JP4917465B2 - 屈曲部保護カバー用スペーサ - Google Patents

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Description

本発明は、出隅部又は入隅部を形成して直交する各壁面に沿って配設され、当該各壁面の交差部で屈曲される配線・配管材の当該屈曲部を内部に収容して保護する屈曲部保護カバーに使用されるスペーサに関するものである。
例えば、特許文献1に示されるように、入隅部を形成する各壁面に沿って配線・配管材を保護カバー内に収容保護して配線・配管するには、屈曲部用と直線部用の各保護カバーが使用される。各保護カバーは、いずれも壁面側に固定される基台と、当該基台に覆蓋される蓋体とから成る。そして、各保護カバー内に配線・配管材を収容して、入隅部を形成する各壁面に沿って配線・配管材を配線・配管するには、各保護カバーの基台の固定、基台に対する配線・配管材の収容、基台に対する蓋体の覆蓋の順序で行う。
ここで、壁面に形成された突出物を跨いで直線部保護カバーを設置するには、当該突出物の高さよりも厚いスペーサを使用して直線部保護カバーを嵩上げして、当該突出物と直線部保護カバーとの干渉を回避している。このように、直線部保護カバーにスペーサを使用した場合には、入隅部に設置されるL字形の平面形状を有する屈曲部保護カバーに対しても嵩上げした直線部保護カバーと同一側に同一板厚のスペーサを使用する必要があり、入隅部を形成する各壁面の双方に対してスペーサを使用して各直線部保護カバーをいずれも嵩上げした場合には、屈曲部保護カバーには、各壁面のいずれにもスペーサを使用して直線部保護カバーと同様に嵩上げする必要がある。
そして、図20(イ)に示されるようなL字形のスペーサS’を使用した場合には、入隅部を形成する各壁面に対して各直線部保護カバーを前記スペーサS’の板厚分だけ嵩上げした場合には、1つのスペーサS’の使用により屈曲部保護カバーも直線部保護カバーの同一高さだけ嵩上げできて、直線部及び屈曲部の各保護カバーを段差なく接続できる。しかし、入隅部N2 を形成する各壁面に対する各直線部保護カバーの嵩上げ高さが前記スペーサS’の板厚よりも高い場合には、複数のスペーサS’を積み重ねると、両端面が不揃いとなって直線部保護カバーとの接続ができなくなると共に、入隅部を形成する各壁面に対する各直線部保護カバーの嵩上げ高さが異なる場合には、前記スペーサS’では対応できない〔図20(ロ)参照〕。
入隅部N2 に対して述べた上記不具合は、出隅部N1 を形成する各壁面に対して配線・配管する配線・配管材を直線部及び屈曲部の各保護カバーで保護する場合にも同様に生ずる〔図20(ハ)参照〕。
特開2006−300151号公報
本発明は、出隅部又は入隅部を構成する各壁面に配線・配管される配線・配管材の直線部を収容保護する直線部保護カバーが嵩上げ設置された場合に対応させて、前記配線・配管材の屈曲部を収容保護する屈曲部保護カバーを自在に嵩上げ可能なスペーサの提供を課題としている。
上記の課題を解決するための請求項1の発明は、出隅部を形成して直交する各壁面に沿って配設され、当該各壁面の交差部で屈曲される配線・配管材の当該屈曲部を内部に収容して保護する屈曲部保護カバーのスペーサであって、前記屈曲部保護カバーが前記各壁面の交差部からそれぞれ各壁面に沿って延びて、他の直線部保護カバーの接続口と接続された状態における当該接続口と前記交差部との間の長さと略同一の長さと一定板厚を有して形成されて、前記一定板厚又はその整数倍の高さだけ嵩上げすべく前記出隅部を構成する各壁面と前記屈曲部保護カバーとの間にそれぞれ介装される板状の各スペーサが一組となって使用されて、前記一組のスペーサの少なくとも一方のスペーサには、当該スペーサの延びる方向の少なくとも一方側に切断用余長部が形成されて、当該切断用余長部には前記一定板厚分を切断するための切断指示部が形成され、前記一組のスペーサのうち一方のスペーサの切断用余長部を他方の単一のスペーサの板厚分又は重ね合せられた複数のスペーサの総板厚分だけ切断して、当該他方のスペーサの端面と前記一方のスペーサの表面とを略同一面にして使用することを特徴としている。
請求項1の発明によれば、出隅部を構成する各壁面に設置される直線部保護カバーの各嵩上げ高さに対応させて、一組のスペーサのうち一方のスペーサの切断用余長部を切断指示部において他方の単一のスペーサの板厚分又は重ね合せられた複数のスペーサの総板厚分だけ切断してそれぞれ前記出隅部に配置して固定すると、当該他方のスペーサの端面と前記一方のスペーサの表面とが略同一面となって、前記一組のスペーサで形成される合成スペーサの2辺の長さが常に等しくなる。換言すると、一組のスペーサの使用枚数の組み合わせによって、2辺の長さが等しくて、板厚が種々異なる多種類のL字形の合成スペーサを作り出すことができて、出隅部を構成する各壁面に対する屈曲部保護カバーの種々の各嵩上げ高さに対応可能となって、嵩上げされた直線部保護カバーに対して屈曲部保護カバーを支障なく接続できる。
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記切断指示部は、スペーサの一定板厚と同一のピッチで複数設けられているために、一組のスペーサにおいて、一方のスペーサの切断用余長部を他方のスペーサの使用枚数に対応する切断指示部で単に切断するのみで一組のスペーサの2辺の長さを等しくできるため、種々の嵩上げ高さに対応可能なスペーサの使い勝手が高まる。
また、請求項3の発明は、請求項2の発明において、前記切断指示部は溝状に形成されて、一組のスペーサは直交した状態で互いに連結可能であるため、一組のスペーサがばらけなくなって、出隅部に一組のスペーサを設置固定する作業が容易となる。
