JP2014197124A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光学センサーの不要な取り替えを抑制し、中間転写ベルトに対して光学センサーを精度良く位置決め可能とする。
【課題を解決するための手段】画像形成装置1は、レジストローラー19aの軸回りに回動可能な転写前ガイド190aと、光学センサー51を有するセンサーユニット500と、センサーユニット500を、レジストローラー19aの軸の垂直方向にスライド可能にして、転写前ガイド190aに取り付ける取付部材510とを備える。転写前ガイド190aは、中間転写ユニット50の一部と当接して転写前ガイド190aの回動限界位置を規制する当接部190eを有する。センサーユニット500は、中間転写ユニット50の一部と当接してセンサーユニット500のスライド限界位置を規制する規制部52aを有する。
【選択図】図5

Description

本発明は、画像形成装置に関し、特に、中間転写ベルト上に形成された基準パターンのトナー像を読み取るセンサーの位置決め技術に関する。
中間転写ベルトに対向する位置に各色の画像形成ユニットが並設され、各色のトナー像を中間転写ベルト上で重ね合わせてカラー画像を形成するタンデム方式の画像形成装置が知られている。この画像形成装置では、例えば、下記特許文献1に示されるように、各画像形成ユニットから中間転写ベルト上に転写した各色のトナー像の位置及び濃度を検知するために、中間転写ベルトに対向する位置に光学センサーが配設されている。この画像形成装置では、光学センサーによる検出結果に基づいて、各画像形成ユニットの濃度調整やトナー像形成タイミング調整が行われ、カラー画像形成時の色合い適正化や色ずれ防止が図られる。
特開2001−175126号公報
上記画像形成装置では、濃度調整やトナー像形成タイミング調整に光学センサーの検出結果が用いられる。そのため、光学センサーによる検知結果には正確性が要求される。光学センサーによる正確な検知結果を得るためには、特に、トナー像が形成されている中間転写ベルトと光学センサー間の距離が重要な要素となる。従って、中間転写ベルトに対する光学センサーの位置決めには精度が要求される。ここで、光学センサーを中間転写ユニットと一体化すれば、当該位置決めの問題は解消されるが、光学センサーは、中間転写ユニットよりも寿命が長く、画像形成装置全体の寿命を満たすため、中間転写ユニット側ではなく装置本体側への配設が好適である。このように光学センサーを装置本体側に備える場合、装置本体への中間転写ユニット取付時における中間転写ベルトに対する光学センサーの位置決めは、多くの部品を介して行われるために精度が出にくい。例えば、光学センサーは、中間転写ベルトから、ベルト駆動ローラーと、当該ローラーの軸受と、中間転写ユニットハウジングと、装置フレーム側の中間転写位置ユニット決め部材と、本体フレームと、本体フレームに取り付けられた光学センサーとを介して、中間転写ベルトとの相対的な位置決めが行われる。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたもので、光学センサーの不要な取り替えを抑制し、中間転写ベルトに対して光学センサーを精度良く位置決め可能とすることを目的とする。
本発明の一局面に係る画像形成装置は、中間転写ベルト及び当該中間転写ベルトを無端走行させるローラーを有し、装置本体に対して脱着可能とされた中間転写ユニットと、前記中間転写ベルトを無端走行させるローラーと対になってニップ部を構成する2次転写ローラーと、前記ニップ部に向けて記録媒体を搬送するレジストローラーと、前記レジストローラーの軸回りに回動可能に取り付けられ、前記レジストローラーから前記ニップ部に搬送される記録媒体を案内する転写前ガイドと、前記中間転写ベルト上に形成されたトナー像を読み取るセンサーと、前記センサーを保持する保持部材と、前記保持部材を前記中間転写ユニットに対する接離方向に移動可能に保持しし、前記転写前ガイドに取り付けられた取付部材と、前記取付部材に設けられて、前記中間転写ユニットの一部との当接により、前記センサーの前記接離方向への移動限界位置を規制する当接部と、前記転写前ガイドに設けられて、前記転写前ガイドが前記中間転写ユニットに向かう方向への回動限界位置を規制する規制部と、を備えるものである。
