JP2014213494A - 洗浄布ロールおよび洗浄布ロールユニット - Google Patents

洗浄布ロールおよび洗浄布ロールユニット Download PDF

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Abstract

【課題】使用の際の作業性が良好で、洗浄布に対する洗浄液の含浸量を安定させることができ、かつ芯管が湿度や、洗浄布の洗浄液が浸透することによる影響を受けることが無い洗浄布ロールを供給する。【解決手段】洗浄布12と、洗浄布12を巻き付けて回転軸となる管状体である芯管14と、洗浄布12の一方の端部を芯管14に固定する固定手段16と、を備え、芯管14の軸方向長さを洗浄布12の幅よりも長くし、芯管14の両端部が洗浄布12の幅方向両端部よりも外側へ露出させて保持部18を構成すると共に、洗浄布12を芯管14に複数回巻き付けたことを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、輪転印刷機用の洗浄布ロールと、この洗浄布ロールを保持するためのサイドプレート組立を備えたユニットに関する。
洗浄布ロールは従来、生産性の良さから、不織布を巻回させる芯管として、紙管が採用されている。このような構成の洗浄布ロールは、輪転印刷機等のブランケット胴や圧胴の洗浄に用いる際には、特許文献1に開示されているように芯管としての紙管に、金属製のロール軸や、端部固定のためのアタッチメントが装着される。
また、洗浄布ロールには、巻回されている洗浄布に、予め洗浄液を含浸させておくものも存在するが、紙管を使用した洗浄布ロールの場合、紙管自体にも洗浄液が吸収されることとなり、洗浄布に対する洗浄液の含浸量が安定しないといった問題や、紙管の強度が低下するといった問題も生じている。さらに、紙管を有する洗浄布ロールでは、湿度の影響により紙管の長さが変動するといった事態も生じる。また、洗浄布に洗浄液を含浸させた洗浄布ロールでは、洗浄布の洗浄液が紙管に浸透することにより、紙管の長さが変動する事態が生じる。
このような問題に鑑み、特許文献2には、紙管に対する洗浄液の浸透を防止するための技術が開示されている。特許文献2には、主として、紙管表面に非浸透処理を施すことにより、紙管表面からの洗浄液の浸透を防止することが開示されている。また、特許文献2には、芯管として、洗浄液が浸透しない金属や樹脂を使用することも可能であることが開示されている。
特開2011−201314号公報 特許第4915976号公報
上記のような構成の洗浄布ロールは、現状、輪転印刷機用の洗浄布ロールとして、広く使用されている。しかし、上述したように、その使用においては、金属製のロール軸の挿入や端部アタッチメントの装着が必要となる。このため、使用に至るまでの準備に手間が掛かる他、長尺物であるために、ロール軸の挿入作業等においても、時間が掛かるといった問題がある。このような問題は、芯管の構成部材に金属や樹脂を使用した場合であっても同様に生じる。
そこで本発明では、使用の際の作業性が良好で、洗浄布に対する洗浄液の含浸量を安定させることができ、かつ芯管が、湿度や洗浄布の洗浄液が浸透することによる影響を受けることが無い洗浄布ロール、およびこの洗浄布ロールを組付ける洗浄布ロールユニットを供給することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明に係る洗浄布ロールは、洗浄布と、前記洗浄布を巻き付けて回転軸となる芯管と、前記洗浄布の一方の端部を前記芯管に固定する固定手段と、を備え、前記芯管の軸方向長さを前記洗浄布の幅よりも長くし、前記芯管の両端部が前記洗浄布の幅方向両端部よりも外側へ露出させて保持部を構成すると共に、前記洗浄布を前記芯管に複数回巻き付けたことを特徴とする。
また、上記のような特徴を有する洗浄布ロールにおいて、前記芯管は、前記保持部に、予め定められた寸法の真円に近付けるための加工が施されているようにすると良い。
このような特徴を有することによれば、芯管に巻き付けられた洗浄布を引き出す際の転がり抵抗を安定させることができる。よって、洗浄布に掛かる張力を安定させることができる。
また、上記のような特徴を有する洗浄布ロールにおいて、前記洗浄布には、洗浄液を含侵させるようにすると良い。
