JP2014194535A - 積層フィルム - Google Patents

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Abstract

【課題】
高い耐久性を有し、かつ、赤外線反射性能、透明性、耐傷付性に優れた窓貼り用途に好適なハードコート層を有する積層フィルムの提供。
【解決手段】合成樹脂からなる基材の片面に、熱線反射層、ハードコート層を順に積層した積層フィルムにおいて、熱線反射層が金属薄膜と金属酸化物薄膜を交互に積層した多層構造を有し(金属薄膜の層数を「n」とした場合に金属酸化物薄膜の層数は「n+1」である)、少なくともハードコート層と接する金属酸化物薄膜が錫を金属成分の主な成分とし、亜鉛を金属中で5〜40質量%含むことを特徴とする積層フィルム。
【選択図】なし

Description

本発明は、合成樹脂からなる基材に熱線反射層、保護層を形成した積層フィルムに関し、赤外線反射性、透明性、耐傷付性に優れ、かつ、長期間使用した場合においても高い耐久性を有する積層フィルムに関するものである。また、住宅・ビルなどの窓ガラスに貼合した場合に、室外からの日射熱の流入が抑制でき、かつ、室内の暖房熱の流出も抑制できる窓貼り用に好適な積層フィルムに関するものである。
従来、住宅・ビルなどの開口部、例えば窓のガラスに金属薄膜/金属酸化物薄膜を交互に積層した熱線反射層、保護層を順に形成した積層フィルムが使用されている。これら積層フィルムは金属薄膜の赤外線反射機能により、室外から室内への日射熱(近赤外線)の流入、ならびに室内から室外への暖房熱(遠赤外腺)の流出を抑制することが可能であり、年間を通じて省エネ効果を得ることができる。さらに、高屈折率の金属酸化物薄膜を積層することにより透明性を向上させ外観視認性を確保し、保護層を積層することにより耐傷付性を発現させている。
上述した積層フィルムとして、例えば、透明高分子フィルムの少なくとも一方の面に、金属酸化物薄膜と金属薄膜を交互に積層し、さらにその上に保護層を形成した透明積層フィルムが提案されている(特許文献1参照)。特許文献1では、金属酸化物薄膜として酸化チタン、酸化亜鉛、酸化インジウム、酸化ニオブ等が例示されている。中でも最も屈折率の高い酸化チタンが好適に使用されている。酸化チタンは屈折率が高いことから、透明性を向上させ外観視認性を確保する点で優れているが光触媒反応を示す金属酸化物である。酸化チタンは太陽光線のエネルギーを吸収することにより、価電子帯中の電子が光励起し、伝導電子と正孔を生成する。この時、伝導体に生成した電子の還元力および/または価電子帯に生成した正孔の酸化力により、種々の有機物を酸化分解する特性を有する。
上述した酸化チタンの特性から、酸化チタン上にアクリル樹脂等の有機物で保護層を形成した積層フィルムを窓貼り用途に使用した場合、酸化チタンの光触媒反応によりアクリル樹脂が酸化分解され、酸化チタンとアクリル樹脂との界面の密着性が低下したり、アクリル樹脂からなる保護層にクラックが生じるといった現象が発生し、耐久性に劣るといった問題が生じる。
一方、本方法で提示されているように酸化ケイ素等の無機物で保護層を形成した場合、酸化チタンのような光触媒反応で分解されることはないが、充分な保護効果が得られず、金属薄膜が腐食し赤外線反射性能が低下したり、耐傷付性に劣るといった問題が生じる。
特開2012−135888号公報
本発明は、かかる従来技術の背景に鑑み、金属薄膜/金属酸化物薄膜を交互に積層し、金属酸化物薄膜上に保護層として、有機物からなるハードコート層を形成した積層フィルムでありながら、高い耐久性を有し、かつ、赤外線反射性能、透明性、耐傷付性に優れた窓貼り用途に好適な積層フィルムを提供せんとするものである。
本発明は、かかる課題を解決するために、次のような手段を採用するものである。
