JP2014208300A - コンピュータ断層像撮影装置 - Google Patents

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JP2014208300A
JP2014208300A JP2014143689A JP2014143689A JP2014208300A JP 2014208300 A JP2014208300 A JP 2014208300A JP 2014143689 A JP2014143689 A JP 2014143689A JP 2014143689 A JP2014143689 A JP 2014143689A JP 2014208300 A JP2014208300 A JP 2014208300A
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Abstract

【課題】簡単な構成でアーチファクトがない断層像をリアルタイムで実現するコンピュータ断層像撮影装置を提供する。【解決手段】X線源に対して被検体を挟んで前記被検体への投影方向を周期的に変化させながら前記被検体の投影データを順次収集する投影データ収集手段と、この投影データ収集手段により収集されたファンビーム投影データをバックプロジェクションすることにより、予め設定された所定範囲毎の部分画像データを生成する部分画像生成手段と、前記部分画像データのうちの少なくとも複数に対して互いに異なる係数を乗算して不連続な重み付けを行う重み付け手段と、前記重み付け手段で重み付けされた部分画像データを含む複数の部分画像データに基づいて前記被検体の断層像を生成する断層像生成手段と、前記重み付け手段による前記部分画像データに対する重み付けの係数を変更する重み付け変更手段とを備えて構成する。【選択図】図1

Description

本発明は、X線源の回転に伴って断層像を得るときに、投影データの差分を求めないで
、瞬時に断層像を得ると共にコンピュータの負荷を低減させることができるコンピュータ
断層像撮影装置に関する。
CT装置による医用画像は、被写体としての人体に直交する方向から爆射されたX線ビ
ームの透過量を画像化物理量として対向する多数のX線検出素子により検出し、A/D変
換後、データ処理装置において画像再構成して得ている。
具体的には、X線ビームは多数個の検出素子で一度に検出され、該検出毎に、X線管及
びそれと対向する検出器からな収集システムが所定度ずつ回転する。
このとき、図12に示すように各方向から計測されたデータ(投影データ)はX線ビー
ムが人体各面を透過した際の組織毎の放射線吸収計数値の分布図(図11の(a))とし
て求められ、これを各方向から逆投影して(図11の(b))二次元画像としてのX線C
Tの断層像を得る。
このような再構成を行うX線CT装置は多数出願されている。例えば、特開平9−47
449号公報のX線CT装置においては、スキャン動作により順次得られた投影データ群
の内、最初と最後に同一角度位置(以下総称して隣接部ともいう)で重なり合う1画像分
の投影データを用い、この重なり合う部分に所定の重み付けを行い、この投影データと前
回の断層画像データに対応する重み付けされた投影データの内、同一の投影データを除く
投影データの差分を求め、この差分のみをコンボリューション及びバックプロジェクショ
ンを行って再構成し、前回の断層画像データに加算して1つの断層画像データを作成する
この作成の方法を図13を用いて説明する。図13においては、一回転を6等分した場
合の例を示したものであり、投影データAiの投影データA1,A2,A3,A4は動画
の断層画像データを作成するために最初と最後の部分に重み付けされた投影データを示し
ている。これらの図を用いてCT透視の場合の動作を説明する。
まず、投影データAiを順次読み込み、最初と最後に同一角度位置で重なり合う1画像
分の投影データA1(図13に示す例では番号11〜17の投影データ)を用い、この重
なり合う部分に所定の重み付けを行う。
例えば、図13に示すように投影データの最初の部分については重み付け係数を増やし
ていくように重み付けを行い、投影データの最後の部分について重み付け係数を減らして
いくように重み付けを行う。
その後、最初の1画像(1回転目)めについては、この重み付けされた投影データ全て
についてコンボリューション及びバックプロジェクションを行って再構成して断層画像デ
ータを作成する。
次いで、2画像(2回転目)めに対応する投影データを順次読み込み、最初と最後に同
一角度位置で重なり合う1画像分の投影データA2(図13に示す例では番号12〜18
の投影データ)を用い、この重なり合う部分に所定の重み付けを行う。
その後、2画像めに対応する投影データが読み込まれると、この重み付けされた投影デ
ータA2と、前回に重み付けされた投影データA1の内、同一の投影データを除く投影デ
ータの差分を求める。
即ち、図13においては、
(前回の投影データに無くて今回の投影データに有る部分A)−(前回の投影データに
有って今回の投影データに無い部分B)
を求める。
そして、差分が求められると、この差分のみについてコンボリューション及びバックプ
ロジェクションを行って再構成し、前回の断層画像データに加算して1つの断層画像デー
