JP2014203239A - 光学的情報読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】情報コードを連続して複数読み取り可能な光学的情報読取装置において、二度読みを効果的に防止することが可能な構成を提供することを目的とする。
【解決手段】光学的情報読取装置1では、モード設定手段(制御回路40、操作スイッチ42)により情報コード読取手段(制御回路40)が連続読取モードに設定されている場合に、情報コード読取手段によっていずれかの情報コードが読み取られた読取位置(例えば情報コードC1)からの変化量検出手段(三軸センサ43)により検出される変化量が所定閾値に達しないときに、中止手段(制御回路40)により、情報コード読取手段による読取動作が中止されるようになっている。この構成により、情報コードCを二度読みしてしまうことを効果的に防止することが可能となる。
【選択図】図3

Description

本発明は、光学的情報読取装置に関するものである。
従来から、バーコード、QRコード等の情報コードを光学的に読み取る光学的情報読取装置が提供されている。この光学的情報読取装置では、使用者がトリガキーを操作する毎に(トリガキーから当該読取装置に対して読み取り指示信号が入力される毎に)、情報コードが読み取られる構成が一般的に知られている。ところで、このような読取装置では、情報コードを読み取る毎にトリガキーを毎回操作する必要があり、複数の情報コードを連続的に読み取る場合には、操作が煩雑になりやすい。そこで、このような複数の情報コードを効率的に読み取る技術として、例えば、下記特許文献1に示すものが知られている。
特許文献1には、所定のコードを読み取るための読取り装置と、トリガスイッチとを備えたハンドスキャナにおいて、トリガスイッチをダブルクリックすることによって、読取り装置を常時読取り可能な状態にする連続読取モードに変更する構成が記載されている。そして、この連続読取モードでは、一回のトリガ操作で複数のコードを随時読み取るようになっているため、トリガ操作を情報コードの読み取り毎に行う必要が無く、操作性を向上させることができる。
特開平10−313388号公報
ところで、上記のように連続読取モードに設定されている場合には、一定時間以上同一の情報コードに読取口を当ててしまったり、使用者が誤って一度読み取った既読の情報コードに読取口を再度翳してしまったときなど、情報コードを二度読みしてしまうといった問題があった。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、情報コードを連続して複数読み取り可能な光学的情報読取装置において、二度読みを効果的に防止することが可能な構成を提供することを目的とする。
本発明は、情報コードを撮像する撮像手段と、前記撮像手段によって撮像された前記情報コードをデコードするデコード手段とを備えた情報コード読取手段と、読取装置本体の移動量又は回転量を変化量として検出可能な変化量検出手段と、前記情報コード読取手段を、前記情報コードを連続して複数読み取り可能な連続読取モードに設定するモード設定手段と、前記情報コード読取手段にて読み取られた読取結果を出力する出力手段と、前記モード設定手段により前記情報コード読取手段が前記連続読取モードに設定されている場合に、前記情報コード読取手段によっていずれかの情報コードが読み取られた読取位置からの前記変化量検出手段により検出される前記変化量が所定閾値に達しないときに、前記情報コード読取手段による読取動作又は前記出力手段による出力動作を中止する中止手段を備えることを特徴とする。
請求項1の発明では、モード設定手段により情報コード読取手段が連続読取モードに設定されている場合に、情報コード読取手段によっていずれかの情報コードが読み取られた読取位置からの変化量検出手段により検出される変化量が所定閾値に達しないときに、中止手段により、情報コード読取手段による読取動作又は出力手段による出力動作が中止されるようになっている。このように、直前に読み取られた情報コードの読取位置からの変化量が所定閾値以上となるまでは、読取動作や出力動作が自動的に中止されるようになっているので、使用者が一定時間以上同一の情報コードに読取口を当ててしまったり、使用者が誤って一度読み取った既読の情報コードに読取口を再度翳してしまったときなどに、情報コードを二度読みしてしまうことを効果的に防止することが可能となる。