(1)合成樹脂からなる基材の片面に、熱線反射層、ハードコート層を順に積層した積層フィルムにおいて、熱線反射層が金属薄膜と金属酸化物薄膜を交互に積層した多層構造を有し(金属薄膜の層数を「n」とした場合に金属酸化物薄膜の層数は「n+1」である)、少なくともハードコート層と接する金属酸化物薄膜が錫を金属成分の主な成分とし、亜鉛を金属中で10〜40質量%含むことを特徴とする積層フィルム、
(2)金属薄膜の層数nが2層以上であることを特徴とする前記積層フィルム、
(3)熱線反射層である金属薄膜と金属酸化物薄膜との間にバリア層が形成されていることを特徴とする前記積層フィルム、
(4)金属薄膜と金属酸化物薄膜の間に形成されるバリア層が、錫または亜鉛の少なくとも1種以上を含む金属酸化物であり、金属酸化物薄膜と比較して酸素含有率が低いことを特徴とする前記積層フィルム、
(5)ハードコート層がリン酸基、スルホン酸基およびアミド基からなる群より選ばれる1種以上の極性基を有する架橋樹脂を含み、かつ、厚みが0.5〜2.0μmであること特徴とする前記いずれかに記載の積層フィルム、
(6)前記いずれかに記載の積層フィルムの熱線反射層/ハードコート層形成面とは反対側に粘着層を形成した窓貼り用フィルムであって、ハードコート層の面から測定した波長5.5〜50μmの遠赤外線反射率が85%以上であり、かつ、日射熱侵入率が0.6以下であることを特徴とする窓貼り用フィルム。
本発明によれば、ハードコート層を有していながら高い耐久性を有し、かつ、赤外線反射性能、透明性、耐傷付性に優れた窓貼り用途に好適な積層フィルムが得られる。
本発明の積層フィルムは、合成樹脂からなる基材の片面に、熱線反射層、ハードコート層を順に積層した積層フィルムであって、熱線反射層が金属薄膜と金属酸化物薄膜を交互に積層した多層構造を有し(金属薄膜の層数を「n」とした場合に金属酸化物薄膜の層数は「n+1」である)、少なくともハードコート層と接する金属酸化物薄膜が錫を金属成分のうち主な成分とし、亜鉛を10〜40質量%含むものである。
本発明で用いる基材は、透明性、耐候性に優れたものであれば特に限定されることはないが、例えばポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、アクリル、ナイロンなどが好ましく、金属膜を形成する際に必要となる耐熱性、コストなどを考慮するとポリエチレンテレフタレートがより好ましい。いずれの基材も易接着層を設けたり、コロナ処理、プラズマ処理、ケン化などの表面処理を施したものであっても良い。これら処理を施した基材の上に金属酸化物薄膜を形成することにより、層間の密着性が向上するため好ましいことである。本基材の厚みについては、特に制限はないが機械的強度、耐熱性、窓貼り用途に用いた場合の取り扱い性を考慮すると10〜150μmであるフィルムであることが好ましい。厚みが薄いと表面処理工程や金属層または金属酸化物層形成工程で熱収縮による皺が発生しやすくなる傾向がある。また、厚みが厚すぎると材料費が上がるばかりか、窓に施工する際の施工性に劣る傾向にある。一方、窓の破損を防止し、防犯性能を付与する場合には厚いことも有用である。
次に熱線反射層は、金属薄膜と金属酸化物薄膜を交互に積層した多層構造を有し、金属薄膜の層数を「n」とした場合に金属酸化物薄膜の層数は「n+1」で表される。具体的には、金属薄膜の層数「n」が1層の場合、金属酸化物薄膜の層数「n+1」は2層となり、金属酸化物薄膜/金属薄膜/金属酸化物薄膜の順に積層された3層構成となる。さらに金属薄膜の層数「n」が2層の場合、金属酸化物薄膜の層数「n+1」は3層となり、金属酸化物薄膜/金属薄膜/金属酸化物薄膜/金属薄膜/金属酸化物薄膜の順に積層された5層構成となる。金属薄膜の層数「n」が3層以降の場合においても、同様に金属酸化物薄膜の層数、総積層数を算出することができる。
