JP2014209965A - X線診断装置およびx線診断方法 - Google Patents

X線診断装置およびx線診断方法 Download PDF

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Abstract

【課題】X線照射軸の回転角度に応じて変化する被検体の体厚に応じてX線照射条件を変更することができるX線診断装置およびX線診断方法を提供する。【解決手段】本発明の一実施形態に係るX線診断装置10は、X線照射軸の回転角度に応じた被検体PのX線透過長の情報にもとづいて、前記回転角度に応じたX線照射条件を設定する照射条件設定部と、前記回転角度に応じたX線照射条件で造影剤の注入前および注入後にX線撮影を行う撮像実行部と、前記造影剤の注入前および注入後のX線撮影により得られた投影データにもとづいて回転DSA画像を生成する画像生成部と、を備える。【選択図】 図1

Description

本発明の実施形態は、X線診断装置およびX線診断方法に関する。
X線診断装置には、回転DSA(Digital Subtraction Angiography)撮影可能なものがある。回転DSA撮影では、被検体の同一部位について造影剤の注入前の画像データ(マスク像データ)および造影剤の注入後の画像データ(コントラスト像データ)がそれぞれ生成される。回転DSA撮影可能なX線診断装置は、回転DSA撮影で得られたコントラスト像データおよびマスク像にもとづいて、容易に3次元の血管画像を表示することができる。
一般に、回転DSA撮影においては、まず、所定のX線照射位置で予備透視または予備撮影(以下、予備撮像と総称する)が行われる。次に、この予備撮像によって得られた予備投影データにもとづいて、X線管球に印加される管電流や管電圧などのX線照射条件の最適な設定値が求められる。そして、X線照射条件をこの最適な設定値に固定して、X線撮像系を被検体の周囲で回転させながらX線撮影が行われる。
特開2011−161091号公報
しかし、被検体の形状がX線撮像系の回転中心に対して等方的でない場合、被検体の周囲で回転させながらX線撮影を行うと、X線の被検体内の透過距離(X線透過長)は回転角度(撮影角度)に応じて変化する。たとえば撮像対象部位のアキシャル断面が楕円である被検体の場合、被検体の体軸周りにX線撮像系を回転させると、被検体のX線透過長(体厚)は、X線照射軸が楕円の単軸方向に沿うときに最小となり、X線の照射軸が楕円の長軸方向に沿うときに最大となる。
このため、被検体の形状がX線撮像系の回転中心に対して等方的でない場合、X線照射条件が固定されていると、体厚が薄い角度では線量過多となり、被検体に過剰な被ばくを強いることになる場合がある。また、体厚が厚い角度では線量不足となり、画質の低下を招いてしまう場合がある。
本発明の一実施形態に係るX線診断装置は、上述した課題を解決するために、X線照射軸の回転角度に応じた被検体のX線透過長の情報にもとづいて、前記回転角度に応じたX線照射条件を設定する照射条件設定部と、前記回転角度に応じたX線照射条件で造影剤の注入前および注入後にX線撮影を行う撮像実行部と、前記造影剤の注入前および注入後のX線撮影により得られた投影データにもとづいて回転DSA画像を生成する画像生成部と、を備えたものである。
本発明に係るX線診断装置の一実施形態を示す概略的な全体構成図。 制御部のCPUによる機能実現部の構成例を示す概略的なブロック図。 (a)は撮影対象部位が胸部である場合における、回転角度θ=0での被検体のX線透過長d(0)の一例を示す説明図であり、(b)は回転角度θ=θでの被検体のX線透過長d(θ)の一例を示す説明図。 (a)は撮影対象部位が頭部である場合における、回転角度θ=0での被検体のX線透過長d(0)の一例を示す説明図であり、(b)は回転角度θ=θでの被検体のX線透過長d(θ)の一例を示す説明図。 撮影対象部位が心臓である場合における、回転角度θの変化に応じて被検体の体厚(X線透過長)d(θ)が変化する様子の一例を示す説明図。 図1に示す制御部のCPUにより、回転角度θに応じて変化する被検体の体厚d(θ)に応じてX線照射条件を変更して回転DSA撮影を行う際の手順を示すフローチャート。 図6のステップS2で実行される体厚情報の自動取得処理の手順の一例を示すフローチャート。