このような特徴を有することによれば、洗浄装置に、洗浄液供給手段を備えることなく、ブランケット胴や圧胴の洗浄を行うことが可能となる。
また、上記のような特徴を有する洗浄布ロールにおいて、前記芯管は、金属、樹脂、または樹脂を介して形状形成された複合部材により構成されていることが望ましい。
回転軸となる芯管をこのような構成とすることで、再利用することが可能となる。また、洗浄液を洗浄布に含浸させる場合であっても、芯管が洗浄液を吸収する虞が無く、品質の安定性を向上させることができる。
また、上記目的を達成するための洗浄布ロールユニットは、上記いずれかに記載の洗浄布ロールの前記保持部を保持する保持溝を備えた供給ブロックと、前記保持溝に保持された前記保持部に先端を付勢させて制動力を生じさせる供給ブレーキピンと、前記供給ブレーキピンを前記保持部に付勢させるための付勢手段と、を備え、前記供給ブレーキピンは、前記保持溝の側壁から、前記保持溝の開口部を閉止する方向へ突出するように配置され、前記保持溝に対する前記保持部の挿入方向に、前記保持部が前記保持溝へ挿入される際の力を前記供給ブレーキピンを押し戻す方向への力に変換する傾斜面を備えたことを特徴とする。
上記のような特徴を有する洗浄布ロールによれば、使用の際の作業性が良好で、洗浄布に対する洗浄液の含浸量を安定させることができる。また、芯管が湿度の影響を受けることが無い。
また、上記のような特徴を有する洗浄布ロールユニットによれば、洗浄布ロールを供給ブロックの保持溝に配置するだけで、洗浄布ロールのセットを完了させることができる。
実施形態に係る洗浄布ロールの斜視図である。 実施形態に係る洗浄布ロールの分解斜視図である。 芯管を複数の部材の組み合わせにより構成する場合の例を示す断面図である。 洗浄布ロールの洗浄布に洗浄液を含浸させる工程を説明するための図である。 実施形態に係る洗浄布ロールユニットの全体構成を示す図である。 洗浄布ロールユニットを側面側から見た際の部分断面を示す図である。 供給ブレーキピンにおけるヘッドの構成の一例を示す図であり、(A)を正面とした場合、(B)は左側面、(C)は上面をそれぞれ示す図となる。 供給ブレーキピンにおけるヘッドの構成の変形例を示す図であり、(A)を正面とした場合、(B)は左側面、(C)は上面をそれぞれ示す図となる。 供給ブレーキピンにおけるヘッドの構成の他の変形例を示す図であり、(A)を正面とした場合、(B)は左側面を示す図となる。 サイドプレート組立に対する洗浄布ロールの設置手順を説明するための図である。 実施形態に係る洗浄布ロールの応用形態を示す図である。 応用形態に係る洗浄布ロールに洗浄液を含浸させる際の洗浄液の侵入経路を示す図である。 実施形態に係る洗浄布ロールを設置可能な供給ブロックの他の例を示す図である。
以下、本発明の洗浄布ロール、および洗浄布ロールユニットに係る実施の形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
まず、図1、図2を参照して、実施形態に係る洗浄布について説明する。なお、図1は、洗浄布ロールの全体構成を示す斜視図であり、図2は、洗浄布ロールの分解斜視図である。実施形態に係る洗浄布ロール10は、洗浄布12と、芯管14、および固定手段16を備える。洗浄布12は、使用状態の側面構成を示す図6のように、サイドプレート36に支持されたガイド42、および当該ガイド42に配置され弾性パッド44に掛け回される帯状体である。洗浄布12は、ガイド42および弾性パッド44に掛け回された後、巻取り軸46に引き回され、芯管14から巻取り軸46へと順次送り出されることとなる。洗浄作業の詳細は後述するが、洗浄対象とするブランケット胴に弾性パッド44を押し付けることで、弾性パッド44に掛け回された洗浄布12によりブランケット胴の表面が払拭される。洗浄布12の具体的な一例としては不織布などであれば良い。洗浄布12の幅は、洗浄対象とするブランケット胴の軸方向長さに応じたものとすれば良い。なお、図2に示す洗浄布は、概略構成を示すものであり、その長さを省略している。
芯管14は、SUSや鉄など、紙管よりも剛性が高く、かつ洗浄液を吸収することがない金属製の管状体や、同じく紙管よりも剛性が高く、洗浄液を吸収しない樹脂製、あるいは樹脂を介して形状形成された複合部材であるFRP製や、カーボンファイバー製の管状体である。芯管14を構成する部材としてAlなどの軽量な金属や合金等、あるいはカーボンファイバー等を採用しても良いが、材料費の削減を考慮した場合には、安価なSUSや鉄を用いた方が良い。なお、芯管14を柱状体により構成することも可能であるが、極端に重量が増大することとなるため、管状体とすることが望ましい。
