JP2014191466A - 訓練シナリオ生成システム、訓練シナリオ生成方法およびプログラム - Google Patents

訓練シナリオ生成システム、訓練シナリオ生成方法およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2014191466A
JP2014191466A JP2013064796A JP2013064796A JP2014191466A JP 2014191466 A JP2014191466 A JP 2014191466A JP 2013064796 A JP2013064796 A JP 2013064796A JP 2013064796 A JP2013064796 A JP 2013064796A JP 2014191466 A JP2014191466 A JP 2014191466A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
event
scenario
unit
training
related information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013064796A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiaki Kaburagi
俊暁 鏑木
Yumeko Miyaji
由芽子 宮地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Railway Technical Research Institute
Original Assignee
Railway Technical Research Institute
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Railway Technical Research Institute filed Critical Railway Technical Research Institute
Priority to JP2013064796A priority Critical patent/JP2014191466A/ja
Publication of JP2014191466A publication Critical patent/JP2014191466A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

【課題】訓練シナリオ生成者による事象の流れの把握を支援する。
【解決手段】訓練シナリオ生成システムが、事象と、事象に関連する情報である事象関連情報とを対応付けて記憶する事象記憶部と、ユーザ操作を受ける操作入力部と、事象関連情報を示すユーザ操作を前記操作入力部が受けると、示された事象関連情報に対応付けられた事象を抽出する事象抽出部と、前記事象抽出部が抽出した事象の接続関係を、ユーザ操作に従って設定してシナリオを生成する接続関係設定部と、を具備する。
【選択図】図1

Description

本発明は、訓練シナリオ生成システム、訓練シナリオ生成方法およびプログラムに関する。
設備または装置などの運転訓練または災害訓練など様々な訓練は、一般に、何らかの訓練シナリオに基づいて行われる。例えば、訓練シナリオを予めデータベース化しておき、訓練実施者は、データベースから訓練シナリオを選択し、選択した訓練シナリオに従って訓練を行う(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−162893号公報
データベースに訓練シナリオを追加する場合など訓練シナリオを生成する際、訓練効果を高めるために、やみくもに事象を並べるのではなく、例えば、ある操作者が操作を間違えたことに起因して他者も操作を間違えるなど、実際に生じると考えられる事象の流れに沿った訓練シナリオを生成することが望まれる。かかる事象の流れを推論あるいは想像することが、訓練シナリオ生成者にとって負担となる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、訓練シナリオ生成者による事象の流れの把握を支援することのできる訓練シナリオ生成システム、訓練シナリオ生成方法およびプログラムを提供することにある。
この発明は上述した課題を解決するためになされたもので、本発明の一態様による訓練シナリオ生成システムは、事象と、事象に関連する情報である事象関連情報とを対応付けて記憶する事象記憶部と、ユーザ操作を受ける操作入力部と、事象関連情報を示すユーザ操作を前記操作入力部が受けると、示された事象関連情報に対応付けられた事象を抽出する事象抽出部と、前記事象抽出部が抽出した事象の接続関係を、ユーザ操作に従って設定してシナリオを生成する接続関係設定部と、を具備することを特徴とする。
また、本発明の他の一態様による訓練シナリオ生成システムは、上述の訓練シナリオ生成システムであって、前記接続関係設定部は、前記事象抽出部が抽出した事象のうちユーザ操作にて選択された事象を選択順に並べる並び順設定部と、前記並び順設定部が設定した並び順を、ユーザ操作に従って変更する並び順変更部と、を具備することを特徴とする。
