JP2014204446A - モータ制御装置、およびモータ制御装置を備えた電動パワーステアリング装置 - Google Patents

モータ制御装置、およびモータ制御装置を備えた電動パワーステアリング装置 Download PDF

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Abstract

【課題】モータの出力を遮断するリレーの異常を判定するときに、モータ回転時のリレー異常判定の検出性を改善する。
【解決手段】リレー21a、21bの異常判定をモータ端子電圧モニタ手段22、23で行う際に、複数のスイッチング素子20a〜20dを発電制動となるようにオンさせた後、リレー21aの異常を判定する場合には、スイッチング素子20cをオンさせたときのモータ端子電圧モニタ手段22を用い、また、リレー21bの異常を判定する場合には、スイッチング素子20dをオンさせたときのモータ端子電圧モニタ手段23を用いる。
【選択図】図1

Description

この発明は、モータ制御装置、およびモータ制御装置を備えた電動パワーステアリング装置に係り、特に、電動モータの駆動装置を構成する複数のスイッチング素子からなるブリッジ回路の所定のスイッチング素子を駆動することにより、上記ブリッジ回路と上記電動モータ間の給電を遮断するリレーの異常を判定するモータ制御装置、およびモータ制御装置を備えた電動パワーステアリング装置に関するものである。
自動車の電動パワーステアリング装置は、モータ制御装置によって制御される電動モータの駆動力を利用して運転者の操舵をアシストする。電動パワーステアリング装置に用いられる電動モータは、自動車の始動時にモータ用のリレーがオンされてモータ制御装置による制御が可能になってから作動を開始する。
図12は、例えば特開2010−148274号公報に開示されている自動車の電動パワーステアリング装置の概略構成図である。図12に示すように、電動パワーステアリング装置10は、ハンドル11に接続されるステアリング軸(図示せず)の外側に設けられたステアリングコラム12と、運転者のハンドル11の操舵力を検出するトルクセンサ13と、ステアリング軸に補助操舵トルクを付与する電動モータ14と、ギアの減速比に比例した電動モータ14の出力を得る減速ギア15と、電動モータ14を制御するモータ制御装置16を備えている。モータ制御装置16には、自動車の速度などの車両信号17、トルクセンサ13により検出されたハンドル11の操舵力などが入力される。また、モータ制御装置16にはバッテリ18が接続されている。
次に、モータ制御装置16について説明する。図13は、モータ制御装置16の内部概略構成図である。図13において、符号19は制御部を示し、この制御部19は、運転者の操舵力に応じて変化するトルクセンサ信号(トルクセンサ13の出力信号)および車両信号17から、電動モータ14による適切なアシスト電流を演算し、電動モータ14の駆動装置20を制御する。駆動装置20は、複数のスイッチング素子からなるブリッジ回路により構成され、電動モータ14にあらかじめ演算した電流を通流させる。制御部19または駆動装置20の異常時には、制御部19によりリレー21a、21bをオフして電動モータ14への給電を停止する。
従来の電動パワーステアリング装置10は上記のように構成されており、制御部19または駆動装置20の異常時に、電動モータ14の出力が遮断できるように、モータ制御装置16の起動時にはリレー21a、21bの異常判定を行った後、正常と判定してから操舵力のアシストを開始している。
特開2010ー148274号公報
上記のように運転者の操舵力を電動モータによりアシストする電動パワーステアリング装置において、特許文献1に開示されている技術、即ち、モータ制御装置の起動時にリレーの異常判定を行った後、正常と判定してから操舵力のアシストを開始するものにおいては、リレーの異常判定時にリレーのオン/オフを繰り返すため、リレーの接点が消耗し、寿命が短縮するという問題があった。
上記問題を改善するために、電動モータの両端子における電圧、即ち、モータ端子電圧を用いて、ブリッジ回路の所定のスイッチング素子をオンすることにより、リレーのオン/オフを繰り返さずにリレーの異常判定を行う方法がある。しかし、この方法は、運転手が自動車の起動時にハンドルを操舵したり、タイヤのねじれなどによりハンドルが回転した場合には、図12に示すように、ハンドル11の回転速度が減速ギア15を介して、減速比倍されたモータ回転数となり、より大きなモータ回転速度で発生した誘起電圧のために、電動モータ14の回転中はリレー21a、21bの異常を判定できない問題がある。
この発明は、上記の問題を解決するためになされたもので、電動モータの出力を遮断するリレーの異常を判定するときに、電動モータ回転時のリレー異常判定の検出性を改善するモータ制御装置、およびモータ制御装置を備えた電動パワーステアリング装置を提供することを目的とするものである。
この発明によるモータ制御装置は、電動モータを制御する制御部と、複数のスイッチング素子からなるブリッジ回路で構成され、上記電動モータを駆動する駆動装置と、上記ブリッジ回路と上記電動モータとの間の給電を遮断するリレーと、上記電動モータの各端子電圧をモニタするモータ端子電圧モニタ手段と、を備え、
上記制御部は、上記リレーの異常を判定する異常判定手段を有し、上記異常判定手段は、上記電動モータが発電制動を行うように所定の上記スイッチング素子を所定時間オンさせ、その後、他の所定の上記スイッチング素子を駆動し、上記モータ端子電圧モニタ手段により検出されたモニタ電圧に基づいて、上記リレーの異常を判定するものである。
この発明によるモータ制御装置によれば、電動モータの出力を遮断するリレーの異常を判定するときに、電動モータ回転時のリレー異常判定の検出性を改善することができる。
この発明の実施の形態1によるモータ制御装置を示す図である。 この発明の実施の形態1によるモータ制御装置の動作を説明するフローチャートである。 この発明の実施の形態1による電動モータの等価回路を示す図である。 この発明の実施の形態1による電動モータのモータ回転速度とモータ誘起電圧の関係を示す図である。 この発明の実施の形態1によるモータ制御装置を構成するリレーの異常判定を説明する図である。 この発明の実施の形態2によるモータ制御装置の動作を説明するフローチャートである。 この発明の実施の形態3によるモータ制御装置を構成するリレーの異常判定を説明する図である。 この発明の実施の形態3による電動モータのモータ回転速度とモータ誘起電圧の関係を示す図である。 この発明の実施の形態3によるモータ制御装置の動作を説明するフローチャートである。 この発明の実施の形態4によるモータ制御装置の動作を説明するフローチャートである。 この発明の実施の形態6によるモータ制御装置の動作を説明するフローチャートである。 従来の電動パワーステアリング装置の概略構成図である。 従来の電動パワーステアリング装置に備えられたモータ制御装置の内部概略構成図である。
以下、この発明によるモータ制御装置、および電動パワーステアリング装置の好適な実施の形態について図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるモータ制御装置を示す図である。なお、図1には説明の都合上、モータ制御装置により制御される電動モータ、およびモータ制御装置に接続されるバッテリも図示している。この実施の形態1によるモータ制御装置を備えた電動パワーステアリング装置は、モータ制御装置以外は図12において説明した電動パワーステアリング装置と同様の構成となっている。また、図1は図13に相当する図で、図13と同一もしくは相当部分に同一符号を付している。
