JP2014196116A - ポンプ式吐出容器 - Google Patents

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和也 阿部
佐藤 進
Susumu Sato
佐藤  進
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Takeshi Kawabata
剛士 川幡
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Mika Niwaki
美佳 庭木
治 吉田
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治 吉田
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Abstract

【課題】押し下げられないようにストッパーを装着したノズル体に過度の荷重が加えられた際に、ノズル体の吐出口から内容液が外部に漏れることを防止するポンプ式吐出容器を提供することを目的とする。
【解決手段】ポンプ式吐出容器1において、液体用ポンプ6は、液体を吸入する液体用シリンダ14と液体用シリンダ14に嵌合されかつ押し下げ力を受けて下降する液体用ピストン15と液体用シリンダ14および液体用ピストン15の外周側に配置され液体用ピストン15を押し上げる弾性部材8とを有し、ノズル体5から液体用ピストン15に到る押し下げ力伝達経路中に互いに当接して押し下げ力を伝達する荷重伝達部12g,15eが設けられ、ノズル体5をキャップ3に対して押し下げられないようにストッパー4を装着した状態では、その荷重伝達部12g,15eに上下方向にひらいたクリアランスC1が設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、容器のキャップから上方に突設されたノズル体に対する押し下げ操作と押し下げ解除操作とを繰り返して行うことにより、容器内に充填された内容液をノズル体の吐出口から吐出させるポンプ式吐出容器に関するものである。
この種のポンプ式吐出容器で、容器のキャップから上方に突出したノズル体を押し下げ、またその押し下げを解除することにより、キャップの天板部を貫通してノズル体に連結されたピストン体が、そのピストン体を上方に向けて押圧しているバネ力に抗して、所定範囲だけ上下動する。容器の内部には、その口部から下方にシリンダ体が設けられており、上記のピストン体はそのシリンダ体の内部に挿入されている。したがって、ピストン体を上下動させることにより、容器内に収納されている液体がシリンダ体の下端から吸い上げられ、ピストン体とノズル体の中空軸心部を通って、ノズル体の吐出口から容器の外部に吐出される。このようなポンプ式吐出容器の一例が特許文献1に記載されている。
特許文献1に記載された泡噴出ポンプ容器の構造を簡単に説明すると、シリンダは、空気用シリンダと液体用シリンダとの2段に形成され、両シリンダ内は同時に上下動するピストン管により空気槽と液槽との2室に分離されている。その両槽がピストン管の上部に形成された混合室で合流するよう空気通路と導液管とが設けられている。液体用シリンダの底部には、液槽が負圧時に開口する逆止弁付き液吸入孔と容器の底に達する吸液管とが連設され、導液管の上部には、液槽が加圧時に開口する逆止弁付き吐出孔を有している。また、空気用シリンダ内のピストン部には空気槽が負圧時に開口し、蓋体の天面のピストン管貫通部の隙間を介し外部と連通する逆止弁付外気吸入孔を備え、空気用シリンダの上部にはピストン管下降時に隙間を介して外部と容器内部を連通させる外気導入孔が設けられている。そして、更に、空気槽または液槽内にピストン管を上げておくためのコイルスプリングが設けられている。この泡噴出ポンプ容器は、ピストン管の上下動を行うことで、吐出ノズルから容器外部に均質な泡を吐出することができる、とされている。
このようなポンプ式吐出容器は、消費者が使用を開始する前の流通および販売時において、ノズルから内容液が漏れないようにすることを目的として、ストッパーを用いてノズルを上限位置に固定した状態のものがある。しかしながら、上限位置に固定されたノズルに押し下げ力が過度に加えられた場合に、容器内に収容された内容液がノズルの吐出口から漏れてしまうおそれがある。その対策を施した吐出ポンプの一例が特許文献2に記載されている。
