JP2014196871A - 空気調和システム - Google Patents

空気調和システム Download PDF

Info

Publication number
JP2014196871A
JP2014196871A JP2013072819A JP2013072819A JP2014196871A JP 2014196871 A JP2014196871 A JP 2014196871A JP 2013072819 A JP2013072819 A JP 2013072819A JP 2013072819 A JP2013072819 A JP 2013072819A JP 2014196871 A JP2014196871 A JP 2014196871A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
load
loads
unit
air conditioning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013072819A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6130188B2 (ja
Inventor
金井 弘
Hiroshi Kanai
弘 金井
幸久 角田
Yukihisa Tsunoda
幸久 角田
祥史 山下
Sachifumi Yamashita
祥史 山下
村上 高
Takashi Murakami
高 村上
優磨 古橋
Yuma Furuhashi
優磨 古橋
典弘 國松
Norihiro Kunimatsu
典弘 國松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Osaka Gas Co Ltd
Tokyo Gas Co Ltd
Toho Gas Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Corp
Osaka Gas Co Ltd
Tokyo Gas Co Ltd
Toho Gas Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Osaka Gas Co Ltd, Tokyo Gas Co Ltd, Toho Gas Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2013072819A priority Critical patent/JP6130188B2/ja
Publication of JP2014196871A publication Critical patent/JP2014196871A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6130188B2 publication Critical patent/JP6130188B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Abstract

【課題】接続する負荷が発電電力に制限されず、停電時に所望の負荷を優先的に運転させることができる空気調和システムを提供する。【解決手段】商用系統36と発電電力の系統とを切り替える電源切替盤52を備え、この電源切替盤52に室内ユニット3a〜3gおよび他の需要家負荷38を含む負荷を接続し、商用系統36に供給される商用電力の停電時には、発電電力により室内ユニット3a〜3gおよび電源切替盤52に接続された上記負荷の運転を可能にするとともに、複数の負荷のうち、停電時に運転を許可する負荷の選択を受け付け、停電時には、その選択に従って負荷の運転を制限するようにした。【選択図】図4