図1において、モータ制御装置16は制御部19を備え、この制御部19は、運転者の操舵力に応じて変化するトルクセンサ信号(トルクセンサ13の出力信号)および車両信号17から、電動モータ(以下、単にモータという。)14による適切なアシスト電流を演算し、モータ14の駆動装置20を制御する。駆動装置20は、複数のスイッチング素子20a〜20dからなるブリッジ回路により構成され、モータ14にあらかじめ演算した電流を通流させる。制御部19または駆動装置20の異常時には、制御部19によりリレー21a、21bをオフしてモータ14への給電を停止する。
スイッチング素子20a〜20dは、制御部19により演算されたPWM(Pulse Width Modulation)信号を生成するスイッチング素子で、一般的に使用されているMOSFET(Metal oxide semiconductor Field Effect Transistor)で構成されており、MOSFETには寄生ダイオードが含まれている。なお、駆動装置20にはバッテリ18が接続されており、この駆動装置20によりハンドルの操舵力をアシストするモータ14が駆動される。
モータ制御装置16には、モータ14のプラス端子M+側の端子電圧をモニタするモータプラス端子電圧モニタ手段22と、モータ14のマイナス端子M−側の端子電圧をモニタするモータマイナス端子電圧モニタ手段23が設けられている。モータプラス端子電圧モニタ手段22は、例えば図1に示すように、Y形に結線された抵抗22a〜22cで構成される。そして、Vcc電源24を抵抗22aの一端に接続することにより電圧(例えば5v)が印加されている。また、モータマイナス端子電圧モニタ手段23は、例えば図1に示すように、Y形に結線された抵抗23a〜23cで構成される。そして、Vcc電源24を抵抗23aの一端に接続することにより電圧(例えば5v)が印加されている。なお、図1では、Hブリッジ回路でブラシ付きモータを例に挙げて説明するが、ブラシ付きモータのみならず、ブラシレス多相モータについても同様にリレー21a、21b、スイッチング素子20a〜20dからなるブリッジ回路、モータプラス端子電圧モニタ手段22およびモータマイナス端子電圧モニタ手段23を備えることで適用可能である。
実施の形態1によるモータ制御装置16は上記のように構成されており、次に、その動作について説明する。
まず、リレー21a、21bの異常であるオフ故障判定方法について図2のフローチャートを用いて説明する。ステップS101にて、リレー21a、21bにオン指示する。このオン指示は、制御部19より出力される。次に、ステップS102にて、モータプラス端子電圧モニタ手段22、モータマイナス端子電圧モニタ手段23により、モータ14のプラス端子M+、マイナス端子M−の端子電圧をモニタする。
モータ14は、図3に示すように、モータ14のコイル成分が定常的な場合には無視できるので、モータ14の誘起電圧14aと電機子抵抗14bから等価回路を構成することができる。ここで、モータ14の誘起電圧14aは、図4に示すようにモータ回転速度が大きいほど高い電圧となる。また、誘起電圧14aは、モータ端子間電圧から計算でき、誘起電圧と回転速度が比例することから、モータ14の端子間電圧からモータ14の回転速度を求めることができる。
図2に戻り、ステップS103にて、下記(1)式に示すようにモータ端子間電圧の絶対値が所定値Vth1より小さい場合には、モータ14が停止していると判定してステップS105の処理に進み、所定値Vth1より大きい場合には、モータ14が回転していると判定してステップS104の処理に進む。なお、制御部19は、異常判定手段を有しており、各判定はこの異常判定手段により行われる。
|(M+端子電圧モニタ値)−(M−端子電圧モニタ値)|<Vth1 (1)
ステップS104にて、駆動装置20のバッテリ18側のスイッチング素子20a、20bをオン、GND側のスイッチング素子20c、20dをオフし、モータ14のプラス端子M+とマイナス端子M−が短絡接続すると、モータ14を発電制動できる。このときのモータ14の回転速度に応じた制動トルクを利用し、モータ14を停止させる。
ステップS105にて、制御部19の上記異常判定手段によりモータ14の回転速度が停止と判定されたときに、図5に示すように、スイッチング素子20a、20b、20dをオフ、スイッチング素子20cをオンすると、リレー21aが正常の場合にはオンしているため、モータ14のプラス端子M+の端子電圧モニタ値は下記(2)式に示されるようになる。
22b・22c・Vcc/{22b・22c+22a・(22b+22c)} (2)
一方、リレー21aがオフ故障の場合にはリレー21aがオフしているため、モータ14のプラス端子M+のモニタ電圧値は(3)式で示されるようになる。ここで、(2)式<(3)式となるように抵抗値22a〜22cを設定する。
22b・Vcc/(22a+22b) (3)
ステップS105にてスイッチング素子20cを駆動するよう設定した後、ステップS106において、(2)式<Vth2<(3)式を満足するしきい値Vth2とモータ14のプラス端子M+の端子電圧モニタ値とを比較する。これにより、リレー21bの故障判定を行う。
ステップS106にて、(M+端子電圧モニタ値)<Vth2の場合、リレー21aを正常と判定し、ステップS107に進み、マイナス端子M−側のリレー21bの故障判定を行う。一方、ステップS106にて、(M+端子電圧モニタ値)<Vth2でない場合には、リレー21aをオフ故障と判定してステップS120に進み、アシスト停止処理する。
ステップS107にて、スイッチング素子20a、20b、20cをオフとし、スイッチング素子20dをオンしたときに、リレー21bの正常時のモータ端子電圧モニタ値は、ステップS105と同様に下記(4)式となり、一方、リレー21bの故障時のモータ端子電圧は下記(5)式に示すようになる。
23b・23c・Vcc/{23b・23c+23a・(23b+23c)} (4)
23b・Vcc/(23a+23b) (5)
ここで、23a=22a、23b=22b、23c=22cとなるように抵抗値を設定することにより、ステップS108において、ステップS106と同様にリレー21bの故障判定をすることができる。
ステップS108にて、(M−端子電圧モニタ値)<Vth2の場合、リレー21bが正常であると判定し、ステップS109に進みアシスト開始処理を行う。一方、(M−端子電圧モニタ値)<Vth2でない場合、リレー21bが故障であると判定してステップS120に進み、アシスト停止処理を行う。
上記説明のように、実施の形態1によるモータ制御装置は、モータ端子電圧を用いて、リレー21a、21bをオフ故障判定する前に、駆動装置20を構成するブリッジ回路のバッテリ18側、即ち、モータ14より見て上流側のスイッチング素子20a、20bをオン、GND側、即ち、モータ14より見て下流側のスイッチング素子20c、20dをオフすることにより、発電制動を行ってモータ14を停止させる。これにより、起動時にモータ14が回転していた場合のリレー21a、21bのオフ故障判定の検出性を改善することができる。
実施の形態2.