本発明によれば、中間転写ベルト上に形成されたトナー像を読み取るセンサーを中間転写ユニット側に設けず、装置本体側に設けた状態であっても、中間転写ユニットに対してその接離方向における当該センサーの位置決めを、比較的少ない部品点数の介在により行うことができるため、光学センサーの不要な取り替えを抑制し、中間転写ベルトに対して当該センサーを精度良く位置決めすることができる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の構造を示す正面断面図である。 中間転写ユニットの外観を示す斜視図である。 画像形成装置に設けられた扉部の開閉を示す図である。 装置本体に装着された中間転写ユニット、レジストローラー、及び転写前ガイド部分の外観を示す斜視図である。 レジストローラー、転写前ガイド、及びセンサーユニットの構造を示す斜視図である。 レジストローラー、転写前ガイド、及びセンサーユニット部分の構造を示す斜視図である。 取付部材のガイド溝部分の拡大斜視図である。 レジストローラーの回転軸に取り付けられた状態の転写前ガイドを示す斜視図である。 保持部材及び取付部材間に取り付けられた押しバネを示す斜視図である。 (A)は、装置本体の扉部が開いているときにおける光学センサーの配設位置での中間転写ユニット(一部)、レジストローラー、転写前ガイド及びセンサーユニットの断面図である。(B)は、装置本体の扉部が開いているときにおける光学センサーが配設されていない位置における転写前ガイド及びセンサーユニットの断面図である。(C)は、装置本体の扉部が開いているときにおける押しバネの配設位置における転写前ガイド及びセンサーユニットの断面図である。 (A)は、装置本体の扉部が閉じているときにおける光学センサーの配設位置での中間転写ユニット(一部)、レジストローラー、転写前ガイド及びセンサーユニットの断面図である。(B)は、装置本体の扉部が閉じているときにおける光学センサーが配設されていない位置における転写前ガイド及びセンサーユニットの断面図である。(C)は、装置本体の扉部が閉じているときにおける押しバネの配設位置における転写前ガイド及びセンサーユニットの断面図である。
以下、本発明の一実施形態に係る画像形成装置について図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置1の構造を示す正面断面図である。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置1は、例えば、コピー機能、プリンター機能、スキャナー機能、及びファクシミリ機能のような複数の機能を兼ね備えた複合機である。画像形成装置1は、装置本体11に、操作部47、画像形成部12、定着部13、給紙部14、原稿給送部6、及び画像読取部5等を備えて構成されている。
操作部47は、画像形成装置1が実行可能な各種動作及び処理について操作者から画像形成動作実行指示や原稿読取動作実行指示等の指示を受け付ける。
画像形成装置1が原稿読取動作を行う場合、原稿給送部6により給送されてくる原稿、又は原稿載置ガラス161に載置された原稿の画像を画像読取部5が光学的に読み取り、画像データを生成する。画像読取部5により生成された画像データは、内蔵HDD又はネットワーク接続されたコンピューター等に保存される。
画像形成装置1が画像形成動作を行う場合は、原稿読取動作により生成された画像データ、又はネットワーク接続されたコンピューターから受信した画像データ、又は内蔵HDDに記憶されている画像データ等に基づいて、画像形成部12が、給紙部14から給紙される記録媒体としての記録紙(記録媒体の一例)Pにトナー像を形成する。画像形成部12の画像形成ユニット12M、12C、12Y、及び12Bkは、感光体ドラム121と、感光体ドラム121へトナーを供給する現像装置122と、トナーを収容するトナーカートリッジ(不図示)と、帯電装置123と、露光装置124と、一次転写ローラー126とをそれぞれ備えている。
カラー印刷を行う場合、画像形成部12のマゼンタ用の画像形成ユニット12M、シアン用の画像形成ユニット12C、イエロー用の画像形成ユニット12Y及びブラック用の画像形成ユニット12Bkは、それぞれに、画像データを構成するそれぞれの色成分からなる画像に基づいて、帯電、露光及び現像の工程により感光体ドラム121上にトナー像を形成し、トナー像を一次転写ローラー126により、駆動ローラー125a及び従動ローラー125bに張架されている中間転写ベルト125上に転写させる。
中間転写ベルト125は、その外周面にトナー像が転写される像担持面が設定され、感光体ドラム121の周面に当接した状態で駆動ローラー125aによって駆動される。中間転写ベルト125は、各感光体ドラム121と同期しながら、駆動ローラー125aと従動ローラー125bとの間を無端走行する。また、中間転写ベルト125は、駆動ローラー125aの近傍に配置されたテンションローラー125cによって内側から支持されている。