特許文献2に記載された吐出ポンプの構造を簡単に説明すると、容器の口部から容器内に垂設されたシリンダに対して、常にコイルスプリングのバネ力により上方に付勢された状態で、所定範囲だけ上下動可能に配設されたピストンが、容器の口部に冠着されるキャップの天板中央部を貫通する筒状のステム部分を介して、容器外に配置された吐出口を有するノズルと一体的に連結されている。また、ポンプ内の液室の出口を開閉する逆止弁が、ピストンを上方に付勢するコイルスプリングにより常に閉じる方向に付勢された状態で、ピストンの下降によるコイルスプリングの収縮に連れて開くように構成されている。この吐出ポンプは、ノズルが上限位置にロックされた状態で、ピストンやノズルを上方に付勢しているコイルスプリングの下端を受ける部分が、所定の範囲だけ僅かに下方に移動可能に構成されている。この吐出ポンプは、ノズルを上限位置で押し下げ不能にロックした状態において、上方から無理な力が加えられることによりノズルが下降し、それに連動してピストンが下降しても、ピストンの下降に応じてポンプ内の液室の出口を開閉する逆止弁が直ちに開くのを防止することができ、容器内に収納された内容液がポンプ内の液室から逆止弁を通して外部に漏れ出すのを防止することができる、とされている。
実開平3−007963号公報 特開2004−217283号公報
従来の特許文献2に記載されたような吐出ポンプでは、使用時に液室に液体が満たされた状態でノズルが上限位置まで引き上げられると、コイルスプリングの下端を受ける部分が僅かに上方に移動した状態で、液室の入口を開閉する逆止弁が閉じた状態となり、液室が密封状態となる。この状態で、液室の出口を開閉する逆止弁を開いて液体を吐出するためには、コイルスプリングの下端を受ける部分を下方に移動させて液室の底部に当接させ、コイルスプリングを収縮させる必要がある。しかし、液室は入口および出口の逆止弁がいずれも閉じており、密封状態となっている為、コイルスプリングの下端を受ける部分を下方に移動させるためには、かなり大きな力を要するため、液体を吐出しにくくなる問題があった。
この発明は、上記の技術的課題に着目してなされたものであって、ノズルヘッドの僅かな上下動による液体の漏出が防止されたポンプ式吐出容器において、ノズルヘッドが上限位置にある状態からの押し下げ時の液体の吐出し易さを改善したポンプ式吐出容器を提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために、請求項1の発明は、容器の口部に取り付けられるキャップに、吐出口を有するノズル体が上下動可能に取り付けられ、そのノズル体から押し下げ力を受けて液体を前記ノズル体の内部に押し出す液体用ポンプが前記キャップの内側に設けられたポンプ式吐出容器において、前記液体用ポンプは、前記容器内の液体を吸入する液体用シリンダと、その液体用シリンダに嵌合されかつ前記ノズル体から押し下げ力を受けて下降する液体用ピストンと、前記液体用シリンダの内部に配置され前記液体用ピストンを弾性力で押し上げる弾性部材とを有し、前記ノズル体から前記液体用ピストンに到る押し下げ力伝達経路中に互いに上下方向に当接して前記押し下げ力を伝達する荷重伝達部が設けられ、前記ノズル体を前記キャップに対して押し下げられないようにストッパーを装着した状態では、その荷重伝達部に上下方向にひらいたクリアランスが設けられていることを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記ノズル体から押し下げ力を受けて空気を前記ノズル体の内部に押し出す空気用ポンプが前記キャップの内側に設けられ、前記空気用ポンプは、前記容器外の空気を吸入する空気用シリンダと、その空気用シリンダに嵌合されかつ前記ノズル体から押し下げ力を受けて下降する空気用ピストンとを有し、前記荷重伝達部は、前記ノズル体と前記空気用ピストンとの上下方向に当接する当接部であることを特徴とするポンプ式吐出容器である。
さらに、請求項3の発明は、請求項1の発明において、前記ノズル体から押し下げ力を受けて空気を前記ノズル体の内部に押し出す空気用ポンプが前記キャップの内側に設けられ、前記空気用ポンプは、前記容器外の空気を吸入する空気用シリンダと、その空気用シリンダに嵌合されかつ前記ノズル体から押し下げ力を受けて下降する空気用ピストンとを有し、前記荷重伝達部は、前記空気用ピストンと前記液体用ピストンとの上下方向に当接する当接部であることを特徴とするポンプ式吐出容器である。
この発明によれば、ノズル体から液体用ピストンに到る押し下げ力伝達経路中に互いに上下方向に当接して押し下げ力を伝達する荷重伝達部が設けられ、ノズル体をキャップに対して押し下げられないようにストッパーを装着した状態では、その荷重伝達部に上下方向にひらいたクリアランスが設けられている。ノズル体をキャップに対して押し下げられないようにストッパーを装着した状態において、ノズル体に過度の押し下げ力が加えられた場合、ノズル体は押し下げられる。一方、ノズル体から液体用ピストンに到る押し下げ力伝達経路にはクリアランスが設けられているため、ノズル体に伝達された押し下げ力が液体用ピストンに伝達されることを防止することができる。したがって、ノズル体をキャップに対して押し下げられないようにストッパーを装着した状態において、ノズル体に過度の押し下げ力が加えられた際に、ノズル体の吐出口から内容液が外部に漏れることを防止することができる。
