JP2014217147A - 制御装置一体型回転電機 - Google Patents

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Abstract

【課題】回転子位置検出センサの検出精度向上、信頼性向上、冷却性の向上、部品点数の減少によるコスト削減、重量削減を有する制御装置一体型回転電機を得る。【解決手段】この発明に係る制御装置一体型回転電機は、フロントブラケット2、リヤブラケット3と、前記ブラケット2,3に回転自在に支持された回転軸7と、前記回転軸7に固定される回転子8と、前記回転子8の回りに配置され、前記ブラケット2,3に固定される固定子10と、前記リヤブラケット3の中空部に設けられた円筒部4に配設され、前記回転子8の回転位置を検出する回転子位置検出センサ28を有し、前記回転子位置検出センサ28はヒートシンク25に接着あるいは熱かしめにより固定されている。【選択図】図4

Description

この発明は、モータ部と制御回路部とが連結された制御装置一体型の車両用の回転電機に関し、特に回転子位置検出センサの取付け構造に関するものである。
従来の回転電機における回転子位置検出センサの取付け構造としては、例えば特許第4479821号(特許文献1)のように、回転位置検出センサが制御装置のリードフレームに固定される構造や、特許第3546886号(特許文献2)のように、回転位置検出センサをリヤブラケットに対してネジ止めで固定している例がある。
特許第4479821号 (段落[0013]、図1) 特許第3546886号 (段落[0021]、図5)
特許文献1における従来の回転電機では、回転位置検出センサが制御装置のリードフレームに固定される構造が提案されている。また、特許文献2では、リヤブラケットに磁極位置検出センサが固定される構造が提案されている。ここで、ヒートシンクに直接ネジで締結し固定した場合、ネジ軸力でのコア変形により回転子位置検出センサの検出精度が低下するという問題が発生していた。また、回転子位置検出センサのインシュレータを介してヒートシンクに固定する場合は、ネジ軸力でインシュレータが変形し、温度変化に伴う熱収縮や振動によりコイルの断線が生じ、信頼性が低下していた。さらに、ネジ軸力によるインシュレータ変形を防ぐため、ブッシュが一体成形されており、部品コストが高いという問題点があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、回転センサの検出精度向上、信頼性向上、部品点数の減少によるコスト削減と冷却性の向上を有する回転電機を提供するものである。
この発明に係る制御装置一体型回転電機は、フロントブラケット、リヤブラケットと、前記ブラケットに回転自在に支持された回転軸と、前記回転軸に固定される回転子と、前記回転子の回りに配置され、前記ブラケットに固定される固定子と、前記リヤブラケットの中空部に設けられた円筒部に配設され、前記回転子の回転位置を検出する回転子位置検出センサを有し、回転子位置検出センサはヒートシンクに樹脂による接着乃至熱かしめにより固定されている。
この発明に係わる回転電機によれば、回転子位置検出センサの検出精度向上と部品点数を減少させ、信頼性の高い構造を有する回転電機を得ることができる。
この発明の実施の形態1に係る回転電機を示す側面断面図である。 (a)はこの発明の実施の形態1に係る回転子位置検出センサを示す正面図、(b)は側面断面図である。 (a)はこの発明の実施の形態1に係るセンサカバーを設けた回転子位置検出センサを示す正面図、(b)は側面断面図である。 この発明の実施の形態1に係るヒートシンクとの固定構造に関する構成を示す部分拡大図である。 (a)はこの発明の実施の形態1に係るスナップフィットの構造とラビリンス状係合部の構造を示す側面断面図である。(b)はスナップフィットの構造とラビリンス状係合部の構造の他の例を示す側面断面図である。 この発明の実施の形態2に係わる回転電機を示す側面断面図である。 (a)はこの発明の実施の形態2に係わるレゾルバを示す正面図、(b)は側面断面図である。 (a)はこの発明の実施の形態2に係わるセンサカバーを設けたレゾルバを示す正面図、(b)は側面断面図である。
以下、この発明の好適な実施の形態について図面を参照して説明する。
実施の形態1.
