JP2014191194A - 屋内光ケーブル配線用の配線器具 - Google Patents

屋内光ケーブル配線用の配線器具 Download PDF

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Abstract

【課題】家屋内に光ケーブル配線を行なう作業時に使用され、従来と比較して安価で施工性に優れるだけでなく、美観性も向上させた屋内光ケーブル配線用の配線器具を提供する。
【解決手段】樹脂製の配線器具本体7の裏面7aの中央部位に光ケーブル配線が挿入される配線挿入溝8が光ケーブル配線の延設方向に沿って形成され、配線器具本体7の切断長さの位置決め用および切断補助用の横スリット9が配線挿入溝8の両側に光ケーブル配線の延設方向と直交する方向に延設された状態で配線挿入溝8に沿って複数並設されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、家屋内に光ケーブル配線を行なう作業時に使用される光ケーブル配線用の配線器具に関する。
光ファイバを一般家庭に直接引き込んで高速通信サービスを実現するケースが増加している。室外から家屋内に光ケーブル配線を引き込んで光ケーブル配線を行なう作業時には、従来は家屋の壁面に穴を開け、その穴に光ケーブル配線を通したり、ドアの隅を局所的に削り、その隙間に光ケーブル配線を通したりするなどの工事が必要になっている。
また、光ケーブル配線を例えば玄関からリビングまでなど家屋の複数の部屋間にまたがって敷設する場合は、比較的長い距離の光ケーブルを敷設、配線する工事が行なわれる。このような場合、部屋の内部で光ケーブル配線がむき出しになると、美観が悪くなる可能性がある。そこで、光ケーブル配線がむき出しになることを避けるために光ケーブル配線を保持する基台と、この基台を覆うカバー部材(蓋)の2部品からなるワイヤプロテクタと呼ばれる配線保持器具を使用して光ケーブル配線を隠す作業が行なわれている。
特開2010−266519号公報
光配線方式の増加やホームICTの普及拡大に伴い、宅内の光配線形態は複雑化・多様化している。そして、家屋の壁面に穴を開けたり、ドアの隅を局所的に削るなどの工事は施工性が悪く、コストが高くなるうえ、美観性も低下するなどの問題がある。
また、配線保持器具を使用して光ケーブル配線を隠す作業は、配線保持器具の基台にカバー部材を組み付ける作業に時間がかかる。さらに、従来の配線保持器具は、硬質部材で製作されているので、現場で寸法合わせして配線保持器具を適正な大きさに切断する作業に時間がかかる。そのため、光ケーブル配線作業に多くの時間を費やしている。また、一般的な配線保持器具は一定の長さの部品(1m単位の定尺)で形成されている。そのため、光ケーブル配線の長さが長い場合には使用する配線保持器具の数が多くなるとともに、配線保持器具を適正な大きさに切断することで、多くの端尺が発生する可能性があり、経済性が低下する等の課題がある。
本発明は上記事情に着目してなされたもので、その目的は、家屋内に光ケーブル配線を行なう作業時に使用され、従来と比較して安価で施工性に優れるだけでなく、美観性も向上させた光ケーブル配線用の配線器具を提供することにある。
本発明の一局面の態様は、樹脂製の配線器具本体の裏面中央部位に光ケーブル配線が挿入される配線挿入溝が前記光ケーブル配線の延設方向に沿って形成され、前記配線器具本体の切断長さの位置決め用および切断補助用の切り込み部が前記配線挿入溝の両側に前記光ケーブル配線の延設方向と直交する方向に延設された状態で前記配線挿入溝に沿って複数並設されていることを特徴とする屋内光ケーブル配線用の配線器具である。
そして、上記構成では、家屋のドアと床面との間の隙間に配線器具本体を設置し、この配線器具本体の配線挿入溝内に光ケーブル配線を挿通することにより、簡単に光ケーブル配線を通すことができるとともに、現場で寸法合わせして配線器具本体の切断長さの位置決めを行なうことができ、現場で寸法合わせした長さで切断補助用の切り込み部から切断することで、現場の状況に合わせて好適な状態で配線器具本体を設置することができるようにしたものである。
