラ419によって転写ドラム405表面に静電気的に吸着される。定着器408から排出されたメディアは、排紙ローラ410を介して機外に排出される。ネットワークコネクタ420は、ネットワーク104と接続するための接続部である。たとえば、ネットワーク104がイーサネット(登録商標)である場合は、RJ-45形状の接続部となる。なお、本実施形態では、1つの感光ドラムを有する画像形成装置を例に挙げて説明するが、本発明は、4つの感光ドラムを有する画像形成装置に適用することもできる。
図5は、図2に示した大容量スタッカ204の構成を説明する図である。なお、図5の(A)には、大容量スタッカ204の外観および断面の態様を示してある。また、図5の(B)には、大容量スタッカ204の側面および上面の態様を示してある。
外観に対応する図5の(A)において、ボタン501は、スタックイジェクトボタンであり、大容量スタッカのリフトテーブル508に積載された印刷メディアを大容量スタッカ204から取り出す場合に押下される。スライドドア502は、大容量スタッカ204の前面カバーである。スライドドア502は、通常時は降りた状態になっているが、大容量スタッカ204から印刷物を取りだす場合は、上方へスライドする。
図5の(A)に示す正面および図5の(B)に示す側面において、大容量スタッカ204は、ストレートパス503、エスケープパス504およびスタックパス505の3つの搬送経路を含む。また、大容量スタッカ204は、エスケープトレイ506およびリフトテーブル508を含む。ストレートパス503は、画像形成装置203から受取ったメディアを搬送するため搬送路である。
排紙フラッパ対507は、揺動軸を中心に揺動可能に構成され、メディアの搬送方向を規定する。排紙フラッパ対507の上側が、図中反時計回りの方向に揺動している時には、メディアはエスケープパス504へ搬送される。また、排紙フラッパ対507の下側が、図中時計回りの方向に揺動している時には、メディアはスタックパス505へ搬送される。さらに、排紙フラッパ対507の上側および下側が揺動していない場合は、メディアはストレートパス503へ搬送される。
エスケープパス504は、メディアをリフトテーブル508にスタックせずに、排出したい場合に用いられる。例えば、サンプルプリント等を行う場合に、エスケープパス504からエスケープトレイ506にメディアを排出させる。
スタックパス505は、リフトテーブル508にメディアを搬送するための搬送経路である。例えば、オペレータから大容量スタッカ204のスタック部に印刷物を排出するジョブが投入された場合、メディアは、スタックパス505を経由して、リフトテーブル508へ排紙される。
リフトテーブル508は、メディアを積載するためのテーブルである。イジェクトテーブル509は、メディアを大容量スタッカ204の内部から外部へ移動するためのテーブルである。
モータ510は、スライドドア502を上下に移動可能とするためのモータである。モータ510の回転を受けるギア(不図示)とスライドドアは接触している。そのため、モータ510の回転を右回転、および左回転に制御することで、スライドドア502の上下移動が可能である。
モータ511は、リフトテーブル508を上下に移動するためのモータである。モータ511はリフトテーブル508と接続されており、さらに、モータ511の回転を受けるギア(不図示)とガイドレール513とが接触している。
ガイドレール513は、リフトテーブル508を上下移動する際に利用されるレールであり、垂直に設置されている。そのため、モータ511の回転を右回転、および左回転に制御することで、リフトテーブル508の上下移動が可能である。さらに、リフトテーブル508は、イジェクトテーブル509と同じ高さにまで下げることができるようになっている。なお、
モータ512は、イジェクトテーブル509を大容量スタッカ204の内部から外部へ移動するためのモータである。モータ512の回転を受けるギア(不図示)とイジェクトテーブル509は接触している。そのため、モータ512の回転を右回転、および左回転に制御することで、イジェクトテーブル509の前後移動が可能である。ボタン押下検知ユニット514は、ボタン501が押下されたことを検知する回路基板である。
図5の(B)に示した上面においては、リフトテーブル508とイジェクトテーブル509の形状を示している。リフトテーブル508とイジェクトテーブル509の形状は、お互いの凸部分と凹部分が接触しない構造となっている。そのため、リフトテーブル508をイジェクトテーブル509と同じ高さ、またはイジェクトテーブル509より低い位置にまで下げることが可能となっている。
以上から、大容量スタッカ204は、リフトテーブル508上のメディアを外部に排出する場合は、以下の動作を行う。
まず、モータ510の回転を制御することでスライドドア502を上方に移動する。次に、モータ511を制御することで、リフトテーブル508をイジェクトテーブル509とより低い位置まで下降する。その結果、リフトテーブル508とイジェクトテーブル509の形状特性により、リフトテーブル508上に積載されていたメディアは、イジェクトテーブル509に積み替えられた状態となる。そして、モータ512を制御することで、イジェクトテーブル509が前面側に移動するため、リフトテーブル508に積載されていたメディアが、大容量スタッカ204の外部へ排出されることになる。イジェクトテーブル509が前面側に移動した状態で、リフトテーブル509は上昇可能であり、次に排紙される印刷物を積載することができる。
図6は、図1に示した印刷装置101のハードウェア構成を示すブロック図である。
図6において、CPU回路部605はCPU606を有し、ROM607に格納されているプログラムに従って、次に示す制御部をコントロールする。制御部は、原稿給送装置制御部601、イメージリーダ制御部602、画像信号制御部603、プリンタ制御部604、外部給紙装置制御部609、スタッカ制御部610、HDD I/F部611、ネットワークI/F部612を有する。原稿給送装置制御部601は自動原稿搬送装置401を制御する。イメージリーダ制御部602はスキャナ402を制御する。
プリンタ制御部604は感光ドラム404、定着器408、給紙トレイ417等を制御する。外部給紙装置制御部609は外部給紙装置201、外部給紙装置202を制御する。スタッカ制御部610は大容量スタッカ204を制御する。
HDD I/F部611は、HDD613とのインタフェースであり、HDD613に対する書き込みや読み出しを制御する。ネットワークI/F部612は、ネットワーク104を介したデータの送受信を制御する。HDD613は、大容量記憶装置であり、不揮発性の記憶部であり、データを保存する。
RAM608は制御データを一時的に保持する領域や、制御に伴う演算の作業領域として用いられる。ネットワークI/F部612は、ネットワーク104を介して情報処理装置102などと接続されている。
なお、イメージリーダ制御部602から画像信号制御部603へはスキャナ402で読み取られた画像が出力される。そして、画像信号制御部603からプリンタ制御部604へ出力された画像は画像形成され、給紙トレイ417などから給紙したメディアに印刷される。その後、印刷されたメディアは、ユーザ指定の出力形態に応じて後処理を施される。ここで、後処理とは、スタッカ制御部610より施される処理を示す。例えば、メディアが大容量スタッカ204に排紙される場合は、スタッカ制御部610が、指定された排紙先に応じて、エスケープトレイ506やリフトテーブル508にメディアを排紙する制御を行う。
図7は、図6に示したスタッカ制御部610の詳細な構成を示すブロック図である。
図7において、CPU回路部701はCPU702を有し、ROM703に格納されているプログラムに従って、次に示す制御部をコントロールする。制御部とは、排紙先制御部705、スライドドア制御部706、リフトテーブル制御部707、イジェクトテーブル制御部708、ボタン押下検知部709である。
排紙先制御部705は、排紙フラッパ対507を制御し排紙先の制御を行う。スライドドア制御部706は、モータ510を制御し、スライドドア502の上下移動を制御する。リフトテーブル制御部707は、モータ511を制御し、リフトテーブル508の上下移動を制御する。イジェクトテーブル制御部708は、モータ512を制御し、イジェクトテーブルの前後移動を制御する。ボタン押下検知部709は、ボタン押下検知ユニット514を制御し、ボタン501が押下されたか否かを検知する。なお、RAM704は、CPU702のワーク領域である。
CPU回路部701は、CPU回路部605と排紙先制御部705、スライドドア制御部706、リフトテーブル制御部707、イジェクトテーブル制御部708、ボタン押下検知部709との間の仲介回路である。CPU回路部701は、CPU回路部605からの指示や制御部からの通知を仲介する機能を持つ。
