JP2014191012A - 増幅回路、ソースドライバー、電気光学装置及び電子機器 - Google Patents

増幅回路、ソースドライバー、電気光学装置及び電子機器 Download PDF

Info

Publication number
JP2014191012A
JP2014191012A JP2013063538A JP2013063538A JP2014191012A JP 2014191012 A JP2014191012 A JP 2014191012A JP 2013063538 A JP2013063538 A JP 2013063538A JP 2013063538 A JP2013063538 A JP 2013063538A JP 2014191012 A JP2014191012 A JP 2014191012A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
node
output
switch element
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013063538A
Other languages
English (en)
Inventor
Motoaki Nishimura
元章 西村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2013063538A priority Critical patent/JP2014191012A/ja
Priority to TW102148025A priority patent/TWI595471B/zh
Priority to US14/218,545 priority patent/US9143148B2/en
Priority to CN201410111724.3A priority patent/CN104078013B/zh
Publication of JP2014191012A publication Critical patent/JP2014191012A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Amplifiers (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)
  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)

Abstract

【課題】回路構成を簡素にし、回路の占有面積を小さくすることができる増幅回路、ソースドライバー、電気光学装置及び電子機器等を提供すること。
【解決手段】増幅回路100は、第1の入力端子に基準ノードが接続される演算増幅器OPと、第1のノードと基準ノードとの間に設けられる第1のキャパシターCA1と、第2のノードと基準ノードとの間に設けられる第2のキャパシターCA2と、第1のノードと入力電圧の入力ノードとの間に設けられるスイッチ素子SW1と、第1のノードと第1のアナログ基準電圧の供給ノードとの間に設けられるスイッチ素子SW2と、第2のノードと出力電圧の出力ノードとの間に設けられるスイッチ素子SW3と、第2のノードと第2のアナログ基準電圧の供給ノードとの間に設けられるスイッチ素子SW4と、出力電圧の出力ノードと基準ノードとの間に設けられるスイッチ素子SW5を含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、増幅回路、ソースドライバー、電気光学装置及び電子機器等に関する。
液晶に長時間同じ電圧(直流電圧)が印加すると、液晶の傾きが固定化され、結果として残像現象を引き起こし、液晶の寿命が短くなってしまう。これを防止するために、液晶表示装置においては、液晶に印加する液晶駆動電圧をある一定時間毎に交流化、即ち、コモン電極の電圧を基準にして、画素電極に印加される液晶駆動電圧を、一定時間毎に正電圧側/負電圧側に変化させる必要がある。
例えば特許文献1には、ソース線毎に駆動電圧の極性を反転させて駆動するドット反転駆動の手法が開示されている。しかしながらこの手法では、正極性の駆動電圧を出力するための回路(D/A変換回路、増幅回路など)と負極性の駆動電圧を出力するための回路とが必要になり、回路構成が複雑になる、回路の占有面積が大きくなるなどの問題がある。
特開平9−281930号公報
本発明の幾つかの態様によれば、回路構成を簡素にし、回路の占有面積を小さくすることができる増幅回路、ソースドライバー、電気光学装置及び電子機器等を提供できる。
本発明の一態様は、第1の入力端子に基準ノードが接続される演算増幅器と、第1のノードと前記基準ノードとの間に設けられる第1のキャパシターと、第2のノードと前記基準ノードとの間に設けられる第2のキャパシターと、前記第1のノードと入力電圧の入力ノードとの間に設けられる第1のスイッチ素子と、前記第1のノードと第1のアナログ基準電圧の供給ノードとの間に設けられる第2のスイッチ素子と、前記第2のノードと出力電圧の出力ノードとの間に設けられる第3のスイッチ素子と、前記第2のノードと第2のアナログ基準電圧の供給ノードとの間に設けられる第4のスイッチ素子と、前記出力電圧の出力ノードと前記基準ノードとの間に設けられる第5のスイッチ素子とを含み、前記入力電圧は、第1の電圧と第2の電圧との間で変化する電圧であって、前記演算増幅器には、第1の電源電圧として前記第2の電圧が供給され、第2の電源電圧として第3の電圧が供給され、前記第1のアナログ基準電圧は、前記第1の電圧と前記第2の電圧との間の直流電圧であって、前記第2のアナログ基準電圧は、前記第2の電圧と前記第3の電圧との間の直流電圧であって、前記第1の電圧、前記第2の電圧及び前記第3の電圧は、互いに異なる電圧であって、前記第2の電圧は、前記第1の電圧と前記第3の電圧との間の電圧である増幅回路に関係する。
本発明の一態様によれば、増幅回路は正極性の入力電圧を受けて、負極性の出力電圧を出力することができる。こうすることで、例えばドット反転駆動により電気光学パネルのソース線を駆動する場合などに、増幅回路は正極性の階調電圧を受けて負極性の階調電圧を出力することができる。その結果、例えば電気光学パネルのソース線を駆動するソースドライバーなどにおいて、回路構成を簡素にすることなどが可能になる。
また本発明の一態様では、初期化期間には、前記第2のスイッチ素子、前記第4のスイッチ素子及び前記第5のスイッチ素子がオンになり、前記出力電圧の出力期間には、前記第1のスイッチ素子及び前記第3のスイッチ素子がオンになってもよい。
このようにすれば、初期化期間において基準ノードに電荷が蓄積され、出力期間において蓄積された電荷が保存されることで、増幅回路は出力ノードに所望の出力電圧を出力することができる。
また本発明の一態様では、前記演算増幅器の第2の入力端子には、前記第2のアナログ基準電圧の供給ノードが接続されてもよい。
このようにすれば、演算増幅器のイマジナリーショート機能により、基準ノードが第2のアナログ基準電圧に設定される。
また本発明の一態様では、前記第1のキャパシターの耐圧は、前記第2の電圧と前記第3の電圧との差よりも大きくてもよい。
このようにすれば、第1のキャパシターに印加される電圧により、第1のキャパシターが破壊されることを防止できる。
また本発明の一態様では、前記第1のキャパシターは、金属−絶縁体−金属キャパシターであってもよい。
このようにすれば、第1のキャパシターの耐圧を第2の電圧と第3の電圧との差よりも大きくすることができる。