好ましくは、前記配線器具本体は、L字状の屈曲部を有し、前記屈曲部は、前記配線挿入溝が前記光ケーブル配線の光ケーブルの光伝達損失がない許容範囲の曲げ半径の湾曲部に沿って形成されている。
そして、上記構成では、配線器具本体の配線挿入溝内に挿入された光ケーブル配線は、L字状の屈曲部では光ケーブルの光伝達損失がない許容範囲の曲げ半径の湾曲部に沿って曲げられることにより、光ケーブルの光伝達損失の発生を防止することができる。
好ましくは、床面と縦壁面との連結部に配設されるL字状の配線器具連結具を有し、前記配線器具連結具は、U字状の断面形状の連結具本体を有し、前記連結具本体の一端部側が前記配線器具本体の端部に係合されて前記配線器具本体から延設される前記光ケーブル配線を前記縦壁面方向にガイドする。
そして、上記構成では、L字状の配線器具連結具の一端部側が配線器具本体の端部に係合されて配線器具本体から延設される光ケーブル配線を縦壁面方向にガイドすることができる。
好ましくは、前記連結具本体は、L字状の連結部の内部に前記配線器具本体から延設される前記光ケーブル配線の光ケーブルの光伝達損失がない許容範囲の曲げ半径の湾曲部に沿って形成されている光ケーブル配線通路を有する。
そして、上記構成では、連結具本体のL字状の連結部内に挿入された光ケーブル配線は、光ケーブルの光伝達損失がない許容範囲の曲げ半径の湾曲部に沿って曲げられることにより、光ケーブルの光伝達損失の発生を防止することができる。
好ましくは、前記連結具本体は、一端部側に切断長さの位置決め用および切断補助用の切り込み部が形成されている。
そして、上記構成では、連結具本体の切り込み部で簡単に切断することができ、現場の状況に合わせて好適な状態で連結具本体を設置することができるようにしたものである。
好ましくは、柔軟な樹脂材料で形成されたモール本体を有し、前記モール本体は、壁面に固定される固定面と、この固定面の両側部からそれぞれ立脚された2つの挟持部とを有し、前記固定面の一側部側から立脚された第1挟持部は、先端部が前記固定面の他側部側に向けて湾曲された第1先端湾曲部を有するとともに、前記固定面の他側部側から立脚された第2挟持部は、先端部が前記固定面の一側部側に向けて湾曲された第2先端湾曲部を有し、前記第1挟持部の前記第1先端湾曲部と前記第2挟持部の前記第2先端湾曲部とが開閉可能に重ね合わされた状態で保持され、前記配線器具本体または前記連結具本体のいずれか一方から延設される前記光ケーブル配線を前記モール本体の前記第1挟持部の前記第1先端湾曲部と前記第2挟持部の前記第2先端湾曲部との間に挿入した状態で保持する。
そして、上記構成では、モール本体の第1挟持部の第1先端湾曲部と第2挟持部の第2先端湾曲部との重ね合わせ部分を押し広げることにより、簡単に光ケーブル配線をモール本体の内部に組み付けることができるようにしたものである。
好ましくは、前記モール本体は、回転ドラムに繰り出し可能に巻き付けられた状態で収納され、必要に応じて前記回転ドラムから繰り出して使用可能である。
そして、上記構成では、モール本体は、回転ドラムから繰り出すことで、光ケーブル配線の敷設長さが比較的長い場合でも簡単に対応でき、光ケーブル配線の敷設作業時にモール本体の端尺が出ることを防止して経済性を高めることができるようにしたものである。
本発明によれば、家屋内に光ケーブル配線を行なう作業時に使用され、従来と比較して安価で施工性に優れるだけでなく、美観性も向上させた屋内光ケーブル配線用の配線器具を提供することができる。