本発明に係るX線診断装置およびX線診断方法の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係るX線診断装置10の一実施形態を示す概略的な全体構成図である。
X線診断装置10は、回転DSA撮影可能に構成され、図1に示すように、X線撮像部11と画像処理装置12とを有する。X線診断装置10のX線撮像部11は、通常は検査室に設置され、被検体Pに関するX線投影データを生成するよう構成される。画像処理装置12は、検査室に隣接する操作室に設置され、投影データにもとづいて回転DSA画像などのX線診断画像を生成して表示を行なうよう構成される。なお、画像処理装置12は、X線撮像部11が設置される検査室に設置されてもよい。
X線撮像部11は、X線検出部21、X線管球22およびX線管球22用の絞り23を有するX線照射部24、Cアーム25、高電圧装置27、絞り駆動部28、アーム駆動部29、インジェクタ30、寝台駆動部31およびコントローラ32を有する。
X線検出部21は、寝台26の天板33に支持された被検体Pを挟んでX線管球22と対向配置されるようCアーム25の一端に設けられる。X線検出部21は、イメージインテンシファイアなどを備え、X線検出部21に照射されたX線を検出し、この検出したX線にもとづき、X線の投影データを出力する。この投影データはコントローラ32を介して画像処理装置12に与えられる。なお、X線検出部21は、平面検出器(FPD:flat panel detector)を含むものであってもよい。
X線照射部24は、Cアーム25の他端に設けられ、X線管球22および絞り23を有する。
X線管球22は、高電圧装置27により電圧を印加されてX線を発生する。X線管球22が発生するX線は、被検体Pに向かって照射される。
絞り23は、たとえば複数枚の鉛羽で構成されるX線照射野絞りである。絞り23は、絞り駆動部28を介してコントローラ32により制御されて、X線管球22から照射されるX線の照射範囲を調整する。
Cアーム25は、X線照射部24とX線検出部21とを一体として保持する。Cアーム25がコントローラ32に制御されて駆動されることにより、X線照射部24およびX線検出部21は一体として被検体Pの周りを移動する。なお、図1にはCアーム25がX線照射部24を天板33の上方に位置するよう支持するオーバーチューブタイプの場合の一例について示したが、X線照射部24を天板33の下方に位置するよう支持するアンダーチューブタイプであってもよい。
寝台26は、床面に設置され、天板33を支持する。寝台26は、コントローラ32により制御されて、天板33を水平方向、上下方向に移動させたり回転(ローリング)させたりする。
高電圧装置27は、コントローラ32に制御されて、X線の照射に必要な電力をX線管球22に供給する。
絞り駆動部28は、コントローラ32に制御されて、絞り23の開口を調整することにより、撮影プロトコルに応じてX線管球22から放射されるX線の照射範囲を調整する。
アーム駆動部29および寝台駆動部31は、コントローラ32に制御されて、それぞれCアーム25および天板33を駆動する。
インジェクタ30は、コントローラ32による制御によって、被検体Pの患部に挿入されたカテーテル(カテーテルチューブ、図示せず)を介して造影剤を注入する装置である。造影剤の注入および停止のタイミングならびに造影剤の濃度および注入速度はコントローラ32により自動制御される。なお、インジェクタ30はX線診断装置10とは異なる外部の孤立した装置として用意されてもよく、この場合X線診断装置10はインジェクタ30を備えない。また、インジェクタ30は、外部に用意されるか否かにかかわらず、コントローラ32の制御によらずともよく、たとえばインジェクタ30に備えられた入力部を介してユーザによる指示を受け付け、この指示に従って造影剤を注入してもよい。
