JP2014201888A - 太陽電池モジュール用架台、太陽電池モジュール用架台の設置方法、及びその架台を用いた太陽光発電システム - Google Patents

太陽電池モジュール用架台、太陽電池モジュール用架台の設置方法、及びその架台を用いた太陽光発電システム Download PDF

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健一 嵯峨山
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健太 中川
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吉之介 森
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Abstract

【課題】一旦設置された架台の位置を調節する必要がない太陽電池モジュール用架台を提供する。
【解決手段】縦桟12並びに受け金具31がサポートバー16の中心寄りの任意位置に所在していても、その中心寄りの任意位置の近傍で固定金具をサポートバー16の各底板16cの間のスペースを通じてサポートバー16の内側に挿入して、受け金具31上方において固定金具をサポートバー16の各底板16cの上に載せ、サポートバー16の各底板16cを受け金具31と固定金具との間に挟み込んで、受け金具31及び固定金具によりサポートバー16の中心寄りの部分を縦桟12に固定する。
【選択図】図17

Description

本発明は、太陽光を光電変換する太陽電池モジュールを支持する太陽電池モジュール用架台、太陽電池モジュール用架台の設置方法、及びその架台を用いた太陽光発電システムに関する。
この種の太陽光発電システムとしては、例えば特許文献1に記載のものがある。ここでは、コンクリート製の細長形状の複数の架台を互いに平行にして一定間隔で並べ、各架台間にそれぞれの太陽電池モジュールを架け渡し、架台毎に、架台を挟んで隣り合う各太陽電池モジュールの端部を架台の上面両端部に形成されたそれぞれの段差に載置して、各太陽電池モジュールを並べて配置し、押え具を架台の上面に載せて固定し、押え具により隣り合う各太陽電池モジュールの端部を上側から押え付けて支持している。
特開2011−165795号公報
ところで、特許文献1では、架台毎に、架台を挟んで隣り合う各太陽電池モジュールの端部を架台の上面両端部に形成されたそれぞれの段差に載置していることから、架台の位置ずれが生じると、各太陽電池モジュールの端部を架台の上面両端部の段差に載置することができなくなる。このため、架台の位置ずれが生じたときには、架台の位置を調節する必要があった。
しかしながら、産業用の太陽光発電システムでは、架台のサイズが大きく重くなるため、一旦設置された架台の位置を調節することは極めて困難である。
また、特許文献1では、その図3から明らかなように太陽電池パネルをフレームにより縁取った太陽電池モジュールを用いているが、架台全体の強度という観点から視ると、フレームが架台の強度向上に殆ど寄与しておらず、部品点数が無駄に多くなっていた。
そこで、本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、一旦設置された架台の位置を調節する必要がなく、部品点数を低減させながらも、十分な強度を有する太陽電池モジュール用架台、太陽電池モジュール用架台の設置方法、及びその架台を用いた太陽光発電システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の太陽電池モジュール用架台は、太陽電池パネル及び前記太陽電池パネルの裏面に固定されたサポート部材を備えた太陽電池モジュールを複数並べて支持する太陽電池モジュール用架台であって、前記各太陽電池モジュールのサポート部材が架け渡される複数の桟と、隣り合う前記各太陽電池モジュールのサポート部材の端部を互いに連結する連結部材と、前記連結部材を避けた位置で、前記各太陽電池モジュールのサポート部材をそれぞれの桟に固定する複数の固定部材とを備えている。
また、本発明の太陽電池モジュール用架台においては、前記固定部材は、前記連結部材を避けて前記サポート部材の長手方向の中心に近づく方向に移動され、前記サポート部材を固定している。
また、本発明の太陽電池モジュール用架台においては、前記桟を支持する支持部材を備え、前記各サポート部材のうちの少なくとも一つが複数組の前記桟及び前記支持部材によって支持され、前記各サポート部材のうちの少なくとも他の一つが一組の前記桟及び前記支持部材によって支持されている。
次に、本発明の太陽電池モジュール用架台の設置方法は、上記本発明の太陽電池モジュール用架台を設置する太陽電池モジュール用架台の設置方法であって、前記少なくとも一つの太陽電池モジュールを複数組の前記桟及び前記支持部材により支持する工程と、前記他の太陽電池モジュールを一組の前記桟及び前記支持部材により支持する工程と、前記連結部材により前記少なくとも一つの太陽電池モジュールのサポート部材の端部と前記他の太陽電池モジュールのサポート部材の端部とを連結する工程とを有している。
また、本発明の太陽光発電システムは、上記本発明の太陽電池モジュール用架台を用いている。
本発明では、部品点数の増加を抑えつつ太陽電池モジュール用架台の強度を向上させることができる。
本発明の太陽電池モジュール用架台の一実施形態を適用した太陽光発電システムを示す斜視図である。 太陽光発電システムを示す正面図である。 太陽光発電システムを示す側面図である。 太陽光発電システムにおける太陽電池モジュールを示す斜視図である。 太陽電池モジュールのサポートバーを示す斜視図である。 サポートバーを示す断面図である。 サポートバーの端部を拡大して示す斜視図である。 サポートバーの連結金具を示す斜視図である。 2個一組の連結金具により隣り合う各太陽電池モジュールのサポートバーの端部が連結された連結構造を下方から視て示す斜視図である。 図9の連結構造を上方から視て示す斜視図である。 (a)、(b)は、太陽光発電システムにおける縦桟を示す斜視図及び断面図である。 縦桟の天板を拡大して示す斜視図である。 太陽電池モジュール用架台における支柱及び縦桟を示す斜視図である。 固定ユニットにより太陽電池モジュールのサポートバーが縦桟の天板に固定された固定状態を上方から視て示す斜視図である。 図14の固定状態を下方から視て示す斜視図である。 太陽電池モジュールのサポートバー、縦桟、及び固定ユニットを示す分解斜視図である。 