JP2014204495A - 回転電機およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】転積によるロータの過剰な回り止め突起を除去することにより、ロータと回転軸との嵌合を容易に行なえる回転電機およびその製造方法を提供する。【解決手段】レゾルバロータ4は、回転軸5に圧入されることにより固定され、回転する。ロータコア11は、薄板状の珪素鋼板をプレス加工にて打ち抜いたロータプレート12を中心軸J1方向に72度で転積することにより、非真円状に形成される。複数個のカシメダボ17を順に嵌め込み、積層された複数枚のロータプレート12を軸線方向に加圧することにより、各ロータプレート12が一体化されロータコア11が形成される。回転軸5に干渉する4つの突起部は、ロータコア11から抜き取られ、ロータコア11は、突起部14を回転軸5外周面の凹部15の位置に合わせ軸線方向に圧入して固定し、回転軸5にロータコア11が組み付けられる。【選択図】図1

Description

本発明は、回転電機およびその製造方法に関するものである。
従来、回転電機の一つの使用例としてレゾルバがある。レゾルバにはロータとステータとが備えられており、バリアブルリラクタンス型のレゾルバロータとして、例えば、特許文献1に記載されたものが知られている。このレゾルバロータは、回転軸(シャフト)に圧入にて固定されており、その外側(径方向において外方)の面に対向する環状のレゾルバステータとともにレゾルバを構成する。レゾルバステータは、そのスロット内に励磁巻線およびn相の出力巻線を有する。そして、レゾルバロータの外側の面は、レゾルバステータとの間のギャップパーミアンスがレゾルバロータ(回転軸)の回転角度に対して正弦波状に変化するように非真円形状を有する。
ここで、レゾルバロータは、その中央孔から径方向内側に突出する突起を有しており、回転軸への圧入に際し回転軸の外周面に形成された軸凹部(溝)に突起を嵌合させることで回転軸に位置決め固定される。一般に、レゾルバロータおよびレゾルバステータは、プレス加工により電磁鋼板の圧延材から所定形状のコアプレートを打ち抜き、このコアプレートを複数枚積層して積層コアを形成する多層構造を有する。ここで、積層された各コアプレートは接着、カシメなどの方法を用いて互いに結合される。
特開2002−174535号公報
しかしながら、上記のようなレゾルバロータにおいて、ロータコアは、プレス加工により電磁鋼板を打ち抜いて形成された複数枚のロータプレートを1枚ずつ所定角度だけ回転させつつ、転積(回転積層)することにより製造される。これにより、ロータコアの磁気性能が確保される。このため、複数個の回り止め用の突起部がロータコアの内孔の内周側に突出して配置され、回転軸の外周面に突起部に係合する同じ個数の凹部を設ける必要がある。この結果、回転軸の削り出し加工が必要となり製造・設備コストの増大を生じる場合がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、転積によるロータの過剰な回り止め突起を除去することにより、ロータと回転軸との嵌合を容易に行なえる回転電機およびその製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、回転軸に一体回転可能に設けられたロータと、前記ロータの外周面の外側に近接して配設され、ハウジングに固定されたステータと、を備え、前記ロータは、内孔の内径側に形成され、軸心側へ突出する突起を有する複数枚のロータプレートを転積したロータコアを有し、前記ロータコアは、前記突起を積層して形成された突起部を前記回転軸の外周面に形成された凹部に係合させることを要旨とする。
