JP2014214997A - ダンパ開閉装置 - Google Patents

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Abstract


【課題】 ダンパが閉止位置にあるときに、流体漏れを確実に防止することができるダンパ開閉装置を提供する。
【解決手段】 ダンパ開閉装置10は、外筒1と、外筒1の内側に配置されて外筒1に対して可動自在に支持されるとともに内部に流体通路7を有する内筒2と、流体通路7に開閉自在に配置された複数のダンパ3からなるダンパ群30と、内筒2に固定され流体通路7のダンパ3の上流側に配設された被覆リブ46と、外筒1に対する内筒2の移動に連動させて、ダンパ3の傾斜角度を制御する角度制御手段とを備える。被覆リブ46は、各ダンパ3が閉位置にあるときに、互いに隣合うダンパ3の内周縁部の間の境界線Aに沿って、ダンパ3の内周縁部31bと他のダンパ3の内周縁部31bとを被覆する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、流体通路を流通する流体の流量を調整するダンパ開閉装置に関する。
従来、ダンパ開閉装置としては、特許文献1に開示されたものがある。図15は、特許文献1のダンパ開閉装置の分解斜視図に対応する図面である。図15に示すように、ダンパ開閉装置は、内側に流体通路925を有するハウジング912と、流体通路925内に進退可能に支持され、ラック部944及び操作部946を備えた操作体914と、ダンパ918と、を備えている。ダンパ918は、ラック部944に噛合するピニオン部957を設け、互いに放射状にハウジング912に回動自在に支持される。
この構成では、操作部946を用いて操作体914を進退させることにより、ピニオン部957を設けたダンパ軸部952を中心として、ルーバ918が回動する。隣同士のダンパ918の間が閉じることで、流体通路925全体が閉止される。
特開2002−168511号公報 特開2002−137628号公報 特開平7−180900号公報 実開平5−27545号公報
しかしながら、上記特許文献1では、ダンパ918同士をラップさせて流体を止めるため、ダンパが厚くなる。ダンパ918が厚いと、圧力損失や騒音の原因となる。そこで、圧力損失や騒音を抑制しつつ、閉止位置にあるダンパの流体漏れを防止することが望まれていた。
また、特許文献2〜4においても、流体通路にダンパを配置して、ダンパを開閉する構成が開示されている。特許文献2〜4においても、特許文献1と同様に、ダンパの閉止位置にあるときに、流体漏れが懸念されている。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、ダンパが閉止位置にあるときに、流体漏れを確実に防止することができるダンパ開閉装置を提供することを課題とする。
(1)本発明のダンパ開閉装置は、内部に流体通路を有する筒体と、前記筒体の前記流体通路に開閉自在に配設された複数のダンパからなるダンパ群とを備えるダンパ開閉装置であって、
前記各ダンパを前記筒体に揺動自在に支持させ、
前記各ダンパは、前記ダンパを前記筒体に対して揺動させることにより前記流体通路の軸方向に対する前記ダンパの傾斜角度が最大となる閉位置にあるときに、前記ダンパの周縁部と他の前記ダンパの周縁部との間を閉じて流体通路を閉止し、
前記各ダンパは、前記閉位置での最大の前記傾斜角度から該傾斜角度を減少させることで、前記ダンパの周縁部と他の前記ダンパの周縁部との間を開いて、前記流体通路を開き、
更に、前記流体通路における前記ダンパの上流側に配設され、且つ、前記各ダンパが前記閉位置にあるときに、互いに隣合う前記ダンパの周縁部と他の前記ダンパの周縁部との間の境界線に沿って、前記ダンパの周縁部と他の前記ダンパの周縁部とを被覆する被覆リブを備えることを特徴とする。
上記構成によれば、流体通路におけるダンパの上流側に、被覆リブを配設している。ダンパが閉位置にあるときに、被覆リブは、互いに隣合うダンパの周縁部と他のダンパの周縁部との間の境界線に沿って、ダンパの周縁部と隣合う他のダンパの周縁部とを被覆する。このため、上流側から流体が流通してきたときに、流体は、被覆リブにより遮られ、互いに隣合うダンパの周縁部の間の隙間から下流側に漏れ出ることを確実に防止することができる。また、被覆リブは、細長いリブ形状を呈しているため、流体通路を通過する流体の流通を妨げず、圧力損失を低く抑えることができる。また、騒音も抑制できる。
