JP2014200373A - マッサージ機 - Google Patents
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Abstract
【課題】人の手の動きによるマッサージ感覚を使用者に与えるマッサージ機を提供する。
【解決手段】マッサージ機1は、振動発生部10および制御部20を有する。振動発生部10は、複数の振動体としてのボイスコイルモータ11a〜11dを有する。ボイスコイルモータ11a〜11dは、可撓性を有する材料を用いて構成される振動体保持部12の表面に装着される。振動体保持部12は、支持基板13の表面に装着されている。使用者は、支持基板13を頭部30に装着してボイスコイルモータ11a〜11dの表面を顔面31に密着させる。
【選択図】図1
【解決手段】マッサージ機1は、振動発生部10および制御部20を有する。振動発生部10は、複数の振動体としてのボイスコイルモータ11a〜11dを有する。ボイスコイルモータ11a〜11dは、可撓性を有する材料を用いて構成される振動体保持部12の表面に装着される。振動体保持部12は、支持基板13の表面に装着されている。使用者は、支持基板13を頭部30に装着してボイスコイルモータ11a〜11dの表面を顔面31に密着させる。
【選択図】図1
Description
本発明は、使用者に対して振動による刺激を与えるマッサージ機に関する。
従来の美顔用としてのマッサージ機は、振動発生機構が発生する振動を使用者の顔の広い範囲に伝える構成を有する。使用者は、マッサージ機を用いて顔の広い範囲で振動を受けるマッサージを行う。特許文献1は、従来の美顔装置としてマッサージ機の一例を開示している。特許文献1の美顔装置は、フェイスマスクの裏面に空気袋を備えた覆面シート有する。美顔装置は振動発生機構でフェイスマスクを振動させ、空気袋を用いて行うマッサージに加えて高周波の振動を使用者の肌に伝える。
従来のマッサージ機では、振動発生機構が発生する振動は、使用者の顔面の広い範囲に一様に伝えられる。使用者は、マッサージ機が手技を模擬する動きを実現するとき、心地良いと感じる。しかし、従来のマッサージ機は、マッサージを受ける皮膚の広い領域に対して一様の振動を与える動作である。このため、マッサージ機は、使用者に対して心地良いマッサージを提供する点において改善の余地がある。
本発明は、以上の背景をもとに創作されたものであり、人の手の動きによるマッサージ感覚を使用者に与えるマッサージ機を提供することを目的とする。
(1)第1の手段は、「使用者の身体の一部に振動を与えるマッサージ機であって、前記マッサージ機は、複数の振動体、振動体保持部、および支持基板を有し、前記振動体保持部は、前記複数の振動体を保持し、可撓性を有する材料により構成され、前記支持基板は、前記使用者の身体の一部に装着され、前記振動体保持部に保持された前記複数の振動体を前記使用者の身体の一部に接触させるマッサージ機」を含む。
マッサージ機は、複数の振動体としての複数のボイスコイルモータを有する。ボイスコイルモータは、振動体保持部の表面に保持される。振動体保持部は、支持基板の表面に装着される。使用者は、支持基板を頭部に装着してボイスコイルモータの表面を顔面に密着させる。この構成によれば、マッサージ機は、複数のボイスコイルモータが発生する振動を使用者の顔面に密着させて刺激を与えることができる。このため、マッサージ機は、ひとの指で押圧して刺激を与える感覚のマッサージを使用者に与えることができる。このため、使用者は、心地良いマッサージを受けることができる。
(2)第2の手段は、「前記マッサージ機は、前記複数の振動体として複数の振動モータを有し、前記振動モータは、回転運動に基づいて振動を発生するマッサージ機」を含む。
(3)第3の手段は、「前記マッサージ機は制御部を有し、前記複数の振動モータのうちの1つは、別の前記振動モータと間隔をおいて隣り合い、前記制御部は、前記複数の振動モータの回転方向、前記複数の振動モータが発生する振動の位相および、前記複数の振動モータが発生する振動の周波数の少なくとも1つを変更して前記マッサージ機のマッサージ形態を変更するマッサージ機」を含む。
(4)第4の手段は、「前記制御部は、複数の駆動信号を発生し、前記複数の駆動信号は、前記複数の振動モータに異なる位相の振動を発生させるマッサージ機」を含む。
(5)第5の手段は、「前記制御部は、複数の駆動信号を発生し、前記複数の駆動信号は、前記複数の振動モータに異なる周波数の振動を発生させるマッサージ機」を含む。
(5)第5の手段は、「前記制御部は、複数の駆動信号を発生し、前記複数の駆動信号は、前記複数の振動モータに異なる周波数の振動を発生させるマッサージ機」を含む。
(6)第6の手段は、「前記制御部は、前記複数の振動モータのうちの隣り合う振動モータを異なる回転方向に制御するマッサージ機」を含む。
(7)第7の手段は、「前記マッサージ機は、取付部材を有し、前記取付部材は、前記複数の振動体を前記振動体保持部に着脱可能に装着させるマッサージ機」を含む。
(7)第7の手段は、「前記マッサージ機は、取付部材を有し、前記取付部材は、前記複数の振動体を前記振動体保持部に着脱可能に装着させるマッサージ機」を含む。
(8)第8の手段は、「前記支持基板は、装着部を有する覆面の形状を有し、前記装着部は、前記振動体の表面が前記使用者の顔面に接するよう前記支持基板を前記使用者の頭部の一部に装着させるマッサージ機」を含む。
本発明は、人の手の動きによるマッサージ感覚を使用者に与えることに貢献する。
(第1実施形態)
図1を参照して、マッサージ機1の構成につて説明する。
マッサージ機1は、振動発生部10および制御部20を有する。振動発生部10は、複数の振動体としての第1ボイスコイルモータ11a、第2ボイスコイルモータ11b、第3ボイスコイルモータ11c、および第4ボイスコイルモータ11dを有する。
図1を参照して、マッサージ機1の構成につて説明する。
マッサージ機1は、振動発生部10および制御部20を有する。振動発生部10は、複数の振動体としての第1ボイスコイルモータ11a、第2ボイスコイルモータ11b、第3ボイスコイルモータ11c、および第4ボイスコイルモータ11dを有する。
以下、第1ボイスコイルモータ11a、第2ボイスコイルモータ11b、第3ボイスコイルモータ11c、および第4ボイスコイルモータ11dを総称するとき、ボイスコイルモータ11と記載する。
