JP2014200984A - コンクリートミキサー車のドラム安全装置 - Google Patents

コンクリートミキサー車のドラム安全装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2014200984A
JP2014200984A JP2013078147A JP2013078147A JP2014200984A JP 2014200984 A JP2014200984 A JP 2014200984A JP 2013078147 A JP2013078147 A JP 2013078147A JP 2013078147 A JP2013078147 A JP 2013078147A JP 2014200984 A JP2014200984 A JP 2014200984A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hook
lever
drum
safety device
concrete mixer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013078147A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5729886B2 (ja
Inventor
操 藤田
Misao Fujita
操 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
UCHIYAMA ADVANCE KK
Original Assignee
UCHIYAMA ADVANCE KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by UCHIYAMA ADVANCE KK filed Critical UCHIYAMA ADVANCE KK
Priority to JP2013078147A priority Critical patent/JP5729886B2/ja
Publication of JP2014200984A publication Critical patent/JP2014200984A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5729886B2 publication Critical patent/JP5729886B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Preparation Of Clay, And Manufacture Of Mixtures Containing Clay Or Cement (AREA)

Abstract

【課題】操作レバーの誤動作を防止すると共に、ドラム安全装置が作動していないときは運転者に警告する。【解決手段】コンクリートミキサー車1に搭載されたドラム4の回転方向、速度を操作する操作レバー7を具備したコンクリートミキサー車1のドラム安全装置11であり、ドラム安全装置11は、レバー支持部9のガイド孔10に隣接する位置に備えられたフック支持板13と、フック支持板13に、回動自在に取り付けられた鉤部14を有するフック12とから成り、フック12の鉤部14を、レバー本体8に着脱自在に掛け止められるように構成した。【選択図】図2