筒体は、例えば、外筒と、外筒の内側に配設された内筒とから構成されていてもよい。この場合、内筒は、外筒に対して可動自在に支持されるとともに、内筒の内部に流体通路が形成される。外筒に対する内筒の移動に連動させて、ダンパの傾斜角度を制御する角度制御手段を備えているとよい。角度制御手段は、ダンパの外側面に突設させた突起部と、外筒の内周面に形成され内筒の回動に連動して突起部を前記軸方向に移動させるガイド溝とからなるとよい。または、角度制御手段は、ダンパの外側面に突設させたピニオンと、外筒の内周面に形成されピニオンに噛合するラックとからなる場合でもよい。
上記構成では、内筒の移動に連動してダンパが傾斜角度を変えて、流体通路を開閉する。このため、流体通路の中心にラックやピニオンなどの部材を配置させる必要がない。ダンパが開位置に位置するときに、流体通路の中央部の流体が吹き抜けやすくなり、流体通路での流体の圧力損失を低くすることができる。
(2)前記各ダンパが閉位置にあるときに形成される前記境界線は、放射状を呈しており、前記被覆リブは、前記境界線と対応する放射状を呈していることが好ましい。この場合には、流体通路に配設したすべてのダンパの周縁部の間を被覆リブで被覆するため、ダンパの周縁部の間の隙間から流体が漏れ出ることを確実に防止できる。
(3)前記被覆リブは、前記筒体から径方向内側に延びていることが好ましい。被覆リブが筒体に確実に固定される。
(4)前記各ダンパは、前記筒体に軸支された一対の支持部をもち、前記各ダンパの周縁部のうち、一対の前記支持部よりも径方向内側の周縁部が内周縁部であって、前記各ダンパが閉位置にあるときに、前記各ダンパの前記内周縁部と、隣り合う他の前記ダンパの前記内周縁部との間を閉じることが好ましい。ダンパが筒体に安定に固定される。
(5)前記筒体を周方向に等間隔に分割する位置に複数の軸受部を配置し、各軸受部を直線状に繋ぐ弦を回動中心軸として前記各ダンパを揺動させることが好ましい。ダンパが筒体に揺動可能に安定に支持されるため、閉位置にあるダンパの周縁部の間に隙間が形成されにくくなり、流体の漏れ出ることを更に確実に防止することができる。
(6)前記流体通路において、前記ダンパが前記閉位置にあるときに、前記ダンパの前記内周縁部は、前記ダンパの前記回動中心軸よりも下流側に配置されていることが好ましい。閉位置にあるダンパが、回動中心軸よりも下流側に配置されると、開閉するダンパの移動軌跡以外の部分に被覆リブを配置することができる。このため、ダンパと被覆リブとの干渉を防止でき、ダンパを円滑に開閉することができる。
なお、ダンパと被覆リブとの干渉を回避できる場合には、流体通路において、ダンパが閉位置にあるとき、ダンパの内周縁部は、ダンパの回動中心軸よりも上流側に配置されていてもよい。
(7)更に、前記筒体及び前記ダンパ群からなる本体部を一体的に回動自在に収容する筒状のリテーナと、前記筒体から径方向内側に延びる前記被覆リブに連結され、前記筒体の軸中心に位置して前記本体部を前記リテーナに対して回動自在に支持する本体支持部とを備えることが好ましい。リテーナに対して本体部全体の傾斜角度を調整して、ダンパ群を構成する全てのダンパの傾斜角度を一括して可変させることができる。ゆえに、ダンパ開閉機構から流出する流体の向きを自在に調整することができる。また、被覆リブは、本体支持部を筒体に保持するための連結部材としての機能も持ち合わせている。このため、ダンパ開閉機構の部品点数を増やすことなく、閉止時にダンパの下流側への流体の流出を防止できる。
本発明のダンパ開閉装置は、ダンパ閉時に、隣合うダンパの間の境界線に沿って、ダンパの周縁部を被覆する被覆リブを設けているため、ダンパが閉止位置にあるときに、流体漏れを確実に防止することができる。
実施形態1のダンパ開閉装置の第1リテーナ部材、本体部、第2リテーナ部材の斜視図である。 実施形態1のダンパ開閉装置の本体部の斜視図である。 実施形態1のダンパ開閉装置の本体部の分解斜視図である。 実施形態1のダンパ開閉装置の断面図である。 連結支持部の断面図である。 図6の左図は、外筒の斜視図であり、図6の中図は操作部及びダンパ群を組み付けた内筒の斜視図であり、図6の右図はダンパの斜視図である。 内筒及び外筒の断面図である。 ダンパの揺動中心を示すための流体通路の断面説明図である。 図6の中図のX−X矢視断面図である。 ダンパが閉位置にあるときの図9のY−Y矢視断面図である。 図11は各種被覆リブの断面図であって、図11(a)は、細長い四角形をなし斜面をもつ被覆リブであり、図11(b)は三角形状の断面をもつ第2のリブであり、図11(c)はダンパ本体の直線部に段部を形成した場合を示し、図11(d)は菱形形状の断面をもつ被覆リブを示す。 実施形態1の変形例である、ダンパの突起部と外筒との位置関係を示す説明図である。 実施形態2のダンパを支持した内筒、及び外筒の斜視図である。 実施形態2のダンパ開閉装置の断面図である。 従来例のダンパ開閉装置の断面図である。
