JP2014204109A - 機器収納体 - Google Patents

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Yoichi Harada
陽一 原田
伸弘 日下部
Nobuhiro Kusakabe
伸弘 日下部
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Abstract

【課題】蓋の構造のデザイン性を向上させる。
【解決手段】プログラマブル表示器10の筺体3には、収納凹部4が形成されている。蓋5は、表面が平坦に形成されており、収納凹部4を開閉する。ヒンジ8は、筺体3に対して蓋5を回動自在とするように蓋5の一方の端部51a側の裏面で回動自在に支持する。蓋5の他方の端部がヒンジ8に当接した状態で、蓋5が最大角度で開状態となり、かつ蓋5の表面が筺体3の表面と収納凹部4との境界に対して間隔をおく。
【選択図】図7

Description

本発明は、電子機器を収納する筺体を具備した機器収納体に関し、特に、筺体の開口を塞ぐ蓋の開閉構造を備えた機器収納体に関する。
プログラマブル表示器は、画像を表示する表示部と、タッチ入力のためのタッチパネルと、接続される機器との通信のためのインターフェースと、上記の各部を制御する制御部とを備えている。このようなプログラマブル表示器は、表示部に表示される画像上で機器の稼働状況を表したり、機器に対する制御指示を与えるための操作入力を表示部上のタッチパネルから受け付けたりする機能を備えた操作型表示器である。
さらに近年では、筺体のフロント部分に、USB端子等を備えるプログラマブル表示器も使用されている。これにより、端子が筺体の裏側に設けられている場合に比べ、手軽にプログラマブル表示器を他のコンピュータやメモリ装置に接続することが可能となる。
ところで、プログラマブル表示器は劣悪な環境で使用されることが多い。そのため、プログラマブル表示器には、水分や油分の侵入を防止する対策が必要となる。工業用制御装置のNEMA規格(UL508)では、プログラマブル表示器のフロント部分に設けられる端子を蓋(フロントメンテナンスカバー)で保護することにより防水性・耐油性を持たせ、さらに、ネジを用いて、当該蓋をフロント部分に固定できるようにすることが定められている。
例えば、特許文献1には、端子等を保護する、上記の規格に沿った蓋の構造の例が開示されている。この構造では、プログラマブル表示器の筺体の前面に形成された開口を塞ぐ蓋をヒンジによって開閉するように設け、保持機構によって蓋を閉状態に保持している。保持機構は、所定方向にスライド可能な保持スライド部材と、当該保持スライド部材を固定するネジとを備えており、蓋は、蓋の上面に沿ってスライド可能な蓋スライド部材を備えている。
蓋を閉じた状態で、蓋スライド部材および保持スライド部材が収容位置にあると、ロックがかかっておらず、蓋だけが閉じている状態である。そこから、蓋スライド部材をスライドすることにより、蓋スライド部材が保持スライド部材に係止されて簡易ロック状態となる。また、この簡易ロック状態で、ネジを緩め、保持スライド部材を蓋スライド部材ごと固定ロック位置に移動させたのち、再びネジを締めることで、固定ロック状態となる。
特開2011−124465号公報(2011年6月23日公開)
かつて、蓋の構造については、機能が重視される一方、操作性やデザイン性についてはそれほど重視されない傾向にあったが、次第に操作性やデザイン性が重視されるようになってきた。特に、デザイン性については、他社製品との差別化を図るために、向上させることが活発に行なわれている。
これに対し、特許文献1に記載された構造では、ヒンジの構造の一部が蓋の表面に露出しているだけでなく、蓋を閉じた状態でロックするための保持スライド部材および蓋スライド部材が蓋の表面に設けられているので、デザイン性を向上させる観点から好ましくない。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、その目的は蓋の構造のデザイン性を向上させることができる機器収納体を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る機器収納体は、凹部が形成された筺体と、前記凹部を開閉する蓋と、前記蓋の一方の第1端部を回動自在に支持するとともに、前記凹部内に配置された回動支持部と、前記凹部の閉状態で、前記凹部内において、前記蓋の他方の第2端部と前記筺体とを着脱自在に結合する結合手段とを備え、前記第1端部が前記回動支持部に当接した状態で前記蓋の回動が規制されるとともに、該規制された状態において前記蓋の表面が、前記筺体の表面と前記凹部との境界に対して間隔をおくことを特徴としている。
上記の構成では、回動支持部が凹部内で蓋を回動自在に支持することにより、蓋を回動させるための構造が蓋の表面に現れることがない。また、結合手段が凹部内で蓋の第2端部と結合することにより、特許文献1に開示された構造と比べて、蓋の表面に設けられる蓋を保持するための付属物を削減することができる。
また、蓋の第2端部が回動支持部に当接した状態で、蓋の回動が規制され、この状態で蓋の表面が筺体の表面と凹部との境界に対して間隔をおいている。これにより、蓋が当該境界に当接して傷つくことがない。
したがって、機器収納体の美観を向上させることができる。
前記機器収納体において、前記凹部が、内部に前記回動支持部が位置する第1凹所と、内部に前記結合手段が位置する第2凹所と、両凹所の間に形成され、かつ両凹所より深さが浅いとともに前記蓋の厚みに対応する深さの中央凹所とにより形成され、前記中央凹所における筺体の表面に、電子機器を接続するための接続端部が露出し、前記中央凹所と前記蓋との間に、前記接続端部への液体の流入を防止する防液手段が設けられていることが好ましい。
上記の構成では、第1凹所に回動支持部が配置され、第2凹所に結合手段が配置され、両凹所より浅い中央凹所における筺体の表面に接続端部が露出している。これにより、蓋の裏面に回動支持部および結合手段を収納するとともに、接続端部への液体の流入を防止した状態で、蓋を閉じることができる。したがって、蓋を回動させる構造および蓋を筺体に結合させるための構造が蓋の表面に現れることがなく、かつ蓋と筺体とを面一にできる。
前記機器収納体において、前記回動支持部が、前記蓋の前記第1端部の裏面に形成された断面半円凹状受け部と、前記断面半円凹状受け部に嵌め合わされた断面円状嵌め入れ部と、前記断面円状嵌め入れ部を貫通する支持軸と、前記蓋の裏面側に設けられ、前記支持軸の端部を支持する一対の突出状軸支持部とを備えていることが好ましい。
上記の構成では、筺体の表面と凹部との境界に対して間隔をおくために、支持軸は、蓋の最大角度が大きいほど、上記の境界から離れて位置させる必要がある。また、開口角度が90°より大きい場合には、最大角度が大きいほど支持軸を筺体の前側に位置させることで支持軸を上記の境界から離れて位置させる程度を抑えることができる。支持軸を筺体の前側に位置させるためには、断面円状嵌め入れ部および断面半円凹状受け部の厚みを薄くする必要がある。したがって、支持軸を配置する位置は、蓋の最大角度、断面円状嵌め入れ部の強度および断面半円凹状受け部の強度を考慮して定めることができる。
前記機器収納体において、前記蓋が、前記第2端部の裏面側に、閉状態で前記筺体の前面に対して傾斜している第1傾斜面を有し、前記筺体が、前記凹部内に、閉状態で前記第1傾斜面と向かい合うように形成され、かつ前記筺体の前面に対して傾斜している第2傾斜面を有し、前記第2端部と前記筺体とが結合した状態において、前記第1傾斜面と前記第2傾斜面との間に隙間が形成されていることが好ましい。
上記の構成では、上記の隙間に爪の先を差し入れて、第1傾斜面に爪を掛けることができる。これにより、指による蓋の開操作をすることができ、蓋の表面に開動作のための付属物を設ける必要がない。また、第1および第2傾斜面が筺体の前面に対して傾斜していることから、筺体の正面から見た状態で、上記の隙間が黒く見えることがなく、隙間の存在が目立たない。したがって、機器収納体の美観をより向上させることができる。
前記機器収納体において、前記結合手段が、前記蓋に対して離脱しないように保持され、かつ前記第2端部と前記筺体とを締結する締結具を備えていることが好ましい。
上記の構成では、蓋の表面に蓋を保持するための付属物として締結具の頭部が露出するが、当該付属物として締結具を備えるのみであり、特許文献1に開示された構造と比べても、蓋のデザイン性を大きく損なうことはない。また、工具による締結を前提とした、前述のNEMA規格による防水試験に対応することができる。
前記機器収納体は、前記回動支持部が、前記蓋に取り付けられ、かつ前記筺体における前記凹部内の部分に対して着脱自在であることが好ましい。
上記の構成では、回動支持部が凹部内の前記筺体に対して着脱自在であることにより、蓋を回動支持部ごと交換することができる。これにより、筺体に異なる構造の蓋を連結することができる。
本発明の一態様によれば、筺体および筺体を備える電子機器のデザイン性を向上させることができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態に係る機器収納体を備えたプログラマブル表示器の構成を示す正面図である。 本発明の一実施形態に係る他の機器収納体を備えた上記プログラマブル表示器の構成を示す正面図である。 (a)は上記プログラマブル表示器の筺体における収納凹部の平面図であり、(b)は(a)のA−A線矢視断面図である。 (a)は上記収納凹部を上記蓋が塞いでいる状態を示す平面図であり、(b)は(a)のB−B線矢視断面図であり、(c)は(a)のC−C線矢視断面図である。 上記蓋の裏面の下面図である。 (a)は上記蓋を上記収納凹部に開閉自在に固定するヒンジの平面図であり、(b)は上記ヒンジの側面図である。 (a)は上記蓋が開いて上記収納凹部を露出させている状態の平面図であり、(b)は(a)のD−D線矢視断面図である。 他の蓋の裏面の下面図である。 (a)は上記収納凹部を図8の蓋が塞いでいる状態の平面図であり、(b)は(a)のE−E線矢視断面図である。 (a)は図8の蓋が開いて上記収納凹部を露出させている状態を示す平面図であり、(b)は(a)のF−F線矢視断面図である。
以下図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一または類似の部分には同一または類似の符号が付してある。ただし、図面は模式的なものであり、厚みと平面寸法との関係、各層の厚みの比率等は現実のものとは異なることがある。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることがある。
本発明の実施の一形態について、図1から図10を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る機器収納体を備えたプログラマブル表示器10の構成を示す正面図である。図2は、本発明の一実施形態に係る他の機器収納体を備えたプログラマブル表示器10の構成を示す正面図である。図3(a)はプログラマブル表示器10の筺体における収納凹部4の平面図であり、図3(b)は図3(a)のA−A線矢視断面図である。図4(a)は収納凹部4を蓋5が塞いでいる状態を示す平面図であり、図4(b)は図4(a)のB−B線矢視断面図であり、図4(c)は図4(a)のC−C線矢視断面図である。図9(a)は収納凹部4を蓋6が塞いでいる状態を示す平面図であり、図9(b)は図9(a)のE−E線矢視断面図である。
図1に示すように、電子機器としてのプログラマブル表示器10は、表示画面11および筺体3を備えている。プログラマブル表示器10は、ユーザが作成した画像を表示画面11に表示し、かつ表示画面11上に設けられたタッチパネルによりユーザの操作を受け付けることで、特有の表示機能および操作機能を実現する専用コンピュータであり、HMI(Human Machine Interface)機器として好適に使用される。
なお、電子機器としては、上記のプログラマブル表示器10に限定されず、産業用コンピュータといった、表示部にタッチパネルが設けられた装置であれば適用可能である。
また、プログラマブル表示器10は、筺体3の前面に、蓋(ハッチ)5の開閉構造1が設けられている。開閉構造1は、指で蓋5を開閉自在な構造を備える。また、図2に示すように、プログラマブル表示器10は、筺体3の前面に、開閉構造1に代えて開閉構造2が設けられていることもある。開閉構造2は、工具で蓋6を開閉自在な構造を備える。
蓋5,6は、プログラマブル表示器10に対して着脱自在に設けられ、プログラマブル表示器10は、蓋5,6のいずれかを選択的に備えることができるようになされている。
図3(a)および(b)に示すように、筺体3には、上記の開閉構造1,2を構成するために、収納凹部4が形成されている。
収納凹部4は、筺体3の前面に開口するように上下方向に長く形成されている。この収納凹部4は、筺体3の一部を構成する、ヒンジ配置部(第1凹所)42、蓋開閉端収納部(第2凹所)43、USB端子配置部(中央凹所)44および傾斜面45によって形成されている。
ヒンジ配置部42は、収納凹部4の一端側に凹形状に形成された部分である。蓋開閉端収納部43は、収納凹部4の他端側に凹形状に形成された部分である。USB端子配置部44は、ヒンジ配置部42と蓋開閉端収納部43との間に形成された平坦な部分である。ヒンジ配置部42および蓋開閉端収納部43は、ほぼ同じ深さに形成され、USB端子配置部44は、ヒンジ配置部42および蓋開閉端収納部43よりも浅く形成されている。USB端子配置部44の深さは、本実施形態においては、蓋5,6の中央部の厚みより、圧縮されたパッキン7の厚みだけわずかに深くなっており、蓋5,6が閉じかつ後に述べるゴムパッキン7が、筺体3のUSB端子配置部44に密着した状態で蓋5,6の表面と筺体3の表面が、実質的に面一になる厚さである。
ヒンジ配置部42は、図4(b)に示すようにヒンジ8を配置するための部分であり、収納凹部4の下端側に形成されている。このヒンジ配置部42の底部には、ネジ穴42aが形成されている。このネジ穴42aは、ヒンジ8をネジ103によって固定するためのものである。
蓋開閉端収納部43は、蓋5,6の端部(第2端部)を収納する部分であり、収納凹部4の上端側に形成されている。蓋5における当該端部には、図4(b)に示す保持凸部54が形成されており、また、図9(b)に示す蓋6においてはネジ保持部64が形成されている。一方、蓋開閉端収納部43の底部には、ネジ穴43aが形成されている。このネジ穴43aは、図4(b)に示すように、カバーフック9をネジ104によって筺体3に固定するとともに、図9(b)に示すように、上記のネジ保持部64を平ネジ105によって筺体3に固定するために形成されている。
USB端子配置部44における筺体3の表面には、図4(b)および図9(b)に示すように、角穴44a,44bおよび当接部44cが形成されている。