なお、中間転写ベルト125、一次転写ローラー126、駆動ローラー125a、従動ローラー125b、及びテンションローラー125cは、中間転写ユニット50に実装されている。
中間転写ベルト125上に転写される各色のトナー画像は、転写タイミングを調整して中間転写ベルト125上で重ね合わされ、カラーのトナー像となる。2次転写ローラー210は、中間転写ベルト125の表面に形成されたカラーのトナー像を、中間転写ベルト125を挟んで駆動ローラー125aとのニップ部Nにおいて、給紙部14から複数の搬送ローラー19により搬送路190を搬送されてきた記録紙Pに転写させる。レジストローラー19aがニップ部Nへ搬送される記録紙Pの先端位置を整え、転写前ガイド190aがレジストローラー19aからニップ部Nへ記録紙Pを案内する。転写前ガイド190aには後述するセンサーユニット500が取り付けられている。記録紙Pへのトナー像の転写後、定着部13が、記録紙P上のトナー像を熱圧着により記録紙Pに定着させる。定着処理の完了したカラー画像形成済みの記録紙Pは、排出トレイ151に排出される。
次に、中間転写ユニット50について説明する。図2は中間転写ユニット50の外観を示す斜視図である。図3は、画像形成装置1に設けられた扉部の開閉を示す図である。
中間転写ユニット50は、装置本体11に対して脱着自在に構成されている。中間転写ユニット50は、上記のように、中間転写ベルト125、一次転写ローラー126、駆動ローラー125a、従動ローラー125b、及びテンションローラー125cを実装する。
中間転写ユニット50は、ケーシング54を備えている。ケーシング54には、中間転写ユニット50が備える各機構が取り付けられている。ケーシング54は、上面部54cと、当該上面部54cの縁部に設けられた側面部54a,54bとからなる。ケーシング54の一端部には、駆動ローラー125aが回転自在に支持され、他端部には、従動ローラー125bが支持されている。
中間転写ベルト125は、このように支持された駆動ローラー125a及び従動ローラー125b間に張架された状態で、その上方及び両側方が上面部54c及び側面部54a,54bからなるケーシング54により覆われている。図2における中間転写ベルト125の下部は、ケーシング54から露出した状態とされている。中間転写ユニット50を装置本体11内に装填した状態で、露出した中間転写ベルト125部分の下方となる装置本体11内に、各色用の画像形成ユニットが配設されている。
また、図3に示すように、装置本体11の側部には、開閉自在な扉部11aが設けられている。装置本体11の側部の一部が扉部11aとされ、扉部11aは、回動軸11bを回動軸として、装置本体11内の画像形成部12に対する接離方向D1に回動する。扉部11aには、搬送路190の片側部分が配され、搬送路190の当該片側部分に配設されている搬送ローラー19及び2次転写ローラー210も扉部11aに配されている。このため、操作者が、扉部11aが装置本体11から離れる方向に回動すると、扉部11aに設けられている2次転写ローラー210が中間転写ユニット50の駆動ローラー125aから離れ、搬送路190を分割して、装置本体11内の中間転写ユニット50部分が露出する。
図3に示す状態に扉部11aが回動されたとき、中間転写ユニット50は、その駆動ローラー125a及び当該駆動ローラー125aが配設されているケーシング54部分が露出する。この露出するケーシング54部分には掴み部540(図2)が設けられている。操作者が掴み部540を掴んで、図2及び図3に示す引出方向D2に中間転写ユニット50を引き出すと、中間転写ユニット50が装置本体11から外れ、装置本体11内から外部に引き出される。
また、中間転写ユニット50を装置本体11内に取り付ける場合は、扉部11aが回動されて装置本体11内が開放されている図3に示す状態のときに、操作者が、中間転写ユニット50を、従動ローラー125bが取り付けられている側の端部50aから、装置本体11に対して、図3に示す挿入方向D3に挿し入れる。端部50aには、突起部541が設けられている。図2には突起部541が2つある例を示すが、突起部541は、いずれか一方のみが設けられているものでもよい。装置本体11内の内側面11c付近には、突起部541が嵌まり込む凹部が形成されており、操作者が、中間転写ユニット50を装置本体11内に所定量挿し入れたときに、突起部541が上記凹部に嵌まり込んで、装置本体11内において中間転写ユニット50が固定され、装置本体11に対する中間転写ユニット50の位置決め及び装着が完了する。