また、本発明の積層フィルムが有する熱線反射層の数「n」は、1層以上であれば赤外線反射性能および可視光透過性能に優れた積層フィルムを得ることができる。さらに、熱線反射層の数「n」を2層以上とすることが赤外線反射性能および可視光透過性能をさらに向上することができるため好ましい。また、熱線反射層の数「n」の上限については特に限定はないが、製造工程の煩雑さと得られる赤外線反射性能および可視光透過性能とのバランスの観点から3層以下が好ましい。赤外線反射性能および可視光透過性能の向上と積層フィルムの取り扱い性のバランスの観点から、熱線反射層の数「n」が2層であることが特に好ましい。
次に、少なくともハードコート層と接する金属酸化物薄膜は、錫を金属酸化物薄膜を構成する金属成分の主な成分とし、亜鉛を10〜40質量%含む。金属酸化物薄膜には透明性を向上させ外観視認性を確保する観点から、屈折率の高い金属酸化物を用いることが好ましい。これら物質として酸化チタン(屈折率約2.6(波長500nm))、酸化ニオブ(屈折率約2.3(波長500nm))が知られていたが、いずれも単体では太陽光線のエネルギーを吸収し、強い光触媒反応を示す。太陽光線のエネルギー下で有機物を分解するような強い光触媒反応を示さず、かつ屈折率の高い金属酸化物として、酸化錫(屈折率約1.9(波長500nm))、酸化亜鉛(屈折率2.1(波長500nm))が挙げられる。しかし、酸化錫は導電性が低いため、スパッタリング法で製膜した場合に製膜レートが非常に遅いという欠点を有する。一方、酸化亜鉛は導電性を有するものの、耐湿性に劣るため、大気中で長期間使用した場合に空気中の水分によって劣化し、ハードコート層との密着性が低下するといった欠点を有する。
上述した観点から、ハードコート層と接する金属酸化物薄膜が錫を金属成分のうち主な成分とし、好ましくは金属成分中で50質量%以上含有し、亜鉛を10〜40質量%含んだ酸化物とすることにより、強い光触媒反応を示さず、屈折率の高い金属酸化物薄膜を得ることができる。亜鉛の含有量が少ないと屈折率に大きな変化がなく、多すぎると耐湿性に劣る傾向にある。屈折率については、可視光の反射を低減し、透明性を向上させる観点から、屈折率2.0以上(波長500nm)であることが好ましい。また、錫、亜鉛以外の金属酸化物(例えば、アルミニウム、ジルコニウム 等の酸化物)を含有しても良い。
金属酸化物薄膜各層の厚みについては、10nm以上、好ましくは30nm以上、一方、100nm以下、好ましくは60nm以下である。さらに、ハードコート層と接していない他の金属酸化物薄膜にも上述した組成の金属酸化物を用いても良いが、酸化チタン、酸化ニオブ、酸化亜鉛などの金属酸化物を単独、またはこれらの金属の複合酸化物または前記酸化物の混合物として使用できる。
本発明で用いる金属薄膜は、赤外線反射性能に優れる銀を主な成分とすることが好ましい。銀の量としては90質量%以上であることが好ましい。さらに、銀の耐腐食性を向上させる目的で金、パラジウム、銅、ビスマス、ニッケル、ニオブ、マグネシウム、亜鉛、アルミニウム 等を1種以上添加した合金とすることも好ましいことである。これら金属のうち、赤外線反射性能と耐腐食性を両立させる観点から、金および/またはパラジウムを含有することが特に好ましい。また、金および/またはパラジウムの含有量に特に制限はないが、耐腐食性とコストの観点から、金原子およびパラジウム原子の合計量が金属薄膜中2〜5質量%含むことが好ましい。少ないと銀の腐食を抑制する効果が得られない。また、多すぎると、コストが上がるだけでコストアップに見合う改善効果を得ることができない。金属薄膜の各層の厚みについては特に制限はないが、必要とする赤外線反射性能と可視光透過性能を考慮し、5〜25nmの範囲で適宜選択することが好ましい。厚みが薄いと透明性に優れるが、赤外線反射性能が低下する傾向にある。逆に厚すぎると透明性が低下し、金属の使用量が増加し経済的にも好ましくない。
これら金属薄膜および金属酸化物薄膜については、真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング法などの公知の技術で形成することができる。また、金属薄膜および金属酸化物薄膜の金属組成は、ICP発光分析、XPS、XRFなど既知の分析方法を用いて定量することができる。