また本発明の一態様では、前記第1のキャパシターの容量をC1、前記第2のキャパシターの容量をC2、前記入力電圧をVIN、前記第1のアナログ基準電圧をVP、前記第2のアナログ基準電圧をVN、前記出力電圧をVQとした場合に、前記出力電圧は、VQ=VN−(C1/C2)×(VIN−VP)で与えられてもよい。
このようにすれば、第1、第2のキャパシターの容量及び第1、第2のアナログ基準電圧を適当な値に設定することで、増幅回路は入力電圧に対して所望の出力電圧を出力することができる。
また本発明の一態様では、前記第1のスイッチ素子〜前記第5のスイッチ素子及び前記演算増幅器を構成するトランジスターの耐圧は、前記第1の電圧と前記第3の電圧との差より小さく、且つ、前記第2の電圧と前記第3の電圧との差より大きくてもよい。
このようにすれば、例えば6V程度の耐圧を有する中耐圧のトランジスターで増幅回路を構成することができるから、小さい面積で駆動能力の高い増幅回路を実現することなどができる。
本発明の他の態様は、電気光学パネルのソース線を駆動するソースドライバーであって、上記いずれかに記載の増幅回路を含むソースドライバーに関係する。
また本発明の他の態様では、第2の増幅回路を含み、前記第2の増幅回路には、第1の電源電圧として前記第1の電圧が供給され、第2の電源電圧として前記第2の電圧が供給されてもよい。
このようにすれば、例えば電気光学パネルをドット反転駆動により駆動する場合に、正極性期間には第2の増幅回路が正極性の駆動電圧を出力し、負極性期間には増幅回路が負極性の駆動電圧を出力することができる。
また本発明の他の態様では、階調データと複数の基準電圧とを受けて、前記複数の基準電圧のうちの前記階調データに対応する電圧を選択して、前記増幅回路及び前記第2の増幅回路に対して出力するD/A変換回路と、前記複数の基準電圧を生成して、前記D/A変換回路に対して出力する基準電圧生成回路とを含み、前記ソース線に負極性の駆動電圧を出力する期間である第1の期間には、前記増幅回路が前記ソース線に対して前記負極性の駆動電圧を出力し、前記ソース線に正極性の駆動電圧を出力する期間である第2の期間には、前記第2の増幅回路が前記ソース線に対して前記正極性の駆動電圧を出力してもよい。
このようにすれば、負極性の階調電圧を生成するD/A変換回路及び基準電圧生成回路が不要になるから、回路構成を簡素にし、回路の占める面積を縮小することなどができる。
また本発明の他の態様では、前記第2の増幅回路は、第1の入力端子に第2の基準ノードが接続される第2の演算増幅器と、第3のノードと前記第2の基準ノードとの間に設けられる第3のキャパシターと、第4のノードと前記第2の基準ノードとの間に設けられる第4のキャパシターと、前記第3のノードと前記入力電圧の入力ノードとの間に設けられる第6のスイッチ素子と、前記第3のノードと前記第1のアナログ基準電圧の供給ノードとの間に設けられる第7のスイッチ素子と、前記第4のノードと第2の出力電圧の出力ノードとの間に設けられる第8のスイッチ素子と、前記第4のノードと前記第1のアナログ基準電圧の供給ノードとの間に設けられる第9のスイッチ素子と、前記第2の出力電圧の出力ノードと前記第2の基準ノードとの間に設けられる第10のスイッチ素子とを含み、前記第2の入力電圧は、前記第1の電圧と前記第2の電圧との間で変化する電圧であって、前記第2の演算増幅器には、電源電圧として、前記第1の電圧と前記第2の電圧とが供給されてもよい。
このようにすれば、第3、第4のキャパシターの容量及び第1のアナログ基準電圧を適当な値に設定することで、第2の増幅回路は入力電圧に対して所望の第2の出力電圧を出力することができる。
本発明の他の態様は、上記に記載のソースドライバーを含む電気光学装置に関係する。
本発明の他の態様は、上記に記載の電気光学装置を含む電子機器に関係する。
増幅回路の構成例。 図2(A)、図2(B)は、増幅回路の初期化期間の動作を説明する図。 図3(A)、図3(B)は、増幅回路の出力期間の動作を説明する図。 増幅回路における電圧波形の一例。 比較例のソースドライバーの基本的な構成例。 ソースドライバーの基本的な構成例。 図7(A)は、正極性電圧用増幅回路の構成例。図7(B)、図7(C)は、正極性電圧用増幅回路の初期化期間及び出力期間の動作を説明する図。 正極性電圧用増幅回路における電圧波形の一例。 図9(A)、図9(B)は、基準電圧VAを説明する図。 基準電圧生成回路の構成例。 抵抗回路の構成例。 電気光学装置の基本的な構成例。 電子機器の基本的な構成例。
以下、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお以下に説明する本実施形態は特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではなく、本実施形態で説明される構成の全てが本発明の解決手段として必須であるとは限らない。
1.増幅回路
図1に本実施形態の増幅回路100の構成例を示す。本実施形態の増幅回路100は、演算増幅器OP、第1、第2のキャパシターCA1、CA2及び第1〜第5のスイッチ素子SW1〜SW5を含む。なお、本実施形態の増幅回路100は図1の構成に限定されず、その構成要素の一部を省略したり、他の構成要素に置き換えたり、他の構成要素を追加するなどの種々の変形実施が可能である。
後述するように、本実施形態の増幅回路100は、例えばドット反転駆動の電気光学パネル(例えば液晶パネル等)のソース線を駆動するソースドライバーにおいて、負極性の駆動信号を増幅してソース線に対して出力する増幅回路として用いることができる。
演算増幅器OPの反転入力端子(−)(広義には第1の入力端子)には基準ノードNEGが接続され、非反転入力端子(+)(広義には第2の入力端子)には第2のアナログ基準電圧VNの供給ノードNVNが接続される。また、演算増幅器OPには、高電位側電源電圧VDH(広義には第1の電源電圧)と低電位側電源電圧VDL(広義には第2の電源電圧)とが供給される。演算増幅器OPの出力端子は出力電圧VQの出力ノードNQに接続される。
第1のキャパシターCA1は、第1のノードN1と基準ノードNEGとの間に設けられる。第1のキャパシターCA1は、例えば金属−絶縁体−金属キャパシターで構成され、その耐圧は後述する第2の電圧V2と第3の電圧V3との差よりも大きい。例えば、第2の電圧V2が0V、第3の電圧V3が−5Vである場合には、第1のキャパシターCA1の耐圧は5Vより大きい。
金属−絶縁体−金属キャパシター(MIMキャパシター)は、キャパシターの第1の電極が第1の金属層(例えばアルミ層)で形成され、第2の電極が第2の金属層で形成され、第1、第2の電極の間の絶縁体が第1、第2の金属層の間の層間絶縁層により形成されるキャパシターである。
第2のキャパシターCA2は、第2のノードN2と基準ノードNEGとの間に設けられる。第2のキャパシターCA2を、第1のキャパシターCA1と同じ構造、即ち金属−絶縁体−金属キャパシターで構成してもよい。
第1のスイッチ素子SW1は、第1のノードN1と入力電圧VINの入力ノードNVINとの間に設けられる。第2のスイッチ素子SW2は、第1のノードN1と第1のアナログ基準電圧VPの供給ノードNVPとの間に設けられる。
第3のスイッチ素子SW3は、第2のノードN2と出力電圧VQの出力ノードNQとの間に設けられる。第4のスイッチ素子SW4は、第2のノードN2と第2のアナログ基準電圧VNの供給ノードNVNとの間に設けられる。第5のスイッチ素子SW5は、出力電圧VQの出力ノードNQと基準ノードNEGとの間に設けられる。
これらのスイッチ素子SW1〜SW5は、例えばCMOSのトランジスターにより構成できる。具体的には、P型トランジスターとN型トランジスターとからなるトランスファーゲートにより構成できる。そして、これらのトランジスターは、図示しないスイッチ制御信号生成回路からのスイッチ制御信号によりオン・オフされる。