図4は、装置本体11に装着された中間転写ユニット50、レジストローラー19a、及び転写前ガイド190a部分の外観を示す斜視図である。図5は、レジストローラー19a、転写前ガイド190a、及びセンサーユニット500の構造を示す斜視図である。図6は、レジストローラー19a、転写前ガイド190a、及びセンサーユニット500部分の構造を示す斜視図である。
レジストローラー19aは、駆動ローラー125aに張架された中間転写ベルト125と2次転写ローラー210とのニップ部Nに対して記録Pの搬送方向上流側に配設されている。レジストローラー19aは、搬送ローラー19により搬送路190をニップ部Nに向けて搬送される記録紙Pを、その先端部がニップ部Nに到達するタイミングを調整する。
転写前ガイド190aは、搬送路190の一部をなし、レジストローラー19aからニップ部Nに搬送される記録紙Pの搬送方向を案内する部材である。
転写前ガイド190aは、接続部190bと、基部190cと、ガイド先端部190dと、当接部190eとを有する。
接続部190bは、レジストローラー19aの両端部の各軸受部19cのそれぞれに接続されている。基部190cは、両接続部190b間に延びる細長板状の部材である。ガイド先端部190dは、基部190cの中間転写ユニット50側の端部から上記ニップ部Nに向けて延び、長さ方向において中間転写ベルト125の幅に亘る長さを有する長尺板状の部材である。当接部190eは、基部190cにおいてガイド先端部190dの長手方向端部の両外側に形成され、中間転写ユニット50に向けて突出し、中間転写ユニット50の一部と当接して転写前ガイド190aの回動限界位置を規制する。
転写前ガイド190aは、接続部190bにより、レジストローラー19aの両端の軸受部19cに、レジストローラー19aの軸19bを回動軸として、中間転写ユニット50に対する接離方向に回動可能に取り付けられている。
軸受部19cに取り付けられた状態の接続部190bには、ねじりコイルバネ(後述)が取り付けられている。このねじりコイルバネにより、転写前ガイド190aは、その回動時には、中間転写ユニット50から離れる方向に付勢されている。なお、中間転写ユニット50が装置本体11に装着された状態のときには、転写前ガイド190aは、上記扉部11a側に設けられた搬送路190部分に設けられた突部により中間転写ユニット50に向かう方向に押圧を受け、図4に示す姿勢に保持されている。
装置本体11から中間転写ユニット50を取り外すとき、操作者が、装置本体11の側部に設けられた上記扉部11aを開くと、転写前ガイド190aは、扉部11a側の搬送路190部分に設けられた上記突部による押圧から解放され、上記ねじりコイルバネによる付勢により、転写前ガイド190aは、レジストローラー19aの軸19b回りに、中間転写ユニット50の装置本体11からの引出時の移動経路よりも下方となる位置まで、中間転写ユニット50から離れる方向に回動する。これにより、操作者は、転写前ガイド190aが障害とならずに中間転写ユニット50を引き出すことができる。
センサーユニット500は、2個の光学センサー(特許請求の範囲におけるセンサーの一例)51を有するユニットである。各光学センサー51は、画像形成部12により中間転写ベルト125上に形成された基準パターンのトナー像を読み取る。各光学センサー51による検出結果は、画像形成部12によるトナー画像形成時の濃度調整(キャリブレーション)やトナー像形成タイミングの調整に用いられる。センサーユニット500は、光学センサー51と、保持部材52と、取付部材510とを有する。
光学センサー51は、中間転写ベルト125の周面上に対して光照射が可能となるように、保持部材52に保持されている。取付部材510は、センサーユニット500を転写前ガイド190aに取り付ける。取付部材510は、平板状の部材からなり、保持部材52を収納する収納部5101を有している。さらに、取付部材510は、その長さ方向の両端が、転写前ガイド190aの基部190cにビス留めされている。保持部材52は、平面視で、保持部材52の収納部5101と同等又は若干小さな寸法を有している。取付部材510は、転写前ガイド190aと取付部材510との間の空隙である上記収納部5101内において、保持部材52を、上下動可能、すなわち、中間転写ユニット50に対する接離方向に移動自在に保持する。
光学センサー51は、保持部材52において、レジストローラー19aの回転軸方向において異なる2つの位置にそれぞれ設けられている。また、光学センサー51は、中間転写ベルト125に対向する位置であって、中間転写ベルト125に対してその幅方向(駆動ローラー125aの回転軸方向)における両端付近に位置するように、保持部材52への取付位置、及びセンサーユニット500の装置本体11に対する取付位置が設定される。光学センサー51は、図示しない制御部に電気的に接続されており、検知したトナー画像を当該制御部に対して出力する。
