JP2015006954A - ボビン - Google Patents

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Abstract

【課題】電線などを巻回して構成されたコイル体の品質を確保しつつ、コイル体を容易に装着できるボビンを提供する。
【解決手段】所定間隔を隔てて対向配置される円板状の第一フランジ13及び第二フランジ14を備えるボビン10において、一方の第二フランジ14の内側面に、第二フランジ14の中心である回転軸Xを中心とする所定大の仮想円Z上に等間隔で配設された複数本の柱状体(第一コイル支持体11及び第二コイル支持体12)と、これら第一コイル支持体11及び第二コイル支持体12よりも内周側に設けられる円筒状のスペーサ15を備える。第一フランジ13は、第一コイル支持体11及び第二コイル支持体12の先端部に着脱可能とし、固定には第一コイル支持体11の先端に固定されるバネ付きボルト16を用いる。
【選択図】図1

Description

この発明は、例えばコイル状に巻き回された電線等を装着するようなボビンに関する。
従来、車両用電線等の長尺状の線条体あるいは管をコイル状に巻き回したコイル体を保管する際、または前記線条体や前記管を巻き解いて所望の形態に加工する加工装置に取り付ける際には、コイル体を保護するためにボビンを用いることが多く、用途に応じた様々なボビンが提案されている。
例えば、線条体あるいは管を巻き回したコイル体を加工装置に取り付ける場合には、ボビンに巻き直すことが必要である。このような場合は、巻き直し用の装置や巻き直しの工程が必要となる。そこで、例えば特許文献1に記載のボビンのように、後述するスプール本体やフランジを分解可能な構造にしてコイル体を巻き直すことなく装着できるようにすることが想定できる。
特許文献1に記載のボビンは、コイル体を支持する円筒状のスプール本体と、該スプール本体の両端に設けた第一フランジ及び第二フランジとを分解可能に構成している。このようなボビンでは、少なくとも一方のフランジとスプール本体とを着脱可能にすることで、一方のフランジを取り外せば、該フランジ側からコイル体を装着することができるため、コイル体をボビンへ巻き直すことなく、装置に装着することができると考えられる。
しかし、特許文献1に記載のボビンにコイル体を嵌める際は、スプール本体を円筒状に形成しているため、スプール本体(支持部材)とコイル体とが線接触する。詳しくは、コイル体の内層における電線が螺旋状の全長にわたってスプール本体の面に摺動する。
このため、ボビンに対してコイル体を装着する作業において大きな摩擦抵抗が生じ、その結果コイル体を装着する作業が煩雑になるという問題があった。
また、スプール本体とコイル体とが線接触することで、コイル体の内層が広範囲にわたって傷付くおそれがあり、コイル体の品質の低下や歩留りの悪化を招くおそれがあった。
特開2008−156044号公報
そこで本発明は、分解可能な構造をなすものにおいて、コイル体の品質を確保しつつ、コイル体を容易に装着できるボビンを提供することを目的とする。
この発明は、回転軸周りに配置される複数の支持部材と、該支持部材における前記回転軸方向の両側に、所定間隔を隔てて対向配置されるフランジと、前記支持部材と少なくとも一方の前記フランジとを着脱可能に固定する固定手段とを備え、前記支持部材を、前記回転軸を中心とする前記フランジの面上の仮想円に沿って配置される柱状体で構成したボビンである。
この発明により、ボビンはフランジを着脱可能な構成にしたことで、ボビンに保持するコイル体を巻き直すことなく、コイル体を支持部材で支持させることができる。
さらに、ボビンは柱状体の支持部材でコイル体を支持しており、コイル体の装着に際して、コイル体の内層に対して点接触で当接させるので、線接触の場合に比べて、接触面積つまり接触抵抗を低減できる。このため、コイル体をボビンへ容易に装着させることができる。
この発明の態様として、前記支持部材を前記仮想円に沿って等間隔に3つ以上配置することができる。
この発明により、支持部材を仮想円上に沿って等間隔に配置したことで、フランジをボビンにおいてバランスよく固定、支持することができ、コイル体を巻き解く場合においても、コイル体を形成する線条体あるいは管をスムーズに巻き解くことができる。
またこの発明の態様として、対向配置された前記フランジを、前記固定手段によって前記支持部材と着脱可能に固定した一方のフランジと、前記支持部材と固着した他方のフランジとで構成し、前記支持部材に、前記一方のフランジ側の自由端から前記他方のフランジ側の他端へ向かって、前記仮想円の径方向外側へ傾斜するテーパ部を配設することができる。