そして、この発明によれば、ノズル体に引き上げ力が伝達された場合、ノズル体は空気用ピストンを介して液体用ピストンに到る押し下げ力伝達経路に上方に引き上げ力を伝達する。一方、ノズル体から液体用ピストンに到る押し下げ力伝達経路にはクリアランスが設けられているため、引き上げ力が液体用ピストンに伝達されることを防止することができる。つまり、液体用ポンプの液室が密封状態となって、ノズル体の押し下げに大きな力を要することとなり、液体を吐出しにくくなることを防止することができる。この発明では、液体用ピストンに至る押し下げ力伝達経路にクリアランスが設けられているため、ノズルを上限位置まで引き上げても液体用ピストンが引き上げられないので、ノズルを押し下げることにより、液体用ピストンが押し下げられれば、直ちに弾性部材が収縮して液体がノズル体内部に押し出されるので、液室が密封状態となることはなく、ノズルを押し下げる際に大きな力を要するようなことがない。
この発明に係るポンプ式吐出容器の具体例におけるノズルがストッパーにより上限位置に固定されていることを示す断面図である。 図1におけるII部の拡大図である。 この発明に係るポンプ式吐出容器の具体例におけるノズルが上死点位置であることを示す断面図である。 (a)はこの発明に係るポンプ式吐出容器の具体例におけるノズルが下死点位置であることを示す断面図である。(b)はこの発明に係るポンプ式吐出容器の具体例におけるノズルが下死点位置から弾性部材により上方に付勢されていることを示す断面図である。 この発明に係るポンプ式吐出容器の他の具体例におけるノズルがストッパーにより上限位置に固定されていることを示す断面図である。 図5におけるVI部の拡大図である。 この発明に係る入口側逆止弁の他の具体例を示す断面図である。
つぎに、この発明に係るポンプ式吐出容器を具体例に基づいて説明する。まず、構成について説明する。このポンプ式吐出容器1は、シャンプーや洗顔料、ハンドソープ等の内容液を収容する容器本体(図示せず)に吐出ポンプ2が装着され、その吐出ポンプ2に押し下げ力が伝達されることで容器本体内の内容液を外部に吐出するように構成されている。
容器本体の口部(図示せず)には、図1に示すように、キャップ3が着脱可能に取り付けられている。このキャップ3には、容器の口部を覆っている天板部3aの中央部に開口部3bが設けられている。また、この開口部3bの周縁から上方に円筒状のガイドステム部3cが設けられている。このガイドステム部3cには、後述するストッパー4が脱着可能に取り付けられ、吐出ポンプ2を構成するノズル体5がガイドステム部3cの開口部3bより上方に設けられている。
吐出ポンプ2は、吐出口5aを有するノズル体5と、ノズル体5から押し下げ力を受けて液体をノズル体5の内部に押し出す液体用ポンプ6と、空気をノズル体5の内部に押し出す空気用ポンプ7と、液体用ポンプ6と空気用ポンプ7とに弾性力を付勢する弾性部材8と、流体の逆流を防止する出口側逆止弁9、入口側逆止弁22および空気室逆止弁18とによりポンプ構造として構成されている。
このノズル体5は、吐出ポンプ2の押し下げヘッドとして荷重が加えられるものであって、押し下げ可能にガイドステム部3cの開口部3bに配置されている。また、ノズル体5は、水平方向に開口した吐出口5aに連通する上下方向の吐出経路5bが内部に形成された円筒状の内筒部5cと、その内筒部5cの同心状かつ外周側に形成された円筒状の外筒部5dとが一体的に形成されている。内筒部5cと外筒部5dとは、それらの径方向の間にキャップ3のガイドステム部3cが配置されており、ガイドステム部3cの軸線方向に沿って上下動する。また、内筒部5cは、その内周面に後述するネットフォルダー10が嵌合され、その一方の端部に後述する空気用ピストン11のステム部12が嵌合されている。したがって、ノズル体5は、連結された空気用ピストン11とともに、キャップ3のガイドステム部3cに案内されて上下動する。なお、ノズル体の内筒部と外筒部とは、互いに別部品として組み付けられたものでもよい。また、ノズル体の外筒部は設けなくてもよい。
ネットフォルダー10には、その両端部にネット10aが設けられている。ノズル体5に押し下げ力が伝達されて内容液が吐出される際に、吐出経路5bに配置されたネットフォルダー10のネット10aを空気と混合された内容液が通過することにより、きめ細かく均質な泡が吐出口5aから吐出される。
また、ノズル体5は、ストッパー4が装着されていない状態では、後述する弾性部材8により常に上方に付勢されている。そして、ノズル体5の外筒部5dとキャップ3の天板部3aの上面との軸線方向の間に別部品のストッパー4を取り外し自在に装着することにより、キャップ3に対して押し下げできないロック状態と、押し下げが可能なロック解除状態とを切り替えられるように構成している。また、このロック状態におけるノズル体5の位置を上限位置とし、ロック解除状態において一旦押し下げられたノズル体5が、弾性部材8の弾性力により上方へ移動して停止し最も高くなるノズル体5の位置を上死点位置と呼ぶこととする。
