JP2014196643A - 多重ガラス障子用の端面保護カバー及び多重ガラス障子 - Google Patents

多重ガラス障子用の端面保護カバー及び多重ガラス障子 Download PDF

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Abstract

【課題】多重ガラス障子において、両側のガラス板の端部を保護すると同時に、枠体に接着された両側のガラス板の接着材層の接着力が、万一弱くなった場合でも、ガラス板が脱落しない様に、ガラス板を保持することができる多重ガラス障子用の端面保護カバー及び当該カバーを装着した多重ガラス障子を提供する。【解決手段】第1のガラス板と第2のガラス板とをその周縁部の内側において溝部を有する枠体を配して、第1のガラス板と第2のガラス板との間に中空層が形成されるようにされた多重ガラス障子用の端面保護カバーであって、当該端面保護カバーは、前記枠体の溝部の底面を塞ぐ底面部と、前記枠体の溝部に設けられた係止部と係合するリブ部と、第1のガラス板と第2のガラス板のそれぞれの端部と嵌着する嵌着部とを有することを特徴とする多重ガラス障子用の端面保護カバー及び当該端面保護カバーを用いた多重ガラス障子。【選択図】図4

Description

本発明は、複数枚のガラス板を備えた多重ガラス障子用の端面保護カバー及び当該端面保護カバーを用いた多重ガラス障子に関する。
2枚のガラス板を、スペーサーを介して隔置し、中空層が形成されてなる複層ガラスは、断熱性及び防音性に優れており、住宅、その他各種建造物の窓用として広く普及している。
このタイプの複層ガラスにおいて、間隔をあけて配設した2枚のガラス板の間に、上下框及び左右の縦框を内装して構成した複層ガラス障子が特許文献1として知られている。
又、複層ガラスを用いた複層ガラス障子構造として、2枚のガラス板を、当該板ガラス間の周縁部内側に凹陥部が形成されるようにガラス板の周縁部の内側に内部スペーサーを介して、該2枚のガラス板間に中空層が形成されるようにして複層ガラスを構成し、この複層ガラスの周縁部の前記凹陥部に保持枠を取付けてなる複層ガラス障子構造が、特許文献2として知られている。
特許文献1に記載の複層ガラス障子は、2枚のガラス板の間に上下框及び左右の縦框を内装することにより、2枚のガラス板の間に広い空間を形成することが容易で、断熱性及び遮音性を高めることができるとともに、表裏の面のガラス板の透視領域のガラス面積の拡大化を図ることにより、美観的にも優れた複層ガラス障子が得られるとされている。
又、特許文献2に記載の複層ガラス障子構造は、框の面積が小さくされており、採光性、意匠性が改善され、開放感があり、框の面積が小さいため、熱損失も少なくすることができ、框の結露の問題も改善できるとされている。
しかしながら、住宅、その他各種建造物の窓のデザインの多様化から、更に採光性能、意匠性及び開放感が優れ、かつ熱損失の少ない複層ガラス障子構造が望まれておる。
又、既存の住宅、その他各種建造物等の窓の室内側にもう一つの内窓を配設し、二重窓化して、防音性、断熱性、防犯性を高める場合、内窓の障子は、より厚さが薄く、開口部が広くて開放感があり、意匠性に優れたものが要求される。
一方、従来の複層ガラスを用いて窓の障子を製作する場合、例えば、2枚のガラス板を、スペーサーを用いて隔置して中間に中空層を有する複層ガラスを製作し、この複層ガラスの周縁部に框を組付けて複層ガラス障子を製作するという複層ガラス製作工程及び框の組付け工程を経るため、部品点数が多く、又組立工数が多いという難点があった。
本発明者は、上記したような要求及び難点の改善された複層ガラス障子、即ち多重ガラス障子として、先に、第1のガラス板と第2のガラス板とをその周囲において枠体により隔置し、中空層を形成してなる多重ガラス障子であって、前記枠体は、前記第1及び第2のガラス板の間隔を保持する内面部及び外面側部と、当該内面部及び外面側部に連設されガラス板の内側に面する側辺部と、乾燥剤を収納する空間部とを有するスペーサー部と、前記第1及び第2のガラス板の周縁部の内側に面する左右一対の縦框部を有する框部とを備え、当該枠体のスペーサー部と框部とは、枠体成型材料により一体成型されてなる多重ガラス障子に関する発明を特許出願した。
特開2000-356075号公報 実開昭60−89394号公報
本発明は、先に提案した上記多重ガラス障子に最適な端面保護カバー及び当該端面保護カバーを用いた多重ガラス障子を提供することを目的とするものである。
本発明者は、前記目的に基づき、鋭意検討した結果、本発明に至ったものであり、下記する多重ガラス障子用端面保護カバー及び多重ガラス障子を提供するものである。なお、本発明の障子は、スペーサー部と框部とが一体化された枠体を用いて複数枚のガラス板を隔置して構成されているので、複層ガラス障子とは言わず、多重ガラス障子と称する。