コントローラ32は、画像処理装置12により制御されて、X線検出部21、高電圧装置27、絞り駆動部28、アーム駆動部29、インジェクタ30および寝台駆動部31を制御することにより、回転DSA撮影を実行して造影剤投与前後の投影データをそれぞれ生成し、画像処理装置12に与える。
一方、画像処理装置12は、図1に示すように、入力部41、表示部42、記憶部43および制御部44を有する。
入力部41は、たとえばキーボード、トラックボール、タッチパネル、テンキー、などの一般的な入力装置や、X線曝射タイミングを指示するためのハンドスイッチなどにより構成され、ユーザの操作に対応した操作入力信号を制御部44に出力する。
表示部42は、たとえば液晶ディスプレイやOLED(Organic Light Emitting Diode)ディスプレイなどの一般的な表示出力装置により構成され、制御部44の制御に従って回転DSA画像などの各種画像を表示する。
記憶部43は、磁気的もしくは光学的記録媒体または半導体メモリなどの、制御部44のCPUにより読み書き可能な記録媒体を含んだ構成を有し、これら記憶媒体内のプログラムおよびデータの一部または全部は電子ネットワークを介してダウンロードされるように構成してもよい。記憶部43は、制御部44により制御されて、X線検出部21により検出された投影データなどを記憶する。
制御部44は、CPU、RAMおよびROMをはじめとする記憶媒体などにより構成され、この記憶媒体に記憶されたX線照射制御プログラムに従ってX線撮像部11のコントローラ32を制御する。
図2は、制御部44のCPUによる機能実現部の構成例を示す概略的なブロック図である。なお、この機能実現部は、CPUを用いることなく回路などのハードウエアロジックによって構成してもよい。
図2に示すように、制御部44のCPUは、ROMをはじめとする記憶媒体に記憶されたX線照射制御プログラムによって、少なくともプロトコル取得部51、体厚情報取得部52、照射条件設定部53、撮像実行部54、画像生成部55および体厚情報生成部56として機能する。この各部51−56は、RAMの所要のワークエリアをデータの一時的な格納場所として利用する。
プロトコル取得部51は、ユーザにより入力部41を介して実行を指示された撮影プロトコルの情報を取得する。撮影プロトコルの情報には、ユーザにより入力部41を介して設定された、またはあらかじめ記憶部43に設定された、撮影部位の情報や撮影術式ごとの撮影手順の情報を含む。
たとえば、本実施形態に係る回転DSA撮影の撮影プロトコルは、造影剤の注入前にX線撮影(マスク像撮影)を行った後、造影剤の注入を行い、造影剤の注入後に再度X線撮影(コントラスト像撮影)を行った後、マスク像撮影の投影データおよびコントラスト像撮影の投影データにもとづいて回転DSA画像を生成するようX線診断装置10に指示する内容である。
また、この回転DSAの撮影プロトコルには、マスク像撮影に先立って、回転角度のうちの所定の角度で予備撮像(予備透視または予備撮影)を行い、X線照射条件を自動設定するよう指示する内容が含まれていてもよい。予備撮像が予備透視であるか予備撮影であるかもまた、プロトコルに記述される。透視では、一般に、撮影に比べて弱いX線照射強度で画像を取得する。このため、透視画像は解像度が低い画像であるものの、被検体Pが被ばくする線量が小さい。一方、撮影画像は透視画像に比べ、被検体Pが被ばくする線量は多くなるものの、より鮮明な画像となる。
図3(a)は撮影対象部位が胸部である場合における、回転角度θ=0での被検体PのX線透過長d(0)の一例を示す説明図であり、(b)は回転角度θ=θでの被検体PのX線透過長d(θ)の一例を示す説明図である。また、図4(a)は撮影対象部位が頭部である場合における、回転角度θ=0での被検体PのX線透過長d(0)の一例を示す説明図であり、(b)は回転角度θ=θでの被検体PのX線透過長d(θ)の一例を示す説明図である。
なお、以下の説明では、天板33の被検体Pの載置面に対してX線照射軸61が垂直となるときを回転角度θ=0とする場合の例について示す。