また、本発明の他の一態様による訓練シナリオ生成システムは、上述の訓練シナリオ生成システムであって、生成したシナリオを記憶するシナリオ記憶部と、危険事例の履歴を記憶する危険事例履歴記憶部と、訓練の履歴を記憶する訓練履歴記憶部と、前記シナリオ記憶部の記憶するシナリオから、前記危険事例の履歴、および、前記訓練の履歴に基づいてシナリオを選択するシナリオ選択部と、選択結果のシナリオを提示するシナリオ提示部と、を具備することを特徴とする。
また、本発明の他の一態様による訓練シナリオ生成システムは、上述の訓練シナリオ生成システムであって、前記シナリオ選択部は、シナリオ毎に予め設定されているリスク評価値に基づいて、選択したシナリオの優先順位付けを行うことを特徴とする。
また、本発明の一態様による訓練シナリオ生成方法は、事象と、事象に関連する情報である事象関連情報とを対応付けて記憶する事象記憶部と、ユーザ操作を受ける操作入力部と、を具備する訓練シナリオ生成システムの訓練シナリオ生成方法であって、事象関連情報を示すユーザ操作を前記操作入力部が受けると、示された事象関連情報に対応付けられた事象を抽出する事象抽出ステップと、前記事象抽出ステップにて抽出した事象の接続関係を、ユーザ操作に従って設定してシナリオを生成する接続関係設定ステップと、を具備することを特徴とする。
また、本発明の一態様によるプログラムは、事象と、事象に関連する情報である事象関連情報とを対応付けて記憶する事象記憶部と、ユーザ操作を受ける操作入力部と、を具備する訓練シナリオ生成システムとしてのコンピュータに、事象関連情報を示すユーザ操作を前記操作入力部が受けると、示された事象関連情報に対応付けられた事象を抽出する事象抽出ステップと、前記事象抽出ステップにて抽出した事象の接続関係を、ユーザ操作に従って設定してシナリオを生成する接続関係設定ステップと、を実行させるためのプログラムである。
本発明によれば、訓練シナリオ生成者による事象の流れの把握を支援することができる。
本発明の第1の実施形態における訓練シナリオ生成システムの機能構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態における表示部による事象の表示例を示す説明図である。 同実施形態におけるシナリオの並べ替えの例を示す説明図である。 同実施形態における訓練シナリオ生成システムがシナリオを生成する処理手順の例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態における訓練シナリオ生成システムの機能構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態における訓練シナリオ生成システムがシナリオを選択して提示する処理手順の例を示スフローチャートである。
<第1の実施形態>
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態における訓練シナリオ生成システムの機能構成を示す概略ブロック図である。同図において、訓練シナリオ生成システム1は、表示部110と、操作入力部120と、記憶部130と、制御部180とを具備する。
記憶部130は、事象記憶部131と、シナリオ記憶部132とを具備する。制御部180は、表示処理部181と、入力処理部182と、記憶管理部183と、事象抽出部184と、接続関係設定部185とを具備する。接続関係設定部185は、並び順設定部186と、並び順変更部187とを具備する。
訓練シナリオ生成システム1は、ユーザ操作に従って訓練シナリオ(以下、単に「シナリオ」と称する)を生成するシステムである。
訓練シナリオ生成システム1は、例えばコンピュータによって構成される。なお、訓練シナリオ生成システム1全体が1つの装置にて構成されるようにしてもよいし、複数の装置の組み合わせにて構成されるようにしてもよい。例えば、制御部180がサーバ装置にて構成され、事象記憶部131とシナリオ記憶部132とがそれぞれデータベースマシンにて構成され、表示部110および操作入力部120が端末装置にて構成されていてもよい。
表示部110は、例えば液晶パネルまたは有機EL(Organic Electro-Luminescence)パネルなどの表示画面を有し、表示処理部181の制御に従って、動画像や静止画像やテキスト(文字)など、各種画像を表示する。特に、表示部110は、シナリオや、シナリオの部品となる事象を表示する。
操作入力部120は、例えば表示部110の表示画面に設けられたタッチセンサを有して表示部110と操作入力部120とでタッチパネルを構成するなど、入力デバイスを具備してユーザ操作を受ける。
記憶部130は、訓練シナリオ生成システム1の具備する記憶デバイスにて構成され、各種データを記憶する。
事象記憶部131は、事象と事象関連情報とを対応付けて記憶する。
ここでの事象は、シナリオを構成する部品として用いられる。例えば、鉄道車両の運転訓練シナリオであれば、ブレーキ故障などの各種マルファンクション(Malfunction)や、ブレーキ操作ミスなどの各種操作ミス等が、事象の例に該当する。
また、ここでいう事象関連情報は、事象に関連する情報であり、事象と事象との関連性を示す情報として用いられる。例えば、「ブレーキ操作ミス」、「速度超過警報表示」、「ATC(Automatic Train Control)ブレーキ動作」、といった事象をいずれも「速度超過」という事象関連情報と対応付けておくことで、これらの事象に関連性があることを示すことができる。
なお、「ブレーキ操作ミス」を事象として登録し、かつ、事象関連情報として「速度超過警報表示」や「ATCブレーキ動作」といった事象に対応付けるなど、事象を事象関連情報としても用いるようにしてもよい。
シナリオ記憶部132は、各種シナリオを記憶する。特に、シナリオ記憶部132は、訓練シナリオ生成システム1が生成したシナリオを記憶する。
制御部180は、訓練シナリオ生成システム1の各部を制御する。制御部180は、例えば訓練シナリオ生成システム1の具備するCPU(Central Processing Unit、中央処理装置)が、記憶部130からプログラムを読み出して実行することで構成される。
表示処理部181は、表示部110を制御して各種画像を表示させる。
入力処理部182は、操作入力部120が受けたユーザ操作を検出する。例えば、入力処理部182が表示画面へのタッチ操作を受けてタッチ位置情報を入力処理部182へ出力すると、入力処理部182は、タッチされた位置に表示されているアイコンを検出することで、どのアイコンがタッチされたかを判定する。
記憶管理部183は、記憶部130の記憶するデータを管理する。具体的には、記憶管理部183は、記憶部130へのデータの書込や、記憶部130の記憶するデータの検索や読出を行う。
事象抽出部184は、事象関連情報を示すユーザ操作を操作入力部120が受けると、示された事象関連情報に対応付けられた事象を抽出する。具体的には、事象抽出部184は、指定された事象関連情報に対応付けられている事象を、記憶管理部183を介して事象記憶部131から読み出す。
ここで、事象関連情報を示すユーザ操作は、事象関連情報の入力操作であってもよいし、事象の入力操作であってもよい。
事象関連情報の入力操作の場合、事象関連情報を示す識別情報(例えば、「速度超過」等のキーワード、または、事象関連情報の識別番号)をユーザが入力するようにしてもよい。あるいは、事象関連情報を示す識別情報を表示部110が表示し、ユーザがタッチ操作等にていずれかの識別情報を選択するようにしてもよい。
また、事象の入力操作の場合、事象を示す識別情報(例えば、「ブレーキ操作ミス」等のキーワード、または、事象の識別番号)をユーザが入力するようにしてもよい。あるいは、事象を示す識別情報を表示部110が表示し、ユーザがタッチ操作等にていずれかの識別情報を選択するようにしてもよい。
事象の入力操作が行われた場合、事象抽出部184は、入力された事象に対応付けられている事象関連情報を事象記憶部131から読み出すことで、事象関連情報を取得する。そして、事象抽出部184は、得られた事象関連情報に対応付けられている事象を、記憶管理部183を介して事象記憶部131から読み出す。
なお、ユーザが事象と事象関連情報との両方を入力するようにしてもよい。この場合、事象抽出部184が、入力された事象関連情報と、入力された事象に対応付けられた事象関連情報のいずれについても事象の抽出を行うようにしてもよい。あるいは、事象抽出部184が、入力された事象関連情報に基づいて事象の抽出を行い、入力された事象に対応付けられた事象関連情報については事象の抽出を行わないようにしてもよい。
接続関係設定部185は、事象抽出部184が抽出した事象の接続関係を、ユーザ操作に従って設定する。
接続関係設定部185において、並び順設定部186は、事象抽出部184が抽出した事象のうちユーザ操作にて選択された事象を選択順に並べる。並び順変更部187は、並び順設定部186が設定した並び順を、ユーザ操作に従って変更する。
図2は、表示部110による事象の表示例を示す説明図である。
同図の表示例における画面画像(表示部110が表示画面に表示する画像)は、事象表示領域A11と、作業領域A12と、保存ボタンB11とを含む。
事象表示領域A11は、シナリオの部品としての事象を表示する領域であり、ユーザは、事象表示領域A11に表示されている事象の中から事象を選択して組み合わせることで、シナリオを生成することができる。
図2の表示例では、表示部110は、追加事象と、1つ以上の初期事象を含む初期事象群と、1つ以上の関連事象を含む関連事象群と、1つ以上の最終事象を含む最終事象群とを事象表示領域A11に表示している。
追加事象は、ユーザが入力した事象である。なお、ユーザが事象関連情報のみを入力して事象の入力を行わないようにしてもよい。この場合、表示部110は、追加事象を表示しない。
関連事象は、ユーザ操作にて示された事象関連情報に基づいて事象抽出部184が抽出した事象である。
初期事象は、シナリオの先頭の事象(シナリオにおいて最初に発生する事象)であり、いわば、シナリオにおける他の事象が発生する要因となる。
例えば、事象記憶部131が記憶する事象毎に初期事象が予め設定されており、表示部110は、追加事象に対して設定されている初期事象を表示する。あるいは、事象抽出部184が、追加事象に対して設定されている初期事象と、関連事象の各々に対して設定されている初期事象との論理和(or)を取って、得られた初期事象を、表示処理部181を介して表示部110に表示させるようにしてもよい。あるいは、初期事象として表示する事象が予め定められていてもよい。
あるいは、初期事象の設定を設けず、追加事象および関連事象のいずれもシナリオの先頭に使用可能としてもよい。
最終事象は、シナリオの末尾の事象(シナリオにおいて最後に発生する事象)であり、いわば、シナリオにおける他の事象を要因として発生する。
例えば、事象記憶部131が記憶する事象毎に最終事象が予め設定されており、表示部110は、追加事象に対して設定されている最終事象を表示する。あるいは、事象抽出部184が、追加事象に対して設定されている最終事象と、関連事象の各々に対して設定されている最終事象との論理和を取って、得られた最終事象を、表示処理部181を介して表示部110に表示させるようにしてもよい。あるいは、最終事象として表示する事象が予め定められていてもよい。
あるいは、最終事象の設定を設けず、追加事象および関連事象のいずれもシナリオの末尾に使用可能としてもよい。
作業領域A12は、ユーザが選択した事象を表示する領域である。例えば、ユーザは、事象表示領域A11に表示された事象に対するタッチ操作にて事象の選択を行い、表示部110は、選択された事象を選択された順に作業領域A12に表示する。
そして、ユーザは、作業領域A12に表示されている事象を並べ替えることができる。
図3は、シナリオの並べ替えの例を示す説明図である。同図は、図2の例から、線L11にて示すように、事象「エラーA」を事象「エラーF」および事象「エラーα」の後へと並べ替えた例を示している。
例えば、ユーザは、作業領域A12に表示されている事象をドラグ&ドロップ(Drag And Drop)することで、当該事象を移動させる。
なお、表示部110が、シナリオの部品として条件分岐も表示するようにしてもよい。この場合、ユーザは、条件分岐の各々に対して事象を後続させる(ぶら下げる)ように事象の並べ替えを行う。
保存ボタンB11は、作業領域A12に示されているシナリオを保存するためのボタンである。具体的には、保存ボタンB11へのタッチ操作を入力処理部182が検出すると、記憶管理部183は、作業領域A12に示されている一連の事象(条件分岐を含んでいてもよい)を、示されている順序にて、シナリオとしてシナリオ記憶部132に記憶させる。これにより、当該シナリオの登録が行われる。
次に、図4を参照して、訓練シナリオ生成システム1の動作について説明する。
図4は、訓練シナリオ生成システム1がシナリオを生成する処理手順の例を示すフローチャートである。訓練シナリオ生成システム1は、例えば、シナリオ生成を指示するユーザ操作を受けると同図の処理を行う。
図4の処理において、まず、入力処理部182が、事象関連情報を示すユーザ操作を受け付け、事象抽出部184が当該ユーザ操作にて示される事象関連情報を取得する(ステップS101)。上述したように、事象の入力にて事象関連情報が示されてもよいし、事象と事象関連情報との両方が入力されてもよい。
次に、事象抽出部184は、事象記憶部131が記憶している事象のうち、ステップS101で得られた事象関連情報に対応付けられている事象を抽出する(ステップS102)。
そして、表示部110は、ステップS102で得られた事象を、表示処理部181の指示に従って表示する(ステップS103)。ステップS103における事象の表示は、図2の例における事象表示領域A11への関連事象の表示に相当する。加えて、表示部110は、ステップS103において、ステップS101で入力された事象(追加事象)や初期事象や最終事象も表示する。
次に、並び順設定部186は、ステップS103で表示された事象に対する選択操作に従って、選択された順に事象の並び順を設定し、設定した並び順にて、表示処理部181を介して表示部110に表示させる(ステップS104)。
そして、並び順変更部187は、事象の並べ替えを指示するユーザ操作に従って、事象の並べ替えを行う(ステップS105)。
シナリオの登録を指示するユーザ操作が行われると、記憶管理部183が、得られたシナリオをシナリオ記憶部132に記憶させる(ステップS106)。シナリオの登録を指示するユーザ操作は、図2の例では保存ボタンB11へのタッチ操作にて行われる。
ステップS106の後、図4の処理を終了する。
以上のように、事象記憶部131は、事象と、事象関連情報とを対応付けて記憶する。そして、事象関連情報を示すユーザ操作を操作入力部120が受けると、事象抽出部184は、示された事象関連情報に対応付けられた事象を抽出する。
事象抽出部184が抽出した事象を提示することで、訓練シナリオ生成システム1は、事象間の関連性をユーザに示すことができる。これにより、訓練シナリオ生成システム1は、シナリオ生成者(ユーザ)による事象の流れの把握を支援することができる。