また、請求項4の発明は、入隅部を形成して直交する各壁面に沿って配設され、当該各壁面の交差部で屈曲される配線・配管材の当該屈曲部を内部に収容して保護する屈曲部保護カバーのスペーサであって、前記屈曲部保護カバーが前記各壁面の交差部からそれぞれ各壁面に沿って延びて、他の直線部保護カバーの接続口と接続された状態における当該接続口と前記交差部との間の長さと略同一の長さと一定板厚を有して形成されて、前記一定板厚又はその整数倍の高さだけ嵩上げすべく前記入隅部を構成する各壁面と前記屈曲部保護カバーとの間にそれぞれ介装される板状の各スペーサが一組となって使用され、前記スペーサの少なくとも延びる方向に沿った両端部を除く位置に、当該スペーサと同一の幅で、しかも前記一定板厚と同一の板厚に形成された補助スペーサが分離可能に一体に設けられて、前記スペーサの延びる方向の少なくとも一端部には、分離された前記補助スペーサを連結するための連結部が形成され、前記一組のスペーサのうち一方のスペーサの連結部に、他方の単一のスペーサの板厚又は重ね合せられた複数のスペーサの総板厚に対応する長さの補助スペーサを連結して、前記一対のスペーサが交差する部分に空間部が発生しないようにして使用することを特徴としている。
請求項4の発明によれば、入隅部を構成する各壁面に設置される直線部保護カバーの各嵩上げ高さに対応させて、一組のスペーサのうち一方のスペーサの連結部に、他方の単一のスペーサの板厚又は重ね合せられた複数のスペーサの総板厚に対応する長さの補助スペーサを連結して、前記一対のスペーサが交差する部分と入隅部との間に空間部が発生しないようにして使用すると、前記一組のスペーサにより形成される合成スペーサの2辺の長さが常に等しくなる。換言すると、一組のスペーサの使用枚数の組み合わせによって、2辺の長さが等しくて、板厚が種々異なる多種類のL字形の合成スペーサを作り出すことができて、使用時において入隅部に空間部が発生することなく、入隅部を構成する各壁面に対する屈曲部保護カバーの種々の各嵩上げ高さに対応可能となって、嵩上げされた直線部保護カバーに対して屈曲部保護カバーを支障なく接続できる。
また、請求項5の発明は、請求項4の発明において、前記補助スペーサには、スペーサに連結された状態で当該スペーサが延びる方向に沿った切断用余長部が形成され、当該切断用余長部には、前記一定板厚分を切断可能にするための複数の切断指示部が等間隔で形成されているため、一組のスペーサにおいて、一方のスペーサの連結部に他方のスペーサの使用枚数に対応する長さの補助スペーサを連結する際に、その切断用余長部を切断指示部の部分において前記他方のスペーサの使用枚数に応じた長さに切断できて、種々の嵩上げ高さに対応可能な入隅部用のスペーサの使い勝手が高まる。
また、請求項6の発明は、請求項5の発明において、前記切断指示部は溝状に形成されているため、スペーサの連結部に補助スペーサを連結できて、使用時において補助スペーサがばらけなくなって、入隅部用のスペーサの使い勝手が高まる。
また、請求項7の発明は、請求項1又は4の発明において、一組のスペーサは、同一のスペーサで構成されているため、種類の異なるスペーサを製作する必要がなくなって、使用時において複数種類のスペーサを区別して認識する必要がなくなって配線・配管の作業の能率が高まると共に、スペーサの製作、及びその管理の双方も容易となる。
また、請求項8の発明は、出隅部を形成して直交する各壁面に沿って配設され、当該各壁面の交差部で屈曲される配線・配管材の当該屈曲部を内部に収容して保護する屈曲部保護カバーのスペーサであって、前記屈曲部保護カバーが前記各壁面の交差部からそれぞれ各壁面に沿って延びて、他の直線部保護カバーの接続口と接続された状態における当該接続口と前記交差部との間の長さと略同一の長さと一定板厚を有して形成され、前記壁面から前記屈曲部保護カバーを嵩上げすべく、当該スペーサを各壁面と前記屈曲部保護カバーとの間にそれぞれ介装させた際に、各スペーサがそれぞれ前記直線部保護カバーの接続口と前記交差部との間の長さと略同一とすべく、当該スペーサの延びる方向の少なくとも一方側に自身の板厚分を切断するための切断指示部が設けられていることを特徴としている。
請求項8の発明は、請求項1の発明において、出隅部を形成して直交する各壁面と屈曲部保護カバーとの間に介装される各スペーサが同一構成の場合であって、実質的な作用効果は前記した請求項1の作用効果と同一である。
また、請求項9の発明は、入隅部を形成して直交する各壁面に沿って配設され、当該各壁面の交差部で屈曲される配線・配管材の当該屈曲部を内部に収容して保護する屈曲部保護カバーのスペーサであって、前記屈曲部保護カバーが前記各壁面の交差部からそれぞれ各壁面に沿って延びて、他の直線部保護カバーの接続口と接続された状態における当該接続口と前記交差部との間の長さと略同一の長さと一定板厚を有した板状に形成されると共に、当該スペーサを前記各壁面と屈曲部保護カバーとの間にそれぞれ介装させた際に、各スペーサが交差する部分に空間部が発生しないように当該交差部に配置される当該スペーサの少なくとも延びる方向に沿った両端部を除く位置で、当該スペーサと同一幅で、かつ前記一定板厚と同一の板厚に形成された補助スペーサが分離可能に一体に設けられていることを特徴としている。
請求項9の発明は、請求項4の発明において、入隅部を形成して直交する各壁面と屈曲部保護カバーとの間に介装される各スペーサが同一構成の場合であって、実質的な作用効果は前記した請求項4の作用効果と同一である。
本発明に係る出隅部用のスペーサは、一組のスペーサのうち一方のスペーサの切断用余長部を他方の単一のスペーサの板厚分又は重ね合せられた複数のスペーサの総板厚分だけ切断して、当該他方のスペーサの端面と前記一方のスペーサの表面とを略同一面となって、前記一組のスペーサで形成される合成スペーサの2辺の長さが常に等しくなるので、互いに直交して交差する2つの壁面の出隅部又は入隅部に屈曲部保護カバーを設置する際に、当該屈曲部保護カバーに接続される直線部保護カバーの種々の嵩上げ高さに対応させて、前記屈曲部保護カバーを出隅部又は入隅部に嵩上げして設置できる。
本発明に係る入隅部用のスペーサは、一組のスペーサのうち一方のスペーサの連結部に、他方の単一のスペーサの板厚又は重ね合せられた複数のスペーサの総板厚に対応する長さの補助スペーサを連結して、前記一対のスペーサが交差する部分と入隅部との間に空間部が発生しないようにして使用すると、前記一組のスペーサにより形成される合成スペーサの2辺の長さが常に等しくなるので、互いに直交して交差する2つの壁面の入隅部に屈曲部保護カバーを設置する際に、当該屈曲部保護カバーに接続される直線部保護カバーの種々の嵩上げ高さに対応させて、前記屈曲部保護カバーを入隅部に嵩上げして設置できる。
以下、最良の実施形態を挙げて本発明について更に詳細に説明する。
最初に出隅部用のスペーサS1 について説明する。図1(イ),(ロ)は、本発明に係る出隅部用のスペーサS1 の正面斜視図、及び背面斜視図であり、図2(イ),(ロ)は、同じく正面図、及び背面図であり、図3は、一組となって使用される少なくとも2枚のスペーサS1 は180°反転して使用されることを示す斜視図であり、図4(イ),(ロ)は、出隅部N1 を構成する各壁面W11,W12に一組となって設置される合成スペーサS12の分離状態、及び連結状態の斜視図である。最初に、図1ないし図4を参照にして、出隅部用のスペーサS1 について説明し、その後に、直線部保護カバーC3 の嵩上げ高さに対応させて、前記スペーサS1 を使用して屈曲部保護カバーC1 を嵩上げして、流体管Pを配管する作業について説明する。なお、「合成スペーサ」とは、出隅部N1 又は入隅部N2 を構成する各壁面W11,W12(W21,W22) に板状の各スペーサS1(S2)がそれぞれ1枚又は複数枚配置されることにより、計2枚以上のスペーサS1(S2)がL字形に組み合わせられて使用されている状態のスペーサを指す。
図3及び図4に示されるように、出隅部用のスペーサS1 は、基本姿勢の当該スペーサS1 と、当該スペーサS1 を180°反転させた反転姿勢のスペーサS1 とが一組となって使用されるものであって、一組のスペーサの枚数は、屈曲部保護カバーC1 の各壁面W11,W12に対する各嵩上げ高さにより定められる。スペーサS1 は、全長、及び全幅に亘って一定板厚の板状に形成されて、一組のスペーサS1 は、互いに180°反転された関係で配置され、しかも互いに180°反転させた後に直角に交差した状態で互いに連結される構造になっている。
板状のスペーサS1 は、図1及び図2に示されるように、長さ(L1)の横長の長方形状を呈していて、一組となる他のスペーサS1 と互いに連結される長手方向の一端部を除いて、表裏両面を含めて周縁にフランジ部が形成された計3個の各凹部1,2,3を備え、スペーサS1 の表面側には、1つの凹部1が形成され、裏面側には2つの凹部2,3が形成されている。スペーサS1 の表面側は、横長の長方形状の凹部1と一対の連結凸部4とを除いて平面状に形成されていると共に、裏面側には、当該スペーサS1 の幅方向の中心を通って長手方向に沿った仮想線K1 に対して前記凹部1と点対称となるように別の凹部2が形成されている。表面側の凹部1の周縁部には、前記仮想線K1 に平行なフランジ部5a,5bと、前記仮想線K1 と直交するフランジ部6aとが形成されている。同様にして、裏面側の凹部2の周縁部には、前記仮想線K1 に平行なフランジ部5b,5cと、前記仮想線K1 と直交する前記フランジ部6aとが形成されている。各凹部1,2の長手方向の一端であって、他のスペーサS1 と連結される部分には、フランジ部は形成されていなくて開放されている。また、裏面側の凹部3は、スペーサS1 の長手方向の一端部(他のスペーサS1 の連結される部分と反対の部分)に縦長となって形成されて、その全周縁部は、前記仮想線K1 と平行な前記フランジ部5a,5cと、前記仮想線K1 と直交するフランジ部6a,6bとで囲まれている。前記仮想線K1 と平行な上下一対の各フランジ部5a,5cは、スペーサS1 の連結側の反対側において所定長だけ突出した突出片部7となっていて、一対の突出片部7の間の空間部は、直線部保護カバーC3 のスペーサS31,S32の端部を嵌合させて前記スペーサS1 に対する幅方向の位置決めを行う位置決め嵌合部10となっている。
このため、図1及び図2に示されるように、スペーサS1 の表面側では、凹部1及び連結凸部4を除いて表板部8により平面状に形成されており、裏面側では、凹部2,3を除く部分が裏板部9により平面状に形成されている。スペーサS1 の位置決め嵌合部10の反対側から起算して長さ(L11)の部分は、合成スペーサとなる相手方のスペーサS1 の使用枚数に対応した長さだけ切断するための切断用余長部11となっていて、当該切断用余長部11には、スペーサS1 の板厚(T1)と同一ピッチでもって折取り用の複数のスリット12が幅方向に形成されている。当該スリット12は、表板部8の裏面及び裏板部9の表面に、長手方向に沿った同一位置に幅方向に沿って形成されている。切断用余長部11の表板部8には、連結突起部13を形成するための穴部14が形成され、切断用余長部11の裏板部9には、連結溝部15を形成するための略T字状の穴部16が形成されている。即ち、連結突起部13は、略T字状をなしていて穴部14内に配置されていて、スリット12により切断用余長部11を切断すると、図4(イ)に示されるように、表板部8の切断端面17から前記連結突起部13が突出して残存すると共に、裏板部9の切断端面17に連結溝部15が形成される構成になっている。なお、スペーサS1 の連結部側の端面には、切断用余長部11を切断しない状態において連結溝部15が端面に開口して形成されている。
また、スペーサS1 は、嵩上げ高さを大きくするために2枚以上を重ね合わせて使用することがあり、これに対応可能にするため、表板部8における反連結部側の端部には、前記仮想線K1 に対して対称位置に一対の連結凸部4が形成されており、裏板部9における一対の連結凸部4と同一位置には、一対の連結凹部18が形成されている。よって、図4に示されるように、2枚のスペーサS1 を重ね合わせて、裏側のスペーサS1 の各連結凸部4を表側のスペーサS1 の各連結凹部18に挿入係止させると、2枚のスペーサS1 が一体となって重ね合わせられる。また、スペーサS1 の仮想線K1 上には、屈曲部保護カバーC1 の基台V1 と一体にしてスペーサS1 を壁面W11(W12)に固定するビスB(図5参照)を挿通するビス挿通穴19が形成されている。また、スペーサS1 の表板部8の表面の仮想線K1 上であって、当該スペーサS1 の長手方向の両端部には、幅方向の中心位置を表示する所定長の表示溝部21が形成されている。
