JP2014206478A - 信号処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】波形信号の振幅のピーク値とボトム値とを検出する信号処理装置において、電気ノイズによる誤判定を排除する。【解決手段】振幅・周期判定部26は、波形信号の振幅と振幅閾値設定部24により設定された振幅用閾値とを比較すると共に、波形信号の周期と周期閾値設定部25により設定された周期用閾値とを比較する。そして、振幅のピーク値及びボトム値が振幅正常範囲内であり、かつ、波形信号の周期が周期正常範囲内である場合、振幅・周期判定部26は波形信号の振幅のピーク値及びボトム値が正常であると判定し、当該ピーク値及びボトム値を出力する。これにより、電気的ノイズによって波形信号の振幅が瞬間的に変化した場合のピーク値及びボトム値を正常値から除外することができる。【選択図】図1
Description
本発明は、波形信号の振幅のピーク値とボトム値とを検出する信号処理装置に関する。
従来より、波形信号の振幅のピーク値とボトム値とを検出する信号処理装置が、例えば特許文献1で提案されている。具体的には、周期的な波形信号と閾値とを比較することにより、波形信号の振幅が閾値を上回る場合には当該振幅のピーク値を検出し、波形信号の振幅が閾値を下回る場合には当該振幅のボトム値を検出するように構成された信号処理装置が提案されている。
しかしながら、上記従来の技術では、信号処理装置は波形信号の振幅と閾値とを比較して当該振幅のピーク値とボトム値とを検出しているので、電気的ノイズによって波形信号の振幅が瞬間的に変化した場合にも振幅のピーク値またはボトム値を検出してしまう。このため、信号処理装置が誤判定したピーク値やボトム値を出力してしまうという問題がある。
本発明は上記点に鑑み、波形信号の振幅のピーク値とボトム値とを検出する信号処理装置において、電気ノイズによる誤判定を排除することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、センサ素子(10)によって検出された波形信号を入力し、当該波形信号の振幅のピーク値及びボトム値を検出するピーク値・ボトム値検出部(23)と、ピーク値・ボトム値検出部(23)によって検出された振幅のピーク値とボトム値とから振幅用閾値を設定する振幅閾値設定部(24)と、を備えている。
また、一定の周波数の信号から一定の範囲の周期の信号を生成し、当該一定の範囲の周期の中から周期用閾値を設定する周期閾値設定部(25)と、波形信号の振幅と振幅閾値設定部(24)により設定された振幅用閾値とを比較すると共に、波形信号の周期と周期閾値設定部(25)により設定された周期用閾値とを比較する振幅・周期判定部(26)と、を備えている。
そして、振幅・周期判定部(26)は、振幅のピーク値及びボトム値が振幅正常範囲内であり、かつ、波形信号の周期が周期正常範囲内である場合、当該波形信号の振幅のピーク値及びボトム値が正常であると判定し、当該ピーク値及びボトム値により出力することを特徴とする。
これによると、振幅・周期判定部(26)によって波形信号の周期が周期正常範囲に含まれているか否かについても判定されるので、電気的ノイズによって波形信号の振幅が瞬間的に変化した場合のピーク値及びボトム値を正常値から除外することができる。したがって、信号処理装置において電気ノイズによる誤判定を排除することができる。
なお、この欄及び特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図を参照して説明する。本実施形態に係る信号処理回路は、例えば車両のエンジンのクランクやカム角等の回転位置を検出する回転センサから出力される信号を2値化処理して出力する回転検出装置に適用される。図1に示されるように、回転検出装置は、センサ素子10と信号処理装置20とを備えて構成されている。
以下、本発明の第1実施形態について図を参照して説明する。本実施形態に係る信号処理回路は、例えば車両のエンジンのクランクやカム角等の回転位置を検出する回転センサから出力される信号を2値化処理して出力する回転検出装置に適用される。図1に示されるように、回転検出装置は、センサ素子10と信号処理装置20とを備えて構成されている。
センサ素子10は、図示しない回転体に対向配置された一対の磁気抵抗素子11、12を有している。磁気抵抗素子11、12には、電源が直列に接続されている。また、磁気抵抗素子11、12の中点13が信号処理装置20の入力端子21を介して増幅部22に接続されている。磁気抵抗素子11、12は材料に起因した温度特性を有している。