また、接続関係設定部185は、事象抽出部184が抽出した事象の接続関係を、ユーザ操作に従って設定してシナリオを生成する。具体的には、並び順設定部186は、事象抽出部184が抽出した事象のうちユーザ操作にて選択された事象を選択順に並べる。そして、並び順変更部187は、並び順設定部186が設定した並び順を、ユーザ操作に従って変更する。
これにより、ユーザは、事象抽出部184が抽出した事象に対する選択操作や、選択した事象の並べ替え操作といった簡単な操作にてシナリオを生成することができる。
<第2の実施形態>
図5は、本発明の第2の実施形態における訓練シナリオ生成システムの機能構成を示す概略ブロック図である。同図において、訓練シナリオ生成システム2は、表示部110と、操作入力部120と、記憶部230と、制御部280とを具備する。記憶部230は、事象記憶部131と、シナリオ記憶部132と、危険事例履歴記憶部233と、訓練履歴記憶部234とを具備する。制御部280は、表示処理部181と、入力処理部182と、記憶管理部183と、事象抽出部184と、接続関係設定部185と、シナリオ選択部288とを具備する。接続関係設定部185は、並び順設定部186と、並び順変更部187とを具備する。
同図において、図1の各部に対応して同様の機能を有する部分には同一の符号(110、120、131〜132、181〜187)を付して説明を省略する。
訓練シナリオ生成システム2は、ユーザ操作に従ってシナリオを生成するシステムである。加えて、訓練シナリオ生成システム2は、シナリオの提示を行う。
訓練シナリオ生成システム2は、例えばコンピュータによって構成される。なお、訓練シナリオ生成システム1(図1)の場合と同様、訓練シナリオ生成システム2全体が1つの装置にて構成されるようにしてもよいし、複数の装置の組み合わせにて構成されるようにしてもよい。
記憶部230は、訓練シナリオ生成システム2の具備する記憶デバイスにて構成され、各種データを記憶する。
危険事例履歴記憶部233は、危険事例の履歴を記憶する。ここでいう危険事例とは、事故の事例や、いわゆるヒヤリハットといった、事故には至らなかったが事故につながる危険性のある事例の総称である。
訓練履歴記憶部234は、訓練の履歴を記憶する。
制御部280は、訓練シナリオ生成システム2の各部を制御する。制御部280は、例えば訓練シナリオ生成システム2の具備するCPUが、記憶部230からプログラムを読み出して実行することで構成される。
シナリオ選択部288は、シナリオ記憶部132の記憶するシナリオから、危険事例の履歴、および、訓練の履歴に基づいてシナリオを選択する。
例えば、危険事例履歴記憶部233が、危険事例の履歴における各危険事例と訓練関連情報とを対応付けて記憶しておく。
ここでいう訓練関連情報は、シナリオを用いて行う訓練に関連する情報である。訓練関連情報は訓練に応じたシナリオを選択するために用いられる。訓練を受ける者の職種系統や、訓練の関係者や、シナリオにおける初期事象などが、訓練関連情報の例として挙げられる。
操作入力部120が、訓練関連情報を入力するユーザ操作を受けると、シナリオ選択部288は、危険事例履歴記憶部233の記憶している危険事例のうち、入力された訓練関連情報に対応付けられている危険事例を抽出する。
さらに、危険事例履歴記憶部233は、危険事例の履歴における各危険事例と、当該危険事例に対するシナリオ識別情報(シナリオの識別情報)とを対応付けて記憶しておく。そして、操作入力部120は、抽出した訓練関連情報に対応付けられたシナリオ識別情報を取得することで、シナリオの選択を行う。
さらに、シナリオ選択部288は、シナリオ毎に予め設定されているリスク評価値に基づいて、選択したシナリオの優先順位付けを行う。
例えば、シナリオ記憶部132が、シナリオと当該シナリオが訓練対象としている事故のリスク値とを対応付けて記憶しておく。ここでいうリスク値とは、事故の発生確率と被害の大きさとを乗算した値であり、シナリオのリスク評価値の一例に該当する。
そして、シナリオ選択部288は、選択した各シナリオに対応付けられているリスク値を取得し、リスク値の大きい順に5つなど所定数のシナリオを選択する(シナリオの絞り込みを行う)。この所定数は、例えばユーザが設定する。
シナリオ選択部288が選択したシナリオは、表示部110が表示する。表示部110は、シナリオ提示部の一例に該当する。
但し、訓練シナリオ生成システム2がシナリオを提示する方法は、表示部110にて表示する方法に限らない。例えば、訓練シナリオ生成システム2が、選択されたシナリオに従ってシミュレーションを実行するなど、シナリオの表示以外の方法でシナリオを提示するようにしてもよい。
また、シナリオ選択部288が選択したシナリオを表示部110が表示する際、リスク値に基づいて選択されたシナリオのみを表示するようにしてもよいし、リスク値に基づいて選択されたシナリオを重要シナリオとして、他のシナリオと区別して表示するようにしてもよい。
あるいは、表示部110が、リスク値に基づく優先順位付けの結果を、シナリオに対応付けて表示するようにしてもよい。