次に、この発明の実施の形態2によるモータ制御装置について説明する。実施の形態1では、駆動装置20のブリッジ回路のバッテリ18側のスイッチング素子20a、20bをオンし、GND側のスイッチング素子20c、20dをオフして、発電制動を行ってモータ14を停止させた。しかし、上記ブリッジ回路のバッテリ18側のスイッチング素子20a、20bをオフし、GND側のスイッチング素子20c、20dをオンしても、モータ14の端子間を短絡することには変わりなく、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
以下、図6に示すフローチャートを用いて説明する。図6のフローチャートは図2のフローチャートのS104でのスイッチング素子の設定を、S201に示すようにスイッチング素子20a、20bをオフし、スイッチング素子20c、20dをオンするよう置き換えたものである。なお、実施の形態2のモータ制御装置は、実施の形態1で説明した図1と同様に構成されているので、その説明は省略する。
上記説明のように、実施の形態2によるモータ制御装置は、モータ端子電圧を用いて、リレー21a、21bをオフ故障判定する前に、駆動装置20を構成するブリッジ回路のGND側のスイッチング素子20c、20dをオン、バッテリ18側のスイッチング素子20a、20bをオフすることにより、発電制動を行ってモータ14を停止させる。これにより、起動時にモータ14が回転していた場合のリレー21a、21bのオフ故障判定の検出性を改善することができる。
実施の形態3.
次に、この発明の実施の形態3によるモータ制御装置について説明する。実施の形態1では、スイッチング素子20a、20bをオンし、スイッチング素子20c、20dをオフして発電制動を行ってモータを停止させたが、駆動装置20を構成するブリッジ回路のGND側の1組のスイッチング素子20cをオンし、その他のスイッチング素子20a、20b、20dをオフすると、図7に示すような回路となる。この場合、スイッチング素子20dの寄生ダイオードにより発電制動能力は図8に示すようになり、図4の場合と比較するとモータ14の制動能力は低減するが、発電制動することには変わりなく、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
以下、図9に示すフローチャートを用いて説明する。なお、実施の形態3のモータ制御装置は、実施の形態1で説明した図1と同様に構成されており、その説明は省略する。また、図9のステップS101〜S102は、実施の形態1と同様であり説明を省略する。
ステップS301にて、ステップS102にてモニタしたモータ端子電圧を比較し、モータ14のプラス端子M+の端子電圧モニタ値の方が高い場合、ステップS105にてブリッジ回路のスイッチング素子20cをオンすることにより、モータ14の誘起電圧の高い方の端子をGNDに接続して発電制動する。モータ端子電圧が高い方の端子をGNDに接続して発電制動するのは、次のステップS106で、モータ14のプラス端子M+の端子電圧モニタ値<Vth2の判定による検出性を向上させるためで、その理由を説明すれば次のとおりである。
モータ14の回転により発生するモータ誘起電圧により、モータプラス端子電圧モニタ手段22のモニタ値がモータ停止時のモニタ値と比較して、モータ14の回転方向により高め、または低めになる。モータ誘起電圧に影響されたモータ端子電圧は、M+端子が高めになった場合になった場合、M−端子は低めとなり、また、M+端子が低めになった場合には、M−端子は高めになる。モータ14が完全に停止していなかった場合、モータ14の回転による誘起電圧の影響で、リレー21aのオフ故障にも関わらず、しきい値Vth2以下となったのか、正常のためしきい値Vth2以下となったのかが判定できない。そのために、高い方の端子をGNDに接続して判定する方が検出性を向上させることになる。
次に、ステップS106にて、(M+端子電圧モニタ値)<Vth2ならば、リレー21aが正常と判定してステップS107に進む。一方、(M+端子電圧モニタ値)<Vth2でなければ、リレー21aがオープン故障しているものとしてステップS120へ進み、アシスト停止の処理を行う。
ステップS107にて、リレー21bの故障判定を行うため、スイッチング素子20dのみオンしてその他のスイッチング素子20a、20b、20cをオフし、ステップS108へ進む。
ステップS108にて、(M−端子電圧モニタ値)<Vth2の場合、リレー21bを正常と判定してステップS109へ進み、アシスト開始の処理を行う。一方、(M−端子電圧モニタ値)<Vth2でない場合、リレー21bをオフ故障と判定してステップS120へ進み、アシスト停止の処理を行う。
ステップS301にて、(M+端子電圧モニタ値)>(M−端子電圧モニタ値)でない場合、ステップS302にてブリッジ回路のスイッチング素子20dをオンすることにより、モータ14の誘起電圧の高い方のモータ端子をGNDに接続して発電制動する。
次に、ステップS303にて、(Mー端子電圧モニタ値)<Vth2の場合には、リレー21bが正常と判定してステップS304へ進む。一方、(Mー端子電圧モニタ値)<Vth2でない場合には、リレー21bがオフ故障と判定してステップS120へ進み、アシスト停止の処理を行う。
次に、ステップS304にて、リレー21aの故障判定をするためにスイッチング素子20cをオンし、その他のスイッチング素子20a、20b、20dをオフし、次のステップS305へ進む。
ステップS305にて、(M+端子電圧モニタ値)<Vth2の場合にはリレー21aを正常と判定してステップS109へ進み、アシスト開始の処理を行う。一方、(M+端子電圧モニタ値)<Vth2でない場合には、リレー21aをオフ故障と判定してステップS120へ進み、アシストオフの処理を行う。
上記説明のように、実施の形態3によるモータ制御装置は、モータ端子電圧の高い方のモータ端子をGNDに接続するように、駆動装置20を構成するブリッジ回路のスイッチング素子(20c、20dのいずれか)をオン、その他のスイッチング素子(20a、20bおよび20c、20dのいずれか)をオフすることにより、発電制動を行ってモータ14を停止させる。これにより、起動時にモータ14が回転していた場合のリレー21a、21bのオフ故障判定の検出性を改善することができる。
実施の形態4.