(1)第1のガラス板と第2のガラス板とをその周縁部の内側において溝部を有する枠体を配して、第1のガラス板と第2のガラス板との間に中空層が形成されるようにされた多重ガラス障子用の端面保護カバーであって、当該端面保護カバーは、前記枠体の溝部の底面を塞ぐ底面部と、前記枠体の溝部に設けられた係止部と係合するリブ部と、第1のガラス板と第2のガラス板のそれぞれの端部と嵌着する嵌着部とを有することを特徴とする多重ガラス障子用の端面保護カバー。
(2)前記嵌着部は、第1のガラス板と第2のガラス板のそれぞれの端部と当接する屈曲部を有することを特徴とする上記(1)に記載の多重ガラス障子用の端面保護カバー。
(3)前記端面保護カバーは、前記枠体の溝部の底面を塞ぐ底面部と、底面部から立脚した一対のリブ部と、底面部の両端側に第1のガラス板と第2のガラス板のそれぞれの端部と嵌着する嵌着部を有することを特徴とする上記(1)又は(2)に記載の多重ガラス障子の端面保護カバー。
(4)前記嵌着部の屈曲部のそれぞれ先端は、第1のガラス板と第2のガラス板の表面方向に曲がっており、第1のガラス板と第2のガラス板の表面を弾性的に押圧するようになっていることを特徴とする上記(1)〜(3)のいずれかに記載の多重ガラス障子の端面保護カバー。
(5)前記端面保護カバーは、硬質の合成樹脂材料からなることを特徴とする上記(1)〜(4)のいずれかに記載の多重ガラス障子の端面保護カバー。
(6)第1のガラス板と第2のガラス板とをその周縁部の内側において溝部を有する枠体を配して、第1のガラス板と第2のガラス板との間に中空層が形成されてなる多重ガラス障子であって、前記枠体の溝部には端面保護カバーを装着する係止部が設けられており、前記溝部には、前記溝部の底面を塞ぐ底面部と、前記溝部に設けられた係止部と係合されるリブ部と、第1のガラス板と第2のガラス板のそれぞれの端部と嵌着する嵌着部を有する端面保護カバーが装着されてなることを特徴とする多重ガラス障子。
(7)前記枠体は、前記第1のガラス板及び第2のガラス板の間隔を保持する内面部及び外面側部と、当該内面部及び外面側部に連設されガラス板の内側に面する側辺部と、乾燥剤を収納する空間部とを有するスペーサー部と、前記第1及び第2のガラス板の周縁部の内側に面する左右一対の縦框部を有する框部とを備え、前記した框部の左右一対の縦框部とスペーサー部の外面側部とにより形成される溝部を有することを特徴とする上記(6)に記載の多重ガラス障子。
(8)前記端面保護カバーの嵌着部は、第1のガラス板と第2のガラス板のそれぞれの端部と当接する屈曲部を有することを特徴とする上記(6)又は(7)に記載の多重ガラス障子。
(9)前記端面保護カバーは、前記枠体の溝部の底面を塞ぐ底面部と、当該底面部から立脚した一対のリブ部と、底面部の両端側に第1のガラス板と第2のガラス板のそれぞれの端部と嵌着する嵌着部を有することを特徴とする上記(6)〜(8)のいずれかに記載の多重ガラス障子。
(10)前記端面保護カバーの嵌着部の屈曲部のそれぞれの先端は、第1のガラス板と第2のガラス板の表面方向に曲がっており、第1のガラス板と第2のガラス板の表面を弾性的に押圧するようになっていることを特徴とする上記(6)〜(9)のいずれかに記載の多重ガラス障子。
(11)前記枠体のスペーサー部と框部とは、合成樹脂材料により一体成型されたものであることを特徴とする上記(6)〜(10)のいずれかに記載の多重ガラス障子。
(12)前記端面保護カバーは、硬質の合成樹脂材料からなることを特徴とする上記(6)〜(11)のいずれかに記載の多重ガラス障子。
本発明によれば、上記構造を用いた枠体を用いた多重ガラス障子において、両側のガラス板の端部を保護すると同時に、枠体に接着された両側のガラス板の接着材層の接着力が、万一弱くなった場合でも、ガラス板が脱落しない様に、ガラス板を保持することができる。又、第1のガラス板と第2のガラス板とをその周縁部の内側において配される枠体の溝部を利用して装着する端面保護カバーであるので、多重ガラス障子の小口の見栄えを良くすることができるとともに、見付け面の意匠のスリム化を図ることができる。
又、スペーサー部と框部とが合成樹脂材料により一体成型された枠体を用い、かつ上記した端面保護カバーを用いた多重ガラス障子の場合には、部品点数および組み付け工数を削減することができ、多重ガラス障子の組み立てを簡略化することができ、コスト低減化を図ることができる。