ボイスコイルモータ11は、内部に可動コイルを有する。ボイスコイルモータ11は、磁界中に置かれた可動コイルに電流を流すことにより、可動コイルに振動を生じる。ボイスコイルモータ11は、可動コイルの振動をボイスコイルモータ11の振動として出力する。ボイスコイルモータ11は、制御部20が出力する駆動信号21により振動が制御される。
振動発生部10が有する振動体は、ボイスコイルモータに限られない。振動発生部10は、例えば、振動体としてリニアモータを有する。振動発生部10は、リニアモータの可動コイルが直動する力を振動として出力する。
ボイスコイルモータ11は、振動体保持部12の表面に装着される。ボイスコイルモータ11は、可動コイルに電流を流すとき、振動体保持部12の保持面の前後方向に振動する。つまり、ボイスコイルモータ11は、振動体保持部12の保持面の前方に突出して戻る動作を繰り返す。
以下、ボイスコイルモータ11の振動体保持部12に装着された面を裏面、振動体保持部12に装着された面と反対側の面であり、可動コイルの振動により突出する面を表面と記載する。
マッサージ機1は、例えば、使用者の身体の一部である頭部30における顔面31をマッサージするとき、ボイスコイルモータ11の表面を使用者の顔面31に密着させる。マッサージ機1は、ボイスコイルモータ11の表面が前方に突出する突出力を押圧力として使用者のマッサージ面である顔面31に付与する。
図2を参照して、マッサージ機1が使用者のマッサージ面に密着された様態について説明する。
ボイスコイルモータ11が装着される振動体保持部12は、可撓性を有する材料を用いて構成される。振動体保持部12は、可撓性を有する材用として、ウレタンゴムにより構成される。振動体保持部12を構成する材料は、ウレタンゴムに限られない。可撓性を有する材料としては、例えば、シリコンゴムおよび可撓性セラミックス、およびその他の材料が用いられる。
ボイスコイルモータ11が装着される振動体保持部12は、可撓性を有する材料を用いて構成される。振動体保持部12は、可撓性を有する材用として、ウレタンゴムにより構成される。振動体保持部12を構成する材料は、ウレタンゴムに限られない。可撓性を有する材料としては、例えば、シリコンゴムおよび可撓性セラミックス、およびその他の材料が用いられる。
振動体保持部12は、支持基板13の表面に装着されている。使用者は、例えば、支持基板13を頭部30に装着してボイスコイルモータ11の表面を顔面31に密着させる。ボイスコイルモータ11は、表面が接する顔面31の形状に応じて振動体保持部12に装着される角度が変更される。図2における顔面31は、図1に示される顔面31の一部を拡大した部分が示されている。
図3に示されるように、ボイスコイルモータ11は、表面が使用者の顔面31と密着する形状となるよう、振動体保持部12に保持される保持面の形状が変形する。このように、マッサージ機1は、振動体保持部12が可撓性を有する材料により構成されることで、ボイスコイルモータ11の表面と使用者のマッサージ面との密着性が向上する。
使用者のマッサージ面が顔面31とされるとき、顔面31の表面は、凹凸が大きい。マッサージ機1は、凹凸が大きいマッサージ面に対して、ボイスコイルモータ11の表面とマッサージ面との密着性を保つことが可能な構成を有している。
図4を参照して、ボイスコイルモータ11の裏面および振動体保持部12の振動体保持面の構成について説明する。
図4(a)に示されるように、ボイスコイルモータ11は、裏面に第1取付部材14を有する。振動体保持部12は、振動体保持面に第2取付部材15を有する。第1取付部材14および第2取付部材15は、例えば、面ファスナーを用いて構成される。第1取付部材14は、第2取付部材15に対して取り外し自在に装着することができる。
図4(a)に示されるように、ボイスコイルモータ11は、裏面に第1取付部材14を有する。振動体保持部12は、振動体保持面に第2取付部材15を有する。第1取付部材14および第2取付部材15は、例えば、面ファスナーを用いて構成される。第1取付部材14は、第2取付部材15に対して取り外し自在に装着することができる。
第1取付部材14および第2取付部材15は、面ファスナーに限られない。例えば、第1取付部材14および第2取付部材15は、スナップにより構成される。
図4(b)に示されるように、第1取付部材14の第2取付部材15に対する装着位置を変更するとき、ボイスコイルモータ11は、振動体保持部12上の位置を変更することができる。
図4(b)に示されるように、第1取付部材14の第2取付部材15に対する装着位置を変更するとき、ボイスコイルモータ11は、振動体保持部12上の位置を変更することができる。
図5を参照して、振動体保持部12の裏面および支持基板13の表面の構成について説明する。
図5(a)に示されるように、振動体保持部12は、裏面に第3取付部材16を有する。支持基板13は、表面に第4取付部材17を有する。第3取付部材16および第4取付部材17は面ファスナーを用いて構成される。第3取付部材16は、第4取付部材17に対して取り外し自在に装着することができる。
図5(a)に示されるように、振動体保持部12は、裏面に第3取付部材16を有する。支持基板13は、表面に第4取付部材17を有する。第3取付部材16および第4取付部材17は面ファスナーを用いて構成される。第3取付部材16は、第4取付部材17に対して取り外し自在に装着することができる。
図5(b)に示されるように、第3取付部材16の第4取付部材17に対する装着位置を変更するとき、振動体保持部12は、支持基板13上の位置を変更することができる。
第3取付部材16および第4取付部材17は、面ファスナーに限られない。例えば、第3取付部材16および第4取付部材17は、スナップにより構成される。
第3取付部材16および第4取付部材17は、面ファスナーに限られない。例えば、第3取付部材16および第4取付部材17は、スナップにより構成される。
使用者は、ボイスコイルモータ11の表面を密着させるマッサージ面の凹凸が大きいとき、ボイスコイルモータ11の振動体保持部12に対する位置および、振動体保持部12の支持基板13に対する位置を調整することができる。使用者は、ボイスコイルモータ11および、振動体保持部12の位置を調整することでボイスコイルモータ11の表面とマッサージ面との密着性を確保する。
マッサージ機1は、例えば、複数のボイスコイルモータ11に対して異なる振動を発生するよう制御することができる。この場合、各ボイスコイルモータ11は、独立した振動による刺激を使用者に与えられることが好ましい。このため、各ボイスコイルモータ11は、隣接するボイスコイルモータ11間での振動の影響を排除できることが好ましい。