Description

本発明は、ガスエンジンによって駆動される圧縮機、室外熱交換機を有する室外ユニットと、室外ユニットと配管接続されて冷凍サイクル回路を構成する室内ユニットと、ガスエンジンの駆動力で発電する発電機と、発電機の発電電力を商用系統に出力する系統連系インバータとを備える空気調和システムに関する。
空気調和システムには、商用電源からの電力供給が停止されている停電時であっても駆動できるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に記載される発電機能付きエンジン駆動式ヒートポンプ装置では、発電機の発電電力と商用電源からの電力をそれぞれ直流電力に変換し、合流させた状態でインバータにより交流電流に変換し、室外ファン、室内ファンおよびその他の電力負荷に供給可能に構成するとともに、発電電力を蓄電する蓄電手段を備え、停電時でも蓄電手段からの電力によって始動し、空調運転を行うようにしている。
特開2009−236417号公報
しかし、従来の構成では、発電機の発電電力は有限であるため、室内ユニットやその他の電力負荷等の接続負荷が発電電力に制限されていた。しかし、それでは、商用電力で運転する場合でも、接続負荷が発電電力量に制限されてしまう。
一方、商用電力で運転できる多数の負荷を接続したとすると、停電の混乱時に、発電電力を超えないように、ユーザーが運転する接続負荷を選ぶ必要が生じ、また、ユーザーが誤って発電電力を超える接続負荷を運転させてしまう事態が生じるおそれもある。
本発明は、上述した事情を鑑みてなされたものであり、接続する負荷が発電電力に制限されず、停電時に所望の負荷を優先的に運転させることができる空気調和システムを提供することを目的としている。
上述した課題を解決するため、本発明は、ガスエンジンによって駆動される圧縮機、室外熱交換機を有する室外ユニットと、前記室外ユニットと配管接続されて冷凍サイクル回路を構成する室内ユニットと、前記ガスエンジンの駆動力で発電する発電機と、前記発電機の発電電力を商用系統に出力する系統連系インバータとを備える空気調和システムにおいて、前記商用系統と前記発電電力の系統とを切り替える電源切替盤を備え、この電源切替盤に前記室内ユニットを含む複数の負荷を接続し、前記商用系統に供給される商用電力の停電時には、前記発電電力により前記室外ユニットおよび前記電源切替盤に接続された前記負荷の運転を可能にするとともに、前記複数の負荷のうち、前記停電時に運転を許可する負荷の選択を受け付け、前記停電時には、前記選択に従って前記負荷の運転を制限する制御部を備えることを特徴とする。
上記構成において、前記制御部は、前記複数の負荷のうち、通信線を介して接続された負荷について、前記停電時に運転を許可するか否かの選択を受け付け、前記停電時に前記選択に従って前記負荷の運転を制限し、他の前記負荷は停電時に運転可能にしたことを特徴とすることを特徴とする。この場合、前記通信線を介して接続された負荷は、前記室内ユニットとしても良い。
また、上記構成において、前記制御部は、前記停電時に運転する前記負荷の最大運転台数の入力を受け付け、前記停電時に、前記負荷に対応づけられたアドレスに基づいて、前記最大運転台数の数だけ、前記停電時に運転を許可する負荷を設定する運転台数設定部と、前記負荷に対応づけられたアドレスの変更を受け付けるアドレス変更部とを備え、前記最大運転台数の入力と前記アドレスの変更とによって、前記停電時に運転を許可する負荷が選択されることを特徴とする。
また、上記構成において、前記室外ユニットは、停電時に前記ガスエンジンを始動させるための電力を蓄えるバッテリーを備え、停電時に手動スイッチが操作された場合に前記バッテリーの電力を利用して前記ガスエンジンが始動し、前記発電機が発電することを特徴とする。
本発明によれば、接続する負荷が発電電力に制限されず、停電時に所望の負荷を優先的に運転させることができる。
本発明の実施の形態に係る空気調和システムを示す回路図である。 通常運転時の空気調和システムの電力系統を模式的に示す図である。 商用系統の電力供給が断たれた直後における電力の供給を示す模式図である。 自立運転時の電力の供給を示す模式図である。 自動アドレス設定後のアドレスの一例を示す図である。 運転制御処理を示すフローチャートである。 運転制御処理の説明に供する図である。
以下、本発明の実施の形態について図を参照しながら以下に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る空気調和システムを示す回路図である。
空気調和システム1は、ビルや学校等の施設に設置されるシステムであり、屋外に設置される室外ユニット2(室外機とも言う)と、屋内に設置される室内ユニット3(室内機とも言う)とを備えている。室外ユニット2と室内ユニット3とは、液管4aおよびガス管4bからなるユニット間配管4で接続され、これによって空調運転を行うための冷凍サイクル回路が構成される。
室外ユニット2には、駆動源として機能するガスエンジン10(エンジン)と、このガスエンジン10の駆動力により発電を行う発電機11と、ガスエンジン10の駆動力により冷媒を圧縮する圧縮機12とが収容される。ガスエンジン10は、燃料調整弁7を経て供給されるガス等の燃料と、スロットル弁8を経て供給される空気との混合気を燃焼させて駆動力を発生する。
室内ユニット3は、同じ施設の各箇所に振り分けて設置される複数台(本例では7台)の室内ユニット3a,3b,3c,3d,3e,3f,3gで構成されている。なお、本実施形態では、7台の室内ユニット3a〜3gが接続された場合を例に説明するが、室内ユニット3の台数は設置場所に応じて適宜に増減される。これら室内ユニット3a〜3gには、室内ユニット3a〜3gを操作するためのリモコン5がそれぞれ設けられており、各室内ユニット3a〜3gに電力が供給されている場合、ユーザーによるリモコン操作に応じて個別に運転/運転停止等の操作が可能である。なお、図1では、電力が供給される線を太線で示している。
圧縮機12は、容量が異なる大および小の圧縮機12a,12bで構成され、2台が並列に、ガスエンジン10に対し、それぞれ電磁クラッチ14a,14bを介して接続されている。電磁クラッチ14a,14bによって圧縮機12a,12bとガスエンジン10との接続が切り替えられることで、空調の負荷に応じて圧縮機12a,12bの駆動が制御される。これら圧縮機12a,12bの吐出管12cには、プレート式熱交換器31、四方弁15、室外熱交換器17が順に接続され、この室外熱交換器17には、液管4aを介して、各室内ユニット3の膨張弁19a〜19g(減圧装置とも言う)および室内熱交換器21a〜21gが接続され、室内熱交換器21a〜21gには、ガス管4bを介して、四方弁15が接続され、この四方弁15には、圧縮機12a,12bが接続されている。室内熱交換器21a〜21gには、直流モーターによって駆動される送風機6a〜6g(室内送風機とも言う)がそれぞれ設けられている。
また、圧縮機12a,12bの吐出管12cおよび吸込管12dが、バイパス管18で接続され、このバイパス管18に、アンロード用のバイパス弁20が接続されている。本構成では、上記した各機器を備えて冷媒回路が形成されている。