次に、図3ないし図8を参照にして、上記した出隅部用のスペーサS1 を使用して、2つの壁面W11,W12が直交交差して形成される出隅部N1 に屈曲部用保護カバーC1 を双方の壁面W11,W12においてそれぞれ所定高さだけ嵩上げして設置して、流体管Pを配管する方法について説明する。図5は、出隅部N1 に一組のスペーサS1 を介して屈曲部保護カバーC1 の基台V1 を固定する状態を示す斜視図であり、図6は、流体管Pが収容された直線部及び屈曲部の各保護カバーC1 ,C3 の各基台V1 ,V3 に蓋体U1 ,U3 を覆蓋する状態を示す斜視図であり、図7は、出隅部N1 に介装された屈曲部保護カバーC1 の一組のスペーサS1 (合成スペーサS12)と、壁面W11,W12に設置された直線部保護カバーC3 のスペーサS31,S32との接続状態を示す模式的平面図であり、図8は、直線部及び屈曲部の各保護カバーC1 ,C3 により出隅部N1 において流体管Pが収容保護された状態の斜視図である。
まず、図3ないし図5に示されるように、スペーサS1 は、出隅部N1 を構成する各壁面W11,W12と屈曲部保護カバーC1 の基台V1 との間にそれぞれ介装される各スペーサS1 が一組となって使用され、当該一組を構成する各スペーサS1 は、相互に180°反転された関係になっている。このように、一組のスペーサS1 を相互に180°反転させることにより、表裏関係を同一に保持したままで上下方向及び左右方向をいずれも反転させて、長手方向の一端の連結部で互いに連結可能にしてある。なお、図3において、Mは、反転中心線を示す。
また、一組のスペーサS1 は、2枚重ねで使用される一方のスペーサS1 の切断用余長部11を、1枚で使用される他方のスペーサの板厚(T1)分だけ切断して、互いに連結させてある。即ち、図4に示されるように、2枚重ねで使用されるスペーサS1'の切断用余長部11は、最も外側のスリット12で切断されることにより全長が(L1 −T1) となって、その切断端面17には、連結突起部13が突出した状態となる。そして、1枚で使用されるスペーサS1 の連結側の端面と2枚重ねで使用されるスペーサS1'の表面とが同一面となるように、2枚重ねの各スペーサS1'の各連結突起部13を1枚で使用されるスペーサS1 の連結溝部15に係止させると、図4(ロ)に示されるように、一組のスペーサS1,S1'は互い直交した形態で連結された「合成スペーサS12」となる。この「合成スペーサS12」は、図9(ロ)に示されるように、出隅部N1 を構成する各壁面W11,W12に対する嵩上げ高さが異なっていて、2辺の長さ(L1 )が等しいL字形のスペーサである。ここで、L字形をした「合成スペーサS12」の各壁面W11,W12に対する嵩上げ高さは、当該各壁面W11,W12に設置される直線部保護カバーC3 の嵩上げ高さとそれぞれ同一にしてある。なお、図4(イ)において、22は、スペーサS1 の切断用余長部11をスリット12の部分で切断除去された切断片を示す。
そして、図5に示されるように、各壁面W11,W12の出隅部N1 に前記合成スペーサS12を介装させて屈曲部保護カバーC1 の基台V1 を固定する。当該基台V1 は、合成スペーサS12に対応するL字状をなしていて、L字状の底板部31を前記合成スペーサS12に重ね合わせると、前記底板部31に形成された各ビス挿通穴32と合成スペーサS12の各ビス挿通穴19とが合致し、合致した各ビス挿通穴32,19にビスBを挿通して各壁面W11,W12に螺入すると、出隅部N1 に合成スペーサS12を介して屈曲部保護カバーC3 の基台V3 が固定される。なお、屈曲部保護カバーC1 の基台V1 の長手方向の両端部には、当該基台V1 に対する直線部保護カバーC3 の基台V3 の幅方向の位置決めを行う位置決め片33が長手方向にそれぞれ突出しており、屈曲部保護カバーC1 の基台V1 を合成スペーサS12に重ね合わせた状態において、前記位置決め片33は、スペーサS1 の一対の連結凸部4の間に配置される。
次に、図6に示されるように、各壁面W11,W12にスペーサS11,S12を介して直線部保護カバーC3 の基台V3 をビス(図示せず)により固定する。壁面W11の側のスペーサS11の板厚は、スペーサS1 の板厚(T1)と同一であり、壁面W12の側のスペーサS12の板厚は、スペーサS1 の板厚(T1)の2倍(2T1)である(図7参照)。各壁面W11,W12と直線部保護カバーC3 の各基台V3 との間に介装される各スペーサS11,S12は、その長手方向の一端部が合成スペーサS12を構成する各スペーサS1,S1'の位置決め嵌合部10に挿入嵌合されることにより、合成スペーサS12を構成する各スペーサS1 に対する幅方向の位置決めが行われる。これにより、各壁面W11,W12に対する各直線部保護カバーC3 の基台V3 の嵩上げ高さは異なっているが、屈曲部保護カバーC1 の基台V1 の各壁面W11,W12に対する嵩上げ高さは、各直線部保護カバーC3 の基台V3 と同一にしてあるので、直線部及び屈曲部の各保護カバーC1 ,C3 の基台V1 ,V3 の接続部は、段差が生ずることなく滑らかに接続している。
次に、図6に示されるように、エルボ継手Eで接続された2本の流体管Pをそれぞれ各直線部保護カバーC3 の基台V3 に収容した後に、各直線部保護カバーC3 の基台V3 に蓋体U3 をそれぞれ覆蓋して、直線部保護カバーC3 の各蓋体U3 の端部を覆うようにして屈曲部保護カバーC1 の基台V1 に蓋体U1 を覆蓋させると、図8に示されるように、エルボ継手Eで接続されて出隅部N1 を通って配管された2本の流体管Pは、直線部及び屈曲部の各保護カバーC3 ,C1 に収容保護される。
また、上記実施例の「合成スペーサS12」は、図9(ロ)に示される合成形態であるが、同(イ),(ハ),(ニ)には、壁面W11には、1枚のスペーサS1 が介装されて、壁面W12には、1枚,3枚及び4枚のスペーサS1 が重ねられた状態で介装される合成形態がそれぞれ図示されている。図9(イ)ないし(ニ)に示される各合成形態は、いずれも2辺の長さが等しくて、各壁面W11,W12に対する嵩上げ高さの異なるL字状となっていて、互いに共通している事項は、スペーサS1'の切断用余長部11の切断長が、合成の相手方のスペーサS1 の板厚(T1)と同一であって最少切断長である点である。よって、合成スペーサS11〜S14を構成していて、切断片22の切断除去により本来の長さ(L1)よりも長さが短くなっているスペーサS1'の長さの減少を最少に止められる利点がある。