空気用シリンダ13と液体用シリンダ14とは、大径筒状の空気用シリンダ13と小径筒状の液体用シリンダ14とが、熱可塑性樹脂の射出成形等により一つの部材として形成された二重シリンダである。また、それらシリンダ内13,14に上下動可能に、熱可塑性樹脂の射出成形等により個別の部品としてそれぞれ成形された空気用ピストン11と液体用ピストン15とが配置されている。空気用ピストン11は、空気用シリンダ13の内壁面13aに沿って摺動するように配置されている。また、液体用ピストン15は、液体用シリンダ14の内壁面14aに沿って摺動するように配置されている。この液体用ピストン15は、その端部15aと液体用シリンダ14の液室底面14bとの軸線方向の間に配置された弾性部材8の弾性力により、常に上方に付勢されている。また、空気用ピストン11は、弾性部材8の弾性力により液体用ピストン15を介して常に上方に付勢されている。
より具体的に説明すると、空気用シリンダ13の開口側の端部に形成されたフランジ部13bが、キャップ3の天板部3aの下面側(言い換えると容器本体内側)で挟持されることにより、空気用シリンダ13がキャップ3に同心円状に一体的に固定されている。つまり、キャップ3が容器本体の口部に取り付けられることにより、空気用シリンダ13は容器本体の口部から下方(言い換えると容器内)に配置されている。また、空気用シリンダ13の上部には、容器本体のヘッドスペース(容器内の液面よりも上方の空間部)に空気を導入するための空気孔13dが設けられている。
空気用ピストン11は、ノズル体5の内筒部5cの一方の端部に連結される小径筒状のステム部12と、空気用シリンダ13の内壁面13aを摺動する大径筒状のピストン部11aとを、中間連結部11bを介して連結するように一体的に形成されている。また、空気用ピストン11と空気用シリンダ13とで覆われた空間、かつ、液体用ピストン15と液体用シリンダ14との外側には、空気室16が形成されている。
そのピストン部11aの一方端には、空気用シリンダ13の内壁面13aとの間で充分に気密性を確保でき、かつ、内壁面13aに対して上下方向に摺動できるように、所定の幅の摺動シール部11cが一体的に形成されている。この摺動シール部11cは、その幅方向の上下両端で空気用シリンダ13の内壁面13aに密接している。
空気用ピストン11の中間連結部11bには、ポンプ式吐出容器1の外部から空気を吸入する空気吸入孔11dが円周方向に複数設けられている。また、中間連結部11bには、空気室16から外部に空気が流出することを防止し、かつ、後述する混合室17から空気室16に空気が流出することを防止する空気室逆止弁18が嵌合されている。また、図1に示すように、ロック状態において、キャップ3の開口部3bの周縁と空気用ピストン11の中間連結部11bとが軸線方向に接触している。また、図3に示すように、上限位置において、キャップ3の開口部3bの周縁と空気用ピストン11の中間連結部11bとは軸線方向に離隔している。
空気用ピストン11のステム部12は、図1および図2に示すように、その外周側にノズル体5の内筒部5cを嵌合する際の下限位置を規制するとともに、内周側に液体用ピストン15の一方の端部を挿入する際の上限位置を規制するように、ステム部12の上部12aが下部12bよりも縮径されている。また、ステム部12の上部12aの外周面には、その円周方向に沿うように環状の突条体12cが形成されており、その突条体12cが内筒部5cの内周面に沿うように形成された溝部5eに嵌合している。
ステム部12の上部12aの内周面には、図2に示すように、ネットフォルダー10の一方の端部を内側に挿入して軸線方向の移動を規制する固定部12dと、後述する棒状弁体19の弁体部19aの上昇を規制する係止リム部12eと、混合室17で空気と混合された内容液が流通する流通孔12fとが形成されている。この係止リム部12eは、ステム部12の円周方向に一定の間隔を空けて放射状に複数形成されている。また、係止リム部12eが形成されている空間は、液体用ピストン15により吐出された内容液と空気用ピストン11により吐出された空気とを混合する混合室17である。
ステム部12の下部12bには、図2に示すように、ノズル体5の内筒部5cの端部5fと軸線方向に当接して押し下げ力が伝達されるボス部(第1空気用ピストン荷重伝達部)12gが形成されている。さらに、ステム部12の下部12bの内周面には、液体用ピストン15の一方の端部15bが軸線方向に移動可能に嵌合されている。そして、ステム部12の下部12bの内周面および液体用ピストン15に上下方向に当接して押し下げ力を伝達する上端面(第2空気用ピストン荷重伝達部)12hには、複数本の溝がステム部12の円周方向に一定の間隔を空けて放射状に形成されている。その溝により、空気室16から混合室17に空気を送り込むための空気供給通路20が形成されている。なお、ステム部の内周面と液体用ピストンの外周面との間に空気供給通路を形成するための縦溝(またはリブ)は、液体用ピストンの外面側に設けてもよい。