圧縮機12a,12bが駆動されると、四方弁15の切り替え状態が暖房切り替えであれば、図1に実線の矢印で示すように、圧縮機12a,12b(いずれか一方の圧縮機12a,12bの場合も含む)、四方弁15、室内熱交換器21a〜21g、膨張弁19a〜19g、室外熱交換器17の順に冷媒が循環し、室内熱交換器21a〜21gでの冷媒凝縮熱により室内が暖房される。これとは反対に、四方弁15が冷房切り替えであれば、図1に破線の矢印で示すように、圧縮機12a,12b、四方弁15、室外熱交換器17、膨張弁19a〜19g、室内熱交換器21a〜21gの順に冷媒が循環し、この室内熱交換器21a〜21gでの冷媒蒸発熱により室内が冷房される。
なお、室内ユニット3a〜3gは並列接続されるため、各室内ユニット3a〜3gへ個別に冷媒を供給することができ、各室内ユニット3a〜3gを各々独立して運転することが可能である。
次に、ガスエンジン10の冷却装置について説明する。
このガスエンジン10は水冷式であり、このガスエンジン10のウォータージャケットを循環した冷却水は、第1の三方弁22、逆潮流ヒータ23および第2の三方弁24を経て、ラジエータ25に供給される。このラジエータ25は、室外熱交換器17と併設されており、これらは同一の送風機26により送られる空気によって空冷され、このラジエータ25を経た冷却水は、冷却水ポンプ27、排ガス熱交換器29の順に流れて、ガスエンジン10のウォータージャケットに戻される。
排ガス熱交換器29には、ガスエンジン10の排気ガスが通され、この排気ガスは、排気トップ30を経て、室外ユニット2の外に排出される。
上述した第1の三方弁22は冷却水温度で自動的に切り替えられる。すなわち、冷却水温度が所定温度よりも低い場合、ガスエンジン10のウォータージャケットからの冷却水を、ラジエータ25をバイパスさせ、直接、冷却水ポンプ27、排ガス熱交換器29に導いて、上記ウォータージャケットに戻す。
第2の三方弁24は、例えば暖房運転時に切り替えられ、冷却水を、ラジエータ25をバイパスさせ、プレート式熱交換器31を経て、冷却水ポンプ27、排ガス熱交換器29の順に流し、ウォータージャケットに戻す。
次に、電力系統について説明する。図2は、空気調和システム1の電力系統を模式的に示している。なお、図2では電力が流れる線を実線で示し、電力が流れない線を破線で示している。
図1および図2に示すように、本実施の形態の空気調和システム1では、発電機11を、電力会社の電力系統である商用系統36(商用電源とも称する)に系統連系することにより、発電機11の発電電力を、商用系統36の電力とともに、室外ユニット2、室内ユニット3および他の電力負荷38に供給することができる。
この場合、室外ユニット2および室内ユニット3は、空気調和システム1の自己消費(自己電力消費)の電力負荷に相当しており、他の電力負荷38は、空気調和に関係しない電力負荷(非空調装置)に相当しており、これらの電力負荷が需要家負荷を構成している。他の電力負荷38は、設置場所やユーザーの希望に応じて適宜に接続される需要家負荷であり、以下、「他の需要家負荷38」と表記する。本実施形態の他の需要家負荷38は、室内を照らす照明装置となっている。
なお、需要家負荷は上記のものに限定されるものではなく、例えば、更に別の電力負荷を接続するように構成しても良い。
商用系統36は、商用電源線(電灯線とも言う)である上流側給電ライン51aを介して室外ユニット2内の電源切替盤52に接続されており、この商用系統36と電源切替盤52との間には、商用系統36側から順に電力検出器43とブレーカ37が設けられている。
電源切替盤52は、上流側給電ライン51aが接続される第1端子52a(通常運転用端子)と、発電機11の発電電力が供給される後述する電源線34bが接続される第2端子52b(自立運転用端子)と、室内ユニット3および他の需要家負荷38等が接続される下流側給電ライン51bが接続される第3端子52c(給電用端子)とを備え、第3端子52cの接続先を、第1端子52aと第2端子52bとのいずれか一方に切り替えるスイッチ回路として機能する。
このため、第3端子52cと第1端子52aとを接続することにより、商用系統36から商用電力(本実施形態では200Vの交流電力)を下流側給電ライン51bに供給することができ、第3端子52cと第2端子52bとを接続することにより、発電機11の発電電力を下流側給電ライン51bに供給することができる。
つまり、電源切替盤52は、下流側給電ライン51bへの電力源を、商用系統36と発電電力の系統(発電系統とも言う)との間で切り替える切替手段として機能する。この下流側給電ライン51bに供給された電力は、電源線41を介して室外側コントローラ39にも供給され、この電力により圧縮機12や送風機26等を駆動可能に構成されている。
このように、この空気調和システム1では、商用系統36と発電電力の系統とを切り替える電源切替盤52を備え、この電源切替盤52に、室外ユニット2、室内ユニット3および他の需要家負荷38を接続することによって、商用系統36および室外ユニット2の発電機11から供給される電力を利用し、室外ユニット2、室内ユニット3および他の需要家負荷38を駆動する通常運転と、商用系統36から切り離して発電機11の発電電力によって室外ユニット2、室内ユニット3および他の需要家負荷38を駆動する自立運転と、を選択的に行うことができる。
次いで、発電電力の系統について説明する。
発電機11の発電電力は、電力線32を介して系統連系インバータ33に出力される。系統連系インバータ33は、発電機11の発電電力である三相交流電力を、AC/DCコンバータを介して、直流電力に変換した後、200Vの交流の電力に再度変換して電源線34(発電電力出力線)に出力する。
この電源線34は、系統連系用の電源線34aと、自立運転用の電源線34bとに分岐し、系統連系用の電源線34aは、室外側コントローラ39を含む室外ユニット2に電力を供給する電源線41を介して下流側給電ライン51bに接続される。また、図1に示すように、系統連系用の電源線34aと下流側給電ライン51bとの間には、漏電時に遮断する漏電ブレーカ34Xが配設されている。
なお、発電電力の一部は、図2に示す電源線47bを介してバッテリー49に供給され、バッテリー49に発電電力が蓄電されるように構成されている。
自立運転用の電源線34bは、上述した電源切替盤52の第2端子52bに接続されている。このため、上述したように、電源切替盤52の第2端子52bと第3端子52cとを接続することによって、電源切替盤52を介して発電電力を下流側給電ライン51bに直接供給することができる。
ここで、自立運転用の電源線34bには、当該電源線34bに発電電力を流す際にオンにされる自立用リレー34cが設けられており、系統連系用の電源線34aにも、当該電源線34aに発電電力を流す際にオンにされる連系用リレー34dが設けられている。
系統連系インバータ33は、室外ユニット2の室外側コントローラ39に、通信線40を介して通信可能に接続されるとともに、電力が逆潮流しないように、上述した逆潮流ヒータ23に適宜に電力を供給する。
室外側コントローラ39は、系統連系用の電源線34aを介して発電電力が供給可能な構成に加え、商用系統36から電源線41を介して動作電源を得ることができ、通信線42を介して各室内ユニット3の室内側コントローラに通信可能に接続されている。
この室外側コントローラ39は、電源線54を介してバッテリー49の電力が直接供給される自立制御部39aと、制御プログラム等の各種データを記憶する記憶部39bと、各種の警報を表示処理や報音処理等により出力可能な警報出力部39cとを備えている。