入力電圧VINは、第1の電圧V1と第2の電圧V2との間で変化する電圧である。第1のアナログ基準電圧VPは、第1の電圧V1と第2の電圧V2との間の直流電圧である。また、第2のアナログ基準電圧VNは、第2の電圧V2と第3の電圧V3との間の直流電圧である。演算増幅器OPの高電位側電源電圧VDHは第2の電圧V2及び第3の電圧V3のうちの高電位側の電圧であり、低電位側電源電圧VDLは第2の電圧V2及び第3の電圧V3のうちの低電位側の電圧である。
ここで、第1の電圧V1、第2の電圧V2及び第3の電圧V3は互いに異なる電圧であって、第2の電圧V2は、第1の電圧V1と第3の電圧V3との間の電圧である。例えば、第1の電圧V1を5V、第2の電圧V2を0V、第3の電圧V3を−5Vとすることができる。この場合には、入力電圧VINは5V(第1の電圧)と0V(第2の電圧)との間で変化する電圧であり、第1のアナログ基準電圧VPは、5V(第1の電圧)と0V(第2の電圧)との間の直流電圧である。また、第2のアナログ基準電圧VNは、0V(第2の電圧)と−5V(第3の電圧)との間の直流電圧である。演算増幅器OPの高電位側電源電圧VDHは0V(第2の電圧)であり、低電位側電源電圧VDLは−5V(第3の電圧)である。
図2(A)、図2(B)は、本実施形態の増幅回路100の初期化期間の動作を説明する図である。図2(A)に示すように、初期化期間では、第2、第4、第5のスイッチ素子SW2、SW4、SW5がオンになり、他のスイッチ素子SW1、SW3はオフになる。
初期化期間においてスイッチ素子SW2がオンになることで、その一端が基準ノードNEGに電気的に接続される第1のキャパシターCA1の他端が、第1のアナログ基準電圧VPに設定される。同様に、スイッチ素子SW4がオンになることで、その一端が基準ノードNEGに電気的に接続される第2のキャパシターCA2の他端が、第2のアナログ基準電圧VNに設定される。また帰還スイッチ素子であるスイッチ素子SW5がオンになることで、演算増幅器OPの出力が反転入力端子に帰還され、演算増幅器OPのイマジナリーショート機能により、基準ノードNEGが第2のアナログ基準電圧VNに設定される。
図2(B)に示すように、第1のキャパシターCA1の容量値(キャパシタンス値)をC1、第2のキャパシターCA2の容量値をC2とすると、初期化期間においてキャパシターCA1に蓄積される電荷Q1は次式で与えられる。
Q1=C1・(VP−VN) (1)
また、キャパシターCA2に蓄積される電荷Q2は次式で与えられる。
Q2=C2・(VN−VN)=0 (2)
図3(A)、図3(B)は、本実施形態の増幅回路100の出力期間の動作を説明する図である。図3(A)に示すように、出力期間では、第1、第3のスイッチ素子SW1、SW3がオンになり、他のスイッチ素子SW2、SW4、SW5はオフになる。
出力期間においてスイッチ素子SW1がオンになることで、一端が基準ノードNEGに接続される第1のキャパシターCA1の他端が、入力電圧VINに設定される。またスイッチ素子SW3がオンになることで、一端が基準ノードNEGに接続される第2のキャパシターCA2の他端が、出力電圧VQ(OPの出力)に設定される。
図3(B)に示すように、出力期間においてキャパシターCA1に蓄積される電荷Q1’は次式で与えられる。
Q1’=C1・(VIN−VN) (3)
また、キャパシターCA2に蓄積される電荷Q2’は次式で与えられる。
Q2’=C2・(VN−VQ) (4)
基準ノードNEGは、出力期間において高インピーダンス状態に設定されるから、基準ノードNEGに蓄積される電荷は保存される。即ち、基準ノードNEGに蓄積される電荷は、初期化期間と出力期間とで等しくなる。
従って、電荷保存則により次式が成り立つ。
−Q1+Q2=−Q1’+Q2’ (5)
式(5)に式(1)〜式(4)を代入して、次式を得る。
−C1・(VP−VN)
=−C1・(VIN−VN)+C2・(VN−VQ) (6)
式(6)から、出力電圧VQは次式で与えられる。
VQ=VN−(C1/C2)・(VIN−VP) (7)
ここでC1=C2の場合には、次式になる。
VQ=VN−VIN+VP (8)
例えば、第1のアナログ基準電圧VP=2.5V、第2のアナログ基準電圧VN=−2.5Vであって、入力電圧VIN=0V〜5Vである場合には、出力電圧VQ=0V〜−5Vとなる。
このように本実施形態の増幅回路100によれば、正極性の入力電圧VINを受けて、負極性の出力電圧VQを出力することができる。ここで正極性の電圧、負極性の電圧とは、ある基準電圧より高い電圧又はより低い電圧であって、基準電圧が0Vでなくてもよい。ドット反転駆動の電気光学パネル(例えば液晶パネル等)のソース線を駆動するソースドライバーにおいて、本実施形態の増幅回路100を用いることにより、正極性の階調電圧(入力電圧)を受けて負極性の階調電圧を出力することができるから、後述するように負極性用の階調電圧生成回路や負極性用のD/A変換回路などが不要になり、ソースドライバーの回路構成を簡素にすることなどが可能になる。
図3(B)から分かるように、第1のキャパシターCA1には入力電圧VINと第2のアナログ基準電圧VNとの差の電圧が印加される。例えば、入力電圧VIN=5V、第2のアナログ基準電圧VN=−2.5Vである場合には、7.5Vの電圧が印加される。従って、第1のキャパシターCA1の耐圧は、入力電圧VINと第2のアナログ基準電圧VNとの差の電圧の最大値よりも高くする必要がある。
一方、第2のキャパシターCA2には、第2のアナログ基準電圧VNと出力電圧VQとの差の電圧が印加される。例えば、出力電圧VQ=0V、第2のアナログ基準電圧VN=−2.5Vである場合には、2.5Vの電圧が印加される。また出力電圧VQ=−5V、第2のアナログ基準電圧VN=−2.5Vである場合にも、2.5Vの電圧が印加される。このように第2のキャパシターCA2の耐圧は、第1のキャパシターCA1より低くてもよい。
スイッチ素子SW1〜SW5及び演算増幅器OPを構成するトランジスターの耐圧は、第1の電圧V1と第3の電圧V3との差より小さく、且つ、第2の電圧V2と第3の電圧V3との差より大きくすることができる。例えば、第1の電圧V1を5V、第2の電圧V2を0V、第3の電圧V3を−5Vとした場合には、上記のトランジスターの耐圧は10Vより小さく、且つ5Vより大きくてもよい。
このように本実施形態の増幅回路100によれば、例えば6V程度の耐圧を有する中耐圧のトランジスターで回路を構成することができる。中耐圧のトランジスターは、例えば10V以上の耐圧を有する高耐圧のトランジスターに比べて、素子面積が小さく、駆動能力も高い。従って、本実施形態の増幅回路100によれば、小さい面積で駆動能力の高い増幅回路を実現することができる。
図4に、本実施形態の増幅回路100における電圧波形の一例を示す。図4には、回路シミュレーションによる入力電圧VIN、出力電圧VQ、基準ノードNEGの電圧V(NEG)の波形を示す。ここでは第1、第2のキャパシターCA1、CA2の容量値C1、C2が等しく、第1のアナログ基準電圧VPが2.5V、第2のアナログ基準電圧VNが−2.5Vである場合を示す。
図4に示すように、初期化期間では、スイッチ素子SW5がオンになるから出力電圧VQは基準ノードの電圧V(NEG)(図4では−2.5V)と等しくなる。そして出力期間では、入力電圧VINが1Vの場合には出力電圧VQは−1Vとなり、入力電圧VINが4.2Vの場合には出力電圧VQは−4.2Vとなる。この結果は、式(8)でVP=2.5V、VN=−2.5Vとした場合の値と一致する。
2.ソースドライバー