本発明の第1の実施の形態の屋内光ケーブル配線用の配線器具が使用される屋内光ケーブル配線の使用例の概略構成を示す斜視図。 第1の実施の形態の屋内光ケーブル配線の配線器具本体の裏面を示す斜視図。 第1の実施の形態の屋内光ケーブル配線の配線器具本体の表面を示す斜視図。 第1の実施の形態の屋内光ケーブル配線の配線器具本体の裏面を示す平面図。 (A)は図4のVA−VA線断面図、(B)は図4のVB−VB線断面図。 第1の実施の形態の屋内光ケーブル配線の配線器具と組み合わせて使用されるケーブル保護モールのモール本体を示す斜視図。 ケーブル保護モールのモール本体を示す横断面図。 第1の実施の形態の屋内光ケーブル配線の配線器具と組み合わせて使用される連結具を示す斜視図。 (A)は連結具本体の側面図、(B)は連結具本体の縦断面図。 (A)は連結具本体の正面図、(B)は連結具本体の背面図。 第1の実施の形態の屋内光ケーブル配線の配線器具本体の使用状態を示す縦断面図。 第1の実施の形態の屋内光ケーブル配線の配線器具本体の使用状態を示す側面図。
[第1の実施の形態]
(構成)
図1乃至図12は、本発明の第1の実施の形態を示す。図1は本発明の第1の実施の形態の屋内光ケーブル配線用の配線器具が使用される屋内光ケーブル配線の使用例の概略構成を示す斜視図である。図1中で、符号1は玄関、2は室内ドア、3はONU(光回線終端装置)、4は光ケーブル配線である。光ケーブル配線4は、細径インドア配線として一般的な例えば直径1.5mmの光ケーブルが使用される。本実施の形態の屋内光ケーブル配線用の配線器具5は、室内ドア2と床面6との間の隙間L(図11参照)に設置して使用される。
図2は本実施の形態の屋内光ケーブル配線4の配線器具5の本体7の裏面7aを示す斜視図、図3は配線器具本体7の表面7bを示す斜視図である。図4に示すように配線器具本体7は、硬質な樹脂材料で形成されたほぼL字状の部材である。図5(A),(B)に示すようにこの配線器具本体7の横断面形状はほぼかまぼこ型に形成され、かまぼこ型の平面が配線器具本体7の裏面7aとなる。図11に示すようにこの配線器具本体7の高さHは、室内ドア2と床面6との間の隙間L(例えば4mm以上)に設置できる程度の薄さ、例えば3.8mm以下に設定されている。
図4に示すようにこの配線器具本体7の裏面7aの中央部位には配線器具本体7と同じほぼL字形状の配線挿入溝8が形成されている。この配線挿入溝8内に光ケーブル配線4が挿入されるようになっている。この配線器具本体7の配線挿入溝8内に光ケーブル配線4を挿通することにより、簡単に光ケーブル配線4を通して保持することができる。
さらに、配線器具本体7の裏面には、配線挿入溝8の両側に配線器具本体7の切断長さの位置決め用および切断補助用の横スリット(切り込み部)9が光ケーブル配線4の延設方向と直交する方向に延設された状態で配線挿入溝8に沿って複数並設されている。そして、横スリット9を使用することで、必要に応じて現場で配線器具本体7を寸法合わせして配線器具本体7の切断長さの位置決めを行なうことができる。さらに、現場で寸法合わせした長さで例えばニッパあるいはハサミ等の通常使用工具で切断補助用の横スリット9から配線器具本体7を切断することで現場の状況に合わせて好適な状態で配線器具本体を設置することができる。
また、配線器具本体7は、縦棒部7c1と横棒部7c2との間にL字状の屈曲部7c3を有する。この屈曲部7c3では、配線挿入溝8が光ケーブル配線4の光ケーブルの光伝達損失がない許容範囲の曲げ半径Rの湾曲部10に沿って形成されている。なお、湾曲部10の曲げ半径Rは、例えば15mmに設定されている。
さらに、本実施の形態の屋内光ケーブル配線4の配線器具5は、図6に示すケーブル保護モール11と、図8に示すL字状の配線器具連結具12と組み合わせて使用される。ケーブル保護モール11は、柔軟な樹脂材料で形成された長尺なモール本体13を有する。図6は、ケーブル保護モール11のモール本体13を示す斜視図である。
