JP2014209703A - 無線通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】基地局障害情報を、統制端末局で取得可能とする。
【解決手段】複数の端末局と、これら複数の端末局と無線通信を行う少なくとも一つの基地局と、前記基地局に接続された統制局とを備えた無線通信システムにおいて、前記基地局は障害が発生すると、前記障害に関する第1の障害情報を前記統制局に送信し、また、前記障害に関する第2の障害情報を無線により送信し、前記複数の端末局のうち少なくとも一つの特定端末局は、前記第2の障害情報を受信すると、該第2の障害情報に基づき障害報知を行う。
【選択図】 図8

Description

本発明は、統制局と基地局と端末局とを有する無線通信システムにおいて、基地局に障害が発生した場合に、その障害情報を統制局へ報知する無線通信システムに関するものである。
従来の無線通信システムとして、例えば、防災無線システムとして機能する県市町村デジタル移動通信システムがある。このような無線通信システムは、複数の端末局と、これら端末局と無線通信を行う基地局と、この基地局に有線または無線で接続される回線制御装置と、この回線制御装置に接続される統制台とを備える。
そして、基地局を介して複数の端末局間や、統制台と端末局間で通信が行われる。なお、この無線通信システムでは、少なくとも統制台と回線制御装置とが統制局として機能し、回線制御装置は、各端末局や統制局間の通信回線を接続制御する。
この無線通信システムにおいて、基地局に障害が発生すると、障害内容によっては、その基地局傘下の端末局における通信ができない等の制約を受ける場合がある。
従来は、このような基地局の障害情報は回線制御装置を介して統制台に通知され、統制局で一括管理していた。
なお、下記の特許文献1には、県庁統制局に相当する制御局と複数の無線基地局とが有線線路で接続された無線通信システムにおいて、有線線路に障害が発生すると、有線線路に障害が発生した無線基地局である対象局の周辺の無線基地局が、制御局と対象局の間の無線中継を行う技術が開示されている。
特開2012−4644号公報
しかしながら、上述した従来の無線通信システムにおいては、基地局の障害情報を統制局(統制台)は自動的に取得することができるが、他の端末局は基地局の障害情報を自動的に取得することができなかった。例えば、端末局の中で統制機能(例えば、一斉指令機能や強制切断機能や通話モニタ機能など通常の端末局は備えていない統制通信の機能)を有する無線統制局は、システム上の運用管理者や上位権限者が利用することが想定されるが、そのような重要な無線統制局も基地局の障害情報を自動で取得できなかった。そのため、端末局のユーザは、端末局間通信ができないなどの異常発生時に、統制台へ電話連絡などをわざわざ行わなければ、基地局の異常を確認することが出来なかった。
本発明の目的は、上記従来技術の問題点を解決し、基地局に障害が発生した場合において、該基地局障害に関する障害情報を、端末局が自動的に取得することを可能とすることにある。
上記課題を解決するための、本願発明の代表的な構成は、次のとおりである。すなわち、
複数の端末局と、これら複数の端末局と無線通信を行う少なくとも一つの基地局と、前記基地局に接続された統制局とを備えた無線通信システムであって、
前記基地局は障害が発生すると、前記障害に関する第1の障害情報を前記統制局に送信し、また、前記障害に関する第2の障害情報を無線により送信し、
前記複数の端末局のうち少なくとも一つの特定端末局は、前記第2の障害情報を受信すると、該第2の障害情報に基づき障害報知を行うことを特徴とする、無線通信システム。
本願発明によれば、基地局に障害が発生した場合において、該基地局障害に関する障害情報を、端末局が自動的に取得することができる。
本発明の実施形態における無線通信システムの構成図である。 本発明の実施形態における県庁統制局の構成図である。 本発明の実施形態における基地局の構成図である。 本発明の実施形態における統制端末局の構成図である。 本発明の実施形態における端末局の構成図である。 本発明の実施形態における基地局障害発生時の報知情報を示す図である。 本発明の実施形態における基地局障害状態問合せ/応答情報を示す図である。 本発明の実施形態の第1実施例において基地局で障害が発生した場合の動作を示す図である。 本発明の実施形態における無線通信システムで使用される無線キャリア周波数割当を示す図である。 本発明の実施形態における無線通信システムで使用されるフレーム構成を示す図である。
(無線通信システムの構成)
本実施形態の無線通信システムの構成について、図1を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施形態における無線通信システムの構成を示す図である。図1の無線通信システムは、例えば、標準規格ARIB STD−T79(Association of Radio Industries and Businesses−T79)の「都道府県・市町村デジタル移動通信システム」、あるいは「市町村デジタル移動通信システム」で定められているデジタル無線システムである。このデジタル無線システムは、基地局を経由した端末局間の通信接続サービスが行なわれるように構成されている。
本実施形態では、県庁統制局10内の回線制御装置11aに接続される基地局30が、異なる無線通信システム、例えば県や市区町村の防災無線システムの共用基地局を構成する。つまり、本実施形態の無線通信システムは、県の防災無線システムと市町村の防災無線システムとが同一の基地局を共同して運用する基地局共用型の無線通信システムである。図1の例では、基地局1とその傘下の市端末局A、つまり基地局1と基地局1に接続される市端末局Aとを含むようにA市の防災無線システムが構成され、基地局1及び基地局2とそれらの傘下の市端末局Bを含むようにB市の防災無線システムが構成され、基地局1及び基地局2とそれらの傘下の県端末局を含むように県の防災無線システムが構成される。
図1に示すように、本実施形態の無線通信システムは、主として、県庁統制局10と、基地局30(1)〜30(2)と、統制端末局(無線統制局)40A〜40Bと、移動可能な端末局である移動局51A(1)〜51A(2),51B(1)〜51B(4),52(1)〜52(2)と、固定された県固定端末局53(1)〜53(3)とを備える。
端末局40A、51A(1)〜51A(2)はA市無線通信システム傘下の端末局、つまりA市無線通信システムに属する端末局であり、40B、51B(1)〜51B(4)はB市無線通信システム傘下の端末局であり、52(1)〜52(2)と53(1)〜53(3)は県無線通信システム傘下の端末局である。
基地局30(1)は、A市とB市と県の防災無線システムの端末局の少なくとも一部と接続され、A市とB市と県の防災無線システムで共用される。基地局30(2)は、B市と県の防災無線システムの端末局の少なくとも一部と接続され、B市と県の防災無線システムで共用される。
統制端末局40Aは、A市無線通信システム傘下の端末局51Aを統制する統制端末局であり、基地局30(1)と無線接続される無線統制局である。統制端末局40Bは、B市無線通信システム傘下の端末局51Bを統制する統制端末局であり、基地局30(1)と無線接続される無線統制局である。
30(1)A、30(2)Aは、それぞれ基地局30(1)、30(2)の基地局エリア、即ち、基地局30の通信エリアを示している。
図1の例では、基地局30は、2つ示されているが、3つ以上であってもよい。また、統制端末局40は、2つ示されているが、3つ以上であってもよく、図1のように1つの基地局30に対し複数設置されることもできる。また、端末局51〜53は計11つ示されているが、1つ以上であれば11つ以外であってもよい。なお、基地局を代表する場合は基地局30と称する。統制端末局を代表する場合は統制端末局40と称する。端末局51〜53を代表する場合は端末局50と称する。各市無線通信システムの端末局を代表する場合は市端末局51と称する。県移動端末局を代表する場合は県移動端末局52と称する。県固定端末局を代表する場合は県固定端末局53と称する。県移動端末局と県固定端末局を代表する場合は県端末局と称する。
また、図1の例では、県庁統制局10内の回線制御装置11aと基地局30との間は、例えばマイクロ波回線(多重回線)を用いて接続されるが、有線接続としてもよい。基地局30と端末局50との間、及び基地局30と統制端末局40との間は、例えば260MHzのデジタル無線により無線通信可能なように接続される。なお、基地局30と統制端末局40との間を有線接続としてもよい。この場合、統制端末局40は固定局となる。
県庁統制局10は、県庁統制局10内の県庁統制台13により、基地局30と回線制御装置11aを介して、県防災無線システム傘下の県移動端末局52や県固定端末局53との間で通信可能であり、また、県移動端末局52と県固定端末局53に対して統制可能である。このように、県庁統制局10は、県防災無線システムに属し、県防災無線システムに属する端末局を統制する統制局である。図1の例では、県庁統制局10は、基地局30(1)及び基地局30(2)に接続されている。
また、各市の統制端末局40は、基地局30と回線制御装置11aを介して、それぞれの市無線通信システム傘下の市端末局51と通信可能であり、また、それぞれの市無線通信システム傘下の市端末局51に対して統制可能である。このように、統制端末局40は、市防災無線システムに属し、その市防災無線システムに属する端末局を統制する統制局である。図1の例では、A市及びB市の統制端末局40は、基地局30(1)に接続されている。