図6は、隣接するボイスコイルモータ11間での振動の影響を抑制する振動体保持部12の構成が示されている。
マッサージ機1は、分離された振動体保持部12としての第1振動体保持部12a、第2振動体保持部12b、第3振動体保持部12c、第4振動体保持部12d、第5振動体保持部12e、および第6振動体保持部12fを有する。ボイスコイルモータ11a〜11fは、それぞれが分離された振動体保持部12a〜12fに保持される。分離された振動体保持部12a〜12fは、それぞれが支持基板13に装着される。
マッサージ機1は、分離された振動体保持部12としての第1振動体保持部12a、第2振動体保持部12b、第3振動体保持部12c、第4振動体保持部12d、第5振動体保持部12e、および第6振動体保持部12fを有する。ボイスコイルモータ11a〜11fは、それぞれが分離された振動体保持部12a〜12fに保持される。分離された振動体保持部12a〜12fは、それぞれが支持基板13に装着される。
図7を参照して、振動体保持部12a〜12fに保持されたボイスコイルモータ11a〜11fが使用者のマッサージ面に密着された様態について説明する。
図7(a)は、ボイスコイルモータ11a〜11fが使用者のマッサージ部位に接触する以前の状態が示されている。振動体保持部12は、それぞれが分離された形状でボイスコイルモータ11を保持している。
図7(a)は、ボイスコイルモータ11a〜11fが使用者のマッサージ部位に接触する以前の状態が示されている。振動体保持部12は、それぞれが分離された形状でボイスコイルモータ11を保持している。
マッサージ機1を用いて顔面31のマッサージを行うとき、使用者は、例えば、支持基板13を頭部30に装着してボイスコイルモータ11の表面を使用者の顔面31に押し付ける。
図7(b)に示されるように、振動体保持部12は、ボイスコイルモータ11の表面がマッサージ面に押し付けられることにより受ける荷重で側面部が膨出する。このことにより、ボイスコイルモータ11の表面が荷重を受けて振動体保持部12に加えられる圧力が分散して、ボイスコイルモータ11の表面は、使用者の顔面31に密着する。
また、ボイスコイルモータ11が発生する振動は、隣接するボイスコイルモータ11への影響が抑制されており、各ボイスコイルモータ11間で異なる振動を発生するマッサージ動作を効果的に行うことができる。
図8を参照して、支持基板を覆面形状として、使用者の顔面31に装着する美顔装置としてのマッサージ機の構成について説明する。
覆面形状の支持基板40は、使用者の頭部30における顔面31を覆うように形成されている。支持基板40は、使用者の顔面31と接する側の面に複数の振動体保持部12に保持されたボイスコイルモータ11を有する。ボイスコイルモータ11は、表面が使用者の顔面31と対面する方向に配置される。複数の振動体保持部12に保持されたボイスコイルモータ11は、使用者の顔面31の全面に対面するよう配置される。
覆面形状の支持基板40は、使用者の頭部30における顔面31を覆うように形成されている。支持基板40は、使用者の顔面31と接する側の面に複数の振動体保持部12に保持されたボイスコイルモータ11を有する。ボイスコイルモータ11は、表面が使用者の顔面31と対面する方向に配置される。複数の振動体保持部12に保持されたボイスコイルモータ11は、使用者の顔面31の全面に対面するよう配置される。
人の顔面31の表面上の二点に刺激を与えるとき、二点の刺激が別の刺激であることを認識できる最小の距離である二点弁別閾は、おおよそ5〜15mmの範囲であるとされている。このため、ボイスコイルモータ11は、隣接するボイスコイルモータ11と間隔を15mm程度以上有して使用者の顔面31の全面に対面するよう配置されるのが好ましい。また、ボイスコイルモータ11は、顔面31と接触する接触面における最長部の長さは15mm程度以下であることが好ましい。
支持基板40は、例えば、装着部41を有している。使用者は、装着部41を耳に掛けることにより、支持基板40を顔面31に装着する。
装着部41は、耳に掛ける構成に限られない。例えば、支持基板40は、左右に面ファスナーを備えた装着部を有し、使用者の後頭部で左右の面ファスナーを組み合わせることにより顔面31に装着する。
装着部41は、耳に掛ける構成に限られない。例えば、支持基板40は、左右に面ファスナーを備えた装着部を有し、使用者の後頭部で左右の面ファスナーを組み合わせることにより顔面31に装着する。
使用者は、両手を自由にした状態でボイスコイルモータ11の押圧力によるマッサージを受けることができる。
本実施形態のマッサージ機1は、以下の効果を奏する。
本実施形態のマッサージ機1は、以下の効果を奏する。
(1)マッサージ機1は、振動発生部10および制御部20を有する。振動発生部10は、複数の振動体としての複数のボイスコイルモータ11を有する。制御部20は、複数のボイスコイルモータ11を駆動する複数の駆動信号21を出力する。ボイスコイルモータ11は、振動体保持部12の表面に保持される。振動体保持部12は、支持基板13の表面に装着される。使用者は、支持基板13を頭部30に装着してボイスコイルモータ11の表面を顔面31に密着させる。この構成によれば、マッサージ機1は、複数のボイスコイルモータ11が発生する振動を使用者の顔面31に密着させて刺激を与えることができる。このため、マッサージ機1は、ひとの指で押圧して刺激を与える感覚のマッサージを使用者に与えることができる。このため、使用者は、心地良いマッサージを受けることができる。
(2)マッサージ機1は、振動発生部10が複数の振動体としてのボイスコイルモータ11を有する。ボイスコイルモータ11は、可撓性を有する材料を用いて構成される振動体保持部12の表面に保持される。振動体保持部12は、支持基板13の表面に装着される。使用者は、支持基板13を頭部30に装着してボイスコイルモータ11の表面を顔面31に密着させる。この構成によれば、マッサージ機1は、振動体保持部12の複数のボイスコイルモータ11を保持する保持面の形状が変更されて複数のボイスコイルモータ11の表面が使用者の顔面31の凹凸面に密着する。このため、マッサージ機1は、使用者の顔面31に密着したボイスコイルモータ11で刺激を与えることができる。このため、マッサージ機1は、ひとの指で皮膚を押さえる感覚のマッサージを使用者に与えることができる。
