JP2014209185A - プロジェクター、照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】多灯式の光源と調光装置とを具備し、調光時の色むらや照度むらが低減されたプロジェクター及び照明装置を提供する。【解決手段】本発明のプロジェクターは、複数の光源と、インテグレーターレンズ及び重畳レンズと、導光光学系と、調光装置と、光変調装置と、光変調装置により変調された光を投射する投射光学系と、を備えており、調光装置は、インテグレーターレンズ上に部分領域が複数並ぶ一の方向において光源から射出される光の光路を挟んで対向する一対の遮光部材と、遮光部材を光路に対して進退させる制御装置とを有しており、制御装置は、複数の光源の点灯及び非点灯状態に応じて、重畳レンズに入射する光束が対称性を有する形状となるように、光路に対して一対の遮光部材を進退させることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、プロジェクター、及び照明装置に関するものである。
プロジェクターにおいて、光源に対して調光用のルーバーを設けることにより、映像信号に応じて光変調装置に入射させる照明光量を可変とした構成が知られている(例えば特許文献1,2参照)。
特開2004−69966号公報 特開2007−293274号公報
ところで、プロジェクターの光源装置として、複数の光源からそれぞれ射出された光を照明領域内に平面的に配列し、これらの光をインテグレーター光学系で重畳、均一化する光源装置が公知である。このような多灯式の光源装置に上記の調光装置を適用する場合、複数の光源光からなる光路に対して進退可能な一対のルーバーが設置される。この場合に、複数の光源のうちのいずれか1つ又は複数の光源がランプ切れすると、ルーバーによって光路を部分的に遮光したときに色むらや照度むらが発生することがあった。
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み成されたものであって、多灯式の光源と調光装置とを具備し、調光時の色むらや照度むらが低減されたプロジェクター及び照明装置を提供することを目的の一つとする。
本発明のプロジェクターの一つの態様は、複数の光源と、インテグレーターレンズと前記インテグレーターレンズから射出された光を重畳する重畳レンズとを含むインテグレーター光学系と、各々の前記光源から射出された光を前記インテグレーターレンズの部分領域に導くことにより前記インテグレーターレンズの全体領域を照射する導光光学系と、前記光源と前記重畳レンズとの間における前記光源から射出される光の光路上に設けられた調光装置と、前記インテグレーター光学系から射出される光を変調する光変調装置と、前記光変調装置により変調された光を投射する投射光学系と、を備え、前記調光装置は、前記インテグレーターレンズ上に前記部分領域が複数並ぶ一の方向において前記光路を挟んで対向する一対の遮光部材と、前記遮光部材を前記光路に対して進退させる制御装置とを有しており、前記制御装置は、複数の前記光源の点灯及び非点灯状態に応じて、前記重畳レンズに入射する光束が対称性を有する形状となるように、前記光路に対して一対の前記遮光部材を進退させることを特徴とする。
この構成によれば、複数の光源の点灯及び非点灯状態に応じて、重畳レンズに入射される遮光対象の光束が対称性を有する形状となる。これにより、複数の光源の光をインテグレーターレンズにより均一化する照明系において、一部の光源が消灯している場合にも、遮光領域の偏りを小さくすることができ、投射画像の照度むらや色むらの発生を抑制することができる。
前記制御装置は、一対の前記遮光部材の各々が前記光源から射出される光束を均等に遮光するように、前記光路に対して一対の前記遮光部材を進退させる構成としてもよい。
この構成によれば、複数の光源の点灯及び非点灯状態に応じて、光源から射出される遮光対象の光束を、一対の遮光部材により均等に遮光する。これにより、複数の光源の光をインテグレーターレンズにより均一化する照明系において、一部の光源が消灯している場合にも、2つの遮光部材によって光束が均等に遮光されるので、遮光領域の偏りを小さくすることができ、投射画像の照度むらや色むらの発生を抑制することができる。
各々の前記遮光部材は、前記遮光部材同士が対向する方向において自身から最も離れた位置の前記部分領域から射出される光束の少なくとも一部を遮光可能である構成としてもよい。
この構成によれば、複数の遮光部材が、自身に近い側のインテグレーターレンズの部分領域だけでなく、遠い側の部分領域の一部まで遮光可能である。これにより、複数の光源の光をインテグレーターレンズにより均一化する照明系において、一部の光源が消灯している場合にも、インテグレーターレンズから射出される光束を一対の遮光部材によって左右対称又は上下対称に遮光することが可能である。よって、遮光領域の偏りを小さくすることができ、投射画像の照度むらや色むらの発生を抑制することができる。
前記遮光部材は、前記光源から射出される光束の外縁部の一部を遮光する構成としてもよい。
この構成によれば、インテグレーターレンズの全体を使用する場合に、インテグレーターレンズから射出される光束を、対称性を有する形状とすることができる。
前記光源を4つ以上備え、前記インテグレーターレンズ上には前記部分領域が行方向及び列方向にそれぞれ複数配置されており、前記調光装置は、前記行ごとに、前記行方向に配列された複数の前記部分領域に対応する一対の前記遮光部材を有する構成としてもよい。
この構成によれば、4つ以上の光源のいずれが消灯している場合であっても、点灯している光源の光がインテグレーターレンズから射出される光束を、左右対称又は上下対称に遮光することができる。これにより、任意の点灯状態において照度むらを抑制することができる。
前記制御装置は、前記遮光部材をスライド移動させるスライド機構を有する構成としてもよい。
この構成によれば、複雑な機構を用いることなく光束を均等に遮光できる調光装置を構成できる。
前記遮光部材は、前記スライド機構に接続された第1遮光板と、前記第1遮光板に回転機構又はスライド機構を介して連結された第2遮光板とを有する構成としてもよい。
この構成によれば、第1遮光板の移動によって遮光対象の光束の近傍に第2遮光板を配置することができ、当該位置で第2遮光板をスライド移動又は回動させることで、光束の遮光度合いを調整することができる。
本発明の照明装置の一つの態様は、複数の光源と、インテグレーターレンズと前記インテグレーターレンズから射出された光を重畳する重畳レンズとを含むインテグレーター光学系と、各々の前記光源から射出された光を前記インテグレーターレンズの部分領域に導くことにより前記インテグレーターレンズの全体領域を照射する導光光学系と、前記光源と前記重畳レンズとの間における前記光源から射出される光の光路上に設けられた調光装置と、を備え、前記調光装置は、前記インテグレーターレンズ上に前記部分領域が複数並ぶ一の方向において前記光路を挟んで対向する一対の遮光部材と、前記遮光部材を前記光路に対して進退させる制御装置とを有しており、前記制御装置は、複数の前記光源の点灯及び非点灯状態に応じて、前記重畳レンズに入射する光束が対称性を有する形状となるように、前記光路に対して一対の前記遮光部材を進退させることを特徴とする。
この構成によれば、複数の光源の点灯及び非点灯状態に応じて、重畳レンズに入射する遮光対象の光束が対称性を有する形状となる。これにより、複数の光源の光をインテグレーターレンズにより均一化する照明系において、一部の光源が消灯している場合にも、遮光領域の偏りを小さくすることができ、照明光の照度むらを抑制することができる。
前記制御装置は、一対の前記遮光部材の各々が前記光源から射出される光束を均等に遮光するように、前記光路に対して一対の前記遮光部材を進退させる構成としてもよい。
この構成によれば、複数の光源の点灯及び非点灯状態に応じて、光源から射出される遮光対象の光束を、一対の遮光部材により均等に遮光する。これにより、複数の光源の光をインテグレーターレンズにより均一化する照明系において、一部の光源が消灯している場合にも、2つの遮光部材によって光束が均等に遮光されるので、遮光領域の偏りを小さくすることができ、照明光の照度むらを抑制することができる。
各々の前記遮光部材は、前記遮光部材同士が対向する方向において自身から最も離れた位置の前記部分領域から射出される光束の少なくとも一部を遮光可能である構成としてもよい。
この構成によれば、複数の遮光部材が、自身に近い側のインテグレーターレンズの部分領域だけでなく、遠い側の部分領域の一部まで遮光可能である。これにより、複数の光源の光をインテグレーターレンズにより均一化する照明系において、一部の光源が消灯している場合にも、インテグレーターレンズから射出される光束を一対の遮光部材によって左右対称又は上下対称に遮光することが可能である。よって、遮光領域の偏りを小さくすることができ、照明光の照度むらを抑制することができる。
前記遮光部材は、前記光源から射出される光束の外縁部の一部を遮光する構成としてもよい。
この構成によれば、インテグレーターレンズの全体を使用する場合に、インテグレーターレンズから射出される光束を、対称性を有する形状とすることができる。