(実施形態1)
実施形態1は、図1、図2に示すように、車両のインストルメントパネルの空調空気の吹き出し口に取り付けられるダンパ開閉装置10である。ダンパ開閉装置10は、図2,図3に示すように、外筒1、内筒2及びダンパ群30からなる本体部25を一体的に回転自在に収容する筒状のリテーナ6と、リテーナ6に固定されリテーナ6の軸中心に位置して本体部25を回動傾動自在に支持する連結支持部41とを有する。
図1に示すように、リテーナ6は、上流側に配置された第1リテーナ部材65と、第1リテーナ部材65の下流側に配置された第2リテーナ部材66とからなる。第1リテーナ部材65の下流側周縁部は、第2リテーナ部材66の上流側周縁部に外嵌されている。第1リテーナ部材65の下流側周縁部から突出した係合部65cが、第2リテーナ部材66の外周面から突出する突部66cを嵌合することで、第1、第2リテーナ部材65,66を一体化して、リテーナ6を形成している。
第1リテーナ部材65の上流部65aは円筒形状を呈しており、下流部65bは上流部65aよりも拡径されている。図4に示すように、第2リテーナ部材66の下流部66bは、インストルメントパネル8の吹出し口80を囲む周縁部81を内嵌している。図1に示すように、第2リテーナ部材66の外周面から突出するフランジ部66dは、図略のインストルメントパネル8の図略の係合部に係合されている。図4に示すように、第1リテーナ部材65の下流部65bの内周面と第2リテーナ部材66の上流部66aの内周面とインストルメントパネル8の吹出し口80の周縁部81は、互いに連続する球面を形成している。
図1、図4に示すように、連結支持部41は、第1リテーナ部材65の上流部65aに突設されて軸中心に位置している。連結支持部41は、ボール部42aをもつピン42と、ピン42を嵌合させる保持穴43aをもつ支持部43とを有する。ボール部42aは、球面をもち、ピン42の先端に設けられている。図5に示すように、ピン42の下部は、2つに分枝した挿入部42bをもつ。挿入部42bは、先端が鉤形状に径方向外側に張り出している。挿入部42bを保持穴43aに挿入したときに、ピン42の先端の鉤形状部42cが保持穴43a先端の周縁に係止することで、ピン42がピン支持部43に固定される。図1に示すように、ピン支持部43は、3方向に放射状に延びる連結リブ44と一体に連結されている。連結リブ44が第1リテーナ部材65の上流部65aに一体に固定されることで、ピン支持部43はリテーナ6の中心軸上に保持されている。
図1,図2に示すように、リテーナ6の内部には、外筒1、内筒2、ダンパ群30、操作部5から構成されるダンパ開閉装置10の本体部25を一体に収容している。
図3に示すように、外筒1及び内筒2は、本発明の筒体を構成する。外筒1は、第1部材11と、第1部材11よりも下流側であって吹出し口80の近くに配置された第2部材12とから構成されている。第1部材11の下流側周縁部11bの3箇所に、係合突起11cが突出され、第2部材12の上流側周縁部12aの3箇所に係合凹部12cが形成されている。係合突起11cは係合凹部12cに係合されている。これにより、第1部材11と第2部材12とが互いに一体的に固定されている。第1部材11と第2部材12とは、円筒形状であって、これらの内部空間は互いに同一中心軸をもつ。
図4に示すように、第1部材11と第2部材12の外周面は、リテーナ6の内周面と若干の間隔を隔てて互いに対向している。第1部材11と第2部材12の外周面は、リテーナ6の内周面の球面形状と相応する球面形状を呈している。第1部材11の外周面には、突部11dが突設されている。突部11dは、リテーナ6の内周面との隙間を管理するための当て座である。
図3に示すように、外筒1の内周面には、螺旋形状のガイド溝13dが凹設されている。ガイド溝13dは、外筒1の内周面に周方向の3カ所に配置されている。図6に示すように、ガイド溝13dの上流部、下流部は、それぞれ外筒1の第1部材11、第2部材12に配置されている。
内筒2は、外筒1と同一軸線をもつ円筒形状を呈している。図7に示すように、内筒2の上流側端部は径方向内側に突設された座部29をもち、内筒2のこの座部29と下流端部とが、それぞれ外筒1の第1部材11及び第2部材12の内周面に形成した段部11f、12fに回動自在に係止されることで、外筒1に対して内筒2が回動自在に保持されている。
図3、図6に示すように、内筒2には、径方向内側に三角形状に突出する凸部21が形成されている。凸部21は、内筒2の周方向に120°間隔で3箇所に形成されている。各凸部21は、頂部を挟んで互いに連結する一対の斜面21aを有する。各斜面21aには、それぞれ軸受部21bとしての孔が形成されている。