請求項2の発明では、変化量検出手段により検出される変化量が所定閾値以上となった後に、所定閾値未満となった場合には、中止手段により、情報コード読取手段による読取動作又は出力手段による出力動作を中止するようにしている。この構成では、読取装置本体の移動量又は回転量に変化があったものの、同じ位置に戻ってきたと判断される場合には、同一(既読)の情報コードを再度読み込んでしまう可能性が高いので、読取動作や出力動作を行わないことで、二度読みをより効果的に防止できる。
請求項3の発明では、情報コード読取手段により撮像されて読み取られた情報コードを既読コードとして記憶可能に構成されており、情報コード読取手段により撮像された情報コードが記憶手段に記憶されている既読コードと一致するか否かについて判定手段により判定するようになっている。そして、モード設定手段により情報コード読取手段が連続読取モードに設定されているときに、情報コード読取手段によって撮像された情報コードが記憶手段に記憶されている既読コードと一致すると判定手段によって判定された場合には、情報コードの読取結果を出力しないようにしている。このように、一度読み取りを行った情報コードを既読コードとして記憶するようになっており、この既読コードと一致する情報コードが撮像された場合には、この情報コードの出力がなされないようになっているので、一度読み取りを行った既読の情報コードの二度読みをより効果的に防止できる。
第1実施形態に係る携帯端末の構成概要を示す図であり、図1(A)は正面図、図1(B)は側面図である。 図1の携帯端末の電気的構成を例示するブロック図である。 図3は、第1実施形態に係る携帯端末で行われる読取処理の流れを例示するフローチャートである。 図4(A)は、三軸センサにて読取装置の移動量を検出する様子を説明する図であり、図4(B)は、三軸センサにて読取装置の回転量を検出する様子を説明する図である。 図5は、三軸センサにて検出される加速度から読取装置の移動量を求める式を説明する図である。 図6は、三軸センサにて検出される加速度から読取装置の回転量を求める式を説明する図である。 図7(A)は、読取装置の移動量が所定閾値以上となった後に、所定閾値未満となる様子を説明する図であり、図7(B)は、読取装置の回転量が所定閾値以上となった後に、所定閾値未満となる様子を説明する図である。
[第1実施形態]
以下、本発明を具現化した第1実施形態について、図面を参照して説明する。
図1(A),(B)に示す光学的情報読取装置(以下、単に読取装置ともいう)1は、長手状の外観をなしており、その一端側のほぼ半分の領域が把持領域とされ、ユーザによって把持されつつ使用される構成をなしている。この光学的情報読取装置1は、例えば、ユーザによって携帯されて様々な場所で用いられる携帯型の情報端末として構成されており、バーコードや二次元コードなどの情報コードを読み取る機能を有している。
図1(A),(B)に示すように、光学的情報読取装置1は、ABS樹脂等の合成樹脂材料により形成される上側ケース10aおよび下側ケース10bが組み付けられて構成される長手状の筐体10によって外郭が形成されている。また、上側ケース10aには、所定の情報を入力する際に操作されるファンクションキーおよびテンキー等の操作スイッチ42や、所定の情報を表示するための表示部(液晶表示器46)等が配置されている。
図2に示すように、光学的情報読取装置1は、主に、照明光源21、受光センサ23、フィルタ25、結像レンズ27等の光学系と、メモリ35、制御回路40、操作スイッチ42、液晶表示器46等のマイクロコンピュータ(以下「マイコン」という)系と、電源スイッチ41、電池49等の電源系と、から構成されている。なお、これらは、図略のプリント配線板に実装あるいはケース(図示略)内に内装されている。
光学系は、照明光源21、受光センサ23、フィルタ25、結像レンズ27等から構成されている。照明光源21は、照明光Lfを発光可能な照明光源として機能するもので、例えば、赤色のLEDとこのLEDの出射側に設けられる拡散レンズ、集光レンズ等とから構成されている。本実施形態では、受光センサ23を挟んだ両側に照明光源21が設けられており、ケースに形成された読取口(図示略)を介して読取対象物Rに向けて照明光Lfを照射可能に構成されている。この読取対象物Rとしては、例えば、樹脂材料、金属材料等の様々な対象が考えられ、このような読取対象物Rに情報コードCが印刷、ダイレクトマーキングなどによって形成されている。