なお、回転体は、例えば円板の側面に断続的に突起が設けられたギヤや、円板の側面にN極とS極が交互に着磁されたもの等で構成されている。
そして、磁気抵抗素子11、12は、回転体の回転位置に応じて抵抗値を変化させる。その結果、磁気抵抗素子11、12の中点13の電圧が変化し、センサ素子10から電圧の波形信号が出力される。
信号処理装置20は、増幅部22、ピーク値・ボトム値検出部23、振幅閾値設定部24、周期閾値設定部25、及び振幅・周期判定部26を備えて構成されている。
増幅部22は、センサ素子10から波形信号を入力すると共に、当該波形信号を所定の増幅率で増幅する増幅回路である。具体的には、図2に示されるように、増幅部22は、4個の抵抗22a〜22dと、オペアンプ22eと、を備えて構成されている。
抵抗22aは、入力端子21とオペアンプ22eの反転入力端子との間に接続されている。抵抗22bは、電源とオペアンプ22eの非反転入力端子との間に接続されている。抵抗22cは、オペアンプ22eの反転入力端子と出力端子との間に接続され、これにより負帰還が構成されている。抵抗22dは、オペアンプ22eの非反転入力端子とグランドとの間に接続されている。これにより、増幅部22は差動増幅回路として構成されている。オペアンプ22eの出力端子がピーク値・ボトム値検出部23と振幅閾値設定部24に出力される。
ここで、差動増幅回路は、波形信号に含まれる温度特性成分に対して逆の成分を用いて波形信号を補正することにより波形信号に含まれる温度特性成分をキャンセルし、当該温度特性を補正した波形信号を出力する。このため、抵抗22aとして薄膜やポリシリコン等の温度特性が小さい抵抗が用いられている。一方、抵抗22cとして拡散抵抗等の温度特性が大きい抵抗が用いられる。これにより、磁気抵抗素子11、12の感度温度特性が増幅部22によって打ち消されるように補正される。
ピーク値・ボトム値検出部23は、センサ素子10から波形信号を入力し、当該波形信号の振幅のピーク値及びボトム値を検出する。図3に示されるように、波形信号の振幅のピーク値は当該波形信号の振幅の最大値であり、波形信号の振幅のボトム値は当該波形信号の最小値である。このようなピーク値・ボトム値検出部23は、例えば、ピーク値を検出すると共にピーク値を保持するピークホールド回路や、ボトム値を検出すると共にボトム値を保持するボトムホールド回路等を有して構成されている。なお、各ホールド回路は、ピーク値やボトム値をキャパシタ電圧として保持する回路を有していても良いし、デジタルデータとして保持する回路を有していても良い。
振幅閾値設定部24は、波形信号を2値化して出力する2値化機能と、ピーク値・ボトム値検出部23によって検出された振幅のピーク値とボトム値とから振幅用閾値を設定する振幅用閾値設定機能と、を有する回路部である。2値化機能は、振幅閾値設定部24が増幅部22から波形信号を入力し、波形信号の振幅と2値化閾値とを比較することにより波形信号をHiとLoの2値化信号に生成する機能である。例えば、振幅閾値設定部24は、波形信号の振幅が2値化閾値よりも大きい場合にはHiの2値化信号を生成し、波形信号の振幅が2値化閾値よりも小さい場合にはLoの2値化信号を生成する。
また、振幅用閾値設定機能は、振幅閾値設定部24が波形信号の最大振幅がセンサ素子10の温度特性により変動したとしても、波形信号の振幅のピーク値及びボトム値が信号処理装置20の動作上下限に影響しないように波形信号の振幅の上限値及び下限値を振幅用閾値として設定する機能である。すなわち、振幅閾値設定部24は、センサ素子10と回転体とのギャップから波形信号の最大振幅(=振幅用閾値の上限値)と波形信号の最小振幅(=振幅用閾値の下限値)とを設定する。「振幅用閾値の上限値」とは振幅用閾値のうちの上限側の閾値を指し、「振幅用閾値の下限値」とは振幅用閾値の下限側の閾値を指す。
そして、振幅閾値設定部24は、波形信号を2値化した2値化信号と振幅用閾値を振幅・周期判定部26に出力する。なお、振幅用閾値の設定には、センサ素子10、磁石、回転体からセンサ素子10までのギャップ、増幅部22の増幅率等の設計も考慮される。
周期閾値設定部25は、一定の周波数すなわち一定の周期の信号から一定の範囲の周期の信号を生成し、当該一定の範囲の周期の中から周期用閾値を設定する回路部である。このような周期閾値設定部25は、発振器27(OSC)と分周回路28とを備えて構成されている。