県庁統制局10と統制端末局40の統制機能については、後述する。
また、各市の市端末局51は、基地局30と回線制御装置11aを介して、それぞれの市無線通信システム傘下の市端末局51や統制端末局40と通信可能である。しかし、通常時は、他市や県の無線通信システム傘下の端末局等とは通信できない。回線制御装置11aは、通常時は、市端末局51が発呼時に発信した通信接続要求に含まれる発信元アドレスやシステムコード等に基づき、同じ市無線通信システム傘下の市端末局51とは通信接続を行うが、他の市無線通信システム傘下の市端末局51や県の無線通信システム傘下の端末局52等とは通信接続を行わないようになっている。
例えば、通信エリア30(2)Aに存在するB市の端末局51B(2)は、基地局30(2)と回線制御装置11aを介して、同じ通信エリア30(2)Aに存在するB市の端末局51B(3)と通信可能であり、基地局30(2)と回線制御装置11aと基地局30(1)とを介して、通信エリア30(1)Aに存在するB市の端末局51B(1)と通信可能であるが、県やA市の端末局とは通信できない。
同様に、各市の統制端末局40は、基地局30と回線制御装置11aを介して、それぞれの市無線通信システム傘下の市端末局51と通信可能であるが、他市や県の無線通信システム傘下の端末局等とは通信できない。例えば、通信エリア30(1)Aに存在するB市の統制端末局40Bは、基地局30(1)と回線制御装置11aを介して、同じ通信エリア30(1)Aに存在するB市の端末局51B(1)と通信可能であり、基地局30(1)と回線制御装置11aと基地局30(2)とを介して、通信エリア30(2)Aに存在するB市の端末局51B(2)と通信可能であるが、県やA市の端末局とは通信できない。
また、県移動端末局52や県固定端末局53は、基地局30と回線制御装置11aを介して、県庁統制台13や同じ通信エリア又は他の通信エリアに存在する県移動端末局52や県固定端末局53と通信可能であるが、他市の無線通信システム傘下の端末局等とは通信できない。例えば、通信エリア30(1)Aに存在する県移動端末局52(1)は、基地局30(1)と回線制御装置11aを介して、同じ通信エリア30(1)Aに存在する県固定端末局53(1)や県固定端末局53(2)と通信可能であり、基地局30(1)と回線制御装置11aと基地局30(2)とを介して、通信エリア30(2)Aに存在する県移動端末局52(2)や県固定端末局53(3)と通信可能であるが、A市やB市の端末局とは通信できない。
(通信チャネルの構成)
標準規格ARIB STD−T79で定められているデジタル無線技術を用いたデジタル無線システムで使用が許可されている無線キャリア(carrier)周波数割当ての一例を図9に示す。図9において、例えば、上り方向、即ち、端末局→基地局の方向では、約260MHz〜266MHzの無線キャリアfで、25kHz幅で、複数波(f1、f2、・・・)が認められている。また、下り方向、即ち、基地局→端末局の方向では、上り方向の260MHzから9MHz離れた約269MHz〜275MHzの無線キャリアFで、25kHz幅で、複数波(F1、F2、・・・)が認められている。従って、デジタル無線システムの通信においては、上り方向f1、f2、・・・、下り方向F1、F2、・・・の各周波数が使用される。そして、各システムは、その規模に応じて1又は複数の無線キャリアを使用することができる。例えば、図1の例では、基地局30(1)はf1とF1を使用し、基地局30(2)はf2とF2を使用することが可能である。
更に、各無線キャリア、例えば、F1、f1は、図10に示すようなフレームに分割され、さらにフレームを4つのスロットに分けられた後、そのスロットに制御チャネルCと通信チャネルS1、S2、S3が割り当てられている。なお、通信チャネルS1、S2、S3を代表する場合は、通信チャネルSと称する。ここで、1フレームは、例えば、40ms、1スロットは10msである。制御チャネルCは、無線回線の接続制御を行うチャネルであり、通信チャネルSは、通話やデータ通信を行うチャネルである。なお、図10は、一例を示すもので、システムの規模、使用目的に応じて上り下りのペア波の数、制御チャネル、通信チャネルの数等を適宜変更することができる。
(県庁統制局)
県庁統制局について、図2を用いて説明する。
図2は、本実施形態における県庁統制局の構成である。県庁統制局10は、制御装置11と、記憶部12と、県庁統制台13と、運用管理装置14と、制御装置11と基地局30とを接続するための接続部としてのインターフェース(IF)であるIF15を備える。制御装置11は、回線制御装置11aと制御部11bを備える。
なお、制御装置11は、基地局30の1つと一体に構成される場合もあれば、図1のように場所的に離れた場所に設置される場合もある。また、回線制御装置11aと制御部11bとを、一体に構成することも可能である。また、回線制御装置11aを、県庁統制局10と分離して構成することも可能である。
回線制御装置11aは、本実施形態では、県庁統制台13と、基地局30(1)と、基地局30(2)と、制御部11bとに接続されている。そして、回線制御装置11aは、県庁統制台13と県端末局との間と、県の端末局間と、統制端末局40と当該統制端末局40が属する市無線通信システム内の端末局との間と、同じ市無線通信システム内の端末局間の回線接続制御を行う。
このように、回線制御装置11aは、県庁統制局10や統制端末局40や端末局50からの発呼制御あるいは通信ルートの設定等を行い、県庁統制局10や統制端末局40や端末局50間の通信接続およびサービスエリアの維持、管理等を行う。
詳しくは、県庁統制局10や統制端末局40や端末局50からの発信情報には、宛先を示す宛先アドレス(例えば送信先端末の呼出電話番号)、発信元を示す発信元アドレス(例えば発信元端末の電話番号)、県や各市の防災無線システムを識別するシステムコードが含まれる。なお、システムコードはアドレスの一部であってもよい。また、回線制御装置11aは、各統制端末局40や各端末局50が接続されている基地局30の情報、つまり各統制端末局40や各端末局50の位置登録情報を把握している。回線制御装置11aは、上述の発信情報と位置登録情報に基づいて、通信ルートの設定を行う、つまり、その通信に使用する基地局30や通信スロットを決定する。
制御部11bは、県庁統制局10を構成する各構成部や、県庁統制局10全体を制御する。
また、制御部11bは、障害が発生した基地局30から県庁統制局10が障害情報を受信すると、受信した障害情報を記憶部12に記憶するとともに、該障害情報を、県庁統制局10傘下の全基地局30、つまり県庁統制局10に接続されている全基地局30へ送信する。そして、県庁統制局10からの障害情報を受信した基地局30は、各基地局30傘下の全ての統制端末局40や端末局50へ、県庁統制局10からの障害情報を報知情報に含めて送信する。つまり、報知情報により障害が発生した基地局30の障害情報を送信する。
(報知情報)
報知情報は、例えば標準規格ARIB STD−T79で規定された報知情報であり、常に、または、周期的、例えば数十〜数百ms毎に、図10に示す制御チャネルCによる制御情報として、基地局30から無線送信される。報知情報は、制御チャネルCの構造に関する情報や、待受チャネルに関する情報を含む。
図6は、本実施形態における基地局障害発生時の報知情報(報知信号)を示す図である。図6の例では、報知情報には、この制御情報が報知情報であることを示すメッセージ種別と、報知情報の内容であるデータ部及び拡張データ部とが含まれている。そして、拡張データ部に、障害が発生した基地局30を示す障害基地局情報(例えば基地局番号)と、その障害が重障害か軽障害かを示す障害状態情報とが含まれている。
重障害とは、例えば基地局30の無線ユニットの障害や、制御部の障害や、電源部異常や、直流電源異常や、発動発電機異常や、マイクロ波多重回線現用機異常や、マイクロ波多重回線予備機異常である。また、軽障害とは、例えば干渉妨害や、基地局30の局舎扉開状態や、直流電源入力断や、発動発電機稼働や、マイクロ波多重回線BER(Bit Error Rate(Ratio))低下である。
また、制御部11bは、統制端末局40から基地局30を介して、詳細な障害状態を問い合わせる障害状態問合せ情報を県庁統制局10が受信すると、記憶部12に記憶した障害情報を参照し、障害部位等の詳細情報を、問い合わせを行った統制端末局40へ基地局30を介して、障害状態応答情報として送信する。障害状態問合せ情報と障害状態応答情報は、図10に示す制御チャネルCによる制御情報として、例えば標準規格ARIB STD−T79で規定されたショートメッセージで送信される。
(障害状態問合せ情報/障害状態応答情報)
図7は、本実施形態における障害状態問合せ情報及び障害状態応答情報を示す図である。障害状態問合せ情報及び障害状態応答情報には、この制御情報がショートメッセージであることを示すメッセージ種別と、ショートメッセージの内容であるデータ部及び拡張データ部とが含まれている。そして、データ部に、このショートメッセージが障害状態問合せ情報又は障害状態応答情報であることを示すメッセージ番号(障害情報伝達用メッセージ番号)が含まれている。
また、障害状態問合せ情報の拡張データ部に、障害が発生した基地局30を示す障害基地局情報(例えば基地局番号)が含まれている。
また、障害状態応答情報の拡張データ部に、障害が発生した基地局30を示す障害基地局情報と、障害部位を含む詳細情報とが含まれている。この詳細情報は、例えば、上述した無線ユニットの障害、制御部の障害、電源部異常、直流電源異常、発動発電機異常、マイクロ波多重回線現用機異常、マイクロ波多重回線予備機異常、干渉妨害、局舎扉開状態、直流電源入力断、発動発電機稼働、マイクロ波多重回線BER低下である。
