JP2014198042A - 葡萄の樹液採取方法と葡萄の樹液保存方法と樹液入り容器と樹液混合物 - Google Patents

葡萄の樹液採取方法と葡萄の樹液保存方法と樹液入り容器と樹液混合物 Download PDF

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Abstract

【課題】葡萄の樹液の採取方法と保存方法を提供する。
【解決手段】つぎの順に葡萄の樹液を抽出する。一本の枝に1〜3房だけ果実を付けるようにして育成した葡萄の枝を選択する。選択した枝で熟した果実を収穫した後、落葉する時期に至るまで根と葉から養分を吸収させてから、落葉後に、その枝を次年の芽吹きのために必要な部分を残して剪定する。前記の剪定をして切り落とした葡萄の枝を洗浄する。洗浄後の枝の表皮を剥ぐ。表皮を剥いだ枝を切断して5センチメートルかそれ以下の長さの枝片にする。前記の枝片を水またはアルコールに浸けて、切断端から樹液を抽出する。
【選択図】なし

Description

本発明は、葡萄の木の枝から、様々な用途に利用される樹液を効率よく抽出して保存する葡萄の樹液採取方法と葡萄の樹液保存方法と樹液入り容器と樹液混合物に関する。
(特許文献1)には、葡萄の枝からコラーゲンを含む樹液を抽出する技術が紹介されている。春先に、樹液抽出のために新たに剪定を行って、その枝の先に袋を吊り下げて、根から吸い上げて枝先から流れ出る樹液を集めるようにしている。また、(特許文献2)には、穀類、芋類、その他の植物質材料から有効成分を抽出する技術を紹介している。その中に、木の枝をチップにしてそのチップを容器に入れ、焼酎等に浸けるといった方法が記載されている。
特開2009−011300号公報 特開2006−311842号公報
既知の従来の技術には、次のような解決すべき課題があった。
特許文献1に記載されているように、有効な成分が豊富に含まれるブドウの樹液を採取できるのは、春先の一定期間に限定される。しかしながら、この採取方法には、次のような問題がある。即ち、樹液を採取した後にその枝を成長させて葡萄の果実を実らせて収穫をする。しかしながら、葡萄の成長に重要な時期に樹液を採取してしまうと、葡萄の果実の成長や品質に少なからず悪影響を与える。しかも、樹液を採取できる時期が著しく限定され、需要者が年間を通して鮮度の高い樹液を入手することができない。
上記の課題を解決するために、本発明は次のような葡萄の樹液採取方法と葡萄の樹液保存方法と樹液入り容器と樹液混合物を提供することを目的とする。
(1)葡萄の樹液の採取時期を葡萄の実の採取後とし、葡萄の実の品質を優先する。
(2)葡萄の樹液を、従来剪定して廃棄されていた枝から取得して、廃棄物を減少させる。
(3)樹液を抽出するための枝を保存して、鮮度の良い樹液の採取を可能にする。
以下の構成はそれぞれ上記の課題を解決するための手段である。
<構成1>
以下の(a)〜(e)の手順を含む葡萄の樹液の抽出方法。
(a)一本の枝に一房以上3房以下の果実を付けるようにして育成した葡萄の枝を選択する。
(b)選択した枝で熟した果実を収穫した後、落葉する時期に至るまで根と葉から養分を吸収させてから、落葉後にその枝を次年の芽吹きのために必要な部分を残して剪定する。
(c)上記の剪定をして切り落とした葡萄の枝を洗浄する。
(d)洗浄後の枝の表皮を剥ぐ。
(e)表皮を剥いだ枝を切断して5センチメートルかそれ以下の長さの枝片にする。
(f)上記の枝片を水またはアルコールに浸けて、切断端から樹液を抽出する。
<構成2>
構成1に記載の(a)〜(c)の手順を実行し、こらの手順を経た洗浄後の枝を冷暗所に保存し、樹液の出荷予定に合わせて保存場所から上記の枝を取り出し、その後構成1に記載の(d)以下の手順を実行することを特徴とする葡萄の樹液の抽出方法。
<構成3>
構成1に記載の(a)〜(e)の手順を実行し、枝片を蒸気で蒸して、その後構成1に記載の(f)の手順を実行することを特徴とする葡萄の樹液の抽出方法。
