JP2014203514A - 電池 - Google Patents

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篤史 大林
Atsushi Obayashi
篤史 大林
啓則 丸林
Hironori Marubayashi
啓則 丸林
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    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Abstract

【課題】落下衝撃や振動が加わった場合にも、電極体に接続されたタブの破断を抑制することができ、高いモバイル性能を備える電池を提供する。【解決手段】外装体の内方に電極体30および絶縁スペーサ40が収納され、外装体の開口が封口体で封口されている。電極体30からは、正極タブ34、負極タブ35がZ軸方向上向きに延出され、負極タブ35は、絶縁スペーサ40に開設されたスリット40bを挿通している。負極タブ35は、絶縁スペーサ40の上で蛇行した後、封口体の内部端子に接合されている。ここで、絶縁スペーサ40の主壁40aからは、スリット40bを取り囲むリブ40eと、外縁にリブ40dとがZ軸方向上向きに立設されている。X軸方向において、リブ40eとリブ40dとは、互いに間隔をあけて設けられており、当該部分に負極タブ35の折り返し部分が配されている。【選択図】図2

Description

本発明は、電池に関し、特に、外装体内において電極体と封口体との間に挿設される絶縁スペーサの構成に関する。
近年、携帯電話機やタブレット型パーソナルコンピュータなどのモバイル機器、さらには、電気自動車(PEV)やハイブリッド電気自動車(HEV)、電動バイクや電動アシスト自転車などの電源として電池が用いられている。
図14(a)に示すように、従来技術に係る電池では、有底筒状の外装体910の内方に、正極板と負極板とがセパレータを挟んで対向配置されてなる電極体930が収納されている。外装体910の開口部は、封口体920が接合されることにより、封口されている。封口体920には、その外面側にガスケット922を介して負極端子921が突設されており、内面側には、絶縁体924と内部端子925が設けられている。負極端子921は、封口体920および外装体910とは電気的な絶縁が図られており、内部端子925と電気的に接続されている。
外装体910内において、電極体930のZ軸方向上端部分と封口体920のZ軸方向下端部分との間には、絶縁スペーサ940が介挿されている。そして、絶縁スペーサ940には、その主壁940aにスリット940bが開設されており、電極体930における負極板に接続された負極タブ935が挿通している。負極タブ935は、絶縁スペーサ940のスリット940bを通過した後、封口体920との間の間隙910aで蛇行するように折り返され、内部端子925に接続されている。
図14(a)に示すように、負極タブ935を蛇行させるのは、外装体910の開口を封口体920で封口する前に内部端子925と負極タブ935とを接続する必要があるためであり、間隙910aは、当該蛇行した負極タブ935を収納するために必要なスペースとなっている。
なお、図示をしていないが、電極体930における正極板に接続された正極タブについては、絶縁スペーサ940における外縁のリブ940dと外装体910の内壁との間を通過して、外装体910と封口体920とに挟まれた状態で、それらに接合されている。
特開2010−199029号公報 特開2011−204469号公報
しかしながら、上記従来技術に係る電池においては、落下衝撃や振動が加わった際に、負極タブ935の一部が破断するという事態が生じ得る。具体的には、図14(b)に示すように、例えば、電池に対してZ軸方向の落下衝撃や振動が加わったとき(矢印F2の力が加わったとき)、電極体930および絶縁スペーサ940が封口体920側に移動するとともに、電極体930の一部が絶縁スペーサ940の主壁940aを押圧することで主壁940aにおけるスリット940b周辺が変形し(矢印Q1,Q2)、負極タブ935の蛇行部分も圧縮力を受けて変形する。これより、負極タブ935における蛇行した領域での折り返し部分に金属疲労が蓄積することになる(矢印R1,R2)。このように過度の衝撃力が加わったり、振動付加により金属疲労が蓄積したりした場合には、負極タブ935の折り返し部分が破断に至る場合がある。
本発明は、上記のような問題に鑑みなされたものであって、落下衝撃や振動が加わった場合にも、電極体に接続されたタブの破断を抑制することができ、高いモバイル性能を備える電池を提供することを目的とする。
そこで、本発明に係る電池は、(i)外装体と、(ii)電極体と、(iii)封口体と、(iv)絶縁スペーサとを備える。