上記構成によれば、回転軸側に固定キーなどを設ける必要がなく、ロータコア内孔の内径側に軸心側へ突出して設けた突起部と回転軸の外周面に形成した凹部(溝)とを直接結合できるので、製造コストを低減できるとともに、ロータと回転軸との結合強度を確保することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の回転電機において、前記突起は、前記回転軸の円周に沿って複数個形成されるとともに、転積する角度に同期して等間隔に配置されることを要旨とする。上記構成によれば、所定角度ずつ回転させて転積された突起は、軸線方向に同じ位置に配置された突起部を形成するので、ロータと回転軸との結合強度を向上させることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の回転電機において、前記突起部は、転積により形成された後分離され、前記凹部の個数と同数の1個または複数個形成されることを要旨とする。上記構成によれば、転積してロータコアを形成した後ロータコア側の回転軸に干渉する突起部を抜き取り、回転軸側の回り止め用の凹部の個数を必要最小に設定できるので、回転軸の製造・設備コストを低減することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3の何れかに記載の回転電機において、前記ロータプレートは、円周に沿って複数個のカシメダボを備えることを要旨とする。上記構成によれば、薄板環状のロータプレートはカシメダボを用いてカシメにより固定されるので、ロータプレートおよび突起が離れないように強固に積層することができる。
請求項5に記載の発明は、回転軸に設けられたロータと、前記ロータの外周面の外側に配設されハウジングに固定されたステータと、を備え、前記ロータは、前記回転軸に一体回転可能に固定されたロータコアと、前記ロータコアの内周に軸心側へ突出して形成された突起部と、を備え、複数個の突起を有する複数枚のロータプレートを転積し、複数個の前記突起部を有する前記ロータコアを形成する積層工程と、転積により形成された前記回転軸に干渉する前記突起部を分離する分離工程と、分離されず残った前記突起部を前記回転軸の外周面に形成された凹部内に圧入により固定する固定工程と、を備えることを要旨とする。
上記構成によれば、ロータプレートを転積してロータコアを形成した後、回転軸に干渉する突起部を抜き取り、残った突起部を回転軸の外周面に形成された凹部に嵌合してロータと回転軸を結合する。これにより、回転軸側の回り止めが少なくとも1ヶ所で済み回転軸外周面に突起部が嵌合する複数個の凹部を設ける必要がなく、製造・設備コストを低減することができる。
本発明によれば、転積によるロータの過剰な回り止め突起を除去することにより、ロータと回転軸との嵌合を容易に行なえる回転電機およびその製造方法を提供できる。
本発明の一実施形態に係るレゾルバの構成を示す正面図。 図1におけるA−A方向から見たレゾルバの構成を示す断面図。 (a)は、ロータプレートの突起をせん断後の状態を示す側面図、(b)は、突起を嵌合した状態を示す側面図。 第1の実施形態に係るレゾルバのロータ構造を示す正面図。 (a)は、ロータの突起部を積層後の概略構造を示す側面図、(b)は、ロータの突起部分離後の状態を示す側面図。 ロータに回転軸を嵌合した状態を示す正面図。 (a)は、第2の実施形態に係るロータの突起部の概略積層構造を示す側面図、(b)は、ロータに回転軸を嵌合した状態を示す側面図。 (a)は、レゾルバのステータ構造を示す正面図、(b)は、ステータにハウジングを嵌合した状態を示す正面図。
次に、本発明の実施形態を図に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るレゾルバ1の構成を示す正面図、図2は、図1におけるA−A方向から見たレゾルバ1の構成を示す断面図である。レゾルバ1は、中心軸J1を中心とする略環状のレゾルバステータ3および回転軸5に固定されるレゾルバロータ4を備える。図1および図2に示すように、レゾルバロータ4は、回転軸5に圧入されることにより固定され、回転軸5と一体となって回転する。また、ロータコア11は、薄板状の電磁鋼板(例えば、珪素鋼板など)をプレス加工にて打ち抜いたロータプレート12を中心軸J1方向に所定の角度(本実施形態では、72度)で転積することにより、非真円状に形成される。
