JP2014201418A - エレベーターブレーキの分解組立て補助装置及び分解組立て方法 - Google Patents

エレベーターブレーキの分解組立て補助装置及び分解組立て方法 Download PDF

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瑞樹 五味
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Abstract

【課題】支点ピンの抜き取りに際してブレーキレバーを容易に支持でき、支点ピンを差し込みに際して巻上機土台とブレーキレバーの貫通穴の位置を容易に一致させる。
【解決手段】巻上機土台1に支点ピン5a,5bにより揺動自在に支持され、ブレーキドラム2をシューで挟むことによりブレーキドラム2の回転を制動するブレーキレバー4a,4bを有するエレベーターブレーキの分解組立て補助装置100において、前記ブレーキレバー4a,4bの上方に配置される台座18と、前記台座18の前記ブレーキレバー4a,4bの鉛直上方位置に配置された荷重受け部11a,11bと、分解組立て時に前記荷重受け部11a,11bと前記ブレーキレバー4a,4bを接続するワイヤ15a,15bと、前記荷重受け部11a,11bで前記ブレーキレバー4a,4bの自重を弾性的に受ける圧縮ばね12a,12bと、を備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、エレベーターブレーキの分解組立て補助装置及び分解組立て方法に係り、さらに詳しくは、ブレーキレバーを有するエレベーター巻上機のドラムブレーキのブレーキレバー及び当該ブレーキレバーの支持ピンを点検する際に、前記ブレーキレバー及び当該ブレーキレバーの支持ピンの分解組立て作業に用いるエレベーターブレーキの分解組立て補助装置及び当該分解組立て補助装置を使用した分解組立て方法に関する。
図4は従来技術におけるエレベーター巻上機のドラムブレーキの主要構成を示す正面図である。この図4に示すドラムブレーキ50を有する巻上機は、巻上機土台1と、この巻上機土台1に設けられ回転運動するブレーキドラム2とを備えている。
ブレーキドラム2は、図示しない巻上機モータの出力軸及び当該出力軸に取り付けられたシーブなどに取り付けられており、このブレーキドラム2の回転を止めることにより、モータの回転やシーブの回転を停止させることができる。このブレーキドラム2を制動するドラムブレーキ50は、一対のシュー3a,3b、一対のブレーキレバー4a,4b、一対の支点ピン5a,5b、レバー駆動部16、カバー17及び一対の制動ばね19a,19bを備えている。
一対のシュー3a,3bは、一対のブレーキレバー4a,4bにそれぞれ設けられ、ブレーキドラム2と当接してブレーキドラム2を制動する。一対の支点ピン5a,5bは、巻上機土台1のレバー支持部1a,1b及びブレーキレバー4a,4bのそれぞれに設けられた貫通穴4a1,4b1、1a1,1b1に差し込まれて、ブレーキレバー4a,4bを巻上機土台1に支持させ、若しくは結合する。
レバー駆動部16は、電磁石によって駆動するプランジャ機構で構成され、前記一対のレバー4a,4bを駆動する。カバー17は、レバー駆動部16に収納された電磁石コイルを覆い、外部環境から保護する。制動ばね19a,19bはレバー駆動部16に備えられ、レバー駆動部16の電磁石コイルに所定の電流が流れていない状態では、自身の弾性力によってブレーキレバー4a,4bを矢印6a,6b方向に駆動する。一方、レバー駆動部16の電磁石コイルに所定の電流が流れると、レバー駆動部16のプランジャが制動ばね19a,19bの弾性力に抗して一対のブレーキレバー4a,4bを矢印6a,6bと逆方向の互いに離間する方向に駆動する。
このように構成され、動作するドラムブレーキ2にあっては、ブレーキレバー4a,4bのそれぞれを図4の矢印6a,6bで示す互いに近接する方向に、例えば、弾性力によって支点ピン5a,5bを支点として回転させる。これにより、ブレーキレバー4a,4bに設けられたシュー3a,3bがブレーキドラム2に制動ばね19a,19bの弾性力が付与された状態で接触し、シュー3a,3bとブレーキドラム2との摩擦力によってブレーキドラム2の回転運動が制動される。また、ブレーキレバー4a,4bのそれぞれを図4の矢印6a,6bと逆方向に回転させると、シュー3a、3bがブレーキドラム2から離れ、これによってブレーキドラム2の回転運動が可能になる。
このような構成のドラムブレーキ2では、ブレーキレバー4a,4bが支点ピン5a,5bを揺動中心とする所定の微細な角度の揺動を繰返し、制動及び制動解除動作を行っている。そのため、ブレーキレバー4a,4bに設けられた貫通穴4a1,4b1の内面及びレバー支持部1a,1bの貫通穴1a1,1b1の内面と支点ピン5a,5bの外面との間の摩擦によって摩耗が生じる。そして、この摩耗による摺動面の減損によってブレーキレバー4a,4bと支点ピン5a,5bとが固渋するおそれがある。このために定期的に支点ピン5a,5bを抜き取り、ブレーキレバー4a,4bの貫通穴4a1,4b1の内面と支点ピン5a,5bの外面の点検、清掃を行う必要があった。なお、固渋とは、ここでは、両者間の動きが固まって渋る状態をいう。
従来、このような点検を行う際に用いられるエレベーター巻上機の点検装置として例えば特開平5−213566号公報(特許文献1)に記載された発明が公知である。
この発明は、レバーの両方を結束体を介して閉じた状態に保持し、この状態でロッドを抜き取り、ばねを取り外した後、両端にそれぞれねじ部が設けられる分解用ロッドを貫通穴に挿入して、レバーより突出する分解用ロッドの両端にナットをそれぞれ螺合させることにより、レバーの両方を閉じた状態に保持し、次いで、これらのレバーより結束体を取り外し、分解用ロッドの一端よりナットを取り外して支点ピンの一方を抜き取り、レバーの一方を外した後、前記分解用ロッドの他端よりナットを取り外して前記支点ピンの他方を抜き取り、前記レバーの他方を外すことを特徴とし、一対のブレーキレバーを分解用ロッドにより仮保持した状態でブレーキレバーの支点ピンを抜き取って作業者が一人のみでブレーキの分解作業を行うことを可能にしたものである。
この公知文献記載の発明では、支点ピンを抜き取るために支点ピンに掛るブレーキレバーの自重を取り除く必要がある。しかし、質量の大きいブレーキレバーの自重を支持させる構成については特に考慮されておらず、何の開示もされていない。
また、組立てに際し、支点ピンを差し込むためには巻上機土台のレバー支持部とブレーキレバーの貫通穴のそれぞれを完全に一致させる必要があるが、ブレーキレバーの質量が大きいために、この作業を容易に行うことができない。
このようなことから、例えば図5に示すようなブレーキレバーを吊る吊り手段を用いてブレーキレバーの自重を取り除き、支点ピンを抜き取る方法が従来から採用されている。図5は支点ピンを抜き取る前の状態を示す正面図である。
この方法は、図5に示すように例えばブレーキレバー4aの上面にアイボルト7を取り付け、その上方にある固定された部材あるいは天井にアイボルト8を取り付け、このアイボルト8から吊り下げたチェーンブロック9を使用してブレーキレバー4aの自重を支えながら支点ピン5aを抜き取るようにしたものである。
特開平5−213566号公報
しかし、図5に示したチェーンブロック9によってブレーキレバー4a,4bを支持した状態で支点ピン5a,5bを抜き取るという方法では、ブレーキレバー4aの上部にチェーンブロック9を設置するための空間が必要になる。特に、近年では機械室の大幅な小型化や機械室レスとする要望が高まっており、ブレーキレバー4a,4b上に十分なスペースが存在しない場合も多い。このようにブレーキレバー4a,4b上に十分なスペースが存在しない場合には、チェーンブロック9等を取り付けることができず、ブレーキレバー4a,4bの自重を除去することが困難となっていた。そのため、図4に示したような構成のドラムブレーキにおいて支点ピン5a,5bを抜き差しする点検作業が困難となっていた。
さらに、チェーンブロック9を取り付けることができたとしても、チェーンブロック9のラチェット機構のピッチ以下の高さ方向の微調整ができず、組立ての際の巻上機土台の支持部とブレーキレバーの貫通穴が一致しないことから、組立て時の支点ピン5aの差し込み作業が煩雑なものとなっていた。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、支点ピンの抜き取りに際してチェーンブロックを使用することなくブレーキレバーを容易に支持でき、支点ピンを差し込みに際して巻上機土台とブレーキレバーの貫通穴の位置を容易に一致させることができるようにすることにある。