太陽電池モジュール用架台を斜め上方から視て拡大して示す斜視図である。 (a)、(b)は、太陽電池モジュールを太陽電池モジュール用架台に取り付けるための手順を示す模式図である。 (a)、(b)は、図18に引き続く手順を示す模式図である。 (a)、(b)は、図19に引き続く手順を示す模式図である。 サポート部材の変形例の一方の端部を上方から視て示す斜視図である。 サポート部材の変形例の他方の端部を上方から視て示す斜視図である。 ポート部材の変形例の端部同士を連結した連結構造を下方から視て示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態を添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本発明の太陽電池モジュール用架台の一実施形態を適用した太陽光発電システムを示す斜視図である。また、図2は、太陽光発電システムを示す正面図であり、図3は、太陽光発電システムを示す側面図である。
図1、図2、図3に示すように太陽光発電システム1においては、複数の支柱11を並べて地面Gに垂直に突設し、各支柱11の上端部に各縦桟12を傾斜させて固定支持し、各縦桟12を互いに平行にして並べ、複数の太陽電池モジュール14を各縦桟12の上に傾斜させて載置して、各太陽電池モジュール14を上下2列に配列し、複数の固定ユニット15により各太陽電池モジュール14のサポートバー16を各縦桟12に固定し、隣り合う各太陽電池モジュール14のサポートバー16の端部を連結金具17を介して連結している。尚、図1、図2、図3において、各支柱11の列と平行な方向をX方向(左右方向)とし、このX方向と直交する方向をY方向(前後方向)としている。
次に、太陽光発電システム1における個々の部材やそれらの組立て構造を逐次詳しく説明する。
図4は、太陽電池モジュール14を示す斜視図である。図4に示すように太陽電池モジュール14は、3枚の太陽電池パネル18を並べて配置し、各太陽電池パネル18の長い方の縦辺と2本のサポートバー16とを直交させて、各サポートバー16を一定の間隔を開けて平行に配置し、この状態で、各サポートバー16の主板16aを接着剤を介して各太陽電池パネル18の裏面(ガラスの表面)に重ねて、各サポートバー16を各太陽電池パネル18の裏面に接着し、各サポートバー16により各太陽電池パネル18を一体的に連結支持したものである。
太陽電池パネル18は、矩形平板状のものであって、例えば2枚のガラス板の間に、透明電極膜、光電変換層(半導体層)、及び裏面電極膜を順次積層してなる太陽電池セルを挟み込んで、各ガラス板の間で太陽電池セル等を封止したものである。この太陽電池パネル18についてより詳細に説明すれば、透光性基板であるガラス基板に透明電極と、半導体層からなる光電変換層と、裏面電極層とをこの順に積層して、太陽電池セルを形成し、裏面電極層側に保護板である透光性のガラス基板を貼り合わせて、各ガラス板の間で太陽電池セル等を封止した構成である。あるいは、1枚のガラス板と保護層の間に太陽電池セルを挟み込んで封止したものでもよい。
各サポートバー16は、各太陽電池パネル18の両外側の一端から他端までの長さよりも僅かに長くされており、各サポートバー16の両端部を各太陽電池パネル18の両外側の各端から突出させている。また、各太陽電池パネル18の略全幅にわたって、各サポートバー16の主板16aを各太陽電池パネル18の裏面に接着し、各太陽電池パネル18に対する接着面積の拡大を図っている。更に、各サポートバー16は、太陽電池パネル18の短い方の横辺から縦幅の概ね1/4離れた位置に配置されている。これにより、太陽電池パネル18が2本の各サポートバー16上でバランス良く支持される。各太陽電池パネル18の間に僅かな隙間を設けても、また各太陽電池パネル18を互いに接触させてもよい。
図5、図6は、サポートバー16を示す斜視図及び断面図である。また、図7は、サポートバー16の端部を拡大して示す斜視図である。図5、図6に示すようにサポートバー16は、長矩形の主板16a、主板16aの両側で折り曲げられた各側板16b、及び各側板16bの下端で内側に折り曲げられた各底板16cを有しており、サポートバー16の横断面形状が概ねC型となっている。また、図7に示すようにサポートバー16の各側板16bの両端部には、穿孔16dが2つずつ形成されている。このようなサポートバー16は、鋼板を打ち抜いて折り曲げ、その表面にメッキを施したものである。
このサポートバー16の概ねC型の断面形状によりサポートバー16の曲げ強度の向上が図られており、このサポートバー16が太陽電池パネル18の裏面に接着されることにより太陽電池パネル18が効果的に補強されている。
このような太陽電池モジュール14は、各太陽電池パネル18の端部を保護するための枠(金属製フレーム)を備えず、各太陽電池パネル18の端部が露出した形態のいわゆるフレームレスタイプの太陽電池モジュールと称される。
尚、接着剤をサポートバー16の主板16aに塗布してから、サポートバー16を太陽電池パネル18の裏面に接着しても、あるいは接着剤を太陽電池パネル18の裏面に塗布してから、サポートバー16を太陽電池パネル18の裏面に接着してもよい。また、サポートバー16を接着するときに、サポートバー16の主板16aを上方に向け、太陽電池パネル18の裏面を下方に向けてサポートバー16に載せても、あるいは太陽電池パネル18の裏面を上方に向け、サポートバー16の主板16aを下方に向けて太陽電池パネル18の裏面に載せてもよい。また、太陽電池パネル18の枚数を1枚、2枚、又は4枚以上に変更してもよく、サポートバー16を1本又は3本以上に変更してもよく、太陽電池パネル18の枚数やサポートバー16の本数にかかわらず、太陽電池パネル18の裏面にサポートバー16を接着して、太陽電池モジュール14を構成することができる。
次に、図1、図2、図3に示すように隣り合う各太陽電池モジュール14のサポートバー16の端部を連結する連結金具17について説明する。図8は、連結金具17を示す斜視図である。図8に示すように連結金具17は、側板17a、側板17aの下端で直角に折り曲げられた底板17b、及び側板17aの上端で斜め方向に折り曲げられた傾斜板17cを有しており、底板17bと傾斜板17cとが互いに逆方向に折り曲げられている。また、側板17aには4つの穿孔17dが形成されている。このような連結金具17は、鋼板を打ち抜いて折り曲げ、その表面にメッキを施したものである。