したがって、空気用ピストン11が上死点位置にある状態では、図3に示すように、摺動シール部11cが空気孔13dを閉鎖している。また、図4(a)に示すように、空気用ピストン11が上死点位置から下死点位置まで押し下げられてピストン部11aの摺動シール部11cが下方に移動することにより、空気孔13dを介してヘッドスペースに空気が供給されるとともに、後述する液室21から混合室17に内容液が供給され、空気室16から混合室17に空気供給通路20を介して空気が供給されて、混合室17において内容液と空気とが混合される。その混合された内容液と空気とは吐出経路5bを介して吐出口5aから吐出される。そして、図4(b)に示すように、押し下げ力が解除されるとともに、液体用ピストン15が弾性部材8に付勢されて下死点位置から上方に移動することにより、空気吸入孔11dを介して空気室16に空気が導入される。
また、図1に示すように、液体用シリンダ14は、円筒形状であって、空気用シリンダ13の内部に一体的に形成されている。液体用シリンダ14は、液体用ピストン15が挿入される一方の端部14cが軸線方向において空気用シリンダ13の開口側に突出し、他方の端部14dが軸線方向において空気用シリンダ13の底部よりも下方(言い換えると容器内)に突出している。
その液体用シリンダ14の他方の端部14dの外周側には、入口側逆止弁22が圧入されている。この入口側逆止弁22は、漏斗状に形成された弁座部22aを有しており、その弁座部22aにボール弁22bが載置されている。この弁座部22aとボール弁22bとにより、液室21の正圧時に液室21の下端の入口を閉口し、かつ液室21の負圧時に液室21の下端の入口21aを開口するための入口側逆止弁22が構成されている。この入口側逆止弁22には、容器本体内に収容されている内容液を液体用シリンダ内に導入するための導液管23が連結されている。この導液管23の下端は容器本体の底部付近にまで延びている。
また、液体用シリンダ14の他方の端部14dには、液体の通過が可能な筒状の筒状係止体24が一体的に形成されている。筒状係止体24には、その側面に液通路となる縦方向の開口溝24aが円周方向に複数形成され、開口溝24aの上方に溝のない円筒部24bが形成され、その円筒部24bの内周面に突起24cが形成されている。その突起24cは後述する棒状弁体19の係止部19bが抜け止めされるように構成されている。
液体用シリンダ14の内周面を軸線方向に摺動する液体用ピストン15は、図1および図2に示すように、全体が略円筒形状であって、その一方の端部15bの内面に内径が上方に行く程大径となるすり鉢状(又は漏斗状)の弁座部15cが形成されている。その液体用ピストン15と液体用シリンダ14との内側には、内容液が流入する液室21が形成されている。
また、液体用ピストン15の端部15aと液体用シリンダ14の液室底面14bとの軸線方向の間には自然長よりも圧縮されたバネ(弾性部材)8が配置されており、このバネ8の弾性力により液体用シリンダ内で液体用ピストン15が常に上方に付勢されている。バネ8は、押し下げ力により液体用ピストン15と液体用シリンダ14とが相対的に接近すると、液体用ピストン15の端部15aと液体用シリンダ14の液室底面14bとにより圧縮されるように構成されている。また、図4(a)に示すように、液体用ピストンの外周に形成された当接部15dにより液体用シリンダ内での液体用ピストン15の下限位置が規制されている。言い換えると、当接部15dと液体用シリンダ14の一方の端部14cが当接することにより下死点位置が設定されている。
また、液体用ピストン15と液体用シリンダ14との内側には、図1に示すように、棒状弁体19が挿入されている。この棒状弁体19は、上端部に逆円錐台状の弁体部19aが形成され、下端部に略三角錐状の係止部19bが形成されている。その棒状弁体19の弁体部19aと液体用ピストン15の弁座部15cとにより、出口側逆止弁9が構成されている。この出口側逆止弁9は、図4(a)に示すように、ノズル体の押し下げ時において、液室21の上端の出口21bを開口し、液室21から混合室17に向けた内容液の供給を許容する。また、この出口側逆止弁9は、図4(b)に示すように、ノズル体の押し下げを解除し、バネ8の弾性力による上方への移動時において、液室21の上端の出口21bを閉口し、混合室17と液室21との流通を遮断する。また、棒状弁体19の係止部19bは、筒状係止体24により所定の範囲だけ上下動可能に保持されている。そして、係止部19bは、筒状係止体24に引っ掛かり棒状弁体19の上昇が阻止されることにより、この位置を上限位置としている。なお、液体用シリンダ14と液体用ピストン15とを組み立てる時には、棒状弁体19の下部側を筒状係止体24内に挿入することになる。その際には、上方から押圧力を棒状弁体19に加えることで、棒状弁体19の係止部19bにより筒状係止体19の上端部の突起を押し広げるように弾性変形させて係止部19bを筒状係止体24内に挿入させればよい。