第1実施形態に係るプロジェクターを示す概略構成図。 導光光学系の構成及び作用説明図。 調光装置の動作説明図。 4灯点灯時の調光動作を示す図。 1灯点灯時の調光動作を示す図。 従来の調光装置の動作説明図。 第2実施形態に係るプロジェクターの要部を示す図。 調光装置の第1変形例を示す図。 調光装置の第2変形例を示す図。 第3実施形態に係るプロジェクターの要部を示す図。 第1インテグレーターレンズ全体を使った場合における4灯点灯時を示す図。 第1インテグレーターレンズ全体を使った場合における1灯点灯時を示す図。 第3実施形態における2灯点灯時の調光動作を示す図。 第4実施形態に係るプロジェクターの要部を示す図。 第4実施形態における3灯点灯時の調光動作を示す図。 第4実施形態における1灯点灯時の調光動作を示す図。
以下、図面を用いて本発明の実施の形態について説明する。
なお、本発明の範囲は、以下の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。また、以下の図面においては、各構成をわかりやすくするために、実際の構造と各構造における縮尺や数等を異ならせている。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係るプロジェクターを示す概略構成図である。本実施形態のプロジェクター100は、R(赤)、G(緑)、B(青)の異なる色毎に透過型液晶ライトバルブを備えた3板式の液晶プロジェクターである。
プロジェクター100は、4つの光源10a,10b,10c,10dと、導光光学系20と、インテグレーター光学系30と、調光装置40と、色分離光学系50と、液晶ライトバルブ(光変調装置)61,62,63と、クロスダイクロイックプリズム(色合成光学系)64と、投射光学系70と、を有する。本実施形態において、光源10a〜10dと、導光光学系20と、インテグレーター光学系30と、調光装置40とが、照明装置10を構成する。
光源10a〜10dは、それぞれ、超高圧水銀ランプ、メタルハライドランプ、キセノンランプ等のランプと、ランプの光を反射するリフレクタとを有する。光源10a〜10dには、これらの光源を駆動、制御する光源制御装置110が接続されている。導光光学系20は、4枚のミラー21a〜21dを有する。インテグレーター光学系30は、光源10a〜10dからの各光を液晶ライトバルブ61〜63に対して均一に照明するための光学系であり、導光光学系20側から順に配置された第1インテグレーターレンズ(インテグレーターレンズ)31、第2インテグレーターレンズ32、偏光変換素子33、及び重畳レンズ34を有する。
導光光学系20は、光源10a〜10dの射出光を、それぞれ第1インテグレーターレンズ31の所定位置に照射させる。図2(a)は、導光光学系20を、第1インテグレーターレンズ31側から(−Y方向に)見た図である。図2(b)は、導光光学系20の作用説明図であり、第1インテグレーターレンズ31を第2インテグレーターレンズ32側から(−Y方向に)見た図である。
図1及び図2(a)に示すように、光源10aと光源10bは、光射出方向(図示X軸方向)において互いに対向するように配置されている。光源10aの正面にミラー21aが配置され、光源10bの正面にはミラー21bが配置されている。ミラー21a,21bは、各々、光源10a,10bの光を第1インテグレーターレンズ31方向へ折り曲げるように、上記光射出方向(X軸方向)に対して45°の角度で配置されている。
光源10cと光源10dも、光射出方向において互いに対向して配置されている。光源10cの正面にミラー21cが配置され、光源10dの正面にミラー21dが配置されている。ミラー21cとミラー21dは、光源10c,10dの光を第1インテグレーターレンズ31方向へ折り曲げるように、上記光射出方向(X軸方向)に対して45°の角度で配置されている。
本実施形態では、光源10a〜10dは、図2(a)に示すように、上下(Z軸方向)にずれて2段に配置されている。上段側(+Z側)には、光源10c,10d、ミラー21c,21dが配置され、下段側(−Z側)には、光源10a,10b、ミラー21a,21bが配置されている。また本実施形態の場合、図1に示すように、下段側の光源10a,10b、ミラー21a,21bは、上段側の光源10c,10d、ミラー21c,21dよりも第1インテグレーターレンズ31に近い位置に設けられている。
上記構成を備えた導光光学系20では、図2(b)に示すように、光源10a〜10dから射出された光束11a,11b,11c,11dが、それぞれ対応するミラー21a〜21dにより反射され、第1インテグレーターレンズ31側へ折り曲げられる。ミラー21a〜21dにより折り曲げられた光束11a〜11dは、第1インテグレーターレンズ31の異なる部分領域に入射する。具体的に、光束11a〜11dは、第1インテグレーターレンズ31を縦横(Z軸方向及びX軸方向)にそれぞれ二等分した4つの部分領域31a〜31dに対して、それぞれ入射する。本実施形態では、これら4本の光束11a〜11dが、第1インテグレーターレンズ31の全体領域を照射する。
本実施形態の場合、図2(b)に示した第1インテグレーターレンズ31は、行方向及び列方向において6行6列に小レンズ(レンズ要素)を配列したフライアイレンズである。部分領域31a〜31dは、それぞれが3行3列の小レンズ群からなる。本実施形態においては、第1インテグレーターレンズ31を6行6列の小レンズ群として図示して説明するが、実際は、6行6列よりも多くの小レンズが配列されている。本実施形態においては、第1インテグレーターレンズ31の外縁部に配列された図示しない小レンズから射出された光は、図示しない遮光部材により遮光されているものとする。
第1インテグレーターレンズ31の大きさ、すなわち、小レンズの配列数は、光源10a〜10dから射出される光束11a〜11dの大きさに応じて決定される。
第1インテグレーターレンズ31の各レンズ要素からそれぞれ射出される光は、第2インテグレーターレンズ32及び重畳レンズ34により、液晶ライトバルブ61〜63上に重畳される。
なお、第2インテグレーターレンズ32が重畳レンズとして機能する構成としてもよく、この場合には重畳レンズ34は設けなくてもよい。また、この場合において、第2インテグレーターレンズ32は、特許請求の範囲における重畳レンズに相当する。
第2インテグレーターレンズ32と重畳レンズ34との間に設けられた偏光変換素子33は、例えばPBSアレイ(偏光ビームスプリッターアレイ)からなる。偏光変換素子33は、第2インテグレーターレンズ32から射出される光束の偏光方向を揃え、単一の直線偏光として射出する。偏光変換素子33は、偏光分離膜と反射膜と位相差板とを有する略棒状のプリズム要素を幅方向(X軸方向)に周期的に配列した構造を有する。
調光装置40は、光源10a〜10dと重畳レンズ34との間の光路上に設けられている。より詳細には、調光装置40は、第1インテグレーターレンズ31と第2インテグレーターレンズ32の間に設けられている。調光装置40は、第1遮光部材41と第2遮光部材42を備える。第1遮光部材41は、第1遮光板41aと、第1遮光板41aに後述する回転機構を介して連結された第2遮光板41bを有する。第2遮光部材42は、第1遮光板42aと、第1遮光板42aに回転機構を介して連結された第2遮光板42bを有する。第1遮光部材41及び第2遮光部材42には調光制御装置(制御装置)140が接続されている。
本実施形態の調光装置40は、光源10a〜10dの点灯状態、及び表示画像の画像データの両方に基づいて、調光を行う装置である。
第1遮光板41a,42aは、それぞれの板面が、第1インテグレーターレンズ31から射出される光束の径方向(X軸方向)に沿うように配置されている。第2遮光板41b,42bは、それぞれ第1遮光板41a,42aの内側(光軸L側)の先端に回転可能に連結されている。
なお、光軸Lは、導光光学系20によってインテグレーター光学系30に照射される光の光軸である。すなわち、光軸Lは、各ミラー21a〜21dによって第1インテグレーターレンズ31に向けて反射された後の各光源10a〜10dから射出された光を合わせた光の光軸である。
調光制御装置140は、第1遮光部材41の第1遮光板41aと、第2遮光部材42の第1遮光板42aを、第1インテグレーターレンズ31から射出される光束の径方向(X軸方向)に移動させるスライド機構を備えている。また、第1遮光部材41の第2遮光板41bと、第2遮光部材42の第2遮光板42bを、第1インテグレーターレンズ31の一辺に平行な軸(Z軸)を中心に回転させる回転機構を備えている。第1遮光部材41、42は互いに独立に駆動可能である。第1遮光部材41において第1遮光板41aと第2遮光板41bは互いに独立に駆動可能である。第2遮光部材42において第1遮光板42aと第2遮光板42bは互いに独立に駆動可能である。
図3は、調光装置40及び第1インテグレーターレンズ31を第2インテグレーターレンズ32側から(−Y方向に)見た図である。図3(a)は、第2遮光板41b,42bを開いた状態(全開状態)、図3(b)は、第2遮光板41b,42bを閉じた状態(全閉状態)を示す図である。
第1遮光部材41及び第2遮光部材42は、光軸Lを挟んで第1インテグレーターレンズ31の両側にそれぞれ配置されている。第1遮光板41a,42aの高さH1、H2は、第1インテグレーターレンズ31の高さHよりも大きい。また第1遮光板41aの幅W1及び、第1遮光板42aの幅W2は、第1インテグレーターレンズ31の幅Wの半分(W/2)よりも大きい。
第1遮光部材41及び第2遮光部材42は、第1インテグレーターレンズ31の外側から内側へ第1インテグレーターレンズ31の幅方向(X軸方向)に沿って進退可能である。第1遮光部材41を最も内側に移動させた位置において、第1遮光板41aは第1インテグレーターレンズ31の2つの部分領域31a,31cを遮光可能である。また、第2遮光部材42を最も内側に移動させた位置において、第1遮光板42aは2つの部分領域31b,31dを遮光可能である。