具体的には、メディアの排紙先をエスケープトレイ506に切り替える場合は、CPU回路部605がCPU回路部701に対して排紙先をエスケープトレイに切り替えるように指示を行う。そして、その指示を受けたCPU回路部701は排紙先制御部705へ排紙先をエスケープトレイに切り替える指示を行う。
また、リフトテーブル508に積載されたメディアを取り出す場合は、以下の仲介を行う。まず、CPU回路部605がCPU回路部701に対してスライドドア502を上方に移動するように指示を行う。そして、その指示を受けたCPU回路部701はスライドドア制御部706へスライドドア502を上方に移動するように指示を行う。次に、CPU回路部605がCPU回路部701に対してリフトテーブル508を下方に移動するように指示を行う。
そして、その指示を受けたCPU回路部701はリフトテーブル制御部707へリフトテーブル508を下方に移動するように指示を行う。最後に、CPU回路部605がCPU回路部701に対してイジェクトテーブル509を前面側へ移動するように指示を行う。そして、その指示を受けたCPU回路部701はイジェクトテーブル制御部708へイジェクトテーブル509を前面側へ移動するように指示を行う。
ボタン押下検知部709に関しては、以下のように仲介を行う。例えば、オペレータがボタン501を押下した場合、ボタン押下検知部709は、CPU回路部701にボタン501が押下されたことを通知する。そして、その通知を受けたCPU回路部701は、CPU回路部605へボタン501が押下されたことを通知する。
以上のように、排紙先制御部705、スライドドア制御部706、リフトテーブル制御部707、イジェクトテーブル制御部708への指示、およびボタン押下検知部709からの通知は、CPU回路部605にて集中制御できる構成となっている。
図8は、図1に示した情報処理装置102および情報処理装置103のハードウェア構成を示すブロック図である。
図8において、801はCPU(セントラルプロセッシングユニット)である。CPU801は、ROM807、HDD809及びCDD806に格納された制御プログラムに基づいてCPUデバイスに接続された各デバイスを制御する。
802は表示装置であり、その表示画面には、例えばウインドウ、アイコン、メッセージ、メニューその他のユーザインターフェース情報が表示される。803はVRAM(ビデオランダムアクセスメモリ)であり、表示装置802に表示するための画像が描画される。このVRAM803に生成された画像データは、所定の規定に従って表示装置802に転送され、これにより表示装置802に画像が表示される。
804はキーボードであり、文字入力を行うための各種キーを有する。805はPD(ポインティングデバイス)であり、例えば、表示装置802の表示画面上に表示されたアイコン、メニューその他のオブジェクトを指示するために使用される。
806はCDD(コンパクトディスクドライブ)であり、CD−ROMや、CD−Rなどの記録メディアとの間で各種制御プログラムやデータの読み書きを行う装置である。これはDVDドライブであってもよい。
807はROM(リードオンリメモリ)であり、各種の制御プログラムやデータを保持する。808はRAM(ランダムアクセスメモリ)でありCPU801のワーク領域、エラー処理時のデータの退避領域、制御プログラムのロード領域等を有する。
例えば、情報処理装置102は、電子データをRIPして印刷装置101へ送信する機能を有している。そのプログラムはROM807に格納されており、RIP処理を行う際にはCPU801のワーク領域やRAM808を利用する。また、情報処理装置103は、電子データを印刷ジョブとして、情報処理装置102へ送信する機能を有している。そのプログラムはROM807に格納されており、送信処理を行う際には、CPU801のワーク領域やRAM808を利用する。
809は内部記録装置としてのHDD(ハードディスクドライブ)であり、各種制御プログラムや各種データを保存する。810は外部記録I/Fであり、USBメモリなどの外部記録媒体への読み書きを行う装置である。
811はネットワーク・インターフェース(Net−I/F)であり、ネットワーク104を介して、印刷装置101、情報処理装置102、情報処理装置103の間で、データの送受信を行うことができる。812はCPUバスであり、アドレスバス、データバス及びコントロールバスを含む。
図9は、図1に示した印刷装置101、情報処理装置102、および情報処理装置103のソフトウェア構成を示すブロック図である。
図9において、機器制御部901、受信処理部902、送信処理部903、ネットワークI/F制御部904は、印刷装置101のCPU回路部605にて実行されるソフトウェア(モジュール)である。したがって、各モジュールの主体は、各装置が備えるCPUにより実行されることで、各機能処理が実現される構成となっている。
また、UI処理部905、ジョブ制御部906、RIP処理部907、受信処理部908、送信処理部909、ネットワークI/F制御部910は、情報処理装置102のCPU801にて実行されるソフトウェアである。
さらに、UI処理部911、ジョブ生成部912、送信処理部913、ネットワークI/F制御部914は、情報処理装置103のCPU801にて実行されるソフトウェアである。
機器制御部901は、画像形成装置203の印刷機能、大容量スタッカ204のリフトテーブル508に積載された印刷済みのメディアを取り出すなどの処理を担当する。例えば、リフトテーブル508に積載された印刷済みのメディアを取り出す場合は、スタッカ制御部610を制御することで、スライドドア502の上方移動、リフトテーブル508の下方移動、イジェクトテーブル509の前面側移動を制御する。
受信処理部902は、情報処理装置102によりRIPされた印刷画像を、ネットワークI/F制御部904を通じて受信し、ページ単位で機器制御部901へ渡す処理を担当する。また、リフトテーブル508に積載された印刷済みのメディアを取り出す要求を受信し、その要求を機器制御部901へ渡す処理を担当する。
送信処理部903は、スタッカ制御部610から大容量スタッカ204のボタン501が押下されたことを通知されると、ネットワークI/F制御部904を通じて、情報処理装置102の受信処理部908へ渡す処理を担当する。
ネットワークI/F制御部904は、ネットワークI/F612を制御する。さらに、ネットワークI/F制御部910と連携し、ネットワーク104を通じて、印刷装置101と情報処理装置102との間のデータ通信処理を担当する。
UI処理部905は、情報処理装置102の表示装置802にジョブ管理アプリケーションおよびシステム状況画面を表示する処理や、システム状況画面から要求されたスタックイジェクト要求をジョブ制御部906に渡す処理を担当する。
ジョブ制御部906は、印刷装置101に対する印刷ジョブの管理およびジョブ送信処理を担当する。具体的には、印刷ジョブの開始、中断、キャンセルなどの処理を行う。さらに、UI処理部905から渡されたスタックイジェクト要求を送信処理部909に渡す処理を担当する。RIP処理部907は、印刷データをページ単位でRIPする処理を担当する。
受信処理部908は、ネットワークI/F制御部910を通じて、印刷装置101から大容量スタッカ204のボタン501が押下されたことを受信し、ジョブ制御部906へ渡す処理を担当する。さらに、受信処理部908は、ネットワークI/F制御部910を通じて、情報処理装置103から受信した印刷ジョブをジョブ制御部906へ渡す処理を担当する。
送信処理部909は、RIP画像を、ページ単位で、ネットワークI/F制御部910を通じて、印刷装置101の受信処理部902に渡す処理を担当する。さらに、ジョブ制御部906から渡されたスタックイジェクト要求を、ネットワークI/F制御部910を通じて、印刷装置101の受信処理部902に渡す処理を担当する。
ネットワークI/F制御部910は、Net−I/F811を制御する。さらに、ネットワークI/F制御部904とネットワークI/F制御部914と連携し、ネットワーク104を通じて、印刷装置101、情報処理装置102、情報処理装置103との間のデータ通信処理を担当する。
UI処理部911は、情報処理装置103の表示装置802にジョブ設定画面を表示する処理や、印刷ジョブを生成する指示をジョブ生成部912に渡す処理を担当する。
ジョブ生成部912は、UI処理部911からの指示に従って印刷ジョブを生成し、印刷データを送信処理部913に渡す処理を担当する。送信処理部913は、印刷ジョブを、ネットワークI/F制御部914を通じて、情報処理装置102の受信処理部908へ渡す処理を担当する。
ネットワークI/F制御部914は、Net−I/F811を制御する。さらに、ネットワークI/F制御部910と連携し、ネットワーク104を通じて、情報処理装置102と情報処理装置103との間のデータ通信処理を担当する。
本構成において、情報処理装置103から印刷ジョブ送信し、画像形成装置101でRIPし、印刷装置101で印刷する場合は、以下の処理を行うことで実現する。