次に、この発明の実施の形態4によるモータ制御装置について説明する。実施の形態4によるモータ制御装置は、実施の形態1で説明した図1と同様に構成されており、その説明は省略する。実施の形態1では、スイッチング素子20a、20bをオンし、スイッチング素子20c、20dをオフすることにより、発電制動を行ってモータ14を停止させた。しかし、発電制動を所定時間行った後、モータ端子間電圧を比較し、モータ14が停止していないと判定された場合には、再度所望のスイッチング素子を駆動して発電制動を行い、モータ14が停止していると判定できるモータ端子間電圧となってから、リレー21a、21bの故障判定を行ってもよい。
以下、図10に示すフローチャートを用いて説明する。図2に示すフローチャートと異なる部分は、ステップS104において発電制動を所定時間行った後、ステップS103に戻り、再度モータ端子間電圧を用いて、モータ14の停止を判定する点である。その他の部分は、実施の形態1で説明した図2のフローチャートと同様であるため説明を省略する。
上記説明のように、実施の形態4によるモータ制御装置は、モータ端子間電圧を用いて、モータ14が停止していると判定できる状態になるまでは、駆動装置20を構成するブリッジ回路のスイッチング素子20a、20bをオン、スイッチング素子20c、20dをオフすることにより、発電制動を行ってモータ14を停止させる。これにより、起動時にモータ14が回転していた場合のリレー21a、21bのオフ故障判定の検出性を改善することができる。
実施の形態5.
次に、この発明の実施の形態5によるモータ制御装置について説明する。実施の形態5によるモータ制御装置は、実施の形態1で説明した図1と同様に構成されており、その説明は省略する。実施の形態4では、ステップS103にて、モータ14の回転状態を判定後、モータ14が回転していると判定した場合、ステップS104にて発電制動を行ったが、ステップS104にて、再度発電制動を行う際に、前回より長い時間発電制動を行ってもよい。なお、フローチャートは図10と変わらないため省略する。
上記説明のように、実施の形態5によるモータ制御装置は、モータ端子間電圧を用いて、モータ14が停止していると判定できる状態になるまでは、駆動装置20を構成するブリッジ回路のスイッチング素子20a、20bをオン、スイッチング素子20c、20dをオフし、再度モータの端子間電圧を確認する際の発電制動時間を長くする。これにより、モータ端子間電圧の判定と発電制動のループ回数を減らすことができるため、結果としてより短時間で21a、21bの故障判定が出来る。
実施の形態6.
次に、この発明の実施の形態6によるモータ制御装置について説明する。実施の形態6によるモータ制御装置は、実施の形態1で説明した図1と同様に構成されており、その説明は省略する。実施の形態1では、モータ14の発電制動後のモータ端子電圧を用いて、リレー21a、21bのオフ故障を判定したが、リレー21a、21bのオン故障を判定してもよい。
以下、図11に示すフローチャートを用いて説明する。図2に示すフローチャートからの変更点は、ステップS103またはステップS104により、モータ14が停止した後、ステップS601にてリレー21a、21bをオフする。次に、ステップS105にてリレー21aの故障を判定するため、所望のスイッチング素子を駆動し、ステップS602にて、モータ端子電圧からリレー21aのオン故障を判定する。
リレー21aのオン故障時のモータ端子電圧は(2)式となり、正常時のモータ端子電圧は(3)式になることから、(M+端子電圧モニタ値)≧Vth2の場合には、リレー21aが正常と判定し、ステップS107に進み、判定式を満たさない場合には、リレー21aのオン故障と判定し、ステップS120へ進む。
一方、リレー21bの故障を判定するために、ステップS603にて、(M+端子電圧モニタ値)≧Vth2の場合には、リレー21bが正常と判定し、ステップS109へ進み、判定式を満たさない場合には、リレー21bのオン故障と判定し、ステップS120へ進む。上記以外は実施の形態1と同様であり説明を省略する。
上記説明のように、実施の形態6によるモータ制御装置によれば、リレー21a、21bのオフ故障のみでなく、リレー21a、21bのオン故障の場合にも、実施の形態1に示すように、起動時にモータ14が回転していた場合のリレー21a、21bのオン故障の検出性を改善することができる。
以上、この発明の実施の形態1から6について説明したが、この発明は、その発明の範囲内において、実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
10 電動パワーステアリング装置、11 ハンドル、12 ステアリングコラム、13 トルクセンサ、14 電動モータ、14a 誘起電圧、14b 電機子抵抗、15 減速ギア、16 モータ制御装置、17 車両信号、18 バッテリ、19 制御部、20 駆動装置、20a、20b、20c、20d スイッチング素子、21a、21b リレー、22 モータプラス端子電圧モニタ手段、22a〜22c、23a〜23c 抵抗、23 モータマイナス端子電圧モニタ手段、24 Vcc電源。
この発明は、モータ制御装置、およびモータ制御装置を備えた電動パワーステアリング装置に係り、特に、電動モータの駆動装置を構成する複数のスイッチング素子からなるブリッジ回路の所定のスイッチング素子を駆動することにより、上記ブリッジ回路と上記電動モータ間の給電を遮断するリレーの異常を判定するモータ制御装置、およびモータ制御装置を備えた電動パワーステアリング装置に関するものである。
自動車の電動パワーステアリング装置は、モータ制御装置によって制御される電動モータの駆動力を利用して運転者の操舵をアシストする。電動パワーステアリング装置に用いられる電動モータは、自動車の始動時にモータ用のリレーがオンされてモータ制御装置による制御が可能になってから作動を開始する。
図12は、例えば特開2010−148274号公報に開示されている自動車の電動パワーステアリング装置の概略構成図である。図12に示すように、電動パワーステアリング装置10は、ハンドル11に接続されるステアリング軸(図示せず)の外側に設けられたステアリングコラム12と、運転者のハンドル11の操舵力を検出するトルクセンサ13と、ステアリング軸に補助操舵トルクを付与する電動モータ14と、ギアの減速比に比例した電動モータ14の出力を得る減速ギア15と、電動モータ14を制御するモータ制御装置16を備えている。モータ制御装置16には、自動車の速度などの車両信号17、トルクセンサ13により検出されたハンドル11の操舵力などが入力される。また、モータ制御装置16にはバッテリ18が接続されている。
