JP2014205444A - 踏切物体検知装置 - Google Patents
踏切物体検知装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2014205444A JP2014205444A JP2013084642A JP2013084642A JP2014205444A JP 2014205444 A JP2014205444 A JP 2014205444A JP 2013084642 A JP2013084642 A JP 2013084642A JP 2013084642 A JP2013084642 A JP 2013084642A JP 2014205444 A JP2014205444 A JP 2014205444A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- train
- crossing
- detection
- alarm
- relay
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Train Traffic Observation, Control, And Security (AREA)
Abstract
Description
そして、踏切の手前の始動点に設置された踏切制御子で列車を検知すると、踏切警報機にて警報を発するとともに、少し時間をおいて第1種の踏切では踏切遮断機を降下させ、踏切通過後の終止点に設置された踏切制御子で列車通過を検知すると、警報等を止めるとともに、第1種の踏切では踏切遮断機を上昇させるようになっている。
さらに、踏切障害物検知装置30の論理部(制御部,論理判定部)は、障検Rリレーの出力状態に応じて発報制御信号BZを生成する際、予め設定された所定時間の緩動性(障害物検知の時素,遅延手段)を示すようにもなっている。踏切道を速やかに通り抜けるものは踏切障害物としないでエンスト等で踏切道内に滞留している自動車などを踏切障害物とする判別を簡便に行うために、障害物検知の時素が利用されており、その時間は6秒程度に設定されている。
ここでは、下り列車の場合だけ説明するが、上り列車の場合も同様である。
このように、下り始動点ADCへの列車進入と下り終止点BDCへの列車進入および列車進出が的確に検知されれば、踏切警報も障検警報も適切に発せられる。
このため、警報終止点に係る一時的な列車検知の不成立による不所望な事態の発生を防止・回避する煽り対策に利用されている踏切制御装置の警報停止の時素や踏切障害物検知装置の障害物検知の時素について、時間長を増やす対策を採ることになるので、調整代が減る傾向にあり、それだけに頼るのでは適正値の設定が難しくなりかねない。また、警報停止の時素を長くすると、列車が踏切を通過してから踏切が開くまでの時間まで延びるので、踏切通行の円滑化の要請に反することとなる。さらに、障害物検知の時素を長くすると、真の踏切障害物に対する障検警報が遅れるので、これも好ましくない。
また(例えば特許文献2参照)、列車を非接触センサで検知して、そのセンサ出力状態と終止点条件とにより、踏切列車通過を判定するようになった踏切列車通過検知装置も、提案されているが、この装置は、踏切道を列車の最後尾が通過し終わるのをいち早く検知することを目的として開発されたものなので、非接触センサが踏切道から外れた所に設置されており、その非接触センサの検知出力の立ち下がり即ち列車検知の成立から不成立への状態遷移に応じて直ちに列車踏切通過を判定するようになっている。
そこで、車輪とレールとの短絡を前提にした列車検知であっても警報終止点に係る一時的な列車検知の不成立による悪影響が少ない踏切制御を可能とする踏切物体検知装置を踏切道上の物体有無の検知結果の利用にて簡便に実現することが、技術的な課題となる。
図1〜図4に示した実施例1は、上述した解決手段1〜解決手段4(出願当初の請求項1〜請求項4)を踏切障害物検知装置を改造する態様で具現化したものであり、図5に示した実施例2は、上述した解決手段1〜4(出願当初の請求項1〜4)を上り用と下り用とに分けてユニット化してから踏切制御装置や踏切障害物検知装置と組み合わせる態様で具現化したものである。
この下りSRリレーの出力は、下り列車の下り始動点ADC進入から下り警報停止Rの動作(励磁)までの間だけ落下(非励磁)状態になり、それ以外は動作(励磁)状態になるが、後で詳述するように踏切障害物検知装置50が踏切13からの列車進出を検知すると下り警報停止Rリレーを動作(励磁)させるようになっているので、引き続き下りの列車運転方向指示として機能する。
踏切13の踏切道上における物体の有無を検知する感応部31と、踏切に接近して来る列車に対して他装置(詳細は割愛する)を介して停止信号を現示する発報部は、踏切障害物検知装置30からそのまま踏切障害物検知装置50に引き継がれている。
物体検知論理判定部56〜59のうち下り列車に係る部分は(図1(c),図2(b)参照)、何れもリレー回路からなる下り終止点信号入力回路55と障検列車進入検知回路56と障害物検知回路57と列検期間リセット回路58と警報停止Rリレー回路59とを具備している。
なお、両図のタイムチャートで時間軸の長さ言い換えれば単位長当りの時間が異なっており、図4の時間軸の全長は、図3の時間t3の部分を拡大したものとなっている。
なお、踏切障害物検知装置30から踏切障害物検知装置50への更新については、論理部を物体検知論理判定部56〜59に更新するだけでも足り、その場合、感応部31や発報部は踏切障害物検知装置30の物を継続使用することができる。
以下、それらの動作については、従来例と同様、下り列車の場合だけ説明するが、上り列車の場合も同様である。また、動作説明は、多くが既述したものと重複するが、それを省くと一連の動作が分かり難くなってしまうので、重複記載を厭わず詳述する。
つまり、障検列車進入検知Rリレーは、感応部31の検知した物体が人や車でなく踏切道に進入した列車であることと、その列車が踏切道を通過中であることを的確に示すこととなる。また、障検列車進入検知Rリレーが動作(励磁)している期間は、感応部31の障検Rが人や車の存否確認でなく列車の存否確認に用いられることとなる。