また、本発明の積層フィルムは、熱線反射層である金属薄膜と金属酸化物薄膜との間にバリア層が形成されていることが好ましい。バリア層とは金属、または金属が部分酸化された金属亜酸化物からなり、金属薄膜上に金属酸化物薄膜を製膜する際の酸素、熱、湿気 等から金属薄膜を保護する機能を有する、バリア層を形成することにより、金属薄膜の腐食を防止することが可能となり、赤外線反射率の向上に寄与することができる。さらに、バリア層の金属組成が錫または亜鉛の少なくとも1種以上を含む金属酸化物であり、金属酸化物薄膜と比較して酸素含有率が低いことが、金属薄膜の腐食を防止し、かつ、金属酸化物薄膜との密着性を向上させる点で好ましい。ここで、金属酸化物薄膜の酸素含有率とは「金属酸化物薄膜の酸素含有量」を「金属酸化物薄膜を構成する金属が完全酸化した状態の酸素量」で割ったものを言う。同様にバリア層の酸素含有率とは「バリア層の酸素含有量」を「バリア層を構成する金属が完全酸化した状態の酸素量」で割ったものを言う。よって、金属酸化物の酸素含有率をX%、バリア層の酸素含有率をY%とした場合、X>Yの関係が成り立つ。
金属酸化物薄膜と比較して、酸素含有率の低いバリア層を形成するには、製膜する際の投入酸素量を減少させ製膜すれば良い。例えば、金属酸化物薄膜を10%の酸素投入量で製膜する場合、バリア層は10%未満の酸素投入量で製膜してやれば良い。
次に本発明の積層フィルムに用いるハードコート層は金属薄膜/金属酸化物薄膜を保護する機能を有するものである。好ましくは有機化合物、有機珪素化合物があげられる。好ましくはこれらのポリマー、さらに架橋構造をとるポリマーである。
厚みとしては0.5〜2.0μmであることが好ましい。ハードコート層を構成する樹脂は、紫外線、電子線などを照射して架橋して得ることができる。その場合、高透明で耐久性があるものが好ましい。例えば、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、フッソ系樹脂、シリコン樹脂を単独または混合して使用できる。樹脂にリン酸基、スルホン酸基およびアミド基からなる群より選ばれる1種以上の極性基が含まれることが好ましい。リン酸、アミド、スルホン酸などの極性基を有するアクリル酸誘導体やメタクリル酸誘導体を共重合する方法が挙げられる。上述したアクリル酸誘導体やメタクリル酸誘導体としては、リン酸基を有するものが好ましく、例えば、リン酸水素=ビス[2−(メタクリロイルオキシ)エチル]を使用することができる。ハードコート層に極性基を有する架橋樹脂を含むことにより、ハードコート層の下地である金属酸化物薄膜との密着性を向上させることが可能となり、耐久性、耐傷付性を向上させることができる。
また、ハードコート層は単層構成でも良いが、異なる2種類以上の層から形成されていても良い。例えば、架橋樹脂単一の層と極性基を含む架橋樹脂からなる2層構成であっても良い。但し、この場合は金属酸化物薄膜と接する層に極性基を含む層を形成することが、密着性を向上させる点で好ましい。
ハードコート層の厚みについては0.5μm以上、好ましくは0.8μm以上、一方、2.0μm以下、好ましくは1.5μm以下である。ハードコート層の厚みが薄いと、充分な耐傷付性を得られず、厚い場合はハードコート層の赤外線吸収量が増加し、赤外線反射性能が低下する傾向にある。
また、ハードコート層は樹脂の溶液を、グラビアコーティング法、リバースロールコーティング法、ロールコーティング法、ディップコーティング法などの方法で塗布し乾燥した後、紫外線、電子線などを照射し架橋させることができる。
