JP2014194123A - 障害物検出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】特別のセンサを車両に設けることなく、車両ドアを開く際の障害となる障害物を検知できるようにして、製造コストを低減できる障害物検出装置を提供する。
【解決手段】車両のサイドドアのドアアウターパネル2には、検出回路3が接続されている。検出回路3によりドアアウターパネル2と車外の障害物となる対象物201との間の静電容量値C1を検出する。ECU4は、静電容量値C1に基づいて求めたドアアウターパネル2と対象物201との相対距離がしきい値以下となったときは、LED12、音声出力装置14で搭乗者に知らせる。
【選択図】図2
【解決手段】車両のサイドドアのドアアウターパネル2には、検出回路3が接続されている。検出回路3によりドアアウターパネル2と車外の障害物となる対象物201との間の静電容量値C1を検出する。ECU4は、静電容量値C1に基づいて求めたドアアウターパネル2と対象物201との相対距離がしきい値以下となったときは、LED12、音声出力装置14で搭乗者に知らせる。
【選択図】図2
Description
本発明は、車両ドアを開く際の障害となる障害物を検知する障害物検出装置に関する。
駐停車した車両で搭乗者が車両ドアを開く場合に、障害物が車両ドアの邪魔になる場合がある。すなわち、駐車した車両の隣に他の車両が近接して駐車している場合や、駐車した車両のすぐ近くに壁や植栽等の障害物が存在する場合である。駐車した車両のすぐ脇を歩行者が通り過ぎる場合もある。そこで、搭乗者は、駐車した場所の近くに障害物が存在しないか、近くを歩行者が歩いていないかを注意深く見回すことになる。そして、障害物等が存在する場合は、車両ドアを当該障害物に当ててしまわないように、車両ドアを小さく開き、あるいは、歩行者が通り過ぎるのを待ってから車両ドアを開く等する。
しかし、搭乗者が不注意により車両ドアを障害物にぶつけてしまうこともある。あるいは、搭乗者が子供や高齢者であるため、不用意に車両ドアを開いて障害物にぶつけてしまうこともありうる。
しかし、搭乗者が不注意により車両ドアを障害物にぶつけてしまうこともある。あるいは、搭乗者が子供や高齢者であるため、不用意に車両ドアを開いて障害物にぶつけてしまうこともありうる。
こうした問題に対して、特許文献1には、車両用ドア開閉角度制御装置について開示されている。この車両用ドア開閉角度制御装置は、車両のサイドドアの外側および内側に検知面が存するように配置された第1および第2静電容量センサ部と、回路部とを備えている。第1および第2静電容量センサ部は、センサ電極、シールド電極および補助電極を備えている。そして、センサ電極のみで検出された第1の静電容量値とセンサ電極および補助電極で検出された第2の静電容量値とを用いて指向性を設定し、第1および第2静電容量センサ部の表面上に検知範囲を形成してサイドドアの外側および内側の障害物や人体を検知する。ドアECUは、回路部からの出力によりサイドドアの開閉角度や開閉動作を制御する。
また、特許文献2には、フロントサイドドアの開閉動作を制御するフロントサイドドアの開閉制御装置について開示されている。この開閉制御装置は、車両外部の検知領域の障害物を検知するレーザー走査装置と、このレーザー走査装置からの信号に基づいてフロントサイドドアの開度を規制する規制手段とを有し、レーザー走査装置は車両の外側に沿って移動することによって、前記検知領域に存在する障害物の輪郭を走査し、規制手段はフロントサイドドアの動作範囲が検知された障害物の最も近い輪郭の位置を超えないように前記フロントサイドドアの開放を許容する。
しかしながら、特許文献1の技術では、第1容量センサ部、第2容量センサ部を車両のサイドドアに取り付けなければならず、第1容量センサ部、第2容量センサ部の製造コストを要し、また、第1容量センサ部、第2容量センサ部を車両のサイドドアに取り付けるための工数も要するという問題がある。
また、特許文献2の技術においても、車両のルーフサイドアウターパネルにレーザー走査装置を取り付けなければならず、レーザー走査装置の製造コストを要し、また、レーザー走査装置をルーフサイドアウターパネルに取り付けるための工数も要するという問題がある。