ケーブル保護モール11のモール本体13は、壁面に固定される平面状の固定面14と、この固定面14の両側部からそれぞれ立脚された2つの挟持部(第1挟持部15と第2挟持部16)とを有する。第1挟持部15は、固定面14の一側部側から上向きに立脚されている。この第1挟持部15の先端部には、固定面14の他側部側(第2挟持部16側)に向けて湾曲された第1先端湾曲部15aが形成されている。第2挟持部16は、固定面14の他側部側から上向きに立脚されている。この第2挟持部16の先端部には、固定面14の一側部側(第1挟持部15側)に向けて湾曲された第2先端湾曲部16aが形成されている。図7に示すように第1挟持部15の第1先端湾曲部15aと第2挟持部16の第2先端湾曲部16aとは、開閉可能に重ね合わされた状態で保持されている。
そして、ケーブル保護モール11への光ケーブル配線4の組み付け時には、第1挟持部15の第1先端湾曲部15aと第2挟持部16の第2先端湾曲部16aとの間に光ケーブル配線4を押し込むことで、第1挟持部15の第1先端湾曲部15aと第2挟持部16の第2先端湾曲部16aとの重ね合わせ部分を押し広げる方向に弾性変形させる。このままの状態で、光ケーブル配線4をケーブル保護モール11の内部に押し込むことで、光ケーブル配線4をケーブル保護モール11の内部に挿入された状態で組み付けられる。ケーブル保護モール11の内部に光ケーブル配線4が押し込まれた後は、第1挟持部15の第1先端湾曲部15aと第2挟持部16の第2先端湾曲部16aとは弾力で元の重ね合わされて閉じた形状に復帰する。これにより、光ケーブル配線4をモール本体13の内部に簡単に組み付けることができる。
さらに、ケーブル保護モール11のモール本体13は、図示しない回転ドラムに繰り出し可能に巻き付けられた状態で収納されている。ケーブル保護モール11のモール本体13は、ニッパ等の既存工具で切断可能になっている。そのため、必要に応じて回転ドラムからケーブル保護モール11のモール本体13を繰り出して必要な長さだけニッパ等の既存工具で切断して使用可能である。そして、モール本体13の固定面14は、例えば両面テープを使用することで、壁面、例えば屋内の縦壁面17(図12参照)に固定できるようになっている。
また、L字状の配線器具連結具12は、硬質な樹脂材料で形成されたほぼL字状の連結具本体18を有する。この連結具本体18は、横断面形状がほぼU字状に形成された2つのU字溝構成体(第1U字溝構成体19と第2U字溝構成体20)を有する。これら第1U字溝構成体19と第2U字溝構成体20とはほぼ直角に連結された状態で一体成形されている。
第1U字溝構成体19と第2U字溝構成体20との連結部には、ほぼ円弧形状の円弧形状部21が形成されている。この円弧形状部21の曲げ半径R2は、光ケーブル配線4の光ケーブルの光伝達損失がない許容範囲の曲げ半径、例えば15mmに設定されている。これにより、連結具本体18の内部には、第1U字溝構成体19と第2U字溝構成体20との間で曲げ半径R2の円弧形状部21の湾曲部に沿って緩やかに湾曲される光ケーブル配線通路22が形成されている。
また、L字状の配線器具連結具12には、第1U字溝構成体19側の壁面に切断長さの位置決め用および切断補助用の切り込み部23が形成されている。これにより、配線器具連結具12は、連結具本体18の切り込み部23で簡単に切断することができる。そのため、現場の状況に合わせて好適な状態で連結具本体18を設置することができる。さらに、切り込み部23で切断された半円パイプ状の切断部分24は、例えば平面部分でケーブル保護モール11と配線器具本体7の連結部分のカバーなどに使用することができる。
そして、L字状の配線器具連結具12は、図12に示すように床面6と縦壁面17との連結部である角部に配設されて使用される。さらに、配線器具5の使用時にはL字状の配線器具連結具12の連結具本体18の一端部側を配線器具5の配線器具本体7の端部に重ね合わせた状態で係合されるようになっている。これにより、配線器具本体7から延設される光ケーブル配線4を連結具本体18の内部の光ケーブル配線通路22を介して縦壁面17の方向にガイドするようになっている。そして、縦壁面17では、光ケーブル配線4は、ケーブル保護モール11のモール本体13内に挿入される状態に組み付けて使用される。このとき、配線器具連結具12の他端部側を、ケーブル保護モール11のモール本体13の端部に重ね合わせた状態で係合させることで、光ケーブル配線4を外部に露出させることなく屋内に敷設することができる。