Description

本発明は、コンクリートミキサー車の走行中にドラムが不用意に動作することを防止するコンクリートミキサー車のドラム安全装置に関するものである。
コンクリートミキサー車51は、図11(a)に示すように、生コンクリートを運搬するドラム52(コンクリートドラム)を備えている。このドラム52は、略楕円筒形状の筒体内部に渦巻き状にブレードが取り付けられている。ドラム52は、コンクリートミキサー車51の車体フレーム53に、前下がり状態で回転自在に搭載されている。コンクリートミキサー車51の車体フレーム53には、ドラム52の周囲に投入口と、ドラム52内部に連通するホッパ54と、排出通路となるスクープとシュートとが設けられている。
このホッパ54を介してドラム52内部に、生コンクリートを投入する。ドラム52を正回転させることにより、生コンクリートをドラム52内面のブレードで混練しながら、この生コンクリートの品質を保ち輸送することができる。
建設現場等において生コンクリートを排出又は生コンクリートに混和剤を投入するためにドラム52を高速度で正回転させ、その後ドラム52を逆回転させて練り混ぜた生コンクリートをスクープ及びシュートを介して排出する。
このようなドラム52の回転方向や回転速度の操作は、操作レバー55で行う。操作レバー55は、図11(b)に示すように、コンクリートミキサー車51の車体フレーム53後部の車幅方向の左右に設けられている。操作レバー55は、車幅方向に延びる棒状のレバー本体56と、このレバー本体56を支持するレバー支持部57とから成る。レバー支持部57には、ドラム52の回転方向、回転速度を制御する制御機構(図示していない)に接続している。
図11(c)に示すように、レバー支持部57には上向きの略コ字状になるガイド孔58が形成され、このガイド孔58により、レバー本体56の操作範囲が規制される。レバー本体56は、中央位置を基準として水平方向(前後方向)に操作できる。生コンクリートを投入するときはドラム52を正回転させる。レバー本体56をガイド孔58の周囲に表示された「正回転」に向けると、ドラム52は正回転する。走行中も常に回転し続けて生コンクリート中の骨材や水の分離を防ぎ、生コンクリートを均質に保つことができる。レバー本体56を「逆回転」に向けると、ドラム52は逆回転し、ブレードの作用で生コンクリートを排出することができる。
レバー本体56は、水平方向の操作と同時にガイド孔58の両端では上下方向の操作もできる。レバー本体56を「低回転」に向けると、ドラム52は通常の速度で回転する。レバー本体56を「高回転」に上げると、ドラム52は高速回転する。この「高回転」は、正回転の生コンクリートの投入時、逆回転の生コンクリートの排出時に利用する。
このようにコンクリートミキサー車51のドラム52の回転の制御に関する技術は種々提案されている。例えば、特許文献1の特開平9−220966号公報「ミキサードラムの回転止め構造」のように、コンクリートミキサー車の荷台に搭載されてコンクリートミキサー車の本体に搭載のエンジンの駆動で回転されるミキサードラムをエンジンの停止時に自動的にして完全な安定した状態に回転止めする構成が提案されている。
特開平9−220966号公報
コンクリートミキサー車51は、図12に示すように、樹木tが生い茂っている作業現場を走行することがある。また樹木tが生い茂り舗装されていない山道等を走行することがある。このような樹木tが生い茂っている場所では、コンクリートミキサー車51は、樹木tの枝bや草を車両のフロントで押し退けて、その樹木tの間を走行する。しかし、車両側面より内側に配置された操作レバー55(レバー本体56)であっても、樹木tの枝bの先端が接触してこの操作レバー55(レバー本体56)を誤動作させることがある。図13に示すように、車両のフロントで押し退けられて撓った枝bが、その反動で操作レバー55(レバー本体56)に強く叩き付けられることがある。
なお、特許文献1の「ミキサードラムの回転止め構造」では、走行中の車両外部からの障害物が操作レバーに当たり誤動作することには対応できないという問題は有していた。
本発明は、かかる問題点を解決するために創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、操作レバーの誤動作を防止すると共に、ドラム安全装置が作動していないときは運転者に警告することができるコンクリートミキサー車のドラム安全装置を提供することにある。
本発明は、コンクリートミキサー車(1)に搭載されたドラム(4)の回転方向、速度を操作する操作レバー(7)を具備したコンクリートミキサー車(1)のドラム安全装置(11)であって、前記操作レバー(7)は、前記コンクリートミキサー車(1)の車幅方向に延びる棒状のレバー本体(8)を支持するレバー支持部(9)と、該レバー支持部(9)に設けた該レバー本体(8)の操作範囲を規制するガイド孔(10)とから成り、前記ドラム安全装置(11)は、前記レバー支持部(9)のガイド孔(10)に隣接する位置に備えられたフック支持板(13)と、該フック支持板(13)に、回動自在に取り付けられた鉤部(14)を有するフック(12)とから成り、前記フック(12)の鉤部(14)を、前記レバー本体(8)に着脱自在に掛け止められるように構成した、ことを特徴とする。
前記フック支持板(13)に、前記フック(12)の回動角度を規制するストッパピン(16)を更に設けることが好ましい。
例えば、前記ストッパピン(16)を、前記フック支持板(13)において前記レバー本体(8)を支持する回動軸(15)の中心位置より下側、かつ前記フック(12)の鉤部(14)側に設けた。
前記フック(12)が前記レバー本体(8)に確実に掛け止められている場合に、該レバー本体(8)が当たる位置に検知ピン(17)を前記フック支持板(13)に更に設け、該検知ピン(17)が該フック(12)を検知しないときに、警報を発するように構成することが好ましい。
前記検知ピン(17)が前記レバー本体(8)を検知しないときに、前記フック(12)が機能していないことを、警報器(20)と発光器(22)で警報するように構成した。
前記フック(31)が前記レバー本体(8)に確実に掛け止められている場合に、前記フック(31)の鉤部(32)に、該鉤部(32)の湾曲形状と略同形状になる湾曲形接触子(33)を揺動自在に取り付け、
該湾曲形接触子(33)が該レバー本体(8)を検知しないときに、警報を発するように構成することが好ましい。
前記湾曲形接触子(33)が前記レバー本体(8)を検知しないときに、前記フック(31)が機能していないことを、警報器(20)と発光器(22)で警報するように構成した。
上記構成の発明では、ドラム(4)に生コンクリートを投入するためにレバー本体(8)を操作するときは、ドラム安全装置(11)のフック(12)をフック支持板(13)で立て掛けた状態にする。また、フック(12)をレバー本体(8)に掛け止めるときは、レバー本体(8)に向けてフック(12)を倒して掛け止める。レバー本体(8)にフック(12)が掛け止められると、コンクリートミキサー車(1)の走行中にレバー本体(8)に枝(b)等が当たっても、操作レバー(7)の誤作動を阻止することができる。
ドラム(4)から生コンクリートを排出するためにレバー本体(8)を操作するときは、フック(12)の鉤部(14)からレバー本体(8)を外し、このレバー本体(8)を操作して生コンクリートをドラム(4)から排出させる。
ドラム安全装置(11)に検知ピン(17)又は湾曲形接触子(33)を取り付けることにより、フック(12)が的確にレバー本体(8)に掛け止められているかを検出でき、フック(12)が機能していないときは、発光器と警報音で警報を発することで、操作レバー(7)の誤動作を防止することができる。
本発明のドラム安全装置を備えたコンクリートミキサー車を示す平面図である。 実施例1のドラム安全装置を具備した操作レバーを示す斜視図である。 ストッパピンの動作状態を示す正面図であり、(a)はフックをレバー本体に掛け止めている状態、(b)はレバー本体に掛け止められないままでフックが倒れている状態、(c)はフックを立て掛けている状態である。 実施例1のドラム安全装置のフックの動作状態を示す正面図であり、(a)はフックを外し、レバー本体を「投入」操作している状態、(b)はフックをレバー本体に掛け止めている状態、(c)はフックを外し、レバー本体を「排出」操作している状態である。 実施例1のレバー本体をフックに掛け止める動作状態を示す部分正面図であり、(a)はレバー本体をフックに近づける状態、(b)はレバー本体でフックの鉤部を持ち上げる状態、(c)はレバー本体をフックの鉤部に掛け止める状態である。 実施例2の検知ピンを取り付けたドラム安全装置を構成する操作レバーを示す部分平面図である。 実施例2のドラム安全装置の検知ピンを示す拡大正面図である。 実施例2のドラム安全装置を制御する制御装置の構成を示すブロック図である。 実施例2のドラム安全装置の検知ピンの動作状態を示す部分正面図であり、(a)はレバー本体に掛け止めているフックを検知ピンが検出している状態、(b)は検知ピンがフックを検出していない状態、(c)はレバー本体に掛け止められないままフックが倒れ、検知ピンがフックを検出していない状態である。 実施例3のフックの湾曲形接触子の動作状態を示す拡大正面図であり、(a)は湾曲形接触子がレバー本体を検知している状態、(b)は湾曲形接触子がレバー本体を検知していない状態である。 従来のコンクリートミキサー車を示し、(a)はコンクリートミキサー車の平面図、(b)は操作レバーの拡大平面図、(c)は操作レバーの拡大正面図である。 従来のコンクリートミキサー車が樹木間を走行する状態を示す平面図である。 操作レバーに樹木の枝が強く叩き付けられレバー本体を誤動作させている状態を示す拡大平面図である。
本発明は、コンクリートミキサー車に搭載されたドラムの回転方向、速度を操作する操作レバーに取り付けたドラム安全装置により、このドラム安全装置のフックの鉤部を、レバー本体に着脱自在に掛け止められるように構成したものである。
〈コンクリートミキサー車の構成〉
図1は本発明のドラム安全装置を備えたコンクリートミキサー車を示す平面図である。