図3(b)に示すように、第2遮光板41b,42bは、第1インテグレーターレンズ31の高さ方向(Z軸方向)に沿う辺に平行な軸を中心に回転させることで、第1インテグレーターレンズ31に対向する位置に移動させることが可能である。第2遮光板41b,42bの高さh1,h2は、第1インテグレーターレンズ31の高さHよりも大きい。また第2遮光板41bの幅w1及び、第2遮光板42bの幅w2は、第1インテグレーターレンズ31の幅Wの半分(W/2)よりも大きい。
図3(b)に示す全閉状態において、第2遮光板41bは、第1インテグレーターレンズ31の2つの部分領域31a,31cを遮光可能である。また、第2遮光板42bは、2つの部分領域31b,31dを遮光可能である。
以上のように、本実施形態の第1遮光部材41、第2遮光部材42は、第1遮光板41a,42aをスライド移動させることで第1インテグレーターレンズ31の一部又は全体を遮光することが可能であり、かつ、第2遮光板41b,42bを回転させることによっても第1インテグレーターレンズ31の一部又は全体を遮光することが可能である。
図1に戻り、色分離光学系50は、第1ダイクロイックミラー51と、第2ダイクロイックミラー52と、反射ミラー53と、リレー光学系54と、を備えている。リレー光学系54は、リレーレンズ55と、反射ミラー56と、リレーレンズ57と、反射ミラー58とを有する。色分離光学系50は、インテグレーター光学系30から射出された照明光を赤(R)、緑(G)、及び青(B)の3色の色光に分離するとともに、各色光を後段の液晶ライトバルブ61,62,63へ導く。
第1ダイクロイックミラー51は、RGBの3色のうちR光を透過させ、G光及びB光を反射する。第2ダイクロイックミラー52は、G光及びB光のうちG光を反射し、B光を透過させる。
第1ダイクロイックミラー51を透過したR光は、反射ミラー53を経て液晶ライトバルブ61に入射する。第1ダイクロイックミラー51を反射し、第2ダイクロイックミラー52で反射されたG光は、液晶ライトバルブ62に入射する。第2ダイクロイックミラー52を通過したB光は、リレーレンズ55、反射ミラー56、リレーレンズ57、反射ミラー58を経て、液晶ライトバルブ63に入射する。
液晶ライトバルブ61,62,63は、光変調装置として、入射した照明光の空間的強度分布を変調する。液晶ライトバルブ61〜63の各液晶パネルにそれぞれ入射した3色の光は、画素単位で偏光状態が調節される。液晶ライトバルブ61〜63により、それぞれに対応する各色の変調光すなわち像光が形成される。
なお、液晶ライトバルブ61〜63は、それぞれが液晶パネルと、液晶パネルを挟持する一対の偏光板とを備えている。また、液晶パネルの光入射側にフィールドレンズが設けられていてもよい。
クロスダイクロイックプリズム64は、液晶ライトバルブ61,62,63から射出される各色の像光を合成する。クロスダイクロイックプリズム64は、4つの直角プリズムを貼り合わせて構成されている。直角プリズム同士を貼り合わせた界面には、X字状に交差する第1誘電体多層膜及び第2誘電体多層膜が形成されている。クロスダイクロイックプリズム64は、液晶ライトバルブ61からのR光を第1誘電体多層膜で反射して投射光学系70に向けて射出し、液晶ライトバルブ63からのB光を第2誘電体多層膜で反射して投射光学系70に向けて射出する。クロスダイクロイックプリズム64は、液晶ライトバルブ62からのG光を透過して直進・射出させる。このようにして、クロスダイクロイックプリズム64によりR光、G光及びB光が合成され、カラー画像による画像光である合成光が形成される。
投射光学系70は、クロスダイクロイックプリズム64を経て形成された合成光による画像光を所望の拡大率で拡大してスクリーン(不図示)上にカラーの画像を投射する。
(調光装置の動作)
次に、本実施形態のプロジェクター100における調光装置の動作について説明する。
図4から図6は、調光装置の動作説明図である。図4は、4灯点灯時の調光動作を示す図である。図5(a)は、1灯点灯時の調光動作を示す図、図5(b)は、図5(a)の調光状態における液晶ライトバルブの画像形成領域における照度分布を示す図である。図6(a)及び図6(b)は、従来の調光装置における1灯点灯時の調光動作を示す図、図6(c)は、図6(a)の調光状態における液晶ライトバルブの画像形成領域における照度分布を示す図である。
<4灯点灯状態における調光動作>
図4には、光源10a〜10dの全てが点灯する4灯点灯状態における第1インテグレーターレンズ31からの光射出状態が模式的に示されている。射出光束12a〜12dは、各々、第1インテグレーターレンズ31に入射した光束11a〜11dが第1インテグレーターレンズ31を通って射出された光束である。
なお、図4に示す射出光束12a〜12dは、光束11a〜11dと同様の円形で表示されているが、実際の射出光束12a〜12dは、それぞれ、フライアイレンズである第1インテグレーターレンズ31の各レンズ要素により分割された複数の光束からなる。図5及び図6に示す射出光束12dも同様である。
本実施形態のプロジェクター100において、調光制御装置140は、光源制御装置110を介して光源10a〜10dの点灯状態を取得する。そして、取得した点灯状態の情報に基づいて、調光装置40の動作を制御する。図4に示す4灯点灯状態で調光を行う場合、調光制御装置140は、4灯点灯状態の検出情報に基づいて、以下の調光動作を実行する。
4灯点灯状態において、調光制御装置140は、第1遮光部材41の第1遮光板41aと、第2遮光部材42の第1遮光板42aとを、第1インテグレーターレンズ31の外側に配置する。すなわち、調光制御装置140は、第1インテグレーターレンズ31から第2インテグレーターレンズ32へ向かう射出光束12a〜12dの光路の外側に第1遮光板41a,42aを配置する。
そして、第1遮光板41a,42aが上記のように外側に配置されている状態で、調光制御装置140は、表示画像の画像データに基づいて、第1遮光部材41の第2遮光板41b、及び第2遮光部材42の第2遮光板42bを回転させ、射出光束12a〜12dを部分的に遮光することで、照明光量を調整する。
このとき、調光制御装置140は、第2遮光板41b、42bが、射出光束12a〜12dを均等に遮光するように、これらの回転角度が略同等となるように互いに対称に動作させる。言い換えると、調光制御装置140は、第2遮光板41b、42bが、光源10a〜10dから射出された光束を均等に遮光するように、これらの回転角度が略同等となるように互いに対称に動作させる。図4に示す例では、第2遮光板41bにより遮光される領域と、第2遮光板42bにより遮光される領域が、第1インテグレーターレンズ31の中心に関して線対称の位置にあり、かつそれらの領域の大きさが同等になるように、第2遮光板41b,42bの回転角度が制御される。
このような調光動作により、第2遮光板41bにより外側部分のみを遮光された射出光束12a,12cの非対称性と、それらとは反対側の外側部分を遮光された射出光束12b,12dの非対称性とが相殺される。具体的には、部分領域31a,31cの第1遮光部材41側に位置する6つのレンズ要素から射出される光束の非対称性が、部分領域31b,31dの第2遮光部材42側に位置する6つのレンズ要素から射出される光束の非対称性と相殺される。
これにより、第1インテグレーターレンズ31から射出された光束の断面形状が対称性を有する形状となり、第2インテグレーターレンズ32及び偏光変換素子33を介して重畳レンズ34に入射する光束の断面形状が対称性を有する形状となる。その結果、調光装置40を通過した射出光束12a〜12dに含まれる各レンズ要素から射出された光束がインテグレーター光学系30により液晶ライトバルブ61〜63上に重畳されたときに、照度むらを生じるのを抑制することができる。
なお、本明細書においては、特に断りのない限り、「対称」とは、Z軸方向及びX軸方向に対して線対称であることを意味するものとし、「非対称」とは、Z軸方向及びX軸方向のいずれか一方、または両方に対して線対称でないことを意味するものとする。
また、特に、本明細書においては、「重畳レンズに入射する光束が対称性を有する形状」であるとは、各部分領域からそれぞれ射出される射出光束を、各射出光束の中心が一致するように重ねた際に、光の強度分布が、射出光束の中心を通り、かつ、図示上下方向(Z軸方向)と平行な線、及び射出光束の中心を通り、かつ、図示左右方向(X軸方向)と平行な線に対して、それぞれ線対称となるような形状を意味するものとする。
<1灯点灯状態における調光動作>
図5(a)には、4つの光源10a〜10dのうち、光源10dのみ点灯している1灯点灯状態における第1インテグレーターレンズ31からの光射出状態が模式的に示されている。1灯点灯状態は、例えば、光源10d以外の3つの光源10a,10b,10cがランプ切れにより消灯してしまった場合や、省電力動作のために光源10d以外の光源を消灯させた場合の点灯状態である。
本実施形態のプロジェクター100において、調光制御装置140は、光源制御装置110を介して光源10a〜10dの点灯状態を取得する。そして、取得した点灯状態の情報に基づいて、調光装置40の動作を制御する。図5(a)に示す1灯点灯状態で調光を行う場合、調光制御装置140は、1灯点灯状態の検出情報に基づいて、以下の調光動作を実行する。