また、室外側コントローラ39は、商用系統36および室外ユニット2の発電機11から供給される電力で室外ユニット2、室内ユニット3および他の需要家負荷38を駆動する通常運転を行う通常運転モードと、停電時等に商用系統36から切り離されて発電機11の発電電力によって室外ユニット2、室内ユニット3および他の需要家負荷38を駆動する自立運転を行う自立運転モードとのいずれかに動作モードを切り替える制御を行う。
自立制御部39aには、ユーザー等が手動で操作する手動スイッチである自立運転切り替えスイッチ56(自立運転スイッチ)が接続され、自立運転切り替えスイッチ56が操作されることで自立制御部39aが、自立運転モードへの切り替え動作を開始する。
バッテリー49の電力が供給される電源線54には、電源線48(図1)を介してガスエンジン10のセルモーター(不図示)がつながっており、室外側コントローラ39の制御の下、バッテリー49の電力でセルモーターを駆動し、ガスエンジン10を始動させることができる。
また、上述した警報出力部39cは、エラーコード等の警報情報を表示する表示部や、エラー音等の警報音声を出力する音声出力部を有し、室外側コントローラ39の制御の下、ユーザーやサービスマン等に対して各種の警報を報知する装置である。なお、本実施形態では、警報出力部39cが、室外ユニット2に設けられている場合を例示しているが、室内ユニット3側に設けても良く、設置箇所は適宜に変更可能である。
室外側コントローラ39は、上述したように、室外ユニット2の各機器(例えば、ガスエンジン10、電磁クラッチ14a,14b、送風機26、バッテリー49および電源切替盤52等)の動作を中枢的に制御する制御部として機能する。
系統連系インバータ33には、通信線44を介して系統連系盤45が接続され、この系統連系盤45には、通信線46を介して、商用系統36とブレーカ37との間に設置された電力検出器43(以下、第1電力検出器43と言う)が接続されている。第1電力検出器43は、商用系統36に供給される電力値をリアルタイムに取得し、この取得した電力値データは、系統連系盤45を介して、系統連系インバータ33に入力され、通信線40を通じて室外側コントローラ39に送られる。系統連系盤45は、図示は省略するが、OVGR/RPR(地絡過電圧継電器/逆電力継電器)、UPR(不足電力継電器)、W/TD(ワット・トランスデューサ)等を備え、受信した第1電力検出器43からの信号とともに、OVGR/RPR、UPR、W/TDからの信号を系統連系インバータ33に送信するようになっている。このため、系統連系インバータ33は、商用系統36の情報を得ることができる。
系統連系インバータ33は、発電機11の発電量を制御する機能を有し、必要に応じ、発電量を減少または増大させる。例えば、室内ユニット3の空調要求に応じた圧縮機12a,12bの負荷の増大、および、他の需要家負荷38の増大に応じて発電要求が増大した場合に、発電機11の発電量を増大させる。この場合、他の需要家負荷38は、第1電力検出器43、系統連系盤45、系統連系インバータ33および室外側コントローラ39により常時監視されている。
また、系統連系インバータ33は、自身の出力電力、つまり、電源線54に供給される電力を検出する電力検出器33a(以下、第2電力検出器33aと言う)を有している。
続いて、この空気調和システム1の基本動作を説明する。
図2は通常運転時(通常運転モード)の空気調和システム1を示している。
通常運転モードは、商用系統36から電力が供給されている場合の動作モードであり、このモードでは、図2に示すように、電源切替盤52は第1端子52a側に切り替えられる。このため、商用系統36から供給される電力は、上流側給電ライン51a、下流側給電ライン51bおよび電源線41(図1)等を介して、室外ユニット2の各部、室内ユニット3a〜3gおよび他の需要家負荷38に供給される。また、発電機11が発電した電力は、系統連系インバータ33の出力線である電源線34、系統連系用の電源線34aおよび電源線41からなる電源線61(図2)を介して下流側給電ライン51bに流れ、室内ユニット3a〜3gおよび他の需要家負荷38に供給される。
ここで、室内ユニット3a〜3gに供給される電力の大部分は、送風機6a〜6g(図1参照)で消費される。送風機6a〜6gの手前には、系統連系インバータ33からの交流電力を直流に変換するコンバータが設けられている。
また、この通常運転時には、発電機11は、室外ユニット2を駆動するための駆動電力を全てまかなう発電電力を出力し、発電した余剰の電力を室内ユニット3a〜3gおよび他の需要家負荷38に供給する。
図3は、商用系統36の電力供給が停止した直後を示す模式図であり、図4は、自立運転時(自立運転モード)の電力供給を示す模式図である。この図3および図4においても、電力が流れる線を実線で示し、電力が流れない線を破線で示している。
図3に示すように、停電等によって商用系統36からの電力供給が断たれると、室外ユニット2、室内ユニット3a〜3gおよび他の需要家負荷38は電力が供給されなくなって停止する。停電後にユーザーの手動操作によって自立運転切り替えスイッチ56が「オン」に操作されると、このスイッチ56をオンしたタイミングでバッテリー49からの電力が自立制御部39a(図1参照)に供給され、自立制御部39aの制御の下、バッテリー49の電力が不図示のDC/DCコンバータを通してDC200Vとされ、室外側コントローラ39の電源として供給される。
続いて、室外側コントローラ39は、通常運転モードから自立運転モードに切り替える動作を開始する。この場合、まず、室外側コントローラ39は、バッテリー49の電力によってセルモーターを駆動し、ガスエンジン10を始動させる。ガスエンジン10が始動すると、発電機11により発電が開始され、系統連系インバータ33を通して自立電源として出力される。自立電源が出力されると、図4に示すように、電源切替盤52は、自立運転用端子である第2端子52b側に自動的に切り替わる。これにより、商用系統36から系統連系インバータ33を含む室外ユニット2が切り離され、室外ユニット2と室内ユニット3a〜3gおよび他の需要家負荷38とが接続されて閉じた自立運転回路57が形成され、自立運転が開始される。
この自立運転時には、少なくともガスエンジン10を駆動して発電機11で発電する運転(発電運転)を継続し、発電機11が発電した電力は、系統連系インバータ33の出力線である電源線34および自立運転用の電源線34bからなる電源線55(図2)を介して下流側給電ライン51bに流れる。このため、室内ユニット3a〜3gのいずれかを運転する場合には、室外ユニット2内の電磁クラッチ14a,14bのいずれかをつないだ状態にして圧縮機12a,12bのいずれかを駆動して空調運転を行う。また、この自立運転時には、発電しているため、発電電力によって他の需要家負荷38を運転すること、つまり、照明装置を作動させることもできる。
また、この自立運転時には、上流側給電ライン51aは電源切替盤52によって室外ユニット2から切り離されているため、電源切替盤52よりも上流側の商用系統36には発電機11の電力は供給されない。このため、自立運転の際に商用系統36側へ逆潮流が生じることを簡単な構成で防止できるとともに、所望の室内ユニット3a〜3gおよび他の需要家負荷38を運転することができる。
したがって、発電能力が限られている発電機11で電力を供給する場合であっても、停電時に運転したい設備を稼働させることができる。
また、停電時の混乱状態にあっても、運転したい設備をその場で選定することなく、予め選定されて自立運転回路57に配置されている設備を速やかに稼働させることができる。
