JP2014209342A - 近距離無線通信用機器、ネットワークシステム、近距離無線通信処理制御方法、及び近距離無線通信処理制御プログラム - Google Patents

近距離無線通信用機器、ネットワークシステム、近距離無線通信処理制御方法、及び近距離無線通信処理制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】機器の管理者やユーザが事前に機器の設定をする手間を省略することができ、円滑な機器運用を可能とする。【解決手段】ネットワークに接続するためのNIC106又はWLAN107及び無線を使用して接続するためのUSBホスト109に接続されたNFC−R/W11を備えた周辺機器(画像形成装置器)であって、NFC−R/W11を介してNFC搭載モバイル端末から近距離無線通信によるアクセスがあり、当該アクセスに基づいて近距離無線通信機能を搭載した機器が保持しているアソシエーション情報に付加されたケーパビリティ情報あるいはACL権限情報に基づいて自機への接続権限あるいはアプリケーション使用権限の判定を行うCPU102を備えた。【選択図】図2

Description

本発明は、近接無線通信技術を使用したデータ通信による認証機能を有する画像形成装置を含む周辺機器、この周辺機器が有線又は無線のネットワークを介して接続されたネットワークシステム、前記周辺機器の前記認証を含む通信処理方法、及びこの通信処理方法で実施される通信処理制御をコンピュータによって実行するための通信処理制御プログラムに関する。
近年、社員証、学生証、定期券、あるいはお財布携帯などでは、個人を特定するIDカードとして近接無線通信技術(Near Field Communication:以下、NFCと称する。)を使用したICカード等を使用しているものが多くなってきている。NFCと称される規格は、電磁誘導方式による13.56Hz周波数帯を使用し、通信可能距離が略10cmである比較的低速での近距離通信に使用される通信プロトコルである。この規格はNFC IP−1(ISO/IEC18092)及びNFC IP−2(ISO/IEC214841)として整定されている。このNFCの機能には、カードエミュレーション機能、リーダ・ライタエミュレーション機能、端末間通信機能に加え、拡張機能としてNFC端末間ペアリング機能、ブルートゥース(Bluetooth)ハンドオーバ機能などが含まれる。
カードエミュレーション機能は、非接触ICカードとして機能し、FeliCa規格、TypeA規格、TypeB規格、RFID(ISO15693規格)のICカード/タグ対応する。リーダ・ライタエミュレーション機能は、リーダ・ライタとして機能し、前記各規格に対応するICカード及びタグの読み書きが可能であり、スマートカードチップにNFCが組み込まれた携帯電話やPDA(Personal Digital Assistant)を前記規格のICやタグに翳すと、所定の情報の転送が可能となるという機能である。端末間通信機能は、NFC対応の機器間でデータの送受信を行う機能である。NFC端末間ペアリング機能は、NFC対応の機器間でペアリングあるいは認証だけをNFCで行い、ペアリングあるいは認証後、大量のデータは他の高速な規格で通信するという機能である。ブルートゥースハンドオーバ機能は、前述のようにNFC対応の機器間でペアリングあるいは認証だけをNFCで行い、その後、大量のデータをブルートゥースによって送受信するものである。同様の機能にWiFiハンドオーバ機能もある。
コンピュータの分野では、このNFC通信機能を備えたICカードを利用して機器の利用者制限を行い、あるいはネットワークでのペアリングやアソシエーションなどが実現されてきている。さらに、このNFC機能は、コンピュータの分野だけではなくコピーやファクシミリ機能を複数実装したオフィス機器の使用についてもセキュリティを考慮した上でネットワークのペアリングやアソシエーションを、NFCにて行うことが提案されている。
すなわち、ワイヤレスで情報の送受を行う場合、無線電波が広範囲に伝搬するため、相手側機器を正確に特定しなければ、機器間のデータ伝送におけるセキュリティが低下してしまうというワイヤレス通信特有の問題点がある。この問題点は、通信距離約10cm程度のNFCにおいても例外ではない。そこで、ICカード等では、トークンと称されるプロテクトされた領域に格納されたデジタル証明書が利用されている。このトークンは、NFCについて用いられている場合には、NFCトークンと称されている。
このNFCトークンの方式自体様々なものが存在するが、多くは、NFCトークン内の記憶領域に機器を使用する上で必要な情報を記録しておき、その情報を読み出すことにより、通信をはじめる前に暗号化方式や暗号鍵などの情報を交換、共有して安全な通信路を確立するアソシエーション、ペアリング暗号を用いるペアリング、あるいはICカード認証、等の認証処理を行って高いセキュリティ機能を確保するようにしている。この情報の記憶領域には、データアクセスの際に、NFCトークンと機器間で相互認証を行うなどする機能が実装されている場合もある。NFCトークン内には、ネットワーク接続するために必要な設定情報及び個人を認証するために必要な情報が保持されており、機器が取得することができる。NFCトークン内の情報が保持されているエリアは使用する機能により異なっており、このため、ユーザが使用する機能に応じてアクセスするエリアを選定する必要がある。この選定のため、機器の設定を変更しなければならない場合もあった。この設定の変更はユーザが実行する必要があり、ユーザにとって設定変更操作が煩雑なものとなっていた。
これに替わって、NFCトークン内の情報やアクセスするエリアの違いから、利用ユーザが機器の設定を変更することなく、機器の利用認証や機器のネットワーク設定に必要な情報を送受し、その情報から機器の利用権限や機能権限を付与することが例えば特許文献1及び2に提案されている。
このうち特許文献1(特開2008−160173号公報)には、通信パラメータを管理する管理装置と、基地局と、通信装置と、を含む通信システムであって、前記管理装置は、通信パラメータの設定処理の開始を判定する判定手段と、前記判定手段による判定に応じて、前記基地局が前記管理装置を登録するためのメッセージを送信する送信手段と、を有し、前記基地局は、前記送信手段により送信されたメッセージを検出する検出手段と、前記検出手段により検出したメッセージの送信元である管理装置を登録する登録手段と、前記登録手段により登録されている管理装置に対し、通信装置からの通信パラメータの取得要求を送信する送信手段と、を有する発明が開示されている。
また、特許文献2(特開2008−131175号公報)には、可搬型の記憶媒体から無線通信装置の識別情報を取得する取得手段と、前記取得手段により取得した識別情報に基づいて、前記無線通信装置を探索する探索手段と、前記探索手段による探索結果に応じて、前記無線通信装置に対する無線パラメータの設定処理を行うか否かを判断する判断手段と、を有する管理装置が開示されている。
しかし、これまでの技術では、NFCトークン内には、機器がネットワークに接続するためのアソシエーション情報、ペアリング情報及び認証情報にユーザ毎のIDとパスワードなどの個人情報を保持させ、その情報を利用する際は、ユーザが機器に対して前記各情報を何のために使用するかの設定の変更を事前に行っておく必要があった。この変更とは、認証設定や機能制限の設定を行なうためのものである。この設定がされていない場合は、ネットワーク接続や前記情報ための認証ができなくなってしまい、機器が使用不可となる可能性があった。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、機器の管理者やユーザが事前に機器の設定をする手間を省略することができ、円滑な機器運用を可能とすることにある。
前記課題を解決するため、第1の手段は、有線LAN及び無線LAN回線の少なくとも一方に接続するためのインターフェイス及び無線を使用して接続するためのローカルインターフェイスを備えた周辺機器であって、前記ローカルインターフェイスを介してデバイス機器から近距離無線通信によるアクセスがあり、当該アクセスに基づいて近距離無線通信機能を搭載した機器が保持しているアソシエーション情報に付加されたケーパビリティ情報あるいはACL権限情報に基づいて自機への接続権限あるいはアプリケーション使用権限の判定を行う制御手段を備えていることを特徴とする。
第2の手段は、第1の手段において、前記制御手段が、認証情報の取得処理において認証に使用したケーパビリティ情報あるいはACL権限情報の種類を判断することを特徴とする。
第3の手段は、第2の手段において、前記制御手段が、自機が保持している認証情報及び認証情報を保持しているサーバと通信を行うことを特徴とする。
第4の手段は、第3の手段において、前記制御手段が、ケーパビリティ情報あるいはACL権限情報の種類と登録ユーザとを関連付けて管理することを特徴とする。
第5の手段は、第3又は第4の手段において、前記制御手段が、ケーパビリティ情報あるいはACL権限情報毎に周辺機器が利用できる機能制限と、登録ユーザ毎に周辺機器が利用できる機能制限を組み合わせてユーザの機能制限を設定することを特徴とする。
第6の手段は、第1ないし第5のいずれかの手段において、前記制御手段が、クライアントコンピュータ上で動作するプログラムから周辺機器を利用する際に前記判定を行い、クライアントコンピュータ上で動作するプログラムとの通信を可能とすることを特徴とする。
第7の手段は、第1ないし第6のいずれかの手段において、前記周辺機器が、プリンタ装置、スキャナ装置、ファクシミリ装置、これらの各装置のうちの少なくとも2つの機能を有するデジタル複合機、及びパーソナルコンピュータのうちの1つであり、前記デバイス機器が、ICカード、RFID、NFC−R/W、及びモバイル端末の1つであることを特徴とする。
第8の手段は、有線LAN及び無線LAN回線のいずれかを含むネットワーク回線と、このネットワーク回線に前記インターフェイスを介して接続された第1ないし第7のいずれかの手段に係る周辺機器と、を備えたネットワークシステムであることを特徴とする。
第9の手段は、有線LAN及び無線LAN回線の少なくとも一方に接続するためのインターフェイス及び無線を使用して接続するためのローカルインターフェイスを備えた周辺機器の通信処理方法であって、前記ローカルインターフェイスを介し、近距離無線通信によりデバイス機器から前記周辺機器にアクセスがあったとき、当該アクセスに基づいて近距離無線通信機能を搭載した機器が保持しているアソシエーション情報に付加されたケーパビリティ情報あるいはACL権限情報に基づいて自機への接続権限あるいはアプリケーション使用権限の判定を行うことを特徴とする。
第10の手段は、有線LAN及び無線LAN回線の少なくとも一方に接続するためのインターフェイス及び無線を使用して接続するためのローカルインターフェイスを備えた周辺機器の通信処理制御をコンピュータで実行するための通信処理制御プログラムであって、前記ローカルインターフェイスを介し、近距離無線通信によりデバイス機器から前記周辺機器にアクセスがあり、当該アクセスに基づいて前記周辺機器の利用が開始される際、前記デバイス機器の前記近距離無線通信で使用されるトークンを認識する手順と、前記トークンのタイプを判定する手順と、前記トークン情報を取得する手順と、前記デバイス機器が保持しているアソシエーション情報に付加されたケーパビリティ情報あるいはACL権限情報に基づいて自機への接続権限あるいはアプリケーション使用権限を判定する手順と、を備えていることを特徴とする。
なお、後述の実施形態において、有線LAN及び無線LAN回線はネットワーク8に、有線LAN及び無線LAN回線の少なくとも一方に接続するためのインターフェイスはNIC106及びWLAN107に、ローカルインターフェイスはUSBホストに接続されたNFC−R/W11に、周辺機器は画像形成装置1又はPC5に、デバイス機器はICカード113、RFID114、NFC−R/W115、モバイル端末6,7に、近距離無線通信はNFC(Near Field Communication)に、制御手段はCPU102、RAM103、ASIC104に、操作表示部は符号13に、ネットワークは符号8に、ACL管理(又はケーパビリティ情報管理)サーバは符号4に、トークン情報は符号10に、通信内容を記録し、保持する手段はRAM116及びHDD117に、それぞれ対応する。
本発明によれば、利用できる機能の制限機器の管理者やユーザが事前に機器の設定をする手間を省略することができ、円滑な機器運用が可能となる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置のネットワークシステムのシステム構成を示すブロック図である。 図1における画像形成装置1のハードウェア構成を示すブロック図である。 本実施形態に係る画像形成装置1のソフトウェア構成を示すブロック図である。 認証制御サービスのサービスモジュールに着目したソフトウェアモジュール構成を示すブロック図である。 画像形成装置の操作表示部の表示状態を示す図で、NFC搭載機器でユーザ権限にてケーパビリティ機能が有効の場合の例を示す。 画像形成装置の操作表示部の表示状態を示す図で、NFC搭載機器で管理者権限にてケーパビリティ機能が有効の場合の例を示す。 画像形成装置の操作表示部の表示状態を示す図で、NFC機器の認識中の表示例を示す。 画像形成装置の操作表示部の表示状態を示す図で、NFC機器情報の取得中の表示例を示す。 画像形成装置の操作表示部の表示状態を示す図で、権限条件に合致した場合の通知の表示例を示す。 画像形成装置の操作表示部の表示状態を示す図で、ケーパビリティ条件に合致しない場合の通知の表示例を示す。 画像形成装置の操作表示部の表示状態を示す図で、ACL権限条件に合致しない場合の通知の表示例を示す。 本実施形態に係るNFCトークン情報の取得動作手順を示すフローチャートである。
本発明では、アソシエーション情報、ペアリング情報及び認証情報の送受を行う際に、NFC内のケーパビリティ情報あるいはACL権限情報の種類によって認証情報の条件が異なるため、ユーザ認証成立後はそのケーパビリティ情報やACL権限情報の違いを判断して、利用できる機能の制限などを行うようにしている。その際、ケーパビリティ情報やACL権限情報毎の機能制限と登録ユーザの機能制限を関連付ける(紐付けする)ことを可能としている。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の実施形態に係る画像形成装置のネットワークシステムのシステム構成を示すブロック図である。同図において、本システムは、画像形成装置1に対してアクセスポイント2、ネットワーク端末装置3、ACL管理(又はケーパビリティ情報管理)サーバ4、PC5などがネットワーク8を介して通信可能に接続されている。また、画像形成装置1及びPC5にはNFCトークン10とインターフェイスをとることが可能なNFCリーダ・ライタ装置(以下、NFC−R/Wと称す)11,12がそれぞれ接続されている。なお、ネットワーク8は例えば有線LANあるいは無線LANであり、これらの組み合わせでも良い。
画像形成装置1に接続されたNFC−R/W11はNFCトークン10との間でNFC通信を行うことが可能で、NFCトークン10がNFC−R/W11の通信距離内に入ると通信が行われる。ユーザは、NFCトークン10又はNFC搭載モバイル端末6,7(例えばNFC搭載携帯電話、あるいはPDA)に保持されているネットワーク設定に必要なアソシエーション情報と個人毎もしくはトークン毎のACL情報やケーパビリティが記録されているNFCトークン10を所持し、画像形成装置1の操作開始時、あるいはPC5による操作開始時にNFCトークン10をNFC−R/W11あるいは12に翳す。これにより、ネットワークアソシエーションや認証処理が行われ成功した場合、画像形成装置1あるいはPC5との通信開始及び搭載アプリケーションを開始することができる。すなわち、NFCトークン10をNFC−R/W11,12に翳し、NFC−R/W11,12によってNFCトークン10に記録されている情報が取得されると、NFC−R/W11あるいは12が接続されている画像形成装置1あるいはPC5で、ネットワークアソシエーション、ペアリング、あるいは認証処理が行われる。ネットワークアソシエーション、ペアリング、あるいは認証処理が成功した場合、NFCトークン10により認証を受けたユーザは、画像形成装置1あるいはPC5の使用を開始することができる。さらには、ネットワークに接続された機器とデータ通信を行うことができる。
図2は図1における画像形成装置のハードウェア構成を示すブロック図である。画像形成装置1は、コントローラ100、操作表示部13、ファックス制御ユニット14、プロッタ(プロッタエンジン)15、スキャナ(スキャナエンジン)16及びその他のハードウェアリソース17から基本的に構成されている。
コントローラ100は、ノースブリッジ(以下、NBと称す)101、CPU102、RAM103、ASIC104を備え、CPU102、RAM103、ASIC104はそれぞれNB101に接続されている。NB101には、さらに、シリアルバス105、NIC(Network Interface Card) 106、無線LAN(Wireless LAN−以下、WLANと略称する) 106、USBデバイス108、USBホスト109、メモリカードI/F110がPCIバス111を介して接続され、シリアル通信、ネットワーク通信、無線通信、USBデバイスと接続する際に使用される。USBホスト109には、USBケーブル(バス)112を介してNFC−R/W11が接続され、NFC−R/W11によってICカード113、REID114、他のNFC−R/W115、携帯電話、あるいはPDAなどのモバイル端末6,7のNFCトークン10とアクセスすることが可能となっている。また、ASIC104には、RAM116及びHDD117が接続されている。なお、モバイル端末としての携帯電話6及びPDA7には、スマートカードチップを用いたNFCチップセットが搭載され、NFCプロトコルによる通信が可能となっている。なお、本実施形態では、モバイル端末6,7にはスマートカードチップを用いたNFCチップセット6a,7aが搭載され、NFCプロトコルによる通信が可能となっている。この実施形態では、NFC−R/W11,12を介してネットワーク8に接続されたいずれかの装置と通信可能である。
前記ファックス制御ユニット14、プロッタ15、スキャナ16及びその他のハードウェアリソース17などのハードウェアはPCIバス118を介してASIC104に接続され、また、操作表示部(オペレーションパネル)13はPCIバス118を介さずに直接ASIC104に接続されている。
コントローラ100では、CPU102はNB101を介して接続された各部を制御し、ASIC104は前記ハードウェア群に対して予め設定された制御を実行する。CPU102は図示しないROMあるいはHDD117に格納されたプログラムをRAM103に展開し、さらに、このRAM103をワークエリアとして使用しながら、前記プログラムに基づいた制御を実行する。RAM116は制御を実行する過程で一時データ格納するための記憶装置であり、HDD107はデータを大量に記憶可能な不揮発性の記憶装置としてのハードディスク装置である。
シリアルバス105は外部機器との間でシリアル通信を行うためのもので、NIC106はLANに接続するための拡張カード、WLAN107は無線LANに接続するための拡張カードで、これらのカードによりPCIバス111に対してそれぞれLAN接続が行われる。USBデバイス108はUSB接続のためのデバイスであり、メモリカードI/F110には、必要に応じてメモリカードが挿入され、PCIバス111との接続が図られる。
操作表示部13は所謂操作表示部であり、メッセージ表示とともに入力操作が可能なユーザインターフェイスである。ファックス制御ユニット14は、G3規格及びG4規格のファックス通信を可能にするものであり、プロッタ15は記録シートに画像を印字するものであって、画像形成装置1の出力リソースとして機能する。スキャナ16は原稿あるいはバーコードなどの可視像を読み取る光読み取り装置であり、画像形成装置1の読み取りデータの入力リソースとして機能する。その他のハードウェアリソース17としては、給紙装置、フィニッシャ、折り装置、カバーフィーダ、メールボックスなどの周辺機器が該当する。
NFCトークン10のアクセスには、前述のようにUSBホスト109に接続されたNFC−R/W11が使用される。その際、CPU102はノースブリッジ101、PCIバス111、USBホスト109を介し、USBケーブル112によってNFC−R/W11と接続されており、NFC−R/W11に対してCPU102からコマンドを送信することにより制御し、NFC−R/W11がICカード113あるいはREID114等のNFCトークン10と通信を行うことにより実現される。このUSBホスト109との通信系路にはネットワークアソシエーション情報、ペアリング情報、利用者の認証情報、及び認証情報へアクセスするための鍵情報などのデータが送受信される。このためUSBケーブル112がモニタされることによる情報の漏洩が懸念される。そこで、USB上のコマンド及びデータの送受信を暗号化することにより対処している。暗号化を行う前にはNFC−R/W11との間で認証を行い、その結果から得られた共通な鍵を生成している。共通鍵を利用し暗号化及び復号化することでUSBケーブル112上をセキュアにしている。
図3は本実施形態に係る画像形成装置1のソフトウェア構成を示すブロック図である。画像形成装置1は、コントローラ部CRとエンジン部ENとから基本的に構成され、コントローラ部CRの制御に基づいてエンジン部ENで物理的な印字、読み取り、その他の処理が実行される。
コントローラ部CRはオペレーションシステムOS上にサービス層20とアプリケーション層30が設けられた構成をとり、サービス層20は、システム制御サービス21、ファックス制御サービス22、エンジン制御サービス23、メモリ制御サービス24、操作制御サービス25、ネットワーク制御サービス26、及び認証制御サービス27の各部を備えている。その上に設定されたアプリケーション層30は、コピーアプリケーション31、ファクスアプリケーション32、プリンタアプリケーション33、及びウェブアプリケーション34の各アプリケーションを備えている。エンジン部ENはコントローラ部CRに対してエンジンI/F18を介してエンジン制御ボード19に接続され、エンジン制御ボード19によってプロッタエンジン15、スキャナエンジン16、及びその他のハードウェアリソース17を制御する。