調光制御装置140は、まず、第1遮光部材41の第1遮光板41aを内側(−X方向)へ移動させる。本実施形態の場合、第1遮光板41aを、第1インテグレーターレンズ31の部分領域31aと部分領域31cを覆う位置(部分領域31a,31cから光が射出されているならばそれらの射出光のほぼ全部が遮光される位置)まで移動させる。一方、調光制御装置140は、第2遮光部材42の第1遮光板42aは、図4に示した4灯点灯状態の場合と同様に、第1インテグレーターレンズ31の外側に配置する。
そして、第1遮光板41a,42aが上記のように外側に配置されている状態で、調光制御装置140は、表示画像の画像データに基づいて、第1遮光部材41の第2遮光板41b、及び第2遮光部材42の第2遮光板42bを回転させ、射出光束12dを部分的に遮光することで、照明光量を調整する。
このとき、調光制御装置140は、第2遮光板41b,42bが、射出光束12dを均等に遮光するように、これらの回転角度が略同等となるように互いに対称に動作させる。すなわち、射出光束12dにおいて、第2遮光板41bにより遮光される領域と、第2遮光板42bにより遮光される領域とが、部分領域31dの中心に関して線対称の位置にあり、かつそれらの領域の大きさが同等になるように、第2遮光板41b,42bの回転角度が制御される。
このような調光動作により、部分領域31dにおいて、第2遮光板41bにより一部を遮光された3つのレンズ要素から射出される光束の非対称性と、第2遮光板42bにより一部を遮光された3つのレンズ要素から射出される光束の非対称性とが相殺される。これにより、調光装置40を通過した射出光束12dがインテグレーター光学系30により液晶ライトバルブ61〜63上に重畳されたときに、照度むらを生じるのを抑制することができる。その結果、図5(b)に示すように、液晶ライトバルブの画像形成領域60において均一な照度分布を得ることができる。
なお、上記実施形態では、光源10dのみの1灯点灯状態について説明したが、他の光源10a,10b,10cが1灯点灯状態となった場合でも同様の調光動作によって照度むらを抑制することができる。また、1灯点灯状態のみならず、光源10b,10dの2灯点灯状態、又は光源10a,10cの2灯点灯状態においても、同様の調光動作によって照度むらを抑制することができる。
<従来の調光装置>
ここで比較のために、従来の調光装置を用いた場合の照度むらについて、図6を参照しつつ説明する。図6(a)は、図5(a)に示した第1遮光部材41及び第2遮光部材42を、従来公知の回転型の第1遮光部材1041及び第2遮光部材1042に置き替えた図である。
第1遮光部材1041及び第2遮光部材1042は、第1インテグレーターレンズ31の一辺に平行な軸周りに回転可能な板状の遮光部材である。第1遮光部材1041及び第2遮光部材1042は、図示しないモーター等の回転機構により互いに同期して回転する。第1遮光部材1041及び第2遮光部材1042は、上記の回転動作により、第1インテグレーターレンズ31と第2インテグレーターレンズ32との間の領域に対して進退可能し、第1インテグレーターレンズ31から射出される光束を遮蔽可能である。
図6(a)及び図6(b)に示す調光装置では、第1遮光部材1041及び第2遮光部材1042の回転軸は固定である。そのため、ランプ切れ等により1灯点灯状態となった場合には、図6(a)及び図6(b)に示すように、射出光束12dを第2遮光部材1042のみで遮光して光量を調整することになる。そうすると、図6(a)に示す例では、部分領域31dにおいて第2遮光部材1042側に位置する3つのレンズ要素から射出される光束が一部のみ遮光された状態となる。そして、これらの光束が液晶ライトバルブ61〜63の画像形成領域で重畳されると、図6(c)に示すように、画像形成領域60の一部領域60xが暗くなって照度むらを生じる。また、図1に示すリレー光学系54が反転光学系である場合には、B光の照度むらがR光及びG光に対して反転した位置に現れるため、合成画像に色むらを生じてしまう。
上記従来の調光装置に対して、先に説明した本実施形態の調光装置40では、第1遮光板41aをスライド移動させて第2遮光板41bを遮光対象の射出光束12dの近傍に配置することができる。これにより、第2遮光板41b,42bにより射出光束12dを左右対称に遮光することができ、照度むらが生じるのを抑制することができる。
(第2実施形態)
図7(a)は、第2実施形態に係るプロジェクターの要部を示す図である。
第2実施形態のプロジェクターは、図1に示した調光装置40に代えて、図7(a)に示す調光装置40Aを備えている。図7(a)に示すように、調光装置40Aは、第1インテグレーターレンズ31から射出される光束の一部又は全部を遮光することで照明光量を調整する装置である。
本実施形態の調光装置40Aは、第1実施形態の調光装置40と同様に、光源10a〜10dの点灯状態、及び表示画像の画像データの両方に基づいて、調光を行う装置である。
また、本実施形態においても、第1実施形態と同様にして、第1インテグレーターレンズの外縁部に配列された図示しない小レンズから射出された光は、図示しない遮光部材により遮光されているものとする。
調光装置40Aは、第1遮光部材141、第2遮光部材142、第3遮光部材143、及び第4遮光部材144を備えている。第1遮光部材141は、第1遮光板141aと第2遮光板141bとを有する。第2遮光部材142は、第1遮光板142aと第2遮光板142bとを有する。第3遮光部材143は、第1遮光板143aと第2遮光板143bとを有する。第4遮光部材144は、第1遮光板144aと第2遮光板144bとを有する。第1遮光部材141、第2遮光部材142、第3遮光部材143,及び第4遮光部材144は、図示略の調光制御装置140に接続され、調光制御装置140の制御のもと、調光動作を行う。
第1遮光部材141は、第1インテグレーターレンズ31の部分領域31aの近傍に配置されている。第2遮光部材142は、部分領域31bの近傍に配置されている。第1遮光部材141と第2遮光部材142とは対を成す遮光部材であり、第1インテグレーターレンズ31を挟んで対向する位置に設けられている。
第3遮光部材143は、第1遮光部材141の上段(+Z側)に配置され、第1インテグレーターレンズ31の部分領域31cの近傍に配置されている。第4遮光部材144は、部分領域31dの近傍に配置されている。第3遮光部材143と第4遮光部材144とは対を成す遮光部材であり、第1インテグレーターレンズ31を挟んで対向する位置に設けられている。
第1遮光板141a,142a,143a,144aは、第1実施形態に係る第1遮光板41a,42aと同様に、第1インテグレーターレンズ31から射出される光束の径方向(X軸方向)にスライド移動可能である。第1遮光板141aは、スライド移動することにより、第1インテグレーターレンズ31の部分領域31aから射出される光束を遮光可能である。第1遮光板142aは、スライド移動することにより部分領域31bから射出される光束を遮光可能である。第1遮光板143aは、スライド移動することにより部分領域31cから射出される光束を遮光可能である。第1遮光板144aは、スライド移動することにより部分領域31dから射出される光束を遮光可能である。
第2遮光板141b,142b,143b,144bは、それぞれ、対応する第1遮光板141a,142a,143a,144aの内側(第1インテグレーターレンズ31の中央部側)の先端に、回転機構を介して連結されている。第2遮光板141b,142b,143b,144bは、第1実施形態に係る第2遮光板41b,42bと同様に、第1遮光板141a,142a,143a,144aとの連結部に設けられた回転軸を中心に回転可能である。
第2遮光板141bは、回転することにより、第1遮光板141aの位置に応じて部分領域31a又は部分領域31bから射出される光束を遮光可能である。第2遮光板142bは、第1遮光板142aの位置に応じて部分領域31b又は部分領域31aから射出される光束を遮光可能である。第2遮光板143bは、第1遮光板143aの位置に応じて部分領域31c又は部分領域31dから射出される光束を遮光可能である。第2遮光板144bは、第1遮光板144aの位置に応じて部分領域31d又は部分領域31cから射出される光束を遮光可能である。
上記構成を備えた本実施形態の調光装置40Aによれば、図7(a)に示すように、光源10a〜10dが3灯点灯状態である場合にも、照度むらを抑制しつつ調光を行うことが可能である。図7(a)では、光源10a,10b,10dのみが点灯しており、光源10cは点灯していない。この場合に、調光制御装置140は、3灯点灯状態の検出情報に基づいて、以下の調光動作を実行する。
調光制御装置140は、部分領域31c(光源10cの光束が入射する領域)に対応する第3遮光部材143の第1遮光板143aを内側へスライド移動させ、第1遮光板143aを部分領域31cに対向する位置に配置する。他の第1遮光部材141,第2遮光部材142、及び第4遮光部材144は、それらの第1遮光板141a,142a,144aが第1インテグレーターレンズ31の外側に位置するように配置される。
そして、調光制御装置140は、上記の配置状態において、第2遮光板141b,142b,143b,144bを回転させて、射出光束12a,12b,12dの一部又は全部を遮光する。このとき、調光制御装置140は、対を成す第2遮光板141b,142bが射出光束12a,12bを均等に遮光するように、第2遮光板141b,142bを、それらの回転角度が略同等となるように対称に動作させる。これにより、第2遮光板141b,142bにより部分的に遮光されるレンズ要素から射出される光束の非対称性が相殺され、照度むらが生じることが抑制される。