図9、図10は、2個一組の連結金具17により隣り合う各太陽電池モジュール14のサポートバー16の端部が連結された連結構造を下方及び上方から視てそれぞれ示す斜視図である。図9、図10に示すように隣り合う各太陽電池モジュール14のサポートバー16の端面を突き合わして、2個一組の連結金具17を各サポートバー16の端部に架け渡し、各連結金具17の側板17a及び底板17bを各サポートバー16の側板16b及び底板16cに重ね、連結金具17別に、連結金具17の側板17aの4つの穿孔17dを各サポートバー16の側板16bの4つの穿孔16dに重ね合わせる。そして、4本のパイプ21を各サポートバー16の各側板16bの間に配置して、4本のボルト22を各連結金具17の側板17aの各穿孔17d、各サポートバー16の側板16bの各穿孔16d、各パイプ21、各ワッシャ、及び各スプリングワッシャに通して、各ボルト22の先端にそれぞれのナット23をねじ込んで締め付け、これにより各サポートバー16の端部を各連結金具17を介して連結している。
次に、太陽電池パネル18の各サポートバー16が固定される縦桟12について説明する。図11(a)、(b)は、縦桟12を示す斜視図及び断面図である。また、図12は、縦桟12の天板12bを拡大して示す斜視図である。図11(a)、(b)に示すように縦桟12は、側板12a、側板12aの両側で折り曲げられて互いに対向する天板12b及び底板12cを有している。また、下側一列に並べられる太陽電池モジュール14の2本のサポートバー16及び上側一列に並べられる太陽電池モジュール14の2本のサポートバー16、合計4本のサポートバー16が固定される天板12bのそれぞれの箇所には、係合孔12eが形成されている。更に、側板12aの長手方向の略中心には、4つの穿孔12fが縦桟12の長手方向に対して斜め方向に2列に並べて形成されている。
また、図12に示すように縦桟12の天板12bに形成された係合孔12eは、長形孔12g、及び長形孔12gの一端及び中心を横切るそれぞれのスリット12j、12iからなる。このような縦桟12は、鋼板を打ち抜いて折り曲げ、その表面にメッキを施したものである。
次に、縦桟12を支持する支柱11について説明する。図13は、支柱11を示す斜視図である。図13に示すように支柱11は、相互に対向する一対のフランジ及び各フランジを連結するウェブからなるH字型断面形状の鋼材を適宜の長さに切断してなる。この支柱11のフランジの上端部には、4つの長形孔11aが形成されている。
ここで、図1、図3に示すように支柱11が地面Gに垂直に突設され、図13に示すように支柱11のフランジの上端部に縦桟12の側板12aの中心部が重ね合わせられ、支柱11のフランジの上端部の各長形孔11a及び縦桟12の側板12aの各穿孔12fにそれぞれのボルトが通され、各ボルトの先端にそれぞれのナットがねじ込まれて締め付けられ、支柱11の上端部に縦桟12の中心部が固定支持される。このとき、縦桟12の側板12aの各穿孔12fが縦桟12の長手方向に対して斜め方向の2列に並べて形成されていることから、フランジの上端部の各長形孔11aと縦桟12の側板12aの各穿孔12fとが重ね合わされると、縦桟12が支柱11に対して傾斜し、この状態で縦桟12が支柱11に固定される。また、フランジの上端部の各長形孔11aが垂直方向に長いことから、各ボルトのナットを緩めれば、縦桟12を上下方向に移動させて、縦桟12の高さを調節することができる。また、縦桟12をフランジの上端部を中心に回転させて、縦桟12の傾斜角度を調節することも可能である。
次に、太陽電池モジュール14のサポートバー16を縦桟12の天板12bに固定する固定ユニット15について説明する。図14、図15は、固定ユニット15により太陽電池モジュール14のサポートバー16が縦桟12の天板12bに固定された状態を上方及び下方から視て示すそれぞれの斜視図である。また、図16は、太陽電池モジュール14のサポートバー16、縦桟12、受け金具31、固定金具32、及びボルト33を示す分解斜視図である。
図14、図15、図16に示すように固定ユニット15は、受け金具31及び固定金具32からなる。受け金具31は、主板31a、主板31aの対向2辺の一方で斜め上方外側に折り曲げられた傾斜板31b、及び他方で上方直角に折り曲げられた当接板31cを有している。主板31aの中心には穿孔31dが形成され、主板31aにおける穿孔31dの両側部位にはそれぞれの係合片31eが打ち抜き形成されて、各係合片31eが傾斜板31b及び当接板31cとは逆方向にかつ主板31aに対しては直角に折り曲げられている。
また、固定金具32は、主板32a、主板32aの対向2辺で斜め上方外側に折り曲げられた各傾斜板32b、それぞれの傾斜板32b上辺で下方に折り曲げられた各側板32c、及び主板32aの他の対向2辺で上方に折り曲げられた各補強片32dを有している。また、主板32aの中心にはネジ孔32eが形成され、各側板32cの下端32fが鋸刃状に形成されている。これらの受け金具31及び固定金具32は、鋼板を打ち抜いて折り曲げ、その表面にメッキを施したものである。
図12及び図15に示すような縦桟12の天板12bに形成された係合孔12eの各スリット12j、12iの間隔W1が受け金具31の各係合片31eの間隔T1に一致し、各スリット12j、12iの長さW2が各係合片31eのT字型頭部31fの幅T2よりも長く、長形孔12gの幅W3が各係合片31eのT字型頭部31fの幅T2よりも狭くかつ各係合片31eの胴部31gの幅T3よりも広くされている。また、縦桟12は、係合孔12eのスリット12jが水流れ方向の上流側に位置するように傾斜されて支柱11の上端部に固定支持されている。
このため、図14乃至図16に示すように受け金具31の各係合片31eのT字型頭部31fを縦桟12の係合孔12eの各スリット12j、12iに挿し入れて、各係合片31eのT字型頭部31fを係合孔12eで水流れ方向下流側へと移動させ、各係合片31eのT字型頭部31fを係合孔12eの長形孔12gに引っ掛ければ、受け金具31を縦桟12の天板12bの上に安定的に取り付けることができる。
こうして受け金具31を縦桟12の天板12bに取り付けた後、太陽電池モジュール14のサポートバー16の各底板16cを受け金具31の上に載せて、サポートバー16を受け金具31の傾斜板31bと当接板31cとの間に嵌合させて位置決めする。そして、固定金具32をサポートバー16の各底板16cの間のスペースを通じて該サポートバー16の内側に挿入して、受け金具31上方において固定金具32をサポートバー16の各底板16cの上に載せ、サポートバー16の各底板16cを受け金具31と固定金具32との間に挟み込む。
