JP2014206205A - 発電機能を有する車両用ドラムブレーキ - Google Patents

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Abstract

【課題】従来に比較してドラムブレーキの構造を簡素化し且つブレーキシューとブレーキドラムとの摩擦による熱エネルギを効率良く電気エネルギに変換する発電機能を有する車両用ドラムブレーキを提供する。【解決手段】ブレーキシュー16、18とブレーキドラム12との摩擦により発生する熱エネルギによってブレーキドラム12の温度が上昇すると、ブレーキドラム12の温度上昇に応じて熱電変換素子モジュール54のブレーキドラム12側の端部の温度が上昇しブレーキドラム12側とは反対側の端部の温度が外気により外気温に維持されるので、従来のように熱エネルギによって熱電変換素子モジュールの両端部の温度がそれぞれ上昇することが抑制され、熱電変換素子モジュール54の両端部の温度差を比較的大きくできる。このため、ブレーキシュー16、18とブレーキドラム12との摩擦による熱エネルギを効率良く電気エネルギに変換できる。【選択図】図2

Description

本発明は発電機能を有する車両用ドラムブレーキに係り、特に、ブレーキシューとブレーキドラムとの摩擦により発生する熱エネルギを効率良く電気エネルギに変換させる技術に関するものである。
車両用ドラムブレーキには、車輪と共に回転する有底円筒状のブレーキドラムを備え、非回転のバッキングプレートに拡開可能に配設された一対のブレーキシューをそのブレーキドラムの内周面に当接させて前記車輪の回転を抑制する制動力を発生するものがある。また、その車両用ドラムブレーキの中には、熱電変換素子モジュールを備えて、例えば制動時において前記ブレーキシューと前記ブレーキドラムとの摩擦により発生する熱エネルギを電気エネルギに変換する発電機能を有するものがある。例えば、特許文献1および2に示すような発電機能を有する車両用ドラムブレーキがそれである。
上記特許文献1の発電機能を有する車両用ドラムブレーキでは、ブレーキドラムを2部品化し、すなわちブレーキドラムをブレーキドラム本体とそのブレーキドラム本体の内周側に電気的絶縁状態で張り着けられた金属製の円筒状摺動部材とにより構成し、熱電変換素子モジュールをその金属製の円筒状摺動部材の外周面とブレーキドラム本体の内周面との間に挟み込んでいる。なお、上記特許文献1では、ブレーキシューと前記金属製の円筒状摺動部材(ブレーキドラム)との摩擦により発生する熱エネルギによって、その熱電変換素子モジュールの前記金属製の円筒状摺動部材側の端部の温度が上昇して、すなわち前記熱電変換素子モジュールの前記金属製の円筒状摺動部材側の端部と前記ブレーキドラム本体の内周面側の端部との間に温度差が生じて、前記熱電変換素子モジュールから電気エネルギが発生させられる。
特開2011−133068号公報 特開2011−226530号公報
ところで、上記のような発電機能を有する車両用ドラムブレーキでは、前記ブレーキシューと前記金属製の円筒状摺動部材との摩擦による熱エネルギが、前記ブレーキドラム内に蓄熱されると前記ブレーキドラム本体の温度が上昇して前記熱電変換素子モジュールの前記ブレーキドラム本体の内周面側の端部の温度が上昇するので、前記熱電変換素子モジュールの両端部で比較的大きな温度差が得られ難くなり、前記ブレーキシューと前記金属製の円筒状摺動部材との摩擦による熱エネルギを効率良く電気エネルギに変換することができないという問題があった。更に、上記のような発電機能を有する車両用ドラムブレーキでは、前記ブレーキドラムが2部品から構成されているので、ドラムブレーキの構成が複雑且つ高価になってしまうという問題があった。
本発明は以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、従来に比較してドラムブレーキの構造を簡素化し且つブレーキシューとブレーキドラムとの摩擦による熱エネルギを効率良く電気エネルギに変換する発電機能を有する車両用ドラムブレーキを提供することにある。