(作用)
本実施の形態の屋内光ケーブル配線用の配線器具5を使用して屋内に光ケーブル配線4を敷設する作業時には、室内ドア2と床面6との間の隙間Lに配線器具5の本体7を固定する作業が行なわれる。このとき、横スリット9を使用することで、必要に応じて現場で配線器具本体7を寸法合わせして配線器具本体7の切断長さの位置決めを行なうことができる。さらに、現場で寸法合わせした長さで例えばニッパあるいはハサミ等の通常使用工具で切断補助用の横スリット9から配線器具本体7を切断することで現場の状況に合わせて好適な状態で配線器具本体7を床面6上に設置することができる。そして、配線器具本体7の配線挿入溝8内に光ケーブル配線4を挿通することにより、簡単に光ケーブル配線4を通して保持することができる。
また、光ケーブル配線4を床面6上から屋内の縦壁面17に延出する場合には、L字状の配線器具連結具12とケーブル保護モール11とが配線器具5と組み合わせて使用される。ここで、L字状の配線器具連結具12は、現場の状況に合わせて必要に応じて連結具本体18の切り込み部23で切断して使用する。そして、L字状の配線器具連結具12の連結具本体18の一端部側を配線器具5の配線器具本体7の端部に重ね合わせた状態で係合させる。これにより、配線器具本体7から延設される光ケーブル配線4を連結具本体18の内部の光ケーブル配線通路22を介して縦壁面17の方向にガイドする。
また、縦壁面17の方向にガイドされた光ケーブル配線4は、ケーブル保護モール11に組み付けて使用される。このケーブル保護モール11の使用時には第1挟持部15の第1先端湾曲部15aと第2挟持部16の第2先端湾曲部16aとの間に光ケーブル配線4を押し込むことで、第1挟持部15の第1先端湾曲部15aと第2挟持部16の第2先端湾曲部16aとの重ね合わせ部分を押し広げる方向に弾性変形させる。このままの状態で、光ケーブル配線4をケーブル保護モール11の内部に押し込むことで、光ケーブル配線4をケーブル保護モール11の内部に挿入された状態で組み付けられる。ケーブル保護モール11の内部に光ケーブル配線4が押し込まれた後は、第1挟持部15の第1先端湾曲部15aと第2挟持部16の第2先端湾曲部16aとは弾力で元の重ね合わされて閉じた形状に復帰する。これにより、光ケーブル配線4をモール本体13の内部に簡単に組み付けることができる。
さらに、配線器具連結具12の他端部側を、ケーブル保護モール11のモール本体13の端部に重ね合わせた状態で係合させる。これにより、屋内光ケーブル配線用の配線器具5を使用して屋内に光ケーブル配線4を敷設する作業時には、配線器具5と、配線器具連結具12と、ケーブル保護モール11とによって屋内に敷設される光ケーブル配線4の全てを外部に露出させることなく屋内に敷設することができる。
(効果)
上記構成の本実施の形態の屋内光ケーブル配線用の配線器具5にあっては次の効果を奏する。すなわち、家屋のドア2と床面6との間の隙間Lに配線器具本体7を設置し、この配線器具本体7の配線挿入溝8内に光ケーブル配線4を挿通することにより、簡単に光ケーブル配線4を通すことができる。さらに、現場で寸法合わせして配線器具本体7の切断長さの位置決めを行なうことができ、現場で寸法合わせした長さで切断補助用の横スリット9から切断することで、現場の状況に合わせて好適な状態で配線器具本体7を設置することができる。