そして、ボルト33をワッシャ、縦桟12の天板12bの係合孔12e、受け金具31の主板31aの穿孔31dに挿し通して、ボルト33の先端を固定金具32の主板32aのネジ孔32eにねじ込んで締め付け、固定金具32の各側板32cの鋸刃状の下端32fをサポートバー16の各底板16cに食い込ませる。これにより、太陽電池モジュール14のサポートバー16が縦桟12の天板12bの上で強固に固定される。
また、ボルト33を緩めた状態では、係合孔12eが縦桟12の長手方向に沿って長いことから、受け金具31及び固定金具32をサポートバー16と共に縦桟12の長手方向に移動させ、縦桟12の長手方向においてサポートバー16の位置を変更することができる。従って、ボルト33を緩めてから、太陽電池モジュール14を固定ユニット15と共に縦桟12の長手方向に移動させて、太陽電池モジュール14の位置を変更し、ボルト33を締め付けて、太陽電池モジュール14のサポートバー16を縦桟12上に固定することができる。
このように本実施形態の太陽電池モジュール用架台においては、支柱11を地面に垂直に突設し、支柱11の上端部に縦桟12を傾斜させて固定支持し、太陽電池モジュール14を縦桟12の上に傾斜させて載置し、固定ユニット15により太陽電池モジュール14のサポートバー16を縦桟12に固定し、隣り合う各太陽電池モジュール14のサポートバー16の端部を連結金具17を介して連結している。
ここで、図1、図2、図3に示すように下側一列の各太陽電池モジュール14の並びにおいて互いに隣り合う各太陽電池モジュール14の2本のサポートバー16がニ組の連結金具17を介して連結されて、各サポートバー16を連結してなる長い2本のバーが形成され、同様に上側一列の各太陽電池モジュール14の並びにおいて互いに隣り合う各太陽電池モジュール14の2本のサポートバー16がニ組の連結金具17を介して連結されて、各サポートバー16を連結してなる長い2本のバーが形成され、また全てのサポートバー16が各固定ユニット15により各縦桟12に固定されていることから、各サポートバー16を連結してなる長い4本のバーと各縦桟12とが格子状に組み合わされていることは明らかであり、この格子状の組み合わせが太陽電池モジュール用架台の一部を構成している。従って、各サポートバー16は、3枚の太陽電池パネル18を連結支持して補強する機能と、太陽電池モジュール用架台の構成要素としての機能とを共に果たしている。
すなわち、本実施形態の太陽電池モジュール用架台は、各支柱11、各縦桟12、及び各固定ユニット15だけではなく、各太陽電池モジュール14のサポートバー16及び連結金具17をも含めて構成されている。これにより、部品点数を無駄に増加させることなく、太陽電池モジュール用架台の強度を効果的に向上させることができる。
一方、本実施形態の太陽電池モジュール用架台では、各支柱11のX方向の位置、Y方向の位置、及び高さ方向の位置に誤差が生じていたり、各支柱11が傾斜したりしていても、各支柱11の位置や傾斜角度を調節することなく、各支柱11の上端部にそれぞれの縦桟12を固定支持して、各太陽電池モジュール14を各縦桟12上に載置して配列し、隣り合う各太陽電池モジュール14のサポートバー16の端部を互いに突き合わせて連結金具17により連結することができる。
次に、そのような各支柱11の位置や傾斜角度の調節を必要としない太陽電池モジュール用架台の構成について詳しく説明する。図17は、太陽電池モジュール用架台を斜め上方から視て拡大して示す斜視図である。図17に示すように固定ユニット15は、連結金具17を避けて、連結金具17並びにサポートバー16の端部よりもサポートバー16の中心寄りの任意位置に設けられて、サポートバー16の中心寄りの部分を縦桟12に固定している。詳しくは、受け金具31は、縦桟12の係合孔12eに取り付けられる。また、固定金具32は、サポートバー16の各底板16cの間のスペースを通じてその内側に挿入されて配置されるものであるから、縦桟12並びに受け金具31がサポートバー16の中心寄りの任意位置に所在していても、その中心寄りの任意位置の近傍で固定金具32をサポートバー16の内側に挿入して、受け金具31上方において固定金具32をサポートバー16の各底板16cの上に載せ、サポートバー16の各底板16cを受け金具31と固定金具32との間に挟み込んで、受け金具31及び固定金具32によりサポートバー16の中心寄りの部分を縦桟12に固定することができる。従って、X方向においては、サポートバー16における固定ユニット15並びに縦桟12の設置可能範囲が広く、縦桟12を支持する支柱11の設置可能範囲も広く、支柱11の位置に誤差が生じていても、支柱11の位置を調節する必要がない。
例えば、重機により支柱11が地面に打ち込まれると、支柱11の位置がずれることがある。ところが、X方向においては、固定金具32を縦桟12並びに受け金具31の位置近傍でサポートバー16の内側に挿入して、受け金具31及び固定金具32によりサポートバー16を縦桟12に固定することができるため、支柱11の位置に誤差が生じていても、支柱11の上端部に縦桟12を固定支持し、縦桟12にサポートバー16を固定することができ、支柱11の位置を調節する必要がない。
また、X方向において、サポートバー16における固定ユニット15の設置可能範囲が広いため、サポートバー16に複数の固定ユニット15を割り当てて、各固定ユニット15によりそれぞれの縦桟12をサポートバー16に接続することが可能であり、太陽電池モジュール14に対して設けられる縦桟12の本数及び支柱11の本数を増減することにより太陽電池モジュール用架台の強度を調節することができる。
例えば、太陽光発電システム1の設置環境において風圧が大きい場合は、上下2枚の太陽電池モジュール14に対して設けられる縦桟12の本数及び支柱11の本数を2以上にして、太陽電池モジュール用架台の強度を高くし、また風圧が小さい場合は、上下2枚の太陽電池モジュール14に対して設けられる縦桟12の本数及び支柱11の本数を低減させて、部品点数の節減を図ることができる。
また、縦桟12の係合孔12eが縦桟12の長手方向(図1に示すY方向)に沿って長く、縦桟12上でサポートバー16(太陽電池モジュール14)を固定ユニット15と共にY方向に移動させて位置決めすることができる。このため、Y方向において、支柱11及び縦桟12の位置に誤差が生じていても、縦桟12毎に、縦桟12上で太陽電池モジュール14を適宜移動させて位置決めすれば、各縦桟12上の太陽電池モジュール14の位置を互いに一致させることができる。