(3)ボイスコイルモータ11は、裏面に第1取付部材14を有する。振動体保持部12は、振動体保持面に第2取付部材15を有する。ボイスコイルモータ11は、取り外し自在に振動体保持部12に保持される。ボイスコイルモータ11は、振動体保持部12に対する装着位置を変更することができる。振動体保持部12は、裏面に第3取付部材16を有する。支持基板13は、表面に第4取付部材17を有する。振動体保持部12は、取り外し自在に支持基板13に装着される。振動体保持部12は、支持基板13に対する装着位置を変更することができる。この構成によれば、使用者は、マッサージ面の形状に応じて、複数のボイスコイルモータ11の支持基板13に対する位置を調整することができる。このため、マッサージ機1は、マッサージ面の凹凸が大きな使用者の顔面31の皮膚に対して、ボイスコイルモータ11を密着させることができる。このため、マッサージ機1は、よりひとの指の動きに近い感覚のマッサージを使用者に与えることができる。
(4)マッサージ機1は、複数のボイスコイルモータ11を保持する複数に分割された振動体保持部12を有する。この構成によれば、マッサージ機1は、複数のボイスコイルモータ11が異なる振動を発生するとき、ボイスコイルモータ11は隣接するボイスコイルモータ11間での振動の影響を抑制することができる。このため、各ボイスコイルモータ11は、独立した異なる振動を発生して使用者に対する刺激を与えることができる。このため、マッサージ機1は、異なる力でマッサージするひとの指の動きを用いたマッサージの感覚を使用者に与えることができる。
(5)マッサージ機1は、覆面の形状をした支持基板40を有する。支持基板40は、装着部41を有する。使用者は、装着部41を用いて支持基板40を頭部30に装着させる。この構成によれば、使用者は、マッサージ機1を頭部30に装着して両手を自由に使える状態でマッサージを受けることができる。このため、使用者は、リラックスした状態でマッサージを受けることができる。
(第2実施形態)
第2実施形態のマッサージ機2は、第1実施形態のマッサージ機1と比較して以下の部分において異なる構成を有し、その他の部分において同一の構成を有する。第1実施形態のマッサージ機1と共通する構成については同一の符号を付して、その説明の一部または全部を省略する。
第2実施形態のマッサージ機2は、第1実施形態のマッサージ機1と比較して以下の部分において異なる構成を有し、その他の部分において同一の構成を有する。第1実施形態のマッサージ機1と共通する構成については同一の符号を付して、その説明の一部または全部を省略する。
第1実施形態のマッサージ機1は、振動発生部10が複数のボイスコイルモータ11を有する。一方、第2実施形態のマッサージ機2は、振動発生部50が複数の振動モータ51を有する。
図9を参照して、マッサージ機2における振動発生部50の構成について説明する。
マッサージ機2は、振動発生部50を有する。振動発生部50は、複数の振動体としての第1振動モータ51a、第2振動モータ51b、第3振動モータ51c、および第4振動モータ51dを有する。
マッサージ機2は、振動発生部50を有する。振動発生部50は、複数の振動体としての第1振動モータ51a、第2振動モータ51b、第3振動モータ51c、および第4振動モータ51dを有する。
以下、第1振動モータ51a、第2振動モータ51b、第3振動モータ51c、および第4振動モータ51dを総称するとき、振動モータ51と記載する。
振動モータ51は、それぞれが分離された振動体保持部12に保持される。振動モータ51は、例えば、円盤型振動モータが用いられる。振動モータ51は、偏心した位置に錘を有し、錘を回転させることで振動を発生する。振動モータ51は、制御部20が出力する駆動信号21により回転が制御され、駆動信号に同期して回転する。
振動モータ51は、それぞれが分離された振動体保持部12に保持される。振動モータ51は、例えば、円盤型振動モータが用いられる。振動モータ51は、偏心した位置に錘を有し、錘を回転させることで振動を発生する。振動モータ51は、制御部20が出力する駆動信号21により回転が制御され、駆動信号に同期して回転する。
図10を参照して、マッサージ面を人の指でさする動きを模擬する振動モータ51の動作について説明する。
マッサージ機2は、複数の振動モータ51を異なるタイミングで動作させる駆動信号21を制御部20が発生する。制御部20は、図9に示される振動モータ51に対する駆動信号21として、第1駆動信号D51a、第2駆動信号D51b、第3駆動信号D51c、および第4駆動信号D51dを出力する。第1駆動信号D51aは、第1振動モータ51aに対する駆動信号である。第2駆動信号D51bは、第2振動モータ51bに対する駆動信号である。第3駆動信号D51cは、第3振動モータ51cに対する駆動信号である。第4駆動信号D51dは、第4振動モータ51dに対する駆動信号である。
マッサージ機2は、複数の振動モータ51を異なるタイミングで動作させる駆動信号21を制御部20が発生する。制御部20は、図9に示される振動モータ51に対する駆動信号21として、第1駆動信号D51a、第2駆動信号D51b、第3駆動信号D51c、および第4駆動信号D51dを出力する。第1駆動信号D51aは、第1振動モータ51aに対する駆動信号である。第2駆動信号D51bは、第2振動モータ51bに対する駆動信号である。第3駆動信号D51cは、第3振動モータ51cに対する駆動信号である。第4駆動信号D51dは、第4振動モータ51dに対する駆動信号である。
図10に示されるように、制御部20は、時刻t1〜時刻t4の間で時間間隔を有して順次第1駆動信号D51a〜第4駆動信号D51dを出力する。
図11は、第1振動モータ51a〜第4振動モータ51dが発生する振動波形が示されている。第1振動波形B51aは、第1振動モータ51aが発生する振動波形である。第2振動波形B51bは、第2振動モータ51bが発生する振動波形である。第3振動波形B51cは、第3振動モータ51cが発生する振動波形である。第4振動波形B51dは、第4振動モータ51dが発生する振動波形である。
図11は、第1振動モータ51a〜第4振動モータ51dが発生する振動波形が示されている。第1振動波形B51aは、第1振動モータ51aが発生する振動波形である。第2振動波形B51bは、第2振動モータ51bが発生する振動波形である。第3振動波形B51cは、第3振動モータ51cが発生する振動波形である。第4振動波形B51dは、第4振動モータ51dが発生する振動波形である。
図11に示されるように、第1振動モータ51a〜第4振動モータ51dは、図10に示される第1駆動信号D51a〜第4駆動信号D51dと同期して振動を開始する。つまり、第1振動モータ51a〜第4振動モータ51dが発生する振動は、時刻t1〜時刻t4の間で時間間隔を有して順次振動を開始して、異なる振動波形の位相で振動する。