また、踏切制御装置20から踏切制御装置40への改造は配線変更だけの簡単なものであり、踏切障害物検知装置30から障検Rリレーの出力を取り出すのも配線変更か中継リレーの追加といった容易なものであり、踏切障害物検知装置30や踏切制御装置20(40)は既存のものを使い続けることができ、新規に総て追加するのは片側制御代替装置60,70だけで済むので、既存設備の改良が低コストで行えることとなる。
本発明の踏切物体検知装置にあっては、列車の踏切道通過検知や、警報停止条件、障害物検知の抑制(マスク)条件が、以下の考え方に則って処理されるようになっている。
第1に、既設の警報終止点用踏切制御子で列車を検知(制御子の出力リレーが動作)したことにより、列車が踏切道に到達したことを検知する。
第2に、これ以降、踏切障害物検知装置からの“物体検知出力”、すなわち自列車の存在を検知する。
第3に、踏切障害物検知装置からの“物体検知出力”がなくなった時点で、警報終止点用踏切制御子が列車を検知(制御子の出力リレーが動作)していることとのAND条件により、当該列車が踏切道を通過し終わったものと判断する。
第4に、その後、警報終止点用踏切制御子が列車の進出を検知(制御子の出力リレーが落下)し、警報停止の時素(緩動時素)後に警報を停止する。
第1に、既設の踏切障害物検知装置による物体(列車)検知条件と、既設の終止点用踏切制御子による列車車検知の条件とを組み合わせることにより、踏切障害物検知装置が検出した物体が、踏切道上に滞留した自動車などを障害物であるか、列車であるかの判別が厳格に行える。
第4に、既設の踏切障害物検知装置を、列車検知装置として活用することにより、安価にレールの短絡によらない列車を検知する手段を提供することができる。
第6に、車軸検知器などレールの短絡によらない他の列車検知装置では、列車検知の機能のみで踏切障害物検知装置としての機能をもたないが、本発明では、1台の踏切障害物検知装置で、両方の役割(機能)を果たすことが出来、コストパフォーマンスが非常に大きい。
上記実施例では、踏切物体検知装置40+50が踏切制御装置40と踏切障害物検知装置50とに分散して実装されていたが、例えば踏切制御装置40の下り側制御部43や下り始動点信号入力回路44を踏切障害物検知装置50に移設あるいは並設する等のことにより、踏切障害物検知装置50だけに実装することも可能である。
上記実施例では、警報始動点ADC,CDCや警報終止点BDC,DDCで列車を検知するものとして、列車検知長の短い軌道回路である踏切制御子を挙げたが、列車検知長の長い一般的な軌道回路も使用することができる。
上記実施例では、踏切物体検知装置がリレー回路で具体化されていたが、リレーは電磁リレーでも半導体リレーでも良い。また、デジタル回路やプログラマブルなマイクロプロセッサといった電子回路で踏切物体検知装置を具体化しても良い。
ADC…下り始動点、BDC…下り終止点、CDC…上り始動点、
DDC…上り終止点、Sa,Sb,Sc,Sd…列車検知区間(検知長)、
20…踏切制御装置、21…警報制御部、22…上り側制御部、23…下り側制御部、
30…踏切障害物検知装置、31…感応部、32…投光器、33…受光器、
40…踏切制御装置(踏切物体検知装置)、
42…上り側制御部、43…下り側制御部、44…下り始動点信号入力回路、
50…踏切障害物検知装置(踏切物体検知装置)、
55…下り終止点信号入力回路、56〜59…物体検知論理判定部、
56…障検列車進入検知回路、57…障害物検知回路、
58…列検期間リセット回路、59…警報停止Rリレー回路、
60,70…片側制御代替装置
Claims (4)
- 踏切道上に滞留する物体を、列車の走行を阻害する障害物として検知し、前記踏切に接近して来る列車に停止信号を現示することにより、障害物を検知する踏切障害物検知装置としての機能を発揮する踏切物体検知装置であって、列車が前記踏切道を通過したことを検知し、これを踏切警報停止条件として踏切制御装置に提供することにより、踏切警報制御支援機能を発揮するものであることを特徴とする踏切物体検知装置。
- 鉄道の線路に設置された踏切の踏切道上における物体の有無を検知する感応部と、前記踏切から列車進入側へ且つ列車長より遠くへ離れて前記線路に設定された警報始動点に係る列車検知結果である始動点検知結果を取得する手段と、前記踏切から列車長より近くへ離れて前記線路に設定された警報終止点に係る列車検知結果である終止点検知結果を取得する手段と、前記感応部の物体検知結果と前記始動点検知結果と前記終止点検知結果とに基づいて前記警報始動点への列車進入とその後の前記踏切への列車進入とその後の前記踏切からの列車進出とを検知する物体検知論理判定部とを備えた踏切物体検知装置であって、前記物体検知論理判定部は、前記警報始動点への列車進入の検知から前記踏切への列車進入の検知までの間は前記感応部の検知した物体を障害物と判定し、前記踏切への列車進入の検知から前記踏切からの列車進出の検知までの間は前記感応部の検知した物体を列車と判定することにより、前記感応部にて検知された物体が障害物であるか列車であるかを弁別するようになっていることを特徴とする踏切物体検知装置。
- 前記物体検知論理判定部は、前記終止点検知結果に基づく前記警報終止点に係る列車検知の成立と前記物体検知結果に基づく前記踏切に係る物体検知の成立とが共に成り立ったことを条件として前記踏切への列車進入の検知を行うとともに、前記踏切への列車進入の検知の後に前記終止点検知結果に基づく前記警報終止点に係る列車検知の不成立が煽り影響排除用の所定時間に亘って継続したことを条件として前記踏切からの列車進出の検知を行うものであることを特徴とする請求項2記載の踏切物体検知装置。
- 前記踏切への列車進入が先に検知され、その後に前記踏切からの列車進出が検知されたときのみ、踏切警報停止条件を踏切制御装置に提供するようになっていることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載された踏切物体検知装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013084642A JP6192344B2 (ja) | 2013-04-15 | 2013-04-15 | 踏切物体検知装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013084642A JP6192344B2 (ja) | 2013-04-15 | 2013-04-15 | 踏切物体検知装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014205444A true JP2014205444A (ja) | 2014-10-30 |