また、調光制御装置140は、対を成す第2遮光板143b,144bが射出光束12dを均等に遮光するように、第2遮光板143b,144bを、それらの回転角度が略同等となるように対称に動作させる。これにより、第2遮光板143b,144bにより部分的に遮光されるレンズ要素から射出される光束の非対称性が相殺され、照度むらが生じることがより一層抑制される。
なお、図7(b)に示すように、従来の調光装置(第1遮光部材1041、第2遮光部材1042)を用いた場合、光源10a,10b,10dの3灯点灯状態では、第1遮光部材1041と第2遮光部材1042とにより、射出光束12a,12b,12dのそれぞれ一部のみが遮光される。
上記第2実施形態では、3灯点灯状態について説明したが、例えば、光源10aと光源10dのみが点灯した2灯点灯状態や、光源10bと光源10cのみが点灯した2灯点灯状態(以下、これらを斜め2灯点灯状態と呼ぶこともある。)においても、効果的に調光を行うことができる。本実施形態の調光装置40Aは、第1インテグレーターレンズ31の下段の部分領域31a,31bと、上段の部分領域31c,31dのそれぞれで、遮光対象の光束を左右均等に遮光することができるからである。
(調光装置の第1変形例)
図8は、調光装置の第1変形例を示す図である。図8(a)は第1変形例に係る調光装置を第2インテグレーターレンズ32側から見た図であり、図8(b)は上方から下方(−Z方向)へ見た図である。
図8に示すように、第1変形例に係る調光装置は、第1遮光部材241及び第2遮光部材242を備えている。第1遮光部材241は、第1遮光板241aと、第1遮光板241aに対してスライド移動可能に連結された第2遮光板241bとを有する。第2遮光部材242は、第1遮光板242aと、第1遮光板242aに対してスライド移動可能に連結された第2遮光板242bとを有する。第1遮光部材241及び第2遮光部材242は、図示略の調光制御装置140に接続され、調光制御装置140の制御のもと、調光動作を行う。
第1遮光板241a,242aは、第1実施形態に係る第1遮光板41a,42aと同様に、第1インテグレーターレンズ31から射出される光束の径方向(X軸方向)にスライド移動可能である。第1遮光板241aは、スライド移動することにより、第1インテグレーターレンズ31の部分領域31a,31cから射出される光束を遮光可能である。第1遮光板242aは、スライド移動することにより部分領域31b,31dから射出される光束を遮光可能である。
第2遮光板241b,242bは、それぞれ、対応する第1遮光板241a,242aの内側(第1インテグレーターレンズ31の中央部側)から先端方向にスライド移動可能である。
第2遮光板241bは、第1遮光板241aに対してスライド動作することにより、第1遮光板241aの位置に応じて部分領域31a(31c)又は部分領域31b(31d)から射出される光束を遮光可能である。第2遮光板242bは、第1遮光板242aの位置に応じて、部分領域31b(31d)又は部分領域31a(31c)から射出される光束を遮光可能である。
上記構成を備えた第1変形例に係る調光装置によれば、第1実施形態の調光装置と同様の動作が可能であり、1灯点灯状態又は2灯点灯状態における照度むらを抑制しつつ調光を行うことが可能である。
(調光装置の第2変形例)
図9は、調光装置の第2変形例を示す図である。図9(a)は第2変形例に係る調光装置を第2インテグレーターレンズ32側から見た図であり、図9(b)は上方から下方(−Z方向)へ見た図である。
図9に示すように、第2変形例に係る調光装置は、第1遮光部材341と第2遮光部材342とを有する。
上記各実施形態では、一対の遮光部材がいずれも第1遮光板と第2遮光板とを備える構成であるとしたが、図9に示す第2変形例では、第1遮光部材341及び第2遮光部材342は、いずれも1枚の遮光板からなる。
第1遮光部材341及び第2遮光部材342は、第1実施形態に係る第1遮光板41a、42aと同様に、第1インテグレーターレンズ31から射出される光束の径方向(X軸方向)にスライド移動可能である。また第2変形例においては、第1遮光部材341の幅W3及び第2遮光部材342の幅W4は、第1インテグレーターレンズ31の幅W(X軸方向の長さ)の3/4以上の長さである。
第1遮光部材341は、スライド移動することにより、第1インテグレーターレンズ31の部分領域31a,31cから射出される光束の一部又は全部を遮光可能であるのに加えて、部分領域31b,31dから射出される光束の半分を遮光可能である。
第2遮光部材342は、スライド移動することにより、部分領域31b,31dから射出される光束の一部又は全部を遮光可能であるのに加えて、部分領域31a,31cから射出される光束の半分を遮光可能である。
上記構成を備えた第2変形例に係る調光装置によれば、第1実施形態の調光装置と同様の動作が可能であり、1灯点灯状態又は2灯点灯状態における照度むらを抑制しつつ調光を行うことが可能である。
なお、以上に説明した第1変形例に係る第1遮光部材241及び第2遮光部材242、並びに第2変形例に係る第1遮光部材341及び第2遮光部材342は、先に説明した第2実施形態にも適用可能である。第2実施形態に適用することで、3灯点灯状態や、斜め2灯点灯状態においても照度むらを抑制しつつ調光を行うことができる。
(第3実施形態)
図10(a),(b)は、第3実施形態に係るプロジェクターの要部を示す図である。
第3実施形態のプロジェクターは、図1に示した調光装置40に代えて、図10(a),(b)に示す調光装置440を備えている。図10(a)に示すように、調光装置440は、第1インテグレーターレンズ131から射出される光束の一部を遮光する装置である。
本実施形態の調光装置440は、第1実施形態の調光装置40と異なり、光源10a〜10dの点灯状態のみに基づいて、調光を行う装置である。
また、本実施形態においては、第1実施形態及び第2実施形態と異なり、上記実施形態の第1インテグレーターレンズ31の外側(外縁部)に配列された小レンズ(レンズ要素)も含めた第1インテグレーターレンズ131から光束が射出される場合について説明する。
まず、第1インテグレーターレンズ131について説明する。
図11は、外側が遮光されていない状態の第1インテグレーターレンズ131を第2インテグレーターレンズ32側から(−Y方向に)見た図である。図11においては、4灯点灯状態を示している。
図11に示すように、第1インテグレーターレンズ131は、8行8列に小レンズを配列したフライアイレンズである。第1インテグレーターレンズ131は、行方向及び列方向に分割したそれぞれが4行4列のレンズアレイからなる部分領域131a〜131dを有する。言い換えると、第1インテグレーターレンズ131は、6行6列のレンズ中央部1311の外周に、28個の小レンズが矩形環状に配列された外縁部1312を設けた構成である。すなわち、レンズ中央部1311は、上記実施形態における第1インテグレーターレンズ31に相当する領域である。
第1インテグレーターレンズ131の部分領域131a〜131dは、レンズ中央部1311(上記実施形態の第1インテグレーターレンズ31)の部分領域31a〜31dと、外縁部1312の一部とで構成されている。
すなわち、部分領域131aは、部分領域31aと、外縁部1312のうちの部分領域31aの外周に位置するL形の部分(小レンズ群)と、で構成されている。
部分領域131bは、部分領域31bと、外縁部1312のうちの部分領域31bの外周に位置するL形の部分(小レンズ群)と、で構成されている。
部分領域131cは、部分領域31cと、外縁部1312のうちの部分領域31cの外周に位置するL形の部分(小レンズ群)と、で構成されている。
部分領域131dは、部分領域31dと、外縁部1312のうちの部分領域31dの外周に位置するL形の部分(小レンズ群)と、で構成されている。
第1インテグレーターレンズ131から射出される光を遮光しない場合には、上記実施形態の第1インテグレーターレンズ31から射出される射出光束12a〜12dの外側に拡散する光も光束として利用することができる。すなわち、本実施形態において、第1インテグレーターレンズ131から射出される射出光束は、それぞれ外側に拡散する光を含んだ射出光束112a〜112dとなり、第1インテグレーターレンズ131全体として、射出光束113を射出する。射出光束113の断面形状は、4つの円形が一部重なり合うように組み合わさったクローバー形状である。
この場合、上記実施形態の射出光束12a〜12dの外側に拡散する光も利用することができるため、光の利用効率を向上できるとともに、スクリーン(不図示)上に投射される投射画像の輝度を向上できる。
次に、調光装置440について説明する。
本実施形態の調光装置440は、全開状態においては、8行8列の第1インテグレーターレンズ131全体から射出される光束が第2インテグレーターレンズ32に入射するようにし、全閉状態においては、6行6列のレンズ中央部1311から射出される光束のみが第2インテグレーターレンズ32に入射するように調光するものである。すなわち、調光装置440は、第1インテグレーターレンズ131の外縁部1312から射出される光束を調光する。
調光装置440は、第1遮光部材441と、第2遮光部材442と、第3遮光部材443と、第4遮光部材444と、第5遮光部材445と、第6遮光部材446と、第7遮光部材447と、第8遮光部材448と、を備えている。第1遮光部材441〜第8遮光部材448は、図示しない調光制御装置140に接続され、調光制御装置140の制御のもと、第1インテグレーターレンズ131から射出される光束の調光を行う。