図12は、図11に示される第1振動波形B51a〜第4振動波形B51dで振動するときの、第1振動モータ51a〜第4振動モータ51dの動作順序が点線の矢印で示されている。
振動発生部50は、第1振動モータ51a〜第4振動モータ51dが点線で示される動作順52で順次振動を開始することにより、使用者に対して、指先でマッサージ面を押さえながら回転させる感覚を与える。
振動発生部50は、時間的な間隔を有して第1振動モータ51a〜第4振動モータ51dを動作させる。このため、第1振動モータ51a〜第4振動モータ51dの隣り合う振動モータ51との間隔が二点弁別閾よりも狭い場合においても、指先でマッサージ面を押さえて回転させる感覚を使用者に与えることができる。
振動モータ51が発生する振動の大きさは、回転数に比例する。このため、大きな振動を発生するためには、振動モータ51は、回転数を高くしなければならない。振動モータ51の回転数は、振動モータ51が出力する振動の周波数となる。
マッサージ機2が、振動モータ51の回転数を低くしてゆっくりした動きのマッサージ動作を実現するとき、振動モータ51が発生する振動は、小さな振幅となってしまう。
マッサージ機2は、高い回転数による振動モータ51の大きな振動出力を用いて、ゆっくりした動きのマッサージ感覚を使用者に与えることができる。
マッサージ機2は、高い回転数による振動モータ51の大きな振動出力を用いて、ゆっくりした動きのマッサージ感覚を使用者に与えることができる。
図13を参照して、強い指先の押圧力でゆっくりした動きのマッサージ感覚を与える動作について説明する。
図13は、隣り合う振動モータである第1振動モータ51aと第2振動モータ51bが発生する振動波形が示されている。
図13は、隣り合う振動モータである第1振動モータ51aと第2振動モータ51bが発生する振動波形が示されている。
第1振動モータ51aは、制御部20からの駆動信号21により第5振動波形B51a2で示される第1周波数で振動する。第2振動モータ51bは、制御部20からの駆動信号21により第6振動波形B51b2で示される第2周波数で振動する。第1周波数および第2周波数は、ともに100Hz程度とされるが、僅かな周波数の差を有する。第1周波数と第2周波数の差は、例えば、2Hz程度とされる。
隣接する第1振動モータ51aおよび第2振動モータ51bが異なる周波数で振動するとき、第1振動モータ51aおよび第2振動モータ51bは、うなり成分を生成する。
図14に示されるように、第1振動モータ51aおよび第2振動モータ51bは、例えば、差の周波数である2Hz程度のうなり成分53を生成する。
図14に示されるように、第1振動モータ51aおよび第2振動モータ51bは、例えば、差の周波数である2Hz程度のうなり成分53を生成する。
第1振動モータ51aおよび第2振動モータ51bが図13に示される周波数で振動するとき、使用者は、うなり成分53によって、人の手による強い押圧力でゆっくりと動く刺激の感覚を受ける。
マッサージ機2は、制御部20からのPWM制御により振動モータ51の振動波形の周波数を変更する。振動モータ51の振動周波数の変更は、制御部20からのPWM制御に限られない。マッサージ機2は、例えば、制御部20が出力する駆動信号21の電圧を変更することで振動モータ51の振動周波数を変更する。または、マッサージ機2は、振動モータ51の回転軸に対する負荷の値を変更することで振動周波数を変更する。
マッサージ機2は、刺激を与える人の手を一方向にすべらせるマッサージを模擬する動きを行うことができる。
振動発生部50は、複数の振動モータ51を回転させることでマッサージ面に対して振動を発生する。
振動発生部50は、複数の振動モータ51を回転させることでマッサージ面に対して振動を発生する。
複数の振動モータ51が同一方向に回転するとき、使用者は、複数の振動モータ51が配置された領域全体で刺激が与えられる感覚を受ける。
振動発生部50は、隣り合う振動モータ51が異なる回転方向で回転するとき、回転位置に応じてそれぞれが発生する振動を強め合う状態および打ち消しあう状態が生じる。このため、隣り合う振動モータ51が発生する振動は、指向性を有することになる。
振動発生部50は、隣り合う振動モータ51が異なる回転方向で回転するとき、回転位置に応じてそれぞれが発生する振動を強め合う状態および打ち消しあう状態が生じる。このため、隣り合う振動モータ51が発生する振動は、指向性を有することになる。
図15を参照して、隣り合う振動モータ51が異なる回転方向で回転するときの動作について説明する。
図15(a)は、第2振動モータ51bおよび第3振動モータ51cを第1振動モータ51aおよび第4振動モータ51dに対して逆方向に回転させる状態が示されている。
図15(a)は、第2振動モータ51bおよび第3振動モータ51cを第1振動モータ51aおよび第4振動モータ51dに対して逆方向に回転させる状態が示されている。
第1振動モータ51a〜第4振動モータ51dが回転することにより発生する振動は、第1振動モータ51aと第2振動モータ51bが対向する方向および第3振動モータ51cと第4振動モータ51dが対向する方向で打ち消しあう。第1振動モータ51a〜第4振動モータ51dが発生する振動は、第1振動出力54で示される方向で強めあう。
このため、使用者が第1振動モータ51a〜第4振動モータ51dから受ける刺激は、マッサージ面を押圧した手が第1振動出力54で示される方向に移動する感覚を受ける。
図15(b)は、第3振動モータ51cおよび第4振動モータ51dを第1振動モータ51aおよび第2振動モータ51bに対して逆方向に回転させる状態が示されている。
図15(b)は、第3振動モータ51cおよび第4振動モータ51dを第1振動モータ51aおよび第2振動モータ51bに対して逆方向に回転させる状態が示されている。
第1振動モータ51a〜第4振動モータ51dが回転することにより発生する振動は、第1振動モータ51aと第4振動モータ51dが対向する方向および第2振動モータ51bと第3振動モータ51cが対向する方向で打ち消しあう。第1振動モータ51a〜第4振動モータ51dが発生する振動は、第2振動出力55で示される方向で強めあう。
このため、使用者が第1振動モータ51a〜第4振動モータ51dから受ける刺激は、マッサージ面を押圧した手が第2振動出力55で示される方向に移動する感覚を受ける。