<構成4>
構成1に記載の(f)の手順で、枝片を容器に水とともに収容して加熱することを特徴とする葡萄の樹液の抽出方法。
<構成5>
枝片を収容した容器を加熱後冷却する前に容器に蓋をして密封して保存することを特徴とする構成4に記載の葡萄の樹液の保存方法。
<構成6>
構成1の(a)〜(e)の手順を実行した後に、枝片をアルコールで消毒し、その後アルコールを除去してから(f)の手順を実行することを特徴とする葡萄の樹液の抽出方法。
<構成7>
構成1の(a)〜(e)の手順を実行した後に、枝片を粉砕してから(f)の手順を実行することを特徴とする葡萄の樹液の抽出方法。
<構成8>
構成1に記載の方法により水に着けた状態の枝片を前記水とともに熱処理して殺菌したものであって、前記枝片の切断端から気泡を含む樹液が染みだしたものを容器に収容して密閉した樹液入り容器。
<構成9>
以下の(a)〜(e)の手順を含む葡萄の樹液の抽出方法。
(a)一本の枝に一房以上3房以下の果実を付けるようにして育成した葡萄の枝を選択する。
(b)選択した枝で熟した果実を収穫した後、落葉する時期に至るまで根と葉から養分を吸収させてから、落葉後にその枝を次年の芽吹きのために必要な部分を残して剪定する。
(c)上記の剪定をして切り落とした葡萄の枝を洗浄する。
(d)洗浄後の枝の表皮を剥ぐ。
(e)表皮を剥いだ枝を細片化する。
(f)上記の細片化した枝を水またはアルコールに浸ける。
(g)水またはアルコールに溶け出した樹液と上記の細片化した枝を分離する。
<構成10>
以下の手順で製造した樹液混合物。
(a)一本の枝に一房以上3房以下の果実を付けるようにして育成した葡萄の枝を選択する。
(b)選択した枝で熟した果実を収穫した後、落葉する時期に至るまで根と葉から養分を吸収させてから、落葉後にその枝を次年の芽吹きのために必要な部分を残して剪定する。
(c)上記の剪定をして切り落とした葡萄の枝を洗浄する。
(d)洗浄後の枝の表皮を剥ぐ。
(e)表皮を剥いだ枝を細片化する。
(f)上記の細片化した枝と水を混合する。
<構成1の効果>
従来は廃棄処分をしていた剪定した枝から、栄養価の高い樹液を抽出することができる。
<構成2の効果>
木の枝の皮を剥いで水等に浸けなければ樹液は出てこない。葡萄の樹液を木の枝の中に溜まった状態で保存すれば、長期保存が可能で、樹液の出荷予定に合わせて新鮮な樹液を抽出できる。
<構成3の効果>
枝片を蒸気で殺菌消毒するとともに、枝片の組織を柔らかくして樹枝を抽出し易くできる。
<構成4の効果>
樹液を抽出する処理と加熱殺菌処理とを同時に進行させることができる。
<構成5の効果>
殺菌した状態で抽出した樹液を外気に触れさせないで密封するので、細菌が繁殖しない。
<構成9の効果>
大量の樹液を一気に抽出することができる。
<構成10の効果>
家畜の餌にすることにより良質の肉を得ることができる。
図1は葡萄の木の一部を示す外観図である。 図2は果実採取後の葡萄の木の一部を示す外観図である。 図3は枝16の切断面を示す図である。 図4は枝16を切断する工程の説明図である。 図5は水またはアルコールによる樹液抽出のための容器縦断面図である。 図6は蒸し器の縦断面図である。 図7は枝片26を熱処理する別の方法を示す装置の縦断面図である。 図8は葡萄の枝16を保管するための貯蔵庫24の縦断面図である。 図9は樹液の出荷方法を説明する説明図である。 図10は実施例6の方法を示す説明図である。
以下、本発明の実施の形態を実施例毎に詳細に説明する。
図1は葡萄の木の一部を示す外観図である。
葡萄の木12は春先(3月頃)に芽吹き、芽吹いた枝16は葉を付けて伸びていく。葡萄の枝16には、葡萄の木12が根から吸い上げた養分と、光合成により葉で作られた養分が送り込まれる。この枝16に花が咲き、秋には果実14が実る。根から吸い上げた養分と葉の光合成により作られた養分が良質な果実14を実らせる。
図2は、果実採取後の葡萄の木の一部を示す外観図である。