したがって、本実施の形態の屋内光ケーブル配線用の配線器具5では、機密性の高いマンション等においても、宅内ドア2下に4mm以上の隙間Lがあることに着目し、当該隙間Lを活用し、光ケーブル配線4をおこなうことができる。さらに、配線器具5の裏面7aに光ケーブル配線4の光インドアケーブルの形状に合わせた配線挿入溝8を入れることにより、現場作業員でも容易に通線作業が可能となる。
また、配線器具本体7の高さHは、例えば3.8mm以下に極力薄くし、形状も「かまぼこ型」としたので、ドア2との接触の影響を小さくすることができる。さらに、配線器具本体7の裏面7aに切断用の横スリット9を入れたので、必要に応じて現場で配線器具本体7を寸法合わせして配線器具本体7の切断長さの位置決めを行なうことができ、現場で寸法合わせした長さで例えばニッパあるいはハサミ等の通常使用工具で切断補助用の横スリット9から配線器具本体7を切断することで現場の状況に合わせて好適な状態で配線器具本体を設置することができる。そのため、ドア形状について統一規格が無いことから、現場で簡易に調整することができる。
さらに、配線器具本体7の配線挿入溝8内に挿入された光ケーブル配線4は、L字状の屈曲部7c3では光ケーブルの光伝達損失がない許容範囲の曲げ半径の湾曲部10に沿って曲げられることにより、光ケーブルの光伝達損失の発生を防止することができる。
また、ケーブル保護モール11は、モール本体13の上部の第1挟持部15の第1先端湾曲部15aと第2挟持部16の第2先端湾曲部16aとの重ね合わせ部分を押し広げることにより、簡単に光ケーブル配線4をモール本体13の内部に組み付けることができる。そのため、従来の配線保持器具を使用して光ケーブル配線を隠す作業に比べて光ケーブル配線4をケーブル保護モール11の内部に組み付ける作業を簡単に行なうことができ、既存施工と比して大幅な時間短縮を実現することができる。
さらに、ケーブル保護モール11のモール本体13は、柔軟な樹脂材料で形成された長尺(例えば25m程度)なモール本体13を回転ドラムから繰り出し、必要な長さだけニッパ等の既存工具で切断して使用することができる。これにより、光ケーブル配線4の敷設長さが比較的長い場合でも簡単に対応でき、光ケーブル配線4の敷設作業時にモール本体13の端尺が出ることを防止して経済性を高めることができる。また、段差/曲げ等に対してもフレキシブルに布設可能としている。
また、L字状の配線器具連結具12の一端部側が配線器具本体7の端部に係合されて配線器具本体7から延設される光ケーブル配線4を縦壁面17の方向にガイドすることができる。
連結具本体18のL字状の連結部内に挿入された光ケーブル配線は、光ケーブルの光伝達損失がない許容範囲の曲げ半径R2の円弧形状部21の湾曲部に沿って緩やかに湾曲される光ケーブル配線通路22に沿って曲げられることにより、光ケーブルの光伝達損失の発生を防止することができる。また、連結具本体18の切り込み部23で簡単に連結具本体18の一部を切断することができ、現場の状況に合わせて好適な状態で連結具本体18を設置することができる。
したがって、家屋内に光ケーブル配線4を行なう作業時に使用され、従来と比較して安価で施工性に優れるだけでなく、美観性も向上させた光ケーブル配線用の配線器具を提供することができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。上記実施の形態ではケーブル保護モール11は屋内光ケーブル配線4の配線器具5と組み合わせて使用される例を示したが、必ずしもこれに限定されるものではない。例えば、ケーブル保護モール11は配線器具5とは別に単独で屋内光ケーブル配線4の保護に使用することもできる。さらに、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施できることは勿論である。
4…光ケーブル配線、5…配線器具、7…配線器具本体、7a…裏面、8…配線挿入溝、9…横スリット(切り込み部)。