情報コードCは、QRコード(登録商標)、データマトリックコード、マキシコード、その他の二次元コードなどであってもよく、バーコード等の一次元コードであってもよい。
受光センサ23は、読取対象物Rや情報コードCに照射されて反射した反射光Lrを受光可能に構成されるもので、例えば、C−MOSやCCD等の固体撮像素子である受光素子を2次元に配列したエリアセンサが、これに相当する。この受光センサ23は、結像レンズ27を介して入射する入射光を受光面23aで受光可能に図略のプリント配線板に実装されている。なお、受光センサ23は、「撮像手段」の一例に相当する。
フィルタ25は、反射光Lrの波長相当以下の光の通過を許容し、当該波長相当を超える光の通過を遮断し得る光学的なローパスフィルタで、ケースに形成された読取口(図示略)と結像レンズ27との間に設けられている。これにより、反射光Lrの波長相当を超える不要な光が受光センサ23に入射することを抑制している。また、結像レンズ27は、例えば、鏡筒とこの鏡筒内に収容される複数の集光レンズとによって構成されており、本実施形態では、ケースに形成された読取口(図示略)に入射する反射光Lrを集光し、受光センサ23の受光面23aに情報コードCのコード画像を結像するように構成されている。
マイコン系は、増幅回路31、A/D変換回路33、メモリ35、アドレス発生回路36、同期信号発生回路38、制御回路40、操作スイッチ42、三軸センサ43、液晶表示器46、通信インタフェース48等から構成されている。このマイコン系は、マイコン(情報処理装置)として機能し得る制御回路40及びメモリ35を中心として構成され、前述した光学系によって撮像された情報コードCの画像信号をハードウェア的およびソフトウェア的に信号処理し得るものである。
光学系の受光センサ23から出力される画像信号(アナログ信号)は、増幅回路31に入力されることで所定ゲインで増幅された後、A/D変換回路33に入力され、アナログ信号からディジタル信号に変換される。そして、ディジタル化された画像信号、つまり画像データ(画像情報)は、メモリ35に入力され、当該メモリ35の画像データ蓄積領域に蓄積される。なお、同期信号発生回路38は、受光センサ23およびアドレス発生回路36に対する同期信号を発生可能に構成されており、またアドレス発生回路36は、この同期信号発生回路38から供給される同期信号に基づいて、メモリ35に格納される画像データの格納アドレスを発生可能に構成されている。
メモリ35は、半導体メモリ装置で、例えばRAM(DRAM、SRAM等)やROM(EPROM、EEPROM等)がこれに相当する。このメモリ35のうちのRAMには、前述した画像データ蓄積領域のほかに、制御回路40が算術演算や論理演算等の各処理時に利用する作業領域や読取条件テーブルも確保可能に構成されている。またROMには、後述する読取処理等を実行可能な所定プログラムやその他、照明光源21、受光センサ23等の各ハードウェアを制御可能なシステムプログラム等が予め格納されている。なお、メモリ35は、「記憶手段」の一例に相当する。
制御回路40は、光学的情報読取装置1を全体的に制御可能なマイコンで、CPU、システムバス、入出力インタフェース等からなるものであり、情報処理機能を有している。この制御回路40には、内蔵された入出力インタフェースを介して種々の入出力装置(周辺装置)が接続されており、本実施形態の場合、電源スイッチ41、操作スイッチ42、三軸センサ43、液晶表示器46、通信インタフェース48等が接続されている。また、通信インタフェース48には、光学的情報読取装置1の上位システムに相当するホストコンピュータHSTなどを接続できるようになっている。
電源系は、電源スイッチ41、電池49等により構成されており、制御回路40により管理される電源スイッチ41のオンオフによって、上述した各装置や各回路に、電池49から供給される駆動電圧の導通や遮断が制御されている。なお、電池49は、所定の直流電圧を発生可能な2次電池で、例えば、リチウムイオン電池等がこれに相当する。
また、光学的情報読取装置1には、三軸センサ43が設けられている。この三軸センサ43は、公知の加速度センサなどによって構成され、本構成では光学的情報読取装置1において互いに直交する所定の三方向のそれぞれの加速度を測定する構成をなしている。具体的には、図1に示すように、光学的情報読取装置1の長手方向をX軸方向とし、光学的情報読取装置1の厚さ方向(長手方向と直交する方向であり、表示部(液晶表示器46)側の表面とその反対の裏面とが対向する方向)をY軸方向とし、これらX軸方向及びY軸方向と直交する幅方向をZ軸方向としている。なお、加速度を検出する方向はあくまで一例であり、各軸の方向はこの例に限られるものではない。