また、特許文献2の技術においても、車両のルーフサイドアウターパネルにレーザー走査装置を取り付けなければならず、レーザー走査装置の製造コストを要し、また、レーザー走査装置をルーフサイドアウターパネルに取り付けるための工数も要するという問題がある。
そこで、本発明は、車両の開閉体を開く際の障害となる障害物を検知できる障害物検出装置を、低い製造コストで提供できるようにすることを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明の一形態は、車両の金属製のシャーシ部に対して開閉自在に取り付けられる金属製の開閉体と、前記開閉体の外板部と前記車両の周囲に存する対象物との間に生じる静電容量値を検出する静電容量検出部と、前記静電容量検出部により検出される静電容量値に基づいて、前記外板部及び前記対象物間の相対距離を求める相対距離算出部と、前記相対距離算出部で求められた前記相対距離が、予め定められるしきい値以下である場合に、前記対象物が近接している旨の報知を報知部に行わせる報知制御部と、を備え、前記開閉体の外板部は、前記シャーシ部に対して絶縁された状態で取り付けられ、前記静電容量検出部は、前記開閉体の外板部に電気的に接続されており、当該外板部を、前記静電容量値の検出電極として用いる、ことを特徴とする障害物検知装置である。
本発明によれば、開閉体の外板部と前記車両の周囲に存する対象物(障害物)との間の静電容量値を検出し、この静電容量値に基づいて求められる外板部及び対象物間の相対距離を、しきい値と比較することで、開閉体と障害物とが近すぎることを判断することができる。そして、開閉体と障害物とが近すぎると判断したときは、報知部により車両の搭乗者に報知して警告することができる。
このように、閉開体の外板部そのものを車外の障害物を検出する検出電極として用いることができるので、閉開体とは別にセンサを設ける必要がない。また、そのセンサを車両に取り付けるための工程も不要となる。
このように、閉開体の外板部そのものを車外の障害物を検出する検出電極として用いることができるので、閉開体とは別にセンサを設ける必要がない。また、そのセンサを車両に取り付けるための工程も不要となる。
本発明によれば、閉開体を開く際の障害となる障害物を検知できる障害物検出装置を、低い製造コストで提供できるようにすることができる。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。
図1は、本実施形態にかかる車両101の説明図である。車両101の金属製のシャーシ部121には、金属製の開閉体であるサイドドア102が開閉自在に取り付けられている。符号2は、サイドドア102の外板部となるドアアウターパネルである。サイドドア102はシャーシ部121に対して絶縁された状態で取り付けられている。具体的には、絶縁塗料の塗布、絶縁材料の介装等によりサイドドア102とシャーシ部121とは絶縁されている。また、サイドドア102の車室側の金属部分とドアアウターパネル2とは、同様に、絶縁塗料の塗布、絶縁材料の介装等により絶縁されている。
図1は、本実施形態にかかる車両101の説明図である。車両101の金属製のシャーシ部121には、金属製の開閉体であるサイドドア102が開閉自在に取り付けられている。符号2は、サイドドア102の外板部となるドアアウターパネルである。サイドドア102はシャーシ部121に対して絶縁された状態で取り付けられている。具体的には、絶縁塗料の塗布、絶縁材料の介装等によりサイドドア102とシャーシ部121とは絶縁されている。また、サイドドア102の車室側の金属部分とドアアウターパネル2とは、同様に、絶縁塗料の塗布、絶縁材料の介装等により絶縁されている。
図2は、本実施形態にかかる障害物検出装置1の電気的な接続を示すブロック図である。この障害物検出装置1は、車両101に搭載され、ドアアウターパネル2と、ドアアウターパネル2と接続され、静電容量検出部となる検出回路3と、検出回路3と接続され、相対距離算出部、報知制御部、開駆動禁止制御部、解錠禁止制御部となるECU(Electronic Control Unit)4と、を備えている。