この発明により、テーパ部を備えていない一方のフランジ側の自由端からコイル体を装着する際は、支持部材にテーパ部を備えたことで、コイル体を装着しながらコイル体の中心軸を回転軸に正確且つ容易に位置決めすることができる。
またこの発明の態様として、前記一方のフランジ側の自由端から前記他方のフランジ側の他端へ向かって、前記仮想円の径方向外側へ傾斜するテーパ部を配設した第二支持部材を、前記仮想円に沿って備えるとともに、前記一方のフランジに、前記第二支持部材の挿通を許容する挿通孔を備えることができる。
この発明により、ボビンは第二支持部材にテーパ部を備えたことで、コイル体を装着しながらコイル体の中心軸を回転軸Xにより正確且つ容易に位置決めすることができる。
そして、第二支持部材を挿通孔に挿通させたことによって、第二支持部材と一方のフランジとの隙間にコイル体を形成する線条体あるいは管が入ることを防止することができる。
さらに、第二支持部材をフランジに貫通させることで、一方のフランジの位置を正確に位置決めすることができる。
またこの発明の態様として、前記フランジに、前記支持部材の挿通を許容する挿通孔を備えるとともに、前記仮想円よりも径方向内側に前記所定間隔を保持するスペーサを備えることができる。
この発明により、支持部材を挿通孔に挿通させたことによって、支持部材と一方のフランジとの隙間にコイル体を形成する線条体あるいは管が入ることを防止することができる。
さらに、支持部材をフランジに貫通させることで、一方のフランジの位置をより正確に位置決めすることができる。
また、ボビンはスペーサを備えたことで、支持部材が一方のフランジを貫通しても、一方のフランジと他方のフランジとの所定の間隔を隔てて、コイル体をしっかりと保持することができる。
またこの発明の態様として、前記固定手段を、前記支持部材と螺合する螺合手段で構成することができる。
この発明により、固定手段を螺合手段としたことで、摩耗等の劣化を抑制することができ、ボビンは何回でも確実な組み付け状態を得ることができる。
またこの発明の態様として、前記螺合手段の螺軸と同方向に、前記支持部材と螺合した前記螺合手段を付勢する付勢手段を備えることができる。
付勢手段は、コイルバネや板バネ、あるいはスプリングワッシャ等を含むものである。
この発明により、組み付け状態において確実な締結を維持することができる。例えば螺合手段をボルト、付勢手段をバネとして、ボルトを螺軸方向へバネで付勢した場合、組み付け状態における一方のフランジに対して、螺軸方向にバネの付勢力が働き、ボルトの摩擦抵抗が増えることで、ボルトが螺出方向への回転を抑制することができる。
またこの発明の態様として、前記螺合手段及び前記付勢手段を、前記螺合手段と前記付勢手段とを組み付けて一体化した付勢手段付き螺合手段で構成することができる。
付勢手段付き螺合手段は、付勢手段と螺合手段とを、溶接によって組み付けてもよいし、螺合手段に係止部を設けて係止して組み付けてもよい。
この発明により、付勢手段付き螺合手段を取り外す際に、付勢手段の付勢力により、螺合手段と付勢手段とがバラバラに飛んでいくことを防止し、部品が無くなることを防ぐことができる。
課題を解決するための別の手段は、間隔を隔てて対向配置される2枚のフランジと、これらフランジの間で間隔を保持する軸心部を備えたボビンであって、前記2枚のフランジのうち一方のフランジに前記軸心部を固定状態で備え、前記軸心部が、中央に軸穴を備えて前記一方のフランジを固定した面と反対側の面に他方のフランジを受ける受け面を備えた軸心部材と、前記軸心部材の周囲に配設された複数本の支持部材で構成され、前記軸心部材が、前記受け面の前記軸穴の周囲に、前記他方のフランジの中央に形成された貫通穴を嵌める嵌合筒部を備え、前記嵌合筒部における前記他方のフランジから突き出す部分に、前記他方のフランジを前記軸心部材側に押し付ける固定手段を着脱可能に備えたボビンである。
この発明により、ボビンは他方のフランジを着脱可能な構成にしたことで、ボビンに保持するコイル体を巻き直すことなく、コイル体を支持部材で支持させることができる。
さらに、ボビンは複数本の支持部材でコイル体を支持しており、コイル体の装着に際して、コイル体の内層に対して点接触で当接させるので、線接触の場合に比べて、接触面積つまり接触抵抗を低減できる。このため、コイル体をボビンへ容易に装着させることができる。
加えて、着脱する他方のフランジの固定は軸心部材の嵌合筒部に備える固定手段で行うので、他方のフランジの固定と分離はワンタッチで行える。このため作業性を著しく向上できる。
この発明の態様として、前記軸心部材及び/又は前記フランジは、軽量化を図るため合成樹脂製とするとよい。フランジを合成樹脂製とする場合、2枚のうちの一方のみのフランジを合成樹脂製としてもよい。