角穴44aは、USB端子101の端部を露出させるために形成されている。角穴44bは、ミニUSB端子102の端部を露出させるために形成されている。
当接部44cは、後述するゴムパッキン7の外周部と当接する部分であり、角穴44a,44bを取り囲むように、平面から見て矩形をなすように形成されている。この当接部44cは、ゴムパッキン7の外周部と密着するように、USB端子配置部44の平坦面に対して僅かに隆起するように形成されている。
傾斜面45(請求項における第2傾斜面)は、収納凹部4の上端(蓋開閉端収納部43の側)に形成されている。この傾斜面45は、本実施形態においては、後方に向かって下方に伸びるように形成され、筺体3の前面に対して135°の角度で傾斜しているが、135°には限られず、10°程度のプラスマイナスがあってもよい。この傾斜面45は、収納凹部4の上端から蓋開閉端収納部43にかけて形成されている。
続いて、開閉構造1について詳細に説明する。まず、蓋5について説明する。
図4(a)には、蓋5の上面が示されている。一方、図5には、蓋5の下面が示されている。
図5は、蓋5の裏面の構造を示す下面図である。
蓋5は、収納凹部4を塞ぐように細長い長方形に形成され、かつその表面が平坦に形成された本体部51を有している。蓋5は、軽いだけでなく、薄くかつ微細に加工することが可能なマグネシウムで作製されることが好ましい。
図4(b)に示すように、蓋5が閉じた状態において蓋5の一方の端部51a(第1端部)がヒンジ配置部42側に配置され、蓋5の他方の端部51b(第2端部)が蓋開閉端収納部43側に配置されている。本体部51の裏面には、端部51aに、一対の側壁(突出状軸支持部)52と曲面凹部(断面半円凹状受け部)53とが形成されている。
側壁52は、本体部51の長辺側の両側端縁に左右に間隔をおいて互いに対向するように設けられている。この側壁52は、蓋5の閉状態で、ヒンジ配置部42内に位置するように設けられている。また、側壁52には、蓋5の回動の中心軸となり、かつ後述のヒンジ8の断面円状嵌め入れ部83に保持される軸100(支持軸)を挿入するための軸穴52aが形成されている。軸100は、その両端が両側壁52の軸穴52aに挿入された状態で固定されている。
なお、ヒンジ8については、後に詳しく説明する。
曲面凹部53は、左右の側壁52の間に設けられており、後に詳しく述べるヒンジ8の頭部(断面円状嵌め入れ部)の曲面に沿うような曲面形状に形成されている。本体部51は、曲面凹部53が形成されることにより、曲面凹部53の形成部分の厚さが本体部51の他の部分より薄くなっている。
上記の側壁52は、軸100を支持する機能と、曲面凹部53が形成された本体部51の薄い部分を補強する機能とを兼ね備えている。
また、本体部51の裏面には、収納凹部4に対して開閉する端部51bに、保持凸部54と傾斜面55とが形成されている。
保持凸部54は、蓋開閉端収納部43に設けられており、後述するカバーフック9に保持されるように本体部51の裏面側に突出した部分である。図4(c)に示すように、保持凸部54は、カバーフック9に保持されやすいように、本体部51より幅の狭い括れ部54bと、括れ部54bより幅広の幅広部54aとから構成されている。また、保持凸部54には、蓋5の形成材料を削減するために空洞部54cが形成されている。
傾斜面55(第1傾斜面)は、本体部51における端部51bの最も端から保持凸部54にかけて、収納凹部4の傾斜面45と対向するように形成されている。この傾斜面55は、本実施形態においては、45°の角度で傾斜しているが、45°には限られず、10°程度のプラスマイナスがあってもよい。また、傾斜面55の先端は、爪を掛けやすいように、先鋭な形状ではなく、僅かに平坦面を有するように形成されている。
さらに、本体部51の裏面における側壁52と保持凸部54との間、すなわちUSB端子配置部44に対応する部分にゴムパッキン7が取り付けられている。ゴムパッキン7は、角穴44a,44b内に露出し、電子機器を接続するためのUSB端子(接続端部)101およびミニUSB端子(接続端部)102の端部を水分や油分から保護するためのものである。具体的には、ゴムパッキン7は、蓋5が閉じた状態で、USB端子配置部44の当接部44cに密着している。このように、当接部44cとゴムパッキン7とにより、USB端子101およびミニUSB端子102への液体の流入を防止する防液手段が形成されている。
続いて、ヒンジ8について説明する。
図6(a)はヒンジ8の平面図であり、図6(b)はヒンジ8の側面図である。
ヒンジ8(回動支持部)は、蓋5,6を筺体3に開閉自在に取り付けるための部材であり、蓋5,6における端部51a,61a(端部61aについては後述する)に配置された軸100を中心に蓋5を収納凹部4内で回動自在に支持する。このヒンジ8は、図6(a)および(b)に示すように、固定板81、支柱82および断面円状嵌め入れ部83を有している。また、ヒンジ8は、蓋5と同様、マグネシウムによって作製されている。