芯管14は、その軸方向長さが、洗浄布12の幅方向長さよりも長いものとする。このような構成とすることにより、芯管14に洗浄布12を巻き付けた際、洗浄布12の幅方向両端部よりも外側に、芯管14の両端部を露出させることができる。これにより、露出させた芯管14の両端部を、後述するサイドプレート組立30(図5参照)により保持される保持部18とすることができる。また、芯管14を金属製や樹脂製、あるいは樹脂を介して形状形成された複合部材による管状体とすることにより、耐久性が高く、芯管14の再利用が可能となる。
また、芯管14は、円筒状の管により構成することとなるが、鋼管の外形には、僅かな歪が生じている場合が多い。このため、保持部18を構成する芯管14の端部には、真円化のための加工を施すようにすることが望ましい。鋼管に生じている歪は、洗浄布ロール10をサイドプレート組立30にセットした際の転がり抵抗となる。このため、歪が大きいと、洗浄布12を引き出す際の抵抗にバラツキが生じる。すなわち、引き出された洗浄布12にかかる張力が不安定となってしまう可能性がある。このため、保持部18として機能する端部を真円化することで、転がり抵抗の安定化を図ることができる。
真円化のための加工としては、種々の手段を採ることができる。例えば、所望する真円に形成された雌型を用いたプレス加工や、旋盤などを用いた切削加工、および研磨加工等であれば良い。
なお、図1においては、芯管14は、その全部が単一部材により構成されるように示しているが、図3に示すように、複数部材の組み合わせにより構成するようにしても良い。すなわち、管状部材より成る本体15と、保持部18aを別体により構成し、これらを組み合わせることで、1つの芯管14を構成するのである。ここで、保持部18aを構成する部材には、その外形を真円化するための加工を施すようにすると良い。このような加工を施した保持部18aを本体15に組み合わせることで、上記構成の芯管14と同様な効果を奏することができる。また、真円化加工については、部材全体としての尺度が短い保持部18aを加工する方が、安価かつ迅速に行うことが可能となる。よって、本体15や保持部18aの長短関係は特に問うものでは無いが、加工性や重量の問題を考慮した場合には、保持部18aの長さは、短い方が良い。また、保持部18aを本体15と別部材により構成することで、保持部18aが摩耗した場合に、保持部18aのみを交換し、本体18aを再利用し続けることが可能となる。ここで、本体15と保持部18aとの組付けは、嵌め込みや螺合、溶接等、種々の手段を採ることができる。
固定手段16は、洗浄布12を芯管14に巻き付ける際、巻き始めとなる長手方向端部を芯管に固定するための手段である。よって、洗浄布12の一端を芯管14に巻き付け可能であれば、その構成を問うものでは無いが、取り扱い性などを考慮した場合には、例えば両面テープなどとすることが望ましい。
実施形態に係る洗浄布ロール10は、上述した芯管14に対し、軸心方向に沿って固定手段16を配置する。固定手段16の配置範囲は、洗浄布12の幅と同等の長さとすると良い。芯管14に配置された固定手段16に対して、洗浄布12の一端を固定する。洗浄布12の固定は、芯管14の軸心方向中心部と、洗浄布12の幅方向中心部が一致するように合わせた上で行うことが望ましい。このような配置形態とすることで、巻き付けた洗浄布12の両端から露出することとなる保持部18の長さを同じにすることができるからである。
上記のようにして構成した洗浄布ロール10は、図4に示すように、必要に応じて、洗浄液を貯留した容器20に浸し、洗浄布12に洗浄液を含浸させる。実施形態に係る洗浄布ロール10は、芯管14として金属製の管状体を採用しているため、洗浄液が芯管14に含浸されるということが無い。よって、洗浄布ロール10に吸収される洗浄液の量に偏りが生じ難く、品質の安定化を図りやすい。
また、洗浄布ロール10を上記のような構成とすることによれば、サイドプレート組立30への取り付けに際して、芯管14の内部にロール軸を挿入する作業や、端部のアタッチメントの取り付け作業が不要となる。よって、サイドプレート組立30への取り付け作業を単独で、かつ簡易に行うことが可能となる。