(i)外装体は、有底筒状をしている。
(ii)電極体は、正極板と負極板とがセパレータを介して対向配置されてなり、外装体内に収容されているとともに、対向部分(正極板と負極板とが対向した部分)から外装体の開口に向けて延出した正極タブおよび負極タブを有している。
(iii)封口体は、電極体が収容された状態で、外装体の開口を封口している。
(iv)絶縁スペーサは、全体として板状をしており、外装体の筒軸方向における電極体の上記対向部分と封口体との間に挿設され、正極タブおよび負極タブの一方の通過を許すスリットが設けられている。
ここで、外装体の筒軸に対して直交する方向から見るとき、上記一方のタブ(スリットを通過したタブ)は、スリットから前記封口体までの間で折り返し部分が弧を描くように蛇行している。そして、絶縁スペーサでは、封口体の内面に面する側の主面において、外装体の筒軸方向の力による変形を抑制するリブが、スリットの縁部を含む領域であって、且つ、平面視において、上記一方のタブの折り返し部分と重複しない領域に立設されている。
本発明に係る電池では、封口体と電極体上端との間に介挿された絶縁スペーサにおいて、封口体の内面に面する側の主面におけるスリットの縁部を含む領域であって、且つ、平面視において、一方のタブ(スリットを通過したタブ)の折り返し部分と重複しない領域にリブが立設されている。そして、このリブは、筒軸方向の力(落下衝撃や振動に係る力)による主壁の変形を抑制する機能を果たす。よって、本発明に係る電池では、落下衝撃や振動が加わった場合にも、電極体に接続されたタブの破断を抑制することができ、高いモバイル性能を備える。
また、本発明に係る電池では、落下衝撃や振動が加わることにより、絶縁スペーサが封口体側に移動したとしても、リブが上記一方のタブの折り返し部分と重複しない領域に立設されているので、リブが立設されていない部分と封口体との間に隙間が残ることになる。よって、上記一方のタブにおける折り返し部分に過度の圧縮力が加わることを抑制でき、当該折り返し部分の破断を抑制することができる。
従って、本発明に係る電池では、落下衝撃や振動が加わった場合にも、電極体に接続されたタブの破断を抑制することができ、高いモバイル性能を備える。
本発明に係る電池は、次のようなバリエーション構成を採用することができる。
本発明に係る電池では、絶縁スペーサのリブが、上記主面におけるスリットを取り囲む状態で設けられているという構成を採用することができる。このようにスリットを取り囲む状態でリブを設けるようにすれば、絶縁スペーサにおけるスリット周囲の機械的剛性を向上させることができる。
本発明に係る電池では、絶縁スペーサのリブが、外装体の筒軸方向に沿った断面において、四角形状または三角形状または半円形状であるという構成を採用することができる。このように、種々の断面形状を採用した場合にあっても、絶縁スペーサにおけるスリット周囲の機械的剛性を向上させることができる。
本発明に係る電池では、絶縁スペーサのリブが、外装体の筒軸方向に沿った方向における高さが0.2mm以上0.4mm以下であるという構成を採用することができる。このような範囲の高さでリブを設けることで、大きな重量の増加がなく、また注液時における作業性を確保しながら、絶縁スペーサにおけるスリット周囲の機械的剛性を向上させることができる。
本発明に係る電池では、絶縁スペーサのリブが、外装体の筒軸方向に直交する方向における幅が0.2mm以上0.4mm以下であるという構成を採用することができる。このような範囲の幅でリブを設けることで、大きな重量の増加がなく、また注液時における作業性を確保しながら、絶縁スペーサにおけるスリット周囲の機械的剛性を向上させることができる。
本発明に係る電池では、絶縁スペーサにおいて、封口体の内面に面する側の主面に、額縁状の第2リブが外縁部に立設されており、絶縁スペーサにおける電極体側の主面を基準とした場合に、リブは第2リブよりも高さが低いという構成を採用することができる。このように、絶縁スペーサにおける外縁部に立設する第2リブの高さをスリット縁部を含む領域に形成するリブよりも高くすることによって、落下衝撃および振動が加わった際にも、上記一方のタブの折り返し部分がリブと第2リブとの間に位置し、これより過度の圧縮力を受けることを抑制できる。よって、このような構成を採用する場合には、落下衝撃や振動が加わった場合にも、電極体に接続されたタブの破断を抑制することができる。
本発明に係る電池では、外装体の筒軸方向において、外装体の内底面から封口体の内面までの高さをH10とし、電極体における対向部分の高さをH30とし、絶縁スペーサのスリットの周囲におけるリブが立設された部分を除く部分の板厚をH40とするとき、H10>(H30+H40)の関係を有するという構成を採用することができる。このような高さ関係を有する場合においても、本発明の構成を採用することにより、落下衝撃や振動が加わった場合にも、電極体に接続されたタブの破断を抑制することができる。