本発明のドラム安全装置を備えたコンクリートミキサー車1は、車体フレーム2の前部に運転席3を備え、車体フレーム2の後部に、内部にブレード(図示せず)を取り付けたドラム4(コンクリートドラム)を備えている。このドラム4は、車体フレーム2において前下がりに回転自在に支持され、生コンクリートを練り混ぜる容器である。ドラム4の前端には、電気式駆動ユニット5が連結され、この電気式駆動ユニット5により、ドラム4を正回転、逆回転、更に低速回転、高速回転させる。
ドラム4の後端部に、生コンクリートをこのドラム4内に投入するためのホッパ6が備えられている。また、ドラム4の後端下方にはドラム4内で練り上げられた生コンクリートを排出するシュート(図示せず)が設けられている。ホッパ6からドラム4内に投入された生コンクリートは、電気式駆動ユニット5の回転によりドラム4を正回転させてブレードで練り混ぜながら輸送される。
建設現場などにおいて、ドラム4を逆回転させてブレードの作用により、シュートから生コンクリートを排出する。
〈操作レバーの構成〉
図2は実施例1のドラム安全装置を具備した操作レバーを示す斜視図である。
コンクリートミキサー車1には、ドラム4を正回転、逆回転、低速回転又は高速回転操作させる操作レバー7が備えられている。この操作レバー7のドラム操作指令信号は、後述するように制御装置18に送られるように構成されている。図1に示したように、例えばこの操作レバー7は、車体フレーム2の車幅方向左右それぞれに設けられている。または片方に設けられている。
操作レバー7は、車幅方向に延びる棒状のレバー本体8と、このレバー本体8を支持するレバー支持部9とを備えている。レバー支持部9には、上向きの略コ字状になるガイド孔10が形成され、このガイド孔10によりレバー本体8の操作範囲が規制される。
レバー本体8は、図2に示すように、中央位置を基準として水平方向(前後方向)に操作する。図示上右側の「投入」位置では生コンクリートを積むときにドラム2を正回転させる。コンクリートミキサー車1の走行中も常に回転し続けて生コンクリートと骨材や水の分離を防ぎ、生コンクリートを均質に保つようになっている。図示上左側の「排出」位置ではドラム2を逆回転させ、ブレードの作用で生コンクリートを排出する。
レバー本体8は水平位置を基準として左右端でそれぞれ上方向に操作できるようになっている。攪拌、中立の水平方向の操作と、「投入」又は「排出」の位置ではドラム2を通常の速度で回転させる。レバー本体8は「投入」又は「排出」の位置において「高速」の位置に上げると、ドラム2を高速回転させることができる。これらドラム2の各回転方向、回転速度の制御は、操作レバー7のドラム操作指令信号により制御装置18において操作するようになっている。
〈ドラム安全装置の構成〉
本発明の操作レバー7にはドラム安全装置11が備えられている。このドラム安全装置11は、レバー本体8に着脱自在に掛け止めることができるフック12をレバー支持部9の表面側(レバー本体8の突出側に)に設けたものである。このドラム安全装置11のフック12は、レバー支持部9の表面側においてフック支持板13で回動自在に支持されたものである。フック12先端側に鉤部14が形成され、フック12の略中間位置で回動軸15で支持されたものである。鉤部14はレバー本体8を掛け止める部分である。このレバー本体8への掛け止め、掛け外しは回動軸15を中心としたフック12の回動動作に基づく。
フック12の鉤部14は下側に開口し、レバー本体8の上から掛け止めるようになる。また、フック12はコンクリートミキサー車1の進行方向に回動軸15を、反対方向(後方向き)に鉤部14が位置し、回動自在に配置する。操作レバー7のレバー本体8が、コンクリートミキサー車1の走行中に枝bなどが当たっても操作レバー7の後方向きへの不用意な動作を阻止するためである。
〈ストッパピンの機能〉
図3はストッパピンの動作状態を示す正面図であり、(a)はフックをレバー本体に掛け止めている状態、(b)はレバー本体に掛け止められないままでフックが倒れている状態、(c)はフックを立て掛けている状態である。
図3(a)に示すように、フック支持板13には、フック12の過回動を防止するためのストッパピン16が設けられている。このストッパピン16は、フック12の回動軸15の近傍に設けられた軸部材である。フック支持板13に、レバー本体8の回動軸15の中心点より下側、かつフック12の鉤部14側に、ストッパピン16を設けた。
逆に、図示していないが、ストッパピン16は、レバー本体8の回動軸15の中心点より上側、かつフック12の鉤部14と反対側に設けることも可能である。
図3(b)に示すように、このストッパピン16により、フック12が倒れている状態でも、フック12の鉤部14が、レバー本体8の位置より下向きにならない。これは、レバー本体8に掛け止める際に、フック12の鉤部14の湾曲部分にレバー本体8を当てるだけで、フック12を上方へ押し上げ、鉤部14の開放部まできたら、フック12の自重で鉤部14がレバー本体8を掛け止めるようになる。そこで、このストッパピン16によるフック12の傾斜角度は、重要な意義を有する。