制御回路40は、三軸センサ43による各方向の検出値(X、Y、Z軸方向の各加速度)に基づき、公知の方法で、鉛直方向の向きと、光学的情報読取装置1が移動している方向の向きを特定可能とされている。なお、三軸の加速度センサによって進行方向や鉛直方向を特定する技術は公知であるので詳細な省略するが、例えば、特開2003−302419公報、特開2007−325722公報などに示される方法のほか、公知の様々な方法を用いることができる。
次に、上述のように構成される光学的情報読取装置1にて行われる読取処理について、図3に示すフローチャートを用いて説明する。なお、本実施形態では、複数の読取対象物Rにそれぞれ付された複数の情報コードCを連続して順次読み取る構成(すなわち、連続読み取りモードに設定されている場合)を例に挙げて説明する。具体的には、図4に示すように、情報コードC1、C2、C3、C4・・・を、C1から順に読み取る場合を例に挙げて説明する。
まず、光学的情報読取装置1(以下、単に「読取装置1」ともいう。)に電源が投入されて(バーコードデバイスオープン)(ステップS1)、使用者によってトリガキー(図示略)が操作され(トリガキーが押下され)、当該読取装置1の制御回路40に対して、情報コードC1の読み取りの指示がなされる(ステップS2)。
制御回路40に対して、情報コードC1の読み取り指示信号が入力されると、照明光源21の照明光が点灯されて、受光センサ23により情報コードC1が撮像されて、デコードがなされる(ステップS3)。そして、読み取られた情報コードC1の読取結果が、液晶表示器46へ出力される。ここで、情報コードC1のデコードを行う制御回路40は、「デコード手段」の一例に相当する。受光センサ23及び制御回路40は、「情報コード読取手段」の一例に相当する。また、情報コードC1の読取結果を出力する液晶表示器46は、「出力手段」の一例に相当する。
次に、ステップS4にて、トリガ入力が継続中か否かについて判断がなされる。具体的に、このステップS4では、制御回路40での読み取り設定が、情報コードCを連続して複数読み取り可能な連続読取モードに設定されているか否かが判断される。ここで、連続読取モードとは、例えば、「連続読取モード」を選択可能な所定の操作スイッチ42などが使用者によって操作されたときに、情報コードCの読み取り指示信号が継続的に、制御回路40へ入力されるモードのことである。なお、「連続読取モード」は、トリガキーの押下後の長押しなどによって、設定できるようになっていてもよく、図3の例では、例えばトリガキーの長押しが継続している間は「連続読取モード」に設定され、トリガキーの長押しが解除されたときに「連続読取モード」の設定が解除されるようになっている。このように、「連続読取モード」に設定されている場合には、この設定が解除されるまで、情報コードCの読み取りが可能な状態となる。ここで、トリガ入力が継続中ではないと判断された場合(すなわち、連続読取モードに設定されていない場合か、使用者によって「連続読取モード」が解除された場合)には、ステップS4にてNoと判定されて、当該読取処理を終了する。なお、情報コードCを連続して複数読み取り可能な連続読取モードに設定する操作スイッチ42及び制御回路40は、「モード設定手段」の一例に相当する。
一方、ステップS4にて、トリガ入力が継続中であると判定されると(S4でYes)、情報コードC2の読取処理が引き続き行われる。続くステップS5では、三軸センサ43により、当該読取装置1のX、Y、Z軸方向の各加速度の検出が開始され、読取装置本体の移動量と回転量を変化量として検出するようになっている。なお、この変化量を検出している間に、トリガ入力が継続中ではないと判断された場合(「連続読取モード」が解除された場合)には、ステップS5にて開始された加速度の検出処理が終了するとともに(ステップS11)、当該読取処理が終了する。