本発明に係る電池では、電極体における正極タブおよび負極タブの他方が、外装体の内側面に沿って延伸し、当該内側面と絶縁スペーサの外側面との間を通過して、外装体の開口縁において、外装体および封口体に接合されているという構成を採用することができる。なお、他方のタブにおいても、絶縁スペーサと封口体との間で蛇行した形態を採用することができる。これにより、落下衝撃や振動が加わった際における他方のタブの破断も抑制することができる。
本発明の実施の形態に係る電池1の外観構成を示す模式斜視図である。 電池1における電極体30と絶縁スペーサ40とを示す模式分解斜視図である。 (a)は、図1のA断面での正極タブ34の配設形態を示す模式断面図であり、(b)は、図1のB断面での負極タブ35の配設形態を示す模式断面図である。 電池1にZ軸方向の落下衝撃または振動が加わった場合の絶縁スペーサ40と負極タブ35とを示す模式断面図である。 (a)は、電極体30の形成に係る工程を示す模式側面図であり、(b)は、絶縁スペーサ40の装着に係る工程を示す模式側面図である。 (a)は、封口体20の接合に係る工程を示す模式側面図であり、(b)は、外装体10への電極体30の挿入および封口体20による封口に係る工程を示す模式側面図である。 (a)は、変形例1に係る絶縁スペーサ140の構成を示す模式断面図であり、(b)は、変形例2に係る絶縁スペーサ240の構成を示す模式断面図である。 (a)は、確認実験に用いた絶縁スペーサ340の構成を示す模式平面図であり、(b)は、(a)のL1−L2断面での模式断面図であり、(c)は、比較例に係る絶縁スペーサ840の構成を示す模式断面図である。 破断試験方法を示す模式側面図である。 (a)は、衝撃試験のための容器552への電池6の収納形態を示す模式斜視図であり、(b)は、衝撃試験方法を示す模式側面図である。 (a)は、破断試験の試験結果を示すグラフであり、(b)は、振動試験の試験結果を示すグラフである。 破断試験の試験結果と振動試験の試験結果との相関を示すグラフである。 (a)は、変形例3に係る絶縁スペーサ440の構成を示す模式平面図であり、(b)は、(a)のP1−P2断面での模式断面図である。 (a)は、従来技術に係る電池での負極タブ935の延伸形態を示す模式断面図であり、(b)は、従来技術に係る電池にZ軸方向の衝撃力が加わった場合の絶縁スペーサ940と負極タブ935とを示す模式断面図である。
以下では、本発明を実施するための形態について、図面を用い説明する。なお、以下に示す具体例は、本発明の構成およびその構成から奏される作用・効果を分かりやすく説明するために用いる一例であって、本発明は、発明の本質とする構成部分以外について、以下の具体例に何ら限定を受けるものではない。
[実施の形態]
1.電池の外観構成
図1に示すように、本実施の形態に係る電池1は、有底角筒状の外装体10と、そのZ軸方向上部の開口を封口する封口体20とで外装が構成されている。外装体10および封口体20は、例えば、Al(アルミニウム)合金などの金属材料から構成されており、外装体10の開口縁における部分において、封口体20の外周に対してレーザ溶接により接合されている。
封口体20のZ軸方向上側の主面からは、負極端子21が突設されている。負極端子21は、ガスケット22の介挿により、封口体20に対して電気的な絶縁が図られている。また、封口体20の主面には、負極端子21が突設された箇所からY軸方向左側の部分に、電解液を注液するための注液口が設けられおり、当該注液口が封止栓23により封止されている。
2.電極体および絶縁スペーサ
外装体10(図1を参照。)の内方には、図2に示す電極体30および絶縁スペーサ40が収納されている。電極体30は、各々が帯状をした正極板31と負極板32とを、間にセパレータ33を挟んだ状態で対向させ、当該対向状態で軸AX1周りに巻回し、その後、X軸方向に扁平化することで形成されている。なお、図示を省略しているが、巻回した電極体30の外周面には、絶縁性のテープを巻き止め用に貼着している。
また、電極体30の正極板31には、その巻回最外周部に正極タブ34が接合され、負極板32には、巻回中央部に負極タブ35が接合されている。正極タブ34および負極タブ35は、Z軸方向上向きに延出されている。
絶縁スペーサ40は、略平板状をしており、電極体30の上端部分の形状に相当する平面形状を有する。絶縁スペーサ40においては、X−Y面方向の主壁40aとその外縁部においてZ軸方向上向きに立設されたリブ40dを有する。また、主壁40aには、厚み方向に挿通するスリット40b,40cが開設されており、各スリット40b,40cの周囲を取り囲むようにリブ40e,40fが立設されている。
X軸方向およびY軸方向において、リブ40dとリブ40eおよびリブ40fとは、間隔をあけて設けられている。