障害状態問合せ情報と障害状態応答情報の具体例を説明する。
(具体例1)
具体例1は、ショートメッセージのメッセージ番号を使用する例である。メッセージ番号は、標準規格ARIB STD−T79において、免許人固有メッセージとされている。メッセージ番号は、8ビット(最上位がビット1、最下位がビット8)で構成される。障害状態問合せ情報は、この8ビットを(10110000)、つまり16進法で(B0)とする。詳しくは、ビット1を1、ビット2を0、ビット3を1、ビット4を1、ビット5〜8を0とする。
障害状態応答情報は、メッセージ番号の下位4ビットを障害状態の情報として使用する。例えば、ビット5を増幅器異常、ビット6を無線機異常、ビット7を電源部異常、ビット8をその他の異常に割り当てる。各ビットの値は、異常時は1、正常時は0とする。
したがって、障害状態応答情報のメッセージ番号は、例えば、異常が無い場合は(B0)、増幅器異常がある場合は(B8)、増幅器異常と電源部異常がある場合は(BA)となる。
こうして、基地局30は、統制端末局40からメッセージ番号(B0)のショートメッセージ(障害状態問合せ情報)を受信すると、その障害状態問合せ情報を県庁統制局10へ送信する。県庁統制局10は、例えば、増幅器異常がある場合は、メッセージ番号が(B8)のショートメッセージ(障害状態応答情報)を、基地局30から無線送信させる。統制端末局40は、基地局30からのショートメッセージ(障害状態応答情報)を受信すると、メッセージ番号の下位4ビットの値を解析し、基地局30から通知された異常状態を表示する。
(具体例2)
具体例2は、障害状態応答情報としてショートメッセージの警報・表示電文を使用する例である。ショートメッセージの警報・表示電文は、図7に示すショートメッセージのデータ部に設けられ、標準規格ARIB STD−T79において、免許人固有メッセージとされている。
障害状態問合せ情報は、上述した具体例1と同様に、メッセージ番号を(B0)とする。
障害状態応答情報は、メッセージ番号を(B0)とし、さらに、警報・表示電文の下位4ビット(ビット5〜8)を障害状態の情報として使用する。例えば、ビット5を増幅器異常、ビット6を無線機異常、ビット7を電源部異常、ビット8をその他の異常に割り当てる。各ビットの値は、異常時は1、正常時は0とする。
こうして、基地局30は、統制端末局40からメッセージ番号(B0)のショートメッセージ(障害状態問合せ情報)を受信すると、その障害状態問合せ情報を県庁統制局10へ送信する。県庁統制局10は、例えば、増幅器異常がある場合は、メッセージ番号が(B0)で、かつ警報・表示電文のビット5が1であるショートメッセージ(障害状態応答情報)を、基地局30から無線送信させる。統制端末局40は、基地局30からのショートメッセージ(障害状態応答情報)を受信すると、警報・表示電文の下位4ビットの値を解析し、基地局30から通知された異常状態を表示する。
以上で具体例の説明を終了する。
記憶部12は、障害が発生した障害基地局から受信した障害情報を、障害基地局を示す障害基地局情報と対応付けて記憶する。上述したように、この障害情報には、障害部位等の詳細情報が含まれる。
また、記憶部12は、各端末局50や各統制端末局40を識別する識別子、例えば呼出電話番号を、各端末局50や各統制端末局40が接続されている基地局30の識別子、例えば基地局番号と対応付けて記憶する。各端末局50や各統制端末局40の呼出電話番号と基地局番号との対応付けは、公知の位置登録技術により取得することができる。詳しくは、各端末局50や各統制端末局40がどの基地局30に接続されているかを示す位置登録情報は、各基地局30から周期的に、回線制御装置11aへ送信され、回線制御装置11aにより記憶部12に登録される。各端末局50や各統制端末局40は、周期的に自己の識別情報(例えば呼出電話番号)を発信しており、該識別情報を受信することにより、各基地局30は、各端末局50や各統制端末局40の位置情報を取得し、回線制御装置11aへ送信する。
県庁統制台13は、操作表示部(不図示)やマイクやスピーカ(不図示)等を備え、操作者が県庁統制台13を操作して、県防災無線システム傘下の各端末局との間で、回線制御装置11aと基地局30を介して通信することができる。また、操作者が県庁統制台13を操作して、県防災無線システム傘下の各端末局へ緊急の指示を出す等の統制動作を行うことができる。
県庁統制局10の統制機能は、本実施形態では、一斉通信機能と通話切断機能と通話モニタ機能と専用チャネル通信機能とを含み、これらの統制機能のうち少なくとも1つの統制機能を含むように構成される。一斉通信機能は、県庁統制台13から県防災無線システム傘下の全端末局に対し一斉通信するものである。通話切断機能は、県庁統制台13から県防災無線システム傘下の端末局を指定して、通話切断するものである。通話モニタ機能は、県庁統制台13から県防災無線システム傘下の端末局を指定して、通話モニタするものである。専用チャネル通信機能は、通信チャネルSを通話用チャネルとして専用的に使用する専用チャネルを設定し、県端末局間における専用チャネル通信を可能とするものである。
専用チャネル通信について説明する。
専用チャネル通信は、プレストーク方式の音声通信である。県庁統制台13では、操作者が専用チャネル通信の起動及び停止を指示する。県庁統制台13で操作者により、専用チャネル通信識別番号が設定されると、該専用チャネル通信識別番号が、基地局30を介して制御チャネルCにより県端末局へ送信され、専用チャネルが起動される。
専用チャネルが起動されると、その専用チャネルは通信中となり、専用チャネルに加入している端末局のプレスボタンを押して話すことにより、専用チャネルに加入している端末局のスピーカから音が出る状態となる。県端末局では、操作者が専用チャネル通信識別番号を指定することで通信に加入してもよいし、自動設定しておき専用チャネル通信が開始されると自動的に通信に加入してもよい。
一斉通信について説明する。
県防災無線システム傘下の全端末局に対し一斉通信を行う場合は、操作者が県庁統制台13を操作して県防災無線システム傘下の全端末局を指定し、一斉通信の開始を指示することにより、県庁統制台13から一斉通信情報が発信される。この一斉通信情報には、発信元が県庁統制台13であることを示す発信元アドレスと、宛先が県防災無線システム傘下の全端末局であることを示す宛先アドレスと、一斉通信であることを示すメッセージ種別とが含まれる。
県庁統制台13から送信された一斉通信情報は、回線制御装置11aで受信される。回線制御装置11aは、県庁統制台13からの一斉通信情報であることを認識すると、県防災無線システム傘下の各端末局の通信を強制切断し、県庁統制台13からの一斉通信情報が県防災無線システム傘下の全端末局へ送信されるよう、通信ルートの設定を行い、県庁統制局10と県防災無線システム傘下の全端末局との間の通信接続を行う。
通話モニタについて説明する。
他通話のモニタを行う場合は、操作者が県庁統制台13を操作して県防災無線システム傘下のモニタ対象の端末局やチャネル(スロット)を指定し、モニタ開始を指示することにより、県庁統制台13からモニタ指示情報が送信される。このモニタ指示情報には、発信元が県庁統制台13であることを示す発信元アドレスと、モニタ対象の端末局を示す宛先アドレスと、モニタ指示情報であることを示すメッセージ種別とが含まれる。
県庁統制台13から送信されたモニタ指示情報は、回線制御装置11aで受信される。回線制御装置11aは、県庁統制台13からのモニタ指示情報であることを認識すると、モニタ対象の端末局の通信内容をコピーして、つまり、モニタ対象の端末局が使用中の通信チャネルSの内容をコピーして、制御部11bへ送信し、制御部11bは受信した通信チャネルSの内容を、県庁統制台13のスピーカから出力させる。
運用管理装置14は、操作表示部(不図示)を備え、無線通信システムの状態確認等、無線通信システムの基本的な管理情報の設定やメンテナンスをする機能を有し、主に無線通信システムの管理者が、上記操作表示部を用いて操作するように構成されている。
(基地局)
基地局について、図3を用いて説明する。
図3は、本実施形態における基地局の構成である。基地局30は、制御部31と、記憶部32と、送信部33と、受信部34と、基地局30と県庁統制局10とを接続するための接続部としてのインターフェース(IF)であるIF35を備える。
送信部33は、アンテナ33aを備え、制御部31から出力されたベースバンド信号を無線周波数信号に変換し、当該基地局傘下の端末局50や統制端末局40に対して、アンテナ33aを介して、無線キャリアFを用いて無線送信を行う。受信部34は、アンテナ34aを備え、アンテナ34aを介して当該基地局傘下の端末局50や統制端末局40から、無線キャリアfを用いた無線周波数信号を受信し、ベースバンド信号に変換して制御部31へ出力する。
記憶部32には、当該基地局傘下の端末局50や統制端末局40を識別する識別子である呼出電話番号や、上述したシステムコードが記憶されていてもよい。
制御部31は、基地局30を構成する各構成部や、基地局30全体を制御するもので、当該基地局に障害が発生した場合は、その旨をIF35を介して県庁統制局10へ送信する。ここでは、制御部31は障害部位を含む詳細な障害情報を県庁統制局10へ送信する。この障害情報には、当該基地局を識別する基地局番号が含まれる。