この発明により、ボビンの重量を軽くして、コイル体のボビンに対する装着など一連の作業負担を軽減して、コイル体の品質確保や装着容易性に貢献できる。
この発明の態様として、前記支持部材及び/又は前記軸穴は、強度を得るため金属製とするとよい。
この発明により、必要な強度を得ることができ、コイル体の品質確保や装着容易性に貢献できる。
この発明の態様として、前記固定手段は、他方のフランジとの間で離間方向に付勢する付勢手段を有するものであるとよい。付勢手段は、他方のフランジを付勢方向と反対方向への変位させる余裕をもったものであるとよい。
この発明により、他方のフランジは付勢手段の付勢力で押さえつけられるので、強固で安定した固定状態が得られる。付勢手段に対して、他方のフランジを付勢方向と反対方向への変位を可能とする余裕を持たせた場合には、巻回物を構成する部材を引き出すときに、付勢手段がその部材にかかる負荷を低減し、コイル体の損傷を良好に防止する。
この発明の態様として、前記フランジは、内側面に弾力性を有する弾性シートを備えたものであってもよい。
この発明により、弾性シートが、巻回物を構成する部材を引き出すときにその部材にかかる負荷を低減し、コイル体の損傷を良好に防止する。
この発明によれば、分解可能な構造をなすものにおいて、コイル体の品質を確保しつつ、コイル体を容易に装着できるボビンを提供することができる。
ボビンの分解斜視図。 ボビンの斜視図。 図2のA−A線矢視断面図。 ボビンにコイル体を装着する前工程を説明する斜視図。 ボビンにコイル体を装着する工程を説明する斜視図。 ボビンにコイル体を装着した直後の様子を説明する斜視図。 ボビンの分解状態の正面図。 ボビンの側面図。 図8のB−B線矢視断面図。 係止溝の展開図。 他の例に係るボビンの正面図。
この発明の一実施形態を以下図面と共に説明する。
図1はボビン10の分解斜視図を示し、図2はボビン10の組み付け状態における斜視図を示し、図3は図2中のA−A線矢視断面図を示している。
そして、図4はボビン10にコイル体20を装着する前工程を説明する斜視図を示し、図5はボビン10にコイル体20を装着する工程を説明する斜視図を示し、図6はボビン10にコイル体20を装着した直後の様子を説明する斜視図を示している。
本実施形態におけるボビン10は、電線20aをコイル状に巻き回した電線把と呼ばれるコイル体20を撚り線加工装置に取り付けて、電線20aを巻き解きながら撚り線をつくる際に用いるものである。
ボビン10は、コイル体20を所定位置に装着した状態で回転軸Xを中心に回転することにより、コイル体20を巻き解き可能に支持するものであり、コイル体20を支持する第一コイル支持部11及び第二コイル支持部12と、コイル体20を回転軸X方向に挟んで、コイル体20の回転軸X方向における位置を規制する一対の第一フランジ13及び第二フランジ14と、第一フランジ13から第二フランジ14までの間隔を保持するスペーサ15と、第一コイル支持部11と締結してボビン10の組み付け状態を保持するバネ付きボルト16と、ボビン10を回転可能に軸支するシャフト(図示せず)を挿通可能な軸受部17とで構成している。
詳述するとボビン10は、図1に示すように円筒状をなす軸受部17を、ボビン10の回転軸Xと中心軸が一致するように配置するとともに、軸受部17の外周に該軸受部17より大径で円筒状をなすスペーサ15を、回転軸Xと中心軸が一致するように配置している。
さらにボビン10は、図1及び図2に示すように、平面視で円形をなす第一フランジ13及び第二フランジ14を、回転軸Xと中心が一致するように第一コイル支持部11及び第二コイル支持部12における回転軸X方向の両側に所定間隔を隔てて対向配置している。
第一コイル支持部11は、円柱状をなす円柱体であり、この第一コイル支持部11を、回転軸X周りに複数配置している。詳しくは、第一コイル支持部11を、第二フランジ14の面上において、回転軸Xを中心とする仮想円Zに沿って、第二フランジ14に対して直立するように等間隔に3つ配置している。
また、第一コイル支持部11と、外形が第一コイル支持部11と同形状の第二コイル支持部12は、第一コイル支持部11と同様、円柱状をなす円柱体であり、この第二コイル支持部12を回転軸X周りに複数、第二フランジ14に対して直立するように配置している。
詳しくは、第二コイル支持部12を、第二フランジ14の面上において、仮想円Zに沿って第一コイル支持部11と第一コイル支持部11の間に、第二フランジ14に対して略直立するように等間隔で配置している。ボビン10では、これら第一コイル支持部11と第二コイル支持部12とを回転軸Xに沿って交互に配置している。