内筒2の上流側部分には、スリット24が形成されている。スリット24は、内筒2の軸方向に延びており、その一端は上流側周縁部に開口し、その他端は内筒2の軸方向の略下流側部分に位置して閉止している。スリット24は、内筒2の周方向に120°間隔で3箇所に形成されている。スリット24は、内筒2の周方向で2つの凸部21の間に形成されている。
内筒2の三角形状に突出する3つの凸部21の頂部には、被覆リブ46が一体に連結されている。被覆リブ46は、内筒2の軸中心に向かって径方向内側に延びている。三本の被覆リブ46の交わる軸中心に、本体支持部45が配設されている。図4に示すように、本体支持部45は、上流側が凹設されていて、その凹設部に摺動部47を設けている。
図4に示すように、摺動部47は、シム48を介して、リテーナ6に固定された連結支持部41のピン42のボール部42aを支持している。ボール部42aは、摺動部47により支持されることで、リテーナ6に対して、内筒2を一体的に全方位に回動可能とさせる。内筒2がリテーナ6に対して回動することで、内筒2を保持する外筒1、内筒2に支持されているダンパ群30を一体的に、全方位に回動可能とさせる。
図2、図3に示すように、操作部5は、流体通路7の軸線方向に延びる略三角枠状の薄板51と、薄板51に連結された円弧部52とからなる。円弧部52の中心は、三角枠形状の薄板51の中心と共通する。三角枠形状の薄板51の各頂点は、内筒2の下流側の内周面に一体に固定されている。内筒2と操作部5との間、薄板51と円筒部52との間、及び円筒部52の内部は、流体の流通が可能な空間50が形成されている。円弧部52の径方向内側の空間50には、内筒2に固定された円形状の本体支持部45、及び被覆リブ46が露出している。
図6に示すように、ダンパ群30は、内筒2の内部に形成された流体通路7に配置されている。ダンパ群30は、3つのダンパ3から構成されている。各ダンパ3は、内筒2に対して揺動可能に支持されている。ダンパ3は、内筒2に対して揺動することにより流体通路7の軸方向に対する傾斜角度が調整される。
3つのダンパ3は、互いに同じ構造をもつ。各ダンパ3は、略扇形状を呈するダンパ本体31と、ダンパ本体31の周方向両端に設けられた一対の支持部32と、ダンパ本体31の外側面に設けられた突起部36とを有する。支持部32は、ダンパ本体31から内側に折り返された折り返し部32aと、折り返し部32aの外側面に突出する軸部32bとを有する。軸部32bは、内筒2の凸部21の斜面21aに形成した軸受部21bに回動自在に嵌合されている。軸部32bが軸受部21bに回動自在に嵌合されることで、ダンパ3は内筒2に対して揺動自在に保持される。
図8に示すように、内筒2を周方向に等間隔に分割する位置には、複数の軸受部21bが配置されている。隣合う各軸受部21bを直線状に繋ぐ弦20を回動中心軸として、各ダンパ3は内筒2に対して揺動される。ダンパ3は、内筒2に対して揺動することで、流体通路7の軸方向に対する傾斜角度が変更され、流体通路7を流通する空調空気の量が調整される。
図3に示すように、ダンパ本体31は、軸方向に対して所定角度に揺動自在に配置されている。ダンパ本体31の内周縁部31bは流体通路7の径方向内側を向き、ダンパ本体31の外周縁部31aは流体通路7の径方向外側を向いている。そして、ダンパ本体31の全体形状は平坦である。
ダンパ本体31は、一対の支持部32の間であって支持部32よりも外側に形成された外周縁部31aと、一対の支持部32の間であって支持部32よりも内側に形成された内側縁部31bとで囲まれている。
ダンパ本体31の外周縁部31aは、緩やかな円弧形状を呈している。ダンパ本体31の外周縁部31aは、ダンパ3の上流側に位置していて、内筒2の内周面に対面している。図9に示すように、ダンパ3が閉位置にあるとき、ダンパ本体31の外周縁部31aは、内筒2の内周面に傾斜して接するため,内筒2の内周面よりも緩やかな円弧を描いている。流体通路7の軸方向に対するダンパ本体31の傾斜角度が変化することで、ダンパ本体31の外周縁部31aは、内筒2との間を開閉する。
図4に示すように、傾斜角度とは、ダンパ本体31の外周縁部31aの中心部31fと、ダンパ本体31の内周縁部31bの中心部である頂部31dとを繋ぐ直線L1が、流体通路7との中心軸線L2との間に形成する角度である。
図6に示すように、ダンパ本体31の内周縁部31bは、ダンパ3の下流側に位置していて、他のダンパ3のダンパ本体31の内周縁部31bと互いに対向している。ダンパ本体31の内周縁部31bは、両端部の各支持部32から直線状に延びる一対の直線部31cと、一対の直線部31cの間に形成された頂部31dとから構成されている。