タを作成する。この断層画像データは、前記差分のみの再構成処理時間であるにも拘らず
、投影データA2全体を再構成したものとほぼ同一のものとなる。
このように、従来のX線CT装置では、最初と最後に同一角度位置で重なり合う1画像
分の投影データを用い、この重なり合う部分に所定の重み付けを行い、この投影データと
、前回重み付けされた投影データの内、同一の投影データを除く投影データの差分を求め
、この差分のみをコンボリューション及びバックプロジェクションを行って再構成し、前
記前回の断層画像データに加算して1つの断層画像データを作成することによって回転に
伴うアーチファクトを押さえた断層画像を画面に表示するようにしている。
すなわち、再構成されたデータに対して必要な部分のみ(前の回転による断層画像と重
なる部分のデータ)を切り出し、もう一度、所定時間ずれた今回の画像データに対して重
み付けを行って再度再構成を行い、相違する部分のデータについては差分を求め、この差
分に対してコンボリューション及びバックプロジェクションを行って再構成している。
しかしながら、従来は所定角度範囲毎に、所定時間ずれた今回の投影データと前回の投
影データとの差分を求める処理を行い、次に求めた差分に対してコンボリューション、バ
ックプロジェクションを行って再構成する処理を行い、この再構成データを前回の断層画
像データに加算する処理を行っている。すなわち、所定角度範囲毎に差分化した後に重み
係数を乗じて逆投影して再構成データを得るアルゴリズムにされている。
このため、隣接部の再構成データを得るには、所定角度範囲毎に前回の投影データと今
回の投影データと比較して共通な部分を見つけ、この共通な投影データに対して、もう一
度、所定時間ずれた今回の投影データに対して重み付けを行って再度再構成を行った後に
、相違する部分のデータを見つけて、その差分を求め、この差分に対してコンボリューシ
ョン及びバックプロジェクションを行って再構成して得られた隣接部の断層画像と共通部
分の断層画像を加算した1回転当たりの断層画像を得ることによって連続的に表示してい
る。
すなわち、隣接部においては、所定角度範囲毎に、今回のと前回の共通な部分を見つけ
るための処理と、この共通な投影データに対して、もう一度、所定時間ずれた今回の投影
データに対して重み付けを行って再度再構成を行う処理と、相違する部分のデータについ
ては差分を求める処理が必要である。
従って、角度毎に、前述の各処理を行うための複数の処理系を備えなければならないの
で、リアルタイムの断層画像を得るための画像処理系が複雑になり、結果として過負荷状
態となるという課題があった。
また、高速処理してリアルタイムの断層画像を得るためには、角度毎に前述の差分を求
める処理系を複数備えてなければならないので大型になるという課題があった。
本発明は以上の課題を解決するためになされたもので、簡単な構成でアーチファクトが
ない断層像をリアルタイムで実現するコンピュータ断層像撮影装置を得ることを目的とす
る。
本発明のコンピュータ断層像撮影装置は、X線源に対して被検体を挟んで前記被検体へ
の投影方向を周期的に変化させながら前記被検体の投影データを順次収集する投影データ
収集手段と、この投影データ収集手段により収集された投影データに基づいて、予め設定
された所定範囲毎の部分画像データを生成する部分画像生成手段と、前記部分画像生成手
段で生成された複数の部分画像データに基づいて前記被検体の断層像を生成する断層像生
成手段と、前記部分画像データに対して所定の重み付けを行う重み付け手段と、前記重み
付け手段による前記部分画像データに対する重み付けの係数を変更する重み付け変更手段
とを有することを要旨とする。
本発明のコンピュータ断層撮影装置によれば、装置の構成が簡単でかつリアルタイムで
精度の高い断層像を得ることができるという効果が得られる。
本実施の形態1のコンピュータ断層像撮影装置の概略構成図である。 本実施の形態1のコンピュータ断層像撮影装置の再構成の概念を説明する説明図である。 本実施の形態1の動作を説明するフローチャートである。 本実施の形態1の再構成を図示化した説明図である。 本実施の形態2のコンピュータ断層像撮影装置の概略構成図である。 本実施の形態2の再構成を図示化した説明図である。 実施の形態2の概念を説明する説明図である。 本実施の形態1、2の問題を説明する説明図である。 実施の形態3の方式を説明する説明図である。 実施の形態3のコンピュータ断層像撮影装置の概略構成図である。 実施の形態3の動作を説明する説明図である。 従来のX線CT装置の再構成を説明する説明図である。 従来の特開平9ー47449号公報のX線CT装置を説明する説明図である。
<実施の形態1>
図1は本実施の形態のX線CTの画像再構成装置の概略構成図である。図1のX線CT
装置10は、被検出体11を介してX線源12と検出器13とを対向させながら回転する
ガントリ14とからなるCT本体部15と、X線源12の回転ピッチの角度Δαi毎のX
線強度データに基づく投影データ(m:回転数、ψ、θ回転角度)を順次収集して回転単
位当たりの投影データ群Aiを得るデータ収集装置16(DAS)と、データ収集装置1
6からの投影データ群Aiと前回の投影データ群Aiとのそれぞれの変化分に対して逆投