検出回路3は、サイドドア102のドアアウターパネル2に接続され、当該ドアアウターパネル2と車両101の周囲に存在する対象物201との間の静電容量値C1を検出するための回路である(詳細な回路構成は後述する)。よって、ドアアウターパネル2は、静電容量値C1を検出するための検出電極となる。
検出回路3は、サイドドア102のドアアウターパネル2に接続され、当該ドアアウターパネル2と車両101の周囲に存在する対象物201との間の静電容量値C1を検出するための回路である(詳細な回路構成は後述する)。よって、ドアアウターパネル2は、静電容量値C1を検出するための検出電極となる。
ECU4は、マイクロコンピュータを中心に構成され、プログラムに基づいて各部を集中的に制御する装置である。ECU4には、検出回路3が接続されている。またECU4には、点灯回路11を介して報知部となるLED12と、駆動回路13を介して報知部となる音声出力装置14と、駆動回路15を介してアクチュエータ16とが、それぞれ接続されている。LED12は、車両101に設けられ(後述する)、ECU4の制御により点灯回路11によって点灯、消灯される。音声出力装置14は、車両101に設けられ(後述する)、ECU4の制御により駆動回路13によって予め定められた警告音を出力する。
アクチュエータ16は、車両101に設けられ、ECU4の制御により駆動回路15によって予め定められた駆動機構17を駆動する。このアクチュエータ16は、例えばサイドドア102を電動で開閉するモータである。すなわち、当該モータで駆動機構17を駆動することにより、サイドドア102を自動で開閉することができる。あるいは、アクチュエータ16は、例えばサイドドア102を、駆動機構17を介して施錠、解錠するソレノイドである。
次に、検出回路3の回路構成について説明する。図3は、検出回路3を中心とした障害物検出装置1の回路構成を示す回路図である。検出回路3は、低周波の正弦波電圧を生成する正弦波発振器21を備えている。この正弦波発振器21で生成された正弦波電圧は負荷抵抗22で電圧調整され、ドアアウターパネル2に印加される。正弦波発振器21は、出力する正弦波電圧の周波数を変動させることができる。
ドアアウターパネル2での正弦波電圧の振幅と位相は、対象物201がドアアウターパネル2に接近することで影響を受ける。この場合、ドアアウターパネル2と対象物201は、それぞれ電荷を保持する電極と考えることができる。そして、この電極であるドアアウターパネル2と対象物201との間にはコンデンサ(浮遊容量)203が形成される。また、一方の電極となる対象物201に接続されたヴァーチャル・グランド204を観念することができる。この浮遊容量203の静電容量値を前述の静電容量値C1とする。
浮遊容量203の一方の電極となるドアアウターパネル2には、検波器23が接続されている。検波器23はダイオードを備え、電極であるドアアウターパネル2からの正弦波信号を直流化する。この直流化後の電圧信号はローパスフィルタ24によりフィルタリングされ、A/D変換器25でA/D変換されて、ECU4に取り込まれる。
図4は、車両101の車室内のインパネ31を車両後部側から見た図である。車両101の車室内のインパネ31には、前述のLED12及び音声出力装置14が設けられている。これにより搭乗者は、LED12の発光を目にし、音声出力装置14の出音を聞くことができる。
図4は、車両101の車室内のインパネ31を車両後部側から見た図である。車両101の車室内のインパネ31には、前述のLED12及び音声出力装置14が設けられている。これにより搭乗者は、LED12の発光を目にし、音声出力装置14の出音を聞くことができる。
次に、障害物検出装置1の動作について説明する。
前記の構成で、車両101の外部の対象物201とドアアウターパネル2とが近づくと、浮遊容量203の静電容量値C1が増大する。すなわち、対象物201、ドアアウターパネル2間の距離と、静電容量値C1とは反比例する。そして、静電容量値C1が増大するとECU4で検出するドアアウターパネル2の電圧値は低下する。