電極体30における負極タブ35は、絶縁スペーサ40のスリット40bを挿通して導出されている(矢印C)。一方、正極タブ34については、絶縁スペーサ40の外側を通過してZ軸方向上部へと導出されている。
3.正極タブ34および負極タブ35の配設形態
図3(a)に示すように、正極タブ34は、上述のように、絶縁スペーサ40の外側と外装体10の側壁内面との間を通過して絶縁スペーサ40の上方の間隙10aへと延伸している。そして、正極タブ34は、間隙10aにおいて、U字状に曲折され、封口体20の外側と外装体10の側壁内面との間に挟まれている。正極タブ34は、矢印Dで指し示す部分において、レーザ溶接により外装体10および封口体20に対して電気的に接合されている。
なお、正極タブ34が間隙10aでU字状に蛇行するように配設されているのは、電池1に落下衝撃や振動が加わった際にも破断し難いように変形による衝撃力の吸収領域を形成するためである。
図3(b)に示すように、負極タブ35は、絶縁スペーサ34に開設されたスリット40bを挿通して絶縁スペーサ40の上方の間隙10aへと延伸している。そして、負極タブ35は、間隙10aにおいて、折り返し部分35a,35bが弧を描くように(曲率をもった状態で)蛇行され、先端部分35cが封口体20における内部端子25に接合されている。封口体20における内部端子25は、Z軸方向下側において、封口体20の板本体に対して絶縁板24を挟んで設けられており、負極端子21に対して電気的に接続されている(図示を省略)。
ここで、絶縁スペーサ40におけるリブ40eは、スリット40bの縁部であって、且つ、Z軸方向からの平面視において、負極タブ35の折り返し部分35a,35bに対して重複しない領域に立設されている。換言すると、図3(b)に示すように、Z軸方向からの平面視において、負極タブ35の折り返し部分35a,35bは、絶縁スペーサ40におけるリブ40eとリブ40dとの間隙に位置している。
電池1においては、外装体10の筒軸方向(Z軸方向)において、外装体10の内底面(図示を省略。)から封口体20の内面(絶縁板24および内部端子25のZ軸方向下面)までの高さをH10とし、電極体30における対向部分(正極板31と負極板32とが対向し、巻回された部分)の高さをH30とし、絶縁スペーサ40の主壁40aの板厚をH40とするとき、H10>(H30+H40)の関係を有する。
4.落下衝撃または振動が加わった場合の絶縁スペーサ40と負極タブ35
図4に示すように、電池1に対してZ軸方向に落下衝撃や振動(矢印F1の力)が加わった場合には、電極体30がZ軸方向上向きに移動し、これにより、絶縁スペーサ40もZ軸方向上側に移動する。そして、絶縁スペーサ40のZ軸方向上側への移動は、リブ40dの張部が封口体20における絶縁板24の下面に接触または近接した時点で停止する(図4に示す状態)。このとき、電池1においては、絶縁スペーサ40にリブ40eを設けていることにより、Z軸方向における機械的剛性が向上しており、変形を生じ難い。そして、絶縁スペーサ40では、Z軸方向下面を基準とするとき、外縁に設けられたリブ40dの方が、スリット40bの周囲に設けられたリブ40eよりも高さが高く、図4に示す状態においても、リブ40eと絶縁板24との間で負極タブ35が通過するための空間が確保されている。
また、絶縁スペーサ40のリブ40d,40eは、Z軸方向からの平面視において、負極タブ35の折り返し部分35a,35b(図3(b)を参照。)と重複しない領域に設けられているので、図4に示すように、電極体30がZ軸方向上方に移動したときにも、負極タブ35の折り返し部分に過度の圧縮力がかからない(矢印E,G)。このため、本実施の形態に係る電池1では、Z軸方向に落下衝撃や振動が加わった場合において、電極体30がZ軸方向上方に移動した状態(図4に示す状態)と、電極体30がZ軸方向下方に戻った状態とを繰り返したとしても、電極体負極タブ35の折り返し部分35a,35b(図3(b)を参照。)に金属疲労が蓄積し難く、当該部分の破断を生じ難い。
5.製造方法
図5(a)に示すように、正極板31と負極板32とをセパレータ33(図2を参照。)を挟んで巻回し扁平化することで、電極体30を形成する。電極体30における巻回部分(正極板31と負極板32との対向部分)からZ軸方向上方に向けて正極タブ34および負極タブ35が延出されている。正極タブ34は、巻回外周において、正極板31に接合されており、負極タブ35は、巻回中心部において、負極板32に接合されている。
ここで、正極板31は、コバルト酸リチウム、導電剤、結着剤を所定の比率で配合・混合して形成されたスラリーを、Al(アルミニウム)箔に塗布することで形成される。一方、負極板32は、黒鉛粉末、増粘剤、結着剤を所定の比率で配合・混合して、これを水に分散させたスラリーを、Cu(銅)箔に塗布することで形成される。セパレータ33としては、ポリオレフィン系の微多孔膜を用いる。