かかる目的を達成するために、本発明の要旨とするところは、(a) 車輪と共に回転する有底円筒状のブレーキドラムと、非回転のバッキングプレートに拡開可能に配設された一対のブレーキシューがそのブレーキドラムの内周面に当接させて前記車輪の回転を抑制する制動力を発生させる車両用ドラムブレーキであって、(b) 前記ブレーキドラムの外周面に固設されてそのブレーキドラムの温度と外気温との温度差に基づいて、前記ブレーキシューと前記ブレーキドラムとの摩擦により発生する熱エネルギを電気エネルギに変換する熱電変換素子モジュールを、備えることにある。
このように構成された発電機能を有する車両用ドラムブレーキによれば、前記ブレーキシューと前記ブレーキドラムとの摩擦により発生する熱エネルギによって前記ブレーキドラムの温度が上昇すると、そのブレーキドラムの温度上昇に応じて前記熱電変換素子モジュールの前記ブレーキドラム側の端部の温度が上昇し、前記熱電変換素子モジュールの前記ブレーキドラム側とは反対側の端部の温度が外気によって外気温に維持されるので、従来のように前記熱エネルギによって前記熱電変換素子モジュールの両端部の温度がそれぞれ上昇することが抑制され、前記熱電変換素子モジュールの両端部の温度差を比較的大きくすることができる。このため、従来に比較して前記ブレーキシューと前記ブレーキドラムとの摩擦による熱エネルギを効率良く電気エネルギに変換することができる。また、前記ブレーキドラムは、従来のように前記ブレーキドラムを2部品化してその間に前記熱電変換素子モジュールを挟むものではなく、そのブレーキドラムの外周面に前記熱電変換素子モジュールを固定するものであるので、前記ブレーキドラムを2部品化させる必要はなく前記ドラムブレーキの構造が簡素化する。
ここで、好適には、(a) 前記非回転のバッキングプレートに固設された非回転部と、前記ブレーキドラムに設けられてその非回転部に摺接する回転部とを有するスリップリング装置を含み、(b) 前記熱電変換素子モジュールは、そのスリップリング装置を介して車両内の電気回路に接続されている。このため、前記熱電変換素子モジュールで変換された電気エネルギを、前記スリップリング装置の前記回転部および前記非回転部を介して車両内の電気回路に接続された例えばバッテリ等に好適に供給することができる。
また、好適には、前記スリップリング装置の非回転部および回転部は、前記ブレーキドラムの回転軸心に直交する面に平行な環状摺動面を有する摺動リングとその摺動リングの環状摺動面に向かって常時押圧される摺動ブラシの一方および他方である。このため、前記熱電変換素子モジュールで変換された電気エネルギを、前記スリップリング装置の前記摺動リングおよび前記摺動ブラシを介して車両内の電気回路に接続された例えばバッテリ等に好適に供給することができる。
本発明の一実施例の発電機能を有する車両用ドラムブレーキを示す正面図である。 図1の車両用ドラムブレーキのII-II視断面図である。 図2の矢印III方向から見たブレーキドラムを示す図である。
以下、本発明の一実施例を図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の実施例において図は理解を容易とするために適宜簡略化或いは変形されており、各部の寸法比および形状等は必ずしも正確に描かれていない。
図1は、本発明の一実施例のパーキングブレーキ機能を備えたシュー間隙自動調節機構付ドラムブレーキである発電機能を有する四輪車両用ドラムブレーキ(以下、ドラムブレーキという)10であって、ブレーキドラム12を取り外して示す正面図である。なお、上記ブレーキドラム12は、図1の1点鎖線で示す2つの同心円で示されており、その2つの円のうちの中心側の円はブレーキドラム12の内周面12aを示している。
ドラムブレーキ10には、図1に示すように、略円板形状を成し、例えば図示しない車軸管、アクスルハウジング、サスペンション装置などの車体側部材すなわち非回転部材に一体的に固設された非回転のバッキングプレート14が備えられている。
