JP2000233868A - 線状体用ドラム - Google Patents

線状体用ドラム

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JP2000233868A
JP2000233868A JP11037388A JP3738899A JP2000233868A JP 2000233868 A JP2000233868 A JP 2000233868A JP 11037388 A JP11037388 A JP 11037388A JP 3738899 A JP3738899 A JP 3738899A JP 2000233868 A JP2000233868 A JP 2000233868A
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JP
Japan
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drum
winding drum
winding
flange portion
linear body
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JP11037388A
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English (en)
Inventor
Kaihei Murakami
開平 村上
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 分解自在で巻き胴径を可変とできる線状体用
ドラムを提供する。 【解決手段】 円周上に配列された複数の係合部を有す
るフランジ部1と、一対のフランジ部1の間において、
対向する係合部3に係合して巻き胴を構成する複数の巻
き胴部材2とを具える。巻き胴部材はフランジ部に着脱
自在でドラムを分解することが容易にできる。また、係
合部3は、同心状に配列された複数の円周上に配置する
ことで、何れかの円周上の係合部3に巻き胴部材2を装
着すれば巻き胴径も可変とできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電線・ケーブルな
どの線状体を巻回して保管・輸送するために用いるドラ
ムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】電線やケーブルを巻回するドラムとして
は、巻き胴の両端につばとなるフランジ部を有するもの
が広く用いられている。このようなドラムは一般に巻き
胴とフランジ部とが一体に構成されて分解できず、巻き
胴径を変えることもできない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のドラム
では次のような問題があった。 (1)ドラムの返送費あるいは用済み後の廃却処理費が高
くつき、結果的にケーブルコストが高くなる。その理由
は、ドラムの解体作業が困難なため、そのまま返送す
るには原寸のままの積み込みスペースが必要となり、輸
送効率が悪い、廃却処分する場合もガス切断などの手
間がかかり、「くず鉄」の価値も低いため引き取り手が
ないためである。
【0004】(2)無駄な輸送費がかさむ。分解できない
一体型ドラムであると、ドラムは原寸のまま使用される
ため、複数回反復利用する場合においては、所要ケーブ
ル巻き量に対してドラムの寸法が最適寸法であるとは限
らない。その結果無駄な空間を生じ、輸送費はドラムの
全体体積で決まるため、ケーブル単位長さ当たりの輸送
費が割高となる。
【0005】従って、本発明の主目的は、分解自在で巻
き胴径を可変とできる線状体用ドラムを提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明はドラムのつばと
なるフランジ部と、フランジ部に着脱自在で巻き胴を構
成する巻き胴部材とを用いることで上記の目的を達成す
る。
【0007】すなわち、本発明線状体用ドラムは、巻き
胴部材を円周上に配列された複数の係合部を有するフラ
ンジ部と、一対のフランジ部の間において、対向する係
合部に係合して巻き胴を構成する複数の巻き胴部材とを
具えることを特徴とする。
【0008】ここで、フランジ部は円形の板状体を用い
る。また、巻き胴部材は棒状、パイプ状、長尺板状のい
ずれであっても構わない。巻き胴部材の断面形状は、円