本発明では、一本の枝16に数房だけ果実14を付けるようにして育成した葡萄の枝16を、樹液採取用として選択する。果実をつけるのは、1〜3房程度の少量が好ましい。果実だけでなく、枝16にも十分な栄養素がいきわたるからである。こうした枝が、栄養分の豊富な樹液の採取に適するからである。果実14は7〜9月頃収穫される。果実14を収穫した後、12月頃の落葉時期までこのままにされる。落葉する時期に至るまで、枝16には、根と葉から十分な養分が吸収される。落葉後にその枝16を次年の芽吹きのために必要な部分を残して剪定する。図2に示したとおりである。その後、葡萄の木12は、春まで冬眠期を迎える。
従来は、剪定された枝16がそのまま廃棄されていた。しかしながら、果実14を実らせるために、上記のように根から吸い上げた養分と葉で光合成により作られた養分は、枝16全体に行き渡る。即ち、果実14が実った頃には、果実14だけでなく、枝16全体が豊富な栄養素を含んだ状態になっている。その後落葉して枝が剪定されるまでは、さらに、根や葉からの養分が木の幹や枝に蓄積される。本発明では、この栄養素の詰まった枝16から樹液18を採取する。
図3は枝16の切断面を示す図である。
剪定をして切り落とした葡萄の枝16は、まず、汚れを落とし、害虫等を除去するために、水で十分に洗浄する。その後、葡萄の枝16のの表皮20を剥ぐ。図3に示すように、枝16は芯28の周りを保護するように数枚構成の表皮20を有する。これをナイフ等を用いて丁寧に剥ぐ。
図4は、枝16を切断する工程の説明図である。
上記のようにして表皮20を剥いだ枝16を、切断して5センチメートルかそれ以下の長さの枝片26にする。直径が5mm〜1cm程度の枝の場合には、長さが1cm以上3cm以下ほどの長さに揃えるのが適当である。
図5は水またはアルコールによる樹液抽出のための容器縦断面図である。
実験によれば、皮を剥いだ場合と剥がない場合とでは、その後の樹液の抽出量に著しい差が生じた。葡萄の皮を剥いで短く切断をした枝片26を、水やアルコールを満たした容器36に浸けておくと、樹液18が枝片26の切断部から少しずつ染み出てくる。その後、枝片26を除去すれば、水やアルコールにより希釈した樹液18を得ることができる。
葡萄の樹液18は、水またはエチルアルコール50%の溶液に浸けて抽出し、そのまま飲料や美容液等に使用することができる。葡萄の樹液18にはコラーゲンのほか、各種の滋養成分が含まれており、クリーム、化粧水、乳液、石鹸、シャンプー等に利用することができる。また、食品添加物としても利用できる。これらの製品の加工工場へ向けて、樹液18を抽出した溶液を販売するほか、枝片26と溶液を詰めた容器36ごと販売をすることもできる。
図6は蒸し器の縦断面図である。
図のように、枝片26を蒸し器30の中に収容して蒸す。蒸し器30を用いて枝片26を蒸すと、枝片26に付着した細菌を殺すことができ、その後の枝片26の処理や保存が容易になる。さらに、蒸す処理によって枝片26の組織を柔らかくして、樹枝16を枝片26の切断部から溢れ出させることができる。
図7は枝片26を熱処理する別の方法を示す装置の縦断面図である。
この例では、枝片26を鍋32に水22とともに収容して、コンロ34により加熱している。これにより、枝片26から溢れ出た樹液18を熱で殺菌するとともに、水22に溶け出させて、そのまま次の工程に送り出すことができる。例えば、この水22を図示しない瓶等に詰めて、化粧品や食品工場に出荷することができる。
なお、図7の右側に示すように、枝片26を例えば、ミキサー等で粉砕して樹液を早く取り出すこともできる。この場合には、水を加熱した後に、濾過装置や遠心分離機により枝の破片を取り除いて、樹液の水溶液を得る。
図8は葡萄の枝16を保管するための貯蔵庫24の縦断面図である。