トリガ入力が継続されているときに(ステップS6でYes)、続くステップS7にて、読取装置本体の変化量が閾値以上となったか否かが判定される。具体的に、読取装置本体の移動量は、図4(A)に示すように、情報コードC1が読み取られた読取位置P1を初期位置として求められるようになっており、X、Y、Z軸方向の各加速度(a,a,a)と、図5に示す式(1)、式(2)、式(3)、式(4)から求めることができる。なお、式(1)〜(4)において、rはX軸方向の移動量、aはX軸方向の加速度、v0xは、X軸方向の初速度を示している。rはY軸方向の移動量、aはY軸方向の加速度、v0yは、Y軸方向の初速度を示している。rはZ軸方向の移動量、aはZ軸方向の加速度、v0zは、Z軸方向の初速度を示している。また、tは読取装置1の移動時間(三軸センサ43により検出が開始されてからの経過時間)を示し、rは時間tにおける端末の移動量(移動量の総和)を示している。そして、この移動量rが閾値rに達するまでは、ステップS7でNoと判定され、ステップS6からの処理が繰り返されることとなる。この閾値rの値は、例えば、情報コードC1を読み取った位置P1から情報コードC2を読み取り可能な位置P2までの距離(P1からP2までの距離)の値とすることができる。すなわち、この移動量rが、閾値rに達しないときには、情報コードC1から他の情報コード(ここでは情報コードC2)を読み取り可能な位置まで当該読取装置1が移動されていないと判断し、この移動量rが閾値rに達するまで、読取動作が中止されることとなる。なお、移動量rが、閾値rに達しないときに、読取動作を中止する制御回路40は、「中止手段」の一例に相当する。
また、例えば、閾値rが100[mm]に設定されており、a=0[mm/s]、v0x=0[mm/s]、a=0[mm/s]、v0y=0[mm/s]、a=0[mm/s]、v0z=200[mm/s]のとき、図5に示す式(1)〜(4)から、r=100mmとなるのは、t=0.5[s]のときであり、すなわち上記条件で0.5[s]以上移動させたときに、次の情報コードC2の読み取りが可能となる。
読取装置本体の回転量は、図4(B)に示すように、情報コードC1が読み取られた読取位置P1’を初期位置として求められるようになっており、X、Y、Z軸方向の各加速度(a,a,a)と、図6に示す式(5)、式(6)、式(7)、式(8)から求めることができる。なお、式(5)〜(8)において、θはX軸周りの回転量、αはX軸周りの角加速度、ω0xはX軸周りの初角速度を示している。θはY軸周りの回転量、αはY軸周りの角加速度、ω0yはY軸周りの初角速度を示している。θはZ軸周りの回転量、αはZ軸周りの角加速度、ω0zはZ軸周りの初角速度を示している。また、tは読取装置1の移動時間(三軸センサ43により検出が開始されてからの経過時間)を示し、θは時間tにおける端末の回転量(回転総量)を示している。そして、この回転量θが閾値θに達するまでは、ステップS7でNoと判定され、ステップS6からの処理が繰り返されることとなる。
この閾値θの値は、例えば、情報コードC1を読み取った位置P1’から情報コードC2を読み取り可能な位置P2’までの回転量(図4(B)に示すように、読取装置1の長手方向の中心位置Pを支点としたときのP1’とP2’の間の角度)の値とすることができる。すなわち、この回転量θが、閾値θに達しないときには、情報コードC1から他の情報コード(ここでは情報コードC2)を読み取り可能な位置まで当該読取装置1が移動されていないと判断し、この移動量θが閾値θ達するまで、読取動作が中止されることとなる。なお、読取装置本体の移動量r又は回転量θを変化量として検出可能な三軸センサ43は、「変化量検出手段」の一例に相当する。
また、例えば、閾値θがπ/12[rad]に設定されており、α=0[rad/s]、ω0x=0[rad/s]、α=0[rad/s]、ω0y=π/6[rad/s]、α=0[rad/s]、ω0z=0[rad/s]のとき、図6に示す式(5)〜(8)から、θ=π/12[rad]となるのは、t=0.5[s]のときであり、すなわち上記条件で0.5[s]以上移動させたときに、次の情報コードC2の読み取りが可能となる。
ステップS7では、これら移動量rが閾値r以上となるか、回転量θが閾値θ以上となるとステップS7でYesと判定される。そして、続くステップS8にて、このように三軸センサ43で検出された変化量が閾値未満となっていないか否かが判定される。例えば、図7(A)に示すように、読取装置本体の移動量rが閾値r以上となった後に閾値r未満となった場合、または、図7(B)に示すように、読取装置本体の回転量θが閾値θ以上となった後に閾値θ未満となった場合には、ステップS8でNoと判定され、ステップS6からの処理が繰り返されることとなる。例えば、使用者の不注意や操作ミスなどによって、読取装置1が情報コードC2が読み取られる前に、情報コードC1を読み取った位置まで戻されてしまった場合などは、情報コードC1を再び読み取られることなく(情報コードC1の読取動作が中止され)、ステップS6からの処理が繰り返されることなる。
