JP2014202168A - エンジンの制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】イグニッションスイッチがオフにされエンジンが停止した後の直噴インジェクタから燃料室内への燃料漏れを防ぎ、かつエンジンの間欠運転中に発生するPMの量を低減させる。
【解決手段】イグニッションスイッチ34がオフにされた場合は、燃料フィードポンプ12を制御してフィード圧を直噴インジェクタ24から燃料室28内への燃料漏れが生じない程度の圧力である第1圧力とした後、エンジン1を停止させて高圧燃料通路22内の燃料の圧力を第1圧力に低下させ、エンジン1の間欠停止要求があった場合は、燃料フィードポンプ12を制御してフィード圧を第1圧力よりも高い圧力である第2圧力とした後、エンジン1を間欠停止させて間欠停止中の高圧燃料通路22内の燃料の圧力を第2圧力に低下させる。
【選択図】図2
【解決手段】イグニッションスイッチ34がオフにされた場合は、燃料フィードポンプ12を制御してフィード圧を直噴インジェクタ24から燃料室28内への燃料漏れが生じない程度の圧力である第1圧力とした後、エンジン1を停止させて高圧燃料通路22内の燃料の圧力を第1圧力に低下させ、エンジン1の間欠停止要求があった場合は、燃料フィードポンプ12を制御してフィード圧を第1圧力よりも高い圧力である第2圧力とした後、エンジン1を間欠停止させて間欠停止中の高圧燃料通路22内の燃料の圧力を第2圧力に低下させる。
【選択図】図2
Description
本発明は、エンジンの制御装置に関する。特に、吸気ポートに燃料を噴射するポートインジェクタと気筒内の燃料室に燃料を噴射する直噴インジェクタとを備えたハイブリッド車両用エンジンの制御装置に関する。
直噴インジェクタを備えるエンジンにおいては、高圧に加圧された燃料が直噴インジェクタから気筒内の燃料室に噴射される。直噴インジェクタに供給される燃料の圧力は、エンジン停止後に直ちに低下しない場合があり、イグニッションスイッチがオフにされエンジンが停止した後に、燃料の残圧により燃料が直噴インジェクタから燃料室内に漏れることがある。このような燃料漏れは、次回のエンジン始動時にHC(炭化水素)の排出量を増大させ、排気ガス性能を悪化させる。従来からこのような燃料漏れを防ぐ技術が提案されている。
特許文献1には、エンジン停止中にDME(ジメチルエーテル)が燃料室内に漏れることを防止するため、エンジン停止時に、低圧燃料供給経路と高圧燃料供給経路とを接続する電磁開閉弁を開くとともに、低圧燃料供給経路にDMEを供給するためのフィードポンプを逆転させることで、低圧燃料供給経路及び高圧燃料供給経路のDMEを回収する技術が開示されている。
特許文献2には、燃料をフィード圧力まで加圧する燃料フィードポンプをエンジン停止時に停止させ、フィード圧力から高圧サプライポンプによりさらに加圧された燃料を燃料噴射弁に供給するための高圧燃料配管に接続された圧力リリーフ弁をフィード圧力の消滅を利用して開弁させ、高圧燃料配管内の燃料を圧力リリーフ弁内のリリーフ室に放出させることで高圧燃料配管内の燃料の圧力を低下させる技術が開示されている。
しかしながら、特許文献1に記載の発明では、フィードポンプを逆転させる必要があり、フィードポンプのモータを正転及び逆転させるために、モータに流す電流の方向を切り替えるための駆動回路(例えばHブリッジ構成)を用意しなければならない。モータを正転のみさせる場合は、駆動回路に必要なトランジスタは1個であるが、正転及び逆転させるために駆動回路をHブリッジ構成とする場合は、トランジスタが4個必要となってしまう。このように、フィードポンプを正転及び逆転させる場合、ECU(エンジンコントロールユニット)のコストが高くなってしまう。
特許文献2に記載の発明では、エンジン停止時には常に燃料フィードポンプを停止させていることから、エンジン停止時は常に一定の圧力までフィード圧が下がることになってしまう。このため、次のエンジン始動時に燃料の圧力が十分上がらず、若しくは燃料の圧力が上がるまでに時間がかかってしまうことになり、燃料の霧化を悪化させ未燃焼ガスが増大しPM(微粒子状物質)の発生が多くなるという問題を有する。
本発明は、ECUのコストを増大させることなく、イグニッションスイッチがオフにされエンジンが停止した後においては直噴インジェクタから燃料室内への燃料漏れを最小限に抑え次のエンジン始動時のHC排出量を低減させることができ、エンジンの停止・始動を繰り返すエンジンの間欠運転中においてはエンジンの始動時に発生するPMの量を低減させることを目的とする。