上記のような構成の洗浄布ロール10は、洗浄布12の両端から露出した芯管14の両端部(保持部18)をサイドプレート組立30に固定されることで、洗浄布ロールユニット50を構成する。
サイドプレート組立30は、少なくとも供給ブロック32と、供給ブレーキピン34、およびサイドプレート36を主体として構成されている。
供給ブロック32は、第1ブロック部32aと第2ブロック部32bから構成されており、第1ブロック部32aと第2ブロック部32bとの間に、洗浄布ロール10の保持部18を遊嵌する保持溝32cが形成されている。第1ブロック部32aには、供給ブレーキピン34を配置するための貫通孔32a2が形成されている。貫通孔32a2は、詳細を後述する保持溝32cの一方の側壁32a1を構成する部位に開口部を有するように設けられる。
第2ブロック部32bは、保持溝32cの他方の側壁32b1を構成するためのブロックである。第1ブロック部32aと第2ブロック部32bとにより構成される保持溝32cは、洗浄布ロール10における保持部18を遊嵌可能な溝幅として構成される。また、第1ブロック部32aと第2ブロック部32bとの中間に位置することとなる保持溝32cの底部32c1は、保持部18の外周に倣った曲率となるように形成され、保持溝32cは全体として、いわゆるU字溝を構成している。保持溝32cをこのような構成とすることで、遊嵌した保持部18が安定保持されることとなる。
一方の側壁32a1と他方の側壁32b1の関係において、一方の側壁32a1は他方の側壁32b1よりも底部32c1からの高さが高くなるように構成されている。このような構成とすることにより、保持溝32cの開口幅を斜めにとることができ、幅広となり、保持部18の嵌め込みが容易となる。また、他方の側壁32b1(第2ブロック部32b側)から一方の側壁32a1(第1ブロック部32a側)へ向けて保持部18をずらすようにして嵌め込みを行うようにすることで、一方の側壁32a1が保持溝32cのガイドとなり、保持溝32cに対して、保持部18を容易に嵌め込むことができるようになる。また、実施形態においては、第2ブロック部32bにおける他方の側壁32b1の上端部には、開口幅を広げる方向に形成された、断面円弧状の導入ガイド部32b2が形成されている。なお、一方の側壁32a1、および他方の側壁32b1は、双方共に、保持溝32cの底部32c1を基点とした高さ寸法が、保持部18の直径寸法よりも大きくなるように形成されている。
供給ブレーキピン34は、供給ブロック32に遊嵌された状態で洗浄布12の引き出しに起因して回転する保持部18に制動をかけ、洗浄布12に所定の張力を与えると共に、洗浄布ロール10が保持溝32cから脱落することを防止するための要素である。実施形態に係る供給ブレーキピン34は、ヘッド34aとロッド34b、引き板34c、およびスペーサ34dを備える。
ヘッド34aは、保持部18に付勢し、その摩擦力により制動力を生じさせるための要素である。ヘッド34aの形状は、上述した貫通孔32a2の内周面に摺動可能な外形を有する。ヘッド34aの形状の一例としては、例えば図7に示すように角部にそれぞれフィレット面を持った角柱体とすることができる。また、ヘッド34aでは、保持部18に当接する先端部に、保持部18における外形の曲率に倣った断面円弧状の当接面34a1が形成されている。当接面34a1は、図7に示すように、ヘッド34aの上下に一対設けるようにすると良い。ヘッド34aの上下に当接面34a1を設けた場合には、一方の当接面34aが摩耗した場合に、ヘッド34aを180度回転させることで摩耗していない当接面34a1を保持部18に当てることができるようになる。
また、ヘッド34aの形状としては、図8に示すように円柱状の外形を持つようにしても良い。このような形状とした場合であっても、ヘッド34aの上下に一対、当接面34aを設けるようにすることで、図7に示すヘッドと同様な効果を奏することができる。さらに、ヘッド34aの形状を円柱状とする場合には、図9に示すように、ヘッド34aの先端全周に亙って当接面34aを形成するようにしても良い。なお、図7、図8において、(A)はヘッド34aの側面構成を示す図であり、(B)は正面構成、(C)は平面構成をそれぞれ示す図である。また、図9において、(A)はヘッド34aの側面構成を示す図であり、(B)は正面構成を示す図である。