形、楕円形、多角形など、種々ものもが利用できる。フ
ランジ部や巻き胴部材の材質は、ケーブル等の線状体を
巻回して保管・搬送するのに十分な強度を有する材料と
する。鉄、アルミなどの金属や各種プラスチックが利用
できる。
【0009】係合部は、同心状に配置された複数の円周
上に配列することが好ましい。係合部が配列される円周
を複数設けておけば、各円周ごとの係合部に巻き胴部材
付け替えることで巻き胴径を容易に変更することができ
る。
【0010】また、フランジ部と巻き胴部材との間に介
在されてフランジ部に固定される環状板を設けても良
い。この場合、係合部はフランジ部に設ける代わりに環
状板に設ける。係合部の配列円径が異なる複数種の環状
板を用意しておき、環状板を取り替えることで巻き胴径
を変更することができる。
【0011】さらに、巻き胴部材は長さが可変に構成す
ることが望ましい。これは、巻き胴の長さを変えること
でケーブルの所要巻付け量に対してドラムサイズを最適
化するためである。巻き胴部材を可変にするには、伸縮
棒などを利用すれば良い。伸縮棒の代わりに長さが複数
種の巻き胴部材を用意しておき、巻き胴の長さに応じて
巻き胴部材を選択することも好適である。
【0012】巻き胴部材として角棒状のものを用いた場
合、ケーブルが巻き胴部材の角に当って傷つくことが考
えられる。このような損傷を防止するため、巻き胴部材
における線状体との接触面を巻き胴の外径に対応する曲
面で構成することが望ましい。このように巻き胴部材の
断面形状を成型する他、断面が多角形の巻き胴部材にお
ける線状体との接触面にクッション材を装着しても良
い。クッション部材の断面形状は、円弧と弦で囲まれる
弓形とすることが好ましい。クッション材の材質として
は、ゴム、軟質ポリ塩化ビニルなど、柔軟性に富むもの
が適当である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1は本発明ドラムの概略斜視図である。このド
ラムは一対のフランジ部1と、両フランジ部1を連結し
て巻き胴を構成する複数の巻き胴部材2とから構成され
る。
【0014】フランジ部1は円盤状で、同心円状の2つ
の円周上に多数の係合部3が形成されている。この係合
部3は巻き胴部材2が装着される個所である。
【0015】一方、巻き胴部材2は、パイプ状のもの
で、ここでは外周側に配列された係合部3Aに装着した状
態を示している。この巻き胴部材2は容易に係合部3に
着脱でき、フランジ部1と巻き胴部材2とを分離するこ
とでドラムを分解でき、巻き胴部材2を内周側に配列さ
れた係合部3Bにつけかえれば、巻き胴径の小さいドラム
に変更できる。また、巻き胴部材2は長さを複数種用意
しておけば、これらを付け替えることで巻き胴の長さを
容易に変更することもできる。
【0016】巻き胴部材2とフランジ部1とを連結する
係合部3の構成は種々のものが考えられる。例えば、図
2〜4に示す係合部が挙げられる。図2〜4は係合部に
おける巻き胴部材の装着状態を示す断面図である。
【0017】図2は、パイプ状の巻き胴部材2の先端に
凸型のボルト部5を設け、フランジ部1にはこのボルト
部5がフランジ部1の外側に突出するよう貫通孔6を形
成した例である。フランジ部1の外側に突出したボルト
部5にはばね座金7がはめ込まれ、ナット8をねじ込む
ことで巻き胴部材2とフランジ部1との連結を行ってい
る。
【0018】図3は、パイプ状の巻き胴部材2の先端部
内周に雌ネジを有する端末金具10を設け、フランジ部1
には外周側からボルト11を貫通させて、このボルト11を
雌ネジにねじ込むことでフランジ部1と巻き胴部材2と
の連結を行った例を示している。フランジ部1の外側面
にはボルト頭部が収納される凹部12が形成され、ボルト
頭部がフランジ部1の外側面に突出しないように構成さ
れている。また、フランジ部1の内側面には丁度巻き胴
部材2にはまり込む凸部13が形成され、連結時の巻き胴
部材2の位置決めを容易に行うことができる。なお、ボ
ルト頭部と凹部底面との間にはばね座金14を介在させて
いる。
【0019】図4は、図3の変形例である。パイプ状の
巻き胴部材2の端部に雌ネジを有する端末金具20が設け
られている点では図3の構成と共通している。しかし、
フランジ部1に凹部12や凸部13を設けておらず、ボルト
21の頭部がフランジ外側面に突出している点で図3の構
成と異なっている。また、フランジ部1を貫通するボル
ト21よりも内周側に巻き胴部材の端部を支持する受け座
金22を設け、複数の巻き胴部材2に対する外接円が所定