請求項1に係る発明は、燃料をフィード圧まで加圧する燃料フィードポンプと、前記燃料フィードポンプによりフィード圧に加圧された燃料が供給される低圧燃料通路と、前記低圧燃料通路から燃料がさらに加圧されて供給され、燃料室内に燃料を噴射する直噴インジェクタに燃料を供給するための高圧燃料通路と、前記低圧燃料通路と前記高圧燃料通路の間に接続され、エンジンの停止時又は間欠停止時に開弁することで前記高圧燃料通路内の燃料の圧力を前記フィード圧まで低下させる圧力調整弁と、を備えるエンジンの制御装置であって、イグニッションスイッチがオフにされた場合は、前記燃料フィードポンプを制御して前記フィード圧を前記直噴インジェクタから前記燃料室内への燃料漏れが生じない程度の圧力である第1圧力とした後、エンジンを停止させて前記高圧燃料通路内の燃料の圧力を前記第1圧力に低下させ、エンジンの間欠停止要求があった場合は、前記燃料フィードポンプを制御して前記フィード圧を前記第1圧力よりも高い圧力である第2圧力とした後、エンジンを間欠停止させて間欠停止中の前記高圧燃料通路内の燃料の圧力を前記第2圧力に低下させる、ことを特徴とするエンジンの制御装置である。
本発明は、ECUのコストを増大させることなく、イグニッションスイッチがオフにされエンジンが停止した後においては直噴インジェクタから燃料室内への燃料漏れを最小限に抑え次のエンジン始動時のHC排出量を低減させることができ、かつ、エンジンの停止・始動を繰り返すエンジンの間欠運転中においてはエンジンの始動時に発生するPMの量を低減させることができる。
以下、本発明に係るエンジンの制御装置の実施例について説明する。図1は、本実施例により制御されるエンジン1の構成を示す図である。
本実施例に係るエンジン1はハイブリッド車両用のエンジンであり、燃料を貯留する燃料タンク10、燃料フィードポンプ12、低圧燃料通路14、ポートインジェクタ16、高圧ポンプ20、高圧燃料通路22、直噴インジェクタ24、内部に燃料室28を有する気筒26、燃料圧力センサ30、圧力調整弁32、及びECU36を含んで構成される。
燃料フィードポンプ12は、燃料タンク10内に設けられ又は燃料タンク10に接続され、燃料タンク10に貯留されている燃料をフィード圧まで加圧して低圧燃料通路16に供給する。燃料フィードポンプ12は、ECU36からの指示に応じて、フィード圧を任意に変更することが可能である。
低圧燃料通路14は、燃料フィードポンプ12、ポートインジェクタ16、高圧ポンプ20、及び圧力調整弁32に接続される。燃料フィードポンプ12によりフィード圧に加圧された燃料は、低圧燃料通路14を経由してポートインジェクタ16及び高圧ポンプ20へ供給される。
ポートインジェクタ16は、気筒26毎に設けられ、各ポートインジェクタ16の噴口が対応する各吸気ポート18内に臨むよう設けられ、低圧燃料通路16から供給されるフィード圧に加圧された燃料を吸気ポート18に噴射する。
高圧ポンプ20は、低圧燃料通路16から供給されるフィード圧に加圧された燃料を、さらに加圧して高圧燃料通路22へ供給する。高圧ポンプ20は、燃料フィードポンプ12同様、ECU36からの指示に応じて、加圧後の圧力を任意に変更することが可能である。
高圧燃料通路22は、高圧ポンプ20、直噴インジェクタ24、及び圧力調整弁32に接続される。高圧ポンプ20によりフィード圧からさらに加圧された燃料は、高圧燃料通路22を経由して直噴インジェクタ24に供給される。
直噴インジェクタ24は、気筒26毎に設けられ、各直噴インジェクタ24の墳口が対応する各気筒26の燃料室28内に臨むよう設けられ、高圧燃料通路22から供給されるフィード圧からさらに加圧された燃料を燃料室28内に噴射する。
燃料圧力センサ30は、高圧燃料通路22に設けられ、高圧燃料通路22内の燃料の圧力を検出する。燃料圧力センサ30は、検出した燃料の圧力情報をECU36へ送る。
圧力調整弁32は、低圧燃料通路14及び高圧燃料通路22に接続され、エンジン停止時にECU36からの指示により開弁する。これにより、高圧燃料通路22内の燃料の圧力を低圧燃料通路内の燃料の圧力、すなわちフィード圧まで低下させる。
イグニッションスイッチ34は、オン状態とオフ状態が切替可能なスイッチであり、エンジン1を始動・停止させるためにユーザが操作するものである。