次に、モータ制御装置16について説明する。図13は、モータ制御装置16の内部概略構成図である。図13において、符号19は制御部を示し、この制御部19は、運転者の操舵力に応じて変化するトルクセンサ信号(トルクセンサ13の出力信号)および車両信号17から、電動モータ14による適切なアシスト電流を演算し、電動モータ14の駆動装置20を制御する。駆動装置20は、複数のスイッチング素子からなるブリッジ回路により構成され、電動モータ14にあらかじめ演算した電流を通流させる。制御部19または駆動装置20の異常時には、制御部19によりリレー21a、21bをオフして電動モータ14への給電を停止する。
従来の電動パワーステアリング装置10は上記のように構成されており、制御部19または駆動装置20の異常時に、電動モータ14の出力が遮断できるように、モータ制御装置16の起動時にはリレー21a、21bの異常判定を行った後、正常と判定してから操舵力のアシストを開始している。
特開2010ー148274号公報
上記のように運転者の操舵力を電動モータによりアシストする電動パワーステアリング装置において、特許文献1に開示されている技術、即ち、モータ制御装置の起動時にリレーの異常判定を行った後、正常と判定してから操舵力のアシストを開始するものにおいては、リレーの異常判定時にリレーのオン/オフを繰り返すため、リレーの接点が消耗し、寿命が短縮するという問題があった。
上記問題を改善するために、電動モータの両端子における電圧、即ち、モータ端子電圧を用いて、ブリッジ回路の所定のスイッチング素子をオンすることにより、リレーのオン/オフを繰り返さずにリレーの異常判定を行う方法がある。しかし、この方法は、運転手が自動車の起動時にハンドルを操舵したり、タイヤのねじれなどによりハンドルが回転した場合には、図12に示すように、ハンドル11の回転速度が減速ギア15を介して、減速比倍されたモータ回転数となり、より大きなモータ回転速度で発生した誘起電圧のために、電動モータ14の回転中はリレー21a、21bの異常を判定できない問題がある。
この発明は、上記の問題を解決するためになされたもので、電動モータの出力を遮断するリレーの異常を判定するときに、電動モータ回転時のリレー異常判定の検出性を改善するモータ制御装置、およびモータ制御装置を備えた電動パワーステアリング装置を提供することを目的とするものである。
この発明によるモータ制御装置は、電動モータを制御する制御部と、複数のスイッチング素子からなるブリッジ回路で構成され、上記電動モータを駆動する駆動装置と、上記ブリッジ回路と上記電動モータとの間の給電を遮断するリレーと、上記電動モータの各端子電圧をモニタするモータ端子電圧モニタ手段と、を備え、
上記制御部は、上記リレーの異常を判定する異常判定手段を有し、上記異常判定手段は、上記ブリッジ回路を構成するスイッチング素子のうち、上記電動モータから見て上流側のスイッチング素子のみを所定時間オン動作することにより、又は上記電動モータから見て下流側のスイッチング素子のみを所定時間オン動作することにより、上記電動モータに発電制動を行わせ、その後、オフ動作の上記スイッチング素子のうちの所定のスイッチング素子を駆動し、上記モータ端子電圧モニタ手段により検出されたモニタ電圧に基づいて、上記リレーの異常を判定するものである。
この発明によるモータ制御装置によれば、電動モータの出力を遮断するリレーの異常を判定するときに、電動モータ回転時のリレー異常判定の検出性を改善することができる。
この発明の実施の形態1によるモータ制御装置を示す図である。 この発明の実施の形態1によるモータ制御装置の動作を説明するフローチャートである。 この発明の実施の形態1による電動モータの等価回路を示す図である。 この発明の実施の形態1による電動モータのモータ回転速度とモータ誘起電圧の関係を示す図である。 この発明の実施の形態1によるモータ制御装置を構成するリレーの異常判定を説明する図である。 この発明の実施の形態2によるモータ制御装置の動作を説明するフローチャートである。 この発明の実施の形態3によるモータ制御装置を構成するリレーの異常判定を説明する図である。 この発明の実施の形態3による電動モータのモータ回転速度とモータ誘起電圧の関係を示す図である。 この発明の実施の形態3によるモータ制御装置の動作を説明するフローチャートである。 この発明の実施の形態4によるモータ制御装置の動作を説明するフローチャートである。 この発明の実施の形態6によるモータ制御装置の動作を説明するフローチャートである。 従来の電動パワーステアリング装置の概略構成図である。 従来の電動パワーステアリング装置に備えられたモータ制御装置の内部概略構成図である。
以下、この発明によるモータ制御装置、および電動パワーステアリング装置の好適な実施の形態について図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるモータ制御装置を示す図である。なお、図1には説明の都合上、モータ制御装置により制御される電動モータ、およびモータ制御装置に接続されるバッテリも図示している。この実施の形態1によるモータ制御装置を備えた電動パワーステアリング装置は、モータ制御装置以外は図12において説明した電動パワーステアリング装置と同様の構成となっている。また、図1は図13に相当する図で、図13と同一もしくは相当部分に同一符号を付している。
図1において、モータ制御装置16は制御部19を備え、この制御部19は、運転者の操舵力に応じて変化するトルクセンサ信号(トルクセンサ13の出力信号)および車両信号17から、電動モータ(以下、単にモータという。)14による適切なアシスト電流を演算し、モータ14の駆動装置20を制御する。駆動装置20は、複数後述するように第1から第4のスイッチング素子20a、20b、20c、20dブリッジ回路により構成されており、モータ14にあらかじめ演算した電流を通流させる。制御部19または駆動装置20の異常時には、制御部19によりリレー21a、21bをオフしてモータ14への給電を停止する。
第1から第4のスイッチング素子20a、20b、20c、20dは、図1に示すように、モータ14から見て上流側に第1のスイッチング素子20aと第2のスイッチング素子20bが配置されると共に、モータ14から見て下流側に第3のスイッチング素子20cと第4のスイッチング素子20dが配置され、第1のスイッチング素子20aと第3のスイッチング素子20cの接続点と第2のスイッチング素子20bと第4のスイッチング素子20dの接続点との間にモータ14が接続される、所謂、Hブリッジ回路構成となっている。