また、支柱11の上端部の各長形孔11aが垂直方向に長く、縦桟12の高さを調節することができる。このため、高さ方向において、支柱11の位置がずれていても、縦桟12毎に、縦桟12の高さを適宜調節すれば、各縦桟12上の太陽電池モジュール14の位置を互いに一致させることができる。
また、支柱11の上端部の各長形孔11aが垂直方向に長く、縦桟12を支柱11の上端部を中心に回転させることができる。このため、支柱11が傾斜していても、縦桟12毎に、縦桟12を支柱11の上端部を中心に回転させて、縦桟12の傾斜角度を調節すれば、各縦桟12上の太陽電池モジュール14の傾斜角度を一致させることができる。
このようにX方向においては、支柱11の位置に誤差が生じていても、固定金具32を縦桟12並びに受け金具31の位置近傍でサポートバー16の内側に挿入して、受け金具31及び固定金具32によりサポートバー16を縦桟12に固定することができる。また、Y方向においては、支柱11及び縦桟12の位置に誤差が生じていても、各縦桟12上でそれぞれの太陽電池モジュール14を適宜移動させて、各太陽電池モジュール14の位置を互いに一致させることができ、高さ方向においては、支柱11の位置がずれていても、各縦桟12の高さをそれぞれ適宜調節して、各太陽電池モジュール14の位置を互いに一致させることができ、更に支柱11が傾斜していても、各縦桟12の傾斜角度をそれぞれ適宜調節して、各太陽電池モジュール14の傾斜角度を互いに一致させることができる。このため、各縦桟12上で各太陽電池モジュール14を傾斜させ配列して固定支持した上で、隣り合う各太陽電池モジュール14のサポートバー16の端部を互いに突き合わせて一組の連結金具17により連結することができる。
従って、支柱11のX方向の位置、Y方向の位置、及び高さ方向の位置に誤差が生じていたり、支柱11が傾斜したりしていても、支柱11の位置や傾斜角度を調節する必要がなく、この調節のための作業を必要としない。
尚、本発明の出願人等は、固定ユニット15及び連結金具17を一体化した部材により、互いに隣り合う各太陽電池モジュール14のサポートバー16の端部を縦桟12に固定しかつ該各太陽電池モジュール14のサポートバー16の端部を連結した構成を考案して、更なる部品点数の低減を可能にした。ただし、X方向においては、固定ユニット15及び連結金具17を一体化した部材の設置箇所がサポートバー16の端部位置に特定されることから、その一体化した部材の位置ずれに対する許容範囲が極めて狭くなり、縦桟12や支柱11の位置精度の向上もしくは位置調節が必要となる。ところが、支柱11の位置精度の向上や位置調節が困難であるため、支柱11の位置精度の向上や位置調節が不要な本発明を創案するに至った。
次に、本実施形態の太陽電池モジュール用架台の設置手順を説明する。まず、図1及び図2に示すように複数の支柱11を並べて地面に垂直に突設し、各支柱11の上端部に各縦桟12を傾斜させて支持し、各縦桟12を互いに平行にして並べる。このとき、左側から1番目と2番目の2本の支柱11の間隔L1を太陽電池モジュール14のサポートバー16の長さよりも短く設定し、左側から2番目以降では、2本の支柱11の間隔L2を太陽電池モジュール14のサポートバー16の長さよりも長い一定長に設定する。従って、間隔L1<間隔L2となる。また、各縦桟12の高さをそれぞれ適宜調節して互いに一致させ、各縦桟12の傾斜角度をそれぞれ適宜調節して互いに一致させておく。
そして、縦桟12毎に、上側の太陽電池モジュール14の2本のサポートバー16を固定するための2個の受け金具31を縦桟12の上側(図1においては後側)の2つの係合孔12eに取り付け、下側の太陽電池モジュール14の2本のサポートバー16を固定するための2個の受け金具31を縦桟12の下側(図1においては前側)の2つの係合孔12eに取り付ける。
この後、左側から1番目と2番目の2本の縦桟12上に、上側の太陽電池モジュール14及び下側の太陽電池モジュール14を架け渡して載置する。左側から1番目と2番目の2本の支柱11の間隔L1が太陽電池モジュール14のサポートバー16の長さよりも短く、よって左側から1番目と2番目の2本の縦桟12の間隔もサポートバー16の長さよりも短くなっており、該各縦桟12上に太陽電池モジュール14の各サポートバー16を架け渡すことができる。
具体的には、図18(a)に示すようにフォークリフト100のフォークを太陽電池モジュール14の裏面側に挿入して、太陽電池モジュール14を持ち上げ、水平状態又は縦桟12と同一方向に傾斜させた状態で太陽電池モジュール14を保持する。このとき、縦桟12が所定の角度θ1(太陽光を太陽電池モジュール14で最も効率よく受光できる角度)で傾斜されて支持されているものとすると、フォークリフト100のフォークにより太陽電池モジュール14が傾斜角度θ1よりも極めて小さな傾斜角度θ2だけ傾斜されて保持される。換言すれば、太陽電池モジュール14の傾斜角度θ2が縦桟12の傾斜角度θ1よりも十分に小さくなるように、フォークリフト100のフォークにより太陽電池モジュール14を持ち上げて保持する。
そして、図18(b)に示すように太陽電池モジュール用架台の前方側から接近して、太陽電池モジュール14の2本のサポートバー16を左側から1番目と2番目の各縦桟12の上側に取り付けられた合計4個の受け金具31へと移動させる。このとき、太陽電池モジュール14の傾斜角度θ2が縦桟12の傾斜角度θ1よりも十分に小さいため、図19(a)に示すように太陽電池モジュール14の一方のサポートバー16(図1においては後側のサポートバー16)を各縦桟12の上側一方の受け金具31の傾斜板31bに当接させることができる。
引き続いて、図19(b)に示すように太陽電池モジュール14を下降させると、サポートバー16が各縦桟12の上側一方の受け金具31の傾斜板31b上で滑って該各受け金具31の主板31aへと案内され、サポートバー16が各受け金具31の傾斜板31bと当接板31cとの間に嵌合して位置決めされる。
また、図19(b)に示すように上側の太陽電池モジュール14を下降させると、一方のサポートバー16が各縦桟12の上側一方の受け金具31に当接した箇所を支点として、太陽電池モジュール14が各縦桟12と平行になるまで回転して、太陽電池モジュール14の他方のサポートバー16(図1においては前側のサポートバー16)が各縦桟12の上側他方の受け金具31へと下降し、他方のサポートバー16が各縦桟12の上側他方の受け金具31の傾斜板31bと当接板31cとの間に嵌合して位置決めされる。