ECU36は、燃料フィードポンプ12、ポートインジェクタ16、高圧ポンプ20、直噴インジェクタ24、圧力調整弁32、及びイグニッションスイッチ34に接続される。ECU36は、燃料フィードポンプ12に対しフィード圧を指示する信号を送る。上述の通り、燃料フィードポンプ12はECU36からの指示に応じたフィード圧に燃料を加圧する。同様に、ECU36は、高圧ポンプ20に加圧後の圧力を指示する信号を送り、高圧ポンプ20はECU36からの指示に応じた圧力に燃料を加圧する。
また、ECU36は、ポートインジェクタ16及び直噴インジェクタ24に制御信号を送り、それぞれのインジェクタについて、エンジンの運転状態に応じた燃料噴射タイミングや燃料噴射量等を指示する。エンジン1のように、直噴インジェクタ24とポートインジェクタ16とを併用するエンジンでは、状況に応じて直噴インジェクタ24とポートインジェクタ16との噴射量の比率や、それぞれのインジェクタの燃料噴射タイミングを変化させることができる。例えば、ECU36は、燃料圧力センサ30からの燃料の圧力情報を受け、高圧燃料通路22内の燃料の圧力が十分に高くないと判断した場合は、直噴インジェクタ24の噴射比率を下げポートインジェクタ16の噴射比率を上げる指示を直噴インジェクタ24及びポートインジェクタ16に送ることで、直噴インジェクタ24から噴射される燃料の気化が促進されないことに起因する燃焼状態の悪化を低減させることが可能になる。
また、ECU36は、イグニッションスイッチ34の状態の識別、イグニッションスイッチ34の状態に基づくエンジン1の始動・停止制御、エンジン1の運転状態の識別等の処理を行う。
エンジン1はハイブリッド車に搭載され、エンジン1が搭載される車両にはエンジン1の他にモータジェネレータも搭載される。ハイブリッド車においては、燃費の向上のために、車両の走行中であってもエンジン1が停止させられる場合がある。例えば、要求トルクをモータジェネレータのみの出力で満たすことができる等の条件を満たした場合に、ECU36はエンジン1を所定時間停止させる。そして、例えば要求トルクがモータジェネレータのみの出力が満たすことができなくなり、エンジン1の出力が必要となった場合に再度エンジン1を始動させる。このように、イグニッションスイッチ34がオンの状態のままエンジン1が交互に停止状態・動作状態をとることをエンジンの間欠運転という。エンジンが間欠運転中に停止状態をとること、すなわちイグニッションスイッチ34がオンの状態のままエンジン1が停止状態をとることを間欠停止という。所定の条件を満たしたときにECU36に送られる、エンジン1を間欠停止させる旨の信号を間欠停止要求という。
図2は、本実施例に係るエンジン1の制御装置の処理の流れを示すフローチャートである。また、図3は、通常運転時及び間欠運転時のエンジン1の動作状態及び停止状態の様子を示す図である。以下、図2及び図3を参照して、本実施例に係るエンジン1の制御装置の処理の流れを説明する。
図2のステップS10において、ECU36は、エンジン1が間欠停止中であるか否かを判断する。エンジン1が間欠停止中であると判断された場合、すなわち図3のT3の期間である場合はステップS28に進む。エンジン1が間欠停止中でないと判断された場合、すなわち図3のT1又はT2の期間である場合はステップS12に進む。
ステップS12において、ECU36は、エンジン1に対して間欠停止要求があったか否かを判断する。エンジン1に対して間欠停止要求があったと判断された場合はステップS26に進む。エンジン1に対して間欠停止要求がなかったと判断された場合、すなわち図3のT1又はT2の期間の状態(動作状態)が維持される場合はステップS14に進む。
ステップS14において、ECU36は、図3のT1又はT2の期間においてイグニッションスイッチ34がオフにされたか否かを判断する。イグニッションスイッチ34がオフにされたと判断された場合はステップS16に進む。イグニッションスイッチ34がオンのまま維持されていると判断された場合はステップS24に進む。
ステップS16において、ECU36は、燃料フィードポンプ12に対しフィード圧を目標圧力P1とする旨の指示を送信する。ここで、目標圧力P1とは、イグニッションスイッチ34がオフにされエンジン1が停止した後に直噴インジェクタ24から燃料室28内への燃料漏れが生じない程度の圧力である。