次に、図5(b)に示すように、電極体30の巻回部分に対してテープ36,37を貼着し、これにより巻き止めを行う。そして、電極体30のZ軸方向上方から絶縁スペーサ40を装着し、負極タブ35をスリット40bに挿通させる。そして、負極タブ35における絶縁スペーサ40よりも上方の部分については、図3(b)に示すように曲折加工する。
一方、正極タブ34については、絶縁スペーサ40の外側を通過して上方に導出し、図3(a)に示すように、絶縁スペーサ40の上方の部分をU字状に曲折加工する。
次に、図6(a)に示すように、封口体20における内部端子25に対して負極タブ35の先端部分35c(図3(b)を参照。)を溶接接合する。この際、正極タブ34については、封口体20の外側面に沿う状態としておく。
図6(b)に示すように、外装体10の内方に電極体30を収納し、レーザ溶接により封口体20の外周と外装体10の開口縁とを接合する。このとき、図3(a)に示すように、封口体20と外装体10の開口縁との間に正極タブ34を挟み込み、封口体20と外装体10との接合の際に、正極タブ34をこれらに接合する。
次に、封口体20の注液口26から電解液を注入する。電解液としては、エチレンカーボネート、エチルメチルカーボネート、ジエチルカーボネートの混合溶媒を調製し、これにLiPF6を溶解して電解質としたものを用いる。
図6(b)に示す封口体20の注液口26については、電解液の注入後、封止栓23(図1を参照。)を挿入してレーザ溶接にて封止固定される。
[変形例1]
図7(a)に示すように、変形例1に係る絶縁スペーサ140では、リブ140eの断面形状に特徴を有する。具体的には、上記実施の形態に係る絶縁スペーサ40のリブ40e,40fが四角形断面を有していたのに対し、本変形例では、主壁140aに開設されたスリット140bの周囲を取り囲むように形成されたリブ140eが、略半円形の断面を有する(矢印H,I)。本変形例に係る絶縁スペーサ140についても、主壁140aの外縁部にリブ140dが立設されており、リブ140eの高さは、リブ140dよりも低くなっている。
このような断面形状のリブ140eを有する絶縁スペーサ140を採用する場合においても、上記実施の形態と同様の効果を得ることができる。また、リブ140eの頂部分の断面を曲線で形成することにより、電池に落下衝撃や振動が加わった際の、負極タブ35におけるリブ140eに当接する箇所への応力集中を抑制することもできる。
[変形例2]
図7(b)に示すように、変形例1に係る絶縁スペーサ240では、主壁240aに開設されたスリット240bの周囲を取り囲むように形成されたリブ240eが、三角形の断面を有する(矢印J,K)。また、本変形例に係る絶縁スペーサ240についても、主壁240aの外縁部にリブ240dが立設されており、リブ240eの高さは、リブ240dよりも低くなっている。
このような断面形状のリブ240eを有する絶縁スペーサ240を採用する場合においても、上記実施の形態と同様の効果を得ることができる。
[効果の確認]
(実施例1)
図8(a)に示すように、実施例1に係る絶縁スペーサ340は、形態として上記実施の形態に係る絶縁スペーサ40と同一形態を備える。即ち、平板状の主壁340aに対し、その外縁から紙面手前に向けてリブ340dが立設され、また、スリット340b,340cを取り囲むようにリブ340e,340fが立設されている。絶縁スペーサ340の長さはLであり、幅はW1である。また、図8(b)に示すように、主壁340aの厚みはT1であり、主壁340aの上面からリブ340dの頂部までの高さはH1、主壁340aの上面からのリブ340eの頂部までの高さはH2であり、リブ340eのX軸方向の幅はW2、リブ340dのX軸方向の幅はW3である。
実施例1においては、L=32mm、W1=4.2mm、W2=0.1mm、W3=0.4mm、T1=0.3mm、H1=0.4mm、H2=0.1mmに設定した。
なお、絶縁スペーサ340の材質は、ポリプロピレン(PP)樹脂とした。
(実施例2)
実施例2に係る絶縁スペーサについては、形状が図8(a)、(b)に示す形状と同様であり、構成材料も実施例1と同様である。そして、実施例2においては、L=32mm、W1=4.2mm、W2=0.2mm、W3=0.4mm、T1=0.3mm、H1=0.4mm、H2=0.2mmに設定した。
(実施例3)
実施例3に係る絶縁スペーサについても、図8(a)、(b)に示す形状と同様の形状とし、構成材料も実施例1と同様とした。そして、実施例3においては、L=32mm、W1=4.2mm、W2=0.3mm、W3=0.4mm、T1=0.3mm、H1=0.4mm、H2=0.3mmに設定した。
(実施例4)
