JP2014213544A - プリンタ、印字位置設定方法、印字位置設定プログラム - Google Patents
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Abstract
Description
しかし、用いるセンサの種類によって、基準位置が異なるため、単純に用紙のサイズ情報だけに基づいて印字位置を決めてしまうと、特に印字方向を回転させた場合に、正しい位置に印字できない場合があった。このような場合、利用者は、印字位置をずらす指示を、数値入力する必要があった。これは、上述の特許文献1のプリンタにおいても印字データの天地を考慮していないことから、同様の問題があった。
図1は、本発明によるプリンタ100の第1実施形態の構成を示す概略側面図である。
なお、図1を含め、以下に示す各図は、模式的に示した図であり、各部の大きさ、形状は、理解を容易にするために、適宜誇張して示している。
また、以下の説明では、具体的な数値、形状、材料等を示して説明を行うが、これらは、適宜変更することができる。
また、本明細書及び請求項中においては、当業者の通常の用法として、プリンタによる各種情報の出力を「印字」と記載している。しかし、「印字」との記載は、上述したように、プリンタによる情報の出力を指すものであり、文字の出力に限らず、バーコード等の図形や画像等の出力も含む広義の意味であるものとする。
プラテンローラ11は、不図示のタイミングベルトを介してステッピングモータ53(図2参照)に接続されている。プラテンローラ11は、ステッピングモータ53の駆動により、回転駆動する。
サーマルヘッド12には、複数の発熱体が幅方向に形成されている発熱体部がプラテンローラ11に対向するように配置されている。この発熱体部がプラテンローラ11との間でラベル連続体1を挟持した状態でラベル連続体1に当て付けられることとなる。また、サーマルヘッド12は、プラテンローラ11の向きに加圧されている。
本体ユニット20は、プラテンローラ11及び供給部13が配置されており、上部が解放されている。
上蓋ユニット30は、本体ユニット20の上部を覆うように構成されている。
印字ユニット40は、サーマルヘッド12と、リボン巻き取り軸14と、リボン供給軸15とが配置されており、本体ユニット20と上蓋ユニット30との間に配置されている。
上蓋ユニット30と印字ユニット40とは、本体ユニット20の奥側(図1中では右側)に設けられている支持軸18によって、回動自在に支持され、印字済みのラベルが排出される排出口19が設けられている手前側(図1中では左側)から開くように構成されている。
また、上蓋ユニット30の上面には、操作部63と、表示部64とが設けられている。
プリンタ100は、CPU(central processing unit)50と、ROM(read only memory)51と、RAM(random access memory)52と、ステッピングモータ53と、プラテン制御回路54と、サーマルヘッド制御回路55と、センサ制御回路58と、外部インタフェース(外部IF)62と、操作部63と、表示部64と、内部インタフェース(内部IF)65と、センサ設定部70とを備えている。
ステップ(以下、Sとする)11では、制御部150は、ラベル連続体1の交換があったか否かを判断する。この判断は、例えば、上蓋ユニット30の開閉を検出するセンサからの出力に基づいて行ってもよいし、利用者からの入力によって行ってもよい。ラベル連続体1の交換があった場合には、S12へ進み、ラベル連続体1の交換がない場合には、S13へ進む。
[アイマークセンサの場合]
先ず、アイマークセンサ(反射型センサ17)が選択されている場合の補正処理について説明する。
アイマークセンサの場合には、アイマークがラベルに対してどの位置にあるのかによって、動作が異なる。アイマークとしては、ラベルの先頭位置に対応した位置に設けられた先頭アイマークと、ラベルの末尾位置に対応した位置に設けられた末尾アイマークとがある。なお、先頭アイマークであるか末尾アイマークであるのかについては、通常は、プリンタの機種毎に設定されている場合が多いが、センサの設定時に併せて設定可能としてもよい。
先頭アイマークの場合には、印字データの回転なしのとき、及び、印字データが90度回転のときには、補正を行わなくとも、正しい位置から印字が開始される。
図5は、アイマークセンサを用いる場合であって、かつ、先頭アイマークである場合の印字位置を説明する図である。
図5に示したラベル連続体1は、台紙1aと、ラベル1bと、アイマーク1cとを有している。なお、アイマーク1cは、台紙1aの裏面側(ラベル1bが仮着している面とは反対側)に設けられているが、図5及び後述の図6では、理解を容易にするために、ラベル1bに重ねて示している。
しかし、先頭アイマークの場合には、印字データが180度回転、及び、印字データが270度回転のときには、印字位置の補正が必要である。