図5に、比較例として、本実施形態の増幅回路100を用いないソースドライバー400の基本的な構成例を示す。図5には、1つのソース線を駆動する回路を示しているが、他のソース線を駆動する回路も同一の構成であるから、図示を省略する。
比較例のソースドライバー400は、正極性電圧用増幅回路411、正極性電圧用D/A変換回路421、正極性基準電圧生成回路431、正極性電圧用レベルシフター441、負極性電圧用増幅回路412、負極性電圧用D/A変換回路422、負極性基準電圧生成回路432、負極性電圧用レベルシフター442、スイッチ素子SWP、SWNを含む。
正極性電圧用増幅回路411は、正極性入力電圧VINPを受けて正極性駆動電圧VSPを出力する。正極性電圧用増幅回路411は、例えば演算増幅器を用いたボルテージフォロワーで構成することができる。
正極性電圧用D/A変換回路421は、レベルシフトされた階調データSDTPと正極性基準電圧VAP1〜VAPn(nは階調数)とを受けて、正極性基準電圧VAP1〜VAPnのうちの階調データSDTPに対応する電圧を正極性電圧用増幅回路411に対して出力する。
正極性基準電圧生成回路431は、正極性基準電圧VAP1〜VAPnを生成して、正極性電圧用D/A変換回路421に対して出力する。
正極性電圧用レベルシフター441は、階調データDTを受けて、階調データDTの電圧レベルをシフトさせ、レベルシフトされた階調データSDTPを正極性電圧用D/A変換回路421に対して出力する。
負極性電圧用増幅回路412は、負極性入力電圧VINNを受けて負極性駆動電圧VSNを出力する。負極性電圧用増幅回路412は、例えば演算増幅器を用いたボルテージフォロワーで構成することができる。
負極性電圧用D/A変換回路422は、レベルシフトされた階調データSDTNと負極性基準電圧VAN1〜VANnとを受けて、負極性基準電圧VAN1〜VANnのうちの階調データSDTNに対応する電圧を負極性電圧用増幅回路412に対して出力する。
負極性基準電圧生成回路432は、負極性基準電圧VAN1〜VANnを生成して、負極性電圧用D/A変換回路422に対して出力する。
負極性電圧用レベルシフター442は、階調データDTを受けて、階調データDTの電圧レベルをシフトさせ、レベルシフトされた階調データSDTNを負極性電圧用D/A変換回路422に対して出力する。
正極性の駆動電圧が出力される正極性期間には、スイッチ素子SWPがオンになり、正極性電圧用増幅回路411の出力電圧である正極性駆動電圧VSPが出力端子SOUTに出力される。
負極性の駆動電圧が出力される負極性期間には、スイッチ素子SWNがオンになり、負極性電圧用増幅回路412の出力電圧である負極性駆動電圧VSNが出力端子SOUTに出力される。
正極性駆動電圧VSPは例えば0〜5Vの範囲であり、これに対応して、正極性入力電圧VINP、レベルシフトされた階調データSDTP及び正極性基準電圧VAP1〜VAPnも0〜5Vの範囲である。一方、負極性駆動電圧VSNは例えば0〜−5Vであり、これに対応して、負極性入力電圧VINN、レベルシフトされた階調データSDTN及び負極性基準電圧VAN1〜VANnも0〜−5Vの範囲である。
このように比較例のソースドライバー400では、動作する電圧範囲が正極性用の回路と負極性用の回路とで異なるために、両者の回路の全部又は一部を共通化することができない。その結果、回路が占める面積が大きくなる。
また、負極性電圧用レベルシフター442は、例えば0〜1.8Vの電圧範囲の階調データDTを例えば0〜−5Vの電圧範囲の階調データSDTNにレベルシフトするので、例えば10V以上の耐圧(高耐圧)のトランジスターで構成する必要がある。高耐圧のトランジスターは中耐圧(例えば6V程度の耐圧)のトランジスターよりも素子の面積が大きいから、さらに回路が占める面積が大きくなる。
図6に、本実施形態のソースドライバー200の基本的な構成例を示す。本実施形態のソースドライバー200は、正極性電圧用増幅回路210(広義には第2の増幅回路)、負極性電圧用増幅回路100、D/A変換回路220、基準電圧生成回路230、レベルシフター240、スイッチ素子SWP、SWNを含む。なお、本実施形態のソースドライバー200は図6の構成に限定されず、その構成要素の一部を省略したり、他の構成要素に置き換えたり、他の構成要素を追加するなどの種々の変形実施が可能である。
図6には、1つのソース線を駆動する回路を示しているが、他のソース線を駆動する回路も同一の構成であるから、図示を省略する。
正極性電圧用増幅回路210は、入力電圧VINを受けて正極性駆動電圧VSPを出力する。正極性電圧用増幅回路210は、例えば演算増幅器を用いたボルテージフォロワーで構成することができる。或いは、後述するように、本実施形態の増幅回路100と類似の回路構成とすることもできる。ドット反転駆動における正極性期間(広義には第2の期間)には、正極性電圧用増幅回路210が電気光学パネルのソース線を駆動する。
負極性電圧用増幅回路100は、入力電圧VINを受けて負極性駆動電圧VSNを出力する。負極性電圧用増幅回路100は、上述した本実施形態の増幅回路100(図1)を用いる。増幅回路100については既に説明したので、ここでは詳細な説明を省略する。ドット反転駆動における負極性期間(広義には第1の期間)には、負極性電圧用増幅回路100が電気光学パネルのソース線を駆動する。
D/A変換回路220は、レベルシフトされた階調データSDTと基準電圧VA1〜VAn(nは階調数)とを受けて、基準電圧VA1〜VAnのうちの階調データSDTに対応する電圧を正極性電圧用増幅回路210及び負極性電圧用増幅回路100に対して出力する。
基準電圧生成回路230は、基準電圧VA1〜VAnを生成して、D/A変換回路220に対して出力する。なお、基準電圧生成回路230をソースドライバー200に含めずに、外部に設けてもよい。
レベルシフター240は、階調データDTを受けて、階調データDTの電圧レベルをシフトさせ、レベルシフトされた階調データSDTをD/A変換回路220に対して出力する。階調データDTの電圧レベルは例えば0〜1.8Vであり、レベルシフトされた階調データSDTの電圧レベルは0〜5Vである。
正極性の駆動電圧が出力される正極性期間には、スイッチ素子SWPがオンになり、正極性電圧用増幅回路210の出力電圧である正極性駆動電圧VSPが出力端子SOUTに出力される。
負極性の駆動電圧が出力される負極性期間には、スイッチ素子SWNがオンになり、負極性電圧用増幅回路100の出力電圧である負極性駆動電圧VSNが出力端子SOUTに出力される。
正極性駆動電圧VSPは例えば0〜5Vの範囲であり、負極性駆動電圧VSNは例えば0〜−5Vである。入力電圧VIN、レベルシフトされた階調データSDT及び基準電圧VA1〜VAnは0〜5Vの範囲である。
このように本実施形態のソースドライバー200によれば、増幅回路100が正極性電圧の入力電圧VINを受けて負極性駆動電圧VSNを出力することができるから、負極性用のD/A変換回路及び基準電圧生成回路が不要になる。その結果、回路の占める面積を縮小することができる。また、高耐圧のトランジスターで構成する負極性用レベルシフターも不要になり、中耐圧のトランジスターで回路を構成することができるから、回路の占める面積をさらに縮小することができる。
図7(A)に、本実施形態のソースドライバー200に用いる正極性電圧用増幅回路210(広義には第2の増幅回路)の構成例を示す。正極性電圧用増幅回路210は、第2の演算増幅器OP2、第3、第4のキャパシターCA3、CA4及び第6〜第10のスイッチ素子SW6〜SW10を含む。なお、本実施形態の正極性電圧用増幅回路210は図7(A)の構成に限定されず、その構成要素の一部を省略したり、他の構成要素に置き換えたり、他の構成要素を追加するなどの種々の変形実施が可能である。