センサー51は、発光部及び受光部を有する。
発光部は、中間転写ベルト125周面上の任意点、すなわち、画像形成部12により濃度調整又はトナー画像形成タイミング調整のためにトナー像が転写される位置に、光を照射する。受光部は、発光部により照射した光が中間転写ベルト125周面で反射する光を受光する。受光部は、当該反射光を分光して、例えば、第1、第2偏光成分の光を受光する。
中間転写ベルト125周面での反射光は、発光部からの光の入射角と同一角度近傍の正反射光とそれ以外の拡散光とを含み、中間転写ベルト125周面に転写されたトナーの量に応じて、拡散光成分の割合が増加して第1、第2偏光成分の比が変化する。光学センサー51は、受光部で受光した第1、第2偏光成分の比に対応するアナログ電圧を図示しない制御部に出力する。中間転写ベルト125周面にトナーが無いときに第1偏光成分が最大となって当該出力電圧が最大値となり、中間転写ベルト125周面上におけるトナーの量が増加するにしたがって第1偏光成分の光量が減少して上記出力電圧が低下する。制御部は、光学センサー51の当該出力電圧に基づいて、中間転写ベルト125周面上の上記トナー像を構成するトナーの量、すなわち当該トナー像のトナー濃度を算出する。
保持部材52は、光学センサー51を保持するための部材である。保持部材52は、レジストローラー19aの回転軸方向に延びる長尺状の部材である。保持部材52の長手方向の両端には、中間転写ユニット50の一部と当接する規制部52aが設けられている。規制部52aは、図4に示す姿勢で、中間転写ユニット50側に突出する形状とされている。規制部52aは、中間転写ユニット50の一部、本実施形態では、テンションローラー125cの軸受部125d(後述の図11(C))との当接により、保持部材52及び保持部材52に保持された光学センサー51の中間転写ユニット50に対する接離方向への移動時に、その移動限界位置を規制する。テンションローラー125cは、駆動ローラー125aに張架された状態の中間転写ベルト125を内側から押圧してテンションを付与するローラーである。
また、取付部材510には、保持部材52の上記接離方向への移動を案内し、当該接離方向において、規制部52aが規制する上記移動限界位置よりも中間転写ユニット50側の位置で、保持部材52の移動を制限するガイド溝512が形成されている。ガイド溝512は、上記接離方向に延びて開口した切り欠きである。保持部材52には、当該ガイド溝512に摺動自在に填まり込む爪部52bが形成されている。
図7は、取付部材510のガイド溝512部分の拡大斜視図である。保持部材52は、その一部である爪部52bが、取付部材510のガイド溝512に填まり込むことで、レジストローラー19aの軸19bの方向へ移動するのが抑止されると共に、上記接離方向でのみガイド溝512に沿ったスライド移動が可能とされている。
図8は、レジストローラー19aの回転軸19bに取り付けられた状態の転写前ガイド190aを示す斜視図である。転写前ガイド190aの長手方向端部、すなわち、レジストローラー19aの回転軸19bに取り付けられた転写前ガイド190aには、第1の付勢部材としてのねじりコイルバネ53が取り付けられている。ねじりコイルバネ53は、回転軸19bの軸受部19cの周囲に取り付けられている。ねじりコイルバネ53は、転写前ガイド190aが、装置本体11に取り付けられた状態にある中間転写ユニット50に対して離れる方向に回動するように、転写前ガイド190aを付勢する弾性部材である。
図9は、保持部材52及び取付部材510間に取り付けられた押しバネを示す斜視図である。取付部材510に保持された状態にある保持部材52の上底部52dには、図4に示す姿勢で保持部材52を中間転写ユニット50に向かう方向に押圧する押しバネ55の上端部が、当該押しバネ55を第2の付勢部材として取り付けられている。当該押しバネ55の下端部は、取付部材510の内底部513に取り付けられている。これにより、保持部材52及び光学センサー51は、押しバネ55により中間転写ユニット50に向けて(図9における上方に向けて)押圧されると共に、保持部材52が中間転写ユニット50側(図9における上方)から押圧を受けた場合には、中間転写ユニット50から離れる方向(図9における下方)にスライド移動可能となっている。
次に、本実施形態における光学センサー51の位置決めについて説明する。