また、第1から第4のスイッチング素子20a、20b、20c、20dは、制御部19により演算されたPWM(Pulse Width Modulation)信号を生成するスイッチング素子で、一般的に使用されているMOSFET(Metal oxide semiconductor Field Effect Transistor)で構成されており、MOSFETには寄生ダイオードが含まれている。なお、駆動装置20にはバッテリ18が接続されており、この駆動装置20によりハンドルの操舵力をアシストするモータ14が駆動される。
モータ制御装置16には、モータ14のプラス端子M+側の端子電圧をモニタするモータプラス端子電圧モニタ手段22と、モータ14のマイナス端子M−側の端子電圧をモニタするモータマイナス端子電圧モニタ手段23が設けられている。モータプラス端子電圧モニタ手段22は、例えば図1に示すように、Y形に結線された抵抗22a〜22cで構成される。そして、Vcc電源24を抵抗22aの一端に接続することにより電圧(例えば5v)が印加されている。また、モータマイナス端子電圧モニタ手段23は、例えば図1に示すように、Y形に結線された抵抗23a〜23cで構成される。そして、Vcc電源24を抵抗23aの一端に接続することにより電圧(例えば5v)が印加されている。なお、図1では、第1から第4のスイッチング素子20a、20b、20c、20dをHブリッジ回路構成とし、ブラシ付きモータを例に挙げて説明するが、ブラシ付きモータのみならず、ブラシレス多相モータについても同様にリレー21a、21b、第1から第4のスイッチング素子20a、20b、20c、20dからなるブリッジ回路、モータプラス端子電圧モニタ手段22およびモータマイナス端子電圧モニタ手段23を備えることで適用可能である。
実施の形態1によるモータ制御装置16は上記のように構成されており、次に、その動作について説明する。
まず、リレー21a、21bの異常であるオフ故障判定方法について図2のフローチャートを用いて説明する。ステップS101にて、リレー21a、21bにオン指示する。このオン指示は、制御部19より出力される。次に、ステップS102にて、モータプラス端子電圧モニタ手段22、モータマイナス端子電圧モニタ手段23により、モータ14のプラス端子M+、マイナス端子M−の端子電圧をモニタする。
モータ14は、図3に示すように、モータ14のコイル成分が定常的な場合には無視できるので、モータ14の誘起電圧14aと電機子抵抗14bから等価回路を構成することができる。ここで、モータ14の誘起電圧14aは、図4に示すようにモータ回転速度が大きいほど高い電圧となる。また、誘起電圧14aは、モータ端子間電圧から計算でき、誘起電圧と回転速度が比例することから、モータ14の端子間電圧からモータ14の回転速度を求めることができる。
図2に戻り、ステップS103にて、下記(1)式に示すようにモータ端子間電圧の絶対値が所定値Vth1より小さい場合には、モータ14が停止していると判定してステップS105の処理に進み、所定値Vth1より大きい場合には、モータ14が回転していると判定してステップS104の処理に進む。なお、制御部19は、異常判定手段を有しており、各判定はこの異常判定手段により行われる。
|(M+端子電圧モニタ値)−(M−端子電圧モニタ値)|<Vth1 (1)
ステップS104にて、駆動装置20のバッテリ18側、即ち、モータ14から見て上流側の第1及び第2のスイッチング素子20a、20bをオン、GND側、即ち、モータ14から見て下流側の第3及び第4のスイッチング素子20c、20dをオフし、モータ14のプラス端子M+とマイナス端子M−が短絡接続すると、モータ14を発電制動できる。このときのモータ14の回転速度に応じた制動トルクを利用し、モータ14を停止させる。
ステップS105にて、制御部19の上記異常判定手段によりモータ14の回転速度が停止と判定されたときに、図5に示すように、第1のスイッチング素子20a、第2のスイッチング素子20b、第4のスイッチング素子20dをオフ、第3のスイッチング素子20cをオンすると、リレー21aが正常の場合にはオンしているため、モータ14のプラス端子M+の端子電圧モニタ値は下記(2)式に示されるようになる。
22b・22c・Vcc/{22b・22c+22a・(22b+22c)} (2)
一方、リレー21aがオフ故障の場合にはリレー21aがオフしているため、モータ14のプラス端子M+のモニタ電圧値は(3)式で示されるようになる。ここで、(2)式<(3)式となるように抵抗値22a〜22cを設定する。
22b・Vcc/(22a+22b) (3)
ステップS105にて第3のスイッチング素子20cを駆動するよう設定した後、ステップS106において、(2)式<Vth2<(3)式を満足するしきい値Vth2とモータ14のプラス端子M+の端子電圧モニタ値とを比較する。これにより、リレー21bの故障判定を行う。
ステップS106にて、(M+端子電圧モニタ値)<Vth2の場合、リレー21aを正常と判定し、ステップS107に進み、マイナス端子M−側のリレー21bの故障判定を行う。一方、ステップS106にて、(M+端子電圧モニタ値)<Vth2でない場合には、リレー21aをオフ故障と判定してステップS120に進み、アシスト停止処理する。
ステップS107にて、第1のスイッチング素子20a、第2のスイッチング素子20b、第3のスイッチング素子20cをオフとし、第4のスイッチング素子20dをオンしたときに、リレー21bの正常時のモータ端子電圧モニタ値は、ステップS105と同様に下記(4)式となり、一方、リレー21bの故障時のモータ端子電圧は下記(5)式に示すようになる。
23b・23c・Vcc/{23b・23c+23a・(23b+23c)} (4)
23b・Vcc/(23a+23b) (5)
ここで、23a=22a、23b=22b、23c=22cとなるように抵抗値を設定することにより、ステップS108において、ステップS106と同様にリレー21bの故障判定をすることができる。
ステップS108にて、(M−端子電圧モニタ値)<Vth2の場合、リレー21bが正常であると判定し、ステップS109に進みアシスト開始処理を行う。一方、(M−端子電圧モニタ値)<Vth2でない場合、リレー21bが故障であると判定してステップS120に進み、アシスト停止処理を行う。
上記説明のように、実施の形態1によるモータ制御装置は、モータ端子電圧を用いて、リレー21a、21bをオフ故障判定する前に、駆動装置20を構成する第1から第4のスイッチング素子20a、20b、20c、20dのブリッジ回路のバッテリ18側、即ち、モータ14から見て上流側の第1のスイッチング素子20a、第2のスイッチング素子20bをオン、GND側、即ち、モータ14から見て下流側の第3のスイッチング素子20c、第4のスイッチング素子20dをオフすることにより、発電制動を行ってモータ14を停止させる。これにより、起動時にモータ14が回転していた場合のリレー21a、21bのオフ故障判定の検出性を改善することができる。
実施の形態2.