の巻き胴径になるように構成した。
【0020】一方、巻き胴部材2の断面形状としては図
5、6に示すものが挙げられる。これらは何れもケーブ
ルを巻回した場合に、巻き胴部材にケーブルが当接され
て損傷することを防止する構成である。
【0021】図5の巻き胴部材2は断面がほぼ[型に成
型された金属片で、ケーブルとの接触面が膨出した湾曲
面で構成されている。この湾曲面の曲率は巻き胴の外径
に対応している。すなわち、図5における二点鎖線が巻
き胴の外周を示している。
【0022】図6は巻き胴部材自体を湾曲面に成型する
代わりに、角パイプを巻き胴部材2とし、この巻き胴部
材におけるケーブルとの接触面側にクッション材30を設
けたものである。クッション材30の断面形状は円弧と弦
で囲まれる弓形が好ましい。そして、この円弧の曲率は
巻き胴の外径に対応している。図6でも二点鎖線が巻き
胴の外周を示している。クッション材30の材質として
は、ゴム、軟質ポリ塩化ビニルなどが好ましい。
【0023】以上の説明は、フランジ部1に係合部3を
設ける構成について行ったが、図7に示すように、フラ
ンジ部1に環状板40を固定し、この環状板40に係合部3
を設ける構成としても良い。この場合、環状板40はボル
トでフランジ部1に固定され、環状板40の係合部3に巻
き胴部材2を装着する。係合部3の配列円径が異なる複
数種の環状板40を用意しておき、これらを適宜付け替え
ることで、巻き胴径の異なるドラムとすることができ
る。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
フランジ部と巻き胴部材を容易に分離でき、分解自在の
ドラムとすることができる。また、係合部を、同心状に
配列された複数の円周上に配列することで、いずれかの
円周上における係合部に巻き胴部材を付け替えれば、巻
き胴径の異なるドラムを容易に得ることができる。従っ
て、返送時はドラムを分解でき、使用時はケーブル長に
対する最適なサイズのドラムを構成することができるた
め、運送費の削減を図ることができる。また、容易に分
解できるため、非分解型の従来ドラムと比べて廃却も容
易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明ドラムの概略斜視図である。
【図2】本発明ドラムにおけるフランジ部と巻き胴部材
との連結構造を示す断面図である。
【図3】本発明ドラムにおけるフランジ部と巻き胴部材
との連結構造を示す断面図である。
【図4】本発明ドラムにおけるフランジ部と巻き胴部材
との連結構造を示す断面図である。
【図5】巻き胴部材の断面図である。
【図6】クッション材を用いた巻き胴部材の断面図であ
る。
【図7】環状板を用いた本発明ドラムの正面図である。
【符号の説明】
1 フランジ部 2 巻き胴部材 3 係合部 5 ボルト部 6 貫通孔 7 ばね座金 8 ナット 10 端末金具 11 ボルト 12 凹部 13 凸部 14 ばね座金 20 端末金具 21 ボルト 22 受け座金 30 クッション材 40 環状板

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円周上に配列された複数の係合部を有す
    るフランジ部と、 一対のフランジ部の間において、対向する係合部に係合
    して巻き胴を構成する複数の巻き胴部材とを具えること
    を特徴とする線状体用ドラム。
  2. 【請求項2】 係合部は、同心状に配置された複数の円
    周上に配列されたことを特徴とする請求項1記載の線状
    体用ドラム。
  3. 【請求項3】 フランジ部と巻き胴部材との間に介在さ
    れてフランジ部に固定される環状板を有し、 係合部はフランジ部に設ける代わりに環状板に設けたこ
    とを特徴とする請求項1記載の線状体用ドラム。
  4. 【請求項4】 巻き胴部材は長さが可変に構成されたこ
    とを特徴とする請求項1記載の線状体用ドラム。
  5. 【請求項5】 巻き胴部材における線状体との接触面を
    巻き胴の外径に対応する曲面で構成したことを特徴とす
    る請求項1記載の線状体用ドラム。
  6. 【請求項6】 巻き胴部材は断面が多角形で、 巻き胴部材における線状体との接触面にクッション材を
    装着したことを特徴とする請求項1記載の線状体用ドラ
    ム。
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