図4に戻って、末尾アイマークの場合には、印字データが180度回転、及び、印字データが270度回転のときには、補正を行わなくとも、正しい位置から印字が開始される。
しかし、末尾アイマークの場合には、印字データの回転なしのとき、及び、印字データが90度回転のときには、印字位置の補正が必要である。
図6(a)は、印字データの回転がない場合であって、印字位置の補正を行わない状態を示している。印字位置の補正を行わないと、アイマークの直後から印字を開始してしまうので、ラベル間のギャップ部分に印字が重なってしまう。そこで、この場合、本実施形態では、ギャップサイズ分だけ上流側(図中の下方)へ印字位置の補正を行う。
次に、ギャップセンサ(透過型センサ16)が選択されている場合の補正処理について説明する。
図4に戻って、ギャップセンサの場合には、印字データの回転なしのとき、及び、印字データが90度回転のときには、補正を行わなくとも、正しい位置から印字が開始される。
図7(a)は、印字データの回転がない場合を示している。この場合には、ギャップが検出されてギャップの終わり(ラベルの先端)が検出された位置から印字を開始すれば、ラベルの先頭位置から印字が開始されるので、印字位置の補正は不要である。
しかし、ギャップセンサの場合には、印字データが180度回転、及び、印字データが270度回転のときには、印字位置の補正が必要である。
以上説明した実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の範囲内である。
1a 台紙
1b ラベル
1c アイマーク
2 インクリボン
5 ロール紙
10 印字部
11 プラテンローラ
12 サーマルヘッド
13 供給部
14 リボン巻き取り軸
15 リボン供給軸
16 透過型センサ
16a 発光素子
16b 受光素子
17 反射型センサ
18 支持軸
19 排出口
20 本体ユニット
30 上蓋ユニット
40 印字ユニット
50 CPU
51 ROM
52 RAM
53 ステッピングモータ
54 プラテン制御回路
55 サーマルヘッド制御回路
58 センサ制御回路
63 操作部
64 表示部
70 センサ設定部
80 コンピュータ
100 プリンタ
150 制御部
Claims (5)
- 被印字媒体の印字開始位置を特定するために前記被印字媒体の位置を検出するセンサに関する設定を行うセンサ設定部と、
前記被印字媒体に対する印字を制御する制御部と、
を備えたプリンタであって、
前記制御部が、
前記センサ設定部の設定を確認するセンサ確認ステップと、
前記被印字媒体に印字するときの印字データの天地方向の設定を確認する天地確認ステップと、
前記センサ設定部の設定及び印字データの天地方向の設定を用いて印字位置の補正を行って印字位置の設定を行う印字位置設定ステップと、
を実行するプリンタ。 - 請求項1に記載のプリンタにおいて、
前記センサ設定部に設定されるセンサに関する設定として、
前記被印字媒体がラベル連続体である場合にラベル間のギャップを検出するギャップセンサとして用いられる透過型センサを用いる設定と、
前記被印字媒体に設けられたアイマークを検出するアイマークセンサとして用いられる反射型センサを用いる設定と、
いずれのセンサも用いないセンサ無視の設定と、
が設定可能であること、
を特徴とするプリンタ。 - 請求項2に記載のプリンタにおいて、
前記制御部は、前記センサ確認ステップで反射型センサを用いる設定であった場合に前記印字位置設定ステップを実行するときに、前記アイマークが印字領域の先頭に設けられているのか、印字領域の末尾に設けられているのかを反映して印字位置の設定を行うこと、
を特徴とするプリンタ。 - 被印字媒体の印字開始位置を特定するために前記被印字媒体の位置を検出するセンサに関する設定を行うセンサ設定部と、
前記被印字媒体に対する印字を制御する制御部と、
を備えたプリンタにおける印字位置設定方法であって、
前記制御部が、
前記センサ設定部の設定を確認するセンサ確認ステップと、
前記被印字媒体に印字するときの印字データの天地方向の設定を確認する天地確認ステップと、
前記センサ設定部の設定及び印字データの天地方向の設定を用いて印字位置の補正を行って印字位置の設定を行う印字位置設定ステップと、
を実行する印字位置設定方法。 - 被印字媒体の印字開始位置を特定するために前記被印字媒体の位置を検出するセンサに関する設定を行うセンサ設定部と、
前記被印字媒体に対する印字を制御する制御部と、
を備えたプリンタに用いられる印字位置設定プログラムであって、
コンピュータに、前記センサ設定部の設定を確認するセンサ確認ステップと、
前記被印字媒体に印字するときの印字データの天地方向の設定を確認する天地確認ステップと、
前記センサ設定部の設定及び印字データの天地方向の設定を用いて印字位置の補正を行って印字位置の設定を行う印字位置設定ステップと、
を実行させるための印字位置設定プログラム。
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