固定板81は、平板状の部分であり、前述のヒンジ配置部42の底面に配置される。この固定板81には、前述のネジ103を挿通させるためのネジ穴81aが上面から下面まで貫通するように形成されている。
支柱82は、固定板81から立ち上がる部分であり、ネジ穴81aの付近に形成されている。この支柱82は、ネジ穴81aへのネジ103の抜き差しを妨げないように曲面状に窪んだネジ避け部82aを有している。
断面円状嵌め入れ部83は、軸100を保持している部分であり、支柱82の上端に断面円状に形成されている。この断面円状嵌め入れ部83は、軸100を挿通させるための軸穴83aが両側端面に貫通するように形成されている。そして、断面円状嵌め入れ部83は、その上部が、曲面凹部53に嵌め入れられている。
さらに、カバーフック9について説明する。
図7(a)は、蓋5が開いて収納凹部4を露出させている状態の平面図であり、図7(b)は図7(a)のD−D線矢視断面図である。
カバーフック9は、蓋5の保持凸部54を保持する部材であり、図4(b)、(c)および図7(a)、(b)に示すように、固定板91および4つのフック腕92を有している。このカバーフック9は、樹脂によって作製されている。
固定板91は、平板状の部分であり、前述の蓋開閉端収納部43の底面を覆うように配置される。この固定板91には、前述のネジ104を挿通させるための上下に伸びる貫通ネジ穴91aが形成されている。
フック腕92は、固定板91の上面の四隅から収納凹部4の壁面と間隔をおいて立ち上がるように細長く形成されている。このフック腕92の上端部には、内側に向く突起92aが形成されている。収納凹部4の幅方向に対向する2つの突起92a間の間隔は、前述の保持凸部54の括れ部54bの幅より広く、かつ保持凸部54の幅広部54aの幅よりも狭い。また、突起92aが可撓性を有していることから、保持凸部54がカバーフック9に押し込まれる際、および保持凸部54がカバーフック9から引き上げられる際には、突起92aが保持凸部54の幅広部54aに押されることで、フック腕92が撓むように変形する。これにより、対向する突起92a間の間隔が広がるので、図4(c)に示すように、カバーフック9が保持凸部54を保持したり、この保持状態から離脱したりすることができる。
以上のように構成される開閉構造1の蓋5が閉じた状態について説明する。
図4(a)から(c)に示すように、蓋5は、閉じた状態では、筺体3の前面と蓋5の表面とがほぼ同一高さ、すなわち面一の平面を形成している。また、蓋5の傾斜面55(蓋側傾斜面)と収納凹部4の傾斜面45(筺体側傾斜面)とが平行に対向し、かつ両傾斜面45,55の間に隙間が形成されている。また、収納凹部4における傾斜面45側の端部と、蓋5の傾斜面55側の端部との間には、幅d1の隙間が形成されている。この幅d1は、爪を掛けやすいように、少なくとも1.5mm程度に設定されている。
なお、両傾斜面45,55は平行に対向していなくてもよく、それぞれ異なる角度で傾斜していてもよい。すなわち、爪をかけやすい角度で傾斜していればよい。
傾斜面45,55が形成されていることにより、筺体3の正面から見た状態で、上記の隙間が黒く見えることがないので、隙間の存在が目立たない。これに対し、傾斜面45,55が形成されることなく、収納凹部4と蓋5との間の隙間が、筺体3および蓋5の表面とほぼ垂直に形成される場合、当該隙間を爪の掛けやすい幅に形成すると、筺体3の正面から見た状態で、上記の隙間が黒く見えるので、隙間の存在が目立ってしまう。
また、蓋5の閉状態では、保持凸部54がカバーフック9に保持されている。これにより、蓋5は、衝撃を受けても開くことはなく、閉状態を維持することができる。
さらに、ゴムパッキン7は、USB端子配置部44の当接部44cと密着している。これにより、角穴44a,44b内への水分や油分の侵入を防止して、USB端子101およびミニUSB端子102を保護することができる。
次に、蓋5を閉じた状態から開く際の開閉構造1の状態について説明する。
操作者が、爪の先を傾斜面45,55の間の隙間に差し入れて傾斜面55に掛けた状態で蓋5を引く。すると、蓋5の保持凸部54が、カバーフック9に保持された状態から、引き抜かれようとする。このとき、フック腕92の突起は、保持凸部54の引き抜かれる力によって変形するので、保持凸部54の幅広部54aがフック腕92の突起を乗り越えて、カバーフック9から離脱する。
保持凸部54がカバーフック9から離脱されると、蓋5は、軸100を中心に回動自在となり、操作者による操作で開方向に回転する。蓋5は、図7(a)および(b)に示すように、蓋5の本体部51のヒンジ8側の端部がヒンジ8の支柱82に当接すると、それ以上回転しない。この状態が、蓋5が最大角度まで開いた状態となる。なお、図7(b)にいては図中左が下、図中右が上、図中上が前、図中下が後となる。
この状態では、本体部51の表面は、収納凹部4の開口を形成する筺体3(筺体3の表面とヒンジ配置部43との境界となる角部)に当接しないようになっている。