実施例4に係る絶縁スペーサについても、図8(a)、(b)に示す形状と同様の形状とし、構成材料も実施例1と同様とした。そして、実施例4においては、L=32mm、W1=4.2mm、W2=0.4mm、W3=0.4mm、T1=0.3mm、H1=0.4mm、H2=0.4mmに設定した。
(実施例5)
実施例5に係る絶縁スペーサについても、図8(a)、(b)に示す形状と同様の形状とし、構成材料も実施例1と同様とした。そして、実施例5においては、L=32mm、W1=4.2mm、W2=0.6mm、W3=0.4mm、T1=0.3mm、H1=0.4mm、H2=0.6mmに設定した。
(実施例6)
実施例6としては、図7(a)に示す変形例1の形態と同様の形状を採用し、構成材料は、実施例1と同様とした。そして、実施例6においては、L=32mm、W1=4.2mm、W2=0.3mm、W3=0.4mm、T1=0.3mm、H1=0.4mm、H2=0.3mmに設定した。なお、幅W2および高さH2については、図7(a)のリブ140eの幅および高さについて、図8(b)に示す各寸法に当てはめた値である。
(実施例7)
実施例7としては、図7(b)に示す変形例2の形態と同様の形状を採用し、構成材料は、実施例1と同様とした。そして、実施例7においては、L=32mm、W1=4.2mm、W2=0.3mm、W3=0.4mm、T1=0.3mm、H1=0.4mm、H2=0.3mmに設定した。なお、幅W2および高さH2については、図7(b)のリブ240eの幅および高さについて、図8(b)に相当する各寸法に置き換えた値である。
(比較例)
図8(c)に示すように、比較例に係る絶縁スペーサ840については、主壁840の外縁にリブ840dが立設されている点は実施例1〜7と同様とし、スリット840bの周囲のリブを設けない構成とした。長さL=32mm、幅W1=4.2mmであり、構成材料としてポリプロピレン(PP)樹脂を用いた点も同様である。
また、W3=0.4mm、T1=0.3mm、H1=0.4mmに設定した。
1.破断試験
図9に示すように、破断試験においては、実施例1〜7および比較例に各絶縁スペーサ340,840を用いて試験用サンプル5を各5個作製し用いた。試験用サンプル5は、電極体530(テープによる巻き止め処理済み)の負極タブ535を封口体520の内部端子に接合した仕掛部品であり、外装体は備えていない。
この試験用サンプルについて、電極体530のZ軸方向下部を電極体固定具550でY軸方向に挟着し、また、封口体520を封口体固定具551で挟着した。そして、この状態で、封口体520を挟着した封口体固定具551に対してZ軸方向下向きに30Nの力で押圧し、その後に電極体530が元の位置に戻るまでを1回としてカウントした。この操作を所定回数繰り返すことにより(矢印M)、負極タブ535に伸縮変形をさせた。その際に、負極タブ535が破断に至るまでの伸縮回数をカウントし、表1に結果を示す。
Figure 2014203514
2.衝撃試験
図10(a)に示すように、衝撃試験においては、実施例1〜7および比較例に各絶縁スペーサ340,840を用いて各5個の電池6を作製し用いた。電池6のサイズは、5.2mmT×34mmW×50mmHであり、定格容量は、1050mAhである。
各電池6については、25℃の環境下において、定電流210mAで電圧が2.75Vになるまで放電し、容器552(内寸:8mm×50mm×75mm)の中に収納し、容器552の開口552aを蓋553で封口した。
図10(b)に示すように、電池6を収納した収納体554を振動台555に対して固定具556,557を用い固定した。そして、振動台555に対して、振幅50mm、加速度63m/s2、周波数8Hzで所定時間の間振動を与え続けた(矢印N)。電池6の電圧をモニターし、電圧の測定が不能になった時の振動回数を記録した。結果について、表1に示す。
3.結果の考察
(破断試験結果)
破断試験の結果について、表1に示すデータをリブ340,840の高さとの関係で図11(a)に纏めた。
図11(a)に示すように、実施例1〜7の各絶縁スペーサを採用した試験用サンプル5では、比較例の絶縁スペーサ840を採用した試験用サンプルに比べて、破断に至るまでの伸縮回数が増えており、強度が向上していることが分かる。特に、実施例2〜7の各絶縁スペーサ340を採用した試験用サンプル5では、比較例に比べて、1.4〜1.5倍まで伸縮回数が増えており、耐衝撃性能に特に優れていることが分かる。
また、リブの断面形状が半円形あるいは三角形である実施例6,7の各絶縁スペーサを採用した試験用サンプル5についても、実施例3の絶縁スペーサ340を採用した試験用サンプル5と結果に大きな差異は見られなかった。
(振動試験結果)
振動試験の結果について、表1に示すデータをリブ340,840の高さとの関係で図11(b)に纏めた。