次に、図6を参照して、訓練シナリオ生成システム2の動作について説明する。
図6は、訓練シナリオ生成システム2がシナリオを選択して提示する処理手順の例を示スフローチャートである。訓練シナリオ生成システム2は、例えば、シナリオの提示を指示するユーザ操作を受けると同図の処理を行う。
図6の処理において、まず、入力処理部182が、訓練関連情報を入力するユーザ操作を受け付け、シナリオ選択部288が、入力された訓練関連情報を取得する(ステップS201)。
次に、シナリオ選択部288は、危険事例履歴記憶部233が記憶している危険事例のうち、ステップS201で得られた訓練関連情報に対応付けられている危険事例を抽出する(ステップS202)。
そして、シナリオ選択部288は、シナリオ記憶部132が記憶しているシナリオのうち、ステップS202で抽出した危険事例に対応付けられているシナリオを、提示候補として抽出する(ステップS203)。
さらに、シナリオ選択部288は、訓練履歴記憶部234が記憶している訓練の履歴を参照して、訓練を受ける者が、過去の所定期間内(例えば1年以内)に既に訓練を受けているシナリオを提示候補から除外する(ステップS204)。
次に、シナリオ選択部288は、提示候補の各シナリオについてシナリオ記憶部132の記憶しているリスク値を取得し、得られたリスク値の大きい順にシナリオをソートする(ステップS205)。
そして、シナリオ選択部288は、ソートの結果上位所定数のシナリオを残し、それ以外のシナリオを提示候補から除外する(ステップS206)。
そして、表示部110が、提示候補のシナリオを表示することでシナリオの提示を行う(ステップS207)。
その後、図6の処理を終了する。
以上のように、シナリオ選択部288は、シナリオ記憶部132の記憶するシナリオから、危険事例の履歴、および、訓練の履歴に基づいてシナリオを選択する。そして、表示部110が、選択結果のシナリオを提示する。
これにより、シナリオ選択部288は、危険事例の履歴から必要と思われる訓練のシナリオや、行われていない訓練のシナリオを提示することができる。
ここで、シナリオ記憶部132が蓄積するシナリオの数が増えると、訓練に使用するシナリオを選択する際、キーワード検索でヒットするシナリオの数が増大し、適切なシナリオを選択することが困難になるおそれがある。
そこで、訓練シナリオ生成システム2が危険事例の履歴や訓練の履歴に基づいてシナリオを選択して提示することで、より適切なシナリオを提示することができる。
また、シナリオ選択部288は、シナリオ毎に予め設定されているリスク評価値に基づいて、選択したシナリオの優先順位付けを行う。
これにより、訓練シナリオ生成システム2は、重要な訓練のシナリオを優先的に提示することができる。
なお、シナリオ選択部288がシナリオの選択を行う処理手順は、図6に示したものに限らない。例えば、シナリオ記憶部132が、シナリオと訓練関連情報とを対応付けて記憶しておき、操作入力部120が訓練関連情報を受けると、シナリオ選択部288が、まず、当該訓練対象情報に対応付けられているシナリオを抽出し、危険事象の履歴や訓練の履歴に基づいて絞り込みを行うようにしてもよい。
なお、訓練シナリオ生成システム1や2の全部または一部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより各部の処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
1、2 訓練シナリオ生成システム
110 表示部
120 操作入力部
130、230 記憶部
131 事象記憶部
132 シナリオ記憶部
180、280 制御部
181 表示処理部
182 入力処理部
183 記憶管理部
184 事象抽出部
185 接続関係設定部
186 並び順設定部
187 並び順変更部
233 危険事例履歴記憶部
234 訓練履歴記憶部
288 シナリオ選択部

Claims (6)

  1. 事象と、事象に関連する情報である事象関連情報とを対応付けて記憶する事象記憶部と、
    ユーザ操作を受ける操作入力部と、
    事象関連情報を示すユーザ操作を前記操作入力部が受けると、示された事象関連情報に対応付けられた事象を抽出する事象抽出部と、
    前記事象抽出部が抽出した事象の接続関係を、ユーザ操作に従って設定してシナリオを生成する接続関係設定部と、
    を具備することを特徴とする訓練シナリオ生成システム。
  2. 前記接続関係設定部は、
    前記事象抽出部が抽出した事象のうちユーザ操作にて選択された事象を選択順に並べる並び順設定部と、
    前記並び順設定部が設定した並び順を、ユーザ操作に従って変更する並び順変更部と、
    を具備することを特徴とする請求項1に記載の訓練シナリオ生成システム。
  3. 生成したシナリオを記憶するシナリオ記憶部と、
    危険事例の履歴を記憶する危険事例履歴記憶部と、
    訓練の履歴を記憶する訓練履歴記憶部と、