このように構成されていることから、画像形成装置1では、コピー、ファックス、プリンタ、ウェブ等の各アプリケーション31,32,33,34によって処理することが可能であり、これらのアプリケーションを利用するための個人認証を認証制御サービス27によって実施している。その際、ユーザは、認証制御サービス27によって、ネットワークアソシエーション、ペアリング、あるいは個人認証が成功して初めてこれらのアプリケーション31,32,33,34を利用することができる。
図4は認証制御サービス27のサービスモジュールに着目したソフトウェアモジュール構成を示すブロック図である。
同図において、このソフトウェアモジュールはNFCフレームワーク27−1の下に、NFCリソースマネージャ27−2、ネットワークライブラリ27−5、アドレス帳DB27−7、及び描画処理モジュール27−10が配置されている。また、NFCリソースマネージャ27−2の下位には、NFC−R/Wデバイスドライバ27−3及びUSBホストデバイスドライバ27−4が位置している。さらに、ネットワークライブラリ27−5の下には無線ドライバ27−6が位置し、アドレス帳DB27−7の下には、ファイルシステム27−8及びHDDドライバ29−9が位置し、描画処理モジュール27−10の下にグラフィックドライバ27−11が位置し、アプリケーション30はこのNFCフレームワーク27−1を土台として前記各アプリケーション31,32,33,34を実行する。
本実施形態では、NFCフレームワーク27−1はアプリケーション30から認証要求を受付け、描画処理モジュール27−10、グラフィックドライバ27−11を経由して操作表示部13への表示処理、NFCソースマネージャ27−2より、NFCトークン10からネットワーク設定情報や認証情報を取得し、ネットワークライブラリ27−5を利用して無線ドライバ27−6及び/又は外部アクセスポイント2に対して取得した情報について問い合わせ、あるいは、アドレス帳DB27−7に対して問い合わせ、もしくは外部認証サーバ4に対して問い合わせる。そして、NFCフレームワーク問い合わせ途中の詳細情報及びその結果、ネットワーク設定及び認証の成功もしくは失敗をアプリケーション30へ出力する。
図5は画像形成装置1の表示画面部を含む操作表示部(オペレーションパネル)13の表示状態を示す図で、ユーザ権限でケーパビリティが有効の場合の例である。操作表示部13自体は、この実施形態では、タッチパネル構成であり、表示された画面の所定の領域をタッチ又は押圧することにより指示入力あるいは選択入力が行われる。図5は、NFCトークン10をNFC−R/W11に翳し、NFC−R/W11がNFCトークン10を認識したときの画面を示している。図5の操作表示部13の表示画面13−1には、「コピーできます。」表示13−2、用紙サイズ及び用紙変倍の選択ボタン13−3、及び「ユーザ利用許可」表示13−4が表示されている。
図6は管理者権限でケーパビリティ機能が有効の場合の画像形成装置1の表示画面部を含む操作表示部13の表示状態を示す図である。この表示画面13−1には、「コピーできます。」表示13−2、用紙サイズ及び用紙変倍の選択ボタン13−3、及び「ケーパビリティ/ACL:管理者」表示13−5が表示されている。
図7はNFC機器の認識中の画像形成装置1の表示画面部を含む操作表示部13の表示状態を示す図である。この表示画面13−1には、「NFCトークンを認識しました。・・・認識中」というメッセージ13−6と、取り消しボタン13−7及び中止ボタン13−8が表示されている。取り消しボタン13−7は、認識させたNFCトークン10が間違ったものであるとユーザが気づいたとき、再度、正しいNFCトークン10を使用する場合に押下するボタンである。このボタンを押下した後、正しいNFCトークン10をNFC−R/W11に翳せば、正しいNFCトークン10を引き続いて認識させることができる。これに対し、中止ボタン13−8は、そもそもNFCトークン10を認識させることが間違っており、NFCトークン10に認識処理を終了させる場合に押下するものである。
図8は図7の認証完了後にNFCトークン情報を取得しているときの操作表示部13の表示画面の表示状態を示す図である。ここでは、NFCトークン10内の情報が表示されている。すなわち、NFCトークン10内の情報より、NFCトークン10の規格判定(ICカードのカードType判定)を行い、翳されているNFCトークンのタイプが何であるかを表示する。また、NFCトークン10内の情報及びアクセスしているエリアにより、何のための情報取得を行ったのかがこの画面に表示される。なお、本実施形態で想定しているNFCのICカード113のカードタイプは、FeliCa、TypeA、TypeBの各規格であり、本実施形態では、PtoP(Peer to Peer)の認識も可能である。また、前述のようにRFIDも使用可能である。
この実施形態では、「NFCトークン情報を取得しています。」というメッセージ13−9とともに、カードType判定として、FeliCa13−9a、TypeA13−9b、TypeB13−9cの各規格及びPtoP(Peer to Peer)13−9dのいずれであるか、また、認証に使用されるアプリケーション種別が、アソシエーション13−9e、ペアリング13−9f、あるいはICカード認証13−9gのいずれであるかが、例えば該当項目が反転表示される。これにより、ユーザはNFCトークン10内の情報が一目で理解できる。