前記課題を解決するため、本発明は、巻上機土台に支点ピンにより揺動自在に支持され、ブレーキドラムをシューで挟むことによりブレーキドラムの回転を制動するブレーキレバーを有するエレベーターブレーキの分解組立て時に使用されるエレベーターブレーキの分解組立て補助装置において、前記ブレーキレバーの上方に配置される台座部と、前記台座部の前記ブレーキレバーの鉛直上方位置に配置された荷重受け部と、分解組立て時に前記荷重受け部と前記ブレーキレバーを接続する接続部と、前記荷重受け部で前記ブレーキレバー及び巻上機土台の自重を弾性的に受ける弾性部材と、を備えたことを特徴とする。なお、前記以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明において明らかとなる。
本発明によれば、支点ピンの抜き取りに際してチェーンブロックを使用することなくブレーキレバーを容易に支持でき、支点ピンを差し込みに際して巻上機土台とブレーキレバーの貫通穴の位置を容易に一致させることができる。
本発明の実施形態に係るエレベーターブレーキの分解組立て補助装置の概略構成を示す正面図である 図1に示したエレベーターブレーキの分解組立て補助装置のエレベーターブレーキの支点ピンを抜き取った状態を示す正面図である。 図1に示したエレベーターブレーキの分解組立て補助装置を用いた支持ピン差し込み時の状態を示す側面図である。 従来技術におけるエレベーター巻上機のドラムブレーキの主要構成を示す正面図である。 従来技術における支点ピンを抜き取る前の状態を示す正面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の実施形態に係るエレベーターブレーキの分解組立て補助装置の概略構成を示す正面図、図2は図1に示したエレベーターブレーキの分解組立て補助装置のエレベーターブレーキの支点ピンを抜き取った状態を示す正面図、図3は図1に示したエレベーターブレーキの分解組立て補助装置を用いた支持ピン差し込み時の状態を示す側面図である。
なお、本実施形態に係るエレベーターブレーキはエレベーター巻上機のドラムブレーキ50として使用されるものであり、エレベーターブレーキ自体は、図4に示したドラムブレーキ50と同様なので、同一若しくは同一と見なせる各部には同一の参照符号を付し、重複する説明は適宜省略する。また、以下の説明において、添え字a,bはそれぞれ対となる各部の同じ側の部材であることを示す。
図1において、本発明の実施形態に係るエレベーターブレーキの分解組立て補助装置100は、台座18、荷重受け部11a,11b及び圧縮ばね12a,12bを備えている。
台座18は台部材19とブレーキレバー4a,4bの上方に位置するように配置された支持部材10とで構成されている。荷重受け部11a,11bは、支持部材10の上部に配置されてブレーキレバー4a,4bの鉛直上方位置でブレーキレバー4a,4bの自重を受け、ブレーキレバー4a,4bを支持している。
台座18は、分解組立て作業時に図4においてレバー駆動部16の上部に設けられたカバー17を取り外して付け替えられたものである。台座18は、カバー17とほぼ同じ外形で、カバー17の内部に収納された電磁石コイルと干渉せず、且つ、十分な重量に耐え得る強度を備えている。台座18にはカバー17をレバー駆動部16に固定するねじを通すねじ穴と同じ位置にねじ穴が設けられている(不図示)。これにより、カバー17を取り外す際に、カバー17を固定していたねじを外し、ドラムブレーキ50に設けられている電磁石のカバー17用のねじ穴にそのねじをねじ込んで固定し、台座18が移動しないようにすることができる。
荷重受け部11は、圧縮ばね12a,12bと、この圧縮ばね12a,12bが装着されるロッド14a,14bとで構成されている。圧縮ばね12a,12bは、人の手の力で撓ませられる程度のばね定数で、ブレーキレバー4a,4bの自重を受けられるだけの撓み量を有する特性のものである。ロッド14a,14bは、圧縮ばね12a,12bのそれぞれの中央を通って支持部材10を貫通し、一端(下端)が支持部材10の下方に位置すると共に、他端(上端)側がばね12a,12b上部でナット13により固定されている。そして、ブレーキレバー4a,4bの上端面4a2,4b2に形成されたねじ穴(不図示)にアイボルト7がねじ込まれ、取り付けられている。アイボルト7は上端部でワイヤ15a,15bによりロッド14a,14bとそれぞれ結合されている。
このようにワイヤ15a,15bによりブレーキレバー4a,4bがロッド14a,14bに結合されているので、鉛直軸(ロッド14a,14bと平行な軸線)回りの回転、及び水平方向への多少の移動はワイヤ15a,15bの可撓性により自由に動かすことができる。このようにワイヤ15a,15bによりブレーキレバー4a,4bとロッド14a,14bを結合した状態から、圧縮ばね12a,12bをブレーキレバー4a,4bの自重を吊ることが可能なだけナット13a,13bを締め込むと、圧縮ばね12a,12bの弾性力により支点ピン5a,5bに掛るブレーキレバー4a,4bの自重が軽減される。