まず、情報処理装置103のジョブ生成部912は、UI処理部911にて設定されたジョブ設定に従ってジョブを生成し、印刷データとジョブ設定情報を、送信処理部913を使ってジョブ制御部906へ印刷ジョブを送信する。
次に、情報処理装置102のジョブ制御部906は、受信した印刷データをRIP処理部907にてページ単位でレンダリングし、送信処理部909を使ってRIP画像を機器制御部901へ送信する。
さらに、ジョブ制御部906は、RIP画像の送信に合わせて、ネットワークI/F制御部910を通じて、ジョブ設定情報を、機器制御部901へ送信する。次に、印刷装置101の機器制御部901は、受信したRIP画像を受け取り、その画像データを画像信号制御部603へ渡すとともに、ジョブ設定情報を受信する。
続いて、機器制御部901は、ジョブ設定情報を元に、プリンタ制御部604、外部給紙装置制御部609、スタッカ制御部610へ排紙先や給紙トレイに関する指示を出す。そして、前記指示を出すと共に、画像信号制御部603へ、画像データをプリンタ制御部604へ渡すように指示する。
また、本構成において、大容量スタッカ204のリフトテーブル508に積載された印刷済みのメディアを取り出す場合は、以下の処理を行うことで実現する。
まず、情報処理装置102のUI処理部905は、システム状況画面からスタックイジェクト要求が行われると、ジョブ制御部906へ送信する。ジョブ制御部906は、現在のジョブ状況に応じて、ジョブに対するジョブ制御を行った後、送信処理部909を経由して、機器制御部901へスタックイジェクト要求を渡す。
次に、印刷装置101の機器制御部901は、受信したスタックイジェクト要求に従って、スライドドア502の上方移動、リフトテーブル508の下方移動、イジェクトテーブル509の前面側移動の一連の制御を行う。
図10は、図1に示した情報処理装置102の表示装置802に表示されるUI画面の一例を示す図である。本例のUI画面例は、印刷装置101に関わるシステム状況画面例である。本システム状況画面は、印刷装置101の給紙トレイおよび排紙トレイの状況管理する画面として表示される。
図10において、表示領域1001は、印刷装置101の構成に応じた給紙トレイと排紙トレイの状況が示される領域である。なお、図10においては、外部給紙装置201と外部給紙装置202に関して、給紙トレイ301、給紙トレイ302、給紙トレイ303が表示されている。
そして、すべての給紙トレイにA4サイズの普通紙が給紙されている状態を表している。また、画像形成装置203に関しては、給紙トレイ417が表示されており、A3サイズの普通紙が給紙されている状態を表している。また、大容量スタッカ204に関しては、エスケープトレイ506、リフトテーブル508が表示されている。
スタックイジェクトボタン1002は、大容量スタッカ204のリフトテーブル508に積載された印刷メディアを大容量スタッカ204から取り出す場合に押下するボタンである。スタックイジェクトボタン1002は、通常、グレイアウト表示されており、ボタン押下できない状態となっている。スタックイジェクトボタンは、表示領域1001の「スタック」と記載のある部分を押下すると、グレイアウト表示が解除され、ボタン押下が可能となる。
図11は、図1に示した情報処理装置102の表示装置802に表示されるUI画面の一例を示す図である。本例のUI画面は、情報処理装置102の表示装置802に、表示されるジョブスケジューリング画面例である。なお、印刷装置101で印刷するジョブは、図11のジョブスケジューリング画面を使って管理される。
図11において、必要メディアボタン群1101は、スケジューリングされたジョブに必要なメディアが一覧表示される領域である。例えば、A4の普通紙はJob1で必要とされ、A3の普通紙はJob2で必要とされることを表わしている。また、必要メディアボタン群1101は、印刷予定のジョブにより表示されるボタン数が変わる。たとえば、Job1が印刷完了すると、A4の普通紙を使うジョブが無いため、A4の普通紙は、必要メディアボタン群に表示されなくなる。
時間軸1102は、現在を基準とした時間軸である。時間軸は、左から右へ伸びており、分単位で表示されている。ジョブ名欄1103は、印刷ジョブの名称を表わしており、図中の例では、Job1とJob2が表示されている。ジョブ状況欄1104は、印刷ジョブが必要とするメディア、およびジョブが完了する予想時間を表示している領域である。
図12は、図1に示した情報処理装置102の表示装置802に表示されるUI画面の一例を示す図である。本例のUI画面は、情報処理装置103の表示装置802に表示されるジョブ設定画面例である。
図12の(A)において、1201はジョブ設定項目を種類によってグループ化したタグであり、「一般」、「ジョブ情報」、「メディア」、「レイアウト」、「仕上げ」の5種類により構成されている。そして、図12(A)では、「ジョブ情報」の設定項目が表示されている。
「ジョブ情報」は、印刷ジョブ全体に関連する設定をまとめたタグである。部数設定1202は、印刷データを印刷する部数を設定する項目であり、図中では1000部印刷するように設定されている。両面印刷設定1203は、印刷データを両面印刷するか否かを設定する項目であり、図中では両面印刷するように設定されている。
OKボタン1204は、ジョブ設定画面で設定した内容をジョブ設定として決定するボタンである。キャンセルボタン1205は、ジョブ設定画面で設定した内容を破棄するボタンである。なお、OKボタン1204およびキャンセルボタン1205を押下後、ジョブ設定画面は閉じられる。
図12の(B)は、「仕上げ」の設定項目が表示されている。
図12の(B)において、「仕上げ」は、排紙設定に関する設定をまとめたタグである。シフト設定1206のプルダウンメニューは、排紙時にシフトするか否かを設定する項目であり、図中では、シフトしない設定が選択されている。
排紙先設定1207は、排紙先を選択する設定である。本設定は、「エスケープトレイ(不図示)」、「スタッカ内」の2種類から選択する設定であり、図中ではスタッカ内が選択されている。ここでスタッカ内とは、大容量スタッカ204のリフトテーブル508のことを意味する。
印刷向き設定1208は、印刷ジョブの1ページ目がメディア排紙時に下面に印刷されるか、上面に印刷されるかを選択する設定である。本設定は、「上向き(不図示)」、「下向き」の2種類から選択する設定であり、図中では下向きが選択されている。OKボタン1204、およびキャンセルボタン1205については、図12の(A)での説明と同様であるため、説明を省略する。
以下、上記のように構成された印刷装置を用いて、具体的には大容量スタッカ204のリフトテーブル508へ排紙中に、リフトテーブル508に積載された印刷メディアを大容量スタッカ204から排出する要求が行われた場合を説明する。以後、当該排出要求をスタックイジェクト要求と呼ぶ。
本実施形態では、スタックイジェクト要求が行われた場合に、スタックイジェクトの前後でサンプルプリントを出力する。なお、実施例1では、印刷ジョブは、オペレータが情報処理装置103の表示装置802にて、図12の(A)、図12の(B)を使ってジョブ設定画面を設定した後、情報処理装置102へ印刷ジョブを送信したとして説明を行う。以後、図13、図14のフローチャートを使って説明する。
図13は、本実施形態を示す情報処理装置の制御方法を説明するフローチャートである。本例は、図1に示した情報処理装置102にて実行される処理例である。本処理のステップは、ROM807に格納された制御プログラムをCPU801が実行することで実現される。以後の説明はモジュールを主体として説明する。
S1301は、図10に示したUI画面において、UI処理部905は、オペレータがスタックイジェクトボタン1002を押下したか否かを判断する。UI処理部905は、スタックイジェクトボタン1002が押下されたと判断した場合、S1302に進み、スタックイジェクトボタン1002が押下されていないと判断した場合は、S1301に戻る。
S1302では、UI処理部905は、ジョブ制御部906に対して、スタックイジェクト要求を送信する。そして、UI処理部905は、本処理を終了する。
図14は、本実施形態を示す印刷装置の制御方法を説明するフローチャートである。本例は、図1に示した印刷装置101にて実行される処理例である。本処理のステップは、ROM607に格納された制御プログラムをCPU606が実行することで実現される。また、図14に示す処理は、CPU606が実行する機器制御部901の処理に対応する。以後の説明はモジュールを主体として説明する。
S1401は、スタックイジェクト要求を受信したか否かを検知するループである。機器制御部901は、本ループにおいて、スタックイジェクト要求を受信したと判断した場合、S1402に進み、スタックイジェクト要求を受信していないと判断した場合は、S1401に戻る。