ステップS7にてYesと判定されると、続くステップS9にて、情報コードC2の読み取りがなされる。また、ステップS5にて開始された三軸センサ43による、読取装置1のX、Y、Z軸方向の各加速度の検出処理が終了する。そして、情報コードC3、C4の読み取りが情報コードC2の読取処理と同様に順次行われることとなる。
以上説明したように、本第1実施形態に係る光学的情報読取装置1では、モード設定手段(制御回路40、操作スイッチ42)により情報コード読取手段(制御回路40)が連続読取モードに設定されている場合に、情報コード読取手段によっていずれかの情報コードが読み取られた読取位置(例えば情報コードC1)からの変化量検出手段(三軸センサ43)により検出される変化量が所定閾値に達しないときに、中止手段(制御回路40)により、情報コード読取手段による読取動作が中止されるようになっている。このように、直前に読み取られた情報コード(例えば情報コードC1)の読取位置からの変化量が所定閾値以上となるまでは、読取動作が自動的に中止されるようになっているので、使用者が一定時間以上同一の情報コードCに読取口を当ててしまったり、使用者が誤って一度読み取った既読の情報コードCに読取口を再度翳してしまったときなどに、情報コードCを二度読みしてしまうことを効果的に防止することが可能となる。
また、変化量検出手段により検出される変化量が所定閾値以上となった後に、所定閾値未満となった場合には、中止手段により、情報コード読取手段による読取動作を中止するようにしている。この構成では、読取装置本体の移動量又は回転量に変化があったものの、同じ位置に戻ってきたと判断される場合には、同一(既読)の情報コードを再度読み込んでしまう可能性が高いので、読取動作を行わないことで、二度読みをより効果的に防止できる。
次に、本発明の第1実施形態における第1変形例に係る当該光学的情報読取装置1について説明する。本第1変形例では、上記第1実施形態の構成に加え、さらに一度読み取られた情報コードを既読コードとして記憶し、二度読み判定に用いる点が異なる点以外は、上記第1実施形態と同様である。以下、上記第1実施形態との相違点を中心に述べる。なお、上記第1実施形態と実質的に同一の構成部分には、同一符号を付し、その説明を省略する。
本第1変形例では、図3のまず、ステップS3の処理で、情報コードC1が読み取られると、この情報コードC1が既読コードとしてメモリ35に記憶される。なお、メモリ35に記憶されるデータは、受光センサ23で撮像した情報コードC1のコード画像でもよく、情報コードC1をデコードして得られたデコードデータであってもよい。なお、メモリ35は、「記憶手段」の一例に相当する。
そして、上記第1実施形態と同様に、ステップS4〜S8の処理がなされた後、ステップS9にて情報コードC2が受光センサ23により撮像されて読み取られたときに、この情報コードC2がメモリ35に記憶されている既読コード(本変形例では、情報コードC1)と一致するか否かの判定が行われる。そして、情報コードC2が既読コードと一致する場合には、この情報コードC2の読取結果が出力されず、ステップS10の処理後、再びステップS6からの処理がなされることとなる。一方、情報コードC2が既読コードと一致しない場合には、二度読みではないと判断されて、この情報コードC2の読取結果が出力されて、ステップS10の処理後、再びステップS6からの処理がなされることとなる。なお、受光センサ23により撮像された情報コードCがメモリ35に記憶されている既読コードと一致するか否かについて判定する制御回路40は、「判定手段」の一例に相当する。
このように、一度読み取りを行った情報コードCを既読コードとして記憶するようになっており、この既読コードと一致する情報コードCが撮像された場合には、この情報コードCの出力がなされないようになっているので、一度読み取りを行った既読の情報コードCの二度読みをより効果的に防止できる。
[他の実施形態]
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