本発明の一実施形態の多重ガラス障子の概略正面図。 本発明の一実施形態に係わる多重ガラス障子の一部省略概略斜視図。 本発明の他の実施形態に係わる多重ガラス障子の一部省略概略斜視図。 本発明の一実施形態に係わる多重ガラス障子用の端面保護カバーを備えた多重ガラス障子の一部分解の断面説明図。 本発明の他の実施形態に係わる多重ガラス障子用の端面保護カバーを備えた多重ガラス障子の一部分解の断面説明図。 本発明の他の実施形態に係わる多重ガラス障子用の端面保護カバーを備えた多重ガラス障子の一部分解の断面説明図。 本発明の他の実施形態に係わる多重ガラス障子用の端面保護カバーを備えた多重ガラス障子の一部分解の断面説明図。 本発明の他の実施形態に係わる多重ガラス障子用の端面保護カバーを備えた多重ガラス障子の一部分解の断面説明図。 本発明の他の実施形態に係わる多重ガラス障子用の端面保護カバーを備えた多重ガラス障子の一部分解の断面説明図。 本発明の他の実施形態に係わる多重ガラス障子用の端面保護カバーを備えた多重ガラス障子の一部分解の断面説明図。
次に、本発明の端面保護カバーが適用される多重ガラス障子について、図1〜図10に基づいて具体的に説明する。図面は本発明の好ましい実施形態を例示したものであり、本発明は例示の図面とその説明に限定されない。
図1は、本発明に係る多重ガラス障子の正面図、図2、3は、本発明に係る多重ガラス障子の一部断面概略斜視図であり、1は多重ガラス障子、2はガラス板、3は多重ガラス障子の枠体を示し、3aは上端側の枠体、3bは多重ガラス障子の側端側の枠体、3cは多重ガラス障子の下端側の枠体を示す。以下、本明細書において、上端側の枠体、側端側の枠体、及び下端側の枠体を総称する場合は、枠体3と称する。なお、図2、3においては、多重ガラス障子の説明を簡略化するため、ガラス端面保護カバーは省略してある。
図2は、第1のガラス板2aと第2のガラス板2bを隔置した二重タイプの多重ガラス障子(即ち、ガラス板を2枚有し、1層の中空層4を有するタイプ)の例を示したものである。又、図3は、第1のガラス板2aと第2のガラス板2bとを隔置し、かつもう1枚の中間板5を前記した第1のガラス板2aと第2のガラス板2bとの間に配した、2枚のガラス板と1枚の中間板とを合計3枚有する三重タイプの多重ガラス障子(即ち、2層の中空層4a、4bを有する多重ガラス障子)の例を示したものである。
図2及び図3に示した多重ガラス障子の枠体3は、図4、図5に示されるように、第1のガラス板2aと第2のガラス板2bの2枚のガラス板の間隔を保持する内面部6及び外面側部7と、当該内面部6及び外面側部7に連設され第1のガラス及び第2ガラス板2a、2bの内側に面する側辺部8、8と乾燥剤を収納する空間部9とを有するスペーサー部10と、前記第1のガラス及び第2ガラス板2a、2bの周縁部の内側に面する縦框部11、11と、当該縦框部11、11に連設され前記ガラス板2a、2bの端面部に面する屈曲框部12を有する框部13とを備え、前記した框部の左右一対の縦框部とスペーサー部の外面側部とにより形成される溝部17を有する。なお、図4、5において、図4(a)、図5(a)は、端面保護カバー30が、枠体3に装着される前の状態を示した図面であり、図4(b)、図5(b)は、枠体3の溝部17に端面保護カバー30が装着されて状態を示した図面である。
上記したスペーサー部10と框部13を有する枠体3は、枠体形成用の合成樹脂材料あるいはアルミ材料を、押出し成型法、共押し出し成型法、あるいは射出成型法等の一体成型法により成型されたものが好ましく使用できる。枠体形成用の合成樹脂材料としては、ポリ塩化ビニル樹脂、アクリロニトリル・スチレン樹脂、アクリル樹脂、ABS樹脂(アクリロニトリル、ブタジエン及びスチレンの共重合合成樹脂)、ポリエステル樹脂などの合成樹脂材料が好ましく使用される。又、枠体形成用の合成樹脂材料としては、一種に限らず、複数種類の材料を用いて複合構造としてもよい。例えば、異なる合成樹脂材料を共押し出し成型法により部分的に異なる合成樹脂材料からなる複合構造の枠体であってもよい。この複合構造の枠体の場合、いずれか一種の枠体形成用の合成樹脂材料により、一体成型されていればよく、又、一体成型された枠体は、部分的、あるいは全体に異なる合成樹脂材料及び/又は金属材料が接合されていてもよい。特に、硬質のポリ塩化ビニル樹脂材料、又はアクリロニトリル・スチレン樹脂によりスペーサー部10と框部13とを一体成型した枠体は、障子として用いたときに、断熱性に優れており、又、一体成型が容易で、耐久性に優れ、安価であるので好ましい。