また、制御部31は、県庁統制局10や端末局等から受信した受信情報に含まれるシステムコードが自局のシステムコードと異なる場合は、その受信情報を無視し送信しない。
(統制端末局)
統制端末局(無線統制局)について、図4を用いて説明する。
図4は、本実施形態における統制端末局の構成である。統制端末局40は、制御部41と、記憶部42と、送信部43と、受信部44と、統制台45と、操作表示部46とを備える。
統制台45は、制御部41と接続され、操作表示部46やマイクやスピーカ(不図示)等を備える。そして、操作者が統制台45の操作表示部46を操作することにより、当該統制端末局40と同じ市防災無線システム傘下の各端末局51との間で通信することができ、また、当該統制端末局40と同じ市防災無線システム傘下の各端末局51へ緊急の指示を出す等の統制動作を行うことができる。このように、統制端末局40は、当該統制端末局40が属する市防災無線システム傘下の各端末局51を統制するとともに、当該統制端末局40が属する市防災無線システム傘下の各端末局51と通信可能な統制端末局である。なお、統制端末局40は、他の端末局51と同じ通信機能を有する必要はなく、少なくとも統制機能を有すればよい。
統制端末局40の統制機能は、県庁統制局10の統制機能と同様に、本実施形態では、一斉通信機能と通話切断機能と通話モニタ機能と専用チャネル通信機能とを含み、これらの統制機能のうち少なくとも1つの統制機能を含むように構成される。
統制端末局40の一斉通信機能は、統制端末局40の統制台45から、当該統制端末局40と同じ市防災無線システム傘下の全端末局51に対し一斉通信するものである。
統制端末局40の通話切断機能は、統制台45から、当該統制端末局40と同じ市防災無線システム傘下の端末局51を指定して、通話切断するものである。
統制端末局40の通話モニタ機能は、統制台45から、当該統制端末局40と同じ市防災無線システム傘下の端末局51を指定して、通話モニタするものである。
統制端末局40の専用チャネル通信機能は、通信チャネルSを通話用チャネルとして専用的に使用する専用チャネルを設定し、当該統制端末局40と同じ市防災無線システム傘下の市端末局51間における専用チャネル通信を可能とするものである。
専用チャネル通信について説明する。
専用チャネル通信は、プレストーク方式の音声通信である。統制台45では、操作者が専用チャネル通信の起動及び停止を指示する。統制台45で操作者により、専用チャネル通信識別番号が設定されると、該専用チャネル通信識別番号が、基地局30を介して制御チャネルCにより市端末局51へ送信され、専用チャネルが起動される。
専用チャネルが起動されると、その専用チャネルは通信中となり、専用チャネルに加入している端末局のプレスボタンを押して話すことにより、専用チャネルに加入している端末局のスピーカから音が出る状態となる。市端末局51では、操作者が専用チャネル通信識別番号を指定して加入してもよいし、自動設定しておき専用チャネル通信が開始されると自動的に通信に加入してもよい。
一斉通信について説明する。
B市防災無線システム傘下の全端末局51に対し一斉通信を行う場合は、操作者がB市統制端末局40Bの統制台45を操作してB市防災無線システム傘下の全端末局51を指定し、一斉通信の開始を指示することにより、B市統制端末局40Bから一斉通信情報が無線送信される。この一斉通信情報には、発信元がB市統制端末局40Bであることを示す発信元アドレスと、宛先がB市防災無線システム傘下の全端末局51であることを示す宛先アドレスと、一斉通信であることを示すメッセージ種別が含まれる。
B市統制端末局40Bから送信された一斉通信情報は、基地局30を介して回線制御装置11aで受信される。回線制御装置11aは、受信情報がB市統制端末局40Bからの一斉通信情報であることを認識すると、B市防災無線システム傘下の各端末局51の通信を強制切断し、B市統制端末局40Bからの一斉通信情報がB市防災無線システム傘下の全端末局51へ送信されるよう、通信ルートの設定を行い、B市統制端末局40BとB市防災無線システム傘下の全端末局51との間の通信接続を行う。
通話モニタについて説明する。
他通話のモニタを行う場合は、操作者が統制台45を操作して当該統制端末局40の属する市防災無線システム傘下のモニタ対象の端末局51を指定しモニタ指示を行うことにより、当該統制端末局40Bからモニタ指示情報が送信される。このモニタ指示情報には、発信元が当該統制端末局40であることを示す発信元アドレスと、モニタ対象の端末局51を示す宛先アドレスと、統制端末局40からのモニタ指示情報であることを示すメッセージ種別とが含まれる。
このモニタ指示情報は、基地局30を介して回線制御装置11aで受信される。回線制御装置11aは、受信情報が統制端末局40からのモニタ指示情報であることを認識すると、モニタ対象の端末局51の通信内容をコピーして、つまり、モニタ対象の端末局51が使用中の通信チャネルSの内容をコピーして、当該統制端末局40へ送信し、当該統制端末局40は受信した通信チャネルSの内容を、統制台45のスピーカから出力させる。
例えば、図1の例においてB市統制端末局40Bで端末局51B(2)の通話モニタを行う場合は、操作者が端末局51B(2)を指定しモニタ指示を行うことにより、B市統制端末局40Bからモニタ指示情報が送信される。回線制御装置11aは、基地局30(1)を介してモニタ指示情報を受信すると、端末局51B(2)が使用中の通信チャネルSの内容を基地局30(2)からコピーして、基地局30(1)を介してB市統制端末局40Bへ送信する。B市統制端末局40Bは、受信した通信チャネルSの内容を統制台45のスピーカから出力させる。
記憶部42には、当該統制端末局40を識別する識別子である呼出電話番号や、上述したシステムコードや、当該統制端末局40に関係する基地局30、例えば、統制端末局40のシステムが使用する基地局30の識別子である基地局番号、つまり、当該統制端末局40が属する市防災無線システム傘下の基地局30の基地局番号が登録されている。この登録は、例えば、操作表示部46を介して操作者により行われる。
例えば、図1の例のように、B市統制端末局40Bが基地局30(1)と基地局30(2)とを使用する場合は、B市統制端末局40Bの記憶部42には、基地局30(1)と基地局30(2)の基地局番号が、関係する使用基地局番号として登録される。
制御部41は、統制端末局40を構成する各構成部や、統制端末局40全体を制御するもので、上述した統制端末局40の統制機能や通信機能を制御する。
また、制御部41は、県庁統制局10や他の端末局等から受信した受信情報に含まれるシステムコードが自局のシステムコードと異なる場合は、その受信情報を無視する。
また、制御部41は、基地局30を介して県庁統制局10から受信した基地局障害に関する障害情報を解読し、記憶部42に記憶している使用基地局番号を参照して、基地局障害を発生した基地局30が当該統制端末局40の使用する使用基地局であるか否かを判定する。例えば、県庁統制局10から受信した障害情報に含まれる基地局番号(障害基地局情報)と、記憶部42に記憶している基地局番号とが一致するか否かを判定する。
両者の基地局番号が一致しない場合は、その基地局障害は当該統制端末局40に影響しないので、制御部41は、その基地局障害を無視し、例えば、その基地局障害の障害情報を操作表示部46に表示しない。
両者の基地局番号が一致する場合は、その基地局障害は当該統制端末局40に影響する可能性があるので、制御部41は、その基地局障害の障害情報を操作表示部46に表示する。そして、表示された障害情報に基づき、操作者が、その基地局障害に関する詳細情報取得の要否を判定する。詳細情報取得要と判定され、操作者が操作表示部46を介して、詳細情報を要求すると、制御部41は、詳細情報を要求するための障害状態問合せ情報(図7参照)を、基地局30を介して県庁統制局10へ送信する。
例えば、その基地局障害が重障害である場合は、その基地局障害が当該統制端末局40に影響する可能性があるので、障害状態問合せ情報を県庁統制局10へ送信する。そして、県庁統制局10からの障害状態応答情報(図7参照)を、基地局30を介して受信すると、該受信した障害状態応答情報を操作表示部46に表示する。この障害状態応答情報には、上述したように、障害部位を含む詳細情報が含まれている。
なお、上述した基地局障害の詳細情報の県庁統制局10への要求については、表示された基地局障害の障害情報に基づき、操作者が操作表示部46を介して要求するように構成したが、基地局番号が一致する場合に制御部41が自動的に要求するように構成してもよい。なお、この場合、制御部41は重障害の場合だけ自動的に要求するなど、障害情報の内容、レベルに応じて自動的に要求するか否かを判断してもよい。
送信部43は、アンテナ43aを備え、制御部41から出力されたベースバンド信号を無線周波数信号に変換し、アンテナ43aを介して周波数fで無線送信を行う。
受信部44は、アンテナ44aを備え、アンテナ44aを介して周波数Fの無線周波数信号を受信し、ベースバンド信号に変換して制御部41へ出力する。
(端末局)
端末局について、図5を用いて説明する。
図5は、本実施形態における端末局の構成である。端末局50は、制御部61と、記憶部62と、送信部63と、受信部64と、送受信を切換える切換スイッチ65と、アンテナ65aと、操作表示部67と、マイク68と、スピーカ69を備える。
記憶部62には、当該端末局50を識別する識別子である呼出電話番号や、上述したシステムコードが予め記憶され登録されている。この登録は、例えば、操作表示部67を介して操作者により行われる。