発振器27は、一定の周波数で発振する図示しない振動子を有し、当該振動子によって一定の周波数の信号を生成して分周回路28に出力する。また、分周回路28は、発振器27から一定の周波数の信号を入力し、当該信号から一定の範囲の周期の信号を生成する回路である。周期閾値設定部25は、分周回路28で分周した一定の範囲の周期の中から波形信号の周期として正常な範囲の下限値と上限値を周期用閾値としてそれぞれ設定し、振幅・周期判定部26に出力する。すなわち、「周期用閾値の上限値」が周期用閾値のうちの上限側の閾値を指し、「周期用閾値の下限値」が周期用閾値の下限側の閾値を指す。
回転体が車両のエンジンに適用されるギヤの場合、ギヤの回転数は概略50〜10000rpmである。ギヤの歯を60歯とすると回転周期は0.1ms〜20msとなるので、発振器27で生成される信号の周波数が1MHzの場合、歯のカウント数は100〜20000カウントとなる。このような場合には、分周回路28は例えば15段程度に構成される。このように60歯のギヤの場合は、周期用閾値の下限値が0.1ms、周期用閾値の上限値が20msに設定される。
振幅・周期判定部26は、波形信号の振幅と周期が所定の範囲に含まれるか否かを判定する回路部である。具体的には、振幅・周期判定部26は、波形信号の振幅と振幅閾値設定部24により設定された振幅用閾値とを比較すると共に、波形信号の周期と周期閾値設定部25により設定された周期用閾値とを比較する。
すなわち、振幅・周期判定部26は増幅部22から波形信号を入力し、図4に示されるように、波形信号の振幅のピーク値及びボトム値が振幅正常範囲内であるか否か、かつ、波形信号の周期が周期正常範囲内であるか否かを判定する。つまり、振幅・周期判定部26は波形信号の振幅及び周期の両方が正常範囲内であるか否かを判定する。
そして、波形信号の振幅のピーク値及びボトム値が振幅正常範囲内であり、かつ、波形信号の周期が周期正常範囲内である場合、振幅・周期判定部26は、波形信号の振幅のピーク値及びボトム値が正常であると判定する。また、振幅・周期判定部26は、正常であると判定された波形信号の振幅のピーク値及びボトム値による出力を出力端子29を介して外部に出力する。
一方、波形信号の振幅のピーク値及びボトム値が振幅正常範囲及び周期正常範囲のうち少なくとも一方から外れている場合、振幅・周期判定部26は、波形信号が異常であると判定すると共に波形信号の振幅のピーク値及びボトム値の出力を停止する。これにより、波形信号の誤ったピーク値及びボトム値を外部に出力しないようにすることができる。
例えば、波形信号の振幅が振幅用閾値の上限値を上回る場合はセンサ素子10の異常が考えられ、波形信号の振幅が振幅用閾値の下限値を下回る場合は例えばギヤのガタが考えられる。また、波形信号の周期が周期用閾値の上限値を上回る場合はセンサ素子10や他の回路部の温度特性変動が考えられ、波形信号の周期が周期用閾値の下限値を下回る場合は例えばノイズや他の回路部の誤動作が考えられる。
ここで、波形信号の誤ったピーク値及びボトム値を外部に出力しない具体的な方法について説明する。まず、図5及び図6に示されるように、波形信号が2値化閾値によって2値化され、この2値化信号が振幅閾値設定部24から振幅・周期判定部26に入力されている。なお、波形信号の山側がギヤの山に対応し、波形信号の谷側がギヤの谷に対応している。
そして、図5に示されるように、波形信号には最小周期すなわち周期用閾値の下限値よりも小さい周期のノイズが入っていたとする。この場合、波形信号はノイズ部分においても2値化閾値をまたぐので、振幅閾値設定部24は2値化されたノイズが含まれた2値化信号を生成することとなる。したがって、振幅・周期判定部26は、2値化信号のうちノイズ部分の周期が周期正常範囲には含まれないと判定する。
このように、振幅・周期判定部26が波形信号の周期は異常であると判定した場合、振幅・周期判定部26は2値化信号のうちのノイズ部分を「無視」した信号を出力信号として出力する。これにより、波形信号の誤ったピーク値及びボトム値を外部に出力しないようにする。つまり、振幅・周期判定部26は、異常な出力信号を出力しないだけであり、正常な波形信号のピーク値及びボトム値を出力し続ける。
一方、図6に示されるように、波形信号には最大周期すなわち周期用閾値の上限値よりも大きい周期のノイズが入っていたとする。そして、センサ素子10及び信号処理装置20が例えば車輪速センサとして構成されていた場合は回転体の回転数を検出できれば良いので、t1の期間が最大周期よりも小さいときには、振幅・周期判定部26はt1期間後の2値化信号のHi部分をLoに出力変化させる。これにより、振幅・周期判定部26は波形信号のギヤの谷と出力信号(例1)のLoとを合わせずに出力する。