そしてボビン10は、第一コイル支持部11、第二コイル支持部12、スペーサ15、及び軸受部17と第二フランジ14とを固着して一体化している。ここで、第一コイル支持部11及び第二コイル支持部12では、第二フランジ14と固着した端部(基端)と反対側の第一フランジ13側の端部を、それぞれ自由端で構成しており、このうち、第一コイル支持部11の自由端に、第一フランジ13をバネ付きボルト16によって着脱可能に固定している。
ボビン10では、スペーサ15を仮想円Zよりも径方向内側に配置している。回転軸X方向におけるスペーサ15は、後述する第一フランジ13及び第二フランジ14との所定間隔に応じた長さに形成し、コイル体20の回転軸X方向における幅と略一致している。
一方、第一コイル支持部11、第二コイル支持部12、及び軸受部17の長さは、スペーサ15より長く設定している。仮想円Zは、第一コイル支持部11及び第二コイル支持部12に、コイル体20の内層を支持させて、コイル体20を所定位置に装着することができる直径を有している。
第一コイル支持部11は、その軸方向における略中間位置と基端との間において、自由端側から基端側に向かって、仮想円Zの径方向外側に傾斜する第一テーパ部11aを備えている。そして、第一コイル支持部11は、図3に示すように、自由端側にバネ付きボルト16と締結可能なネジ孔11bを備えている。
第二コイル支持部12は、その軸方向における略中間位置と基端との間において、自由端側から基端側に向かって、仮想円Zの径方向外側に傾斜する第二テーパ部12aを備えている。
第一フランジ13は、第一コイル支持部11及び第二コイル支持部12の自由端側の挿通を許容する挿通孔13a及び挿通孔13bと、軸受部17の挿通を許容し、回転軸X方向に突出する軸受挿通孔13cとを備えている。
一方、第二フランジ14は、軸受部17の内径と同径の軸孔14aを備えている。
バネ付きボルト16は、ボルト16aの螺軸Yとバネ16bの中心とが一致する位置関係となるように互いを溶接して組み付けている。第一コイル支持部11(ネジ孔11b)と螺合するボルト16a及びコイルスプリングからなるバネ16bとを一体化することにより構成している。
続いて、ボビン10の使用方法について説明する。
まず、第一フランジ13を取り外した状態において、図4に示すように、回転軸Xとコイル体20の中心軸とを合わせながら、図5に示すように、第二フランジ14にコイル体20を載置する。
ここでは、全ての第一コイル支持部11及び第二コイル支持部12をコイル体20の内層の内側に挟み込むようにコイル体20を第一コイル支持部11及び第二コイル支持部12の自由端側から基端側へ移動させる。
次に、コイル体20を第二フランジ14上に載置したボビン10において、第一フランジ13の挿通孔13a,13b及び軸受挿通孔13cと、第一コイル支持部11、第二コイル支持部12、及び軸受部17の自由端との位置を合わせながら、第一フランジ13を自由端側から基端側へ移動させ、図6に示すように、第一コイル支持部11、第二コイル支持部12、及び軸受部17を挿通孔13a,13b、及び軸受挿通孔13cに挿通して装着させる。
そして、第一フランジ13の挿通孔13a,13b、及び軸受挿通孔13cにそれぞれ第一コイル支持部11、第二コイル支持部12、及び軸受部17を挿通した状態でボビン10は、図6に示すように、バネ付きボルト16を第一コイル支持部11のネジ孔11bに締結して、第一フランジ13を第一コイル支持部11の自由端に固定し、ボビン10における第一フランジ13の組み付け状態を保持させる。
このようにして、第一フランジ13を組み付けることにより、コイル体20のボビン10への装着が完了する。このように、コイル体20の装着が完了した状態では、仮想円Zに沿って配置した複数の第一コイル支持部11及び第二コイル支持部12がコイル体20の内層に当接することで、コイル体20をボビン10内の所定位置に支持することができるようになっている。
続いて、ボビン10の効果について説明する。
ボビン10は、第一コイル支持部11の自由端側に第一フランジ13と着脱可能に固定するバネ付きボルト16を備え、バネ付きボルト16によって第一フランジ13を着脱可能な構成にしたことで、コイル体20を巻き直すことなく、柱状体の第一コイル支持部11及び第二コイル支持部12にコイル体20を支持させることができるとともに、何回でも着脱することができる。
さらに、ボビン10は、柱状体である第一コイル支持部11及び第二コイル支持部12でコイル体20を支持しており、コイル体20の装着に際して、コイル体20の内層に対して点接触で当接させるので、線接触の場合に比べて、接触面積つまり接触抵抗を低減できる。このため、コイル体20を容易に装着させることができる。
また、第一コイル支持部11及び第二コイル支持部12を、仮想円Zに沿って等間隔で交互に配置したため、コイル体20をバランスよく支持することができるため、コイル体20を巻き解く場合においても、コイル体20を形成する線条体あるいは管をスムーズに巻き解くことができる。