この発明に係るポンプ式吐出容器には、図1および図2に示すように、ノズル体5をキャップ3に対して押し下げられないようにストッパー4を装着した状態において、ノズル体5から液体用ピストン15に到る押し下げ力伝達経路にクリアランスC1が設けられている。具体的には、ノズル体5の外筒部5dとキャップ3の天板部3aの上面との軸線方向の間にストッパー4が取り付けられているロック状態において、ノズル体5がストッパー4により上死点位置から上限位置へと持ち上げられ、空気用ピストン11のステム部12の上端面12hと液体用ピストン15の端部15bの端面(液体用ピストン荷重伝達部)15eとの軸線方向の間に、クリアランスC1が設けられている。また、言い換えると、空気用ピストン11から液体用ピストン15に至る押し下げ力伝達経路にクリアランスC1が設けられている。
つぎに、この発明に係るポンプ式吐出容器の具体例の作用について説明する。ロック状態(言い換えると、棒状弁体19の弁体部19aと液体用ピストン15の弁座部15cとにより構成される出口側逆止弁9が閉じられて、ノズル体5がストッパー4により固定されている上限位置)において、図1および図2に示すように、空気用ピストン11のステム部12の上端面12hと液体用ピストン15の端部15bの端面15eとの軸線方向の間には、クリアランスC1が設けられている。このロック状態においてノズル体5に過度の押し下げ力が加えられた場合、ノズル体5の内筒部5cは空気用ピストン11のステム部12に押し下げ力を伝達し、ノズル体5の外筒部5dはストッパー4を介してキャップ3の天板部3aに押し下げ力を伝達する。また、押し下げ力が伝達された天板部3aは、開口部3bに接している空気用ピストン11の中間連結部11bに押し下げ力を伝達する。そして、押し下げ力が伝達された中間連結部11bおよびステム部12は、軸線方向に押し下げられる。一方、ステム部12の上端面12hと液体用ピストン15の端部15bの端面15eとの軸線方向の間にはクリアランスが設けられているため、押し下げられたステム部12の上端面12hは液体用ピストン15の端部15bの端面15eに軸線方向において接触せず、押し下げ力が液体用ピストン15に伝達されることを防止することができる。つまり、液体用ピストン15が押し下げられないため、液体用ピストン15と液体用シリンダ14との内側から混合室17に内容物が吐出されることを防止することができる。したがって、ノズル体5をキャップ3に対して押し下げられないようにストッパー4を装着した状態で、ノズル体5に過度の押し下げ力が加えられた際に、ノズル体5の吐出口5aから内容液が外部に漏れることを防止することができる。
また、図3に示すように、押し下げ力が伝達されていないロック解除状態(言い換えるとノズル体5の上死点位置)において、液体用ピストン15は、バネ8により上方に付勢されかつ棒状弁体19により上限位置に規制されている。また、空気用ピストン11は、そのステム部12の下部12bの上端面12hが液体用ピストン15の端部15bの端面15eに軸線方向において接触しかつ上方に付勢されている。このとき、キャップ3の開口部3bの周縁と空気用ピストン11の中間連結部11bとは軸線方向に離隔している。
このロック解除状態(上死点位置)においてノズル体5が上方に持ち上げられた場合、ノズル体5は、その内筒部5cに連結された空気用ピストン11に上方に引き上げ力を伝達する。引き上げ力が伝達された空気用ピストン11は、キャップ3の開口部3bの周縁と空気用ピストン11の中間連結部11bとが軸線方向において接触する位置を上限として、軸線方向に引き上げられる。一方、空気用ピストン11のステム部12と液体用ピストン15との嵌合部は軸線方向に相対移動可能であり、液体用ピストン15は棒状弁体19によりその上限位置が制限されているため、引き上げ力が液体用ピストン15に伝達されることを防止することができる。したがって、液体用ピストンが上死点位置よりも上方に引き上げられることを回避することができ、液室が内容液に満たされ密封された状態となり、ノズル体の押し下げに大きな力を要することとなって、液体を吐出しにくくなることを防止することができる。
つぎに、この発明に係るポンプ式吐出容器の他の具体例について説明する。このポンプ式吐出容器25の構成は、前述の具体例における構成とほぼ同様のものであるため、その説明は省略し、ノズル体26と空気用ピストン27と液体用ピストン28とに係る構成についてのみ説明する。