板状のロータプレート12は、材料が磁気的に無方向性の珪素鋼板であっても、プレス加工時の影響によってわずかに磁気的な方向性を有してしまう、あるいは、珪素鋼板の位置によって厚みにわずかな差が生じる可能性がある。このような場合であっても、ロータコア11を転積することにより形成することで、厚みの差が特定の箇所で累積することがなく、また、磁気的な方向性を平均化することで磁気特性の優れたロータコア11を形成することができる。さらに、ロータプレート12を同じ位置に重ね合わせ、凹穴および凸部からなるカシメダボ17を順に嵌め込み、積層された複数枚のロータプレート12を中心軸J1方向に加圧することにより、各ロータプレート12が一体化されロータコア11が形成される。
レゾルバロータ4は、レゾルバステータ3と径方向に間隙を介して対応する対向面、および対向面とは反対側に形成される内周面を有する。また、レゾルバロータ4は、対向面に径方向外側へ向って突出する複数個(本実施形態では、5つ)の突極を有する。具体的には、対向面は、丸みを帯びた山部と谷部とを周方向に交互に備え、各山部が各突極を形成している。内周面には1つの突極の頂点に対応する周方向位置に軸中心J1側へ向う1つの突起部14を有する形状となっている。本実施形態においては、他の4つの突極の頂点に対応する内周面の周方向位置に、径方向外側に向って延びレゾルバロータ4の軸線方向両端面に開口する4つの溝部20を有している。
レゾルバステータ3は、レゾルバロータ4と同様に、例えば、珪素鋼板をプレス加工にて打ち抜いた薄板状のステータプレート7を中心軸J1方向に積層して形成されるとともに、ケース(ステータハウジング)2の内周面に固定されるステータコア6を備える。ステータコア6は、環状のコアバックおよび放射状に配置されて中心軸J1に向って延びる複数のティースを備える。また、レゾルバステータ3は、ステータコア6の表面を被覆する絶縁体により形成されたインシュレータおよびティースにインシュレータを介して導線を巻回することにより形成された複数(本実施形態では、12個)のコイルを備える。レゾルバ1では、例えば、複数のコイルにより1相の励磁コイルと2相の出力コイルが構成される。
本発明の積層コアには、ロータコア11だけでなくステータコア6も含まれるが、以下の実施形態においてはロータコア11について説明する。
図3(a)は、ロータプレート12の突起せん断後の状態を示す側面図、図3(b)は、突起13を嵌合した状態を示す側面図、図4は、第1の実施形態に係るレゾルバロータ4の構造を示す正面図である。本実施形態では、4つの突起部14,14aを有するロータコア11を示している。図3(a)、(b)に示すように、1枚のロータプレート12は、あらかじめ各突起13をパンチとダイなどを用いて軸線方向に打ち抜かれ(せん断)、せん断後ふたたび元の位置に戻され嵌合される。ここで、ロータプレート12は、内孔の内径側に転積角度に同期して等間隔に配置された複数個(本実施形態では、4つ)の突起13を有する。
図4に示すように、内孔16に軸中心J1に向って4つの突起13を有するロータプレート12を転積し、すなわち、ロータプレート12の向きを所定角度(本実施形態では、90度)ずつ回転させて軸線方向に積層してロータコア11を形成する。このとき、各突起13は、軸線方向に積層されて4つの突起部14,14aを形成する(積層工程)。ロータプレート12および突起13には複数個のカシメダボ17が設けられ、各ロータプレート12が積層一体化されレゾルバロータ4を形成する。詳細には、カシメダボ17は、各ロータプレート12の上面および下面に設けられた、それぞれ図示しない凹穴および凸部からなり、ロータプレート12を同じ位置に重ね合わせ、凹穴に凸部を順に嵌め込むことでカシメ固定される。
次に、図5(a)は、レゾルバロータ4の突起部14a(14)を積層後の概略構造を示す側面図、図5(b)は、レゾルバロータ4の突起部14aを分離後の状態を示す側面図である。ここで、積層方向を矢印、および厚みを積厚Lで示す。図5(a),(b)に示すように、回転軸5に干渉する3つの突起部14a(図4参照)は、ロータコア11から抜き取られる(分離工程)。
図6は、レゾルバロータ4に回転軸5を嵌合した状態を示す正面図である。図6に示すように、ロータコア11は、突起部14を回転軸5外周面の凹部15の位置に合わせ軸線方向に圧入して固定し、回転軸5にロータコア11を組み付ける(固定工程)。このとき、1つの凹部15に1つの突起部14が嵌合して固定され、回転軸5の外側周方向に3つの溝部20が形成される。