図9は、これまで説明したように処理してNFCトークン10内のケーパビリティ情報やACL権限情報から、セキュリティ条件が一致した場合の操作表示部13の表示状態を示す図である。ここでは、表示画面13−1に「このNFCでのケーパビリティ又はACL権限でセキュリティ条件が合致しました。」表示13−10と、OKボタン13−11が表示されている。ユーザは、この表示に基づいて、OKボタン13−11を押下すれば、以降の処理が可能となる。
一方、図10はNFCトークン10内のケーパビリティ情報から、セキュリティ条件が一致しなかった場合の操作表示部13の表示状態を示す図である。ここでは、表示画面13−1に「このNFCは機器のケーパビリティ条件では使用できません。」表示13−12と、戻るボタン13−13が表示される。このように表示された場合には、戻るボタン13−13を押せば、その前の操作画面、例えば認証画面に移行する。
同様に図11はNFCトークン10のACL権限情報から、セキュリティ条件が一致しなかった場合の操作表示部13の表示状態を示す図である。ここでは、表示画面13−1に「このNFC機器のACL権限の条件では使用できません。」表示13−14と共に戻るボタン13−15が表示される。
図11は、本実施形態に係るNFCトークン情報の取得動作手順を示すフローチャートである。同フローチャートにおける処理は、主に、NFCトークンの認識処理、ACL/ケーパビリティ情報チェック処理、ネットワーク設定処理、アソシエーション又はペアリング処理、管理者用の画面表示処理などの各処理からなる。このフローチャートでは、まず、画像形成装置1を含むシステムが起動した後、NFC−R/W11が画像形成装置1のUSBホスト109に接続されており、かつNFC−R/W11が使用可能な場合、ユーザがICカード113、RFIDチップ114、携帯電話、あるいはPDAなどのNFC機能を備えたモバイル端末6をNFC−R/W11に近接した位置に持って行き、NFC−R/W11上に翳すと、前記モバイル端末6内のNFCトークン10内の情報を認識する(ステップS1)。次いで、NFCトークン10内のアクセスエリアの情報に基づいて、使用されているNFCトークン10のタイプ情報を判定する(ステップS2)。
ステップS1のNFCトークン10の認識処理、及びステップS2のNFCトークン10のタイプ判定処理を行っているとき、ユーザに対して図7に示した認識中画面を表示する(ステップS3)。NFCトークン10内の情報から、ネットワークアソシエーションあるいはペアリング、もしくは認証のための情報であるかを判断し(ステップS4)、その後、前記情報の先頭領域もしくは後部領域に付加されたケーパビリティ情報あるいはACL権限情報の取得と制限に関する情報を抽出する(ステップS5)。次いで、ケーパビリティ情報あるいはACL権限情報より一般ユーザなのか管理者であるかの判断により、その後の処理が異なるため、NFCトークン10を翳したユーザが一般ユーザなのか、管理者なのかを判定する(ステップS6)。
このステップ6の判定で、一般ユーザであると判定された場合は、ネットワーク設定を行っている旨、表示画面13−1に表示し(ステップS7)、NFCトークン10より取得したネットワーク設定に必要な情報を使用して、ネットワークアソシエーションもしくはペアリングの処理を実施する(ステップS8、S9、S11、S13)。ネットワークアソシエーションもしくはペアリングの処理が完了すると、その旨をユーザに対して操作表示部13の操作画面13−1に表示し(ステップS10、S12、S14)、処理が完了する。ステップS5で取得したケーパビリティ情報やACL権限情報からペアリング又はアソシエーション処理が終了したユーザに対してケーパビリティ情報やACL権限情報の制限にしたがってユーザに画面表示を行う(ステップS18)。この表示画面の例が前述の図9、図10及び図11である。
一方、ステップS6の判定で、NFCトークン10内のケーパビリティ情報やACL権限情報より、ユーザが管理者ユーザであると判定された場合は、管理者レベルをチェックする(ステップS15。本実施形態では、制限管理者(例えばネットワークの設定のみ変更できる管理者などのこと)であれば、制限管理者用の画面を表示する(ステップS16)。機器管理者(機器の設定に関わる全ての設定が行える管理者のこと)であれば機器管理者用の画面を表示する(ステップS17)。その後、これらの処理により判断された後の画面表示が行われる。この表示画面の例が前述の図5及び図6である。
なお、本実施形態では、画像形成装置1に接続されたNFC−R/W11によってNFC接続モバイル端末6のNFCトークン10を認識したときの例について説明しているが、この他にPCに接続されたNFC−R/Wによって前記モバイル端末7、例えばPDAのNFCトークン10を認識したときには、PC5のディスプレイ5aと画像形成装置1の操作表示部13に前述の認証情報が表示される。その他、ネットワーク8に接続されたいずれかの機器にNFC−R/Wが接続され、当該NFC−R/Wで前記モバイル端末6,7のNFCトークン10の認証を行った場合には、前記NFC−R/Wが接続された機器のディスプレイと画像形成装置1の操作表示部13に認証情報が表示される。
以上のように、本実施形態によれば、
1)アソシエーション情報、ペアリング情報及び認証情報の送受を行う際に、ユーザ認証成立後、そのケーパビリティ情報やACL権限情報の違いを判断して、利用できる機能を制限するので、利用できる機能の制限機器の管理者やユーザが事前に機器の設定をする手間を省略することができ、円滑な機器運用が可能となる。