上記の最大角度が90°以上となるように、蓋5に対するヒンジ8の配置関係が設計されている。具体的には、図7(b)に示すように、第1端部51aの内側の角部がヒンジ8の支柱82に当接することで、蓋5が最大角度で開いた状態となる、すなわち蓋5の回動が規制される。支柱82のヒンジ配置部42の下面からの距離を適宜定めることにより、90°以上の最大角度が得られる。具体的には、前記距離を大きくすれば大きな最大角度が得られる。したがって、少なくとも最大角度90°となるように支柱82の位置を定めればよい。これにより、操作者が、蓋5に邪魔されることなく、USBコネクタをUSB端子101およびミニUSB端子102に対して抜き挿しすることができる。
さらに、蓋5が筺体3に当接しないように、軸100の位置が、すなわち、軸100のヒンジ配置部42の下面からの距離D1と、軸100のヒンジ配置部42の後面からの距離D2と、が定められている。
図7(b)を参照して、軸100の位置について具体的に説明する。軸100の位置は、蓋5の最大角度を考慮して定められる。すなわち、前記最大角度が大きいほど、軸100を上側に位置させる。また、前記最大角度が90°より大きい場合には、最大角度が大きいほど軸100を筺体3の前側に位置させることで軸100の上側に位置させる程度を抑えることができる。
例えば、蓋5の最大角度が90°である場合、曲面凹部53の最も厚みの薄い部分を通る軸100における半径方向の軸100から蓋5の表面までの距離、すなわち軸100から蓋5の表面までの最短距離よりも、軸100のヒンジ配置部42の下面からの距離D1を大きくすれば、蓋5は筺体3に当接しない。そして、蓋5の最大角度が大きくなるにつれて軸100のヒンジ配置部42の下面からの距離D1を大きくすればよい。蓋5の最大角度を大きくし、かつ上記の距離D1を小さくするには、軸100を前側に位置させればよい。
ところで、軸100を筺体3の前側に位置させるためには、断面円状嵌め入れ部83および曲面凹部53の厚みを薄くする必要がある。したがって、軸100のヒンジ配置部42の下面からの距離D1および軸100のヒンジ配置部42の後面からの距離D2は、蓋5の最大角度、断面円状嵌め入れ部83の強度および曲面凹部53の強度を考慮して定めることができる。
蓋5を閉じる際には、操作者が蓋5を開いた状態から閉じる方向に回転させると、保持凸部54の幅広部54aがカバーフック9に当接する。この状態から、操作者が蓋5を押し込むと、フック腕92の突起は、保持凸部54の押し込まれる力によって変形する。これにより、保持凸部54の幅広部54aが、フック腕92の突起を乗り越えて、図4(b)および(c)に示すように、カバーフック9の保持位置に入り込む。
続いて、開閉構造2について詳細に説明する。まず、蓋6について説明する。
図8は、蓋6の下面図である。
この開閉構造2において、筺体3およびヒンジ8は、先に述べた開閉構造1と同じ構成を有している。さらに、蓋6において、以下に述べる部分は蓋5の場合と同様の構成を有している。
すなわち、側壁62は側壁52に、傾斜面65は傾斜面55に、曲面凹部63は曲面凹部53に相当する。また、本体部61の全体形状においても蓋5の本体部51の全体形状に相当する。特に、端部61a(第1端部)は端部51aに、端部61b(第2端部)は端部61aに相当する。以下、蓋6において蓋5と構成が異なり、異なる効果を奏する部分について説明する。
本体部61の端部61bの裏面には、ネジ保持部64が形成されている。
ネジ保持部64は、平ネジ105を保持するように本体部61の裏面側に突出した部分である。図9(b)に示すように、ネジ保持部64は、蓋開閉端収納部43の形状に沿った立方体の形状に形成されている。このネジ保持部64には、平ネジ105を挿通させるためのネジ穴64aが、蓋6の表面側から当該表面に対向する下面側まで貫通するように形成されている。
平ネジ(締結具)105は、頭部の平坦面と蓋6の表面とがほぼ同一の平面を形成するように、頭部がネジ保持部64内に嵌め込まれている。また、平ネジ105は、ネジ保持部64から露出する軸部分が、外周面にネジ溝を有しているネジ部105aとなる。さらに、平ネジ105は、ネジ穴64aに配置される軸部分が、上記の露出する軸部分よりも細く形成されており、かつ外周面にネジ溝を有していない非ネジ部105bとなる。
平ネジ105における上記の非ネジ部105bには、ネジ保持板106が装着されている。このネジ保持板106は、環状をなす平板の部材であり、中央に設けられた穴に非ネジ部105bが挿通される。また、ネジ保持板106は、ネジ部105aの上端と当接する位置に配置されるとともに、ネジ保持部64の下面に嵌め込まれている。ネジ保持板106は、樹脂によって形成されており、平ネジ105がネジ保持部64から抜け出すことを阻止する強度を有しているが、ある程度の弾性を有しているので、ネジ部105aから挿入して非ネジ部105bに装着することが可能である。
このように、平ネジ105は、非ネジ部105bを有するとともに、ネジ保持板106が装着されることにより、どのような状態でも、ネジ保持部64から離脱することはない。
以上のように構成される開閉構造2の蓋6が閉じた状態について説明する。