第1遮光部材441〜第8遮光部材448は、長方形の板状部材であり、それぞれの長さ方向が第1インテグレーターレンズ131の各外形辺に沿って設けられている。第1遮光部材441〜第8遮光部材448の幅は、第1インテグレーターレンズ131の外縁部1312に含まれる小レンズの外形寸法よりも大きい。
第1遮光部材441は、第1インテグレーターレンズ131の部分領域131aにおける部分領域131bが設けられている側とは逆側(+X側)の近傍に配置されている。第2遮光部材442は、部分領域131bにおける部分領域131aが設けられている側とは逆側(−X側)の近傍に配置されている。第1遮光部材441と第2遮光部材442とは、第1インテグレーターレンズ131を図示左右方向(X軸方向)に挟んで対向する位置に設けられている。
第3遮光部材443は、第1遮光部材441の上段(+Z側)に配置され、第1インテグレーターレンズ131の部分領域131cにおける部分領域131dが設けられている側と逆側(+X側)の近傍に配置されている。第4遮光部材444は、第3遮光部材443の上段(+Z側)に配置され、部分領域131dにおける部分領域131cが設けられている側と逆側(−X側)の近傍に配置されている。第3遮光部材443と第4遮光部材444とは、第1インテグレーターレンズ131を図示左右方向(X軸方向)に挟んで対向する位置に設けられている。
第5遮光部材445は、第1インテグレーターレンズ131の部分領域131aにおける部分領域131cが設けられている側とは逆側(−Z側)の近傍に配置されている。第6遮光部材446は、部分領域131cにおける部分領域131aが設けられている側とは逆側(+Z側)の近傍に配置されている。第5遮光部材445と第6遮光部材446とは、第1インテグレーターレンズ131を図示上下方向(Z軸方向)に挟んで対向する位置に設けられている。
第7遮光部材447は、第5遮光部材445の右側(−X側)に配置され、第1インテグレーターレンズ131の部分領域131bにおける部分領域131dが設けられている側と逆側(−Z側)の近傍に配置されている。第8遮光部材448は、第6遮光部材446の右側(−X側)に配置され、部分領域131dにおける部分領域131bが設けられている側と逆側(+Z側)の近傍に配置されている。第7遮光部材447と第8遮光部材448とは、第1インテグレーターレンズ131を図示上下方向(Z軸方向)に挟んで対向する位置に設けられている。
第1遮光部材441と第5遮光部材445とは対を成す遮光部材であり、共に部分領域131aから射出される光を遮光する部材である。
第2遮光部材442と第7遮光部材447とは対を成す遮光部材であり、共に部分領域131bから射出される光を遮光する部材である。
第3遮光部材443と第6遮光部材446とは対を成す遮光部材であり、共に部分領域131cから射出される光を遮光する部材である。
第4遮光部材444と第8遮光部材448とは対を成す遮光部材であり、共に部分領域131dから射出される光を遮光する部材である。
第1遮光部材441〜第4遮光部材444は、第1インテグレーターレンズ131から射出される光束の径方向(X軸方向)にスライド移動可能である。第1遮光部材441は、スライド移動することにより、第1インテグレーターレンズ131の部分領域131aから射出される光束の左側(+X側)の外縁部の一部を遮光可能である。より詳細には、第1遮光部材441は、部分領域131aの左側(+X側)端部に配列された外縁部1312の4つの小レンズから射出される光を遮光可能である。
第2遮光部材442は、スライド移動することにより、第1インテグレーターレンズ131の部分領域131bから射出される光束の右側(−X側)の外縁部を遮光可能である。より詳細には、第2遮光部材442は、部分領域131bの右側(−X側)端部に配列された外縁部1312の4つの小レンズから射出される光を遮光可能である。
第3遮光部材443は、スライド移動することにより、第1インテグレーターレンズ131の部分領域131cから射出される光束の左側(+X側)の外縁部を遮光可能である。より詳細には、第3遮光部材443は、部分領域131cの左側(+X側)端部に配列された外縁部1312の4つの小レンズから射出される光を遮光可能である。
第4遮光部材444は、スライド移動することにより、第1インテグレーターレンズ131の部分領域131dから射出される光束の右側(−X側)の外縁部を遮光可能である。より詳細には、第4遮光部材444は、部分領域131dの右側(−X側)端部に配列された外縁部1312の4つの小レンズから射出される光を遮光可能である。
第5遮光部材445〜第8遮光部材448は、第1インテグレーターレンズ131から射出される光束の径方向であって、第1遮光部材441〜第4遮光部材444がスライド移動可能な方向と直交する方向(Z軸方向)にスライド移動可能である。第5遮光部材445は、スライド移動することにより、第1インテグレーターレンズ131の部分領域131aから射出される光束の下側(−Z側)の外縁部の一部を遮光可能である。より詳細には、第5遮光部材445は、部分領域131aの下側(−Z側)端部に配列された外縁部1312の4つの小レンズから射出される光を遮光可能である。
第6遮光部材446は、スライド移動することにより、第1インテグレーターレンズ131の部分領域131cから射出される光束の上側(+Z側)の外縁部を遮光可能である。より詳細には、第6遮光部材446は、部分領域131cの上側(+Z側)端部に配列された外縁部1312の4つの小レンズから射出される光を遮光可能である。
第7遮光部材447は、スライド移動することにより、第1インテグレーターレンズ131の部分領域131bから射出される光束の下側(−Z側)の外縁部を遮光可能である。より詳細には、第7遮光部材447は、部分領域131bの下側(−Z側)端部に配列された外縁部1312の4つの小レンズから射出される光を遮光可能である。
第8遮光部材448は、スライド移動することにより、第1インテグレーターレンズ131の部分領域131dから射出される光束の上側(+Z側)の外縁部を遮光可能である。より詳細には、第8遮光部材448は、部分領域131dの上側(+Z側)端部に配列された外縁部1312の4つの小レンズから射出される光を遮光可能である。
図10(a)に例示するように、第3遮光部材443と第6遮光部材446とが、部分領域131cに含まれる外縁部1312の一部から射出される光束を遮光することによって、部分領域131cにおける部分領域31cから射出される光束のみが調光装置440を通過し第2インテグレーターレンズ32へ入射するようになる。
同様にして、第1遮光部材441と第5遮光部材445とが部分領域131aに含まれる外縁部1312の一部から射出される光束を遮光することによって、部分領域131aにおける部分領域31aから射出される光束のみが第2インテグレーターレンズ32へ入射することとなる。第2遮光部材442と第7遮光部材447とが部分領域131bに含まれる外縁部1312の一部から射出される光束を遮光することによって、部分領域131bにおける部分領域31bから射出される光束のみが第2インテグレーターレンズ32へ入射することとなる。第4遮光部材444と第8遮光部材448とが部分領域131dに含まれる外縁部1312の一部から射出される光束を遮光することによって、部分領域131dにおける部分領域31dから射出される光束のみが第2インテグレーターレンズ32へ入射することとなる。
上記構成を備えた本実施形態の調光装置440によれば、図10(a)に示すように、光源10a〜10dが、例えば、1灯点灯状態である場合にも、照度むらをより一層抑制できる。以下、詳細に説明する。
図12は、1灯点灯状態における第1インテグレーターレンズ131を示す図である。図12においては、光源10cのみが点灯している状態を示している。
図12に示すように、例えば、1灯点灯状態では、射出光束12cの外側に拡散する光のうち、部分領域31a側(−Z側)の外縁部、及び部分領域31d側(−X側)の外縁部へ入射する光は、導光光学系20によって外縁部まで導光されないため、第1インテグレーターレンズ131の中心寄りが明るく、外側が暗い分布となる。その結果、部分領域131cから射出される光束の断面形状が非対称となり、照度むらが生じてしまう。
上記の問題に対して、本実施形態によれば、調光装置440によって第1インテグレーターレンズ131から射出される光束を部分的に遮光することで、射出される光束の非対称性を解消できる。図10(a)では、光源10cのみが点灯しており、光源10a,10b,10dは点灯していない場合を示している。この場合に、図示しない調光制御装置140は、1灯点灯状態の検出情報に基づいて、以下の調光動作を実行する。
調光制御装置140は、図10(a)に示すように、部分領域131c(光源10cの光束が入射する領域)に対応する第3遮光部材443及び第6遮光部材446を内側へスライド移動させ、部分領域131cの左側(+X側)の端部に配列された外縁部1312の4つの小レンズに対向する位置に第3遮光部材443を配置し、部分領域131cの上側(+Z側)の端部に配列された外縁部1312の4つの小レンズに対向する位置に第6遮光部材446を配置する。
他の遮光部材は、第1インテグレーターレンズ131の外側に位置するように配置されてもよいし、第3遮光部材443及び第6遮光部材446と同様にして、内側へとスライド移動した位置に配置されてもよい。図10(a)においては、他の遮光部材は、第1インテグレーターレンズ131の外側に位置するように配置されている。