図11(b)に示すように、振動試験結果についても、実施例1,3,5,6,7の各絶縁スペーサを採用した電池6では、比較例の絶縁スペーサ840を採用した電池6に比べて、破断に至るまでの振動回数が増えており、耐振動性能に優れていることが分かる。振動試験結果からも、特に、実施例3,5,6,7の各絶縁スペーサ340を採用した電池6では、比較例の絶縁スペーサ840を採用した電池に比べて、耐振動性能が大きく向上した。また、実施例3と実施例6,7との振動回数に大きな差異がないことから、断面形状に関わらず、そのリブの大きさに耐振動性能も影響を受けていることが分かる。
(破断試験結果と振動試験結果との相関)
図12に示すように、破断試験における破断に至るまでの伸縮回数を横軸、振動試験における破断に至るまでの振動回数を縦軸にとったとき、互いの結果に相関関係があることが分かる。そして、比較例に対して実施例1,3,5,6,7は、ともに耐衝撃性能および耐振動性能が向上しており、特に、実施例3,5,6,7では比較例に対する差異が顕著である。
(まとめ)
以上の結果より、実施例1〜7のようにスリット340b、340cの周囲にリブ340e,340fを立設した絶縁スペーサ340を用いる場合には、比較例に係る絶縁スペーサ840を用いた場合に比べて、高い耐衝撃性能および耐振動性能を得ることができる。特に、リブの高さおよび幅を0.2mm以上とした実施例2〜7では、比較例に対しての有効性が顕著となった。
ただし、絶縁スペーサのスリット周辺に設けるリブについては、その高さおよび幅を0.4mm以下とすることが、タブの収納および電解液残留スペースという点を考慮する時に望ましい。
[変形例3]
図13(a)に示すように、変形例3に係る絶縁スペーサ440では、主壁440aに開設されたスリット440b,440cを取り囲むようにリブを設けているのではなく、スリット440b,440cの開口縁からX軸方向に向けて延伸し、他端が外縁のリブ440dに結合した形状のリブ440e,440fを有する。図13(b)に示すように、リブ440e,440f(図13(b)では、リブ440eの図示を省略。)は、スリット440cを中心に線対称の三角鰭状をしている。そして、リブ440e,440fのX軸方向外縁側端は、リブ440dと略同一の高さとなっている。
このような断面形状のリブ440eを有する絶縁スペーサ440を採用する場合においても、上記実施の形態と同様の効果を得ることができる。また、スリット440b,440cの周囲を堤防状に取り囲むのではなく、図13(a)、(b)のような三角鰭状としているので、タブの収納および電解液残留スペースという点をから優れている。
[その他の事項]
上記では、角形密閉型の電池を一例に説明したが、本発明は、電池の外形を角形に限定するものではない。例えば、円筒形の外形を有する密閉型電池においても、上記同様の技術的特徴を有する絶縁スペーサ40,140,240,340,440を採用することで、上記同様の効果を得ることができる。
また、外装体10および封口体20などの構成材料などについては、上記において一例を示したものであって、本発明はこれに限定を受けるものではない。例えば、メッキ鋼鈑などを外装体および封口体の構成材料とすることや、樹脂などの絶縁材料とすることも可能である。
また、上記では、電極体30,530の形態について、一例として渦巻き状に巻回された形態を採用したが、本発明は、これに限らず、例えば、正極板と負極板とをセパレータを挟んで交互に積層した構成の電極体とすることも可能である。
また、上記では、非水電解質(電解液)が外装体10内に注入された、非水電解質二次電池を一例としたが、本発明は、これに限らず、アルカリ電解液を含む密閉型電池に対して採用することもできる。
また、上記では、外装体10と封口体20との接合について、一例としてレーザ溶接を用いたが、それ以外の溶接法(例えば、抵抗溶接など)を用いることも可能である。
また、上記では、絶縁スペーサ340のサイズや電池6の外形サイズを一例として挙げたが、本発明は、サイズ面において適宜の変更が可能である。
また、上記確認実験では、絶縁スペーサ340の構成材料として、ポリプロピレン(PP)樹脂を一例として採用したが、電気的な絶縁性が確保できるものであれば、構成材料はこれに限定されるものではない。例えば、ゴムやセラミックスを用いることもできるし、金属の表面を絶縁性樹脂でコーティングしたものなどを用いることもできる。
また、上記実施の形態および変形例1〜3では、絶縁スペーサ40,140,240,440において、主壁40a,140a,240a,440aの外縁にリブ40d,140d,240d,440dを立設することとしたが、外縁におけるリブは必須の構成ではない。ただし、外縁にもリブを設けるようにすれば、絶縁スペーサの機械的剛性の向上を図る上で望ましい。