このとき、ナット13a,13bの締め込み量を、圧縮ばね12a,12bの弾性力がブレーキレバー4a,4bの自重と釣り合う大きさに設定すると、上下方向に動かす際にブレーキレバー4a,4bの重さの影響を最小にすることができる。その結果、人の手の力でブレーキレバー4a,4bを上下方向に容易に動かすことが可能となる。
ブレーキレバー4a,4bとレバー支持部1a1,1b1の間は支点ピン5a,5bで結合されているが、ブレーキレバー4a,4bは支点ピン5a,5bを支点として回動するため、互いに微小な隙間が設けられている。そのため支点ピン5a,5bを貫通穴1a1,1b1、4a1,4b1に対して抜き差しする際にブレーキレバー4a,4bの自重を取り除いたとしても、スムーズに抜き差しできるものではない。そのため、ブレーキレバー4a,4bを上下方向、水平方向、及び鉛直軸回転方向に手で微調整しながら、カタカタと徐々に支点ピン5を抜き差しする。
また、支点ピン5a,5bを貫通穴1a1,1b1、4a1,4b1に差し込む際には、まず図3に示すように支点ピン5a,5bを巻上機土台1の貫通穴1a1,1b1に差し込んだ状態で、巻上機土台1とブレーキレバー4a,4bの貫通穴4a1,4b1をおおよそ一致させる。そして支点ピン5a,5bをブレーキレバー4a,4bの貫通穴4a1,4b1方向に押し当てながら、ブレーキレバー4a,4bを上下、水平方向、鉛直軸回転方向に揺する(相対的な位置を調整する)。このとき巻上機土台1とブレーキレバー4a,4bの貫通穴4a1,4b1が一致すると支点ピン5a,5bがブレーキレバー4a,4bの貫通穴4a1,4b1に差し込まれていき、支点ピン5a,5bの装着部(貫通穴1a1,1b1、4a1,4b1)への装着を容易に行うことができる。
なお、特に説明しないドラムブレーキ50の各部は図4に示した従来技術におけるエレベーター巻上機のドラムブレーキ50の各部と同様に構成され、同様に機能する。
以上のように、本実施形態によれば、次のような効果を奏する。なお、以下の実施形態における効果の説明では、本実施形態の各部について、特許請求の範囲における各構成要素をかっこ書きで示し若しくは参照符号を付し、両者の対応関係を明確にしている。
1)巻上機土台1に支点ピン5a,5bにより揺動自在に支持され、ブレーキドラム2をシュー3a,3bで挟むことによりブレーキドラム2の回転を制動するブレーキレバー4a,4bを有するエレベーターブレーキの分解組立て補助装置100において、前記ブレーキレバー4a,4bの上方に配置される台座18(台座部)と、前記台座18(台座部)の前記ブレーキレバー4a,4bの鉛直上方位置に配置された荷重受け部11a,11bと、分解組立て時に前記荷重受け部11a,11bと前記ブレーキレバー4a,4bを接続するワイヤ15a,15b(接続部)と、前記荷重受け部11a,11bで前記ブレーキレバー4a,4bの自重を弾性的に受ける圧縮ばね12a,12b(弾性部材)と、を備えているので、分解組立て時に圧縮ばね12a,12bにより前記荷重受け部11a,11bで前記ブレーキレバー4a,4bの自重を弾性的に受けることが可能となり、この状態で、支点ピン5a,5bの抜き取りに際してチェーンブロックを要することなくブレーキレバー4a,4bを容易に支持することができ、支点ピン5a,5bの差し込みに際して巻上機土台1とブレーキレバー4a,4bの貫通穴1a1,1b1、4a1,4b1の位置を容易に一致させることができる。
また、荷重受け部11a,11bの上端側をドラムブレーキ50の一部に、あるいはドラムブレーキ50以外の巻上機強度部材に固定された台座部18に連結させることにより、ブレーキレバー4a,4bの自重を、ドラムブレーキ50の一部に、あるいはドラムブレーキ50以外の巻上機強度部材に固定された台座部18に支持させることができる。したがって、支点ピン5a,5bの抜き取り、差し込み(挿抜)に際してもチェーンブロックを使用することなくブレーキレバー4a,4bを容易に支持することが可能となる。
これにより、チェーンブロックを設けるための空間を確保する必要もなくなる。また、小さな力で、且つ容易に巻上機土台1とブレーキレバー4の貫通穴1a1,1b1,4a1,4b1を一致させることが可能となり、効率的にブレーキレバー4a,4b及び支点ピン5a,5bの点検を行うことができる。