本実施形態のマッサージ機2は、第1実施形態のマッサージ機1が奏する(1)〜(5)と同様の効果を奏する。すなわち、ひとの指で刺激を与える感覚のマッサージを使用者に与えることができる旨の効果、ひとの指で皮膚を押さえる感覚のマッサージを使用者に与えることができる旨の効果、およびその他の種々の効果を奏する。また、マッサージ機2は、以下の効果を奏する。
本実施形態のマッサージ機2は、第1実施形態のマッサージ機1が奏する(1)〜(5)と同様の効果を奏する。すなわち、ひとの指で刺激を与える感覚のマッサージを使用者に与えることができる旨の効果、ひとの指で皮膚を押さえる感覚のマッサージを使用者に与えることができる旨の効果、およびその他の種々の効果を奏する。また、マッサージ機2は、以下の効果を奏する。
(6)マッサージ機2は、振動発生部50および制御部20を有する。振動発生部50は、複数の振動体としての複数の振動モータ51を有する。制御部20は、複数の振動モータ51を駆動する複数の駆動信号21を出力する。振動モータ51は、振動体保持部12の表面に保持される。振動体保持部12は、支持基板13の表面に装着されている。制御部20は、複数の振動モータ51を異なるタイミングで動作させる複数の駆動信号21を出力する。複数の振動モータ51は、異なるタイミングで動作を開始し、異なる位相で回転する。この構成によれば、マッサージ機1は、広い領域に保持された複数の振動モータ51を順次動作を開始させる制御を行うことができる。このため、マッサージ機1は、指先でマッサージ面を押さえながら回転させる感覚を使用者に与えることができる。このため、使用者は、心地良いマッサージを受けることができる。
(7)マッサージ機2は、制御部20が複数の振動モータ51の出力振動の周波数を異なる値とする制御信号を発生する。この構成によれば、マッサージ機2は、複数の振動モータ51が出力する異なる周波数の振動によりうなり成分を生成する。マッサージ機2は、複数の振動モータ51が生成するうなり成分により押圧力が強くてゆっくりした動きのマッサージ感覚を使用者に与えることができる。このため、使用者は、手技を模擬する感覚のマッサージを受けることができる。
(8)マッサージ機2は、制御部20が複数の振動モータ51の隣り合う振動モータ51を異なる回転方向とする制御信号を発生する。この構成によれば、マッサージ機2は、複数の振動モータ51が指向性を有する振動を出力することができる。マッサージ機2は、複数の振動モータ51の指向性を有する振動出力により、使用者のマッサージ面を押さえた指を一方向にすべらせる動きのマッサージ感覚を使用者に与えることができる。このため、使用者は、手技を模擬する感覚のマッサージを受けることができる。
(第3実施形態)
第3実施形態のマッサージ機2は、第2実施形態のマッサージ機2と比較して以下の部分において異なる構成を有し、その他の部分において同一の構成を有する。第2実施形態のマッサージ機2と共通する構成については同一の符号を付して、その説明の一部または全部を省略する。
第3実施形態のマッサージ機2は、第2実施形態のマッサージ機2と比較して以下の部分において異なる構成を有し、その他の部分において同一の構成を有する。第2実施形態のマッサージ機2と共通する構成については同一の符号を付して、その説明の一部または全部を省略する。
第2実施形態のマッサージ機2は、振動発生部50が振動体保持部12に保持された複数の振動モータ51を有する。一方、第3実施形態のマッサージ機2は、振動発生部60が傾斜した保持面を有する振動体保持部62および振動体保持部62の傾斜した保持面に保持される複数の振動モータ61を有する。
図16を参照して、振動発生部60の構成について説明する。
振動発生部60は、隣り合う第7振動体保持部62aおよび第8振動体保持部62bが背中合わせとなる傾斜面を有する。第5振動モータ61aは、第7振動体保持部62aの傾斜面に保持される。第6振動モータ61bは、第8振動体保持部62bの傾斜面に保持される。
振動発生部60は、隣り合う第7振動体保持部62aおよび第8振動体保持部62bが背中合わせとなる傾斜面を有する。第5振動モータ61aは、第7振動体保持部62aの傾斜面に保持される。第6振動モータ61bは、第8振動体保持部62bの傾斜面に保持される。
つまり、第5振動モータ61aおよび第6振動モータ61bは、斜めに保持されて回転する。第5振動モータ61aおよび第6振動モータ61bは、回転するとき、斜め方向の力を発生する。
振動発生部60は、第5振動モータ61aおよび第6振動モータ61bの回転方向、回転位相、および同期動作を制御することにより、支持基板13と並行な力および垂直方向の力を発生させることができる。
図16(a)は、第5振動モータ61aおよび第6振動モータ61bを、同位相および同期動作で互いに逆方向に回転させる状態が示されている。この動作状態のとき、振動発生部60は、第3振動出力63で示される支持基板13と並行な力を出力する。
支持基板13と並行な第3振動出力63は、マッサージ手技におけるさすり動作を模擬する動きを実現する。
図16(b)は、第5振動モータ61aおよび第6振動モータ61bを、同位相および半周期ずれた動作で同方向に回転させる状態が示されている。この動作状態のとき、振動発生部60は、第4振動出力64で示される支持基板13に対して垂直な力を出力する。
図16(b)は、第5振動モータ61aおよび第6振動モータ61bを、同位相および半周期ずれた動作で同方向に回転させる状態が示されている。この動作状態のとき、振動発生部60は、第4振動出力64で示される支持基板13に対して垂直な力を出力する。
支持基板13と垂直な第4振動出力64は、マッサージ手技におけるタッピング動作を模擬する動きを実現する。
振動発生部60は、隣接する斜めに保持された振動モータ61の回転方向、回転位相、および同期動作を含む動作パラメータの組合せパターンを変更することにより、多様な力の出力を発生することができる。
振動発生部60は、隣接する斜めに保持された振動モータ61の回転方向、回転位相、および同期動作を含む動作パラメータの組合せパターンを変更することにより、多様な力の出力を発生することができる。
本実施形態のマッサージ機2は、第1実施形態のマッサージ機1が奏する(1)〜(5)および第2実施形態のマッサージ機2が奏する(6)〜(8)と同様の効果を奏する。また、マッサージ機2は、以下の効果を奏する。