影を行って得た逆投影データ群に前回の再構成データ群を加算したデータ群(以下仮想再
構成データ群という)から初めの回転範囲の所定数の第1の仮想再構成データ、次回の共
通部分となる複数の第2の仮想再構成データと、終わりの回転範囲の所定数の第3の仮想
再構成データとを抽出し、これらの仮想再構成データに投影データに対応する重み係数を
乗じて回転単位の断層画像である再構成データ群Biを得る再構成装置17とを備える。
この再構成装置17は、データ収集装置16からの投影データ(m、ψ、θ)が2回転
目以後の投影データ(m、ψ、θ)で、かつ回転角度範囲が初期の回転範囲の回転ピッチ
角度(例えば0度〜30度)又は終わりの回転範囲の回転ピッチ角度(例えば330度〜
360度)(以下総称して隣接角度という)のときは、その隣接角度の投影データ(m、
ψ、θ)に対しては投影データの差分を求めないで、予め記憶されている前回の隣接角度
の第1、2の仮想再構成データに、隣接角度に対応する重み係数(第1、第3の重み係数
)を乗じる。
すなわち、コンボリューション、バックプロジェクションを行って、重み係数を乗じた
今回の隣接部の再構成データ(第1、第3の再構成データ)を生成すると共に、予め生成
されている前回の共通部分の仮想再構成データ(第2の仮想再構成データ)に最大の重み
係数(第3の重み係数)を乗算した今回の共通部の再構成データ(第2の再構成データ)
を生成し、これらを合成して1回転当たりの今回の再構成データを得て、これを断層画像
として表示させている。
すなわち、本実施の再構成装置17は、被検体の移動(Z軸方向)及びガントリ14を
回転させながら、隣接角度に対しては、予め生成されているその隣接角度の仮想再構成デ
ータ(第1、第3の仮想再構成データ)を得るようにしてコンピュータが過負荷状態にな
らないようにされている。
この再構成装置17は、図1に示すように、重み関数テーブル18と、回転数判定部1
9と、回転角度判定部20と、画像仮再構成部21(部分画像生成部ともいう)と、隣接
部再構成部24と、共通部再構成部25と、合成部26とを備えている。
重み関数テーブル18は、図1に示すようにガントリ14(X線源12)の回転角度θ
i毎に重み係数ωiが対応づけられて記憶されている。
すなわち、1回転単位の回転ピッチ角度群を、1回転単位における初めの回転範囲であ
る0度から30度の所定数の第1の回転ピッチ角度、終わりの回転範囲と初めの回転範囲
の間の範囲である30度から330度の複数の第2の回転ピッチ角度、終わりの回転範囲
である330度から360度の所定数の第3の回転ピッチの角度に分類し、0度から30
度の第1の回転ピッチ角度には、0.3、0.7、0.8の第1の重み係数ωipを、共
通部分である30度から330度には、1.0、1.0、……の第2の重み係数ωikを
、終わりの回転範囲である330度から360度には0.8、0.7、0.3の第3の重
み係数ωiqを割り付けたテーブル構造にされている。
回転数判定部19は、ガントリ14の回転数miを読み、回転数miが一回目又は2回
転目以上かどうかを判定し、この判定結果を画像仮再構成部21、隣接部再構成部24、
共通部再構成生部25に知らせる。
回転角度判定部20は、ガントリ14の回転角度θiを検出し、回転数miが1回目の
ときは、検出した回転角度θiを画像仮再構成部部21に送出する。また、回転数miが
2回転以上のときは検出した回転角度θiが隣接角度(例えば0度〜30度、330度〜
360度)又は共通画像生成角度(例えば30度〜330度)かどうかを判定する。
そして、判定結果が隣接角度又は共通画像生成角度の場合は、検出した回転ピッチ角度
を隣接部再構成部24又は共通部再構成部24に送出する。
画像仮再構成部21は、データ収集装置16に収集された今回の投影データAiを、回
転数に基づいて回転ピッチ角度分だけシフトさせながら前回の投影データとの変化分を求
め、これらの変化分を、コンボリューション、バックプロジェクションして得た逆投影デ
ータ群を前回の再構成データ群に加算してファイル22に記憶する。
隣接部再構成部24は、回転数miが2回転目以上のときで、かつ検出した回転角度θ
iが隣接角度を示しているときは、その隣接角度に対応する仮想再構成データと重み関数
テーブル18の隣接角度に対応する重み係数とを用いて再構成する。
すなわち、隣接角度の投影データ(m、ψ、θ)に対しては投影データの差分を求めな
いで、予め画像仮再構成部によって生成された前回の隣接角度の仮想再構成データに、隣
接角度に対応する重み係数を乗じて今回の隣接角度の再構成データ(第1、第3の再構成
データ)を得る。
共通部再構成部25は、回転数miが2回転目以上のときで、かつ検出した回転角度θ
が共通画像角度を示しているときは、その共通画像角度に対応する重み係数と画像仮再構
成部21に生成された前回の共通部分の仮想再構成データ(第2の再構成データ)とを乗
算して共通部再構成データを得る。
合成部26は、隣接部再構成部24で再構成された隣接角度の再構成データと共通部再
構成部25で再構成された共通部再構成データとを合成し、これを1回転分の断層画像と
して表示部27に表示すると共に、ファイル22の前回の再構成データ群を今回の加算さ