次に基材と熱線反射層との間にアンダーコート層を形成しても良い。アンダーコート層を形成することにより、層間の密着性が向上し、金属薄膜の腐食を抑制することができるため好ましいことである。アンダーコート層を形成するものとしては、樹脂が好ましく、さらに高透明で耐久性があるものが好ましい。例えば、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、フッ素系樹脂、シリコーン系樹脂などを単独、または混合物として使用することができる。これらアンダーコート層は、樹脂を含む溶液を、グラビアコーティング法、リバースロールコーティング法、ロールコーティング法、ディップコーティング法などの公知の技術で塗布し、乾燥した後、必要に応じて紫外線、電子線などを照射し硬化させることにより形成することができる。アンダーコート層の厚みについては、0.5μm以上、好ましくは1.0μm以上、一方、5μm以下、好ましくは3μm以下である。アンダーコート層の厚みが薄いと、基材表面に均一に被覆しにくく、耐傷付性を向上させる効果が十分に得られない傾向がある。逆に、過度に厚く形成しても、更なる耐傷付性向上は見られない傾向がある。
本発明の積層フィルムは、熱線反射層とハードコート層とを形成した面の反対面に粘着層を形成しておけば、窓貼りが簡単になる。その際、積層フィルムのハードコート層の面から測定した波長5.5〜50μmの遠赤外線反射率が85%以上であり、かつ、日射熱侵入率が0.6以下であることが好ましい。ハードコート層は、窓貼り用途に使用した場合に室内側の最表面に位置する層であり、当該層側から測定した遠赤外線反射率は暖房熱の反射率を示す。遠赤外線反射率が85%以上を満足することにより、住宅の省エネ指標「次世代省エネ基準」で規定される熱貫流率4.0W/m2・Kを満足することが可能となる。
また、日射熱侵入率が0.6以下を満足することより、室外から室内への日射の侵入を抑制することが可能なる。熱貫流率、日射熱侵入率が上述した値を満足することにより、夏場・冬場と問わず年間を通じて省エネ性能を発現でき、窓貼り用途に好適な積層フィルムを得ることができる。
以下に本発明について、実施例を用いてさらに具体的に説明する。実施例中に示す特性値の測定に供する評価用試験体の作製方法ならびに特性値の測定・算出方法は次のとおりである。
A.評価用試験体の作製
(1)積層フィルムを50mm角正方形にカットする。
(2)前記(1)項でカットしたフィルムのハードコート層を形成した面と反対面に粘着層を形成する。
(3)次に、(2)項で形成した粘着層を介して、3mm厚のフロートガラスに貼合する。
B.耐久性
(1)規格:JIS A5759−2008に準拠した。
(2)測定方法:
i)サンシャインウェザーメーター(スガ試験機株式会社製)を用い、試験体のガラス面側から紫外線を照射する。なお、照射条件はJIS A5759の表10記載のとおりとし(ブラックパネル温度63℃、相対湿度50%、放射強度255W/m、120分照射中に18分間散水)、照射時間は1000時間とする。
(3)判定基準:
「○」:ハードコート層の剥離およびクラック無し、「×」:ハードコート層の剥離またはクラック有り。なお、ハードコート層の剥離有無についてはクロスカット法による密着性評価試験にて確認する。
C.密着性試験(クロスカット法)(1)規格:JIS K5600−5−6−1999に準拠
(2)測定方法:
i)クロスカット用間隔スペーサー(コーテック株式会社製:型番CROSSCCUT GUIDE1.0)、カッターナイフを用い、評価用試験体にタテ方向6回、ヨコ方向6回の切り込みを1mm間隔で入れる(本操作により、5×5=25マスの格子が作製される)。ii)i)で作製した格子上に透明感圧付着テープ(日東電工株式会社製:31B)を圧着し、圧着したテープを約60度の方向に引き剥がす。
(3)判定基準
「剥離無し」:25マス全ての格子で剥離無し。
「剥離有り」:25マス中1マス以上の格子が剥離が発生。
D.遠赤外線反射率
(1)規格:JIS R3106−1998に準拠
(2)測定方法:
i)分光測光器「IR Prestige−21(株式会社島津製作所製)」、正反射測定ユニット「SRM−8000A(株式会社島津製作所製)」を用い、評価用試験体の波長5〜25μmの分光反射率を測定する。なお、標準板にはAl蒸着鏡を用いる。