ロッド34bは、一方の端部がヘッド34aの後端に接続され、他方の端部が引き板34cに接続されている連結要素である。これにより、引き板34cの動作に連動させて、ヘッド34aを貫通孔32a2内で摺動させることができる。なお、ロッド34bの直径は、ヘッド34aの直径よりも小さくなるように構成されている。
貫通孔32a2は、保持溝側開口部にヘッド34aを配置し、ブロック外部側開口部からロッド34bを突出させることとなる。貫通孔32a2のおけるブロック外部側開口部には、押さえ板38が配置される。押さえ板38とヘッド34aとの間に、付勢手段としてのバネ40を配置することで、ヘッド34aに、保持部18への付勢力を与えることができる。
ロッド34bの他方の端部に接続されている引き板34cと、貫通孔32a2におけるブロック外部側開口部に配置されている押さえ板38との間には、スペーサ34dが配置されている。スペーサ34dによりヘッド34aの摺動範囲を規制することで、ヘッド34a全体が貫通孔32a2から保持溝32c側へ露出し、引き戻しができなくなってしまうことを防ぐことができる。
このような構成のサイドプレート組立30では、供給ブレーキピン34による付勢力を利用して、保持部18の浮き上がりを防止する。このため、一方の側壁32a1における貫通孔32a2の開口部は、保持溝32cの底部32c1を基点として、保持部18の半径に相当する高さよりも高い位置とし、かつヘッド34aの先端下側に形成された当接面34a1が、保持部18に当接する高さとなる位置に設けるようにする。
また、実施形態に係る供給ブロック32では、底部32c1を基準とした際に、第2ブロック部32bにより構成される他方の側壁32b1の高さが、一方の側壁32a1に形成された貫通孔32a2の開口部の下端位置よりも高く、上端位置よりも低くなるように構成した。このような配置形態とすることで、保持溝32cに嵌め込む保持部18を他方の側壁32b1側から一方の側壁32a1側へ向けて移動させた際に、ヘッド34aの先端上側に形成された当接面34a1が保持部18に当たることとなり、供給ブレーキピン34を貫通孔32a2に押し戻し易くなる。このため、洗浄布ロール10を保持溝32cに嵌め込む際、引き板34cを引く事無くヘッド34aの押し戻しを行うことができ、洗浄布ロール10の設置を容易かつ迅速に行うことができるようになる。
上記のような構成のサイドプレート組立に、実施形態に係る洗浄布ロールを設置する手順について、図10を参照して説明する。まず、図10(A)に示すように、洗浄布ロール10を供給ブロック32の第2ブロック部32b側に配置する。この時、第2ブロック部32bの上端に、洗浄布ロール10における芯管14の保持部18を載せるように配置すると良い。
次に、図10(B)に示すように、洗浄布ロール10を第1ブロック部32a側へ移動させる。この時、洗浄布ロール10を第1ブロック部32a側へ転がすように移動させることで、保持部18が導入ガイド部32b2に沿って移動し、一方の側壁32a1から突出した供給ブレーキピン34のヘッド34aに接触することとなる。
洗浄布ロール10の自重により保持部18には、保持溝32cへ落下しようとする力が働く。ここで、保持部18に接触しているヘッド34aの先端には、当接面34a1が存在する。このため、保持溝32cへ落下しようとする保持部18とヘッド34aとの間で滑りが生じ、保持部18は、ヘッド34aを貫通孔32a2側へ押し戻しつつ保持溝32cへと落下する(図10(C)参照)。
保持部18が保持溝32cの底部32c1に到達すると、ヘッド34aは、再び一方の側壁32a1から突出することとなる。ここで、突出側には、保持部18が存在するため、供給ブレーキピン34のヘッド34aは、保持部18の外周面に当接面34a1を押し付けて付勢することとなる(図10(D)参照)。
このように、実施形態に係る洗浄布ロールユニット50では、洗浄布ロール10の自重を利用して、供給ブレーキピン34の押し戻しを行うことができる。よって、洗浄布ロール10を保持溝32cの開口部に配置するだけで簡単に、サイドプレート組立30への洗浄布ロール10のセットが完了することとなる。