ステップS18〜S20において、ECU36は、エンジン1を所定時間自立(アイドル)運転させる。ステップS18〜S20の間に、燃料フィードポンプ12は、ECU36からの指示に従って燃料タンク10に貯留された燃料を目標圧力P1に加圧して低圧燃料通路14に供給し続ける。やがて低圧燃料通路14内の燃料の圧力が目標圧力P1となる。ステップS20における所定時間は、低圧燃料通路14内の燃料の圧力が目標圧力P1となるのに十分な時間が設定される。
ステップS22では、ステップS18〜S20でエンジン1を所定時間自立運転させた後、すなわち低圧燃料通路14内の燃料の圧力が目標圧力P1となった後、ECU36は、エンジン1を停止させるとともに、圧力調整弁32に対して開弁する旨の指示を送る。圧力調整弁32が開弁されると、高圧燃料通路24と低圧燃料通路16が連通され、高圧燃料通路24内の燃料の圧力が低圧燃料通路16内の燃料の圧力まで低下する。すなわち、高圧燃料通路24内の燃料の圧力は、エンジン1が停止した後に直噴インジェクタ24から燃料室28内への燃料漏れが生じない程度の圧力である目標圧力P1まで低下する。
このように、本実施例では、イグニッションスイッチ34がオフにされた場合、エンジン1を停止させる前に低圧燃料通路16内のフィード圧を、エンジン1が停止した後に直噴インジェクタ24から燃料室28内への燃料漏れが生じない程度の圧力である目標圧力P1とし、エンジン1の停止とともに圧力調整弁32を開弁させることで、高圧燃料通路24内の燃料の圧力を目標圧力P1まで低下させている。これにより、イグニッションスイッチ34がオフにされエンジン1が停止した後の直噴インジェクタ24から燃料室28内への燃料漏れを防ぐことができる。
ステップS14でイグニッションスイッチ34がオフにされずオンのまま維持されていると判断された場合はステップS24に進む。ステップS24では、エンジン1は動作状態が維持されている(図3のT1又はT2の期間の状態が維持されている)状態である。したがって、ステップS24において、ECU36は、エンジン1の負荷等に応じて適宜フィード圧を設定する。
ステップS12で間欠停止要求があったと判断された場合に進むステップS26において、ECU36は、燃料フィードポンプ12に対しフィード圧を目標圧力P2とする旨の指示を送信する。ここで、目標圧力P2とは、目標圧力P1よりも高い圧力である。具体的には、高圧燃料通路22内の燃料の圧力が目標圧力P2のときにエンジンを始動させた場合に発生するPMの量が、高圧燃料通路22内の燃料の圧力が目標圧力P1のときにエンジンを始動させた場合に発生するPMの量よりも低減される程度の圧力である。
以後、ステップS18〜S22では、上記同様に、ECU36は、エンジン1を所定時間自立運転させ、低圧燃料通路14内の燃料の圧力を目標圧力P2としてからエンジンを停止させ、高圧燃料通路24内の燃料の圧力を目標圧力P2まで低下させる。間欠運転中の処理におけるステップS22のエンジン停止とは、エンジン1の間欠停止を意味する。通常運転中の処理におけるステップS20の所定時間と間欠運転中の処理におけるステップS20の所定時間とを、異なる時間に設定してもよい。
このように、本実施例では、エンジン1の動作中に間欠停止要求があった場合、エンジン1を間欠停止させる前に、低圧燃料通路16内のフィード圧を目標圧力P1よりも高い圧力である目標圧力P2とし、エンジン1の間欠停止とともに圧力調整弁30を開弁させることで、高圧燃料通路24内の燃料の圧力を目標圧力P2まで低下させている。これにより、間欠運転時には頻繁に行われ得るエンジン始動時において、未燃焼ガスの発生を抑えPMの発生を低減させることができる。
エンジン1に間欠停止要求があった場合は、高圧燃料通路24内の燃料の圧力は目標圧力1よりも高い圧力である目標圧力2とされる。したがって、エンジン1の間欠停止中は、高圧燃料通路24内の燃料の圧力を目標圧力1としたときよりも燃料室28への燃料漏れの量が増加する場合がある。しかしながら、エンジン1の間欠運転中は、エンジン1が頻繁に始動・停止するため、燃料室28へ燃料が漏れることによるHCの排出量の増大よりも、エンジン始動時における未燃焼ガスの発生によるPMの発生量の方が深刻な問題となる。したがって、本実施例では、エンジン1の間欠運転中においては、エンジン1の間欠停止中の燃料室28への燃料漏れの防止よりもエンジン1の始動時における未燃焼ガスの発生の防止を優先させている。