第2の演算増幅器OP2の反転入力端子(−)(広義には第1の入力端子)には第2の基準ノードNEG2が接続され、非反転入力端子(+)(広義には第2の入力端子)には第1のアナログ基準電圧VPの供給ノードNVPが接続される。また、演算増幅器OP2には、高電位側電源電圧VDH2(広義には第1の電源電圧)と低電位側電源電圧VDL2(広義には第2の電源電圧)とが供給される。演算増幅器OP2の出力端子は第2の出力電圧VQ2の出力ノードNQ2に接続される。
第3のキャパシターCA3は、第3のノードN3と基準ノードNEG2との間に設けられる。第3のキャパシターCA3は、例えば金属−絶縁体−金属キャパシターで構成することができる。
第4のキャパシターCA4は、第4のノードN4と基準ノードNEG2との間に設けられる。第4のキャパシターCA4は、例えば金属−絶縁体−金属キャパシターで構成することができる。
第6のスイッチ素子SW6は、第3のノードN3と入力電圧VINの入力ノードNVINとの間に設けられる。第7のスイッチ素子SW7は、第3のノードN3と第1のアナログ基準電圧VPの供給ノードNVPとの間に設けられる。
第8のスイッチ素子SW8は、第4のノードN4と出力電圧VQ2の出力ノードNQ2との間に設けられる。第9のスイッチ素子SW9は、第4のノードN4と第1のアナログ基準電圧VPの供給ノードNVPとの間に設けられる。第10のスイッチ素子SW10は、出力電圧VQ2の出力ノードNQ2と基準ノードNEG2との間に設けられる。
演算増幅器OP2の高電位側電源電圧VDH2は、上述した第1の電圧V1及び第2の電圧V2のうちの高電位側の電圧であり、低電位側電源電圧VDL2は第1の電圧V1及び第2の電圧V2のうちの低電位側の電圧である。例えば、第1の電圧V1が5V、第2の電圧V2が0V、第3の電圧V3が−5Vである場合には、第2の演算増幅器OP2の高電位側電源電圧VDH2は5Vであり、低電位側電源電圧VDL2は0Vである。
図7(B)、図7(C)は、正極性電圧用増幅回路210の初期化期間及び出力期間の動作を説明する図である。
初期化期間では、スイッチ素子SW7、SW9、SW10がオンになり、他のスイッチ素子SW6、SW8はオフになる。上述した増幅回路100と同様に、演算増幅器OP2のイマジナリーショート機能により、基準ノードNEG2が第1のアナログ基準電圧VPに設定される。
図7(B)に示すように、第3のキャパシターCA3の容量値(キャパシタンス値)をC3、第4のキャパシターCA4の容量値をC4とすると、初期化期間においてキャパシターCA3に蓄積される電荷Q3は次式で与えられる。
Q3=C3・(VP−VP)=0 (9)
また、キャパシターCA2に蓄積される電荷Q2は次式で与えられる。
Q4=C4・(VP−VP)=0 (10)
出力期間では、SW6、SW8がオンになり、他のスイッチ素子SW7、SW9、SW10はオフになる。スイッチ素子SW6がオンになることで、一端が基準ノードNEG2に接続される第3のキャパシターCA3の他端が、入力電圧VINに設定される。またスイッチ素子SW8がオンになることで、一端が基準ノードNEG2に接続される第4のキャパシターCA4の他端が、出力電圧VQ2(OP2の出力)に設定される。
図7(C)に示すように、出力期間においてキャパシターCA3に蓄積される電荷Q3’は次式で与えられる。
Q3’=C3・(VIN−VP) (11)
また、キャパシターCA4に蓄積される電荷Q4’は次式で与えられる。
Q4’=C4・(VP−VQ2) (12)
基準ノードNEG2は、出力期間において高インピーダンス状態に設定されるから、基準ノードNEG2に蓄積される電荷は保存される。即ち、基準ノードNEG2に蓄積される電荷は、初期化期間と出力期間とで等しくなる。
従って、電荷保存則により次式が成り立つ。
−Q3+Q4=−Q3’+Q4’ (13)
式(13)に式(9)〜式(11)を代入して、次式を得る。
−C3・(VIN−VP)+C4・(VP−VQ2)=0 (14)
式(6)から、出力電圧VQは次式で与えられる。
VQ2=VP−(C3/C4)・(VIN−VP) (15)
ここでC3=C4の場合には、次式になる。
VQ2=2・VP−VIN (16)
例えば、第1のアナログ基準電圧VP=2.5Vであって、入力電圧VIN=0V〜5Vである場合には、出力電圧VQ2=5V〜0Vとなる。
このように本実施形態の正極性電圧用増幅回路210では、入力電圧VINと出力電圧VQ2とが反転するために、後述するように正極性期間において階調データDTを反転させる必要がある。
図8に、正極性電圧用増幅回路210における電圧波形の一例を示す。図8には、回路シミュレーションによる入力電圧VIN、出力電圧VQ2、基準ノードNEG2の電圧V(NEG2)の波形を示す。ここでは第3、第4のキャパシターCA3、CA4の容量値C3、C4が等しく、第1のアナログ基準電圧VPが2.6Vである場合を示す。
図8に示すように、初期化期間では、スイッチ素子SW10がオンになるから出力電圧VQ2は基準ノードの電圧V(NEG2)(図8では2.6V)と等しくなる。そして出力期間では、入力電圧VINが1Vの場合には出力電圧VQ2は4.2Vとなり、入力電圧VINが4.2Vの場合には出力電圧VQ2は1Vとなる。この結果は、式(16)でVP=2.6Vとした場合の値と一致する。
図9(A)、図9(B)は、本実施形態のソースドライバー200の基準電圧生成回路230により生成される基準電圧VA(VAP1〜VAPn)を説明する図である。以下では、簡単にするために、キャパシターCA1、CA2の容量値は等しく、キャパシターCA3、CA4の容量値は等しく、第1のアナログ基準電圧VP=2.5V、第2のアナログ基準電圧VN=−2.5Vである場合について説明する。
上述したように、図7(A)に示す正極性電圧用増幅回路210によれば、入力電圧VINに対して出力電圧VQ2=2・VP−VINが正極性駆動電圧VSPとして出力される。一方、図1に示す増幅回路100(負極性電圧用増幅回路)によれば、入力電圧VINに対して出力電圧VQ=VN−VIN+VPが負極性駆動電圧VSNとして出力される。例えばVP=2.5V、VN=−2.5Vの場合には、VQ2=5−VIN、VQ=−VINとなる。従って、正極性期間と負極性期間とでは、基準電圧生成回路230により生成される基準電圧VAを異ならせる必要がある。
図9(A)に、ソースドライバー200から出力される正極性駆動電圧VSP及び負極性駆動電圧VSNの一例を示す。図9(B)に、基準電圧生成回路230により生成される基準電圧VAの一例を示す。
正極性期間では、階調データを反転させることで、正極性電圧用増幅回路210は、図9(B)の実線で示す基準電圧VAを受けて、図9(A)の実線で示す階調電圧VSPを出力することができる。例えば256階調の場合には、本来の階調データが0のときには反転した階調データを255にし、本来の階調データが255のときには反転した階調データを0にする。
負極性期間では、階調データを反転させずに、負極性電圧用増幅回路100は、図9(B)の破線で示す基準電圧VAを受けて、図9(A)の破線で示す階調電圧VSNを出力することができる。図9(B)の破線で示す基準電圧VAは、図9(A)の破線で示す階調電圧VSNの極性を反転させたものである。図9(B)から分かるように、基準電圧生成回路230により生成される基準電圧VAは、正極性期間と負極性期間とで異なっている。
図10に、基準電圧生成回路230の構成例を示す。なお、本実施形態の基準電圧生成回路230は図10の構成に限定されず、その構成要素の一部を省略したり、他の構成要素に置き換えたり、他の構成要素を追加するなどの種々の変形実施が可能である。