また、センサ素子10及び信号処理装置20が例えばエンジンのクランク角やカムの回転位置を検出するように構成されている場合、波形信号のギヤの谷と出力信号のLoとが合うように、振幅・周期判定部26はt1期間後の2値化信号のHiをそのまま維持してLoの出力待ちを行う。この後、振幅・周期判定部26は波形信号のギヤの谷と出力信号(例2)のLoとを合わせて出力する。
このように、振幅・周期判定部26は、回転体であるギヤの山・谷と出力信号のHi/Loを合わせる方法または合わせないことにより、異常であると判定された波形信号を無視することができる。振幅・周期判定部26は、異常であると判定された波形信号を無視するための指令をピーク値・ボトム値検出部23に出し、異常であると判定された波形信号がピーク値・ボトム値検出部23から出力されないようにする。
以上説明したように、本実施形態では、振幅・周期判定部26が、波形信号の振幅のピーク値及びボトム値が振幅正常範囲内であるか否かを判定するだけではなく、さらに波形信号の周期が周期正常範囲内であるか否かも判定することが特徴となっている。これにより、電気的ノイズや回路内の特性変動、検出対象の不具合や誤作動等によって波形信号の振幅が瞬間的に変化したり周期が長くなった場合のピーク値及びボトム値を正常値から除外することができる。したがって、信号処理装置20において電気ノイズ等による誤判定を排除することができる。
また、本実施形態では、センサ素子10は温度特性を有する磁気抵抗素子11、12で構成されており、増幅部22がセンサ素子10の温度特性成分をキャンセルするように構成されている。これにより、振幅・周期判定部26は、センサ素子10の温度特性に依存しない波形信号に基づいて波形信号の振幅及び周期の判定を行うことができる。このため、振幅・周期判定部26の判定精度をさらに向上させることができる。このように、温度特性を有するセンサ素子10によって検出される波形信号に対して周期が正常であるか否かを判定する場合には本実施形態に係る増幅部22の構成が特に有効である。
なお、本実施形態の記載と特許請求の範囲の記載との対応関係については、増幅部22が特許請求の範囲の「温度特性補正部」に対応する。
(第2実施形態)
本実施形態では、第1実施形態と異なる部分について説明する。本実施形態では、図7に示されるように、周期閾値設定部25及び振幅・周期判定部26が構成されている。図7は、特に、波形信号の周期が正常範囲であるか否かを判定するための具体的な構成を示している。
本実施形態では、第1実施形態と異なる部分について説明する。本実施形態では、図7に示されるように、周期閾値設定部25及び振幅・周期判定部26が構成されている。図7は、特に、波形信号の周期が正常範囲であるか否かを判定するための具体的な構成を示している。
周期閾値設定部25は、小分周回路30と大分周回路40とを備えて構成されている。小分周回路30は2NAND31と複数のセットリセット付きD−FF32を有しており、大分周回路40は、2NAND41と複数のセットリセット付きD−FF42を有している。2NAND31、41はそれぞれ発振器27に接続されており、例えば1MHzの周波数の信号が発振器27から入力される。
小分周回路30ではD−FF32が6段(=32μs)に構成されており、大分周回路40ではD−FF42が21段(=1s)に構成されている。これにより、小分周回路30によって周期用閾値の下限値である最小周期が生成され、大分周回路40によって周期用閾値の上限値である最大周期が設定される。
振幅・周期判定部26は、エッジパルス回路50、AND60、及び出力回路70を備えている。エッジパルス回路50は、INV51、4個のD−FF52、2個のEX−N53、及び2NOR54を有しており、2値化信号反転時にパルスを出力するように構成されている。2値化信号は上述の振幅閾値設定部24からエッジパルス回路50に入力される。また、エッジパルス回路50の出力は、AND60を介して出力回路70に接続されている。出力回路70は、AND71とD−FF72を有して構成されている。
さらに、周期閾値設定部25の各D−FF32、42のセット端子にはINV61が接続されており、パワーオンリセット信号の反転信号が入力される。一方、振幅・周期判定部26の各D−FF52、72のリセット端子にはパワーオンリセット信号が入力される。なお、図7に示されたINV51、61、EX−N53、2NAND31、41、2NOR54はいずれもロジック回路である。
このような構成によると、まず、エッジパルス回路50は2値化信号反転時にパルスを出力する。続いて、小分周回路30はエッジパルス回路50で生成されたエッジパルスによってD−FF32のデータをゼロリセットして動作を開始し、32μs後に小分周回路30の出力(min)を1にする。仮に、32μs以内にエッジパルスが再発すればリセットを繰り返し、出力(min)は0のまま変化しない。