S1402では、機器制御部901は、印刷ジョブの実行によって印刷されるシートがリフトテーブル508に排紙中であるか否かを判断する。具体的に、機器制御部901は、現在印刷中のジョブが存在した場合、印刷中ジョブの排紙先設定1207を確認することで、リフトテーブル508にシートを排紙中か否かを判断することができる。つまり、機器制御部901は、印刷中ジョブが無かった場合、および印刷中ジョブの排紙先設定1207がエスケープトレイであると判断した場合は、S1403に進む。一方、排紙先設定1207が印刷中ジョブの排紙先設定1207がスタック内であると判断した場合は、S1404に進む。
S1403で、機器制御部901は、スタックイジェクト要求を大容量スタッカ204に対して発行する。それによって、大容量スタッカ204はスライドドア502を上方へ移動し、リフトテーブル508に積載されたシートをイジェクトテーブル509に移し替えて、大容量スタッカ204から排出する制御を行う。
S1404で、機器制御部901は、リフトテーブル508にシートを排紙中の印刷ジョブを特定し、S1405へ進む。
S1405では、機器制御部901は、特定した印刷ジョブに関して、部の切れ目まで印刷する処理を行う。具体例を挙げると、印刷ジョブが、画像データが10ページであり1000部印刷する設定だった場合、機器制御部901は、500部目の10ページ目までのRIP画像に基づいてシートに画像を印刷し、印刷ジョブの状態を中断状態にして、S1406へ進む。
S1406で、機器制御部901は、特定した印刷ジョブの最終ページのRIP画像を、HDD613に保存し、S1407へ進む。S1407で、機器制御部901は、保存した印刷ジョブの最終ページのRIP画像に基づいて画像をシートに印刷し、そのシートをエスケープトレイ506に排紙し、S1408へ進む。
S1408で、機器制御部901は、大容量スタッカ204にスタックイジェクト要求を発行して、S1409に進む。スタックイジェクト要求を受付けると、大容量スタッカ204は、前述した方法で、リフトテーブル508に積載されたシートをイジェクトテーブル509に移し替えて、大容量スタッカ204から排出する制御を行う。ここで、大容量スタッカ204がシートを移し替えて、リフトテーブル508を排紙口まで上昇させるために数十秒がかかる。リフトテーブル508が再び大容量スタッカ204のスタックパス505の排紙口から排紙されるシートを積載可能な位置まで上昇したことを不図示のセンサによって検知したら、印刷ジョブの印刷が再開される。なお、印刷ジョブの印刷の再開は、ユーザからの再開指示を受け付けてから行われるようにしてもよい。
S1409で、機器制御部901は、HDD613に保存した印刷ジョブの最終ページのRIP画像に基づいて画像を印刷し、そのシートをエスケープトレイ506に排紙し、S1410へ進む。つまり、特定した印刷ジョブの最終ページの画像は、3回印刷される。まず、S1405で1回目の印刷が実行され、排紙先として設定されたリフトテーブル508に排紙される。そして、S1406で、2回目の印刷が実行され、エスケープトレイ506に排紙される。その後、S1406で、2回目の印刷が実行され、エスケープトレイ506に排紙される。
S1410で、機器制御部901は、中断状態にしたジョブを再開すると共に、続きのページのRIP画像に基づいて、シートに画像を印刷する。先ほどの例で説明すると、501部目の1ページ目以降のRIP画像に基づいて、シートに画像を印刷し、リフトテーブル508に排紙する。
以上のように、本実施形態によれば、スタックイジェクトの前後で、同一ページのサンプルプリントが自動実行されるため、オペレータは、エスケープトレイ506に排出されたサンプルプリントを見比べることで色味変動の目視確認が可能となる。
なお、本実施形態において、図13のフローチャートの処理を、大容量スタッカ204のボタン501が押下された処理に置き換えても良い。その場合、スタックイジェクト要求は、ボタン押下検知部709からのボタン押下通知を、機器制御部901が、受信することで実現できる。処理のフローチャートは図13とほぼ同様であるため、説明は省略する。
また、本実施形態は、情報処理装置103から送信されたジョブに対して適用する例を説明したが、印刷装置101のスキャナ402で読み取った画像を印刷するコピージョブに適用してもよい。その場合、上述した画面を印刷装置101の操作部に表示し、ユーザから指示を受け付ければよい。
〔第2実施形態〕
本実施形態では、印刷ジョブがユーザの指示によって中断およびキャンセルされた場合にサンプルプリントを出力する例について説明する。なお、実施例2においても、印刷ジョブは、オペレータが情報処理装置103の表示装置802にて、図12の(A)、図12の(B)を使ってジョブ設定画面を設定した後、情報処理装置102へ印刷ジョブを送信したとして説明を行う。以後、本実施形態について、図15(A)、図15(B)、図16、図17を使って説明する。
図15は、図1に示した情報処理装置102の表示装置802に表示されるUI画面の一例を示す図である。本UI画面は、ジョブの取り扱い画面例である。
図15の(A)、図15の(B)は、ジョブスケジューリング画面のジョブ名欄1103に表示されているジョブ名をオペレータが押下した場合に表示される。
図11の例で言うと、Job1もしくは、Job2と表示されている部分をユーザが押下した場合に表示される。ここで、該当ジョブが印刷状態であった場合は、情報処理装置102の表示装置802に、図15の(A)が表示され、中断状態であった場合は、図15の(B)が表示される。また、ジョブが印刷状態でもなく中断状態でもなければ、表示はジョブスケジューリング画面のままである。
図15の(A)において、中断ボタン1501は該当ジョブの処理中の途中で中断する場合に押下するボタンである。また、キャンセルボタン1502は該当ジョブをキャンセルする場合に押下するボタンである。
中断ボタン1501もしくはキャンセルボタン1502が押下されたことを受け付けると、UI処理部905は、ジョブ制御部906に該当ジョブの中断要求またはキャンセルを送信する。そして、UI処理部905は、表示装置802の表示をジョブスケジューリング画面に戻す。
戻るボタン1503は、ジョブスケジューリング画面に戻るためのボタンである。戻るボタン1503を押下すると、該当ジョブの中断もしくはキャンセルを行わずに、ジョブスケジューリング画面に戻すことが可能である。
図15の(B)において、再開ボタン1504は該当ジョブを中断状態から印刷状態に戻す場合に押下するボタンである。また、キャンセルボタン1505は該当ジョブをキャンセルする場合に押下するボタンである。
再開ボタン1504もしくはキャンセルボタン1505が押下されると、UI処理部905は、ジョブ制御部906に該当ジョブの再開要求またはキャンセルを送信する。そして、UI処理部905は、表示装置802の表示をジョブスケジューリング画面に戻す。
戻るボタン1506は、ジョブスケジューリング画面に戻るためのボタンである。戻るボタン1503は、該当ジョブの再開もしくはキャンセルを行わずに、ジョブスケジューリング画面に戻すことが可能である。
図16は、本実施形態を示す情報処理装置の制御方法を説明するフローチャートである。本例は、図1に示した情報処理装置102にて実行される処理例である。本処理のステップは、ROM607に格納された制御プログラムをCPU606が実行することで実現される。また、図16に示す処理は、CPU606が実行するUI処理部905の処理に対応する。以後の説明はモジュールを主体として説明する。
S1601は、オペレータがジョブスケジューリング画面のジョブ名欄1103に表示されているジョブ名を押下したか否かを判断する。UI処理部905は、ジョブ名欄1103に表示されているジョブ名が押下されたと判断した場合、S1602に進み、ジョブ名が押下されていないと判断した場合、S1601に戻る。
S1602では、UI処理部905は、ジョブ制御部906に対して、該当ジョブの状態を問い合わせ、もし、当該ジョブ制御部906からの応答により、該当ジョブが印刷状態であるかどうかを判断する。ここで、印刷状態であるとUI処理部905が判断した場合、S1602に進み、印刷状態でないとUI処理部905が判断した場合は、S1603に進む。S1603では、UI処理部905は、該当ジョブの状態が中断状態であるかどうかを判断する。ここで、該当ジョブの状態が中断状態であるとUI処理部905が判断した場合、S1610に進み、該当ジョブの状態が中断状態でないとUI処理部905が判断した場合、本処理を終了する。
まず、該当ジョブの状態が印刷状態の場合の説明を行う。
S1604では、UI処理部905は、図15の(A)のジョブの取り扱い画面を表示装置802に表示し、S1605に進む。S1605は、オペレータが中断ボタン1501、キャンセルボタン1502、戻るボタン1503のいずれかを押下したかどうかを判断する。UI処理部905は、中断ボタン1501、キャンセルボタン1502、戻るボタン1503のいずれかが押下されたと判断した場合に、S1606へ進み、いずれのボタンも押下されていないと判断した場合に、S1605に戻る。