以上を前提として、ECU4が実行する処理について説明する。図5は、ECU4が実行する処理を説明するフローチャートである。まず、ECU4(のCPU)は、車両101が停車したか否かを判断する(ステップS1)。これは、例えば車軸の回転を検出する回転センサの検出信号等により判断することができる。
前記の構成で、車両101の外部の対象物201とドアアウターパネル2とが近づくと、浮遊容量203の静電容量値C1が増大する。すなわち、対象物201、ドアアウターパネル2間の距離と、静電容量値C1とは反比例する。そして、静電容量値C1が増大するとECU4で検出するドアアウターパネル2の電圧値は低下する。
以上を前提として、ECU4が実行する処理について説明する。図5は、ECU4が実行する処理を説明するフローチャートである。まず、ECU4(のCPU)は、車両101が停車したか否かを判断する(ステップS1)。これは、例えば車軸の回転を検出する回転センサの検出信号等により判断することができる。
車両101が停車したときは(ステップS1のYes)、ECU4は、障害物の監視を開始する(ステップS2)。具体的には、検出回路3を動作させて、ドアアウターパネル2の電圧を検出し、この電圧値から静電容量値C1を判断する(静電容量検出部)。
この静電容量値C1は、前述のとおりドアアウターパネル2と対象物201との間の距離が短くなると増大し、その増大につれてドアアウターパネル2の電圧値は低下する。ドアアウターパネル2と対象物201との間の距離が短い場合としては、車両101が停車したときに、ドアアウターパネル2の直近に障害物となる対象物201が存在している場合がある。あるいは、車両101が停車したときにはドアアウターパネル2と障害物となる対象物201との距離はある程度離れていたが、その後、サイドドア102を開いたことにより、ドアアウターパネル2と対象物201との距離が大変近くなる場合もある。
この静電容量値C1は、前述のとおりドアアウターパネル2と対象物201との間の距離が短くなると増大し、その増大につれてドアアウターパネル2の電圧値は低下する。ドアアウターパネル2と対象物201との間の距離が短い場合としては、車両101が停車したときに、ドアアウターパネル2の直近に障害物となる対象物201が存在している場合がある。あるいは、車両101が停車したときにはドアアウターパネル2と障害物となる対象物201との距離はある程度離れていたが、その後、サイドドア102を開いたことにより、ドアアウターパネル2と対象物201との距離が大変近くなる場合もある。
このように障害物の監視を開始して後(ステップS2)、ECU4は、静電容量値C1に基づいて、ドアアウターパネル2と対象物201との相対距離を求める(相対距離算出部)。
そして、このドアアウターパネル2と対象物201との距離が予め定められたしきい値以下となっているか否かを判断する(ステップS3)。求めた距離がしきい値以下になっている場合とは、ドアアウターパネル2が障害物となる対象物201に極度に接近した場合である。
そして、求めた距離がしきい値以下となったときは(ステップS3のYes)、LED12を点灯し(ステップS4)、音声出力装置14で警告音を出力して(ステップS5)、運転者に、サイドドア102が障害物となる対象物201に衝突する恐れがあることを報知して注意を喚起する(報知制御部)。
そして、このドアアウターパネル2と対象物201との距離が予め定められたしきい値以下となっているか否かを判断する(ステップS3)。求めた距離がしきい値以下になっている場合とは、ドアアウターパネル2が障害物となる対象物201に極度に接近した場合である。
そして、求めた距離がしきい値以下となったときは(ステップS3のYes)、LED12を点灯し(ステップS4)、音声出力装置14で警告音を出力して(ステップS5)、運転者に、サイドドア102が障害物となる対象物201に衝突する恐れがあることを報知して注意を喚起する(報知制御部)。