ii)前記分光反射率からJIS本文付表3に記載の番号λ1(波長5.5μm)〜λ30(波長50μm)の選定波長における分光反射率を抽出する。なお、λ25(波長25.2μm)〜λ30(波長50μm)の反射率はλ24(波長23.3μm)の値を用いる。
iii)抽出した分光反射率にそれぞれJIS本文付表3に記載のAl蒸着鏡の標準反射率を乗じ、λ1〜λ30の選定波長における評価試験体の反射率とする。
iV)前記反射率の平均値を遠赤外線反射率とする。
(3)測定条件:波長範囲「5〜25μm」アボダイス係数「Happ−Genzel」、積算回数「20回」、分解能「4.0cm−1」。
E.日射熱侵入率
(1)規格:JIS A5759−2008に準拠
(2)測定方法:
i)分光測光器「UV−3150(株式会社島津製作所製)」を用い、評価用試験体の波長300〜2500nmの分光透過率、分光反射率を5nm間隔で測定する。
ii)i)項で測定した分光透過率にJIS本文付表13記載の重価係数を乗じて加重平均し日射透過率を算出する。i)項で測定した分光反射率にAl蒸着鏡の標準反射率を乗じて加重平均し日射反射率を算出する。
iii)前記日射透過率、日射反射率から、日射熱侵入率を算出する。
F.可視光透過率
(1)規格:JIS R3106−1998に準拠
(2)測定方法:
i)分光測光器「UV−3150(株式会社島津製作所製)」を用い、評価用試験体の波長400〜780nmの分光透過率を10nm間隔で測定する。ii)前記透過率にJIS本文付表1に記載の重価係数を乗じた後、平均値を算出し可視光透過率(%)とした。
(3)測定条件:波長範囲「400〜780nm」、スキャンスピード「高速」、
分解能力「10nm」。
G.耐傷付性
(1)測定方法:
i)学振型摩耗試験機「RT−200(株式会社大栄科学精器製作所製)」を用いスチールウールで擦過する。
ii)測定条件:擦過速度10、擦過回数100往復、荷重500g、摩擦子30mm×10mm、スチールウール「ボンスター(登録商標:日本スチールウール株式会社製)#0000番」。
(2)判定基準:
「◎」:2mm幅以上の目視傷がなく、目視傷0〜5本/10mm幅、「○」:2mm幅以上の目視傷がなく、目視傷6〜10本/10mm幅、「×」:2mm幅以上の目視傷があるか、または、目視傷11本以上/10mm幅。
[実施例1]50μm厚のPETフィルムの片面にアクリル系ハードコート剤「”オプスター”(登録商標。以下同じ)Z7535(JSR株式会社製)」を塗布し、乾燥した後にUV照射して厚さ3μm厚のアンダーコート層を形成し、積層フィルムの基材とした。次に当該基材のアンダーコート層上に、金属組成が錫:亜鉛=90質量%:10質量%のスパッタリングターゲット材を用いて厚さ40nmの第1層目の金属酸化物薄膜を製膜した(スパッタガスはアルゴン:酸素=90%:10%(圧力比))。続いて、第1の金属酸化物薄膜上に、銀中に金を3質量%含有するスパッタリングターゲット材を用いて厚さ20nmの金属薄膜を製膜した(スパッタリングガスはアルゴン=100%)。さらに、第1層目の金属酸化物薄膜と同一のスパッタリングターゲット材を用い、同一条件にて厚さ50nmの第2の金属酸化物薄膜を製膜し、第1金属酸化物薄膜/金属薄膜/第2金属酸化物薄膜の3層からなる熱線反射層を形成した。
次に、当該熱線反射層上にアクリル系樹脂「”オプスター”Z7535(JSR株式会社製)」を塗布し、乾燥した後にUV照射し、厚さ約1.0μmのハードコート層を形成し積層フィルムを得た。
[実施例2]金属酸化物薄膜のスパッタリングターゲット材を金属組成が錫:亜鉛=75質量%:25質量%に変更したことを除き実施例1と同様の方法で積層フィルムを得た。
[実施例3]金属酸化物薄膜のスパッタリングターゲット材を金属組成が錫:亜鉛=65質量%:35質量%に変更したことを除き実施例1と同様の方法で積層フィルムを得た。
[実施例4]実施例1と同一の方法でアンダーコート層を形成したフィルムを基材とし、当該基材上に実施例3と同一の方法で熱線反射層を形成した。
