JP2014208531A - 折り畳み自転車の駐輪兼移動用補助輪 - Google Patents

Abstract

【課題】折り畳み自転車の走行性能と携帯性を両立するには、比較的大きな車輪を用いて且つ重量の増加を抑えるために高度な加工技術と軽量で剛性の高い材料が不可欠ですが、どちらも高価でコストの上昇が問題である。
【解決手段】駐輪兼移動用の２種類の補助輪を折り畳み自転車のシートチューブやシートポストまたはサドルの後部やその周辺に取り付けて、前後２つ折りにした折り畳み自転車を更に９０度倒立させれば安定した自立を保て、縦方向に空いたスペースを有効利用出来るので駐輪スペースや保管場所を節約し、そのまま持ち上げずに転がして運べる。
【選択図】図２

Description

本発明は、折り畳んだ折り畳み自転車を更に９０度倒立させて、そのまま持ち上げずに片手で転がして運ぶことを可能にした２種類の補助輪に関するものである。

折り畳み自転車は折り畳めば駐輪スペースや保管場所を節約できて便利である。また、折り畳み自転車と公共交通機関を併用すれば地球温暖化対策の切り札になると期待されています。

しかし、残念ながら自転車としての機能が十分で且つ通勤時間帯の公共交通機関へ持ち込んでも支障のない折り畳み自転車は未だに登場していません。

なぜならば折り畳み自転車の携帯性を重視して車輪を極端に小さくすると大きい車輪に比べて慣性モーメントが小さく長距離走行に不向きで段差等の登坂能力も低く走行性能が著しく低下します。また、走行性能を重視して比較的大きな車輪を用いて公共交通機関に持ち込んでも支障ないサイズにするには複雑に幾重にも折り畳むことになるが、折り畳み箇所は剛性が低下するので補強を余儀なくされ重量が増して益々走行性能と携帯性が悪化するパラドックスがあるからです。

走行性能と軽量化を両立するために比較的大きな車輪を用いて折り畳み箇所を少なくするとコンパクトさに欠け携帯性が悪化してしまう。

この改善策として、高度な加工技術と軽量で剛性の高い材料を多用して折り畳み箇所が多くても軽量で携帯性と走行性能の良い折り畳み自転車を製造する方法もあるが、どちらも高単価で製造コストの増加が問題である。

折り畳んだ折り畳み自転車を駐輪する場合や引いて移動する場合は、自転車本来の車輪を利用するか自転車本来の車輪に補助輪をプラスするのが一般的です。また、自転車の天地を変換したら自転車本来の車輪が利用出来なくなるので、誰も折り畳んだ折り畳み自転車の天地を変換して、駐輪や引いて移動しようとしなかった。

弱点である折り畳み箇所を少なくし且つ走行性能を重要視して比較的大きな車輪を用いた折り畳み自転車は、コンパクトさに欠けて携帯性が悪く移動も煩わしい点である。

本発明は、折り畳み自転車のシートチューブやシートポストまたはサドルの後部やその周辺に取り付けて前後２つ折りにした自転車を更に９０度倒立させて縦方向に空いたスペースを有効利用して駐輪スペースや保管場所を節約し且つそのまま持ち上げずに片手で転がして運ぶことを可能にした２種類の補助輪が特徴です。

本発明の２種類の補助輪は、折り畳み自転車の欠点である折り畳み箇所を増やさずに縦方向に空いたスペースを有効利用して駐輪スペースや保管場所を節約し通勤時間帯の公共交通機関へ支障なく持ち込めるようにして、移動するときもそのまま持ち上げずに片手で転がして運ぶことを可能にした。また、高度な加工技術や高価な材料等のコストを掛けずに走行性能の高い自転車の製造を可能にした。

折り畳み自転車の駐輪兼移動用補助輪の実施方法を示した説明図である。 折り畳み自転車の駐輪兼移動用補助輪の実施方法を示した説明図である。

折り畳み箇所を増やさずに比較的大きな車輪を用いても駐輪スペースや保管場所を節約するという目的を、高度な加工技術も高価な材料も多用しないで、製造コストを抑えて実現した。

図１は、本発明装置の１と２実施例の立面図であって、図２は、折り畳んだ折り畳み自転車を更に９０度倒立させる本発明装置１と２実施例の立面図である。

駐輪兼移動用補助輪Ｂ２はメインフレーム３とリアフレーム４の連結機構を兼ねているので駐輪兼移動用補助輪Ｂ２のロックを解除するとリアフレーム４が折り畳み支点１１を中心に縦に回転してメインフレーム３の下に格納される。駐輪兼移用補助輪Ａ１はクイックリリース機能を兼ねているので緩めるとシートポスト９をシートチューブ１０の中へ落とし込める。本発明は２つ折りにした折り畳み自転車の駐輪兼移動用補助輪の実施方法にあるので、フロントホイール５の折り畳み方の説明と図２への表示は省略する。

一般的な折り畳み自転車の全長はおよそ１５０ｃｍ位なので前後２つ折りにする折り畳み自転車の折り畳みサイズはおよそＷ７５×Ｈ５５×Ｄ３５なので横長過ぎる。コンパスの様に前後２つ折りにする折り畳み自転車の折り畳みサイズはおよそＷ５５×Ｈ１１０×Ｄ３５なので縦長過ぎる。

本発明は前後２つ折りにした折り畳み自転車を更に９０度倒立させるため、折り畳みサイズをおよそＷ７５×Ｈ５５×Ｄ３５からおよそＷ５５×Ｈ７５×Ｄ３５に変換できるので縦方向に空いたスペースを有効利用して駐輪スペースや保管場所を節約できる。また、コンパスの様に前後２つ折りにする折り畳み自転車の折り畳みサイズおよそＷ５５×Ｈ１１０×Ｄ３５ほど縦の比が大き過ぎないので安定した自立が保てます。

本発明の前後２つ折りにした折り畳み自転車を更に９０度倒立させた折り畳みサイズおよそＷ５５×Ｈ７５×Ｄ３５のＷ５５は成人の肩幅と同じくらいでＨ７５は成人が手を下げた位置に近いので腰を屈めずにメインフレーム３やハンドル８に手が届きスムーズに押して移動できます。

図２の前後２つ折りにして更に９０度倒立させた折り畳み自転車の占有面積は、直立した成人の占有面積の近似値なので公共の交通機関へ支障なく持ち込める。だから折り畳み自転車と公共の交通機関を併用したエコロジーな通勤通学を実現します。

１ 駐輪兼移動用補助輪Ａ ９ シートポスト
２ 駐輪兼移動用補助輪Ｂ １０ シートチューブ
３ メインフレーム １１ 折り畳み支点
４ リアフレーム
５ フロントホイール
６ リアホイール
７ サドル
８ ハンドル

Claims (1)

1. 折り畳み自転車のシートチューブやシートポストまたはサドルの後部やその周辺に取り付けて折り畳んだ自転車を更に９０度倒立させ縦方向に空いたスペースを有効利用して駐輪スペースや保管場所の節約を図りそのまま持ち上げずに片手でも転がして運ぶことを可能にする２種類の補助輪。

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