図10(A)は、装置本体11の扉部11aが開いているときにおける光学センサー51の配設位置での中間転写ユニット50(一部)、レジストローラー19a、転写前ガイド190a及びセンサーユニット500の断面図である。図10(B)は、装置本体11の扉部11aが開いているときにおける光学センサー51が配設されていない位置における転写前ガイド190a及びセンサーユニット500の断面図である。図10(C)は、装置本体11の扉部11aが開いているときにおける押しバネ55の配設位置における転写前ガイド190a及びセンサーユニット500の断面図である。
装置本体11の扉部11aが開いているとき、転写前ガイド190a及びセンサーユニット500は、ねじりコイルバネ53の付勢力により、装置本体11内に装着された中間転写ユニット50から離れる方向、すなわち、装置本体11からの中間転写ユニット50の引出方向に、回動した状態となる。ここで、転写前ガイド190a及びセンサーユニット500は、ねじりコイルバネ53の付勢力により、装置本体11から中間転写ユニット50が引き出される経路上に存在しない位置まで回動する設定とされている。これにより、中間転写ユニット50を、転写前ガイド190a及びセンサーユニット500の干渉を受けることなく、装置本体11から引き出す(図10では左方向に移動させる)ことができる。
図11(A)は、装置本体11の扉部11aが閉じているときにおける光学センサー51の配設位置での中間転写ユニット50(一部)、レジストローラー19a、転写前ガイド190a及びセンサーユニット500の断面図である。図11(B)は、装置本体11の扉部11aが閉じているときにおける光学センサー51が配設されていない位置における転写前ガイド190a及びセンサーユニット500の断面図である。図11(C)は、装置本体11の扉部11aが閉じているときにおける押しバネ55の配設位置における転写前ガイド190a及びセンサーユニット500の断面図である。
装置本体11の扉部11aが閉じているとき、中間転写ユニット50は装置本体11内に装着された状態となっている。このとき、転写前ガイド190aは、上述したように、ねじりコイルバネ53の付勢力に抗して、装置本体11の扉部11a側に設けられた搬送路190部分に設けられた上述した突部により、例えば基部190cにおける駆動ローラー125aの回転軸方向の両端部近傍であって記録紙Pの搬送領域から外れた位置において、中間転写ユニット50に向かう方向に回動するように押圧を受ける。これにより、転写前ガイド190a及びセンサーユニット500が、転写前ガイド190aの当接部190eが中間転写ユニット50の一部542と当接する位置まで回動すると、回動が停止する。これにより、当該回動方向における中間転写ユニット50に対して転写前ガイド190a及びセンサーユニット500が位置決めされる。
搬送路190に設けられた上記突部は、転写前ガイド190a及びセンサーユニット500の回動時に中間転写ユニット50に対する接離方向に可撓性又は弾性を有することが好ましい。この場合、当接部190eと中間転写ユニット50の一部542との当接による上記位置決め時に要求される精度を低減可能となる。
このように、上記回動方向において中間転写ユニット50に対して転写前ガイド190a及びセンサーユニット500が位置決めされた状態では、保持部材52及び光学センサー51は、押しバネ55により中間転写ユニット50に接近する方向に付勢されている。このとき、押しバネ55の押圧による保持部材52及び光学センサー51の移動量は、保持部材52に設けられている規制部52aが、中間転写ユニット50に接近する方向、図11(C)では矢印の方向に移動して、テンションローラー125cの軸受部125dに当接するに足りる量に設定されている。この規制部52aと軸受部125dとの当接により、中間転写ユニット50に対する接離方向において保持部材52及び光学センサー51が位置決めされ、中間転写ベルト125に対する光学センサー51の距離が正確に定まる。
規制部52aは、テンションローラー125cの軸受部125dの周面形状に沿う円弧状の断面形状(円弧52c)を有する。規制部52aは、当該円弧52c部分において軸受部125dに当接する。
転写前ガイド190aが、図10(C)の位置状態から図11(C)の位置状態に回動して姿勢を変化させるとき、まず、円弧52cの端部52d又は52eがテンションローラー125cの軸受部125dに当接する。これにより、保持部材52及び光学センサー51は、押しバネ55の伸縮方向、すなわち、中間転写ユニット50の接離方向(図11(C)では上下方向)に移動する。その後、テンションローラー125cの軸受部125dが規制部52aの円弧52cに填まり込むことで、軸受部125dに対する保持部材52の上記接離方向における位置が定まり易くなり、当該方向における光学センサー51と中間転写ベルト125との距離がより正確に決まる。