この発明の実施の形態1を図1〜図5に基づいて説明するが、各図において、同一、または相当部材、部位については同一符号を付して説明する。
図1はこの発明の実施の形態1に係わる回転電機を示す側面断面図である。図2はこの発明の実施の形態1に係わる回転子位置検出センサ28を示す正面図、及び側面断面図である。図3はこの発明の実施の形態1に係わるセンサカバー34を設けた回転子位置検出センサ28を示す正面図、及び側面断面図である。図4はこの発明の実施の形態1に係わるヒートシンクとの固定構造に関する構成を示す図である。図5はこの発明の実施の形態1に係わるスナップフィットの構造を示す側面断面図である。
図1に示すように、この実施の形態1の回転電機では、例としてクローポール型発電電動機について説明する。
この制御装置一体型回転電機は、モータ部1と、制御装置部24により構成される。モータ部1は、固定子巻線11と固定子鉄心とにより構成される円筒状の固定子10、回転軸7に固定され、固定子10内で回転するとともに界磁巻線9と界磁鉄心とフロントファン16、リヤファン15により構成される回転子8、回転子8の軸方向両側において回転軸7を支持するフロントベアリング5及びリヤベアリング6、固定子10を保持するとともに、回転子8をフロントベアリング5及びリヤベアリング6を介して保持する一体に連結されるアルミニウム製のフロントブラケット2及びリヤブラケット3からなるブラケットにより構成されている。
また、フロントベアリング5の軸前方向における回転軸7の端部は、フロントブラケット2より突出し、プーリ19が固定されている。
リヤブラケット3の軸方向後方側に配置される制御装置部24は、固定子10の固定子巻線11に位相制御された三相交流電力を供給するための直流交流相互変換回路20、ブラシホルダ14と接続され回転子8に界磁電流を流す界磁電流スイッチング回路21から構成されるパワーモジュールと、このパワーモジュール20、21を制御する制御基板22と、回転子8の回転角度を検出するための回転子位置検出センサ28とから構成され、軸方向後方はカバー23により覆われている。
また、制御装置部24は、直流交流相互変換回路20が配置されている冷却用ヒートシンク25と、ターミナル31を備えたリードフレーム29と、直流交流相互変換回路20、界磁スイッチング回路21を制御するための制御基板22を備えている。
パワーモジュール20、21はブラシホルダ14内部に設けられたブラシ13とスリンガ47で覆われているスリップリング12を介して回転子8の界磁巻線9に電力を供給する。
制御基板22は、制御装置一体型回転電機の固定子巻線11に位相制御された三相交流電力を供給するための直流交流相互変換回路20を制御し、界磁巻線9に電力を供給するための界磁電流スイッチング回路21を制御する。また、制御基板22上に回転子位置検出センサ28の検出信号を角度信号に変換するセンサ変換器(図示せず)が実装されている。
リヤブラケット2の軸方向後端中央部に軸方向に延出する円筒部4が設けられ、円筒部4内にリヤベアリング6が設けられ、回転軸7の後方側端部に回転子8の回転速度や回転位置を検出する回転子位置検出センサ28のセンサロータ26が取り付けられ、センサロータ26がリヤブラケット3の円筒部4内部に位置するようにリヤベアリング6に回転軸7の後端側が支持される。回転子位置検出センサ28のセンサスてータ27は、その内周面がセンサロータ26の外周面と対向するように、リヤブラケット3の円筒部4内部に直接嵌合され、制御基板22と電気的に接続される。センサステータ27の出力信号は信号線により制御基板22に実装されたセンサ変換器(図示せず)へ供給され、センサ変換器で角度信号に変換されて、この角度信号が直流交流相互変換回路20及び界磁電流スイッチング回路21を制御する制御基板22に供給され、角度信号に基づき直流交流相互変換回路20と界磁電流スイッチング回路21によって固定子巻線11への電流制御及び界磁巻線9への電流制御が行われ、コネクタ50を介して車両と信号が伝達され、制御装置一体型回転電機の制御が実行される。
次に、固定子10の固定子巻線11の口出線11aと制御装置部24の直流交流相互変換回路20の電気的な接続構成について説明する。リヤブラケット3と制御回路部との間に、固定子巻線11の口出線11aと接続される第1接続部17と、その第1接続部17より外周側に位置した第2接続部18とを有するターミナル31がインサート成形されたコネクティングボード30が配設されている。なお、リードフレーム29のターミナル31は直流交流相互変換回路20の端子と例えば溶接により接続されている。
コネクティングボード30はリヤブラケット3のリヤ側にネジ(図示せず)で固定される。固定子巻線11の口出し線11aはリヤブラケット3を軸方向に貫通して、コネクティングボード30にインサート成形されたターミナル31の第1接続部17と例えば溶接により接続される。