制御部61は、端末局50を構成する上記各構成部や、端末局50全体を制御するもので、例えば、マイク68から出力された音声信号をベースバンド信号に変換して送信部63へ出力し、受信部64から出力されたベースバンド信号を音声信号に変換してスピーカ69へ出力する。
また、制御部61は、県庁統制局10や他の端末局等から受信した受信情報に含まれるシステムコードが自局のシステムコードと異なる場合は、その受信情報を無視する。
送信部63は、制御部61から出力されたベースバンド信号を周波数fの無線周波数信号に変換し、アンテナ65aを介して無線送信を行う。受信部64は、アンテナ65aを介して周波数Fの無線周波数信号を受信し、ベースバンド信号に変換して制御部61へ出力する。切換スイッチ65は、制御部61の指示に基づき、送信部63又は受信部64とアンテナ65aとを接続する。
回線制御装置11a、統制局制御部11b、基地局制御部31、統制端末局制御部41、端末局制御部61は、それぞれ、ハードウエア構成としては、CPU(Central Processing Unit)と当該制御装置や制御部の動作プログラム等を格納するメモリを備えており、CPUは、この動作プログラムに従って動作する。
また、県庁統制局記憶部12、基地局記憶部32、統制端末局記憶部42、端末局制御部62は、半導体メモリやハードディスク装置等により構成することができる。
(第1実施例)
本実施形態の第1実施例における障害発生時の動作について説明する。図8は、本実施形態の第1実施例において基地局で障害が発生した場合の動作を示す図である。
図8において、県庁統制局10と基地局30(1)と基地局30(2)とA市統制端末局40AとB市統制端末局40Bとの間の関係は、図1に示す関係と同様である。すなわち、A市無線通信システムは、基地局30(1)を使用するが基地局30(2)を使用しない。県無線通信システム及びB市無線通信システムは、基地局30(1)及び基地局30(2)を使用する。統制端末局40Aと統制端末局40Bは、いずれも基地局30(1)に接続されている。
統制端末局40Aと統制端末局40Bは、予め自局の属する無線通信システムが使用する基地局30の基地局番号を、それぞれの記憶部42に登録しておく。図8の例では、統制端末局40Aは基地局30(1)の基地局番号を登録し、統制端末局40Bは基地局30(1)及び基地局30(2)の基地局番号を登録しておく。その後、統制端末局40Aと統制端末局40Bは、自局の属する無線通信システムの端末局51等からの呼出を受け付け可能な待受状態になる(ステップS1、S2)。
統制端末局40Aと統制端末局40Bが待受状態において、基地局30(2)で障害が発生する(ステップS3)と、基地局30(2)は、発生した障害に関する障害情報(第1の障害情報)を県庁統制局10へ送信する(ステップS4)。この障害情報には、障害部位を含む詳細な障害情報が含まれる。県庁統制局10の制御部11bは、受信した障害情報に基づき、基地局30(2)の障害状況を解析して把握し、障害情報を自身の記憶部12に記憶する(ステップS5)。
併行して、県庁統制局10の制御部11bは、受信した障害情報に基づき、図6に示す報知情報内の拡張データ部に、解析した結果である、障害基地局を示す障害基地局情報(例えば基地局番号)と障害状態情報(例えば重障害又は軽障害)とが設定された報知情報(障害通知情報;第2の障害情報)を、傘下の各基地局30から送出させる(ステップS6)。つまり、県庁統制局10は、障害情報を受信すると、県庁統制局10に接続された各基地局30に対し、受信した障害情報の少なくとも一部を含む障害情報(第3の障害情報)を送信し、各基地局30に報知情報の送信を指示する。
詳しくは、県庁統制局10は、障害基地局情報(例えば基地局番号)と、障害状態情報 (例えば重障害又は軽障害)とを含む第3の障害情報を、傘下の各基地局30へ送出する。各基地局30は、県庁統制局10から受信した第3の障害情報に基づき、例えば受信した第3の障害情報と同一内容である第2の障害情報を、周期的あるいは定常的に送信する報知情報に含めて、下り制御チャネルCを用いて無線送信する。図8の例では、障害通知情報としての報知情報を、基地局30(1)及び基地局30(2)から送出するが、図8を簡明にするため、基地局30(2)からの送出は、図示を省略している。
なお、県庁統制局10から各基地局30へ送信する報知情報(第3の障害情報)と、それに基づいて各基地局30が送信する報知情報(第2の障害情報)は上記の通り同一でも良いし、異なっていても良い。つまり、各基地局30は県庁統制局10から受信した報知情報をそのまま送信しても良いし、受信した報知情報に基づいて自局が送信する情報を生成して送信してもよい。
このように、県庁統制局10からの指示に基づき各基地局30が送出する報知情報(障害通知情報)には、障害基地局30(2)から受信した詳細な障害情報(第1の障害情報)が設定されるのではなく、詳細な障害情報の一部が簡略的に設定される。したがって、各基地局30は、その簡略的な障害情報を報知信号に含めて報知情報として送出することができ、基地局30に障害が発生したことを通信トラフィックを逼迫することなくシステム内に通知することができる。
A市統制端末局40Aは、県庁統制局10からの報知情報(第3の障害情報)を、基地局30(1)を介して第2の障害情報として受信すると、自身の記憶部42を参照し、報知情報に含まれる障害情報の障害基地局(基地局30(2))が関係する基地局であるか、ここではA市無線通信システムの使用する基地局であるか否かを判定する。この場合は、障害基地局がA市無線通信システムの使用する基地局ではないので、障害情報を報知しない。例えば、統制端末局40Aの操作表示部46に、基地局30(2)の障害に関する表示を行わない(ステップS7)。
B市統制端末局40Bも、A市統制端末局40Aと同様に、県庁統制局10からの報知情報(第3の障害情報)を、基地局30(1)を介して第2の障害情報として受信すると、自身の記憶部42を参照し、報知情報に含まれる障害情報の障害基地局(基地局30(2))が関係する基地局であるか、ここではB市無線通信システムの使用する基地局であるか否かを判定する。この場合は、障害基地局がB市無線通信システムの使用する基地局であるので、第2の障害情報に基づき基地局の障害を報知する。例えば、統制端末局40Bの操作表示部46に、基地局30(2)の障害に関する表示、つまり、障害基地局を特定する表示と、障害状態(例えば、重障害又は軽障害)の表示を行う(ステップS8)。
B市統制端末局40Bの操作者は、表示された基地局30(2)の障害情報に基づき、基地局障害の詳細情報取得の要否を判定し、詳細情報取得要と判定した場合、例えば、障害情報が重障害であった場合は、操作表示部46を介して、県庁統制局10へ詳細情報を要求する(ステップS9)。すると、統制端末局40Bから、詳細情報を要求するための障害状態問合せ情報(図7参照)が、基地局30(1)を介して県庁統制局10へ送信される(ステップS10)。
この障害状態問合せ情報は、上述したように、統制端末局40Bから基地局30(1)へ、通信チャネルSを用いず制御チャネルCのみで情報伝達を行うショートメッセージ通信により送信される。これにより、統制端末局40からの基地局障害の詳細情報の問い合わせに際し、通信チャネルを使用することがなく、通信回線を逼迫することを抑止できる。このとき、例えば、図7に示す障害状態問合せ情報のデータ部に、障害状態問合せ情報であることを示す障害情報伝達用メッセージ番号が設定される。県庁統制局10は、受信したショートメッセージの発信元アドレスとメッセージ種別(ショートメッセージ)と障害情報伝達用メッセージ番号とに基づき、受信したショートメッセージが統制端末局40Bからの障害状態問合せ情報であることを認識できる。
障害状態問合せ情報を受信した県庁統制局10は、記憶部12に記憶していた基地局障害の詳細情報を予め保持する情報に基づいてショートメッセージに変換し(ステップS11)、障害状態応答情報として、問い合わせを行った統制端末局40Bへ、基地局30(1)を介して返送する(ステップS12)。この障害状態応答情報は、上述したように、基地局30(1)から統制端末局40Bへ、通信チャネルSを用いず制御チャネルCのみで情報伝達を行うショートメッセージ通信により送信される。これにより、基地局障害の詳細情報の応答に際し、通信チャネルを使用することがなく、通信回線を逼迫することを抑止できる。このとき、例えば、図7に示す障害状態応答情報のデータ部に、障害状態応答情報であることを示す障害情報伝達用メッセージ番号が設定され、拡張データ部に、障害基地局を示す障害基地局情報と障害部位を含む詳細情報とが設定される。
障害状態応答情報を受信した統制端末局40Bは、受信したショートメッセージの発信元アドレスとメッセージ種別(ショートメッセージ)と障害情報伝達用メッセージ番号とに基づき、受信したショートメッセージが県庁統制局10からの障害状態応答情報であることを認識できる。そうすると、統制端末局40Bは、受信した障害状態応答情報を操作表示部46に表示する(ステップS13)。こうして、統制端末局40Bの操作者(扱者)は、表示された障害状態応答情報に基づき、基地局障害の詳細情報を知ることができる。
なお、上述の例では、B市統制端末局40Bの操作者が、基地局障害の詳細情報取得要と判定した場合に、統制端末局40Bから県庁統制局10へ障害状態問合せ情報を送信するようにしたが、障害基地局がB市無線通信システムの使用基地局である場合に、自動的に統制端末局40Bから県庁統制局10へ障害状態問合せ情報を送信するように構成することもできる。このようにすると、統制端末局40Bの扱者の負担を軽減できる。