図3および図4から明らかなように、被検体Pの輪郭形状がX線撮像系の回転中心(アイソセンタ)に対して等方的でない場合、X線照射軸61の回転角度θの変化に応じて被検体Pの体厚(X線透過長)d(θ)も変化する。
この場合、回転撮影においてX線の照射条件が固定されていると、体厚が薄い角度では線量過多となり、被検体Pに過剰な被ばくを強いることになる場合がある(たとえば図3(a)参照)。一方、体厚が厚い角度では線量不足となり、画質の低下を招いてしまう場合がある(たとえば図3(b)参照)。
そこで、本実施形態に係るX線診断装置10は、X線照射軸61の回転角度θに応じた被検体Pの体厚d(θ)の情報(体厚情報)にもとづいて、回転角度θに応じたX線照射条件を設定する。X線照射条件には、少なくともX線管球22に印加すべき管電流mA、管電圧kVおよびパルス幅(管電流、管電圧の印加期間)msecが含まれる。
なお、当然ながら、本実施形態に係る回転DSA撮影では、マスク像撮影およびコントラスト像撮影において、同一の回転角度では同一のX線照射条件でX線が照射される。
図5は、撮影対象部位が心臓である場合における、回転角度θの変化に応じて被検体Pの体厚(X線透過長)d(θ)が変化する様子の一例を示す説明図である。
図5に示すように、心臓のようにアイソセンタ62が体軸とはずれた位置にある場合も、図3および図4に示す場合と同様に回転角度θの変化に応じて被検体Pの体厚(X線透過長)d(θ)が変化する。したがって、アイソセンタ62が体軸とはずれた位置にある場合も、図3および図4に示す場合と同様に、本実施形態に係るX線診断装置10は、X線照射軸61の回転角度θに応じた被検体Pの体厚d(θ)の情報(体厚情報)にもとづいて、回転角度θに応じたX線照射条件を設定する。
体厚情報取得部52は、体厚情報生成部56または記憶部43または入力部41を介してユーザから、X線照射軸61の回転角度θに応じた被検体Pの体厚d(θ)の情報(体厚情報)を取得する。
なお、各撮影部位に係る体厚情報は、あらかじめ手動で取得されて回転角度θと体厚d(θ)とを関連付けてたとえばテーブル形式で記憶部43に記憶されていてもよい。また、予備撮像により得られる予備投影データにもとづいて体厚情報生成部56により自動生成されてもよい。
照射条件設定部53は、撮影部位に係る体厚情報にもとづいて、回転角度に応じたX線照射条件を設定する。また、照射条件設定部53は、予備撮像により得られる予備投影データにもとづいて、予備撮像が行われた所定の角度(予備撮像角度、たとえばθ=0)における最適なX線照射条件を求めておくとよい。予備撮像角度における最適なX線照射条件が得られている場合、照射条件設定部53は、この照射条件と、予備撮像角度における体厚と、回転角度θに応じた被検体Pの体厚d(θ)の情報(体厚情報)とにもとづいて、回転角度に応じたX線照射条件を設定する。
また、照射条件設定部53は、回転角度に応じたX線照射条件を設定するにあたり、管電圧kVを固定し、管電流mAおよびパルス幅msecの少なくとも一方を異ならせてもよい。管電圧kVが変化すると、撮影時のX線強度が変化するため、画質もまた変化しやすくなる。このため、管電圧kVを固定しておくことにより、より簡便にきれいな画像を得ることができる。
撮像実行部54は、コントローラ32を介してX線撮像部11を制御することにより、回転角度に応じたX線照射条件で造影剤の注入前および注入後にX線撮影を行う。
画像生成部55は、造影剤の注入前および注入後のX線撮影により得られた投影データにもとづいて回転DSA画像を生成し、表示部42に表示させる。
体厚情報生成部56は、撮影部位についての予備撮像により得られる予備投影データにもとづいて、撮影部位に係る体厚情報を自動生成する。
次に、本実施形態に係るX線診断装置10の動作の一例について説明する。
図6は、図1に示す制御部44のCPUにより、回転角度θに応じて変化する被検体Pの体厚d(θ)に応じてX線照射条件を変更して回転DSA撮影を行う際の手順を示すフローチャートである。図6において、Sに数字を付した符号は、フローチャートの各ステップを示す。
まず、ステップS1において、プロトコル取得部51は、ユーザにより入力部41を介して実行を指示された撮影プロトコルの情報を取得する。