(9)マッサージ機2は、振動発生部60および制御部20を有する。振動発生部60は、複数の振動体としての複数の振動モータ61を有する。振動発生部60は、隣り合う振動体保持部62が背中合わせとなる傾斜面を有する。複数の振動モータ61は、振動体保持部62が有する傾斜面に保持される。制御部20は、複数の振動モータ61の回転方向、複数の振動モータ61が発生する振動の位相および、複数の振動モータ61が発生する振動の周波数の少なくとも1つを変更する駆動信号21を出力する。この構成によれば、マッサージ機2は、制御部20が駆動信号21に応じて、ひとの手によるさすり動作およびタッピング動作を含むマッサージ形態を変更することができる。このため、使用者は、多様なマッサージを受けることができる。
(第4実施形態)
第4実施形態のマッサージ機2は、第3実施形態のマッサージ機2と比較して以下の部分において異なる構成を有し、その他の部分において同一の構成を有する。第3実施形態のマッサージ機2と共通する構成については同一の符号を付して、その説明の一部または全部を省略する。
第4実施形態のマッサージ機2は、第3実施形態のマッサージ機2と比較して以下の部分において異なる構成を有し、その他の部分において同一の構成を有する。第3実施形態のマッサージ機2と共通する構成については同一の符号を付して、その説明の一部または全部を省略する。
第3実施形態のマッサージ機2は、振動発生部60が傾斜した保持面を有する振動体保持部62および振動体保持部62に保持された複数の振動モータ61を有する。一方、第4実施形態のマッサージ機2は、振動発生部70が振動体保持部72に保持された複数の振動モータ71および支持構造体73を有する。
図17を参照して、振動発生部70の構成について説明する。
振動発生部70は、振動体保持部72に保持される第7振動モータ71a、第8振動モータ71b、第9振動モータ71c、および第10振動モータ71dを有する。振動体保持部72は、第1支持構造体73aおよび第2支持構造体73bに回転可能に取付けられる。第1支持構造体73aおよび第2支持構造体73bは、弾性を有する材料を用いて構成される。
振動発生部70は、振動体保持部72に保持される第7振動モータ71a、第8振動モータ71b、第9振動モータ71c、および第10振動モータ71dを有する。振動体保持部72は、第1支持構造体73aおよび第2支持構造体73bに回転可能に取付けられる。第1支持構造体73aおよび第2支持構造体73bは、弾性を有する材料を用いて構成される。
図17(a)は、振動モータ71の表面が第1支持構造体73aおよび第2支持構造体73bと平行となるように振動体保持部72の第1支持構造体73aおよび第2支持構造体73bに対する角度が設定された状態が示されている。
振動発生部70は、第7振動モータ71aと第8振動モータ71bが互いに逆方向の回転とされ、第9振動モータ71cと第10振動モータ71dが互いに逆方向の回転とされる。振動発生部70は、第5振動出力74(74aおよび74b)で示されるように、第1支持構造体73aおよび第2支持構造体73bと平行な方向に向かう力を出力する。
図17(b)は、振動モータ71の表面が第1支持構造体73aおよび第2支持構造体73bと直交するように振動体保持部72の第1支持構造体73aおよび第2支持構造体73bに対する角度が設定された状態が示されている。
振動発生部70は、第7振動モータ71aと第8振動モータ71bが互いに逆方向の回転とされ、第9振動モータ71cと第10振動モータ71dが互いに逆方向の回転とされる。振動発生部70は、第6振動出力75(75aおよび75b)で示されるように、第1支持構造体73aおよび第2支持構造体73bと直交する方向に向かう力を出力する。
振動発生部70は、第1支持構造体73aおよび第2支持構造体73bの振動体保持部72が取付けられた側を使用者のマッサージ面に押し当ててマッサージを行う。つまり、図17(a)に示される動作状態においては、振動発生部70は、第5振動出力74(74aおよび74b)で示される押圧力を使用者のマッサージ面に与えて、タッピング動作の感覚を与えることができる。図17(b)に示される動作状態においては、振動発生部70は、第6振動出力75(75aおよび75b)で示される押圧力の動きを使用者のマッサージ面に与えて、さすり動作の感覚を与えることができる。
本実施形態のマッサージ機2は、第1実施形態のマッサージ機1が奏する(1)〜(5)、第2実施形態のマッサージ機2が奏する(6)〜(8)、および第3実施形態のマッサージ機2が奏する(9)と同様の効果を奏する。また、マッサージ機2は、以下の効果を奏する。
(10)マッサージ機2は、振動発生部70および制御部20を有する。振動発生部70は、複数の振動体としての複数の振動モータ71を有する。振動発生部70は、支持構造体73に回転可能に取付けられた振動体保持部72を有する。複数の振動モータ71は、振動体保持部72に装着される。制御部20は、隣り合う振動モータ71が逆方向の回転となるよう制御する。この構成によれば、マッサージ機2は、振動体保持部72の支持構造体73に対する回転角度に応じて、ひとの手によるさすり動作およびタッピング動作を含むマッサージ形態を変更することができる。このため、マッサージ機2は、隣り合う振動モータ71の回転方向を制御する簡単な構成で多様なマッサージを受けることができる。
(その他の実施形態)
本マッサージ機は、第1〜第4実施形態以外の実施形態を含む。以下、本マッサージ機のその他の実施形態としての第1〜第4実施形態の変形例を示す。なお、以下の各変形例は、互いに組み合わせることもできる。
本マッサージ機は、第1〜第4実施形態以外の実施形態を含む。以下、本マッサージ機のその他の実施形態としての第1〜第4実施形態の変形例を示す。なお、以下の各変形例は、互いに組み合わせることもできる。
・第1〜第4実施形態のマッサージ機は、振動体としての表面が円形のボイスコイルモータまたは振動モータを有する。ただし、振動体は、第1〜第4実施形態に例示された構成に限られない。例えば、変形例の振動体は、表面が四角形またはその他の形状を有するモータにより構成される。
・第1〜第4実施形態のマッサージ機は、振動体としてのボイスコイルモータまたは振動モータを有する。ただし、振動体は、第1〜第4実施形態に例示された構成に限られない。例えば、変形例の振動体は、ボイスコイルモータまたは振動モータが表面に突出部を有する構成とされる。
この変形例のマッサージ機によれば、マッサージ機は、ボイスコイルモータまたは振動モータが使用者に振動を与えるとき、効果的に刺激を与えることができる。