そして、第一コイル支持部11を等間隔に配置した上で、第一コイル支持部11及び第二コイル支持部12とを仮想円Zに沿って交互に配置したことで、第一フランジ13をボビン10においてバランスよく固定、支持することができる。
また、ボビン10は、第一コイル支持部11及び第二コイル支持部12に第一テーパ部11a及び第二テーパ部12aを備えたことで、第一コイル支持部11及び第二コイル支持部12の自由端から基端へ向けて末広がりになっている。このため、コイル体20を装着しながらコイル体20の中心軸を回転軸Xにより正確且つ容易に位置決めすることができる。
そして、第一コイル支持部11に第一テーパ部11aを備えたことで、第一コイル支持部11の自由端から基端へ向けて末広がりになっているため、コイル体20を容易に装着できるとともに、装着しながらコイル体20の中心軸を回転軸Xと正確に合わせて配置することができる。
また、第一コイル支持部11(第二コイル支持部12)と第一フランジ13との隙間にコイル体20を形成する線条体あるいは管が入ることを防止することができるとともに、図3に示すように、平面視環状の隙間Gが形成されたとしても、コイル体20の内層を構成する電線20aの平面視における巻き回し方向の径(曲率)と隙間Gの径(曲率)とが大きく異なる、つまり平面視環状の隙間Gに沿って架け渡すように電線20aが巻き回されるため、隙間Gに電線20aが入ることがない。
そして、ボビン10は、スペーサ15を備えたことで、第一コイル支持部11及び第二コイル支持部12が第一フランジ13を貫通する本実施形態においても第一フランジ13と第二フランジ14との所定の間隔を隔てて、コイル体20をしっかりと保持することができる。
さらに、第一フランジ13の位置決めを上述のように、より確実に行うことを可能にしつつ、全ての支持部材をバネ付きコイル16で固定する場合に比べて、バネ付きボルト16の締結作業の負荷を軽減することができる。
また、固定手段を螺合手段としたことで、摩耗等の劣化を抑制することができ、ボビン10は、何回でも確実な組み付け状態を得ることができる。
そして、第一コイル支持部11を第一フランジ13に挿通させたことにより、ネジ孔11bを目視しながらバネ付きボルト16を締結することができるため、バネ付きボルト16を締結する際の作業性を向上させることができる。
また、ボビン10は、バネ16aを備えたことで、組み付け状態において確実な締結を維持することができる。詳しくは、組み付け状態における第一フランジ13に対して、バネ付きボルト16の螺軸Y方向(ボルト16aの螺出方向)にバネ16bの付勢力が働き、第一コイル支持部11のネジ孔11bとボルト16aとの摩擦抵抗が増えることで、ボルト16aが緩む方向への回転を抑制することができる。
また、ボルト16aとバネ16bとを溶接して組み付け、一体化したバネ付きボルト16を構成したため、バネ付きボルト16を取り外す際に、バネ16bの付勢力により、ボルト16aとバネ16bとがバラバラに飛んでいくことを防止し、部品が無くなることを防ぐことができる。
発明を実施するための別の形態をつぎに説明する。
図7はボビン10の分解状態の正面図であり、ボビン10は、ボビン本体31と、このボビン本体31に着脱可能に固定される第一フランジ13と、この第一フランジ13をボビン本体31に固定する固定手段としての固定具51を備えている。図8は、第一フランジ13側から見たボビン10の側面図である。
ボビン10は前述の例と同様に、間隔を隔てて対向配置される2枚のフランジ、つまり第一フランジ13及び第二フランジ14と、これらの間で間隔を保持するとともに巻回されて円環状になった巻回物、つまりコイル体20を保持する軸心部32を備えている。
第一フランジ13と第2フランジ14は、図8に示したように円形で、適宜の厚さの板状である。これら第一フランジ13と第2フランジ14は合成樹脂製である。第一フランジ13または第2フランジ14のいずれか一方のフランジを金属製としてもよい。
ボビン本体31は、2枚のフランジのうち一方のフランジ、つまり第二フランジ14に軸心部32が固定状態で設けられて構成されている。
軸心部32は、軸心部材33と、複数本の支持部材34を有する。軸心部材33は主に第二フランジ14と第一フランジ13との間の間隔を保持するもので、図8のB−B断面図である図9に示したように、第二フランジ14の内側面を受ける第二受け面33bと、第一フランジ13の内側面を受ける第一受け面33aを有する短柱状である。