更に、図20(a)に示すようにフォークリフト100のフォークを下降させた後、図20(b)に示すようにフォークリフト100を後退させて、太陽電池モジュール14の裏面側からフォークリフト100のフォークを抜き取り、太陽電池モジュール14の各サポートバー16を各縦桟12に架け渡す。これにより、左側から1番目と2番目の各縦桟12に上側の太陽電池モジュール14が載置される。
引き続いて、フォークリフト100により次の太陽電池モジュール14を持ち上げ、上側の太陽電池モジュール14と同様の手順で下側の太陽電池モジュール14を左側から1番目と2番目の各縦桟12に架け渡して載置する。
次に、図1及び図2に示すように左側から1番目の既に配置された上下の各太陽電池モジュール14の各サポートバー16の右端部にそれぞれの連結金具17を固定する。そして、これらの連結金具17と左側から3番目の縦桟12に取り付けられた合計4個の受け金具31とに、左側から2番目の上下の各太陽電池モジュール14の合計4本のサポートバー16を架け渡す。
具体的には、図18(a)に示すようにフォークリフト100のフォークを太陽電池モジュール14の裏面側に挿入して、太陽電池モジュール14を持ち上げ、水平状態又は縦桟12と同一方向に傾斜させた状態で太陽電池モジュール14を保持し、図18(b)に示すように太陽電池モジュール用架台の前方側から接近して、図19(a)に示すように太陽電池モジュール14の一方のサポートバー16(図1においては後側のサポートバー16)を、左側から1番目の既に載置された上側の太陽電池モジュール14の一方のサポートバー16右端部に固定された一組の連結金具17と左側から3番目の縦桟12の上側一方の受け金具31とに架け渡し、図19(b)に示すように太陽電池モジュール14を下降させて、太陽電池モジュール14の他方のサポートバー16(図1においては前側のサポートバー16)を、1番目上側の太陽電池モジュール14の他方のサポートバー16右端部に固定された一組の連結金具17と3番目の縦桟12の上側他方の受け金具31とに架け渡す。これにより、2番目上側の太陽電池モジュール14が1番目上側の太陽電池モジュール14の右隣りに配置される。このとき、2番目上側の太陽電池モジュール14の2本のサポートバー16のいずれについても、その左端部が、1番目上側の太陽電池モジュール14のサポートバー16右端部に固定された一組の連結金具17の傾斜板17cにより案内されて該各連結金具17の側板17a間に嵌合して位置決めされ、またそのサポートバー16の右端部よりも中心寄りの部分が3番目の縦桟12上側の受け金具31の傾斜板31bにより案内されて該受け金具31の傾斜板31bと当接板31cとの間に嵌合して位置決めされる。
そして、図20(a)に示すようにフォークリフト100のフォークを下降させた後、図20(b)に示すようにフォークリフト100を後退させて、2番目上側の太陽電池モジュール14の裏面側からフォークリフト100のフォークを抜き取る。この結果、2番目上側の太陽電池モジュール14の2本のサポートバー16は、1番目上側の太陽電池モジュール14の2本のサポートバー16右端部に固定されたニ組の連結金具17と3番目の縦桟12上側の2個の受け金具31とに架け渡されて載置される。
引き続いて、フォークリフト100により次の太陽電池モジュール14を持ち上げ、2番目上側の太陽電池モジュール14と同様の手順で2番目下側の太陽電池モジュール14の2本のサポートバー16を、1番目下側の太陽電池モジュール14の2本のサポートバー16右端部に固定されたニ組の連結金具17と3番目の縦桟12下側の2個の受け金具31とに架け渡して載置する。
以降同様に、左側から3番目以降の上下の太陽電池モジュール14についても、1つ前の順番の既に載置された太陽電池モジュール14の2本のサポートバー16右端部にニ組の連結金具17を固定してから、次の順番に配置される太陽電池モジュール14の2本のサポートバー16を、1つ前の順番の太陽電池モジュール14の2本のサポートバー16右端部に固定されたニ組の連結金具17と1つ後の順番の縦桟12に取り付けられた2個の受け金具31とに架け渡して載置する。
次に、隣り合う各太陽電池モジュール14のサポートバー16の端部を連結金具17により連結する作業を説明する。尚、この作業は、上側一列の各太陽電池モジュール14の全て及び下側一列の各太陽電池モジュール14の全てが各縦桟12に載置された後に一括して行ってもよいし、適宜の数の太陽電池モジュール14が各縦桟12に並べて載置される度に行ってもよい。
ここで、先に述べたように各縦桟12の高さをそれぞれ適宜調節して互いに一致させ、各縦桟12の傾斜角度をそれぞれ適宜調節して互いに一致させている。このため、上側一列及び下側一列のいずれにおいても、隣り合う各太陽電池モジュール14をそれぞれの受け金具31及び固定金具32と共に各縦桟12の長手方向(図1に示すY方向)に適宜移動させることにより、該各太陽電池モジュール14のサポートバー16の端部の位置を互いに一致させ、それらのサポートバー16の端部を互いに突き合わさせることができる。
そして、1つ前の順番の太陽電池モジュール14のサポートバー16右端部に既に固定されている一組の連結金具17を次の順番の太陽電池モジュール14のサポートバー16左端部にも固定すれば、1つ前の順番の太陽電池モジュール14のサポートバー16右端部と次の順番の太陽電池モジュール14のサポートバー16左端部とを一組の連結金具17を介して接続することができる。この結果、図9、図10に示すように隣り合う各太陽電池モジュール14のサポートバー16の端面が突き合わされて、各サポートバー16の端部が一組の連結金具17を介して連結される。
尚、最後の順番(最も右側)の太陽電池モジュール14については、その右端部に連結金具17を固定する必要はない。
次に、隣り合う各太陽電池モジュール14のサポートバー16を固定ユニット15により縦桟12に固定する作業を説明する。尚、この作業も、上側一列の各太陽電池モジュール14の全て及び下側一列の各太陽電池モジュール14の全てが各縦桟12上に載置された後に一括して行ってもよいし、適宜の数の太陽電池モジュール14が各縦桟12上に並べて載置される度に行ってもよい。