図5に示した多重ガラス障子の枠体においては、第1のガラス板2aと第2のガラス板2bとをその周囲において枠体3により隔置して形成された中空層内にもう1枚の中間板5が前記第1及び第2のガラス板2a、2bと隔置して配されるように、スペーサー部10の内面部6の中間部に、スペーサー部10の長手方向に沿って、1枚の中間板を挿入する溝部14が設けられている。そして、溝部14の両側には、溝部14に配された中間板5の端部を支持できるように、弾性材料からなるリップ部15、15が設けられており、溝部14の底部には、溝部14に配される中間板5の端面部を保護し、位置決めを確実にできるように、弾性材料又はクッション性材料等からなるベース部16が設けられている。なお、上記したようなリップ部による中間板の支持方式に限らず、グレージングチャンネルによる支持方式であってもよいし、又シール材、あるいはバックアップ材による支持方式であってもよい。
又、図6に示した多重ガラス障子の枠体3においては、第1のガラス板2aと第2のガラス板2bとの間の中空層内に、当該第1及び第2のガラス板2a、2bとそれぞれ隔置して2枚の中間板5a、5bとが配されるように、スペーサー部10の内面部6の中間部に、スペーサー部10の長手方向に沿って、それぞれ隔置した2列の溝部14、14が設けられている。即ち、2枚のガラス板と2枚の中間板を有する合計枚数が4枚の四重タイプの多重ガラス障子(3層の中空層4a、4b、4cを有する多重ガラス障子)を示した例である。又、図7は、スペーサー部10の内面部6の中間部に、スペーサー部10の長手方向に沿って、それぞれ隔置した、3列の溝部14、14、14を設けて、3枚の中間板5a、5b、5cを配した2枚のガラス板と3枚の中間板を有する合計枚数が5枚の五重タイプの多重ガラス障子(4層の中空層4a、4b、4c、4dを有する多重ガラス障子)を示した例である。これらの例の溝部14の両側においても、溝部14に配された中間板5の端部を支持できるように、弾性材料からなるリップ部15、15が設けられており、又溝部14の底部には、溝部14に配される中間板5a、5b、5cの端面部を保護し、位置決めを確実にできるように、弾性材料又はクッション性材料等からなるベース部16が設けられている。
本発明の多重ガラス障子においては、第1及び第2のガラス板2a、2bが、その周辺部において上記した枠体により隔置され、第1及び第2のガラス板2a、2bの間に1層の中空層4が、又1枚ないし複数枚の中間板の配設により複数層の中空層(4a、4b)、(4a、4b、4c)、(4a、4b、4c、4d)が形成されており、これら中空層には、乾燥空気、あるいは不活性ガス等の封入ガスが充填され、断熱性及び/又は防音性が高められ、又スペーサー部の空間部に乾燥剤を充填することにより、多重ガラス障子の中空層の結露防止性能が付与される。
本発明の多重ガラス障子の枠体3においては、框部13の縦框部11、11と、スペーサー部10の外面側部7によって囲まれる溝部17が、枠体3の長手方向に形成されている。例えば、この枠体3は、図4に示すように、枠体3の中央線B−Bに関し、略左右対称の構造であり、左右の一対の縦框部11、11の間には溝部17が形成されており、框部13の枠体3の長さ方向の縦断面の形状は略コの字形状となっている。図4においては、下端部の枠体を示しているので、溝部17は、スペーサー部10の外面側部7の下方側に形成されており、当該溝部17は下方側に開口している。即ち、第1のガラス板2a及び第2のガラス板2bの周縁部に枠体3が内装される構造となっている。この溝部17には、戸車、戸車支持部材、外れ止め部品、その他の障子機能部材を設けることができ、この障子機能部材は、枠体によって、多重ガラス障子の室外側からも、室内側からも隠蔽された状態となっている。ここにおいて、框部13の縦框部11、11のそれぞれの高さは、同一ないし、略同一とされているのが好ましい。
図4〜図7に示した枠体3において、枠体3の当該縦框部11、11に連設され前記ガラス板2a、2bの端面部に面する屈曲框部12、12は、縦框部11、11の、スペーサー部10の側辺部8、8と反対側の終端部から第1のガラス板2a、第2のガラス板2b側に屈曲し、横方向に延び、ガラス板の端面部を保護し、支える部分であり、更に必要に応じてガラス板の脱落を防ぐ部分であり、屈曲框部12、12の屈曲部分の先端の長さは、これらガラス板の略板厚程度の長さ、あるいはこれらガラス板の外側に若干はみ出る程度の長さとされるのが好ましい。又、枠体3の框部13が、縦框部11に連接してガラス板2a、2bの端面部13に面する屈曲框部12を有する形状の場合には、ガラス板2a、2bの端面部13と屈曲框部12との間に間隙部を設けて、この間隙部に透湿防止性能が高い封止材を充填すれば、多重ガラス障子の透湿防止性能、密封性をより一層高めることができる。
図4〜図7においては、多重ガラス障子の枠体の構造を下端側の枠体3(3c)を例にしてその構造について具体的に説明したが、上端側の枠体3a及び側端側の枠体3bの構造も、基本的には下端側の枠体の構造と同様である。