2)NFCトークン10をNFC−R/W11に翳すことによって、NFCトークン10内の情報を取得し、その取得した情報に基づいてネットワーク設定を行うのか認証の処理をするかを自動で判断することができる。その結果、機器の管理者やユーザが事前に機器の設定をする手間を省略することができ、円滑な機器運用が可能となる。
3)NFCトークン10内のケーパビリティ情報あるいはACL権限情報を使用し、機器でネットワーク設定、機器認証、機能制限の処理を行うので、ユーザ毎の利用権限を変更せずにNFCトークン10内のケーパビリティ情報及びACL権限情報毎に利用権限を容易に設定することが可能となる。これにより、セキュアな機器運用が可能となる。
4)事前に一般ユーザか機器管理者等のレベルもケーパビリティ情報あるいはACL権限情報に関連付け(紐付け)ることにより、機器に対して事前にユーザ毎の情報を設定することなく機器の運用が可能となる。
5)クライアントPC上で動作するプログラムから周辺機器を利用する際にも、同様にNFC内の情報毎に利用する機能の制限を行うことにより、リモートでの機器へのアクセスの際もセキュアな機器運用が可能となる。
などの効果を奏する。
なお、本発明は本実施形態に限定されるものではなく種々の変形が可能であり、特許請求の範囲に記載された発明の技術思想に含まれる技術的事項の全てが対象となる。
1 画像形成装置
2 アクセスポイント
3 ネットワーク端末装置
4 ACL(又はケーパビリティ情報管理)サーバ
5 パーソナルコンピュータ(PC)
6,7 モバイル端末
8 ネットワーク(LAN)
10 NFCトークン
11,12 NFC−R/W
13 操作表示部
102 CPU
103 RAM
104 ASIC
106 NIC
107 WLAN
113 ICカード
114 RFID
115 NFC−R/W
116 RAM
117 HDD
特開2008−160173号公報 特開2008−131175号公報
本発明は、近距離無線通信の機能を備えた近距離無線通信用機器、この近距離無線通信用機器が有線又は無線のネットワークを介して接続されたネットワークシステム、近距離無線通信用機器における近距離無線通信処理制御方法、及びこの近距離無線通信処理制御方法で実施される各ステップをコンピュータによって実行するための近距離無線通信処理制御プログラムに関する。
近年、社員証、学生証、定期券、あるいはお財布携帯などでは、個人を特定するIDカードとして近接無線通信技術(Near Field Communication:以下、NFCと称する。)を使用したICカード等を使用しているものが多くなってきている。NFCと称される規格は、電磁誘導方式による13.56Hz周波数帯を使用し、通信可能距離が略10cmである比較的低速での近距離通信に使用される通信プロトコルである。この規格はNFC IP−1(ISO/IEC18092)及びNFC IP−2(ISO/IEC214841)として整定されている。このNFCの機能には、カードエミュレーション機能、リーダ・ライタエミュレーション機能、端末間通信機能に加え、拡張機能としてNFC端末間ペアリング機能、ブルートゥース(Bluetooth:登録商標)ハンドオーバ機能などが含まれる。
前記課題を解決するため、本発明の第1の手段は、近距離無線通信の機能を備えた近距離無線通信用機器であって、デバイス機器から前記近距離無線通信に伴うアソシエーション、ペアリング、或いは認証処理の何れかを実行するための所定の情報を取得する情報取得手段と、前記デバイス機器との前記近距離無線通信の状態を表示する表示手段と、を備え、前記情報取得手段は、取得した前記所定の情報に基づいて前記デバイス機器を利用して前記近距離無線通信を行ったユーザが一般ユーザであるか管理者ユーザであるかを判断した結果、当該一般ユーザであれば更に当該所定の情報に基づいてセキュリティ条件が一致しているか否かの結果を前記表示手段に表示し、当該管理者ユーザであれば当該所定の情報に基づいてネットワーク設定又は自機器の設定に係る画面を当該表示手段に表示することを特徴とする。
本発明の第2の手段は、第1の手段において、前記情報取得手段は、前記セキュリティ条件が一致していれば前記所定の情報に基づいて前記アソシエーション又は前記ペアリングの処理を実行して当該実行した旨を前記表示手段に表示し、一致していなければ当該アソシエーション又は当該ペアリングの処理を実行せずに当該実行しない旨を当該表示手段に表示することを特徴とする。
本発明の第3の手段は、第1の手段又は第2の手段において、前記所定の情報は、ケーパビリティ情報又はACL権限情報であることを特徴とする。
本発明の第4の手段は、第1の手段がプリンタ機能、スキャナ機能、ファクシミリ機能のうちの少なくとも2つの機能を有するデジタル複合機、又はパーソナルコンピュータの何れかであり、前記デバイス機器がICカード、RFID、NFCリーダ・ライタ装置、携帯電話機、モバイル端末の何れかであることを特徴とする。
本発明の第5の手段は、有線LAN又は無線LAN回線の何れかを含むネットワーク回線と、前記ネットワーク回線に接続された上記第1の手段〜第4の手段の何れか1つの手段の近距離無線通信用機器と、を備えたネットワークシステムであることを特徴とする。
本発明のの手段は、近距離無線通信の機能を備えた近距離無線通信用機器における近距離無線通信処理制御方法であって、情報取得手段により、デバイス機器から前記近距離無線通信に伴うアソシエーション、ペアリング、或いは認証処理の何れかを実行するための所定の情報を取得する情報取得ステップと、表示手段により、前記デバイス機器との前記近距離無線通信の状態を表示する表示ステップと、を有し、前記情報取得ステップでは、取得した前記所定の情報に基づいて前記デバイス機器を利用して前記近距離無線通信を行ったユーザが一般ユーザであるか管理者ユーザであるかを判断した結果、当該一般ユーザであれば更に当該所定の情報に基づいてセキュリティ条件が一致しているか否かの結果を前記表示ステップで表示させ、当該管理者ユーザであれば当該所定の情報に基づいてネットワーク設定又は自機器の設定に係る画面を当該表示ステップで表示させることを特徴とする。