図9(a)および(b)に示すように、蓋6は、閉じた状態では、筺体3の前面と蓋6の表面とがほぼ同一の平面を形成している。また、蓋6の傾斜面65(蓋側傾斜面)と収納凹部4の傾斜面45(筺体側傾斜面)とが平行に対向して、ほぼ隙間無く接触している。
蓋6は、平ネジ105のネジ部105aがネジ穴43aに締め込まれていることにより、ネジ保持部64が蓋開閉端収納部43に収容された状態で保持されている。これにより、蓋6は、衝撃を受けても開くことはなく、閉状態を維持することができる。蓋6は、平ネジ105で蓋開閉端収納部43に固定される点で、保持凸部54がカバーフック9に着脱自在に保持される蓋5と異なっており、平ネジ105を緩めなければ、開くことができない。
次に、蓋6を閉じた状態から開くときの開閉構造2の状態について説明する。
図10(a)は蓋6が開いて収納凹部4を露出させている状態の構造を示す平面図であり、図10(b)は図10(a)のF−F線矢視断面図である。
操作者が、工具を用いて平ネジ105を緩める方向に回すと、平ネジ105がネジ穴43aから抜け出る方向へ、すなわち図9(b)中の上方へ、移動する。このとき、平ネジ105は、ネジ保持部64から抜け出ようとする力が作用しても、抜け出す方向への動きがネジ保持板106によって阻止され、蓋6に対する平ネジ105の位置は変わることはなく、平ネジ105はネジ保持部64から抜け出ることはない。
これにより、ネジ保持部64は、平ネジ105がネジ穴43aから抜け出るのと合わせて、蓋開閉端収納部43から浮き上がる。すなわち、蓋6が持ち上がる。そして、平ネジ105がネジ穴43aから完全に抜け出ると、蓋6は、軸100を中心に回動自在となり、操作者による操作で開方向に回転する。蓋6は、図9(a)および(b)に示すように、蓋6の本体部61のヒンジ8側の端部がヒンジ8の支柱82に当接すると、それ以上回転しない。この状態が、蓋6が最大角度まで開いた状態となる。
この状態では、本体部61の表面は、筺体3の表面と収納凹部4との境界となる角部に当接せず、先に述べた開閉機構1と同様の作用効果を奏する。
蓋6を閉じる際には、操作者が蓋6を開いた状態から閉じる方向に回転させると、平ネジ105の先端が蓋開閉端収納部43のネジ穴43aに当接する。この状態から、操作者が平ネジ105を締める方向に回すと、平ネジ105のネジ部105aがネジ穴43aに締め込まれていく。平ネジ105が完全に締め込まれると、図9(a)および(b)に示すように、ネジ保持部64が蓋開閉端収納部43内に収納される。
以上述べたように、本実施形態の開閉構造1,2は、蓋5,6の表面が平坦に形成されている。さらに、蓋5,6の裏面側にヒンジ8および結合手段を構成するカバーフック9、保持凸部54、ネジ保持部64および平ネジ105が配置され、かつ、収納凹部4におけるヒンジ8およびカバーフック9、保持凸部54、ネジ保持部64および平ネジ105に対応する部分が、内部にヒンジ8等を収めるのに充分な深さである。くわえて、USB端子配置部44の深さが蓋5,6の厚みに対応、すなわち蓋5,6を閉じた際に、ゴムパッキン7をUSB端子配置部44に密着した状態で、蓋5,6とゴムパッキンとの厚みに対応している。これにより、蓋5,6を回動させるための構造が蓋5,6の表面に現れることがなく、かつ蓋5,6と筺体3とを面一にできる。
なお、USB端子配置部44の深さは、蓋5,6と筺体3とが実質上面一となる深さには限られず、蓋5、6が所望量だけ筺体3から突出する深さとすることもできる。
しかも、蓋5,6のヒンジ8側の端部がヒンジ8の支柱82に当接した状態では、蓋5,6がそれ以上大きく開かない最大角度で開いた状態となっているが、蓋5,6の表面が筺体3の表面と収納凹部4との境界(角部)に対して間隔をおいている。これにより、蓋5,6が当該境界に当接して傷つくことがない。
したがって、蓋の表面の美観を維持することができる。
また、蓋5は、保持凸部54を蓋5の裏面に有するとともに、収納凹部4には、カバーフック9が蓋開閉端収納部43に固定されている。これにより、蓋5の表面に蓋5を保持するための付属物を設ける必要がない。
さらに、蓋6は、ネジ保持部64を蓋6の裏面に有するとともに、収納凹部4には、蓋開閉端収納部43に、平ネジ105を締め付けるネジ穴43aが形成されている。これにより、蓋6の表面に蓋6を保持するための付属物として平ネジ105の頭部が露出するが、当該付属物として頭部が平坦な平ネジ105を備えるのみであり、蓋6のデザイン性を大きく損なうことはない。また、工具による締結を前提とした、前述のNEMA規格による防水試験に対応することができる。
また、ヒンジ8は、蓋5,6に共用されるとともに、収納凹部4にネジ103によって着脱自在に固定される。また、収納凹部4が蓋5,6のいずれにも対応した形状に形成されている。これにより、ヒンジ8を収納凹部4のヒンジ配置部42から取り外すことにより、蓋5,6を交換して筺体3に取り付けることができる。したがって、1つの筺体3に、蓋5または蓋6を目的に応じて選択的に取り付けて利用することができる。