表皮を剥がした枝片26を水等に浸けると樹液18を抽出できる。しかしながら、樹液18が外気に触れると鮮度が落ちる。枝16を剪定するのは秋であるから、剪定後すぐに樹液18を抽出してしまうと、翌年の夏頃の需要に応えるには樹液18の鮮度維持が容易でない。そこで、剪定をしただけの表皮を剥がさない状態の枝16を保管することにする。
害虫を除去するために十分に洗浄した枝16を貯蔵庫24に収容する。保存は冷暗所でよい。冷凍保存をすればさらによい。必要なときに取り出して表皮を剥いで、枝片26に切断する。その後の処理は既に説明したとおりである。剪定した枝16は、地面に刺しておくと翌年には根が生えて芽が出てくる。即ち、生命力のある枝16のままであれば、内部の細胞を長期間生きたまま保存することができる。これにより、剪定から半年から1年以上経過しても、新鮮な樹液18を抽出することができる。樹液18の出荷予定に合わせて抽出すればよい。
図9は樹液の出荷方法を説明する説明図である。
枝片26には処理工程中に細菌が付着し易い。例えば、枝片26を蒸気で蒸して水に浸けそのまま大気中に放置すると、発酵を始めるものもある。これでは樹液18が変質してしまう。そこで、例えば、図9に示したような瓶38に水とともに枝片26を収容し、この状態で図6に示した蒸し器30に収容する。
こうして瓶38と水と枝片26を蒸気で加熱し、殺菌をして枝片26が抽出され易い状態にしてから、冷える前に蓋をして密封する。樹液18を外気に触れさせないで密封すれば、細菌による変質を防止できる。また、枝片26をアルコールで洗浄して消毒し、その後加熱してアルコールを除去して水に浸けるといった方法で、さらに完全な殺菌処理ができる。なお、確実に殺菌処理ができれば、枝片26をミキサー等で粉砕して樹液18を抽出し、その後濾過をして水に溶けた樹液18を得るという方法も可能である。
ところで、枝片26を容器36中の水22に浸けておくと、時間の経過とともに枝片26の切断端から樹液18が染み出してくる。この樹液18には、図に示すように、微小な気泡40が沢山混入している。これらの気泡40は、放置すると次第に繋がって大きくなる。容器36の蓋を明けて放置すると気泡40は順次次第に消滅する。
従って、微小な気泡40が沢山混入している樹液18ほど新鮮だということがわかる。
即ち、容器36に枝片26を収容したまま容器36を密封して販売すれば、新鮮な樹液18をユーザに届けることができる。しかも、気泡40の状態を見れば、新鮮なものかどうかも判別できる。
以上の方法によれば、下記の効果が得られる。
(1)樹液18の採取時期を葡萄の実を採取した後に変更したので、葡萄の実の成長に影響を及ぼさない。
(2)葡萄の実を成熟させるための豊富な栄養分を含む樹液18を採取できる。
(3)剪定をして廃棄されてしまう葡萄の枝16を有効利用するので、廃棄物が減少し廃棄物処理のコストも低減できる。
(4)来期に葡萄の実を実らせる枝16を傷つけることもない。
(5)剪定した葡萄の枝16を保存して、必要なときに樹液18を抽出すれば、長い期間にわたって鮮度の良い樹液18を市場に送り出すことができる。
図10は、実施例6の方法を示す説明図である。
上記の実施例では、保存性を考慮して、葡萄の木12の枝片26を使用する例を中心に説明した。この実施例では、大量の枝から一気に上記の樹液を抽出する方法を説明する。図10に示すように、まず、表皮を剥がした枝16を、蒸気等で十分に殺菌消毒する。その後、適当な長さに切断した枝片26をミキサー42に投入する。このミキサー42で、枝片26を細片になるまで粉砕する。このとき、貯水タンク44から清浄な水を供給して混合する。水の代わりにアルコールを供給してもよい。
ミキサー42から濾過装置46に移して濾過をすると、水またはアルコールに溶け出した樹液と上記の細片化した枝を分離して、製品容器48に取り出すことができる。この方法により、大量の樹液を抽出することができる。製品容器48を滅菌雰囲気中に保管してから、加工工程や瓶詰め工程に送る。また、表皮を剥いだ枝をミキサー42で細片になるまで粉砕して水と混合したものは、木の繊維質と葡萄の樹液の混合物である。これは、そのまま牛や豚等の家畜の餌に使用することができる。この餌にはコラーゲンが多量に含まれている。従って、この餌を与えた家畜からは、コラーゲンの豊富な上質な食肉を得ることができる。