れた1回転分の再構成データ群に更新する。
すなわち、本実施の形態は、2回転目以後は、図2(a)に示すように、前回の投影デ
ータA1と今回の投影データA2との変化分に前回の再構成データBiを加算して逆投影
して得た逆投影データ群に前回の再構成データ群Biを加算して得た仮想再構成データ群
Jiより、隣接角度(例えば0度〜30度、330度〜360度)の第1の仮想再構成デ
ータj1、j2、j3(総称して初めの仮想再構成データja)及第3の仮想再構成デー
タj10、j11、j12(総称して終わりの仮想再構成データjbという)を読み、そ
して図2(b)に示すその角度に対応する重み係数ω(ω1、ω2、ω3とω10、ω1
1、ω12)とを用いて図2(c)に示すように、隣接部の初めの再構成データha、終
わりの再構成データhbを得る。
そして、図2(d)に示すように、複数の第2の仮想再構成データである前回の共通部
分の仮想再構成データjkに最大の重み係数を乗じて、図2(e)に示すように、この共
通部分の再構成データBkと、求めた初めの再構成データhaと終わりの再構成データh
bとを合成して今回の再構成データBiを得る。
上記のように構成されたX線CTの画像再構成装置の動作を以下に説明する。
図3は本実施の形態のX線CTの画像再構成装置の動作を説明するフローチャートであ
る。図4は本実施の形態のX線CTの画像再構成装置の動作を図示化した説明図であり、
1回転目のデータに対する重み付け係数と2回転目のデータに対する重み付け係数を変化
させる(重み付け係数を時間的に変化させる)ことを表している。
つまり、図4の(d)〜(j)は、図4の(a)〜(c)から所定角度回転した時の状
態を示しており、図4の(b)、(f)に示す角度は正確に言えば異なることになる。本
説明では、収集された投影データ群を1/12等分して説明する。
初めに、ガントリ14を所定速度で回転させながらX線源12からX線を爆射させる。
検出器13(シングルタイプ、デュアルタイプ、マルチタイプのいずれか)とX線源12
は対向関係を保って回転する。
そして、被検体11を透過したX線量が各検出素子に検出され、データ収集装置16に
よって、各検出素子のX線強度データに基づく投影データが順次収集される。
この投影データAiの収集に伴って、再構成装置17の画像仮再構成部21、共通部再
構成部25及び隣接部再構成部23は、その投影データAiを読み込む(S1)。また、
同時に回転数判定部19は、ガントリ14の回転数miを読み、1回転目又は2回転目以
上かどうかを判定する(S3)。
ステップS3において、回転が1回目と判定したときは、画像仮再構成部21がデータ
収集装置16の今回の投影データAiが収集される毎に、この投影データと前回の投影デ
ータとの変化分を求めて前回の仮想再構成データとを加算して、バックプロジェクション
を行い、この結果に対して隣接部再構成部24及び共通部再構成部25が対応する重み係
数を乗じて再構成データB1を得る(S5)。
すなわち、図4(a)に示す1回転目の投影データA1の各角度毎の投影データに対し
て、図4(b)に示す重み付け関数テーブル18の各角度に対応する重み係数ωi(例え
ばωip=0.3、0.7、0.8、ωik=1.0、1.0…、ωiq=0.8、0.
7、0.3)を乗算して、図4(c)に示す再構成データB1を得ている。
次に、この再構成データB1(断層画像データ)をファイル22に記憶すると共に(S
7)、表示部27に表示させる(S9)。次に、終了かどうかを判断し(S11)、終了
でないときは処理をステップS1に戻す。
そして、ステップS3において、ガントリ14の回転数miが2回目以上と判定された
ときは、画像仮再構成部21が今回の投影データを回転数miに基づいて回転ピッチ角度
分だけシフトさせて、前回の投影データA1と今回の投影データA2との変化分を求め、
この変化分に対して逆投影を行って前回の再構成データB1とを加算した仮想再構成デー
タJiを得る(S13)。
例えば、図4(d)に示すように2回転目の投影データA2をシフトさせた後に、図4
(e)に示すように、この投影データA2(a1、a2、a3、…a12)と前回の投影
データA1(a1、a2、a3、…、)とのそれぞれの変化分を求め、この変化分に対し
て逆投影した逆投影データ群に前回の再構成データB1とを加算して仮想再構成データJ
iを得る。
次に、共通部再構成部25及び隣接部再構成部24は回転角度判定部20からの現在の
回転角度θiを読み(S15)、回転角度θが初めの隣接角度θp(0度〜30度)かど
うかを判定する(S17)。
ステップS17において、初めの隣接角度θp(0度〜30度)と判定されたときは、
隣接部再構成部24が図4(f)に示すように、初めの隣接角度θp(0度〜30度)に
対応する重み係数ωipを重み関数テーブル18から読み込む(S19)。例えば、初め
の隣接角度θpが10度のときは重み係数「0.3」を、20度のとき重み係数「0.7
」を、30度のとき重み係数「0.8」を読み込む。
次に、隣接部再構成部24は、ステップS13で求めた仮想再構成データ群Jiの内で
初めの隣接角度θp(0度〜30度)に対応する初めの仮想再構成データjaを読み込む
(S21)。そして、読み込んだ重み係数ωipと、ステップS13で求めた初めの隣接