ラダー抵抗回路12は、基準電圧となる高電位側電源VGMHと、低電位側電源VGMLとの間に設けられる電圧生成回路である。ラダー抵抗回路12は、直列に接続された複数の抵抗回路(可変抵抗)R0〜Rn(nは2以上の整数)を有し、これらの複数の抵抗回路R0〜Rnで抵抗分割された複数の電圧分割ノードNA1〜NAnにおける各電圧が、基準電圧VA1〜VAnとして出力される。抵抗回路R0〜Rnは、正極性期間と負極性期間とでそれぞれ異なる抵抗値に設定することができる。
図11に、抵抗回路Ri(iは0≦i≦nである整数)の構成例を示す。抵抗回路Riは、抵抗素子RA1〜RA5、スイッチ素子SWA1〜SWA4を含む。なお、本実施形態の抵抗回路Riは図11の構成に限定されず、その構成要素の一部を省略したり、他の構成要素に置き換えたり、他の構成要素を追加するなどの種々の変形実施が可能である。
スイッチ素子SWA1〜SWA4の各々をオン・オフすることにより、抵抗回路R0〜Rnの各々の抵抗値を正極性期間と負極性期間で異なる値に設定することができる。こうすることで、図9(B)に示すような正極性期間と負極性期間とで異なる基準電圧VA1〜VAnを生成することができる。これらのスイッチ素子SWA1〜SWA4は、図示しないスイッチ制御信号生成回路からのスイッチ制御信号によりオン・オフされる。
なお、抵抗回路Riが有する抵抗素子の個数及びスイッチ素子の個数は、図11に示すものに限定されない。
以上説明したように、本実施形態のソースドライバー200によれば、負極性電圧用増幅回路100が正極性電圧の入力電圧を受けて負極性駆動電圧を出力することができるから、負極性用のD/A変換回路及び基準電圧生成回路が不要になる。その結果、回路の占める面積を縮小することができる。また、高耐圧のトランジスターで構成する負極性用レベルシフターも不要になり、中耐圧のトランジスターで回路を構成することができるから、回路の占める面積をさらに縮小することができる。その結果、設計コストや製造コストを低減することなどが可能になる。
3.電気光学装置
図12に、本実施形態のソースドライバー200を含む電気光学装置500の基本的な構成例を示す。この電気光学装置500は、電気光学パネル510(例えばLCD(Liquid Crystal Display)パネル)、ソースドライバー200、ゲートドライバー530、コントローラー540、電源回路550を含む。なお、電気光学装置500にこれらのすべての回路ブロックを含める必要はなく、その一部の回路ブロックを省略する構成にしてもよい。
ここで電気光学パネル510は、複数のゲート線G1〜Gm(mは2以上の整数)と、複数のソース線S1〜Sn(nは2以上の整数)と、ゲート線G1〜Gm及びソース線S1〜Snにより特定される画素電極を含む。この場合、ソース線に薄膜トランジスターTFT(Thin Film Transistor、広義にはスイッチング素子)を接続し、このTFTに画素電極を接続することで、アクティブマトリクス型の液晶装置を構成できる。
TFTijのゲート電極はゲート線Giに接続され、TFTijのソース電極はソース線Sjに接続され、TFTijのドレイン電極は画素電極PEijに接続されている。この画素電極PEijと、画素電極PEijと液晶素子(広義には電気光学物質)を挟んで対向する対向電極VCOM(コモン電極)との間には、液晶容量CLij(液晶素子)及び補助容量CSijが形成されている。そして、TFTij、画素電極PEij等が形成されるアクティブマトリクス基板と、対向電極VCOMが形成される対向基板との間に液晶が封入され、画素電極PEijと対向電極VCOMの間の印加電圧に応じて画素の透過率が変化するようになっている。
なお、対向電極VCOMに与えられる電圧は、電源回路550により生成される。また、対向電極VCOMを対向基板上に一面に形成せずに、各ゲート線に対応するように帯状に形成してもよい。
ソースドライバー200は、ソース線を駆動する回路として本実施形態のソースドライバー200(図6)を用いる。ソースドライバー200は、画像データに基づいて電気光学パネル510のソース線S1〜Snを駆動する。一方、ゲートドライバー530は、電気光学パネル510のゲート線G1〜Gmを順次走査駆動する。
コントローラー540は、図示しない中央処理装置(Central Processing Unit:CPU)等のホストにより設定された内容に従って、ソースドライバー200、ゲートドライバー530及び電源回路550を制御する。
より具体的には、コントローラー540は、ソースドライバー200及びゲートドライバー530に対しては、例えば動作モードの設定や内部で生成した垂直同期信号や水平同期信号の供給を行い、電源回路550に対しては、対向電極VCOMの電圧の極性反転タイミングの制御を行う。
電源回路550は、外部から供給される基準電圧に基づいて、電気光学パネル510の駆動に必要な各種の電圧(階調電圧)や、対向電極VCOMの電圧を生成する。
なお、図12では、電気光学装置500がコントローラー540を含む構成になっているが、コントローラー540を電気光学装置500の外部に設けてもよい。或いは、コントローラー540と共にホストを電気光学装置500に含めるようにしてもよい。また、ソースドライバー200、ゲートドライバー530、コントローラー540、電源回路550の一部又は全部を電気光学パネル510上に形成してもよい。
なお電気光学パネル510は液晶パネルには限定されず、例えば有機EL(Electro Luminescence)や無機ELなどの発光素子を用いたパネルであってもよい。
4.電子機器
図13に、本実施形態の電気光学装置500を含む電子機器の基本的な構成例を示す。図13に示す電子機器は、投写型表示装置700である。
投写型表示装置700は、電気光学装置500、表示情報出力源710、表示情報処理回路720、クロック発生回路750及び電源回路760を含む。表示情報出力源710は、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)、光ディスク装置等のメモリ、画像信号を同調して出力する同調回路等を含み、クロック発生回路750からのクロック信号に基づいて、所定フォーマットの画像信号等の表示情報を表示情報処理回路720に出力する。表示情報処理回路720は、増幅・極性反転回路、相展開回路、ローテーション回路、ガンマ補正回路、或いはクランプ回路等を含むことができる。電源回路760は、上述の各回路に電力を供給する。
なお、以上のように本実施形態について詳細に説明したが、本発明の新規事項および効果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは当業者には容易に理解できるであろう。従って、このような変形例はすべて本発明の範囲に含まれるものとする。例えば、明細書又は図面において、少なくとも一度、より広義または同義な異なる用語と共に記載された用語は、明細書又は図面のいかなる箇所においても、その異なる用語に置き換えることができる。また増幅回路、ソースドライバー、電気光学装置及び電子機器の構成、動作も本実施形態で説明したものに限定されず、種々の変形実施が可能である。
100 増幅回路(負極性電圧用増幅回路)、200 ソースドライバー、
210 正極性電圧用増幅回路、220 D/A変換回路、230 基準電圧生成回路、
240 レベルシフター、400 比較例のソースドライバー、500 電気光学装置、
510 電気光学装置、530 ゲートドライバー、540 コントローラー、
550 電源回路、700 投写型表示装置、710 表示情報出力源、
720 表示情報処理回路、750 クロック発生回路、760 電源回路、
OP 演算増幅器、CA1、CA2 キャパシター、SW1〜SW5 スイッチ素子