これにより、部分領域131cから射出された光束の断面形状が対称となり、重畳レンズ34に入射する光束が対称性を有する形状となる。したがって、本実施形態によれば、照度むらが生じることが抑制される。
なお、図11に示すような4灯点灯状態においても、各射出光束112a〜112dの一部の外縁部に入射する光が、導光光学系20によって外縁部まで導光されないため、各射出光束112a〜112dのそれぞれの断面形状は、非対称となる。しかし、4灯点灯状態においては、各射出光束112a〜112dは、互いに非対称性を相殺し合うため、照度むらが生じない。
<2灯点灯状態における調光動作>
本実施形態の調光装置440によれば、図13に示すような2灯点灯状態においても、射出される光束の非対称性を解消することができる。図13においては、光源10b,10dが点灯しており、光源10a,10cが点灯していない場合を示している。
図13に示すような2灯点灯状態においては、射出光束112b,112dを重ね合わせた際に、光束の形状が図示上下方向(Z軸方向)に対して非線対称であり、第1インテグレーターレンズ131から射出された光束の形状は対称性を有しない。
このような場合においては、図示しない調光制御装置140は、2灯点灯状態の検出情報に基づいて、以下の調光動作を実行する。
調光制御装置140は、部分領域131b(光源10bの光束が入射する領域)に対応する第2遮光部材442を内側へスライド移動させ、第2遮光部材442を部分領域131bの右側(−X側)の端部に配列された外縁部1312の4つの小レンズの前面に配置する。また、調光制御装置140は、部分領域131d(光源10dの光束が入射する領域)に対応する第4遮光部材444を内側へスライド移動させ、第4遮光部材444を部分領域131dの右側(−X側)の端部に配列された外縁部1312の4つの小レンズの前面に配置する。
他の遮光部材は、第1インテグレーターレンズ131の外側に位置するように配置されてもよいし、内側にスライド移動した位置に配置されてもよい。例えば、図13においては、他の遮光部材は、第1インテグレーターレンズ131の外側に位置するように配置されている。
これにより、部分領域131b,131dから射出された射出光束112b,112cの断面形状が、図示上下方向(Z軸方向)に対して線対称となり、その結果、第1インテグレーターレンズ131から射出された光束の形状が対称性を有することとなる。したがって、上記のように遮光部材を配置することで、照度むらが生じることが抑制される。
また、本実施形態においては、調光動作の実行有無にかかわらず、射出光束112b,112dを重ね合わせた際に、光束の形状が図示左右方向(X軸方向)に対して線対称である。そのため、射出光束112bの下側(−Z側)の外縁部と、射出光束112dの上側(+Z側)の外縁部とから射出される光は、遮光する必要がない。その結果、第1実施形態、及び第2実施形態の第1インテグレーターレンズ31の外縁部が全て遮光されていた場合に比べて、プロジェクターから投射される投射画像の輝度を向上することができる。
なお、上記の説明においては、1灯点灯状態、及び2灯点灯状態について説明したが、本実施形態によれば、例えば、3灯点灯状態においても重畳レンズ34に入射する光束が対称性を有する形状となるように、調光することができる。
(第4実施形態)
図14(a),(b)は、第4実施形態に係るプロジェクターの要部を示す図である。
第4実施形態のプロジェクターは、第2実施形態の構成に加えて、図14(a),(b)に示す調光装置540を備えている。本実施形態の調光装置540は、第3実施形態の調光装置440から第1遮光部材441〜第4遮光部材444を省略したものである。調光装置540は、光源10a〜10dの点灯状態のみに基づいて、調光を行う装置である。
また、第4実施形態においては、第3実施形態と同様に、外縁部1312から射出された光も照明光として用いる形態について示す。
調光装置540は、第5遮光部材545と、第6遮光部材546と、第7遮光部材547と、第8遮光部材548と、を備えている。第5遮光部材545〜第8遮光部材548は、図示しない調光制御装置140に接続され、調光制御装置140の制御のもと、調光動作を行う。
第5遮光部材545は、第3実施形態における第5遮光部材445と同様である。第6遮光部材546は、第3実施形態における第6遮光部材446と同様である。第7遮光部材547は、第3実施形態における第7遮光部材447と同様である。第8遮光部材548は、第3実施形態における第8遮光部材448と同様である。
図14(b)に示すように、第6遮光部材546、及び第8遮光部材548は、調光装置40Aよりも第2インテグレーターレンズ32側(+Y側)に設けられている。第5遮光部材545、及び第7遮光部材547についても同様である。
本実施形態においては、調光装置40Aにおける第1遮光板141a〜144aは、第1インテグレーターレンズ131の外縁部1312を遮光する遮光部材としても機能する。すなわち、調光装置40Aの第1遮光板141a〜144aは、第3実施形態における第1遮光部材441〜第4遮光部材444と同様の調光機能を兼ね備えている。
これにより、本実施形態においては、第3実施形態において説明した光源の点灯状態のみに基づいて、第1インテグレーターレンズ131の外縁部1312から射出される光束を遮光する調光動作と、第1実施形態及び第2実施形態において説明した光源の点灯状態及び表示画像の画像データに基づいた調光動作と、の両方の調光動作を行うことができる。
光源の点灯状態のみに基づいて行われる調光動作においては、調光装置40Aにおける第1遮光板、及び調光装置540を用いて、第3実施形態と同様に、重畳レンズ34に入射する光束が対称性を有する形状となるように、外縁部1312から射出される光束を遮光する。
一方、光源の点灯状態及び表示画像の画像データに基づいた調光動作においては、まず、第1インテグレーターレンズ131の外縁部1312から射出される光束を遮光した後、第1実施形態及び第2実施形態と同様に、調光装置40Aの第2遮光板を回転させて調光動作を行う。これは、外縁部1312から光束が射出される状態においては、第2遮光板を回転させることのみによっては、第1インテグレーターレンズ131から射出される光束を完全に遮光することができないためである。以下、光源の点灯状態及び表示画像の画像データに基づいた調光動作について詳細に説明する。
<4灯点灯状態における調光動作>
本実施形態のプロジェクターにおいて、図14(a)に示す4灯点灯状態で調光を行う場合、図示しない調光制御装置140は、4灯点灯状態の検出情報、及び表示画像の画像データに基づいて、以下の調光動作を実行する。
まず、調光制御装置140は、第1遮光部材141〜第4遮光部材144の第1遮光板141a〜144a、及び第5遮光部材545〜第8遮光部材548を内側にスライド移動させ、それぞれ対応する外縁部1312の小レンズに対向する位置に配置する。これにより、外縁部1312から射出される光束が遮光され、第1インテグレーターレンズ131から射出された光束は、6行6列の小レンズで構成されたレンズ中央部1311からのみ光束が射出される状態となる。
次に、調光制御装置140は、上記の配置状態において、第2遮光板141b,142b,143b,144bを回転させて、射出光束12a,12b,12c,12dの一部又は全部を遮光する。このとき、調光制御装置140は、対を成す第2遮光板141b,142bが射出光束12a,12bを均等に遮光するように、すなわち、第2遮光板141b,142bを、それらの回転角度が略同等となるように対称に動作させる。これにより、第2遮光板141b,142bによって部分的に遮光されるレンズ要素から射出される光束の非対称性が相殺され、照度むらが生じることが抑制される。
また、調光制御装置140は、対を成す第2遮光板143b,144bが射出光束12c,12dを均等に遮光するように、すなわち、第2遮光板143b,144bを、それらの回転角度が略同等となるように対称に動作させる。これにより、第2遮光板143b,144bによって部分的に遮光されるレンズ要素から射出される光束の非対称性が相殺され、照度むらが生じることが抑制される。
<3灯点灯状態における調光動作>
図15は、3灯点灯状態の第1インテグレーターレンズ131を示す図である。図15においては、光源10a,10b,10dが点灯しており、光源10cが点灯していない場合を示している。この場合においては、調光制御装置140は、3灯点灯状態の検出情報、及び表示画像の画像データに基づいて、以下の調光動作を実行する。
まず、調光制御装置140は、上述の4灯点灯状態における動作と同様に、第1遮光部材141〜第4遮光部材144の第1遮光板141a〜144a、及び第5遮光部材545〜第8遮光部材548を内側にスライド移動させ、それぞれ対応する外縁部1312の小レンズに対向する位置に配置する。そして、調光制御装置140は、3灯点灯状態の検出情報に基づいて、さらに第3遮光部材143の第1遮光板143aを内側にスライド移動させ、点灯していない光源10cに対応する部分領域131cに対向する位置に配置する。
次に、調光制御装置140は、調光装置40Aの第2遮光板141b〜144bを図7(a)に示した場合と同様にして制御し、調光動作を行う。これにより、重畳レンズ34に入射する光束が対称性を有する形状となり、照度むらが生じることが抑制される。
<1灯点灯状態における調光動作>