角度θp(0度〜30度)の仮想再構成データとを用いて、次の回の初めの隣接部の再構
成データhaを得る(S23)。
すなわち、例えば図4(e)〜図4(h)に示すように、前回の投影データA1と今回
の投影データA1との変化分と、前回の再構成データB1とに基づいて得た仮想再構成デ
ータ群Jiの初めの仮想再構成データjaと、この初めの仮想再構成データjaに対応す
る隣接角度θp(0度〜30度)の重み係数ωip(除々に増加する重み係数)を乗算し
て、次の回の初めの隣接部の再構成データhaを得ている。
また、ステップS17において、回転角度θが初めの隣接角度θpではないと判定した
ときは、終わりの隣接角度θp(例えば、330度〜360度)かどうかを判定する(S
25)。
ステップS25において、終わりの隣接角度θk(例えば、330度〜360度)と判
定したときは、処理をステップS19に戻す。
つまり、ステップS19で終わりの隣接角度θk(330度〜360度)と判定された
ときは、隣接部再構成部24が終わりの隣接角度θk(330度〜360度)に対応する
重み係数ωiqを重み関数テーブル18から読み込む。例えば、終わりの隣接角度θkが
330度のときは重み係数「0.8」を、350度のとき重み係数「0.7」を、360
度のとき重み係数「0.3」を読み込む。
そして、ステップS21、S23において、隣接部再構成部24は、ステップS13で
生成されている2回転目の仮想再構成データ群Jiから終わりの隣接角度θkの仮想再構
成データjbを読み、読み込んだ重み係数ωiqと、終わりの仮想再構成データjbとを
用いてコンボリューション、バックプロジェクションを行って、次の回のための終わりの
隣接部の再構成データhを得る。
すなわち、例えば図4(e)〜図4(h)に示すように、今回の終わりの仮想再構成デ
ータjbに対応する重み係数ωiqを乗算して、バックプロジェクションを行って次の回
の終わりの隣接部の再構成データhbを得ている。
また、ステップS25において、回転角度判定部20が終わりの隣接角度θk(330
度〜360度)ではないと判定したとき、すなわち共通画像角度θs(30度〜330度
)と判定したときは、図4(i)に示すように、共通部分再構成部25は、その共通画像
角度に対応する重み係数ωikとステップS13で生成した今回の共通部分の仮想再構成
データjkとを用いて再構成した今回の共通部画像データdkを得る(S26)。
そして、図4(j)に示すように、合成部26がこの共通部画像データdkと、ステッ
プS23で求めた初めの隣接部の再構成データhaと、終わりの隣接部の再構成データh
bとを合成して今回の再構成画像データB2(今回の断層画像)を得る(S27)。
次に、この再構成画像データB2に前回の再構成データB1を更新すると共にファイル
22に記憶する(S29)。そして、ステップS9に処理を戻して今回生成した再構成デ
ータB2を2回目の回転による断層画像として表示部に表示させる。
従って、隣接部については、分割角度毎に、共通な部分を見つけるための処理と、この
共通な投影データに対して、もう一度、所定時間ずれた今回の投影データに対して重み付
けを行って再度再構成を行う処理と、相違する部分のデータについては差分を求める処理
等が不要になる。
特に、検出器の検出素子を複数並列してマルチスライススキャンを行う場合は、前述の
分割角度毎に、共通な部分を見つけるための処理と、この共通な投影データに対して、も
う一度、所定時間ずれた今回の投影データに対して重み付けを行って再度再構成を行う処
理と、相違する部分のデータについては差分を求める処理等が不要になるので、再構成の
ためのユニット数が極めて少なくなると共に、コンピュータの負荷が極めて低減するので
断層画像表示のリアルタイム性が向上する。
<実施の形態2>
実施の形態2は、時間的に重み係数を変更させる点で共通している。図5は実施の形態
2のX線CT装置の概略構成図である。図5のX線CT装置30は、上記実施の形態1と
同様なCT本体部15と、データ収集装置16(DAS)とを備えている。
また、本実施の形態の再構成装置32は、上記実施の形態1と同様な、重み関数テーブ
ル18と、回転判定部19と、回転角度判定部20と、部分画像生成部29と、合成部2
6とを備えると共に、本実施の形態2では再構成データ(以下部分画像データ)に対する
重み係数をテーブルとした重み関数テーブル18の重み係数を時間的に変更する変更処理
部33を備えている。
この変更処理部33は、(1)合成部26によって新たな断層像が生成される毎に、又
は(2)データ収集装置16により所定範囲分の投影データを収集される毎に、(3)若
しくは部分画像生成部29によって部分画像データが生成される毎に、のいずれかのタイ
ミングで重み関数テーブル18の重み係数を変更する。この重み係数の変更は、再構成さ
れた全ての部分画像又は所定個の部分画像毎或いは1個の部分画像毎に行ってもよい。
ここで、再構成された全ての部分画像(例えば1枚の断層像を構成するのに必要な複数
の部分画像)に対する重みを変更する場合について説明する。
例えば、図6の(a)に示すように部分画像生成部29は、データ収集装置16により
収集された所定回転角度毎(図6では、0〜360度の投影データ群を10度毎に再構成