上記した第1のガラス板2a及び第2のガラス板2bの形状、板厚は、目的とされる多重ガラス障子の形状、寸法に応じて適宜、選ばれるが、通常の住宅用、その他建造物の窓に使用される場合には、一般的には、矩形の平板のガラス板であり、それぞれの板厚は、0.7mm〜10mmの範囲であり、第1及び第2のガラス板2a、2bの寸法は、同一、又は略同寸法であるのが好ましい。又、第1及び第2のガラス板2a、2bは、板厚が異なっていてもよいし、種類が異なったガラス板であってもよい。又、ガラス板の種類としては、通常、建築用として用いられているフロートガラス板、普通ガラス板、熱線吸収ガラス板、紫外線吸収ガラス板、熱線反射ガラス板、低放射ガラス板(Low−Eガラス板)、型板ガラス、合わせガラス、線・網入りガラス板、風冷強化ガラス板、化学強化ガラス板や、これらの機能が複合化されたガラス板などが、目的とする要求仕様に応じて適宜使用することができる。
又、第1及び第2のガラス板2a、2bの間に1枚ないし、2枚以上の中間板5が配される場合、中間板5は、枠体3の内面部6の溝部14に挿入することができるように、第1及び第2のガラス板2a、2bより小寸法の相似形の矩形状とされるのが好ましい。
第1及び第2のガラス板2a、2bが矩形状である場合、第1及び第2のガラス板2a、2bは、その周縁の4辺において前記した枠体(即ち、上端側、左端側、右端及び下端側の枠体)により隔置されて、多重ガラス障子が構成されるのが好ましい。なお、上端側、左端側、右端及び下端側の枠体のそれぞれが突き合わされる4隅のコーナーにおいては、コーナーブロックを差し込み、それぞれの枠体が連結される。多重ガラス障子の4辺とも同じ形状の枠体を使用し、かつ後述する端面保護カバーを使用すれば、多重ガラス障子の組み付けにおける部品点数を少なくすることができるとともに、多重ガラス障子の周辺部の外観、意匠を同じようにすることができるので好ましい。なお、上記した枠体を用いて多重ガラス障子を作製する場合、枠体3のスペーサー部10の空間部9への乾燥剤の収納は、必要な辺、又必要な部分に行なえばよい。
上記した多重ガラス障子において、第1及び第2のガラス板2a、2bの間に、当該ガラス板2a、2bと隔置して、かつ当該ガラス板2a、2bと平行に配される中間板5、(5a、5b)、(5a、5b、5c)は、第1及び第2のガラス板2a、2bの間の空間部分のガスの対流を少なくし、断熱性を高めるために、また防音性能を高めるために配されるものである。かかる中間板としては、ガラス板、プラスチック板、プラスチックフィルム等が使用できる。中間板としては、透明板であってもよいし、着色されたものであってもよいし、模様付きのものであってもよいし、これらの組合わされたものでもよい。中間板としては、配設される場所、部位、意匠性等に応じて適宜の中間板が使用される。中間板として使用するガラス板としては、第1及び第2のガラス板2a、2bの間に配されるため、全体の厚さを薄くすることができ、板厚が2mm以下のガラス板が、好ましく使用できる。かかる板厚のガラス板は、透明性及び耐久性が高く、より剛性も高いので、枠体3のスペーサー部10の溝部14に挿入して配設する作業も容易であり、好ましい。
本発明の多重ガラス障子においては、枠体3のスペーサー部10の側辺部8、8と、框部13の縦框部11とは、それらと第1及び第2のガラス板2a、2bとが面する部分において、接着材層21により第1及び第2のガラス板2a、2bと接着され、第1及び第2のガラス板2a、2bの間に形成される中空層の気密が維持できるようにシールされている。
又、枠体3のスペーサー部10の左右の側辺部8、8のそれぞれの高さ(即ち、スペーサー部の厚さに略相当する)も、同一、ないし略同一とされているのが好ましい。
枠体3のスペーサー部10の側辺部8、8の高さは、第1及び第2のガラス板2a、2bとスペーサー部10の側辺部8、8との接着材による接着強度、透湿防止性及び意匠性を考慮して所定の高さが選ばれ、又框部13の縦框部11、11の高さも、上記した障子機能部材を収納できるとともに、隠蔽することができ、かつ、第1及び第2のガラス板2a、2bと框部13の縦框部11との接着材による接着強度、透湿防止性及び意匠性を考慮して所定の高さが選ばれる。具体的には、枠体3のスペーサー部10の側辺部8、8の高さは、5mm〜15mmの範囲が好ましく、又框部13の縦框部11の高さは、15mm〜50mmの範囲が好ましい。