・第2実施形態のマッサージ機2は、制御部20が4個の振動モータ51を順次動作させて指先でマッサージ面を押さえながら回転させる感覚を使用者に与える。ただし、マッサージ機は、第2実施形態に例示された構成に限られない。例えば、変形例のマッサージ機は、制御部が5個以上の振動モータを順次動作させる。
・第2実施形態のマッサージ機2は、制御部20が4個の振動モータ51を順次動作させて指先でマッサージ面を押さえながら回転させる感覚を使用者に与える。ただし、マッサージ機は、第2実施形態に例示された構成に限られない。例えば、変形例のマッサージ機は、制御部が5個以上の振動モータを順次動作させる。
この変形例のマッサージ機によれば、マッサージ機は、指先でマッサージ面を押さえながら広い範囲で回転させる感覚を使用者に与えることができる。
・第1〜第3実施形態のマッサージ機は、分離された振動体保持部が個々のボイスコイルモータまたは振動モータを保持する。ただし、マッサージ機は、第1〜第3実施形態に例示された構成に限られない。例えば、変形例のマッサージ機は、分離された振動体保持部が2つのボイスコイルモータまたは振動モータを保持する構成とされる。または、分離された振動体保持部が3つ以上のボイスコイルモータまたは振動モータを保持する構成とされる。
・第1〜第3実施形態のマッサージ機は、分離された振動体保持部が個々のボイスコイルモータまたは振動モータを保持する。ただし、マッサージ機は、第1〜第3実施形態に例示された構成に限られない。例えば、変形例のマッサージ機は、分離された振動体保持部が2つのボイスコイルモータまたは振動モータを保持する構成とされる。または、分離された振動体保持部が3つ以上のボイスコイルモータまたは振動モータを保持する構成とされる。
・第1実施形態のマッサージ機1は、覆面の形状を有する支持基板40が装着部41により頭部30に装着される。ただし、マッサージ機は、第1実施形態に例示された構成に限られない。例えば、変形例のマッサージ機は、支持基板が腕部、脚部、腰部、および肩部等に装着可能な装着部を有する。
この変形例のマッサージ機によれば、マッサージ機は、腕部、脚部、腰部、および肩部等に装着されて使用者に対するマッサージを行う。
1…マッサージ機、2…マッサージ機、11…ボイスコイルモータ、11a…第1ボイスコイルモータ、11b…第2ボイスコイルモータ、11c…第3ボイスコイルモータ、11d…第4ボイスコイルモータ、11e…第5ボイスコイルモータ、11f…第6ボイスコイルモータ、12…振動体保持部、12a…第1振動体保持部、12b…第2振動体保持部、12c…第3振動体保持部、12d…第4振動体保持部、12e…第5振動体保持部、12f…第6振動体保持部、13…支持基板、14…第1取付部材、15…第2取付部材、16…第3取付部材、17…第4取付部材、20…制御部、21…駆動信号、30…頭部、31…顔面、40…支持基板、41…装着部、51…振動モータ、51a…第1振動モータ、51b…第2振動モータ、51c…第3振動モータ、51d…第4振動モータ、61…振動モータ、61a…第5振動モータ、61b…第6振動モータ、62…振動体保持部、62a…第7振動体保持部、62b…第8振動体保持部、71…振動モータ、71a…第7振動モータ、71b…第8振動モータ、71c…第9振動モータ、71d…第10振動モータ、72振動体保持部。
Claims (8)
- 使用者の身体の一部に振動を与えるマッサージ機であって、
前記マッサージ機は、複数の振動体、振動体保持部、および支持基板を有し、
前記振動体保持部は、前記複数の振動体を保持し、可撓性を有する材料により構成され、
前記支持基板は、前記使用者の身体の一部に装着され、前記振動体保持部に保持された前記複数の振動体を前記使用者の身体の一部に接触させる
マッサージ機。 - 前記マッサージ機は、前記複数の振動体として複数の振動モータを有し、
前記振動モータは、回転運動に基づいて振動を発生する
請求項1に記載のマッサージ機。 - 前記マッサージ機は制御部を有し、
前記複数の振動モータのうちの1つは、別の前記振動モータと間隔をおいて隣り合い、
前記制御部は、前記複数の振動モータの回転方向、前記複数の振動モータが発生する振動の位相および、前記複数の振動モータが発生する振動の周波数の少なくとも1つを変更して前記マッサージ機のマッサージ形態を変更する
請求項2に記載のマッサージ機。 - 前記制御部は、複数の駆動信号を発生し、
前記複数の駆動信号は、前記複数の振動モータに異なる位相の振動を発生させる
請求項3に記載のマッサージ機。 - 前記制御部は、複数の駆動信号を発生し、
前記複数の駆動信号は、前記複数の振動モータに異なる周波数の振動を発生させる
請求項3または4に記載のマッサージ機。 - 前記制御部は、前記複数の振動モータのうちの隣り合う振動モータを異なる回転方向に制御する
請求項3〜5のいずれか一項に記載のマッサージ機。 - 前記マッサージ機は、取付部材を有し、
前記取付部材は、前記複数の振動体を前記振動体保持部に取り外し自在に保持させる
請求項1に記載のマッサージ機。 - 前記支持基板は、装着部を有する覆面の形状を有し、
前記装着部は、前記振動体の表面が前記使用者の顔面に接するよう前記支持基板を前記使用者の頭部の一部に装着させる
請求項1に記載のマッサージ機。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101713579B1 (ko) * | 2015-12-22 | 2017-03-09 | (주)아모레퍼시픽 | 피부의 리프팅 기능을 갖는 마사지기 |
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2013
- 2013-04-02 JP JP2013076858A patent/JP2014200373A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR101713579B1 (ko) * | 2015-12-22 | 2017-03-09 | (주)아모레퍼시픽 | 피부의 리프팅 기능을 갖는 마사지기 |
WO2017111481A1 (ko) * | 2015-12-22 | 2017-06-29 | (주)아모레퍼시픽 | 피부의 리프팅 기능을 갖는 마사지기 |
CN108697573A (zh) * | 2015-12-22 | 2018-10-23 | 株式会社爱茉莉太平洋 | 具有皮肤提拉功能的按摩装置 |
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