した場所を示す)の投影データに対して、例えばコンボリューション・バックプロジェク
ション法を用いて再構成して、仮の部分画像データ群を生成し、これらを合成して仮の画
像データJnを得る。
そして、合成された画像データJnに対して、重み関数テーブル18に記憶された図6
の(b)に示す重み関数を乗算し、図6の(c)に示す画像データHnを得る。この画像
データHnを断層像Bnとして表示部27に表示させる。
ここで、図6の(b)に示す重み関数ωnは、合成された画像データJnの内0〜30
度に相当する部分に対してそれぞれ0.3、0.7、0.8、30〜330度に相当する
部分に対して1.0、330〜360度に相当する部分に対して0.8、0.7、0.3
の重みをかけるための関数である。
つづいて、図6の(d)に示すように、部分画像生成部29により360〜370度の
投影データに基づく部分画像データが新たに得られた場合、新たに得られた部分画像デー
タと0〜360度の部分画像データ群Jnと合成して新たな画像データJn+1を生成す
る。
ここで、変更処理部33は、上述した(1)、(2)、(3)のいずれかのタイミング
で重み関数テーブル18の重み関数を変更する。
すなわち、図6の(e)に示すように、合成された画像データの内0〜40度に相当す
るデータに対してそれぞれ0、0.3、0.7、0.8、40〜340度に相当するデー
タに対して1.0、340〜370度に相当するデータに対して0.8、0.7、0.3
の重みがかかるよう重み関数ωn+1を変更する。
そして、重み関数ωn+1を、合成された画像データに乗算し図6の(f)に示す画像
データHn+1を得て、これを断層像Bnとして表示部27に表示させる。以後、新たな
投影データ、部分画像データ等が生成される毎に重み関数が変更され、表示部27に表示
される断層像が更新されることになる。
一方、再構成した部分画像毎に重みを変更する場合は、重み関数テーブル18を、図5
に示すような合成部26の後段に設けるのではなく、合成部26の前段に設けると良い。
この場合、所定回転角度毎に投影データに対して再構成して複数の部分画像データを得
るのは、上述の再構成された全ての部分画像に対して重み関数を変更する場合と同様であ
るが、部分画像それぞれに対して重み係数をかけ、その重み係数を時間的に変更する点で
相違する。
まず、図7の(a)に示すように、所定回転角度毎の投影データを再構成した仮の部分
画像データ群Jnを生成する。
次に、0〜30度の部分画像J1〜J3に対してそれぞれ0.3、0.7、0.8、3
0〜330度の部分画像J4〜J33に対して1.0、330〜360度の部分画像J3
4〜J36に対してそれぞれ0.8、0.7、0.3の重み係数を乗算する。そして、重
み係数が乗算された部分画像データを合成部18により合成して複数の部分画像データH
nを得る。この部分画像データHnを断層像Bnとして表示部27に表示させる。
つづいて、図7の(c)に示すように、部分画像生成部29により360〜370度の
投影データに基づく部分画像データJ37が新たに得られると、変更処理部33は、重み
関数テーブル18の重み係数を変更する。すなわち、重み係数を、0〜40度の部分画像
J1〜J4に対してそれぞれ0、0.3、0.7、0.8、40〜340度の部分画像J
5〜J34に対して1.0、340〜370度の部分画像J35〜J37に対して0.8
、0.7、0.3と変更する。
そして、それぞれの部分画像に対して変更された重み係数を乗算し、重み付けられた部
分画像群Hn+1を得て、これを断層像Bn+1として表示部27に表示させる。以後、
新たな投影データ、部分画像データ等が生成される毎に、それぞれの部分画像に対する重
み係数が変更され、表示部27に表示される断層像が更新されることになる。
<実施の形態3>
実施の形態1、2では部分画像データというのを1個として説明したが1個に限らず複
数個(任意)を1つの部分画像データとしてもよい。
これは、あるCT値を越えるとスキャン(例えば、血管、心臓等を撮影する場合)が始
まるリアルタイムX線CT装置においては非常に有効である。
例えば、実施の形態1は、1個の部分画像データに対して重み付け係数を行い、これら
の部分画像データを順次加算しているので画像の濃度値を変換する関数は図8に示すよう
にゆっくりとした非線形関数となる。つまり、しきい値に到達するまでに時間がかかるこ
とになる。
そこで、本実施の形態3では、複数個の部分画像データ毎に、しきい値を設定する(変
更可能)ことで、図9に示すようにこの複数個の部分画像データ(以下設定範囲画像デー
タという)分で一度に上昇するような関数を得ることで簡易的に所望の部位をリアルタイ
ムで得るようにする。
図10は実施の形態3のX線CT装置の概略構成図である。本実施の形態2におけるX
線CT装置40は、ガントリ(架台回転機構)14の回転動作を制御する架台回転機構、
寝台を制御する寝台制御装置、システムを制御するシステム制御装置等を備えているがこ
れらについては図示しないで本実施の形態2に係わるスキャン制御装置42、再構成装置
43を図示して主に説明する。
スキャン制御装置42は、ボタンスイッチ44を接続し、このボタンスイッチ44がオ
ンに操作されたとき、ガントリ14をスキャンに伴う投影データをデータ収集装置16に