本発明のの手段は、上記第6の手段の近距離無線通信処理制御方法における前記情報取得ステップ及び前記表示ステップをコンピュータにより実行させるための近距離無線通信処理制御プログラムであることを特徴とする。
本発明の近距離無線通信用機器、ネットワークシステム、近距離無線通信処理制御方法、及び近距離無線通信処理制御プログラムでは、アソシエーション情報、ペアリング情報及び認証情報の送受を行う際に、NFC内のケーパビリティ情報あるいはACL権限情報の種類によって認証情報の条件が異なるため、ユーザ認証成立後はそのケーパビリティ情報やACL権限情報の違いを判断して、利用できる機能の制限などを行うようにしている。その際、ケーパビリティ情報やACL権限情報毎の機能制限と登録ユーザの機能制限を関連付ける(紐付けする)ことを可能としている。

Claims (10)

  1. 有線LAN及び無線LAN回線の少なくとも一方に接続するためのインターフェイス及び無線を使用して接続するためのローカルインターフェイスを備えた周辺機器であって、
    前記ローカルインターフェイスを介してデバイス機器から近距離無線通信によるアクセスがあり、当該アクセスに基づいて近距離無線通信機能を搭載した機器が保持しているアソシエーション情報に付加されたケーパビリティ情報あるいはACL権限情報に基づいて自機への接続権限あるいはアプリケーション使用権限の判定を行う制御手段を備えていること
    を特徴とする周辺機器。
  2. 請求項1に記載の周辺機器であって、
    前記制御手段は、認証情報の取得処理において認証に使用したケーパビリティ情報あるいはACL権限情報の種類を判断することを特徴とする周辺機器。
  3. 請求項2に記載の周辺機器であって、
    前記制御手段は、自機が保持している認証情報及び認証情報を保持しているサーバと通信を行うことを特徴とする周辺機器。
  4. 請求項3に記載の周辺機器であって、
    前記制御手段は、ケーパビリティ情報あるいはACL権限情報の種類と登録ユーザとを関連付けて管理することを特徴とする周辺機器。
  5. 請求項3又は4に記載の周辺機器であって、
    前記制御手段は、ケーパビリティ情報あるいはACL権限情報毎に周辺機器が利用できる機能制限と、登録ユーザ毎に周辺機器が利用できる機能制限を組み合わせてユーザの機能制限を設定することを特徴とする周辺機器。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項に記載の周辺機器であって、
    前記制御手段は、クライアントコンピュータ上で動作するプログラムから周辺機器を利用する際に前記判定を行い、クライアントコンピュータ上で動作するプログラムとの通信を可能とすることを特徴とする周辺機器。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項に記載の周辺機器であって、
    前記周辺機器が、プリンタ装置、スキャナ装置、ファクシミリ装置、これらの各装置のうちの少なくとも2つの機能を有するデジタル複合機、及びパーソナルコンピュータのうちの1つであり、
    前記デバイス機器が、ICカード、RFID、NFC−R/W、及びモバイル端末の1つであること
    を特徴とする周辺機器。
  8. 有線LAN及び無線LAN回線のいずれかを含むネットワーク回線と、
    このネットワーク回線に前記インターフェイスを介して接続された請求項1ないし7のいずれか1項に記載の周辺機器と、
    を備えていることを特徴とするネットワークシステム。
  9. 有線LAN及び無線LAN回線の少なくとも一方に接続するためのインターフェイス及び無線を使用して接続するためのローカルインターフェイスを備えた周辺機器の通信処理方法であって、
    前記ローカルインターフェイスを介し、近距離無線通信によりデバイス機器から前記周辺機器にアクセスがあったとき、当該アクセスに基づいて近距離無線通信機能を搭載した機器が保持しているアソシエーション情報に付加されたケーパビリティ情報あるいはACL権限情報に基づいて自機への接続権限あるいはアプリケーション使用権限の判定を行うこと
    を特徴とする周辺機器の通信処理方法。
  10. 有線LAN及び無線LAN回線の少なくとも一方に接続するためのインターフェイス及び無線を使用して接続するためのローカルインターフェイスを備えた周辺機器の通信処理制御をコンピュータで実行するための通信処理制御プログラムであって、
    前記ローカルインターフェイスを介し、近距離無線通信によりデバイス機器から前記周辺機器にアクセスがあり、当該アクセスに基づいて前記周辺機器の利用が開始される際、
    前記デバイス機器の前記近距離無線通信で使用されるトークンを認識する手順と、
    前記トークンのタイプを判定する手順と、
    前記トークン情報を取得する手順と、
    前記デバイス機器が保持しているアソシエーション情報に付加されたケーパビリティ情報あるいはACL権限情報に基づいて自機への接続権限あるいはアプリケーション使用権限を判定する手順と、
    を備えていることを特徴とする通信処理制御プログラム。
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