停電時に室内ユニット3a〜3gを稼働させる必要が無い場合には、電磁クラッチ14a,14bの接続が解除され、圧縮機12a,12bの運転が停止される。このため、他の需要家負荷38だけに電力を供給したい場合に圧縮機12a,12bを運転する必要がなく、効率良く電力を供給できる。
また、自立運転時には、電源線61は、発電機11で発電されて電源切替盤52の二次側に供給された電力を室外ユニット2側に戻す電力戻し回路として機能する。すなわち、発電機11から下流側給電ライン51bに流れた電力の一部は、電源線61の一部を構成する電源線41(図1参照)を通って室外ユニット2に戻り、電源線47a(図1)等を介して送風機26等の室外ユニット2の各部に供給される。この場合、バッテリー49にも電力が供給され、自立運転中もバッテリー49は充電される。
また、図4の状態から商用系統36が復電すると、系統側の電力を検出する第1電力検出器43(図1)によって復電が検出され、この検出結果が系統連系盤45および系統連系インバータ33を介して室外側コントローラ39に送られ、室外側コントローラ39は自立運転を自動停止させる。自立運転が停止されると、室外ユニット2、室内ユニット3a〜3gおよび他の需要家負荷38は電力の供給が一度断たれて稼働が停止される。
商用系統36が復電すると、電源切替盤52は、通常運転用端子である第1端子52a側に自動的に切り替わり、これにより、商用系統36の電力が室内ユニット3a〜3gおよび他の需要家負荷38に供給されるようになる。
その後、自立運転切り替えスイッチ56がユーザー等の意思によって手動で「オフ」に切り替えられると、室外側コントローラ39は室外ユニット2の稼働を許可し、次いで室外ユニット2の主電源スイッチ等によってユーザーによる室外ユニット2の再稼働の意思が入力されると、ガスエンジン10および発電機11を含む室外ユニット2が再稼働され、通常運転が開始される。これにより、通常運転時には、自立運転切り替えスイッチ56は必ず「オフ」に切り替えられていることになるため、停電時にユーザーの意思による自立運転切り替えスイッチ56の手動操作なしに自立運転に切り替えられてしまうことがない。
ところで、発電機11の発電電力は有限であり、商用電力に比して低いのが一般的である。この空気調和システム1では、商用電力で運転する場合、室外ユニット2、室内ユニット3a〜3gおよび他の需要家負荷38の全てを運転できるものの、発電機11の最大発電電力が、これら全てを運転するのに必要な合計電力よりも低く、発電機11の電力だけで運転する場合には、全てを運転することができない。
このため、自立運転時には、多数の負荷を運転してしまうと、優先的に運転させたい負荷の運転ができないおそれが生じてしまう。
そこで、本実施形態では、停電時に運転を許可する負荷の選択を受け付け、停電時には、その選択に従って負荷の運転を制限する運転制限処理を行うようにしている。
この空気調和システム1では、上記運転制限処理を行うための制御プログラムが、室外側コントローラ39の記憶部39bに記憶されており、室外側コントローラ39の自立制御部39aが、上記制御プログラムを読み出して実行することにより、運転制限処理を実施する。
この運転制御処理を行う前提として、この空気調和システム1は、従来のガスヒートポンプ式の空気調和システムと同様に、室外側コントローラ39に設けられる不図示の操作装置を備え、この操作装置がサービスマン等によって操作されることにより、室内ユニット3の接続台数の設定(本実施形態では7台)と、室外ユニット2および室内ユニット3へのアドレス設定とが行われているものとする。
なお、初回のアドレス設定の場合、室内ユニット3へのアドレス設定は、自動アドレス設定によって行われ、つまり、室外側コントローラ39が、通信線42を介して各室内ユニット3a〜3gの室内側コントローラと通信することによって、自動的に、各室内ユニット3a〜3gに固有のアドレス(「室内ユニットアドレス」とも称する)が所定順で割り振られる。
図5は、自動アドレス設定後のアドレスの一例を示している。本実施形態では、室内ユニット3aに数値が最も小さいアドレス「0001」が割り当てられ、室内ユニット3bにアドレス「0002」が割り当てられ、室内ユニット3cにアドレス「0003」が割り当てられ、室内ユニット3dにアドレス「0004」が割り当てられ、・・・、室内ユニット3fにアドレス「0006」が割り当てられ、室内ユニット3gに数値が最も大きいアドレス「0007」が割り当てられているものとする。なお、自動アドレス設定の処理は、公知のものを広く適用可能である。
図6は、運転制御処理を示すフローチャートである。
図6に示すように、この運転制御処理は、停電時に運転する室内ユニット3の台数を設定する運転台数設定処理(ステップS1A)と、室内ユニット3のアドレス変更によって停電時に運転を許容する室内ユニット3を設定するアドレス変更処理(ステップS2A)とで構成されている。
ステップS1Aに示す運転台数設定処理は、室外側コントローラ39に設けられる操作装置を、サービスマン又はユーザーが操作することによって実行される。この処理を実行した場合、室外側コントローラ39は、操作装置を介して、図6に示すように、停電時に運転する室内ユニット3の最大運転台数0台に対応する設定項目「nb00」、最大運転台数1台に対応する設定項目「nb01」、最大運転台数2台に対応する設定項目「nb02」、最大運転台数3台に対応する設定項目「nb03」、最大運転台数4台に対応する設定項目「nb04」、・・・・のいずれか1つの選択を促し、その結果、選択された1つの設定項目を記憶部39bに記憶させる。これによって、室外側コントローラ39には、ユーザーが所望する、停電時に運転させたい室内ユニット3の最大運転台数」が入力される。その後、操作装置が所定操作されることによって運転台数設定処理が終了する。
この運転台数設定処理が行われると、自立運転時、室外側コントローラ39は、室内ユニット3に対しては、アドレスが小さい順から最大運転台数の数に該当するものだけの運転を許容し、それ以外の室内ユニット3の運転を禁止する。つまり、アドレス順で運転を許容するか禁止するかが決定される。
具体例を挙げると、図5に示すアドレスの場合に、最大運転台数4台に対応する設定項目「nb04」が選択されると、図7の上段に示すように、アドレス「0001」〜アドレス「0004」の室内ユニット3a〜3dの運転が許容され(図7中、「○」を付して示す)、残りの室内ユニット3e〜3gの運転が禁止される(図7中、「×」を付して示す)。
運転が許容された室内ユニット3a〜3dは、自立運転時に、リモコン5の操作があると、通信線42を介して室外側コントローラ39がその操作を受け付け、通常運転時と同様に、リモコン5の操作に応じて運転/運転停止等が行われる。
一方、運転が禁止された室内ユニット3e〜3gは、自立運転時に、リモコン5の操作があっても、室外側コントローラ39がその操作を受け付けないことにより、運転停止状態に保持される。
また、自立運転時、室外側コントローラ39は、他の需要家負荷38については、運転を許容する。このため、上記の運転台数設定処理において、「最大運転台数0台(設定項目「nb00」)」に設定されていれば、自立運転時、全ての室内ユニット3の運転が禁止される。これによって、他の需要家負荷38だけを利用すること、つまり、照明装置を点灯させることが可能になる。
図6のステップS2Aに示すアドレス変更処理は、自動アドレス設定後に、室内ユニット3のアドレスを変更する処理であり、室内ユニット3の停止中に、サービスマン又はユーザーが、アドレスを変更したい室内ユニット3のリモコン5を操作することによって実行される。