ダンパ本体31の外側面には、略半円板形状をなす半円部35が突出している。半円部35の円弧状の縁部35aの両端は、流体通路7の軸方向の上流側及び下流側に配置されている。半円部35の縁部35aの中央部には、突起部36が半円部35の径方向外側に向かって突設している。
ダンパ3の半円部35は、内筒2のスリット24を貫挿されている。ダンパ3の半円部35に突設された突起部36は、外筒1のガイド溝13dに嵌合されている。突起部36は、ガイド溝13dの中を移動することができる。内筒2に対して外筒1を相対回転移動させると、内筒2に保持されたダンパ3の突起部36は、外筒1のガイド溝13dに沿って移動する。
ガイド溝13dは、螺旋形状を呈している。操作部5の操作により内筒2を周方向に回動させると、外筒1が内筒2に対して相対的に回動移動される。外筒1の周方向の回転移動によりガイド溝13dの中を突起部36が移動すると、突起部36の軸方向の位置が変わる。ダンパ3の軸部32bに対する突起部36の軸方向の位置が変わるため、ダンパ3が軸部32bを中心にして揺動する。突起部36が上流側に移動されると、ダンパ本体31の内周縁部31bは径方向外側に移動され、ダンパ本体31の外周縁部31aは径方向内側に移動される。突起部36が下流側に移動されると、ダンパ本体31の内周縁部31bは径方向内側に移動され、ダンパ本体31の外周縁部31aは径方向外側に移動される。このように、ガイド溝13dは、内筒2の回動に連動して突起部36を軸方向に移動させる。突起部36及びガイド溝13dは、外筒1に対する内筒2の移動に連動させて、ダンパ3の傾斜角度を制御する角度制御手段を構成している。
図6に示すように、突起部36がガイド溝13dの上流側端部13aに位置しているときには、ダンパ群30を構成する3つの各ダンパ3は、それぞれダンパ本体31を内筒2の軸方向と平行に配置される。このときのダンパ3の傾斜角度は0°である。
操作部5を操作することにより内筒2を図6紙面上で右方向に回動させると、突起部36が、ガイド溝13dの上流側端部13aから、ガイド溝13dの下流側に移動される。これにともない、内筒2が外筒1に対して回動しながらダンパ3の傾斜角度が徐々に大きくなり、ダンパ3の内周縁部31bが径方向内側に移動される。突起部36がガイド溝13dの下流側端部13bに移動されると、そこで突起部36が停止され、それ以上の内筒2の回動が停止される。
図9に示すように、このときダンパ3の内周縁部31bは、直線部31cで互いに接して、流体通路7を閉止する。ダンパ3の外周縁部31aは内筒2の内周面との間を閉止する。ダンパ本体31の頂部31dは、凹状に窪んでいるため、3つのダンパ本体31が閉止したときに、円形状の隙間59があく。しかし、この隙間59は、本体支持部45に覆われているため、流体通路7での流体の流れは閉止される。
ここで、図9に示すように、ダンパ3が閉止したときには、各ダンパ3のダンパ本体31の直線部31cは互いに接して閉止される。3つのダンパ3の内周縁部31bの間に形成された境界線Aは、内筒2の軸中心を中心とする放射形状を呈している。閉止したダンパ本体31の直線部31cの配置された位置には、被覆リブ46が位置している。被覆リブ46は、ダンパ3間の境界線Aに沿った放射形状を呈している。閉止したダンパ本体31の直線部31cの上流側は、被覆リブ46で被覆される。流体通路7の上流側から流通してきた空調空気70は、被覆リブ46を避けて、被覆リブ46の両側面に沿って流れる。被覆リブ46の先端まで流通した空調空気70は、閉止したダンパ本体31に衝突してダンパ本体31に沿って径方向外側に流れる。ダンパ本体31の直線部31cと被覆リブ46との間の隙間に存在する空気79は、径方向外側に流れる空調空気70の流れに吸い寄せられ、空調空気70とともに径方向外側に流通する。このため、ダンパ本体31の直線部31cの間の隙間から空気が漏れ出ることなく、空気が下流側に流れることを確実に防止できる。
ここで、被覆リブ46の断面形状の態様について図11を用いて説明する。図11に示すように、被覆リブ46のダンパ本体31と対面している部分は、ダンパ本体31の直線部31c近傍の形状に沿った形状を呈しているとよい。例えば、図11(a)に示す被覆リブ46の断面形状は、内筒2の中心軸線に平行に延びる細長い四角形である。被覆リブ46のダンパ本体31と対面している部分は、ダンパ本体31の傾斜方向に沿った斜面46aを有する。