一方、図10(イ)ないし(ニ)に示される各合成形態は、結果としては、図9(イ)ないし(ニ)に示される各合成形態と同様に、いずれも2辺の長さが等しくて、各壁面W11,W12に対する嵩上げ高さの異なるL字状となっており、各合成形態の共通事項は、切断用余長部11が切断されて長さが短くなる側のスペーサS1'の枚数が1枚である点である。切断用余長部11を切断するスペーサS1 の枚数が1枚で済むため、切断作業が容易となる利点がある。なお、図10及び図11においては、切断用余長部11が切断されたスペーサは、切断長さとは無関係に共通の符号(S1') を付してある。
また、図11(イ)ないし(ハ)に示される各合成スペーサS15,S16,S17の合成形態は、各壁面W11,W12に配置されるスペーサS1,S1'の枚数がいずれも複数枚であるため、一方の壁面W12(又はW11)に配置されるスペーサS1 の切断長は、(2T1)以上となる。
上記したように、「合成スペーサS11〜S17」を構成する各スペーサS1,S1'の長さはいずれもL1 で等しいので、例えば図6及び図7に示されるように、各スペーサS1,S1'の交差部S12a から、当該各壁面W11,W12に設置される各直線部保護カバーC3 の基台V3 の接続口V3aまでの長さはいずれも等しくなるので、例えば合成スペーサS13,S14のように、当該合成スペーサS13,S14を構成する各スペーサS1,S1'の枚数に差があって、出隅部N1 を形成する各壁面W11,W12の交差部D1 から当該各壁面W11,W12に設置される各直線部保護カバーC3 の基台V3 の接続口V3aまでの長さには差があっても、合成スペーサS13,S14の交差部から、前記各壁面W11,W12に設置される各直線部保護カバーC3 の基台V3 の接続口V3aまでの長さは同一となる。即ち、合成スペーサを構成する各スペーサS1,S1'の枚数の差が大きい場合には、出隅部N1 を形成する各壁面W11,W12の交差部D1 に対して、合成スペーサを構成する各スペーサS1,S1'の交差部がずれたようになるが、各スペーサS1,S1'の交差部から各直線部保護カバーC3 の基台V3 の接続口V3aまでの長さは同一に確保できて、支障なく配管できる。
上記実施例では、合成スペーサS11〜S17を構成する各スペーサS1,S1'は、同一のスペーサを互いに180°反転させたものであるので、使用時において複数種類のスペーサを区別して認識する必要がなくなる。この結果、配管作業の能率が高まると共に、スペーサの製作、及びその管理の双方が容易となる。
また、上記した屈曲部保護カバーC1 の施工形態は、互いに直交して出隅部N1 を形成する2つの各壁面W11,W12のいずれに対してもスペーサS1 を使用して所定高さだけ嵩上げする例であるが、いずれか一方の壁面W11(W12)に対してのみ嵩上げする場合にも使用可能である。この場合には、切断用余長部11はそのまま残しておく。
次に入隅部用のスペーサS2 について説明する。図12(イ),(ロ)は、本発明に係る入隅部用のスペーサS2 の正面斜視図、及び背面斜視図であり、図13は、同じく背面図であり、図14(イ),(ロ)は、それぞれ補助スペーサS0 が除去された状態のスペーサS2 及び補助スペーサS0 が連結されて長さ(4T2)分だけが長くなったスペーサS2'の斜視図であり、図15(イ)ないし(ハ)は、それぞれ補助スペーサS0 が除去された状態のスペーサS2 、スリット52の部分で切断して長さを短くした状態の補助スペーサS0 及び補助スペーサS0 が連結されて長さ(2T)分だけが長くなったスペーサS2'の斜視図である。
板状のスペーサS2 は、図1及び図2に示されるように、長さ(L2)の横長の長方形状を呈していて、横フランジ部41a,41bと縦フランジ部42aないし42dが直交して、横フランジ部41a,41bと縦フランジ部42a、42bで囲まれる部分は、表面側では表板部43の幅方向の中央部に凹部44が形成されていると共に、背面側では裏板部45の幅方向の両端部に凹部46がそれぞれ形成されている。横フランジ部41a,41bと縦フランジ部42c,42dで囲まれる部分は枠体部47となっていて、枠体部47の内部の空間部48には、補助スペーサS0 が除去可能となって前記枠体部47を構成する各横フランジ部41a,41bの内側に形成された各連結部49に連結されている。補助スペーサS0 は、スペーサS2 の長手方向の一端部に形成された一対の連結凹部51に連結されて、スペーサS2 の長さを「合成スペーサ」を構成する相手方の単一のスペーサS2 の板厚分又は重ね合せられた複数のスペーサS 2 の総板厚分だけ長くして、一対のスペーサS2 ,S2'を組み合わせた「合成スペーサ」を入隅部N2 に設置する場合に当該入隅部N2 に空間部が形成されることなく設置可能とするためのスペーサである。
実施例の補助スペーサS0 は、スリット52を介して4片の補助片53が分離可能に連結されていて、一端の補助片53には、前記一対の連結凹部51に嵌合により連結される一対の連結凸部54が一体に形成され、他端の補助片53には、補強板部55がスリット52と平行となってスペーサS2 の板厚方向に一体に形成されている。補助スペーサS0 は、スリット52が形成された本体板部56と、当該本体板部56におけるスリット52の形成方向の両端部に前記本体板部56に対して直交してスペーサS2 の板厚方向に形成された脚板部57と、当該脚板部57の一端部に連結された前記補強板部55とで構成されて、補助スペーサS0 の高さは、スペーサS2 の板厚(T2)と同一であって、しかも補助スペーサS2 の本体板部56の上面とスペーサS2 の表板部43の表面とは同一面となっている。このため、補助スペーサS0 の脚板部57及び補強板部55の各端面は、スペーサS2 の裏板部45と同一面となっている。また、スペーサS2 に対する補助スペーサS0 の連結長さは、「合成スペーサ」を構成する相手方の単一のスペーサS2 の板厚又は重ね合せられた複数のスペーサS 2 の総板厚に等しくする必要があるため、前記各本体板部56の裏面に形成された前記各スリット52は、スペーサS2 の板厚(T2)と等しいピッチで形成されている(図13参照)。