また、ドラムブレーキ10には、図1に示すように、バッキングプレート14の外周部に凸側が外側になる姿勢で互いに接近離間可能に略対称的に配設された円弧形状の一対のブレーキシュー16および18と、その一対のブレーキシュー16および18の一端部すなわち図1の上端部の間においてバッキングプレート14に位置固定に設けられたホイールシリンダ20と、一対のブレーキシュー16および18の一端部を互いに接近する方向に常時付勢するために、その一端部間に張設されたコイル状のリターンスプリング22と、そのコイル状のリターンスプリング22の内部を挿通するように一対のブレーキシュー16および18の一端部間に掛け渡され、非制動時における一対のブレーキシュー16および18とブレーキドラム12の内周面12aとの間すなわちシュー間隙を自動的に調節するシュー間隙自動調節装置24と、一対のブレーキシュー16および18の他端部すなわち図1の下端部の間に位置固定に設けられたアンカ26と、一対のブレーキシュー16および18の下端部間に張設されてそれら下端部をアンカ26に常時当接させるスプリング28とが備えられている。
一対のブレーキシュー16および18は、図1および図2に示すように、何れも、バッキングプレート14の平板部14aと略平行な平板状を成し且つ図1に示す正面図において全体が円弧形状に湾曲した形状に打ち抜かれたシューウェブ30および32と、それらの円弧形状を成す外周側端縁に沿って断面が略T字状を成すように一体的に固設された帯板状のシューリム34および36と、それらシューリム34および36の外周面に接着剤などで一体的に固着された摩擦材から成るライニング38および40とによってそれぞれ構成されている。また、一対のブレーキシュー16および18は、シューウェブ30および32にそれぞれ配設されたシューホールドダウン装置42および44(図1参照)によってバッキングプレート14側へ押圧されることによりそのバッキングプレート14に対して面方向の相対移動可能に保持されている。
ブレーキドラム12は、図2および図3に示すように、略円筒状の円筒部12bと、その円筒部12bのバッキングプレート14側とは反対側の開口を塞ぐように形成された円板状の底部12cとを一体に備え、有底円筒状に形成されている。なお、前記ブレーキドラム12の内周面12aは、その円筒部12bの内周面に対応している。
また、ブレーキドラム12内には、図2に示すように、車軸48の軸端部48aが非回転部材により軸受50を介して相対回転可能に支持されている。車軸48の軸端は、ブレーキドラム12の底部12cの中央部に一体的に連結されており、図示しない車輪が複数本の締結ボルト46によってブレーキドラム12に一体的に固定されている。
また、ドラムブレーキ10には、そのドラムブレーキ10の作動時においてブレーキシュー16および18とブレーキドラム12との摩擦により発生する熱エネルギーを電気エネルギーに変換する熱電変換素子モジュール54が備えられている。熱電変換素子モジュール54は、ブレーキドラム12の外周面12dに複数(本実施例では4つ)固設されており、それら熱電変換素子モジュール54がスリップリング装置56を介して車両内の電気回路に接続されている。
複数の熱電変換素子モジュール54は、図2および図3に示すように、それぞれ、角柱状の半導体58と、その半導体58の長手方向の両端に電気的接続状態でそれぞれ固定された一対の金属板60および62とを備えており、ブレーキドラム12の周方向の4箇所においてブレーキドラム12の外周面12dの一部がブレーキシュー16および18側へ凹んだ嵌合穴12eにそれぞれ嵌め入れられている。なお、一対の金属板60および62において、金属板60はブレーキドラム12の嵌合穴12eの底面に固定され、金属板62はブレーキドラム12の嵌合穴12eの開口部に配設されている。
スリップリング装置56には、図2に示すように、ブレーキドラム12内において車軸48の基端部48bに固設された複数の(本実施例では4つの)ブラシケース64と、それらブラシケース64内にそれぞれ設けられ且つ突き出す方向に付勢された摺動ブラシ66と、それら摺動ブラシ66と熱電変換素子モジュール54の金属板62とをぞれぞれ電気的に接続する外周が絶縁被覆された複数本(本実施例では4本の)の第1電線68と、ブレーキドラム12内において軸受50の基端部50aに固設されたリング状の絶縁体70と、そのリング状の絶縁体70の一面70aに固定された例えば銅合金などの金属板から構成されるリング状の摺動リング72と、その摺動リング72と例えば図示しない車両内のバッテリ等と電気的に接続する外周が絶縁被覆された第2電線74とが備えられている。なお、スリップリング装置56において、リング状の絶縁体70および摺動リング72は、軸受50を介して非回転部材であるバッキングプレート14に一体的に固設された非回転部であり、ブラシケース64および摺動ブラシ66は、車軸48を介して車輪と共に回転するブレーキドラム12に一体的に固設された回転部である。
摺動リング72には、ブレーキドラム12の回転軸心Cに直交する面に平行な環状摺動面72aが設けられており、ブラシケース64内には、それぞれ摺動ブラシ66を摺動リング72の環状摺動面72aに接近する方向に常時付勢する図示しないバネ部材が設けられている。このため、図2に示すように、複数の摺動ブラシ66は、ブラシケース64内のバネ部材の付勢力によって、それぞれ摺動リング72の環状摺動面72aに向かって常時押圧されている。また、ブレーキドラム12の円筒部12bには、複数本の第1電線68をそれぞれブレーキドラム12の内外へ挿通させる複数の挿通穴12fが形成されており、バッキングプレート14の平板部14aには、第2電線74をバッキングプレート14の内外へ挿通させる挿通穴14bが形成されている。なお、バッキングプレート14の挿通穴14bには、ドラムブレーキ10内への例えば水等の浸入を防止するゴム製のブッシュ76が嵌め入れられている。
以上のように構成されたドラムブレーキ10では、例えば車両走行中の減速時において図示しないブレーキペダルが操作されると、その操作に伴ってホイールシリンダ20により一対のブレーキシュー16および18の一端部が互いに離隔してブレーキシュー16および18のライニング38および40がブレーキドラム12の内周面12aに当接することによって、図示しない車輪の回転を抑制する制動力が発生する。
また、ドラムブレーキ10では、ライニング38および40がブレーキドラム12の内周面12aに摺接してブレーキシュー16および18とブレーキドラム12との摩擦により熱エネルギが発生すると、その熱エネルギーによってブレーキドラム12の円筒部12bの温度が上昇する。これによって、熱電変換素子モジュール54では、その厚み方向において、熱電変換素子モジュール54のブレーキドラム12側の端部の温度がブレーキドラム12の円筒部12bの温度上昇に応じて上昇し、且つ、熱電変換素子モジュール54のブレーキドラム12側とは反対側の端部の温度が例えば外気等によって外気温程度に維持されるので、ブレーキドラム12の円筒部12bの温度と外気温との温度差に基づいて電位差(起電力)が生じる。また、熱電変換素子モジュール54で発生した起電力は、複数本の第1電線68、摺動ブラシ66、摺動リング72、および第2電線74を介して例えばバッテリに蓄電される。なお、熱電変換素子モジュール54において、金属板60はブレーキドラム12に電気的にボデーアースに接続されており、金属板62はブレーキドラム12に電気的に接続されておらずスリップリング装置56に電気的に接続されている。
上述のように、本実施例のドラムブレーキ10によれば、ブレーキシュー16および18とブレーキドラム12との摩擦により発生する熱エネルギによってブレーキドラム12の温度が上昇すると、そのブレーキドラム12の温度上昇に応じて熱電変換素子モジュール54のブレーキドラム12側の端部の温度が上昇し、熱電変換素子モジュール54のブレーキドラム12側とは反対側の端部の温度が外気によって外気温に維持されるので、従来のように熱エネルギによって熱電変換素子モジュールの両端部の温度がそれぞれ上昇することが抑制され、熱電変換素子モジュール54の両端部の温度差を比較的大きくすることができる。このため、従来に比較してブレーキシュー16および18とブレーキドラム12との摩擦による熱エネルギを効率良く電気エネルギに変換することができる。また、ブレーキドラム12は、従来のようにブレーキドラムを2部品化してその間に熱電変換素子モジュールを挟むものではなく、そのブレーキドラム12の外周面12dに熱電変換素子モジュール54を固定するものであるので、ブレーキドラム12を2部品化させる必要はなくドラムブレーキ10の構造が簡素化する。