上記実施形態では、洗浄布ロールを構成する芯管について、単純に筒状体である旨説明した。しかしながら、芯管には、図11に示すように、洗浄布の巻き付け部分に、複数の貫通孔14aを設けるようにしても良い。このような構成とすることによれば、洗浄布12に洗浄液を含浸させる際、図12に示すように、芯管14に巻き付けられた洗浄布12の内側からも、積極的に洗浄液を供給することが可能となる。よって、洗浄液の含浸に偏りが生じ難くなる。また、洗浄液を洗浄布12全体に含浸させるまでの時間を短縮することができる。なお、当然に、芯管14に対しては、貫通孔14aに替えて、複数のスリットを設けるようにしても良い。
上記実施形態では、発明に係る洗浄布ロール10をセットする供給ブロック32として、供給ブレーキピン34を備える構成のものについて説明した。しかしながら、本発明に係る洗浄布ロール10をセットすることのできる供給ブロックは、この構成に限られるものではない。
すなわち、図13に示すように、芯管14の保持部18を保持する第1ブロック部32aと第2ブロック部32bを備えることを共通としつつ、第1ブロック部32aは固定ブロック、第2ブロック部32bは可動ブロックとして、供給ブロック32を構成しても良い。このような構成を基本とする供給ブロック32では、第1ブロック部32aにおける一方の側壁32a1と、第2ブロック部32bにおける他方の側壁32b1との間で、洗浄布ロール10を構成する芯管14の保持部18を挟持する。そして、この挟持の圧力により、保持部18の回転に制動力を与え、洗浄布12を引き出す際の張力を調整する。このため、図13に示す供給ブロック32には、供給ブレーキピンが存在しない。なお、可動ブロックである第2ブロック部32bの押し付け(挟持)圧力は、第2ブロック部32bを挟持方向へ押し付ける付勢手段であるバネ40を、バネ定数の異なるバネと交換したり、バネ40を固定している固定ボルト48の締付け等により調整することができる。
10………洗浄布ロール、12………洗浄布、14………芯管、14a………貫通孔、16………固定手段、18………保持部、20………容器、30………サイドプレート組立、32………供給ブロック、32a………第1ブロック部、32a1………一方の側壁、32a2………貫通孔、32b………第2ブロック部、32b1………他方の側壁、32b2………導入ガイド部、32c………保持溝、32c1………底部、34………供給ブレーキピン、34a………ヘッド、34a1………当接面、34b………ロッド、34c………引き板、34d………スペーサ、36………サイドプレート、38………押さえ板、40………バネ、48………固定ボルト、50………洗浄布ロールユニット。

Claims (5)

  1. 洗浄布と、
    前記洗浄布を巻き付けて回転軸となる芯管と、
    前記洗浄布の一方の端部を前記芯管に固定する固定手段と、を備え、
    前記芯管の軸方向長さを前記洗浄布の幅よりも長くし、前記芯管の両端部が前記洗浄布の幅方向両端部よりも外側へ露出させて保持部を構成すると共に、前記洗浄布を前記芯管に複数回巻き付けたことを特徴とする洗浄布ロール。
  2. 前記芯管は、前記保持部に、予め定められた寸法の真円に近付けるための加工が施されていることを特徴とする請求項1に記載の洗浄布ロール。
  3. 前記洗浄布には、洗浄液が含侵されていることを特徴とする請求項1または2に記載の洗浄布ロール。
  4. 前記芯管は、金属、樹脂、または樹脂を介して形状形成された複合部材により構成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の洗浄布ロール。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の洗浄布ロールの前記保持部を保持する保持溝を備えた供給ブロックと、
    前記保持溝に保持された前記保持部に先端を付勢させて制動力を生じさせる供給ブレーキピンと、
    前記供給ブレーキピンを前記保持部に付勢させるための付勢手段と、を備え、
    前記供給ブレーキピンは、前記保持溝の側壁から、前記保持溝の開口部を閉止する方向へ突出するように配置され、前記保持溝に対する前記保持部の挿入方向に、前記保持部が前記保持溝へ挿入される際の力を前記供給ブレーキピンを押し戻す方向への力に変換する傾斜面を備えたことを特徴とする洗浄布ロールユニット。
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