まず、縦桟12並びに受け金具31の位置近傍で、固定金具32をサポートバー16の各底板16cの間のスペースを通じて該サポートバー16の内側に挿入し、受け金具31上方において固定金具32をサポートバー16の各底板16cの上に載せ、サポートバー16の各底板16cを受け金具31と固定金具32との間に挟み込む。
そして、ボルト33をワッシャ、縦桟12の天板12bの係合孔12e、受け金具31の主板31aの穿孔31dに挿し通して、ボルト33の先端を固定金具32の主板32aのネジ孔32eにねじ込んで締め付け、固定金具32の各側板32cの鋸刃状の下端32fをサポートバー16の各底板16cに食い込ませて、太陽電池モジュール14のサポートバー16を縦桟12の天板12bの上で固定する。
以上のような太陽電池モジュール用架台の設置手順では、架台の部品点数が少ないため、太陽電池モジュール用架台並びに太陽電池モジュール14の設置作業を速やかに行うことができ、その設置作業性がよい。
また、左側から1番目の太陽電池モジュール14は、ニ組の支柱11及び縦桟12により安定的に支持される。また、2番目の太陽電池モジュール14は、一組の支柱11及び縦桟12により支持されるだけではなく、1番目の太陽電池モジュール14の各サポートバー16右端部に固定されたニ組の連結金具17に連結されて、安定的に支持される。同様に、3番目以降の太陽電池モジュール14は、一組の支柱11及び縦桟12により支持されるだけではなく、1つ前の順番の太陽電池モジュール14の各サポートバー16右端部に固定されたニ組の連結金具17に連結されて、安定的に支持される。従って、太陽電池モジュール14毎に、太陽電池モジュール14をニ組の支柱11及び縦桟12により支持することと比較すると、支柱11及び縦桟12の個数を節減しながらも、全ての太陽電池モジュール14を安定的に支持することができる。
更に、太陽電池モジュール14を設置するにあたっては、各太陽電池モジュール14を概ね隙間なく配列した後で、固定金具32をサポートバー16の各底板16cの間のスペースを通じて該サポートバー16の内側に挿入して、サポートバー16の各底板16cを受け金具31と固定金具32との間に挟み込んで固定するという作業を行うことができる。つまり、隙間なく配列された各太陽電池モジュール14の裏面側(下側)での作業により各太陽電池モジュール14を固定することができる。このため、隙間なく配列された各太陽電池モジュール14の表面側(上側)での作業により各太陽電池モジュール14を固定することと比較すると、作業性が大幅に向上する。また、隣り合う各太陽電池モジュール14の間のスペースが無くても、サポートバー16の固定作業を行うことができるため、太陽光発電に寄与しないそのスペースを無くすか又は狭くして、太陽光発電システム1の発電効率を増大させることが可能となる。
次に、太陽電池モジュール14のサポートバーの変形例を説明する。図21、図22は、サポートバーの変形例の両端部を上方から視てそれぞれ示す斜視図であり、また図23は、互いに隣り合う各太陽電池モジュール14のサポートバーの端部同士を連結した連結構造を下方から視て示す斜視図である。
図21、図22、図23に示すように変形例のサポートバー16Aは、サポートバー16と同様に、長矩形の主板16a、主板16aの両側で折り曲げられた各側板16b、及び各側板16bの一辺で内側に折り曲げられた各底板16cを有しており、サポートバー16の横断面形状が概ねC型となっている。また、各側板16bの間隔が主板16a側よりも各底板16c側で狭くなるように、主板16aの両側での各側板16bの折り曲げ角度αを90度未満に設定している。
図21に示すようにサポートバー16Aの一方の端部161は、サポートバー16Aの長手方向と直交する方向に該サポートバー16Aを切断してなる。また、この一方の端部161では、各側板16bに穿孔16dを2つずつ形成している。
図22に示すようにサポートバー16Aの他方の端部162は、主板16aの端部を切除し、各側板16bの端部の上側部分を切除し、各側板16bの端部の下側部分と各底板16cとを残してなる。また、この他方の端部162では、各側板16bに穿孔16dを2つずつ形成している。
ここで、各側板16bの間隔が主板16a側よりも各底板16c側で狭いため、一方の端部161の各底板16cを他方の端部162の各側板16bの間に嵌め入れて、一方の端部161の各側板16bを他方の端部162の各側板16bの間に容易に挿し込むことができ、図23に示すように隣り合う各サポートバー16Aの端部161、162を互いに重ね合わせることができる。そして、一方の端部161の各側板16bの2つの穿孔16dと他方の端部162の各側板16bの2つの穿孔16dとを重ね合わせて、2本のボルト24を、重ね合わされた各穿孔16dにそれぞれ通して、各ボルト24の先端にそれぞれのナット25をねじ込んで締め付ければ、隣り合う各サポートバー16Aの端部161、162を連結することができる。
このような隣り合う各サポートバー16Aの端部161、162の連結構造では、図8に示すような連結金具17を別途設ける必要がなく、部品点数の更なる低減を実現することができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態及び変形例について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと解される。
上記実施形態の説明から明らかなように、本発明の太陽電池モジュール用架台は、太陽電池パネル(太陽電池パネル18)及び前記太陽電池パネルの裏面に固定されたサポート部材サポートバー16、16A)を備えた太陽電池モジュール(太陽電池モジュール14)を複数並べて支持する太陽電池モジュール用架台であって、前記各太陽電池モジュールのサポート部材が架け渡される複数の桟(縦桟12)と、隣り合う前記各太陽電池モジュールのサポート部材の端部を互いに連結する連結部材(連結金具17)と、前記連結部材を避けた位置で、前記各太陽電池モジュールのサポート部材をそれぞれの桟に固定する複数の固定部材(固定ユニット15)とを備えている。
このような本発明の太陽電池モジュール用架台では、固定部材は、連結部材を避けてサポート部材を固定しており、固定部材の設置箇所が連結部材から外れた箇所となっている。このため、固定部材の設置箇所をサポート部材の端部に特定した場合と比較すると、サポート部材における固定部材の設置可能範囲が広く、よって固定部材によりサポート部材に固定される桟の設置可能範囲も広くなる。従って、太陽電池モジュールのサポート部材における固定部材並びに桟の位置ずれに対する許容範囲が広くなり、固定部材及び桟の位置調節の省略が可能となる。