    前記シナリオ記憶部の記憶するシナリオから、前記危険事例の履歴、および、前記訓練の履歴に基づいてシナリオを選択するシナリオ選択部と、
    選択結果のシナリオを提示するシナリオ提示部と、
    を具備することを特徴とする請求項1または2に記載の訓練シナリオ生成システム。
  4. 前記シナリオ選択部は、シナリオ毎に予め設定されているリスク評価値に基づいて、選択したシナリオの優先順位付けを行うことを特徴とする請求項3に記載の訓練シナリオ生成システム。
  5. 事象と、事象に関連する情報である事象関連情報とを対応付けて記憶する事象記憶部と、
    ユーザ操作を受ける操作入力部と、
    を具備する訓練シナリオ生成システムの訓練シナリオ生成方法であって、
    事象関連情報を示すユーザ操作を前記操作入力部が受けると、示された事象関連情報に対応付けられた事象を抽出する事象抽出ステップと、
    前記事象抽出ステップにて抽出した事象の接続関係を、ユーザ操作に従って設定してシナリオを生成する接続関係設定ステップと、
    を具備することを特徴とする訓練シナリオ生成方法。
  6. 事象と、事象に関連する情報である事象関連情報とを対応付けて記憶する事象記憶部と、
    ユーザ操作を受ける操作入力部と、
    を具備する訓練シナリオ生成システムとしてのコンピュータに、
    事象関連情報を示すユーザ操作を前記操作入力部が受けると、示された事象関連情報に対応付けられた事象を抽出する事象抽出ステップと、
    前記事象抽出ステップにて抽出した事象の接続関係を、ユーザ操作に従って設定してシナリオを生成する接続関係設定ステップと、
    を実行させるためのプログラム。
JP2013064796A 2013-03-26 2013-03-26 訓練シナリオ生成システム、訓練シナリオ生成方法およびプログラム Pending JP2014191466A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013064796A JP2014191466A (ja) 2013-03-26 2013-03-26 訓練シナリオ生成システム、訓練シナリオ生成方法およびプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013064796A JP2014191466A (ja) 2013-03-26 2013-03-26 訓練シナリオ生成システム、訓練シナリオ生成方法およびプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014191466A true JP2014191466A (ja) 2014-10-06

Family

ID=51837692

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013064796A Pending JP2014191466A (ja) 2013-03-26 2013-03-26 訓練シナリオ生成システム、訓練シナリオ生成方法およびプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014191466A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016151751A (ja) * 2015-02-19 2016-08-22 中国電力株式会社 シナリオ統合装置及び方法
JP2018106013A (ja) * 2016-12-27 2018-07-05 三菱電機株式会社 プラントの訓練シナリオ作成支援装置
US11507660B2 (en) 2020-01-30 2022-11-22 Fujitsu Limited Information processing apparatus, non-transitory computer-readable storage medium, and cyber exercise control method

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006017547A (ja) * 2004-06-30 2006-01-19 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 訓練計画作成システム
WO2012158432A2 (en) * 2011-05-09 2012-11-22 Aptima Inc Systems and methods for scenario generation and monitoring

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006017547A (ja) * 2004-06-30 2006-01-19 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 訓練計画作成システム
WO2012158432A2 (en) * 2011-05-09 2012-11-22 Aptima Inc Systems and methods for scenario generation and monitoring