次に、図7を参照しつつ第2の実施形態について説明する。
図7(a)は、第2の実施形態に係るレゾルバロータ4の突起部14の概略積層構造を示す側面図、図7(b)は、レゾルバロータ4に回転軸5を嵌合した状態を示す側面図である。図7(a)に示すように、ロータコア11の軸線方向の積厚が長尺である場合、突起部14は、周方向の幅寸法が大きい突起部14bと小さい突起部14cとにより形成される。このとき、積厚寸法は、突起部14cより突起部14bの方が小さく設定されている。図7(b)に示すように、圧入時、突起部14bが回転軸5の凹部15に圧入され固定される圧入部18、および突起部14cによる隙間部19が形成される。このような構成によると、積厚を変更して圧入範囲を部分的に設定することにより圧入荷重を低減させて、発生応力を抑え圧入強度を確保することができるので、ロータコア11においてひずみや割れの発生を防止できる。
次に、上記のように構成された本発明の実施形態に係るレゾルバ1の作用および効果について説明する。
上記第1の実施形態によれば、4つの突起13を有するロータプレート12は、あらかじめ各突起13をパンチとダイなどを用いて打ち抜かれ(せん断)、せん断後ふたたび元の位置に戻され嵌合される。内孔16に軸中心J1に向って所定角度でロータプレート12を転積し、すなわち、ロータプレート12の向きを90度ずつ回転させて軸線方向に積層してロータコア11を形成する。このとき、各突起13は、軸線方向に積層されて周方向に同じ位置に配置された4つの突起部14,14aを形成する(積層工程)。さらに、ロータプレート12に複数個のカシメダボ17が形成されており、ロータプレート12を同じ位置に重ね合わせて積層し、カシメにより各ロータプレート12が一体化されロータコア11が形成される。回転軸5に干渉する3つの突起部14aは、ロータコア11から抜き取られ除去される(分離工程)。ロータコア11は、残った1つの突起部14を回転軸5外周面の凹部15の位置に合わせ軸線方向に圧入して固定され、回転軸5にロータコア11を組み付ける(固定工程)。
これにより、回転軸5側に固定キーなどを設けることなく、ロータコア11の内孔16内径側に軸心側に突出して設けた突起部14と回転軸5の外周面に形成した凹部15とを直接結合できるので、製造コストを低減できるとともに、レゾルバロータ4と回転軸5との結合強度を向上させることができる。また、転積してロータコア11を形成した後、回転軸5に干渉するロータコア11側の突起部14aを抜き取ることにより、回転軸5側の回り止め用の凹部15の個数を必要最小に設定できるので、回転軸5の製造・設備コストを低減することができる。
さらに、薄板環状のロータプレート12は、カシメダボ17を用いてカシメにより固定されるので、各ロータプレート12および突起13が離れないように強固に積層することができる。以上により、回転軸5側の回り止め凹部15が少なくとも1ヶ所で済み複数個の凹部15を設ける必要がなく、製造・設備コストを低減することができる。また、上記のような転積と打ち抜きとにより必要な突起部14を形成する構成は、高精度を要求されるロータに転積を必要とするレゾルバのような検出器(センサー)に有効である。
また、上記第2の実施形態によれば、ロータコア11の積厚が長尺である場合、突起部14は、周方向の幅寸法が大きい突起部14bと小さい突起部14cとにより形成され、積厚寸法は、突起部14cより突起部14bの方が小さく設定されている。圧入時、突起部14bが回転軸5の凹部15に圧入され固定される圧入部18、および突起部14cによる隙間部19が形成される。これにより、積厚を変更して圧入範囲を部分的に設定することにより圧入荷重を低減させて、発生応力を抑え圧入強度を確保することができるので、ロータコア11においてひずみや割れの発生を防止できる。
以上のように、本発明の第1,2の実施形態によれば、転積によるロータの過剰な回り止め突起を除去することにより、ロータと回転軸との嵌合を容易に行なえる回転電機およびその製造方法を提供できる。
以上、本発明に係る実施形態について説明したが、本発明はさらに他の形態で実施することも可能である。
