JP2014195751A - 日射遮蔽装置の遮蔽材昇降装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ヘッドボックスから垂下される遮蔽材の下端部に昇降コードを取着し、昇降コードを操作して遮蔽材を昇降可能とした日射遮蔽装置において、昇降コード5を、遮蔽材2に取着したガイド部材12に挿通して、該遮蔽材2に沿って移動可能とし、ガイド部材12を、遮蔽材2に取着されるベース部材22と、昇降コード5が挿通されるコード保持部材23とで構成し、ベース部材22とコード保持部材23とを合成樹脂で成形して弾性的に嵌合可能とし、ベース部材22とコード保持部材23のいずれか一方には丸軸部26を形成するとともに、他方には該丸軸部26を嵌合可能な嵌合部30を形成した。
【選択図】図6
Description
昇降コードは、生地の裏面において、生地の幅方向に複数本垂下され、昇降装置の操作によりヘッドボックス内の巻取り装置に巻き取られ、あるいは巻戻される。
請求項3では、前記丸軸部の軸方向中間部には、その両側部より径の小さい縮径部を形成した。
以下、この発明を具体化した第一の実施形態を図面に従って説明する。図1及び図2に示すたくし上げカーテンは、ヘッドボックス1の前面から生地2が吊下支持されている。生地2の上端は、例えば面ファスナーでヘッドボックス1の前面に接着されている。
前記昇降コード5の垂下位置において、前記生地2の背面には複数のガイド部材12が上下方向に等間隔に縫着されている。前記ヘッドボックス1から垂下される昇降コード5は前記ガイド部材12に挿通されるとともに、その昇降コード5の下端にはコードキャッチ11が取着されている。そして、コードキャッチ11が生地2の下端部に取着された取付リング21に取着されている。
図3に示すように、前記コードキャッチ11は合成樹脂で成形されたコード受け部13とフック部(第一のベース部材)14とで構成される。コード受け部13の中間部には、昇降コード5の下端部を掛止めするための掛止め部15が形成されている。掛止め部15の上方には昇降コード5を挿通するための挿通溝16が形成されている。そして、前記掛止め部15に掛止めされた昇降コード5は、挿通溝16を経て上方へ案内される。
前記フック部14は、その下部に前記取付リング21を挿入して保持可能としたフック18が形成されている。また、フック部14の上端部には前記コード受け部13の軸部13aを嵌合可能とした嵌合凹部19が形成されるとともに、その嵌合凹部19の内周面には、図4に示すように、前記突条17を嵌合可能とした凹条20が形成されている。
前記コード保持部材23の基端部28は、前記ベース部材22の基端部24と同様な形状に形成されるとともに、その透孔29に前記昇降コード5が挿通されている。
次に、上記のように構成されたたくし上げカーテンの昇降装置の動作を説明する。
(1)たくし上げカーテンの昇降コード5に居住者等が引っ掛かっても、居住者等の挙動を妨げることはない。
(2)昇降コード5に居住者等が引っ掛かると、昇降コード5と生地2の接続が外れるため、昇降コード5と居住者等との引っ掛かりを解除することができる。(3)昇降コード5に居住者等が引っ掛かると、コードキャッチ11のコード受け部13とフック部14との嵌合が外れる。従って、昇降コード5と生地2の接続が外れるため、昇降コード5と居住者等との引っ掛かりを解除することができる。
(4)昇降コード5に居住者等が引っ掛かると、ガイド部材12のベース部材22とコード保持部材23との嵌合が外れる。従って、昇降コード5と生地2の接続が外れるため、昇降コード5と居住者等との引っ掛かりを解除することができる。
(5)昇降コード5からコードキャッチ11に過大な引張り力が作用したとき、フック部14とコード受け部13との嵌合が外れるため、コードキャッチ11、昇降コード5あるいは生地2の破損を未然に防止することができる。
(6)昇降コード5からガイド部材12に過大な引張り力が作用したとき、ベース部材22とコード保持部材23との嵌合が外れるため、ガイド部材12、昇降コード5あるいは生地2の破損を未然に防止することができる。
(7)コードキャッチ11のコード受け部13とフック部14との嵌合が外れた後には、コード受け部13とフック部14とを再度嵌合すれば、昇降コード5の下端を生地2の下端部に容易に取着することができる。
(8)ガイド部材12のベース部材22とコード保持部材23との嵌合が外れた後には、ベース部材22とコード保持部材23とを再度嵌合すれば、昇降コード5をガイド部材12で生地2に沿って昇降可能とする状態に容易に復帰させることができる。
(第二の実施形態)
図9は、第二の実施形態を示す。この実施形態は、この発明をプリーツスクリーンの昇降装置に具体化したものである。
(第三の実施形態)
図10及び図11は、第三の実施形態を示す。この実施形態は、たくし上げカーテンのコードキャッチの別の実施形態を示す。
前記コード受け部43はU字状に屈曲された弾性片45の基端部に、昇降コード5を挿通可能とした挿通孔46が形成されている。そして、昇降コード5の下端部が弾性片45の基端側から挿通孔46に挿通され、昇降コード5の下端に形成された結び目47により、コード受け部43が昇降コード5の下端に取着されている。
この結果、昇降コード5と生地2の接続が外れるため、昇降コード5と居住者等との引っ掛かりを解除することができる。
上記実施形態は、以下の態様で実施してもよい。
・第一の実施形態のコードキャッチ11のコード受け部13とフック部14を分離可能とし、ガイド部材12のベース部材22とコード保持部材23とを分離不能としてもよい。・第一の実施形態のガイド部材12のコード保持部材23に軸部を設け、ベース部材22に嵌合部を設けてもよい。
・第一の実施形態において、コード受け部13とフック部14とを磁石で連結保持するようにしてもよい。・第二の実施形態の昇降装置の構成を横型ブラインドに実施してもよい。この場合には、ラダーコードの下端を下部枠に取着し、昇降コードの下端を上部枠に取着する。
Claims (4)
- ヘッドボックスから垂下される遮蔽材の下端部に昇降コードを取着し、前記昇降コードを操作して前記遮蔽材を昇降可能とした日射遮蔽装置において、
前記昇降コードを、前記遮蔽材に取着したガイド部材に挿通して、該遮蔽材に沿って移動可能とし、
前記ガイド部材を、前記遮蔽材に取着されるベース部材と、前記昇降コードが挿通されるコード保持部材とで構成し、
前記ベース部材と前記コード保持部材とを合成樹脂で成形して弾性的に嵌合可能とし、
前記ベース部材と前記コード保持部材のいずれか一方には丸軸部を形成するとともに、他方には該丸軸部を嵌合可能な嵌合部を形成したことを特徴とする日射遮蔽装置の遮蔽材昇降装置。 - 前記丸軸部は、前記嵌合部との嵌合時には、該嵌合部に対し軸方向に移動不能に保持されることを特徴とする請求項1記載の日射遮蔽装置の遮蔽材昇降装置。
- 前記丸軸部の軸方向中間部には、その両側部より径の小さい縮径部を形成したことを特徴とする請求項1又は2記載の日射遮蔽装置の遮蔽材昇降装置。
- 前記嵌合部は前記縮径部を弾性的に嵌合可能であるとともに、前記昇降コードに通常操作時に作用する引張り力を超える引張り力が作用したとき、前記嵌合部から前記縮径部が外れることを特徴とする請求項3記載の日射遮蔽装置の遮蔽材昇降装置。
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