また、大分周回路40においてエッジパルスが発生し、かつ、小分周回路30の出力(min)が1の場合、すなわち2値化信号反転後32μs以降にエッジパルス未発生の場合、大分周回路40はD−FF42のデータをリセットして動作を開始し、1s後に大分周回路40の出力(MAX)を1にする。
そして、出力回路70においてエッジパルスが発生し、小分周回路30の出力(min)が1であり、かつ、大分周回路40の出力(MAX)が0の場合、2値化信号のパルス幅は32μs以上、かつ、1s以内であるので、出力を反転させる。つまり、波形信号の周期が正常範囲である旨が出力される。以上のように、信号処理装置20の周期閾値設定部25及び振幅・周期判定部26を構成することもできる。
(他の実施形態)
上記各実施形態で示された信号処理装置20の構成は一例であり、上記で示した構成に限定されることなく、本発明を実現できる他の構成とすることもできる。例えば、信号処理装置20は、上述のように車両への適用には限られない。回転体の回転を検出するものに適宜適用することができる。
上記各実施形態で示された信号処理装置20の構成は一例であり、上記で示した構成に限定されることなく、本発明を実現できる他の構成とすることもできる。例えば、信号処理装置20は、上述のように車両への適用には限られない。回転体の回転を検出するものに適宜適用することができる。
また、増幅部22は必須ではない。また、センサ素子10は、温度特性を有するホール素子でも良い。さらに、周期閾値設定部25は一定の範囲の周期の信号を生成するために、例えば図7に示された構成ではなく、カウンタ回路やRCフィルタ回路等で構成されていても良い。
10 センサ素子
23 ピーク値・ボトム値検出部
24 振幅閾値設定部
25 周期閾値設定部
26 振幅・周期判定部
23 ピーク値・ボトム値検出部
24 振幅閾値設定部
25 周期閾値設定部
26 振幅・周期判定部
Claims (5)
- センサ素子(10)によって検出された波形信号を入力し、当該波形信号の振幅のピーク値及びボトム値を検出するピーク値・ボトム値検出部(23)と、
前記ピーク値・ボトム値検出部(23)によって検出された前記振幅のピーク値とボトム値とから振幅用閾値を設定する振幅閾値設定部(24)と、
一定の周波数の信号から一定の範囲の周期の信号を生成し、当該一定の範囲の周期の中から周期用閾値を設定する周期閾値設定部(25)と、
前記波形信号の振幅と前記振幅閾値設定部(24)により設定された振幅用閾値とを比較すると共に、前記波形信号の周期と前記周期閾値設定部(25)により設定された周期用閾値とを比較する振幅・周期判定部(26)と、
を備えており、
前記振幅・周期判定部(26)は、前記振幅のピーク値及びボトム値が振幅正常範囲内であり、かつ、前記波形信号の周期が周期正常範囲内である場合、当該波形信号の振幅のピーク値及びボトム値が正常であると判定し、当該ピーク値及びボトム値により出力することを特徴とする信号処理装置。 - 前記センサ素子(10)は、温度特性を有する磁気抵抗素子(11、12)またはホール素子を備えて構成されていることを特徴とする請求項1に記載の信号処理装置。
- 前記センサ素子(10)から前記波形信号を入力すると共に、当該波形信号に含まれる温度特性成分に対して逆の成分を用いて前記波形信号を補正することにより前記波形信号に含まれる温度特性成分をキャンセルし、当該温度特性を補正した波形信号を前記ピーク値・ボトム値検出部(23)及び前記振幅閾値設定部(24)に出力する温度特性補正部(22)を備えていることを特徴とする請求項1または2に記載の信号処理装置。
- 前記振幅・周期判定部(26)は、前記振幅のピーク値及びボトム値が前記振幅正常範囲及び前記周期正常範囲のうち少なくとも一方から外れていると判定した場合、当該ピーク値及びボトム値による出力を停止することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の信号処理装置。
- 前記周期閾値設定部(25)は、前記一定の範囲の周期の信号を生成するために、分周回路(28)、カウンタ回路、及びRCフィルタ回路のいずれかを有して構成されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の信号処理装置。
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