S1606では、UI処理部905は、キャンセルボタン1502が押下されたか否かを判断する。ここで、キャンセルボタン1502が押下されたと判断した場合、S1609へ進み、キャンセルボタン1502が押下されていないと判断した場合は、S1607へ進む。
S1607では、UI処理部905は、中断ボタン1501が押下されたか否かを判断する。ここで、中断ボタン1501が押下されたと判断した場合は、S1608に進み、中断ボタン1501が押下されていないと判断した場合は、戻るボタン1503が押下された場合であるので、本処理を終了する。
S1608では、UI処理部905は、印刷装置101に対して、中断要求を送信して、本処理を終了する。また、S1609では、UI処理部905は、印刷装置101に対して、キャンセル要求を送信して、本処理を終了する。
次に、該当ジョブの状態が中断状態の場合の説明を行う。
S1610では、UI処理部905は、図15の(B)のジョブの取り扱い画面を表示装置802に表示し、S1611に進む。S1611は、オペレータが再開ボタン1504、キャンセルボタン1505、戻るボタン1506のいずれかを押下しているかどうかを判断する。UI処理部905は、再開ボタン1504、キャンセルボタン1505、戻るボタン1506のいずれかが押下されたと判断した場合に、S1612へ進み、いずれのボタンも押下されていないと判断した場合は、S1611に戻る。
S1612では、UI処理部905は、キャンセルボタン1505が押下されたか否かを判断する。ここで、キャンセルボタン1505が押下されたとUI処理部905が判断した場合、S1609へ進み、キャンセルボタン1505が押下されていないと判断した場合は、S1613へ進む。
S1613では、UI処理部905は、再開ボタン1504が押下されたか否かを判断する。ここで、再開ボタン1504が押下されたと判断した場合は、S1614に進み、再開ボタン1504が押下されていないと判断した場合、戻るボタン1506が押下された場合であるので、本処理を終了する。S1614では、UI処理部905は、印刷装置101に対して、再開要求を送信して、本処理を終了する。
図17は、本実施形態を示す印刷装置の制御方法を説明するフローチャートである。本例は、図1に示した印刷装置101にて実行される処理例である。本処理のステップは、ROM607に格納された制御プログラムをCPU606が実行することで実現される。以後の説明はモジュールを主体として説明する。
S1701、S1702で、機器制御部901は、オペレータが図15の(A)の中断ボタン1501もしくはキャンセルボタン1502が押下されたかどうかを判断する。具体的には、UI処理部905からの中断要求の有無とキャンセル要求の有無を判断する処理を実行する。以下、図面に基づいて各ステップについて説明する。
S1701では、機器制御部901は、UI処理部905からキャンセル要求を受信していると判断した場合、S1703に進み、UI処理部905からキャンセル要求を受信していないと判断した場合はS1702に進む。
S1702では、機器制御部901は、UI処理部905から中断要求を受信していると判断した場合、S1702に進み、UI処理部905から中断要求を受信していないと判断した場合は、S1701に戻る。
S1703で、機器制御部901は、該当ジョブのキャンセル処理を行う。それによって、印刷が停止される。S1704、S1705、S1706の処理については、第1実施形態のS1405、S1406、S1407と同様であるため、説明を省略する。
S1707、S1708は、オペレータが図15の(B)の再開ボタン1504もしくはキャンセルボタン1505を押下した際の処理を行う。具体的には、UI処理部905からの再開要求の有無とキャンセル要求の有無をチェックする。
S1707で、機器制御部901は、UI処理部905からキャンセル要求を受信していると判断した場合、S1703に進み、UI処理部905からキャンセル要求を受信していないと判断した場合は、S1708に進む。S1708で、機器制御部901は、UI処理部905から再開要求を受信していると判断した場合、S1709に進み、UI処理部905から再開要求を受信していないと判断した場合は、S1707に戻る。S1709、S1710の処理については、第1実施形態に示したS1409、S1410と同様であるため、説明を省略する。
以上の処理を行うことで、印刷ジョブの中断の前後で、同一ページのサンプルプリントが自動実行されるため、オペレータは、エスケープトレイ506に排出されたサンプルプリントを見比べることで色味変動の目視確認が可能となる。また、中断状態時にジョブをキャンセルした場合は、サンプルプリントを印刷しないため、印刷メディアを無駄に出力しないメリットがある。
〔第3実施形態〕
本実施形態では、大容量スタッカ204のリフトテーブル508へ排紙中に、スタックイジェクト要求が行われた場合に、スタックイジェクトの前後でサンプルプリントを出力するか否かをオペレータが選択可能な例について説明する。なお、本実施形態では、印刷ジョブは、オペレータが情報処理装置103の表示装置802にて、図12の(A)、図12の(B)を使ってジョブ設定画面を設定した後、情報処理装置102へ印刷ジョブを送信したとして説明を行う。
まず、オペレータがスタックイジェクトを行う場合の処理については、第1実施形態と同様であるため、本実施形態では説明を省略する。
図18は、図15は、図1に示した情報処理装置102の表示装置802に表示されるUI画面の一例を示す図である。本UI画面は、サンプルプリント選択画面例である。
図18に示すサンプルプリント選択画面において、するボタン1801は、スタックイジェクトの前と後にサンプルプリントを実施する場合に押下するボタンである。また、しないボタン1802は、スタックイジェクトの前と後にサンプルプリントを実施しない場合に押下するボタンである。するボタン1801、もしくは、しないボタン1802が押下されると、UI処理部905は、ジョブ制御部906に該当ジョブに対して、サンプルプリント実施可否を送信する。そして、UI処理部905は、サンプルプリント選択画面の表示を取りやめる。
図19は、本実施形態を示す印刷装置の制御方法を説明するフローチャートである。本例は、図1に示した印刷装置101にて実行される処理例である。本処理のステップは、ROM607に格納された制御プログラムをCPU606が実行することで実現される。また、以後の説明はモジュールを主体として説明する。
S1901で、機器制御部901は、スタックイジェクト要求を受信したか否かを判断する。機器制御部901がスタックイジェクト要求を受信したと判断した場合、S1902に進み、スタックイジェクト要求を受信していないと判断した場合は、S1901に戻る。
S1902で、機器制御部901は、印刷ジョブがリフトテーブル508に排紙中であるか否かを判定する。具体的に、機器制御部901は、現在印刷中のジョブが存在した場合、印刷中ジョブの排紙先設定1207を確認することで、リフトテーブル508に排紙中か否かを判断することができる。つまり、機器制御部901は、印刷中ジョブが無かった場合、および印刷中ジョブの排紙先設定1207がエスケープトレイである場合は、S1903に進み、印刷中ジョブの排紙先設定1207がスタック内である場合は、S1904に進む。
S1904では、機器制御部901は、UI処理部905に、図18のサンプルプリント選択画面を表示するように指示する。そして、UI処理部905から、オペレータがするボタン1801もしくは、しないボタン1802のどちらを押下したかの情報を受信すると、S1905に進む。
S1905で、機器制御部901は、UI処理部905から、サンプルプリントを実行するためのするボタン1801が押下されたことを示す情報を得ているかどうかを判断する。ここで、するボタン1801が押下されたと判断した場合は、S1906に進み、するボタン1801が押下されず、しないボタン1802が押下されたことを示す情報を得ていると判断した場合は、S1913に進む。
S1913で、機器制御部901は、リフトテーブル508に排紙中の印刷ジョブを特定し、S1914へ進む。
S1914で、機器制御部901は、特定した印刷ジョブに関して、部の切れ目まで印刷する処理を行う。具体例をあげると、印刷ジョブが、画像データが10ページであり1000部印刷する設定だった場合、機器制御部901は、500部目の10ページ目までのRIP画像に基づいて、シートに画像を印刷し、印刷ジョブの状態を中断状態にする。そして、S1915へ進む。
S1915で、機器制御部901は、大容量スタッカ204にスタックイジェクト要求を送信して、S1916に進む。
S1916で、機器制御部901は、中断状態にしたジョブを再開し、続きのページのRIP画像に基づいて、シートに画像を印刷する。先ほどの例で言うと、501部目の1ページ目のRIP画像に基づいて、シートに画像を印刷し、本処理を終了する。