この軸心部材33は、第一受け面33a側と第二受け面33b側間を貫通する断面円形の軸穴35を中央に有する。軸穴35の長さは第一受け面33aと第二受け面33bとの間の距離よりも長い。つまり、第一受け面33aと第二受け面33bにおける軸穴35の周囲に、それぞれ第一フランジ13、第二フランジ14の中央に形成された貫通穴36を嵌める嵌合筒部(第一嵌合筒部37、第二嵌合筒部38)を有する。第一受け面33aに形成された第一嵌合筒部37と、第二受け面33bに形成された第二嵌合筒部38の長さは、それぞれ第一フランジ13、第二フランジ14の厚さよりも長い。特に第一嵌合筒部37は、第一フランジ13を嵌合したうえで固定具51を固定できる長さである。
軸心部材33は、ほとんどを合成樹脂で形成されているが、軸穴35を形成する適宜厚さの部分は、軸穴35の長手方向全体にわたって硬質の金属製である。たとえばステンレス合金で形成される。
軸心部材33は、前述のように短柱状であり、具体的に述べると、短円筒状の円周面の肉厚部分に複数の切欠き33cを備えている。この切欠き33cは軽量化のためのものである。切欠き33cを設けるほかに、軸心部材33を中空に形成して軽量化を図ることもできる。
また、軸心部材33には、軸心部材33の第二嵌合筒部37に第二フランジ14を嵌合した状態を保持するための固定ボルト39を備える。つまり、軸心部材33の軸心よりも外周側には等間隔に複数個、図示例では3個の貫通孔33dを有し、この貫通孔33dに固定ボルト39を挿通保持し、第二フランジ14を相対回転不可に固定している。
軸心部32を構成する支持部材34は、円柱状をなす金属製のピンで構成されている。この支持部材34は主にコイル体20を保持する機能を果たす。
支持部材34は軸心部材33の周囲に複数本、円を描いて配設される。図示例では6本の支持部材34を等間隔に配設している。支持部材34の固定は、第二フランジ14の外側面から螺合するボルト40で行う。支持部材34の先端は半球面状である。また支持部材34の長さは、図9に示したように、取り付けた第一フランジ13を貫通する長さである。
第一フランジ13は、中央の嵌合穴36よりも外周で、ボビン本体31の支持部材34に対応する部位に、支持部材34の先端部が貫通する貫通保持穴13dを有する。貫通保持穴13dは径方向に若干長い長穴である。
固定具51はバヨネット構造で固定されるものである。つまり固定具51は、図7、図8に示したように、第一嵌合筒部37に外嵌する短円筒状の固定リング52と、この固定リング52の受圧面53、つまり固定する第一フランジ13に対向する面に固定された、付勢手段としての圧縮コイルばね54を備えている。
固定リング52は、内周面における相対向する2箇所に、内方に突出する係止突起55を備えている。係止突起55は図7〜図9に例示したようにボルトを挿通保持して形成される。
この係止突起55が係止する係止溝41は、第一嵌合筒部37の先端部に形成される。図10は係止溝41を示す展開図であり、この図に示すように、係止溝41は、第一嵌合筒部37の先端から軸方向に直線状に延びる入口部42と、この入口部42の奥から軸方向と直交する方向、具体的には円周に沿って延びる水平部43と、この水平部43の先端から軸方向の第一嵌合筒部37の先端部側に延び、仮想線で示したように係止突起55が円周方向に回転することと第一嵌合筒部37から抜けることを阻止する係止部44を有する。
また、この係止溝41と固定具51の寸法は、これらの関係において、固定具の係止突起55が係止溝41の係止部44に係止した時に、第一フランジ13を第二フランジ14方向に付勢する圧縮コイルばね54に、第一フランジ13が押し返されて変位する余裕を付与している。つまり、第一フランジ13はボビン本体31に対して固定された時に、ボビン本体31に対して変位可能である。この変位量は、わずかでよい。
このように構成されたボビン10では、前述の例のボビン10と同様に使用される。つまり、ボビン10から第一フランジ13を外し、ボビン本体31の軸心部32における支持部材34の外周にコイル体20を嵌め、コイル体20を挟み込むように第一フランジ13を固定する。第一フランジ13を嵌める際には、支持部材34の先端部を貫通保持穴13dに対応させる。第一フランジ13の固定は、固定具51の係止突起55が第一嵌合筒部37の先端の係止溝41に入るように周方向での位置合わせをして固定具51を圧縮コイルばね54の付勢力に抗して押し込み、係止突起55を係止溝41の入口部41から水平部43の係止部44側に限界まで回転して離す。すると、圧縮コイルばね54の付勢力で係止突起55が係止部44に係合するとともに、第一フランジ13を軸心部材33の第一受け面33aに付勢力をもって押し付ける。
このようにしてコイル体20を保持するボビン10では、コイル体20と支持部材34の接触面積が小さいので、コイル体20の損傷を抑制して品質を確保しつつ、コイル体20の装着を容易にすることができる。