また、上述の例では、B市統制端末局40Bの操作者が、基地局障害の詳細情報取得の要否を判定するようにしたが、県庁統制局10からの報知情報の内容(障害レベルや障害内容)に応じて、B市統制端末局40Bの制御部41が基地局障害の詳細情報取得の要否を判定するように構成することもできる。このようにすると、統制端末局40Bの扱者の負担を軽減できる。
例えば、県庁統制局10からの報知情報において障害状態が重障害である場合は、B市統制端末局40Bの制御部41が基地局障害の詳細情報を取得要と判定し、障害状態問合せ情報をB市統制端末局40Bから無線送信し、県庁統制局10からの報知情報において障害状態が軽障害である場合は、B市統制端末局40Bの制御部41が基地局障害の詳細情報を取得不要と判定し、障害状態問合せ情報をB市統制端末局40Bから無線送信しないように制御する。
なお、基地局30が報知情報で送信する第2の障害情報は少なくとも障害を発生した基地局を示す情報を含めば良く、障害内容(障害レベルが重障害か軽障害か)を含まなくてもよい。また、障害内容としての障害レベルは2段階に限られない。
(第2実施例)
本実施形態の第2実施例における障害発生時の動作について説明する。
第2実施例においても図1に示すように、県庁統制局10は、基地局30(1)と基地局30(2)とに接続され、A市無線通信システムは、基地局30(1)を使用するが基地局30(2)を使用せず、県無線通信システムは、基地局30(1)及び基地局30(2)を使用するものとする。ただし、図1と異なり、B市無線通信システムは、基地局30(2)を使用するが基地局30(1)を使用しないものとする。つまり、A市無線通信システムの統制端末局40Aは基地局30(1)に接続され、B市無線通信システムの統制端末局40Bは基地局30(2)に接続されているものとする。
このように、第2実施例では、A市無線通信システムとB市無線通信システムは、それぞれ1つの基地局だけを使用する。
統制端末局40Aと統制端末局40Bは、予め自局の属する無線通信システムが使用する基地局30の基地局番号を、それぞれの記憶部42に登録しておく。第2実施例では、統制端末局40Aは基地局30(1)の基地局番号を登録し、統制端末局40Bは基地局30(2)の基地局番号を登録しておく。その後、統制端末局40Aと統制端末局40Bは、自局の属する無線通信システムの端末局51等からの呼出を受け付け可能な待受状態になる。
統制端末局40Aが待受状態において、基地局30(1)で障害(001)が発生すると、基地局30(1)は、発生した障害(001)に関する障害情報(001)を、周期的あるいは定常的に送信する報知情報に含めて、下り制御チャネルCを用いて無線送信する。この障害情報(001)の内容は、第1実施例で述べた第1の障害情報の内容と同じであり、障害が発生した基地局30を示す障害基地局情報と障害部位を含む詳細な障害情報とを含む。
A市統制端末局40Aは、報知情報により障害情報(001)を受信すると、自身の記憶部42を参照し、障害情報(001)に含まれる障害基地局(基地局30(1))が関係する基地局であるか、ここではA市無線通信システムの使用する基地局であるか否かを判定する。この場合は、障害基地局がA市無線通信システムの使用する基地局であるので、障害情報(001)に基づき基地局の障害を報知する。例えば、統制端末局40Aの操作表示部46に、基地局30(1)の障害に関する表示、つまり、障害基地局を特定する表示と、障害状態(例えば、重障害又は軽障害)の表示とを行う。
その後、基地局30(1)で障害(002)が発生すると、基地局30(1)は、発生した障害(002)に関する障害情報(002)を、報知情報により無線送信する。A市統制端末局40Aは、障害情報(002)を受信すると、障害情報(002)に含まれる障害基地局がA市無線通信システムの使用する基地局であるので、障害情報(002)を障害情報(001)とともに操作表示部46に表示する。
その後、基地局30(1)で障害(001)が復旧されると、基地局30(1)は、障害(001)が復旧され解消したことを示す障害解消情報を、報知情報により無線送信する。この障害解消情報を受信したA市統制端末局40Aは、障害情報(001)の表示をクリア(消去)し、障害情報(002)の表示を残す。こうして、統制端末局40Aの扱者は、表示された障害情報に基づき、その時点での基地局の障害状態を知ることができる。
なお、A市統制端末局40Aは、基地局30(1)との間の無線回線が切断状態となったときは、表示していた障害情報を全てクリアし、基地局30(1)との間の無線回線が切断状態であることを示す圏外表示を行う。
また、統制端末局40以外の端末局50は、基地局障害情報を含む報知情報を受信したときは、その基地局障害情報を破棄し、基地局障害解消情報を含む報知情報を受信したときは、その基地局障害解消情報を破棄する。
このように、1つの基地局だけを使用するような無線通信システムの場合は、障害が発生した基地局30が、基地局障害情報を報知情報に含めて、下り制御チャネルCを用いて無線送信する。これにより、その無線通信システムの統制端末局40は、基地局障害情報を受信し、基地局障害状態の表示を行うことができる。したがって、例えば、県庁統制局10のような統制局設備を自己の管理下に有さない市町村が独自に設備した基地局30の障害状態を、市町村側の設備である統制端末局(無線統制台)40で監視することが可能となる。
なお、上述した第2実施例では、障害が発生した基地局は、障害情報を報知情報に含めて、下り制御チャネルCを用いて無線送信する構成としたが、障害情報を下り通信チャネルSを用いて無線送信する構成とすることもできる。また、障害情報を無線送信するとともに、障害情報を県庁統制局へ送信する構成とすることもできる。
また、上述した第2実施例では、1つの基地局に1つの統制端末局が接続される構成としたが、1つの基地局に複数の統制端末局が接続される構成とすることもできる。例えば、図1に示すように、基地局30(1)にA市統制端末局40AとB市統制端末局40Bとが接続される構成とすることもできる。このような構成の場合、A市統制端末局40AとB市統制端末局40Bとにおいて、基地局障害情報を受信し、基地局障害状態の表示を行うことができる。
(第3実施例)
本実施形態の第3実施例における障害発生時の動作について説明する。
第3実施例の構成は、第2実施例の構成と同様であり、県庁統制局10は、基地局30(1)と基地局30(2)とに接続され、A市無線通信システムは、基地局30(1)を使用するが基地局30(2)を使用せず、B市無線通信システムは、基地局30(2)を使用するが基地局30(1)を使用せず、県無線通信システムは、基地局30(1)及び基地局30(2)を使用するものとする。そして、A市無線通信システムの統制端末局40Aは基地局30(1)に接続され、B市無線通信システムの統制端末局40Bは基地局30(2)に接続されているものとする。
第2実施例と同様に、統制端末局40Aと統制端末局40Bは、予め自局の属する無線通信システムが使用する基地局30の基地局番号を、それぞれの記憶部42に登録しておく。その後、統制端末局40Aと統制端末局40Bは、自局の属する無線通信システムの端末局51等からの呼出を受け付け可能な待受状態になる。
統制端末局40Aが待受状態において、基地局30(1)で障害(001)が発生すると、基地局30(1)は、発生した障害(001)に関する障害情報(001)を報知情報に含めて、下り制御チャネルCを用いて無線送信する。この障害情報(001)は、第2実施例で述べた障害情報(001)と同様である。
A市統制端末局40Aは、障害情報(001)を受信すると、自身の記憶部42を参照し、障害情報(001)に含まれる障害基地局(基地局30(1))がA市無線通信システムの使用する基地局であるか否かを判定する。この場合は、障害基地局がA市無線通信システムの使用する基地局であるので、障害情報(001)に基づき基地局の障害を報知する。例えば、統制端末局40Aの操作表示部46に、障害基地局を特定する表示と障害状態の表示とを行う。ここまでは第2実施例と同様である。
基地局30(1)は、障害(001)が継続している期間、障害情報(001)を報知情報により周期的に無線送信する。A市統制端末局40Aは、障害情報(001)を受信している間は、障害情報(001)の表示を継続する。A市統制端末局40Aは、所定期間、障害情報(001)を受信できないときは、障害情報(001)の表示をクリアする。この点が第2実施例と異なる点であり、他の点は第2実施例と同様である。
第3実施例においても、第2実施例と同様の効果を得ることができる。
本実施形態によれば、少なくとも次の効果を得ることができる。
(A1)障害が発生した基地局が障害情報を県庁統制局へ送信し、県庁統制局が受信した障害情報を傘下の基地局を介して統制端末局へ送信し、統制端末局が県庁統制局からの障害情報を受信して報知するように構成したので、統制端末局において自局に関係する(自局の使用する)基地局の障害情報を報知することができる。
(A2)県庁統制局から受信した障害情報を、基地局から周期的に送信する報知情報に含めて送信するように構成したので、統制端末局において障害情報をリアルタイムに把握でき、また、基地局と端末局との間の基地局無線回線のトラフィックの増加を抑制することができる。
(A3)統制端末局は、当該統制端末局が使用する使用基地局を予め登録しておき、障害基地局からの障害情報を受信すると、障害基地局が使用基地局であるか否かを判定し、使用基地局である場合に障害情報を統制端末局扱者へ報知するように構成したので、使用基地局でない場合にも報知するように構成した場合と比べ、統制端末局扱者の負担を軽減できる。また、使用基地局でない場合には障害情報の詳細を県庁統制局に問い合わせる必要がないので、基地局無線回線のトラフィックの増加を抑制することができる。