つまり、リモコン5に所定操作が行われると、通信線42を介して接続される室外側コントローラ39が、アドレス変更処理を実行し、リモコン5を介して、そのリモコン5を有する室内ユニット3のアドレスの入力を促し、入力されたアドレスに変更する。その後、リモコン5が所定操作されることによってアドレス変更処理が終了する。
上記したように、ステップS1Aの運転台数設定処理を行った後は、アドレス順で運転を許容するか否かが決定される。このため、ステップS2Aのアドレス変更処理によって、アドレスを小さい値に変更すれば、所望の室内ユニット3の運転を許容させることができる。
このアドレス変更をする際は、複数の室内ユニット3に同一のアドレスが重複しないようにする必要があるため、実際には、複数の室内ユニット3間でアドレスを入れ替えるようにアドレス変更を行われる。
具体例を挙げると、図7の上段のアドレスの場合、最大運転台数4台に設定されていれば、前述したように、自立運転時には、室内ユニット3a〜3dの運転が許容され、残りの室内ユニット3e〜3gの運転が禁止される。
これに対し、ユーザーが、自立運転時に、室内ユニット3a,3b,3f,3gの運転を許容し、残りの室内ユニット3c,3d,3eの運転を禁止することを希望した場合には、例えば、図7の下段のアドレスに示すように、運転が許容されている室内ユニット3c,3dと、運転が禁止されている室内ユニット3f、3gとの間でアドレスを入れ替えるようにアドレス変更を行う。これによって、同図7の下段に示すように、室内ユニット3a,3b,3f,3gの運転を許容し、残りの室内ユニット3c,3d,3eの運転を禁止するように設定することができる。
このようにして、最大運転台数の設定とアドレス変更とによって、停電時に運転させたい室内ユニット3および停電時に運転させたくない室内ユニット3を設定することができる。これにより、停電時にユーザー等が誤って、運転させたくない室内ユニット3を含む多数の室内ユニット3を運転させてしまうことを回避することができ、自立運転時に必要な電力量を抑えることができる。
この結果、接続する負荷(室内ユニット3、他の需要家負荷38)が発電機11の発電電力に制限されず、停電時に所望の負荷を運転させることが可能になる。
なお、上述の運転台数設定処理とアドレス変更処理とは、室外側コントローラ39の自立制御部39aが行っており、つまり、自立制御部39aは、運転台数設定処理を行う運転台数設定部、および、アドレス変更処理を行うアドレス変更部としても機能する。なお、この運転台数設定部とアドレス変更部とを共通のハードウェアで構成する構成に限らず、別々のハードウェアで構成するようにしても良い。
また、上記の運転台数設定処理とアドレス変更処理とは、サービスマン若しくはユーザーによって、各々任意のタイミングで実行することができ、例えば、図6と逆の順で行うようにしても良い。
以上説明したように、この空気調和システム1では、商用系統36と発電電力の系統とを切り替える電源切替盤52を備え、この電源切替盤52に室内ユニット3a〜3gおよび他の需要家負荷38を含む負荷を接続し、商用系統36に供給される商用電力の停電時には、発電電力により室内ユニット3a〜3gおよび電源切替盤52に接続された上記負荷の運転を可能にするとともに、複数の負荷のうち、停電時に運転を許可する負荷の選択を受け付け、停電時には、その選択に従って負荷の運転を制限するので、接続する負荷が発電電力に制限されず、停電時に所望の負荷を優先的に運転させることができる。
また、本構成では、複数の負荷のうち、通信線42を介して接続された室内ユニット3について、停電時に運転を許可するか否かの選択を受け付け、停電時に上記選択に従って室内ユニット3の運転を制限するようにしたので、離れた位置で運転/運転停止等が操作される複数の室内ユニット3を、集中管理によって運転を許可/制限することができる。
また、本構成では、他の需要家負荷38が停電時に運転可能であるので、他の需要家負荷38の運転を許可するための特別な操作や制御が不要である。
さらに、本構成では、停電時に運転する負荷の最大運転台数の入力を受け付け、停電時に、負荷に対応づけられたアドレスに基づいて、最大運転台数の数だけ、停電時に運転を許可する負荷を設定する運転台数設定処理(ステップS1A)と、負荷に対応づけられたアドレスの変更を受け付けるアドレス変更処理(ステップS2A)とによって、停電時に運転を許可する負荷を選択するように構成しているので、最大運転台数の設定と、アドレス変更とを個別に行うことができる。
これによって、上記アドレス変更処理に、従来のアドレス変更処理をそのまま適用することができ、プログラム等の流用が可能である。しかも、室内ユニット3に通常割り振られるアドレスを用いて運転を許可するか否かを判断するので、別途新たなデータを割り振る必要がない、という効果も得られる。
さらに、室外ユニット2は、停電時にガスエンジン10を始動させるための電力を蓄えるバッテリー49を備え、停電時に手動スイッチである自立運転切り替えスイッチ56が操作された場合にバッテリー49の電力を利用してガスエンジン10が始動し、発電機11が発電するので、ユーザーの意思に応じて確実に且つ簡単に自立運転を開始でき、負荷の接続許容量の範囲内であればユーザーは所望の負荷を運転させることができる。従って、停電時にユーザーにとって利便性の高い空気調和システム1を提供することができる。また、自立運転を停止してもバッテリー49の電力を利用して、自立運転を再開させることも可能である。
なお、上記実施の形態は本発明を適用した一態様を示すものであって、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施形態では、停電時に運転を許可する室内ユニット3の選択を行う場合を説明したが、これに限らず、室内ユニット3以外の負荷、例えば、他の需要家負荷38についても停電時に運転を許可するか否かを選択可能にしても良い。この場合、例えば、他の需要家負荷38を、室外側コントローラ39の制御下で運転/運転停止可能、つまり、照明装置を点灯/消灯可能に構成し、予め入力された選択に従って、室外側コントローラ39が他の需要家負荷38を運転状態或いは運転停止状態に制御するようにしても良い。
また、上記実施形態では、運転台数設定処理(ステップS1A)とアドレス変更処理(ステップS2A)とによって停電時に運転を許可する負荷を選択する場合を説明したが、これに限らず、要は、停電時に運転を許可する負荷を特定する情報を入力し、この情報に基づいて停電時に負荷の運転を制限するようにすれば良い。従って、上記ステップS1A、S2Aの処理に限定しなくても良い。例えば、停電時に運転を許可するか否かを示すフラグ情報を、各室内ユニット3に割り振るようにし、このフラグ情報に基づいて運転を制限するようにしても良い。但し、フラグ情報を用いる場合は、上記実施形態に比して、使用データが増えてしまう、といったデメリットが生じる。
1 空気調和システム
2 室外ユニット
3a〜3g 室内ユニット(負荷)
10 ガスエンジン(駆動源)
11 発電機
12a,12b 圧縮機
17 室外熱交換器
21a〜21g 室内熱交換器
33 系統連系インバータ
36 商用系統
38 他の需要家負荷(負荷)
39 室外側コントローラ
39a 自立制御部(制御部、運転台数設定部、アドレス変更部)
49 バッテリー
52 電源切替盤
56 自立運転切り替えスイッチ(手動スイッチ)