その後、制御装置部24がリヤブラケット3に組み付けられ、コネクティングボード30にインサート成形されたターミナル31の第1接続部17より外周側に位置する第2接続部18と、制御装置部24のリードフレーム29にインサート成形されたターミナル31とが例えばネジ33およびナット32によって固定され電気的に接続される。リードフレーム29にインサート成形されたターミナル31と直流交流相互変換回路20の端子は例えば溶接等で接続される。
次に、図2、図3に示す回転子位置検出センサ28について説明する。回転子位置検出センサ28は、回転軸7と同軸的に配置されて、回転子8の回転位置を検出する。ここでの、回転子位置検出センサ28とは、磁束の変化を回転速度に換算する磁気式回転センサであれば、どういった種類のセンサでも構わない。この回転子位置検出センサ28は、一般的には、センサロータ26とセンサステータ27とにより構成され、センサステータ27の内側にセンサロータ26が回転自在に設けられている。そして、リヤブラケット3とブラシホルダ14との間に位置し、センサ端子が配設されたインシュレータ35を有している。インシュレータ35とブラシホルダ14の間にはセンサカバー34が設けられている。
このインシュレータ35は図4に示すように、一部径方向に突出しており、ヒートシンク25との接着面を拡大させるために接着樹脂46を配置するための樹脂溜り43を備える構造になっている。固定の際は、シリコン系などの常温硬化型樹脂、エポキシ系などの加熱硬化型樹脂を滴下、または塗り伸ばした後に硬化し、固定を行う。ここで、これら樹脂はインシュレータ35とヒートシンク25とを十分に保持させる固定力を持つ樹脂であれば、どういった種類の樹脂でも構わない。なお、図1において、ヒートシンク25からプーリ19方向に対して回転子位置検出センサ28が配置されているが、ヒートシンク25と同一平面に配置されていたり、カバー23方向に配置されていても構わない。
また、回転子位置検出センサ28のセンサカバー34とインシュレータ35間にはラビリンス状係合部49が設けられ、それぞれを押し当てることで防水構造が形成されている。インシュレータ35とリヤブラケット3との間、又は回転子位置検出センサ28のインシュレータ35とブラシホルダ14との間、あるいは回転子位置検出センサ28のインシュレータ35とスリンガ47との間にはラビリンス状係合部49が設けられており、各部とも硬度の低い樹脂で互いに接触面を構成することで、樹脂の弾性によるたわみで接触面積が増加し、ラビリンス状係合部49の防水性が向上する。また、このラビリンス状係合部49が無い箇所については、シール材または、パッキン、オーリング等樹脂成形部品により防水が図られる。
このセンサカバー34とインシュレータ35の固定については、センサカバー34の端部を一部延伸させて設けられたスナップフィット44により行われており、スナップフィット44の配置箇所については、図5(a)に示すように、ラビリンス状係合部49の一部に構成されていても良く、また図5(b)に示すように、ラビリンス状係合部49とは別に配置されていても構わない。また、固定方法については、インシュレータ35又はセンサカバー34の樹脂の一部を加熱することで固定のための所望の形状を形成する熱かしめや、シリコン等の樹脂による接着といった方法が用いられる。
さらに、インシュレータ35には、ヒートシンク25との固定の際に用いられる位置決め用突起である位置決めピン45が設けられる。これは、所望の位置に回転子位置検出センサ28を配置し、センサステータ27とセンサロータ26の位置精度を合せこむことで、回転子8の位置を精度良く検出することが可能である。このため、ヒートシンク25に回転子位置検出センサ28を固定する際には、位置決め用ピン45をヒートシンク25に設けられた穴に差し込み、所望の位置に回転子位置検出センサ28が誘導されるように配置する。このとき、位置決め用ピン45はヒートシンク25の穴に対して、圧入または、嵌合される。なお、図1では回転子位置検出センサ28はヒートシンク25よりロータ側の位置に配置されているが、センサカバー34側の位置に配置されていても構わない。
回転子位置検出センサ28のセンサステータ27とヒートシンク25との固定をネジにて締結にて行う場合、ネジ軸力によりセンサステータ27が変形し、検出精度の悪化が生じていた。これを接着固定にて行うことで、コアの形状変化による特性低下を防ぐことが出来る。また、回転子位置検出センサ28のインシュレータ35をヒートシンク25にネジ締結にて行う場合、同様にネジ軸力によりインシュレータ35が歪み、インシュレータ35を介して巻線されるセンサコイル39へ張力が加わり、センサコイル39のレヤショート、断線といった問題が発生していた。これを接着樹脂46にて固定することで、インシュレータ35変形によるセンサコイル39の断線を防ぐことができ、信頼性の向上を図ることが可能である。また、接着による固定によりネジ、ブッシュを廃止することができ、部品点数の削減に伴うコストと重量削減が可能となる。さらに、上記部品を削減したことで、ブラシホルダ14やヒートシンク冷却のための風路をより大きく確保することができ、冷却性の向上にもつながる。
実施の形態2.