上記実施形態では、ロータコア11のみを転積により形成する場合について説明したが、これに限らず、ステータコア6のみを転積により形成してもよく、ロータコア11およびステータコア6の両方を転積により形成してもよい。
図8(a)は、レゾルバ1のステータ構造を示す正面図、(b)は、レゾルバステータ3にケース(ステータハウジング)2を嵌合した状態を示す正面図である。本実施形態では、6つの突起部9を有するステータコア6を示している。図8(a)、(b)に示すように、径方向外側に向って突出する6個の突起8を備えたステータプレート7を60度ずつ回転させ転積してステータコア6を形成する。ステータコア6は、ケース2に挿入するため干渉する5つの突起部9が抜き取り、あるいは切断により除去される。ステータコア6は、突起部9をケース2内周面に設けられた回り止め用の凹(溝)部10の位置に合わせ軸線方向に圧入して固定し、ケース2にステータコア6を組み付ける。
上記実施形態では、ロータコア11に4つおよび5つの突起部14を備える場合について説明したが、これに限らず、任意の個数の突起13を設けてロータプレート12を回転させて転積を行うように構成してもよい。また、ステータコア6の突起8の個数においても適宜変更することが可能である。
上記実施形態では、ロータプレート12の4つの突起13を一旦打ち抜いた後、元の位置に押し戻し嵌合させる工程を示したが、これに限らず、転積した後で不要な突起部14aを切断除去するようにしてもよい。
上記実施形態では、本発明を電動パワーステアリング装置などの回転角度検出器に用いられるレゾルバ1に具体化したが、これに限らず、他の装置の駆動源として用いてもよく、例えば、転積により積層してコアを形成するIPMモータや誘導モータなどの電動モータ、または、発電機に用いてもよい。
1:レゾルバ、2:ケース(ハウジング)、3:レゾルバステータ、4:レゾルバロータ、5:回転軸、6:ステータコア、7:ステータプレート、8:ステータ突起、
9:ステータ突起部、10:ケース凹部、11:ロータコア、12:ロータプレート、
13:ロータ突起、14,14a,14b,14c:ロータ突起部、15:回転軸凹部、
16:内孔、17:カシメダボ、18:圧入部、19:隙間部、20:溝部、
J1:中心軸、L:積厚

Claims (5)

  1. 回転軸に一体回転可能に設けられたロータと、
    前記ロータの外周面の外側に近接して配設され、ハウジングに固定されたステータと、を備え、
    前記ロータは、
    内孔の内径側に形成され、軸心側へ突出する突起を有する複数枚のロータプレートを転積したロータコアを有し、
    前記ロータコアは、前記突起を積層して形成された突起部を前記回転軸の外周面に形成された凹部に係合させることを特徴とする回転電機。
  2. 請求項1に記載の回転電機において、
    前記突起は、前記回転軸の円周に沿って複数個形成されるとともに、転積する角度に同期して等間隔に配置されることを特徴とする回転電機。
  3. 請求項1または請求項2に記載の回転電機において、
    前記突起部は、転積により形成された後分離され、前記凹部の個数と同数の1個または複数個形成されることを特徴とする回転電機。
  4. 請求項1〜請求項3の何れかに記載の回転電機において、
    前記ロータプレートは、円周に沿って複数個のカシメダボを備えることを特徴とする回転電機。
  5. 回転軸に設けられたロータと、
    前記ロータの外周面の外側に配設されハウジングに固定されたステータと、を備え、
    前記ロータは、
    前記回転軸に一体回転可能に固定されたロータコアと、
    前記ロータコアの内周に軸心側へ突出して形成された突起部と、を備え、
    複数個の突起を有する複数枚のロータプレートを転積して積層し、複数個の前記突起部を有する前記ロータコアを形成する積層工程と、
    転積により形成された前記回転軸に干渉する前記突起部を分離する分離工程と、
    分離されず残った前記突起部を前記回転軸の外周面に形成された凹部内に圧入により固定する固定工程と、を備えることを特徴とする回転電機の製造方法。
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