また、本実施例のドラムブレーキ10によれば、非回転のバッキングプレート14に固設された摺動リング72と、ブレーキドラム12に設けられてその摺動リング72に摺接する摺動ブラシ66とを有するスリップリング装置56を含み、熱電変換素子モジュール54は、そのスリップリング装置56を介して車両内の電気回路に接続されている。このため、熱電変換素子モジュール54で変換された電気エネルギを、スリップリング装置56の摺動ブラシ66および摺動リング72を介して車両内の電気回路に接続された例えばバッテリ等に好適に供給することができる。
また、本実施例のドラムブレーキ10によれば、スリップリング装置56の非回転部は、ブレーキドラム12の回転軸心Cに直交する面に平行な環状摺動面72aを有する摺動リング72であり、スリップリング装置56の回転部は、摺動リング72の環状摺動面72aに向かって常時押圧される摺動ブラシ66である。このため、熱電変換素子モジュール54で変換された電気エネルギを、スリップリング装置56の摺動リング72および摺動ブラシ66を介して車両内の電気回路に接続された例えばバッテリ等に好適に供給することができる。
以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、本発明はその他の態様においても適用される。
本実施例のドラムブレーキ10では、熱電変換素子モジュール54は、ブレーキドラム12の外周面12dに4つ固定されていたが、熱電変換素子モジュール54の数に制限はない。例えば、ブレーキドラム12の外周面12dの全周に熱電変換素子モジュール54が配置されても良い。
また、本実施例のドラムブレーキ10は、四輪車に使用されていたが、四輪車以外の他の車両例えば二輪車等に適用することもできる。
また、本実施例のドラムブレーキ10のスリップリング装置56において、摺動ブラシ66は回転部材であるブレーキドラム12に固設された回転部であり、摺動リング72は非回転部材であるバッキングプレート14に固設された非回転部であったが、例えば、摺動ブラシ66を非回転部材であるバッキングプレート14に固定することにより摺動ブラシ66を非回転部とし、摺動リング72を回転部材であるブレーキドラム12に固定することにより摺動リング72を回転部として用いても良い。
なお、上述したのはあくまでも一実施形態であり、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を加えた態様で実施することができる。
10:ドラムブレーキ(発電機能を有する車両用ドラムブレーキ)
12:ブレーキドラム
12a:内周面
12d:外周面
14:バッキングプレート
16、18:ブレーキシュー
54:熱電変換素子モジュール
56:スリップリング装置
66:摺動ブラシ(回転部)
72:摺動リング(非回転部)
72a:環状摺動面
C:回転軸心

Claims (3)

  1. 車輪と共に回転する有底円筒状のブレーキドラムと、非回転のバッキングプレートに拡開可能に配設された一対のブレーキシューが該ブレーキドラムの内周面に当接させて前記車輪の回転を抑制する制動力を発生させる車両用ドラムブレーキであって、
    前記ブレーキドラムの外周面に固設されて該ブレーキドラムの温度と外気温との温度差に基づいて、前記ブレーキシューと前記ブレーキドラムとの摩擦により発生する熱エネルギを電気エネルギに変換する熱電変換素子モジュールを、備えることを特徴とする発電機能を有する車両用ドラムブレーキ。
  2. 前記非回転のバッキングプレートに固設された非回転部と、前記ブレーキドラムに設けられて該非回転部に摺接する回転部とを有するスリップリング装置を含み、
    前記熱電変換素子モジュールは、該スリップリング装置を介して車両内の電気回路に接続されていることを特徴とする請求項1の発電機能を有する車両用ドラムブレーキ。
  3. 前記スリップリング装置の非回転部および回転部は、前記ブレーキドラムの回転軸心に直交する面に平行な環状摺動面を有する摺動リングと該摺動リングの環状摺動面に向かって常時押圧される摺動ブラシの一方および他方である請求項2の発電機能を有する車両用ドラムブレーキ。
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