上記第1実施形態では、変化量が所定閾値に達しない場合(ステップS7でNo)、若しくは、変化量が所定閾値に達した後に、所定閾値未満となった場合(ステップS8でNo)には、読取動作を中止する(行わない)ようにしたが、この構成に代えて、読取結果を液晶表示器46等へ出力する出力動作を中止する(行わない)ようにしてもよい。
上記第1実施形態では、光学的情報読取装置1の移動量を検出する方法として、三軸センサ43を用いた一例を示したが、携帯型の情報処理端末で公知となっている移動量検出方法であれば他の方法を用いてもよい。
また、移動量として、所定方向の移動量を検出するようにしてもよい。例えば、光学的情報読取装置1の鉛直方向(高さ方向)の移動量を検出するように構成し、モード設定手段により連続読取モードに設定されている場合において、いずれかの情報コードが読み取られた場合、その後の読み取りにおいて、その読取位置からの鉛直方向(高さ方向)の移動量が所定閾値に達しないときに、情報コード読取手段による読取動作又は出力手段による出力動作を中止し、読取位置からの鉛直方向(高さ方向)の移動量が所定閾値に達したときに読取手段による読取動作又は出力手段による出力動作を行うようにしてもよい。
また、上記第1実施形態では、光学的情報読取装置1の回転量を検出する方法として、三軸センサ43を用いた一例を示したが、携帯型の情報処理端末で公知となっている回転量検出方法であれば他の方法を用いてもよい。
例えば光学的情報読取装置1の長手方向と鉛直方向とのなす角度βを求めるように構成してもよい。そして、モード設定手段により連続読取モードに設定されている場合において、いずれかの情報コードが読み取られたときの光学的情報読取装置1の長手方向と鉛直方向とのなす角度をβ1としたとき、その後の読み取りにおいて、光学的情報読取装置1の長手方向と鉛直方向とのなす角度のβ1からの変化量が所定閾値に達しないときに、情報コード読取手段による読取動作又は出力手段による出力動作を中止し、β1からの変化量が所定閾値に達したときに、情報コード読取手段による読取動作又は出力手段による出力動作を行うようにしてもよい。
1…光学的情報読取装置
23…受光センサ(撮像手段)
35…メモリ(記憶手段)
40…制御回路(デコード手段、情報コード読取手段、モード設定手段、中止手段、判定手段)
42…操作スイッチ(モード設定手段)
43…三軸センサ(変化量検出手段)
46…液晶表示器(出力手段)
C…情報コード

Claims (3)

  1. 情報コードを撮像する撮像手段と、前記撮像手段によって撮像された前記情報コードをデコードするデコード手段とを備えた情報コード読取手段と、
    読取装置本体の移動量又は回転量を変化量として検出可能な変化量検出手段と、
    前記情報コード読取手段を、前記情報コードを連続して複数読み取り可能な連続読取モードに設定するモード設定手段と、
    前記情報コード読取手段にて読み取られた読取結果を出力する出力手段と、
    前記モード設定手段により前記情報コード読取手段が前記連続読取モードに設定されている場合に、前記情報コード読取手段によっていずれかの情報コードが読み取られた読取位置からの前記変化量検出手段により検出される前記変化量が所定閾値に達しないときに、前記情報コード読取手段による読取動作又は前記出力手段による出力動作を中止する中止手段を備えることを特徴とする光学的情報読取装置。
  2. 前記中止手段は、前記変化量検出手段により検出される前記変化量が前記所定閾値以上となった後に、前記所定閾値未満となった場合には、前記情報コード読取手段による読取動作又は前記出力手段による出力動作を中止することを特徴とする請求項1に記載の光学的情報読取装置。
  3. 前記情報コード読取手段により撮像されて読み取られた前記情報コードを既読コードとして記憶可能な記憶手段と、
    前記情報コード読取手段により撮像された前記情報コードが前記記憶手段に記憶されている前記既読コードと一致するか否かについて判定する判定手段と、を備え、
    前記モード設定手段により前記情報コード読取手段が前記連続読取モードに設定されているときに、前記判定手段により、前記情報コード読取手段によって撮像された前記情報コードが前記記憶手段に記憶されている前記既読コードと一致すると判定された場合には、前記情報コードの読取結果を出力しないことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の光学的情報読取装置。
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