なお、S1903、S1906〜S1912については、第1実施形態のS1403、S1404〜S1410と同様であるため、説明を省略する。
以上のように、本発明によれば、スタックイジェクトの前後で同一ページのサンプルプリントの実行可否をオペレータが選択可能となる。
なお、本実施形態において、第1実施形態と同様に、オペレータがスタックイジェクトを行う場合の処理は、大容量スタッカ204のボタン501が押下された処理に置き換えても良い。
〔第4実施形態〕
本実施形態では、大容量スタッカ204のリフトテーブル508へ排紙中に、スタックイジェクト要求が行われた場合に、スタックイジェクト前のサンプルプリントを省略する例について説明する。具体的には、大容量スタッカ204から排出される印刷物において、最上位メディアの上面が印刷されている場合は、スタックイジェクト前のサンプルプリントを行わない例である。
なお、本実施形態では、印刷ジョブは、オペレータが情報処理装置103の表示装置802にて、図12の(A)、図12の(B)を使ってジョブ設定画面を設定した後、情報処理装置102へ印刷ジョブを送信したとして説明を行う。
まず、オペレータがスタックイジェクトを行う場合の処理については、第1実施形態と同様であるため、本実施例では説明を省略する。
図20は、本実施形態を示す印刷装置の制御方法を説明するフローチャートである。本例は、図1に示した印刷装置101にて実行される処理例である。本処理のステップは、ROM607に格納された制御プログラムをCPU606が実行することで実現される。以後の説明はモジュールを主体として説明する。
また、S2001〜S2006の処理は、第1実施形態のS1401〜S1406と同様であるため、説明を省略する。
S2007では、機器制御部901は、部の最終ページが上向き(上面状態)で印刷されているかを判断する。たとえば、機器制御部901は、図12の(A)の両面印刷設定1203、図12の(B)の印刷向き設定1208、および印刷ジョブのページ数の情報を元に、部の最終ページが上向きで印刷されるか否かが判断できる。
具体的に、機器制御部901は、印刷ジョブのページ数が10ページであり、両面印刷設定1203が「する」、印刷向き設定1208が「下向き」であれば、部の最終ページが上向きで印刷されると判断できる。または、機器制御部901は、印刷ジョブのページ数が9ページであり、両面印刷設定1203が「する」、印刷向き設定1208が「下向き」であれば、部の最終ページが下向きで印刷されると判断できる。このような判断を行い、機器制御部901が、部の最終ページが上向きで印刷されると判断した場合は、S2009に進み、そうでない場合は、S2008に進む。
S2008〜S2011は、第1実施形態に示した図14のS1407〜S1410と同様であるため、説明を省略する。
以上のように、本実施形態によれば、大容量スタッカ204から排出される印刷メディアの最上位メディアの上面に、印刷がされていた場合は、スタックイジェクトの前のサンプルプリントを省略することができる。
オペレータは、スタックイジェクトされた印刷メディアの最上位メディアと、エスケープトレイ506に排出されたサンプルプリントを見比べることで色味変動の目視確認が可能となるので、印刷メディアを無駄に出力しないメリットがある。
なお、本実施形態に示す処理は、第2実施形態、第3実施形態についても同様に適用できる。
具体的には、第2実施形態において、大容量スタッカ204から排出される印刷物において、最上位メディアの上面が印刷されている場合は、スタックイジェクト前のサンプルプリントを行わない例も実現できる。それは、図17のS1706を図20のS2007、S2008に置き換えることで実現できる。
また、第3実施形態において、大容量スタッカ204から排出される印刷物において、最上位メディアの上面が印刷されている場合は、スタックイジェクト前のサンプルプリントを行わない例も実現できる。それは、図19のS1909を図20のS2007、S2008に置き換えることで実現できる。
さらに、第4実施形態において、第1実施形態と同様に、オペレータがスタックイジェクトを行う場合の処理は、大容量スタッカ204のボタン501が押下された処理に置き換えても良い。
〔第5実施形態〕
図21は、図1に示した情報処理装置102の表示装置802に表示されるUI画面の一例を示す図である。本UI画面は、ジョブ設定画面例である。
図21の(A)において、2101はジョブ設定項目を種類によってグループ化したタグであり、「一般」、「ジョブ情報」、「メディア」、「レイアウト」、「仕上げ」の5種類により構成されている。そして、図21の(A)では、「ジョブ情報」の設定項目が表示されている。
「ジョブ情報」は、印刷ジョブ全体に関連する設定をまとめたタグである。部数設定2102は、印刷データを印刷する部数を設定する項目であり、図中では1000部印刷するように設定されている。両面設定2103は、印刷データを両面印刷するか否かを設定する項目であり、図中では両面印刷するように設定されている。
OKボタン2104は、ジョブ設定画面で設定した内容をジョブ設定として決定するボタンである。キャンセルボタン2105は、ジョブ設定画面で設定した内容を破棄するボタンである。なお、OKボタン2104およびキャンセルボタン2105を押下後、ジョブ設定画面は閉じられる。
図21の(B)は、「仕上げ」の設定項目が表示したUI画面例である。
「仕上げ」は、排紙設定に関する設定をまとめたタグである。シフト設定2106のプルダウンメニューは、排紙時にシフトするか否かを設定する項目であり、図中では、シフトしない設定が選択されている。
排紙先設定2107は、排紙先を選択する設定である。本設定は、「エスケープトレイ(不図示)」、「スタッカ内」の2種類から選択する設定であり、図中ではスタッカ内が選択されている。ここでスタッカ内とは、大容量スタッカ204のリフトテーブル508のことを意味する。
OKボタン2104、およびキャンセルボタン2105については、図21の(A)での説明と同様であるため、説明を省略する。
本実施形態では、大容量スタッカ204のリフトテーブル508へ排紙中に、リフトテーブル508に積載された印刷メディアを大容量スタッカ204から排出する要求(以後、スタックイジェクト要求と記載する)が行われた場合を説明する。
本実施形態では、スタックイジェクト要求が、通常スタックイジェクト要求の場合に、サンプルプリントを自動的に実行する例について説明する。なお、通常スタックイジェクト要求とは、オペレータが、リフトテーブル508に出力中の印刷メディアを後工程(フィニッシングなど)に運ぶために、部の切れ目(区切)でスタックイジェクトを行う要求を表わす。また、緊急スタックイジェクト要求とは、オペレータが、印刷状態の変化などに気が付き、リフトテーブル508に出力中の印刷メディアを、部の切れ目に関係なく、緊急に排出したい場合に行う要求を表わす。
本実施形態では、大容量スタッカ204のボタン501を押下した回数により、スタックイジェクト要求が異なる。具体的には、ボタン501を1回押下した場合は、通常スタックイジェクト要求であり、2回押下した場合は、緊急スタックイジェクト要求である。
なお、本実施形態では、印刷ジョブは、オペレータが情報処理装置103の表示装置802にて、図21の(A)、図21の(B)を使ってジョブ設定画面を設定した後、情報処理装置102へ印刷ジョブを送信したとして説明を行う。
図22は、本実施形態を示す印刷装置の制御方法を説明するフローチャートである。本例は、図1に示した印刷装置101にて実行される処理例である。本処理のステップは、ROM607に格納された制御プログラムをCPU606が実行することで実現される。以後の説明はモジュールを主体として説明する。
S2201は、スタッカ制御部610はオペレータがボタン501を押下したか否かを判断する。スタッカ制御部610はオペレータがボタン501を押下したと判断した場合、スタッカ制御部610のボタン押下検知部709がさらに、ボタン押下回数を検知し、CPU回路部605にて動作している機器制御部901へ押下回数を通知する。これにより、機器制御部901は、ボタン501の押下を検知すると、S2202に進み、検知していないと判断した場合はS2201に戻る。
S2202では、機器制御部901がボタン501の押下回数が1回であるかどうかを判断する。ここで、ボタン501の押下回数が1回であると判断した場合は、S2203へ進み、ボタン501の押下回数が1回でないと判断した場合は、S2204へ進む。
S2203では、機器制御部901は、通常スタックイジェクト要求を発行して、本処理を終了する。また、S2204では、機器制御部901は、緊急スタックイジェクト要求を発行して、本処理を終了する。