Claims (5)

  1. ガスエンジンによって駆動される圧縮機、室外熱交換機を有する室外ユニットと、前記室外ユニットと配管接続されて冷凍サイクル回路を構成する室内ユニットと、前記ガスエンジンの駆動力で発電する発電機と、前記発電機の発電電力を商用系統に出力する系統連系インバータとを備える空気調和システムにおいて、
    前記商用系統と前記発電電力の系統とを切り替える電源切替盤を備え、この電源切替盤に前記室内ユニットを含む複数の負荷を接続し、前記商用系統に供給される商用電力の停電時には、前記発電電力により前記室外ユニットおよび前記電源切替盤に接続された前記負荷の運転を可能にするとともに、
    前記複数の負荷のうち、前記停電時に運転を許可する負荷の選択を受け付け、前記停電時には、前記選択に従って前記負荷の運転を制限する制御部を備えることを特徴とする空気調和システム。
  2. 前記制御部は、前記複数の負荷のうち、通信線を介して接続された負荷について、前記停電時に運転を許可するか否かの選択を受け付け、前記停電時に前記選択に従って前記負荷の運転を制限し、他の前記負荷は停電時に運転可能にしたことを特徴とする請求項1に記載の空気調和システム。
  3. 前記通信線を介して接続された負荷は、前記室内ユニットであることを特徴とする請求項2に記載の空気調和システム。
  4. 前記制御部は、前記停電時に運転する前記負荷の最大運転台数の入力を受け付け、前記停電時に、前記負荷に対応づけられたアドレスに基づいて、前記最大運転台数の数だけ、前記停電時に運転を許可する負荷を設定する運転台数設定部と、
    前記負荷に対応づけられたアドレスの変更を受け付けるアドレス変更部とを備え、
    前記最大運転台数の入力と前記アドレスの変更とによって、前記停電時に運転を許可する負荷が選択されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の空気調和システム。
  5. 前記室外ユニットは、停電時に前記ガスエンジンを始動させるための電力を蓄えるバッテリーを備え、停電時に手動スイッチが操作された場合に前記バッテリーの電力を利用して前記ガスエンジンが始動し、前記発電機が発電することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の空気調和システム。
JP2013072819A 2013-03-29 2013-03-29 空気調和システム Active JP6130188B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013072819A JP6130188B2 (ja) 2013-03-29 2013-03-29 空気調和システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013072819A JP6130188B2 (ja) 2013-03-29 2013-03-29 空気調和システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014196871A true JP2014196871A (ja) 2014-10-16
JP6130188B2 JP6130188B2 (ja) 2017-05-17