次に、当該熱線反射層上にアクリル系樹脂「”オプスター”Z7535(JSR株式会社製)」に、リン酸基を含むメタクリル酸誘導体「ライトエステルP−2M(共栄社化学株式会社製)」を固形分中2質量%となるように混合した塗液を塗布し、乾燥した後にUV照射し、厚さ約1.0μmのハードコート層を形成し積層フィルムを得た。
[実施例5]金属薄膜と第2の金属酸化物薄膜の間に、厚み5nmのバリア層を形成し、第1金属酸化物薄膜/金属薄膜/バリア層/第2金属酸化物薄膜としたことを除き実施例4と同一の方法で積層フィルムを得た。なお、当該バリア層は金属組成が錫:亜鉛=65質量%:35質量%のスパッタリングターゲット材を用い、スパッタリングガスをアルゴン100%で製膜することにより得られる金属酸化物薄膜対比で酸素含有量が低い金属亜酸化物薄膜である。
[実施例6]バリア層を形成する際のスパッタリングガスをアルゴン:酸素=98%:2%(圧力比)にしたことを除き、実施例5と同一の方法で積層フィルムを得た。
[実施例7]バリア層の膜厚を8nmに変更した点を除き、実施例6と同一の方法で積層フィルムを得た。
[実施例8]ハードコート層の膜厚を0.8μmに変更した点を除き、実施例6と同一の方法で積層フィルムを得た。
[実施例9]ハードコート層の膜厚を1.2μmに変更した点を除き、実施例6と同一の方法で積層フィルムを得た。
[実施例10]実施例8と同様にアンダーコート層を形成し、積層フィルムの基材とした。次に当該基材のアンダーコート層上に、第1金属酸化物薄膜(膜厚を40nmとした点を除き、実施例8の第1金属酸化物薄膜と同一)/第1金属薄膜(膜厚を10nmとした点を除き、実施例8の金属薄膜と同一)/第2金属酸化物薄膜(膜厚を70nmとした点を除き、実施例8の第2金属薄膜と同一)/第2金属薄膜(膜厚を10nmとした点を除き、実施例8の金属薄膜と同一)/バリア層(実施例8のバリア層と同一)/第3金属酸化物薄膜(実施例8の第1金属酸化物薄膜と同一)からなる熱線反射層を形成した。さらに、実施例8と同一の方法でトップコート層を形成し、積層フィルムとした。
[実施例11]第2の金属薄膜の膜厚を14nmに変更したことを除き、実施例10と同一の方法で積層フィルムを得た。
[実施例12]第2の金属薄膜の膜厚を18nmに変更したことを除き、実施例10と同一の方法で積層フィルムを得た。
[比較例1]金属酸化物薄膜のスパッタリングターゲット材を金属組成がニオブ=100質量%に変更したことを除き実施例1と同一の方法で積層フィルムを得た。
[比較例2]金属酸化物薄膜のスパッタリングターゲット材を金属組成が錫=100質量%に変更したことを除き実施例1と同一の方法で積層フィルムを得た。
[比較例3]金属酸化物薄膜のスパッタリングターゲット材を金属組成が亜鉛=100質量%に変更したことを除き実施例1と同一の方法で積層フィルムを得た。
[比較例4]金属酸化物薄膜のスパッタリングターゲット材を金属組成が錫:亜鉛=95質量%:5質量%に変更したことを除き実施例1と同一の方法で積層フィルムを得た。
[比較例5]金属酸化物薄膜のスパッタリングターゲット材を金属組成が錫:亜鉛=40質量%:60質量%に変更したことを除き実施例1と同一の方法で積層フィルムを得た。
実施例1〜9および比較例1〜5の各試験体について、上述した測定方法を用い、耐久性、密着性、耐傷付性、遠赤外腺反射率、日射熱侵入率、可視光透過率を測定した結果を表1、表2および表3に示す。
金属酸化物薄膜の金属組成を錫:亜鉛=90質量%:10質量%、75質量%:25質量%、65質量%:35質量%とした実施例1〜3はいずれも耐久性試験(SWOM1000時間)でハードコート層の剥離およびクラックは発生せず、判定は「○」であった。さらに、全ての試験体で遠赤外線反射率は85%以上、日射熱侵入率0.6以下であることに加え、透明性の指標である可視光透過率が高く、外観視認性も良好であった。また、耐傷付性の判定は「○」であった。