12 葡萄の木
14 果実
16 枝
18 樹液
20 表皮
22 水
24 貯蔵庫
26 枝片
28 芯
30 蒸し器
32 鍋
34 コンロ
36 容器
38 瓶
40 気泡
42 ミキサー
44 貯水タンク
46 濾過装置
48 製品容器

Claims (10)

  1. 以下の(a)〜(e)の手順を含む葡萄の樹液の抽出方法。
    (a)一本の枝に一房以上3房以下の果実を付けるようにして育成した葡萄の枝を選択する。
    (b)選択した枝で熟した果実を収穫した後、落葉する時期に至るまで根と葉から養分を吸収させてから、落葉後にその枝を次年の芽吹きのために必要な部分を残して剪定する。
    (c)上記の剪定をして切り落とした葡萄の枝を洗浄する。
    (d)洗浄後の枝の表皮を剥ぐ。
    (e)表皮を剥いだ枝を切断して5センチメートルかそれ以下の長さの枝片にする。
    (f)上記の枝片を水またはアルコールに浸けて、切断端から樹液を抽出する。
  2. 請求項1に記載の(a)〜(c)の手順を実行し、こらの手順を経た洗浄後の枝を冷暗所に保存し、樹液の出荷予定に合わせて保存場所から上記の枝を取り出し、その後請求項1に記載の(d)以下の手順を実行することを特徴とする葡萄の樹液の抽出方法。
  3. 請求項1に記載の(a)〜(e)の手順を実行し、枝片を蒸気で蒸して、その後請求項1に記載の(f)の手順を実行することを特徴とする葡萄の樹液の抽出方法。
  4. 請求項1に記載の(f)の手順で、枝片を容器に水とともに収容して加熱することを特徴とする葡萄の樹液の抽出方法。
  5. 枝片を収容した容器を加熱後冷却する前に容器に蓋をして密封して保存することを特徴とする請求項4に記載の葡萄の樹液の保存方法。
  6. 請求項1の(a)〜(e)の手順を実行した後に、枝片をアルコールで消毒し、その後アルコールを除去してから(f)の手順を実行することを特徴とする葡萄の樹液の抽出方法。
  7. 請求項1の(a)〜(e)の手順を実行した後に、枝片を粉砕してから(f)の手順を実行することを特徴とする葡萄の樹液の抽出方法。
  8. 請求項1に記載の方法により水に着けた状態の枝片を前記水とともに熱処理して殺菌したものであって、前記枝片の切断端から気泡を含む樹液が染みだしたものを容器に収容して密閉した樹液入り容器。
  9. 以下の(a)〜(e)の手順を含む葡萄の樹液の抽出方法。
    (a)一本の枝に一房以上3房以下の果実を付けるようにして育成した葡萄の枝を選択する。
    (b)選択した枝で熟した果実を収穫した後、落葉する時期に至るまで根と葉から養分を吸収させてから、落葉後にその枝を次年の芽吹きのために必要な部分を残して剪定する。
    (c)上記の剪定をして切り落とした葡萄の枝を洗浄する。
    (d)洗浄後の枝の表皮を剥ぐ。
    (e)表皮を剥いだ枝を細片化する。
    (f)上記の細片化した枝を水またはアルコールに浸ける。
    (g)水またはアルコールに溶け出した樹液と上記の細片化した枝を分離する。
  10. 以下の手順で製造した樹液混合物。
    (a)一本の枝に一房以上3房以下の果実を付けるようにして育成した葡萄の枝を選択する。
    (b)選択した枝で熟した果実を収穫した後、落葉する時期に至るまで根と葉から養分を吸収させてから、落葉後にその枝を次年の芽吹きのために必要な部分を残して剪定する。
    (c)上記の剪定をして切り落とした葡萄の枝を洗浄する。
    (d)洗浄後の枝の表皮を剥ぐ。
    (e)表皮を剥いだ枝を細片化する。
    (f)上記の細片化した枝と水を混合する。
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