(A4)統制端末局は、障害基地局が使用基地局である場合に、障害情報の詳細情報を要求する障害状態問合せ情報を県庁統制局へ送信し、県庁統制局は、障害状態問合せ情報を受信すると、障害情報の詳細情報である障害状態応答情報を、統制端末局へ送信するように構成したので、基地局無線回線のトラフィックの増加を抑制することができる。
(A5)統制端末局が、障害基地局が使用基地局である場合に、自動的に統制端末局から県庁統制局へ障害状態問合せ情報を送信するように構成する場合は、統制端末局扱者の負担を軽減できる。
(A6)統制端末局が、障害基地局が使用基地局である場合に、障害情報の内容に応じて、障害情報の詳細情報を要求する障害状態問合せ情報を県庁統制局へ送信し、県庁統制局が、障害状態問合せ情報を受信すると、障害情報の詳細情報である障害状態応答情報を、統制端末局へ送信するように構成する場合は、統制端末局扱者の負担をさらに軽減できる。
(A7)障害状態問合せ情報や障害状態応答情報を、制御チャネルのみを使用するショートメッセージ通信により送信するように構成したので、通信チャネルを使用する場合に比べ、基地局無線回線のトラフィックの増加を抑制することができる。
(A8)県庁統制局は、基地局から第1の障害情報を受信すると、基地局に第1の障害情報の少なくとも一部を含む第3の障害情報を送信し、基地局は、県庁統制局からの第3の障害情報に基づいて第2の障害情報を無線送信するので、県庁統制局で基地局の障害情報を一元管理しながら、基地局が、自局の障害情報や他基地局の障害情報を確実に他の端末局に送信することができる。
(A9)障害が発生した基地局が障害情報を無線送信し、統制端末局が基地局からの障害情報を受信して報知するように構成する場合は、統制局の障害情報送信機能に拘わりなく、つまり県庁統制局10が基地局障害情報の送信機能を有さないような場合にも、
統制端末局において自局に関係する(自局の使用する)基地局の障害情報を報知することができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、種々変形、組み合わせて実施することができる。
上述した実施形態では、県防災無線システムと市町村防災無線システムとで基地局を共有する場合を説明したが、これに限られるものではない。例えば、異なる集団(例えば、複数事業者や各種団体/グループ)が回線制御装置や基地局を共有する場合であってもよい。また、本発明は、同一システム内に統制局と統制端末局を備えた場合にも適用することができることはいうまでもない。
また、上述した実施形態では、統制機能を有する統制端末局が基地局の障害情報を受信する場合を例示したが、基地局の障害情報を受信し、詳細な障害情報を要求し受信する端末局は、統制端末局に限られず、無線通信システムにおける任意の端末局であればよい。
さらに、上述した実施形態では、統制端末局が障害情報を報知する関係する基地局として自システムが使用する基地局を例に挙げて説明した。しかし、本発明は自システムが使用する基地局に限定する必要はなく、他システムであってもその基地局の状態を管理する必要がある場合など、その統制端末局に関係する基地局であれば良く、報知する基地局をユーザが統制無線局において設定変更できるようにしてもよい。
なお、上述した第1実施例では、障害が発生した基地局30(2)も県庁統制局10からの指示(図8のS6)に基づいて報知情報にて障害情報を送信する場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明において、自局に障害が生じた場合には、障害部位通知とともに、自発的に報知情報を用いた障害情報の送信を行うように構成してもよく、これによっても上述した第1実施例と同様の効果を得ることができる。
また、上述した第1実施例では、基地局が報知情報で送信する障害情報に基地局の識別情報を含め、統制端末局はその識別情報に基づいて報知するか否かを決定する場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、統制局制御装置11が、基地局とその基地局に関係する統制端末局の情報とを予め保持し、報知情報にて送信する障害情報に、関係する統制端末局の識別情報(電話番号等)を含めて送信してもよい。この場合、統制端末局は、障害情報に含まれる関係する統制端末局の情報に基づいて、自局が含まれるか否かに応じて、報知するか否かを決定してもよい。これによっても、上述した実施形態と同様の効果を得ることができる。さらにこの場合、統制局制御装置11は、関係する統制端末局が位置登録されている基地局に対してのみ、障害情報の送信指示を行い、当該基地局のみが報知情報にて障害情報を送信するようにしてもよい。これにより、より効率良く障害情報を通知することができる。
また、本発明は、本発明に係る処理を実行するシステムとしてだけでなく、装置、方法として、或いは、このような方法やシステムを実現するためのプログラムや当該プログラムを記録する記録媒体などとして把握することができる。
また、本発明は、CPUがメモリに格納された制御プログラムを実行することにより制御する構成としてもよく、あるいは、CPUを用いないハードウエア回路として構成してもよい。
本明細書には、少なくとも次の構成が含まれる。すなわち、
第1の構成は、
複数の端末局と、これら複数の端末局と無線通信を行う少なくとも一つの基地局と、前記基地局に接続された統制局とを備えた無線通信システムであって、
前記基地局は障害が発生すると、前記障害に関する第1の障害情報を前記統制局に送信し、また、前記障害に関する第2の障害情報を無線により送信し、
前記複数の端末局のうち少なくとも一つの特定端末局は、前記第2の障害情報を受信すると、該第2の障害情報に基づき障害報知を行うことを特徴とする、無線通信システム。
第2の構成は、上記第1の構成に記載された無線通信システムであって、
前記統制局は、前記第1の障害情報を受信すると、前記統制局に接続された基地局に前記障害に関する第3の障害情報を送信し、
前記統制局に接続された基地局は、前記統制局から前記第3の障害情報を受信すると、前記第3の障害情報に基づいて前記第2の障害情報を無線送信することを特徴とする、無線通信システム。
第3の構成は、上記第1の構成または第2の構成に記載された無線通信システムであって、
前記統制局に接続された複数の基地局を備え、
前記統制局は、前記第1の障害情報を受信すると、前記第1の障害情報を送信した障害基地局以外の他の基地局に、前記第3の障害情報を送信し、
前記他の基地局は、前記統制局から前記第3の障害情報を受信すると、前記第3の障害情報に基づいて前記第2の障害情報を無線送信することを特徴とする、無線通信システム。
第4の構成は、上記第1〜3の構成のいずれか1つに記載された無線通信システムであって、
前記第2の障害情報は、周期的に送出される制御情報である報知情報に含めて送信されることを特徴とする無線通信システム。
第5の構成は、上記第1〜4の構成のいずれか1つに記載された無線通信システムであって、
前記特定端末局は、受信した前記第2の障害情報に基づいて、当該障害が発生した基地局が当該特定端末局に関係がある基地局であるか否かを判断し、関係がある基地局であると判断した場合に、前記障害報知を行うことを特徴とする無線通信システム。
第6の構成は、上記1〜5の構成のいずれか1つに記載された無線通信システムであって、
前記特定端末局は、前記障害報知を行った場合に、前記第2の障害情報の詳細情報を要求する障害状態問合せ情報を、前記特定端末局が接続された基地局を介して前記統制局へ送信し、
前記統制局は、前記障害状態問合せ情報を受信すると、前記第2の障害情報の詳細情報を含む障害状態応答情報を、前記特定端末局が接続された基地局を介して前記特定端末局へ送信することを特徴とする無線通信システム。
第7の構成は、上記第6の構成に記載された無線通信システムであって、
前記特定端末局は、前記第2の障害情報の内容に応じて、前記障害状態問合せ情報を送信するか否かを決定することを特徴とする無線通信システム。
第8の構成は、
第1及び第2の端末局と、前記第1の端末局と無線通信を行う第1の基地局と、前記第2の端末局と無線通信を行う第2の基地局と、前記第1及び第2の基地局に接続された統制局とを備えた無線通信システムであって、
前記第1の基地局は障害が発生すると、前記障害に関する第1の障害情報(上記実施形態における第1の障害情報)を前記統制局に送信し、
前記統制局は、前記第1の障害情報を受信すると、該第1の障害情報に基づき前記障害に関する第2の障害情報(上記実施形態における第3の障害情報)を、少なくとも前記第2の基地局に送信し、
前記第2の基地局は、前記第2の障害情報を受信すると、該第2の障害情報に基づき前記障害に関する第3の障害情報(上記実施形態における第2の障害情報)を無線送信し、
前記第2の端末局は、前記第3の障害情報を受信すると、該第3の障害情報に基づき前記障害に関する第4の障害情報を報知することを特徴とする、無線通信システム。
第9の構成は、前記第8の構成の無線通信システムであって、
前記統制局は、前記第2の障害情報を、前記第1及び第2の基地局に送信し、
前記第1及び第2の基地局は、前記第2の障害情報を受信すると、該第2の障害情報に基づき前記障害に関する第3の障害情報を無線送信することを特徴とする、無線通信システム。
第10の構成は、前記第8の構成の無線通信システムであって、