次に、ステップS2において、体厚情報取得部52は、体厚情報生成部56または記憶部43または入力部41を介してユーザから、X線照射軸61の回転角度θに応じた被検体Pの撮影部位に係る体厚d(θ)の情報(体厚情報)を取得する。
次に、ステップS3において、照射条件設定部53は、撮影部位に係る体厚情報にもとづいて、回転角度に応じたX線照射条件を設定する。
次に、ステップS4において、撮像実行部54は、コントローラ32を介してX線撮像部11を制御することにより、回転角度に応じたX線照射条件に従ってマスク像撮影を行い、得られた投影データを記憶部43に記憶させる。
次に、ステップS5において、撮像実行部54は、インジェクタ30に対して被検体Pへの造影剤の注入を開始させる。
次に、ステップS6において、撮像実行部54は、コントローラ32を介してX線撮像部11を制御することにより、マスク像撮像と同一のX線照射条件に従ってコントラスト像撮影を行い、得られた投影データを記憶部43に記憶させる。
次に、ステップS7において、撮像実行部54は、インジェクタ30に対して被検体Pへの造影剤の注入を停止させる。
次に、ステップS8において、画像生成部55は、造影剤の注入前および注入後のX線撮影により得られた投影データにもとづいて回転DSA画像を生成し、表示部42に表示させる。
以上の手順により、回転角度θに応じて変化する被検体Pの体厚d(θ)に応じてX線照射条件を変更して回転DSA撮影を行うことができる。
図7は、図6のステップS2で実行される体厚情報の自動取得処理の手順の一例を示すフローチャートである。
この手順は、体厚情報を自動取得する旨および予備撮像を行う旨の内容が記述された撮影プロトコルがプロトコル取得部51により図6のステップS1で取得されてスタートとなる。
ステップS21において、撮像実行部54は、撮影プロトコルに従って予備撮像を実行すべく、コントローラ32を介してX線撮像部11を制御することにより、予備撮像位置へCアーム25を移動させる。
次に、ステップS22において、撮像実行部54は、予備撮像を実行し、得られた予備投影データを記憶部43に記憶させる。
次に、ステップS23において、体厚情報生成部56は、予備投影データにもとづいて体厚情報(回転角度θに応じた被検体Pの撮影部位に係る体厚d(θ)の情報)を生成して体厚情報取得部52に与え、図6のステップS3に戻る。
ここで、予備投影データにもとづいて体厚情報を生成する方法について、簡単に説明する。
たとえば投影データに含まれるX線の透過強度から、予備撮像のX線照射軸61に沿った被検体Pの体長d1(図3に示す例では縦幅)を求めることができる。また、予備撮像角度がθ=0である場合、予備投影データに対応する予備撮像画像から、予備撮像の撮像平面(天板33と平行な平面)に平行かつ予備撮像のX線照射軸61に垂直な軸に沿った体長d2(図3に示す例では横幅)を画像処理により求めることができる。したがって、体厚情報生成部56は、撮影部位の形状をたとえば楕円と仮定することで、d1およびd2にもとづいて体厚情報を生成することができる。
また、記憶部43は、胸部、腹部頭部などの撮影対象部位ごとに形状モデルを関連付けた情報を記憶してもよい。また、身長、体重、体脂肪率、性別、年齢などの被検体Pの形状に関する付帯情報にもとづいて、撮影対象部位の形状モデルを調整してもよい。
たとえば、記憶部43に対して形状モデルに対応する式が記憶されてもよく、この場合、この式にd1およびd2と回転角度を代入することで体厚情報を生成する。また、この場合、この式に被検体Pの形状に関する付帯情報による補正項が含まれてもよい。
図7に示す手順により、撮影部位についての予備撮像により得られる予備投影データにもとづいて、撮影部位に係る体厚情報を自動生成することができる。
本実施形態に係るX線診断装置10は、X線照射軸61の回転角度θに応じた被検体Pの撮影部位に係る体厚d(θ)の情報(体厚情報)を取得し、この体厚情報にもとづいて回転角度に応じたX線照射条件を設定することができる。このため、回転撮影の際にどの回転角度においても容易に被検体Pの体厚に応じた最適な線量を照射することができる。したがって、本実施形態に係るX線診断装置10によれば、不要な被ばくを被検体Pに強いることなく、容易に画質を向上させることができる。