図23は、本実施形態を示す印刷装置の制御方法を説明するフローチャートである。本例は、図1に示した印刷装置101にて実行される処理例である。本処理のステップは、ROM607に格納された制御プログラムをCPU606が実行することで実現される。以後の説明はモジュールを主体として説明する。
S2301で、機器制御部901は、スタックイジェクト要求の種別が通常スタックイジェクト要求であるかどうかを判断する。具体的には、図22による処理で通知される情報で判断することができる。
ここで、スタックイジェクト要求の種別が通常スタックイジェクト要求であると判断した場合は、S2302へ進み、スタックイジェクト要求の種別が通常スタックイジェクト要求でないと判断した場合は、S2302へ進む。S2302で、機器制御部901は、スタックイジェクト要求の種別が緊急スタックイジェクト要求であるかどうかを判断する。
ここで、機器制御部906は、スタックイジェクト要求の種別が緊急スタックイジェクト要求でないと判断した場合は、S2301へ戻る。
一方、スタックイジェクト要求の種別が緊急スタックイジェクト要求であると判断した場合は、S2303へ進む。
S2303では、機器制御部901は、印刷ジョブを実行することによって印刷されるシートがリフトテーブル508に排紙中であるか否かを判断する。具体的には、ジョブ制御部906は、現在印刷中のジョブが存在した場合、印刷中ジョブの排紙先設定1007を確認することで、リフトテーブル508に排紙中か否かを判断することができる。
つまり、機器制御部901は、印刷中のジョブが無かった場合、および印刷中のジョブの排紙先設定1007がエスケープトレイである場合は、S2304に進み、印刷中ジョブの排紙先設定1007がスタック内である場合は、S2305に進む。
S2304で、機器制御部901は、スタックイジェクト要求を発行して、本処理を終了する。その後、大容量スタッカ204にスタックイジェクト要求を送信する。そして、大容量スタッカ204は、スタックイジェクト要求を受信すると、スライドドア502を上方へ移動し、リフトテーブル508に積載された印刷メディアをイジェクトテーブル509に移し替えて、排出する制御を行う。
一方、S2305で、機器制御部901は、リフトテーブル508に排紙中の印刷ジョブを特定し、S2306へ進む。
S2306で、機器制御部901は、S2301もしくはS2302にて受信したスタックイジェクト要求が、通常スタックイジェクト要求もしくは緊急スタックイジェクト要求のどちらかを判断する。ここで、緊急スタックイジェクト要求であると判断した場合は、S2307へ進み、通常スタックイジェクト要求であると判断した場合は、S2308へ進む。
図23の(B)は、S2307の緊急スタックイジェクト処理を詳細に記載したフローチャートである。
S2309では、機器制御部901は、S2305にて特定した印刷ジョブをキャンセルし、S2310へ進む。それによって印刷が停止される。
S2310では、機器制御部901は、大容量スタッカ204にスタックイジェクト要求を送信して、本処理を終了する。なお、スタックイジェクト要求送信後の動作は、S2304にて記載済みのため、ここでは説明は省略する。
図23の(C)は、S2308の通常スタックイジェクト処理を詳細に記載したフローチャートである。
S2311で、機器制御部901は、特定した印刷ジョブに関して、部の切れ目まで印刷する処理行う。具体例をあげると、印刷ジョブが、画像データが10ページであり1000部印刷する設定だった場合、機器制御部901は、500部目の10ページ目までのRIP画像に基づいて、シートに画像を印刷する。
S2312で、機器制御部901は、特定した印刷ジョブの最終ページのRIP画像を、HDD613に保存し、S2313へ進む。
S2313で、機器制御部901は、S2305にて特定した印刷ジョブをキャンセルし、S2314へ進む。
S2314で、機器制御部901は、大容量スタッカ204にスタックイジェクト要求を送信して、S2315に進む。なお、スタックイジェクト要求送信後の動作は、S2304にて記載済みのため、説明は省略する。
S2315で、機器制御部901は、保存した印刷ジョブの最終ページのRIP画像に基づいてシートに画像を印刷し、そのシートをエスケープトレイ506に出力し、S2316へ進む。
S2316で、機器制御部901は、続きのページからジョブを再開する。前述の例を使うと、501部目の1ページ目から1000部目の10ページまで印刷ジョブを再投入して印刷を再開する。そして、本処理が完了すると、処理を終了する。
以上のように、本発明によれば、通常スタックイジェクトの場合だけサンプルプリントを自動実行する。したがって、オペレータが後処理(フィニッシングなど)を行いたい印刷メディアに対してのみ、色味の確認を行うためのサンプルプリントが実行される。
また、大容量スタッカ204のボタン501を押下しただけでサンプルプリントが自動実行されるため、オペレータが、手動で、サンプルプリントを行うための操作の手間を省くことができる。
本実施形態では、通常スタックイジェクト要求、および緊急スタックイジェクト要求の受信後の処理を、印刷ジョブのキャンセルで実現している。そのため、ジョブの印刷とキャンセル以外の機能を持たない画像形成装置を使って処理が実現可能であるメリットがある。
〔第6実施形態〕
本実施形態は、第5実施形態の通常スタックイジェクト処理を、印刷ジョブの中断で実現した例である。以下、本実施形態について、図22、図23の(A)、図23の(B)、図24を使って説明する。しかし、図22、図23の(A)、図23の(B)、は、第5実施形態にて説明済のため、図24のみ説明を行う。
図24は、本実施形態を示す印刷装置の制御方法を説明するフローチャートである。本例は、図1に示した印刷装置101にて実行される処理例である。本処理のステップは、HDD613に格納された制御プログラムをCPU606が実行することで実現される。また、本実施形態に示す処理は、図23の(A)にて、S2308の処理に入ると、図24に示す処理が実施される。
S2401で、機器制御部901は、特定した印刷ジョブに関して、部の切れ目まで印刷する処理を行う。具体例をあげると、印刷ジョブが、画像データが10ページであり1000部印刷する設定だった場合、機器制御部901は、500部目の10ページ目までのRIP画像に基づいて、シートに画像を印刷し、特定した印刷ジョブの状態を中断状態にする。そして、S2402へ進む。
S2402では、機器制御部901は、特定した印刷ジョブの最終ページのRIP画像を、HDD613に保存するようにRIP処理部907へ指示を行い、S2403へ進む。S2403で、機器制御部901は、スタックイジェクト要求を発行して、S2404に進む。なお、スタックイジェクト要求送信後の動作は実施例1で記載済のため、ここでは説明は省略する。
S2404で、機器制御部901は、保存した印刷ジョブの最終ページのRIP画像に基づいてシートに画像を印刷し、エスケープトレイ506に排紙し、S2405へ進む。
S2405で、機器制御部901は、S2401にて中断状態にしたジョブを再開し、続きのページのRIP画像に基づいて、シートに画像を印刷する。先ほどの例で言うと、印刷装置101は、501部目の1ページ目以降のRIP画像に基づいてシートに画像を印刷し、、処理を完了する。
本実施形態によれば、第5実施形態と比較すると、ジョブの中断状態を使って処理を行うので、印刷ジョブのキャンセルに比べて、ジョブの再開に要する処理時間が短いメリットがある。
〔第7実施形態〕
本実施形態では、第5実施形態の緊急スタックイジェクト処理を、印刷ジョブの中断もしくはキャンセルのどちらかを選択可能とした例である。
図25は、図1に示した情報処理装置102の表示装置802に表示されるUI画面の一例を示す図である。本UI画面は、緊急スタックイジェクト時のジョブの取り扱い画面例である。
図25において、中断ボタン2501は緊急スタックイジェクト要求受信時に、該当ジョブを中断する設定を行うボタンである。また、キャンセルボタン2502は緊急スタックイジェクト要求受信時に、該当ジョブをキャンセルする設定を行うボタンである。中断ボタン2501とキャンセルボタン2502は、二者択一の設定であり、同時に設定できないようになっている。
決定ボタン2503は、中断ボタン2501とキャンセルボタン2502のどちらを選択したかを決定するボタンである。決定ボタン2503が押下されると、UI処理部905は、情報処理装置102のHDD809に、どちらが選択されたかを保存する。破棄ボタン2504は、中断ボタン2501とキャンセルボタン2502の選択を破棄し、情報処理装置102のHDD809に保存しない場合に押下するボタンである。
本実施形態では、図23の(B)に示した処理に代えて、図26に示す処理が実行される。以後、本実施形態について、図25、図22、図23の(A)、図26、図23の(C)を使って説明する。しかし、図22、図23の(A)、図23の(C)は、第5実施形態にて説明済のため、図25、図26のみ説明を行う。