Claims (13)

  1. 第1の入力端子に基準ノードが接続される演算増幅器と、
    第1のノードと前記基準ノードとの間に設けられる第1のキャパシターと、
    第2のノードと前記基準ノードとの間に設けられる第2のキャパシターと、
    前記第1のノードと入力電圧の入力ノードとの間に設けられる第1のスイッチ素子と、
    前記第1のノードと第1のアナログ基準電圧の供給ノードとの間に設けられる第2のスイッチ素子と、
    前記第2のノードと出力電圧の出力ノードとの間に設けられる第3のスイッチ素子と、
    前記第2のノードと第2のアナログ基準電圧の供給ノードとの間に設けられる第4のスイッチ素子と、
    前記出力電圧の出力ノードと前記基準ノードとの間に設けられる第5のスイッチ素子とを含み、
    前記入力電圧は、第1の電圧と第2の電圧との間で変化する電圧であって、
    前記演算増幅器には、第1の電源電圧として前記第2の電圧が供給され、第2の電源電圧として第3の電圧が供給され、
    前記第1のアナログ基準電圧は、前記第1の電圧と前記第2の電圧との間の直流電圧であって、
    前記第2のアナログ基準電圧は、前記第2の電圧と前記第3の電圧との間の直流電圧であって、
    前記第1の電圧、前記第2の電圧及び前記第3の電圧は、互いに異なる電圧であって、前記第2の電圧は、前記第1の電圧と前記第3の電圧との間の電圧であることを特徴とする増幅回路。
  2. 請求項1において、
    初期化期間には、
    前記第2のスイッチ素子、前記第4のスイッチ素子及び前記第5のスイッチ素子がオンになり、
    前記出力電圧の出力期間には、
    前記第1のスイッチ素子及び前記第3のスイッチ素子がオンになることを特徴とする増幅回路。
  3. 請求項1又は2において、
    前記演算増幅器の第2の入力端子には、前記第2のアナログ基準電圧の供給ノードが接続されることを特徴とする増幅回路。
  4. 請求項1乃至3のいずれかにおいて、
    前記第1のキャパシターの耐圧は、前記第2の電圧と前記第3の電圧との差よりも大きいことを特徴とする増幅回路。
  5. 請求項1乃至4のいずれかにおいて、
    前記第1のキャパシターは、金属−絶縁体−金属キャパシターであることを特徴とする増幅回路。
  6. 請求項1乃至5のいずれかにおいて、
    前記第1のキャパシターの容量をC1、前記第2のキャパシターの容量をC2、前記入力電圧をVIN、前記第1のアナログ基準電圧をVP、前記第2のアナログ基準電圧をVN、前記出力電圧をVQとした場合に、
    前記出力電圧は、VQ=VN−(C1/C2)×(VIN−VP)で与えられることを特徴とする増幅回路。
  7. 請求項1乃至6のいずれかにおいて、
    前記第1のスイッチ素子〜前記第5のスイッチ素子及び前記演算増幅器を構成するトランジスターの耐圧は、前記第1の電圧と前記第3の電圧との差より小さく、且つ、前記第2の電圧と前記第3の電圧との差より大きいことを特徴とする増幅回路。
  8. 電気光学パネルのソース線を駆動するソースドライバーであって、
    請求項1乃至7のいずれかに記載の増幅回路を含むことを特徴とするソースドライバー。
  9. 請求項8において、
    第2の増幅回路を含み、
    前記第2の増幅回路には、第1の電源電圧として前記第1の電圧が供給され、第2の電源電圧として前記第2の電圧が供給されることを特徴とするソースドライバー。
  10. 請求項9において、
    階調データと複数の基準電圧とを受けて、前記複数の基準電圧のうちの前記階調データに対応する電圧を選択して、前記増幅回路及び前記第2の増幅回路に対して出力するD/A変換回路と、
    前記複数の基準電圧を生成して、前記D/A変換回路に対して出力する基準電圧生成回路とを含み、
    前記ソース線に負極性の駆動電圧を出力する期間である第1の期間には、前記増幅回路が前記ソース線に対して前記負極性の駆動電圧を出力し、
    前記ソース線に正極性の駆動電圧を出力する期間である第2の期間には、前記第2の増幅回路が前記ソース線に対して前記正極性の駆動電圧を出力することを特徴とするソースドライバー。
  11. 請求項10において、
    前記第2の増幅回路は、
    第1の入力端子に第2の基準ノードが接続される第2の演算増幅器と、
    第3のノードと前記第2の基準ノードとの間に設けられる第3のキャパシターと、
    第4のノードと前記第2の基準ノードとの間に設けられる第4のキャパシターと、
    前記第3のノードと前記入力電圧の入力ノードとの間に設けられる第6のスイッチ素子と、
    前記第3のノードと前記第1のアナログ基準電圧の供給ノードとの間に設けられる第7のスイッチ素子と、
    前記第4のノードと第2の出力電圧の出力ノードとの間に設けられる第8のスイッチ素子と、
    前記第4のノードと前記第1のアナログ基準電圧の供給ノードとの間に設けられる第9のスイッチ素子と、
    前記第2の出力電圧の出力ノードと前記第2の基準ノードとの間に設けられる第10のスイッチ素子とを含み、
    前記第2の入力電圧は、前記第1の電圧と前記第2の電圧との間で変化する電圧であって、
    前記第2の演算増幅器には、電源電圧として、前記第1の電圧と前記第2の電圧とが供給されることを特徴とするソースドライバー。
  12. 請求項8乃至11のいずれかに記載のソースドライバーを含むことを特徴とする電気光学装置。
  13. 請求項12に記載の電気光学装置を含むことを特徴とする電子機器。
JP2013063538A 2013-03-26 2013-03-26 増幅回路、ソースドライバー、電気光学装置及び電子機器 Pending JP2014191012A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013063538A JP2014191012A (ja) 2013-03-26 2013-03-26 増幅回路、ソースドライバー、電気光学装置及び電子機器
TW102148025A TWI595471B (zh) 2013-03-26 2013-12-24 放大電路、源極驅動器、光電裝置及電子機器
US14/218,545 US9143148B2 (en) 2013-03-26 2014-03-18 Amplification circuit, source driver, electrooptical device, and electronic device
CN201410111724.3A CN104078013B (zh) 2013-03-26 2014-03-24 放大电路、源极驱动器、光电装置及电子设备