なお、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
また、本発明の実施形態では、フローチャートの各ステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理の例を示したが、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別実行される処理をも含むものである。
10 X線診断装置
53 照射条件設定部
54 撮像実行部
55 画像生成部
56 体厚情報生成部
61 X線照射軸
62 アイソセンタ
d(θ) X線透過長(体厚)

Claims (8)

  1. X線照射軸の回転角度に応じた被検体のX線透過長の情報にもとづいて、前記回転角度に応じたX線照射条件を設定する照射条件設定部と、
    前記回転角度に応じたX線照射条件で造影剤の注入前および注入後にX線撮影を行う撮像実行部と、
    前記造影剤の注入前および注入後のX線撮影により得られた投影データにもとづいて回転DSA画像を生成する画像生成部と、
    を備えたX線診断装置。
  2. 前記撮像実行部により前記回転角度のうちの所定の角度で実行される予備撮像により得られた予備投影データにもとづいて、前記回転角度に応じた前記被検体のX線透過長の情報を生成する体厚情報生成部、
    をさらに備えた請求項1記載のX線診断装置。
  3. 前記体厚情報生成部は、
    前記予備投影データにもとづいて前記予備撮像のX線照射軸に沿った前記被検体のX線透過長を求めるとともに前記予備撮像の撮像平面に平行かつ前記予備撮像の前記X線照射軸に垂直な軸に沿ったX線透過長を求め、これら求めたX線透過長を用いて前記回転角度に応じた前記被検体のX線透過長の情報を生成する、
    請求項2記載のX線診断装置。
  4. 前記体厚情報生成部は、
    前記求めたX線透過長および撮影対象部位の形状モデルを用いて前記回転角度に応じた前記被検体のX線透過長の情報を生成する、
    請求項3記載のX線診断装置。
  5. 前記体厚情報生成部は、
    前記被検体の形状に関する付帯情報にもとづいて前記撮影対象部位の前記形状モデルを決定する、
    請求項4記載のX線診断装置。
  6. 前記照射条件設定部は、
    前記予備投影データにもとづいて前記所定の角度におけるX線照射条件を設定し、この設定した前記所定の角度におけるX線照射条件と、前記所定の角度における前記被検体のX線透過長と、前記回転角度に応じた前記被検体のX線透過長の情報とにもとづいて前記回転角度に応じたX線照射条件を設定する、
    請求項2ないし5のいずれか1項に記載のX線診断装置。
  7. 前記照射条件設定部は、
    前記所定の角度におけるX線照射条件のうち管電圧を固定しつつ、前記所定の角度におけるX線照射条件と、前記所定の角度における前記被検体のX線透過長と、前記回転角度に応じた前記被検体のX線透過長の情報とにもとづいて前記回転角度に応じたX線照射条件を設定する、
    請求項6記載のX線診断装置。
  8. X線照射軸の回転角度に応じた被検体のX線透過長の情報にもとづいて前記回転角度に応じたX線照射条件を設定するステップと、
    前記回転角度に応じたX線照射条件で造影剤の注入前および注入後にX線撮影を行うステップと、
    前記造影剤の注入前および注入後のX線撮影により得られた投影データにもとづいて回転DSA画像を生成するステップと、
    を有するX線診断方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018000380A (ja) * 2016-06-29 2018-01-11 東芝メディカルシステムズ株式会社 X線診断装置

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