図3(c)に示すように、生コンクリートの投入時又は排出時では、操作レバー7のレバー本体8を頻繁に操作するために、このフック12が倒れていると邪魔になる。そこで、操作レバー7のレバー本体8を使用しているときは、フック12を立て掛け、かつ垂直状態からやや傾斜した状態を維持することで、レバー本体8を「投入」の位置(正回転)、「排出」の位置(逆回転)又は「高速」の位置への操作の邪魔にならないようにする。
このようにストッパピン16は、フック12が倒れているときは、レバー本体8を掛け止めやすい角度を維持し、フック12を立て掛けているときは、レバー本体8側に不用意に倒れないように立て掛けた状態を維持させるという機能を有する。
〈ドラム安全装置のフックの動作状態〉
図4は実施例1のドラム安全装置のフックの動作状態を示す正面図であり、(a)はフックを外し、レバー本体を「投入」操作している状態、(b)はフックをレバー本体に掛け止めている状態、(c)はフックを外し、レバー本体を「排出」操作している状態である。
ドラム4に生コンクリートを投入するときは、図4(a)に示すように、操作レバー7のレバー本体8を「投入」位置に向け、ドラム4を正回転させる。このときフック12はフック支持板13で立て掛けた状態にする。フック12は、ストッパピン16により、垂直状態からやや傾斜した状態に維持されている。その後フック12の鉤部14をレバー本体8に掛け止めるときに、「投入」位置にあるレバー本体8に向けてフック12を倒し、その状態でレバー本体8を攪拌位置方向へ移動させるだけで、掛け止めが完了する。
図4(b)に示すように、レバー本体8にフック12が掛け止められた状態になったら、コンクリートミキサー車1を走行させることができる。走行中にレバー本体8に枝bなど
がぶつかっても、操作レバー7の誤作動をフック12が阻止することができる。
次に、ドラム4から生コンクリートを排出するときは、図4(c)に示すように、先ず、レバー本体8を若干投入側に戻し、フック12の鉤部14からレバー本体8を外す。その後、フック12をフック支持板13で立て掛けた状態にし、この状態でレバー本体8を「排出」位置に倒し、ドラム4を逆回転させる。生コンクリートをドラム4から排出させる。
図5は実施例1のレバー本体をフックに掛け止める動作状態を示す部分正面図であり、(a)はレバー本体をフックに近づける状態、(b)はレバー本体でフックの鉤部を持ち上げる状態、(c)はレバー本体をフックの鉤部に掛け止める状態である。
本実施例では、フック12の鉤部14の下方の位置にレバー本体8があるときは、そのままフック12を下げれば、レバー本体8を掛け止めることができる。一方、レバー本体8がフック12の鉤部14から離れた位置にあるときは、先ず、図5(a)に示すように、レバー本体8をフック12の鉤部14に近づけ、さらに湾曲する鉤部14にレバー本体8を当てる。このとき鉤部14は湾曲形状になるので、鉤部14の下半分の位置にレバー本体8を押し当てていくと、鉤部14即ちフック12を持ち上げることができる。これもストッパピン16により、フック12は傾斜した状態を維持しているので、レバー本体8をフック12の下側に誘導しやすいからである。
そのままレバー本体8を押し当てていくことで、図5(b)に示す状態から、図5(c)に示す状態のように、フック12を大きく上方へ回動させ、レバー本体8を容易に鉤部14に掛け止めることができる。
〈安全装置の構成〉
図6は実施例2の検知ピンを取り付けたドラム安全装置を構成する操作レバーを示す部分平面図である。図7は実施例2のドラム安全装置の検知ピンを示す拡大正面図である。
このドラム安全装置11には、図6と図7に示すように、フック12がレバー本体8に確実に掛け止められているかをコンクリートミキサー車1の運転席3からも確認できるように、検知ピン17が備えられている。この検知ピン17は、フック支持板13の回動軸15の近傍に設けたスイッチである。この検知ピン17は、フック支持板13に開けた孔から出没自在にコイルばね等で前方(フック12が取り付けられた板面側)に突出するように設けられた部材である。この検知ピン17の先端が、フック12の一部に当たり、スイッチの入り切りで反応するようになっている。このフック12の一部が当たっている位置は、フック12が的確にレバー本体8を掛け止めている位置である。図4(b)に示した状態をいう。このときは、フック12が機能していることを検知して警報は発しない。
一方、検知ピン17の先端が、フック12に当たっていないときは、レバー本体8にフック12が掛け止められていない状態を意味する。このときは、フック12が機能していないことを検出し、警報を発するようになっている。
なお、検知ピン17は、その先端部分が、フック12の一部に当たっていることを検知する構造のものである。このとき、検知ピン17の当たる場所が図示例では、回動軸15の鉤部14の反対位置を示しているが、この検出場所はこの位置に限定されず、鉤部14側、またはその他の位置に設けることも可能である。
また、検知ピン17の検出方法も、上述したスイッチ方式に限定されず、磁石方式によりフック12の一部が近づいたとき反応するセンサ又は近接センサを用いることも可能である。その他の構成のセンサ又はスイッチを組み込むことができる。
〈制御装置の内部構成〉
図8は実施例2のドラム安全装置を制御する制御装置の構成を示すブロック図である。