収集させる。
一方、再構成装置43は、回転数判定部19、回転角度判定部20、部分画像生成部2
9、合成部26等の部分画像範囲設定部45、重み付けテーブル変更部46等を備えてい
る。
部分画像範囲設定部45は、操作部(図示せず)によって入力された部分画像データの
個数をメモリ47に設定する。
例えば、実施の形態1の部分画像の範囲が5°とされているときは、複数個(例えば4
個;角度20°)を今回の設定範囲分としてメモリ47に設定する。
重み付けテーブル変更部46は、角度と重み係数が一組で操作部によって入力されると
、その角度と重み係数とを重み係数テーブル18に記憶する。
例えば、角度20°、角度40°…で重み係数0.2、0.32、…と入力されると、
これらを対応させて記憶する。
すなわち、本実施の形態2のX線CT装置40は、部分画像範囲設定部45を用いて、
図11の(a)に示すように、例えば4個分の仮の部分画像データjiを1組の仮の部分
画像データPiとし、部分画像生成部29がこの角度分の投影データに基づく仮の部分画
像データPiを生成する。
そして、図11の(b)に示すように、これらの部分画像データPiに対して、重み付
けテーブル変更部3によって変更されたテーブル18を読み、このテーブルの角度に対応
する重み係数wiを乗算した部分画像データPH1、PH2、…を得る。
つまり、一度に得られる部分画像データが細かく再生されないで、部分画像範囲設定部
45によって設定された範囲分で一度に順次再生されるため目的の部位を見つけるが早く
できるからリアルタイムのCT装置にあっては非常に有効である。
また、当然ながら上記実施の形態のように部分画像群毎に重み係数を変更するようにし
ても良い。
このように、本スキャンを行うタイミングをはかるためのプリスキャンの際に複数の部
分画像毎に断層像を更新すれば、簡単に造影検査を行うことができる。
そして、本スキャンに入った際には、プリスキャン時よりも少ない部分画像毎(例えば
1枚の部分画像毎に)に断層像を更新すれば、よりリアルタイムに観察を行うことができ
る。
なお、上記実施の形態2においては、ボタンスイッチ44をスキャン制御装置42に接
続して説明したが、データ収集のタイミングを呼吸同期又は心電同期により制御させても
よい。つまり、呼吸波形又は心電波形から特定の呼吸位相又は心位相を監視し、特定の呼
吸位相又は心位相が現れたときに同期信号をスキャン制御装置42に出力する。
さらに、部分画像範囲設定部45によって設定された範囲分で一度に順次再生して行っ
て目的の部位を見つけてスキャン制御装置を動作させた後に、実施の形態1に示すように
、1個毎の部分画像データに対して重み付け係数を乗算してもよい。
さらに、上記実施の形態では1個又は複数個を部分画像データとして説明したが複数の
断層像からなるスライス画像においては、1枚の断層像分を単に部分画像データとし、こ
の部分画像データに対して重み付けを行ってもよい。
また、上記各実施の形態では、重み付け係数テーブルを用いて説明したが重み付け係数
と角度を関数にして記憶し、この関数を用いて部分画像データに重み付けを行ってもよい
また、上記実施の形態では、所定範囲角度を部分画像データとして説明したが更に細か
な角度範囲を部分画像データとしてもよい。
尚、上述の第2実施形態では、部分画像に対する重みを時間的に変更することを説明し
たが、投影データに対する重みを時間的に変更してもよい。
10 X線CT装置
11 被検出体
12 X線源
13 検出器
14 ガントリ
15 CT本体部
16 データ収集装置
17 再構成装置
18 重み関数テーブル
19 回転数判定部
20 回転角度判定部
21 画像仮構成部
24 隣接部画像生成部
25 共通部画像生成部
26 合成部

Claims (13)

  1. X線源に対して被検体を挟んで前記被検体への投影方向を周期的に変化させながら前記
    被検体の投影データを順次収集する投影データ収集手段と、
    この投影データ収集手段により収集された投影データに基づいて、予め設定された所定
    範囲毎の部分画像データを生成する部分画像生成手段と、
    前記部分画像生成手段で生成された複数の部分画像データに基づいて前記被検体の断層
    像を生成する断層像生成手段と、
    前記部分画像データに対して所定の重み付けを行う重み付け手段と、
    前記重み付け手段による前記部分画像データに対する重み付けの係数を変更する重み付
    け変更手段と
    を有することを特徴とするコンピュータ断層像撮影装置。
  2. 前記重み付け変更手段は、
    前記部分画像データに対する重み付けの係数を時間的に変更することを特徴とする請求
    項1記載のコンピュータ断層像撮影装置。
  3. 前記重み付け変更手段は、
    前記断層像生成手段により新たな断層像が生成される毎に、又は前記投影データ収集手
    段が前記所定範囲を変化する毎に、或いは前記投影データ収集手段により前記所定範囲分
    の投影データが収集される毎に、若しくは前記部分画像データが生成される毎に、のいず
    れかのタイミングで前記重み付け手段における前記重み付けを変更することを特徴とする
    請求項1又は2記載のコンピュータ断層像撮影装置。