本発明の一局面の態様は、硬質な樹脂材料により、室内ドアと床面との間の隙間に設置できる程度の薄板状にかつ横断面形状はほぼかまぼこ型に形成されたL字状の配線器具本体の裏面中央部位に光ケーブル配線が挿入されるほぼL字形状の配線挿入溝が前記光ケーブル配線の延設方向に沿って形成され、前記配線器具本体の切断長さの位置決め用および切断補助用の切り込み部が前記配線挿入溝の両側に前記光ケーブル配線の延設方向と直交する方向に延設された状態で前記配線挿入溝に沿って複数並設され、前記切り込み部の両端は前記配線器具本体の表面側に露出されない範囲に形成されていることを特徴とする屋内光ケーブル配線用の配線器具である。
そして、上記構成では、家屋のドアと床面との間の隙間に配線器具本体を設置し、この配線器具本体の配線挿入溝内に光ケーブル配線を挿通することにより、簡単に光ケーブル配線を通すことができるとともに、現場で寸法合わせして配線器具本体の切断長さの位置決めを行なうことができ、現場で寸法合わせした長さで切断補助用の切り込み部から切断することで、現場の状況に合わせて好適な状態で配線器具本体を設置することができるようにしたものである。

Claims (7)

  1. 樹脂製の配線器具本体の裏面中央部位に光ケーブル配線が挿入される配線挿入溝が前記光ケーブル配線の延設方向に沿って形成され、
    前記配線器具本体の切断長さの位置決め用および切断補助用の切り込み部が前記配線挿入溝の両側に前記光ケーブル配線の延設方向と直交する方向に延設された状態で前記配線挿入溝に沿って複数並設されていることを特徴とする屋内光ケーブル配線用の配線器具。
  2. 前記配線器具本体は、L字状の屈曲部を有し、
    前記屈曲部は、前記配線挿入溝が前記光ケーブル配線の光ケーブルの光伝達損失がない許容範囲の曲げ半径の湾曲部に沿って形成されていることを特徴とする請求項1に記載の屋内光ケーブル配線用の配線器具。
  3. 床面と縦壁面との連結部に配設されるL字状の配線器具連結具を有し、
    前記配線器具連結具は、U字状の断面形状の連結具本体を有し、
    前記連結具本体の一端部側が前記配線器具本体の端部に係合されて前記配線器具本体から延設される前記光ケーブル配線を前記縦壁面方向にガイドすることを特徴とする請求項1に記載の屋内光ケーブル配線用の配線器具。
  4. 前記連結具本体は、L字状の連結部の内部に前記配線器具本体から延設される前記光ケーブル配線の光ケーブルの光伝達損失がない許容範囲の曲げ半径の湾曲部に沿って形成されている光ケーブル配線通路を有することを特徴とする請求項3に記載の屋内光ケーブル配線用の配線器具。
  5. 前記連結具本体は、一端部側に切断長さの位置決め用および切断補助用の切り込み部が形成されていることを特徴とする請求項3に記載の屋内光ケーブル配線用の配線器具。
  6. 柔軟な樹脂材料で形成されたモール本体を有し、
    前記モール本体は、壁面に固定される固定面と、この固定面の両側部からそれぞれ立脚された2つの挟持部とを有し、
    前記固定面の一側部側から立脚された第1挟持部は、先端部が前記固定面の他側部側に向けて湾曲された第1先端湾曲部を有するとともに、前記固定面の他側部側から立脚された第2挟持部は、先端部が前記固定面の一側部側に向けて湾曲された第2先端湾曲部を有し、前記第1挟持部の前記第1先端湾曲部と前記第2挟持部の前記第2先端湾曲部とが開閉可能に重ね合わされた状態で保持され、
    前記配線器具本体または前記連結具本体のいずれか一方から延設される前記光ケーブル配線を前記モール本体の前記第1挟持部の前記第1先端湾曲部と前記第2挟持部の前記第2先端湾曲部との間に挿入した状態で保持することを特徴とする請求項1に記載の屋内光ケーブル配線用の配線器具。
  7. 前記モール本体は、回転ドラムに繰り出し可能に巻き付けられた状態で収納され、必要に応じて前記回転ドラムから繰り出して使用可能であることを特徴とする請求項6に記載の屋内光ケーブル配線用の配線器具。
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