2)前記圧縮ばね12a,12b(弾性部材)は、人の手で撓ませることができる程度のばね定数と、ブレーキレバー4a,4bの自重を受けられるだけの撓み量を有するので、ブレーキレバー4a,4bの自重を圧縮ばね12a,12bが撓んだ状態で荷重受け部11a,11bにより支持することができる。これにより、作業者がプブレーキレバー4a,4bに手で力を加えると上下方向にも容易に動かすことが可能となり、ブレーキレバー4a,4bと巻上機土台1の貫通穴1a1,1b1,4a1,4b1を一致させるための微調整を効率的にかつ容易に行うことができる。
3)前記圧縮ばね12a,12b(弾性部材)の撓み量を荷重受け部11a,11bとの間で調整するナット13a,13b(調整部材)をさらに備えているので、ロッド14a,14bにねじ込まれたナット13a,13bの位置を調整することにより、圧縮ばね12a,12bの撓み量を容易に調整することができる。その際、ナット13a,13bの締め込み量を、圧縮ばね12a,12bの弾性力がブレーキレバー4a,4bの自重と釣り合う大きさに設定すると、上下方向に動かす際にブレーキレバー4a,4bの重さの影響を最小にすることができる。これにより、人の手の力でブレーキレバー4a,4bを上下方向に容易に動かすことが可能となる。
1 巻上機土台
1a レバー支持部
2 ブレーキドラム
3a,3b シュー
4a,4b ブレーキレバー
4a1,4b1 貫通穴
5a,5b 支点ピン
1a1,1b1 貫通穴
10 支持部材
11a,11b 荷重受け部
12a,12b 圧縮ばね
13a,13b ナット
14a,14b ロッド
15a,15b ワイヤ
18 台座
19 台部材
100 エレベーターブレーキの分解組立て補助装置

Claims (4)

  1. 巻上機土台に支点ピンにより揺動自在に支持され、ブレーキドラムをシューで挟むことによりブレーキドラムの回転を制動するブレーキレバーを有するエレベーターブレーキの分解組立て補助装置において、
    前記ブレーキレバーの上方に配置される台座部と、
    前記台座部の前記ブレーキレバーの鉛直上方位置に配置された荷重受け部と、
    分解組立て時に前記荷重受け部と前記ブレーキレバーを接続する接続部と、
    前記荷重受け部で前記ブレーキレバーの自重を弾性的に受ける弾性部材と、
    を備えたことを特徴とするエレベーターブレーキの分解組立て補助装置。
  2. 請求項1に記載のエレベーターブレーキの分解組立て補助装置において、
    前記弾性部材は、人の手で撓ませることができる程度のばね定数と、ブレーキレバーの自重を受けられるだけの撓み量を有すること
    を特徴とするエレベーターブレーキの分解組立て補助装置。
  3. 請求項2に記載のエレベーターブレーキの分解組立て補助装置において、
    前記弾性部材の撓み量を前記荷重受け部との間で調整する調整部材をさらに備えていること
    を特徴とするエレベーターブレーキの分解組立て補助装置。
  4. 巻上機土台に支点ピンにより揺動自在に支持され、ブレーキドラムをシューで挟むことによりブレーキドラムの回転を制動するブレーキレバーを有するエレベーターブレーキの分解組立て補助装置を使用してエレベーターブレーキの分解組立てを行うエレベーターブレーキの分解組立て方法において、
    前記エレベーターブレーキの分解組立て補助装置が、
    前記ブレーキレバーの上方に配置される台座部と、
    前記台座部の前記ブレーキレバーの鉛直上方位置に配置された荷重受け部と、
    分解組立て時に前記荷重受け部と前記ブレーキレバーを接続する接続部と、
    前記荷重受け部で前記ブレーキレバーの自重を弾性的に受ける弾性部材と、
    を備え、
    前記弾性部材は、人の手で撓ませることができる程度のばね定数と、ブレーキレバーの自重を受けられるだけの撓み量を有しするとともに、前記弾性部材の撓み量を前記荷重受け部との間で調整する調整部材をさらに備え、
    前記調整部材によって前記弾性部材の撓み量を調整して前記弾性部材の弾性力が前記ブレーキレバーの自重と釣り合う大きさに設定し、
    前記巻上機土台と前記ブレーキレバーとの相対的な位置を調整し、前記支点ピンを当該支点ピンの装着部に対して挿抜してエレベーターブレーキの分解組立てを行うこと
    を特徴とするエレベーターブレーキの分解組立て方法。
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