  4. 前記断層像生成手段によって、前記複数の部分画像データに基づく断層像が生成される
    毎に、該生成された断層像を表示させる表示手段を、
    更に具備することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のコンピュータ断層像撮
    影装置。
  5. 前記重み付け変更手段は、
    前記断層像生成手段によって生成されたn番目の断層像を構成する部分画像データと、
    該部分画像データと角度位相が等しいn+1番目の断層像を構成する部分画像データとに
    対して同じ重み付け係数を乗算することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の
    コンピュータ断層像撮影装置。
  6. 前記重み付け変更手段は、
    前記n番目の断層像と前記n+1番目の断層像とに共通に使用される共通部分画像に対
    しては、前記同じ重み付けを行わずに重み付け係数「1」を乗算し、
    前記n番目の断層像と前記n+1番目の断層像との非共通の部分画像に対しては、所定
    の前記同じ重み付けを行い又は前記重み付け係数「1」より小さい係数を乗算することを
    特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のコンピュータ断層像撮影装置。
  7. 前記重み付け変更手段は、
    前記断層像生成手段により前記n+1番目の断層像を構成する前記部分画像生成手段に
    より生成された複数の新しい部分画像データに対して、新しい部分画像データ程小さい重
    み係数を乗算すると共に、
    n番目の断層像を構成した、前記新しい部分画像データと角度位相が等しい部分画像デ
    ータに対して、古い部分画像データ程小さい重み付け係数を乗算することを特徴とする請
    求項5又は6記載のコンピュータ断層像撮影装置。
  8. 前記重み付け変更手段は、
    前記断層像生成手段によりn+1番目の断層像を構成する、前記部分画像生成手段によ
    り生成された最新の部分画像データ、及びn番目の断層像を構成した前記最新の部分画像
    データと角度位相が等しい最古の部分画像データに対して、n番目及びn+1番目の断層
    像の両方に使用される部分画像データより小さい重み付け係数を乗算することを特徴とす
    る請求項5又は6記載のコンピュータ断層像撮影装置。
  9. X線源に対して被検体を挟んで前記被検体への投影方向を周期的に変化させながら前記
    被検体の投影データを順次収集する投影データ収集手段と、
    この投影データ収集手段により収集された投影データに基づいて、前記X線源の所定範
    囲毎の部分画像データを生成する部分画像生成手段と、
    1枚の断層像を生成するのに必要な前記部分画像生成手段で生成された前記複数の部分
    画像データを合成する合成手段と、
    前記部分画像生成手段で前記部分画像データを生成するとき、前記合成手段で合成され
    た複数の部分画像データに対して所定の重み付け関数を乗算する重み付け手段と、
    前記重み付け手段による前記重み付け関数を変更する変更手段と
    を有することを特徴とするコンピュータ断層像撮影装置。
  10. 前記変更手段は、
    前記部分画像データに対しても重み付け関数を時間的に変更することを特徴とする請求
    項9記載のコンピュータ断層像撮影装置。
  11. 前記変更手段は、
    前記断層像生成手段により新たな断層像が生成される毎に、又は前記投影データ収集手
    段が前記所定回転角度範囲を変化する毎に、或いは前記投影データ収集手段により前記所
    定回転角度範囲分の投影データが収集される毎に、若しくは前記部分画像データが生成さ
    れる毎に、のいずれかのタイミングで、前記重み付け関数を変更することを特徴とする請
    求項9又は10記載のコンピュータ断層像撮影装置。
  12. X線源に対して被検体を挟んで前記被検体への投影方向を周期的に変化させながら前記
    被検体の複数のスライス分の投影データを順次収集する投影データ収集手段と、
    この投影データ収集手段により収集された投影データに基づいて、前記スライス毎に前
    記X線源の所定範囲毎の部分画像データを生成する部分画像生成手段と、
    この部分画像生成手段により前記被検体の表示画像を生成するのに必要な前記複数の部
    分画像データを合成する合成手段と、
    前記合成された複数の部分画像データ又は合成前の複数の部分画像データに対して所定
    の重み付け関数を乗算する重み付け手段と、
    前記重み付け手段による前記重み付け関数を変更する変更手段と
    を有することを特徴とするコンピュータ断層像撮影装置。
  13. 前記表示画像は、時間的変位のある少なくとも1枚の断層像、時間的変位のない3次元
    画像又は時間的に変位のある3次元画像であることを特徴とする請求項12記載のコンピ
    ュータ断層像撮影装置。
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