Family

ID=52357778

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013072819A Active JP6130188B2 (ja) 2013-03-29 2013-03-29 空気調和システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6130188B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008249264A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Osaka Gas Co Ltd 空気調和装置
JP2009153295A (ja) * 2007-12-20 2009-07-09 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> ハイブリッド電力供給システムの制御方法
JP2010115004A (ja) * 2008-11-06 2010-05-20 Sinfonia Technology Co Ltd 非常用発電システム及び非常用発電システム用プログラム
JP2012229900A (ja) * 2011-04-27 2012-11-22 Osaka Gas Co Ltd 空調システムの起動方法、及び、空調システムの起動装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008249264A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Osaka Gas Co Ltd 空気調和装置
JP2009153295A (ja) * 2007-12-20 2009-07-09 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> ハイブリッド電力供給システムの制御方法
JP2010115004A (ja) * 2008-11-06 2010-05-20 Sinfonia Technology Co Ltd 非常用発電システム及び非常用発電システム用プログラム
JP2012229900A (ja) * 2011-04-27 2012-11-22 Osaka Gas Co Ltd 空調システムの起動方法、及び、空調システムの起動装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6130188B2 (ja) 2017-05-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2012144474A1 (ja) 制御装置、電力制御システム、及び電力制御方法
JP5016894B2 (ja) 空調・発電装置及びその制御方法
JP2015144561A (ja) パワーコンディショナ、電力システム及び制御方法
JP5628737B2 (ja) 空調システムの起動方法、及び、空調システムの起動装置
JP2008249264A (ja) 空気調和装置
JP6166572B2 (ja) 空気調和システム
JP6139218B2 (ja) 空気調和システム
JP2007265778A (ja) 電力供給設備
JP6504495B2 (ja) 空気調和システム
JP6130188B2 (ja) 空気調和システム
JP2022548013A (ja) エネルギー管理システム及び方法
JP6139216B2 (ja) 空気調和システム
JP6334213B2 (ja) 空気調和装置
JP6300583B2 (ja) 空気調和装置
JP6210454B2 (ja) 空気調和システム
JP6097620B2 (ja) 空気調和システム
JP6334212B2 (ja) 空気調和装置
JP2024521094A (ja) 分散型エネルギー生成システムに接続される負荷を制御するための方法および装置
JP6097618B2 (ja) 空気調和システム
JP6251085B2 (ja) 空気調和装置
JP5007162B2 (ja) 室外機、空調/発電システムおよび制御プログラム
KR101596680B1 (ko) 공기조화기 및 그 제어방법
JP6325292B2 (ja) 空気調和装置
JP2011019366A (ja) 系統連系システム
JP6087698B2 (ja) 空気調和システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160209

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161219

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170110

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170306

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170321

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170413

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6130188

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250