また、出隅部用の前記スペーサS1 と同様に、表板部43におけるスペーサS2 の幅方向の中心を通って長手方向に沿った仮想線K2 に対して対称位置には、一対の連結凸部58が形成されていると共に、スペーサS2 の裏面における前記一対の連結凸部58と同一位置には、連結凹部59が形成されていて、スペーサS2 を2枚重ねで連結可能となっている。また、各横フランジ部41a,41bにおける連結凹部51と反対側の端部は、そのまま所定長さだけ突出した突出片部61となっており、一対の突出片部61の間の空間部は、直線部保護カバーC3 のスペーサS31,S32の長手方向の端部を挿入嵌合させて、入隅部N2 に設置された「合成スペーサ」に対する前記スペーサS31,S32の幅方向に対する位置決めを行うための位置決め嵌合部62となっている。
このため、4片の補助片53を全て使用してスペーサS2 の長さを「4T」だけ長くするには、図14(イ)に示されるように、スペーサS2 の枠体部47の空間部48から補助スペーサS0 を各連結部49の部分で切断分離させた後に、同(ロ)に示されるように、補助スペーサS0 が切断分離されたスペーサS1 の長手方向の一端部の一対の連結凹部51に、補助スペーサS0 のスリット52と直交する方向の端部に一体に形成されている一対の連結凸部54を嵌合させると、図14(ロ)に示されるように、スペーサS2 と補助スペーサS0 の各端面が密着した状態で連結されて、長さ(L2 +4T)のスペーサS2'となる。このスペーサS2'を構成しているスペーサS2 と補助スペーサS0 の板厚は、いづれも(T2)であるため、両スペーサS2 ,S0 を連結した状態では表裏両面はいずれも同一面となって、段差なく連結されている。なお、符号(S2') は、スペーサS2 に長さ4T(3T,2T,T)の補助スペーサS0 (S0') が連結されて全長が補助スペーサS0 (S0') の長さ分だけ長くなったスペーサの総称であって、特定長だけ長くなったスペーサのみを示すものではない。
また、2辺の長さの等しいL字状をした入隅部用の「合成スペーサ」の相手方のスペーサの使用枚数が2枚の場合には、スペーサS1 の長さを(2T2)だけ長くする必要がある。この場合には、図15(イ),(ロ)に示されるように、スペーサS1 から切断分離した補助スペーサS0 に形成された3本のスリット52のうち中央のスリット52で当該補助スペーサS0 を切断して、2片の補助片53で構成された補助スペーサS0'を形成して、当該補助スペーサS0'をスペーサS1 の長手方向の一端部に上記のようにして連結する〔図15(ハ)参照〕。
次に、図16ないし図18を参照にして、上記した入隅部用のスペーサS2 を使用して、2つの壁面W21,W22が直交交差して形成される入隅部N2 に屈曲部用保護カバーC2 を双方の壁面W21,W22においてそれぞれ所定高さだけ嵩上げして設置して、流体管Pを配管する方法について説明する。図16は、入隅部N2 に一組のスペーサS2 (合成スペーサS23)を介して屈曲部保護カバーC2 の基台V2 を固定する状態を示す斜視図であり、図17は、流体管Pが収容された直線部及び屈曲部の各保護カバーC2 ,C3 の各基台V2 ,V3 に蓋体U2 ,U3 を覆蓋する状態を示す斜視図であり、図18は、直線部及び屈曲部の各保護カバーC2 ,C3 により入隅部N2 において流体管Pが収容保護された状態の斜視図であり、図19(イ)ないし(ニ)は、種々の合成スペーサS21〜S24を示す模式図である。
まず、図16に示されるように、直線部保護カバーC3 に使用されるスペーサS32の高さが屈曲部保護カバーC2 用のスペーサS2 の板厚(T2)の2倍であることに対応させて、連結凸部58と連結凹部59とにより2枚のスペーサS2 を重ね合わせて互いに連結させたものを一対用意する。そして、2枚重ねの一対のスペーサS2 のうち一方は、補助スペーサS0 を切断分離した後に、更に2片の補助片53を切断除去した補助スペーサS0'をスペーサS2 の長手方向の一端部に連結して、長さ(L2 +2T2)のスペーサS2'としておく。2枚重ねとなった長さ(L2)のスペーサS2 と、2枚重ねとなった長さ(L2 +2T2)のスペーサS2'とを、当該スペーサS2'の端面(補助スペーサS0'の端面)と他方のスペーサS2 の裏面とが同一面となるように互いに直交させると、2辺の長さがいずれも(L2)であるL字形をした入隅部用の「合成スペーサS23」となる〔図19(ハ)参照〕。
そして、図16に示されるように、両面テープ(図示せず)等を使用して、互いに直交する2つの壁面W21,W22の交差部に形成される入隅部N2 に、前記「合成スペーサS23」を構成する各スペーサS2 ,S2'を平面視でL字状に交差させてそれぞれ仮固定する。これにより、2枚重ねのスペーサS2 を一対として使用した場合には入隅部N2 に発生する空間部が、一方のスペーサS2'に連結されている補助スペーサS0'により閉塞されて、前記「合成スペーサS23」を構成する各スペーサS2 ,S2'は、長手方向にずれることなく仮固定される。
次に、図16及び図17に示されるようにして、各壁面W21,W22の入隅部N2 に「合成スペーサS23」を介装させて入隅部用の屈曲部保護カバーC2 の基台V2 を固定する。当該基台V2 は、2辺が等しいL字状をなしていて、底板部71の幅方向の中央部に長手方向に沿ってビスBの位置決め凹条72が直交して形成され、前記底板部71の両端部には、直線部保護カバーC3 の基台V3 を前記基台V2 に接続させる際に幅方向の位置決めを行うための位置決め片73が長手方向に突出して形成されている。そして、前記位置決め凹条72における裏面側に介装される「合成スペーサS23」を構成する各スペーサS2 ,S2'のビス挿通穴63に対応するビス螺入位置72aを予め罫書いておいて、当該ビス螺入位置72a及びスペーサS2 ,S2'のビス挿通穴63にビスBを挿通して各壁面W21,W22に螺入すると、図17に示されるように、「合成スペーサS23」を介して前記入隅部N2 に屈曲部保護カバーC2 の基台V2 が固定される。