図11(b)に示す被覆リブ46の断面形状は、三角形を呈している。被覆リブ46のダンパ本体31と対面している部分は、ダンパ本体31の傾斜方向に沿った斜面46bを形成している。図11(c)に示す被覆リブ46の断面形状は、内筒2の中心軸線に平行に延びる細長い四角形を呈している。ダンパ本体31の直線部31cは、被覆リブ46の形状に沿って凹状段部31gが形成されている。図11(d)に示す被覆リブ46の断面形状は、ダンパ本体31の傾斜方向に沿って延びる部分46cをもつ菱形である。図11には、種々の被覆リブ46の形状を列挙したが、被覆リブ46の形状はこれに限定されない。
図11(a)の丸囲み部分に示すように、被覆リブ46のダンパ3に対向している対向面46eは、閉位置にあるダンパ3と平行であったり、又は非平行であったりするが、好ましくは平行であるとよい。被覆リブ46の対向面46eは、ダンパ3に対して平行であると、ダンパ3と干渉する現象を回避できる。また、被覆リブ46の対向面46eと閉位置にあるダンパ3との間の間隔は、対向面46eの中心に向かって徐々に減少してもよいし、増加してもよく、或いは対向面46e全体でダンパ3との間の間隔を同じに維持していてもよい。
被覆リブ46の対向面46eと、閉位置にあるダンパ3との間の平均間隔Dは、0mm以上2.0mm以下であることが好ましい。平均間隔Dが過小の場合には、ダンパの揺動時にダンパ3が被覆リブ46に干渉するおそれがあり、平均間隔Dが過大である場合には、被覆リブ46の対向面46eとダンパ3との間の隙間に空調空気70が流通して、ダンパ3間の隙間から空調空気70が下流側に漏れ出るおそれがある。
被覆リブ46の対向面46の幅Hは0.4mm以上1mm以下であることが好ましい。幅Hが過小の場合には、ダンパ3間を被覆する効果が薄れ、ダンパ3間の隙間かえら空調空気が漏れ出るおそれがある。幅Hが過大である場合には、揺動時にダンパ3が被覆リブ46に干渉するおそれがある。幅Hは大きい場合には、圧力損失が大きくなるおそれがある。
本実施形態によれば、図9に示すように、流体通路7におけるダンパ3の上流側に、被覆リブ46を配設している。ダンパ3が閉位置にあるときに、被覆リブ46は、互いに隣合うダンパ3の内周縁部31bと他のダンパ3の内周縁部31bとの間の境界線Aに沿って、ダンパ3の内周縁部31bと隣合う他のダンパ3の内周縁部31bとを被覆する。このため、上流側から空調空気70が流通してきたときに、空調空気70は、被覆リブ46により遮られ、互いに隣合うダンパ3の内周縁部31bの間の境界線Aから下流側に漏れ出ることを確実に防止することができる。また、被覆リブ46は、細長いリブ形状を呈しているため、流体通路7を通過する空調空気70の流通を妨げず、圧力損失を低く抑えることができる。
被覆リブ46は、各ダンパ3が閉位置にあるときに形成される放射形状の境界線Aと相応する放射状を呈している。このため、流体通路7に配設したすべてのダンパ3の内周縁部31bの間を被覆リブ46で被覆する。ゆえに、ダンパ3の内周縁部31bの間の隙間から空調空気70が漏れ出ることを確実に防止できる。
被覆リブ46は、内筒2から径方向内側に延びている。各ダンパ3は、内筒2の各一対の軸受部21bに軸支された一対の支持部32をもつ。ダンパが筒体に揺動可能に安定に固定される。
図8に示すように、内筒2を周方向に等間隔に分割する位置に複数の軸受部21bを配置し、各軸受部21bを直線状に繋ぐ弦20を回動中心軸として各ダンパ3が揺動する。ダンパ3が内筒2に揺動可能に安定に支持されるため、閉位置にあるダンパ3の内周縁部31bの間の隙間を少なくできる。ダンパ閉時に空調空気70の漏出を更に確実に防止することができる。
流体通路7において、ダンパ3が閉位置にあるときに、ダンパ3の内周縁部31bは、ダンパ3の回動中心軸よりも下流側に配置されている。閉位置にあるダンパ3が、回動中心軸よりも下流側に配置されると、被覆リブ46は、開閉するダンパ3の移動軌跡以外の部分に配置することができる。このため、ダンパ3と被覆リブ46との干渉を防止でき、ダンパ3を円滑に開閉することができる。
図3,図4に示すように、更に、外筒1、内筒2及びダンパ群30からなる本体部25を一体的に回動自在に収容する筒状のリテーナ6と、内筒2から径方向内側に延びる被覆リブ46に連結された本体支持部45とを備えている。本体支持部45は、内筒2の軸中心に位置して本体部25をリテーナ6に対して回動自在に支持する。このため、リテーナ6に対して本体部25全体の傾斜角度を調整して、ダンパ群30を構成する全てのダンパ3の傾斜角度を一括して可変させることができる。ゆえに、吹出し口80から流出する空調空気70の向きを自在に調整することができる。また、被覆リブ46は、本体支持部45を内筒2に保持するための連結部材としての機能も持ち合わせている。このため、ダンパ開閉機構10の部品点数を増やすことなく、閉止時にダンパ3の下流側への流体の流出を防止できる。