図26は、本実施形態を示す印刷装置の制御方法を説明するフローチャートである。本例は、図1に示した印刷装置101にて実行される処理例である。本処理のステップは、HDD607に格納された制御プログラムをCPU606が実行することで実現される。
本実施形態は、図23の(A)にて、S2307の処理に入ると、図26の処理のフローチャートが実施される。
S2601では、機器制御部901は、図25に示す緊急スタックイジェクト時のジョブの取り扱い画面にて設定した値を読み出し、その後の処理を決定する。具体的には、機器制御部901は、UI処理部905で決定ボタン1403を押下された時に、HDD613に保存した値を読み出す。そして、その保存値が、中断であると機器制御部901が判断した場合はS2602に進み、キャンセルであると機器制御部901が判断した場合は、S2607に進む。
なお、S2602〜S2606の処理については、第6実施形態のS2401〜S2405と同様であるので、説明を省略する。また、S2607、S2608の処理についても、第5実施形態に示したS2309、S2310と同様であるため説明を省略する。
以上のように、本実施形態によれば、緊急スタックイジェクトの処理をオペレータが選択可能となる。具体的には、緊急スタックイジェクト時にジョブ中断する場合は、サンプルプリントを自動実行し、緊急スタックイジェクト時にジョブをキャンセルする場合は、サンプルプリントを行わないため、運用の自由度が向上するメリットがある。
なお、上述した実施形態では、情報処理装置102と印刷装置101が別体である例を説明したが、これらは一体型の装置として構成されていても良い。その場合、上述したUI画面を印刷装置101の操作部が有する表示部に表示することになる。また、情報処理装置103と情報処理装置102と印刷装置101とが一体型の装置として構成されていても良い。
本発明の各工程は、ネットワーク又は各種記憶媒体を介して取得したソフトウエア(プログラム)をパソコン(コンピュータ)等の処理装置(CPU、プロセッサ)にて実行することでも実現できる。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施形態の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。
101 印刷装置
102 情報処理装置
103 情報処理装置
104 ネットワーク
201 外部給紙装置
202 外部給紙装置
203 画像形成装置
204 大容量スタッカ

Claims (12)

  1. シートに印刷を行う印刷手段と、
    要求されるジョブで印刷されたシートを積載する積載手段と、
    積載されたシートの取り出しを指示する指示手段と、
    取り出し指示を受け付けることに応じて、最後に印刷したページと同じページを印刷して特定の排紙手段に排紙し、印刷されたシートの取り出し後、前記ジョブの印刷を再開する前に、前記最後に印刷したページと同じページを印刷して前記特定の排紙手段に排紙する制御手段と、
    を備えることを特徴とする印刷装置。
  2. 前記指示手段に基づいて最後に印刷したページと同じページを印刷するか否かを設定する設定手段を備え、
    前記制御手段は、前記最後に印刷したページと同じページを印刷することが設定されている場合、取り出し指示を受け付けることに応じて、最後に印刷したページと同じページを印刷して特定の排紙手段に排紙し、印刷されたシートの取り出し後、前記ジョブの印刷を再開する前に、前記最後に印刷したページと同じページを印刷して前記特定の排紙手段に排紙することを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
  3. 前記最後に印刷したページが上面状態で排紙されるかどうかを判断する判断手段を備え、
    前記最後に印刷したページが上面状態で排紙されると判断した場合、前記印刷手段は、取り出し指示を受け付けることに応じて、最後に印刷したページと同じページを印刷しないことを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
  4. 前記指示手段による指示が前記ジョブの区切りでシートの取り出しを行う場合、前記制御手段は、最後に印刷したページと同じページを印刷して特定の排紙手段に排紙し、印刷されたシートの取り出し後、前記ジョブの印刷を再開する前に、前記最後に印刷したページと同じページを印刷して前記特定の排紙手段に排紙する制御を実行し、
    前記指示手段による指示が積載されたシートの取り出しを前記ジョブの途中で中断した後に行う場合、前記制御手段は、最後に印刷したページと同じページを印刷して特定の排紙手段に排紙し、印刷されたシートの取り出し後、前記ジョブの印刷を再開する前に、前記最後に印刷したページと同じページを印刷して前記特定の排紙手段に排紙する制御を実行しないことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の印刷装置。
  5. シートに印刷を行う印刷手段と、
    積載されたシートの取り出しを指示する指示手段と、
    前記指示手段を用いてジョブを中断する指示を受け付ける受付手段と、
    前記中断する指示を受け付けることに応じて、中断する際に印刷したページと同じページを印刷して特定の排紙手段に排紙し、中断したジョブの印刷を再開する前に、中断の指示を受け付けた際に印刷したページと同じページを印刷して前記特定の排紙手段に排紙する制御手段と、
    を備えることを特徴とする印刷装置。
  6. 前記制御手段は、ジョブを中断する指示を受け付けることに基づいて、最後に印刷したページと同じページを印刷して特定の排紙手段に排紙し、印刷されたシートの取り出し後、前記ジョブの印刷を再開する前に、前記最後に印刷したページと同じページを印刷して前記特定の排紙手段に排紙する制御の可否を決定することを特徴とする請求項5記載の印刷装置。
  7. シートに印刷を行う印刷手段と、要求されるジョブで印刷されたシートを積載する積載手段とを備える印刷装置の制御方法であって、
    積載されたシートの取り出しを指示する指示工程と、
    取り出し指示を受け付けることに応じて、最後に印刷したページと同じページを印刷して特定の排紙手段に排紙し、印刷されたシートの取り出し後、前記ジョブの印刷を再開する前に、前記最後に印刷したページと同じページを印刷して前記特定の排紙手段に排紙する制御工程と、
    を備えることを特徴とする印刷装置の制御方法。
  8. 前記指示工程に基づいて最後に印刷したページと同じページを印刷するか否かを設定する設定工程を備え、
    前記制御工程は、前記最後に印刷したページと同じページを印刷することが設定されている場合、取り出し指示を受け付けることに応じて、最後に印刷したページと同じページを印刷して特定の排紙手段に排紙し、印刷されたシートの取り出し後、前記ジョブの印刷を再開する前に、前記最後に印刷したページと同じページを印刷して前記特定の排紙手段に排紙することを特徴とする請求項7記載の印刷装置の制御方法。
  9. 前記最後に印刷したページが上面状態で排紙されるかどうかを判断する判断工程を備え、
    前記最後に印刷したページが上面状態で排紙されると判断した場合、前記印刷手段は、取り出し指示を受け付けることに応じて、最後に印刷したページと同じページを印刷しないことを特徴とする請求項8記載の印刷装置の制御方法。
  10. 前記指示工程による指示が前記ジョブの区切りでシートの取り出しを行う場合、前記制御工程は、最後に印刷したページと同じページを印刷して特定の排紙手段に排紙し、印刷されたシートの取り出し後、前記ジョブの印刷を再開する前に、前記最後に印刷したページと同じページを印刷して前記特定の排紙手段に排紙する制御を実行し、
    前記指示工程による指示が積載されたシートの取り出しを前記ジョブの途中で中断した後に行う場合、前記制御工程は、最後に印刷したページと同じページを印刷して特定の排紙手段に排紙し、印刷されたシートの取り出し後、前記ジョブの印刷を再開する前に、前記最後に印刷したページと同じページを印刷して前記特定の排紙手段に排紙する制御を実行しないことを特徴とする請求項7乃至9のいずれか1項に記載の印刷装置の制御方法。
  11. シートに印刷を行う印刷手段を備える印刷装置の制御方法であって、
    中断する指示を受け付けることに応じて、中断する際に印刷したページと同じページを印刷して特定の排紙手段に排紙し、中断したジョブの印刷を再開する前に、中断の指示を受け付けた際に印刷したページと同じページを印刷して前記特定の排紙手段に排紙する制御工程を備えることを特徴とする印刷装置の制御方法。
  12. 請求項7乃至11のいずれか1項に記載の印刷装置の制御方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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