空気用ピストン27は、図5および図6に示すように、ノズル体26の内筒部26aの一方の端部に連結される小径筒状のステム部29と、空気用シリンダ13の内壁面13aを摺動する大径筒状のピストン部27aとを、中間連結部27bを介して連結するように一体的に形成されている。また、空気用ピストン27と空気用シリンダ13とで覆われた空間、かつ、液体用ピストン28と液体用シリンダ14との外側には、空気室16が形成されている。
空気用ピストン27のステム部29は、図6に示すように、その外周側にノズル体26の内筒部26aを嵌合する際の下限位置を規制するとともに、内周側に液体用ピストン28の一方の端部28aを挿入する際の上限位置を規制するように、ステム部29の上部29aが下部29bよりも縮径されている。
ステム部29の下部29bの内周面および上端面には、複数本の溝が下部29bの円周方向に一定の間隔を空けて放射状に形成されている。その溝により、空気室16から混合室17に空気を送り込むための空気供給通路20が形成されている。さらに、ステム部29の下部29bの内周面には、その円周方向に沿った環状の凹部29cが軸線方向に複数形成されている。この凹部29cには液体用ピストン28の端部28aの外周面に形成された環状の突条体28bが嵌合してる。つまり、液体用ピストン28と空気用ピストン26とは、一体的に軸線方向に移動可能である。なお、ステム部の内面と液体用ピストンの外面との間に空気供給通路を形成するための縦溝(またはリブ)は、液体用ピストンの外面側に設けてもよい。
ステム部29の上部29aの内周面には、ネットフォルダー10の一方の端部を内側に挿入して軸線方向の移動を規制する固定部30と、棒状弁体19の弁体部19aの上昇を規制する係止リム部31と、混合室17で空気と混合された内容液が流通する流通孔32とが形成されている。
この係止リム部31は、ステム部29の円周方向に一定の間隔を空けて放射状に複数形成されている。また、係止リム部31が形成されている空間は、液体用ピストン28により吐出された内容液と空気用ピストン27により吐出された空気とを混合する混合室17である。
また、ステム部29の上部29aの内周面には、固定部30が形成されており、この固定部30はステム部29の円周方向に一定の間隔を空けて放射状にリブが複数形成されている。また、固定部30に対向するネットフォルダー10は、ステム部29の上部29aの内周側に軸線方向に移動可能に嵌合している。
また、ステム部29の上部29aの外周面には、その円周方向に沿うように環状の突条体33が形成されている。この突条体33は、内筒部5cの内周面に沿うように形成された溝部34に軸線方向において移動可能に嵌合している。
図5および図6に示すように、ノズル体26をキャップ3に対して押し下げられないようにストッパー4を装着した状態において、ノズル体26からピストン27,28に至る押し下げ力伝達経路にクリアランスC2が設けられている。具体的には、ノズル体26の外筒部26bとキャップ3の天板部3aの上面との軸線方向の間にストッパー4が取り付けられているロック状態において、空気用ピストン26のステム部29のボス部(第1空気用ピストン荷重伝達部)29dとノズル体26の内筒部26aの端部(ノズル体荷重伝達部)26cとの軸線方向の間に、クリアランスC2が設けられている。また、言い換えると、ノズル体26から空気用ピストン26の一方の端部29に至る押し下げ力伝達経路にクリアランスC2が設けられている。また、固定部30は、ロック状態において、ネットフォルダー10の一方の端部との軸線方向の間にクリアランスC3が設けられている。そして、ステム部29の下部29bとノズル体26の内筒部26aの端部との間のクリアランスC2と、固定部30とネットフォルダー10との間のクリアランスC3とは、その軸線方向の長さが等しくなるように構成されている。
つぎに、この発明に係るポンプ式吐出容器の他の具体例の作用について説明する。この発明に係るポンプ式吐出容器の他の具体例は、前述の具体例と同様の効果を得ることができる。 特に、ロック状態において、図5に示すように、ステム部29の下部29bとノズル体26の内筒部26aの端部26cとの軸線方向の間に、クリアランスC2が設けられている。このロック状態においてノズル体26に過度の押し下げ力が加えられた場合、ノズル体26の内筒部26aは押し下げられ、ノズル体26の外筒部26bはストッパー4を介してキャップ3の天板部3aに押し下げ力を伝達する。そして、押し下げ力が伝達された天板部3aは、軸線方向に押し下げられる。一方、キャップ3の天板部3aと空気用ピストン27の中間連結部27bとは軸線方向に離隔しているため、空気用ピストン27の中間連結部27bには押し下げ力は伝達されない。また、ステム部29の下部29bとノズル体26の内筒部26aの端部26cとの軸線方向の間にはクリアランスC2が設けられているため、押し下げられたノズル体26の内筒部26aの端部26cはステム部29の下部29bに軸線方向において接触せず、押し下げ力が空気用ピストン27に伝達されることを防止することができる。つまり、空気用ピストン27が押し下げられないため、空気用ピストン27と液体用ピストン28とから混合室17に内容物が吐出されることを防止することができる。したがって、ノズル体をキャップに対して押し下げられないようにストッパーを装着した状態で、ノズル体に過度の押し下げ力が加えられた際に、ノズル体の吐出口から内容液が外部に漏れることを防止することができる。また、ノズル体26を上限位置まで引き上げても、ノズル体26から空気用ピストン27の一方の端部29に至る押し下げ力伝達経路にクリアランスが設けられているため、液体用ピストンが引き上げられないので、液室が密封状態となることはなく、ノズルを押し下げる際に大きな力を要するようなことがない。