前記第1の基地局は障害が発生すると、前記障害に関する第1の障害情報を前記統制局に送信するとともに、該第1の障害情報に基づき前記障害に関する第5の障害情報を無線送信し、
前記第1の端末局は、前記第5の障害情報を受信すると、該第5の障害情報に基づき前記障害に関する第6の障害情報を報知することを特徴とする、無線通信システム。
第11の構成は、
第1の無線通信システムに属し、前記第1の無線通信システムに属する複数の第1の端末局を統制する第1の統制局と、
第2の無線通信システムに属し、前記第2の無線通信システムに属する複数の第2の端末局を統制する第2の統制局と、
前記複数の第1及び第2の端末局の少なくとも一部と無線接続され、前記第1及び第2の統制局と有線接続又は無線接続され、前記第1及び第2の無線通信システムで共用される第1の基地局と、
前記複数の第1及び第2の端末局の少なくとも一部と無線接続され、前記第1の統制局と有線接続又は無線接続され、前記第1及び第2の無線通信システムで共用される第2の基地局と、を備え、
前記第2の基地局に障害が発生すると、前記第2の基地局は、前記障害に関する障害情報を前記第1の統制局へ送信し、
前記第1の統制局は、前記第2の基地局から受信した前記障害情報を、前記第1の基地局を介して前記第2の統制局へ送信し、
前記第2の統制局は、前記第1の基地局から受信した前記障害情報を報知することを特徴とする無線通信システム。
第12の構成は、前記第11の構成の無線通信システムであって、
前記第1の基地局は、前記第1の統制局から前記障害情報を受信した後、周期的に送信する報知情報に含めて前記第2の統制局へ送信することを特徴とする無線通信システム。
第13の構成は、前記第11の構成又は第12の構成の無線通信システムであって、
前記第2の統制局は、当該第2の統制局が使用する使用基地局として前記第1及び第2の基地局を予め登録しておき、前記第2の基地局に関する前記障害情報を受信すると、前記第2の基地局が前記使用基地局である場合に、前記障害情報を報知することを特徴とする無線通信システム。
第14の構成は、前記第13の構成の無線通信システムであって、
前記第2の統制局は、前記第2の基地局が前記使用基地局である場合に、前記障害情報の詳細情報を要求する障害状態問合せ情報を、前記第1の基地局を介して前記第1の統制局へ送信し、
前記第1の統制局は、前記障害状態問合せ情報を受信すると、前記障害情報の詳細情報である障害状態応答情報を、前記第1の基地局を介して前記第2の統制局へ送信することを特徴とする無線通信システム。
第15の構成は、前記第14の構成の無線通信システムであって、
前記第2の統制局は、前記第2の基地局が前記使用基地局である場合に、前記障害情報の内容に応じて、前記障害状態問合せ情報を送信するか否かを決定することを特徴とする無線通信システム。
第16の構成は、前記第14の構成又は第15の構成の無線通信システムであって、
前記第1の基地局は、前記障害状態問合せ情報を、制御チャネルにより無線送信し、前記第2の統制局は、前記障害状態応答情報を、制御チャネルにより無線送信することを特徴とする無線通信システム。
第17の構成は、前記第11の構成ないし第16の構成の無線通信システムであって、
前記第2の統制局は、前記第1の基地局に無線接続されていることを特徴とする無線通信システム。
第18の構成は、前記第11の構成ないし第17の構成の無線通信システムであって、
前記第2の統制局は、前記第2の端末局との間で通信可能な統制端末局であることを特徴とする無線通信システム。
第19の構成は、前記第11の構成ないし第18の構成の無線通信システムであって、
前記第1の統制局は、県の無線通信システムの統制局であり、前記第2の統制局は、市又は町又は村の無線通信システムの統制局であることを特徴とする無線通信システム。
第20の構成は、前記第6の構成の無線通信システムであって、
前記障害状態応答情報は、ショートメッセージのメッセージ番号又は警報・表示電文により送信されることを特徴とする無線通信システム。
第21の構成は、前記第4の構成の無線通信システムであって、
前記基地局は、前記障害が解消すると、前記障害が解消したことを示す障害解消情報を前記統制局に送信し、また、前記障害解消情報を無線により送信し、
前記特定端末局は、前記障害解消情報を受信すると、前記障害報知を停止することを特徴とする、無線通信システム。
第22の構成は、前記第4の構成の無線通信システムであって、
前記基地局は、前記第2の障害情報を含む報知情報を周期的に繰り返し送信し、
前記特定端末局は、前記第2の障害情報を含む報知情報を周期的に受信している間、前記障害報知を継続し、前記第2の障害情報を含む報知情報を所定時間受信できないときに前記障害報知を停止することを特徴とする無線通信システム。
10…県庁統制局、11…統制局制御装置、11a…回線制御装置、11b…統制局制御部、12…統制局記憶部、13…県庁統制台、14…運用管理装置、15…IF、30…基地局、30(1)A,30(2)A…通信エリア、31…基地局制御部、32…基地局記憶部、33…基地局送信部、33a…アンテナ、34…基地局受信部、34a…アンテナ、35…IF、40…統制端末局、41…統制端末局制御部、42…統制端末局記憶部、43…統制端末局送信部、43a…アンテナ、44…統制端末局受信部、44a…アンテナ、45…統制端末局統制台、46…統制端末局操作表示部、50…端末局、51…市端末局、52…県移動端末局、53…県固定端末局、61…端末局制御部、62…端末局記憶部、63…端末局送信部、64…端末局受信部、65…切換スイッチ、65a…アンテナ、67…操作表示部、68…マイク、69…スピーカ。

Claims (8)

  1. 複数の端末局と、これら複数の端末局と無線通信を行う少なくとも一つの基地局と、前記基地局に接続された統制局とを備えた無線通信システムであって、
    前記基地局は障害が発生すると、前記障害に関する第1の障害情報を前記統制局に送信し、また、前記障害に関する第2の障害情報を無線により送信し、
    前記複数の端末局のうち少なくとも一つの特定端末局は、前記第2の障害情報を受信すると、該第2の障害情報に基づき障害報知を行うことを特徴とする、無線通信システム。
  2. 請求項1に記載された無線通信システムであって、
    前記統制局は、前記第1の障害情報を受信すると、前記統制局に接続された基地局に前記障害に関する第3の障害情報を送信し、
    前記統制局に接続された基地局は、前記統制局から前記第3の障害情報を受信すると、前記第3の障害情報に基づいて前記第2の障害情報を無線送信することを特徴とする、無線通信システム。
  3. 請求項1または請求項2に記載された無線通信システムであって、
    前記統制局に接続された複数の基地局を備え、
    前記統制局は、前記第1の障害情報を受信すると、前記第1の障害情報を送信した障害基地局以外の他の基地局に、前記第3の障害情報を送信し、
    前記他の基地局は、前記統制局から前記第3の障害情報を受信すると、前記第3の障害情報に基づいて前記第2の障害情報を無線送信することを特徴とする、無線通信システム。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載された無線通信システムであって、
    前記第2の障害情報は、周期的に送出される制御情報である報知情報に含めて送信されることを特徴とする無線通信システム。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載された無線通信システムであって、
    前記特定端末局は、受信した前記第2の障害情報に基づいて、当該障害が発生した基地局が当該特定端末局に関係がある基地局であるか否かを判断し、関係がある基地局であると判断した場合に、前記障害報知を行うことを特徴とする無線通信システム。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載された無線通信システムであって、
    前記特定端末局は、前記障害報知を行った場合に、前記第2の障害情報の詳細情報を要求する障害状態問合せ情報を、前記特定端末局が接続された基地局を介して前記統制局へ送信し、
    前記統制局は、前記障害状態問合せ情報を受信すると、前記第2の障害情報の詳細情報を含む障害状態応答情報を、前記特定端末局が接続された基地局を介して前記特定端末局へ送信することを特徴とする無線通信システム。
  7. 請求項6に記載された無線通信システムであって、
    前記特定端末局は、前記第2の障害情報の内容に応じて、前記障害状態問合せ情報を送信するか否かを決定することを特徴とする無線通信システム。
  8. 第1及び第2の端末局と、前記第1の端末局と無線通信を行う第1の基地局と、前記第2の端末局と無線通信を行う第2の基地局と、前記第1及び第2の基地局に接続された統制局とを備えた無線通信システムであって、
    前記第1の基地局は障害が発生すると、前記障害に関する第1の障害情報を前記統制局に送信し、
    前記統制局は、前記第1の障害情報を受信すると、該第1の障害情報に基づき前記障害に関する第2の障害情報を、少なくとも前記第2の基地局に送信し、
    前記第2の基地局は、前記第2の障害情報を受信すると、該第2の障害情報に基づき前記障害に関する第3の障害情報を無線送信し、
    前記第2の端末局は、前記第3の障害情報を受信すると、該第3の障害情報に基づき前記障害に関する第4の障害情報を報知することを特徴とする、無線通信システム。
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