この発明の実施の形態2を図6〜図8に基づいて説明する。なお、各図において、同一または相当部材、部位については同一符号を付して説明する。図6はこの発明の実施の形態2に係る回転電機を示す側面断面図である。図7はこの発明の実施の形態2に係るレゾルバ38を示す正面図及び側面断面図である。図8はこの発明の実施の形態2に係るセンサカバー34を設けたレゾルバ38を示す正面図及び側面断面図である。
この実施の形態2では、回転電機に搭載された回転子位置検出センサが、特にレゾルバ38である場合を示している。図6に示すように、レゾルバ38の配置位置も実施の形態1と同様に、リヤブラケット3の軸方向端面に円筒部4を設け、円筒部4内にリヤベアリング6を設け、回転軸7の後端側に取り付けたレゾルバロータ36が円筒部4内部に位置するようにリヤベアリング6により回転軸7の後端側を支持している。レゾルバステータ37は、その内周面がレゾルバロータ36の外周面と対向するように、円筒部4内部に直接嵌め込まれ、ヒートシンク25に固定された後に制御装置部24を介してリヤブラケット3に固定される。
次に、レゾルバ38の構成について図7、図8を用いて説明する。このレゾルバ38のレゾルバステータ37は、薄板状の珪素鋼板が積層され、ポリブチレンテレフタレート(PBT)やナイロン(PA)等の樹脂材料から成るインシュレータ35で覆われ、センサコイル39と絶縁されており、レゾルバステータ37にインシュレータ35を介して複数回巻回され、コイル固定樹脂41にて固定されている。また、センサコイル39をレゾルバターミナル40に一体状に固定し、電気的に接続する構造である。回転軸7の回転とともに回転するレゾルバロータ36は、ギャップパーミアンスが角度に対して正弦波状に変化する突極形状から成り、回転軸7に対して、圧入若しくは接着乃至ネジ止め等の方法にて固定されている。インシュレータ35は一部延伸された箇所に、ヒートシンク25との固定のための樹脂溜り43が設けられており、このインシュレータ35の巻線部を囲むように溝が設けられている。
この実施の形態2においても、実施の形態1同様に、ポリブチレンテレフタレート(PBT)やポリフェニレンサルファイド(PPS)等の樹脂材料で成形されたセンサカバー34を該当溝部に設けられたラビリンス係合部49同士で合わせ、センサカバー34とインシュレータ35間やインシュレータ35とブラシホルダ14間における防水構造を形成する。ここで、このラビリンス状係合部49が無い箇所については、シール材または、パッキン、オーリング等樹脂成形部品により防水が図られる。実施の形態1の図4と同様に、インシュレータ35は、ヒートシンク25に接着樹脂46にて固定され、モータ部1と一体化される構成である。また、図6において、ヒートシンク25からプーリ19方向に対してレゾルバが配置されているが、ヒートシンク25と同一平面や、カバー23方向に配置されていても構わない。
レゾルバ38においても、レゾルバステータ37のネジ締結によるステータ変形で、ステータコアの内外径形状が変化し、外径形状は理想的には真円状であるが、楕円や三角形等にネジ締代箇所の配置と軸力に依存した形状変化でリヤブラケット3との嵌合時の組立性の低下、組み付け位置精度低下に伴う検出精度の悪化が生じていた。また、内径形状の形状変化に伴い、ロータ36とのギャップ変化に伴う検出精度の悪化が生じていたが、これを接着固定にて行うことで、レゾルバステータ37の形状変化による特性低下を防ぐことが可能である。また、インシュレータ35を介してネジ締結する時に発生していたセンサコイル39過張力によるセンサコイル39のレヤショート、断線といった問題についても、接着樹脂46にて固定することで、インシュレータ35変形によるコイル断線を防ぐことができ、信頼性の向上を図ることが可能である。また、接着による固定によりネジ、ブッシュを廃止することができ、部品点数の削減に伴うコストと重量削減が可能となる。さらに、上記部品を削減したことで、ブラシホルダ14やヒートシンク冷却のための風路をより大きく確保することができ、冷却性の向上にもつながる。