また、サポート部材における固定部材の設置可能範囲が広いため、サポート部材に複数の固定部材を割り当てて、各固定部材によりそれぞれの桟をサポート部材に固定することが可能であり、太陽電池モジュールに対して設けられる桟の本数を増減することにより太陽電池モジュール用架台の強度を調節することができる。
更に、連結部材により互いに隣り合う各太陽電池モジュールのサポート部材の端部を連結しているので、各太陽電池モジュールのサポート部材により太陽電池モジュール用架台の強度を高めることができる。つまり、サポート部材は、太陽電池モジュールの強度を高めることはもとより、太陽電池モジュール用架台の強度をも高める機能を有している。このため、部品点数を無駄に増加させることなく、太陽電池モジュール用架台の強度を向上させることができる。
尚、本発明の出願人等は、固定部材及び連結部材を一体化した部材により、太陽電池モジュールのサポート部材の端部を桟に固定すると共に互いに隣り合う各太陽電池モジュールのサポート部材の端部を連結した構成をも考案して、更なる部品点数の低減を可能した。ただし、固定部材及び連結部材を一体化した部材の設置箇所をサポート部材の端部に特定する必要があることから、その一体化した部材の位置ずれに対する許容範囲が狭くなり、桟等の位置調節が必要となる。このため、桟等の位置調節が不要な本発明を創案するに至った。
また、本発明の太陽電池モジュール用架台においては、前記固定部材は、前記連結部材を避けて前記サポート部材の長手方向の中心に近づく方向に移動され、前記サポート部材を固定している。
このように固定部材の移動及び固定が可能であれば、サポート部材の長手方向の中心寄りの部分における任意位置に固定部材を固定することができ、桟等の位置調節の省略が可能となる。
更に、本発明の太陽電池モジュール用架台においては、前記桟を支持する支持部材(支柱11)を備え、前記各サポート部材のうちの少なくとも一つが複数組の前記桟及び前記支持部材によって支持され、前記各サポート部材のうちの少なくとも他の一つが一組の前記桟及び前記支持部材によって支持されている。
この場合は、各太陽電池モジュールのうちの少なくとも一つの太陽電池モジュールのサポート部材は、複数組の桟及び支持部材により安定的に支持される。また、他の太陽電池モジュールのサポート部材は、一組の桟及び支持部材により支持されるだけではなく、少なくとも一つの太陽電池モジュールのサポート部材に連結されるか、別の太陽電池モジュールのサポート部材を介して少なくとも一つの太陽電池モジュールのサポート部材に連結されて、安定的に支持される。従って、少なくとも一つの太陽電池モジュール及び他の太陽電池モジュールのいずれも安定的に支持することができ、また太陽電池モジュール毎に、太陽電池モジュールを複数組の桟及び支持部材により支持することと比較すると、桟及び支持部材の個数を低減させることができる。
次に、本発明の太陽電池モジュール用架台の設置方法は、上記本発明の太陽電池モジュール用架台を設置する太陽電池モジュール用架台の設置方法であって、前記少なくとも一つの太陽電池モジュールを複数組の前記桟及び前記支持部材により支持する工程と、前記他の太陽電池モジュールを一組の前記桟及び前記支持部材により支持する工程と、前記連結部材により前記少なくとも一つの太陽電池モジュールのサポート部材の端部と前記他の太陽電池モジュールのサポート部材の端部とを連結する工程とを有している。
このような本発明の太陽電池モジュール用架台の設置方法でも、少なくとも一つの太陽電池モジュール及び他の太陽電池モジュールのいずれも安定的に支持することができ、また太陽電池モジュール毎に、太陽電池モジュールを複数組の桟及び支持部材により支持することと比較すると、桟及び支持部材の個数を低減させることができる。
次に、本発明の太陽光発電システム(太陽光発電システム1)は、上記本発明の太陽電池モジュール用架台を用いている。
このような本発明の太陽光発電システムにおいても、上記本発明の太陽電池モジュール用架台と同様の作用効果を奏する。
1 太陽光発電システム
11 支柱(支持部材)
12 縦桟(桟)
14 太陽電池モジュール
15 固定ユニット(固定部材)
16、16A サポートバー(サポート部材)
17 連結金具(連結部材)
18 太陽電池パネル
21 パイプ
22、24、33 ボルト
23、25 ナット
31 受け金具
32 固定金具

Claims (5)

  1. 太陽電池パネル及び前記太陽電池パネルの裏面に固定されたサポート部材を備えた太陽電池モジュールを複数並べて支持する太陽電池モジュール用架台であって、
    前記各太陽電池モジュールのサポート部材が架け渡される複数の桟と、
    隣り合う前記各太陽電池モジュールのサポート部材の端部を互いに連結する連結部材と、
    前記連結部材を避けた位置で、前記各太陽電池モジュールのサポート部材をそれぞれの桟に固定する複数の固定部材とを備える太陽電池モジュール用架台。
  2. 請求項1に記載の太陽電池モジュール用架台であって、
    前記固定部材は、前記連結部材を避けて前記サポート部材の長手方向の中心に近づく方向に移動され、前記サポート部材を固定することを特徴とする太陽電池モジュール用架台。
  3. 請求項1又は2に記載の太陽電池モジュール用架台であって、
    前記桟を支持する支持部材を備え、
    前記各サポート部材のうちの少なくとも一つが複数組の前記桟及び前記支持部材によって支持され、
    前記各サポート部材のうちの少なくとも他の一つが一組の前記桟及び前記支持部材によって支持されることを特徴とする太陽電池モジュール用架台。
  4. 請求項3に記載の太陽電池モジュール用架台を設置する太陽電池モジュール用架台の設置方法であって、
    前記少なくとも一つの太陽電池モジュールを複数組の前記桟及び前記支持部材により支持する工程と、
    前記他の太陽電池モジュールを一組の前記桟及び前記支持部材により支持する工程と、
    前記連結部材により前記少なくとも一つの太陽電池モジュールのサポート部材の端部と前記他の太陽電池モジュールのサポート部材の端部とを連結する工程とを有することを特徴とする太陽電池モジュール用架台の設置方法。
  5. 請求項1から3のいずれか1つに記載の太陽電池モジュール用架台を用いたことを特徴とする太陽光発電システム。
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