ドラム4の操作は、操作レバー7から送られるドラム操作指令信号に基づき制御装置18がドラム回転制御機構19を介して電気式駆動ユニット5によりドラム4を正回転、逆回転、低速回転又は高速回転させるように制御する。なお、ドラム4の回転動作は、電気式駆動ユニット5に限定されず、車両の走行エンジンの回転力を分岐する場合でもよい。
この制御装置18は、ドラム4の回転動作の操作に限定されず、更に実施例2の検知ピン17を備えたドラム安全装置11の検知ピン17の動作を制御する。この制御装置18は、検知ピン17と、運転席3に取り付けられるブザー、スピーカーなどの警報器20を駆動する警報音発生装置21と、LED、回転灯などの発光・点滅する発光器22を駆動する発光駆動装置23とを主要構成要素とする。これらの警報器20、発光器22は運転席3の内部に限定されず、操作レバー7の周囲又はドラム4の周囲に設けることも可能である。
〈検知ピンの動作状態〉
図9は実施例2のドラム安全装置の検知ピンの動作状態を示す正面図であり、(a)はレバー本体に掛け止めているフックを検知ピンが検出している状態、(b)は検知ピンがフックを検出していない状態、(c)はレバー本体に掛け止められないままフックが倒れ、検知ピンがフックを検出していない状態である。
図9(a)に示すように、フック12が的確にレバー本体8を掛け止めているときは、検知ピン17の先端が、フック12の一部に当たり、検知ピン17のスイッチが入り状態になり、ドラム安全装置11のフック12が正常に機能していることを意味する。この状態のときは、コンクリートミキサー車1の運転席3において、LEDの点灯、警報音の鳴動のような警報を発することはない。
図9(b)に示すように、一方、検知ピン17の先端が、フック12に当たっていないときは、検知ピン17のスイッチが切り状態のままで、レバー本体8にフック12が掛け止められていない状態になり、フック12が機能していないことを意味する。
同様に、図9(c)に示すように、フック12は倒れているが、レバー本体8にフック12が掛け止められていないときも、検知ピン17の先端がフック12に当たらないようになっている。フック12が機能していないことを意味する。
この状態のときは、コンクリートミキサー車1の運転席3において、発光器22のLED等が点灯・点滅し、警報器20の警報音が鳴動し、運転者に警報を発するようになっている。このように、操作レバー7のドラム安全装置11(フック12)の状態を見落としたときも、運転席3からも確認することができ、安全にコンクリートミキサー車1を走行させることができる。
〈フックの変形例〉
図10は実施例3のフックの湾曲形接触子の動作状態を示す拡大正面図であり、(a)は湾曲形接触子がレバー本体を検知している状態、(b)は湾曲形接触子がレバー本体を検知していない状態である。
図10は実施例3のフック31は、その鉤部32に検知部を設けたものである。実施例3の検知部は、鉤部32に湾曲形状部分と略同形状の湾曲形接触子33をその一端を鉤部32に回動軸33aで回動自在に取り付けたものである。湾曲形接触子33の他端は揺動端部33bになる。また、湾曲形接触子33の揺動端部33bは板ばね又はコイルばね等で鉤部32から離れるように構成され、図10(a)に示すように、レバー本体8を掛け止めたときに、その荷重が強く掛かったときに、揺動端部33bが鉤部32に接触して検出する構成になる。このとき検出信号は上記した制御装置18で、フック31の鉤部32にレバー本体8が適切に掛け止められ、ドラム安全装置11が正常に機能していることを意味する。この状態のときは、コンクリートミキサー車1の運転席3において、LEDの点灯、警報音の鳴動のような警報を発することはない。
図10(b)に示すように、湾曲形接触子33の揺動端部33bが鉤部32から離れているときは、レバー本体8にフック31が掛け止められていない状態になり、フック31が機能しておらず、ドラム安全装置11が機能していないことを意味する。制御装置18がコンクリートミキサー車1の運転席3において、発光器22のLED等が点灯・点滅し、警報器20の警報音が鳴動し、運転者に警報を発する
フック12、31がレバー本体8に確実に掛け止められているかについて検出する手段は、実施例2又は実施例3の構成に限定されず、その他のリミットスイッチ、近接センサ等種々の部品を用いることができる。
なお、本発明は、操作レバー7の誤動作を防止すると共に、ドラム安全装置11が作動していないときは運転者に警告することができれば、上述した発明の実施の形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更できることは勿論である。
本発明のコンクリートミキサー車のドラム安全装置は、操作レバーのような棒状の部材を有し、そのレバーが誤動作しやすい装置についても利用することができる。
1 コンクリートミキサー車
4 ドラム
7 操作レバー
8 レバー本体
9 レバー支持部
10 ガイド孔
11 ドラム安全装置
12 フック
13 フック支持板
14 鉤部
15 回動軸
16 ストッパピン
17 検知ピン
31 フック
32 鉤部
33 湾曲形接触子