また、上記実施の形態および変形例1〜3では、絶縁スペーサ40,140,240,440に各2つのスリット40b,40c,140b,240b,440b,440cを設けることとしたが、一方のタブだけを挿通させることを考慮すれば、スリットは一つであってもよい。ただし、製造時における作業性を考慮すれば、絶縁スペーサの向きに係る制限を減らすことができるので、上記実施の形態および変形例1〜3のようにスリットを二つ設けるようにすることが望ましい。
また、上記実施の形態では、負極タブ35だけを絶縁スペーサ40のスリット40bを挿通させることとしたが、正極タブだけを挿通させることとしてもよく、あるいは、正極タブおよび負極タブの双方について、別々のスリットに挿通させることとしてもよい。
本発明は、耐衝撃性能および耐振動性能に優れ、高いモバイル性能を有する電池を実現するのに有用である。
1.電池
5.試験用サンプル
6.試験用電池
10.外装体
20,520.封口体
21.負極端子
22.ガスケット
23.封止栓
24.絶縁板
25.内部端子
26.注液口
30,530.電極体
31.正極板
32.負極板
33.セパレータ
34.正極タブ
35,535.負極タブ
36,37.テープ
40,140,240,340,440.絶縁スペーサ
40a,140a,240a,340a,440a.主壁
40b,40c,140b,240b,340a,340b,440b,440c.スリット
40d,40e,40f,140d,140e,240d,240e,240d,240e,340f,440d,440e,440f.リブ
550.電極体固定具
551.封口体固定具
552.容器
553.蓋
554.収納体
555.振動台
556,557.固定具

Claims (8)

  1. 有底筒状の外装体と、
    正極板と負極板とがセパレータを介して対向配置されてなり、前記外装体内に収容されているとともに、前記対向部分から前記外装体の開口に向けて延出した正極タブおよび負極タブを有する電極体と、
    前記電極体が収容された状態で、前記外装体の開口を封口する封口体と、
    前記外装体の筒軸方向における前記電極体の前記対向部分と前記封口体との間に挿設され、前記正極タブおよび前記負極タブの一方の通過を許すスリットが設けられてなる板状の絶縁スペーサと、
    を備え、
    前記外装体の筒軸に対して直交する方向から見るとき、前記一方のタブは、前記スリットから前記封口体までの間で折り返し部分が弧を描くように蛇行しており、
    前記絶縁スペーサには、前記封口体の内面に面する側の主面において、前記筒軸方向の力による変形を抑制するリブが、前記スリットの縁部を含む領域であって、且つ、前記筒軸方向からの平面視において、前記一方のタブの折り返し部分と重複しない領域に立設されている
    ことを特徴とする電池。
  2. 前記絶縁スペーサにおける前記リブは、前記主面における前記スリットを取り囲む状態で設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の電池。
  3. 前記絶縁スペーサにおける前記リブは、前記筒軸方向に沿った断面において、四角形状または三角形状または半円形状である
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電池。
  4. 前記絶縁スペーサにおける前記リブは、前記筒軸方向に沿った方向における高さが0.2mm以上0.4mm以下である
    ことを特徴とする請求項3に記載の電池。
  5. 前記絶縁スペーサにおける前記リブは、前記筒軸方向に直交する方向における幅が0.2mm以上0.4mm以下である
    ことを特徴とする請求項3または請求項4に記載の電池。
  6. 前記絶縁スペーサには、前記封口体の内面に面する側の主面において、額縁状の第2リブが外縁部に立設されており、
    前記絶縁スペーサにおける前記電極体側の主面を基準とした場合に、前記リブは前記第2リブよりも高さが低い
    ことを特徴とする請求項1から請求項5の何れかに記載の電池。
  7. 前記筒軸方向において、
    前記外装体の内底面から前記封口体の内面までの高さをH10とし、
    前記電極体における前記対向部分の高さをH30とし、
    前記絶縁スペーサの前記スリットの周囲における前記リブが立設された部分を除く部分の板厚をH40とするとき、
    10>(H30+H40
    の関係を有する
    ことを特徴とする請求項1から請求項6の何れかに記載の電池。
  8. 前記電極体における前記正極タブおよび前記負極タブの他方は、前記外装体の内側面に沿って延伸し、当該内側面と前記絶縁スペーサの外側面との間を通過して、前記外装体の開口縁において、前記外装体および前記封口体に接合されている
    ことを特徴とする請求項1から請求項7の何れかに記載の電池。
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