また、ねじりコイルバネ53及び押しバネ55により、軸受部125dと規制部52aとの当接時には、中間転写ユニット50に対する光学センサー51の上記回動方向及び上記接離方向における位置決め誤差を吸収するため、中間転写ユニット50の装置本体11への装着の度に、中間転写ユニット50に対する光学センサー51の位置決めを精度よく行うことができる。
このように、本実施形態では、光学センサー51を中間転写ユニット50側に設けずに装置本体11側に設けた状態であっても、中間転写ユニット50に対してその接離方向における光学センサー51の位置決めを、比較的少ない部品点数の介在により行うことができる。これにより、本実施形態によれば、光学センサー51を装置本体11側に設けて画像形成装置1の寿命まで光学センサー51を用いることを可能としつつ、中間転写ベルト125に対して光学センサー51を従来よりも精度良く位置決めすることができる。すなわち、本実施形態によれば、光学センサーの不要な取り替えを抑制しつつ、中間転写ベルト125に対して光学センサー51を精度良く位置決めすることができる。
なお、本発明は上記実施の形態の構成に限られず種々の変形が可能である。上記実施形態では、本発明に係る画像形成装置の一実施形態として複合機を用いて説明しているが、これは一例に過ぎず、他の画像形成装置、例えば、プリンター、コピー機、ファクシミリ装置等の他の画像形成装置でもよい。
また、上記実施形態では、図1乃至図11を用いて上記実施形態により示した構成及び処理は、本発明の一実施形態に過ぎず、本発明を当該構成及び処理に限定する趣旨ではない。
1 画像形成装置
11 装置本体
50 中間転写ユニット
125 中間転写ベルト
125a 駆動ローラー
125c テンションローラー
125d テンションローラーの軸受部
210 2次転写ローラー
19a レジストローラー
19b レジストローラーの軸
N ニップ部
190a 転写前ガイド
190e 当接部
500 センサーユニット
51 光学センサー
52a 当接部
510 取付部材
53 ねじりコイルバネ(第1の付勢部材)
55 押しバネ(第2の付勢部材)

Claims (5)

  1. 中間転写ベルト及び当該中間転写ベルトを無端走行させるローラーを有し、装置本体に対して脱着可能とされた中間転写ユニットと、
    前記中間転写ベルトを無端走行させるローラーと対になってニップ部を構成する2次転写ローラーと、
    前記ニップ部に向けて記録媒体を搬送するレジストローラーと、
    前記レジストローラーの軸回りに回動可能に取り付けられ、前記レジストローラーから前記ニップ部に搬送される記録媒体を案内する転写前ガイドと、
    前記中間転写ベルト上に形成されたトナー像を読み取るセンサーと、
    前記センサーを保持する保持部材と、
    前記保持部材を前記中間転写ユニットに対する接離方向に移動可能に保持しし、前記転写前ガイドに取り付けられた取付部材と、
    前記取付部材に設けられて、前記中間転写ユニットの一部との当接により、前記センサーの前記接離方向への移動限界位置を規制する当接部と、
    前記転写前ガイドに設けられて、前記転写前ガイドが前記中間転写ユニットに向かう方向への回動限界位置を規制する規制部と、を備える画像形成装置。
  2. 前記回動時に前記転写前ガイドを前記中間転写ユニットから離れる方向に付勢する第1の付勢部材と、
    前記保持部材を前記中間転写ユニットに接近する方向に付勢する第2の付勢部材とを備えた、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記取付部材には、前記保持部材の前記接離方向への移動を案内し、当該接離方向において、前記当接部が規制する前記移動限界位置よりも前記中間転写ユニット側の位置で前記保持部材の移動を制限するガイド機構が形成されている請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記中間転写ユニットは、前記ローラーの近傍に配置され、前記中間転写ベルトを内側から支持してテンションを付与するテンションローラーを有し、
    前記当接部は、前記テンションローラーの軸受部と当接する構成とされた請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記当接部は、前記テンションローラーの軸受部との当接部分が、当該軸受部の周面形状に沿う形状を有する請求項4に記載の画像形成装置。
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