次に、この発明の実施の形態2によるモータ制御装置について説明する。実施の形態1では、駆動装置20のブリッジ回路のバッテリ18側の第1のスイッチング素子20a、第2のスイッチング素子20bをオンし、GND側の第3のスイッチング素子20c、第4のスイッチング素子20dをオフして、発電制動を行ってモータ14を停止させた。しかし、上記ブリッジ回路のバッテリ18側の第1のスイッチング素子20a、第2のスイッチング素子20bをオフし、GND側の第3のスイッチング素子20c、第4のスイッチング素子20dをオンしても、モータ14の端子間を短絡することには変わりなく、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
以下、図6に示すフローチャートを用いて説明する。図6のフローチャートは図2のフローチャートのS104でのスイッチング素子の設定を、S201に示すように第1のスイッチング素子20a、第2のスイッチング素子20bをオフし、第3のスイッチング素子20c、第4のスイッチング素子20dをオンするよう置き換えたものである。なお、実施の形態2のモータ制御装置は、実施の形態1で説明した図1と同様に構成されているので、その説明は省略する。
上記説明のように、実施の形態2によるモータ制御装置は、モータ端子電圧を用いて、リレー21a、21bをオフ故障判定する前に、駆動装置20を構成するブリッジ回路のGND側の第3のスイッチング素子20c、第4のスイッチング素子20dをオン、バッテリ18側の第1のスイッチング素子20a、第2のスイッチング素子20bをオフすることにより、発電制動を行ってモータ14を停止させる。これにより、起動時にモータ14が回転していた場合のリレー21a、21bのオフ故障判定の検出性を改善することができる。
実施の形態3.
次に、この発明の実施の形態3によるモータ制御装置について説明する。実施の形態1では、第1のスイッチング素子20a、第2のスイッチング素子20bをオンし、第3のスイッチング素子20c、第4のスイッチング素子20dをオフして発電制動を行ってモータを停止させたが、駆動装置20を構成するブリッジ回路のGND側の1組の第3のスイッチング素子20cをオンし、その他の第1のスイッチング素子20a、第2のスイッチング素子20b、第4のスイッチング素子20dをオフすると、図7に示すような回路となる。この場合、第4のスイッチング素子20dの寄生ダイオードにより発電制動能力は図8に示すようになり、図4の場合と比較するとモータ14の制動能力は低減するが、発電制動することには変わりなく、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
以下、図9に示すフローチャートを用いて説明する。なお、実施の形態3のモータ制御装置は、実施の形態1で説明した図1と同様に構成されており、その説明は省略する。また、図9のステップS101〜S102は、実施の形態1と同様であり説明を省略する。
ステップS301にて、ステップS102にてモニタしたモータ端子電圧を比較し、モータ14のプラス端子M+の端子電圧モニタ値の方が高い場合、ステップS105にてブリッジ回路の第3のスイッチング素子20cをオンすることにより、モータ14の誘起電圧の高い方の端子をGNDに接続して発電制動する。モータ端子電圧が高い方の端子をGNDに接続して発電制動するのは、次のステップS106で、モータ14のプラス端子M+の端子電圧モニタ値<Vth2の判定による検出性を向上させるためで、その理由を説明すれば次のとおりである。
モータ14の回転により発生するモータ誘起電圧により、モータプラス端子電圧モニタ手段22のモニタ値がモータ停止時のモニタ値と比較して、モータ14の回転方向により高め、または低めになる。モータ誘起電圧に影響されたモータ端子電圧は、M+端子が高めになった場合になった場合、M−端子は低めとなり、また、M+端子が低めになった場合には、M−端子は高めになる。モータ14が完全に停止していなかった場合、モータ14の回転による誘起電圧の影響で、リレー21aのオフ故障にも関わらず、しきい値Vth2以下となったのか、正常のためしきい値Vth2以下となったのかが判定できない。そのために、高い方の端子をGNDに接続して判定する方が検出性を向上させることになる。
次に、ステップS106にて、(M+端子電圧モニタ値)<Vth2ならば、リレー21aが正常と判定してステップS107に進む。一方、(M+端子電圧モニタ値)<Vth2でなければ、リレー21aがオープン故障しているものとしてステップS120へ進み、アシスト停止の処理を行う。
ステップS107にて、リレー21bの故障判定を行うため、第4のスイッチング素子20dのみオンしてその他の第1のスイッチング素子20a、第2のスイッチング素子20b、第3のスイッチング素子20cをオフし、ステップS108へ進む。
ステップS108にて、(M−端子電圧モニタ値)<Vth2の場合、リレー21bを正常と判定してステップS109へ進み、アシスト開始の処理を行う。一方、(M−端子電圧モニタ値)<Vth2でない場合、リレー21bをオフ故障と判定してステップS120へ進み、アシスト停止の処理を行う。
ステップS301にて、(M+端子電圧モニタ値)>(M−端子電圧モニタ値)でない場合、ステップS302にてブリッジ回路の第4のスイッチング素子20dをオンすることにより、モータ14の誘起電圧の高い方のモータ端子をGNDに接続して発電制動する。
次に、ステップS303にて、(Mー端子電圧モニタ値)<Vth2の場合には、リレー21bが正常と判定してステップS304へ進む。一方、(Mー端子電圧モニタ値)<Vth2でない場合には、リレー21bがオフ故障と判定してステップS120へ進み、アシスト停止の処理を行う。
次に、ステップS304にて、リレー21aの故障判定をするために第3のスイッチング素子20cをオンし、その他の第1のスイッチング素子20a、第2のスイッチング素子20b、第4のスイッチング素子20dをオフし、次のステップS305へ進む。
ステップS305にて、(M+端子電圧モニタ値)<Vth2の場合にはリレー21aを正常と判定してステップS109へ進み、アシスト開始の処理を行う。一方、(M+端子電圧モニタ値)<Vth2でない場合には、リレー21aをオフ故障と判定してステップS120へ進み、アシストオフの処理を行う。
上記説明のように、実施の形態3によるモータ制御装置は、モータ端子電圧の高い方のモータ端子をGNDに接続するように、駆動装置20を構成するブリッジ回路のスイッチング素子(20c、20dのいずれか)をオン、その他のスイッチング素子(20a、20bおよび20c、20dのいずれか)をオフすることにより、発電制動を行ってモータ14を停止させる。これにより、起動時にモータ14が回転していた場合のリレー21a、21bのオフ故障判定の検出性を改善することができる。
実施の形態4.