上記した枠体3のスペーサー部10の側辺部8、8の第1及び第2のガラス板2a、2b側の面の一部には、図4〜7の様に、多重ガラス障子の製造時に、第1及び第2のガラス板2a、2bとスペーサー部10の側辺部8、8との間に注入、塗工、ないし配された接着材が、当該側辺部8、8の中空層4側にはみ出ないように、又所定の接着材層21の厚さを確保できるように、凹部20aを設けることが好ましい。又、上記した框部13の縦框部11の第1及び第2のガラス板2a、2b側の面の一部にも、上記した多重ガラス障子の製造時に、第1及び第2のガラス板2a、2bと框部13の縦框部11との間に注入、塗工、ないし配された接着材が、当該縦框部11の外側(即ち、第1及び第2のガラス板2a、2bの端面側)にはみ出ないように、また所定の接着材層21の厚さを確保できるように、凹部20bを設けることが好ましい。
本発明の端面保護カバーは、図4〜図7に示した様な枠体3の框部13の左右の一対の縦框部11、11の間に形成された溝部17に装着されるものであり、以下の構成を有することを特徴とする。
即ち、この端部保護カバー30は、溝部17への装着が容易であり、かつ多重ガラス障子の端面において溝部17を塞ぐことができるような構造を有するものであり、溝部17の底面を多重ガラス障子の端面の長手方向を塞ぐ底面部31と、縦框部11、11の溝部17側の下方側に設けられた係止部22、22と係合するリブ部32、32と、第1及び第2のガラス板2a、2bのそれぞれの端部と嵌着する嵌着部33、33とを有する。又、前記嵌着部33は、第1のガラス板2aと第2のガラス板2bのそれぞれの端部と当接する、第1のガラス板2aと第2のガラス板2bの表面方向に曲がっている屈曲部34を有し、第1及び第2のガラス板2a、2bの端部が嵌着部33に嵌着され、嵌着部33の屈曲部34の先端は、第1のガラス板2aと第2のガラス板2bの表面を弾性的に押圧するようになっている。
より具体的には、前記端面保護カバー30は、前記枠体3の溝部17の底面を塞ぐ底面部31と、当該底面部31の第1のガラス板2aの溝部17側、及び第2のガラス板の溝部17側の所定位置から立脚した一対のリブ部32、32と、底面部31の両端部側に第1のガラス板2aと第2のガラス板2bのそれぞれの端部と嵌着する一対の嵌着部33を有し、当該嵌着部33の外側には屈曲部34、34が形成され、その先端は、第1のガラス板と第2のガラス板の表面方向に曲がっており、第1のガラス板と第2のガラス板の表面を弾性的に押圧するようになっている。
図4、5に示した例は、縦框部11、11の溝部17側の下方側に設けられたガイド凸条の係止部22、22を設け、その係止部22、22に対し、横方向からスライドして装着できるように設けられた、先端がL字状に屈曲したガイド状のリブ部32、32を有する端面保護カバーである。図示した例は、スライド装着方式の例の端部保護カバーであるが、これに限らず、溝部17に対し、図4〜図7においては下方向から嵌着方式で装着されるような構造としてもよく、又、その他の装着方式に対応できるような構造としたものも使用可能である。
かかる端面保護カバー30は、硬質の合成樹脂材料、例えば、硬質ポリ塩化ビニル樹脂材料、又はアクリロニトリル・スチレン樹脂により一体成型されたものが好ましい。
上記した嵌着部33の外側に形成された屈曲部34、34は、第1のガラス板2aと第2のガラス板2bの端部の外側の表面方向に曲がっており、第1及び第2のガラス板2a、2bの外側の下端部を押圧できるような、リップ先端部を有していることが好ましい。この場合、図4(a)に示すように、左側の嵌着部33においては、屈曲部34の上端部の内側の嵌着溝部となる幅x1は、第1のガラス板2aの板厚をy1、枠体3の縦框部11の厚さをz1としたとき、y1+z1≧x1とするのが好ましく、又右側の嵌着部33においては、屈曲部34の上端部の内側の嵌着溝部となる幅x2は、第1のガラス板2aの板厚をy2、枠体3の縦框部11の厚さをz2としたとき、y2+z2≧x2とするのが好ましい。このように、嵌着部33の嵌着溝部の上端の幅x1及びx2を設計することにより、枠体3への端面保護カバーの装着を容易、かつ確実に行なうことができる。又、多重ガラス障子が引き違い窓に使用される場合、引き違いの際の多重ガラス障子の端面保護カバーの接触による摩耗を防止するため、少なくとも屈曲部の外側を耐摩耗性の合成樹脂材料により形成することもできる。
端部保護カバー30が、多重ガラス障子の上辺側、左側辺側、又右側辺側の溝部17に設けられる場合、上辺側、左側辺側、又右側辺側において要求される機能に応じて、端部保護カバー30の構造を変更することができる。例えば、引き違い窓方式の多重ガラス障子に利用される場合、引き違いされる側の端部保護カバーの側部に図10に示すように召し合せ部気密材40を付設してもよい。