また、対象となるサイドドア102が電動で開閉する電動ドアであるときは、当該電動ドア(サイドドア102)を駆動するアクチュエータ16(第1のアクチュエータとなるモータ等)の動作を停止して、当該サイドドア102の開駆動を禁止する(ステップS6)(開駆動禁止制御部)。よって、サイドドア102がアクチュエータ16の駆動により開動作中であったときは、当該開動作は求めた距離がしきい値以下となった時点で禁止される。
あるいは、求めた距離がしきい値以下となった際に(ステップS3のYes)、サイドドア102が施錠されていたときは、当該サイドドア102の施錠、解錠を行うアクチュエータ16(第2のアクチュエータとなるソレノイド等)を制御して、サイドドア102の解錠を行わないようにする(ステップS6)(解錠禁止制御部)。ステップS4以降の処理は、車両101が発車するまで繰り返す(ステップS7のNo)。車両101が発車したときは(ステップS7のYes)、検出回路3の動作による障害物の監視を終了する(ステップS8)。なお、前記のとおり、車両101の停車中に障害物の監視を行うが、この監視は、運転者のキー操作により車両101のイグニッションスイッチ(図示せず)がOFFされても継続する。
図5のフローチャートによる処理を、より具体的な例で説明する。図6は、障害物検出装置1の作用について説明する説明図である。車両101には、前述の障害物検出装置1が搭載されており、車両101の運転席のサイドドア102のドアアウターパネル2には、前述の検出回路3が接続されていて、当該ドアアウターパネル2が電極となる。このサイドドア102は運転者111が手動操作で開く必要がある。
図6の例では、車両101の隣に障害物となる車両(検出対象)201が駐車している。車両101の運転者111がサイドドア102を手動で開き、サイドドア102と隣の車両101との距離が近づき過ぎると、LED12が発光し、音声出力装置14が警告音を出力して、運転者に警告する。サイドドア102を運転者が開き始める以前からサイドドア102と隣の車両101との距離が近過ぎた場合には、LED12と音声出力装置14で警告する他に、サイドドア102の解錠を禁止する。
図7は、障害物検出装置1の作用について別の例を説明する説明図である。図7の車両101は図1のものに対応している。図7に示すように、この例でも、車両101には、前述の障害物検出装置1が搭載されており、車両101の左側後部座席のサイドドア102は電動でも手動でも開閉可能なスライドドアである。
そして、図7では、車両101が停車した場所において、車両101の近傍には障害物となる植木鉢(検出対象)201が置かれている。植木鉢201は車両101の左後部で、車両101の直ぐ横に位置している。この状態で、サイドドア102を電動で開くと、矢印211の方向にサイドドア102が開き始める。しかし、サイドドア102が電動で開いて植木鉢201に接近し過ぎたときは、その時点で、LED12と音声出力装置14で警告する他に、サイドドア102の開動作を禁止する。あるいは、サイドドア102が開き始める前からサイドドア102が植木鉢201に近すぎた場合は、最初からサイドドア102の開動作を禁止し、さらにサイドドア102の解錠も禁止して、手動操作でも開けないようにする。
以上説明したように、サイドドア102のドアアウターパネル2と車外の障害物となる対象物201との間の静電容量値C1を検出し、この静電容量値C1に基づいて求めたドアアウターパネル2と対象物201との相対距離をしきい値とを比較することで、サイドドア102と障害物となる対象物201とが近すぎることを判断することができる。そして、サイドドア102と対象物201とが近すぎると判断したときは、LED12と音声出力装置14で運転者に警告することができる。また、サイドドア102が電動ドアであれば、その開動作を禁止し、あるいは、サイドドア102の解錠を禁止する。
このように、障害物検出装置1は、サイドドア102の外板部であるドアアウターパネル2を車外の障害物を検出する検出電極として用いることができるので、車両101に別途センサを設ける必要がない。また、そのセンサを車両101に取り付けるための工程も不要となる。
よって、サイドドア102を開く際の障害となる障害物を検知できる障害物検出装置1を、低い製造コストで提供できるようにすることができる。