ステップS10でエンジン1が間欠停止中であると判断された場合、すなわち図3のT3の期間である場合に進むステップS28において、ステップS14同様、ECU36は、イグニッションスイッチ34がオフにされたか否かを判断する。イグニッションスイッチ34がオフにされたと判断された場合はステップS30に進む。イグニッションスイッチ34がオフにされずオンのまま維持されていると判断された場合は何も処理せずに終了する。
ステップS30において、ECU36はエンジン1を始動させる。エンジン1を始動させた後、ステップS32に進む。
ステップS32において、ステップS16同様、ECU36は、燃料フィードポンプ12に対しフィード圧を目標圧力P1とする旨の指示を送信する。以後ステップS18〜S22において上記同様の処理を行う。
図3のT3の期間においては、エンジン1が間欠停止中であるため、ECU36がフィード圧の制御を行うことができない。しかし、T3の期間にイグニッションスイッチ34がオフにされた場合であっても、エンジン1が停止した後の燃料漏れを防ぐためにフィード圧を目標圧力P1としてからエンジン1を停止させたい。そこで、本実施例では、エンジン1の間欠停止中にイグニッションスイッチ34がオフにされた場合は、フィード圧の制御のためにエンジン1を一度始動させている。そしてエンジン1を始動させた後、ステップS16〜S22の処理により、エンジン1を所定時間自立運転させ、低圧燃料通路14内の燃料の圧力を目標圧力P1としてからエンジンを停止させ、高圧燃料通路24内の燃料の圧力を目標圧力P1まで低下させている。
1 エンジン、10 燃料タンク、12 燃料フィードポンプ、14 低圧燃料通路、16 ポートインジェクタ、18 吸気ポート、20 高圧ポンプ、22 高圧燃料通路、24 直噴インジェクタ、26 気筒、28 燃料室、30 燃料圧力センサ、32 圧力調整弁、34 イグニッションスイッチ、36 ECU。
Claims (1)
- 燃料をフィード圧まで加圧する燃料フィードポンプと、
前記燃料フィードポンプによりフィード圧に加圧された燃料が供給される低圧燃料通路と、
前記低圧燃料通路から燃料がさらに加圧されて供給され、燃料室内に燃料を噴射する直噴インジェクタに燃料を供給するための高圧燃料通路と、
前記低圧燃料通路と前記高圧燃料通路の間に接続され、エンジンの停止時又は間欠停止時に開弁することで前記高圧燃料通路内の燃料の圧力を前記フィード圧まで低下させる圧力調整弁と、
を備えるエンジンの制御装置であって、
イグニッションスイッチがオフにされた場合は、前記燃料フィードポンプを制御して前記フィード圧を前記直噴インジェクタから前記燃料室内への燃料漏れが生じない程度の圧力である第1圧力とした後、エンジンを停止させて前記高圧燃料通路内の燃料の圧力を前記第1圧力に低下させ、
エンジンの間欠停止要求があった場合は、前記燃料フィードポンプを制御して前記フィード圧を前記第1圧力よりも高い圧力である第2圧力とした後、エンジンを間欠停止させて間欠停止中の前記高圧燃料通路内の燃料の圧力を前記第2圧力に低下させる、
ことを特徴とするエンジンの制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013080773A JP2014202168A (ja) | 2013-04-08 | 2013-04-08 | エンジンの制御装置 |
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Family Applications (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106499524A (zh) * | 2015-09-03 | 2017-03-15 | 福特环球技术公司 | 在怠速停止期间用于车辆的泄漏喷射器减轻措施 |
RU2674294C1 (ru) * | 2017-01-17 | 2018-12-06 | Тойота Дзидося Кабусики Кайся | Устройство управления для двигателя внутреннего сгорания |
-
2013
- 2013-04-08 JP JP2013080773A patent/JP2014202168A/ja active Pending
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