次に、図17に示されるように、「合成スペーサS23」を構成する各スペーサS2 ,S2'に直線部保護カバーC3 のスペーサS32をそれぞれ接続して、各壁面W21,W22に直線部保護カバーC3 の基台V3 をスペーサS32と一緒にビス(図示せず)を介して固定し、エルボEで連結された2本の流体管Pをそれぞれ直線部保護カバーC3 の各基台V3 に収容する。最後に、各直線部保護カバーC3 の基台V3 に蓋体U3 をそれぞれ覆蓋して、直線部保護カバーC3 の各蓋体U3 の端部を覆うようにして屈曲部保護カバーC1 の基台V1 に蓋体U1 を覆蓋させると、図17に示されるように、エルボ継手Eで接続されて入隅部N2 を通って配管された2本の流体管Pは、直線部及び屈曲部の各保護カバーC3 ,C2 に収容保護される。
また、上記実施例の「合成スペーサS23」は、図19(ハ)に示される合成形態であるが、同(イ)には、各辺がいずれも1枚のスペーサS2 で構成された「合成スペーサS21」が示され、同(ロ)には、一方の辺が1枚のスペーサS2 で構成されていると共に、他方の辺が2枚のスペーサS2 で構成された「合成スペーサS22」が示されている。「合成スペーサS21」の他方のスペーサS2 に連結される補助スペーサS0'の長さは、当然に1枚のスペーサS1 の板厚である(T2)であるが、「合成スペーサS22」では、2枚重ねで使用されるスペーサS2 の側に補助スペーサS0'が連結されるために、補助スペーサS0'の長さは、1枚のスペーサS2 の板厚である(T2)である。更に、同(ニ)には、一方の辺が2枚のスペーサS2 で構成されていると共に、他方の辺が3枚のスペーサS2 で構成された「合成スペーサS24」が示されている。「合成スペーサS24」では、3枚重ねで使用されるスペーサS2 の側に補助スペーサS0'が連結されるために、補助スペーサS0'の長さは、2枚のスペーサS2 の板厚である(2T2)である。
また、入隅部N2 に使用される「合成スペーサS21〜S24」の場合においても、合成スペーサS21〜S24を構成する各スペーサS2,S2'の長さは等しいので、各スペーサS2,S2'の使用枚数が異なる場合は、入隅部N2 を形成する各壁面W21, W22の交差部D2(図16参照)に対して、合成スペーサを構成する各スペーサS2,S2'の交差部がずれたようになるが、各スペーサS2,S2'の交差部から各直線部保護カバーC3 の基台V3 の接続口V3aまでの長さは同一に確保できて、支障なく配管できる。
また、上記した屈曲部保護カバーC2 の施工形態は、互いに直交して入隅部N2 を形成する2つの各壁面W21,W22のいずれに対してもスペーサS2 を使用して所定高さだけ嵩上げする例であるが、いずれか一方の壁面W21(W22)に対してのみ嵩上げする場合にも使用可能である。この場合には、補助スペーサS0 は、そのまま残しておいて使用しない。また、上記実施例では、一組のスペーサS2 は互いに直交した状態で連結可能であるため、施工時において一組のスペーサS2 がばらけなくて施工が容易となるが、本発明の入隅部用のスペーサは、一組として使用される場合に必ずしも連結される必要はなく、個々に分離した状態で使用されることもあり得る。この場合には、補助スペーサS0 の部分に、壁面W21(W22)に対してスペーサS2 が固定される部分(例えば、小突刺部)を設けておくことも可能である。
(イ),(ロ)は、本発明に係る出隅部用のスペーサS1 の正面斜視図、及び背面斜視図である。 (イ),(ロ)は、同じく正面図、及び背面図である。 一組となって使用される少なくとも2枚のスペーサS1 は180°反転して使用されることを示す斜視図である。 (イ),(ロ)は、出隅部N1 を構成する各壁面W11,W12に一組となって設置される合成スペーサS12の分離状態、及び連結状態の斜視図である。 出隅部N1 に一組のスペーサS1 を介して屈曲部保護カバーC1 の基台V1 を固定する状態を示す斜視図である。 流体管Pが収容された直線部及び屈曲部の各保護カバーC1 ,C3 の各基台V1 ,V3 に蓋体U1 ,U3 を覆蓋する状態を示す斜視図である。 出隅部N1 に介装された屈曲部保護カバーC1 の一組のスペーサS1 (合成スペーサS12)と、壁面W11,W12に設置された直線部保護カバーC3 のスペーサS31,S32との接続状態を示す模式的平面図である。 直線部及び屈曲部の各保護カバーC1 ,C3 により出隅部N1 において流体管Pが収容保護された状態の斜視図である。 (イ)ないし(ニ)は、種々の合成形態の合成スペーサS11〜S14を示す模式的平面図である。 (イ)ないし(ニ)は、種々の合成形態の合成スペーサS11’〜S14’を示す模式的平面図である。 (イ)ないし(ハ)は、種々の合成形態の合成スペーサS15〜S17を示す模式的平面図である。 (イ),(ロ)は、本発明に係る入隅部用のスペーサS2 の正面斜視図、及び背面斜視図である。 同じく背面図である。 (イ),(ロ)は、それぞれ補助スペーサS0 が除去された状態のスペーサS2 及び補助スペーサS0 が連結されて長さ(4T)分だけが長くなったスペーサS2'の斜視図である。 (イ)ないし(ハ)は、それぞれ補助スペーサS0 が除去された状態のスペーサS2 、スリット52の部分で切断して長さを短くした状態の補助スペーサS0 及び補助スペーサS0 が連結されて長さ(2T)分だけが長くなったスペーサS2'の斜視図である。 入隅部N2 に一組のスペーサS2 (合成スペーサS23)を介して屈曲部保護カバーC2 の基台V2 を固定する状態を示す斜視図である。 流体管Pが収容された直線部及び屈曲部の各保護カバーC2 ,C3 の各基台V2 ,V3 に蓋体U2 ,U3 を覆蓋する状態を示す斜視図である。 直線部及び屈曲部の各保護カバーC2 ,C3 により入隅部N2 において流体管Pが収容保護された状態の斜視図である。 (イ)ないし(ニ)は、種々の合成スペーサS21〜S24を示す模式図である。 (イ)は、従来のスペーサS’の平面図、(ロ)及び(ハ)は、当該スペーサS’を出隅部N1 及び入隅部N2 に積み重ねて使用した状態の平面図である。