なお、上記実施の形態1及び実施の形態2にてこの発明を説明してきたが、この発明は、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1 モータ部、 2 フロントブラケット、 3 リアブラケット、 4 リアブラケットの円筒部、 5 フロントベアリング、 6 リヤベアリング、 7 回転軸、 8 回転子、 9 界磁巻線、 10 固定子、 11 固定子巻線、 11a 口出線、 12 スリップリング、 13 ブラシ、 14 ブラシホルダ、 15 リヤファン、16 フロントファン、 17 第1接続部、 18 第2接続部、 19 プーリ、 20 直流交流相互変換回路、 21 界磁電流スイッチング回路、 22 制御基板、23 カバー、 24 制御装置部、 25 ヒートシンク、 26 センサロータ、 27 センサステータ、 28 回転子位置検出センサ、 29 リードフレーム、 30 コネクティングボード、 31 ターミナル、 32 ナット、 33 ネジ、 34 センサカバー、 35 インシュレータ、 36 レゾルバロータ、37 レゾルバステータ、 38 レゾルバ、 39 コイル、 40 レゾルバターミナル、 41 コイル固定樹脂、 43 樹脂溜り、 44 スナップフィット、 45 位置決め用突起、 46 接着樹脂、 47 スリンガ、 49 ラビリンス状係合部。
この発明に係る制御装置一体型回転電機は、ブラケットに回転自在に支持されている回転軸と、前記ブラケットに固定される固定子と、前記回転軸に固定される回転子と、前記ブラケットのリヤ側に固定され、パワーモジュールを搭載したヒートシンクと、前記回転子の回転位置を検出する回転子位置検出センサと、前記回転子位置検出センサから信号により前記パワーモジュールを制御する制御装置を備えた制御装置一体型回転電機において、前記回転子位置検出センサは前記ヒートシンク側にインシュレータを有するものであって、前記回転子位置検出センサは前記インシュレータを介して前記ヒートシンクに固定され、前記ヒートシンクと前記インシュレータとは接着樹脂にて固定されているとともに、前記回転子位置検出センサのカバーと前記インシュレータに、軸方向に突出している凹凸状の突起を形成し、これら凹凸状突起を互いに押し当てるラビリンス構造とすることで、内部構造を防水するようにしたものである
この発明に係わる回転電機によれば、回転子位置検出センサの検出精度向上と部品点数を減少させ、防水性を向上させた信頼性の高い構造を有する回転電機を得ることができる。

Claims (8)

  1. ブラケットに回転自在に支持されている回転軸と、前記ブラケットに固定される固定子と、前記回転軸に固定される回転子と、前記ブラケットのリヤ側に固定され、パワーモジュールを搭載したヒートシンクと、前記回転子の回転位置を検出する回転子位置検出センサと、前記回転子位置検出センサから信号により前記パワーモジュールを制御する制御装置を備えた制御装置一体型回転電機において、前記回転子位置検出センサは前記ヒートシンクに樹脂による接着乃至熱かしめにて固定されたことを特徴とする制御装置一体型回転電機。
  2. 前記回転子位置検出センサは、前記インシュレータを介して前記ヒートシンクに接着乃至熱かしめにて固定されていることを特徴とする請求項1に記載の制御装置一体型回転電機。
  3. 前記回転子位置検出センサのカバーと前記インシュレータに、軸方向に突出している凹凸状の突起を形成し、これら凹凸状突起を互いに押し当てるラビリンス構造とすることで、内部構造を防水するようにした請求項2に記載の制御装置一体型回転電機。
  4. 前記ヒートシンクと前記インシュレータは接着樹脂にて固定されていることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の制御装置一体型回転電機。
  5. 前記インシュレータと前記ヒートシンクとの接合部には、樹脂溜りを形成したことを特徴とする請求項4に記載の制御装置一体型回転電機。
  6. 前記回転子位置検出センサのカバーと前記インシュレータとの固定は、スナップフィットにて構成されていることを特徴とする請求項3に記載の制御装置一体型回転電機。
  7. 前記インシュレータには、前記ヒートシンク側に突出する位置決め用突起が設けられ、前記ヒートシンクの係合穴と係合することで、前記インシュレータと前記ヒートシンクの位置合わせが実施されることを特徴とする請求項2又は請求項4に記載の制御装置一体型回転電機。
  8. 前記回転子位置検出センサはレゾルバにて構成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の制御装置一体型回転電機。
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