本実施形態では、リテーナ6に連結支持部41を固定していて、連結支持部41は、ボール部42aをもつピン42を有する。内筒2には本体支持部45が固定されていて、本体支持部45に形成した摺動部47は、弾性ゴム又はシリコンからなるシム48を介して、ピン42のボール部42aと方位自在に回動するようにピン42に支持されている。このため、本体支持部45を固定している内筒2、及び内筒2を保持している外筒1、及び内筒2に保持されているダンパ群30及び操作部5を本体部25として一体的に、方位自在に回動させることができる。
摺動部47は、ピン42のボール部42aに対して円滑に回動するため、本体部25も円滑に且つ安定に回動することができる。
また、連結支持部41及び本体支持部45は、いずれも流体通路7の中に配置されている。連結支持部41は連結リブ44を介してリテーナ6に固定されており、本体支持部45は被覆リブ46を介して内筒2に固定されている。連結リブ44及び被覆リブ46は、流体通路7で周方向の同じ位置に配置されており、しかも、いずれも流体通路7の軸方向に平行に細長く延びる形状を呈している。また、流体通路7の中心軸上には、連結支持部41及び本体支持部45が配置されているが、いずれも流体通路7の中で比較的小さい。このため、流体通路7の圧力損失を低く抑えることができる。
また、流体通路70の下流側にダンパ本体31の内周側縁部31bを配置し、流体通路70の上流側にダンパ本体31の外周側縁部31aを配置している。連結支持部41は、ダンパ3よりも上流側に配置されている。このため、下流側の吹出し口80から手が挿入されたとき、揺動するダンパ3と内筒2との間に手が挟まれることを防止して、ダンパ3の開閉の妨げを防止できる。
本実施形態では、連結支持部41が支持部43に立設されたピン42であるが、支持部43にピン42が一体に成形されていてもよい。また、リテーナ6に固定された連結支持部41はボール部42aを有するピン42を備え、内筒2に固定されている本体支持部45は摺動部47を備えているが、連結支持部41が摺動部47を備え、本体支持部45がボール部42aを有するピン42を備えていても良い。
本実施形態では、図6に示すように、ダンパ3の半円部35に1つの突起部36を突設し、外筒1の内周面であって突起部36に対応する位置にガイド溝13dを形成している。しかし、図12に示すように、半円部35に2つの第1,第2突起部33,34を突設し、外筒1の内周面であって第1,第2突起部33,34に対応する位置に、第1、第2ガイド溝13,14を形成してもよい。第1,第2ガイド溝13,14は、互いに平行な螺旋形状を呈している。第1、第2突起部33,34は、第1、第2ガイド溝13、14に嵌合されている。内筒2が外筒1に対する回転許容角度の両端に位置しているときには、第1、第2突起部33,34の一方が、第1、第2ガイド溝13、14の一方から脱離し、第1、第2突起部33,34の他方のみが、第1、第2ガイド溝13、14の他方に嵌合することで、外筒1に対する半円部35の位置を制御している。2つの第1,第2突起部33,34と2つの第1、第2ガイド溝33,34とを用いることにより、各ガイド溝の長さが短くても、突起部のガイド可能な長さを大きくすることができる。
(実施形態2)
実施形態2では、図13、図14に示すように、ダンパ3のダンパ本体31の外側面に半円部35が突出している。半円部35の外周縁には、はすば歯車からなるピニオン39が形成されている。半円部35は、内筒2に形成されたスリット24に嵌挿されている。外筒1の内周面には、その周方向全体にわたって連続して、内歯車からなるラック19が形成されている。ダンパ3のピニオン39は、外筒1のラック19に噛合している。
操作部5の操作により内筒2が回転すると、ダンパ3のピニオン39は、ラック19の歯溝に沿って、軸方向に移動される。ダンパ3は、ピニオン39の軸方向の移動により支持部32を揺動中心にして揺動し、流体通路7を開閉する。ピニオン39とラック19は、ダンパ3の傾斜角度を制御する角度制御手段を構成している。操作部5、内筒2、外筒1、及びダンパ3の動きは、実施形態1と同様である。なお、実施形態2では、ダンパ3のダンパ本体31は、全体が緩やかに湾曲した形状を呈している。これはダンパ3の剛性を高めるためである。
本実施形態では、ダンパ3の傾斜角度は、はすば歯車と外筒1の内歯車の噛合により調整される。このため、外筒1の相対移動量に応じてダンパ3の傾斜角度を正確に変化させることができる。
また、ダンパ群30は、3つのダンパから構成されたが、ダンパは2つ以上であれば、いくつでもよい。ダンパ本体31の内周縁部31bは上流側に、外周縁部31aは下流側に配置されているが、内周縁部31bは下流側に、外周縁部31aは上流側に配置されていてもよい。