蓋5を取り付ける際には、カバーフック9を蓋開閉端収納部43に取り付け、蓋6を取り付ける際には、カバーフック9を蓋開閉端収納部43から取り外す。蓋開閉端収納部43のネジ穴43aは、カバーフック9を取り付けるネジ104のためのネジ穴と、平ネジ105のためのネジ穴とを兼ねているので、それぞれの専用のネジ穴を個別に設ける必要がない。このように、収納凹部4は、構造的に簡素に形成されているので、筺体3の製造コストの低減を図ることができる。
さらに、開閉構造1では、爪を掛けるために、筺体3側の傾斜面45と蓋5側の傾斜面55とで隙間が形成されている。これにより、筺体3の正面から見た状態で、上記の隙間が黒く見えることがないので、隙間の存在が目立たない。
なお、本実施形態では、開閉構造1,2をプログラマブル表示器10に適用する例について説明したが、本発明に係る開閉構造は、産業用コンピュータ(IPC)や、その他のあらゆる電子機器に適用可能である。
また、本実施形態では、蓋5,6の保護対象、すなわち収納される機器がUSB端子である例について説明したが、保護対象は、これに限定されず、他の規格の端子や、メモリカード等のスロット、スイッチ等の各種機器であってもよい。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明に係る開閉構造は、あらゆる電子機器に適用可能である。
1,2 開閉構造
3 筺体
4 収納凹部(凹部)
5,6 蓋
7 ゴムパッキン(防液手段)
8 ヒンジ(回動支持部)
9 カバーフック(結合手段,保持部材)
42 ヒンジ配置部(第1凹所)
43 蓋開閉端収納部(第2凹所)
44 USB端子配置部(中央凹所)
44c 当接部(防液手段)
45 傾斜面(第2傾斜面)
51a 端部(第1端部)
51b 端部(第2端部)
52,62 側壁(突出状軸支持部)
53,63 曲面凹部(断面半円凹状受け部)
54 保持凸部(結合手段)
55,65 傾斜面(第1傾斜面)
61a 端部(第1端部)
61b 端部(第2端部)
64 ネジ保持部(結合手段)
100 軸(支持軸)
101 USB端子(接続端部)
102 ミニUSB端子(接続端部)
105 平ネジ(結合手段,締結具)

Claims (6)

  1. 凹部が形成された筺体と、
    前記凹部を開閉する蓋と、
    前記蓋の一方の第1端部を回動自在に支持するとともに、前記凹部内に配置された回動支持部と、
    前記凹部の閉状態で、前記凹部内において、前記蓋の他方の第2端部と前記筺体とを着脱自在に結合する結合手段とを備え、
    前記第1端部が前記回動支持部に当接した状態で前記蓋の回動が規制されるとともに、該規制された状態において前記蓋の表面が、前記筺体の表面と前記凹部との境界に対して間隔をおくことを特徴とする機器収納体。
  2. 前記凹部が、
    内部に前記回動支持部が位置する第1凹所と、
    内部に前記結合手段が位置する第2凹所と、
    両凹所の間に形成され、かつ両凹所より深さが浅いとともに前記蓋の厚みに対応する深さの中央凹所とにより形成され、
    前記中央凹所における筺体の表面に、電子機器を接続するための接続端部が露出し、
    前記中央凹所と前記蓋との間に、前記接続端部への液体の流入を防止する防液手段が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の機器収納体。
  3. 前記回動支持部が、前記蓋の前記第1端部の裏面に形成された断面半円凹状受け部と、
    前記断面半円凹状受け部に嵌め合わされた断面円状嵌め入れ部と、
    前記断面円状嵌め入れ部を貫通する支持軸と、
    前記蓋の裏面側に設けられ、前記支持軸の端部を支持する一対の突出状軸支持部とを備えていることを特徴とする請求項1または2に記載の機器収納体。
  4. 前記蓋が、前記第2端部の裏面側に、閉状態で前記筺体の前面に対して傾斜している第1傾斜面を有し、
    前記筺体が、前記凹部内に、閉状態で前記第1傾斜面と向かい合うように形成され、かつ前記筺体の前面に対して傾斜している第2傾斜面を有し、
    前記第2端部と前記筺体とが結合した状態において、前記第1傾斜面と前記第2傾斜面との間に隙間が形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の機器収納体。
  5. 前記結合手段が、前記蓋に対して離脱しないように保持され、かつ前記第2端部と前記筺体とを締結する締結具を備えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の機器収納体。
  6. 前記回動支持部が、前記蓋に取り付けられ、かつ前記筺体における前記凹部内の部分に対して着脱自在であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の機器収納体。
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