Claims (7)

  1. コンクリートミキサー車(1)に搭載されたドラム(4)の回転方向、速度を操作する操作レバー(7)を具備したコンクリートミキサー車(1)のドラム安全装置(11)であって、
    前記操作レバー(7)は、前記コンクリートミキサー車(1)の車幅方向に延びる棒状のレバー本体(8)を支持するレバー支持部(9)と、該レバー支持部(9)に設けた該レバー本体(8)の操作範囲を規制するガイド孔(10)とから成り、
    前記ドラム安全装置(11)は、前記レバー支持部(9)のガイド孔(10)に隣接する位置に備えられたフック支持板(13)と、
    該フック支持板(13)に、回動自在に取り付けられた鉤部(14)を有するフック(12)とから成り、
    前記フック(12)の鉤部(14)を、前記レバー本体(8)に着脱自在に掛け止められるように構成した、ことを特徴とするコンクリートミキサー車のドラム安全装置。
  2. 前記フック支持板(13)に、前記フック(12)の回動角度を規制するストッパピン(16)を更に設けた、ことを特徴とする請求項1のコンクリートミキサー車のドラム安全装置。
  3. 前記ストッパピン(16)を、前記フック支持板(13)において前記レバー本体(8)を支持する回動軸(15)の中心位置より下側、かつ前記フック(12)の鉤部(14)側に設けた、ことを特徴とする請求項2のコンクリートミキサー車のドラム安全装置。
  4. 前記フック(12)が前記レバー本体(8)に確実に掛け止められている場合に、該レバー本体(8)が当たる位置に検知ピン(17)を前記フック支持板(13)に更に設け、
    該検知ピン(17)が該フック(12)を検知しないときに、警報を発するように構成した、ことを特徴とする請求項1、2又は3のコンクリートミキサー車のドラム安全装置。
  5. 前記検知ピン(17)が前記レバー本体(8)を検知しないときに、前記フック(12)が機能していないことを、警報器(20)と発光器(22)で警報するように構成した、ことを特徴とする請求項4のコンクリートミキサー車のドラム安全装置。
  6. 前記フック(31)が前記レバー本体(8)に確実に掛け止められている場合に、前記フック(31)の鉤部(32)に、該鉤部(32)の湾曲形状と略同形状になる湾曲形接触子(33)を揺動自在に取り付け、
    該湾曲形接触子(33)が該レバー本体(8)を検知しないときに、警報を発するように構成した、ことを特徴とする請求項1、2又は3のコンクリートミキサー車のドラム安全装置。
  7. 前記湾曲形接触子(33)が前記レバー本体(8)を検知しないときに、前記フック(31)が機能していないことを、警報器(20)と発光器(22)で警報するように構成した、ことを特徴とする請求項6のコンクリートミキサー車のドラム安全装置。
JP2013078147A 2013-04-04 2013-04-04 コンクリートミキサー車のドラム安全装置 Active JP5729886B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013078147A JP5729886B2 (ja) 2013-04-04 2013-04-04 コンクリートミキサー車のドラム安全装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013078147A JP5729886B2 (ja) 2013-04-04 2013-04-04 コンクリートミキサー車のドラム安全装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014200984A true JP2014200984A (ja) 2014-10-27
JP5729886B2 JP5729886B2 (ja) 2015-06-03