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016151751A (ja) * 2015-02-19 2016-08-22 中国電力株式会社 シナリオ統合装置及び方法
JP2018106013A (ja) * 2016-12-27 2018-07-05 三菱電機株式会社 プラントの訓練シナリオ作成支援装置
US11507660B2 (en) 2020-01-30 2022-11-22 Fujitsu Limited Information processing apparatus, non-transitory computer-readable storage medium, and cyber exercise control method
JP7409116B2 (ja) 2020-01-30 2024-01-09 富士通株式会社 プログラム,情報処理装置およびサイバー演習制御方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9430133B2 (en) Career history exercise with stage card visualization
Kujala et al. Effects of menu structure and touch screen scrolling style on the variability of glance durations during in-vehicle visual search tasks
RU2008103277A (ru) Управление карусельного типа для навигации и назначения метаданных
RU2015118159A (ru) Устройство отображения и способ ввода символов с его помощью
JP6542612B2 (ja) テストシナリオ生成支援装置およびテストシナリオ生成支援方法
RU2012139809A (ru) Конфигурируемая многоязычная клавиатура
RU2018135284A (ru) Генерирование представлений контекстного поиска
RU2015115580A (ru) Способ и устройство для обработки пользовательского ввода
JP2014191466A (ja) 訓練シナリオ生成システム、訓練シナリオ生成方法およびプログラム
JP2017501501A5 (ja)
US20140170616A1 (en) Career history exercise with "flower" visualization
CN103198071A (zh) 数据报表生成方法及其装置
JP5611077B2 (ja) 指のピンチ操作によってタイムスケールを切り替えるユーザインタフェースプログラム、端末及び方法
JP2016021248A5 (ja) 診断支援装置、診断支援システム、診断支援方法及びプログラム
JP2011008358A5 (ja)
US20170229039A1 (en) Abacus calculation type mental arithmetic learning support device, abacus calculation type mental arithmetic learning support program, and abacus calculation type mental arithmetic learning support method
JP2016071731A (ja) 人材検索装置
JP2014225213A (ja) 介護施設検索システム
JP2017504917A (ja) 個人用入力パネルを生成する方法および装置
JP2015206835A (ja) 学習システム
US20170124733A1 (en) Synchronized maps in ebooks using virtual gps channels
JP2014197329A (ja) 支援装置及び支援方法
WO2016098739A1 (ja) 情報抽出装置、情報抽出方法、及び情報抽出プログラム
JP2010231403A (ja) 電子カルテ入力支援プログラム、電子カルテ入力支援方法、及び電子カルテ入力支援装置
JP2015170040A (ja) 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150309

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160119

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20160524