又、引き違い戸の場合、障子用の戸車が装着されるので、戸車を除く部分に上記した端部保護カバーを設ければよい。なお、引き違い窓方式の場合、下辺側への端面保護カバーの装着を行なわず、多重ガラス障子の上辺側、側辺側においては、上記した端部保護カバー30を配設してもよい。
なお、多重ガラス障子の開閉方式がスイング方式の場合には、戸車が必要でないので、左側辺側、右側辺側及び上辺側の端部保護カバーは、戸車に対応する構造変更は不要であり、下辺側、上辺側、左側辺側、及び右側辺側を同様の構造とすることができる。
特に、第1及び第2のガラス板が矩形形状である多重ガラス障子の4辺のうち、少なくともに上辺側、両側辺側における枠体への端面保護カバーとして、上記した同様な形状のものを使用すれば、端面保護カバーの共通化を図ることができ、多重ガラス障子の組み付け部品点数の削減に効果的である。
枠体3のスペーサー部10の側辺部8、8と框部13の縦框部11、11とが連設した枠体3の第1及び第2のガラス板2a、2bと面する部分の構造は、図8に示すように、枠体3のスペーサー部10の側辺部8、8及び/又は框部13の縦框部11、11の第1及び第2のガラス板2a、2bと対面する面に凹状部18が形成されていてもよい。このような凹状部18が形成されていれば、接着材層21の厚さをこの凹状部18の領域において、より厚くすることができ、接着性、封止性を高めることができる。
又、枠体3の框部13の構造は、図9に示すように、縦框部11、11の先の部分(即ち、スペーサー部10の外面側部7と反対側の部分)が、溝部17の内側方向に屈曲し、その先が第1及び第2のガラス板2a、2bの先端方向に延びるような形状にしてもよい。このような屈曲先端部23を有する縦框部11、11の構造は、第1及び第2のガラス板2a、2bの周縁部分に凹状部24が形成されるので、この凹状部24に透水性が低く、接着性の優れた封止材25を封入すれば、多重ガラス障子の接着性、封止性をより高めることができる。なお、上記したような框部13の縦框部11、11の先端部に屈曲先端部23を設けず、縦框部11、11の先端を直線状としてもよい。この形状は、図4〜7に例示した枠体において、框部13の縦框部11、11の先端に屈曲框部12が形成されていない例である。
本発明の多重ガラス障子において使用される枠体の各部の厚さ及び高さは、透湿防止性、断熱性、又多重ガラス障子の中空層の内部圧の変動、多重ガラス障子としての強度、耐久性等を考慮して、図4に示すような構造、形状の多重ガラス障子の場合、以下の通りとするのが好ましい。
・枠体3のスペーサー部10の側辺部8の高さ:5〜15mm、
・枠体3のスペーサー部10の側辺部8の厚さ:0.7〜3.0mm、
・枠体3のスペーサー部10の内面部6及び外面側部7の厚さ:0.7〜3.0mm、
・枠体3のスペーサー部10の内面部6及び外面側部7の幅:4〜50mm、
・枠体3の框部13の縦框部11の高さ:15〜50mm、
・枠体3の框部13の縦框部11及び屈曲框部の厚さ:0.7〜3.0mm、
・第1のガラス板2aと第2のガラス板2bとの間隔(即ち、スペーサー部10の幅):4mm〜50mm。
又、図5に示すような三重タイプの構造、形状の多重ガラス障子の場合、以下の通りとするのが好ましい。このタイプの多重ガラス障子においては、第1のガラス板2aと中間板5との間隔と、第2のガラス板2bと中間板5との間隔とは、左右対称の寸法であってもよいし、左右異なる寸法であってもよい。なお、枠体3のスペーサー部10の側辺部8の高さ及び厚さ、枠体3のスペーサー部10の内面部6及び外面側部7の厚さ並びに幅、枠体3の框部13の縦框部11の高さ、枠体3の框部13の縦框部11及び屈曲框部の厚さは、前述した通りである。
・第1のガラス板2aと第2のガラス板2bとの間隔(即ち、スペーサー部10の幅):8mm〜50mm、
・第1のガラス板2aと中間板5との間隔:4mm〜25mm、
・第2のガラス板2bと中間板5との間隔:4mm〜25mm。
本発明によれば、上記構造を用いた枠体を用いた多重ガラス障子において、両側のガラス板の端部を保護すると同時に、枠体に接着された両側のガラス板の接着材層の接着力が、万一弱くなった場合でも、ガラス板が脱落しない様に、ガラス板を保持することができる。又、第1のガラス板と第2のガラス板とをその周縁部の内側において配される枠体の溝部を利用して装着する端面保護カバーであるので、多重ガラス障子の小口の見栄えを良くすることができるとともに、見付け面の意匠のスリム化を図ることができる。
1:多重ガラス障子、 2:ガラス板、 2a:第1のガラス板、
2b:第2のガラス板、 3:多重ガラス障子の枠体、 3a:上端側の枠体、3b:の側端側の枠体、 3c:下端側の枠体、
4、4a、4b、4c、4d:中空層、 5、5a、5b、5c:中間板、