Family

ID=52351870

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013078147A Active JP5729886B2 (ja) 2013-04-04 2013-04-04 コンクリートミキサー車のドラム安全装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5729886B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7217326B1 (ja) 2021-10-15 2023-02-02 近江アサノコンクリート株式会社 コンクリートミキサー車のドラム操作レバーロック装置

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5627908U (ja) * 1979-08-09 1981-03-16
JPS58192012U (ja) * 1982-06-18 1983-12-20 株式会社新潟鐵工所 コンクリ−トミキサ車の回転ドラムの逆転警告装置
JPS592513U (ja) * 1982-06-28 1984-01-09 株式会社新潟鐵工所 トラツクミキサ車の操作レバ−のロツク装置
JPS6056514U (ja) * 1983-09-27 1985-04-20 株式会社新潟鐵工所 トラツクミキサにおける操作レバ−のロツク装置
JPH039810A (ja) * 1989-06-07 1991-01-17 Aasunikusu Kk 生コンクリートの製造方法
JPH0729614U (ja) * 1993-11-12 1995-06-02 三菱自動車工業株式会社 操作レバー装置
JP3141681U (ja) * 2008-02-20 2008-05-22 上陽レミコン運輸株式会社 生コン輸送車におけるドラムの回転方向確認装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5627908U (ja) * 1979-08-09 1981-03-16
JPS58192012U (ja) * 1982-06-18 1983-12-20 株式会社新潟鐵工所 コンクリ−トミキサ車の回転ドラムの逆転警告装置
JPS592513U (ja) * 1982-06-28 1984-01-09 株式会社新潟鐵工所 トラツクミキサ車の操作レバ−のロツク装置
JPS6056514U (ja) * 1983-09-27 1985-04-20 株式会社新潟鐵工所 トラツクミキサにおける操作レバ−のロツク装置
JPH039810A (ja) * 1989-06-07 1991-01-17 Aasunikusu Kk 生コンクリートの製造方法
JPH0729614U (ja) * 1993-11-12 1995-06-02 三菱自動車工業株式会社 操作レバー装置
JP3141681U (ja) * 2008-02-20 2008-05-22 上陽レミコン運輸株式会社 生コン輸送車におけるドラムの回転方向確認装置

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
JPN6015008418; 極東開発株式会社カタログ , 201004 *

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7217326B1 (ja) 2021-10-15 2023-02-02 近江アサノコンクリート株式会社 コンクリートミキサー車のドラム操作レバーロック装置
JP2023059775A (ja) * 2021-10-15 2023-04-27 近江アサノコンクリート株式会社 コンクリートミキサー車のドラム操作レバーロック装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5729886B2 (ja) 2015-06-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5729886B2 (ja) コンクリートミキサー車のドラム安全装置
JP4318170B2 (ja) 建設機械
JP6689044B2 (ja) 作業用車両
JP2015059382A (ja) 重心可変装置
JP2013076381A (ja) 作業機械
JP2011038315A (ja) クレーン機能を有するホイール式建設機械
JP2007244296A (ja) オーガ制御装置
JP2014201442A (ja) 高所作業車
JPH11170905A (ja) コンテナ荷役車両
JP2003341998A (ja) フォークリフトの制御装置
JP5426837B2 (ja) コイルリフターにおける危険警報装置
EP1782934B1 (fr) Dispositif de preparation d'un produit tel que du beton ou du mortier
JP2006199392A (ja) ライブマストを有するクレーン
JP2007131118A (ja) ドラム缶運搬車
US1170004A (en) Truck.
JP6584353B2 (ja) コンテナ荷役車両
JPH108431A (ja) 除雪機のブロワ停止装置
JPH0543831U (ja) コンバインにおける籾タンク
JP2007284161A (ja) ホイール式建設機械
JP2011110017A (ja) モーアコレクタ
JP2001097105A (ja) トラックの駆動制御装置
JP2000001876A (ja) ずり積込機の衝突防止装置
JP2006076425A (ja) 巻込防止装置
JPH06135305A (ja) 移動作業車の車体リフトアップ装置
JP3124885U (ja) 牽引式台車

Legal Events

Date Code Title Description
A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20150217

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150223

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150303

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20150224

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150318

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150406

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150406

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5729886

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250