次に、この発明の実施の形態4によるモータ制御装置について説明する。実施の形態4によるモータ制御装置は、実施の形態1で説明した図1と同様に構成されており、その説明は省略する。実施の形態1では、第1のスイッチング素子20a、第2のスイッチング素子20bをオンし、第3のスイッチング素子20c、第4のスイッチング素子20dをオフすることにより、発電制動を行ってモータ14を停止させた。しかし、発電制動を所定時間行った後、モータ端子間電圧を比較し、モータ14が停止していないと判定された場合には、再度所望のスイッチング素子を駆動して発電制動を行い、モータ14が停止していると判定できるモータ端子間電圧となってから、リレー21a、21bの故障判定を行ってもよい。
以下、図10に示すフローチャートを用いて説明する。図2に示すフローチャートと異なる部分は、ステップS104において発電制動を所定時間行った後、ステップS103に戻り、再度モータ端子間電圧を用いて、モータ14の停止を判定する点である。その他の部分は、実施の形態1で説明した図2のフローチャートと同様であるため説明を省略する。
上記説明のように、実施の形態4によるモータ制御装置は、モータ端子間電圧を用いて、モータ14が停止していると判定できる状態になるまでは、駆動装置20を構成するブリッジ回路の第1のスイッチング素子20a、第2のスイッチング素子20bをオン、第3のスイッチング素子20c、第4のスイッチング素子20dをオフすることにより、発電制動を行ってモータ14を停止させる。これにより、起動時にモータ14が回転していた場合のリレー21a、21bのオフ故障判定の検出性を改善することができる。
実施の形態5.
次に、この発明の実施の形態5によるモータ制御装置について説明する。実施の形態5によるモータ制御装置は、実施の形態1で説明した図1と同様に構成されており、その説明は省略する。実施の形態4では、ステップS103にて、モータ14の回転状態を判定後、モータ14が回転していると判定した場合、ステップS104にて発電制動を行ったが、ステップS104にて、再度発電制動を行う際に、前回より長い時間発電制動を行ってもよい。なお、フローチャートは図10と変わらないため省略する。
上記説明のように、実施の形態5によるモータ制御装置は、モータ端子間電圧を用いて、モータ14が停止していると判定できる状態になるまでは、駆動装置20を構成するブリッジ回路の第1のスイッチング素子20a、第2のスイッチング素子20bをオン、第3のスイッチング素子20c、第4のスイッチング素子20dをオフし、再度モータの端子間電圧を確認する際の発電制動時間を長くする。これにより、モータ端子間電圧の判定と発電制動のループ回数を減らすことができるため、結果としてより短時間で21a、21bの故障判定が出来る。
実施の形態6.
次に、この発明の実施の形態6によるモータ制御装置について説明する。実施の形態6によるモータ制御装置は、実施の形態1で説明した図1と同様に構成されており、その説明は省略する。実施の形態1では、モータ14の発電制動後のモータ端子電圧を用いて、リレー21a、21bのオフ故障を判定したが、リレー21a、21bのオン故障を判定してもよい。
以下、図11に示すフローチャートを用いて説明する。図2に示すフローチャートからの変更点は、ステップS103またはステップS104により、モータ14が停止した後、ステップS601にてリレー21a、21bをオフする。次に、ステップS105にてリレー21aの故障を判定するため、所望のスイッチング素子を駆動し、ステップS602にて、モータ端子電圧からリレー21aのオン故障を判定する。
リレー21aのオン故障時のモータ端子電圧は(2)式となり、正常時のモータ端子電圧は(3)式になることから、(M+端子電圧モニタ値)≧Vth2の場合には、リレー21aが正常と判定し、ステップS107に進み、判定式を満たさない場合には、リレー21aのオン故障と判定し、ステップS120へ進む。
一方、リレー21bの故障を判定するために、ステップS603にて、(M+端子電圧モニタ値)≧Vth2の場合には、リレー21bが正常と判定し、ステップS109へ進み、判定式を満たさない場合には、リレー21bのオン故障と判定し、ステップS120へ進む。上記以外は実施の形態1と同様であり説明を省略する。
上記説明のように、実施の形態6によるモータ制御装置によれば、リレー21a、21bのオフ故障のみでなく、リレー21a、21bのオン故障の場合にも、実施の形態1に示すように、起動時にモータ14が回転していた場合のリレー21a、21bのオン故障の検出性を改善することができる。
以上、この発明の実施の形態1から6について説明したが、この発明は、その発明の範囲内において、実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
10 電動パワーステアリング装置、11 ハンドル、12 ステアリングコラム、13 トルクセンサ、14 電動モータ、14a 誘起電圧、14b 電機子抵抗、15 減速ギア、16 モータ制御装置、17 車両信号、18 バッテリ、19 制御部、20 駆動装置、20a、20b、20c、20d スイッチング素子、21a、21b リレー、22 モータプラス端子電圧モニタ手段、22a〜22c、23a〜23c 抵抗、23 モータマイナス端子電圧モニタ手段、24 Vcc電源。

Claims (6)

  1. 電動モータを制御する制御部と、
    複数のスイッチング素子からなるブリッジ回路で構成され、上記電動モータを駆動する駆動装置と、
    上記ブリッジ回路と上記電動モータとの間の給電を遮断するリレーと、
    上記電動モータの各端子電圧をモニタするモータ端子電圧モニタ手段と、
    を備え、
    上記制御部は、上記リレーの異常を判定する異常判定手段を有し、
    上記異常判定手段は、上記電動モータが発電制動を行うように所定の上記スイッチング素子を所定時間オンさせ、その後、他の所定の上記スイッチング素子を駆動し、上記モータ端子電圧モニタ手段により検出されたモニタ電圧に基づいて、上記リレーの異常を判定することを特徴とするモータ制御装置。
  2. 上記発電制動は、上記電動モータより見て上流側の所定の上記スイッチング素子のみをオン、又は下流側の所定の上記スイッチング素子のみをオンすることにより行うことを特徴とする請求項1に記載のモータ制御装置。
  3. 上記モニタ電圧の差が第1の所定値より大きい場合は、上記発電制動を行った後に上記リレーの異常を判定し、上記モニタ電圧の差が上記第1の所定値より小さい場合は、上記発電制動を行うのを省いて上記リレーの異常を判定することを特徴とする請求項1または2に記載のモータ制御装置。
  4. 上記発電制動を行った後に、上記モニタ電圧の高い方のモータ端子がグランドに接続するように、上記スイッチング素子をオンし、その際の上記モータ端子電圧モニタ手段により検出された電圧に基づいて、上記リレーの異常を判定することを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載のモータ制御装置。
  5. 上記モニタ電圧の差が第2の所定値以上の場合は、さらに所定時間延長して上記発電制動を行うことを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載のモータ制御装置。
  6. ステアリング軸と、上記ステアリング軸に補助操舵トルクを付与する電動モータと、請求項1〜5の何れか1項に記載のモータ制御装置と、を備えたことを特徴とする電動パワーステアリング装置。
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