6:スペーサー部の内面部、
7:スペーサー部の外面側部、 8:スペーサー部の側辺部、
9:スペーサー部の空間部、 10:スペーサー部、 11:框部の縦框部、12:框部の屈曲框部、 13:框部、 14:スペーサー部の溝部、
15:リップ部、 16:ベース部、 17:枠体の溝部、
18:凹状部、 20a:スペーサー部の側辺部の凹部、
20b:框部の縦框部の凹部、 21:接着材層、 22:枠体の係止部、
23:縦框部の屈曲先端部、 24:縦框部の凹状部、 25:封止材、
30:端部保護カバー、 31:端部保護カバーの底面部、
32:端部保護カバーのリブ部、 33:端部保護カバーの嵌着部、
34:端部保護カバーの屈曲部、 40:召し合せ部気密材、

Claims (12)

  1. 第1のガラス板と第2のガラス板とをその周縁部の内側において溝部を有する枠体を配して、第1のガラス板と第2のガラス板との間に中空層が形成されるようにされた多重ガラス障子用の端面保護カバーであって、当該端面保護カバーは、前記枠体の溝部の底面を塞ぐ底面部と、前記枠体の溝部に設けられた係止部と係合するリブ部と、第1のガラス板と第2のガラス板のそれぞれの端部と嵌着する嵌着部とを有することを特徴とする多重ガラス障子用の端面保護カバー。
  2. 前記嵌着部は、第1のガラス板と第2のガラス板のそれぞれの端部と当接する屈曲部を有することを特徴とする請求項1に記載の多重ガラス障子用の端面保護カバー。
  3. 前記端面保護カバーは、前記枠体の溝部の底面を塞ぐ底面部と、底面部から立脚した一対のリブ部と、底面部の両端側に第1のガラス板と第2のガラス板のそれぞれの端部と嵌着する嵌着部を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の多重ガラス障子の端面保護カバー。
  4. 前記嵌着部の屈曲部のそれぞれの先端は、第1のガラス板と第2のガラス板の表面方向に曲がっており、第1のガラス板と第2のガラス板の表面を弾性的に押圧するようになっていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の多重ガラス障子の端面保護カバー。
  5. 前記端面保護カバーは、硬質の合成樹脂材料からなることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の多重ガラス障子の端面保護カバー。
  6. 第1のガラス板と第2のガラス板とをその周縁部の内側において溝部を有する枠体を配して、第1のガラス板と第2のガラス板との間に中空層が形成されてなる多重ガラス障子であって、前記枠体の溝部には端面保護カバーを装着する係止部が設けられており、前記溝部には、前記溝部の底面を塞ぐ底面部と、前記溝部に設けられた係止部と係合されるリブ部と、第1のガラス板と第2のガラス板のそれぞれの端部と嵌着する嵌着部を有する端面保護カバーが装着されてなることを特徴とする多重ガラス障子。
  7. 前記枠体は、前記第1のガラス板及び第2のガラス板の間隔を保持する内面部及び外面側部と、当該内面部及び外面側部に連設されガラス板の内側に面する側辺部と、乾燥剤を収納する空間部とを有するスペーサー部と、前記第1及び第2のガラス板の周縁部の内側に面する左右一対の縦框部を有する框部とを備え、前記した框部の左右一対の縦框部とスペーサー部の外面側部とにより形成される溝部を有することを特徴とする請求項6に記載の多重ガラス障子。
  8. 前記端面保護カバーの嵌着部は、第1のガラス板と第2のガラス板のそれぞれの端部と当接する屈曲部を有することを特徴とする請求項6又は7に記載の多重ガラス障子。
  9. 前記端面保護カバーは、前記枠体の溝部の底面を塞ぐ底面部と、当該底面部から立脚した一対のリブ部と、底面部の両端側に第1のガラス板と第2のガラス板のそれぞれの端部と嵌着する嵌着部を有することを特徴とする請求項6〜8のいずれか1項に記載の多重ガラス障子。
  10. 前記端面保護カバーの嵌着部の屈曲部のそれぞれの先端は、第1のガラス板と第2のガラス板の表面方向に曲がっており、第1のガラス板と第2のガラス板の表面を弾性的に押圧するようになっていることを特徴とする請求項6〜9のいずれか1項に記載の多重ガラス障子。
  11. 前記枠体のスペーサー部と框部とは、合成樹脂材料により一体成型されたものであることを特徴とする請求項6〜10のいずれか1項に記載の多重ガラス障子。
  12. 前記端面保護カバーは、硬質の合成樹脂材料からなることを特徴とする請求項6〜11のいずれか1項に記載の多重ガラス障子。
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