図16は、1灯点灯状態の第1インテグレーターレンズ131を示す図である。図16においては、光源10cが点灯しており、光源10a,10b,10dが点灯していない場合を示している。この場合においては、図示しない調光制御装置140は、1灯点灯状態の検出情報、及び表示画像の画像データに基づいて、以下の調光動作を実行する。
まず、調光制御装置140は、上述の4灯点灯状態及び3灯点灯状態における動作と同様に、第1遮光部材141〜第4遮光部材144の第1遮光板141a〜144a、及び第5遮光部材545〜第8遮光部材548を内側にスライド移動させ、それぞれ対応する外縁部1312の小レンズに対向する位置に配置する。そして、調光制御装置140は、1灯点灯状態の検出情報に基づいて、さらに第4遮光部材144の第1遮光板144aを内側にスライド移動させ、点灯していない光源10dに対応する部分領域131dに対向する位置に配置する。
次に、調光制御装置140は、第2遮光板143b,144bを回転させて、射出光束12cの一部又は全部を遮光する。このとき、調光制御装置140は、対を成す第2遮光板143b,144bが射出光束12cを均等に遮光するように、すなわち、第2遮光板143b,144bを、それらの回転角度が略同等となるように対称に動作させる。これにより、第2遮光板143b,144bにより部分的に遮光されるレンズ要素から射出される光束の非対称性が相殺され、照度むらが生じることが抑制される。
なお、本実施形態においては、表示画像の画像データに基づく調光動作を行う場合に、まず外縁部1312から射出される光束を遮光した後、第2遮光板を用いた調光動作を行うものとしたが、これに限られない。本実施形態においては、例えば、第1遮光部材141〜第4遮光部材144の第1遮光板、及び第5遮光部材545〜第8遮光部材548が、第1インテグレーターレンズ131の外側にある状態において、第1遮光部材141〜第4遮光部材144の第2遮光板141b〜144bを回転させて、第1インテグレーターレンズ131から射出される光束の調光動作を行ってもよい。また、この場合においては、合わせて第5遮光部材545〜第8遮光部材548のスライド移動を制御し、第1インテグレーターレンズ131の全体から光束が射出される状態から、第1インテグレーターレンズ131から射出される光束が完全に遮光された状態までを、表示画像の画像データに基づいて制御してもよい。
また、上記各実施形態では、調光装置が第1インテグレーターレンズと第2インテグレーターレンズとの間に設けられた構成について説明したが、これに限られない。調光装置が設けられる位置は、光源10a〜10dと重畳レンズ34との間における光路上である範囲において、特に限定されず、例えば、導光光学系20と第1インテグレーターレンズ31,131との間における光路上であってもよいし、第2インテグレーターレンズ32と重畳レンズ34との間における光路上であってもよい。調光装置が導光光学系20と第1インテグレーターレンズ31,131との間の光路上に設けられる場合、調光時において、第1インテグレーターレンズ31,131に調光装置によって遮光された光が入射する。
また、上記各実施形態では、一対の遮光部材(第1遮光部材41と第2遮光部材42、第1遮光部材141と第2遮光部材142、第3遮光部材143と第4遮光部材144)が、図示左右方向(X軸方向)において線対称に光束を遮光することとしたが、これに限られない。例えば、一対の遮光部材を第1インテグレーターレンズ31,131の図示上方及び下方に配置し、図示上下方向において光束を対称に遮光する構成としてもよい。
また、上記各実施形態では、透過型のプロジェクターに本発明を適用した場合の例について説明したが、本発明は、反射型のプロジェクターにも適用することも可能である。ここで、「透過型」とは、液晶パネル等を含む液晶ライトバルブが光を透過するタイプであることを意味する。「反射型」とは、液晶ライトバルブが光を反射するタイプであることを意味する。なお、光変調装置は液晶パネル等に限られず、例えばマイクロミラーを用いた光変調装置であってもよい。
また、上記各実施形態では、3つの液晶パネル(液晶ライトバルブ61〜63)を用いたプロジェクター100の例のみを挙げたが、本発明は、1つの液晶パネルのみを用いたプロジェクター、4つ以上の液晶パネルを用いたプロジェクターにも適用可能である。
本発明は、投射画像を観察する側から投射するフロント投射型プロジェクターに適用する場合にも、投射画像を観察する側とは反対の側から投射するリア投射型プロジェクターに適用する場合にも、適用することができる。
上記各実施形態においては、本発明の光源装置をプロジェクターに適用した例について説明したが、これに限らない。例えば、本発明の光源装置を他の光学機器(例えば、自動車のヘッドランプ、照明機器等)に適用することも可能である。
10…照明装置、10a,10b,10c,10d…光源、12a,12b,12c,12d…射出光束、20…導光光学系、30…インテグレーター光学系、31,131…第1インテグレーターレンズ(インテグレーターレンズ)、31a,31b,31c,31d,131a,131b,131c,131d…部分領域、34…重畳レンズ、40,40A,440,540…調光装置、41a,42a,141a,142a,143a,144a,241a,242a…第1遮光板、41b,42b,141b,142b,143b,144b,241b,242b…第2遮光板、61,62,63…液晶ライトバルブ(光変調装置)、70…投射光学系、100…プロジェクター、140…調光制御装置(制御装置)、1312…外縁部

Claims (11)

  1. 複数の光源と、
    インテグレーターレンズと前記インテグレーターレンズから射出された光を重畳する重畳レンズとを含むインテグレーター光学系と、
    各々の前記光源から射出された光を前記インテグレーターレンズの部分領域に導くことにより前記インテグレーターレンズの全体領域を照射する導光光学系と、
    前記光源と前記重畳レンズとの間における前記光源から射出される光の光路上に設けられた調光装置と、
    前記インテグレーター光学系から射出される光を変調する光変調装置と、
    前記光変調装置により変調された光を投射する投射光学系と、
    を備え、
    前記調光装置は、前記インテグレーターレンズ上に前記部分領域が複数並ぶ一の方向において前記光路を挟んで対向する一対の遮光部材と、前記遮光部材を前記光路に対して進退させる制御装置とを有しており、
    前記制御装置は、複数の前記光源の点灯及び非点灯状態に応じて、前記重畳レンズに入射する光束が対称性を有する形状となるように、前記光路に対して一対の前記遮光部材を進退させることを特徴とするプロジェクター。
  2. 前記制御装置は、一対の前記遮光部材の各々が前記光源から射出される光束を均等に遮光するように、前記光路に対して一対の前記遮光部材を進退させる、請求項1に記載のプロジェクター。
  3. 各々の前記遮光部材は、前記遮光部材同士が対向する方向において自身から最も離れた位置の前記部分領域から射出される光束の少なくとも一部を遮光可能である、請求項1に記載のプロジェクター。
  4. 前記遮光部材は、前記光源から射出される光束の外縁部の一部を遮光する、請求項1から3のいずれか一項に記載のプロジェクター。
  5. 前記光源を4つ以上備え、前記インテグレーターレンズ上には前記部分領域が行方向及び列方向にそれぞれ複数配置されており、
    前記調光装置は、前記行ごとに、前記行方向に配列された複数の前記部分領域に対応する一対の前記遮光部材を有する、
    請求項1から4のいずれか一項に記載のプロジェクター。
  6. 前記制御装置は、前記遮光部材をスライド移動させるスライド機構を有する、請求項1から5のいずれか一項に記載のプロジェクター。
  7. 前記遮光部材は、前記スライド機構に接続された第1遮光板と、前記第1遮光板に回転機構又はスライド機構を介して連結された第2遮光板とを有する、請求項6に記載のプロジェクター。
  8. 複数の光源と、
    インテグレーターレンズと前記インテグレーターレンズから射出された光を重畳する重畳レンズとを含むインテグレーター光学系と、
    各々の前記光源から射出された光を前記インテグレーターレンズの部分領域に導くことにより前記インテグレーターレンズの全体領域を照射する導光光学系と、
    前記光源と前記重畳レンズとの間における前記光源から射出される光の光路上に設けられた調光装置と、
    を備え、
    前記調光装置は、前記インテグレーターレンズ上に前記部分領域が複数並ぶ一の方向において前記光路を挟んで対向する一対の遮光部材と、前記遮光部材を前記光路に対して進退させる制御装置とを有しており、
    前記制御装置は、複数の前記光源の点灯及び非点灯状態に応じて、前記重畳レンズに入射する光束が対称性を有する形状となるように、前記光路に対して一対の前記遮光部材を進退させることを特徴とする照明装置。
  9. 前記制御装置は、一対の前記遮光部材の各々が前記光源から射出される光束を均等に遮光するように、前記光路に対して一対の前記遮光部材を進退させる、請求項8に記載の照明装置。
  10. 各々の前記遮光部材は、前記遮光部材同士が対向する方向において自身から最も離れた位置の前記部分領域から射出される光束の少なくとも一部を遮光可能である、請求項8に記載の照明装置。
  11. 前記遮光部材は、前記光源から射出される光束の外縁部の一部を遮光する、請求項8から10のいずれか一項に記載の照明装置。
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