JP6192344B2 JP6192344B2 (ja) | 2017-09-06 |
Family
ID=52119384
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013084642A Active JP6192344B2 (ja) | 2013-04-15 | 2013-04-15 | 踏切物体検知装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6192344B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01138860U (ja) * | 1988-03-18 | 1989-09-21 | ||
JPH11278274A (ja) * | 1998-03-26 | 1999-10-12 | Kyosan Electric Mfg Co Ltd | 踏切警報装置 |
JP2000255432A (ja) * | 1999-03-09 | 2000-09-19 | East Japan Railway Co | 踏切制御用検出装置 |
-
2013
- 2013-04-15 JP JP2013084642A patent/JP6192344B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01138860U (ja) * | 1988-03-18 | 1989-09-21 | ||
JPH11278274A (ja) * | 1998-03-26 | 1999-10-12 | Kyosan Electric Mfg Co Ltd | 踏切警報装置 |
JP2000255432A (ja) * | 1999-03-09 | 2000-09-19 | East Japan Railway Co | 踏切制御用検出装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6192344B2 (ja) | 2017-09-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR20110064804A (ko) | 철도 건널목의 차단 동작 제어 시스템 및 그 방법 | |
JP5041675B2 (ja) | 踏切制御装置 | |
AU2017361138A1 (en) | Speed proving method and apparatus | |
JP6192344B2 (ja) | 踏切物体検知装置 | |
KR100595733B1 (ko) | 근접센서를 이용한 비 접촉방식의 출입문 감지 제어시스템 | |
JP5863387B2 (ja) | 踏切保安装置および踏切制御切替装置 | |
JP6344734B2 (ja) | 踏切物体検知装置 | |
JP2003200765A (ja) | 列車のセクションオーバー防止装置 | |
JP3992783B2 (ja) | 踏切制御装置 | |
KR20000075021A (ko) | 철도 건널목 보안장치 | |
JP6032800B2 (ja) | 踏切保安装置および踏切制御切替装置 | |
KR20190110200A (ko) | 교통 신호 제어장치 및 방법 | |
JP2619568B2 (ja) | 踏切制御装置 | |
JP6645648B2 (ja) | 踏切保安装置および踏切物体検知装置 | |
JP4731226B2 (ja) | 列車検知装置 | |
JP2016013714A (ja) | 遮断機制御装置 | |
JP4766766B2 (ja) | 踏切制御装置および集中電子踏切制御システム | |
JP4859278B2 (ja) | 集中電子踏切制御システム | |
JP4080231B2 (ja) | 踏切迂回情報表示装置 | |
JPH10114267A (ja) | 移動体の運転制御装置 | |
JP2752636B2 (ja) | 踏切制御装置 | |
KR100666668B1 (ko) | 열차추적방식에 의한 건널목 제어시스템 및 운영방법 | |
JP4801521B2 (ja) | 列車検知方法及び列車検知システム | |
CN113264090A (zh) | 一种货场平过道智能报警方法 | |
JPH07137635A (ja) | 踏切制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160406 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20161227 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170104 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20170113 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20170113 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170223 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170808 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170808 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6192344 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |