JP2014191194A - 屋内光ケーブル配線用の配線器具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】樹脂製の配線器具本体7の裏面7aの中央部位に光ケーブル配線が挿入される配線挿入溝8が光ケーブル配線の延設方向に沿って形成され、配線器具本体7の切断長さの位置決め用および切断補助用の横スリット9が配線挿入溝8の両側に光ケーブル配線の延設方向と直交する方向に延設された状態で配線挿入溝8に沿って複数並設されている。
【選択図】図2
Description
また、配線保持器具を使用して光ケーブル配線を隠す作業は、配線保持器具の基台にカバー部材を組み付ける作業に時間がかかる。さらに、従来の配線保持器具は、硬質部材で製作されているので、現場で寸法合わせして配線保持器具を適正な大きさに切断する作業に時間がかかる。そのため、光ケーブル配線作業に多くの時間を費やしている。また、一般的な配線保持器具は一定の長さの部品(1m単位の定尺)で形成されている。そのため、光ケーブル配線の長さが長い場合には使用する配線保持器具の数が多くなるとともに、配線保持器具を適正な大きさに切断することで、多くの端尺が発生する可能性があり、経済性が低下する等の課題がある。
そして、上記構成では、家屋のドアと床面との間の隙間に配線器具本体を設置し、この配線器具本体の配線挿入溝内に光ケーブル配線を挿通することにより、簡単に光ケーブル配線を通すことができるとともに、現場で寸法合わせして配線器具本体の切断長さの位置決めを行なうことができ、現場で寸法合わせした長さで切断補助用の切り込み部から切断することで、現場の状況に合わせて好適な状態で配線器具本体を設置することができるようにしたものである。
そして、上記構成では、配線器具本体の配線挿入溝内に挿入された光ケーブル配線は、L字状の屈曲部では光ケーブルの光伝達損失がない許容範囲の曲げ半径の湾曲部に沿って曲げられることにより、光ケーブルの光伝達損失の発生を防止することができる。
そして、上記構成では、L字状の配線器具連結具の一端部側が配線器具本体の端部に係合されて配線器具本体から延設される光ケーブル配線を縦壁面方向にガイドすることができる。
そして、上記構成では、連結具本体のL字状の連結部内に挿入された光ケーブル配線は、光ケーブルの光伝達損失がない許容範囲の曲げ半径の湾曲部に沿って曲げられることにより、光ケーブルの光伝達損失の発生を防止することができる。
そして、上記構成では、連結具本体の切り込み部で簡単に切断することができ、現場の状況に合わせて好適な状態で連結具本体を設置することができるようにしたものである。
そして、上記構成では、モール本体の第1挟持部の第1先端湾曲部と第2挟持部の第2先端湾曲部との重ね合わせ部分を押し広げることにより、簡単に光ケーブル配線をモール本体の内部に組み付けることができるようにしたものである。
そして、上記構成では、モール本体は、回転ドラムから繰り出すことで、光ケーブル配線の敷設長さが比較的長い場合でも簡単に対応でき、光ケーブル配線の敷設作業時にモール本体の端尺が出ることを防止して経済性を高めることができるようにしたものである。
(構成)
図1乃至図12は、本発明の第1の実施の形態を示す。図1は本発明の第1の実施の形態の屋内光ケーブル配線用の配線器具が使用される屋内光ケーブル配線の使用例の概略構成を示す斜視図である。図1中で、符号1は玄関、2は室内ドア、3はONU(光回線終端装置)、4は光ケーブル配線である。光ケーブル配線4は、細径インドア配線として一般的な例えば直径1.5mmの光ケーブルが使用される。本実施の形態の屋内光ケーブル配線用の配線器具5は、室内ドア2と床面6との間の隙間L(図11参照)に設置して使用される。
本実施の形態の屋内光ケーブル配線用の配線器具5を使用して屋内に光ケーブル配線4を敷設する作業時には、室内ドア2と床面6との間の隙間Lに配線器具5の本体7を固定する作業が行なわれる。このとき、横スリット9を使用することで、必要に応じて現場で配線器具本体7を寸法合わせして配線器具本体7の切断長さの位置決めを行なうことができる。さらに、現場で寸法合わせした長さで例えばニッパあるいはハサミ等の通常使用工具で切断補助用の横スリット9から配線器具本体7を切断することで現場の状況に合わせて好適な状態で配線器具本体7を床面6上に設置することができる。そして、配線器具本体7の配線挿入溝8内に光ケーブル配線4を挿通することにより、簡単に光ケーブル配線4を通して保持することができる。
上記構成の本実施の形態の屋内光ケーブル配線用の配線器具5にあっては次の効果を奏する。すなわち、家屋のドア2と床面6との間の隙間Lに配線器具本体7を設置し、この配線器具本体7の配線挿入溝8内に光ケーブル配線4を挿通することにより、簡単に光ケーブル配線4を通すことができる。さらに、現場で寸法合わせして配線器具本体7の切断長さの位置決めを行なうことができ、現場で寸法合わせした長さで切断補助用の横スリット9から切断することで、現場の状況に合わせて好適な状態で配線器具本体7を設置することができる。
連結具本体18のL字状の連結部内に挿入された光ケーブル配線は、光ケーブルの光伝達損失がない許容範囲の曲げ半径R2の円弧形状部21の湾曲部に沿って緩やかに湾曲される光ケーブル配線通路22に沿って曲げられることにより、光ケーブルの光伝達損失の発生を防止することができる。また、連結具本体18の切り込み部23で簡単に連結具本体18の一部を切断することができ、現場の状況に合わせて好適な状態で連結具本体18を設置することができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。上記実施の形態ではケーブル保護モール11は屋内光ケーブル配線4の配線器具5と組み合わせて使用される例を示したが、必ずしもこれに限定されるものではない。例えば、ケーブル保護モール11は配線器具5とは別に単独で屋内光ケーブル配線4の保護に使用することもできる。さらに、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施できることは勿論である。
そして、上記構成では、家屋のドアと床面との間の隙間に配線器具本体を設置し、この配線器具本体の配線挿入溝内に光ケーブル配線を挿通することにより、簡単に光ケーブル配線を通すことができるとともに、現場で寸法合わせして配線器具本体の切断長さの位置決めを行なうことができ、現場で寸法合わせした長さで切断補助用の切り込み部から切断することで、現場の状況に合わせて好適な状態で配線器具本体を設置することができるようにしたものである。
Claims (7)
- 樹脂製の配線器具本体の裏面中央部位に光ケーブル配線が挿入される配線挿入溝が前記光ケーブル配線の延設方向に沿って形成され、
前記配線器具本体の切断長さの位置決め用および切断補助用の切り込み部が前記配線挿入溝の両側に前記光ケーブル配線の延設方向と直交する方向に延設された状態で前記配線挿入溝に沿って複数並設されていることを特徴とする屋内光ケーブル配線用の配線器具。 - 前記配線器具本体は、L字状の屈曲部を有し、
前記屈曲部は、前記配線挿入溝が前記光ケーブル配線の光ケーブルの光伝達損失がない許容範囲の曲げ半径の湾曲部に沿って形成されていることを特徴とする請求項1に記載の屋内光ケーブル配線用の配線器具。 - 床面と縦壁面との連結部に配設されるL字状の配線器具連結具を有し、
前記配線器具連結具は、U字状の断面形状の連結具本体を有し、
前記連結具本体の一端部側が前記配線器具本体の端部に係合されて前記配線器具本体から延設される前記光ケーブル配線を前記縦壁面方向にガイドすることを特徴とする請求項1に記載の屋内光ケーブル配線用の配線器具。 - 前記連結具本体は、L字状の連結部の内部に前記配線器具本体から延設される前記光ケーブル配線の光ケーブルの光伝達損失がない許容範囲の曲げ半径の湾曲部に沿って形成されている光ケーブル配線通路を有することを特徴とする請求項3に記載の屋内光ケーブル配線用の配線器具。
- 前記連結具本体は、一端部側に切断長さの位置決め用および切断補助用の切り込み部が形成されていることを特徴とする請求項3に記載の屋内光ケーブル配線用の配線器具。
- 柔軟な樹脂材料で形成されたモール本体を有し、
前記モール本体は、壁面に固定される固定面と、この固定面の両側部からそれぞれ立脚された2つの挟持部とを有し、
前記固定面の一側部側から立脚された第1挟持部は、先端部が前記固定面の他側部側に向けて湾曲された第1先端湾曲部を有するとともに、前記固定面の他側部側から立脚された第2挟持部は、先端部が前記固定面の一側部側に向けて湾曲された第2先端湾曲部を有し、前記第1挟持部の前記第1先端湾曲部と前記第2挟持部の前記第2先端湾曲部とが開閉可能に重ね合わされた状態で保持され、
前記配線器具本体または前記連結具本体のいずれか一方から延設される前記光ケーブル配線を前記モール本体の前記第1挟持部の前記第1先端湾曲部と前記第2挟持部の前記第2先端湾曲部との間に挿入した状態で保持することを特徴とする請求項1に記載の屋内光ケーブル配線用の配線器具。 - 前記モール本体は、回転ドラムに繰り出し可能に巻き付けられた状態で収納され、必要に応じて前記回転ドラムから繰り出して使用可能であることを特徴とする請求項6に記載の屋内光ケーブル配線用の配線器具。
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