よって、サイドドア102を開く際の障害となる障害物を検知できる障害物検出装置1を、低い製造コストで提供できるようにすることができる。
なお、以上の実施形態の説明は、あくまで本発明の一実施形態であり、本発明を限定するものでないことは言うまでもない。例えば、前述の実施形態では、車両101のサイドドア102を本発明の開閉体とする例を説明しているが、本発明は当該事項に限定されるものではない。すなわち、トランクのドア、テールゲート、ボンネット、開閉式ルーフ等、車両の様々な開閉体を本発明の開閉体とすることができる。
1 障害物検出装置
2 ドアアウターパネル(外板部)
3 検出回路(静電容量検出部)
4 ECU(相対距離算出部、報知制御部、開駆動禁止制御部、解錠禁止制御部)
12 LED(報知部)
14 音声出力装置(報知部)
16 アクチュエータ(第1のアクチュエータ、第2のアクチュエータ)
101 車両
102 サイドドア(開閉体)
121 シャーシ部
201 対象物
2 ドアアウターパネル(外板部)
3 検出回路(静電容量検出部)
4 ECU(相対距離算出部、報知制御部、開駆動禁止制御部、解錠禁止制御部)
12 LED(報知部)
14 音声出力装置(報知部)
16 アクチュエータ(第1のアクチュエータ、第2のアクチュエータ)
101 車両
102 サイドドア(開閉体)
121 シャーシ部
201 対象物
Claims (3)
- 車両の金属製のシャーシ部に対して開閉自在に取り付けられる金属製の開閉体と、
前記開閉体の外板部と前記車両の周囲に存する対象物との間に生じる静電容量値を検出する静電容量検出部と、
前記静電容量検出部により検出される静電容量値に基づいて、前記外板部及び前記対象物間の相対距離を求める相対距離算出部と、
前記相対距離算出部で求められた前記相対距離が、予め定められるしきい値以下である場合に、前記対象物が近接している旨の報知を報知部に行わせる報知制御部と、
を備え、
前記開閉体の外板部は、前記シャーシ部に対して絶縁された状態で取り付けられ、
前記静電容量検出部は、前記開閉体の外板部に電気的に接続されており、当該外板部を、前記静電容量値の検出電極として用いる、
ことを特徴とする障害物検知装置。 - 前記相対距離が前記しきい値以下である場合に、前記開閉体を開閉駆動する第1のアクチュエータを制御して前記車両ドアの開駆動を停止する開駆動禁止制御部をさらに備えている、ことを特徴とする請求項1に記載の障害物検出装置。
- 前前記相対距離が前記しきい値以下である場合に、前記開閉体の施錠、解錠の切り替え駆動をする第2のアクチュエータを制御して前記車両ドアの解錠を行わないようにする解錠禁止制御部をさらに備えている、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の障害物検出装置。
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018527492A (ja) * | 2015-09-03 | 2018-09-20 | ファラデイアンドフューチャー インコーポレイテッド | 乗物のドアを開閉するためのシステムおよび方法 |
US10253531B2 (en) | 2016-12-08 | 2019-04-09 | Aisin Seiki Kabushiki Kaisha | Detection sensor |
US10655379B2 (en) | 2016-07-14 | 2020-05-19 | Mitsui Kinzoku Act Corporation | Opening and closing system |
US11365579B2 (en) | 2018-11-01 | 2022-06-21 | Mitsui Ktnzoku Act Corporation | Automatic door opening and closing system |
-
2013
- 2013-03-28 JP JP2013070620A patent/JP2014194123A/ja active Pending
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