そのうえ、固定具51は軸心部32の軸穴35周りに一つ備えるものであって、使用する固定具51は一つでよいうえに、固定具51の固定にはワンタッチ操作可能なバヨネット構造を採用しているので、前述のようにコイル体20の装着作業が容易であることと相まって、作業の短時間化、省力化を図れる。
また、軸心部材33のほとんどの部分と第一フランジ13及び第二フランジ14が合成樹脂製であり、さらに軸心部材33には切欠き33cを備えているので、軽量化が図れる。このため、前述の作業性の良好化と相まって作業者に対する負担を大幅に軽減できる。
合成樹脂を用いるとはいえ、軸心部材33の軸穴35と支持部材34を金属で形成したので、必要な強度は得られる。
さらに、固定具51の固定にはバヨネット構造を採用し、圧縮コイルばね54の付勢力で第一フランジ13を固定しているときでも第一フランジ13が変位する構成としたので、図9に仮想線で示したように、第一フランジ13は第二フランジ14に対して接離する方向に変位可能である。このため、コイル体20を構成する電線20aなどを引き出すときに、電線20aなどにかかる負荷を緩和することができる。この結果、電線20aの被覆が損傷したり電線20aが延びて断線したりすることを防ぐことが可能であり、コイル体20を構成するものが電線20aである場合には耐電圧不良などの発生を抑制できる。つまりコイル体20の品質を確保することに大いに貢献する。
図11は、他の例に係るボビン10の正面図である。このボビン10は、第一フランジ13と第二フランジ14の内側面に弾力性を有する適宜厚さの弾性シート13e,14eを備えている。弾性シート13e,14eはゴムシートなどで構成され、ゴムとしては、例えば天然ゴムからなるものを用いる。
このように構成したボビン10では、コイル体20の電線20aなどを引き出すときに、前述のように第一フランジ13が変位することと相まって、弾性シート13e,14eが電線20aなどにかかる力を吸収してその力を低減するので、電線20aなどの伸びや損傷をより一層良好に防ぐことができる。
フランジ(第一フランジ13及び第二フランジ14)の内側面に備えた弾性シート13e,14eは、固定具51が付勢手段を有しない構成である場合でも、コイル体20の電線20a等の品質を確保することに貢献する。
また弾性シート13e,14eは、一方のフランジ(第一フランジ13または第二フランジ14)の内側面のみに備えることもできる。
この発明の構成と、上述の実施形態との対応において、
この発明の支持部材は、第一コイル支持部11に対応し、
以下同様に、
第二支持部材は、第二コイル支持部12に対応し、
テーパ部は、第一テーパ部11a及び第二テーパ部12aに対応し、
フランジは、第一フランジ13及び第二フランジ14に対応し、
一方のフランジは、第一フランジ13に対応し、
他方のフランジは、第二フランジ14に対応し、
挿通孔は、挿通孔13a,13bに対応し、
スペーサは、スペーサ15に対応し、
付勢手段付き螺合手段は、バネ付きボルト16に対応し、
螺合手段は、ボルト16aに対応し、
付勢手段は、バネ16b、圧縮コイルばね54に対応し、
螺軸は、螺軸Yに対応し、
巻回体は、コイル体20に対応し、
受け面は、第一受け面33a、第二受け面33bに対応し、
嵌合筒部は、第一嵌合筒部37、第二嵌合筒部38に対応し、
固定手段は、固定具51に対応するが、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
例えば、本実施形態におけるコイル体20は、電線20aをコイル状に巻き回して構成したが、電線20aに限ることなく、例えば管やチューブ等のように可撓性のある長尺状の線条体を巻き回してコイル体20を構成してもよい。
ボビン10は、装着したコイル体20の電線20aを巻き解きながら撚り線をつくる際に用いたが、用途をこれだけに限ることなく、例えば電線を引き延ばす際、又は電線を巻き取る際などにも用いることができる。
図1〜図6を用いて説明したボビン10は、第一コイル支持部11を第一フランジ13に貫通させてスペーサ15で第一フランジ13と第二フランジ14との所定間隔を保持したが、第一コイル支持部11を第一フランジ13に貫通させずに、第一コイル支持部11で第一フランジ13と第二フランジ14との所定間隔を保持して、スペーサ15を備えない構成としてもよい。
図1〜図6を用いて説明したボビン10は、第一コイル支持部11及び第二コイル支持部12に仮想円Zの径方向外側に傾斜する第一テーパ部11a及び第二テーパ部12aを備えたが、必ずしも第一テーパ部11a及び第二テーパ部12aを備える必要があるものではなく、柱状の第一コイル支持部11及び第二コイル支持部12で構成しても良い。