1 :出隅部用の屈曲部保護カバー
2 :入隅部用の屈曲部保護カバー
3 :直線部保護カバー
1 :出隅部を構成する各壁面の交差部
2 :入隅部を構成する各壁面の交差部
1 :出隅部用のスペーサの長さ
2 :入隅部用のスペーサの長さ
1 :出隅部
2 :入隅部
0 :補助スペーサ
1 :出隅部用のスペーサ
1':切断用余長部の一部が切断されたスペーサ
2 :入隅部用のスペーサ
2':補助スペーサが連結されたスペーサ
11〜S17:出隅部用の合成スペーサ
21〜S24:入隅部用の合成スペーサ
1 :出隅部用のスペーサの板厚
2 :入隅部用のスペーサの板厚
3a:直線部保護カバーの接続口
11,W12:出隅部を形成する壁面
21,W22:入隅部を形成する壁面
11:切断用余長部
12:スリット(切断指示部)
13:連結突起部
15:連結溝部
51:連結凹部(連結部)
53:補助辺(切断用余長部)
54:連結凸部(連結部)

Claims (9)

  1. 出隅部を形成して直交する各壁面に沿って配設され、当該各壁面の交差部で屈曲される配線・配管材の当該屈曲部を内部に収容して保護する屈曲部保護カバーのスペーサであって、
    前記屈曲部保護カバーが前記各壁面の交差部からそれぞれ各壁面に沿って延びて、他の直線部保護カバーの接続口と接続された状態における当該接続口と前記交差部との間の長さと略同一の長さと一定板厚を有して形成されて、前記一定板厚又はその整数倍の高さだけ嵩上げすべく前記出隅部を構成する各壁面と前記屈曲部保護カバーとの間にそれぞれ介装される板状の各スペーサが一組となって使用されて、
    前記一組のスペーサの少なくとも一方のスペーサには、当該スペーサの延びる方向の少なくとも一方側に切断用余長部が形成されて、当該切断用余長部には前記一定板厚分を切断するための切断指示部が形成され、
    前記一組のスペーサのうち一方のスペーサの切断用余長部を他方の単一のスペーサの板厚分又は重ね合せられた複数のスペーサの総板厚分だけ切断して、当該他方のスペーサの端面と前記一方のスペーサの表面とを略同一面にして使用することを特徴とする屈曲部保護カバー用スペーサ。
  2. 前記切断指示部は、スペーサの一定板厚と同一のピッチで複数設けられていることを特徴とする請求項1に記載の屈曲部保護カバー用スペーサ。
  3. 前記切断指示部は溝状に形成されて、一組のスペーサは直交した状態で互いに連結可能であることを特徴とする請求項2に記載の屈曲部保護カバー用スペーサ。
  4. 入隅部を形成して直交する各壁面に沿って配設され、当該各壁面の交差部で屈曲される配線・配管材の当該屈曲部を内部に収容して保護する屈曲部保護カバーのスペーサであって、
    前記屈曲部保護カバーが前記各壁面の交差部からそれぞれ各壁面に沿って延びて、他の直線部保護カバーの接続口と接続された状態における当該接続口と前記交差部との間の長さと略同一の長さと一定板厚を有して形成されて、前記一定板厚又はその整数倍の高さだけ嵩上げすべく前記入隅部を構成する各壁面と前記屈曲部保護カバーとの間にそれぞれ介装される板状の各スペーサが一組となって使用され、
    前記スペーサの少なくとも延びる方向に沿った両端部を除く位置に、当該スペーサと同一の幅で、しかも前記一定板厚と同一の板厚に形成された補助スペーサが分離可能に一体に設けられて、前記スペーサの延びる方向の少なくとも一端部には、分離された前記補助スペーサを連結するための連結部が形成され、
    前記一組のスペーサのうち一方のスペーサの連結部に、他方の単一のスペーサの板厚又は重ね合せられた複数のスペーサの総板厚に対応する長さの補助スペーサを連結して、前記一対のスペーサが交差する部分に空間部が発生しないようにして使用することを特徴とする屈曲部保護カバー用スペーサ。
  5. 前記補助スペーサには、スペーサに連結された状態で当該スペーサが延びる方向に沿った切断用余長部が形成され、当該切断用余長部には、前記一定板厚分を切断可能にするための複数の切断指示部が等間隔で形成されていることを特徴とする請求項4に記載の屈曲部保護カバー用スペーサ。
  6. 前記切断指示部は溝状に形成されていることを特徴とする請求項5に記載の屈曲部保護カバー用スペーサ。
  7. 一組のスペーサは、同一のスペーサで構成されることを特徴とする請求項1又は4に記載の屈曲部保護カバー用スペーサ。
  8. 出隅部を形成して直交する各壁面に沿って配設され、当該各壁面の交差部で屈曲される配線・配管材の当該屈曲部を内部に収容して保護する屈曲部保護カバーのスペーサであって、
    前記屈曲部保護カバーが前記各壁面の交差部からそれぞれ各壁面に沿って延びて、他の直線部保護カバーの接続口と接続された状態における当該接続口と前記交差部との間の長さと略同一の長さと一定板厚を有して形成され、
    前記壁面から前記屈曲部保護カバーを嵩上げすべく、当該スペーサを各壁面と前記屈曲部保護カバーとの間にそれぞれ介装させた際に、各スペーサがそれぞれ前記直線部保護カバーの接続口と前記交差部との間の長さと略同一とすべく、当該スペーサの延びる方向の少なくとも一方側に自身の板厚分を切断するための切断指示部が設けられていることを特徴とする屈曲部保護カバー用スペーサ。
  9. 入隅部を形成して直交する各壁面に沿って配設され、当該各壁面の交差部で屈曲される配線・配管材の当該屈曲部を内部に収容して保護する屈曲部保護カバーのスペーサであって、
    前記屈曲部保護カバーが前記各壁面の交差部からそれぞれ各壁面に沿って延びて、他の直線部保護カバーの接続口と接続された状態における当該接続口と前記交差部との間の長さと略同一の長さと一定板厚を有した板状に形成されると共に、
    当該スペーサを前記各壁面と屈曲部保護カバーとの間にそれぞれ介装させた際に、各スペーサが交差する部分に空間部が発生しないように当該交差部に配置される当該スペーサの少なくとも延びる方向に沿った両端部を除く位置で、当該スペーサと同一幅で、かつ前記一定板厚と同一の板厚に形成された補助スペーサが分離可能に一体に設けられていることを特徴とする屈曲部保護カバー用スペーサ。
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