次に、金属酸化物薄膜の金属組成を錫:亜鉛=65質量%:35質量%とし、ハードコート層にリン酸基を含有させた実施例4については、実施例3対比で耐傷付性が向上し、判定は「◎」であった。
さらに、実施例4と同一の構成で、バリア層を設けた実施例5、6および7では、金属薄膜の腐食を抑制でき、遠赤外腺反射率を90%以上まで向上した。
また、ハードコート層の膜厚を変更した実施例8、9についても、耐久性評価でハードコート層の剥離およびクラックは発生せず判定は「○」であった。また、いずれの試験体も遠赤外腺反射率、可視光透過率、耐傷付性の点で充分な性能を有していることを確認した。
さらに、熱線反射層を5層構成とした実施例10〜12の積層フィルムは、いずれも耐久性評価でハードコート層の剥離およびクラックは発生せず判定は「○」であった。また、上記の実施例10〜12の積層フィルムは、遠赤外線反射率が特に優れ、可視光透過率および耐傷付性の点でも充分な性能を有していることを確認した。
続いて、金属酸化物薄膜の金属組成をニオブ100質量%とした比較例1は耐久性試験でハードコート層の剥離またはクラックが発生し、判定は「×」であった。
次に、金属組成を錫100質量%とした比較例2は、製膜レートが実施例3と比較して半分以下であることに加え、透明性が低い傾向にあった。さらに、金属組成を亜鉛100質量%とした比較例3は耐久性試験でハードコート層の剥離またはクラックが発生し、判定は「×」であった。
さらに、錫:亜鉛=95質量%:5質量%とした比較例4は、製膜レートが実施例3と比較して半分以下であることに加え、透明性が低い傾向にあった。
また、錫:亜鉛=40質量%:60質量%とした比較例5は耐久性試験でハードコート層の剥離またはクラックが発生し、判定は「×」であった。
上述した結果から、金属酸化物薄膜の金属組成を「錫主成分/亜鉛:10〜40質量%」とすることにより、有機物からなるハードコート層を形成した積層フィルムでありながら、高い耐久性を有し、かつ、赤外線反射性、透明性、耐傷付性に優れた窓貼り用途に好適な積層フィルムを得ることができた。
Figure 2014194535
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本発明の積層フィルムは、高い耐久性を有し、かつ、遠赤外腺反射性能、透明性、耐傷付性に優れているので、住宅・ビル等の窓ガラスに好適に使用できる。

Claims (6)

  1. 合成樹脂からなる基材の片面に、熱線反射層、ハードコート層を順に積層した積層フィルムにおいて、熱線反射層が金属薄膜と金属酸化物薄膜を交互に積層した多層構造を有し(金属薄膜の層数を「n」とした場合に金属酸化物薄膜の層数は「n+1」である)、少なくともハードコート層と接する金属酸化物薄膜が錫を金属成分の主な成分とし、亜鉛を金属中で10〜40質量%含むことを特徴とする積層フィルム。
  2. 金属薄膜の層数nが2層以上であることを特徴とする請求項1記載の積層フィルム。
  3. 熱線反射層である金属薄膜と金属酸化物薄膜との間にバリア層が形成されていることを特徴とする請求項1または2記載の積層フィルム。
  4. 金属薄膜と金属酸化物薄膜の間に形成されるバリア層が、錫または亜鉛の少なくとも1種以上を含む金属酸化物であり、金属酸化物薄膜と比較して酸素含有率が低いことを特徴とする請求項3記載の積層フィルム。
  5. ハードコート層がリン酸基、スルホン酸基およびアミド基からなる群より選ばれる1種以上の極性基を有する架橋樹脂を含み、かつ、厚みが0.5〜2.0μmであること特徴とする請求項1〜4いずれかに記載の積層フィルム。
  6. 請求項1〜5いずれかに記載の積層フィルムの熱線反射層/ハードコート層形成面とは反対側に粘着層を形成した窓貼り用フィルムであって、ハードコート層の面から測定した波長5.5〜50μmの遠赤外線反射率が85%以上であり、かつ、日射熱侵入率が0.6以下であることを特徴とする窓貼り用フィルム。
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