また、実施形態1,2は、操作部5で入力された移動力は、流体通路7を囲む内筒2を介してダンパ3に入力されるが、流体通路7の中央付近に位置するラックやピニオンなどの移動力伝達手段を介してダンパ3に入力されてもよい。この場合にも、隣合うダンパ3の間の境界線Aに沿ってダンパ3の周縁部を被覆する被覆リブを上流側に配設することで、閉時のダンパからの空調空気の漏れを防止することができる。
実施形態1,2では、内筒2を外筒1に対して周方向に移動可能としているが、内筒2を外筒1に対して軸方向に移動可能とし、角度制御手段により、軸方向の内筒2の移動に連動してダンパ3の開閉量を調整してもよい。
実施形態1,2では、内筒2に操作部5を一体に固定しているが、操作部5はなくてもよい。内筒2を直接操作することで内筒2を外筒1に対して移動させてもよい。
実施形態1,2では、半円部35から突出させた突起部36を外筒1のガイド溝13dに嵌合させるために、内筒2には、半円部35を挿通させるスリット24を形成している。しかし、ダンパ3の突起部36の位置に内筒2が配置されていなければ、内筒2にスリット24を形成することなく、第1、第2突起部33、34を外筒1のガイド溝13、14に嵌合させることができる。
実施形態1、2においては、ダンパ開閉装置10は、空調空気の流通量を調整する空調用レジスタとして用いているが、その他の流体の流通量を調整するために用いることも可能である。
1:外筒(筒体の一部)、2:内筒(筒体の一部)、3:ダンパ、5:操作部、6:リテーナ6、7:流体通路、80:吹出し口、10:ダンパ開閉装置、11:第1部材、12:第2部材、13:第1ガイド溝、13d:ガイド溝、14:第2ガイド溝、19:ラック、20:弦、21:22:フランジ部、21b:軸受部、23:幅広部、24:スリット、25:本体部、30:ダンパ群、31:ダンパ本体、31a:外周縁部、31b:内周縁部、32:支持部、33:第1突起部、34:第2突起部、35:半円部、36:突起部、39:ピニオン、41:連結支持部、42:ピン、44:連結リブ、45:本体支持部、46:被覆リブ、70:空調空気、80:吹出し口、A:境界線

Claims (7)

  1. 内部に流体通路を有する筒体と、前記筒体の前記流体通路に開閉自在に配設された複数のダンパからなるダンパ群とを備えるダンパ開閉装置であって、
    前記各ダンパを前記筒体に揺動自在に支持させ、
    前記各ダンパは、前記ダンパを前記筒体に対して揺動させることにより前記流体通路の軸方向に対する前記ダンパの傾斜角度が最大となる閉位置にあるときに、前記ダンパの周縁部と他の前記ダンパの周縁部との間を閉じて流体通路を閉止し、
    前記各ダンパは、前記閉位置での最大の前記傾斜角度から該傾斜角度を減少させることで、前記ダンパの周縁部と他の前記ダンパの周縁部との間を開いて、前記流体通路を開き、
    更に、前記流体通路における前記ダンパの上流側に配設され、且つ、前記各ダンパが前記閉位置にあるときに、互いに隣合う前記ダンパの周縁部と他の前記ダンパの周縁部との間の境界線に沿って、前記ダンパの周縁部と他の前記ダンパの周縁部とを被覆する被覆リブを備えることを特徴とするダンパ開閉装置。
  2. 前記各ダンパが閉位置にあるときに形成される前記境界線は、放射状を呈しており、前記被覆リブは、前記境界線と対応する放射状を呈している請求項1記載のダンパ開閉装置。
  3. 前記被覆リブは、前記筒体から径方向内側に延びている請求項1又は2に記載のダンパ開閉装置。
  4. 前記各ダンパは、前記筒体に軸支された一対の支持部をもち、前記各ダンパの周縁部のうち、一対の前記支持部よりも径方向内側の周縁部が内周縁部であって、
    前記各ダンパが閉位置にあるときに、前記各ダンパの前記内周縁部と、隣り合う他の前記ダンパの前記内周縁部との間を閉じる請求項1〜3のいずれか1項に記載のダンパ開閉装置。
  5. 前記筒体を周方向に等間隔に分割する位置に複数の軸受部を配置し、各軸受部を直線状に繋ぐ弦を回動中心軸として前記各ダンパを揺動させる請求項4記載のダンパ開閉装置。
  6. 前記流体通路において、前記ダンパが前記閉位置にあるときに、前記ダンパの前記内周縁部は、前記ダンパの前記回動中心軸よりも下流側に配置されている請求項5記載のダンパ開閉装置。
  7. 更に、前記筒体及び前記ダンパ群からなる本体部を一体的に回動自在に収容する筒状のリテーナと、
    前記筒体から径方向内側に延びる前記被覆リブに連結され、前記筒体の軸中心に位置して前記本体部を前記リテーナに対して回動自在に支持する本体支持部とを備える請求項1〜6のいずれか1項に記載のダンパ開閉装置。
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