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013063538A JP2014191012A (ja) 2013-03-26 2013-03-26 増幅回路、ソースドライバー、電気光学装置及び電子機器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014191012A true JP2014191012A (ja) 2014-10-06

Family

ID=51837352

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013063538A Pending JP2014191012A (ja) 2013-03-26 2013-03-26 増幅回路、ソースドライバー、電気光学装置及び電子機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014191012A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11615758B2 (en) 2021-07-21 2023-03-28 Seiko Epson Corporation Display driver

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09281930A (ja) * 1996-04-09 1997-10-31 Hitachi Ltd 液晶表示装置
JP2002199164A (ja) * 2000-12-27 2002-07-12 Seiko Instruments Inc 半導体集積回路装置および半導体集積回路装置の制御方法
JP2009223016A (ja) * 2008-03-17 2009-10-01 Toppoly Optoelectronics Corp 液晶表示装置用ソース駆動回路及びこれを備える液晶表示装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09281930A (ja) * 1996-04-09 1997-10-31 Hitachi Ltd 液晶表示装置
JP2002199164A (ja) * 2000-12-27 2002-07-12 Seiko Instruments Inc 半導体集積回路装置および半導体集積回路装置の制御方法
JP2009223016A (ja) * 2008-03-17 2009-10-01 Toppoly Optoelectronics Corp 液晶表示装置用ソース駆動回路及びこれを備える液晶表示装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11615758B2 (en) 2021-07-21 2023-03-28 Seiko Epson Corporation Display driver

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9143148B2 (en) Amplification circuit, source driver, electrooptical device, and electronic device
JP4193771B2 (ja) 階調電圧発生回路及び駆動回路
US8314764B2 (en) Voltage amplifier and driving device of display device using the voltage amplifier
US7330066B2 (en) Reference voltage generation circuit that generates gamma voltages for liquid crystal displays
JP3807321B2 (ja) 基準電圧発生回路、表示駆動回路、表示装置及び基準電圧発生方法
JP5114326B2 (ja) 表示装置
JP5260462B2 (ja) 出力増幅回路及びそれを用いた表示装置のデータドライバ
EP1551004A2 (en) Reference voltage generation circuit, display drive circuit, and display device
US7605790B2 (en) Liquid crystal display device capable of reducing power consumption by charge sharing
TW200405241A (en) Display driving device and display using the same
JP5017871B2 (ja) 差動増幅器及びデジタルアナログ変換器
JP2010210668A (ja) 集積回路装置及び電子機器
US7286071B1 (en) System for displaying images
JP4442455B2 (ja) 基準電圧選択回路、基準電圧発生回路、表示ドライバ、電気光学装置及び電子機器
US9013392B2 (en) Gamma-voltage generator
JP2013195491A (ja) 階調電圧生成回路、駆動回路、電気光学装置、及び電子機器
JP2007086153A (ja) 駆動回路、電気光学装置及び電子機器
JP2014191012A (ja) 増幅回路、ソースドライバー、電気光学装置及び電子機器
WO2012123995A1 (ja) 階調電圧発生回路及び表示装置
JP4039414B2 (ja) 電圧供給回路、電源回路、表示ドライバ、電気光学装置及び電子機器
JP2007219091A (ja) 駆動回路、電気光学装置及び電子機器
JP2009168842A (ja) 基準電圧生成回路、ドライバ、電気光学装置及び電子機器
JP2011085801A (ja) Tft液晶駆動回路、及びそれを用いたtft液晶駆動方法
JP2004163903A (ja) メモリ回路、表示回路、および表示装置
KR100989244B1 (ko) 액정 표시 장치 및 그 구동 방법

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20150109

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160301

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20160610

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20160624

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170131

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170221

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170704