なお、この発明に係るポンプ式吐出容器は、固定されたノズル体に過度の荷重が加えられた際にノズル体の吐出口から内容液が外部に漏れることを防止する構成であればよく、液体を霧状に吐出するものや液体をそのまま吐出するものでもよい。
また、この発明に係る入口側逆止弁は液体用シリンダと一体的に形成され、筒状係止体は液体用シリンダと別体に形成されてもよい。例えば、図7に示すように、漏斗状の弁座部35が液体用シリンダ36の端部に形成されており、その弁座部35にボール弁37が載置されてもよい。この弁座部35とボール弁37とにより、液室38の正圧時に液室38の下端の入口38aを閉口し、かつ液室38の負圧時に液室の入口38aを開口するための入口側逆止弁39が構成されている。また、筒状係止体40は、液体用シリンダ36の内側下部に別体として配置されてもよい。別体として配置する場合には、筒状係止体40は液体用シリンダ36の底部に固定されることが好ましい。固定されることにより、何らかの原因で上死点位置にある液体用ピストン28に引き上げ力が作用した場合でも、その上昇を防止することができる。筒状係止体40の下端には環状の受け部40aが形成されており、この受け部40aにはバネ41が接している。また、筒状係止体40には、その側面に液通路となる縦方向の開口溝40bが円周方向に複数形成され、開口溝40bの上方に溝のない円筒部40cが形成され、その円筒部40cの内周面に突起40dが形成されている。その突起40dは棒状弁体42の係止部42aが抜け止めされるように構成されている。
1…ポンプ式吐出容器、 2…吐出ポンプ体、 3…キャップ、 4…ストッパー、 5…ノズル体、 5f…ノズル体の端部(ノズル体荷重伝達部)、 6…液体用ポンプ、 7…空気用ポンプ、 8…弾性部材、11…空気用ピストン、 12g…ボス部(第1空気用ピストン荷重伝達部)、 12h…上端面(第2空気用ピストン荷重伝達部)、 13…空気用シリンダ、 14…液体用シリンダ、 15…液体用ピストン、 15e…端面(液体用ピストン荷重伝達部)、 21…液室、 C1…クリアランス。

Claims (3)

  1. 容器の口部に取り付けられるキャップに、吐出口を有するノズル体が上下動可能に取り付けられ、そのノズル体から押し下げ力を受けて液体を前記ノズル体の内部に押し出す液体用ポンプが前記キャップの内側に設けられたポンプ式吐出容器において、
    前記液体用ポンプは、前記容器内の液体を吸入する液体用シリンダと、その液体用シリンダに嵌合されかつ前記ノズル体から押し下げ力を受けて下降する液体用ピストンと、前記液体用シリンダの内部に配置され前記液体用ピストンを弾性力で押し上げる弾性部材とを有し、
    前記ノズル体から前記液体用ピストンに到る押し下げ力伝達経路中に互いに上下方向に当接して前記押し下げ力を伝達する荷重伝達部が設けられ、
    前記ノズル体を前記キャップに対して押し下げられないようにストッパーを装着した状態では、その荷重伝達部に上下方向にひらいたクリアランスが設けられている
    ことを特徴とするポンプ式吐出容器。
  2. 前記ノズル体から押し下げ力を受けて空気を前記ノズル体の内部に押し出す空気用ポンプが前記キャップの内側に設けられ、
    前記空気用ポンプは、前記容器外の空気を吸入する空気用シリンダと、その空気用シリンダに嵌合されかつ前記ノズル体から押し下げ力を受けて下降する空気用ピストンとを有し、
    前記荷重伝達部は、前記ノズル体と前記空気用ピストンとの上下方向に当接する当接部であることを特徴とする請求項1に記載のポンプ式吐出容器。
  3. 前記ノズル体から押し下げ力を受けて空気を前記ノズル体の内部に押し出す空気用ポンプが前記キャップの内側に設けられ、
    前記空気用ポンプは、前記容器外の空気を吸入する空気用シリンダと、その空気用シリンダに嵌合されかつ前記ノズル体から押し下げ力を受けて下降する空気用ピストンとを有し、
    前記荷重伝達部は、前記空気用ピストンと前記液体用ピストンとの上下方向に当接する当接部であることを特徴とする請求項1に記載のポンプ式吐出容器。
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