図1〜図6を用いて説明したボビン10は、仮想円Zに沿って第一コイル支持部11と第二コイル支持部12を交互に3つずつ配置したが、全てを第一コイル支持部11で構成しても良い。このようにすることで、バネ付きボルト16の締結箇所が増え、より確実な締結を維持することができる。
図1〜図6を用いて説明したボビン10は、第一コイル支持部11にネジ孔11bを形成し、バネ付きボルト16を備えたが、第一コイル支持部11の自由端部を雄ネジにして、バネ付きボルト16をバネ付きナットとしてもよい。
さらに、図1〜図6を用いて説明したボビン10は、バネ付きボルト16をボルト16aとバネ16bとを溶接して一体化したが、ボルト16aのみの構成としてもよいし、バネ付きボルト16ではなくクリップ等の固定方法を用いてもよい。
10…ボビン
11…第一コイル支持部
11a…第一テーパ部
11b…ネジ孔
12…第二コイル支持部
12a…第二テーパ部
13…第一フランジ
13a,13b…挿通孔
13c…軸受挿通孔
14…第二フランジ
14a…軸孔
15…スペーサ
16…バネ付きボルト
16a…ボルト
16b…バネ
17…軸受部
20…コイル体
20a…電線
32…軸心部
33…軸心部材
33a…第一受け面
33b…第二受け面
34…支持部材
35…軸穴
36…貫通穴
37…第一嵌合筒部
38…第二嵌合筒部
51…固定具
54…圧縮コイルばね
G…隙間
X…回転軸
Y…螺軸
Z…仮想円

Claims (13)

  1. 回転軸周りに配置される複数の支持部材と、
    該支持部材における前記回転軸方向の両側に、所定間隔を隔てて対向配置されるフランジと、
    前記支持部材と少なくとも一方の前記フランジとを着脱可能に固定する固定手段とを備え、
    前記支持部材を、前記回転軸を中心とする前記フランジの面上の仮想円に沿って配置される柱状体で構成した
    ボビン。
  2. 前記支持部材を前記仮想円に沿って等間隔に3つ以上配置した
    請求項1に記載のボビン。
  3. 対向配置された前記フランジを、前記固定手段によって前記支持部材と着脱可能に固定した一方のフランジと、前記支持部材と固着した他方のフランジとで構成し、
    前記支持部材に、前記一方のフランジ側の自由端から前記他方のフランジ側の他端へ向かって、前記仮想円の径方向外側へ傾斜するテーパ部を配設した
    請求項1又は2に記載のボビン。
  4. 前記一方のフランジ側の自由端から前記他方のフランジ側の他端へ向かって、前記仮想円の径方向外側へ傾斜するテーパ部を配設した第二支持部材を、前記仮想円に沿って備えるとともに、
    前記一方のフランジに、前記第二支持部材の挿通を許容する挿通孔を備えた
    請求項3に記載のボビン。
  5. 前記フランジに、前記支持部材の挿通を許容する挿通孔を備えるとともに、前記仮想円よりも径方向内側に前記所定間隔を保持するスペーサを備えた
    請求項1から4のいずれか一項に記載のボビン。
  6. 前記固定手段を、前記支持部材と螺合する螺合手段で構成した
    請求項1から5のいずれか一項に記載のボビン。
  7. 前記螺合手段の螺軸と同方向に、前記支持部材と螺合した前記螺合手段を付勢する付勢手段を備えた
    請求項6に記載のボビン。
  8. 前記螺合手段及び前記付勢手段を、前記螺合手段と前記付勢手段とを組み付けて一体化した付勢手段付き螺合手段で構成した
    請求項7に記載のボビン。
  9. 間隔を隔てて対向配置される2枚のフランジと、これらフランジの間で間隔を保持する軸心部を備えたボビンであって、
    前記2枚のフランジのうち一方のフランジに前記軸心部を固定状態で備え、
    前記軸心部が、中央に軸穴を備えて前記一方のフランジを固定した面と反対側の面に他方のフランジを受ける受け面を備えた軸心部材と、前記軸心部材の周囲に配設された複数本の支持部材で構成され、
    前記軸心部材が、前記受け面の前記軸穴の周囲に、前記他方のフランジの中央に形成された貫通穴を嵌める嵌合筒部を備え、
    前記嵌合筒部における前記他方のフランジから突き出す部分に、前記他方のフランジを前記軸心部材側に押し付ける固定手段を着脱可能に備えた
    ボビン。
  10. 前記軸心部材及び/又は前記フランジが合成樹脂製である
    請求項9に記載のボビン。
  11. 前記支持部材及び/又は前記軸穴が金属製である
    請求項9または請求項10に記載のボビン。
  12. 前記固定手段が他方のフランジとの間で離間方向に付勢する付勢手段を有した
    請求項9から11のいずれか一項に記載のボビン。
  13. 前記フランジの内側面に、弾力性を有する弾性シートを備えた
    請求項1から請求項12のいずれか一項に記載のボビン。
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